154 【R18】さよなら、ばいばい、またあした
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人
狼
墓
少
霊
全
黍炉は投票を委任しようとしましたが、解決不能でした。
ススムは宝飾交易 黍炉に投票した。
カイルは宝飾交易 黍炉に投票した。
セシルは宝飾交易 黍炉に投票した。
ガーディは宝飾交易 黍炉に投票した。
黍炉は奏者 セシルに投票した。(ランダム投票)
黍炉は村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、ススム、カイル、セシル、ガーディの4名。
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―間の世界―
[見て見て、よく見ててね。
黒板に映し出されるのは誰の姿かな?
ああ、かわいそうな彼の姿が見えるよね? 見てあげているよね?
血の海に沈むあの子を]
(0) 2015/04/08(Wed) 00時頃
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[でもその姿だって一瞬なんだ。
幻みたいに溶けて、ほらもう、あの子はいない。
嘘じゃないんだ。 だから安心してね。
もうすぐゲームも終わるよ。 最後に残るのは誰かな? 誰なんだろうね?
でもあと少し、ほんの少しだけ頑張って。 ねえ、君達――]*
(1) 2015/04/08(Wed) 00時頃
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―201X年3月24日・PM12:00―
[立入禁止の柵を超えて、飛び越えて、僕は桜を見上げるんだ。 満開の桜を見上げたんだ。
あとは散るばかりの花びらが溢れて降り注ぐ中、僕は寄り添うように荒れた幹へと頬を摺り寄せたよ。
――ああ、またひとり、きたんだね]
(*0) 2015/04/08(Wed) 00時頃
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かわいそうに。 でも君は二度も僕の大事なものを投げ捨てた。 それなら君のもの、僕にくれたって構わないと思うんだ。 ねえ、そうだよね?
[桜の盛りももうすぐ終わるね。
さよなら さよなら
ありがとうを伝えるように、零れ落ちる涙みたいな花びらを見上げたよ。
泣いているのは誰なのかな。 髪に 顔に 花びらが降り積もってゆくよ。
ふわりふわり、降り積もる。 さよなら、ばいばい、……――]
(*1) 2015/04/08(Wed) 00時頃
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― 間の世界・廊下 ― [抱きしめた彼が固まっている間>>4:52―――
実のところ、彼をしっかりと抱きしめた張本人である早瀬もまた、困惑していたのだった。 ――彼はこんなこときっと望んじゃいないと。 ――傷つけるだけに過ぎないと。 何度も何度も理性が警告するのを聞き、それらを全て、心のゴミ箱に流し込んだ。
彼が抵抗しても、抱きしめる腕は勝手にその強さを増して。 彼が泣き止みそうにないのは解ったが、それには何も言わずに。 ただ、ここに居ればいいと。そう伝えるかのように。]
(2) 2015/04/08(Wed) 00時頃
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[そうしていると、彼が、これまでの苦悩を話しだす。>>4:54
途方も無い寂しさの記憶。これまで知らなかった、彼の想い。>>4:55 彼自身を使い捨てるかのような、痛々しい関係の話。
……何故だかわからなかったが、「同じ学校の人とセックスした」と彼が言えば>>4:56、少しだけ、抱きしめる腕に乱暴な力を入れてしまう。 その後の武藤の話になれば……うっかりと、彼の背中に回した指に力を入れてしまいそうになる。……抱きとめるためではなく、傷つけるために――傷跡を残すために。
「友達とかそういう意味じゃない」>>4:58――― ハッキリと直接言われるまで、その意図には気づかなかったが>>4:59。
幾つもの言葉を並べて。
だから拒絶しろと、彼は言う>>4:60。]
(3) 2015/04/08(Wed) 00時頃
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[………ふと。
こみ上げてきたものは。
笑い、だった。]
………ふふ………あっははは……… おっかしいなあ帝……なあ、これを笑わずにどうしろっていうんだい?
ねえ、帝………?
[そう言うと。 早瀬は加賀宮に巻きつけた腕を、一度離す。 彼が顔を上げないようなら、額の部分に手をやって、傾けて見えるようにして。
彼は本当にそうして欲しかったかどうかは分からないが、表情に浮かぶのが驚きか、悲しみか、はたまた救済の喜びか。いずれであったにしても。
腕一本が届くギリギリの距離でその表情を猛膜に焼き付けて、見えた表情には意地の悪い笑みを返して。 細いながらに骨ばった指先を、ピアノを撫ぜるように肩の上を数センチ、滑らせて。 早瀬はそのまま……]
(4) 2015/04/08(Wed) 00時頃
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[……荒々しく、加賀宮の身体をもう一度抱き寄せる]
(5) 2015/04/08(Wed) 00時頃
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……酷いよね、ねえ、帝。 ……きっと何が酷いか、帝は分かってないんだよね?
教えてあげるよ帝。君は今僕のことを。 ―――そういった想いに全く理解のない木偶だ―――って言ったんだよ? ……親友への仕打ちにしては、あんまりじゃないか。 だから。
[意地悪げにそう問うて、指摘して。
―――ああ、なんて言うんだろうな、この気持ち。 ―――――苛めたい? ―――うん、多分、そうだ。 ―――――じゃあ、いっそ。
自分でも考えることが不吉で不謹慎で場違いだと、思わず笑ってしまいそうにもなるが。 表情だけはあくまで優しく、軽く目を閉じて。]
(6) 2015/04/08(Wed) 00時頃
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……これは、おしおきだよ。
[―――そのまま、彼の唇に、自分の唇を合わせる]
(7) 2015/04/08(Wed) 00時頃
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/* は、は、は、早瀬くんーーー!?
だけれども雪ちゃん…あゝ雪ちゃん
(-0) 2015/04/08(Wed) 00時半頃
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/* 雪ちゃんの文章読んでるとどんな状態でもすぐに千旭が戻ってくる それくらい心が打たれるし、痛いし、愛おしい
(-1) 2015/04/08(Wed) 00時半頃
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―間の世界・3階空き教室―
[名前を呼ぶと、彼は覚えててくれたんだと言いながら嬉しそうな微笑みを見せる。>>4:63 すると自分の情けない泣き顔を、彼は覗き込んできた。 …彼も少し困ったような顔をしていたかもしれない。 鼻がぶつかるかと思うほど顔を近づけてきたから、さすがに少し驚いた。
何を期待してるのかという問いには、頑張ってくれる事と帰ってきた。 そして祈っている、と。]
どうして…そこまで…。
[こんな自分にどうしてそこまで思うのか…自分ではわからない。 そして、教壇で物騒な話をしていたときと違って、随分と穏やかなものを彼に感じていた。 どうして、こんな殺し合いをさせることになってしまったのだろう。 頑張ったら、それも見えてくるのだろうか。]
(8) 2015/04/08(Wed) 00時半頃
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まだ色々わかんないけど…がんばってみるよ…。 …ありがとう。
[この世界に連れてきた張本人に、ありがとうというのも変な話かもしれない。 でも、彼やこの世界について色々考えたからか、今こうして会話しているからか、 なんだ、彼も普通のクラスメイトじゃないか、と柔らかい気持ちになっていた。 涙を溜めたまま、がんばると答えた。 少しだけ笑顔になれたのは、安心したからか、頬の涙を拭う彼の指先がくすぐったかったからか。]
(9) 2015/04/08(Wed) 00時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2015/04/08(Wed) 00時半頃
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―201X年3月24日・AM12:00・美術準備室―
……共働きが妥当なんじゃないの、そこは。
[どちらにしたって養うよりも飼うの方が近いのかもしれないと、現状を思えば苦笑が心の中で漏れた。
どこか幼くも見える表情>>+4:224と緩んだ空気に、けれど軽口は続く。
止めていた箸を動かして、さてどこから食べようかと悩ましく可愛らしいウサギを見下ろした。 取り敢えずは蒼真に倣って耳から一口]
(+0) 2015/04/08(Wed) 00時半頃
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……何があっても、絶対?
[揺れる瞳は彼を捉えて、映す色を懇願に近く変えた。 祈るように見詰めるその先、彼が手渡したものを見下ろして――いつかの光景が甦る。
掌の上に落とされた小さな鍵。
跳ね上げるように上向いた顔からは表情が抜け落ちて――やがて、泣き出しそうに歪んだ。
彼は身代わりで、螢一の写身で、だけど別人だって、知った。
なのにどうして――
嬉しいのか、悲しいのか、込み上げる感情が分からない。 嵐の中みたいに何もかもが滅茶苦茶で、飲み下せないままに、それでも――指先は鍵を握りこんだ]
(+1) 2015/04/08(Wed) 00時半頃
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……聞かなくてもいいのに。 俺の全部、蒼真のじゃないの?
[彼へと触れた指先は、頬から滑り落ちて肩口へと止まった。
紡ぐ言葉が全て零れ落ちる前に、懇願の色に気付く前に、浮かせた腰を椅子から滑らせて彼の膝の上へと乗り上げる。
瞳は揺れて、揺らいで、水を湛えたように潤んでいた。 泣きたくて、泣けなくて。
間近で淡い色の瞳を覗き込んでの囁きは唇の触れる位置だった。
そのまま重ねあわせたその時に――声>>+4:131は聞こえた]
(+2) 2015/04/08(Wed) 00時半頃
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―間の世界・3階空き教室―
[僕で構成された僕の世界だからね。 君たちの気持ちは全部全部知っているんだよ。
ああ、今この瞬間でさえ君は優しいんだ。 だから僕は祈ろうと思ったのさ――君の幸いを]
…どうしてだろうね?
[問い掛けて、でもその声はすぐに笑いへと変わったんだ。
だっておかしいじゃないか。 お礼を言われるなんておかしいよね?
……おかしい、よね
ありがとうだなんて、今さら君に伝える事が出来るのかな?]
(10) 2015/04/08(Wed) 01時頃
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うん、頑張って。 泣いたって構わないよ。 君の涙はとってもキレイだ。 優しい涙だよ。 後もう少し、少しだけ頑張ってごらん。
……じゃあ、僕は行くけれど。
さよなら、ばいばい、でも、きっとまたあした。
[顔を上げた僕は一歩後ずさったんだ。 そして笑顔を浮かべたよ。
指先を濡らす熱い雫を散らして、揺らす手はさようならの挨拶だ。
またあした。
きっと会えるから――揺らいだ僕の残像のあと、桜の花びらが一枚、舞い落ちたのに気付いてくれると嬉しい]*
(11) 2015/04/08(Wed) 01時頃
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―201X年3月24日・AM12:00・美術準備室―
「 俺は普通の友達がいいなぁ。 」
[なんて言ってた癖に>>+4:158]
……………。
[目の前の光景>>+4:226>>+2に、沈黙。 何が起きているんだ。 瞬きを忘れたまま、食い入るような眼差しは驚きに見開かれて、曇って―――凪いだ。
暫くの間、言葉を失っていた。 だが頭は案外冷静で、すぐに取り繕うような声はそう人もいない美術準備室ではよく通ったのではないだろうか。]
『邪魔してごめんね?』
(+3) 2015/04/08(Wed) 01時頃
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[何処か懐かしいとも思える台詞。 でもいつ、どこで、どんな時に、言ったんだっけ。 その時は隣に早瀬もいたような気がするけど、ああそういえば早瀬は不思議なことを言ってたなぁ。
問題なのはlikeかloveだっけ。 馬鹿らしくて、滑稽で、白んだ笑みが浮かんでしまう。]
本当に……マジで、男同士で付き合ってんだ。 吾妻、何で隠してたの?
まぁ…言えないよな。
[間の世界のこと。 俄かには信じ切れない時間のこと。
でも、無意識に力を入れた右指の爪は白くて、食い込む甲には鈍い痛みが走る。 その重さが現実なのだと告げてくれるものだから、どうしようもなくて。]
(+4) 2015/04/08(Wed) 01時頃
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[蒼真は友達としてではなく 吾妻は友達として殺した。
なら俺は、「雪ちゃん」をどういった感情で殺したというんだろう。
ああ、言葉に出来ない感情が 形にならない想いが 自分のものなのに自分のものではない過去が気持ち悪くて気持ち悪くて気持ち悪くて、
知らず知らず、自分の声>>3:113が頭の中に響いていく。 それが、目の前の二人に重なってしまうなんて、きっと。 自分すら、気付かないまま、口端を上げて]
………きもちわるい。
[崩れた顔で、二人を見やった。]
(+5) 2015/04/08(Wed) 01時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/08(Wed) 01時半頃
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/* 雪ちゃんへのラブレターを綴って眠りたいが ねむ
(-2) 2015/04/08(Wed) 01時半頃
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― 間の世界・廊下 ―
[離さないとしっかり此方の身体を抱き締める腕>>2に、 此処に居てもいいと、望まれているのだと 錯覚しそうになる。
話の途中で不意に強まった腕の力の強さに息を詰め、 食い込んだ指先に痛み>>3に 少し背中を反らして 小さく呻く。
話す最中、彼の肩に埋めた目には 僅かな戸惑いが揺蕩っていた。]
(12) 2015/04/08(Wed) 01時半頃
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[話し終え、彼が自分を離してくれるまでの間。 ずっと終わらず、続いてほしいと願った時間は 彼の笑い声>>4で 破られる。
酷く愉快そうな、場違いに楽しげな笑み。 困惑が先に立ち、捕えていた腕が解けた事にも 気付くのが遅れた。 顔を覆っていた手も、今は離れて所在無く 胸の辺りで縮こまっている。
額に押し当てられた手で ほぼ強制的に上げられた顔には困惑が濃く。
少し離れてよく見えるようになった彼の顔を、 その底意地の悪そうな笑みに 不思議そうに目を瞬く。
細く、すらりと長い指先が、ピアノの蓋を開ける前の、 そっと撫でるような曲線を 描いて。]
(13) 2015/04/08(Wed) 01時半頃
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[引き寄せる 荒々しく力強い指先に、 彼が以前引いていた曲が、脳裏を過ぎる。
ベートーヴェンのピアノソナタ第14番、第三楽章。
今でもはっきり思い出せる彼の旋律を思い出しながら、 気付けば大人しく彼の腕の中に収まっていた。]
(14) 2015/04/08(Wed) 01時半頃
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[酷いと、彼が言う>>6。 指摘通りに、理解が追い付かずにただ彼の顔を 間近で見上げていた。
泣いて渇いた目を、何度も瞬く。 残酷な夢なら、今すぐ覚めてほしい。 けれど何度瞬いても、目の前の彼は消えもせずに。
其処に 居て。
薄く閉じられた双眸が、そのまま近付いて――]
(15) 2015/04/08(Wed) 01時半頃
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[おしおきだと、彼はそう言って>>7、 ―――――――――――唇を、重ねた。]
(16) 2015/04/08(Wed) 01時半頃
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[触れ合った感触も、 すぐには信じる事は出来なくて。 触れ合ったまま、固まっていた。
少しして、確かめるように、唇で彼の唇を食む。 渇いた質感。 そこに舌を這わせれば、少し柔らかくなって。
ちゅ、と音を立てて吸い付く。 触れては離れる弾力。]
(17) 2015/04/08(Wed) 01時半頃
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[彼の唇を撫でた舌先を、そっと口内に差し入れる。 肌より熱い温度と、濡れた感触、彼の 味。
ざらつく舌を擦り合わせれば唾液が絡んで、 小さく濡れた音を響かせた。
比較的冷静だったのは 其処まで。
その濡れた音がもっと聞きたくて、 その味がもっと知りたくて、 夢中になって 舌を動かして。
重なる呼吸が熱を帯びて、跳ねる。 ――背筋が 震えた。]
(18) 2015/04/08(Wed) 01時半頃
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[開いた両手で、彼の胸元にしがみ付く。 縋るように。 逃がさないように。
――…どれほどそうしていたか。
熱篭り、震える吐息と共に 離れる唇を未練がましく繋ぐ糸が光り、堕ちる。
涙で痛み紅くなっていた目元と頬には 真新しい朱が注して色付き。
恥じ入るように揺らいだ目元が斜めに逸れた後、 再び彼の目を覗く瞳は、
――何処か、物欲しげだった。**]
(19) 2015/04/08(Wed) 01時半頃
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/* 気付いたら台詞なかった。 いやでも、入れても喘ぎというか 吐息描写くらいだし、だし。
い、いいよね?
(-4) 2015/04/08(Wed) 02時頃
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―間の世界・3階空き教室―
[彼はどうして自分の前に出てきたのだろう。 どうしてそこまで、の答えは結局わからない。 でもたぶん、そんな難しいことじゃないんだろうな、と。]
さよなら、ばいばい…また、あした。
[もう少し頑張ってと語ると彼はさよならだと。 自分も彼と同じように、さようならを返す。 難しいことは考えなかった。普通に、普通の高校生の、別れの挨拶をしただけ。 彼が普通に通うことができていたなら、こうやって挨拶しただろう。
そして彼はまた、消えてしまった。 そこに何かがひらりと落ちる。 桜の花びらが、1枚。 それを拾い上げると、なんだか急に、とても寂しくなって。
またあした、って言ったのに、どうしてだろう。 手のひらに乗せた花びらに、沢山の滴が落ちる――。]**
(20) 2015/04/08(Wed) 02時頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/04/08(Wed) 02時半頃
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―201X年3月24日・AM12:00・美術準備室―
[軽口だと>>+0分かってはいても、極自然に共に暮らすかの様な言葉が嬉しい。
兎を食べ始める吾妻を、微笑ましく見詰めた]
(+6) 2015/04/08(Wed) 02時半頃
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絶対。
[重なる瞳。 願うような祈るような、何かを見付けて、でも、だからじゃない。 最初から、返す言葉は決まっているから。
揺るぎないから、凛とした声で告げる。
鍵は彼の掌に。
勢い良く此方に向いた表情からは、何も読み取れない。 ―――どうして、そんな顔をするの?
言葉にするより先に、手渡した鍵は指に包まれて消えたから、開いた口は閉じるだけだった]
(+7) 2015/04/08(Wed) 02時半頃
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………嫌われたくないの、君に。 ……………ッ…、……――。
[彼が嫌な事はしたくないから。 頬に触れる温もりが心地好くて、離れたくは無かったけれど、肩に触れる温もりは変わらないから安堵を見せた。
此方へと身を寄せるのに、手を差し出し、膝の上の腰元へと腕を回した。 片手は頬に触れて、瞳の水面を覗き込んだ。
どうして、泣くの。
問い掛けようとして、喉が、引き攣った。 望むものを目の前に、戸惑う瞳。
吾妻が、全部自分のもの。 ………それこそ、夢のようだと思う]
(+8) 2015/04/08(Wed) 02時半頃
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[閉じない瞳。 触れる唇。
…もし、彼が瞳を閉じたなら、頬を伝う事無く、雫を睫毛に乗せて跳ねさせた。 それに、気付かなければいいのにと。
扉が開いたのに気付かず、届いた声に>>+131恐らく吾妻が反応するだろうと。 離れるなら一瞬縋るように手を伸ばしては、膝上に落とした筈。
吾妻に遅れて、麻倉へと>>+3向ける視線。 沈黙の後の言葉は、少しばかり懐かしく。
不思議そうな色が、ふわり、浮かび上がる。
きっと、吾妻も、麻倉も、気付かない、筈。
「きもちわるい」それを聞いても変わらぬ表情。 何も映さない硝子玉が、二人から一歩離れた距離で、その遣り取りを大人しく眺める]
(+9) 2015/04/08(Wed) 02時半頃
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[―――……誰だっけ?
麻倉を見詰めて、思った]
(+10) 2015/04/08(Wed) 02時半頃
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/* 成田と天使(海君)の表現が綺麗だなって思う。
(-5) 2015/04/08(Wed) 02時半頃
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―201X年3月24日・PM15:30・とうふのむとう(店頭)―
[―――あの世界は、「終わった」のだろうか。
独りで考える時間だけはふんだんにあった。 順番に考えて、考えて。行き付いた、ひとつの考え。
それは、唐突に、頭に沸いた疑問だった。]
(+11) 2015/04/08(Wed) 02時半頃
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[しゃがみ込んだ身体。 両手は豆腐の入っているケースの、青い縁を握り締めて。
考え付いた思考の恐ろしさに、双眸を見開き、間近の青を、現実感の塊のような、ケースの色と、水面と、底へ沈む豆腐の白を眺めて。
そろりと起こした顔が左右を見遣る。 店内の風景も、壁に貼ってあるカレンダーやポスターや、家へ続くドア、レジ台、惣菜、ビニール袋。 遠くから聞こえる自転車の音、もっと遠い電車の音。店の入り口を往来する人々の歩み。 普段と変わらない光景が広がっている。]
(+12) 2015/04/08(Wed) 02時半頃
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[だけど自分の記憶のように。
こんなにもはっきり記憶に刻まれているのに、ところどころ、そこだけダルマ落としか何かのように抜き取られたような、時折訪れる空虚な気持ちの正体が分からないように。
自分が今いる、この場所も、歪んでいるのではないか。
何の手がかりもなく、自分の体験だけを頼りに、再構築していく記憶。 歪んだ学校、歪んだ教室。 歪んだ自分と一緒にいたはずの麻倉、そして成田。]
(+13) 2015/04/08(Wed) 02時半頃
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|
[そうだ、だって。
その成田は、最初こそ俺たちの前で、教壇に立ち、ゲームスタートの合図をしたけれど。>>2:2 間の世界から出るための、説明はしたけれど。>>2:3
「終わり」の言葉はまだ、聞いていないはずで。
だって、彼が始めの合図をしたのなら、終わりの合図だって彼がするのが筋じゃないか?]
(+14) 2015/04/08(Wed) 02時半頃
|
|
[彼はまだどこかに立って、俺を、俺たちを。 見ているのかもしれない。 思い立つ視線は「ゲームオーバー」に怯えて、忙しなく動いて。
ぽかんと開く口の中が乾いていた。 震える唇が、浅い呼吸を紡いで。
右手が、無意識に左手の古そうな傷跡を抑え込んで。 ドクンドクンと激しくなるばかりの動悸に、ただ、耐えていた。]**
(+15) 2015/04/08(Wed) 02時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/08(Wed) 02時半頃
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―201X年3月24日・AM12:00・美術準備室―
……絶対、ホントに?
…………嫌うのは、蒼真の方だよ。 俺は、酷いから。
[膝の上へと跨って、いつもと違って下にある彼の瞳を見詰めた。
頬と腰へと回った腕が、あの人みたいに、自分を捨てるんじゃないかと思ったら――ただ無性に怖くなった。
小さな金属の塊だけを残していなくなるんじゃないかと、不安になった。
瞳は閉じて、彼の唇の柔らかさだけを追って――声に、気付いて、それは離れた]
(+16) 2015/04/08(Wed) 03時頃
|
|
…………。
[多分ずっと知っていた。 気付いたら、バレたら、麻倉は螢一を嫌うだろうと。
だってほら、あんな声>>+3>>+4で、あんな事を言うんだ]
[蒼真の肩に置いたままの指先には、無意識にきつく力が篭っていた。 離れようと思わなかったのは何故なんだろう。
楽になったと、そう思ってしまったのは何故?
幾度も頭の中で繰り返した言葉――きっと彼はそう告げるのだろうと、思っていたそれが現実となって鼓膜を揺らす。
紡ぐ唇を見詰める表情には色がなくなって、また泣き出しそうに瞳が揺らいだ]
(+17) 2015/04/08(Wed) 03時頃
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|
……隠すに決まってるだろ。 だって麻倉、そういう目で俺の事見るって……分かってたから。
[怖かった。
だから楽になりたかった。
でも、聞きたくなかった。
だって友達だと思っていたから]
(+18) 2015/04/08(Wed) 03時頃
|
|
……ごめんね、気持ち悪い友達で。 俺の事、もういらない?
[その言葉が麻倉の耳にどう届いたのかは分からない。 そして螢一を腕に抱いた蒼真>>+9の表情には気付かない。
捨てられたら もう 蒼真しかいない
でも 友達はいない
だから、離れない。
肩へと縋りつく手は微かに震えていた]
(+19) 2015/04/08(Wed) 03時頃
|
|
[知られたくなかったのは『螢一』の事。 蒼真との関係じゃなかったから。
騙して騙して手に入れた居場所は離さないと――]
(+20) 2015/04/08(Wed) 03時半頃
|
|
―201X年3月24日・AM12:00・美術準備室―
[目は口ほどに物を言うというが、蒼真の真意を推し量ることなどできなかった>>+10 よくよく考えてみると蒼真にとって自分は“いらない”のだから、そこに何かを見出すのは不可能だったのかもしれない。
自分だけの推測だ。 でも結論付なければ、揺らいだ瞳>>+17に向き合える気がしなかった。]
………お前、人と付き合うの下手だね。
[決めつけだと反射的に思った。 それと同時に信じられていなかったのだとも思った。
もしも、事前に吾妻のことをもっと知っていたのなら。 たとえ話にするには重過ぎる課題だ。 だから全く思い浮かばないビジョンだけれども、目を凝らして。見つからなくて。
自分は何がそんなに気に食わないんだろうか。 でも、嫌になる。 その言葉>>+19は恐らく、一番聞きたくなかった。]
(+21) 2015/04/08(Wed) 10時頃
|
|
………お前が捨てたんだろ。
[「いらない?」 なんて、まるで俺が拒絶したようなこと。 友達だと思っていたのに、自分だけ仲間外れ。
そんなこと、前もあったような気がする。 あの時>>0:109はどんな顔をして言葉を紡いだのだったか。
まあ、でも構わない。 ふと脳内に過った声>>2:147に目元を和らげて首を傾げた。]
嘘つき。
[友達だって。 また後で来るって言ったくせに。
いらないのは俺じゃないか。 そう、あの時>>3:84と同じだ。]
(+22) 2015/04/08(Wed) 10時頃
|
|
[無言で扉に手をかける。 全てが敵に思えた心地は恐らく三度目。
次はもう誰も着いて来てはくれないのだろう。 漠然と思ったけれど、足はとどまらず。 そのまま振り返ることなく部屋を後にする。]**
(+23) 2015/04/08(Wed) 10時頃
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―201X年3月24日・PM13:00・美術準備室→廊下―
[宙ぶらりんの両手。 結局夢なのか現実なのか。 それさえも確認せぬまま背中を向けた部屋を後にした。
右手は軽い。冷たい。何の心地もない。 雪に触れているように微かで溶けてしまったような感覚。 何かを握りしめたいと思った。 でも、ついてくるのは自分の影だけだ。
はやく帰ってしまおう。 携帯も確認せずに下駄箱へと向かって上履きを脱ごうとした。
でも、ふと顔を上げた掲示板が示す曜日に。 懐かしさを覚えてしまった。>>3:46>>3:47]
(+24) 2015/04/08(Wed) 10時半頃
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…なかったことにされるのは、捨てられるのは、………やだな。
[おかしな気分だ。 今までの自分は全部そうやって切り捨ててきた。 それこそ面倒だと判断すれば恐らく蒼真よりも思い切りよく。
なのに今の自分は何かに囚われたように強請っている。 空っぽの器はそれを満たす水を望んでいる。]
なんで……なんで、 ………やだなぁ。
[吾妻と蒼真に対して感じた疎外感と、吾妻に対する執着じみた気持ち。 蒼真に対して感じた捨てられたことに対する焦燥感。
どれもが全部、置き去りにしてきた言葉とうまく絡み合う気がして。 ようやっと、『言い訳』が出来そうなんて、思う自分が。
それを、嬉しいと思っている自分が。]
(+25) 2015/04/08(Wed) 10時半頃
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頭おかしいだろ……っ、俺、
[汚くて、なのに心地が良いと思ってしまった。]
(+26) 2015/04/08(Wed) 10時半頃
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―201X年3月24日・PM13:00・廊下→1階空き教室―
[自然と足が後ろへ巻き戻る。 辿る足先に迷いはない。
だって、行ったばかりだ。 忘れるはずもない。
男なのに。男に。こんなこと。 友達だ。幼馴染だ。……親友だ。
それだけで片付けられたのなら、]
……俺が殺した。
[こんなに悩まずに済んだのに。]
(+27) 2015/04/08(Wed) 10時半頃
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[扉を開ける。 僅かに軋む音を耳に流しながら一番後ろの出口に近い席へと向かって、見えてきた角に指を乗せる。
何の痕も残っていない右手。 手首にも腕にも怪我などなくて、そこに何か残っていたのなら、……あれ?]
何これ。
[―――――――――切り傷>>3:132]**
(+28) 2015/04/08(Wed) 10時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/08(Wed) 10時半頃
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―回想・201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
[彼の指先>>+4:209に煽られて張り詰めた性器から指が離れても、まだ感触は残っているような気がして。
あの日、彼は、なんで来てくれたんだろう。
場違いな思いもすぐに快楽に溶けて、混じって、消えてゆく。
やがて脈打つような感覚に、彼も達したのだと、分かって。
夢見るような瞳で微笑んで、目を閉じた]
(+29) 2015/04/08(Wed) 11時頃
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[あの時とは違うかもしれない腕>>+4:212は、それでも暖かかった。 余韻に漂うように身を摺り寄せて――けれど、ああ、どうして思い出せないんだろう。
あの時どうして彼を呼んだのか、何故自分はあんなにも涙が止まらなかったのか。
未だ緩やかに痙攣する肉が、埋め込まれたままの彼を締め付けて、こんなにも触れ合っているのに。 消しゴムで消されたみたいな欠落に刻まれていた筈のものが思い出せない。
呼ぶ声に、ゆっくりと瞳を開いた]
(+30) 2015/04/08(Wed) 11時頃
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……大丈夫、だけど、…足、だるい…かも。
[固い机の上に乗った背中も少し。 下ろして欲しいと告げる力の抜けた拳が、彼の背を叩いた。
けれど空洞を埋める熱は離れがたかったから、引き抜こうとする仕草を見せたなら、嫌だと、抵抗を見せたかもしれない]
(+31) 2015/04/08(Wed) 11時頃
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/* 我ながらこの人不安定だなぁという 鍵は爆弾でしたね 麻倉くんはいい災難です
(-6) 2015/04/08(Wed) 11時半頃
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―201X年3月24日・AM12:00・美術準備室―
[多分、とても混乱していたのだと思う。 昨日からずっと――揺り戻してはまた押し流すような波の中で、感情は制御できないままにざわめいていた。
思いも、想いも、めまぐるしく入れ替わってどれが本当なのか分からなくなっていた。
だから口は自分勝手な言葉を紡ぐ。 友人>>+21の気持ちなんて推し量ろうともせずに]
(+32) 2015/04/08(Wed) 12時頃
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……だから言っただろ。 友達少ないって。
…………俺は、捨てたりなんか…っ、
[麻倉は特別で『普通』の友人で、だから大事で、捨てられるのが怖くて――だから『秘密』は言えなかった。
それも結局は言い訳にすぎないのかもしれない、けど、嫌われるのは怖かった。 自分自身が創り出した無貌の怪物に怯えていただけだとしても、その恐怖だけは本当だった。
叫ぶような声は彼の一言>>+23で、途切れた]
(+33) 2015/04/08(Wed) 12時頃
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……嘘、ついてない、待って、麻倉…っ、…!
[あの世界での一言なんて記憶から抜け落ちたままに、捨てないでと縋る声は麻倉の背中へと――届かないかもしれないけれど。
音を立てて閉まった扉は彼の拒絶そのものに感じて、身体の力が抜ける。
――蒼真は、大丈夫なのだろうか。
取り乱した気持ちを繕う事もできず、焦りと混乱を宿した瞳を蒼真へと向けた]
(+34) 2015/04/08(Wed) 12時頃
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―201X年3月24日・AM12:00・美術準備室―
[紡ぐ言葉は>>+16嘘じゃない。
それに、俺が君を嫌うなんて事は、世界が引っ繰り返っても、無い、のに。
唇に想いを乗せて、触れ合わせた。 …音にせず、「すき」の動きを伝える前に、柔らかなそれは離れてしまったけれど]
(+35) 2015/04/08(Wed) 14時半頃
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[麻倉を>>+21見詰める瞳だけは、そのままに。 吾妻を抱く手、「彼」を削除した指先が、知らず戦慄く。
擦り抜けていく麻倉の言葉に、擦り抜ける視線を投げて、気付く。 肩に触れる手の、指先がきつく食い込むのを。
覗き見る瞳は、揺らいでいて、泣きそうだったから
誰が、君を、虐めるの…
此方を向かない瞳に、それでも離れない手が、震えているのに問う言葉は>>+19>>+22
「いらない」 「捨てた」
それに微かに瞳は見開かれ、音にならなかった。
………俺に「何」をくれると言ったの。 「誰」を捨てるの]
(+36) 2015/04/08(Wed) 14時半頃
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[矢張り、自分へと落とされたものは、両手を擦り抜けて。
それなら、彼を抱くこの腕は、この指先は、…本当に此処にあるの?
「嘘吐き」
木霊する声。
嘘を吐いても、この場所が欲しい。 抱く手が震える。
扉の向こうへと>>+23消えて行く背中。 追い縋る声は、腕の中から>>+34。
瞳も、声も、想いも、…扉の向こう。
折角、彼が自分を見てくれたのに、ただ、彼が追い縋った扉の向こうを見詰めていた]
(+37) 2015/04/08(Wed) 14時半頃
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[僅かに遅れて、視線を上向けて、その色を映し出し、笑う。
大丈夫、俺は、全部君のものだから。
抱いた彼を立ち上がらせて、傍らに立つ。 その頭に掌を乗せて、柔らかく撫でた]
「あの子」を追い掛けたいって顔。 …行っておいで。
(+38) 2015/04/08(Wed) 14時半頃
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/* え……雪ちゃんに会いにいくつもりだったんだけど
(-7) 2015/04/08(Wed) 15時頃
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/* 流石にリアル日程4日間も放置とかできないよ というより会いたいだけ
(-8) 2015/04/08(Wed) 15時頃
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―201X年3月24日・PM13:00・1階空き教室―
[右の親指の付け根、だろうか。 あまりにも小さかったから気付かなかったそこは、浅くはあるが何かで切りつけたような痕が残っていた。
太陽を隠すようにして掌を翳して。 左指でそっと触れた。]
…………。
[ここで、「雪ちゃん」は突っ伏して多分「ちーちゃん」を待っていた。
でも、ナイフを見て「ちーちゃん」なんか言ってたから、もしかしたら「ちーちゃん」という名の別人なのかもしれない。
だって武藤も小さくないし、もう大人に向かって前を歩いてる。 少なくとも間の世界のことを夢だと割り切れるくらいの強さをもっているんだろう。
だから、どちらにしても麻倉千旭という自分は必要されていない。 でも、それはおかしなことじゃない。 “大人になるためにさよならする感情”だ。]
(+39) 2015/04/08(Wed) 15時半頃
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…でも、………どんな顔して、会えって……?
[吾妻の声>>+33>>+34が耳な反響する。 「待って。」 その言葉が、>>1:96と重なる。
あの時、吾妻と蒼真は追いかけて来てくれた。 そうだ。来てくれたんだ。
保健室で、色んな話をして。 ナイフを握った俺に、吾妻が、蒼真が、]
―――――ッ…ぅ、
[ぐちゃぐちゃの視界の中、覚束ない足がふらつく。 背後の、教室最後部の、棚>>3:86に、ぶつかって。
血の気が失せたような世界に耐え切れずしゃがみ込む。]
(+40) 2015/04/08(Wed) 15時半頃
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|
[痛い。あたまが。痛い。 指先が冷えている。苦しい。
荒くて短い息遣い。不規則で、海の中で喘ぐような、浅い呼吸で。]
………あ、いたい。
[視界が、ぐらつく。]
(+41) 2015/04/08(Wed) 15時半頃
|
|
[何処が嘘で、本当なのか。 どこに行けば、『自分』を取り戻せるのか。
分からない。 でもきっと鍵は武藤が持っていて。 会わなくちゃいけないのかもしれない。
夢のままなら、夢のままで終わらせたい。 でも、それじゃあいつまでたっても自分は未完成なガラクタのままだ。
彼に向けた「好き」という感情が友達としてなのか、……蒼真のような、ものなのかは分からないけれど。
あんなに手にこびりついた血のにおいを忘れた訳ではないけれど。 まだ恐ろしさだって十分にあるのだけれど。]
(+42) 2015/04/08(Wed) 15時半頃
|
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………。
[心臓が痛くて仕方がない。 誰にも触れることのない指先が寂しくて仕様が無い。
こんなの自分の知っている自分じゃない。 なのに地に足をつければつけるほど間もない左胸は、満たしてくれる何かを。
夢で片付けてくれる優しい人>>+4:39に、 最低だと思いながらも、弱った心は身勝手に次の獲物を探して。
蒼真>>+38の配慮を知らない子供は腰を上げれば、ふらふらと空き教室を捨てて廊下へと足を踏み込んでいた。]*
(+43) 2015/04/08(Wed) 15時半頃
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/* 誤字してた…… ここの村の人誤字に過敏だしマジ怖い
(-9) 2015/04/08(Wed) 15時半頃
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/* でもアンカーミスは我ながら無い(真顔)
(-10) 2015/04/08(Wed) 15時半頃
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/* おとうふこざいますな雪ちゃんかわいい #定期
(-11) 2015/04/08(Wed) 16時頃
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/* それとも蒼真くん、雪ちゃんに会いたいの?
(-12) 2015/04/08(Wed) 16時頃
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/* どういった展開を望んで動いてるかどうかが読めないとこっちもこっちで気を使う RP村の動きは人それぞれ奴やとは思うけど、わたしはPL目線で判断することが多いからなぁ PCの感情と整合性は取るけれども
(-13) 2015/04/08(Wed) 16時頃
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―201X年3月24日・PM13:00・1階空き教室→廊下―
[ふらふらと出口に向かって歩きだす。 その途中誰かと会うことはあったか。
声をかけられたのなら振り返り応対はしただろう。]**
(+44) 2015/04/08(Wed) 16時半頃
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― 間の世界・廊下 ― [唇だけを重ねていた時間>>17は――帝の主観時間ではどうだったかはさておき――ほんの僅かなもので。
動いたのは帝のほうが先だった―――それに次いで、自分もまた、呼応するように動く。
唇に舌の感触を覚えれば、こちらも唾液で覆った舌を、彼の口内にぎこちなく舌を差し込み、舌同士を絡ませて。 勝手がいまいち分からないが、彼の舌の動きに合わせるのはそれほど難しいことでもなくて。
数秒もすれば、互いに互いを味わう感覚に、身を任せていた。 背筋がぴりりと痺れる感覚。それが、きっと相手も同じなのだろうと推測―――いや、違う―――期待、して。]
(21) 2015/04/08(Wed) 16時半頃
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[帝の両手が自分を捉えるのも、しっかと受け止めて。
熱を帯びる自分の体は、言われずともやり方をよく知っているようで。
手は勝手に彼の背中に周り、4本の指はそれぞれが意志を持ったかのように、彼の身体を擽るように撫ぜ。 互いの身体に、心に、傷跡を刻みこむかのようですらあって。
熱かった。 唇が、舌が、顔が、互いの全身が、熱かった。 彼と自分を繋ぐ水音、体に触れる音、早鐘を打つ互いの心臓……… 今は、体の熱とそんな音の波に溺れていたかった。]
(22) 2015/04/08(Wed) 16時半頃
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―回想 ある日のレッスンと、とある先生のこと― [……ふと。レッスンを受けた先生のうち、一人が言っていたことを思い出す。技術もさることながら、斬新な曲の解釈と、実験的な手法を厭わないこと有名な先生だった。
―――「修くんの音には色気が足りないねえ。キミ、セックスしたことないだろ?」 ―――「は?え、キミ、キスもまだなの?もうちょっとそういうことした方がいいんじゃないの?」 ―――「ま、ボクでよければいつでも教えたげるよ。手取り足取り腰取りさ。でもパパに言うのだけは勘弁願うよ?」
彼が音楽を生業とする者の中では、それなりに知られた、悪食のバイセクシャルであることを知ったのは、ちょっとしてからだった。 もっとも、彼が“本当に”教えようとしているなどとは、当時は気づくこともなかったけれど。 当時は自分には無縁なことだと、その辺の事は意識はせずに今まで来たけれど。 今となってみればよくわかる。
間違っていたのは自分だったと]
(-14) 2015/04/08(Wed) 16時半頃
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[唇が離れれば、もう一度彼の身体を抱く腕の力を強めて。 長いくちづけが終われば、互いの顔を離す前に少し顔を近づけて、まだ光る涙の残滓を舐め取る。
そうして彼がそうしたように、唾液が光を反射する舌先を行儀悪く少し口から出したまま、互いの顔をちゃんと見える距離まで離れる。
彼の表情を見れば分かる。
―――もっと、と。 ―――この先はまだ?と。
言葉にせずとも、彼の言葉が聞こえてくるようだった。>>19]
(23) 2015/04/08(Wed) 16時半頃
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[表情には出さずに、少しだけ、悩んだ。 一抹の寂しさを感じつつも。彼を離したくないという想いを表情に滲ませたまま、一旦その身を離した。]
……全く、お仕置きだ、って言ってるのに。随分楽しそうじゃないか、帝?
[そういう自分も、顔の火照りは誰よりも自覚しているのだが。恐らく帝から見えている自分の顔は真っ赤なのだろうと。 この先があるというのは知識としては持っているし、どのような感覚が待っているのか、それが気にならないわけでもないのだが……… そこは、鋼の理性で抑え込んだ。 ……そう言った想いは、少しは態度から漏れてしまって居たかもしれないけれど]
……とりあえず、下手な事はもう言えないだろ?それに。 これで僕も「汚れて」しまったしな。
[にっこりと歯を見せた笑みを浮かべて。実に軽い口調で、さらりと言い終えて。]
(24) 2015/04/08(Wed) 16時半頃
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[一旦、表情を冷静なものに戻す。口調も少しだけ、冷静に。冷静にものを言うには、まだ顔は赤いのだけれど]
……本当はさっきのさっきまで、君に殺されてもいいと思っていたんだ。でも、そういうわけにも行かなくなった。
ちゃんと帰ろう。帝。 君はそうじゃなくても僕は初めてだ。……相手が君であることに異存はないが、こんな世界で、っていうのは勘弁願う。 [ふんわりとした眼差しで、諭すようにそう言って。 ……ふと、廊下の窓際に立つ彼ごしに、黒板が目に入った。>>0 >>1 彼が自分の考えへの答えを言うより先に、窓際に詰め寄る。]
……芙蓉………?
[そこに映っていたのは、ここから消えた5人目のクラスメートに間違いなかった。 喚ばれたのは8人だったはず。つまり残りは………]
僕と帝と、鷹谷か………
[残り、3人。残り、3人しかいないのだ。 ―――もうそろそろ、覚悟を決めなければならないのだろう。 ―――この世界での、自分の命の処遇を] **
(25) 2015/04/08(Wed) 17時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2015/04/08(Wed) 17時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2015/04/08(Wed) 17時頃
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/* 次村以降でこういう設定のところ飛び込むときは「エロルはDキスまで」で徹底しようと心に決めた私でした */
(-15) 2015/04/08(Wed) 17時頃
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―間の世界・3階空き教室―
[桜の花びらを、ぼーっと眺めていた。 この世界にきて、自分でもよく涙が枯れないなと思うほど、泣いた気がする。 さすがに少し喉が渇いてきたような。
すると黒板にまた、何かが映し出される。>>0 また誰か…と少し辛い顔をしながら、黒板のほうへ向きなおす。
赤い。 思わず目をそむけたくなるほど。 その中にいたのは、凱翔だった。 そして、また同じように、何事もなかったかのように消えてしまった。
彼は一人だったようだ。右手のナイフに目をやる。]
……。
[残っているのは…修と帝。 二人は…もう決めたのだろうか。]
(26) 2015/04/08(Wed) 18時半頃
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[成田は、もう少しだけ頑張ってと。>>11 あと少し首筋に近づければ、楽になる。 黒い刃はそうやって誘惑するように、光る。]
…違うんだろうな…。
[多分、成田の期待はこっちじゃない。 でもナイフを手放すことは出来なかった。 これを捨てるのは、まだ怖かった。]
お水…。
[そういえばトイレを探していた気がする。 蛇口から水は出るだろうか。
桜の花びらをポケットへ仕舞うと、教室を出て歩き出す。 ナイフを握る力は、ほんの少し、緩んだような気がした。]**
(27) 2015/04/08(Wed) 18時半頃
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―201X年3月24日・AM12:00・美術準備室―
[見下ろした瞳>>+37は扉へと向けられていた。 自分を見ない薄い色のそれを見詰めて、今、漸く違和感の正体に気付いた気がした。
変わったのは何?
蒼真が好意を告げたせいだと思っていた。 けれど――
あの時の彼はこんな瞳をしていただろうか。 何も映していないみたいな、硝子玉みたいにきれいな瞳――透き通った 瞳 思いを告げた彼は泣き出しそうな顔をしていたのに]
(+45) 2015/04/08(Wed) 19時半頃
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[なくしたものは二人の友人 麻倉 千旭 と 蒼真 透
そして多分――蒼真を壊したのは螢一なのだ。
もう誰もいないと気が付いて、彼の腕の中、身体は強張った]
(+46) 2015/04/08(Wed) 19時半頃
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[それでも重なった瞳>>+38は笑っていた。
どうして笑えるんだろう。 きっと何も気付いてない訳じゃないと、そんな気がするのに]
……話が、あるんだ。 麻倉にも、蒼真にも……行って、いいの?
[ここで優しい手に縋っていたかったけれど、それで何度間違えたのか。 身代わりになってくれた彼を置いて、それでも心は麻倉を――友達を追いかけたいと。
頭上に乗った掌は赦しみたいにも思えた。 それもきっと都合のいい錯覚でしかないのだろう。
それでも、今は甘えたい。 必ず君の所に戻ってくるから。
床へと、地面へと、立たせてくれた彼の腕へと指を添え、滑らせて指先を握った]
(+47) 2015/04/08(Wed) 19時半頃
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……行ってくるね、蒼真。
[一瞬だけ握り締めて踵を返す。
そして閉じた扉の外へと駆け出していった]
(+48) 2015/04/08(Wed) 19時半頃
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―201X年3月24日・PM13:00・1階廊下―
[走っても走っても麻倉の姿は見つからない。 息を切らして、汗を滴らせて、走る。
あの二人三脚を思い返した。 必死で走って、二人でゴールしたあの瞬間を。
どうして受け入れてもらえないだなんて思い込んでいたのだろう。
『お前が捨てたんだろ』
彼の声が頭の中へと響く。 その通りだよ、麻倉。 俺が勝手に切り捨てた。
保健室の前を通りすぎて――またひとつ気付く。
ベッドで横になっていた彼に自分はなんて言った?]
(+49) 2015/04/08(Wed) 19時半頃
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[教室のドアを開けて、その姿を探して――見つからずに、昇降口へと向かった。
彼を引き止めて何を言うつもりなのか。 何を言えばいいのか。 正しい言葉なんて分からないけれど、でも、それでも伝えたいと――走る。
そして漸く、待ち望んだ後ろ姿>>+44を、見付けて]
(+50) 2015/04/08(Wed) 19時半頃
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麻倉!
[上がりきった息を押し出すように、膝へと両手を当てて、身体中を使って叫んだ。
友達の名を]
(+51) 2015/04/08(Wed) 19時半頃
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―201X年3月24日・PM13:00・1階空き教室→廊下―
[初夏の日差し。伸びる影。 弾む息なんか忘れて振り返ったあの日>>0:51を]
吾妻………?
[“なんでここにいるんだろう”
隠しもせずに訝しげに眉を寄せては見えた姿に問いかける。
一瞬、薄く流れたのは体育祭の頃の記憶。 まだ何も知らなかった自分が、彼を見直し、憧れるまでのきっかけとなった日。
確かに、幸福だった。 確かに、俺は笑っていた。 ――――――――――――――でも、今は。]
(+52) 2015/04/08(Wed) 21時頃
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|
追いかけて来て……優しくされたいの、吾妻。 それとも蒼真となんかあった…? 俺、蒼真じゃないから。蒼真の代わりなんかになれないから。
だから…なぁ、なんで………
大切なものを追いかけるふり、なんかすんの。
[ささくれ立った心が発したのは謝罪でもなく、小さな棘の生えた掠れた声だった。]
(+53) 2015/04/08(Wed) 21時頃
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/* もう何も言うまい
(-16) 2015/04/08(Wed) 21時半頃
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―201X年3月24日・PM13:00・1階空き教室→廊下―
[少し距離を保って、彼>>+52の顔を見詰めて。 浮かぶ色にやっぱり心臓を掴まれたような痛みは込み上げてきたけれど。
前屈みに乱れた息を吐き出して、吸って、それでも視線だけは逸らさないように真っ直ぐに。
静まり返った廊下には小さく掠れた声>>+53もよく通るような気がした。 痛いなぁって、また思って、震える唇を開いた]
(+54) 2015/04/08(Wed) 21時半頃
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……分かんない、けど。 蒼真とは何もないよ。 行っておいでって言われた、から、置いてきた。
……正直今、蒼真の事どう思ってるかとか分かんなくて、でも、でもさ…麻倉は蒼真じゃないってそんなの知ってるよ。
優劣とか、確かにあるのかもしれないけど、麻倉は大切な友達だよ、ずっと。 ……言えなくてごめん、噂、ホントなんだ。
[最後の言葉だけはどうしようもなく震えて。 見られたから、漸く言えるだなんて自分勝手にも程があると、分かっていた。
でも、それでも、告げたいと――それすら我儘だとしても。 言い終えても瞳は麻倉へと向けたまま、きっと答えによっては今よりもずっと痛い気持ちになると分かっていて、けれど逸らすのはずるいと思ったから]
(+55) 2015/04/08(Wed) 21時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/08(Wed) 22時頃
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―201X年3月24日・PM13:00・廊下―
[真っ直ぐな視線>>+55を真っ向から見返す。 噂を肯定するような言葉は確かに驚くに値するに相応しいのかもしれないけれど、不思議に気持ちは凪いでいた。]
………それを俺に伝えてどうして欲しいの、吾妻。
[認めて欲しいのだろうか。 どうなのだろうか。 分からないから首を傾げるようにして見返す方法しか分からない。
ああ、でも伝えるなら何が良いだろう。 そうだ。うん。確か、貰った言葉があるから。それにしようか。]
(+56) 2015/04/08(Wed) 22時半頃
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吾妻、“本当に大事な人がここにいるなら…失くす前に行動”しなよ。
[吾妻が蒼真をどう思っているか具体的に理解している訳ではないけれど、蒼真の言葉を鵜呑みにするのならば、吾妻を大切に思っているのだろうから。]
………お前がホモだって知ったのは、まぁ…気持ち悪いけど。
俺のプリンハンターはお前にしか任せられないから、…ん。
[腹を割ってくれたことをきっかけにしてかは分からない。 でも少しだけ彼の元へ歩み寄れば同じ目線に立つことは出来ただろうか。]
(+57) 2015/04/08(Wed) 22時半頃
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|
…べつに、……いらなくない。 ………でも、時間は欲しい。
だからまた明日、会おうよ。
[一言、そう告げれば今度こそ背中を向ける。 そのまま止められたとしても足を動かしただろう。
左胸は凪いでいる。 痛みはない。 だが、失ったものは恐らくこれではないと告げていた。]*
(+58) 2015/04/08(Wed) 22時半頃
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―201X年3月24日・PM13:00・廊下―
[どうして欲しいのか>>+56と、問われて眉尻は情けなくも下がった。 嘘つきと、言われた事よりも、言わせた事実が辛かった。
それでもまっすぐ見返す友人に、少しだけ安堵したのも事実だった]
……分かんない、けど、嫌な事言わせたなって思ったから、さ。 だから、ごめん。
[認めて欲しい訳ではなく、ただ伝えたいと……そんな我儘だ。 言わなくても伝わるだなんて幻想で、やっぱり言葉は伝えるためにあるのだと。
終業式の日、自分に触れた蒼真の指先を、体温を思い出す。 あやふやな霞んだ記憶の中の彼は、何を伝えたいと願ったのだろう――それを知りたい。
だから友人の助言>>+57には素直に頷いた]
(+59) 2015/04/08(Wed) 23時頃
|
|
……うん。 頑張るよ。
……まあ、そこは、そう、だよね。 いいよ、気持ち悪くても、プリンハンターやめる気は俺もないし。
[それでも友人だと言ってくれたのだと信じたい。 不意に視界が揺らぎかけて、既の所でこみ上げてくる瞼の奥の熱を堰き止めた。
笑顔を浮かべて、でも声は震えて。 伝わったのかな、伝わっているのならいいな、そんな思いで告げた]
(+60) 2015/04/08(Wed) 23時頃
|
|
……良かった。
そうだね、また明日。 …明日、会おうな。
[引き止めるつもりはなく彼の背中を見送った。
その姿が視界から消えるまでずっと、ずっと。
やがて静かな廊下へと上履きの音を響かせて。
彼の待つ部屋へと向かって戻ってゆく足跡が一つ*]
(+61) 2015/04/08(Wed) 23時頃
|
|
/* 実はちょっと泣いたことをここで告白(´;ω;`)
ありがとう ありがとう
(-17) 2015/04/08(Wed) 23時頃
|
|
―回想・201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
………うん。
[肩から両脚を降ろして>>+31、腰を引こうとすれば嫌だと言う仕草に瞬いて。 離れがたいのは自分も同じだったから、彼を抱えて身近な椅子に腰を下ろした。 …衝動で、内側を擦るのに刺激されて息を飲んだ。
濡れた、腹の熱。
彼の首筋から、吹き出す、赤。
どうしてだろう、戻るための儀式だったのに それだけなのに
あの瞬間に戻りたいと思う。
君が、最期、なんて言ったのか、知りたい――]
…俺は、君のものになれた?
(+62) 2015/04/08(Wed) 23時頃
|
|
― 間の世界・廊下 ―
[一つ一つの感覚を確かめながらの口付けは、 いつもよりも時間を長く感じさせてくれた。 それは、きっと 彼よりも長いものであったのだろう>>21。
ぎこちなく此方に伸ばされ、触れる彼の舌は 慣れぬ行為に戸惑っているようにも感じられた。
頭の何処かで、ただ触れるだけの行為に 満足出来ない自分に対して 卑しさや浅ましさを感じながら、 人の肌に、ぬくもりに飢えた身体は 行為を止められなかった。
自分のやり方を押し付けるような触れ方にも関わらず、 それでもそれに応え、合わせようとしてくれる 彼の行動が 嬉しかった。]
(28) 2015/04/08(Wed) 23時半頃
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[背中を走るような刺激に、 彼の指によって新しい彩が加えられれば>>22 小さく体は跳ね、高まる熱に目を細める。
触れる度、そして触れられる度に 互いの跡を残していくような心地に、 肉欲よりも心が解れ、暖かなもので溢れて。
自らと彼によって奏でられる音に 包まれて―――]
(29) 2015/04/08(Wed) 23時半頃
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[離れた唇の代わりに強く身体を抱き締める彼の腕に 表情は安堵から自然と緩み、 目元に這った舌先のくすぐったさに くすくすと 幸せそうに笑みが零れた。
もっと欲しい。 もっと確かめたい。 もっと触れてほしい。
――これは本当に、夢ではないのだろうか。
そんな不安はついて回る。]
(30) 2015/04/08(Wed) 23時半頃
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[だからこそ、離れる彼の手に切なげに眉を下げて。 彼の表情が物語る感情>>24を捉えて 平静は保っていたが、 結局右手だけは彼の胸を掴んだまま離れなかった。]
……こうしておあずけされてるんだから、 立派にお仕置きでしょ?
…まぁ、僕よりしゅーくんの方が お仕置きらしく見えるね。
[彼の赤い顔を揶揄して笑う顔は、 恐らく彼と似たような色をしていただろう。]
(31) 2015/04/08(Wed) 23時半頃
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[……“その先”を知る身として、 堪えつつも彼自身満更でもないその様子は 目の前に置かれたご馳走以外の何物でもなかったが、 互いを確かめ合うような接吻の後に 彼の気持ちを蔑ろにする事は出来ず。
ただひっそり、彼から視線を外して 口元を覆う左手で唇をやんわり押し、 そっと、熱く湿った吐息を吐き出していた。]
……しゅーくんの いじわる。
[軽々しくも告げられる言葉に拗ねたような声が ぽつりと落ちて。]
(32) 2015/04/08(Wed) 23時半頃
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[表情を引き締める>>25彼にはそれ以上の言動は見せず。 ただ右手だけが先程の名残のように 彼の胸元に引っかかったまま。
殺されてもいいという言葉に顔を顰め、 「……勝手に殺させないでよ。」と、苛立たしげに零す。]
―――…『初めて』が僕で、いいんだ…
[改めて言われる言葉には場違いにも頬が緩み、 諭すような視線にすら恥じらうように視線を伏せて。]
(33) 2015/04/08(Wed) 23時半頃
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[不意に窓際へ寄る彼に不思議そうに顔を上げると、 硝子に映る像よりも鮮明に捉えられた黒板>>0が視界に入る。
其処に居たのは、彼の言葉通りの芙蓉の姿で。 残っているのは三人、そして――]
――――満君。
(34) 2015/04/08(Wed) 23時半頃
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[結局成田は何の為に自分達の姿を招いたのか。 いまだ足りないピースに思いを馳せて、目を伏せた。]
(35) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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―回想・201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
[抱え上げられるとは思ってなかったから、驚きに瞳を瞬かせて彼>>+62へとしがみついた。 それでも自重の分だけ奥へと呑み込む刺激に、肩口へと埋めた唇は震え、まだ熱を保ったままの息が漏れる。
椅子へと腰を下ろした彼の上、まだ繋がったままにその瞳を見下ろした。
何を考えているのだろう――分からない。 どうして自分を好きになったのか、いつからなのか……分からない]
(+63) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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…蒼真は俺のものだよ? ……俺も、ちゃんとお前のもの?
[告げる言葉が嘘なのかどうか、それすらも分からない。
向けられる気持ちは重たくて、それなのに心地よくて、今初めて逃げ出したあの人の気持ちが分かるような気がした。
でも――捨てはしない。 大事にすると、誓うように唇を重ねて甘く啄んだ]
(+64) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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―201X年3月24日・AM12:00・美術準備室―
[髪を撫でたのは、そうしないと>>+47引き止めてしまいそうだったからだ。
君は俺のもので 俺は君のもの
だから、大丈夫]
うん、行ってらっしゃい。
(+65) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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[扉の向こう。 友人だった彼が、友人だった彼を追い駆けていくのを見送った。
指先を、きつくきつく握り締める。
大切なものがあるなら、失って欲しく無い。 壊れてしまうから。
伸ばした手は下ろす。 追い縋る口は閉ざして。 踏み出そうとする足は縫い止める。
暫くは二人が消えた扉を見詰め、二人分の食事の後片付けをする。 紙袋に詰めて、手に持って。
ぐるりと見渡す、室内。
箱庭―――]
(+66) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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いい子で、待ってないと、ね。
[最後に、温もりが残る指先を見て呟き、扉を潜り抜けると一階まで緩い足取りで向かった。 正門に近い窓を開くと、そこから外へと身を乗り出して、地に着地する。
靴を置いたまま、来賓用のスリッパで学校から離れて行く姿がひとつ――]*
(+67) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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―201X年3月24日・PM15:30・とうふのむとう(店頭)―
[―――ボンッ。
しゃがみこんだ頭に弾む、硬い感触。 硬いと言っても、生々しく覚えているナイフのような、凶器めいたものではなく。 恐らくは本か、バインダーか、なんだかそういう、紙の集合体。
「何やってんの、雪。体調でも悪い?」
見下ろしてくる目線。 スニーカーに、デニムに、パーカー。 自分と大して変わらない、ご近所着で仁王立ちする、黒髪の人。 俺よりもひとつ年上の、とっくに受験体制に入っている、2番目の姉。
手に持っていたのは所謂「赤本」。 3年になる前の、3月の終わりだと言うのに、それはもう何度も捲った痕、蔓延る付箋の山。 その背表紙が俺の頭に降ってきたのだった。]
(+68) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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図書館、もう終わりなの?
[考え込んで迷路にでも嵌まっていたような思考だった。 急に現実味のある景色が目の前に、それはある意味で救いのようで。
「まさか。友達に返すCD取りに一度帰ってきただけだよ」
視線は癖のように、姉の左手へ向く。 右手には赤本、肩にはトートバッグを掛けて。左手には何もなかった。
は、と息を付く。 知らないうちに相手の手元に、光るナイフを探したのだと気付いて。
――ぞく、と寒気の走る背中を誤魔化すように。 豆腐のケースに捕まる両手、その腕を突っ張って、立ち上がった。
一辺に体重を掛けたケースが僅かに揺らいで、水面が波だった。]
(+69) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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あのさ、姉ちゃんはさあ…、好きな人とかいたこと、あんの。
[家族の中で誰よりも勉強に身を投じる、2番目の姉。 良く言えば清楚系、まあ単なる地味とも言える出で立ち。 立ち上がってみれば、自然少し見下ろす形になって、いつの間に背丈抜いたんだっけ、なんて、曖昧な記憶を辿った。
参考になる答えが聞けるなんて全く期待していなかったが。
「今はそれどころじゃないし」
思った通りの一蹴で。 それはとても普段通りで。]
(+70) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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―麻倉の記憶―
[彼が映る瞳、その向こうを眺める。
たったひとつのクラスメイトのアドレス。 違和感と、ほんの少しの興味と好奇心。
女の子を受け取って、流して、また受け取って。 「ハズレ」の女の子、その中にセックスして捨てた女の子がどの位いたか、なんて、君は知っていたのかな。
恨まれる事も多かっただろうに。
頬に手形を付けて教室に入った時は、真っ先に笑っていたっけ。
何度も声を掛けて来た君。
好奇心だったとしても、俺の中の何かを見ようとしてくれたから、そう、だから、ちょっとだけ意地悪したくなって]
(+71) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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[その表情が曇ってくれたら、一歩君から近付いてくれる気がして。
俺から踏み出す事の無い一歩を。
「友達」になりたかったのかも知れない、なんて、今更。
おかしいね、と薄く笑って。
そうして、瞳を閉じて、見なかった振りで忘れよう―――]*
(+72) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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[姉ちゃんがその場で、序でにと手にした赤本を開き、適当に問題を読み上げて。 俺はと言えば、答えどころか、問題の意味すら理解できなくて。 小馬鹿にされて笑われて、「うるっさいな」なんて顔を背けて。
片手で追い払う仕草をして見せても、何も気にする様子なんてなく、けらりと笑って。 一頻り俺のことを弄ってから家へ入って行く後姿を見送って。 赤本の背が弾んだあたり、乱れた髪を右手で触り、撫でつけた。
店の入り口から人影がひとつ。 また馴染みのお客さんが来た。
―――あぁ、この人は、いつも大量におからを買っていく人だ。 気の抜けたような笑顔に貼り付いた笑みを返しつつ、注文に耳を傾けて、計算機片手に金額を示して。
ゆったり流れる時間。
何もかもがいつも通りなのに、まるでここに自分がいないみたいだ。 そんな風に思うのは、俺が、あの世界で。 変わってしまったから、だろうか。]*
(+73) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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―201X年3月24日・PM13:00→16:00・廊下→通学路―
[別れ際姿を見た友人>>+59>>+60>>+61のことを道すがら思い出していた。
一度ならず二度も追いかけて来てくれたことには素直に驚いたし、 また“責められているような状況”であっても他者を労わるような言葉を紡げることにも、彼は自分が思っている以上に立派に思えた。]
………。
[自分も、相手の吾妻のように素直に追いかけて、想いを口にしていたならば。
あんな終わりを迎えることはなかったんだろうか。]
(+74) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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[捕まえてくれた右手>>2:280 縋るように何度も布を引いてくれた指>>3:6
その手で自分自身の身体を傷付けさせるように促したのは他ならぬ自分だった。 鉄の錆びた臭い。 まだこびり付く滑りを帯びた生温かい血潮。
咄嗟に悪夢だと信じ込みたくなる強烈な光景を、他ならぬ自分が感覚的に現実だと理解している世界のことを、「夢」だと肯定してくれた人を今。
自分は、自分が甘やかされたいがために都合良く扱おうとしていた。
無念のまま求めてもいない俺に殺された武藤を、もっと傷つけようとしてた。]
なんで……お前が謝るんだよ。
[吾妻と蒼真も、よくよく考えてみれば俺が知りたいがために餌にしていた。
もしかしたら、自分と似たような境遇にいるんじゃないか。 なら、俺が理解できない心を彼らなら知っているんじゃないかって。]
(+75) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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[でも結局は勝手に重ね合わせて、 それこそダシに使って。 吾妻へと向けた言葉は他ならぬ自分自身にも問いかけたかったことだ。 なのに、友達だって。 バカじゃないか。明日会おうなんて。
表情を崩して一度悪態をついて。 知らず知らず、時間も確認せずにぶらぶらと歩いていたことに気付いたのは、足がようやっと止まってから。
二度震えた通知に呼び止められたのだ。
一人目は母から。珍しいものだ。 高校に上がってからあまり連絡などしなかったものだから。 でも今は少しでも気が紛れればいいと思っていたから。
だが内容に、息が詰まる。『お豆腐切れたから買って来て。』なんて。
つくづく空気が読めない母親だ。 やめよう。咄嗟に適当に動かしていた足先を帰路へと向けようとして、二人目>>+4:111からの文章に、唇を引き結んだ。]
(+76) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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[今、ここで逃げたら。 いつ、会うんだろう。
必要最低限は連絡をしない仲だと思っていた。 高校を上がるに連れても疎遠になったとも思っていた。 それが普通で自分もそれでいいと思っていたのに。
何かが繋がらない。
隙間の空いた身体が求める何かが、 今日出会った人物らとの会話で これじゃないかと思うものがあっても
近くても違うのだ。]
(+77) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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To:武藤 雪麿 件名:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re: --------------------------- それで十分。 二人で心中する夢だって。 俺とは違う。
左手は今からそっち行く用事あるからその時に話す。
だから、何処にも行かないで俺のこと待っててよ。 忙しそうなら、やめとくけど。
(+78) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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[綴る指先は無様なくらい震えてた。 未だにどうしてあれだけ武藤に執着していたのかは分からない。
でも、分からないまま、また新たに生まれた疑問が、残る記憶が、新たに生まれた感情が、知りたいとも伝えてくる。
自分を殺した相手に会うなんて恐ろしいことだろう。 だからと言って、嘘を吐いて会いに行くのは卑怯に思えた。
だって吾妻はちゃんと俺の目を見て話してくれた。 だから俺も向き合わなくちゃ。
相手がどう思っているか。 それは分からないけれど、でも最後の躊躇に相手の機嫌を窺うような内容を散りばめたのはきっと、自分が臆病な人間だからだった。]*
(+79) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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/* ゆ、雪ちゃんに会いに行っても良かっただろうか……
(-18) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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/* あそこへ戻りたくない そう思っててもあれかもね
(-19) 2015/04/09(Thu) 00時半頃
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―201X年3月24日・PM13:00・病院前―
[ふと、大きな建物の前で足を止めた]
…病院。
(+80) 2015/04/09(Thu) 00時半頃
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[何故か、迷い無く進んで来た先が此処だった。 …中は、普通の病院と変わらないのだろうかと眺める。
その視界に、ふわりと、桜の花びらが舞った。
ふわり、ふわり、白いスカートを揺らめかせるように
空を舞って 静かに、地に降りた。
舞い散る、舞い散る、桜の花びらに 隠されて 埋もれて
桜の絨毯の中に潜む一枚。
もう、何処にあるのかも分からない。 やがて、踏み出す一歩。
その場から離れて行く姿がひとつ――]*
(+81) 2015/04/09(Thu) 00時半頃
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/* 透くん不意打ち卑怯やろ なんか全部持ってかれた(崇め奉る)
(-20) 2015/04/09(Thu) 00時半頃
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[腕を回した時の柔らかさ。 髪の毛に埋めたときに香る甘い匂い。
追いかけ回されて、捕まった時に伸びた指先は細かったけれど、柔らかな曲線はない。
それでも良かった。
うなじが覗く程度の黒髪にそっと―――……くちびるを押し付けた。]
(+82) 2015/04/09(Thu) 00時半頃
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―回想: こちょうのゆめ ―
お前は俺の彼女か。…それとも、姑?
[第一声に『彼女』が分かりやすいくらい固まったもんだから、一言付け足した。 そうすればまた和らぐもんだから現金だと思いつつ、姑よろしく世話を焼く幼馴染>>+4:213に目尻を下げた。]
でも武藤、なんで右側ならいいんだよ。 な、那月。
[武藤の許可なく『彼女』になった名前を呼べば、左腕が絡め取られる。 好きにさせていれば武藤など知らぬとばかりにキーホルダーが可愛いなんて口走っているものだから、]
欲しいなら買おっか?
[揃いになっているそれを指差したのだ。]
(+83) 2015/04/09(Thu) 00時半頃
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―201X年3月24日・PM13:00・廊下―
[麻倉を追いかけた時と同じくらいに走って、走って、辿り着いた美術準備室の扉を開いた――けれど。
室内には蒼真の姿はなかった。 並べられていた弁当も何も。 がらんとした室内はただ冷たく静まり返っていた。
膝から力が抜け落ちるような気がして、開きっぱなしの扉を両手で掴む。 縋る指は震えて、心臓が冷たく冷えきってゆくのを感じた。
待っていてくれるって、当然のように思い込んでいた自分は馬鹿だと、思った]
(+84) 2015/04/09(Thu) 00時半頃
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……探さなくちゃ。
[どれくらいそうしていただろう。
ぽつりと、呟きを漏らして、ポケットの中のスマホを取り出した。
躊躇いながら送信画面を開いて指を滑らせる]
(+85) 2015/04/09(Thu) 00時半頃
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To:蒼真 件名: --------------------------- どこにいるの?
(+86) 2015/04/09(Thu) 00時半頃
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[一言だけを綴って送信を。
返事を待つべきなのかもしれないけれど、足は、心は急くばかりだ。 床に置かれたショルダーバッグを肩から斜めに掛けて、準備室の扉を閉めた。
立ち去る前に振り返って、古びた表札と扉を見詰める。
先生の事、蒼真の事――交わした熱の事
思い返して瞳を閉じ、そして開いた]
(+87) 2015/04/09(Thu) 00時半頃
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[だがそれは武藤の反論により却下されてしまう訳だが。
誤解のないように言うと、武藤は極めて冗談だとばかりの口調だった。 だから結局購入しなかったのは自分の判断である。 でも注意することはなく、その後も好きにさせていた。 右隣を選ぶのなら構わなかったし、通せと言うなら紹介したこともある。
結局『彼女』の存在を蔑ろにしていたとも言われてしまえば言い返せなくて。 だって「雪ちゃん」が、なんて言い訳口癖になっていたのは、恐らくこの頃で。
「ちーちゃん」と呼ばれる声にまだ 留まっていたかったのかもしれない。]
(+88) 2015/04/09(Thu) 00時半頃
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[今もまだ心の中、空いたままの空洞は埋まらない。 きっと誤魔化したって埋まりはしないんだ。 だから探さなくちゃ。 答えは見つからないかもしれないけれど、それでも見つけなくちゃいけない。
あんなに自分を欲してくれた彼を、もう一度真っ直ぐに見詰めたい。
向き合った麻倉の瞳と言葉を思い返す。 ――ありがとう、行ってくるよ。
心の中で告げて、足早にその場を後にした]*
(+89) 2015/04/09(Thu) 00時半頃
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[でも、時間は待っちゃくれない。 初まりがあるなら終わりがない筈がなくて。
いつか耳にした言葉。 “名前とは最初に与えられる呪い”だって。あれは正しいのかもしれない。 だって確かに名付けられることでその人になってしまうことは、拘束の一部だと思えたから。
でもその呪いのお陰で自分を「ちーちゃん」だと認識してくれるのならば。それは嫌ではなくて。でも、
でも、『おれ』じゃない。
俺は、間の世界にいた『おれ』じゃない。 なら、今の自分は誰なんだろうか。 そんな馬鹿げた問いを自分に投げかける。
答えは簡単だ。誰よりも知っているはずなのに。
なのに、ああ、そうだ。 きっとこんなにも恐ろしいのは、]
(+90) 2015/04/09(Thu) 00時半頃
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( “俺”を認めて貰えないこと” )
[胸中に浮かぶ漠然とした、でも確かにシコリを残す考え。
嫌なほど空いた隙間に埋め込めるような気がして、 それが目覚めた前に生きていた自分を否定するような錯覚を覚えて、
それくらいなら一層、 あの“夢”をなかったことにすれば また昔に戻れる気がして。]
(+91) 2015/04/09(Thu) 01時頃
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[ ああ、卑怯な俺は 未だに戻りたくないと 思っているのかもしれない。 ]
(+92) 2015/04/09(Thu) 01時頃
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[そうすれば傷つけることもなかった。 「ちーちゃん」としてでなくとも 「麻倉」として接することが出来ただろうに。
他で無い自分の過去を殺したくて、 仕方がない。
でも雁字搦めに捕らわれたとしても、 これ以上知らないふりで捨ててきたものを顧みず繰り返すことは、 嫌だった。]*
(+93) 2015/04/09(Thu) 01時頃
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/* 吾妻サンドイッチごめんなさいいい
(-21) 2015/04/09(Thu) 01時頃
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―蒼真の記憶―
[男の勲章が背中の爪痕だとするなら、“男前になった”紅葉形は何だと言うんだろうか。
本日も晴天なり。 そんなキャッチフレーズが付きそうなくらい穏やかな午後に、似つかわしくない張り手を飾らせて笑いを買った>>+71]
誰のせいだと思ってんのかなぁ〜〜…?
[思わず引き攣りそうになれば切れた唇が痛むもんだから引き結んで、 でもこれで懲りたら負けたようで気に食わなかった。
蒼真のお陰で上がる女子からの攻撃率で自分まで変な噂が付きそうだったけれども、気にすることなくこの子はこの子は、なんて紹介して。
でも自分の好みのタイプだけは絶対に教えず、ハズレに不貞腐れて。 それでもそれなりに絡んでいたのは嫌いではなかったから。
そのことに気付くにはいろいろ遅かったのかもしれない。]*
(+94) 2015/04/09(Thu) 01時頃
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―あおい鳥と呪いの話―
ある日のことです 塔の窓にきれいなあおい羽の鳥がやってきました いつかの王子さまのことをおもいだして __はそっと手をのばしました けれど鳥はただ淡い色のひとみをくるりとまたたかせるばかり そしてかわいらしい声でうたうのです
そのうたごえは__のさびしい心を ずいぶんとなぐさめてくれました あおい羽をはばたかせて きょうも鳥はうたいます
ある日のことです あおい鳥は小さなくちばしでついと いちまいの風切り羽を抜きとって__に差しだしました
まるではれた空のいろみたいな羽でした __はその夜 あおい羽をだいじにだいじに 抱きしめてねむりました
(+95) 2015/04/09(Thu) 01時頃
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しばらくたって__にとてもかなしいことがあったのです __は泣きました なみだの粒をたくさんこぼして泣きました ずっとだいじに握りしめていたあおい羽が すっかりとぬれそぼってしまうほどに
すると ふいに ひかりが ひろがって __のてのひらの上にあおい鳥がとまっていました
なかないで なかないで
さえずりながら鳥はなみだの粒をくちばしですいとりました __が泣きやむまで 泣きやんでも鳥はずっと__のそばをはなれませんでした
__はおもいました これでもうひとりじゃないと とてもとてもしあわせでした
(+96) 2015/04/09(Thu) 01時頃
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けれどしあわせは長くはつづきませんでした いじわるな魔法使いが__と鳥に呪いをかけたのです
__の瞳には鏡のかけらをうめこみました __はもう鳥のすがたがみえません
鳥はけっして開けることのできない鳥かごにとじこめられました さえずることもできない鳥の羽はいろをうしなって どんどん透きとおってゆきます
(+97) 2015/04/09(Thu) 01時頃
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__はいいます かわいそうな鳥 でもおれはきみをすてたりしないよ けれど__の瞳にうつっているのはかわいそうな自分だけです
鳥はがらすだまみたいな瞳でうったえます ずっと いっしょ ずっと いっしょ けれど声にならないさえずりは__に届くことはありません
そしてはばたく鳥の羽は その時だけはむかしのようなあおい色をとりもどすのでした
魔法使いの呪いがとけるのはいつのことなのでしょうか
(+98) 2015/04/09(Thu) 01時頃
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/* 結構頑張って考えたと主張してみる
(-22) 2015/04/09(Thu) 01時頃
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―201X年3月24日・PM16:00・とうふのむとう(店頭)―
[不思議なもので、お客さんっていうのはお客さんを呼んで来る。 ひとり去ってはまたひとり、と。 暇な時間にぽつぽつ現れる、まあ、殆どは知った顔で。
物覚えの良くない頭でも、多少は買うものも覚えてる程度で。 両親や上の姉と違って、言われた通りの注文をこなすだけで。 もちろんのこと、厚揚げをゴリ押ししたりはしない。>>0:35
成田の世界に行く前の、何も知らなかった頃の、気付かないフリをしてた頃の、淡い記憶。 思い出した瞬間に笑む口元は、貼り付かせたそれよりも幾分柔かったはずで。]
(+99) 2015/04/09(Thu) 01時半頃
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[会計を済ませ、ビニール袋に入れた木綿豆腐を手渡して。 持参したらしいタッパーには絹豆腐を入れて、と、従来通りに手を動かす。
そうして一通りの波を済ませて、中腰を続けた身体を軽く伸ばし。 預かった小銭をレジへ仕舞う序でにポケットから出したスマホを見て。
メール着信を示すランプに気が付くと、画面を表示させた。
視線はちらりと客のいない店頭へ、それから家族が出てこないかと家の奥へ。 正当な理由なしに仕事中にスマホを弄ると叱られる、のが、嫌だったから。]
(+100) 2015/04/09(Thu) 01時半頃
|
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……、麻倉…。
[夢の話を、いや、現実を夢に見立てた話をしていたメールの返事だった。>>+78 吾妻と蒼真の、「心中する夢」という文章を見て、落ち着きかけていた心臓がまた、跳ねる。 意識にありありと浮かび上がる、テレビの画面。>>3:4
ああ、それよりも。―――それよりも。]
(+101) 2015/04/09(Thu) 01時半頃
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|
To:麻倉 千旭 件名:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re: ---------------------------
待ってる。
(+102) 2015/04/09(Thu) 01時半頃
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|
[止まりそうになった呼吸を意識的に継いで、たった4文字の返信を送った。
麻倉は、俺が覚えていない、左手の傷のことを知っているのだろうか。 もしかして、もしかしたら。
俺が自分で刻んだ傷のことを、更に「ちーちゃん」が、突き立てた刃のことを、覚えているのだろうか。
……何処にも行かないで、なんて。 待ってて、なんて…。 ]
そんなこと、言わないで…。
[画面へ落とす目線が、何度も何度もその文章を追った。
俺が気持ちをぶつけたことも?>>2:286 あんなに無様に縋り付いたことも?>>3:7 ]
(+103) 2015/04/09(Thu) 01時半頃
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[「ちーちゃん」が、俺に「すき」なんて言ったことも?>>3:113
廊下に滴る血液。 滑る感触と、鉄の香り。 紅に覆われる視界。 皮膚に沈むナイフの切っ先。
ぐらりと身体が揺らいで、何も持たない左手が己の目元を覆った。
痛い記憶、苦しい記憶、辛い記憶。 そして確かに幸せだ、なんて感じた記憶。
ああ、だけど。 それよりもなによりも、彼に成田の世界の記憶があるとしたら、それは。]
(+104) 2015/04/09(Thu) 01時半頃
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|
……―――恥ずか…しい…。
(+105) 2015/04/09(Thu) 01時半頃
|
|
[麻倉はこれからこっちへ来ると言う。 俺が店番なのは前のメールで言ったから、きっと店に来るのだろう。
顔を合わせる前から、恐怖とは別に跳ねる鼓動があった。 引き結んで噛む下唇は、何かに耐えているように見えるかもしれないけれど。
これはひとえに、ひとえに。 ただただ羞恥めく、気持ちだった。]
(+106) 2015/04/09(Thu) 01時半頃
|
|
[麻倉がどこからここに向かっているのかは知らないが、待っててと言うからには待っていられる時間内に来るのだろう。
己のメールを彼が受け取って、間も無く姿を現したのならば、店の左奥、レジ付近で、カウンター台に置いたスマホの画面を表示させたまま、なにやら耐える姿でも目に入ったかもしれない。
―――もっとも、そんな姿は長くてもモノの5分程度。]
(+107) 2015/04/09(Thu) 01時半頃
|
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[どちらにしても幼馴染の姿が視界に入れば、初めて中学の制服を身に纏った朝のような、修学旅行から家へ帰ったときのような。
気まずいというよりは、どこか気恥ずかしげな淡笑みを浮かべ、ひらりと片手でも挙げて、迎えるのだろう。]
…―――久しぶり?
[なんて、すぐの再会にも関わらず、懐かしがるような挨拶と共に。]
(+108) 2015/04/09(Thu) 01時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/09(Thu) 01時半頃
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/* …なんかこう、嬉しい。 大切にしてもらってるんだな、と思った。
蒼真は王子様にはなれないかもしれないけど、迎えに行くので待ってて下さい。
(-23) 2015/04/09(Thu) 01時半頃
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/* ひいいいいいいゆきちゃんかわいいちいいいいいい あああああ▼眠気
(-24) 2015/04/09(Thu) 01時半頃
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/* 姿を招くって何だ 寝惚けすぎくそう
(-25) 2015/04/09(Thu) 01時半頃
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―回想・201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
[肩口に触れる息>>+63、その熱にまた情欲が沸き立つ。 それを震える唇で噛み殺し、息を潜めた。
見上げる瞳、僅かに隠す前髪を掌で撫でるように横に流した。 青い星の髪留め。 もう手元に無いそれは、…此方の彼の手元にあっただろうか]
うん。 ………螢君も、俺のもの。
[抱き締めて、啄む唇を舌先で舐めては深く重ねた。 壊さないように、大事に。
俺のものじゃなくても良いから、傍にいさせて。
絡み合う咥内の熱に強請る腰を突き上げて、彼が許すなら再度快楽に身を任せようと――]*
(+109) 2015/04/09(Thu) 02時頃
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―201X年3月24日・PM16:00・通学路→とうふのむとう(店頭)―
[弱虫の脚は自然と止まって、お行儀よく返事を待っていた。 でも同時に返ってこなければ、会わずに済むなんて逃げの姿勢も抱えていたものだから、通知>>+102には複雑な思いで接しようとしたのだ。
でも、 心臓が小さく跳ねた。]
………なんで、そんなこと言うの。
[“待ってる“なんて。
どうしてお前が、言えるんだ。]
(+110) 2015/04/09(Thu) 02時頃
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[蘇る鮮やかになりつつある光景>>3:121 帰ろうと言いながらも置いてった「雪ちゃん」に縋っていた自分>>3:129
雪ちゃんの「ちーちゃん」>>3:109が誰か分からなくても、自惚れそうになる。
もしかしたら自分のことじゃないのかって。
そんな思考に陥って慌てたように頭を振った。 間の世界だったか。そこから帰ってきてから浮ついたことばかり考えていて。
でも、友達としてだとかそんなことどうでもいいくらいに、たった四文字をぎこちなく指で辿った。
消えることのないように、そっと。]*
(+111) 2015/04/09(Thu) 02時頃
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―201X年3月24日・PM16:00・とうふのむとう(店頭)―
[現在いた場所から武藤の家までは10分とない距離だった。 それでもいつもよりだいぶ時間をかけて辿り着いた場所で辺りを見渡して、閃く片手>>+108を見つける。]
………お待たせ。
[口元に描かれる弧を見れば、笑っているようにも映った。 それも無理してというよりは、好意的な。 だから分からなくて彼とは相反的に眉を下げてしまう。
それでも懐かしい感覚はわからなくもなくて、春休み分かれてからそんなに日も経っていない筈なのに、よく遅刻をしていた自分が口にしていた謝罪を投げれば向き直る。
真っ直ぐ、真っ直ぐに相手を見て。 それがもう、あの子>>3:60の面影を残していたけれども、時代の風化を思わせて。]
(+112) 2015/04/09(Thu) 02時頃
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………豆腐、すきだね。
[こんなこと言いに来たんじゃないのに、和らげようとした唇が途中で固まって曲がる。 予想はしていたけれども、対峙すれば背筋に恐怖がせり上がると。
でもそれ以上に、だ。 生きて、呼吸をして、声を発している姿に。
酷く安堵してしまった。]
(+113) 2015/04/09(Thu) 02時頃
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―――……ッ、会いたかった。
[夢だとか、現実だとか。 そんなもの全てほっぽり出して、吐き出す。
涙腺が緩みそうになったものだから一際息を深く吸って。右手を隠して。]
母さんに頼まれて豆腐買いに来たんだけど…後で時間ある?
[なるべくいつも通りをよそおって絹豆腐を指差しながら尋ねる。 厚揚げを推されたらそれも購入する所存で。 今日に都合が悪いようなら日を改めて引き下がろうと。
今は生きているって確認出来ただけでも勝手に満足していたから。 いろいろとちぐはぐな自分の頭は物事をきちんと理解するより、即物的に行動した方を選んだらしい。
でもやっぱり名前を呼ぶ勇気なんかなくて、視線を逸らしてしまったのだが。]**
(+114) 2015/04/09(Thu) 02時頃
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―201X年3月24日・PM16:00・とうふのむとう(店頭)―
[一言だけのメールの返事を送ってから、たっぷり10分弱。 送ったのはたったの4文字だ。
ただそれだけなのに、不自然ではなかったか、素っ気なさすぎるか、ちゃんといつも通りに返事が出来ているかと、頭の中がぐるぐる回る。
確かに間の世界の話もしたかった。 左手首の謎も、知っていることがあるなら教えて欲しかった。
自分がそう思おうとしているように、自分の中に、夢で仕舞い込んでしまおうとしている矢先に、もしかしたら同じ記憶を持っているかもしれない彼に、話したいことはいっぱいあった。 聞きたいことだっていっぱいあったんだ。 ]
(+115) 2015/04/09(Thu) 03時頃
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[だけど、麻倉は左手の話をしてきただけだし、違う夢を見たと言っただけだし、「覚えている」とは限らないから。
その話を切り出した方がいいのか、麻倉に任せるべきなのか、考えていた。]
何よりも。
メールが来て、初めて気付いたのだ。 会いたいと―――思った。 ]
(+116) 2015/04/09(Thu) 03時頃
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[あのメールを見てしまったら。読んでしまったら。 とりあえず何もかも脇に押し遣って、麻倉の顔が見たいと願った。 だから、忙しければやめるなんて、そんな言い方は、まるで返事を待たせただけで逃げてしまいそうで。
だから一言だけのメールを返した。 とにかく来てほしかった。顔が、見たかった。
どこにも行かない。 待ってるから―――。 ]
(+117) 2015/04/09(Thu) 03時頃
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[店頭に、見知った人影が姿を現した。
同級生、幼馴染、クラスメイト、幼馴染。ちーちゃん。麻倉。 幼馴染、あさくらちあき、俺の大事な、
すきな ひと 。
その顔を見ただけで、頭の中はぐるぐると回る。 彼の呼び方、形容詞。関係性、ああ、なんて言えばいいんだろう。
普段よりはどこか元気のないような、困ったような。 そんな笑みを見る双眸が細まって、レジのある一角から、店頭に出た。
ほんの数センチ、高いところから此方を見る視線を柔らかく見返して、きっとそうできたのは、自分のホームであり、テリトリー内だったから。]
(+118) 2015/04/09(Thu) 03時頃
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……豆腐好きだよ。
[ キミとおんなじくらいに ]
茄子よりも、ずっと。
[ キミの、ことが ]
(+119) 2015/04/09(Thu) 03時頃
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[成田の創り出した世界で自覚してしまった気持ちが。 間違いなくその直前までは、ごまかしごまかし抑えられていたはずの気持ちが。 今にも溢れてしまいそうだった。
どこか不自然に笑おうとした口元を見た目元は、瞬間、陰ったかもしれない。 年頃特有の気まずさからか、あんな出来事の後だからか。 彼に記憶があるのかどうかはまだ、俺には分からない。
家族やら近所やらの目があるこの場所で会えたのは幸いだった。 「仕事中」は、それなりに冷静でいられた、と自分では思うから。]
(+120) 2015/04/09(Thu) 03時頃
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[ああでも、このときの麻倉の唇から零れた言葉を、俺はきっと忘れない。>>+114
「 会いたかった 」
1秒の何分の1か、とにかく本当に一瞬の間だ。 その言葉が唇から落ちたあたり、だいたい彼の顎辺りだろうか、その辺を見つめたまま、間を置いたのは。
その把握できない程の短い時間で、こんなに多くの感情が込み上げることがあるんだ、なんて、どこかぼんやりとした思考が思っていた。]
(+121) 2015/04/09(Thu) 03時頃
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[目線がチラリと彼の手元へ注がれる。 家から買いに来たのならタッパーやら持ってくることもあるのだろうが、今日はどこかの帰りらしく、そのテの豆腐グッズは無さそうだった。
だから、パック詰めをした分の絹豆腐を手に取って、それをビニール袋に入れる。個数に指定があるのなら、その個数詰めて、気心知れた幼馴染への気軽さで、冗談交じりに厚揚げも推してみた。
いらねーよ、なんて言われるのも慣れっこだ。 だけど今日は「じゃあそれも」だか、「入れといて」だか、とにかく悪くはない反応を示すもんだから、何度か本当に入れるよ、なんて確認めいた口調で伝えて、会計を済ませる。]
(+122) 2015/04/09(Thu) 03時頃
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|
[最後に、彼が俺から視線を外した隙に。 袋へは棒付きキャンディを一本ビニール袋の中へ入れて、オマケのつもり。
渡すときに敢えて何も言わないのは、ほんのちょっとした悪戯心だった。
少しだけ触れた手の温もりは、そのまま繋いでしまいたくて、引き寄せてしまいたくて。そうできないのがもどかしくて。
一度堰切った気持ちはどこまでもめんどくさいものだと自分に呆れた。]
(+123) 2015/04/09(Thu) 03時頃
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店、20時までなんだけど。それからじゃ遅い?
[本当は今すぐ話したい。 けれど、仕事はほっぽり出すわけにもいかなくて。
今はあの世界とは違うから、今捕まえなくても、ちゃんと会えるから、って、胸中では自分に言い聞かせて言い聞かせて。
彼の反応を窺いながら尋ねる口調は、自信が無さげに語尾が消え入ったかもしれない。]
(+124) 2015/04/09(Thu) 03時頃
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[そろそろ夕食の買い物時だ。
商店街にも人が増えて、麻倉を満足に見送る暇もなく。 次の客の対応に追われる。
だから、彼の立ち去り様、軽く声を張ったんだ。]
……――場所、メールして。どこでも行く。
[って。
彼の反応を見る時間はなく。 答えがあったとしても聴こえなかった。 商店街のざわめきが増して、一際元気なおばちゃん軍団が、一斉に注文を口にし始めたからだ。
自宅からは父親も顔を出して、自分よりは幾分愛想よくお客さんをさばいていく。
俺はそれからチラチラと、時計ばっかり、見ていた。]**
(+125) 2015/04/09(Thu) 03時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/09(Thu) 03時頃
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―回想・201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
[額へと触れる手>>+109に伏せた睫毛を震わせて再び覗いた瞳は、未だ欲の名残を残して瞬いた。 そういえばあの時はこうして髪留めを留めてくれたのだっけ。
可愛いと、告げた声を思い返しても何故あんなにも自分は嬉しかったのか、分からない。
幾度分からないと繰り返しても、記憶は欠けたままだった]
(+126) 2015/04/09(Thu) 03時半頃
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……離さないでね、蒼真。 絶対、だよ?
[深まる口付けの前に囁きを落とす。 舌を絡め合う合間は虚飾かもしれない言葉を紡ぐ必要もないから、互いの唾液を絡ませて、深く深く結び合わせる。
離さないで 離れないで
その想いだけは本当だ。
揺れる腰に応えてまだ熱く蕩けたままの内側が、彼の形を確かめるように締め付けた。 欲しいと告げる代わりに舌肉を吸い上げ、軽く歯を立てて。 再び快楽の淵へと身を沈めた――*]
(+127) 2015/04/09(Thu) 03時半頃
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ケイイチは、 **
2015/04/09(Thu) 03時半頃
|
―間の世界・トイレ→廊下―
[トイレを見つけるのに思ったよりも苦労した。 同じところを通ったつもりが、全然違うところに出たり。 どうやら時々構造が変化しているようだ。
幸い、水は出た。 ナイフを脇において、手ですくって飲む。 すっと冷たい流れが入ってきて、少し頭がすっきりするような。 飲み終わって顔を上げると、鏡に映った自分がいた。 目の周りが少し腫れて、眉間にしわが寄り、今にも泣き出しそうな、酷い顔で。
はぁ、とため息をつくと水で思い切り顔を洗った。 これで少しは、気持ちに区切りがつくかな。
ナイフを鏡の前に置いたまま、トイレを後にした。 これは、きっと違う。 刃はまた誘うように冷たく輝いたが、振り返ることはしなかった。]
(36) 2015/04/09(Thu) 03時半頃
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[成田は…寂しかっただけなんじゃないかな。 ただ一緒に、遊びたかっただけなんじゃないか。 遊びたいと思った相手を、呼び寄せたんじゃないか。
そんなことを考えながら、廊下を歩く。 さっきとは違って、目的地は決まっている。 教室へ、自分たちのクラスへ戻るのだ。
どのようにして3階へ来たのかは覚えていない。 さきほどと構造も少し変わった気がする。 手探りに、迷路のような廊下を、足早に歩いてゆく。]**
(37) 2015/04/09(Thu) 03時半頃
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/* 雪ちゃんが愛おしい……
(-26) 2015/04/09(Thu) 09時頃
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/* 朝なう。 昨日の自分の発言が恥ずかしい。 なにこれあざとい。
ううあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
(-27) 2015/04/09(Thu) 09時半頃
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/* この話の鍵を持ってるのは、やっぱり海君なんだろうな。
(-28) 2015/04/09(Thu) 11時半頃
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―201X年3月24日・PM13:30・住宅街―
[公園の前に佇む。 時折、賑やかな声が響いて来る。
誰かと此処で偶然出会った気がした。 誰かも、何の話だったかも、思い出せないけれど。
…あの世界では願い事を、ひとつ…?
手探りで、何かを掴んだ気がして、それもやがては消えて行く。
公園を後ろに、一歩踏み出した]
(+128) 2015/04/09(Thu) 11時半頃
|
|
[幼稚園を横に通り過ぎる。 ブランコが二つ、風に攫われ揺れていた。
緩い歩みは、一軒の住宅の前で止まった。 今は疎遠になっている…知り合いの家。
春風。
身体に付着していた花びらが二枚。 無邪気に空を舞って、何処かに消えて行った。
捕まえようと伸ばした手は、何も掴めずに そっと降ろすと、その場から踏み出す一歩。
立ち去る姿がひとつ――]*
(+129) 2015/04/09(Thu) 11時半頃
|
|
―201X年3月24日・PM14:00・脇道の小さな公園―
[紙袋を横に置いて、ベンチに腰を掛ける。 両手を重ねて指を組んだそれを、脚の合間に。
公園の入口をじっと見詰めていた]
まだ、かなぁ。 ずっと、…ずっと、待ってるのに。
[間延びした声で、夢見るように呟いた。
柔らかな風が、頬を撫ぜるのが心地良い。
瞳を閉じ微睡むと、後ろから声を掛けられた気がして、振り向いた。
ひらり、花びらが舞い散るだけ。 誰も、いない。 彼が、いない]
(+130) 2015/04/09(Thu) 13時半頃
|
|
[顔を正面へと戻すと、視線を落とした指先を見詰めた。
一歩離れて見ていた級友達。 吾妻は、自分と少し似た位置で、心地良い距離感でいてくれた。
掴めそうで掴めない。 だから、そっと触れて、存在を確かめて、また少し離れる。 触れる時間が長くなったのは、いつ頃からかだったか。
偶に、懐くようにその後ろを付いて行った。 足取りは変わらず緩いものだったけれど]
(+131) 2015/04/09(Thu) 13時半頃
|
|
[あの日、迷子の子供の様な瞳をした君。 自然に伸ばしてしまった手に、指先に、触れてくれた。
そう、あの時。 …一緒に、手を繋いで歩けたら、と思ったんだ]
(+132) 2015/04/09(Thu) 13時半頃
|
|
[ただ単純に好きと言ったら、凄く照れた仕草をするから、可愛い、そう思って。 また少し、君への気持ちが変化した。
「好き」の始まりなんて分からないけれど。
ふと、思い出した手つきでポケットからスマホを取り出す。 メールが届いてる事に気付き、それを開いた。>>+86
暫くそれを眺めて、指先を滑らせる。 返す為では無く、その言葉の過去を遡る。
「あいたい」 「たすけて」
指先が動きを止める。 小鳥が何処かで囀って、飛び立つ音が耳に届いた]
(+133) 2015/04/09(Thu) 14時頃
|
|
/* ずっと俺のターン!
(-29) 2015/04/09(Thu) 15時半頃
|
|
―201X年3月24日・PM13:30・蒼真家―
[スマホを手に握り締めて、教えられた住所まで走った。
がくがくと震える膝は痛みを感じる程に。 あの二人三脚よりもずっとずっと真剣に走った。
呼吸を整える間も惜しくて、ポケットに入った鍵を取り出すと、躊躇いなく玄関の扉を開く。 静まり返った家の中へと足を踏み入れると、微かにあの彼の香りが鼻腔へと届いたような気がした]
(+134) 2015/04/09(Thu) 17時頃
|
|
……蒼真、いないの?
[なんだか生活感すら薄い家だった。 一人だと――彼は言っていた筈だ。 だからだろうか。
靴を脱ぎ足を踏み入れても彼の返事はない。 寂しさを詰め込んだようなその部屋を、ひとつひとつ覗いては蒼真の不在を確かめる。
キッチンへと足を向けて――足元に微かに光る何かを見つけた]
(+135) 2015/04/09(Thu) 17時頃
|
|
なんで片付けないんだよ…危ないのに。
[屈みこんでそれが割れたコップの破片だと気が付いた。 可愛らしいクマが砕け散って床へと散らばっている。
指を伸ばしかけて――思う。
なんで?と。
キッチンのスツールに引っ掛けられたピンクのエプロンの兎、可愛らしい弁当箱に水筒、袖口から覗くヘアゴム――そして。
ポケットから取り出した鍵には可愛らしい双子のマスコットが。
いくらなんでも彼の趣味じゃないだろう。 じゃあこれは何?]
(+136) 2015/04/09(Thu) 17時頃
|
|
/* なんで毎回蒼真の人のPCの家に行って血痕とか見つけるパターンなんですかね 血痕にはまだ気付いてませんけどね
村建てなので中身全部知ってるよと一応
(-30) 2015/04/09(Thu) 17時頃
|
|
― 間の世界・廊下→1年3組教室前 ― [舌同士の、粘膜同士の触れ合いを済ませた後>>31。 自分の胸を掴んだままの帝の手を、愛おしげに軽く撫でて。]
……お仕置きになっているなら、……まあ、いいのかな。
[などと軽く流すと、彼の口から出た言葉は暗に自分の顔の温度を指摘するようで。 嬉しさと居心地の悪さが同居したような苦笑いを浮かべれば、ちょっと声を上ずらせながら]
……そ、その、なんだ。君を2年間も放ったらかしにしたのは事実だからな。 僕にも罰が必要なんだよ。そうだろ?
[それはまるで言い訳をしているみたいで、居心地の悪さみたいな感覚は消えることは無かったけれど。 視線を外して、「いじわる」と言う帝の姿を見るとまたもや抱き締めたくなってしまうがこれもぐっと我慢して、ちょっとばつの悪そうな表情を浮かべて視線を逸らすにとどめておく。
一秒ほど流れる、妙な空気。 それがちょっとおかしくて、笑ってしまう。……はたしてその笑いに呼応はあったかどうか。]
(38) 2015/04/09(Thu) 17時半頃
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|
[軽く笑えば目線も合って>>25 >>33。 そして珍しくも、ちゃんとした非難の言葉が彼の口から出た。 理屈抜きでわかる――恐らくこれは、本当に非難されているのだと。
その非難こそまっすぐ受け止めたものの、言葉を返せたのはふたりで黒板を見た後。>>34]
……とりあえず、さっきのはすまない。君が人を殺せるわけがないか……すまなかった。 ……解っていると思うが、僕たちはふたりで、ちゃんと帰りたいと思ってる。 けど…………自分を殺すのも難しいだろう?
[問いかけこそしたが、相当難しそうだとは元々思っている。 口元に手を当て、しばし考える。
成田のルールは正しいとして、考えうる案は3つ。 1、二人で互いを殺す。――これは帝自身が暗に出来ないと言っている。 2、二人で一緒に自殺する。――どちらかが失敗したら独り取り残される。 3、二人で一緒に鷹谷を殺す。――論外。
どの案も現実的とは言いがたくて、悩む様子で目を伏せて首を振る。]
(39) 2015/04/09(Thu) 17時半頃
|
|
[そうしていると、帝がポツリと。もう一人の名前を呼ぶ>>34。]
………成田、か。
[「悪役と思えない」―――鷹谷が言っていたのはいつだったか>>3:135。 焦っていた気持ちでは理解が追いつかなかったが、今となっては彼の言いたいことは少しは、肚に落ちる気がした。 確かに彼も、顔を合わせなかったとはいえクラスメートの一員。自分たちと同じ、高校1年生に変わりはないはずだ。少なくとも鷹谷はそう考えたのだろう。
やれやれ、というように頭を掻いて……一つ溜息。 そうして、帝と同じ方向を向いて、目線だけを帝に向けて]
帝、提案がある。 僕たちは一度、鷹谷と3人で集まって話すべきだと思う。
多分、互いに殺せない僕達に今必要なのは………彼のような、考えだと思うんだ。
[この状況に巻き込まれたにも関わらず、成田に対しての恨み言は、結局一つも無かった、あの男。 今にしてみれば思う――そう思えなかったことが恥ずかしい、と。
だから、力を借りれるんじゃないかと、思った。]
(40) 2015/04/09(Thu) 17時半頃
|
|
[文字を撫ぜる。 なりふり構わず、駆けて、彼の元へ。 公園に…大事なものを置いて。
泣いていた君に、差し出す手は躊躇いなく。
もう、ずっと、ずっと、…その手を取ってくれる誰かを諦めていたのに。
俺を呼んでくれた、君。
この現実に、俺と一緒に戻って来てくれた。
最後まで俺を見て、…何かは分からないけど、大切な言葉をくれた。
「俺を置いていくの」
静かに響いた声に立ち上がる。 隣で紙袋が落ちて、地面に中身が散乱した]
(+137) 2015/04/09(Thu) 17時半頃
|
|
[帝は同意しただろうか――恐らくは2人で、廊下を真っ直ぐに歩き出す―――その前に。
さっき床に落とした>>4:49ナイフを拾って、誰もいない教室の隅へと投げた。 自分も他人も殺さない。恐らく抵抗も必要とはならない。 だから、もうきっとナイフは要らない。 そう思って。
廊下を進むと、しっかりと目的を持って歩いていそうな鷹谷の姿>>37が見える。]
鷹谷! 探してたんだ、少し相談できないか、鷹谷!
[真剣な表情を浮かべて、遠くから少し強めに声をかける。 もし鷹谷の目に警戒の色が浮かぶようであれば、開いた両手を挙げて、無抵抗の意志を示しながら]
(41) 2015/04/09(Thu) 17時半頃
|
奏者 セシルは、メモを貼った。
2015/04/09(Thu) 17時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2015/04/09(Thu) 17時半頃
|
[何故、此処で彼を待ってるんだろう。
離れない 離さない
――そう、彼と約束した。
待ってるなんて、聞き分けよく。 俺は全部君のもの、なんて、「安全地帯」に自分を置いて。
全てを君に委ねるだけ。
彼に「俺」が殺されたんじゃない。 自分で「俺」を殺した。
擦り抜ける瞳に、擦り抜ける瞳を。
俺が見ていたのは、君じゃなくて、俺自身だった]
(+138) 2015/04/09(Thu) 18時頃
|
|
[溺れるからと、遠目に海を眺めて。 泳ごうとすらしなかった。 ずっと、金槌のまま、何かに溺れて。
引き寄せた身体とその内の熱。 心と、全てで。
…走らせる前に、君は呼んでくれたのに。
箱庭に閉じ込めたかった誰か。
箱庭から連れ出したかった君――]
(+139) 2015/04/09(Thu) 18時頃
|
|
[一歩を踏み出す 手を伸ばす
俺は君のもの、押し付ける想い。 いい子だから、捨てないでと。
――違う、…君を俺のものにしたい]
(+140) 2015/04/09(Thu) 18時半頃
|
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To:吾妻 件名: --------------------------- どこにいるの?
(+141) 2015/04/09(Thu) 19時頃
|
|
[同じ文面を連ねて、送信する。
「もし此方に大事な人が居るなら、早く行動に移さないと、…本当に失くしてしまう前に」
いつかの自分の言葉に苦笑する]
………本当にね。
[自分から動けなかった。 動こうとしなかった。 そこから、踏み出す一歩。
走り難いと感じた、スリッパと靴下を脱ぎ捨てる。 裸足で地を蹴って、駆ける。
君の傍に行くから――]
(+142) 2015/04/09(Thu) 19時頃
|
|
―201X年3月24日・PM16:00・とうふのむとう(店頭)―
[当たり前の質問とは違って、確認するような口調は、あの時>>3:62とは確かに年数を感じさせて。
当然みたいにこっちの好きなもの>>+119を口にする唇に ほんの少しだけ低い位置にある頭に
懐かしさと一抹の寂しさを覚えた。
でも翳りを帯びた眼差し>>+120に 彼が何を伝えたいのかは推し量れなくて、それでも腕を引いて口を割らせようとする勇気もなければ、
周りの目を気にせずに自由奔放に振る舞える程、子供でもなかった。
でも、手元に下がる視線>>+122に瞳が揺らぐことを隠せないくらい大人にはなり切れていなかった。
一瞬、ナイフを探したのかと思ってしまったから。]
(+143) 2015/04/09(Thu) 19時頃
|
|
…学校に本返しに行くの忘れてたからさぁ、その帰り。
[誰にともなく言い訳するように手際良く用意されていく豆腐を尻目に口を開いた。
厚揚げに関しては、何度も確認する姿に思わず笑ってしまって。 「いいから入れてよ。」なんてこっちから強請った。
会計をしている時にふと思い出すのは昔のこと。 同じように母さんに頼まれてここに来た時相手をしてくれたのは彼のお父さんだった。
なのに今は、当然のように武藤が手伝っていて。 俺の知る「雪ちゃん」が減ってしまったことに視線を思わず避けてしまった。
だから、余所見をしていたから、微かに触れた手のひらに指を引き攣らせる。]
(+144) 2015/04/09(Thu) 19時頃
|
|
―――、ごめん。
[一瞬、そのまま捕まえてしまおうか。 浮かび上がる欲に迷う指先は結局行儀良く腰に下りて。
何でもないように袋を受け取れば、浅い傷痕を隠すように握り込んだ。
だって、夢だと思っているのなら こんな“証拠”隠し通す方がきっといい。 あまり覚えていないと彼は言っていたのだ。
もしも、全部知っていたのなら もう、こうやって声を交わすことだって、出来ないかもしれない。]
(+145) 2015/04/09(Thu) 19時頃
|
|
[卑怯だ。 ここへ訪れる前は腹を割って話そうだなんて言っていた癖に。
ほんの一瞬の触れ合いから伝わる温もりに、向けられる笑みに、 それを失いたくないと思ってしまう。
あれ程男同士がどうたらと言っていた癖に、それも棚に上げてしまうくらい嫌だと思う。
こうして、今の関係が壊れてしまうことを何より恐れてる。
あの時自分が彼に向けて吐いた時、 涙した感情を心を理解し得ないと思っている癖に。
自分が、嫌になる。]
(+146) 2015/04/09(Thu) 19時頃
|
|
………え、あぁ…。
[自己嫌悪に自然と頭が垂れ下がっていた。 だから少し遅れてから彼の言葉>>+124を拾う。
曖昧に頷いた様子はどのように受け止められただろう。 でも表情までは見えなかったかもしれない。 混雑する人の顔>>+125にあぶれてしまったから。
だからこのまま紛れてしまおうって後ろに足を動かしたら。 背中を叩くような声が聞こえて。]
……………ばぁか。
[どこまでお人好しなんだろう。
ビニール袋がぐしゃりと縒れてしまうくらい握り締めれば、雑踏の中帰路へとついた。*]**
(+147) 2015/04/09(Thu) 19時頃
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/* 今日でepですね 長いことたくさん色んな方とお話できて嬉しかったです 途中灰でぐちぐち言っていますが… 個人的にはお相手さんに恵まれてとても楽しかった 勉強にもなりました ただただ尊敬
(-31) 2015/04/09(Thu) 19時半頃
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―間の世界・3階空き教室―
[感覚だけを頼りに廊下を進む。 そろそろ教室の近くまで来ただろうか…というあたりで声が聞こえる。 少し先で修>>41がこちらを呼んでいる。 帝も近くにいるだろうか。]
修…?
[一瞬立ち止まるも、彼の様子からナイフは持ってなさそうなのがわかる。 そういうつもりではないらしい。 声や表情から、先ほどまでの不自然な様子は感じられない。]
どうしたんだよ、一体…。
[こちらも一応、軽く手を上げて武器が無いことを示す。 そして返事をしつつ、彼のほうへ向かいながら、相談があるというその声に耳を傾ける。]
(42) 2015/04/09(Thu) 20時半頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/04/09(Thu) 20時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2015/04/09(Thu) 21時頃
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―201X年3月24日・PM14:00・蒼真家―
[キッチンの床に座り込んでどれくらいが経っただろう。 コップの横に赤茶けた血の跡が残っている事に気付いて、螢一は乾いた苦笑を漏らした。
怪我、していたんだろうか。 そんな事すら思い出せない程に、自分は蒼真を見ていなかった。
乾いた血痕を指でなぞりながら彼の痛みを思った。 この静まり返った家で、彼は何を考えていたのだろう。
――知りたい。 愛でなくても恋でなくても、それでも、もう一度蒼真とやり直したかった。
なぜ可愛らしい持ち物ばかりなのか、なぜ螢一の誘いに乗ったのか、なぜ好きになってくれた――?
立ち上がろうと膝に力を込めたその瞬間、手の中のスマホが振動>>+141を伝えた]
(+148) 2015/04/09(Thu) 21時頃
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To:蒼真 件名:Re: --------------------------- 蒼真の家にいるよ。
……待ってる。
(+149) 2015/04/09(Thu) 21時頃
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[打ち終えて送信を。
彼に聞きたい事がたくさんあった。 伝えたい事も。 たくさんたくさん。
冷たいキッチンの床の上、座り込んで彼を待つ。
いつかの日の公園を思い出した。 けれど返信は違う言葉で。
必ず来ると信じているから]
(+150) 2015/04/09(Thu) 21時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2015/04/09(Thu) 21時頃
カイルは、「3階空き教室」→「廊下」に訂正。
2015/04/09(Thu) 21時半頃
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― 間の世界・1年2組教室付近 ― [鷹谷の様子>>42を軽く確認すれば、若干の困惑が見て取れる。 ………まあ、当然といえば当然なのだろう。
まずは。軽く頭を下げて、先ほどの態度を詫びる]
さっきはすまない。 多分……少し、おかしくなってたと思う。
[真剣な表情に、僅かな悲しさが浮かぶ。 そう思わせてしまっただろうな、と想像できるから]
見ての通り、ナイフは置いてき……え……鷹谷も?
[彼の態度には少なからず驚いた様子を見せる。 彼もまた、ナイフはもう要らないという確信に至ったのだろうかと一瞬思うが。――それは、おかしい。少なくとも、鷹谷から見た自分は「おかしかった」はず。]
(43) 2015/04/09(Thu) 21時半頃
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[鷹谷は、「おかしくなった」自分に襲撃された時の護身用という意味での武器すら、残す必要がないと思った――としか、思えなかった。 というところまでは、直ぐに考えが回る。 少なくとも自分は、そこまでの思い切りは出来ないな、と。 思わず肩を竦めて、自嘲的な苦笑いを浮かべ]
……全く、かなわないな、君には。
[そうして、本題へ。 とはいえ、実際に会ったらどう話そうか、などという事は全く決めていなくて。 数秒ほど悩む様子を見せて、話を切り出す]
鷹谷。……君は“この場所”のこと、どう、考える? 成田のことを気にしてた君ならもしかしたら、……何か気づいたことがあるんじゃないか……と思って、ね。
[自分に無い考えが彼にあるのではないかと。 柔らかくも真剣な態度で、問うて、答えを待つ]
(44) 2015/04/09(Thu) 21時半頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/04/09(Thu) 21時半頃
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―201X年3月24日・PM14:30・脇道の小さな公園→蒼真家―
[裸足で駆けて行く姿を、すれ違う通行人が振り返る。 行き先を決めかねて結局は学校へと戻ろうと、信号が赤になった横断歩道で足を止めた。
肩で呼吸を繰り返し、片手に持ったスマホが震えたなら、素早く画面を開いた。 メールを確認>>+148し、瞳を瞬かせる。
思いがけない場所に、眉尻下げて笑みを浮かべた]
(+151) 2015/04/09(Thu) 22時頃
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To:吾妻 件名:Re:Re: --------------------------- 迎えに行く。
(+152) 2015/04/09(Thu) 22時頃
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[待ってると、彼は言ってくれたから、その一言だけを返して自宅の方角へと足を向けた。
素足に固いコンクリートの地面が擦れて、痛みを訴える。 汗が流れ落ちて、視界を遮るのに手の甲で何度も拭った。 駆け抜ける足を止める事無く。
辿り着いた自宅の玄関。 鍵は開いているのだろうと、扉を開いて汚れた素足のまま室内へと踏み込んだ]
(+153) 2015/04/09(Thu) 22時頃
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………螢、君…ッ、…螢、……螢一…!!
[二階への階段を横に、廊下を突き進みリビングへと。 見慣れた室内を見渡して、キッチンへと向かった。 座り込む彼はカウンターに隠れて、それを越えるまで気付かない。 物音と声に反応して、立ち上がるなら直ぐに視線が合うだろうけれど]
(+154) 2015/04/09(Thu) 22時頃
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[食器棚、冷蔵庫が並ぶ場所へと歩んで、彼の目の前まで。
荒い息も絶え絶えに。 膝へと両手を付いて、床へと汗の水滴を落とした。 黒く汚れて、足先が赤くなった両足。
迎えに行くなんて、まるで物語の王子様みたいな事を言っておいてこの有り様。
けれど、…身を起こして息を整え、手を差し出す。 笑んで。
あの日よりも、深い想いを抱いて]
…君を、迎えに来たんだ。
(+155) 2015/04/09(Thu) 22時頃
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―201X年3月24日・PM16:00・とうふのむとう(店頭)―
[太陽の傾く夕方、商店街は人の往来と共に影が伸びる。 ひとりひとりと無駄話をする暇はないくらいの忙しさの中、視線は幾度も幼馴染の立ち去った方向を見遣った。
普段通りに豆腐を売るだけの、客の途切れた少しの間に交わした言葉。 春休みにも関わらず数日前学校で会ったのと同じ服装の、制服の、彼の姿。
確かファミレスから学校に行く途中、本を返しに行く用事。>>+144 「夢」の前の出来事の続きをキチンと果たす彼に、少しだけ、置いて行かれたような錯覚があった。
―――成田の世界から帰ってきて、時間が停まっているのは、俺だけなのかもしれない。]
(+156) 2015/04/09(Thu) 22時頃
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[何も変わらないのは見た目だけ。 きっと何もかもが変わっているんだろう。
それを示すような、お互いの、少しの探り合うような空気があった。 麻倉は俺が口にすること、視線の行方、今までにないほどそこに神経を尖らせて。
俺はそれに気が付かないフリ。
ああ、知らない「フリ」なんていうものは、こんなにも自然に出てしまうものなんだ。]
(+157) 2015/04/09(Thu) 22時頃
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[それは、まるで初めて2人で帰ったときの空気に似ていたかもしれない。 「雪ちゃん」事件>>3:39>>3:63の後に、また「ちーちゃん」が豆腐を買いに来て。 商店街の、正にこの場所だ。ここまで、一緒に帰ってきた。
学校を一歩出てしまえば、一緒になって騒いでいた奴らと別れてしまえば。 校門から放たれた、世界からすればあまりにも小さなふたりは、最初はまるで借りてきた猫みたいに大人しかったはずだ。
俺からだったか、麻倉からだったか。 歩きながらどちらからともなく肩をぶつけ合ったりして、ちょっかいをかけて。 大したことなんて喋らなくても、照れもせずに、内緒話の続きのような、悪戯色の強い笑みを交わすようになった頃。
あの夕方もきっと、こんな空気だったような気がする。]
(+158) 2015/04/09(Thu) 22時頃
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[麻倉が小さく口にした謝罪。>>+145 その意味だけが分からなかった。
後で尋ねておこうと心に留めて。 何かが引っ掛かって気になる不快感、よりも。 話すネタがひとつ増えたことが嬉しかった。
あれから>>+125彼の反応は人に紛れて見えなくて。>>+147 だけど、どちらにしても仕事が終わったらすぐにスマホを手に取って。
シャッターを閉める父親を手伝い、大体の片付けを済ませて。]
ちょっと出かけてくるね。
[画面に目をやる前に、両親へ声をかけた。]
(+159) 2015/04/09(Thu) 22時頃
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―201X年3月24日・PM20:30・商店街―
[出掛け先の詳細を話さないのはいつものことだ。 行ってらっしゃい、なんて間延びした、のんびりした見送りの声を背に聞きながら、暗くなって人もまばらな商店街へ歩を進めて。
駅側へ進むべきか、学校側か、住宅街側か。 行く方向に悩めばやっと足を止めて、スマホの画面を表示させた。
場所やら時間やら指定するメールが届いているならそこへ向かうだろうし、来ていないようならどこへ行けばいいか尋ねるメールを送るのだろう。 その文面はいつも通り用件のみで。
「終わったよ。どこ?」
なんて、殺風景な程にシンプルなものなのだろう。]
(+160) 2015/04/09(Thu) 22時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/09(Thu) 22時頃
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―201X年3月24日・PM14:30・蒼真家―
[あの公園でなぜ自分は待っていたのだろう。 辛かった、その記憶は確かにあるけれど、なぜ彼を呼んだのだろう。
見えない想いを見つけようと目を凝らしても、そこにあるのは空白だけで――でも、それならもう一度始めればいい。 それで構わない。
それで構わない。
スマホがまた、彼の鼓動を伝えるみたいに震えた>>+152]
(+161) 2015/04/09(Thu) 22時半頃
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……おっかしいよ、蒼真。 ここ、お前の家なのに。
[気の抜けた笑い声が天井へと向かって響いた。 なんだか、もう、泣きそうだ。
変わったようでいて、何も変わらない。 向ける想いが、その名前が違っていたとしても、彼はやっぱり『蒼真 透』だ。
待ってる 待ってるから
だから――
――不意に響いた扉の開く音に振り向いた]
(+162) 2015/04/09(Thu) 22時半頃
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[足音が、近づいてきて、立ち上がろうとしたのに足は動かないまま。 座り込んだままで彼の姿を見上げた。
ついさっきまで一緒にいた筈の彼はなんだか久しぶりに会うみたいにも思えて。 困って落ちた視線は、汚れた爪先に留まった。
馬鹿だよ、蒼真。 なにそれ、靴はどうしたの。
言ってやりたいのに、呼ぶ声に、喉の奥から塊が迫り上がってきて、声は出ない。
目の前が水面みたいに揺らいで、唇を開いて、でも、吐く息ばかりが溢れて音にならない。
空白は、埋まらないままで、でも、それでも――
それでも構わないんだ]
(+163) 2015/04/09(Thu) 22時半頃
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……、…ごめんね、また…走らせた……透。
[漸く絞り出した声は、小さく掠れていたけれど。 あの時の言葉はそれでも覚えているから、笑って、告げようとして、涙が 一つ零れた
名前を持たない想いの代わりに。
差し出された手へと指先を伸ばす。 あの時は自分から伸ばせなかった指先を、今、彼へと触れさせて、握り締める。
伝い落ちる雫は床の上。 瞬く度に溢れて小さな水溜りを作った]
(+164) 2015/04/09(Thu) 22時半頃
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/* どの場所がロマンチックでしょうかわかりません(真顔)
(-32) 2015/04/09(Thu) 22時半頃
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―間の世界・1年2組教室付近―
いや…この状況でだもん…。
[すまないと謝る修>>43に、気にしないと伝える。 こちらもナイフを持っていないことに気付いた彼は驚いたようだった。]
なんか、誰かを殺す気も自殺する気も無くなったからね。
[今思えば襲われたときのことを全く考えてなかった。 走って逃げ切る自信はあるが、少し不用心だったかもしれない。
彼は、この場所のことをどう考えるかと問う。]
(45) 2015/04/09(Thu) 23時頃
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この場所のことは…正直よくわからない。 でも俺は、成田…寂しかったんじゃないかなって。 友達が欲しかったんじゃないかなって思ったんだ。
[今ここに来るまでに考えていたことを伝える。]
だから俺は、教室に戻って成田を待とうかと思って。 みんな帰っちゃったら、寂しいだろ?
それが正解かはわからないけど…俺は待つよ。
[殺せば帰れると言う成田のルールから見れば、とても変なことを言ってるかもしれない。 俺だって、帰りたい。 でも元の世界で寂しい思いをしたかもしれない彼に、また寂しいを思いをさせるのは、辛い。
これを聞いて修はどんな顔をするだろうか。 呆れられるだろうか、などと思いながら答える。]
(46) 2015/04/09(Thu) 23時頃
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―201X年3月24日・PM17:00・とうふのむとう(店頭)→自宅―
[斜陽を背負いつつ伸びる影に追いかけられながら早足で道を辿った。
もうあと一週間もすれば、新学期にはいうのに日が暮れれば頬を撫でる風は冷たくて
自然と右隣を向いた。 自分より僅か低い位置を瞳は探して、俯く。
すっかり慣れた帰り道。 なのに一人分だけの空気は吸い込んでも心は膨れ上がらなかった。]
………ただいま。
[間も無くして到着するや否や、珍しいことがあるもんだ。 母が上機嫌に迎えて来た。 共働きではあるが母はパートのためかシフト次第では家に戻っていることは確かにあって。
でもこうやって「おかえり」なんて声がかかるから、居心地が悪くて視線を逸らした。]
(+165) 2015/04/09(Thu) 23時頃
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これ、袋に絹豆腐。
[淡々と告げつつ袋を渡せば早速中の母は豆腐を取り出していて、 「千旭」階段を上がろうとした足を留まらせれば、母の手に握られていたのは一本の――…>>+123]
………飴?
[促されるまま手に取れば透明の袋で包紙をひっくり返して、瞬き。 あれ。これ…見たことがある。
どこで。いつ。誰から? ああ、あの時だ>>1:43
駆け上がるようにして階段を登る。 探すのは3日前、“紹介料”だとかで強請った菓子が詰め込まれた鞄。
奥へ、奥へと腕を突っ込んで。 同じ感触>>0:48]
(+166) 2015/04/09(Thu) 23時頃
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………え、…あれ…。
[あの時、武藤は『俺』を何て呼んでた?
頭がぐるぐると回って、こめかみに鋭い激痛が走る。 まるで思い出すことを許さないような、
芽吹く花が枯れるように、浮上した意識が、失せる。]
(+167) 2015/04/09(Thu) 23時頃
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―201X年3月24日・PM20:30・自宅―
[ハッと意識が覚醒したのは随分と後だった。 思わず左右を確認すれば通知に震える携帯>>+160 恐々と指を滑らせれば示す時間に目を見開かせた。]
ね、寝てた……?
[暢気。悠長。 今の自分を指し示す何パターン目かの言葉に首を捻りつつ、制服のまま横になっていたからか縒れたシャツを片手で整える。
ため息を吐きながらスマートフォンで綴るのは、短い文章。 「桜の樹がある公園」
これだけ言えば伝わるだろうと。 昔、お互いの中間地点であるこの場所でよく待ち合わせていたことから選択した。
でも今じゃ帰りもバラバラで、 待ち合わせする機会なんてなかったから、もう年単位で訪れていない場所。 それでも学校も家も、何処にも相応しくない気がしてその場所しか選べなかった。]
(+168) 2015/04/09(Thu) 23時頃
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|
[メールを送信し終えれば軽く身支度を整える。 不思議なことに今日は姉もいるようで寝癖で爆発した髪の毛を指さされた。
何と無く気恥ずかしくなって逃げるように一言、すぐ戻るとだけ告げれば母の制止を振り切って外へと。
右手には袋を開けた飴を持ったまま。]*
(+169) 2015/04/09(Thu) 23時頃
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―201X年3月24日・PM21:00・公園―
[ブランコと砂場と必要最低限は揃ったその場所は時間も時間のためか人っ子一人いなかった。
とりあえずはベンチに腰を下ろせば飴の袋を開ける。 そのまま露わになった甘味に舌を伸ばせば広がるのは甘いイチゴの味。]
………抹茶のが好きなんだけど。
[小さくボヤきつつも、離す気なんて湧かなくて。 ぐちゃぐちゃで定まらない思考の中項垂れる。]
(+170) 2015/04/09(Thu) 23時頃
|
|
[結局、自分は武藤に何を告げたいと言うんだろうか。 間の世界のことを現実だと肯定して記憶を持っていることを言えば、離れて行ってしまうかもしれない。
でも否定して甘い蜜を啜ることはあまりにも卑怯に思える。
どっちつかずの心は消耗していて 会いたい、なんて。 後で会おうなんて口にしたのは自分なのに。
この場から逃げてしまいたいとも思っている。]
………。
[学習しない自分。 それでもこの穴だらけの身体の行き場を求めては影を眺めて。
ただただ地に落ちる桜の花びらを静かに眺めていた。]
(+171) 2015/04/09(Thu) 23時頃
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/* あああ自分の動きがあれすぎてほんと
(-33) 2015/04/09(Thu) 23時頃
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―201X年3月24日・PM14:30・蒼真家―
[座り込んだままの彼に、上体を屈ませて差し伸べた掌。 彼の手が伸びないなら、その手を自ら掴もうと。
思うままに想いを曝け出しても良いと、知ったから]
………、…。 …俺が、走りたいから、走ったんだ。 螢一が、呼ぶなら、…呼ばなくても、一生走り続ける。 君の傍まで。
[呼ばれた名に、瞳が揺らいで、瞬いて。 酷く眉尻を下げて、泣き出しそうな子供の表情を一瞬だけ垣間見せて、幸せそうに微笑んだ]
(+172) 2015/04/09(Thu) 23時半頃
|
|
[触れ合った指先の温もりは優しくて切なくて あの日のように あの日よりも
彼の手を握り返し、自分の引き寄せるようにして立ち上がらせた。
しっかりと手を繋ぐ。 あの日のように溢れ出る雫。 目元へと伸ばした指先が、一瞬迷いを見せるのは、…君に恋をしているからだ。
人差し指の背で、触れた目元の雫はとても暖かだった]
(+173) 2015/04/09(Thu) 23時半頃
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|
………君が、好きだよ。
[虚ろは残り、そこを埋めたくて埋めたくて仕方無い。 流れ込む君への想いも確かに。
それでも、それよりも前から向く想いを抱えていた事を知っているから。
硝子玉のように姿を映し出すものではなく、しっかりと相手を捉えた双眸で、濡れた瞳を覗き込んだ]
(+174) 2015/04/09(Thu) 23時半頃
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|
― 間の世界・1年2組教室付近 ― [「誰かを殺す気も自殺する気も無かった」―――と。 それはあまりに素直で不用心で、それでいてなお鷹谷らしかった。>>45
「誰かに襲われたらどうするつもりだったんだ?」……問う言葉は心に起こって、そのまま消えた。そんな疑念を持たない彼だからこそ、今頼ろうと思ったのだから。]
そうか……まあ、僕も似たようなものだ。
[と、「似た“ような”」という言葉に嘘を隠す。 早瀬の場合は鷹谷とは違って、ただの打算だったのだから――彼にとってみれば、使う気もなく恐らく不要なナイフを持ち歩くなど、邪魔を通り越して危険だった、というだけであった。
そうして話は本題へ。]
(47) 2015/04/09(Thu) 23時半頃
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/* 海君…。 天使は最後まで天使だった。
(-34) 2015/04/09(Thu) 23時半頃
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[鷹谷が話し始めれば>>46、その様子を黙して見つめ。 「俺は待つよ。」と言われれば、真剣な表情のまま、数秒、黙る。
それからしばし空中に視線を投げて、目を閉じて。 若干ぎこちない決意の微笑みを浮かべれば、目を開いて。]
……鷹谷。……ブラボーだ。
[―――感想の代わりに、拍手を送った。 嘲るだとか呆るだとか、そういう感情は一切起こらなかった]
(48) 2015/04/09(Thu) 23時半頃
|
|
[鷹谷の考えは、そのくらい自分にとっては新しいもので。 そういう風に考えられるということを、素直に凄いと思った。 だからこそ]
……正直、僕も帝も今、行くところがない。 成田が寂しいだろう、とは考えもしなかったが……
……鷹谷。君を一人で待たせるなんてことは、僕がしたくない。 付きあわせてくれ。……頼む。
[拍手を終えれば、真剣な決意の表情を浮かべて鷹谷に頼み。 視線を真横に――慣れ親しんだ、1年2組の教室へと向けて]
……待つなら、ここ以上の場所はないな。 じゃ……行こうか?
[そう言って、教室へ入るように促す。 鷹谷が頷きの一つも返してくれるのならば、早瀬もまた後に続いて。 沈黙に沈まないように、場違いな雑談をするのもいいかもしれない。 そんな風に、考えていた]
(49) 2015/04/09(Thu) 23時半頃
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トレイルは、>>+174 四行目訂正 自分の引き寄せ→自分の方へ引き寄せ
2015/04/09(Thu) 23時半頃
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―201X年3月24日・PM14:30・蒼真家―
[初めて見るような表情>>+172だと、思った。 揺らいで見えるのは目の中に溜まった水分のせいだけじゃないんだろう。
どうすれば慰められるのかも分からなくて、浮かぶのは彼と同じような困った微笑みだった]
……俺、言わなきゃいけない事があるんだ。 酷い事、した。 …………それでも、なんて、……。
[言えないと思うのに。
それでも、繋いだ指先を離したくはなくて、また雫が瞳から零れた]
(+175) 2015/04/09(Thu) 23時半頃
|
|
[淀んだ場所から引き上げる腕はきっとあの日と同じで、でもあの日の思いは霞んだままで――それでも、水面へと、浮き上がるように立ち上がった。
目元へと触れる指先に瞬く水滴を落として。
形にならない想いをどう伝えればいいのだろう?
空虚な胸が傷んで、空っぽの中へと風が吹き続けているのに――それでも繋いだ指先は暖かく、離し難い体温だ。
握り締めたままで構わないのだろうか。 問い掛けるように傾けた顔の片側を、また熱い雫が伝った]
(+176) 2015/04/09(Thu) 23時半頃
|
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………好きって、言えなくてごめん。 分からなくてごめん、我儘で、ごめん……ごめんなさい。
[真っ直ぐに向けられた彼の瞳を見詰めて、嗚咽混じりの声を漏らした。
痛いくらいに想いは胸に届いているのに、どうして、この埋まらない穴はこんなにも痛いんだろう。
繋いだ手を握りしめて、泣いた。
子供のように、取り繕えない涙が、幾粒も二人の手の上へと溢れ落ちた。
――あの日のように]
(+177) 2015/04/09(Thu) 23時半頃
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―間の世界・1年2組教室付近→教室―
[答えを聞いた彼は急に拍手をし始めた。>>48 突然にことに一瞬きょとんとしたが、たぶんそのままの意味なのだろう。 照れ隠しにあはは…と苦笑い。]
頼まれなくても、嫌とか言わないよ。 修と帝が、ホントにそれでいいのなら。
[誰かを殺せば帰れるのは嘘じゃないだろう。 ずっと待ち続けることになるかもしれない。 それでも俺は、成田に「またあした」と伝えたから。]
(50) 2015/04/10(Fri) 00時頃
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…座るかー。
[高校生活のスタート地点でもあり、間の世界のスタート地点でもあった教室へ。 そして自分の席に着いた。 彼らはどこの席に着くだろうか。 一人でいるつもりだったが、やっぱりクラスメイトがいると少し心強い。
ポケットを探り、あの桜の花びらを取り出す。 それをぎゅっと握って。]
友達になろう、成田。 待ってるから。
[軽く目を閉じ、祈るように、そう小さな声で呟いた。]
(51) 2015/04/10(Fri) 00時頃
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―201X年3月24日・PM14:30・蒼真家―
………たすけてって、呼んだだけでしょ?
[触れた目元から、濡れた頬へと掌を添えて。 後頭部へと回して、肩口に顔を引き寄せる。
片手は、腰へと回して、きつく身体を抱き締めた。 此方に戻る直前の時の様に――]
(+178) 2015/04/10(Fri) 00時頃
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