231 自由帳の中で、僕たちは。
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ラルフに4人が投票した。
ラルフは村人の手により処刑された。
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チアキ! 今日がお前の命日だ!
2017/12/24(Sun) 01時頃
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
チアキが無残な姿で発見された。
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/* 何でもハイレベルでできる人ってよりは、器用貧乏なタイプでなんでもそこそこできるけどすごいできる物もなくて進路とかで困ったみたいなイメージ……。 この学校自体が中堅高校位の感じかな?っても思うし。レベル高い学校だとサボりとか日数やばいとかって話は少ないよね多分。
(-0) 2017/12/24(Sun) 01時頃
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/* さんきゅう 時間軸的におれのはぜんぶRの前だな!
伝わらないけど! あーあと無記名って書くの忘れたごめんね! むめいでいいです!
(-1) 2017/12/24(Sun) 01時頃
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/* あっつたわってる ありがとおありがとお
(-2) 2017/12/24(Sun) 01時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2017/12/24(Sun) 01時頃
ノートはそろそろ、終わりに近付く。
(#2) 2017/12/24(Sun) 01時半頃
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2017/12/24(Sun) 01時半頃
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/* バッタバタで捻じ込んだ、すまん!!!!! しかし届くうちに返しておきたかったんだ マイハート…ッ!!!!!
(-3) 2017/12/24(Sun) 01時半頃
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/* そういや、土屋賢二先生は哲学者だった。 哲学か。なるほど確かに友田に合いそうなイメージある。
(-4) 2017/12/24(Sun) 01時半頃
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/* ななどななぶ… な、ななななだ!!
ななななだよなななな!
しかし書き忘れ追記おおすぎない?? まだかきわすれたくさんありそうわかる。
(-5) 2017/12/24(Sun) 01時半頃
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━朝・寮の自室━
[昨日の夜、自由帳について今後どうするかを考えていた。 古雅の書き込みを、古雅のものだろうと思いながらも黙って見続けていたのは、やはり良くなかった。まさか自分に関する発言まで出てくるとは思わなかった。
古雅に明かして謝ることも考えたが、そうすると古雅はあの自由帳にもう書き込まなくなるかもしれない。 ……いや、全然気にしないという可能性もありそうだが。
なんにしろ、卒業まで数ヶ月の俺よりも、あと一年数ヶ月ある古雅が優先されるべきだ。俺が黙って自由帳をやめるのが一番だろう。]
(0) 2017/12/24(Sun) 03時半頃
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[昨夜、そういう結論に至った俺だったが。 朝起きて改めて考えると、二年半も続けていた自由帳をやめることに名残惜しさを感じる。 しかも、カランコエの名前と花言葉を教えてくれた人にお礼を書き忘れていたことに気づいた。 駄目だ。最後に一度だけ書こう……。古雅の書き込みが増えていないことを願いつつ早めの時間帯に行こう。
そう決めてから、昨夜の内に書いておいた古雅と友田へのメールをチェックする。
なんでもいいなんて一番困る返答だと思ったはずなのに、自分も古雅に同じ答えを返している。 何かないのかともう一度考えるも、結局そのまま送信した。]
(1) 2017/12/24(Sun) 03時半頃
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To:古雅 七緒 From:佐藤 喜一
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改めて考えてみると、欲しいもののリクエストって意外と難しいな……。 欲しい本なんかはあるが、自分で借りるか買うかしてしまうし。
なんでも嬉しいとか言ったら駄目か?
(=0) 2017/12/24(Sun) 03時半頃
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[自分の文面を読み返し、友田からの文面を読み返し、ふうと息をつく。 しぬほどうれしかったってどういうことだ。どういうことだ。自分はそんなに凄いことを書いただろうか。もっと仲良くなれそうとは書いたが。 なんだか照れくさくなって、初めて絵文字なんてものを使ってしまった。送信する。
それにしても、なんで哲学なんだろう……。と昨夜は思っていたが、今思い出した。 友田に薦めた本の片方の作者が、哲学者なのだ。 もしかしてそれで興味を持ったのだろうかと思うと、なんだかとても嬉しくなった。]
(2) 2017/12/24(Sun) 03時半頃
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To:友田 千彰 From:佐藤 喜一
―――――――――
ありがとう。 嬉しいけどちょっと照れるな。片足だと棺桶を思い出すから、手にしよう手に。(握手の絵文字)
そうか。まとまったら、また教えてくれ。
哲学か。あまり読んだことはないが、ソフィーの世界という本は面白かった。小説の形だから読みやすいし、有名な本だったと思う。 匿名の手紙が、主人公に哲学のことを教えてくれる話だ。
(=1) 2017/12/24(Sun) 03時半頃
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━朝・図書館━
[今日は、よく晴れていた。寒いことに変わりはないが、数日ぶりの青空は嬉しい。 ちょっと早めの時間だったが、浅見先生は中に入れてくれた。 浅見先生もあの自由帳のことを知っていそうだが、もしかしたら色々と察してくれているのかもしれない。
自由帳を開いて、まず、カランコエの名前と花言葉を教えてくれた字を探す。>>2:106 その下に、お礼の言葉を書いた。]
(3) 2017/12/24(Sun) 03時半頃
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ありがとうございます。 この自由帳の近くに飾られるのに、ピッタリの花言葉だなと思いました。 土岐宇佐一
(4) 2017/12/24(Sun) 03時半頃
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[新しい書き込みを探すと、雪だるまと雪うさぎが増えていた。可愛い。
そして古雅の相談には、アドバイスがついていた。自分が古雅に送ったメールと若干被っていることに申し訳なく思ったが、「大事なのはその気持ちを届けること」という、俺からは言えないことが書いてあって、心の中で感謝した。
最後に、「ちょっとしたこともいっぱい好きっていえると良いね」という、優しげな書き込みを読み。 こういう、いいことが書けるようになりたいなと思い。このまま黙って書き込みをやめてしまうのもなと思い。 しばらく考えてから、ペンで書き込む。 そしてもうすぐ予鈴が鳴ることに気づいて、自由帳を閉じると足早にその場を去った。**]
(5) 2017/12/24(Sun) 03時半頃
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名も知らぬ 筆が集いし 思い出を 胸に抱いて 去る学び舎
卒業には気が早いですが。冬休みから受験勉強に集中しようと思うので、これで最後にします。 皆さん、今までありがとうございました。
土岐宇佐一
(6) 2017/12/24(Sun) 03時半頃
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/* ソフィーの世界、面白いんだけど分厚いんだよなあ……。 でも他に自分が読んだ哲学の本がなくて、一冊しか提示できなかった。PLさんもご存知だといいな。
(-6) 2017/12/24(Sun) 04時頃
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/* おれ おまえ すき [いつもの]
>>6 めっちゃすき
(-7) 2017/12/24(Sun) 04時頃
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/* えーいいな……
そういや、自由帳に
テスト前のやまはり相談受け付けます みたいな広告は書くか迷ったよね
(-8) 2017/12/24(Sun) 04時頃
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/* ええこやなぁ…(ホロリ
なんていいこなんだ…。 佐藤も友田も赤いのも斑のも指導室常連も木島先生もひよこも みんないい子達ばっかりだよ(ホロホロ
(-9) 2017/12/24(Sun) 06時半頃
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―翌朝・自宅―
[いつもと変わらない、いつもの始まり。 起きて、熱いシャワーを浴びて。 今日も変わらず徒歩で通勤する道すがら 春紫苑の伸びた背の先に、小さな、早い蕾を見つけた。 季節は移ろう、おれが移ろわずとも。
空を見上げれば、青空。 きっと誰かの心を映したか、 或いは誰かの願いが映ったかだろう。
息は白く曇る。 空に雲は殆どない。]
…ああ、もうそろそろ冬休みか。
(7) 2017/12/24(Sun) 07時半頃
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To:木島先生 Sub:今度 ------------------------- 今大変かと思うので、返事は大丈夫っす。
怪我治ったら、快気祝いしましょう。 オススメのラーメン屋あるんでいきません? おごります。 ただし激辛ですけど(●´∀`●)
無理せず、お大事に。
(*0) 2017/12/24(Sun) 07時半頃
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[メールを打った。 木島先生が怪我をしたことは結局昨日、HR後の職員室で聞いた。 相当酷いことにはなってない――と信じたいが。 怪我が治ったら快気祝いしましょうとか そんな感じの木島先生宛てのものだ。]
(8) 2017/12/24(Sun) 07時半頃
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―朝のHR― 「そのうち来ます 友田」
(9) 2017/12/24(Sun) 07時半頃
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[そう書いた本人との対面は受け持ちのクラスでのHRとなるわけだが おれが視線を向けると、どうにも逸らされてしまうように感じる。 顔色は――まあ、昨日や一昨日よりは多少マシ?になってる?のか? こうしてひとつアクションを起こせるようになっただけでも 友田の中で何か合ったのかもしれないが。 その“何か”を知るわけでもなし。 まして昼休みの度に他のクラスへといってしまう受け持ちの生徒。 おれ自身の無力さや、頼り甲斐のなさ、なんてのを 嫌が応なしに認識してしまうわけだ。
しかし、こうして「そのうち来ます」と書いてあるのだから そこは追い掛け回さず、友田から来るのを待とう。 悩みでも相談でも、本人が話そうと思わない限り 心の扉をこじ開けるような真似はしない方がいい。 施錠が意固地なものじゃない限りは。
とはいえまったく。 やっぱりおれは斑にも、猫にも、迷子にも好かれていないようだ。]
(10) 2017/12/24(Sun) 07時半頃
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―1限目・佐藤&入江のクラス―
相沢ー、朝倉ー、入江ー ……いりえー。
[席をみる、空いている。]
入江はー……風邪? そうか。
[ああ、だから昨日こなかったんだな。 まあ別に、呼んだわけでもなし、来るとも限らなかったし。 前に呼び出した時が呼び出した時で、 微妙な話題をしてしまったのもあるし、だ。
そういえば昨日、ジェニファー先生にシュシュを返した時 入江が数日間言い寄ってこなくなった、という話を聞いた。 若い男子学生、それも端整な顔立ちの男に言い寄られるのは なんだかんだ嬉しかったのか、残念だと冗談交じりに謂っていたか。]
(11) 2017/12/24(Sun) 07時半頃
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――やめたのか。
[本気じゃないし、ジェニファー先生もそれを知ってると謂っていた覚えがある。 日々の面白さのためだけに、人をからかうようなやつじゃない。 と、おれは勝手に思っている。
“本気”と向き合う気になったんだろうか。 何かあるものと、向き合う気になったんだろうか。
おれはきっとその端々を知っていて。 それでも必要以上に追求はしなかった。 丁度一年と少し前。
それも全て、おれの憶測に過ぎない。]
(12) 2017/12/24(Sun) 08時頃
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おーし。 んじゃ今日は前謂ってた通り小テストすんぞ。
期末終わったからって気ぃ抜いてんなよー。
んな難しくねぇから満点取れ。
[配られていくお手製の紙切れたち。 生徒たちの喧騒、朝から元気なことはいいことだ。
佐藤と目が合えば唇の片側くらい吊り上げたかもしれないが。 同一人物が朝早く別れの歌を詠んだなど おれは勿論知りもしないまま**]
(13) 2017/12/24(Sun) 08時頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2017/12/24(Sun) 08時頃
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To:佐藤ぶちょー From:古雅 七緒
―――――――――
(悩んでる顔の絵文字を十連打ほど)
何でもってけっこー悩むんですけどー。
悩みすぎてハゲたらぶちょー責任とってくださいね(ウインクの絵文字)
(=2) 2017/12/24(Sun) 20時頃
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―朝、教室―
[HRまでの時間、朝来ていたメールに返事を返す。 即返信、は出来なくて。
これは、テストで難問に遭遇した時より悩む。 おのれぶちょー。 そういう戦法か。]
……んー? きじまっちがどうかした?
[聞こえた話題に、スマホから顔を上げるオレ。 噂話へと混じってみれば]
へ? きじまっちが怪我?
(14) 2017/12/24(Sun) 20時頃
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[なんでも… 校内でブレイクダンスを踊っていた所に? 通りかかった猫を避けようとして? バック転したけど? 着地失敗で両手骨折、とか…
…ありえるのかそれ。 大丈夫なのかそれ。 三笹より不思議生物なのかきじまっち。]
(15) 2017/12/24(Sun) 20時半頃
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―休み時間―
[家庭科準備室前。 噂が気になって見に来たが会えず、しばらくうろうろしたオレは、ペンケースに入れっぱなしだった付箋メモに全てを託す事にした。 入り口扉に
『右を見ろ』
扉右横の窓に
『下を見ろ』
んで、そこに購買で買ってきたイチゴミルクのパックジュースが鎮座。完璧。
『きじまっちへのさしいれ 古雅』]
(16) 2017/12/24(Sun) 20時半頃
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[もし骨折してたなら学校来てないんじゃね? ってのもちらっと過ぎったけど、その時はその時だ。
ついでに…
あ、やべ。予鈴鳴った。]
(17) 2017/12/24(Sun) 20時半頃
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―とある授業をサボって―
[ついでに。 職員室の前を通らないルートを選んで、生徒指導室へ。 授業中だから当然誰もいないが、鍵もかかっていない。
怒られ慣れてる部屋へ入ると、机にぽいと喉飴を数個置いた。んで、一個を自分の口へ。 残りはここのセンセーに。
飴って袋で買っても味同じのだけとか結構飽きるよね。 でも、幾つかだけなら美味しい、甘いはちみつ味。
そういえばクラスで欠席が数人。 パイセンみたくカゼ流行ってんのかもなんて考えつつ。]
(18) 2017/12/24(Sun) 20時半頃
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―図書室へ―
[オレの赤い頭を、浅見ちゃんは気にしないでいてくれるのか、例えば今のような授業中にうろついても怒りはしない。 いや、どうだっけ、出会った当初は怒ってたけど言うだけ無駄になったのかもしれない。
とにかく、何にも配慮せずにオレはいつものノートの元へと歩く。
増えた雪だるまや雪ウサギをなぞり、]
…あ。
[オレの質問に返事があった。 感謝しながら読んで、]
ふぁいと…!
[なんか、ちょっと感動した。 この返事くれた人、めちゃいい人そう。]
(19) 2017/12/24(Sun) 21時頃
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── 翌日・寮自室 ──
[小さな電子音が鳴る。
体温計の示す値は上昇を止めたものの下がり幅も小さく 夜になればどうなるかは分からない。 咳を繰り返す喉も傷んできた 今日は勿論恐らく明日も休むしかないだろう。
全くお隣がしっかりしていなければどうなっていたか 時間を確認しようと枕横のスマフォを手に取る もう授業も始まった頃合か。 ホーム画面の壁紙は怪しげに目を光らせる猫 昨日友田が送ってきた写真だ。 申し訳ないが撮り方がとても下手で 何度見てもおかしくて、元気が出る。]
(+0) 2017/12/24(Sun) 21時頃
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[あのメールの前、差し出し人の違う三通を受信したのは 確か昼休みの頃合いだったか。
それぞれらしい内容 笑ったり、純粋に嬉しかったり。 返信する気力がないなりに色んなことを考えた。
その後寮の友人が袋を手に戻ってきた。 わざわざ見舞いの為に抜け出して来たのだと 中身はどれも購買では置いていなさそうな 病人の為だと分かる品ばかりで それだけでも嬉しいのに行動に至った理由を聞かされて
やっぱりこいつらのことが好きだなあと思い だからこそ申し訳なくなってしまった。
もっと気にすればここまで悪化しなかった 自分の身体のことなんてどうだっていい どこかにそんな気持ちがあったのだと思う。]
(+1) 2017/12/24(Sun) 21時頃
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[もう一通、夜に送られてきたもの 返せていないというよりは これに限っては返せない心境が正しいか。
あの浮気男は結局よりを戻したらしい 見舞う内容と一緒に報告も書かれていた。 本当ならもうあんなことするなよ、そう返し 仲間として喜んでやるべきで。 だけど現実のオレは羨んで、妬んですらいた 揉め事が起きても続く縁を 一度は裏切られてもまた選ばれた彼女を。]
(+2) 2017/12/24(Sun) 21時頃
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[周りにはこんなに良い奴ばかりがいて 迷惑を掛けても皆助けてくれる。
でもこっちは何もしてあげられていなくて まるで成長していない。
時の流れは止められない 自分だけが変わらないまま。
そんな奴だからいけないのかもしれない 「おかしい」と先輩に言われたのかもしれない。
見上げた先には天井があるばかり 青空もこれからのことも、見えやしない。]*
(+3) 2017/12/24(Sun) 21時頃
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返事ありがとう。 かたっぽの相手にも「何でもうれしい」って言われた。 でもできるだけよろこんで欲しいって思うからむずかしい。 でも、ちょっとあげたいもの見えたかも。 ありがとうございます。
(20) 2017/12/24(Sun) 21時頃
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/* あっ明日ねぇや(バカ) まあいいや終業日ではあるまい。
(-10) 2017/12/24(Sun) 21時頃
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[多分トーコの書き込みに、矢印をつけて返事を書く。 花、食べ物、形に残るもの。 なるほどなるほど。
考えながら、増えた…普段より少なめに感じた書き込みに目を通し。]
(21) 2017/12/24(Sun) 21時頃
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これで最後にします…
[その一文を、声に出して読んでいた。
ノートに書き込む人間は、普段から時々増えたり減ったりしていたように思うけれど。 もう二度と会えません、と言葉にされると、喉の奥がきゅっと狭くなる感じがする。
ぶちょーとのメールに感じた、アレ。]
(22) 2017/12/24(Sun) 21時頃
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もう見てないだろうけど、 勉強がんばってください。 オレは歌とかよくわかんないけど、 あなたの書き込みは、好きでした。
(23) 2017/12/24(Sun) 21時頃
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/* 古雅ぁぁぁあああーー!!!!!!!!
(挟まっていくスタイル(すまない
(-11) 2017/12/24(Sun) 21時頃
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[あの時。ぶちょーへのメールに残してしまった未練は、ここにはない。 自分がやりたいようにやってる人に、行かないでなんて言えない。 そう思う。]
…………。
[それなのに、]
最後、とか……
[>>2:42「あと、」に元々続けたかった言葉は、本当は**]
(24) 2017/12/24(Sun) 21時半頃
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/* そういやじこって入院は候補にあったよね(雪の日自転車フラグ)
あとれいるくんすき ひろってくれてさんきゅーな!!!!!!!
なーなななはくっそかわいいなあ………………… いいなかわいいこうはい……… すきになっちゃう…………
(-12) 2017/12/24(Sun) 22時頃
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─ 翌日・一時間目 ─
[ 寝ぐせの跳ねる後頭部を気にしつつ、そういや今朝はダッシュで部屋出たからいけなかったけど、パイセン平気かなあと思う。
適当におかゆをぐつぐつしつつ、梅干しを乗せてプレゼント・フォー・ユーすれば割と喜んで貰えたのだった。 自分のことは特段世話焼きじゃあないとは思うけど、いやだって風邪引いたときくらいは優しくされたいじゃない?寮で一人暮らしだぞ?孤独で死ぬだろ?
奢って欲しいものはと聞かれれば、思わず豚のブロック肉と口走ってしまった(だって角煮が作りたい)のは置いておいて。 良い奴だって言われたんなら「アンタには負ける」って、俺の表情筋が珍しく仕事した日だった。完。 ]
(+4) 2017/12/25(Mon) 00時頃
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[ その後授業をこなした俺は担任に捕まりめでたきお知らせを聞いた。 補習。マジでか。 俺も落ちるところまで落ちてしまった……。
とかふざけてる場合じゃあない。 なんてったって淵さんの授業である。補習である。しんどい。 クラス単位での授業でも俺の思考は取っ散らかるってのに、補習とか絶対普段の授業より人少ないじゃん。勘弁してください。
超絶憂鬱な俺のココロは夏空も真っ青な(?)ブルーさを誇った。 ら、昨日は図書館に行き忘れていた。 当然、天気予想もしないまま。 ]
(+5) 2017/12/25(Mon) 00時頃
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[ こうやって、何となく書き始めたときとおんなじように何となく書き終えてしまうのだろうか。 いや、まあ今日再開してもいいんだけどさ。
そーいや一昨日も天気予想していなかったなあと思うと、フェードアウトの文字が脳内に浮かんでしまうんです。悲しいね。 これで毎日食べれるぞって嬉々として持ち帰ったものの、段々水やりを忘れてしまって最終的には枯らしたミニトマトみたいな。俺氏小二の切ない思い出である。
欠伸を噛み殺しながら空を見る。 天気予想をしようと思ったのは、もともと天気を気にしない性質だったから。逆にね。 予想するようになったら、少しは気にするかなと思ったのだ。 つっても結局まともに気にせず、適当に書いていたんだけど。
……明日は、晴れが良いな。なんとなく。* ]
(+6) 2017/12/25(Mon) 00時頃
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―早朝・職員室―
はい……いや、もう本当ご迷惑おかけしましたというか、これからしばらく本当にご迷惑おかけしますというか……。
[昨日、保健の先生に「超痛くてめっちゃ痛くて動かないですー」と冷や汗笑顔で見てもらった後、病院行け病院!と追い立てられて早退していったので、朝から校長や保健の先生に状況説明に回っているのだ。 幸い折れてはないけど靭帯が云々とかで右手首は布みたいなギプスでかっちり固められた。固定さえすれば痛くないのだが、動かせないのが厄介だ。]
身だしなみ整えるのがきついですねぇ……風呂も頭洗いにくいですし。
[しょうがないんですけど、と溜息をつきながら自分の席へ。しばらくは片手生活だ。 慣れない左手だったのと、流石に昨日はバタバタしてたり痛かったりで、淵先生からの2件のメールには返信できていないままだ。 ほわほわ?と首は傾げたけれど、すぐに心配してくれたのが申し訳ないと同時に嬉しかった。 快気祝い行きたいです、ってことだけでも口頭で伝えようと思ったんだけど、なんだかタイミングが合わないままだ。]
(+7) 2017/12/25(Mon) 00時半頃
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━1限目・教室━
[入江は今日も休みだ。 風邪を引いたまま冬休み突入、なんていうのは気の毒なので、大事をとって休んでいるだけだと思いたいところだ。
1限目は淵先生の授業で、小テスト。 前の席から用紙を受け取り教壇の方を見ると、先生と目が合う。 あれ?なんだろう。今ニヤッて笑っただろうか。 反応に迷っている内に、小テストが開始する。
笑みの意味は分からないけど。冬休みに入る前に、先生の言葉をキッカケに二人と前より仲良くできてますって報告したいな。 そう思いながら、俺は小テストに取り掛かった。]
(25) 2017/12/25(Mon) 00時半頃
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━休み時間・教室━
[HR前に、古雅から返信が来ていたようだ。 何でもって悩むよな。そうだよな……。 それに自由帳の情報も加味すると、あげたい先輩がもう一人いるようだし。明るい古雅は交友関係が広そうだ。
しかし。友田も古雅も「責任とって」って、俺にどうしろと言うんだ。 冗談なのだろうということは分かるが、それでもどう返すのが正解なのかと悩む。 眉をしかめて考えながらメールを書いた。]
(26) 2017/12/25(Mon) 00時半頃
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―――――――――
To:古雅 七緒 From:佐藤 喜一
―――――――――
すまんな。でもまあ、古雅が何を選んでくれるのかというのが楽しみな訳でな。結果が何でもきっと嬉しいと思う。
責任とか難しいな。その時は育毛剤辺りで勘弁してくれ。
(=3) 2017/12/25(Mon) 00時半頃
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―朝のHR前―
あー、大丈夫、大丈夫。折れたりはしてないから。
[噂を聞いたのか、手首のギプスを見たのか話しかけて来た生徒にそう笑いかけて。 え!?折れてないの!?と驚いた生徒に、折れてないよ?、と不思議気に繰り返す。生徒いわく、]
え、俺、ブレイクダンスを踊っていた所をやってきた猫を避けようとして階段を 滑り落ちて両手骨折ってことになってるのか!?
[なんだその面白いいきもの。俺か。俺なのか。 そんな会話の間に別の教室の中ではバック転が追加されているのは知る由もなかった。]
(+8) 2017/12/25(Mon) 00時半頃
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―休み時間・家庭科準備室―
[調理実習は延期したほうが良いだろうから、食品の片づけでも、とやってきた家庭科準備室。鍵を開けようとして、見慣れぬ付箋が目に入る。 左手で剥がして眺める。見覚えのあるやけに綺麗な字だ。]
右……
[素直に右を見た。窓に何か貼ってある。またぺろりと剥がした。]
下?
[すっと視線を下せばイチゴミルクのジュースだ。付箋にはこの綺麗な字の主の名前があった。]
(+9) 2017/12/25(Mon) 01時頃
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古雅は可愛いことするなあ。
[飲み物のチョイスもかわいらしい。 付箋とパックジュースを脇に挟んで持ちながら準備室へ。椅子に座ってテーブルにジュースを置いて、何とか左手で上手いことストローを差し込むことに成功した。 ストローを銜えながら、古雅にお礼しないとなぁなんて考える。 手が治ってからかなぁ。 骨は無事だし、来年度までは持ち越さないだろうけど。 卒業式では無事に出れそうかなぁ。うちのクラス、ちゃんと見送りたいし。 ていうか、古雅は進級できるんだろうか。]
……。
[机の上にぺろりとおかれた付箋に視線をやれば綺麗な文字が躍る。 この字とよく似たノートの彼は先輩への良い送り物が見つかったのかなぁ。]
(+10) 2017/12/25(Mon) 01時頃
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絵は、描きたくなるのかな。
[それともこの腕が使えない期間にRなんて忘れてしまうだろうか。
それはないか。なんて心の中で早々に結論が出て、苦笑と一緒にジュースを啜った。 甘い。**]
(+11) 2017/12/25(Mon) 01時頃
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/* よっ、色男ー!!!!
あ、すんません今から仕事終わらせたら投下します、します。 明日バイトなんで(かなしい)夕方までかけませんが…(´つω・。) なので明日こみっちょにさせてもらおうごめんねごめんね…_(:3」∠)_
(-13) 2017/12/25(Mon) 01時頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2017/12/25(Mon) 01時半頃
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/* お、おっけー ならログそれまでにか……けるといいな!
(-14) 2017/12/25(Mon) 01時半頃
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―1限目→昼休み―
[小テストの結果は自己採点方式。 目が合った佐藤なんかはそれなりに点も取れてるだろう。 むしろそんなに難しくないはずだ。 どの生徒も満点だって先生信じてる。 例えうわあと嘆く生徒の声が聞こえていようとも、だ。
賑やかな1限目を終え、2限目3限目。 結局今日は広間で全部どこかで授業があって 指導室に帰ってきたのはいつものように昼休みだった。 激辛カップラーメンにメロンパン。 数日前と同じ昼食が入った袋を片手に部屋に戻れば。]
んあ? はちみつ味?
[無造作に数個喉飴の置き土産があった。 誰の仕業かわからず小首を傾げたが 食事の後にそれを口に入れる事にする。 口の中でころころ転がせば、優しい味がした。]
(27) 2017/12/25(Mon) 04時頃
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―図書館―
[午後一の授業は入ってない事が多い。 最近帰宅前に図書館に寄ることも出来なくなっているので 今日もこうして昼頃に訪れる。 浅見先生には昨日の木島先生のあれこれを聞かされてみたり。 あと、午前中赤いのがサボりにきてた、なんてリーク。 自由なのはいいこったが、進級は大丈夫かねぇ。 担任でもないのにちょっとした頭痛を覚える気がした。
さて、例のノートだが思うより書き込みが増えていた。 後ろからページを捲りながら、そろそろノート自体が終わってしまいそうなページ数だということに気付く。
そしてたどり着くのは「最後」の文字と、それへの返信。]
あー。
[そうだな、そういう時期だもんな。 よほどの事がない限り、生徒らが学校を卒業するのは一生に数回。 おれたち教師は、毎年それを見送る側に立つ。]
(28) 2017/12/25(Mon) 04時頃
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[このノートの書き込みをはじめてから、生徒をどれくらい見送っただろう。 そして同じぐらい、迎え入れては。 また誰かがこのノートに気付き、書き込みを始めるのだ。
繰り返す、流転する。 生徒という流れの中では、ちっぽけなひとつの通過点にすぎない。
けれど歌を見て、それへの返信を見て。 この『自由帳』という通過点は いいもんだったんだろうなと、思う。
それは何故か、どこか、嬉しいと思う。]
(29) 2017/12/25(Mon) 04時頃
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[更にページを捲れば、増えたゆきだるま。 傍にはゆきうさぎやふきだしつきのゆきだるままである。 まるでノートの中で大雪でも降った後のよう。 だったら雪合戦の絵でも描けばよかったかと思ったが そんな高度な絵が描けるはずもないので、筆はとらないまま。
プレゼントの相談や、それに応じる声。 賑やかに書き綴られる内容もあれば、そうでないものも。 そういえば、ライやささみの書き込みがないな。
ひとつ、トーコの書き込みに線を伸ばし。]
(30) 2017/12/25(Mon) 04時頃
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きむちなべがいいな。 あと、あついほうじちゃも。
“F”
(31) 2017/12/25(Mon) 04時頃
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[書き込んだあと、ふと目が留まるのはゆきうさぎの付近にある文字。
「好きなものを好きといえるのは素敵なこと。 ちょっとしたこともいっぱい好きっていえると良いね。」
――刹那、息を殺した。]
(32) 2017/12/25(Mon) 04時頃
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―冬の幻―
「淵先生は何がすきですか?」
[突然の問いに一瞬思考は止まったが。 「辛いもの」「甘いもの」とか、そんなことを返した。 ほんとうはもっと謂いたいことがあったのに。 ほんとうはきっと聴きたいことがあったろうに。
「なんでそんなこときくんだ?」 おれが返せば、彼女は照れたように笑って。]
「小さなことでも、すきなものをすきっていえるのって しあわせだと、おもうから。」
[そう、謂った。]
(-15) 2017/12/25(Mon) 04時頃
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[その通りだ。 好きなものを好きと謂えるのは、どんなに素晴らしいことか。 謂わなかったおれには、突き刺さるような、言葉。
ああでも、そんな意味合いで書き連ねられたものでないことくらいおれにだってわかる。 これは心優しい誰かが、誰かを思って書いたんだろう。
静かな図書館内に、机を指でたたく音が響く。
――コンコンコンココン。 ――コンココンココ。]
……こうするのは、簡単なのにな。
[りさとよく、ふざけて使った暗号。 それでさえもこの二文字は。]
使わなかったな。 おれも、……――お前も。
(33) 2017/12/25(Mon) 04時頃
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あれかし
“F”
(34) 2017/12/25(Mon) 04時頃
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[幾分と考えて、その四文字を記す。 それは見るかどうかわからない土岐への返事でもあったし。 字の綺麗な書き込みへの肯定のようなものでもあったし。 突き刺すような優しさへの返事でもあったし。 願いのような、祈りのような。そんな。
窓辺の加籃菜の土が乾いている。 こいつは乾燥に強く、湿気に弱い。 水をやりすぎると根ぐされするから もう一日くらいはこのままで大丈夫だろう。
“沢山の小さな思い出”に 湿っぽいのは、少なくていい**]
(35) 2017/12/25(Mon) 04時頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2017/12/25(Mon) 04時半頃
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/* やり残しはこれでないとおもうんだけど 墓下が動いてるかもしれないことも考慮して コミットはあしたの19時頃…バイトから帰ってきてからな…_(ˇωˇ」∠)_
(-16) 2017/12/25(Mon) 04時半頃
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― 朝・自宅 ―
[結局晴れたので自転車は妹のもの。 今日もいつも通りの朝を迎える。
カーテンを開けると青空が広がっていて、 寒いのは寒いんだけど、同時になんだかすっきりとした気持ちだ。 部屋の窓から写真を一枚ぱしゃり。
入江は大丈夫だろうか。あいつも爽やかな朝を迎えられているといいんだけど。一応。]
(+12) 2017/12/25(Mon) 04時半頃
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To:れーるくん From:千彰
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おはよー。 今日は元気?(猫の絵文字) 誕生日まで風邪っぴきなんて辛すぎるから、 はやくなおすんだよ。(サンタの絵文字)(トナカイの絵文字)(キラキラ)
そういやふられっぱなしのれーるくんは、 結局誕生日の予定ってどうなんだっけ。 俺の予定はあけておいてるよ(ピースの絵文字×4)(花丸の絵文字)
にしても、めっちゃ天気だー。 雪だるま作れなくって残念。(猫の絵文字)(雪だるまの絵文字)
[添付:青空の写真]
(+13) 2017/12/25(Mon) 04時半頃
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[送った後に、ふぁ、とあくびをひとつ。 かしかしと後ろ頭をかいたあと、支度をはじめる。今日は購買だ。]
(+14) 2017/12/25(Mon) 04時半頃
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― 朝・通学路 ―
[佐藤から届いたメールを眺める。 ばっちりおすすめが書かれていてまず感心の溜息をついた。 しぬほどだったから棺桶間違ってないしいいんじゃない?とか思ったりしながら、絵文字は自分が使いすぎているので、相手の文面にあってもまさか初めての絵文字とは思わず。でもやはり絵文字があると文面の固さが緩和されるというもの。文章も相俟って、なんとなくへへ、と笑みを浮かべる。いやでもそれにしても、]
すげーなぁ…。
[しみ、じみ…。]
(+15) 2017/12/25(Mon) 04時半頃
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[どんだけ本読んでるんだ?あいつ。本好きという呼称に違わないな。あ、でもタイトルは聞いた事あるかも。確か映像化されてるやつなんじゃないだろうか、と思って調べると、やはり映画化されていたようで。本を読んでみて面白かったらそっちも見てみるのもありだなと思った。
それはそれとして。
――― まとまったら、また教えてくれ。
ええええ、まとめて教えなきゃダメですか。いや、はい、そうだね。うまくまとまらなかったら纏めるのを諦めては駄目だよね、解るよ。解らない事を解らないままにしてたら仲良くなれないしね。いやでもうまくことばに…できるんだろうか…。とりあえず、また返事を保留する。すぐ返せるメールじゃない。
青空を見ながら、息を吐く。 今日はそんなに白く見えなかった。]
(+16) 2017/12/25(Mon) 04時半頃
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― 朝のHR ―
[あっ]
[視線がこっちを向いた気がして露骨にそらしてしまった。いやあんな手紙書いた手前、気まずくて。置手紙って。でも先生が生徒の顔を見るって比較的普通の事なので、平然としていればいいだけなんだけど。
実際、先生への相談ごと、というのを今までにした事は少なかったように思う。 それは淵先生にもだけど、他の先生にも。更に言うなら小中学校時代もだ。
まあ大人を頼りに頼りまくれるような性格ならこんな風に気が小さくなんてなってないんだけどさ。
でも。 置手紙で覚悟は決まった部分はある。今学期中に見極めて、自分の中で結論を出せたらと思う。――― 思う、けど。 結論が出なかったらどうしよっかな。 その時は、それ自体を相談にしてしまうという手もあるか。 … どこからどう話せばいいんだその場合。
いろいろと、がんばるか。そう思って、ペンの後ろで机の上を、トン。とたたいた。*]
(+17) 2017/12/25(Mon) 04時半頃
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― 休み時間 ―
[午前中の休み時間に図書館に行く。 おすすめされたソフィーの世界を一冊、貸出だ。 前のはまだ期限がきてないから大丈夫なはず。 さとういきちせんせいさまさまだ。
ついでだし、とノートを見に行く。 そそそそそ…。ぺらり。
――― ちょっとしたことも… その書き込みが目に入ると、]
すてきな、こと
……
ちょっとした、ことも。 …ちょっとしたことでも、
(+18) 2017/12/25(Mon) 05時頃
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すきっていって、いいのかな。
[視線を落とし、俯いて、少し口を引き結んだ。 トン、とペンの後ろで机をたたく。とんとん、でもやっぱりどうしても、何かを書ける気はしなかったから、この時点でペンをしまいこんだ。そのまま読み進めて行く。]
(+19) 2017/12/25(Mon) 05時頃
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やっぱ、冬休みから勉強……まじめそーだしなー。
[入江たちとの会話の時に呟いた言葉を思い出しながら、あの時の入江の反応を思い出しながら、何となく寂しくなって、少し眉を寄せる。今日も入江は休みらしい。このまま休み突入まで会えないかもしれないと思うとやっぱり寂しかった。お昼にでも追いメールを送ろう。 にしても、ときうさいち三年なのか。 ……ん?なんか今ひっかかったような。]
ときうさいち。
とき うさ、 いち。 と、 うさ とき、… いち… きー… あぁ?
[頭の中で文字を並べ替える。アッこれアナグラム?なのでは?とひらめいてしまったうえ、人物像が一致してしまったので、ア〜〜〜〜という気持ちになる。知っちゃいけない事を知ってしまった気持ちだ。匿名の真名。少しソワソワする。]
いやでもたまたまかもしんないし。
[木佐東一とかいう名前の同級生がいるかもしれない。ああ、可能性は十二分にありえるな。学年全員の名前を憶えてなかった事が特定を遠ざけてしまったけど別に全員覚えておけばよかったなんて微塵も思わなかった。]
(+20) 2017/12/25(Mon) 05時頃
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[見はじめてから、書きこみの数が減った気もする。 いやあでもこんなもんなのかもな?普段も。あとそろそろ冬休みだしなあ。
新学期になったらまた増えるんだろうか。
また昼休みにみにこよう、とおもって、教室に戻ると、もちろん真面目に授業を受けた。*]
(+21) 2017/12/25(Mon) 05時頃
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/* そういえばメリークリスマス!!(おはよう
あれだな? 独言や窓会話を見れるようになるっていう サンタさんからの粋な計らいだな( ・`д・´)!?
TANOSHIMI…( ˘ω˘ )
(-17) 2017/12/25(Mon) 07時半頃
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/* 昨日は、サービス業の人間に優しくしてあげましたか? サービス業の人間は、クリスマスを呪いながら生きていると思います。 是非今日も、サービス業の人間に優しくしてあげてください。
ケーキを売ってるささみの中の人より
追伸:22時ごろには恐らく村に帰ります。骨は拾って下さい。
(-18) 2017/12/25(Mon) 09時頃
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/* カレーうどんのこと書いたらカレーうどん食べたくなった。ので食べてる。うまし。
(-19) 2017/12/25(Mon) 12時半頃
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― 昼休み・体育館付近 ―
[ひょっこりと今日もねこ探し。]
おーい、トーコー?
[いるかな、いないかな? 昨日置いたはずの猫餌が消えたのは確認した。 でもどうやら見当たらなかった。おかしいな。
誰かの姿が見えたら会釈だけして去るつもりだけど、誰も居なくても結局は暫く探していなかったなら、この場所を去るのだ。]
(+22) 2017/12/25(Mon) 13時頃
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― 昼休み・渡り廊下 → 図書館 ―
[壁にもたれかかって、暫くスマホを弄っている。 相手は主に友人が中心だけど妹もいた。 なんだなんだという顔をしながらの。
そして、
残りの時間、一席を借りて、本を読んでいる。 時間ぎりぎりになると教室に戻っていった。
ノートを見るのは、放課後にしよう。*]
(+23) 2017/12/25(Mon) 13時頃
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[物静かで優しい人だった。
言葉を交わすのは二人きりの時が多く 家のこと、やりたいことが見つからない悩み 楽しくはない暗い話も嫌がらずに聞いてくれて。
頭を撫でられるのも好きだった 男同士で、とか。子供扱いは、とか。 彼にされても不思議な程に浮かばなくて。
それは小さな頃兄にしてほしかったことばかり そうしてくれるのは自分だけ、独り占めをしているみたいで 酷く浮かれ、一つしか違わない相手に過度な程懐いていた。
ただの先輩後輩と片付けるには近すぎた 別の感情を芽生えさせてしまうくらいには。]
(-20) 2017/12/25(Mon) 16時頃
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[去年の夏のことは忘れられない。
流れた噂、尾びれがついてゆく内容を思えば 疑われてしまったのも無理はなく。 それに、自分達の関係は周りにどう思われるものなのか 現実だって知ることが出来たのだろう。
先輩はきっとあの頃から疲れてしまっていて オレはそれを支えることもせず 責められるのが辛いと自分ばかり指導室に逃げていた。
噂を流した誰かの心情は分からない。 オレか安藤先輩に悪意があったのか たまたま角度が悪く本当にそう見えたのか ただ、仲の良さからの邪推だったのか
分かるのは安藤先輩がとても可哀想なこと あれが二人にとっての切っ掛けになった事実
それに、──全くの嘘だということだけ。]
(-21) 2017/12/25(Mon) 16時頃
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[きっと酷く心を削ったのだろう。
本当のことを隠しながら怒り 自分の恋人と親友の噂を否定して回るなんてことは。
安藤先輩と違って内気で繊細な人だったのから尚更に。
こんな関係はおかしい もう終わりにしたい
ありきたりな否定とよくある別れの言葉は 卒業式の日、他でもない彼に言われたことで いつまでも心に残り続けている。]
(-22) 2017/12/25(Mon) 16時頃
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[そういえば、今朝は大変そうだったな 隣から慌ただしい物音部屋の前を通り過ぎる足音を聞いた。 昨日そんな彼からの返答はまさかの豚肉 いや、主婦かよ。思わず笑った。 買える範囲であったけどツッコミ入れたよね。 主婦も奢ってくれると聞いて豚肉とは言わない。 こいつのクラスメイトはパフェをねだってきたというのに 改めて変わっていると感じる。それが三笹なのだろう。 いい奴だと言った時の反応も、そう。
誰かの助けになっているでもない むしろ迷惑を掛けながらへらへら笑っているだけ 一体どこを見てあんな風に認識したかは不明だが。 まあ、悪く思われるよりはずっといい。 珍しいものも見ることが出来たのだし。 もしかしたら意識しないほうが笑ってもらえるのかな? なんてプリン髪の他に某二名のことが頭に浮かんだ。
とりあえず個性的すぎるプレゼントのことは 買いに行く日まで忘れずに済みそうだ。]
(+24) 2017/12/25(Mon) 18時半頃
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[寝返りを打つ、そういえばパックが床に落ちたままだ よくある程度に小汚い部屋も治ったら片付けなければ
画面の中の青空を眺める 少しスクロールした先にはいつも以上に装飾多めのメール
休みはいつも通り実家には帰らず寮で過ごす 誕生日があってもそれは変わらずに。 今年は勉強も全く無視してはいられない それはもっと上の大学を志望する生徒なら尚更 あけておいてるよ、そう書いてくれた友田もきっと。
いいのだろうか、スマフォを見つめながら考えた。 オレみたいな将来のこともろくに見えてない問題児には 割く時間は少しでも惜しいくらいが普通ではないかと。
でも、こうも思う 高校生でいられる時間はあと僅か いつまでもこのままでいたいくらいに好きなのなら 残りの数ヶ月は悔いが無いように過ごすべきなのだろうと。]
(+25) 2017/12/25(Mon) 18時半頃
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[「あなた、あたしを誰の代わりにしようとしているの?」
優しく咎める声、少し困ったような微笑み 女の勘というやつだろうか 言い返せる言葉は何も見つけられなかった。
それはきっと彼女に対してだけじゃなく きっと、関わる皆に対して。
自分を見ていてほしいと、 嫌われたくないと、 見捨てないでほしいと、強く思うのは
先輩とのことが関係無いとは言えまい。]
(-23) 2017/12/25(Mon) 19時頃
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[オレは人間関係に依存している 多くを求め過ぎている。
だからいつまでも子供のまま もし、変わりたいと思うのなら このままでなんていられないと理解して 悔いを残さないように過ごすことからなのだろう。]
(-24) 2017/12/25(Mon) 19時頃
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[向き合うべきものなんて見つけられずに 先生達からも逃げ出すろくでなしだけど
置いて行かれたくないなって、そう思うんだ。]**
(+26) 2017/12/25(Mon) 19時頃
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―指導室―
[その後、午後の授業も終わる頃。 おれは太陽が沈む空を眺めていた。
静かな指導室で、一人。
そうだ。
年が明けるころには 新しいノートを買っておこうか**]
(36) 2017/12/25(Mon) 19時頃
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