164 冷たい校舎村3-2
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
シメオンに1人が投票した。
チェビイに7人が投票した。
チェビイは村人の手により処刑された。
|
ポーチュラカ! 今日がお前の命日だ!
2015/07/12(Sun) 00時頃
|
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ポーチュラカが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、シメオン、リツ、カイル、レティーシャ、志乃、サミュエルの6名。
────キーンコーンカーンコーン……
(#0) 2015/07/12(Sun) 00時頃
[午後8時50分。4度目のチャイムだ。
今日も等しく、夜がやって来る。
随分、寂しくなってしまったね。
規則正しく、君の友達は、消えていく。
この冷たい校舎だけが、取り残されていく。]
(#1) 2015/07/12(Sun) 00時頃
|
[ 忘れたくない。 ]
[ 忘れたくないんだ。 ]
[ あの日もらった、ペットボトルの水の味。 ]
[ 真夏に三人で食べたアイスの冷たさ。 ]
[ もらった笑顔や言葉も、全部。 ]
[ 何一つ、忘れたくない。 ]
[ お願いだ、時よ止まってくれ。 ]
[ あぁ、今日も、うすれていく―― ]
(*0) 2015/07/12(Sun) 00時頃
|
|
はじめまして、君は、だれですか?
.
(*1) 2015/07/12(Sun) 00時頃
|
|
/* 今まで3回この村に参加しておりますが、全員昇降口から出て帰っております……このまま昇降口帰還を貫くべきか?
(-0) 2015/07/12(Sun) 00時頃
|
|
/* 郁くん卑怯だよ、普通にぼろ泣きしてるんだけど今私…… あーもう、なんていうか、いやもうボロ泣きです。 帰りたい……帰りたい…… みんなと一緒に帰りたい……
(-1) 2015/07/12(Sun) 00時頃
|
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/07/12(Sun) 00時頃
|
/* ああうう 2人の落ちロルめっちゃ素敵だった……希望に満ち溢れる流れを作ってくれてありがと……。
郁くんのせつなさと、ちかちゃんのしっかりした決意が、好き
(-2) 2015/07/12(Sun) 00時頃
|
|
―北洋病院入口前―
[息を切らせながら北洋病院の入口前へと辿りつき、立ち止まって軽く息を整える。 病院だから携帯の電源を切らないと、と、コートのポケットから携帯を取り出して一度画面を点灯させてみれば、 マナーモードにしていたから気づかなかったが、 メールや着信が幾つも溜まっていた。恐る恐る誰からのものか見てみれば、全て弟達からのものである。]
…まあ、あんな風に出てきたら心配かけちゃうよね…。
[そう呟いて、また罪悪感が湧いてきたが、やっぱり引き返す気にもメールを見る気にもなれなかった。 そしてそのまま電源を落とそうとしたところで、手に持つ携帯が震える。また弟のどちらかだろうか、と 思いつつ画面を見れば、そこには電話の着信画面と、『三星月詠』の文字>>3:+24があった。」
(+0) 2015/07/12(Sun) 00時頃
|
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/07/12(Sun) 00時頃
|
/* 今後、身長は急激に伸びるだろう。(希望)
(-3) 2015/07/12(Sun) 00時頃
|
|
…え、月詠ちゃん!?
[彼女は、まだあっちの世界に居るんじゃないかと思っていたが、違うのだろうか。驚き慌てながらも画面をタップして、通話状態にすると携帯を耳元へと当てる。]
も、もしもし!えっと来夏です! 月詠ちゃんも、こっちの世界に戻ってきてるの…!?
[あっちが電話をかけてきたんだから名乗る必要なんてないのに、慌てていたせいかつい名乗りつつも、期待を込めながらそう問いかけた。
だって、あの世界に皆が閉じ込められたままなんて、やっぱり…上手く言えないけど、よくない、と思う。 例えそうするのが"ホスト"にとっての救いなのだとしても、"ホスト"含め皆帰ってきてほしい。 皆は、生きて、一緒に幸せな時を刻んでいってもいいんだから。…そこには、私は、いないかもしれないけど*]
(+1) 2015/07/12(Sun) 00時半頃
|
|
/* >>+1 「きっといないだろう」じゃなくて「いないかもしれない」になってるだけ一応進歩だよ…またちょっと迷ってきてはいるんだよ…いちおう…
(-4) 2015/07/12(Sun) 00時半頃
|
|
/* >>+1うわああああ全力でプラスになるように引っ張ったのに効いてねえええええ!!! どうしよう、勝てない。
(-5) 2015/07/12(Sun) 00時半頃
|
|
/*あと恋ちゃん、ごめんよ。 エンカしたかった願望ですので、 回想で拾うかスルーでもいいのよ…。 12時間中で教室戻ってないとかなかろーでー! って気持ちで入れただけだから…。
(-6) 2015/07/12(Sun) 00時半頃
|
|
―回想・高校三年生春―
[ これからは更に受験に向けて勉強をする様に、と。 神経質そうな担任が、そう言ってからだった。 多分、それがトリガーになってしまった。 ]
(0) 2015/07/12(Sun) 00時半頃
|
|
[ 寝つきが悪くなった。そして、基本、眠れない。 ようやく眠れたと思っても、何度も目が覚める。 そうしてまた寝ても、朝になって起きても。 頭がぼんやりして、眠った気にならない。
それだけじゃなくて、勉強したら苛々する。 酷い時には、なにもかもにも苛々する。 普段はなんてことのない運動で疲れた。 きっと体力が、落ちている。
成績が落ちた。一点でも、それが怖くて。 勉強しようとしても、どうしてだか。 上手くいかなくて、きっと悪循環になっている。
エトセトラ、エトセトラ。 そんな話をした葛城志乃に対して、 医師は呆れた様にこう言った。 ]
(1) 2015/07/12(Sun) 00時半頃
|
|
『カツラギさん、どうして今まで言わなかったんですか』
(2) 2015/07/12(Sun) 00時半頃
|
|
―少し前―
[かけられた声>>3:321に、あぁ、覚えていてくれたんだって、嬉しくなって。 頷いてみせて、こちらも囁いた。]
んじゃ、飯食ったら、 その……よろしくな。 俺も、聞くから。
[嬉しい、嬉しいのだけれど、何となく緊張する。 付き合いこそ長いけれど、改めて真面目な話をするのは何時ぶりか。
万一、あの時と同じ言葉が返って来なかったら。 まずそんなことを考えてしまう位には、否定や同情の目線に慣れてしまったらしい。 なんとまぁ、弱虫なことか。
うだうだと悩む顔なんて見せまいと、先に教室に戻るらしいの背に手を振って、 そうして、漸く、食事にありつくこととなったのだった。*]
(3) 2015/07/12(Sun) 00時半頃
|
|
[ ――医師にそう言われて、 訳も分からず睡眠導入剤を処方されて帰宅した自分は、 なんてことないと言いたげに、 玄関で仁王立ちしていた母と兄を見上げた。 どうしたの、って、首を傾げて言ってから、 病院で診断された症状を、淡々と告げる。 ]
『受験ノイローゼ、みたい』
[ 空気が、冷えた。
――あのね、志乃。母が、言う。 今にも泣きだしそうだったあの顔は、 果たして自分と似ているのだろうか。
普段は優しい母の声が、 その日は咎める様な、声だった。 ]
(4) 2015/07/12(Sun) 00時半頃
|
|
『進路を縛りはしない』 『行きたい場所が難しい大学でも、否定はしない』 『いつも言ってるけど、好きにやりなさい』 『就職だろうとなんでもいい』 『だけど、せめてこれだけは言わせて』
[ 何?と、また、首を傾げる。 抱きしめられた。その身体は、とても、細かった。 ]
『――息抜きをしなさい』
[ ――ぽかん、として。 自分のその表情に、また、泣かれそうになった。 ]
(5) 2015/07/12(Sun) 00時半頃
|
|
[ それでも、その顔を見ても、分からなかった。 だって、間違った立ち方を支えに、 ただ走り続けて、そして生きてきた葛城志乃は。
どれだけ勉強して、知識を得たとしても。 "息抜きの仕方"なんて、まるで知らなかったのだから* ]
(6) 2015/07/12(Sun) 00時半頃
|
|
[コール音は、途切れた>>+1 電話口からは、何だか慌てたような来夏の声が聞こえる。 その様子に笑み混じりに口を開く]
うん、戻ってきたよ。
[ただいま、なんて付け足しながら。 その表現は、きっと正しいはず]
来夏も無事? その様子なら大丈夫そうだけど。
[「こっちの世界」という表現から、やはり来夏も、 自分が見た世界と同じ場所を知っているのだろう。
なら、体育館でのあの時のことも、多分]
(+2) 2015/07/12(Sun) 00時半頃
|
截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/07/12(Sun) 00時半頃
|
ねえ、来夏。 別所くんのマネキンを見たとき、どうして謝ったの。
[>>2:29 体育館の中央にあるものに呆然としていた時。 彼女の青ざめた顔と、何度も謝る姿を思い出す]
―― 彼がああなったのは、来夏のせいじゃない。
[だから、大丈夫。 穏やかにそう言って、今どこにいるのかと問うた]**
(+3) 2015/07/12(Sun) 00時半頃
|
|
/* 志乃ちゃんと悩みが被るところだった(真顔) 何となくそんな気配がしたから変えてヨカッタ…!
そしてIFロル #とは。 (表回すだけで精一杯)
(-7) 2015/07/12(Sun) 00時半頃
|
|
―悲劇が、喜劇になった瞬間の話―
『生きるべきか死ぬべきか。それが問題だ。 つまり、荒れ狂う運命の投石と矢に耐えることと、数多くの苦難に武器を取って挑み、それに対峙することによってその運命の投石と矢を終焉させることのどちらが高貴なのであろうか。』
[ハムレットの問いかけは、まるで涼介自身への問いかけのようだった。 耐え忍んでじっとしているべきか。戦うべきか。 涼介は、武器を取って戦う事を選んだ。 だから今、こうして、舞台に立っている。 耐え忍んで、いつか空が晴れる見込みがあるならば、或いは涼介も耐え忍ぶ事を選んだだろう。しかし、世界の終焉を待つのみだった場合、耐え忍ぶ事に、意味はない。 戦い続けて、燃え尽きる。その方が、性に合っていたのだ。]
[最終公演。ステージの上。涼介はハムレットだった。 そしてこれこそが、涼介の人生に幕を下ろさせたのだった。]
(7) 2015/07/12(Sun) 01時頃
|
|
―喜劇から、半年前―
[それは、唐突に訪れた。 最近、妙に物忘れが多いなあと、携帯に持っていく物をメモするようになった、半月後。稽古中唐突に、涼介は昏睡状態になった。 医者に行っても、脱水症状と言われ、何も原因がわからないまま、普通の生活に戻る。 しかし、それからたった三日後。 涼介は、自分の違和感に気付いた。]
[朝起きて、ここがどこだか、自分の名前すら、覚えていなかった。 母の顔を見て、はじめまして。と口にした。 何を寝ぼけているのと笑った母の顔が、みるみる内に青ざめる。 涼介、何を言っているの。どうしたの、具合が悪いの。 知らない人とは言え、そんな表情をさせるのは、ひどく心苦しかった。]
(8) 2015/07/12(Sun) 01時頃
|
|
[青ざめた母親に無理やり車に乗せられ、病院に向かう途中、ふと、北洋高校が見えた。 その校舎を見た途端に、脳内に、情報が駆け巡る。 それはまるで、知識の洪水。 唐突に戻ってきた記憶に、涼介はしばらく呼吸がうまくできなかった。]
(9) 2015/07/12(Sun) 01時頃
|
|
[母親にもう大丈夫と告げたけれど、母親は青ざめたまま、自分に精密検査を受けさせた。寝ぼけていたにしては、性質が悪かったからだろう。 結果的に、脳の精密検査によって、涼介の身体には問題が見つかった。 短期記憶喪失障害。 若年性アルツハイマーとは違い、こちらは短期だけは記憶が保てるらしい。 計算すると、おそらく今保てる記憶の期間はたった半年。 半年経つと、記憶がリセットされてしまうらしい。 今はまだ症状的には軽く、例えリセットされても、今日のようにきっかけ次第で記憶は戻ると言われた。 確かに不便ではあるけれど、普通の人と変わりのない生活を送れると、医者は保障してくれた。]
(10) 2015/07/12(Sun) 01時頃
|
|
[それを聞いて、もちろんショックだったけれど、でも、役者を続ける事はできそうだととても安心した。]
『日記をつけなさい。そして、朝目が覚めたら、必ずまずそれを読みなさい。 かかさず毎日つけて、目立つ所に、自分のかかわりがある人の名前と特徴、写真を貼りなさい。 それだけで、君の記憶の補助になるから』
[そう言われて、涼介は日記を書き始めた。毎日、どんな小さなことでも、事細かに書きつくした。]
[幸い、涼介は物覚えが良く、セリフ覚えが得意だった。ごっそり記憶がなくなるのは半年ごとだし、時折なくなる少しの記憶に苦労はさせられても、別に、平気だったのだ。 少しハンデがあったって、役者で居られる限り、涼介は生きていける。 むしろ、燃えてくるじゃん。やる気が、燃え上がる。 そう、最初は、そう思えていたのだ。**]
(11) 2015/07/12(Sun) 01時頃
|
|
―― 深夜・自室にて ――
[ガッ!
響く音を立てて、打ち付けた額に痛みが走る。]
〜ったぁー!!
[涙目で額を押さえながら、はたと冷静になった。]
あれ?
[自室。机の上にはノートと参考書。 手にはシャーペンで机に向かっている。 うたた寝から目覚めたところなんだろう。 だけど、おかしい。だって僕は。]
学校に、いたはずなのに。
[ぽつりと呟く。リアルな夢、にしてもおかしい。]
(+4) 2015/07/12(Sun) 01時頃
|
|
[視線を落とし、そこで携帯電話が着信の光に気付く。 開けば着信履歴に別所くんが並ぶ。 閉ざされた校舎のことを思い出して、青褪める。 さらに届いたメール>>3:+4を開いて、絶句した。 慌てて別所くんに電話をかけると、3コール後に繋がる。 『郁!』 ぎゃんぎゃんと投げられる言葉に軽く電話を遠ざける。 なんでこんな時にお前と連絡つかねーの!?とか、 委員長とも連絡つかねーし!とか、 合間に混ざる愚痴めいた言葉に、思わず反論する。]
仕方ないじゃないですか、 今まで学校にいたんで……あ。
[夢かも知れないのに、馬鹿な事を言った。 そう自覚して口ごもる。 別所くんはぴたりと黙って、 先ほどより低い声で僕に言った。
別所くん自身も、学校の夢を見ていたことを。**]
(+5) 2015/07/12(Sun) 01時頃
|
|
― 教室 ―
[美術室から教室に戻ってきて、席に着くのが久しぶりに感じる。 黒板にはいろいろと文字が増えていたみたいだけど、しっかり確認しなかった。
>>3:301郁くんからチョコレートをもらう。 おなか減ってるように見えたのだろうか。でも、そういえばまともなものを口にしたのは昨日のシチューくらいだ。 ありがたく貰って、口に含む。
渡してくれる時に、たどたどしく「恋さん」って呼んでくれる彼には、可愛いという感想を抱く。 初めて会った時は「館石さん」って呼んでたけど、あたしが名前で呼んでほしいって言ったら、頑張ってくれた。 それが嬉しかったし、やっぱり可愛い。
やがて郁くんが棚から――文化祭の時のあの映像のディスクを持ち出して、どこかへ行く。 それを黙って見ていた。気にならなかったわけではない、けど、他の事を考えてたせいで精一杯だった。
そして、しばらくしてチャイムが鳴る。>>#0]
(12) 2015/07/12(Sun) 01時頃
|
|
― 3階・視聴覚室 ―
[またマネキンが増えた。そんな確信を持って教室を出る。 あたしじゃない。じゃあ誰だろう。
ひとまず向かうのは、さっき郁くんがディスクを持って向かった場所。 映像を見るなら――うってつけなのは視聴覚室。
>>3:341扉を開けば、まず目に飛び込んできたのは、大きなスクリーン。 あの時の映画――エンディングに差し掛かった、みんなで笑っている場面が映し出されていた。
そして、中央の席に何かが座っているように見えて、近付けば。 傷付き、血を流していても、なお、穏やかに佇むマネキン。
郁くんだ。そう思った。 誰かと一緒にいたのだろうか。それが誰だか分かることはないけれど、そう見えた。
恐怖はやっぱり感じない。 マネキンの頭を撫でて、いつもやるように軽く抱き締めながら、時の止まったスクリーンを見る。 感触は冷たかったけど、今度は何故か、少しだけ安心した。]
(13) 2015/07/12(Sun) 01時頃
|
|
―現在・1F廊下―
[ 教室へと、歩んだその時だった。 色に染まった上履きの音を、たん、と。 廊下に小さく響かせた、時だった>>#0。 ]
チャイム…?
[ また、鳴った。 同時に、足元がぬるり、滑る。 ]
(14) 2015/07/12(Sun) 01時頃
|
|
……?
[ しゃがみこんで、なんだろう、と。 絵具、乾いてないのかなって、人差し指で掬う。 指についたものは赤くて、鼻をつく鉄の臭い。 ああ、血だ、って、冷静な頭で思う。 じゃあ、あちこちに見える、小さな欠片はなんだろう。 欠片だけじゃない。足跡と、それから、血だって。 点々と、何処かに続いていた。 ]
(15) 2015/07/12(Sun) 01時頃
|
|
――律、あっち、
[ そう言って、髪を揺らす。 "何か"の痕跡を追う様に、歩みは速くなって。 ――そうして、昇降口の扉の外。 白の中に、赤があるのを、見てしまった。 駆け寄って、昇降口の扉に手をついても、 力を入れても、無理だ。びくともしない。諦める。 触れることは出来ないけれど、だけど、分かる。 あのマネキンを、自分は知っている。 あの子は、 ]
……千佳子、だ。
[ 今度こそ、名前を呼んだ。 血が流れていて、あちこち欠けているというのに。 その姿は、痛いのかなって、なんだか、怖いなって。 そう、感じてもおかしくないのに。 ]
(16) 2015/07/12(Sun) 01時頃
|
|
――先に、帰ったんだ。
[ マネキンの表情を見たら、全然違う思いが出て。 私だけかな、って、そう言いたげに、 自分より高い頭を見上げる。
力の抜けた様な声と。 それから、柔い表情が出たのは、どうしてだろう* ]
(17) 2015/07/12(Sun) 01時頃
|
|
── 少し前:1F図書室 ──
でも、今は、そう思ってないんでしょ。
[ そう言って、目を細めてみたけれど、 それも、僅かな間。
囁きに、目を丸くして。]
── 知らなかった。
[ そう言った自分が、我ながら、 あまりに間抜けなもんだから、 堪え切れず、小さく吹き出す。
ふわり、と、柔い風が吹く。 今度は、また、見下されて>>3:338、 同じように、立ち上がった。
緩やかに足並みを揃える。*]
(18) 2015/07/12(Sun) 01時頃
|
|
── 1F廊下 ──
[ チャイムが鳴ったから、 夜だな、と思うよりも先に、 また何かが起こったんだろう、と思う。
だから、やっぱり、驚きはない。]
血、だね。
[ やっぱり、静かに頷いて、 足を速める>>16のに、付き従うように、 駆け寄るのを見て、ようやく小走りに近寄って、
それでも、流石に、息は呑んだ。]
(19) 2015/07/12(Sun) 01時半頃
|
|
……寒そう。
[ 痛そう、よりも先に、それを思う。
だけど、ソレが、……彼女が、 穏やかな表情をしているから、]
── 穂積さん、帰れたんだね。
[ その手に抱えられた本を見つめて、静かに呟く。 笑いたいんだか、泣きたいんだか、 分からなくなって、顔を覆った。]
(20) 2015/07/12(Sun) 01時半頃
|
|
……良かった、
[ 続く言葉は、ない。 でも、確かに思ってしまった。 今、はじめて、はっきりと。
俺も、帰りたい。 帰らなきゃ、じゃない。帰りたい。 やりたいこと、たくさんあるよ。 毎日、楽しみが、たくさんあった。 なのに、どうしよう。ここには、何もない。
それを自覚してしまうと、ダメだった。 この世界は、寂しい。*]
(21) 2015/07/12(Sun) 01時半頃
|
|
そっか、よかったぁ…あ、私は無事だよ!元気!
[月詠からの返事>>+2を聞いてそう返してから「おかえり」、と付け加えて、へにゃり、と笑みを浮かべる。 よかった。これで、現時点では3人目だ。このまま、皆戻ってこられるかもしれない。 元気、という言葉も、嘘ではなかった。先程までは元気ではなかったかもしれないが、月詠の声を聞いて元気が出たのは確かだから。]
あ、あの、そ、れは…
[体育館のことを聞かれれば、明るい声から一転して、小さな声で口ごもる。そうしているうちに、「来夏のせいじゃない」と言われれば、その優しさに少しだけ泣きたくなった。 そんな風に優しくされたら、余計手放したくなくなってしまうのに。]
その、ね…前に私が見た事故と、体育館の、重ねちゃって…その事故の時、近くに居たのに、ともだちを助けてあげられなかった、から。
[そして結局、躊躇いがちに本当のことを話してしまう。どうやら私は、笑顔を作ることは出来ても、嘘を吐くことは苦手らしい。それに、折角気遣ってくれたのに、隠したり嘘を吐いたりするのは忍びなかった。]
(+6) 2015/07/12(Sun) 02時頃
|
|
あ、そういえば、あの時はごめんね…! 月詠ちゃんもあの場に居たのに、勝手に一人で逃げ出しちゃって…本当に、ごめんなさい。
[今更かもしれないが、眉を下げつつ電話の向こうへと謝罪した。 月詠だって、あれを見たのだからショックを受けただろうに。そんな彼女に目もくれないで、一人でその場から逃げ出してしまった。自分勝手だし、ひどく情けないと思う。]
北洋病院の前だよ。別所くんから七五三くんが自殺しようとして病院に運ばれたって聞いて、居ても立ってもいられなくて…。
(+7) 2015/07/12(Sun) 02時頃
|
|
[どこにいるのかと聞かれればそう答えて、目の前にある病院を見上げる。 今もここで、七五三が戦っているんだろう。 いや、戦う、という表現は違うかもしれない。彼が、ここに戻って来ることを望んでいないなら。 彼が、生きることを諦めてしまっているのなら。
そしてこの病院は――あかりが入院している病院でもあった。 明日で、あの日から一週間。彼女はきっとあの病室で、私のことを待っているのだろう**]
(+8) 2015/07/12(Sun) 02時頃
|
|
── 回想:進路相談室 ──
[ 「樫樹くんの成績なら、問題ないし、 将来のことも、考えているようだし、 特に、心配することもないですね」
進路希望を記した紙切れと、 これまでの、学校生活の積み重ね。 それを見比べて、霧島は顔を上げた。]
(22) 2015/07/12(Sun) 02時頃
|
|
はい。 ありがとうございます。
[ 姿勢も視線もまっすぐに、答える。 それからすぐに、面談は終わった。
教室を後にしながら、 去る間際の霧島の呟きが、耳を離れない。
「とても、君らしくて──、」
その、君らしいというところの、"君"が、 樫樹の名にかかることを、誇らしく思っている。 誇らしく、思っている。本当に、本当。]
(23) 2015/07/12(Sun) 02時頃
|
|
[ 樫樹律には、いつだって、理由があった。 しっかりと、説明できる、行動の理由。
ESSに入る。英語を話せるようになりたいから。 ── それに、 高校生英語スピーチコンテストへの学内推薦者って、 この学校じゃ、今まで、ほとんど、ESSの部員だし。
美術部に入る。絵を、もっと本格的に、描いてみたい。 ── それに、 俺、副教科って、あんまり得意じゃない。 実技科目で、先生の覚えって、結構重要だ。
剣道部に入る。武術って、やってみたかった。 ── それに、 運動部も一度、経験しておくべきかなって。 しかも、剣道って、海外でも受けがいいらしい。]
(24) 2015/07/12(Sun) 02時頃
|
|
[ 誰にも、言わない。 やってみたかった、って説明する。それも嘘じゃない。
でも、いつだって、決断の裏には、 先を見据えた計算と期待があった。
好きだから。やりたいから。 そうしようって、突き動かされた。
そういう、 まっすぐに撃ち抜かれるような衝動が、律にはない。]
(25) 2015/07/12(Sun) 02時頃
|
|
[ 呟いた後、顔を覆うから。 どうしたんだろうって、また、覗き込む。
良かった、の先、続く言葉は、無かった。 暫く待って、やっぱりなくて。 だから、一度だけマネキンの優しい表情を見て、 また覆われている顔を見て、小さく、声を出す。 ]
うん、良かった。 ……だから、私達も、帰ろう。
[ 正直、あの背が過って、怖かったけれど。 多分、此処で目を逸らしちゃ、駄目だ。 あの時何も言えなかった自分と、 きっと同じになってしまう。 それは、多分―――もっと怖い。 ]
(26) 2015/07/12(Sun) 02時頃
|
|
── 回想:自宅 ──
[ 留学制度の整った大学に行って、 英語を磨いて、途上国支援について学んで、 将来的には、恵まれない子どものために、 学校を建てるような、そんな事業に携わりたい。
「ふたつ、律に言っておきたいことがある」
とうとうと、霧島に語ったのと同じ、 壮大な、でも、樫樹らしく見える夢を語った時、 父は、責めるでもない、穏やかな表情で、言った。]
(27) 2015/07/12(Sun) 02時頃
|
|
[ 「ひとつ、 君のすぐ側にも、助けの必要な人は、きっといる」
頷く。分かってる。分かってるよ、父さん。
「ふたつ、 ありのまま、やりたいことに、突き進む。 それが、多くの人間にとって、一番幸せだ」
今度は、頷かない。 父さん、あなたは、その難しさを、知らないんだろう。]
(28) 2015/07/12(Sun) 02時頃
|
|
――千佳子は、…千佳子だけ、じゃない。 マネキンになった子も帰って、きっと、待ってる。 …だから、ホストと皆で、帰ろう。
[ そうして、見上げたまま、言う。 慰めになってたかは、分からない。 自信なんて、無い。
それはきっと、計算なんてまるで出来ていない、 不器用で拙く、理論的なものの前じゃ、酷く脆い言葉。 だけど確かに、声となって響く** ]
(29) 2015/07/12(Sun) 02時半頃
|
|
[ 樫樹律の掲げた夢は、 壮大で、人を愛してやまない樫樹の家に、相応しい。
そう装って、ひどく薄っぺらい。
ひとりに手を差し出し、添い遂げる勇気がないから、 薄めた愛を、広く、無差別に撒き散らそうって、 体裁だけは、取り繕うための、そういうものだ。]
(30) 2015/07/12(Sun) 02時半頃
|
|
[ 分かってる。 こんなハリボテじゃ、他の誰を騙せても、 家族の目は、誤魔化せない。 本当の意味で、樫樹らしくない。 樫樹律は、樫樹らしくない。
分かってる。それを、自覚している。 でも、だからって、どうすればいいの。 俺、樫樹の家が好きだった。誇らしかった。 どうすれば、あなたたちの仲間に入れるの。
それは、あなたたちにとって、当たり前すぎて、 教えてくれる人なんて、いなかった。]
(31) 2015/07/12(Sun) 02時半頃
|
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/07/12(Sun) 02時半頃
|
/* 律くん、そういうことだったんだなあ。
今までの、こう、 正論だけど、もにゃん?とする感じの心情描写ってそういう意味だったのかと知って、すげえなやっぱ。
(-8) 2015/07/12(Sun) 02時半頃
|
|
[ 帰りたい、と思ったことに、 きっと、深く、重い理由なんてなくて、
そう、例えば、 あの子に、会いたい。 借りている本が、まだ途中だ。 友人に負けっぱなしのゲームがある。 好きだったドラマ、続編をやるって聞いた。 ヤマさんのお嫁さんに会って、冷やかさなきゃ。 今年は、雪合戦も、カマクラもお預けだし、 25メートルだって、いまだに、泳げない。 それに、あの子ともっと話がしたい。
そういう、小さな積み重ねが、 きっと、あるはずなのに、 それを、押しつぶしてしまう絶望。 律の、知らない感情。]
(32) 2015/07/12(Sun) 03時頃
|
|
── 志乃さん。
[ 人に、手を差し伸べることが、できなかった。 そうするべきではないと、思っていた。 一度、手を差し出す行為に、 どれだけの覚悟と責任が伴うのか。
ましてや、こんな世界を抱えた相手に、 俺なんかに、一体何ができるっていうんだろう。
さっき、美術室でだって、 内心、どうしよう、って、思っていた。 どうして、今、手を出してしまったんだろう。 そう、思ったのに。
手を取ってもらえる。そのことに、救われる。 その程度の、人間だ。]
(33) 2015/07/12(Sun) 03時頃
|
|
[ 強くもない人間が、手を握っちゃいけない。 愛とは覚悟で、優しさとは、責任だ。 弱い人間が、うかつに手を差し伸べちゃいけない。
なのに、どうしよう。 俺、今、すごく、]
俺、誰がホストでも、 一緒に帰りたい。 救われてほしい。 ここがいい、って言われても、 俺が、一緒に、帰りたい。
[ どうしよう、俺。 ゆるゆると首を横に振る。 声は、少し、震えた。**]
(34) 2015/07/12(Sun) 03時頃
|
|
― 回想・解けない魔法と絡み付く恋の根 ―
[地獄のような日々は、唐突に終わった。
文化祭が終わってから間も無い頃。 捜査令状を持った警察がドアを叩いて、それを開けた瞬間に。]
「生咲 冬華さんかな?」
[聞かれた問いに、ぱちくり、目を丸くして。 昔のあたしの名前を呼ぶ人に、久しぶりに会った。 迷いながらも、はい、と返事をして――その瞬間、警察の人は目の色を変える。
次にまた警察の人がやって来た時、その手にあったのは逮捕状。 先生の身柄は瞬く間に拘束され、そして連れて行かれた。
それからの出来事は、ニュースになった。>>0:143]
(35) 2015/07/12(Sun) 03時半頃
|
|
[警察の人から、全ての事情を聞かされる。
事故車の中から、本来あるはずのあたしの死体が発見されなかったこと、 遠くの地方に住む生咲家の親戚があたしの存在を覚えていて、捜索願を出したこと、 先生はあたしを拾ったことを、警察や病院にすら言っていなかったこと。
それら全てがあったおかげで。 先生には、女児誘拐の罪が成立するという。
さらに、アパートの部屋の捜査の結果、あたしが性的暴行を受けていた証拠も発見されたらしく。 先生の罪は厚みを増していき、それと共に、あたしが何をされていたかを知られてしまう。
――あたし、誘拐されてたんだ?
駅の掲示板などに張り出されていた、尋ね人の掲示板に、幼いあたしの写真があったなんて、気付かなかった。>>0:4
今までが幸せだった。 高校に上がって、性的暴行を受けるようになっても、地獄の中でまだ生きていられた。 だから、そんな実感は無かった。あたしが被害者だったなんて。]
(36) 2015/07/12(Sun) 03時半頃
|
|
[幼い女の子を誘拐した変態准教授と、13年間その犠牲になっていた少女。 実名報道されたのは先生だけで、あたしの“今の”名前と顔は伏せられた。
――そんなニュースが世間に広まれば、様々な反応が飛び交う。
冬華ちゃんが可哀想、とか。 館石の野郎は許せない、とか。 幼い女の子の人生を壊した罪は重い、とか。 警察はどうして今まで気付かなかったんだ、とか。 性犯罪者の取り締まりがどうのこうの、とか。
むしろ館石が少女の犠牲になった、とか。 被害者面してる少女のほうにも責任があるのでは、とか。 大学の教授に取り入れば将来安泰だから体を売ってたんだ、とか。
色とりどりの、有象無象の感想たちが、どこにでも。]
(37) 2015/07/12(Sun) 03時半頃
|
|
[真実がどうあれ、世間から見たあたしたちの認識はそんなもの。 どういう13年間だったのかなんて、大した意味がないのだ。
先生があたしの命を救ってくれたことも。 あたしが生きていく上での全てをくれたことも。 誰も、知らない。
あたしは地獄の中でもまだ前向きに生きようとしていた。受け止めようとしていた。 それを“被害者”“可哀想”の一言でまとめられた時――ようやく、気付いてしまった。
あたしは、もう、“おかしい”んだってことに。]
(38) 2015/07/12(Sun) 03時半頃
|
|
[世間から見て、普通じゃない。 とっくに人生は壊されていて、ギリギリの危うさで繋ぎ止められているだけ。 ただの哀れな犠牲者。それどころか、穢されることを拒まなかった、異常者。
――それが、あたしの本当の姿。
その現実から目を逸らして逃げるしか、自分を保つ方法は無かった。
館石、という名字が大々的に報道されたことで、感付くクラスメイトもいた。 でもあたしは誤魔化し続ける。ただの偶然だよ、と。>>0:144
いつも明るくポジティブに過ごしていれば、誰も想像なんかできないでしょ? あたしが“可哀想な被害者”だなんて。
先生はもういない。 でも、教えられた魔法は残り続けている。 あたし自身を保つために、縋り続けている。 良いことや楽しいことだけを考えて、辛いことや悲しいことから目を逸らし、見えなくなるまで塗り潰すんだ。全部。]
(39) 2015/07/12(Sun) 03時半頃
|
|
[あたしの捜索願を出した親戚の家は遠く、卒業までは北洋にいたかったから、そのまま一人暮らしを希望した。 先生が逮捕される前に貰っていた、某薬科大学への特別推薦は消えないと聞いた。 進路に変更は無し。このまま生きていくことはできた。
――だけど、学校に通うたびに、もうひとつの地獄があたしを苛む。
涼介くんへの、恋心。 一度抱いてしまったそれを、どうすることもできなかった。]
(40) 2015/07/12(Sun) 03時半頃
|
|
[相手は有名人。実るはずが無いと思いながらも、純粋な恋だと思っていた。 あたしには恋をする資格があると思っていた。 好きになってしまったんだもの、しょうがないと思っていた。 恋に立場なんか関係ないって、友達もそう言ってた。
涼介くんと文化祭の準備で触れ合って、話をして、素の笑顔にときめいて。 ――楽しかった。とっても。
でも、あたしが穢れている事実を隠しながら、これ以上を望むことはできない。
世間から見た“異常者”であるらしいあたしは、相手が有名人であるとか、それ以前に。 ――誰かを好きになる資格は、もう、無いんだ。]
(41) 2015/07/12(Sun) 03時半頃
|
|
[ずっと、羨ましいと思っていた。 “恋”という名前を貰ってから、恋をすることに焦がれ続けた。
あの文化祭以降も―― 隣のクラスのひなちゃんが、隣のクラスの委員長の徹くんと放課後一緒にいるところを見た時。
男口調になっためいちゃんが、体の大きな健五郎くんと並んで歩いているのを見た時。
男性に怯えがちに見えてたしずくちゃんが、ゲーム男子の桂一くんに寄り添っているのを見た時。
ああ、いいなあ。 あたしもこういう、普通でいいから素敵な恋がしたいなって、憧れたんだ。 いつでもぬくもりを分かち合える相手がいたらなあって。
憧れてしまったんだ。手が届かないものに。]
(42) 2015/07/12(Sun) 03時半頃
|
|
[本当のあたしの姿を知られれば、誰にも受け入れられるはずがない。
仮に受け入れてくれたとしても、その相手に迷惑がかかるだけ。
あたしが誰かを好きになることは、許されない。
先生についてのニュースや、それに関する話を聞くたびに、そう突きつけられて。
胸が、苦しい。]
(43) 2015/07/12(Sun) 03時半頃
|
|
[先生。
あなたがあたしを助けて、育ててくれたことには感謝してる。
それと同時に、ちょっとだけ――いや、やっぱり死ぬほど恨んでる。
玩具みたいに穢されたことも、恋ができなくなったことも。
こんなに苦しい気持ちを抱き続けるぐらいなら。 あの冬の日に、独りきりで凍えて死んでいたほうがマシだった。
辛いことや悲しいことと向き合わずに逃げ続けてきたあたしは。 どうすればいいのかなんて分からなくて、心はまだ子供のまま。
恋に焦がれる気持ちが大きくなりすぎたことも。 初めての恋をする機会が遅すぎたことも。――分かってる。あたし自身の問題だってことは。**]
(44) 2015/07/12(Sun) 03時半頃
|
|
/* >>42 ※ひとつだけ誤解が混ざってます
(-9) 2015/07/12(Sun) 03時半頃
|
|
/* 墓下からつくよちゃんととーさいくんの伝わらない叫びがw
(-10) 2015/07/12(Sun) 08時半頃
|
|
――食堂→教室――
[返事>>3に頷く。 ……正直な所、話さなくてもいいじゃないかとの思いもある。静かに、黙っていたっていいじゃないか、という思いもある。 努力が無いだとか、人にもっと興味を持て、とか。そんなことを言われてしまうんじゃないだろうか。 なにより、症例の存在を否定されてしまうことが怖い。
これまでも苦労してきた。 これから社会に飛び込んだら、もっと苦労するのだろう。 逃げたくなる時が来るのだろう。 ここにずっと閉じこもればよかったと思う日は、必ず来る。
それでも、ここを出た人たちに会えなくなる事が寂しい、という思いも本物だった。
食堂へと入っていく二人を見送り、教室に戻った。*]
(45) 2015/07/12(Sun) 09時半頃
|
|
――回想・小学生――
[これ、返却しておいてね。
担任から渡されたのは、この前見た映像の感想を書いた紙。上に書いてある名前を頼りに、返せばいいのだろう。 けれど、]
…………
[一番上の紙に書いてある名前は、何度も話して、一緒に遊んだことがある男子だった。 教室を見渡す。 名前に目を落とす。 教室を見渡す。 名前に目を落とす。
話した内容は覚えているのに、どんな遊びをしたか覚えているのに。その人がどんな顔だったか、表情だったかがわからない。思い出せない。
もう一度、教室を見渡した。 一緒に遊んだ人を見つけることは出来なかった。**]
(46) 2015/07/12(Sun) 09時半頃
|
|
/* うわー〆ロルに誤字を見つけた。誤字無しということはできないのかお前は。 そして小さな私小さな私って言ってるんですけど、そうは言っても中学3年なので実際そこまで差はなさそう。比喩表現込みというか。はたからみたら千佳子が2人!って感じ
(-11) 2015/07/12(Sun) 10時頃
|
|
[ 逸らさない。 本当は、どう言葉をかけたらいいか分からない。 そんな自分はやっぱりいるから、 震えそうになって、でも、駄目。逃げたくない。 ]
――それで、いいんだよ。
[ 弱かろうと、それを否定しないって。 まず出た声は、言葉は、それで。 ]
(47) 2015/07/12(Sun) 11時頃
|
|
[ 震える声を、潰さない様に。 ゆっくり、ゆっくり、話しかける。 ]
…あのさ。 手を伸ばすこと、怖いかもしれないけど。 手を取ることだって、…きっと怖いよ。
だけど、取ってもらえて、差し出されて。 きっとお互い、それで、救われるんだよ。
[ だって、自分がそうだ。 手を誰かに伸ばされたとしても、 どうしようもないプライドは、いつだって拒絶して。 だけど、同時に、どうしようもなく。 あたたかい手>>2:213に、救われている。 ]
(48) 2015/07/12(Sun) 11時頃
|
|
[ あの子もそうなのかは、分からない。 あくまで、自分の話だ。 それでも、いつだってちゃんと立とうとしたあの子は、 一度折れて、きっとそこから、立てないと手を取って。 そうして助けられて、また、歩き出した。 ]
あの手、取ってもらえたんじゃ、ないの? …助けられたんじゃ、ないの?
[ 美術室で、自分が出来なかったこと。 手を、差し伸べられなかったこと。
逃げてしまったから、あの先は知らないけれど、 迷路で見つけ出された時、隣にあの子はいなかった。 ]
(49) 2015/07/12(Sun) 11時頃
|
|
[ 手を、拒絶されたのかもしれない。 逃げられてしまったのかもしれない。 喧嘩、したのかもしれない。 別の人が来て、その人の手を取ったのかもしれない。
でも、だとしたら。 マネキンだろうと、あの子はこんな表情をしないって。 図書室で、どこか嬉しそうに報告する彼は、いないって。 そんな、確信があった。
きっと、人はそれを、カンっていう。 ]
(50) 2015/07/12(Sun) 11時頃
|
|
[ 息を吸う音すらも、きっと。凛と響く。 瞳を逸らさないままで、 辛いことを何も知らない、こどもみたいなことを、 真面目な顔で、真っ直ぐ、告げる。 ]
――だから、できる。 救えたし、救えるし、一緒に帰れる。
律なら、出来る。
[ 信じて疑わない、って。 きっと、そう、言いたげに* ]
(51) 2015/07/12(Sun) 11時頃
|
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/07/12(Sun) 11時頃
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/07/12(Sun) 11時頃
|
/* 求:説得スキル
(-12) 2015/07/12(Sun) 11時頃
|
|
―食堂―
[チャイムが、鳴った。>>#0 食べ終わった食器を返却口に戻して、天井を見上げた。 荘厳な空間に響く耳障りな予鈴は、この上なく不釣り合いだ。そう思う。]
……またか。
[朝と、それから夜、8時50分のチャイム。 二度あることはなんとやら。きっと、だれかが、また。
困ったように小さく笑って、涼介がそこにいたなら、振り返る。]
そろそろ、戻ろーぜ。
[逸る気持ちを悟らせないように、へらりと笑って。 そうして、足を向けるのは、やっぱり自分達の教室だった。*]
(52) 2015/07/12(Sun) 11時半頃
|
|
[>>+6 元気だと、明るく答える声のトーンは 一つの質問によって反対のものに変わる。
理由を聞けば理解は、した。
友人を助けられなかった結果、来夏はどう思ったか。 別所のマネキンに謝る姿を見れば、想像は容易い]
……友人が事故に遭ったのは、気の毒だったわね。 でもそれはやっぱり、来夏のせいじゃない。 ただ、不幸な場に居合わせてしまっただけよ。
["友達を助けられたなかったのは、自分のせい" そんなふうに、彼女は思っているのではないだろうか]
(+9) 2015/07/12(Sun) 14時半頃
|
|
まあ、そうは言っても気にしちゃうんでしょうね。 来夏は、優しいから。
[最近少しだけ、来夏の様子がおかしいと感じていた。 屈託のない笑顔が、どこか違和感があって。
その正体が何なのか。 それともだたの自分の勘違いか。
その答えは分からなかったが、 今の話が関係しているのかもしれない]
でもね、あなたが必要以上に責任を感じることはないわ。 それだけは忘れないで。
[ね?と最後に、微笑みながら付け足す。 >>+7 けれど、来夏は思い出したように謝罪をした]
(+10) 2015/07/12(Sun) 14時半頃
|
|
ああ……別に気にしてないわ。
[体育館で別所のマネキンを見た時のこと。 あんなものを見たら逃げたくなる気持ちは分かる。
でもさっき言った通り、多分、来夏は気にしてしまう。 さて、どうしたものかと考えて、一つ思い付いた]
あのね、来夏。 この間、駅の近くのノルデンカフェに チョコ&ピーチクリームキャラメルラテって 期間限定のメニューが出来たの。
それ一つ、奢って? それで、あの事はチャラね。
[相手からの罰がないことに罪悪感を募らせるならば、 それを軽くしようと提案を一つ。 自分が食べてみたかった、というのもあるけれど]
(+11) 2015/07/12(Sun) 14時半頃
|
|
次の休みに……明後日に行こう。 約束ね、来夏。 [楽しげに、一方的にそう告げる。 そして、また病院でねと言い残し、 来夏の返事を待つ前に電話を切った]**
(+12) 2015/07/12(Sun) 14時半頃
|
|
/* つくよちゃん上手い……!
(-13) 2015/07/12(Sun) 14時半頃
|
|
/* 現実って雪はふってないんかな
(-14) 2015/07/12(Sun) 15時頃
|
|
── 現在:1F昇降口 ──
── うん。
[ 微かに頷く。 顔は、上げなかった。 項垂れたまま、考えている。
一緒に帰りたいと、 手を、取ってほしいと、 そうしてくれたら、力の限り、 君のためになんでもするから。
そう伝えるくらいは、許されるだろうか。]
(53) 2015/07/12(Sun) 15時頃
|
|
── うん、ありがとう、志乃さん。
[ 今度は、ちゃんと、 手を引いて帰れたよって、報告できるかな。 それとも、今度は、そこに君もいるだろうか。]
……教室、戻ろうか。
[ まだ、外には出られない。 きっと、それは悪意でもなんでもなくて、 まだ、その時じゃないからだ。
数秒、扉の外を見つめて、 教室の方へと、また歩き出す。*]
(54) 2015/07/12(Sun) 15時頃
|
|
──夜:自宅──
………っ!
[踏み出した足の先、ふわりとした浮遊感。 そこから、底なしの穴に落とされるような感覚と共に、目が覚めた。 がば、と顔をあげて、辺りを見回す。 小学校の時から使っている馴染みの机に、広げられた参考書。机の隣には大きな本棚がある。 そこに立ち並ぶ本たちを見た瞬間、一気に理解した。]
……帰って、きたんだ……!
[物語の続きが、そこにある。私、帰ってこれた。 その安堵感で、力が抜けたのも一瞬。 自分の片手がしっかりと握りしめているのが、花柄のブックカバーのかかった本だということに気づいて目を丸くする。]
(+13) 2015/07/12(Sun) 15時頃
|
|
……夢、じゃ、ない?
[分からない。だけど、夢だとすれば、あまりにも生々し過ぎる。 血の色もにおいも。シャワーの温度、食事の味。 あの手のぬくもりさえも、鮮明に思い出すことが出来てしまうのに。]
(+14) 2015/07/12(Sun) 15時頃
|
|
[咄嗟に、携帯を手に取った。 誰か、誰でもいい。あの世界にいた人たちに、連絡を取りたい。 だけど、その手が止まる。 メールが1件。差出人に息を飲む。別所 篤人。 携帯のロックを解除する、自分の指先の動きがもどかしい。文面を見て、息を呑んだ。>>3:+4]
七五三、くん、……?
[ああ、思い出す。繋がってしまう。 理由なんて分からない、知る筈もない。それでも、全ての歯車がかちりと噛み合う。 あの世界は、あの閉ざされた校舎は、きっと。
コートを羽織って、携帯と財布だけを持つ。 2階にある自室から階下へ降りる階段を駆け下りる時に、兄と鉢合わせした。 怪訝な顔を向ける兄に、必死の表情で告げる。]
(+15) 2015/07/12(Sun) 15時頃
|
|
お兄ちゃん、私、出かけてくる!
[「は?」と兄が顔を顰める。 お前、今、深夜だよ。どこ行くの? 北洋病院、と答えた。兄の顔がますます呆れたものになる。
「あのさ、電車もう終わってるよ。どう行くつもり」
は、とする。北洋高校は、私の家からはだいぶ遠い。>>0:62 同様に、北洋病院も遠い。 どうしよう、と思ったのは束の間だった。]
歩いて、行く。
[兄の顔を見て、きっぱりと告げる。 何時間かかるんだろう。せめて、朝までにつけばいいけど。 そう思っていたら、大きなため息が聞こえてきた。]
(+16) 2015/07/12(Sun) 15時半頃
|
|
[ため息つくこと、ないじゃない。 そりゃ、現実的に考えて、無茶苦茶なことを言ってるかもしれないけど。 不貞腐れかけた時、私の脇を抜けて階下へ降りた兄が、「父さん、車借りていい?」とリビングに向かって声をかける。 ぱっと顔をあげた。]
……え?
[送るよ、と、兄が車のキーを手にしてくるりと回す。 「やめてなさいよ、何時だと思ってるの」と、父の代わりに母の声が非難がましく飛んできて、思わずびくりと肩が跳ねる。 ちょっと待ってな、とリビングに足を向けた兄が、ほんの数分で母を説き伏せて帰ってきた。 「行くよ」と、颯爽と玄関へ向かう兄をぽかんとして眺める。 ゲンジツ的な兄の、あまりにスマートな手際の良さ。私じゃ、きっとこうはいかない。 待って、と慌てて後を追った。**]
(+17) 2015/07/12(Sun) 15時半頃
|
|
/* お兄ちゃんをやばいぐらいイケメンに……と思いながら描写してるんだけど、見た目イメージはヒューかトレイルあたりかなぁ
(-15) 2015/07/12(Sun) 15時半頃
|
|
/* ジェフでも行ける ちょっと微妙か?
(-16) 2015/07/12(Sun) 16時頃
|
|
[ 声に、頷く。 礼にも、返事にも、ゆっくりと。 ]
うん。戻ろう。
[ そうして、教室に戻ることにも、頷いて。 廊下の方へと向かう前、思い出したかの様に。 ちょっと待って、って。再び昇降口の扉に触れる。 雪の中にいるあの子に、言いたいことがあった。 ]
――いってらっしゃい、千佳子。
[ 今度は、同じ場所で送って行った日の様に、 小さな頭を撫でることは、出来ないけれど。 きっと、それでいい* ]
(55) 2015/07/12(Sun) 17時頃
|
|
―3-2教室―
[ 戻った頃には、他のクラスメイトもいただろうか。 黒板に並ぶ文字を見て、 ああ、皆帰ってるんだな、と、改めて思って。 もうひとつ、少し、躊躇いはしたけれど、 歩み寄って、白の文字を書き足す。 書こうとした、その近くにある、 小さな赤の文字>>3:240に、目を細めながら。
『昇降口の外に、千佳子のマネキンがいます』
マネキンに、います、って変じゃないだろうか。 でも、他に表現がしっくりこなくて。 まあいいやとチョークを置く。 ぱん、と、手に着いた白い粉を払って。 指の赤が目に入った。 ]
(56) 2015/07/12(Sun) 17時頃
|
|
…流石に血ついたままじゃまずいだろうし、 手洗ってくる、あと着替えも。 終わったらまた、此処に戻るつもり。
[ そう言って、もう一度教室を出ようとして。 歩む途中、恋は?と言いかけて、やめた。 言わなくても、きっと大丈夫だって、そう思ったから* ]
(57) 2015/07/12(Sun) 17時頃
|
|
――教室――
[教室に向かう途中で、チャイムが鳴った>>#1。また、誰かがここから居なくなったのだろう。
自分の席で一息つく。 瑠希に言いたいことをまとめながら天井を見ていると、葛城>>56も帰ってきた。 増えていく文字を眺めながら、随分減ったなあとのんびり思う。
次に思うのは、ここのホストのこと。]
(58) 2015/07/12(Sun) 17時半頃
|
|
[一人だけ、思い当たりがある。 自分の他に、ここの世界を肯定した人。 彼なら、食堂が豪華な理由も納得できる。
彼がホストなら、言わないといけない事がある。
2つのことを考えながら、じっと天井を眺める。*]
(59) 2015/07/12(Sun) 17時半頃
|
|
――回想・中学生――
[家の近所を歩いていると、急に大きな声で呼び止められた。 驚いて立ち止まる。 肩を掴まれた。 喉の奥で引き連れた声が上がった。
何。誰。怖い。嫌だ。
『あんた、なんて顔してるの?』
聞き馴染んだ声。そういえば見覚えのある服。 母だった。]
(60) 2015/07/12(Sun) 17時半頃
|
|
え、えっと。
[『無視しないでよ』 そう言われた。 違う。無視したんじゃない。母だとすらわからなかったんだ。
その日、母は髪を切っていた。*]
(61) 2015/07/12(Sun) 17時半頃
|
|
―1F女子トイレ―
[ 指先についた赤の他に、流れる水の音以外に。 違うものが混ざるのに、そう時間はかからなかった。
水道をじっと見ていた自分の頭の方から、 べたり。べたり。音がする。 つられるように、音の方を見上げれば、 目の前の鏡に、赤が、はりついていった。 ]
(62) 2015/07/12(Sun) 18時半頃
|
|
『私は』 『私は、誰かを助けられてる?』
[ 自然と読んだ赤い文字の向こうで、 ついさっきも出会った気がする、 自分の姿をした、自分じゃない誰かが、 にいと、笑っていた。
静かな瞳で、掃除用具の入っている棚から、 雑巾を取り出して、水に濡らす。
べたり、べたり。その間にも、音がして、 うるさいなあ、って、悪態をついて。 ]
(63) 2015/07/12(Sun) 18時半頃
|
|
『声をかけたところで』 『ありがとうって言われたって』 『結局一番大事なところって、変わらないよね』
『身体が壊れちゃったことだって、眠れないことだって』 [ 黙れよ、って、端から拭いて、消していく。 雑巾が赤に染まっていくから、水にまた濡らして、 赤がどんどん、流れていく。 ]
『ちょっと暴いた気になって、満足した?』 『それで変われると思った?』
[ 真っ直ぐに、拭き取っていく。 はりついていく文字は、鉄臭くて、それでいて、 ]
(64) 2015/07/12(Sun) 19時頃
|
|
『止まり方を知らない、可哀想な子』
[ ―――真っ直ぐ突いてくるから、ちょっと、きつい* ]
(65) 2015/07/12(Sun) 19時頃
|
|
[郁くんのマネキンをしばらく抱き締めながら、スクリーンに映るみんなの笑顔を眺めていた。 出演したキャストたちが勢揃いしている、希望に満ち溢れたラスト。
その中には、あたしもいて、笑っている。 エキストラとして少しだけ出してもらった。
みんなの後ろで、殺された被害者を見下ろして泣いているだけの小さな役だったけど。 涼介くんや、みんなと同じ舞台に立てたあの一瞬は、記憶に焼きついている。
スクリーンの中、泣いていたあたしも、エンディングでは笑顔になる。
――篤人くんが書いた物語。 それに意味を求めてもいいなら、あたしは、笑いたい。
心の底を塗り潰すだけに使った笑顔ではない、本当の笑顔で。]
(66) 2015/07/12(Sun) 19時頃
|
|
郁くん、あたし――まだ帰らない。 “最後まで”いる。
[マネキンから体を離す時にそう言って、その場には手をつけずに、スクリーンもそのままにそこを去る。
ねえ、あたし。 分かってるんでしょ。
辛いことから目を背けなければ――とっくに気付いているんでしょ。
この世界の主が、誰かってことに。]
(67) 2015/07/12(Sun) 19時頃
|
|
[あの変貌した食堂を見た時に、薄々とだけど、感付いていた。
>>2:234>>2:235ハムレットの舞台を見に行った時に、感動と共に記憶した、その舞台の上の豪奢な装置。 確かにひとつの荘厳な世界を形作っていたそれを、覚えている。
>>3:111郁くんのように、頭の中で像を結ぶのが怖かった。 ホストがあの人だと認めてしまうことから、目を逸らした。 今までと同じように。
――そろそろ目を覚まそうよ、あたし。
素敵な夢を見た後は、現実が待っている。 いつかは、お別れしなきゃいけないんだ。
だから、その前に。この哀しい世界があの人を覆い隠してしまう前に。 誰でもいい。あたしに、勇気をください。*]
(68) 2015/07/12(Sun) 19時頃
|
|
/* 郁くんがすぐ気付いたのになんで恋は気付いてないんだよってところを無理やり誤魔化したところですが何か(
(-17) 2015/07/12(Sun) 19時頃
|
|
/* わああああ…!うまい…!月詠ちゃんうまい…!これは死ねない…ありがとうございます…!
(-18) 2015/07/12(Sun) 19時半頃
|
|
/*あっすみません。 エンディングっていっても、 映画内容には関係のない、 終了時に流れる映像のつもりで書いてました。
出演したキャストだけじゃなくて、 クラスメイト全員なのはそれが理由なんですよー。 私の文章分かりにくいんだろうな、しょぼん。
(-19) 2015/07/12(Sun) 19時半頃
|
|
/* 私が見たことある高校生が作った映画では、 エンディングテロップが流れる時に、 NG集とか、映画作ってる時の写真とか、 そーいうの流してたんですよね。 クラスメイト全員がどこかに映ってなきゃいけない法則が発動するんだぜ…こわやこわや。 結婚式の自主作成映像でも参列者の名前が流れて最後に新郎新婦の名前が出るエンディングはありますね。 (ちなみに業者に発注すると、式の最中の映像を交ぜて、リアタイで作ってくれるが結構お高い。) (TLで話せないからここで言う。)
(-20) 2015/07/12(Sun) 19時半頃
|
|
―→教室―
[涼介と連れ立って、食堂を出る。 静まり返った廊下を、彼の少し後ろを歩くようにして進む事となっただろうか。
ふと、映画のワンシーンを思い出す。 カメラに背を向ける主人公。彼がひとり、廊下を歩くシーン。 いや、実際には二人だ。主人公と、それから、視線の主である“犯人”。 今の光景は、その時とよく似ていた。]
(69) 2015/07/12(Sun) 20時頃
|
|
[でも、あの時の犯人と、今のそれは違う。 流石に自分でも分かる。
今、目の前に居る、彼がきっと――。
けれど、何と言うべきか。 今は、責めたてるつもりは無くとも、どうやって手を差し延べればいいかも分からない。 彼は自分を肯定してくれたというのに。
そうやって悩んでいるうちに、教室に辿りついて、ついぞ、彼と話すことは出来なかっただろう。
悲しいかな。どう足掻いたとて、自分は主人公にはなれないらしい。*]
(70) 2015/07/12(Sun) 20時頃
|
截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/07/12(Sun) 20時頃
|
/*
>>みんなホストの正体に気付いている<<
(-21) 2015/07/12(Sun) 20時頃
|
|
/* ちょっと涼介お話しよう……
(-22) 2015/07/12(Sun) 20時頃
|
|
[同士を得た事で、少し軽くなった気持ちのまま、食事を口に運んだ。 味は、おいしい。けれど、なぜだろう。とても味気なかった。 そうか、罪悪感を感じているから、食事も味がしないんだ。 いくら気持ちが少し軽くなったって、大部分を占めるのは罪悪感に代わりはない。 いつもだったらぺろりと平らげる目の前のオムライスも、半分程食べた所で手が止まってしまっていた。 結局、食べ切れる事もないまま食堂を出る。瑠希に表情を見られたくなくて、少しだけ、前を歩いた。>>70
――その時。 また、あのチャイムが鳴る。>>#0]
(71) 2015/07/12(Sun) 20時半頃
|
|
[全身が、氷水に浸ったように凍りついた。このチャイムの音に、聞き覚えがある。 篤人も、三星も、日下部も、このチャイムの後に、マネキンとなったのだ。 つぎは、だれが。]
ッ! 悪い、瑠希、俺ちょっと……
[その後になんて言葉を返せばいいか分からず、そのまま走り出す。 彼が着いてきていたかどうか、確認もできない。ただひたすら、走った。]
(72) 2015/07/12(Sun) 20時半頃
|
|
[まず、体育館。そして、美術室に2Fの空き部屋。それから、いろんな所を回って、…はやっとたどり着く。3F、視聴覚室。 少し前にきた少女とはすれ違う事もなく>>67、開いたのは部屋は無人。 真ん中に座る小さなマネキンは、血を流しながら泣いていた。 穏やかな顔をしているかもしれないけれど、罪悪感に塗れた…には、それが諦めの表情にも見えた。 あぁ、これを誰だか、自分は良く知ってる。 いつも、困っている時に助けてくれた。]
……ごめんな、痛かったか……? 辛かったか?
(73) 2015/07/12(Sun) 20時半頃
|
|
[震える声で、そう言って、…はマネキンの涙をふき取ってやる。 マネキンの隣に腰かけて、かけられていたムービーを見た。 一時停止されたそれは、自分の友人たちと自分の、楽しそうな笑顔だった。]
郁、ごめん、みんなも、ごめん。 辛い思いさせる気なんてなかったんだ。 痛い思いだって、させたくなかった。 ――ここは俺の世界だ。 俺一人が、幸せな世界。 だから、皆を呼び寄せるべきじゃなかったのに…… ……望んでしまったんだ。 もっと……皆と一緒に、居られたらって……。 ごめん、ごめんな……!
(74) 2015/07/12(Sun) 20時半頃
|
|
[そう言って、拳を握りしめて俯く。膝に落ちる暖かな雫が涙だとわかっていたけれど、止められる訳がなかった。 …は一人、そこで泣きつづけた。目が赤くはれてしまうから、最近は泣き方にも気を付けていたのに。いつぶりだろう。こんな風に、声をあげて無様に泣くのは。 小さなマネキンの横で、肩を震わせて泣く…は、マネキンより小さく見えた*]
(75) 2015/07/12(Sun) 20時半頃
|
|
/* いま気付いたけど、私15日夜出かける予定だったんだ!!10時までには帰れるように調整しよう…
(-23) 2015/07/12(Sun) 20時半頃
|
|
/* これ逆に説得難しいパターンな気がする……
(-24) 2015/07/12(Sun) 20時半頃
|
|
/* 恋ちゃんがんばれ、がんばれ……!
(-25) 2015/07/12(Sun) 20時半頃
|
|
/* わたし薄々と思ってるんですけど、賢いPCでホストをやるとめちゃくちゃつらそう いろんなことに想像が回り過ぎて……
(-26) 2015/07/12(Sun) 21時頃
|
|
―保健室―
[ 赤い字もようやく消えて、早々にトイレを出て。 保健室、ベッドのひとつを借りて、カーテンを閉める。 薬の入ったポーチ入れも、ベッドに放った。 真新しいブラウスに袖を通して、ボタンを閉める最中、 カラフルになった自分の制服を、ぼんやり見つめる。
いくら正直ぶって、かっこつけてみたところで、 美術室のあの空間で、自分は、逃げた。 これは、変わらない。
そして多分、なんとなく、分かっている。 分かっていて、卑怯にもずっと言えなかった事。 ――葛城志乃になろうとしたただのこどもは、 きっとホストを救えない。 ]
(76) 2015/07/12(Sun) 21時頃
|
|
――回想・中学――
[『●●に伝えておいて』 そう、頼まれごとをされた。 宛先は、何度か話したことのある人。いつ、どこで、その内容も覚えている。 けれど、顔はわからない。
申し訳ないけれど断った。 なんだよ、付き合い悪い、と吐き捨てられた。 ごめん、と俯いた。
ごめんね、貴方の名前も知らないんだ。*]
(77) 2015/07/12(Sun) 21時頃
|
|
[ そもそも条件で、衰弱してるって、自覚して。 「もしかして」と思ってしまった時点で。 自分は救う側じゃあ、なかったんだ。 ]
…えらそう。
[ 人にはあんなこと言っておいて。 なんて、ぽつんと呟く。 色を隠す様に、脱いだ制服をそっと畳んで。 ポーチは、その制服の下に突っ込んだ。 絵具ももう乾いているし、上履きは仕方ないか、と。 制服だけ換えて、そうして教室へと戻っていく。
そして教室も見えた時、 階段の上に人>>67の姿を見つけたから、 自然とひらり、手を振った* ]
(78) 2015/07/12(Sun) 21時頃
|
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/07/12(Sun) 21時頃
|
――現在・教室――
[ドアが開く音に、そちらに視線を投げた。 従兄弟>>70だ。
姿勢を正し、そちらを見る。
こちらの腹は決まった。 否定されたら、それは悲しいし寂しい。多分、親に言われた時よりも傷つくし、その傷はきっと一生引きずることになる。
けれども言おうと思ったのは、ここに来れたから。
ここで少し休めたから。 ここを作ってしまうほどに逃げたい人が居て、けれどその人とこれからも居たいと思ったから。
なにより、従兄弟と向き合いたかったから。
だから、腹を決めた。*]
(79) 2015/07/12(Sun) 21時頃
|
|
/* ポーチ入れってなんだ…(推敲)
(-27) 2015/07/12(Sun) 21時頃
|
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/07/12(Sun) 21時頃
|
――回想・一週間前――
[黄昏という言葉の始まりを聞いた。
薄暗い夕方になると、人の顔の判別がしにくいことから、『誰ぞ彼』が転じて黄昏になったのだという。
ならば自分は、きっと生まれた時から死ぬまで黄昏の中で、『誰ぞ彼』と問い続けるのだと思う。*]
(80) 2015/07/12(Sun) 21時頃
|
|
/* >>80おお……ですです。 七五三くん、記憶障害系で自殺図ったなこりゃ、 って思ったのでそこから引っ張りました。 去っていった人を忘れてしまうのかな? とも思ったので。
佐久間くんとも近いところありましたよねえ。 使うおつもりだったならごめんでござる。
あと僕が会った七五三くんはあくまで影なんで。 僕の幻なんで。 隠しておきたい&演出で秘話飛ばしたけどな!
(-28) 2015/07/12(Sun) 21時頃
|
|
ちょっ、待っ……!
[走り出した彼>>72を引き止めようとして、けれど、追うことは出来なかった。
引き止めて、それで、何を言おう? きっと、教室に戻ろう、とか、そんな在り来たりな事しか言えない。 彼がホストであるなら、尚更。どう慰めるべきかも、励ますべきかも分からない。
考えた末に、止めていた足を再び動かして。 彼とは別の方向へ向かう。
下手な同情すら通用しない出来事だって、世の中にはある。 それを知ってしまった自分が、悩みを抱える者に言えるのは、きっと、自分本意な願いだけ。 例えそれが正解だとしても、彼が求めているのは、きっと、自分じゃない。*]
(81) 2015/07/12(Sun) 21時半頃
|
|
[車の中で、会話は少なかった。 信号で止まったタイミングで、兄が言う。
「本、持ってこなかったんだ?」
思わず兄を見る。苦笑やからかいの色は、そこにはなかった。 だから、素直に頷いた。]
うん。……帰してもらったから、今は、読まない。
[あの世界の主。きっと、七五三だ。 扉が開いたのは、私が帰りたいと願ったからなのか、彼がそうしようと思ったからなのか分からない。 だけど、私はこの世界に帰りたくて仕方なくて、そうして帰ってきた。 そのことを、"帰してもらった"と表現する。傲慢かもしれないけど、そう思う。
意味なんて全く分からなかっただろう言葉に、兄は「ふうん」と頷いた。]
(+18) 2015/07/12(Sun) 21時半頃
|
截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/07/12(Sun) 21時半頃
|
―教室―
[こちらを向いた視線>>79に、ひらり、手を振った。]
お待たせ。 ごめんな、遅くなって。
[先程までの葛藤のせいか。 少しだけ無理矢理に、けれど、にっと笑ってみせた。
寡黙で、何かを話すことが少ない従兄弟からの頼み。 今更、水を差すような真似はしたくなかったから。
周囲を一応見回してから、結弦を、真っ直ぐに見据える。 そうして、話を促すように、彼に手を差し出しただろうか。*]
(82) 2015/07/12(Sun) 22時頃
|
截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/07/12(Sun) 22時頃
|
/* 待たせたな!!(スーパースター感) いやもうほんと遅くなった……エスケテ-……
(-29) 2015/07/12(Sun) 22時頃
|
|
―回想・文化祭会議―
[ "息抜き"の意味なんて、辞書以外に知らなくて。 受験が終わるまでだと、言い聞かせ始めた頃だった
――かつらぎ、と、自分を呼ぶ声がする>>0:288。 反射的に振り向けば、長い髪が、ふわりと揺れた。 その日は確か、文化祭に向けて、 生徒会の会議があるよ、と言われた日で。 じゃあ時間もあいているし、それまで勉強しなきゃ、と。 問題集を抱えて一人教室を出ようとした、 そんな時だったと思う。]
(83) 2015/07/12(Sun) 22時頃
|
|
―― 夜・自宅 ――
[ノートにシャーペンを走らせながら、 しばし話して、電話を切る。 彼が言うには日下部さん>>3:+4と三星さん>>3:+21、 二人とは連絡がついたらしい。 僕で四人目>>4:+5だと。
こんな話には誰にでも話せるようなものじゃないと、 言葉を濁す別所くんに同意して、立ち上がる。 グレーのもこもこパーカーの上下は暖かいけれど、 そのまま冬の夜に出て行くのは厳しい。 肩で電話をはさんで話しながら、 もこもこ靴下を普通の靴下へ、 もこもこのズボンをジーンズに履き替える。]
(+19) 2015/07/12(Sun) 22時頃
|
|
別所くんは今、病院>>3:+23ですよね。 電話し辛いな……僕からも皆に連絡を入れてみます。 ……大丈夫、だいじょうぶですよ。 もし、今際の際で涼介が僕たちを呼んだんだとしたら、 僕たちと一緒にいたかったから、じゃないですか? 涼介は僕たちがあんな去り方をして、 ずっと平気な顔していられる男じゃないですよ。 ……信じることしかできないですけどね。 僕たちぐらい、信じていましょうよ。ね?
(+20) 2015/07/12(Sun) 22時頃
|
|
[根拠の無い励ましをかけて、電話を切る。 まずは葛城さんの番号へとコールして、 繋がらなければ、別所くんが連絡を取れていない、 あの校舎にいたメンバーへあいうえお順にコールしていく。 柏原くん、樫樹くん、佐久間くん、館石さんまで、誰も繋がらない。 最後の穂積さんに祈るような気持ちで電話をかけた。*]
(+21) 2015/07/12(Sun) 22時頃
|
|
何?
[ 彼へ聞けば、台本読みを手伝って欲しいとか。 悩む時間なんて、無かった。 頼まれごとをされた時、それが何にしたって。 どうすればいいか、私は知っている。 ]
――うん、良いよ。
[ だってそれが、なりたいもので、 ずっと、なろうと生きてきたものだから。 その日から、葛城志乃の日常は、 期間限定で、少し、変わったものになった。 ]
(84) 2015/07/12(Sun) 22時頃
|
|
/* ちょっとまって今出て行く口実頑張って考えたから!!!!!>>従兄弟組
(-30) 2015/07/12(Sun) 22時頃
|
|
──現在:教室 ──
[ 黒板の文字が、増えていた。
自分で持ち込んだビスケットに 手を伸ばしながら、思う。
ああ、みんなはあれを、食べたのか。
黙々と、ビスケットを放り込みながら。 口の中が乾く。 鞄の中、生ぬるいコーラに手を伸ばそうとして、 やっぱり、やめた。]
……飲み物、探してくる。
[ いくら冷暖房の備わった教室でも、廊下は寒い。 う、と身を震わせて、もう暗い廊下に足を踏み出す。*]
(85) 2015/07/12(Sun) 22時頃
|
|
/* もこもこパーカー可愛いな……あ、千佳子もなんか可愛いパジャマとかいける系だ やった
(-31) 2015/07/12(Sun) 22時頃
|
|
「私もあの人に、今でも生きて欲しいと願っているの」 「それを願っているのはきっと、皆も」 「だから、探偵ごっこと言われようと、諦めない」
[ 主人公が教師に詰め寄るシーン>>0:287の、少し後。 教師に突っぱねられた後、肩を落とす主人公に向けて、 女子生徒が悲痛に、震える声で。 だけど、彼へ向けて真っ直ぐに訴えるシーン。
台本読みを手伝う時、 台詞を声に出してみて、難しい、と思った。 いくら演技はしなくて良いと言っても、 彼女の気持ちを考えると、彼の気持ちを考えると。 違う言い回しがあるのでは、と思ってしまうから。
そうしてようやく練習が終わった時に、 どこか熱っぽく、自分は目の前の七五三に告げる。 ]
(86) 2015/07/12(Sun) 22時頃
|
|
いいよ。 気にしないで。
[笑いを浮かべる瑠希>>82に微笑みを返し、椅子から立ち上がる。 緊張しているのがわかる。 さっきから心臓がうるさくて鬱陶しい。
差し出された手には一瞬戸惑って、迷いながら手を差し出した。 そういえば、小さい時はよく差し出された手を取って、外に出ていた気がする。
ああ、懐かしい。*]
(87) 2015/07/12(Sun) 22時頃
|
|
――七五三。 …映画って、役者って、すごいのね。
[ だって、台本を読むだけでこんなに考えるなんて。 実際演じるとなると、どれだけ入り込むのだろう。 舞台の上で、彼は何を感じているのだろう。 …そう思うと、言わずにいられなかった。
台本に引かれたマーカーを、指先でなぞる。 ]
(88) 2015/07/12(Sun) 22時頃
|
|
これだって、文字を読むだけなのに、 楽しいっていうか、その…。うまく、言えない。
…ありがとう。教えてくれて。 私、もっと知りたい。観てみたいって、思えた。
[ 多分、その時の自分は、 力の抜けた顔で、笑っていたと思うし。 きっとクラスメイトでも、ファンでも無い。 映画という、彼の見ている世界を教えてもらうという、 そんな、表現しがたく不思議な、だけど悪くない関係に、 なれたんじゃないかと、思う* ]
(89) 2015/07/12(Sun) 22時頃
|
|
[ そしてなにより、もうふたつ、日常と違ったのは。 その頃の自分は、 勉強のことも、受験のことも忘れることが出来て。 追い詰められる感覚も無く、すごく楽しかったってこと。 夜だって、悪夢も見ず、途中で目が覚めることも無く、 ちゃんと、眠れたってこと* ]
(90) 2015/07/12(Sun) 22時頃
|
|
/* 本当は夜明けを指す彼は誰時にしたかったんだけど、 流石にマイナーすぎるなってやめました…。 彼の時間は黄昏なのかなって思って…
彼は誰になって欲しい…。
(-32) 2015/07/12(Sun) 22時頃
|
|
― →1階 ―
[どこへ行こうか、そう考えながら階下へ。 郁くんのマネキンのことを黒板に書いといたほうがいいかなって、まずそう思った。
1階が見えてきた時、こちらに手を振る人影。>>78]
しのちゃん。
[たったった、と駆け下りて。 いつもやってるように、彼女に抱きつこうと飛び掛かった。 なんだかしばらくぶりな気がする。あたし、しのちゃんのぬくもりにどれだけ救われているのだろう。]
(91) 2015/07/12(Sun) 22時頃
|
|
……ん。 しのちゃん、着替えた? っていうかシャワーでも浴びた?
[前に抱きついた時と、においが変化しているように感じた。 あたしと違う長い髪は、撫でれば僅かにしっとりしてる。 ドライヤーで乾かすのも大変そうだっていつも思う。
郁くんのマネキンに触れた時は、胸から流れ出ていた血には触れないようにしたけれど。 それでも、今までの疲労が溜まった体は思ったより汚れちゃってるんだなあって、 志乃を抱き締めた後に思って、少し恥ずかしくなった。]
(92) 2015/07/12(Sun) 22時頃
|
|
/* 恋の回復ポイント:らいかちゃんとしのちゃん
(-33) 2015/07/12(Sun) 22時半頃
|
|
…でも…。
["来夏のせいじゃない">>+9。 それは、深く望んでいる言葉でありながら、最も認めがたい言葉でもある。 だって、すぐ隣に大好きな親友が居たのだ。 彼女は走れなくて、きっと一人では逃げられないことだって、考えればすぐ分かったはずなのだ。 それなのに、私は、と。そう思わずにはいられない。 私のせいじゃない、って思えれば、きっと楽なのだろうけど。]
それに、私は優しく>>+10なんかない。優しいのは月詠ちゃんの方だ。私は、そんな風に優しくしてもらえるような人間じゃないのに。 でも、その言葉が分不相応だとは思っていても、それでも、やっぱり――嬉しくて、あたたかく感じて、彼女の言葉を認めてしまいたくなる。]
(+22) 2015/07/12(Sun) 22時半頃
|
|
…うん。分かった。月詠ちゃん、ありがとう。
[だから、必要以上の責任を感じないで、っていう言葉にも、微笑みながら頷いてしまった。 "責任を感じすぎていたのか、もう一度考えてみよう"、って。彼女のせいで――いや、月詠ちゃんのおかげで、そう思えるようになった。]
え。あの…月詠ちゃ…!
[その後、半ば一方的に約束を取り付けられて、返事をする前に電話は切られてしまう>>+11>>+12。 いや、一つ奢るくらいでチャラにしてもらえるなら、安いものだ。月詠と一緒にカフェに行けるのも嬉しいし、楽しみ、なのだけど。
でも、]
(+23) 2015/07/12(Sun) 22時半頃
|
|
…ずるい、なあ…。
[通話の切れた携帯を握りしめて、顔をくしゃりと歪めながら呟いた。 彼女はこちらの事情など知らない。だからずるくもなんでもないんだけど。でも。 そんな楽しそうな約束、取り付けられてしまったら――
――どうしても、明後日を迎えたくなってしまう。 それに、一旦そう思ってしまったら。明々後日も、クリスマスも、正月も、卒業も、その先も。 その全てを迎えたくなってしまう。
ああ、だめだ、私は、もう。 死んでしまってもいい、なんて、思えない。
全ての責任を、罪の意識を投げ出して、全力で、"生きていたい"と。 そう、思ってしまった*]
(+24) 2015/07/12(Sun) 22時半頃
|
|
……う、わっ!?
[緊張に、ついきつく握りしめていた携帯が突如震える。 飛び上がらんばかりに驚いて画面を見れば、東彩からの着信だった。 兄を僅かに気にしながらも、慌てて電話に出る。]
は、い!……東彩くん?
[名前を呼んで、それから。 東彩も、あの空間にいたはずだ。 だけど、こうして現実で、この世界で電話がかかってくるということは、つまり。 鳴り響く心臓を抑えながら、すう、と息を吸う。]
……あの、東彩くん。 おかえり、なさい?
[もしも彼が本当にあの世界にいたならば、この言葉が通じる、はず*]
(+25) 2015/07/12(Sun) 22時半頃
|
|
―現在・1F廊下―
うん。
[ 軽やかに降りてきた恋に、 返事をしてから腕を広げて、その身体を受け止める。 不思議そうに自分の様子を聞いてきた彼女には、 隠すこともないか、と、口を開いた。 ]
(93) 2015/07/12(Sun) 22時半頃
|
|
美術室で。 …月詠が、帰った時に、絵具で色々と。
[ しゃがんだからさ、って。苦笑でそう、返して。 それから背をぽんぽんと撫でて。 あたたかいなあ、って、感じてから。 ]
恋も、シャワー、浴びる? お湯もドライヤーも、ちゃんとあったよ。
[ 彼女がマネキンを見つけたことは知らないから、 自然とそう、問いかけた。 ]
(94) 2015/07/12(Sun) 22時半頃
|
|
/* 千佳子の動きはジ○リみたいな、髪ごとぶわってなってそうな感じの動き、って念じまくってる 食堂らへんとか
(-34) 2015/07/12(Sun) 22時半頃
|
|
/* がっつぽーず! 来夏ちゃん絶対死なせないマンですどうも。
PC視点じゃ事情知らないから、何とかこう…不自然にならないよーにがんばりました。しかし>>+12は返事を待たずにだな。思いっきり間違えた。
(-35) 2015/07/12(Sun) 22時半頃
|
|
[おずおずと差し出された手>>87には、思わず苦笑を零す。 話を促そうとしただけだったんだとか、水は差さずに。
けれど、なんとなく、懐かしくなって。 差し出された手を両手で握る。
あの頃とは違う、少し低めの体温と、自分よりも大きな手に、暖かいような、寂しいような、少しだけフクザツな気持ちになったのは内緒だ。]
(95) 2015/07/12(Sun) 22時半頃
|
|
あのさ。
[結弦の手をやんわりと握りながら。 意を決して、ぽつり、呟くように、切り出す。]
……随分前に、子供の頃に、ほら。 俺、さ、背中のアレ、見せたじゃん。 覚えてる?
[やけにうるさい心臓を、痛む頭を落ち着かせるように、ゆっくり息を吐く。 そうして、目の前の従兄弟を見上げた。]
アレさ、今でも、かっこいいとか……思う? キモイ、とか、極道みたいだとか、 そんな風に、思ってたり……
[まくし立てた言葉は、徐々に尻すぼみになっていく。 彼がどんな顔をしているのか、怖くて、従兄弟の顔が見られない。 俯いた視界が、やけに潤むのだから、本当に自分は情けない。そう思った。*]
(96) 2015/07/12(Sun) 22時半頃
|
|
/* 女子か(ロル書きながらのワイの叫び)
(-36) 2015/07/12(Sun) 22時半頃
|
截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/07/12(Sun) 22時半頃
|
/* あとメモで言うのもアレだから言わないけど律空気読ませてごめんな!! リア充()の気配を察知みたいにさせてたらごめんな!!
(-37) 2015/07/12(Sun) 23時頃
|
|
あ、美術室。 あそこすごかったもんね。
[あたしも見たよ、と答える。 そういえば、飛び散った絵の具は踏み荒らされて足跡ができていた。 しのちゃんたちが発見したんだよね、と少し考えれば分かった。]
あたしもシャワー浴びたいなあ。 寝る前に行ってくる。
[一度、ごちゃごちゃになった頭の中もさっぱりさせたいし、使えるなら使っておきたいと思った。 ……本当は、シャワーは好きではないのだけど。 そうも言ってられない。]
(97) 2015/07/12(Sun) 23時頃
|
|
[そして、あたしがこれまで見たものは言っておかないとなって思った。]
2階の空き教室に、らいかちゃんのマネキン。 3階の視聴覚室に、郁くんのマネキン。 あったよ。
[あたしが見つけた、2人が帰った痕跡を報告する。 恐怖を感じさせるような怯えた表情ではなく、大丈夫だよ、と安心させるような優しい口調を作って。]
……少なくなっちゃったね。 しのちゃんは、帰りたい?
[何気無くそう聞いてみた。 答えがどっちだったとしても、あたしが最後まで残りたいという思いは変わりないのだけど。]
(98) 2015/07/12(Sun) 23時頃
|
|
[ローファーを履いた後、 窓枠を軽々と飛び越えて地面に着地する。
外は雪など降っておらず、 丸い月が煌々と地上を照らしていた。
通り抜けてきた窓をキッチリと閉め、 月明かりの元、校門の方へと足早に進む。
身を切るような寒さに、白い息を吐きながら たどり着いた校門は、やはり、窓同様閉まっていた。
しかし、迷うことなく校門の錠前に足を掛け、 鉄柱を掴んで身体を持ち上げる]
(+26) 2015/07/12(Sun) 23時頃
|
|
[
トン ――
校門を乗り越え、道路へと。
夜の学校から抜け出すなんて事、 経験するとは思わなかったな。
そんなことを考えながら振り返る、校舎。 明かりもついていない、無人の校舎。
あそこは……七五三の作り出した校舎は、 明かりも、暖房器具も付いていて、 そして ―― 皆もいた]
(+27) 2015/07/12(Sun) 23時頃
|
|
[でも、それだけだ。
外界から隔絶されたあの空間で、 七五三は一体何を望んでいるのだろう。
その問いの答えは、分からない。
今はただ、病院へと足を進める]
(+28) 2015/07/12(Sun) 23時頃
|
|
[数度のコールの後、聞こえた声に息を呑む。]
はい、東彩です。穂積さん……。
[声の似た家族と言う可能性もある。 少しかすれた声で名を呼ぶ声は、 どこか不安そうに聞こえたかもしれない。 質問形で聞かれたおかえりなさい>>+25に、 喉の奥で笑って、返事を返す。]
ただいま。 穂積さんも、おかえりなさい。
(+29) 2015/07/12(Sun) 23時頃
|
|
[きっと、この会話は僕たちにしか分からないだろう。 尤も聞く人は今はただ一人しかいないわけだけど。]
別所くんからのメールは確認してますか? あの学校は十中八九、涼介でしょうね。 三星さん、日下部さんも連絡がついたと言っていました。 あと、僕と穂積さん。 それ以外はまだ連絡がつかないそうです。
[僕が知り得た情報を話して、ひとつ息をつく。]
僕はこれから北洋病院へ向かう予定です。 穂積さん、は。確か家、遠かったですよね。 状況が変わったら連絡しますから、無理はしないで。
[クローゼットを開きながら、そう告げる。*]
(+30) 2015/07/12(Sun) 23時頃
|
|
/* 現実天候:>>4:+26雪は降っていません。晴れていて満月かそれに近い状況です。
覚えておこう。メモメモ
(-38) 2015/07/12(Sun) 23時頃
|
|
[なにか間違えただろうか。
苦笑を浮かべる従兄弟>>95に、眉が下がったのがわかった。小首を傾げて様子をうかがう。 やはり、細かい表情を読み取ることは難しい。
と、差し出した片手を両手で包まれて、パチパチと瞬いた。
あのさ、という前置きとともに切りだされた質問>>96に頷く。 覚えている。 瑠希の背に映える翼のことは、きちんと覚えている。
相貌失認だからって、記憶力に難があるとは限らない。 かっこいい、という強い感情とともに目に焼き付いた記憶は、そう簡単に薄れるものではない。]
(99) 2015/07/12(Sun) 23時頃
|
|
[そして、見上げられた視線には一度震えて。けれど逸らすことはしなかった。 逃げたくなかった。
なんだろう、何を言われるのだろう。 跳ね上がる心臓は、]
え?
[質問の意味を理解するとともに急速に静まった。]
(100) 2015/07/12(Sun) 23時頃
|
|
思ってる、よ。かっこいい。 怖い、とか。極道? とか、思ったこと、ない。な。
[戸惑いながらも、率直な感想を漏らす。 もっと大きなことかと、いや、瑠希にとってはきっと大きな問題だった。 プールに入れなかったり、みんなの前で着替えが出来なかったり、瑠希にとっては大問題だったんだ。 自分にとってはそうでなくても。
その認識の違いからくる失望を、自分は知っているじゃないか。
下げたままだった片手を持ち上げ、瑠希の手を包む。]
(101) 2015/07/12(Sun) 23時頃
|
|
かっこいい、よ。 今までもずっと、思ってる。 その、あの時よりも色々知ったけれど、でも、瑠希の翼が、好きだよ。
[普段サボらせてる口を酷使しながら、目の前の相手に思いをぶつける。 慣れていないし、加減もわからない。けれど、ぶつけなければ、きっと誰にも伝わらないから。*]
(102) 2015/07/12(Sun) 23時頃
|
|
/* いままでの男PCでダントツ男と絡んでる
なんだかんだリア充ばっかりだったから……遠い目
(-39) 2015/07/12(Sun) 23時頃
|
|
── 現在:2F食堂前 ──
[ そこに、自販機があることに、 安堵してしまっている自分がいた。
小銭を取り出して、水を買う。
ペットボトルの口を開けながら、 教室に戻ろうかと、足を踏み出して、 ふと、顔を上げる。声が聞こえた。*]
(103) 2015/07/12(Sun) 23時頃
|
|
―→手術室前―
[携帯の電源を落としてポケットへと仕舞ってから、病院の中へと入る。 受付で七五三のことを聞き、彼の居る手術室へと急いだ。
少し緊張気味に、病院内を歩く。 こんな時間だし、あの子は、あかりは足が使えないから…鉢合わせることはきっとないだろうが、それでもなんとなく 落ち着かない。一週間前の出来事も、つい思い出してしまいそうになる。 あの時のことを思い出すと、やはり責任や罪の意識を感じてしまうけど。
でも、私は…わがままになりたい。 だから明日、改めて病院に来よう。 そしてあの子と話をしよう。 "生きたい"…そして、出来れば…"生きていてほしい"。 その二つのわがままを通すために。]
(+31) 2015/07/12(Sun) 23時頃
|
|
[手術室前に行く途中にある携帯使用可能エリアに別所の姿を見つければ、東彩もこちらへと帰ってきたことを聞き、安堵の息を吐いただろう。このまま、全員が帰って来られればいいのだが。 その後、もう少しここに居ると言う別所と別れ、再び手術室の方へと向かう。]
ここ、かな…。
[やがて手術室前へと辿りつけば、近くに備え付けられているソファに座って、手術室の扉をじっと見つめる。 今でも俄かには信じられない。彼が、七五三が自殺しようとしたなんて。 いつも、楽しそうに笑っているように見えたのに…もしかしたらあれは演技で、本当は苦しさをずっと胸に抱えていたのだろうか。命を絶ちたいと、死にたいと思うほどの。]
(+32) 2015/07/12(Sun) 23時頃
|
|
── 現在:3F視聴覚室 ──
……涼介?
[ 分かりきったことを、 それでも、その背が妙に小さく見えたから、 口にせずにはいられなかった。]
なに泣いてんの……あれ、郁? ……あ、映画。なつかし……
[ ひょい、と室内に歩み寄って、 泣き崩れる背を弱い力で叩く。 郁、見てたのかな、って、 呟きは、届かなかったかもしれないけれど。]
(104) 2015/07/12(Sun) 23時頃
|
|
[ あんまりこどもみたいな泣き方をするから、 掛ける言葉も、平坦ながら、少し辿々しい。]
……多分、先に帰っただけでしょ。 そんなに泣くなよ。男前がダイナシ。
[ 目、間違いなく腫れるよ。 脅すような言葉と共に、 ポケットからハンカチを取り出す。]
……ほら、きれいなやつだから。
[ とりあえず落ち着けと、 一定のリズムで背を叩く。 小さいこどもをあやすみたいに。*]
(105) 2015/07/12(Sun) 23時頃
|
|
[でも、きっと、それだけじゃないよね。 死んでしまいたいと思っていたとしても、きっとどこかでは生きたいとも思っていたんじゃないだろうか。 今まで見てきた笑顔の全てが嘘ではないだろうし、それに、死にたい、だけならきっとあんな世界は生まれないと思う。
確か、"ホスト"になりやすい人物の特徴の一つとして、"精神的・肉体的に衰弱した人"…というのが、あったはずだ。 もし、あそこが彼の七五三の精神世界だとしたら。 あの世界は、みんなと一緒に生きていたい、っていう心の表れじゃないんだろうか。だから、無理やりにでも皆を閉じ込めたんじゃないだろうか。 当たっているかどうかは分からないけど…もし、私が"ホスト"だったとしたら、そういう理由だろう、と思うから*]
(+33) 2015/07/12(Sun) 23時頃
|
|
[返ってきた「おかえりなさい」に、ほっと息を吐く。>>+29 通じた。今度こそ、あの世界は夢なんかじゃないと、はっきりと知る。 だけど、だからこそ、まだ気は抜けない。背筋を伸ばして、東彩の言葉をしっかりと聞く。]
うん、メールは、見た。 あの世界のこと、……私も、そう思う。
[隣に兄がいるので、少しぼかしながら、早口に伝える。 続けられた情報に、目を見開く。]
月詠ちゃんと、来夏ちゃんも……。
[ああ、帰っていた。泣き出したくなる。 別所からメールが来ていたことで、薄ら察してはいたけれど、ちゃんと帰ってきていた。 良かった、と思いながら唇を噛む。]
連絡つかない人がいるなら、 ……まだ、あの世界は、終わってないよね?
(+34) 2015/07/12(Sun) 23時頃
|
|
[あの世界が閉じる時は、たぶん、2つあるのだろう。 ひとつは全員が帰還した時。──もうひとつ、は。 そのもうひとつが恐ろしくて、緩く首を振って追い払う。 無理はしないで、との言葉に、口を開く。]
私も、大丈夫。 家族に車を出してもらって、病院、向かってるところなの。
[少しかかるかもしれないけど、行くよ。そう伝える。]
まだ、向こうに残ってくれてる人が、いるなら。 ……こっちの世界でも、ちゃんと、待っていたいから。
[決意の滲む声で、きっぱりと告げる。 病院へ向かう予定だという東彩も、その気持ちは同じだろうか*]
(+35) 2015/07/12(Sun) 23時頃
|
|
[瞼が、重い。腫れぼったくて、頭がガンガンする。でも、泣いて、少しだけ、落ち着いた。瞼のように、気持ちは落ち込んでいたけど。 涼介、と呼ぶ声に、思わず肩がびくつく>>104。泣き顔は見られたくなかった。でも多分、泣いてる事はバレてしまうから、隠しても、意味がないのかもしれない。]
(106) 2015/07/12(Sun) 23時半頃
|
|
うるさい……
[多分、帰ったんだろうっていう事も、自分の顔が、決してファンに見せられない顔になっているって事も、わかってる。だけどなんだか悔しくて、鼻声のまま拗ねたように言ってやった>>105。 差し出されたハンカチを受け取って、前の座席の背もたれに腕を組んで顔を伏せた。 背中を叩かれるリズムが心地よくて、さっき後悔したばっかりなのに、あぁ、やっぱり、みんなと一緒に居たいと、やはり思ってしまう。 優しくしないでほしい。裏切り者と弾劾してほしい。 でないと、優しさに押しつぶされてしまいそうだった。]
(107) 2015/07/12(Sun) 23時半頃
|
|
っ、べつに、ないて、ない……から
[バレバレ。しゃくりあげながら、何を言っているんだか。 自分にそうツッコミながら、言い訳のようにそう言った。 優しい手に、自分が許されているような錯覚を覚える。 暖かくて、居心地がいい。だからみんなが大好きだった。
けれどきっと、あっちの世界に戻った…には、それを覚えている事さえ許されないのだ。**]
(108) 2015/07/12(Sun) 23時半頃
|
|
[返ってきた肯定>>102に、顔を上げる。 滅多に合わない視線が、真っ直ぐにこちらを向いていて、それでいて真摯なものだったものだから。
涙腺が緩んで、頬を水が伝った。 慌てて、袖口でそれを拭う。]
……サンキュ。ありがと。 なんつーか、安心した。
[ずび、と鼻を啜って。 そうして、にっと笑ってみせた。]
(109) 2015/07/12(Sun) 23時半頃
|
|
……そっか、見たんだ。
[ シャワーは寝る前に行くと聞けば、うん、と頷いて。 自分の知らない、帰った皆について聞いて、 うん。また、頷く。 もう、怖くなんて無い。皆は、帰ったんだから。 ]
さっき、黒板に書いてきたんだけど。 千佳子のマネキン、昇降口で見つけた。
[ そう、同じく優しい声で報告してから、 少なくなっちゃったね、って。 その言葉に、そうね、と、寂しげに笑う。 ]
…………私?
[ そして、続く問いには。 ―――ひどく、間抜けな声が出た。 ]
(110) 2015/07/12(Sun) 23時半頃
|
|
[ 私は、帰りたいのか。 そんな単純な問いに、答えられない自分がいた。 いや、帰りたい。だって、皆が待ってる。 葛城志乃にとって、それが模範解答だ。
でも、待って。それって私自身の意思? いったい、私個人は、どう思ってるの? ]
……わたしは、
[ 瞳を瞬かせて、恋を見つめる。 思い出すのは、豪華な食堂。美味しい食べ物。 ずっと此処で暮らせると言わんばかりの、優しい場所。
でも、此処は、自分にとって。絶対的に"違う"場所だ。 家族がいないとか、そんな理由じゃない。 もっと、ひどい。我儘だ。 ]
(111) 2015/07/12(Sun) 23時半頃
|
|
[自分の背を一瞥して、言葉を続ける。]
……これな、 馬鹿みたいとか、キモイとか言われてたし、多分、見せたら、これからも言われるんだろうけど。
結弦とか、あと、さっき、涼介も言ってくれたんだけど、 そう言ってくれる奴がいるってだけで、 その、なんつーか……すげぇ、ほっとした。
[幼い頃の憧れ。かっこいい、と、ただ純粋に思っていた子供の頃の気持ちを、漸く引っ張り出してこれたような気がする。
ずっと溜め込んでいた想いを、つっかえながらも吐き出して、 そうして、再び礼を告げて、彼に頭を下げた。*]
(112) 2015/07/12(Sun) 23時半頃
|
|
/* 病院に辿りつくと、あとは手術終わるまで待機になるので、せめてあと一日は外をうろうろしていたい気持ち。
(-40) 2015/07/12(Sun) 23時半頃
|
|
[ 少しの沈黙の後、ようやく口を開く。 ]
…私は。 帰りたい…って言うより、 ずっとここにいたくない、……だと、思う。
[ 他人事の様な言い回しは、 多分、葛城志乃になりきれなかった、 だれかの気持ちだから。 自分がホストじゃないって。それと、同じ理由。 自分がホストなら、絶対学校なんて作らない。 本当の私は、一生学校の中になんて、いたくない。 ]
(113) 2015/07/12(Sun) 23時半頃
|
|
皆は好きよ、…私は。 でも、この場所は、駄目なの。嫌い。 だから、いたくないの。 …帰る帰らないで表現するなら、 帰りたい、になるんだろうけど。
…でも、そういう答えって、考えって。 きっと綺麗じゃない…よね。
[ 眉を下げて、俯いて、反応を待った。 多分、余計なものばかりで、まとまらない答えって。 珍しかったんじゃないかなって、思う。
ああやっぱり、こんなだから。 自分じゃ救えないんだ、きっと。 ]
(114) 2015/07/12(Sun) 23時半頃
|
|
/* そう言えば千佳子ちゃんは、私が雑な縁故の投げ方してしまったのに、最後に拾ってくれてマジありがとうございました……。 >>3:328これな。
本当は三星は見ていた回想を投げるつもりだったんだけど、時間がなくてああなっちまったちくせう。
(-41) 2015/07/12(Sun) 23時半頃
|
|
[瑠希が袖口で頬を拭った>>109のを見て、文字通り血の気が下がった。 え、泣かせた? 瑠希泣かせた? 俺が? 死ねばいい? 慌てるも、ハンカチなんて気の利いたものは持っていない。 そもそも、両手は塞がってる。
そわそわと慌てて、けれど瑠希の笑顔を見れば、ぎこちなく微笑んだ。]
……うん。
[笑ってくれた、なら。 大丈夫だったのかな。
ほう、と息をつく。そこでやっと力の抜けた笑みを浮かべることが出来た。]
(115) 2015/07/13(Mon) 00時頃
|
|
……多分。その、偏見とか。あると思う。 先入観とか、これからも。
[感情論とは別に、外見からのイメージは現に存在する。茶髪はチャラいとか、鼻ピアスは怖い、とか。 それと同列に語っていいかはわからないけれど、刺青にもそういう先入観は存在する。
けれど、]
俺は、これからも。それが好きだよ。 多分、七五三も。 何度だって言う。
[下げられた頭に、そうまでしなくていいからと。照れくさそうに笑う。 そして、もう一つ。自分が彼の刺青を好む理由を話さなければ、と。冷静な部分の頭がずっと囁いていた。]
(116) 2015/07/13(Mon) 00時頃
|
|
[何度も深呼吸をして、切り出す言葉を考える。 やっぱりやめておこうと、自分の一部が言う。でも、瑠希はこんな自分に打ち明けてくれたんだ。 ならば、自分も打ち明けたい。]
……俺も、言いたいことあって。 聞いてくれる?
[やはり声は小さかったけれど、それでもきちんと切り出せた。 後悔はない、とは言い切れない。 でもきっと、踏み出すことにも意味はある。
そう信じたい。*]
(117) 2015/07/13(Mon) 00時頃
|
|
── 現在:3F視聴覚室 ──
なにそれ。
[ 相手は泣いているのに、 真剣かもしれないのに、 あまりにバレバレな嘘をつかれて、 思わず、小さく笑った。]
涼介、嘘、下手だね。
[ 静かに、隣にしゃがみこんだまま、 別にいいけど。そう言いながら、背を撫でる。]
(118) 2015/07/13(Mon) 00時頃
|
|
でも、その顔で女子の前出れないでしょ。 とりあえず、泣ききっときなよ。それから顔拭いて。 顔洗って寝ないと明日、ひどいよ。
[ 待ってるから、と大まじめに、声を向ける。 自分がそうしたいから。待っていたいから、ここにいる。
顔を伏せる姿勢に、見られたくないんだろうと、 視線だけは、外した。 スクリーンの中、俺たちが、笑っている。*]
(119) 2015/07/13(Mon) 00時頃
|
|
/* 教室組になんかすごく照れる……
(-42) 2015/07/13(Mon) 00時頃
|
|
/* 柏原くんの翼を知ったら律が何を考えるかな何を言うかなって思ったけど、お前は今を見ろ!としか言えない結果になりそうでした まる
(-43) 2015/07/13(Mon) 00時頃
|
|
/* あーーーーー だめだー説得ってむずかしい(読解力のあれそれにころがる)
(-44) 2015/07/13(Mon) 00時頃
|
|
/* 遅れて分かる(気がした)時ほどころがりたいときはなく なく
(-45) 2015/07/13(Mon) 00時頃
|
|
[まだ終わってない。 穂積さんの言った言葉>>+34に固まる。 終わる。 その言葉の持つ意味の不吉さに、僕は目を閉じて。 ただ一言だけ返す。]
そう、でしょうね。
[大丈夫と、病院に向かっていると聞けば、 小さく息を吐いて微笑む。]
そうなんですか?良いご家族ですね。
[家族の協力が得られているなら安心だ。 女の子がこんな夜に出歩くのは、やっぱり心配だから。 続く言葉>>+35に、反省をして。少し黙った後口を開く。]
(+36) 2015/07/13(Mon) 00時頃
|
|
……。ごめんなさい、穂積さん。 僕も、待っててって言われても、 黙って家で待ってなんていられないです。 行きましょう。行って、帰ってきたら、 このバカ!って叱ってやりましょうね。
[ふふっと笑って、それじゃあ後で、と告げて電話を切るだろうか。 あの冷たい校舎は、自分と向き合う学びやだった。 少なくとも、自分にとってはそうだった。 あの場所に残る彼らは、今も試されているのだろうか。]
(+37) 2015/07/13(Mon) 00時頃
|
|
[自分以上に狼狽する結弦>>117に、思わず噴出して。 そうして、消え入るような声で話を切り出されれば、しっかりと頷いて。]
ん、大丈夫。 聞かせて。
[受け止められるのか、分からない。彼の望む言葉を渡せるかも。 けれど、彼は自分の欲しい言葉をくれたから。 なら、それに応えたい。素直にそう思う。
握った手に少しだけ力を込めて、彼の目を見据える。*]
(120) 2015/07/13(Mon) 00時半頃
|
|
[日下部さんも三星さんも、 きっと病院に向かっているだろう。 僕たちの思いは一緒だと、そう信じられた。
ハンガーに掛かった濃紺のPコートを羽織り、 フードを出した後、充電器を右ポケットに、 財布と携帯電話を左ポケットに入れる。
電話の横のメモ帳にペンを走らせる。 『北洋病院に行ってます。 郁』 少し迷って、上にもう一行足す。 『友だちが倒れたそうです。』
ひとつ頷いて、家を出る。 手袋をはめながら、自転車に乗って病院へと向かった。**]
(+38) 2015/07/13(Mon) 00時半頃
|
|
[>>111じっと、答えを待つ。 言葉を形作ろうとしているのを、ただ待つ。
>>114いつもの真面目な委員長らしからぬ、まとまりきらない答えが返ってきたけど。 それで十分だったし、伝わった。 ここはしのちゃんの世界じゃないし、ここに残ることは絶対に良くないことだって。]
大丈夫。 ……綺麗な答えなんて、いらないよ。 しのちゃんがそう思ってるなら、それでいいんだよ。
[考えがぐちゃぐちゃでまとまらないのはあたしも同じだし、それに。 綺麗な答えしか認められないなら。綺麗なものしか受け入れられないなら。 ――あたしは、存在しちゃいけないのだ。]
……あたしは。 ここはあたしの世界じゃないって、思ってるし、あたしはここにいちゃいけないって思った、けど。
もしホストがここに残ろうって思ってるなら、あたしも一緒に残りたい。 こんなところに一人でいるなんて、寂しいに決まってるもん。
(121) 2015/07/13(Mon) 00時半頃
|
|
[――涼介くんがホストではないなら、今も変わらずきっとそう思ってた。
それが許されるのかは分からないけど。 次のチャイムで帰ることになるのはあたしかもしれない。 それでも、前向きに考えちゃうんだ。あたしは最後までいるって。]
(122) 2015/07/13(Mon) 00時半頃
|
|
――でもね、……しのちゃん。
[ああ、やっぱり、怖いなあ。 口に出すのが怖いから、志乃の体をもう一度抱き締める。 あたしの崩れそうな表情が見えてしまわないように。]
ホストは、……あの人は、あたしと一緒じゃダメだって、言うかもしれないからさ。 だから、そうなるなら、……怖いから、あたし、どうしようって。
きっとあたしも、そう言ってもらったほうがあたしのためなんだって、分かってる、けど。 あたしじゃ、ダメだって、分かってるから。 一緒になれない、って、分かってる、わかってるから。
[ダメだなあ。しのちゃんの言葉以上に、あたしの言葉はまとまらない。 ぐしゃぐしゃに崩れて、少しずつ、声に潤いが滲む。
でも、人が随分と少なくなってしまった今、こういうことを相談できるのは、しのちゃんだけなんだ。]
(123) 2015/07/13(Mon) 00時半頃
|
|
[病院へと向かうものの、徒歩で行くにはやや遠い。 自宅よりかは、電車に乗る必要がない分 北洋高校からの方が近くはあるけれど]
……タクシーを見かけたら乗ろうかな。
[人通りどころか車通りも少ないが。 とりあえずはと、大通りの方へと向かった]**
(+39) 2015/07/13(Mon) 00時半頃
|
|
あたしと一緒にいようって、言うんじゃなくて。 ……みんなで帰ろうよって、言うべき、なんだよね?
[――あたしの恋は、彼のためにならない。 彼と一緒にこの世界に残れたとしても、それが本当に幸せであるはずがない。 あたしが恋心を抱き続ける限りは。
だから、勝手な恋愛感情は捨て去って、友人として声をかけなきゃって、そう思った。
大事な時に彼の前から逃げないように、全てを諦める勇気をくださいって、そう願った。
いつまでも絡み付く恋の根を断って、初恋を終わらせるなら。 きっと、今が、その時だ。*]
(124) 2015/07/13(Mon) 00時半頃
|
|
[大丈夫、と言ってくれて、それだけで頑張ろうと思えた。 握られた手が熱い。 最後にもう一度深く息を吸って、口を開いた。]
その、俺。 刺青が好きな理由が、もう一つ。あって。
[考えていたのに、こう話そうと決めていたのに。 いざ話す段階になると、頭のなかが真っ白で、何を言ってるのか自分でもわからない。
もっと、段階を踏んで話そうと思っていたのに。]
(125) 2015/07/13(Mon) 00時半頃
|
|
俺、顔がわからないんだ。 親も、クラスメイトも。声とか、服とか。髪型とか体型で全部判断してて。
[段々と話が加速していく。 この話が、普通の感覚と違うことは知っている。自分からすれば顔で個人を判別できることに驚くけれど、この感覚が異端だということは知っている。
だから、もっと前置きとかも言おうと思っていたのに。]
(126) 2015/07/13(Mon) 00時半頃
|
|
/* 明日に備えていろいろ準備しておきたいなあって思って、 理屈こねまわしたけど、ちょっと強引かな……。
何言ってるかわかんなかったらごめん。 実は私もよくわかんない。
(-46) 2015/07/13(Mon) 00時半頃
|
|
けど、瑠希の刺青があれば、もう二度瑠希を見失わないから。
それもあって、好きなんだ。
[最後は小さく、ポツリと言った。 もっと話し方の勉強とか、練習をしておけばよかった。内心頭を抱える。
俯いて、ちらりと瑠希を見上げる。 少しでも、伝わってくれただろうか。**]
(127) 2015/07/13(Mon) 00時半頃
|
|
/* 佐久間が一発で分る芸能人 出川○朗(声と顔の印象)
(-47) 2015/07/13(Mon) 00時半頃
|
|
/* みんなもうちょっとわがままになろう 中の人心配
(-48) 2015/07/13(Mon) 00時半頃
|
|
[隠し事なら、たくさんした。職業柄、言えない事なんていっぱいある。でも、嘘は確かに、あんまりしたことがない。だから、初めて気付いた。 あぁそうか、自分は嘘が下手だったのか。>>118 こんなことすら、まだ知らない。]
そうだよ、俺の美貌が、台無しだから、な
(128) 2015/07/13(Mon) 00時半頃
|
|
[笑いながら、また涙を零した。ぼろぼろと落ちる涙に、律からもらったハンカチはすぐに濡れてしまった。隣に居る存在を感じながら、…は心行くまで涙を流した。 どれくらいの時間が経ったかわからない。五分のような、一時間のような、一日のような、不思議な感覚だった。 やっと止まった涙に、顔を伏せたまま大きくため息をついて、意を決して顔を上げる。横に居る律は、いつもとなんら変わらぬ顔をしていた。きっと自分は、いつもとは比べ物にならないくらい不細工だ。 もしかしたら、その顔を見て律は笑うかもしれない。笑われたなら、なんだよとふざけて飛びつきながら、…は、少しだけすっきりとした顔で笑って見せる。]
(129) 2015/07/13(Mon) 00時半頃
|
|
律、お前さ、自分のこと性格悪いって言ってたけどさ、
[この校舎にくる前に、彼に囁かれた言葉を思い出す。]
俺にはやっぱり、お前は良い奴だと思うよ、俺。
[そう言って、…は小さくありがとなとお礼を口にした**]
(130) 2015/07/13(Mon) 00時半頃
|
|
[聞こえる声にひとつひとつ、うん、と返してゆく。>>+36 謝罪の声に、少しだけ口元が緩んだ。]
うん。……それで、落ち着いたら。 美味しいもの、みんなで食べたりとか、しよう。
[美味しいものは、こっちの世界にもあるんだから。 あの世界の食堂がやけに豪華だったことを思い出して、そう伝えてみる。 後で、という声に、「うん、また後で」と力強く返した。*]
(+40) 2015/07/13(Mon) 01時頃
|
|
[通話を終えて、そっと兄を伺う。 一応、あの世界についての決定的なことはぼかして話していたつもりだけど、どう聞こえただろうか。 心配になったけれど、兄は前を向きながら平然とした顔をしていた。 どこか拍子抜けしながらその横顔を見ていたら、ちらりと視線が合って、尋ねられる。]
「さっきの、友だち?」
[簡素な問いに、迷うことなく肯いていた。]
うん。友だち。 ……今から行くのも、私の、大事な友だちのところ。
[はっきりとした口調でそう言えば、微かに笑う気配がする。 「良かったじゃん」と呟く声に、うん、と答えた。]
(+41) 2015/07/13(Mon) 01時頃
|
|
[答えながら、唐突に思う。
夜が明けたら、アヤカたちともちゃんと話をしたい。 あの子たちも、私の大切な友だちだ。
思えば、あの後、私、一度でもきちんと話そうとしただろうか。 立たなくちゃ。折れたくない。 思うのはいつも、そればかり。 折れてしまう可能性のあるものからは、きっと、懸命に目を逸らしていた。 向き合った結果、また傷ついてしまうかもしれないけれど、きちんと。
──病院までは、もう、そう遠くない。**]
(+42) 2015/07/13(Mon) 01時頃
|
|
/* いいお兄ちゃんだなぁ(自分で言う
(-49) 2015/07/13(Mon) 01時頃
|
|
[ それでいいんだ、って声に。 また、泣き出しそうになった。 う、って、堪える様な小さな声を出して、 揺れそうになる視界を、瞳を閉じて、恋に、言う。 ]
……いいのかな、
[ あのね、私。 些細なことでも、どうでもいいことでも。 "なりきれない"自分を出すのが、とても、怖いんだ。
だけどさ、それでも、聞いてくれたんだ。 しんどいけど、すっきりした、あの気持ちって、 受け入れて、良いのかな。
――受け入れ、たいよ。 ]
(131) 2015/07/13(Mon) 01時半頃
|
|
[ 表現できない、流れる感情を飲み込んで。 うん。って、か細く答えてから、 小さな背を、また、柔く撫でた。 今度は、恋の吐露を、ゆっくり聞いて。 強く抱きしめられた身体を、柔く抱きしめかえす。 …言い出すのは、いつだって怖い。 だってこれ、きっと、模範解答じゃ、ない。 此処に来てから、ずっと、そうだ。 ―――しんどいなあ、もう。本当に。 でもきっと、悪くなんてない。 ]
…恋が言ったんだよ。 綺麗じゃなくても、そう思ってるならそれでいいって。
…だから、それは恋だってそう。
[ やっぱり、声は、少し細かった。 ]
(132) 2015/07/13(Mon) 01時半頃
|
|
だから、怖くても、気持ちに嘘ついちゃ駄目。 怖くたって、こうしたいって、自分から動けば。 相手に、響くんだよ。 あのね、…多分、そういう気持ちって。 たとえちょっとでも、相手に確かに伝わるんだよ。
[ 手を取ることだって、きっとそうだ。 きっと、なんだって、そうなんだ。 ]
(133) 2015/07/13(Mon) 01時半頃
|
|
…実際どうなのかは、相手しか分からないし。 こんなこと、言ってるけど。 私…ふたりが残ったとして、 恋と離れるのも、ホストと離れるのも…さみしい。
[ はっきりしなくてごめんね、って。呟く。 だって、此処にはいたくない。でも、皆は好き。 どっちも、私にはあるから。 ]
……あとね。お節介、だけど。 "こうするべき"って動くの、…すっごく、きついよ。 ずっとそうしてたら、身体、壊しちゃう。
[ 家族が大好きなのは、本当だ。 でも本当は、自分を削った生活なんて、嫌だ。 勉強なんて放り出して、テストが大変って嘆いて。 授業中に居眠りしちゃって、先生の小言に凹んで。 学校帰りに寄り道して、はしゃいで。 ――そんな、女の子になりたかった。 ]
(134) 2015/07/13(Mon) 01時半頃
|
|
そっか。
[>>127合点がいった、というのが、まず最初の感想だった。 合わなかった視線や、時たま向けられた怪訝な表情の理由が、漸くわかった気がする。
あぁ、でも、おかしいかな。嬉しいって、そう思ってしまうのは。]
結弦が、これを必要としてくれてたの、 その、嬉しいって思った。ホント。
……あって良かったって、初めて思った。
[肯定だけでなく、あまつさえ好きだと言ってもらえるなんて、思っていなかったから。
折ってしまいたい、無くしてしまいたい。 そう思っていた一部を求められることが、こんなに嬉しい事だなんて、知らなかった。]
(135) 2015/07/13(Mon) 01時半頃
|
|
…だから、私みたいになっちゃだめ。
[ ぎゅう、と、抱きしめて。 それから、もうひとつ、問いかける* ]
恋は…どうしたい? べき、じゃなくて、どうしたい?
なんでもいい。その、どっちかじゃなくてもいい。 ぐちゃぐちゃでも、形にならなくても、良いんだ。
――知りたい、な。
(136) 2015/07/13(Mon) 01時半頃
|
|
だから、その、 ……俺を見失わないで居てくれるんなら、 俺だって、お前の……手くらいなら引っ張れる、し。
[えぇい、まだるっこしい。 彼を見据えて、一息で、吐き出した。]
もし、結弦が、それで困ってるとか、悩んでるなら、 俺だって、何か、力になりたい。 ……何が出来るか分かんねーけど、ホント。
[幼い頃の思い出を―ずっと握り締めてきた言葉を、今、そのままくれた彼に、精一杯応えたい。そう思った。 握った手を包む。少しだけ冷たい手に、熱を分け与えるようにして、そうして、彼を見上げた。**]
(137) 2015/07/13(Mon) 01時半頃
|
截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/07/13(Mon) 02時頃
|
/* ああああああああああ
しのちゃん……ありがとしのちゃん……; 自力ではどうにもできなかったけど、実はこうしたかったっていう私(PL)の思いを120%受け止めてくれた感じがする……。
こっちのSOS的なものが伝わった……すげえ……。 分かりにくい子でごめん、ありがとう;;
(-50) 2015/07/13(Mon) 02時頃
|
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/07/13(Mon) 02時頃
|
[>>131抱き締めながら、その直前に零れた彼女の一言に。 いいんだよ、と言いながら撫でる。]
だってあたしは、素のままのしのちゃんが好き。 自分を作ってたら、……いつか、おかしくなっちゃうよ。
[本当の自分を塗り潰し続けて、既に取り返しがつかなくなっているあたしに、彼女を重ねた。 だから、だったのかもしれない。 彼女に無理をしてほしくなかったのは、あたしみたいになってほしくなかったから。
あたしたちは、たぶん、似ているところがあった。]
(138) 2015/07/13(Mon) 03時頃
|
|
[――ただ、「そうだね」とか、そういう一言さえあれば良かった。 あたしが求めていたのは、それだった。 それさえ肯定してくれれば、もう、迷わないって、そう思えたのに。
でも、しのちゃんがまとまらないまま紡いでくれた言葉>>132>>133>>134を聞けば、何故だろう。 我慢してたはずの雫が、瞳からまた零れてしまう。
そうだね。あたし自身が言ったばかりだ。 綺麗じゃなくてもいいって。
諦めるのが一番正しいって思った。 だって、あたしにこれ以上、彼と一緒にいる資格なんてないんだもん。
だけどそれは――自分に、嘘、ついてるのかな? あたしは自分の気持ちをまた、塗り潰しちゃってたのかな? わかんない。わかんない。
諦めようと思うことだって辛かった。苦しくて悲しかった。 苦しくて悲しいから、それは目を逸らしていた本当のあたしの気持ちなんだって思い込んで、もっと奥にある感情を忘れていた。]
(139) 2015/07/13(Mon) 03時頃
|
|
[あたしの体も心もとっくに壊れてるから、塗り潰すことに苦痛はきっと感じない。 今の選択も全部、飲み込んで、それがあたしなんだって前向きに思い込んで、生きていくだけ。 だから、しのちゃんが言うように、あたしは壊れない。 とっくに壊れているから、壊れるはずがない。]
伝わる、かな、 それ、でも、やっぱりあたし、無理だよ、
本当のあたしは、どうしようもなくて、 知られたら嫌われちゃうのに――
きついよ、こんなの。……。
[壊れることはないけど――でも、今、すごく胸が苦しくて、息ができない。]
(140) 2015/07/13(Mon) 03時頃
|
|
[もう堪えることができない。流れ出る雫は、強く抱き締め返されて拭えない。 嗚咽交じりの声で、何も言えない。
>>136問い掛けに対し、しばらくの間、声にならない何かを喉の奥から出そうとして。 ようやく、やっと、取り繕わない言葉が、嗚咽と一緒に出てくる。]
……そばに、いたいよ……っ! 時間が止まってるここじゃなくて、外の世界で、ずっと……!
[一緒にいたいのも、みんな揃って外の世界に帰りたいのも、どっちも本音。 それは、あたしなんかが望んではいけないことだと思ってた。 いくらなんでも、身の程を弁えないワガママにしか過ぎないって。 言えば彼を困らせることにしかならないって。
ひたすらぐちゃぐちゃに塗り潰して見えなくしていた本音。 絶対に綺麗なんかじゃない、穢れに穢れたあたしの本音。
それを口にしたら、今度こそ。 声にならない何かで、何も言えずに泣き続けるしかなかった。**]
(141) 2015/07/13(Mon) 03時頃
|
|
/* 悩みを打ち明けられないままなので、諦めるのが一番自然な流れかなって思ったんだけど。
しのちゃんのおかげで派手に最終日動けそうです!
(-51) 2015/07/13(Mon) 03時頃
|
|
[ 素のままが好き、って。 そう言われたら、きっと。 柄にもなく崩れた顔になっちゃって。
あふれかえりそうな気持ちを感じて、 うん、って、ようやく、震える声で返す。 ]
(142) 2015/07/13(Mon) 11時頃
|
|
[ そして、長く、考えていたんだろう。 苦しそうに声を出した恋>>140に、 優しく、ゆっくり、返していく。 ]
伝わるよ。 …無理なことなんて、ない。
[ 知られたら嫌われちゃう、それは、分かる気がした。 自分も、ずっとそうだったから。 無理だって、なれなかったら認められないと思っていた。 だから、ああ、きっと似てるなあって、思って。 でも、だからこそ認めてあげたい――認めて、ほしい。
取り繕わない自分の本当の気持ち>>141を、 大事にしてあげてほしい。 ]
(143) 2015/07/13(Mon) 11時頃
|
|
[ 喉の奥につかえていた言葉を、聞いて。 ]
…うん。それで、いいんだよ。 そう、思って良い。我儘だっていい。
[ 嗚咽交じりの声に混ざって、 自分の声が、真っ直ぐ、通っていく。 最後、背をまた撫でてから、身を少し、離して。 涙を流している恋と向き合って、屈む。 目が合えば微笑んで、 それから空いた手を、目元に持って行った。 ]
…ごめんね、ハンカチ、使っちゃったから。 我慢してくれると、助かる。
[ そう言って、赤くなった目尻を制服の袖で柔く拭う。 可愛らしい丸い瞳から、ぼろぼろ雫が零れていって。 収まるのを、じっと待って。 ]
(144) 2015/07/13(Mon) 11時頃
|
|
…恋の可愛い顔、もったいないよ。 笑ってる恋、私は好き。 ああいや、泣くのを我慢しろって訳じゃなくて…。
[ なんて、また、まとまらない調子で言ってから。 ふう、と、息を吐いて、 ] …そばにいたい、外の世界でずっといたいって。 恋なら、言えるよ。できる。 自信、もって。
[ ね?って。頬に、両手をそっと添えて。 目線を合わせて、笑った* ]
(145) 2015/07/13(Mon) 11時頃
|
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/07/13(Mon) 11時頃
|
/* 館石ちゃんみててごめんって思うのは、実は君を残留メンバーに指定したのは説得してほしいからではなくて、俳優であるう涼介を覚えててほしかったからなんだ…ごめんね帰ることはたぶんできない……
(-52) 2015/07/13(Mon) 12時頃
|
|
……あってくれて、嬉しいよ。
[いつも見える場所にあるわけじゃない。 けれど、それがあるから自分は瑠希を間違うこと無くいられる。]
うん。見失わない。 それだけで、俺は嬉しい。
[ギリギリ男女を見分けられる程度の識別能力しかもたない中で、たった一人を見つけ出すことは困難だ。 でも、瑠希に関してはそれが出来る。]
(146) 2015/07/13(Mon) 13時頃
|
|
困ることは多いから、頼るかもしれない。 何度も聞くかもしれない。
でも、俺も手を引きたいから。
[少しだけ卑屈さを引っ込めて、瑠希と視線を合わせる。 そして柔らかく笑った。]
何か言われたら、俺が何度だって肯定するから。 瑠希はとっくに、俺の力だったよ。
[いつも手を引いてくれた従兄弟に、少しでも恩返しがしたいから。 自分の言うことを受け止めてくれた従兄弟に、力になると言ってくれた彼の力になりたいと願うから。 だから俺も、もう少し前を向こう。
握られた手から伝わる熱に安堵した。**]
(147) 2015/07/13(Mon) 13時頃
|
|
── 現在:3F視聴覚室 ──
ほら、言わんこっちゃない。 鼻かんで。顔洗いに行くよ。
[ 泣きはらした顔に、 笑いを含みながら言えば、 飛びついてきた身体>>129を、コラ、と窘める。
我が家を訪れる子供たちをあしらうように、 ポケットから今度はティッシュを取り出しながら。
ただ、続きには、ぽかんと数秒静止して、 それから、口元が緩んだ。 やっぱり笑いを含んで、 口調だけは呆れたように言う。]
(148) 2015/07/13(Mon) 15時頃
|
|
あのさあ、涼介、おまえ、 良い奴のハードル、低すぎ。 友達なんだから、当たり前でしょ。
涼介こそ、 いつか悪い大人に騙されて、 痛い目見るんじゃないよ。
[ お礼には、それでも「どういたしまして」と返して、 落ち着いたのなら、移動を促した。]
── さ、どっかで休んでもいいけど、 まずは顔を洗う。あ。水あるよ、飲む? 疲れたでしょ。今日はしっかり寝な。
[ ほら、と手を伸ばして、立ち上がるのを促す。*]
(149) 2015/07/13(Mon) 15時頃
|
|
/* 反省点:素面で恥ずかしいこと言えちゃう系を目指した結果、なぜか毒舌寄り
(-53) 2015/07/13(Mon) 15時頃
|
|
/* これに関しては、ぼーっとしてると恵田っぽくなるので、極力遠ざけようとした結果でもあるんだけど おまえほんと優しくねーなって…………
あと単純に散らかし過ぎた 本筋に戻ってこれない
(-54) 2015/07/13(Mon) 15時半頃
|
|
/* あとは3-1村とで極端にキャラ変えようとして、朱美と律で動と静、赤と青って感じの気持ちだったけど、こういう村だと静寄りのキャラ難しいなー!!!うご!!け!!
(-55) 2015/07/13(Mon) 15時半頃
|
|
/* 女の子かわいいよなぁと思うと同時になんでこんなふわふわしたチップ使ってもいまいち女子力が足りてないのか へこむ!!
(-56) 2015/07/13(Mon) 15時半頃
|
|
[1歩を踏み出しても、それで上手くいくなんて思ってない。 上手くいったとしてもそれは決して長続きするわけがない。 だから、諦めるのが賢い決断なんだって、今もそう思う。
志乃は本当のあたしの姿を知らない。 だからこそかけられる優しい言葉なんだって、分かってる。
でも、なんでかな、あたしは息ができないほど苦しいのに。 彼女の真っ直ぐ通る声での肯定は、いつも以上に力強くて、縋り付いてしまいそうになる。
全身が暖かい。熱いほどに。]
(150) 2015/07/13(Mon) 17時頃
|
|
[目の前はぐしゃぐしゃに潤んでいて何も見えやしないけど。 >>144体を離される感覚に、ああ、泣いてる顔見られちゃったなあって。
何かで拭われたのを感じたから、ぎゅっと目を閉じて、自分の手でも目元を拭う。 なんとか涙を堪えて、赤く赤く腫らした目でようやく彼女の顔を見る。
それをするだけでも限界だったのに。 >>145頬に添えられた手の温度と、ぶつかった目線と、肯定するような笑みが、見えたから。 また涙が流れ落ちて、すぐに見えなくなった。]
うん……うん……。
[ただ頷くような返事しかできなくて。 泣き止まなきゃいけないのに、泣き止むのが怖くなってきた。
目の前すらも見えないほどに涙を零しながら、それでも、なんとかあたしも笑みを作ろうとする。 綺麗じゃないぐちゃぐちゃな笑み。*]
(151) 2015/07/13(Mon) 17時頃
|
|
[友達。その友達を自分勝手に引き込んで、何をやってるんだろう。うじうじめそめそと泣いて、情けなく引きこもって、友人たちが傷ついてまで帰っていくのを、ただ見ているだけだなんて。 差しのべられた律の手を掴みながら>>149、…は決心する。
みんなを、帰してあげよう。 ここに残るのは、自分だけでいい。 連れてきたのが自分なら、ちゃんと見送るまでが、ホストである自分の仕事だ。]
ありがと、律。 元気出たよ。 ……やるべきことも、わかった。
(152) 2015/07/13(Mon) 17時頃
|
|
[差し出された水を一口飲んで、もう一度ごしごしと顔を擦った。あぁ、まぶたが熱い。保健室になら、冷やすものがあるだろうか。]
ま、とりあえず誰かに会う前にこっそり治してくるわ! 俺、ちょっと保健室行ってくる。 お前もあんま一人にならずに、誰かと一緒にいろよー。
[ひらひらと片手を振って、視聴覚室を出た。 今度は振り返らない。振り返るための時間は、たぶん、未来にたっぷりある。 そして少しだけ視聴覚室から離れた時に、ハンカチを返し忘れた事に気付いた。 保健室で洗って、返そう。彼が帰ってしまうまでに、乾いてくれるといいなあと思いながら、…は保健室へと急いだ。**]
(153) 2015/07/13(Mon) 17時頃
|
|
[ じい、と、見つめて。 恋がやっと、此方を見てきて、笑みを作れば。 嘘じゃない感想を、優しく告げる。 ]
うん。 とっても可愛い。
[ 泣き腫らして、拭っても涙は止まらなくて。 なんとか作った笑顔。 ぐちゃぐちゃだって、きっとそう見える。 だけどそれって、取り繕ってない、本当の笑顔で。 それはなによりも素敵で、本当の意味で綺麗で、 ずっと、可愛いんだ。 ]
(154) 2015/07/13(Mon) 18時頃
|
|
[ 零れた涙をまた拭って、 目線も、笑顔もそのままで、再び恋に告げる。 ]
…落ち着けた? もう、だいぶ遅いから。 シャワーで、さっぱりしてくると良いよ。 多分足跡残ってるから、道はすぐ分かると思う…。
[ 絵具まみれなんて、先生に怒られちゃうねって、 そう、苦笑しながらも。 きっとその声は、いつもより柔い* ]
(155) 2015/07/13(Mon) 18時頃
|
|
[それから、瑠希と少し言葉をかわしただろうか。
また、と言って別れる。 言えてよかった。伝えられてよかった。
自分の拙い言葉でも伝えられるとわかった今。だからこそ、伝えたい人がいる。]
どこ、だろ。
[首をひねって、虱潰しに探してみようと教室を出た。 まずは、保健室から行ってみよう。]
(156) 2015/07/13(Mon) 18時頃
|
|
――保健室――
[後ろを向いて入るけれど、今構内にいる人であんな髪色をした男子は一人しか居ない。 いきなりのビンゴ>>153に、思わず目を瞬かせる。 もっと時間がかかると思っていたのだけれど。
思いもかけないラッキーに、思わず笑みがこぼれた。]
七五三。
[何かを洗っている背中に話しかける。
話すことは決めた。 あとは、流れに任せよう。*]
(157) 2015/07/13(Mon) 18時頃
|
|
――回想・中学――
[写真買ってきてよ。 母が言った。
修学旅行に同行したカメラマンが撮影した写真は、今日からの一週間廊下に張られている。 写真に付けられた番号を描いて、その分の料金を払えば手元に写真が届く仕組みだ。が。
廊下に張られた写真を見る。 集合写真は、クラスごとに撮影したから選ぶことが出来たが、スナップ写真は一枚も選べなかった。
自分の顔すらわからなかった。*]
(158) 2015/07/13(Mon) 18時頃
|
|
[なんとかアイスノンで冷やした目元は、少しまだ赤くても、腫れぼったさは大分引いた。相変わらず頭痛はあったけれど、気にならない程度だ。 保健室の蛇口で、律のハンカチを洗っていると、後ろから聞きなれた声が聞こえた>>157。]
結弦? どうしたんだよ、怪我でもしたのか?
[そう言って、いつもと同じように笑いかける。**]
(159) 2015/07/13(Mon) 18時半頃
|
|
[可愛いと言われても、よく分からなかった。 あたしにとってはいつも、他のみんなが可愛くて、普通の恋ができる人が魅力的で。 そうなりたいと思って頑張ったけど、なれなかったから。
落ち着くまでに時間がかかって、何度も何度も目元をこすって、きっと赤々としてる目が恥ずかしい。]
うん。 ……ありがと。
[>>155大丈夫、分かるよ。そう示すように頷いて。]
行ってくるね。
(160) 2015/07/13(Mon) 18時半頃
|
|
[ぐちゃぐちゃな顔をもう一度拭って、呼吸を整える。 大丈夫、苦しいけど、息はできる。
勇気は貰った。 諦める勇気じゃなくて、立ち向かう勇気。]
ここから出たら。 みんなで、雪合戦したり、雪だるま作ったり、しようね。
[だるま派のしのちゃんに対立宣言してたなあって、何故か今思い出した。 本当のあたしは雪が嫌い。だけど、みんなで遊ぶのは好きに決まってる。 だから、きっとまた遊べるって思うんだ。
寒くても、きっと立てる。 人は泣いた数だけ強くなるなら、あたしは強くならなくちゃ。
今まで、苦しむことを恐れて、泣くことから逃げるように生きてきた。 それも、もう終わりにしなくちゃね。
志乃の返事を聞いたら、そのままシャワー室へと向かう。他の誰にも会わないうちに。*]
(161) 2015/07/13(Mon) 18時半頃
|
|
/* 迷走しまくったけど、まとまりそうなのはしのちゃんのおかげや……ありがとうだぜ
(-57) 2015/07/13(Mon) 18時半頃
|
|
――保健室――
少し、話がしたくて。 ……いいかな。
[保健室の敷居を越えて、中に入る。 七五三>>159の正面に立つと、深く息を吸って吐き出し、顔を上げた。]
推測なんだけど、ここのホスト。 七五三かな、って。思って。 ……違うかな?
[ここで否定されるようならば、今まで考えていたことは無駄になる。 けれど、それでもいいかなと思っていた。
自分がたどり着いた結論に変わりはないのだから。*]
(162) 2015/07/13(Mon) 19時頃
|
|
…どういたしまして。
[ 答える声も、表情も、ふにゃふにゃしてしまって。 ああ、お礼を言われることって、 こんな嬉しいことだったんだって、今更気付く。 きっと自分の顔は、本当に、"柄じゃない"。
でも、それで良いんだろうって。 決意した様子の恋に、 じんわり染みていく気持ちを抱いて、頷いた。 ]
うん。約束。雪合戦しよう。だるまも、作ろう。 …いってらっしゃい。
[ そう、やっぱり優しい声で見送って、 今度は皆と混ざって遊びたいなって、 そう思いながら、恋の背に、手を振る* ]
(163) 2015/07/13(Mon) 19時頃
|
|
[ そうして、見送って少し経った時だ。
――くぅ、と。 情けなく、空腹を告げる音が鳴って、身体が跳ねる。 咄嗟に周りを見渡して、…多分誰も、いない。 流石に、いくらなんでも、これは恥ずかしい。 ]
……ご飯食べよう…
[ 教室に戻ろうとしても、 そういえばもう、時間も遅かった。 食べたとはいえ、菓子じゃ腹もちは厳しい。 もしかしたら皆寝てるかな、とか。 これじゃあ我慢できそうにない、とか。 そんなことを考えながら、食堂へと進んでいく。
窓の外は、きっともう、暗い** ]
(164) 2015/07/13(Mon) 19時頃
|
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/07/13(Mon) 19時頃
|
/* なんだか今回の村ほっこりします…なんだろうこの…みんなかわいいっていうか…安心感があるというか…きっとこのみんななら大丈夫って思えるというか…
(-58) 2015/07/13(Mon) 19時頃
|
|
なんだよ、改まって。
[なんだか改まった様子の結弦がおもしろくて、小さく笑った。しかし、神妙な顔をして、珍しくこちらを見ている結弦から目を逸らすのは、…の方だった。 結弦の口から出た質問に、…は笑顔のまま固まる。 よくよく考えれば、こんな狭い空間、気心の知れたメンバーに囲まれて、バレない訳はないのかもしれない。 けれど、それをそうだと認めるには、あまりにも友人の血が流れすぎた。 だから、…は、小さく首を振る。弱々しい、力のない否定だった。]
……はは、なんだよ急に。 違うよ、俺じゃ、ない……。
[お願いだ、これ以上、暴かないで欲しい。]
(165) 2015/07/13(Mon) 19時半頃
|
截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/07/13(Mon) 19時半頃
|
[七五三の回答>>165にパチパチと目を瞬かせた。 あれ、違ったのかな。勘違いか。少し視線をはずして、頬をかく。 なんだかとても、恥ずかしい。
七五三の微妙な表情の変化には気がつかない。]
そっか……ごめん。勘違いだったみたい。 それじゃあ、伝言頼んでいい、かな。
[ホスト宛に。と、申し訳なさそうに。 指を一本立ててそう伺う。]
(166) 2015/07/13(Mon) 20時半頃
|
|
ここに来れて、休めて良かった、って。 連れてきてくれた事を感謝してる、って。
[ここに来れたお陰で、瑠希と向き合えたから。 ここで休めたお陰で、少しだけ前を向こうと思えたから。]
ここは俺にとって居心地のいい場所だった、って。 でも、前に進もうと思ったんだ。
[知った人しかいないここは天国のような場所で。 とても居心地が良くて。ずっと浸りたかった。 けれど、決めたから。前に進んでみようと決めたから。 それに、瑠希が居てくれる。]
向こうで、貴方を待ってる、って。 そう、伝えてくれる?
[小首をかしげて言った。]
(167) 2015/07/13(Mon) 21時頃
|
|
[目の前の彼がホストとは、微塵も思わない。*]
(168) 2015/07/13(Mon) 21時頃
|
|
── 現在:3F視聴覚室 ──
いってらっしゃい。
[ ひらり、と手を振って、七五三の背を見送って、 ふと、視線をスクリーンに戻した。
郁、これ、誰と見てたのかなあ。
マネキンの佇まい>>3:341に、考えて、 少し悩んだけど、ディスクを取り出した。 鑑賞中、悪いけど、ちょっと借りてくよ。
軽い足取りで、そこをあとにする。 階段を踏みしめて、降りていく。*]
(169) 2015/07/13(Mon) 21時頃
|
|
― シャワー室 ―
[――シャワーは好きじゃない。
先生の情欲を受け止めた後に、痛む体を引き摺って、浴びた日々の記憶が根深い。 いろんなもので汚されてしまって、その生々しい熱やにおいはいくら洗っても消えない気がした。
抵抗することを、諦めて。 どうすれば先生は満足してくれるかなあ、辛いことを忘れてくれるかなあって、 そう考えるようになっていって、いつの間にか引き返せないほどに淫らになってしまった。
頭の上からざあざあと、熱いお湯が流れ落ちる。 泣き腫らした顔も全部、覆い隠すように。 肌を伝って、床に落ちて、流れていく。
一人でシャワーを浴びてる間は、何も考えないようにしていた。 髪も体も手早く洗って、すぐに出る。]
(170) 2015/07/13(Mon) 21時頃
|
|
[鏡越しに見える、一糸纏わないあたしの体を直視するたびに、思う。 他の女の子はきっと、もっと綺麗な体をしてるんだろうなって。 見た目の話ではなく。
同じ年齢の子で、どれだけの女の子が同じ経験をしただろう。 純粋な気持ちで誰かと愛し合って、心から好きな人の手に体を委ねられるなら、きっとそれは幸せなことだ。
人はそうやって大人になっていくのに、あたしは子供のまま、大人になる手段を失くした。
ごしごしとバスタオルで体を拭いて、ドライヤーで髪を乾かす。 これも手早く済ませて、元の制服に袖を通して部屋を後にする。
――夜も遅いし、休もう。 こんなあたしでも本当にいいのかなって、やっぱり思うけど。 しのちゃんが背中を押してくれた感触は忘れたくない。*]
(171) 2015/07/13(Mon) 21時頃
|
|
/* どうでもいいけど、シャワー室って打とうとしてサワー室ってなるのはなんでだろう
しゅわっとしそう
(-59) 2015/07/13(Mon) 21時頃
|
|
―食堂―
[ ――コーヒーが、飲めない。 飲めない訳じゃないけれど、苦手だ。 と、いうことも。 実際言ったら驚かれたり、するんだろうか。
差し入れでも、葛城生徒会長への贈り物は、 ビターチョコレートに、ブラックコーヒーという、 "いかにも"なものばかりだったことを思い出す。
「だって、葛城先輩って。葛城さんって。 こういうもの、好きそうじゃないですか」 そう言われることは、嫌では、なかった。 なりたいものに、なれている気がしたから。 だから全部食べたし、飲みきった。 だけど、やっぱり。 美味しいとは、感じられなかった。 ]
(172) 2015/07/13(Mon) 21時頃
|
|
[ 来る途中で、薬を取ってこようとしたけれど。 話し声がして、どうやら先客がいた様で、 諦めて、直行した。
食堂、券売機の前で、何を食べようか考える。 苦手なものは弾いていって、 どうしても"らしい"ものを選びかけて、 でもなあと悩む。
悩む最中、つい見えてしまった、 イチゴのタルトに惹かれてしまうから。 そわそわ、周りを見渡した後に、 ボタンを見て、もう一度入口を振り返って、 それから数分指を彷徨わせて、押した。 ]
(173) 2015/07/13(Mon) 21時頃
|
|
[ 無人のカウンターで受け取ったタルトを、 フォークで丁寧に切り分けて、 甘酸っぱさを口の中に運んで、舌に乗せる。
好き嫌いがあること。 それはきっと、当たり前にある事なんだと思う。 ただ、幸か不幸か、葛城家の母と兄は、 そんなものが一切なかった。
好みですら、自分は同じ様になろうとしたのだから、 多分、母も兄も、自分が何が好きで、何が嫌いか。 それすらも、知らないんだろうと、ぼんやり思う。 家族ですらそんな調子だ。 そりゃあ、もっと離れた他人なんて、 それ以上に知る訳がない。 ]
(174) 2015/07/13(Mon) 21時頃
|
|
[ 身体を壊した娘に対して、 優しい母も、兄も、泣き出しそうな顔をしていた。 きっと、何も言わなかったからなんだろう。 ずっと、無茶苦茶な生き方をしてきたから、なんだろう。 ――そりゃあ、なれない訳だ。私は。 ]
(175) 2015/07/13(Mon) 21時半頃
|
|
/* ここで千佳子が辛党とか言い出したら笑う こっちこそいちごタルトめいた見た目してるのに
(-60) 2015/07/13(Mon) 21時半頃
|
|
ごちそうさまでした。
[ ぱん、と、両手を合わせる。ホストへ届く様に。 "ホスト"が誰かは、正直、分からない。 豪華な食堂からじゃ、自分の頭はぴんとはこない。 私、勉強なんて本当は嫌いだ。 学校に一生いるのなんて、勘弁したい。 だから、私はホストじゃないし。 此処を出たい、居たくない。 でも、此処に来て、多分、色々分かったことがあって。 それを気付かせてくれたことには、 とても――感謝、している。 ]
(176) 2015/07/13(Mon) 21時半頃
|
|
/* でも辛党までいかずとも、なんかお祭りとかいったらにこにこしながらフランクフルトとか食べてたらいいよなぁって感じはある わたがしとかかき氷っぽいくせに
(-61) 2015/07/13(Mon) 21時半頃
|
|
[ 席を立って、ぐ、と、伸びをして。 そうして、カウンターに食器を戻した時に、 頭がほんの少し、重い感覚がしたものだから。
せめて、今日はゆっくり眠れたらいいな、って。 そんな願いを抱いて、食堂を出た* ]
(177) 2015/07/13(Mon) 21時半頃
|
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/07/13(Mon) 21時半頃
|
/* こんなこと言ってる時点で女子力追求する気ないんだなわたし はい
(-62) 2015/07/13(Mon) 21時半頃
|
|
[ごめん、と言われて、嘘をついている胸がズキンと痛む。 違うんだ、騙されてるよ、結弦。 俺はみんなを騙してる。だから、謝らないで。]
[前に進む、それはつまり、ここから出ていくという事だろうか。 結弦、お前、もっと、弱いと思ってたのに。 強い瞳の結弦の前で、…はまた少し、泣きたくなった]
(178) 2015/07/13(Mon) 21時半頃
|
|
……この空間が、結弦のために、少しでもなったなら、
[右手を伸ばして、彼の手を握った]
”ホスト”として、とても嬉しいよ。
[そして一度強く、彼の手を握ると、そっと離して、そのまま保健室を出る。彼と言葉を交わすのは、きっとこれが最後だ。 それでも、彼の言葉を、彼の口からきけた事に、…は満足を覚えた。 どうか無事に帰ってほしい。痛い思いを、することなく。**]
(179) 2015/07/13(Mon) 21時半頃
|
|
[北洋病院に着き、「ありがとう」と告げて、車を降りようとした時だった。 兄が口を開く。]
「俺、家を出るんで。お前も、頑張ってね」
──えっ?
[あんまり唐突だったから、咄嗟に意味が呑み込めなかった。 どうして、と間抜けな顔で問いかければ、にやりと笑い返される。]
「写真を撮りに、世界一周に行く」
せ、……せかい? と、写真?
[そう。さっきまで父さんたちを説得して、漸く許可をもらえた。 涼しい顔で、前を見据えながら兄は言う。 ……そういえば、深夜にも関わらず、家族がみんな起きていた。 漸くそんなことに思い至ったけれど、私、何を言えばいいっていうんだろう。]
(+43) 2015/07/13(Mon) 22時頃
|
|
[写真。兄は確か、高校の時に写真部に所属していたけど、それ以降も続けているとは聞いたことがなかった。 しばらく間抜けにも口を開けたまま兄を眺めていれば、行かなくていいの、と促される。 行くよ、と慌てて車を降りて、それでもやっぱり迷うように足を止めて。]
い、ってらっしゃい。 ……って、言えばいいの?
[問うてみる。 そう言ってくれると、俺は嬉しいかな。 さらりとそう言われて、まだ戸惑ったまま、分かった、と頷いた。]
じゃあ、……いってらっしゃい。 それから、いってきます。
[いってらっしゃい。帰りのアテがなければ、また連絡すること。 そんな声を背後に受けて、肯きながら、病院の入り口へ走り出す。]
(+44) 2015/07/13(Mon) 22時頃
|
|
[走りながら、思う。 かつて「隙間がある時にしか本は読めない」と言った兄もまた、隙間を失ったことがあったのだろうか。>>3:114 好きなものに没頭するための、隙間。心の余裕。 実際にどうなのかは、兄に聞いてみないと分からない。
だけど、ゲンジツ的で堅実なはずの、兄。 ──お母さん、それだけでもないみたいだよ。 或いは、それをもう思い知ってしまった後だろうか。
良い物語に出会った時の、読後感。 それに似た気持ちが胸のうちに生まれるのを感じながら、暗闇に灯る病院の入口へと、滑り込んだ*]
(+45) 2015/07/13(Mon) 22時頃
|
|
[──あれは、いつのことだったろう。
私は、辞書を借りようとして兄の部屋に入った。 本を読まない兄の本棚は、参考書や教科書、そういうものが整然と並んでいる。 その隅に、窮屈そうに薄い写真集が収められていた。
その著者になんとなく覚えがあったから、思わず、勝手に引っ張り出してぱらりと捲った。 内容は、よくあるような、海と空と雲の写真集。 だけど、その写真はどれも輪郭がくっきりとしていて、美しかった。
それからしばらくして、自分の本棚にある本を見ていて、気付く。 あの写真家は、私の好きな作家の本の装丁を、一度、手掛けている。 そこで名前を見たから、あの時、覚えがあると思ったのだ。 その時は、ただ、それだけ。*]
(-63) 2015/07/13(Mon) 22時頃
|
|
/* NPCで遊びまくりました。蛇足、蛇足
(-64) 2015/07/13(Mon) 22時頃
|
|
[去って行く背>>156を、見送る。 夜も遅いし、と自分は教室に残ることにして。
なんだか、どっと疲れが来た気がする。 机に突っ伏して、息を吐く。
あぁ、でも、嫌な気分じゃない。 胸の辺りにつかえていた何かが少し無くなったような、不思議な感覚。 記号を知っていても尚、自分を見てくれる人間が確かにいる事への安堵に、抱き続けていた緊張は幾分か解れていた。
昨日、ろくに眠っていないのもあるのだろう。 うとうとと舟を漕ぎかけながら、けれど、教室に帰って来る者達を迎えようと、身を起こして、クラスメイトを待つ。*]
(180) 2015/07/13(Mon) 22時頃
|
|
[取られて、握られた右手>>179をじっと見る。 そして、かけられた言葉の意味を理解する前に七五三は保健室を出て行った。
その背を、何も言えずに見送る。]
"ホスト"として……?
[やっぱり七五三がホストだったのだろうか。 なら、伝言の宛先に向けて伝言を頼んでしまったわけだけれど。]
それはそれで、恥ずかしい物が。
[ぽつ、と呟く。]
(181) 2015/07/13(Mon) 22時頃
|
|
七五三。 俺は、皆で帰りたい。
[もう見えない背中に向けて、届かない声を投げた。*]
(182) 2015/07/13(Mon) 22時頃
|
|
[手術室の手前、携帯使用可能エリアに別所がいるのを見かける。>>+32]
……別所くん! メール、ありがとう。
[小さく頭を下げる。 その拍子に、なんだか鼻の奥がつんとしてしまって、慌てて顔を俯けた。
メールを見て、詳細を聞くこともなくすぐに飛び出してきたからだろうか。 別所が言うには、自分の他、まだ来夏しか来ていないようだ。 手術室の方を指し示されて、もう一度、ありがとうと告げて、歩みを進める。]
(+46) 2015/07/13(Mon) 22時頃
|
|
― 教室 ―
[シャワーの後、保健室へ戻って休む前に、そういえば忘れてたなと思って教室に寄る。 他に戻っている人はいただろうか。
>>180瑠希くんがうとうとしているのを起こしてしまわないように、黒板の前へと。]
『3階の視聴覚室に、郁くんのマネキン』
[もうこの報告に意味があるのかは分からないけど、この不思議な空間で続けてきた行いだ。 それだけ書き込んで、指先のチョークの粉を払う。
誰かに呼び止められなければ、そのまま保健室へ向かうだろう。*]
(183) 2015/07/13(Mon) 22時頃
|
|
──手術室前──
[手術室の前、ソファに座って扉の方を見ている横顔が見えた。>>+46 その姿を、よく知っている。 あの校舎での朝、探しても見つけられなかったひとりの姿だ。>>3:0]
……らいか、ちゃん、
[名前を呼ぶ。小さな声は、届いただろうか。 また鼻の奥が痛んで、あ、と思う間もなく、視界に涙の膜が張る。 ああもう、さっき、別所の前では堪えきれたっていうのに。]
無事、で、よかった。
[来夏がこちらに気付いていても、いなくても。 唇からは、言葉が零れ落ちた*]
(+47) 2015/07/13(Mon) 22時頃
|
|
[ 階下へ行こうとした最中、 先程まで一緒にいた姿>>169が見えたものだから、 りつ、と、呼んで、近くまで進む。 多分、声は、今までより少し、柔い。 ]
――食堂の料理、食べてきたんだけどさ。 やっぱり美味しかった。 …ホストって、優しいのかもね。 律は、食べた?
[ 隣に並べば、そう、軽い調子で言って。 ]
…それ、なに?
[ そして、ふと、気になったから。 手に持っているディスクを指して、問いかける* ]
(184) 2015/07/13(Mon) 22時頃
|
|
── 現在:階下へ ──
志乃さん。
[ どこ行ってたの、と問う前に、 当人から告げられた言葉に、目を細めて。 その声が軽やかなことに、少し安堵する。]
── ううん。食べてない。 なんとなく、躊躇してる。
[ 返す言葉はともかく、声は穏やかに。 警戒する必要など、ないのかもしれないけれど。]
……そりゃ、俺たちの中の、誰かなんだから。
[ 優しいだろうね、と言いかけて、 ああ、でも、その優しさとやらを、 軟くとも拒絶しているのは、自分だ。]
(185) 2015/07/13(Mon) 22時半頃
|
|
[ そうして、言葉を躊躇ったから、 話題が変わったことに、救われる。]
── 文化祭の時の、DVD。 視聴覚室。郁が、見てたみたい。 なんとなく持って来ちゃった。 みんなで、見ようかなって。
[ いつまで、この世界が保たれているのか、 いつまで、自分がこの世界にいるのか、 どちらも、分かりやしないけど。 もう、"みんな"と呼べる人数さえも、ここにはいない。*]
(186) 2015/07/13(Mon) 22時半頃
|
|
[いつも歩いている通学路とは真逆の道をひた進む。 北洋病院にはあまり行ったことがないため、 地図のアプリを開き、矢印が記す方向を目指して。
大通りへと出て、方向確認。 目の前の通りは赤信号。 それが青に変わるのを待っている時。
視界の端。 道路を照らすライトに気付いて視線を向けると、 疾駆してくる自転車の影>>+38。
その乗り手に気付いて、驚いた後]
東彩くん。
[左手を挙げ、ぱたぱたと振った*]
(+48) 2015/07/13(Mon) 22時半頃
|
|
[そういえば、保健室は女子が集まるんだったか。 もう遅い時間だろう。保健室を出て教室へと戻る。
そこには瑠希>>180も居ただろうか。
手をヒラリと振って、自分の席に戻った。 椅子の背にかけた寝袋を手にとってくるまる。 心地よい暖かさに、急速に意識が溶けていった。*]
(187) 2015/07/13(Mon) 23時頃
|
|
/* 穂積兄、こんな妹いたら比較で苦労しそうだよなぁとかいろいろ思ったらすごい脳内で作りこんでしまってだいぶつらい
(-65) 2015/07/13(Mon) 23時頃
|
|
[ 問いには、否定が返ってきたから。 空腹感は大丈夫なんだろうか、と、 つい、思ってしまって。 ] …タルトとグラタン。
[ 私が食べたやつ、と前置き。 ]
こんな世界だし、躊躇するのも、分かるけど。 少なくとも、それは食べられたから。 まあ、だから…参考になれば。
[ 物の問題じゃないのかもしれないけれど、 言わないよりは、良いのかな、と。真面目な顔で。 ]
(188) 2015/07/13(Mon) 23時頃
|
|
[ ホストが優しいって、その感想には。 きっと肯定をもらったんだろうけど。 躊躇った言葉の先に疑問を持つ前に、 興味はディスクへと向いたから。 自然と、そちらへ話は流れていく。
文化祭と聞けば、目を細めて。 ]
懐かしいね。 映画、あんまり観ないから、詳しくないけど。 七五三から色々教えてもらって…楽しかった。 また、観たいな。
(189) 2015/07/13(Mon) 23時頃
|
|
でももう、夜も遅いしさ。 ――…、明日、皆で観よう。
[ 声は、きっと柔いままだったけれど。 明日、と言う前に躊躇ってしまったのは、 きっと朝に鳴るのだろう、チャイムが過ったから。 自分がいつまで此処にいるかなんて、 世界が、その"明日"まで、残っているかなんて、 ホストでない自分には、分からなかったから。
なんとなく、そんな不安は言い出せず。 そのまま一階へと降り立って、教室は、すぐそこ。 ]
(190) 2015/07/13(Mon) 23時頃
|
|
[ 時間も時間だったから、 教室はやっぱり、行くのをやめた。 寝る為に保健室に行こうとして、自然と別れて。 そうして教室へ入っていくだろう、背に向けて、 また、りつ、と、呼ぶ。 ]
おやすみ。
[ 小さな呟き。 多分、自分も眠れたらいいなあって。 そんな、少しずるいまじないも込めて、告げた* ]
(191) 2015/07/13(Mon) 23時頃
|
|
/* 落ちる前から思ってはいたが、佐久間くんの死に場所を奪ってしまったのではないかという危惧がないわけではない。
(´╹▿╹ )<今更じゃないかしら
(-66) 2015/07/13(Mon) 23時半頃
|
|
……?あ、千佳子ちゃん…!
[小さな声が聞こえた気がして、手術室の扉から目を離して声が聞こえた方へと視線を向ければ、そこにはあの世界で別れた友達の姿があった>>+47。 驚いて目を丸くしてから、ほっと息を吐く。 よかった。千佳子ちゃんも無事に帰ってこれたんだ。 しかし、立ち上がったところで――彼女の目が、潤んでいることに気づいた。
「無事でよかった」と言われて、なんだか、もう、どうしようもなく。 泣かせてしまうほどに心配をかけていたことや、きっと、無事じゃなかったら深く悲しませていたんだろうなって、 そう、分かってしまった。 ああ、それなら、やっぱり、私は――無事でいたい。 悲しませてしまうようなことなんて、したくない。]
(+49) 2015/07/13(Mon) 23時半頃
|
|
[千佳子の方へと歩み寄って、安心させるように柔らかく微笑んで、口を開く。]
心配かけて、本当にごめんね。 私はこの通りぴんぴんしてるし…そう簡単に、死んじゃったりとかしないから。大丈夫だよ。
それから…おかえり、千佳子ちゃん。
[にこりと笑って、そう告げる。 おかえりなさい。帰ってきてくれて嬉しい。ありがとう。と、そんな思いを込めて。]
きっと、七五三くんや他の皆だってすぐに無事に帰って来るよ。そう信じよう? それで、戻ってきたら、一緒に笑って「おかえり」って出迎えてあげようよ。ね?
[泣きたいのを我慢してほしいわけじゃないけど、出来れば笑った顔が見たい。そう思いながら声を掛ければ、彼女の涙は引いてくれただろうか*]
(+50) 2015/07/13(Mon) 23時半頃
|
|
……うん、ありがと。 明日、試してみる、かも。
[ 曖昧な言葉で濁すずるい心を許して欲しい。 明日。想像してみる。あの食堂に腰掛ける自分。
像は、ふやふやとしたものにしかならなくて、 何もいわず、静かな眼で前を向いた。]
学生制作にしちゃ、 かなり上出来だと、思うんだけど。
[ 主演の七五三は、そりゃもう別格だけど、 場面や、台詞や、些細な小道具まで、 とても、丁寧に作られていた、と思う。 みんな、とても、一生懸命だった。]
(192) 2015/07/13(Mon) 23時半頃
|
|
── うん、明日。
[ 多分、その言葉の前にできた間の意味を、 律だって、知っている。明日。 当然やってくる、あの時間。]
……おやすみ。良い夢を。
[ それでも、それには触れないで、 口にしたのは、ありきたりな挨拶だ。
振り返って、小さく手を振った。*]
── また、明日。
(193) 2015/07/13(Mon) 23時半頃
|
|
――一階廊下――
[本格的に寝落ちる前に歯でも磨こうと、教室を出て廊下を歩く。 その先で、誰かが手を振っていた。立ち止まると、こちらに来てとでも言うように手が振られる。
一度瞬きをして、いつもよりもゆっくりと誰かの方へと歩いて行った。
黒い髪の男子生徒の服を纏った誰かは、こちらが近づいた分だけ後ずさりをする。 一向に縮まらない距離に首を傾げる。彼は一体何がしたいんだろう。思わず大股で一歩踏み出した。
それにしても、彼は誰なんだろう。]
(194) 2015/07/13(Mon) 23時半頃
|
|
――部室棟・美術部――
[誰かさんが招いた先は、部室棟の美術部の部室だった。 その誰かは、椅子を二つとイーゼル。スケッチブックを用意する。
その構図はまるで、人物画を描くときのようで。]
貴方が描くのか?
[誰かは首を横に振った。]
俺が描くのか?
[誰かは首を縦に動かした。]
俺は、描けない。
[誰かは首を横に振った。]
(195) 2015/07/13(Mon) 23時半頃
|
|
[誰かは、スケッチブックを立てかけたイーゼルの向こう。モデルとなる人が座る椅子に腰掛ける。 そして、座れとでも言うようにもう一つの椅子を指し示した。]
描けないって、言っただろ。
[誰かは首を横に振った。 仕方なく、椅子に座る。ご丁寧にイーゼルには下書き用の鉛筆が鎮座していた。]
文句、言うなよ。
[そう文句を言って、鉛筆を手にとった。]
(196) 2015/07/13(Mon) 23時半頃
|
|
[輪郭を描く。どちらかと言うと線が細いほうかもしれない。どことなく鋭角な印象もあった。
髪を描く。黒の少し前髪が長い髪型。もみあげは短く切りそろえられている。
目を描く。静かな、いっそ陰気さも感じさせるそれは、ひたすらに凪いでいた。
鼻を描く。すっと通った鼻筋から、流れるように眉も描く。細いそれは神経質そうにも見えたが、静かな目が中和していた。
口を描く。あまり動かしたことが無さそうなそれは、小ぶりで唇も薄い。]
(197) 2015/07/13(Mon) 23時半頃
|
|
[最後の一線を描き終え、鉛筆をイーゼルに置く。 書き上がった顔を見て、思わず苦笑が零れた。]
初めてだよ。他人の……違うな。
[キャンバスの向こうに座り、こちらを見る誰かを見る。 折角の高い背を打ち消すように背中を丸めて、俯きがちで、髪が黒くて、目があわなくて。 佐久間結弦が思う、自分の姿だ。
キャンバスに目を落とす。そこには、自分の顔が描かれていた。
中学の時の苦い思い出が湧き出す。 あの時は、なんでもっと買ってこないのと母に怒られたっけ。]
(198) 2015/07/13(Mon) 23時半頃
|
|
やっとわかったよ。
[自分がどんな顔をしているかも。 自分が人の顔を描けるということも。]
帰っておいで。
[キャンバスの向こうの自分に手を差し出した。 もうひとりの自分が立ち上がり、自分の手を取る。目の前の自分の、俯きがちだった顔が少し上がって、泣きそうに笑った。
これからも多分自分は、自分の顔を見失う。 それは努力をしても変わらない事実だ。
けれど、探し当てることは出来る。]
(199) 2015/07/13(Mon) 23時半頃
|
|
お帰り、俺。
[対面する自分自身を引き寄せて、ぽんと頭を撫でた。
ああ、なんだか眠い。 そういえば、昨日も変な体勢で寝たままだった。眠くて当然か。 心地よい疲労を感じながら、ふと目を閉じた。*]
(200) 2015/07/13(Mon) 23時半頃
|
|
── 現在:1F教室 ──
[ 教室に滑りこむ。 もう夜も遅く、真っ白な世界でも、 窓の外の暗さは、感じ取れる。]
── 柏原、
[ そんな中、かくんと首を揺らしながら、 それでも、身体を起こしている柏原>>180を見つけて、 二人分の寝袋と毛布を運んでゆく。]
(201) 2015/07/13(Mon) 23時半頃
|
|
眠いなら、先に寝なよ。 寝る子は育つってさ、ほら。
[ 抱えた内のひとつを、彼の方に転がして、 それから、一度、椅子に腰掛けて、 泣いていたクラスメイトの帰りを、ぼんやりと、 窓の外の薄ら白いのを眺めながら、待っていた。
冷たい校舎の夜は長い。*]
(202) 2015/07/13(Mon) 23時半頃
|
|
[ 戻って行った保健室で、恋と会って。 今度は、人もいないしと、ベッドも借りて、 おやすみと、そう、笑顔で言って、 目を閉じた――筈、だったのだけど。 ]
(203) 2015/07/13(Mon) 23時半頃
|
|
[ ―――ぱちり。 何かに起こされる訳でも無く、 うなされている訳でも無く、目が覚める。 朝が来たのか、夜のままなのか、 それも分からないまま。
辺りを見回して、誰もいなかった。 しかも、横になっていたのではなく、 保健室の真ん中で、つっ立っていて。
…おかしいな、首をかしげる。 恋、と呟いて、 彼女を探そうと、扉を開いた目の前。
――長い髪が、靡いて行った。 ]
(204) 2015/07/13(Mon) 23時半頃
|
|
………
[ 一瞬、驚いて。瞳を瞬かせる。 同時に、理解する。
――ああ、私、帰るんだ。 ]
(205) 2015/07/13(Mon) 23時半頃
|
|
[ 視界の端で見えたソファの上に、 ここに無い筈の、自分の携帯が置かれていて。 しかも圏外じゃなかったものだから、 ますます帰ることを自覚し始める。
抱くのは喜びよりも、ごめん、って気持ち。 観ようって言ったのになあ、って。 そう思いながらメールを送り終えれば、 直ぐ、表示は圏外へと戻る。
表情は曇ったけれど、大丈夫って、信じて。 あの姿を追っていく* ]
(206) 2015/07/13(Mon) 23時半頃
|
|
To:律 Title:(無題)
---------- DVD、観られないことになりそうです。 約束破って、ごめん。
向こうで、皆を連れてきてくれて、 あの時みたいに、報告してくれるのを、 待っています。
(-67) 2015/07/13(Mon) 23時半頃
|
|
[ 背を、走って追いかける。 姿はもう見えなくなっていたけれど、 場所が分かってしまうのが、なんだかおかしかった。 だって、いつもそうだ。 演説の時だって、 あの部屋の隅で、人という字を三回書いて飲み込んだ。 壇上に上がる度に心臓がうるさいし、 散々練習した台詞は飛びかけるし、 その度に逃げ込んで、頭を抱えていた。 あの文化祭の時だって、そうだった。 ]
(207) 2015/07/14(Tue) 00時頃
|
|
―3F生徒会室―
[ 階段を駆け上がって、 そうして息を切らして、生徒会室の扉を開ける。 やっぱり、一目じゃわからなくて。 でも、どこ、なんて言わなくても、分かった。 部屋の奥、その角に、 書類やファイルが入っている、本棚がある。 入って見ただけじゃ死角になって分からない、 壁との間に、人ひとり分の隙間があって。
そこに"私"は、いつも逃げていた。 だからすぐ見つけて、 見つかったって怯えた顔をした"私"を、 真っ直ぐ見据えて、告げる。 ]
(208) 2015/07/14(Tue) 00時頃
|
|
帰ろう。
[ ここは私の世界じゃない。 そして、最後まで残る役者でも、無かった。
そう言い切ってしまえば。 あんまりにも、目の前の"なりきれない"女の子は、 泣き出しそうな顔を、していたから。 しょうがないなあって、そっと抱きしめる。 自分と同じ身体の筈なのに、 なんだか、すごく細くて、小さかった。 ]
(209) 2015/07/14(Tue) 00時頃
|
|
――もう、無理するの、やめよう。 大丈夫、だから。きっと。
[ 行ってらっしゃいって告げる、 あの優しくて強い家族になりたかった。 だけど、私じゃ、ああなれない。 そして、なれないことが、とても、怖い。
でも、それだって、受け入れてほしいし。 受け入れてくれるんじゃないか、って、思いたい。 この世界は、それをきっと、教えてくれた。 ]
(210) 2015/07/14(Tue) 00時頃
|
|
[ そう告げた瞬間、腕の中には誰もいなくなっていて。 気付けば手は空を切って、 そのまま、自分の身体を、抱いていた。
――ぼた、ぼた。と。 身体に傷が走って、制服と床を赤く染め上げていく。 まるで内側から、隠していた弱い自分を、 どんどんさらけ出していくみたいだ、って、思った。 本当に、痛くて、しんどいし、怖い。
…でも、きっとなんだって。 恐怖も、痛みも感じないこと、無いんだ。 ]
(211) 2015/07/14(Tue) 00時頃
|
|
[ 止まらない赤は流れ続けて、 足元に血だまりが、出来ていく。 膝をつけば、赤が跳ねていくし。 背を丸めれば、視界が暗く、ぼやけていく。
痛いなあ、正直、とても、痛い。 でも、こうやって意識が落ちる感覚って、 本当に、久々で。私はこれを知っている。 ]
(ああ、私、ようやく――)
[ きっと、嬉しさが勝っていた。 笑みすら浮かべて、痛みなんて、もう気にならずに。 意識は、段々と、底の方へ
落ちて いって―――* ]
(212) 2015/07/14(Tue) 00時頃
|
|
そう。 君たちも、帰るんだね。 この時の止まった世界から。
.
(*2) 2015/07/14(Tue) 00時頃
|
|
[部室棟の美術部の部屋。
その真ん中に、黒の髪を生やした男子生徒の服を着たマネキンが座る椅子と、空っぽの椅子。そしてイーゼルに載せられたスケッチブックがある。
腕はだらりと下に伸び、うなだれるようなマネキンは、それでもどこか満足そうに微笑んでいた。**]
(213) 2015/07/14(Tue) 00時頃
|
|
[ ――そうして、チャイムが、鳴る。 三階、進路指導室の隣にある生徒会室には、 大量のプリントが引き裂かれて舞っていて。 同じく床に大量に積み上げられた数多くの参考書も、 刃物で切られたかの様にズタズタ。
そんなプリントと参考書に埋もれかけた、部屋の隅。 血だまりの中、 背を丸めて横たわっているマネキンがある。 長い鬘も、制服も真っ赤で、マネキンも傷だらけ。 でも、良く見たら、――まるで、眠っている様な。 そんな、安らかな表情を浮かべている。 ]
(214) 2015/07/14(Tue) 00時頃
|
|
[ ――おやすみ、どうか。 あなたたちも、*進んでいけますように* ]
(215) 2015/07/14(Tue) 00時頃
|
|
んー……さんきゅ。
[転がされた寝袋と毛布>>202を受け取って、相手にもごもごと礼を告げる。 そうして、教室の端に寝袋を転がして、その上で毛布にくるまった。
閉店のシャッターみたいに瞼が閉じて、そうして、意識は沈んでいく。 その最中、誰かが>>194教室を出ていった気配を感じて、 けれど、引き留めることも出来ず、ただ、たゆたう意識に、身を任せた。*]
(216) 2015/07/14(Tue) 00時頃
|
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/07/14(Tue) 00時頃
|
ばいばい結弦、葛城。 気を付けて、帰れよ。
.
(*3) 2015/07/14(Tue) 00時頃
|
|
/* 今回ほとんどの皆が前向きな落ちロルだというのに私は… みんな落ちロル素敵だなあ…
(-68) 2015/07/14(Tue) 00時頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る