250 ─ 大病院の手紙村 ─
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ワタルは投票を委任しようとしましたが、解決不能でした。
ディ♪ジアンは会堂長老会 ワタルに投票した。
ワタルは奏楽神 ディ♪ジアンに投票した。(ランダム投票)
メイは会堂長老会 ワタルに投票した。
カガは会堂長老会 ワタルに投票した。
メルヤは会堂長老会 ワタルに投票した。
アオは会堂長老会 ワタルに投票した。
ザーゴは会堂長老会 ワタルに投票した。
フローラは会堂長老会 ワタルに投票した。
トレイルは会堂長老会 ワタルに投票した。
ワタルを処刑するには畏れ多かったので、取りやめた。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、ディ♪ジアン、ワタル、メイ、カガ、メルヤ、アオ、ザーゴ、フローラ、トレイルの9名。
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〜〜〜♪
(0) 2018/09/25(Tue) 00時頃
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/* 「投票を委任しようとしましたが解決不能でした」??? 自分処刑だからか…?
(-0) 2018/09/25(Tue) 00時頃
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/* 噛みパス確認。 吊りカガ。 ワタル済み。
(-1) 2018/09/25(Tue) 00時頃
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/* ご協力ありがとうございます〜! ワタルくんでした。 特に選んだわけではなく、初期投票をそのまま通す式にしてます。わは。
りじあんさまに委任しなきゃ……。
(-2) 2018/09/25(Tue) 00時頃
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/* いやぁ 先生に無茶振りしてゴメンネ
(-3) 2018/09/25(Tue) 00時頃
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/* 海堂君へのお返事ほぼ出来てたのに落としそびれた悲しみ。 書き途中で閉店作業終わっちゃったことにして今日落そう…。 今日は新しく一通書きたいなあ。まだお話できてない人もいるし。 伊政さんに出すのと、あと祝宮さんに出せるかなどうかな。
(-4) 2018/09/25(Tue) 00時頃
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/* 今日は日中の方がきついからもうロルかいちゃお
(-5) 2018/09/25(Tue) 01時半頃
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[ 昨日は、休む日だった。 そういうことだ。そういう事にした。 今日は確かリハビリがあったなあ。 そう思いつつ、ゆっくりと身体をベッドから起こす。
落書きの目立つ包帯の足は、変わらずそこにある。 ぺしぺし。 軽く叩こうにも、腕にもそんなに力は入らないから 何にも痛くなかった。]
今日の手紙は、と
[ 不思議も三日目となれば少しこなれてくる。 引き出しの中に昨日置いた封筒とメモは無く、 代わりにあったのは、みっつ。 手帳を切り取ったような紙、丁寧に畳まれた便箋、 薄黄色の封筒。 個性があるなあ、そう思いつつ、期待を込めて紙を開く。]
(1) 2018/09/25(Tue) 01時半頃
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[ merに宛てた手紙。 私宛のようで、私ではない誰かを見ている、 または、想像されている? それがなんだか不思議で、くすりと笑んだ。 ラッキーな手紙を手に入れたのは、 患者でも、医者でもない、見舞客のようで そんなところまでリ・ジアン様は届けてくれるのかと 正直、驚いた。
大人の文字を目で追いながら、小首をかしげる。 さり気なく書いている、文面の中に小さな疑問点。 「見舞いの相手は長くここにいて」 「自分が来たのは一昨日が初めて」
…何か複雑な関係なのだろうか。 想像力を働かせようにも、材料が少なすぎた。]
(2) 2018/09/25(Tue) 02時頃
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pereへ (って、呼ばせてもらうね)
お返事をありがとう。 見舞客にまで届くなんて思わなかった。 びっくりしてる。
年単位で居る人ほどじゃないけど、 結構、退屈しちゃってる。怪我だから、余計に。 お見舞い相手が男の子なら、小児病棟かな。 もしかしたら、会ってるかも。
役に立ったなら良かった。 喫茶店のケーキ、美味しかった? 店員さんも、優しかったでしょ。いいお店だよ。
退屈を紛らわすもの? 私なら、本とか、音楽とかがあれば。 でも、男の子かぁ。ちょっと難しいな。ごめん。mer
(-6) 2018/09/25(Tue) 02時頃
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追伸 merは海の方だって考えてた。 母って意味もあるんだね。初めて知った。
[ 前回のメモより少ししっかりした紙で、 同じ字体で書いてあるだろう。]
(-7) 2018/09/25(Tue) 02時頃
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[ pereと名乗る(恐らくは)大人は、 merがこんな子供だって知ったら、驚くんだろうか。 そう思いつつ、丁寧に便箋を畳む。]
……あ、 そっか、日記の持ち主さんか。
[ 便箋を広げれば、あの日記と同じ あまり筆圧が強くない、それでも丁寧な文字が並んでいる。 ブルーの便箋。私に揃えたような、“海”とも読める名前。 それが少しこそばゆくって、くすくすと笑った。
それから。 ――この相手は、ずっと、出来なかったのか。 それは、きっと、…私なんかより辛い思いを ずっと抱えてきたんじゃないか、って。]
(3) 2018/09/25(Tue) 02時半頃
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[ 前回の日記の内容からも、既にそれは明らかで それでも、こんなに優しい言葉を私にくれるのか。 きっと私は贅沢者なんだろうなあ、 …そう思いつつも、走る事には未練たらたらな私だ。
レターセットを一枚。前より少し薄い、空色の便箋。 ペンを片手に、相手を想像しながら、文を考える。 どんな人なんだろう。 僕、ってあるから、男性なんだろうけど。]
(4) 2018/09/25(Tue) 02時半頃
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kaiへ
お返事ありがとう。 恐らく私も、何処かに変な文を送ってると思うから、 あまり気にしないでくださいね。
すっかり元気だと聞いて、安心しました。良かった。 具合が悪いと、心も一緒に落ち込んじゃいますから。
お察しの通り、私は怪我で入院してます。 包帯がまだあちこちにあって、痛む事も多いです。 辛いのも苦しいのも、 何処かに飛んで行ってくれたらいいですね。
それから、…お気遣いありがとうございます。 ええ、今でもまだ、悲しみの中にいます。 でもきっと、私が持つこの苦しみは、 あなたにとって、とても贅沢な悩みです。
(-8) 2018/09/25(Tue) 02時半頃
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びりっけつになるの、とっても怖かったんです。 でも、一緒にゆっくり行ってくれる人がいるなら、って ちょっとだけ、心強くなれました。 こちらこそ、本当にありがとう。 ひとりぼっちどうし、励ましあっていけたら 私はとても嬉しいと思います。
たくさんの人に元気をもらって、私達もそれを返して。 私もあなたも、頑張っていきたいですね。 あなたの言う“あの人”も、きっと 大事に思ってくれてると思いますよ!
それでは。 mer
(-9) 2018/09/25(Tue) 03時頃
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[ 真似をするように、封筒にはkaiと書いて、 空色の便箋に、前とおんなじ 女の子らしいペン書きの文字が並んでいるだろう。]
(-10) 2018/09/25(Tue) 03時頃
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[ 書き終えて、はたと思う。 余計なこと書いちゃったかなぁ。 女の子の恋バナセンサーが反応しちゃったから、 つい書いてしまったのだけれど。
勘違いとかだったらゴメンね、と 思いつつ、 端にクローバーの描いてある白い封筒に、 相手の名前を添えて、空色の便箋を入れる。 海にまつわるものを描いた方が良かったかな。 そうやって小さく魚を描き足したら、 クローバーに集まる魚みたいになって、少し不思議な図になった。]
(5) 2018/09/25(Tue) 04時頃
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/* 恋バナセンサーw恥ずかしいね>< めるちゃんかわいいなあ 優しいなあ
(-11) 2018/09/25(Tue) 07時頃
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/* 携帯だとロル整形できないことに気づき、ぐぬぬ 11月7日生まれ 2型
(-12) 2018/09/25(Tue) 12時半頃
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/* あ、あと174+9cm 170後半ないのやだから……中途半端に振ろう……
(-13) 2018/09/25(Tue) 12時半頃
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/* そこまででかくなくてもいいぞ!?
(-14) 2018/09/25(Tue) 12時半頃
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[「貴志石動物園」
一つの動物園を舞台に、たくさんの人の想いが交錯する 現代ものの、ミュージカル。 女の子が、水槽に飛び込んじゃったり 動物園のツアー企画で大変なことがおこったりして
それでも、最後はみんないっしょに
さよならまたね、って、 おしまいのおはなし。]
(6) 2018/09/25(Tue) 12時半頃
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[サヨナラ マタネ マタアシタ
そうやって、一番最後に歌う、女の子。 お守りのペンダントを落としちゃって、水槽に落ちちゃったり パパなんて知らないって、背中向けちゃったり。 色んなものを、置いて行こうとしちゃった、小学生。
小劇団の子役 八国メイの、最初で最後の主演作。]
(7) 2018/09/25(Tue) 12時半頃
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[パパは、お仕事が忙しいとか。 ママは、ちょっぴり疲れちゃったとか。 おいてけぼしは、さみしいよ、とか。 そんなのも、なんにもわかんないで ワガママぶつけちゃう、女の子。]
[わからないって、いちばん、悪いこと。 台本を読んだ時に、抱いた印象だったはず。]
(8) 2018/09/25(Tue) 12時半頃
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[ほら、今だってね。 毎日、お友達をおいてけぼりにしちゃって メイは、なんにもわかんないで ハジメマシテを突き刺すの。
毎日、昨日を喪っちゃうのと。 毎日、昨日を忘れられちゃうのと。
ホントに辛いのは、どっちでしょうか。]
(9) 2018/09/25(Tue) 12時半頃
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[辛いのだって、忘れちゃうのと。 辛いのを毎日、重ねられちゃうのと。
ホントに■■■の、どっちでしょうか。]
(10) 2018/09/25(Tue) 12時半頃
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[昨日よりもたくさんの、昨日のかけらが運ばれて。 毎日毎日崩してきた昨日のヒカリは ちゃんと重ねて、箱の中。
今日もちゃんと、オハヨウ、しよう。 今日も、ハジメマシテの世界には。]
(11) 2018/09/25(Tue) 12時半頃
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[ハジメマシテじゃないものが、届いてるから。]
(12) 2018/09/25(Tue) 12時半頃
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[オハヨウ、知らないお部屋。 オハヨウ、四角の空。
それから ハジメマシテ、白い服のお姉さん。 朝、起きたアタシはね あれれ、ここ、どこだろう? って 怖いのもなんだか、なくって。
なんだか 困ったみたいに笑うお姉さんに ここどこ? よりも、 だぁれ? よりも。]
(13) 2018/09/25(Tue) 12時半頃
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わ、わ、ハジメマシテ! あのね、アタシね、メイです。 メイ。えっと、八国メイ。
メイね、ガッコ、 あれれ きょー、なんよーび?
(14) 2018/09/25(Tue) 12時半頃
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[ベッドの上 くしゃくしゃのセーラー服を抱きしめたオンナノコ。 たぶん、それを着てみたら ちょっぴり小さいなんてことも わかりっこない、アタシ。
お姉さんが教えてくれた バッテンのいっぱいなカレンダー 日付だけのカレンダー バッテンついてないのが今日だって 学校はお休みになったんだって。]
(15) 2018/09/25(Tue) 12時半頃
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えへへ、アリガト! ガッコ、おやすみなんだ。
[そう、窓を見ようってして。 見えた、綺麗なサイドテーブル。 出しっぱなしの筆箱の隣に 綺麗に並んだ、三つの封筒。
お姉さんに聞いたらね メイへのお手紙なんだって。 胸のとこが、ぽかぽかしちゃって。 はやくはやくって、急かすみたいな指先で 三つの封筒を、持ち上げてさ。]
(16) 2018/09/25(Tue) 12時半頃
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[そっと、そっと、ぺりっ て、したら。]
(17) 2018/09/25(Tue) 12時半頃
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[x曜日は遅出の日。またの名を、唯一まともに昼食が摂れる日。 売店のコーヒーは酷いものだが、院内喫茶店のコーヒーは中々悪くない。 週に一度のお楽しみは、いつもの窓際のカウンター席で。]
[数センチだけ残したコーヒーを傍らに、手元には3枚の紙があった。 ひとつは何度か折り畳まれただけの便箋、もうひとつは果物柄の封筒、そして強い筆圧で殴るように書かれたメモ用紙。 もはや折られてすらいないそれは、本当に人に送るつもりもないメモ書きだったのだろう。自分の古いメモ書きが友人の元に転がり込んでしまったように。]
(18) 2018/09/25(Tue) 14時頃
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[返事を書くべきか否か、自然と第二関節はまた口元へ。 誰かに見られたと知れば、余計気分が悪くなるのではないか。だからといって、見なかったことにして置いておけるのか。 果たしてこれは、本当に何の意味もなく、ただの怪異の気紛れで迷い込んだのか。]
冷淡なニヒリスト気取りの無能、のはずなんだけどな
[自嘲するように呟く。 随分前に、クライエントの父親から叩き付けられた言葉だ。その頃から自分は何も変わっていない。変わろうともしていない。変われない。そのはず、だったのだけれど。] [たまたま。丁度昨日買ったレターセットの余り、封筒と便箋がそれぞれ3枚ずつだったから。言い訳は、これでいこう。]
(19) 2018/09/25(Tue) 14時頃
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[ ───── 嫌な、夢をみた。 ]
(20) 2018/09/25(Tue) 14時頃
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[ 深く暗い海のなか、 なにを掴むこともできず 声をあげることもできずひとり沈んでいく。 そんな寂しい、夢だった。 ]
( 死んだかと思った )
[ 目が覚めた僕の、今日一番最初の感想。 母さんにこんなこと話したら なんてこと言うのって悲しい顔をするんだろうけど でも、だって、本当にそう思ったんだ。
太陽だって寝惚け眼を擦るような時間、 深海みたいなひとりぼっちの薄暗い部屋の中で
心臓と呼吸の音だけが聞こえていた。 ]
(21) 2018/09/25(Tue) 14時頃
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[ 果ての見えない、広い人生の海を 真っ直ぐ強く進む船のような人になってほしい。 海堂 航 の名前には、そんな父の願いが込められている。
今となっては、父は僕のことなど気にもかけないし 入院すると伝えても「そうか」って こっちもみないで溜息を吐く、 ………そんな人のことなのに。
僕は何故だか、昔のことを思い出して ]
( エンジンの壊れた船だけどね )
[ ……そう、胸を抑えひとり笑った。 みんながすいすいと進んでいくなか 僕は弱々しく動く船におろおろしながら 追い越されて行くばかりの旅をする。 それが、父が大層な願いを込めた息子の現実だ。 ]
(22) 2018/09/25(Tue) 14時頃
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………あれ、
[ だけど、ひとりで船を進めたわけじゃない。 今も海を進めるのは、誰かの助けがあったから。 ]
(23) 2018/09/25(Tue) 14時頃
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[ 目に入ったのは、サイドテーブルに置かれた紙。 いつかクラスの女子がやってたみたいに 小さく丁寧に折られたそれには 僕の名前と、大好きないちごの絵。 ]
………せんせい、
[ 日が昇り、淡い光の射し込む部屋で 僕はなんだかほっとして、眉を下げくすくす笑った。
今日も、僕の新しい一日が始まる。 ]
(24) 2018/09/25(Tue) 14時頃
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/* 死にかけた(処刑)ネタを入れたかった! お返事二通と新しいの一通考えつつお仕事に戻る! 今日は一番時間がない日なので、間に合うか不安。
(-15) 2018/09/25(Tue) 14時頃
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[それでも差出人すらわからない、と思いきや、 端の方に僅かに光の透け方が異なる場所があった。 強く線が引かれたような、その割に色が乗っていない場所。]
……失…矢?メ、ル
[画数の多いらしい一文字目はわからない。 陽光に透かして、指で辿って、矯めつ眇めつして。 ようやくそれだけ読み取れると、万年筆のキャップを開ける。 音にならない誰かの悲鳴を、聞き届けたと伝えるために。]
(25) 2018/09/25(Tue) 15時頃
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[白い横位置の封筒は、三角の封の部分に薄く蔦模様の透かしが入っている。 対する便箋はシンプルなもので、白地に薄いグレーの罫線が引かれただけだ。 そうして一緒に封筒に入れられたもう一枚は、あなた自身が書いた殴り書きのメモ。]
[あなたにとっては意図しない送り相手、その相手からの返信。 なるべく不安にさせたくはないと、言葉を選びながら綴られた手紙。]
(-16) 2018/09/25(Tue) 15時頃
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メルさん、で合っているかな。 初めまして、私は祝宮といいます。 x棟x階のカウンセリングルームの者です。 こちらにこんなメモ書きが届いたんだ。君のプライベートなものだろうから、同封しておいた。今流行りのナントカ様の仕業かもしれないね、勝手に見てしまって申し訳ない。
ところで、偶蹄類…牛や鹿なんかの生き物は、胃が複数あるという話を知っているかな。 彼らは食べた草を一度で消化しきれないから、第1胃での消化と反芻を繰り返して飲み込んでいくんだ。 ヒトの記憶の反芻というのも、もしかしたらそういったものなのかもしれない。きみの”嫌な事”も、その記憶の反芻も。 私は何も知らないから、きみを慰めたり、共感したりする事は出来ない。 けれど、一人で抱えるのが嫌になって、誰かに話を聞いて欲しくなったら。 その時はきっと、私が力になれるはずだ。
祝宮 碧
(-17) 2018/09/25(Tue) 15時頃
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[言葉を選んで、書き終える頃にはコーヒーは冷たくなっていて。 迷った末に元のメモも一緒に入れて、封をする。ふと腕時計を見れば、もういい時間になっていた。]
[“エスカレーター歩行禁止!”の張り紙を事も無げに無視してカウンセリングルームを目指しつつ、角がズレたまま折られた便箋を片手で開く。大人の文字らしい走り書きが、淡々と並んでいた。誰だ。]
夢に希望、願い、ねえ……
[相手からしてみれば「お前が誰だ」状態だったであろうことに気づくのは、この後、自身の根城の扉を開けるとき。]
(26) 2018/09/25(Tue) 15時頃
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/* こいつ完全に自分が何書いて出したか忘れてやがるぜ
(-18) 2018/09/25(Tue) 15時頃
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/* 本当はゴミ箱ポイしたもう一個も誰かに送りたかったんだけど、紙ゴミしか入れてないとはいえ一旦ゴミ箱に入ったものを誰かに渡すのはよくないのでダメでした
(-19) 2018/09/25(Tue) 15時頃
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[休憩の合間、コーヒーを片手に2枚目の手紙を記す。 相手は恐らく大人だ。医療関係者か、院内に入っている店舗の者か、業者か、はたまた見舞客か。想像を巡らせはするが、問う事はしない。 けれどさすがに1通目の文面は簡素過ぎたと、こちらも特定には及ばない程度に名を添えた。]
[問いに対する問いの答えははぐらかし。昨日のようにインク溜まりを作る事も、修正テープを使うこともない。よどみなく書き終えて、デスクの端に置いた]
(27) 2018/09/25(Tue) 16時頃
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[白い横位置の封筒は、三角の封の部分に薄く蔦模様の透かしが入っている。 対する便箋はシンプルなもので、白地に薄いグレーの罫線が引かれただけだ。 封筒の裏面、その右下には、申し訳程度に添えましたといったていで”アオ”と2文字並んでいる。]
[相も変わらずぴったりと折られた紙に、その割には癖のある字。僅かばかりのコーヒーの香りを添えて、きっとまた、あなたの目にふれる場所へ。]
(-20) 2018/09/25(Tue) 16時頃
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返事をありがとう。望みのわからないジョン・ドゥ、もしくはジェーン・ドゥ氏。 俺はアオという。名乗りもせずに失礼した。 誰に届くか、そもそも届かないかどうかもわからなかったものでね。
例えば俺がこの病院の医者で、過去にうっかり医療ミスで患者を一人殺めてしまって、法的に裁かれることのなかったそれを大いなる存在に許されるのが願いだなんて言ったらどうだろう。いや、もちろん嘘だけれど。 あなたの言う通り、子供の方が欲求が未分化なぶん、カテゴライズするのは楽なんだろうな。感情や意識にラベル付けする術は、我々大人の方が多く持ち合わせているだろうに。
それで、近頃というからには最近子供達と関わりを持つようにでもなったのかい、ジョン/ジェーン氏?
(-21) 2018/09/25(Tue) 16時頃
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[ 最後のもうひとつ。 薄黄色の封筒の中には、黒猫の便箋が入っていた。 それから、描き足されたのであろうイラストも。]
喫茶店の、 …あ、あの店員さん…?
[ 以前行った時に、メニューの説明をしてくれたり、 私の怪我を見て、フォークは大丈夫か、 カップは持ちにくくはないかなどとあれこれ気遣ってくれたりした。 私はそれがとても嬉しくて、…それ以来こっそりと あそこのケーキは美味しい、などと言いふらしたりしている。
踏み込む事は普通ない、お店の人のプライベートを 不可抗力とはいえ知ってしまった事に 少し申し訳ないような思いをしつつ、以前のメモを見返す。]
(28) 2018/09/25(Tue) 19時半頃
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[ 届くのは若草色の便箋。 白い封筒には、ワンポイントに花の模様が描かれている。]
(-22) 2018/09/25(Tue) 19時半頃
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九 風香 様
手紙をありがとうございます。 最近、病院内で不思議な事が起きているようで、 私のところからも、紙が消えたりしています。
無事に私に届いたので、メモの答え合わせをしますね。 玉ねぎは書いてありませんでした。 それと、ブロッコリーが抜けています。 あとは全部合っていました。
でも、合っていた分の材料だけでも、充分 美味しいシチューは作れると思います。 それに、こういうのは、誰かが作ってくれた事 が 食べる側は、一番嬉しかったりするんじゃないでしょうか。
…って、食べてばっかりの私は思います。
(-23) 2018/09/25(Tue) 19時半頃
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はい。私は入院患者です。 車椅子で、あちこちに落書きの描いてある 包帯を巻いている女の子です。 きっと覚えていないとは思いますが、以前喫茶店に ケーキを食べに行った事があり、 その時にはとても気遣っていただき、嬉しかったのを 私はよく覚えています。 改めてここでお礼を。本当にありがとうございました。
その時はケーキセットでしたが、 またいずれ、スープも食べに行きたいです。 おばあさんと、店員さん、お身体に気をつけて 元気でいてくださいね。 逃矢 メル
(-24) 2018/09/25(Tue) 19時半頃
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[あのあと、最後のお手紙のお返事を書いていたら 丁度お客さんが来てしまって、お返事は中断。 結局、お店を閉めるまで。 落ち着く時間を取ることは出来なかった。
続きはおうちで書こうって。 書き終わったお手紙は引き出しの中。 書き途中のは、鞄に丁寧に仕舞えば 私はお店の戸締りを確かめて、おうちに帰った。
今日はおばーちゃんは遅くなるからって 帰り道は、私一人。 最近よくあることだし、私ももう子供じゃないから こういうとき自分の元気の出し方はよく知っている。]
(29) 2018/09/25(Tue) 20時頃
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[元々、大学の頃から、自分で作った美味しいものを、 色んな人に食べてもらうお仕事に就くのが夢だった。 ケーキや、飲み物、ごはんを作っているとき。 食べる人の顔を思い浮かべて作る時間が、私は好き。]
―――さあて! 今日の夜ご飯は、何を作ろうかな。
[ご飯を食べて、家族が美味しいって言ってくれる。 その光景を想像すれば、ちょっとだけ元気になった。
ふと。貰ったお手紙に書かれていたことを思い出す。]
……私も、しばらく、 おばーちゃんのご飯、食べてないなあ。
[まかないのケーキや軽食は食べるけど。 最近家でご飯を作るのは、私か母親のどちらかだ。 胸がきゅうってなる様な、懐かしい気分になりながら。 私は晩御飯の食材を買って、家に帰ったんだ。]
(30) 2018/09/25(Tue) 20時頃
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[ーーーそしてまた、次の日。]
……やっぱり。 また、なくなってる。
[引き出しの中には、私が入れた手紙はなかった。 そしてその代わりに小さな紙片が入っていた。
紙片を取り出すのと入れ違いに、 昨日受け取った、青色の便箋のお返事を 引き出しへとそっと仕舞う。 "W"の名前に心当たりはとてもあったけれど もし本人じゃなかったらどうしようと思って。 (相手の名前を書いて、当たっちゃうのも なんだかちょっと恥ずかしかった) そんな風に思いながら書いた手紙は、 結局、彼に充てた手紙のようになってしまった。]
(31) 2018/09/25(Tue) 20時頃
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[薄黄色の封筒を、蜜蜂のシールで封をして。 黒猫の柄の便箋には、橙色のボールペンで 所々、蜜蜂の絵が描かれていた。
貰ったブルーの便箋のお返しを意識したのだろうか。 手紙本文のペンの色は青色だ。]
(-25) 2018/09/25(Tue) 20時頃
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W 様へ
まさか誰かに届くなんて思っていませんでしたので 少し恥ずかしいとも思うのですが、 こうしてお手紙を頂けて、とても嬉しいです。
海のような、素敵なお手紙をありがとうございます。 あなたが言うように、私の手紙も、 リ・ジアン様が届けてくれたのでしょうか。 お願い事は……最初は半信半疑だったので、 実はまだ、何も決めていません。
もし本当に、運よく私のお願い事が叶うなら 何をお願いするかなあって、少し考えてしまいます。 最近、気になることが一つあるのですが、 何も聞かせてもらえてないままの私が、 それをお願いするのは違うなとも思うので。
(-26) 2018/09/25(Tue) 20時頃
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秋の新作のデザート、ですね! 最近、梨と苺のタルトを季節限定で出しています。 苺が好きなWさんに食べにきてほしいと思って 作りましたので、是非いらしてください。 (文末にナシの絵が幾つか、描かれている)
早く、自由に出歩けるぐらい元気になって。 また、お店に食べに来てください。 私はいつも、Wさんが来るのを待っています。
Wさんは、叶うなら、どんなお願い事をしますか? 私は……ここまで書いて、少し考えてみました。 私は、お医者さんでもない、ただの喫茶店の店員です。 誰かの病気が良くなりますようにと願うのは、 きっと、私には過ぎた願いでしょう。
(-27) 2018/09/25(Tue) 20時頃
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喫茶 蜜蜂に来るお客さんが、 私の作ったものを美味しく食べてくれますように。
……つまらないお願い事でしょうか? でも私は、私のお願いはこれが一番かなって。 そう、思ったの。
私のお手紙も、また、 Wさんのいる病室に届いたら、嬉しいです。
蜜蜂店員 九 風香
[便箋の下の方には、蒼いペンで海の海面。 その上を自由に橙の蜜蜂が飛んでいる絵が描かれていた。
その上に一言。 ここまでの、丁寧に気を使って書いた文字とは一転。 気が抜けたのか、思うままに書いたような丸い字で。 嬉しそうな橙色の一文があった。 『ケーキと一緒のリ・ジアン様、可愛かったです!』]
(-28) 2018/09/25(Tue) 20時半頃
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[机を拭き終わった頃に。 私は、先程見つけた紙片に書かれた言葉を読む。
店を開けるというときに一番気になるのは、 今日くるお客さんは店の食べ物や飲み物を 美味しく召し上がってくれるかどうか、だ。
甘い物が好きな人に、美味しいと言って貰えるのも それは、飛び上がるほど嬉しいものだけど。 元々、そこまで好きではなかった人に、 好きになってきたと言われたときの喜びと言ったら。]
…えへへ。嬉しいなあ。 …………うん。今日も、がんばろう!
[読んでいるうちに、頬がふにゃりと緩ぶ。 あとでお返事をしよう、と。 紙片をエプロンのポケットに入れれば、 私もケーキを焼きに。開店の準備に取り掛かった。]
(32) 2018/09/25(Tue) 20時半頃
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/* 風香は、お手紙を書くときは差出人の名前を書かないと!っていう固定観念が強い子なので、1d以降、ちゃんと便箋に書いて書いてるやつは全部自分の名前書いてる律儀な子である……。不用心ともいう。
(-29) 2018/09/25(Tue) 20時半頃
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/* 時間がないのに封筒で悩むから、自分のばか!!! ふうかちゃんへのは絶対返す……あとは誰を優先して返そう。 明日頑張ります……がんばる……
(-30) 2018/09/25(Tue) 20時半頃
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/* はー、かわいい。
あと、あおせんせーの雰囲気すごく好き……
(-31) 2018/09/25(Tue) 20時半頃
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もう、来なくていいですよ。
(33) 2018/09/25(Tue) 21時頃
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[背中に投げられた一言に華奢な肩は大袈裟に跳ね、 怯えるように足取りを早め、遠のいてゆく。
あなたの息子が当然のことを口にしただけなのに、 何を怖がっているのだろうか。 幼少期から続く彼女との関係に、吐く息も出尽くした。
私は「伊政 怜」とネームプレートの掛かる傍の個室へ 女の姿が見えなくなるまで見送ることなく戻る。]
(34) 2018/09/25(Tue) 21時頃
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[スライドドアが背後で閉まる瞬間を、好きだと思う。]
(35) 2018/09/25(Tue) 21時頃
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ごめんね、兄さん。一人で寂しかっただろ?
[何も見ていない目を覗き込み、にっこりと笑いかける。 反応が返らないことに失望する期間はとっくに過ぎた。
それにしても、してやられた気分だ。 あの人は今日私が授業に出ると知って来ていたのだろうか。 見舞い客の立場では一日中傍ににいられなく、 最低限の単位は取得せねばならない学生の肩書きもある。 心の底からもどかしい。
生みの親の、私ではない者の痕跡を排除する為 何か置いていってはいないかと、病室を見渡し 引き出しを根こそぎ、物を退け探して回る。]
(36) 2018/09/25(Tue) 21時頃
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……あ、
[そして、確かな異物を目にすることになる。 だが、それは不快なゴミでは無い。 見た目はそれぞれの“四通”が 秘密を消失した筈のスケッチブックの下に眠っていた。
無味無臭のただの白紙が姿を変え、増える怪奇 精神病棟の個室、物言わぬ患者の部屋に立ち入る部外者など 三度目の不思議は最早、理屈での説明は困難に リ・ジアンさまの存在感は日々濃くなっていくばかり。
そんなあれこれを思考する前に、身体は動く パイプ椅子に腰を下ろし、一つ一つ開封してゆく。]
(37) 2018/09/25(Tue) 21時頃
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[ 駆けた次の日、筋肉痛は案の定やってこない。 明日か、それとも明後日か。 訪れるだろう痛みからは目を逸らしてしまいたいが、 どうせやってくることは確定しているのだ。 いつ来るかと怯える(という程でもないが)のは、 啓之に非常に疲労を与える。
その代りと言わんばかりに出勤後に、 新しい紙類たちを発見した。 ]
(38) 2018/09/25(Tue) 21時頃
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[ 一通の封筒に、二枚の紙片。 一昨日、昨日と合わせると全部で、 九通届いたことになる。
顔見知りには、何通も届いてなかったようなのに。 ……泣き言を言っても仕方ない。 気分転換をしようと、 時間を見つけて喫茶店へと足を向ける。 通りかかった売店で、見たことのある封筒を見つける。 あぁ、成る程なと少し悲しい気持ちと、 お前の行動範囲は病院だけなのかという気持ちが 同居していた。 ]
(39) 2018/09/25(Tue) 21時頃
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[ 啓之は商品をとり、会計を頼む。 店主には、レターセットの売れ行きがいいのだ、と、 会計途中になんでもないように言われ、 ]
あぁ。 眼鏡の男が、蔦模様のものを買ったそうで。
[ と、にやりと悪役染みた笑みを零した。
ポケットの中で、手に触れたものの端を弄りながら、 目的の場所へと向かう。 今日は時間が人の流れに大いに逆らってるのもあり、 喫茶店『蜂蜜』の座席に余裕はある様だった。 ]
(40) 2018/09/25(Tue) 21時頃
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[ 挨拶には、なんでもないように首で応える。 差し出されたメニューに目を走らせる前に、 教えてもらった苺が乗ったタルトを発見した。 テーブルの上に置いてあるカードの赤が眩しい。 ]
では、これをひとつお願いします。 それから、紅茶もホットで。
[ 洋ナシのタルト、と書かれたそれを指先で示す。 しばらくすれば、注文は笑顔と共に運ばれてきた。
その顔を眺め、 あなたの手紙を受け取った医師なんですよ、 と心の中で唱えてみるが、啓之の表情は変わらない。 ]
(41) 2018/09/25(Tue) 21時頃
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[ 啓之はフォークをタルトに差し込めば、 さっくりとした感触がフォーク越しに伝わってくる。 秋の味覚と大好物が乗ったタルトは大変美味であった。
席に余裕があることを確認し、 店員が遠くで作業をしていることを確認し、 啓之は薄黄色の封筒を取り出す。 改めて読んでみると、 祖母への感情が窺えると紅茶を啜りながら、 啓之は思った。 ]
(42) 2018/09/25(Tue) 21時頃
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[ 人間とは、弱い生き物である。 肉体的にも、精神的にも。 ]
(43) 2018/09/25(Tue) 21時頃
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[ ふう、と息を吐いて、 馴染のボールペンを胸ポケットから取り出す。
先程売店で購入したものを、 かさかさ耳障りに鳴るビニール袋から取り出し、 更に包装を解く。 ]
(44) 2018/09/25(Tue) 21時頃
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[ 君への手紙は、 紅茶のカップの下に挟まれていた。 一通の封筒は、シンプルな線でヤギの柄。
忘れ物ではないと解るだろう。 表に『蜂蜜 九さんへ』と書かれているのだから。 裏には小さく苺の絵が描かれている。 ]
(-32) 2018/09/25(Tue) 21時頃
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こんにちは。 九さんの手紙を受け取りました。 お返事をここに置かせてもらいます。
リ・ジアンさまの話は病棟だけでなく、 喫茶店でも囁かれているのですね。 こんなにも広がっているとは、 まったく思ってもいませんでした。
(-33) 2018/09/25(Tue) 21時頃
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お祖母さんのことが、九さんは大好きなのですね。 厳しいことを改めて突き付けるようですが、 人間はいつかは死にます。
病院は特に死に近しい場所です。 あなたも経験があるのではないでしょうか。 足繁く通ってくれたお客さんが、 ぱったりとこなくなるといった経験が。
お祖母さんの身体については、 私には、何も申し上げることはできません。 幸せについては、背中を押すことくらいならば。
(-34) 2018/09/25(Tue) 21時頃
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死に近い職業に就いていて考えることがあります。 死に向かっていく患者さんたちに、 何ならばできるだろうかと考えます。 でも、それは言ってしまえば、 それが医師にとっての仕事だからです。
患者さんを失うご家族の方は、よく嘆かれます。 もっと患者さんのためにしてあげればよかった、と。 あなたは失う前に気が付けた聡明な方です。
(-35) 2018/09/25(Tue) 21時頃
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お祖母さんもきっとあなたの事が大好きです。 あなたに何をしてもらっても、 嬉しいと思い、幸せを感じることでしょう。
紅茶を淹れ、ゆっくりと二人で、 ケーキを囲んでみてはいかがでしょうか。 お祖母さんと話をじっくりとしてみてください。
(-36) 2018/09/25(Tue) 21時頃
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[ 差出人の名前の記載はない。 ただ、デフォルメされた蜜蜂が書かれていた。 書きなれている人の方がやっぱり上手ですね、 と小さなコメント付きだった。 ]
(-37) 2018/09/25(Tue) 21時頃
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[ 思ったよりも言葉が長くなってしまった便箋を折り、 テーブルの上へと置いた。 便箋が余っているのだから、 他の手紙への返事を書こうと思った気持ちは どこかへと消えていた。
啓之は、窓の外を静かに眺める。 ]
(45) 2018/09/25(Tue) 21時頃
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/* わんちゃん余裕があれば…… かがさんにはクソ長文を投げつけたいので、明日行き。 みゃおへの返信ならいけるかな。余裕があれば(たぶんない)
めいちゃんのは、本当の医師あるまじき行為がしたい。電カルのぞく。
(-38) 2018/09/25(Tue) 21時頃
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["いつか"、"来たい"という言葉が気になった。 書き主は店に通ってはくれているのに、 店に、兄弟を連れてくるのは直ぐには難しそう。]
(……なにか、事情があるんだろうな。)
[小休止の時間。カウンターはおばーちゃんに任せて。 オーブンの前で、タルトの焼き加減が大丈夫か ちらちら気にしながら、私は手紙を読んでいた。
それは短いものだったけれど、店の話は嬉しくて。 お返事を書かないとなあって。 オーブンの横で座り込んで。 タルト生地が焼ける良い匂いが漂う中。 ちまちまと、お返事を書き始めた。]
(46) 2018/09/25(Tue) 21時頃
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[薄黄色の封筒に入っているのは黒猫の柄の便箋。
封筒の表には、丸みがある橙色のペン色で 『蜜蜂をご利用していただいたお客様へ』 と書かれており、 側に、蜂蜜と蜜蜂の絵が描かれていた。]
(-39) 2018/09/25(Tue) 21時頃
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お客様へ
お店をご利用した後のこと。 書いて頂いた紙が、私のところに届いていました。 最近病院で話題のリ・ジアン様のおかげでしょうか。 励みになる言葉、本当にありがとうございます。 当店は季節で出すケーキを変えていますので 次に来た時は違ったケーキが出てるかもしれません。 (季節のケーキは毎回頑張って考えているので もしリクエストを貰えれば、参考にさせて頂きます)
家族で食べる料理は、格別ですよね。 店長は私の祖母なのですが、 祖母と一緒にご飯を食べることができる日は 私も、いつもより、とても美味しく感じます。 ……逆に、一緒に食べれない日は、 少し寂しくもなるものです。
(-40) 2018/09/25(Tue) 21時頃
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いつか。きっと。 お客様が、兄弟さんと一緒に来ることができる日を 私も、心待ちにしております。 蜜蜂店員 九 風香
(-41) 2018/09/25(Tue) 21時頃
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/* ひぇぇ。メルちゃんのお返事も一期崎さんのお返事もとても素敵…! メルちゃんがね、今回は名前書いてくれたのが地味に嬉しい。えへへへへ。全部覚えてるよって、お返事したい…えっへっへ。 というかほんと、内容重くて返しにくいお手紙だったと思うのに、こんな素敵に返してくれるなんて。 風香ちゃんも、おばーちゃんの病気は完治する類のものじゃないんだろうなってわかってたから、こういうお返事は凄い嬉しいなあ。うん、お話するのが一番だよね…!
(-42) 2018/09/25(Tue) 21時頃
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/* そして今日も新しくお手紙かけなそうな悲しみ。 明日は時間取れるし、書きたいな。
(-43) 2018/09/25(Tue) 21時半頃
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/* ぼさっとしてたら間に合わねぇってなってるので 明日全部返します
(土下座)
(-44) 2018/09/25(Tue) 21時半頃
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[皺くちゃな1枚と、可愛らしい柄の便箋。ボクと私。 どちらも同じハジメマシテ。けれど、きっと別のはじめまして。]
[並べた二枚の紙を見つめながらも、思考を巡らせるのは紙の向こう側、送り主について。 乖離性障害か、はたまた記憶障害か。文面からして、恐らくは後者。カウンセリングルームに面談記録は残っていなかったが、よく思い返せば幾度か耳にしたことのある名前だった。長期入院患者なのだろう。]
はじめまして、か
[毎日が新しく始まるというのは、彼女本人にとって、どういう感覚なのか。 この密やかなお祭り騒ぎも、彼女には「はじめまして」の一部なのか。 けれどこれは、現にこうして見比べている二枚は、形の残る手紙だ。彼女が日記を記したように、積み重ねた記録の1枚になるように。 書き出しはまた、彼女と同じ言葉で綴ろう]
(47) 2018/09/25(Tue) 21時半頃
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[白い横位置の封筒は、三角の封の部分に薄く蔦模様の透かしが入っている。 対する便箋はシンプルなもので、白地に薄いグレーの罫線が引かれただけだ。 A5のルーズリーフではないけれど、便箋の角と角を合わせる几帳面な折り方はそのまま。 封筒の表面には「メイさんへ」、裏には小さく「祝宮(はふりみや)」。]
(-45) 2018/09/25(Tue) 21時半頃
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メイさん
はじめまして、こんにちは。 カウンセリングルームの祝宮です。 日記、無事に読めたんですね。それは良かった。 私もきみから手紙が来るのは嬉しいです。もうすこしこのやりとりを続けましょうか。そうすればきっと、明日も嬉しくなれるでしょうから。
私の好きなものはコーヒーです。 若い子はあまり飲まないかもしれないけど、院内にある『蜜蜂』のコーヒーは美味しいですよ。苦いものが苦手だったら、一緒にチョコレートを食べると丁度よくなります。 今度はメイさんの好きなものの話も、ぜひ聞かせてほしいな。
(-46) 2018/09/25(Tue) 21時半頃
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[きっとまたはじめましてになるあなたへ文脈が伝わるよう、可愛らしい便箋からなるべく同じ言葉を拾って。 すこし不自然に、堅苦しくなってしまったかもしれない。 それでも、これを手に取ったあなたが“昨日”の存在を知覚できるように。]
(-47) 2018/09/25(Tue) 21時半頃
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/* >>40そういう奴だよな!!(ありがとうございますヘフヘフ)
(-48) 2018/09/25(Tue) 21時半頃
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[ 完成した手紙をそれぞれ封筒に入れて、 よし、と 満足げに微笑み、そのまま引き出しへ。 ちょうどそこまでやったところで、 そろそろリハビリのお時間が来た。 逃矢さん、と名前を呼ぶ看護師の声がする。]
はーぁい。
[ 間延びした返事。 私はまだ、立ち上がることもままならない。]
(48) 2018/09/25(Tue) 21時半頃
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[ きらめく朝の光を受けながら いちご先生の手紙を読んだ。
書き出しの文章にはちょっと噴き出してしまった。 ずるいや、先生。 絶対そんなことないでしょ、と心の中で突っ込んで 変わらず優しい文面に目を細めた。
その後、手紙の折り方がわからなくって 一度開いたそれを元に戻そうと苦戦している所を 検温にやってきた看護師さんに助けてもらった。 その時聞いたことだけど この手紙はどうやらリ・ジアンさまではなく 人の手によって届けられたらしい。 なんとなく、先生らしいと思った。 よくわからない生き物よりも こうした方が確実だと思ったんだろう。
ヤギみたいなリ・ジアンさまだったら 届く前に食べられちゃうかもしれないしね。 ]
(49) 2018/09/25(Tue) 22時半頃
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……できた!
[ 簡単な構造のはずなのに 随分時間がかかってしまった。 ようやく手紙を元の形に戻したら ちらり、抽斗へと目を向ける。
思い出すのは昨日の手紙。 結局、あのあと母さんが来てからは 新しい手紙を書く気にもなれず あれから一度も開けていない。
届かない方がいいかもしれない、 なんて思いながら押し込めた手紙は消えただろうか。
ほんの一瞬、躊躇った指先は 取っ手へと伸びる。 ]
(50) 2018/09/25(Tue) 22時半頃
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…………
[ 中に入れた二通の手紙は消え、 代わりに一通の見覚えのない封筒があった。 蔦模様の透かしの入ったそれは 僕の元に届いたものの中では初めてのものだ。
ちょっとだけ緊張しながら封を開ければ それが僕への返事だと知ることになる。 ]
(51) 2018/09/25(Tue) 22時半頃
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[ シンプルな便箋を両手に持って 僕は何度もその手紙を読み返した。 二日前に気まぐれで送ったあの手紙に この人は丁寧に言葉をくれている。 ]
………せんせいみたいだ
[ ぽつりと漏れたその感想が 間違いではないことを僕は知らない。 ]
(52) 2018/09/25(Tue) 22時半頃
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『 明日にも、明後日にも、 きみが望むならきっと 』
[ 僕に道を示すその言葉を 声に出し読み上げた。 好きなことを、好きなときに、好きなように。
同じ部分を繰り返し読むうちに 何かに迷ったように溜まったインクの跡と 一文字だけ消された部分があることに気がついた。 光に翳し裏返してみたりして ]
………うぅん…?
[ 隠されたその文字を、僕はじいっと見つめていた。]
(53) 2018/09/25(Tue) 22時半頃
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/* ま、間に合わないよう……
(-49) 2018/09/25(Tue) 22時半頃
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[最後の便箋を読み切り、息をついた。
これを受け取った僕はラッキーだそうだ。 この不可思議な現象に遭遇し、利用出来ている時点で 名も知れない誰かの言い分も納得出来るか。 最も、前の世代に流行ったらしい幸運の手紙の主は ラッキーを実感出来ていないそうだけれど。]
(54) 2018/09/25(Tue) 22時半頃
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[だが、他の手紙もそう変わりないと言えるだろう。
クローバーが端にプリントされたメモを見る。 走れなくなったのだという、 陸上か何かの選手だったのかもしれない相手は 勢いのまま書いたような筆跡のままに、感情が伝わる。
子供向けの可愛らしいメモに視線を移す。 リ・ジアン様を熱心に調べる、珍しい姓の人は 願いを叶える代償の可能性を語り、子供たちを心配する。
最後に淡い色の封筒の上に置いた便箋を摘み広げる。 問い掛けに返してくれたどこかふわふわとした女の子は 幸せそうなのに、最後の言葉が何か気にかかる。
やはり、この場所は病院なのだ。 だからこそ、リ・ジアン様はここを選んだのだろうか。]
(55) 2018/09/25(Tue) 22時半頃
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兄さんはどう思う?
[明るい声に返る静寂、沈黙が暫く流れて]
(56) 2018/09/25(Tue) 22時半頃
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[開いた鞄から私はレターセットを取り出した。 小学生時代二人でやり取りする為に買って、 結局どちらもすぐに飽きしまわれたそれ。 取っておいたというよりは、 無精で整理されなかった結果だろう。彼らしい。
子供向けのデザインの便箋に、 ボールペンでまず一通目から返事を書くことにした。
昔に返ったようで、少し楽しい。 兄さんにも書きたいが、持って行かれたら困るな。]
(57) 2018/09/25(Tue) 22時半頃
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メモ書きの君へ
なるほど、よく分かった。 二度も届けられると信じざるを得ないな。
どうせお互い顔も知らなくて、 郵便屋はよく分からない生き物なんだ。 変でも怪文書でも、構わないさ。 君の感情を押し付けてもいいんだよ それこそポケットに詰め込むみたいに。
人間を殺した数は、悪魔より神様のほうが多いんだって だから、元からそういう存在なのかもしれないね。
(-50) 2018/09/25(Tue) 23時頃
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全く持って君の言うとおりだね。 何もかも奪われていれば、 こんな毎日を過ごさずに済んだのに。
僕たちは違うけど、どこか似ているよ。
ポケットの僕より
(星が散りばめられた夜空のような真っ黒な封筒 揃いの縁取りが施された便箋には、 前回と変わらず乱れの無い文字。)
(-52) 2018/09/25(Tue) 23時頃
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/* チップ使用回数確認したら相変わらずアヤワスカのトップのままだった〜最推し〜 そして1年以上使われてないぽい。本当はここ入る時も悩んだんだよなあ…でも新しい子たくさん増えてて浮気してしまった(´ω`)
(-51) 2018/09/25(Tue) 23時頃
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/* カガさんワタルくんは0回だから最近追加された子なんだろうか。 でも沼太郎も0回になってる、僕の村にも知り合いの村にもいた気がするぞ?
(-53) 2018/09/25(Tue) 23時頃
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[応えたあなたに返る文は、あの時とは姿が違う。
真っ黒な封筒には、模様として星が描かれ 夜空を彩るように色とりどり散りばめられている。 それは女の子が好む可愛さとは少し外れていても、 明らかに子供向けのものだった。 揃いの便箋には、確かにメモ書きと同じ癖の文字。]
(-54) 2018/09/25(Tue) 23時頃
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メイちゃんへ
とても素敵な幸せだね。 大人はいっぱい余計なことを考えるから、 ちょっとしたことを見逃してしまう。
メイちゃんのほうがずっと素敵だし、偉いよ。
でも、メイちゃんには昨日が無いの? それは、どうして?
僕には明日が無いんだ。 とても寒い日が来てから、手に入らなくなっちゃった。 僕たちは似てないけど、似ているね。
伊政 怜
(-55) 2018/09/25(Tue) 23時頃
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[そう記された便箋と一緒に折り畳まれた紙切れには 笑顔の女の子の絵と、「ありがとう」の文字。 あなたに似てはいなく、 相変わらず上手くはない絵の彼女は、 ショートカットで、セーラー服を着ている。]
(-56) 2018/09/25(Tue) 23時頃
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[二通を書き上げ、封筒に入れて手が止まる。 それぞれの顔も知らない宛先を想った。 二人は何を抱えているのだろうか。 どちらも想像の材料は存在したが、 浮かんだ以上の思考は憚られた。
ふと、思いついて兄の膝に一枚の紙を置く。 書かせようとしたわけじゃない、見せたかっただけだ。 そこに描かれているのは、二人じゃない誰かが描いた二人。]
(58) 2018/09/25(Tue) 23時頃
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[どこか不思議な送り主は、上手に二人を描いた。 幼い言葉と、大人が描いたようなそれの差から 中学生くらいなのだろうかという勝手な想像。 お礼として返す絵の中の少女は、セーラー服を着た。 思うがままに表現した結果、短くなったその髪。
私も僕も、八国メイの姿を知らない。 似ないままに、似てしまったことも。 それが過ぎ去った過去だということも。]
(59) 2018/09/25(Tue) 23時頃
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[ 昨日の気まぐれが形作る今日。 ]
(60) 2018/09/25(Tue) 23時頃
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[ その扉の前に立つとき、何かを後悔する。
扉に手をかけるまでに数秒を要し、 不自然に廊下に立ち尽くす自分に気付き、 加賀はがしがしと頭を掻いた。息を吐く。
一瞬触れた取っ手はひんやりと冷たく、 それが余計に加賀を躊躇させた。踵を返す。
白い廊下を当てもなく歩き、 行き着いた自動販売機で、コーヒーを買う。
やけに味の薄いカップのそれに、 加賀は小さく顔を顰めつつも、さらに一口。]
(61) 2018/09/25(Tue) 23時頃
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[ 廊下の壁に凭れて不味いコーヒーを啜りながら、 加賀は手持ち無沙汰に手帳を開いた。
例えば、他の予定であるとかを確認すれば、 少しは気が晴れるような気がしたためだ。
適当に開いた頁から、ぱらりと紙片が落ちる。 四角く折り畳まれたソレは、思いのほかまっすぐ、 白い床に向けて真っ逆さまに落下する。
加賀はかがみ、それを拾った。 昨日までに気まぐれに届いた手紙か、 或いは自分の書いた返事が残っているのだろう。
そう思い、拾ったまではよかったが、 どうにもその色に見覚えがない。青い便箋。]
(62) 2018/09/25(Tue) 23時頃
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[ ──また、何かの気まぐれである。
加賀はそう思い、折り目を開いていく。 幸運の手紙か、はたまた奇怪な問答か。 そういうものを予測し、上から目を通す。
消しゴムで簡単に消してしまえそうな濃灰。 加賀は、それを読んで確かに驚いた。
自分に宛てられた手紙だ。とさえ思い、 けれど、そんなはずはない。ありえないのだ。]
(63) 2018/09/25(Tue) 23時半頃
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[ お父さんへ。そう綴られた手紙が、 加賀に宛てたものであるはずがない。 あっていいはずがない。
そこに記された文面に、 明らかに加賀ではない誰かにとっての父親を見て、 加賀は自分が抱いた驚きとも異なる感情が、 一体なにであるのかも分からない。]
(64) 2018/09/25(Tue) 23時半頃
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[ 昨日買った便箋は、 あの部屋に置いてきてしまった。
何を書くかも決めぬまま、 何かを書きだそうとして加賀は気付く。
あの部屋に戻る。ということを考えると、 どうにも足も、腹の奥底もずしりと重く、 息が詰まるようであり、舌打ちさえしたが、 仕方なしに、来た道を引き返すことにする。]
(65) 2018/09/25(Tue) 23時半頃
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[ 何食わぬ顔で部屋を訪ねた加賀を、 今日も、その子は歓迎してみせた。
何の土産も用意していなかった加賀は、 今日は何もないと正直に告げ腰かける。
昨日置いていった便箋を手に取り、 加賀は今日も、会話のかたわら文字を綴る。]
(66) 2018/09/25(Tue) 23時半頃
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誰かの子である君へ
手紙への返事をありがとう。 返事があるとは思わなかったので、 まさかと思い、非常に驚いた。
見抜くべき真実なんて、 ないほうが余程幸せだ。
当然、君が見たいのは、 私の笑顔などではないだろうし、 何と言えばいいのか、悩ましいが、 君の願いが君の手により、 叶えられることを祈っている。
残念ながら、私の言葉は嘘まみれだが、 願ったことは、気の迷いではあれ嘘ではない。 いつか君がお父さんと笑いあえる日が来ることを。
(-57) 2018/09/25(Tue) 23時半頃
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[ 署名はない。それはただの白い便箋だ。 紙切れ一枚、黒いペンで綴られた文字。 所々、迷いでも生じたかのように、 黒色が濃く、点となり、滲んでいる。]
(-58) 2018/09/25(Tue) 23時半頃
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[ 躊躇いながらも、加賀はそれを書き上げた。
加賀の手帳を介して届いたソレへの返事を、 他人の子の部屋に置いておく気にもならず、 届いた青い便箋と共に、それを手帳に挟み込む。
どうにも、この日の加賀の口は重く、 とにかく少年との会話以外の何かをしようと、 病室の窓を不意に開いた。 からからと、サッシを滑る音がする。
「 なにしてるの? 」とその子は尋ね、 加賀は短く、「 窓の外を見てる 」と答えた。]
(67) 2018/09/25(Tue) 23時半頃
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[ 「 ──何が見える? 」と、 その子はどこか楽し気に尋ねた。
加賀の視界に映るものといえば、 さして珍しくもない木々の群れであり、 ほんのりと色づいた葉が風に揺れている。
それだけの、ありきたりな風景である。]
──蔦の葉が一枚。
[ 加賀の口をついて出たのは、 目前の風景とは何ら関係のない言葉である。
少年は、不思議そうに復唱した。 蔦の葉というものを知らないらしい。]
(68) 2018/09/25(Tue) 23時半頃
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[ 「 きれいな公園があるんでしょう 」と、 さも知っているかのように、少年は言う。
芝生のきれいな公園がそこにあり、 鴨や、白い羽のきれいな鳥が池にいる。 季節の花咲く花壇が、彩りを添えている。
──と、その子は言ったが、 加賀の目にはそんなものはうつらない。]
(69) 2018/09/25(Tue) 23時半頃
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……そうだな。 犬の散歩をしている人がいる。 花壇の脇はそりゃあいい散歩コースだろう。
[ それもまた、実際の世界に存在しないものだが、 その子はにこにこと笑って頷いている。 言っただろう。君を取り囲む世界など嘘まみれだ。
今更、それを真実に塗り替えることなど、 加賀には到底できそうになく、……気分が悪い。]
(70) 2018/09/25(Tue) 23時半頃
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[ また手持ち無沙汰になってしまい、 差し入れの一つもないくせに、 加賀はベッドサイドの抽斗を開け、 確かめるように、トレイの下を覗いた。
そこには、薄黄色の封筒が一通。 封に使われているシールをそうっと剥がし、 中の手紙を取り出して、加賀は笑った。
便箋は猫とは、一体。
それもまた、出した覚えのない──いや、 何の気なしに残した書置きの返事と見えたが、 どうしてそれが、この子の部屋に届くのだろう。
それもこれも、リ・ジアン様の思し召し。]
(71) 2018/09/25(Tue) 23時半頃
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九 風香様
丁寧なお返事をありがとう。
連れの部屋に返事が届いているのを見て、驚いた。 リ・ジアン様の気まぐれは、 うまい具合に作用してくれたらしい。
宣言通り、というべきか分からないが、 件のケーキを頂いたよ。美味かった。 実のところ、私は甘党ではないのだが、 あのケーキはぺろりと平らげてしまった。 連れにも一口やったが、喜んでいたよ。ありがとう。
蜂蜜入りの紅茶が人気メニューらしいね。 私自身はコーヒー党であるのだが、 ここに来なくなる前に、一度は飲んでみようと思う。 加賀
(-59) 2018/09/25(Tue) 23時半頃
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追伸 蜜蜂というわりに、なぜ便箋だけ猫なんだろう。 熊みたく、蜂蜜が好きという印象もないし、 どうにも気になって仕方がない。
(-60) 2018/09/25(Tue) 23時半頃
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[ 白い便箋の罫線上に並んだ文字は、 届いた手紙に倣って、前のものより少し丁寧だ。 添えられたイラストもない、簡素な手紙が貴方の元へ。]
(-61) 2018/09/25(Tue) 23時半頃
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[ 書き終えた手紙を白い封筒に仕舞い、 封をしようにもシールなど持っておらず、 結局のところそのままに抽斗の底に敷く。
まるで穏やかな日常の一片。 とでも言えそうな文面を書き上げたとき、 加賀の気分は少しばかり良くなっていた。
気を良くして、ベッドの上の子に、 「 飲み物でも買ってきてやろうか 」と尋ねる。]
(72) 2018/09/25(Tue) 23時半頃
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[あなたの再びに返るのは 今度はメモみたいな紙片じゃなく、それ用の封筒だ。 黒い背景に、色とりどりの星が散る子供向けのデザイン。 一際大きく中央に描かれた星の中には、 「一期崎さんへ」とあの時の筆跡で書かれている。
偶然により繋がれた縁は深まっていく リ・ジアンさまの橋渡しによって。]
(-62) 2018/09/25(Tue) 23時半頃
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お返事ありがとう。
それは納得だ。 僕も子供たちからリ・ジアン様のことを聞いたからね。
前の時も気になるところはあったのだけれど、 あなたはこの病院の先生なのかな。 もしかして、とっても偉い人とやり取りしちゃってる? 叶えたいものが無いなんて、 夢が無いのか幸せなのか。どっちなんだろう。 少なくとも、ギブアンドテイクを考えてしまうのは 大人らしい考え方だよね。
(-63) 2018/09/25(Tue) 23時半頃
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心配なら、大切なら気をつけてあげなよ。 僕だったら、叶うものならばなんだって差し出せるもの。 最も、勝手に手紙を持っていく何かの対処法なんて どうすればいいのか分からないけどさ。
リ・ジアン様の姿が分かったら、 また僕にも絵を見せてほしいな。
伊政より
[封筒と揃いの縁取りが施された便箋には、 それなりに長く文章が綴られている。 迷う跡一つ無く、綺麗な状態で。]
(-64) 2018/09/25(Tue) 23時半頃
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不幸の手紙じゃなくて安心しました。 なんて、幸運の手紙も不幸の手紙も 大人に聞いたことしか無いのだけれど。
病院に幸運の手紙なんて、中々合理的だと思わない? ここにいる人は、誰も彼も幸せが必要だ。 少なくとも、お医者様以外はね。 この前から届く手紙も、あまり幸せそうじゃ無い。 でもあなたはタルトを食べて幸せなのかな。
残念ながら僕もあれは食べたことがあるんだ。 お店で会っていたりして。 あのお店は季節で違うケーキを出してるって、知ってた?
少し年上な気がするあなたにも、 小さな幸せが訪れますように。
(-65) 2018/09/25(Tue) 23時半頃
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[手紙は少し失礼な一文を最後に締めくくられている。 夜空に星が散りばめられたような封筒、揃いの便箋 子供向けのデザインのそれらに綴られる文字は、 不相応に整った大人のものだ。]
(-66) 2018/09/25(Tue) 23時半頃
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/* 更新までには間に合わないから、更新後にゆっくり書こうと眺めつつ。なんと、ここにきて、猫便箋にツッコミをもらえたぞ!!! 読んでてとてもほっこりするお手紙だなぁ…。 あとほんと、お連れさん(ほかの人の息子さん)とこれからどうなるのかとてもきになる
(-67) 2018/09/26(Wed) 00時頃
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[書き終え、乾くのを待ち、封筒を折り そんな作業を繰り返し、ボールペンを置く頃には それなりに時間が経っていたようで。
レターセットをしまい込み、 時刻を確認する為にスマートフォンを手に取る。
その時ふと、忙しい一日で気づけずにいたことに気づく。]
(73) 2018/09/26(Wed) 00時頃
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……やっぱり、消えてる。
[喫茶店の彼女に向けた手紙は、確かに鞄に入れた筈。
きっと、まだまだこの不思議は続くのだろう。 そんな予感を胸に抱きながら、 夜空の封筒たちを病室に備え付けられた引き出しの中へと。]
(74) 2018/09/26(Wed) 00時頃
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僕のリ・ジアンさまになってくれる?
[ 訪れたのはプレイルーム。 いつもよように駆け寄ってきた子に視線を合わせ 僕は真っ白な封筒を見せた。 髪を二つに結ったその子は大きく頷いて 天使の羽みたいに、そのお下げをふわりと揺らした。
本物のリ・ジアンさまに頼らなかったのは いつも自分で手紙を届ける先生に対抗してのことだ。
一緒に入れて、と言われた赤い折り紙の苺も同封して。 僕には真似出来ない、とても上手な苺だ。 ]
(75) 2018/09/26(Wed) 00時頃
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ねえ、ほら。 とっても良く描けてるよね。
なんだか嫉妬しちゃうな。 私も絵の勉強をすれば良かった。
[向き直れば、兄の膝の上に置かれたままの紙を手に取り。 今度は顔の前に広げて見せてあげた。]
(76) 2018/09/26(Wed) 00時頃
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いちご先生へ
お返事ありがとうございました。 びっくりしてもらえたようでなによりです。 先生でも腰を抜かすことってあるんですね。 なんだか想像できないや。
リ・ジアンさまの噂を聞くようになってから 色んな人の手紙が届きます。 それは不思議で、楽しくて、ちょっと怖い。 どうして手紙を届けてくれるんだろう。 どうして願いを叶えてくれるんだろう。
(-68) 2018/09/26(Wed) 00時頃
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[手紙が貯まったら、読んであげよう。 勿論見せたら悪いものは除いて、明るいものを。 僕の為の手紙なら、いい刺激になるかもしれない。]
(77) 2018/09/26(Wed) 00時頃
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昔の僕なら、早く退院したいだとか 元気に走り回りたいって願ったと思うけど 今はなにを願えばいいかもわかりません。 どれも、誰かに叶えてもらうことではないと思ってしまう。
でも、そうだなあ 先生と一緒に、タルトを食べに行きたかったかも。 今日は食べに行きましたか? 感想聞かせてくださいね。
航より
(-69) 2018/09/26(Wed) 00時頃
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/* 僕のリ・ジアンさまになってくれる?
新手のプロポーズかと一瞬
(-70) 2018/09/26(Wed) 00時頃
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アオさんへ
はじめまして、お返事ありがとうございます。 あなたのいう通り、僕はこの病院で入院しています。
好きなこと……そうだなあ。 病室の窓から散歩する人を眺めること 蜜蜂で美味しいケーキを食べること 子どもたちに本を読んであげること
今の僕が思い付くのは、 この病院でのことばかり。 まずは自分の好きなものを もっとたくさん、見つけたいと思います。
変わらない毎日のなかで アオさんの手紙が、僕の希望のひとつになった気がします。 どうかあなたの明日も鮮やかに輝きますように。
カイより
(-71) 2018/09/26(Wed) 00時頃
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[ そうしてもう一通の手紙は やっぱりいつもの抽斗の中。 こっちは相手がわからないから 本物に頼るしかないもんね。
どうかちゃんと、届きますように。 ]
(78) 2018/09/26(Wed) 00時頃
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/* うわああギリ……すみません…すみません……… 変なの送ってたらすみません… また新しいお手紙書けなかった…明日こそ………
(-72) 2018/09/26(Wed) 00時頃
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