233 冷たい校舎村5
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人
狼
墓
少
霊
全
キルロイに9人が投票した。
ススムに1人が投票した。
キルロイは村人の手により処刑された。
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ススム! 今日がお前の命日だ!
2018/02/17(Sat) 00時頃
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ススムが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、イアン、カイル、日向、ガーディ、アイリス、メアリー、ミルフィ、亀吉の8名。
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[ “私”はまだ気が付かない。 ]
(*0) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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キーンコーンカーンコーン…………
(#0) 2018/02/17(Sat) 00時頃
|
[ ここは、高槻椿の世界。 創造主である高槻椿は、 次に二人を無事に帰還させる。 ────黒岩龍騎、十朱進。 ]
(*1) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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[ ネギ一本よりはマシなものを、 あなたに贈れたでしょうか。 ]
ばいばい、龍くん。
[ 文化祭は楽しかった? 少しでも気が晴れたなら、いいな。
ここが自分の世界だと勘違いさせて、ごめんね。 嫌な記憶と一緒に覚えていてくれるよね? あなたに繋がれた鎖に一本の糸を足してくれるよね? ]
(*2) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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[ 今なら私、人食い魔女の役も 上手に熱意をもって演じられそうです。 ] ばいばい、進くん。
[ 台本もろくに渡さないでごめんね。 急な舞台にびっくりしちゃったかなあ。 私のことは台本には書いてないけれど、 覚えていてくれるよね? ]
(*3) 2018/02/17(Sat) 00時頃
|
──午前8時50分
相変わらず、白い嵐の吹き荒れる日。
うっすらと空の明るさが変わるくらいで
ほとんど外の景色に代わり映えはなかった。
何はともあれ3度目のチャイムが鳴って、
君たちは新しい日を迎えることになる。
冷たい校舎の時は凍ってしまったから、
日にちだって先に進むことはない。
改めて、ようこそ冷たい校舎へ。
新しい今日も、どうぞよろしく。
(#1) 2018/02/17(Sat) 00時頃
そして君たちは、
規則正しく鳴るチャイムの意味を知るだろう。
消えた仲間が二人と、身代わりが如く現れる人形。
黒岩 龍騎と十朱 進が見当たらない。 *
(#2) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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/* あああああよかった間に合った
メモ書きながら手が震えたしマイPC0時差してたから メモ貼れててよかった……
(-0) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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[ 人形に代わっていくクラスメイトに、 ゆると手を振る。
さようなら。龍くん、進くん。 好きでした、って言葉は嘘じゃないよ。 ]
(*4) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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── 『夢』 ──
[ 高槻椿は暗い玄関に、 コートも脱がないままに座っていました。 傍には、愛用のエコバッグ。 少し離れたところに、 横切る猫with肉球のエプロンが畳んであります。
膨らんでいるエコバッグを見て、 買い物帰りかしら?と私は思いました。 ]
『───、』
[ 椿の口が何か開きます。 何やら難しい表情をしているところは、 珍しいと私は思います。 ]
(0) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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[ 椿の声は小さくて、私には聞こえません。 そして、椿は何かに手を伸ばしました。
それは、鈍色に光る刃物です。 家で使っているものではありません。 私はやめて!と叫びますが、 椿には聞こえないようでした。 ]
(1) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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[ よく見れば、コートも引き攣れています。 意を決したように、コートを脱いだかと思えば、 椿は腹部に包丁を振り下ろしました。 ]*
(2) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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[ それは、みんなが求めていた救い、 それは、みんなが否定していた事実、 それは、みんなが抱えていた欲動、
──── 物語は平行線を辿る。 ]
(3) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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/* ふー 毎回、当然のように長くなる落ちロルは本当にごめん…… 割とギリギリで校正の余地がなかった……
凝ったマネキンの残し方するの好き…… 進ぅ……
(-1) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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『 キーンコーンカーンコーン 』
[ 嫌に鈍く響く、チャイムの音 ]
(4) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2018/02/17(Sat) 00時頃
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[ ──── シアトリカルな事件、 リアリティを欠いた校舎の中で、 舞台役者は、次々に果ててゆく。 ]
ハッピーエンドはあるのかなぁ、
[ 縁の下の支えを失った舞台装置は、 ガラガラと脆く崩れ落ちる。 芯のある台詞回しの見事な演者は、 我を失ったように息を止める。 ]
(5) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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/* あとついでに、今回もここぞとばかりに全裸の幼女を使ってしまい 反省しております(信用できない言葉
(-2) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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[ ゆく廊下は、まるで文化祭の再演。 あのときのあたしは、確か…─── …… 余韻に浸る時間さえ 惜しいというのでしょうか? ]
………ッ!?
[ 響く音に、反射的に振り返る。>>#0 ぺたり、と掌を添えていたのは、 向こう棟の一階の廊下の窓ひとつ。 永谷くんの姿は、見えません。>>2:420 ]*
(6) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2018/02/17(Sat) 00時頃
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[何度も何度も考えた。あたしはどこで間違えたんだろう。]
(7) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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[もっと早く正体に気づくべきだった?
もっと早く誰かに相談するべきだった?
母の結婚を止めなきゃいけなかった?
あたしが女じゃなければよかった?]
(8) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2018/02/17(Sat) 00時頃
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[何度考えても、答えはひとつ。]
(9) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2018/02/17(Sat) 00時頃
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[あたしはきっと、生まれてくるべきじゃなかった。*]
(10) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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/* どうつなげようかな!ってしてる!! 夜中まで走り回っちゃわない!ぞ!
(-3) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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/* 俺の勘違いならいいんだけども。どうなんだろうか。
(-4) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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/* そんなわけないだろ檀ちゃん!!!(珍しく熱くなる
(-5) 2018/02/17(Sat) 00時頃
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/* えーーん、かおりちゃんそんなこといわないでーーー。
(-6) 2018/02/17(Sat) 00時半頃
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/* 女の子ホストはどうしておなかを大事にしないんや……
いやたぶん悩みがそういう関係かなとは予想しつつ
(-7) 2018/02/17(Sat) 00時半頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2018/02/17(Sat) 00時半頃
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/* 2d落ちだと、なるべく壮絶な感じのマネキンを残して 残る奴らが発見した時の反応を楽しむ って感じになるよね(2d落ち常連の経験則
(-8) 2018/02/17(Sat) 00時半頃
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── 3-4教室→廊下 ──
[ 一瞬の固まる沈黙、のあと。 稀好を放っておいて、 永谷はさっさと教室を出て行ってしまうし 日向ちゃんは、稀好を引っ張っていく。
そう。 ぐい、と引かれる感覚があって 稀好は目を丸くする前に 釣られるように、足を動かした。
たったった、と廊下を駆けてく。 腕を引く、日向ちゃんの背中。 稀好は、姉のことを思い出していた。 活発な姉に、よく、こうやって腕を引かれた。 ]
(11) 2018/02/17(Sat) 00時半頃
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[ でも、物思いにふける程時間は無い。 ハッとして、背中に声を掛ける。 ]
──ちゃん、日向ちゃんっ ちょっと、とまって!
[ 腕を引いて止めることも出来きたけど 稀好は男で、日向ちゃんは女の子だ。 怪我をさせてしまいそうで 稀好は、言葉を投げかけることしか出来ない。
廊下に響く声は、彼女を振り返らせた。 ]
(12) 2018/02/17(Sat) 00時半頃
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[ はあ、と乱れた息を吐いて 窓の外を眺める彼女に話しかける。>>6 ]
海琉も追いかけてたし、大丈夫だよ 教室に誰も居ない方が 帰って来た人、不安になっちゃうよ
帰ろう、日向ちゃん 帰ろう
みんな、みんなも……帰ってくるから
[ 言ってその日は、教室に帰ったんだっけ。 ]
(13) 2018/02/17(Sat) 00時半頃
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[ 帰ってくる、と思っていて 帰ってこれない、人も居る。
四年前の旅行に行くとき、そういえば 買い物帰りの日向ちゃんと会ったっけ。
「また旅行に行くんだ」 「お土産買ってくるわね」 「三日間髪いじれないけど許して!」 「うん、今回はたった二泊なんだ。 そう、すぐ、
帰ってくるから」
四人、口々に告げた「いってきます」。 「ただいま」を言えたのは、四分の二だった。* ]
(14) 2018/02/17(Sat) 00時半頃
|
|
―???―
[夢と現実の境目は、酷く曖昧だ。 俺は、誰かと連れだって歩いている。
――「どうして、演劇を始めたの?」
それは、いつかの話。 演劇部の奴に聞かれた問いだったと思う。]
……興味があったから。
[その時と同じように、俺は不愛想に答えた。 けれども、これは夢だから。 いつかの現実とは違って、俺は言葉を続けたことだろう。]
(+0) 2018/02/17(Sat) 00時半頃
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|
/* 龍騎の死に方、 鎖でぐるぐる巻きにされて上半身と下半身がねじれて真っ二つポーン って感じにしようかと思ったんだけど、 それやってる晴良がマッチョすぎるっていうのと、あとモロにジョジョ1部を思い出させるから没にした(
書き直しが雑で結局よくわかんないことにはなったけど(
(-9) 2018/02/17(Sat) 00時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2018/02/17(Sat) 00時半頃
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/* 墓下見るのが怖い狼です。 ひん。 かおりちゃんは保健室なら、そっちでねるべきかなー。
(-10) 2018/02/17(Sat) 00時半頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2018/02/17(Sat) 00時半頃
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……誰かに、なりたかった。 誰かの記憶の隅に、残りたかった。
[俺が生きた痕跡は、もう残っていない。 割れた卵は元には戻らない。 死んだ人間が生き返ることはない。 俺の名前が呼ばれることは、決してない。
……当然だ。それが俺の選んだ道なのだから。
それでも、心のどこかで、俺は、 兄とは別人であることを望んでいたのかもしれない。
声を張る。誰かを演じる。 少なくとも、舞台の上での俺は、 十朱進として見られることはなかった。]
(+1) 2018/02/17(Sat) 00時半頃
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[夢は都合のいい世界だ。 視界は暗転して、また黒に沈む。
あぁ、兄が選ぶはずのない道を歩んだ俺は、 とうの昔に、兄を演じきれていなかったのかもしれない。*]
(+2) 2018/02/17(Sat) 00時半頃
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/* 全部を知りたいのは予防のため。 嫌いにならないために全て知りたい。
(-11) 2018/02/17(Sat) 00時半頃
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― 保健室 ―
みんな、今日はどこで寝るのかな。 ……ね、芽依ちゃん。あたしたちはここで寝ちゃわない? せっかくベッドがあるんだしさ。
[芽依ちゃんの顔色はさっきよりはよくなってきたように見える。 でも、無理は禁物だ。
そういえば、クッキー食べてなかったなって、ポケットから取り出してみた。>>2:90 だけど、赤い色をどうにも今は食べる気になれなかった。 バナナのドキドキの方がよかったかもしれない。
多分、いつものあたしなら、そのまま寝るなんてことしなかった。 あたしと芽依ちゃんは保健室で寝るねって教室に報告に行ってたと思う。 そんなことにも気づけずにそのまま寝てしまったのは、やっぱりちょっと疲れていたのかもしれない。*]
(15) 2018/02/17(Sat) 00時半頃
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──1階:保健室──
[ チャイムの音で意識が浮上する。>>#0 続いて、何かの物音。>>2:454
端的にいうと、目覚めは最悪だった。 ]
……おはよー。
[ チャイムが鳴る随分前の事。 寝袋を確保したならば、 流石に睡眠をとる拠点は男女で別れることとなり。 女子群は、保健室を占拠させてもらう。>>15 何処にいるんだろう、 と探しにいった先で寝ていたから。
薄闇の中、椿は寝袋に包まった。 ]
(16) 2018/02/17(Sat) 00時半頃
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[ ─── ぺたり、と掌を添えた窓の外は、 白く景色を滲ませていました。 昨夜、永谷くんと芽依ちゃんを 追いかけてここまで走ったのを、 重ねて思い出していたところでした。 結局、きよしくんに引き止められて、それで、 ]
……
[ 朝ごはんを作ろう! そう思って、家庭科室へ向かおう としていた途中だったのですが、 どうにも、人生うまくはいかないようです。 ]**
(17) 2018/02/17(Sat) 01時頃
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[ 変な夢を見たのも、一記のせいだろうと恨む。 寝袋からごそごそと這い出して、 保健室を見渡せば、 寝る前に見た面子は全て揃っていただろう。
先に寝ていたのならば、 そちらにとっては椿がいること自体、 驚愕かもしれないけれど。 寝顔はまじまじと見ていないから許してほしい。 ]
チャイム鳴ったね。
[ また誰かが人形になったのだろう。 見に行かなきゃ、と思うけれど、 その前に顔くらいは洗わせてもらおう。 ]**
(18) 2018/02/17(Sat) 01時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2018/02/17(Sat) 01時頃
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― 翌朝 ―
[チャイムの音>>#0で目が覚めた。 チャイムって普通、50分に一回くらい鳴るものだと思うんだけど、この校舎のチャイムはたまに思い出したように突然鳴るから心臓に悪いと思う。 なんの意味があるんだろう。 そんなことを考えながら目をこすった。]
芽依ちゃん、おはよう。
[隣のベッドの芽依ちゃんに挨拶をして、ベッドを降りる。 保健室の水道で顔を洗おうとして、ぎょっとした。]
椿ちゃんたち、いつの間に!?
[芽依ちゃんとふたりで保健室で寝たつもりが、いつの間にやら寝袋に包まった椿ちゃんたちもいる。 全然気づかなかった。やっぱり爆睡してたみたい。]
(19) 2018/02/17(Sat) 01時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2018/02/17(Sat) 01時頃
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/* さも病院に来るだろ?みたいな自分のメモをみて、んあああ、と唸ってる。ちゃう、ちゃうねん……、あんな、別に来なくてもそれも美味しいから……
吃驚されてる。うふ。
(-12) 2018/02/17(Sat) 01時頃
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うん。チャイム鳴ったね。 これ、何の意味があるんだろう。 まさか目覚ましじゃないだろうし。
[椿ちゃんにそんな返事をしながら顔を洗う。>>18 そういえば昨日はシャワーも浴びずに寝たんだったと思い出した。 ここが本当に精神世界なら、そんなの必要ないのかもしれないけど。]
みんなは昨日シャワー浴びたりした? あたし普通に寝ちゃったんだ。 シャワー浴びたい。
[洗顔やシャンプーは購買に売ってたと思うし。 着替えも貸し出し用のものがあったはず。 必要ないかもしれなくても、やっぱりちょっと気分がよくない。 行ってくるねと保健室を出た。]
(20) 2018/02/17(Sat) 01時頃
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[ 香里のぎょっとした顔に、 ほんの少しばかり申し訳ないと思いつつ。 ]
よく寝てたねー。
何処かで寝てるんじゃないかと思って、 保健室来たらビンゴでした!
[ 入って出て、入ってを繰り返したけれど、 寝返りの音がしただけで、 起きる気配はなかったように思う。 3-4の黒板に、 『女子、保健室で就寝』と報告はしておいた。
びっくりさせてごめんねー、 と軽い口調で言って、顔を洗う。 寝起きで見間違いをしていたのなら、>>18 それにも気が付くだろう。 ]**
(21) 2018/02/17(Sat) 01時頃
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/* かおりちゃんごめんなあとしつつ、寝ます。
(-13) 2018/02/17(Sat) 01時頃
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[ …… 唯一まともな寝床のある場所を 女子に譲る。分かる、分かるさ。当然だろう。]
(22) 2018/02/17(Sat) 01時頃
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── 翌朝 教室 ──
[ AM6時。常と変わらぬ時間に目覚める。
目覚めた時にうつ伏せでないのも、 背や首が痛いと感じるのも、 足に妙な怠さを覚えるのも、埃っぽさも、
── 起き上がろうとして、不自由さに気づくのも。
何れも、安楽一記の生活には これまで存在し得なかった感覚であり、
妙に身動きを制限される寝袋は、 無駄に図体がデカいせいで余計に窮屈だ。
漸くの思いで這い出した時、 安楽一記ははじめて思った。]
(23) 2018/02/17(Sat) 01時頃
|
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[ とっとと元の世界に帰るなり、 ──…… 或いは死なせて欲しい と。]
(24) 2018/02/17(Sat) 01時頃
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死にたいなどと思ったこともないが、 死のうとは思ったので、準備を進めた。
(25) 2018/02/17(Sat) 01時頃
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[だけど、こんな状況で爆睡できるなんて、あたしやっぱり図太いなあ。 そんなことを考えながら、まずは購買に行かなくちゃ。]
シャンプーと、リンス。洗顔とボディソープと……。 あ、化粧水と乳液もほしいな。
[指を折って、買い物リストを思い浮かべる。 視界の端に黒いタオルがちらりと見えて、ああそうだった、と手を打った。]
タオル! タオルも忘れちゃ駄目だってば。 危ない危ない。
[体を拭くものを忘れるところだったよ。いや、思い出せてよかった。……って。]
あれ?
[はてと首を傾げて、あたしは足を止めた。 なんでこんなところに、タオルなんか落ちてるんだろう?>>2:443]
(26) 2018/02/17(Sat) 01時頃
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安楽一記は早く、 一刻も早く、この世界の神様を見つける必要がある。
(27) 2018/02/17(Sat) 01時頃
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|
[ ……劣悪な環境のせいで、眠りは浅かった。 ちっとも晴れない頭にげんなりとして、 安楽一記は朝も早くに教室を抜け出す。
教室の黒板の隅に、 ── 仮眠を取ってくる と、
頭が働いていりゃ、相当馬鹿げた文言を残し、 肩や首をぐるぐると回しながら、
確かソファがあったはず と、 職員室に併設された応接室に移動したのが、
…… そう、3時間弱前のこと。]
(28) 2018/02/17(Sat) 01時頃
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|
[誰かの落し物らしい黒いタオルを拾い上げる。 ちょうどここは。]
あ、懐かしいな。
[3-4が借りてた空き教室だった。 文化祭準備期間中、何度も何度も“もう下校時刻だよ”と追い立てに行った教室だ。 ここもやっぱり文化祭仕様になってるんだよね、と思ったんだ、けど。]
……なんか変じゃない?
[すりガラスの向こうに、何かが見えた。 灰色の何かで覆い尽くされてるように見える。 あんなセットあったっけ? いや、ここが文化祭当日の世界なら、そもそもセットがここにあったらおかしい。]
(29) 2018/02/17(Sat) 01時頃
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|
[首を傾げて、何の気なしにドアを開けてみようとして。]
――――あれ?
[ドアは、開かなかった。**]
(30) 2018/02/17(Sat) 01時頃
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|
── 午前8時50分 ──
[ チャイムの音で目覚める。
矢張り睡眠の質が悪かったのだろう。 ソファから脚をはみ出させて、 快適とは言えない環境であった筈だが、 それでも随分深く眠っていたらしい。
うんと伸びをして、ふと思う。 チャイムが鳴ったが、何も起こらないのか?]
(31) 2018/02/17(Sat) 01時半頃
|
|
[ 一先ず教室に戻ろうと思った。 流石にいつまでも一人で行動する訳もいくまい。
常と変わらぬ足取りで、 安楽一記は階下を目指す。
二階から一階へと下る際に、 階段の踊り場に備え付けられた鏡を見て、 思い出したように寝癖がないかを確認する。
別段愉快なこともないが、 鏡の中で安楽一記は口元を綻ばせている。
そういうものである。 安楽一記とはそういう人間である。]
(32) 2018/02/17(Sat) 01時半頃
|
|
/* 十朱見に行ったほうがバランスええかなって思ってんけど、 全然絡めてないから悪いなって思ったのと、 窓ガラス割れなかったからせめてドアをぶち破り隊
(-14) 2018/02/17(Sat) 01時半頃
|
|
[ 教室に戻る前に、せめて顔くらいは洗いたい。 ── と、安楽一記は考えた。
足は一階へと降り立った時点で方向を変え、 手洗いのある方へと向く── 向かおうとする。
奇妙な光景>>29>>30が見えた。]
── おはよう、朝からどうした?
[ 発した声は溌剌と 常と変わらぬように響いた。
首を傾げ、廊下に立ち尽くしている 級友の下へと歩み寄る。**]
(33) 2018/02/17(Sat) 01時半頃
|
記者 イアンは、メモを貼った。
2018/02/17(Sat) 01時半頃
|
/* 机を蹴って高揚感を得る
(-15) 2018/02/17(Sat) 02時頃
|
|
── 回想/海月と鸚哥 ──
あれ、海琉って双子? じゃあもう一人は、イルカ?
[ なんでもない、会話だったから。>>2:198 当然のように聞き返して 海の生き物の名前を付けられた人に 稀好はくすくすと笑いを溢す。
恐れ多い、なんて言葉に更に笑って 一通り満足すれば、頬杖をついて目を細めた。 ]
(34) 2018/02/17(Sat) 03時半頃
|
|
海の音が聞こえる、かあ ロマンチックだね 間違えたって言っても琉璃の「琉」でしょ?
なんだ すごくいい名前じゃんか、「海琉」って
(35) 2018/02/17(Sat) 03時半頃
|
|
──なんだよそれ! 「私のこと、どう思ってるの?」って めんどくさい彼女の定型文くらいにしか 作られない文だよ、それ!
[ された提案には、けらけらと笑った。>>2:200 思えば稀好は、このクラスメイトといる時 よく笑顔を見せていた。
笑った顔のまま。 笑った声のまま。 だから、稀好は肩を竦める。 ]
何処見てるって、どうしてさ 海月の目は何処にあるんだって話?*
(36) 2018/02/17(Sat) 03時半頃
|
|
[声を掛けられて、そちらに顔を向けた。 声の主は安楽君だ。 いつもと変わらない声で。>>33 いつもと変わらない笑顔だった。>>32
安楽君はいつもフラットだと思う。取り乱したりすることあるのかな。]
あ、安楽君。 おはよう。
[挨拶をして、この部屋が、と空き教室を示す。]
なんだか、様子がおかしい気がして。 何かで埋め尽くされてるみたいな感じがするんだけど、なんだと思う?
[すりガラスの向こうの灰色に目を凝らしてみたけど、やっぱりなんだかわからなかった。 それで、と黒いタオルを安楽君に見えるようにちょっと掲げる。]
(37) 2018/02/17(Sat) 03時半頃
|
|
このタオルがここに落ちてたの。 だから、誰かいるのかなと思って開けてみようとしたんだけど。 鍵がかかってるみたいで、開かなくて。
この校舎に閉じ込められてから、鍵のかかってる部屋なんてあったっけ?
[たとえば保健室。いつもなら先生がいない時は施錠してあって入れなかったはずだけど、この校舎では開けっ放しだった。 職員室だって入れた。 なのにどうして、この部屋には鍵がかかってるんだろう?**]
(38) 2018/02/17(Sat) 03時半頃
|
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2018/02/17(Sat) 03時半頃
|
―保健室―
[ エアコンの風により少しずつ部屋が 暖まってきた>>2:411
香里が隣のベッドに腰掛ける頃には 温度のおかげだけではなく 震えがマシになってきていた ]
(39) 2018/02/17(Sat) 07時頃
|
|
…ありがと。優しいね
香里もさ、抱え込まないように、ね
[ 優しい言葉に>>2:412 くしゃっと笑ってパシパシと大きく 目を瞬かせた
片意地張らなくても良いんだよ そう言ってもらえた気がして
何かあったと言い切ることは出来ないけれど 荒れた手は、言葉より多くを ――香里の痛みを。 訴えているように見えてあたしは手を撫でる 傷つけるものがあるのなら あたしはそれを許さないんだから!]
(40) 2018/02/17(Sat) 07時頃
|
|
確かに、蘭ちゃんの姿、一回も見てないね あのマネキン以外では。
だとしたら、 信じがたいことだけど、 人間が、マネキンになるのかな。
[ 淡々と語る>>2:416からだろうか。 香里が傍に居たから 思ったより冷静に話すことができた
ここはメールの送り主、自殺を仄めかす人物、 の精神世界。
日常の中で言われたならば はぁ?と一蹴するだろうその説は 心のどこかで納得していた ]
(41) 2018/02/17(Sat) 07時頃
|
|
あー… そういう事になるのかな
"誰か"はあたしたしに何を求めてるんだろうね
[ 蘭の姿は明らかに"死体"だった
この世界で死んだらマネキンになる、 それは何となく推測できるけど。
だとしたらこの世界の主の目的は何だろう
あたしたちをこの世界に招くだけならば 文化祭を最後にもう一度体験したかった、とか それこそ思い出を"冥土の土産"にしたいとか。 思えるけれど。
だとしたらマネキンになることは、死は。 あたしたちに何を求めているんだろう ]
(42) 2018/02/17(Sat) 07時頃
|
|
この世界で死んだら、か。 何となくだけど、現実のあたしたちが 死ぬことは無いんじゃないかな
[ そう信じたいだけかもしれないけれど 時の止まったこの校舎はあたしたちに 悪意を持っているわけでは無いように感じる
不意に この校舎を覆うほど大きい影が 操り人形を操っているイメージが浮かんで身震いした
――操り人形の顔は、3年4組の皆だった。 ]
(43) 2018/02/17(Sat) 07時頃
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[ 彼女が内心何を思っているのか>>2:417は分からない
失われようとする命を救いたい、 誰かがマネキンになるのはイヤだ。 同じ気持ちをあたしも持っている
あたしは誰かの意のままに 訳の分からないままに死ぬのはごめんだ。 誰にかも分からないけれど 負けた気がするから。
彼女の内心思うことを聞いても それを押し付けることはしなかった
…けれども それを選ぶなら、あたしはきっと 痛みを感じるんだろうな。]
(44) 2018/02/17(Sat) 07時頃
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[ その後あたしは
椿たち女性陣が来た事に気付くこともなく 眠りの世界に入ってしまった ]**
(45) 2018/02/17(Sat) 07時頃
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── 一階廊下 ──
[ こんな時も正しく挨拶は交わされる>>37。
取り乱す訳でもなく、 きちんと言葉で返ってくる答えが好ましい。 状況を知って>>37安楽一記は ふうん と腕組みをした。]
窓ガラスを塞いでいるのは…… なんだろう、ここからじゃあ分からないな
……ああ、どこも入れたはずだ この箱からは出られない というだけで
[ ひょいと手を伸ばし扉に手をかけれど、 どうにも開く気配はない。
女手だから開かないということもなさげだが、]
(46) 2018/02/17(Sat) 10時頃
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しかし、教室の窓の感じとは違うな これならぶち破れもするだろう
[ 先日は得られなかった機会を ── 壇が実行に移していたとも知らず やってみるか と呟いたところで、
携えられた落とし物>>38に目をやる。]
── ああ、確か そりゃ黒岩の持ち物だな
[ とんからとんと金槌を振るっていた時も 確かその愛想のないタオルを見たような気がする。]
チャイムも鳴ったことだし、 まさか手洗いに行っているだけ なんてこともなかろう
(47) 2018/02/17(Sat) 10時頃
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…… なんだ、手間取らせやがって
[ 扉を見やって悪態を吐いてやったって、 当然、ただの扉はうんともすんとも言わないし
悪態を吐いたって、愉快そうに笑っていた。 そのまんま 唐突に右足を持ち上げる。
── すこうしばかり予備動作をつけて 足の底で思い切り扉を蹴飛ばしてやる。
ガン という音はしたって、 …… 扉はやはり、うんともすんとも。]
(48) 2018/02/17(Sat) 10時頃
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やっぱりこれじゃあ駄目か 開いてくれりゃ助かったものを
[ 窓ガラスを割るのと違って 扉をぶち破るのはこちらも痛そうで
── いやまったく! 手のかかる奴め。] …… 仕方ない 真面目にやってみるから、退いてろ
[ そう言って、自分も数歩下がりつつ 扉を向き直って、勢いを付け────、]
(49) 2018/02/17(Sat) 10時頃
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[ 数度、身体を打ち付けた後に ガコン と、 何かの壊れるような音がして、 安楽一記の身体はほんの一瞬自由落下を知る。*]
(50) 2018/02/17(Sat) 10時頃
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── 一階 空き教室 ──
[ 固く閉ざされた扉を開けば ぐらりと 体重を預けた身体が傾くのも当然。
ほんの一瞬、腹の中で臓器の浮く感覚がして 次の瞬間、床に打ち付けたはずの身体は 想定外の感触をまだ処理し切れずにいる。
…… だから、安楽一記がその部屋で はじめに見たのは、床に敷き詰められたが如く鎖。
道理で倒れ込んだ時に 妙に痛かった筈だと、奇妙に納得を覚える。]
(51) 2018/02/17(Sat) 10時頃
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[ ── それから、鼻につくにおい。
鎖まみれのこの部屋故に、 金属くさいのは当たり前 だなんて 逃避が必要な性格でもないし
またこれか と顔を上げた先、 漸く知った友人の成れの果て>>2:444。]
── ははは 腹の底に何を抱えてりゃ こんな死に方をするんだか
[ 真っ直ぐに立ち上がった安楽一記は 真っ直ぐに鎖の捉える先を見遣って
── なんとなく、100%じゃあなくとも 99%くらいはその筈だ という声を思い出した。]
(52) 2018/02/17(Sat) 10時頃
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[ 其処にいるのは自分だけではない筈だから、
まったく、俺がきれい好きなのを分かっていて こんな死に方をする奴があるものか── とは言わない。
どうせ此れもどこかへ運ぶと言うのなら きっと俺の仕事になるのだぞ── とも。]
…… まァ、しかし 解放されて、良かったじゃあないか
[ 手足のもげた身体など 持ち運ぶのには不便で仕方がなかろうが、
…… この世界。それとも、もっと異なる何かに
最早繋がれてもいない人形ならば、 どこにも連れ出せないということもあるまい。*]
(53) 2018/02/17(Sat) 10時頃
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/* 安楽一記、チップとか予約した時点では別に性格悪くなかったはずなんですけど 入村ロル書いてた時点でも、弟にだけめっちゃ酷いやつってだけだったんですけど、 どこで道が逸れたんだろうと思いながら、ここまで来たら生まれついてひたすら性格悪い奴貫きます
(-16) 2018/02/17(Sat) 11時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2018/02/17(Sat) 11時頃
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[ …… それから、どうしたんだか。
ご覧の通り、淡々と穏やかに この惨状を受け入れこの後を考えた 安楽一記であったから、
やるべきことを済ますべく、 あっさりと動き出したのだろう。
いくら時計の針が止まったって、 俺達は凍りついて止まれやしないんだし。
幾つか言葉を交わすなり、 場合によっちゃ非難されるなりなんなり、 そういう一幕が確かにあったはず。]
(54) 2018/02/17(Sat) 11時半頃
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[ …… なんにせよ、 二つ目の人形をここに置きっぱなし ── という話にはならなかったろうから、
内心げんなりともしながら、 安楽一記は再び他人の血液に触れたのだ。]
…… 守屋を連れてったのと 同じ教室にでも座らせてくるさ
手足も添えてやった方が? ── いや、冗談。勘弁してくれ
[ 人の手足は体重の半分とも言うし、 一人で運ぶのも易かろう と、 淡々と、後片付けを進めゆく。*]
(55) 2018/02/17(Sat) 11時半頃
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弔いや哀悼などこの世に残された者の為でしかない 死んだ奴がその後の世界を知る由もないだろう つまりは存在しなかった未来 滅んだ世界の見る夢
(56) 2018/02/17(Sat) 12時頃
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自分の視野の外の世界だなんて はじめから存在しないのと同じだろう
(57) 2018/02/17(Sat) 12時頃
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安楽一記にとって、 自分の死はすべての終わり 自身が死んだ時点で世界線はぷつりと途切れ そこから先には何にもない
(58) 2018/02/17(Sat) 12時頃
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その個人に認識できない以上、 そんな未来は存在しないのと同じこと
(59) 2018/02/17(Sat) 12時頃
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ひたすらに主観で進む物語 幸も不幸も見えない結末 後日談などなくて構わぬ
(60) 2018/02/17(Sat) 12時半頃
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[ 犯人は罪を犯した人のことで、 黒幕は影から舞台を操る人で、 たとえば、此処が精神世界の中、 とかいうホラーじみた展開ならば、 実際に校舎にあたしたちは 監禁されているのだし、 別に、間違いでもなんでもなかった。
ただ、あたしが認めたくなかっただけ。 向けられる一通りの言葉には、>>2:419 こくん、と頷きをひとつ返しただけ。 ]
(61) 2018/02/17(Sat) 13時頃
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[ たったったっ、>>11 廊下を蹴る音が小気味いい。 ─── 日向ちゃん、て呼ぶ声に、>>12 ようやくあたしは、その足を止めました。 窓の外はまだ、真っ暗で、雪塗れで、 とっても寒そう、でした。>>6 ]
……うん、ごめんなさい あたしが追いかけたって意味ないよね みんなが帰ってくるの、待つことにする
[ 今度はあたしが、きよしくんに 引っ張られて帰ったんだとおもう。 ]
(62) 2018/02/17(Sat) 13時頃
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[ 帰らないひとを待つのは、 ほんとはあんまり得意なことじゃない。
あの日だってそう、 たった3日離れただけ。>>14 いってらっしゃい、を告げた四つ。 おかえりなさい、は結局言えてなくて、 ……でも、いまはきよしくんも 一緒に待ってくれるならと、 素直に引き下がったんだと思います。 ]
(63) 2018/02/17(Sat) 13時頃
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[ そのあと、二人でみんなの帰りを 教室の中の椅子に座って待っていました。 見えない姿は幾つかあったけれど、 あんまりにも遅くなってもと、 きよしくんと帰ってきた男子に託して、 報告のあった保健室へた向かいました。 きっと、女の子の中ではあたしが 一番最後だったかもしれません。 ]
(64) 2018/02/17(Sat) 13時頃
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[ ベッドにも限りがあるので、 ずるずると寝袋を引きずってゆく。 実瑠ちゃんの姿があったなら、 その隣に潜り込むか並ぶかして、 いないんなら椿ちゃんの横に ごろごろんと転がって眠ったのです。
目覚めは、早い。 まだ静かな部屋の中、 あたしはこっそり抜け出して、 寝袋の中に温もりだけを残しました。 みんなの寝顔チェックをしてから、 保健室の外へと出たのでしょう。>>17 ]**
(65) 2018/02/17(Sat) 13時頃
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/* マネキン部屋に鍵かけちゃってほんとごめんのポーズ
そうだよな窓と扉じゃ強度違うわな……。 急いでいるとリアリティが欠けてたいへんよくない
(-17) 2018/02/17(Sat) 13時頃
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[落とし物の黒いタオルは黒岩君のものらしかった。 黒岩だけに黒いタオル……なんちゃって。]
あ、黒岩君のだったんだ。 じゃあ、中にいるのは黒岩君?
[確かにそれなら納得がいく気がした。 この空き教室と一番縁が深いのは黒岩君だろうから。]
え。黒岩君がいるなら、開けてもらえばいいんじゃ。
[ドアが開かないことを確認した安楽君が、ぶち破るなんて言い出した。 教室の窓に椅子をぶつけたあたしの言うことじゃないけど、なにもそんな物騒なことをしなくても。
もしかして、と黒岩君は既に。と考えなかったといえば嘘になる。 だけど、そんな可能性を考えたくなかった。 黒岩君開けてよ、なんて声をかけたら返事が来ると思いたかった。]
(66) 2018/02/17(Sat) 13時頃
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[だけど、安楽君がドアを蹴っても、 体当たりしても、 中から返事は聞こえなかった。
返事の声よりも先に、安楽君の体がドアを壊してた。]
(67) 2018/02/17(Sat) 13時頃
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── 前日譚 ──
[ ………… 、 そうだ死のうと思い立った。 そのためには準備が必要であった。
方法は慎重に選ばなければならない。 失敗してしまっては目も当てられぬ。
列車に飛び込めば助かるのは 十人に一人と言う。
比較的良い数字にも思えたが、 高校にも徒歩で通っている身。
日常に何ら関係のない場所で死ぬ等 あまりにつまらぬ結末だと思った。]
(68) 2018/02/17(Sat) 13時半頃
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[ 色々と考えたが、結局 高所から飛び降りる事に決めた。
二十メートルあればほぼ死ねると言うが 二十メートルの高さにも心当たりがない。
家の病院から飛んでやろうかとも思ったが、 そこまで家に思い入れもなかった。
…… 学校からというのはどうだろう。
高さは全く持って足りちゃあいないが、 終わりを迎える場所としては面白いような気がした。
幸いな事に、グラウンドの真上を避ければ 正しくコンクリの地面に叩き付けられるだろうし 障害となりそうな樹木や駐車スペースもない。]
(69) 2018/02/17(Sat) 13時半頃
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[ 三、四階の高さから飛ぼうとする場合、 発見が遅れる事が非常に重要になるらしい。
それから、飛ぶ時の姿勢。大雪の日を避けること。
誰も外を歩きたがらないような寒い夜、 遺書もなく屋上から飛んでやろうと決めた。
即死が叶わなかった時や 土壇場で足が竦んだ場合を考えて 或る薬をくすねておいた。
飛ぶ暫く前に飲み下すことにしよう。 気分が高揚していりゃあ少しはマシだろう。]
(70) 2018/02/17(Sat) 13時半頃
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[ …… 家族は俺に寛容である。 目下の問題は、長男が高校生になって 医者になる気など更更ないと言い出した事であり、
其奴が探偵ごっこをしていようが、 死ぬ段取りを整えていようが、
同級生の噂も、与えられた謎のヒントも 計画された終わりも、全て視野の外であるから 彼らの世界に存在等しないと同じこと。
家業に興味が芽生えたのならば幸い と、 すこぅし浮足立って遠巻きに見ているくらいだ。
俺が死に、管理の杜撰さが昭らかになれば その後の家は大変な展開を迎えるのだろうが、
その時俺は死んでいるのだから関係あるまい。]
(71) 2018/02/17(Sat) 13時半頃
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死んでしまえば終いにもなるさ 俺が死ぬってのはつまり、 ………… 世界が滅ぶのと同じこと
(72) 2018/02/17(Sat) 13時半頃
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[ …… 時の止まった今を生きる安楽一記に 夜中にコートを着込んでそうっと家を抜け出し、 目を爛と光らせ屋上へと上った記憶など全くない。
しかし、そう言うのは誰も同じ。 まるで自覚のないような顔をして、 一体誰が死のうなどと言ったと騒ぐ。
面白い世界じゃあないか と言う。 口の中はカラカラに乾いている。
まるでミステリの世界。 強運の星の下生まれた安楽一記の人生に どう足掻いたって存在しなかった事件。
面白い世界であるのは事実としても、 探偵見習い、一刻も早く犯人を見つけよ。 名探偵が如く、高らかに笑い指を突きつけろ。]
(73) 2018/02/17(Sat) 13時半頃
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安楽一記はこんな後日譚を望んじゃあいなかった ── と、一刻も早く自身のその手で証明せよ
(74) 2018/02/17(Sat) 13時半頃
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そうして漸く、整合が取れる 嘘など一つもない世界へ還る *
(75) 2018/02/17(Sat) 13時半頃
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[勢いよく安楽君の体が部屋の中にダイブする。]
安楽君、だいじょう、
[大丈夫かと駆け寄りかけた、あたしの声も足も途中で止まる。 鼻をつくのは昨日も嗅いだサビの臭い。 ドアの向こうには、異様な光景が広がっていた。]
……よくない、よ。
[鎖で覆われた部屋。 鎖に殺された、多分黒岩君だったマネキン。
この世界で死んでも、現実で死ぬわけではないと思うって昨日芽依ちゃんは言ってた。 その言葉が正しいなら、こんな苦しそうな、酷い死に方をして。 それなのに本当には死なないってことになる。
死んでほしいわけじゃなかった。 だけどこんな苦しい思いをして、それなのに死なないなんて、そんなの。]
(76) 2018/02/17(Sat) 13時半頃
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/* 考えれば考えるほど、高槻が自殺したと思うと面白い……境遇的に一番死にそうになくない?? でも、めいちゃんも死ななさそうか。 あのこ、光のオーラに溢れてる。
さて、表はどう動こう。 マネキンの第一発見者にならないことをモットーに動きます。 停滞するのだけは避けたいけどもー、もー。 進くんは日向ちゃんが見つけてくれるでしょう。おそらく。
>>#2 頭寝てた(*ノノ) チャイム鳴って人形なのはここで知るんだった。>>18 まあ、うっすらわかってたことにしてもよかろう……なんたって、創造主ですから。
(-18) 2018/02/17(Sat) 13時半頃
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いいわけ、ない。
[この部屋の、かつての光景を思い出す。 暗くなった校舎内に、灯台みたいにこうこうと灯る明かり。 もう下校時間だよって声をかけにいった。 何度も何度も。
繰り返されるそのやり取りを、あたしは結構楽しんでたんだ。 その部屋で、こんな景色を見たくなかった。]
(77) 2018/02/17(Sat) 13時半頃
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[黒岩君の体は、また安楽君が運んでくれた。 3-3の教室。そこは、黒岩君の幼馴染のいるクラスだ。 黒岩君の座らされる椅子が、彼女の席だったら少し嫌だな。 そんなことを思ったけれど、口を噤んだ。
手足は勘弁と安楽君は言った。 それならあたしが、と思ったけど、結局そうはしなかった。 血に塗れた手足が怖かったからじゃない。 黒岩君はきっと、あたしに触れられたくないだろうと思ったからだった。**]
(78) 2018/02/17(Sat) 14時頃
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/* >>78 そんなことはないぞ(にゅっ
(-19) 2018/02/17(Sat) 15時半頃
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/* 檀への感情の詳しい説明になる、 過去回想エピソードをひとつ没にしたから ちょっと後悔だなあ
生徒会で遅くまで残る晴良はたくさんの友人に称賛されてるけど、 それに比べて龍騎は、幼馴染を放っておいて友達と遊び呆けてる って嫌味を通りすがりのモブとか親とかに言われてた という感じ
檀に対してはいろいろ複雑なんだけど 嫌いではないかな
(-20) 2018/02/17(Sat) 15時半頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2018/02/17(Sat) 15時半頃
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/* そういえば吹き飛んだ手足って描写から、 私は手足がもげて、手足に鎖が絡まってると解釈したのだけど 果たして合っているのか不安になってきた 違ったらごめんよ黒岩
(-21) 2018/02/17(Sat) 16時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2018/02/17(Sat) 16時頃
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―昨日:2年2組メイド喫茶―
[ メイド喫茶の中には誰もいない。 ただ、甘ったるい匂い>>1:360が漂っているだけ。 ファンシーなテーブルクロス>>1:361に丸机。 丸机にはメイド喫茶を思わせるメニューが 用意されていた。
それがどうにもきもちがわるいのは どうしてだろう。 ヒクつく喉はうまく唾液を飲み込めない。 ちららと辺りを見渡した。
だれも、いない。
だれも、いないから、だから。 ]
(79) 2018/02/17(Sat) 16時頃
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[ 不意に後ろへ引いた足を 思い切り椅子目掛けてぶつけてみた。
ガタン!と大きな音を立てて倒れる椅子を見た。
それで何か起きたりする訳でもない。 ただ、何度も蹴り続けてみたわけだが、 壊れることはなかった。 ]
(80) 2018/02/17(Sat) 16時頃
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……は、やっぱ、変なの。キモい。
[ 残るのは足にじんっ、とした痛みだけ。 それが夢でないことを教えてくれる。
だが何度蹴っても壊れない椅子が、 常識を逸して不気味に飾られている。
鬱憤を晴らすどころか却って居心地の悪さを得ながらも、 仄かに混ざるのは高揚感。
ここでなら何したって別に壊れやしないんだなぁ、なんていう。
ちいさな事実を手に入れた、だけ。 倒れた椅子を片づけることなく廊下へ出た。 ]
(81) 2018/02/17(Sat) 16時頃
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―教室―
[ あの後、3階までぐるりと見渡したが、 守屋は見つからなかった。
だが、その他は見つかったから一先ず安心したことを覚えている。 帰ってきた十朱>>2:446に対して ]
心配したじゃん。あんま一人で勝手に動くなよ。
[ と、小言めいたことを言いながら笑っていたのはよく覚えている。 だがそこには黒岩もいたし>>2:431 少しの雑談に混じったのも覚えている。 ]
いつまで此処に居られるんだろうなあ。
[ いつまで此処に居なくちゃダメなんだろう。 そう言葉にしたのに、間違えたな、なんて思ったのは一瞬だ。 鼾につられるようにむにゃむにゃ口を動かす俺は簡単に その日の意識を手放せたのだから。 ]*
(82) 2018/02/17(Sat) 16時頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2018/02/17(Sat) 16時頃
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── 朝 ──
[ 午前五時に、今日も稀好の朝が始まる。
鳥が鳴く声は聞こえなかった。 ただ静かな静寂。 誰かは鼾をかいてたかもしれないけれど。
目を覚まして、もぞりと動いた。 狭い。 寝袋の中だ。 委員長とは違って、キャンプによく行く亀森家の 息子稀好は寝慣れていた。 けれど。
教室で寝るのには慣れていなかった。 見慣れた黒板の、消されていない皆の文字と 目が合って、瞬き。 ]
(83) 2018/02/17(Sat) 16時頃
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[ きっとまだその時は、全員居た。 眠っている姿をちらりと見て 健康的な睡眠を確認してから、立ち上がる。
世話を焼く人は居ないけれど もう眠れそうに、無かった。
昨日ばたばたして行けなかったシャワー室へ 行った後も、どうにも時間はありそうだ。
食事。 作るべきだろうか。 しかし、他人の手料理に拒否反応を出す人間は 思ったよりも多いし、第一購買に食糧が有る。 なら、いいかな、と稀好は思った。
また、時間が空いてしまった。 ]
(84) 2018/02/17(Sat) 16時頃
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[ ぼうとしながらシャワーを浴びて ぼうとしながら着替え終わっても 皆が起きるまで、まだまだありそう。
稀好は図書室へ行こうかな、と思う。 三階にある、図書室。
てくてくと、階段を昇って行って、正面。 図書室より先に見えたのは 演劇部の、部室だった。
稀好は、何気なしに、その戸を開く。 ]
(85) 2018/02/17(Sat) 16時半頃
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[ 四年前。 そう、四年前。 稀好は、姉の学校祭を見に行った。
姉のクラスのカフェも早々に退出し 足を運んだのは、演劇部の公演。 演じられたのは小さな箱ではあったけど この部活に自分も参加すると考えると 稀好は胸が高まって仕方がなかった。
稀好は、演劇部に入りたかった。
中学の演劇部に途中入部も考えたけれど 閉ざされた空間に踏み入るのは恥ずかしく なら、高校からはどうだろう、と考えてた。
興味本位だった。 軽い気持ちだった。 でも、確かな予感があった。 自分もこんな舞台に立つんだろうと言う、予感が。 ]
(86) 2018/02/17(Sat) 16時半頃
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[ 結局その計画も予定も、果たされなかった。
稀好は、皆が起きるまで 自分の居ない台本を、読む。** ]
(87) 2018/02/17(Sat) 16時半頃
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[ 人間観察は何のためか。 全部知りたいのは、誰のためか。
突然だけども、みんなは、 「いやなことがあったら忘れなさい」とか 言われたことがあるんじゃないかな。
別にそれに「うん」って素直に頷かなくてもいいけど、 どんな嫌なことがあったって、 そのままリアルタイムのまま、 記憶が保持される事は、ないんじゃあないかな。
それって普通の事だと思うから、 それを責めているわけじゃないんだけども。
俺の場合は違う。 俺の場合は、そのリアルタイムが今も続いている。 ]
(88) 2018/02/17(Sat) 16時半頃
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[ だから嫌いになどなりたくない。 ほんの一瞬でも脳がそう知覚したら、 俺は許せなくなってしまうだろうから。
困ったことにこれは人類の30%ではなく、 世界を巻き込んで60人しかいない。 なんとも幸運なのか、不運なのか。
少なくとも俺は、 双子の片割れであるあの子が俺に残した、 切っては切れぬ思い出で、呪いだと、 思い続けている。 ]
(89) 2018/02/17(Sat) 16時半頃
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[ それにこの呪い、誰だって理解してくれるもんじゃないことも、 ちゃんと覚えている。
言葉が操れるようになって、 最初に母親に向かって俺が言ったこと。
「ママはどこにいるの。」
俺にとっての母親は、 いつもいつも啜り泣きながら、 いやだいやだと言っていた。
でも、まだ瞼もうまく開かない時から 生まれ落ちた時に感じた温もりと匂いが 今の母親と違うと告げていたから、 持ち得る言葉の限りで説明した。
優しいその人は俺の言葉を最後まで耳にしてくれたけど、 最後は抱きしめながらこう言った。 ]
(90) 2018/02/17(Sat) 16時半頃
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[ 「カイくんのその力は、 ふつうのひとがもってない特別な力なの。 だから、秘密にしていようね。」って。
子供ながらにそれ以来、言いつけをしっかり守った。 俺には理解者などいないのだと覚えた。
まだ、母親の声も覚えているのに、 抱きしめてくれる優しいひとを、 母さんと呼んだ。 母さんは嬉しそうに喜んだ。 ]
(91) 2018/02/17(Sat) 16時半頃
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[ 海の音。青と白。いや、違う。 海の音。そこに広がる赤。
いつもそばにいたあの子。 俺の片割れ。 いつもそばにいないあの子。 俺の片割れ。
胸の中に痛みが走るたびに、 あの子を思い出して、嫌になる。
嬉しそうに笑う母さんが、嫌になる。 あの時から、ずっと。 ]
(92) 2018/02/17(Sat) 16時半頃
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[ だから俺の場合、知っておきたかった。 全部、全部、知っていたら、失敗しない。 嫌いになんかならない。
他人に興味を抱くのは、 俺の中のその人達に対する 肯定的な感情が揺らぎそうな時。
そんな時、注意深く観察する。 理解できなくともその人を知れたら 俺は知覚せずに済める道を探せる。
首を傾げて覗き込んだ瞳の奥の人を。 好きなままで、楽しい記憶のままで、 愛せるから、 だからどうか、失望しない為にも、 幸福で安らかであれる為にも、 みんなが素晴らしい人だって、 夢を見続けさせて欲しかった。 ]*
(93) 2018/02/17(Sat) 16時半頃
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[ でもそれがもう無理だって、限界だって。 そう、薄々気づき始めていたから。
俺の世界を守る為に俺は、――……。
先、越されちゃったな、って、思う。 ]*
(94) 2018/02/17(Sat) 16時半頃
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―昨日―
[ 就寝時間に入る前に、亀森と古守には 放って行っちゃってごめんって 頭を下げたことかと思う。 待っていてくれた人>>64がいたから ただいま、なんて言えたんだけども。 ]
遅くなってごめん。 心配、かけたかも。
[ なんて言葉とは裏腹に軽い音で教室で 待っている二人へ。
[ シャワーはその後に済ませてしまったから 就寝の際、気にする事は黒岩の鼾しかなく。 ]*
(95) 2018/02/17(Sat) 17時頃
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―教室―
[ そうして目を覚ましたのは8時半過ぎ。 唯一まともな寝床がある場所は女子に譲った為に、 快適な眠りとはいえずとも、 寝袋の恩恵に呑気に感動していた。
良い環境とはいえない場所で過ごした朝を迎えるが、そこに姿のない者はいて。 黒板の隅に書き置きを残す>>28 ]
あんまり眠れなかったのか。
[ さて、そいつは誰だろうと探そうとしたが、 不思議なことに男子は、俺以外の姿は既になかった。 ]
(96) 2018/02/17(Sat) 17時頃
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|
…………え。 誰か起こしてくれてもよくない……?
[ 思わぬ展開に呆気に取られながらも起き上がった。
女子は保健室だったか。 特に守屋以外で騒ぎはなかったからこれ以上、 誰か居なくなったとかいう騒ぎはなかったんだろう、と。 それならわざわざ向かう必要はないか、と 考えながらふと思い出す。 ]
(97) 2018/02/17(Sat) 17時頃
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|
…………あ、椅子。
[ 2年2組のメイド喫茶。 蹴り続けた椅子は一つだが、 何個か倒してしまっていたにも関わらず 片付けていなかったもので。
一応、「ちょっと上の階行ってくる。」 と、永谷海琉の筆跡で黒板に残して。 教室を抜き足差し足で出て、 それから二階へ続く階段を目指した。 ]
(98) 2018/02/17(Sat) 17時頃
|
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―二階:メイド喫茶付近―
[ 保健室のある側を避け、ない側の階段へ。 そうして一段、一段、登りたどり着いたのは、二階。 そうしてメイド喫茶が用意された教室に 入ろうとした時だった。
チャイムの音>>#0が聞こえた。 同時に階上から何が倒れる音>>2:454が響く。 それが椅子の類に思えたのは、 昨日の俺に心当たりがあったからに他ならない。
一体、誰がこんな事をしているのか、と。 片付けも結局せず、階段を登り、 三階へと向かった。 ]
(99) 2018/02/17(Sat) 17時頃
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―三階:おばけ屋敷前―
[ 音の出所はどこだったが。 思い出しながら進んだ先、立ち止まったのは 昨日、俺が素通りしたおばけ屋敷の前>>1:501
こんな所から何故? 疑問に思いながらも手をかける。
何の躊躇いもなく開いた奥の光景>>2:455 異様な気配に背筋がぶるりと震えた。
恐る恐ると行った具合に中へと進む。 扉を閉める音がやけに大きく響いた。 ]*
(100) 2018/02/17(Sat) 17時頃
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/* 探偵役は日向ちゃん最適な気がしてしまうワイ。 海琉は双子の演劇の話を知らないから、なぁ。 そこ気づくのは日向ちゃん良いかと思ってしまう。
(-22) 2018/02/17(Sat) 17時半頃
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/* でも今日おられない……のよね? なら申し訳ないけど海琉が見つけてしまおう。
(-23) 2018/02/17(Sat) 17時半頃
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―三階:おばけ屋敷―
[ 中は異様な装飾で満たされていた。
黒の遮光カーテンの上に塗りたくられた赤。 辛うじて残る黒するも、 赤で塗り潰すような光景に頬が引き攣る。
こんな装飾はなされていなかったような気がしながらも、 見渡たした先、力作だと後輩が胸を張っていた墓石>>2:449は 子どものようにも思える落書きが、 クレヨンで描かれていた。
だが、それよりも。 部屋の中心で揺れているものを見た。 それはスクリーンで上映されている劇よりもおざなりな、光景。 ]
(101) 2018/02/17(Sat) 18時頃
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…………、………………。
[ 男子生徒の服装を纏った何かが>>2:456 ゆらゆら、と揺れている。
近くには倒された椅子が沈黙を守り、 首吊り死体が異様な室内で残されていた。 ]
(102) 2018/02/17(Sat) 18時頃
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[ もしも俺がこの場面で 双子が出てくる物語>>1:232を 思い浮かべられていたのなら、何か、 閃くものがあったのかもしれない。
俺はただ、黒のペンキで塗り潰されたような、 そのマネキンを見て。 ]
お前は…………誰だ?
[ なんて、物言わぬ我楽多に問う。 ]
(103) 2018/02/17(Sat) 18時頃
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[ 推理にしてはおざなり。 背格好、髪型を照らし合わせるだけ。 幸いしたのは背格好の方。
俺は男子の平均をいく身長だが、 それを優に超える体格を持つのは、 委員長と十朱が真っ先に浮かんだ。
本当に随分前だけど、 十朱に言ったこともあったっけ。
「そんなに身長あるなら本ばっか読まずに、 バスケかバレーしたらいいのにって。」
無口で物静かで小難しい本ばかり読んでいるイメージから、 大凡想像できない姿ではあるが、 俺の中の安楽にその姿は重ならず、 どちらかというと、十朱の方がらしくは 感じられた、唯それだけなのだけど。 ]
(104) 2018/02/17(Sat) 18時頃
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なに、これ…………。
[ 頭の中で再生されるのは、熱心に 役について、演技について、 芽依に、有川に、語っていた十朱進の姿だが、 ]
こんなの、十朱進らしく、ないよ。
[ 見上げた先。 瞳を凝らした先では、その首に 躊躇いも抵抗も見られず。
まるで自ら望んで命を手放したかのように 思える光景に口元を覆う。
姿形は十朱進のものであるように見えるのに、違和感を得てしまう。 まるで、何かを演じているような、 十朱であって十朱でない何か。 ]
(105) 2018/02/17(Sat) 18時頃
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[ そこまで考えて、やめた。 俺は十朱進の何を知っていたのだろう、と。
問答>>0:396と立ち去る背>>0:607が ゆっくりと再生される。
此れは、何なのだろう。 ただの、マネキン。そう、関係ない筈の。
だのに俺にはこのマネキンがもう、 十朱進のようにしか思えず。 吊り下がる糸すら切ってやらず、 呆然としたまま見上げ、笑った。 ]
(106) 2018/02/17(Sat) 18時頃
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はは、……満足かよ、それで。
[ 答える声が、 止める人間が、 いないことをいい事に、言葉を重ねる。 ]
演技だとしてもそりゃあ、ないだろ。 対抗くらいしろよ。 なんでそんな躊躇いなく死のうとするんだよ。
まるで、自分が死にたかったみたいに。 こんなの、全然、十朱進じゃない!
[ はは、と乾いた笑いが漏れる。 何してるんだろう、という感情と同時に、 湧き上がるのは不快感。
級友に対して思う事がなかった筈の感情。 ]
(107) 2018/02/17(Sat) 18時頃
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…………、みんなに知らせなきゃ、なあ。
[ のろりと動き出す。 頭の中はこう見えてもぐちゃぐちゃなのだが、 見たくもなかった光景は頭の中、鮮明に。 ぐるぐると目が回る中、廊下へと出る。
一箇所に纏めるだとかそんな考え、 思考の中になかったものだから、 階段を下る、下る、下る。 ]*
(108) 2018/02/17(Sat) 18時頃
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/* 鳩ちら。なんですが! 安楽君、屋上から転落の予定ですか!? 丸かぶりなんですけどどうしよう! 昨日の夜に落ちロルもう用意しちゃった…
(-24) 2018/02/17(Sat) 18時頃
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―一階廊下―
[ こういう時、 誰に真っ先に報告するべきなのだろう。
熱心に打ち合わせをしていた有川? 役者と繋がりの深かった古守? 中学から親交があった亀森?
それともみんなを率いる委員長、 若しくは、副委員長?
頭の中で色々な顔が浮かぶが、 一番目に入った人物でいいかと落ち着く。
結果、最初に見つけたのは副委員長>>78 俺はなんとでもない、しかし 何か抜け落ちた顔して告げた。 ]
(109) 2018/02/17(Sat) 18時頃
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おはよう。 十朱、首吊って死んでたよ。
三階、おばけ屋敷の中にいるけど、 どうしよう?
[ 十朱のマネキンだとは告げなかった。 だってあれ、十朱じゃんっていう謎の思考に、 犯されていた、ただそれだけ。 ]*
(110) 2018/02/17(Sat) 18時頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2018/02/17(Sat) 18時頃
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/* 呑気におべんとう食べようかな、と思ったけれど、やめとくかなー。 合流するのが、ベターかしら?
そして、書き留めてたやつをぽいっとできるかもしれない。 りゅーくんでもすすむくんでもいけそう、だ。
(-25) 2018/02/17(Sat) 18時頃
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[ 顔を洗いながら、ふんふんと耳だけは傾け。 冷水で顔を洗って、 備え付けてあったタオルで顔を拭く。 ]
いってらっしゃーい。
[ シャワーに行くという香里を見送る。 シャワー、と思ったら、途端にお腹が空いた。 日常ってやつを身近に感じたせいかもしれない。
そして、もぬけの殻に気がつく。>>65 ]
(111) 2018/02/17(Sat) 18時半頃
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[ チャイムの音は、普段と同じはずなのに、 やけに頭の中に響く。 また誰か──寝袋の主──が人形になったかと、 推測するけれども、香里は同意見ではなさそうだった とも思い返す。>>20 人形になることは、無事に帰還することであると、 椿は前向きに固く信じていたから、 人形化は、悪いことではないだろう。
けれど、閉ざされたこの場所で、 クラスメイトが減って行くのは寂しいから、 チャイムが鳴る意味を決めつけるのは、 まだ早計であると、自身に言い聞かせた。
寝袋の主は何処に行ったのだろう、 伝言板ならぬ黒板を見に行くことにした。 ついでにお弁当の具合を見ようとも。 ]
(112) 2018/02/17(Sat) 18時半頃
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[ 保健室にもしも誰かの影があったのなら、 一言かけよう。 ]
教室いってくるねー。
[ 昨日のお弁当だし、駄目になっちゃってるかしらん、 飲み物はペットボトルが並んでたし、 お湯を沸かして、紅茶を飲んでもいい。
特に一人で行動することは厭うことなく。 進路を阻むものも何もないから、 文化祭の色がない我らが教室まで辿り着く。 けれど、その扉を開くことをやめた。 ]
(113) 2018/02/17(Sat) 18時半頃
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──1階:廊下──
[ 真っ直ぐの廊下の向こうに人が見えた。 確認できるのは、海琉と香里と……、
空腹を満たすのは、後でもいいだろう。 ]
おはよー。 香里ちゃん、シャワー、……
[ 話しかけながら、近寄れば、 すん、と鉄錆が胸の奥まで迫る。 思わず、顔をしかめた。
扉の先は、見るべきじゃない、 と本能が告げるから、それには無論従う。 ]
(114) 2018/02/17(Sat) 18時半頃
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[ 瞬時に、椿の仮説は正しかったのだと悟る。 チャイムが鳴るたびに、人形になるのだ。 そして、死ぬ。 嗚呼いや、順番は逆かもしれないけれど。 ]
……だれ?
[ 主語も述語もないままに、 絞り出すような声で、鉄錆の原因の人物を問う。 ]*
(115) 2018/02/17(Sat) 18時半頃
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/* 全然イメソンってわけじゃないですが、この曲昨夜からきいてる。 猫村いろは/比翼 ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm26607416
(-26) 2018/02/17(Sat) 18時半頃
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/* 夜勤。寝る。解散。
(-27) 2018/02/17(Sat) 19時頃
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/* だれかの心臓になれたならをヘビロテしてるんですけど、 あの、ハイ。椿みゃんのことを〜〜もっと〜〜おしえて〜〜
(-28) 2018/02/17(Sat) 19時頃
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/* おにゃかいたくてねむれなくてちんでる
(-29) 2018/02/17(Sat) 19時頃
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/* 多忙な人が多いよね。最終日大丈夫なんだろうか……。
(-30) 2018/02/17(Sat) 20時半頃
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[あたしに触れられたくはないだろう。そう思ったのは、“なんとなく”としか言いようがない。>>2:43 だけど、鎖に繋がれた手足が痛々しく見えて、せめて外してあげられたらいいのに、と思った。>>2:444 だけど、体を運んでくれた安楽君にそこまで頼めないとも思う。
永谷君の姿が見えたのはそんな時。>>109 あの光景は相当ショッキングだから、無理にとは言えないし言わないけど、頼めないかな。 そう思ったあたしより先に、永谷君が口を開いた。]
おはよう。 あのね、――――……え?
[淡々と永谷君は報告する。>>109 十朱君が、死んでた。>>110]
(116) 2018/02/17(Sat) 21時半頃
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[一つ目のチャイムで、校舎に閉じ込められた。 二つ目のチャイムで、蘭ちゃんがマネキンになった。 三つ目のチャイムで、黒岩君がマネキンになった。]
(117) 2018/02/17(Sat) 21時半頃
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[ああ、あたし、一度に死んでしまうのは一人だけだって、なんとなく思い込んでたんだなって気づく。 全然想像してなかった。欠けるのが一人じゃないなんて。
椿ちゃんが来たのはそんな時だったかな。>>114 あたしは一度床に目を落として、永谷君と椿ちゃんの顔を交互に見る。]
黒岩君が、マネキンになってた。 体は、安楽君がまた蘭ちゃんと同じ教室に運んでくれたんだけど……その、手足、が。 まだ、残ってる。
[椿ちゃんはドアの向こうを見ないようにしてる。 その様子に、こっくりした。]
結構きつい光景だから……。 無理して見ない方が、いいかも。
(118) 2018/02/17(Sat) 21時半頃
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[それで、と永谷君に向き直った。]
お化け屋敷で、十朱君がマネキンになってるの? まだそこにいる?
[こんなことに感情なんかこめられるもんか。 あたしの声も、努めて淡々と事務的になってただろう。]
できるなら、みんな同じ教室に運んであげたいけど。 3階か……ちょっと遠いね。
[十朱君は身長が高いし、運ぶのはきっと骨が折れる。 また安楽君にお願いするというのも、ちょっとあんまりだろう。 委員長だからってマネキン担当みたいな扱いはあまりに申し訳ない。]
(119) 2018/02/17(Sat) 21時半頃
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とりあえず……見に行ってみよう、か。
[でも、愉快な光景じゃないのは間違いないし。全員が見る必要もないとも思う。]
あたし、行ってくるけど。 椿ちゃん、行く? 教室に報告に行ってくれても助かるし、無理しなくていいよ。
[そんなことを言いながら、内心少しおかしく思った。 あたし、まるでしっかり者の副委員長みたい!
抱え込まないようにねって昨日芽依ちゃんに言ってもらったことを思い出した。>>40 大丈夫だよ。こんなことでも、人のために動いている間は、自分のことを考えなくてすむ。 自分のためにがんばるのはもう限界でも、誰かのためならまだもうちょっとがんばれる。]
(120) 2018/02/17(Sat) 21時半頃
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[しっかり者の副委員長は、3階へと向かう。 椿ちゃんも一緒に行くなら、手をつなごっか? って右手を差し出した。*]
(121) 2018/02/17(Sat) 21時半頃
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/* >>120めっちゃ良い子じゃない……???? PLは涙が出そう。 わがまま自己中の高槻に見習ってもらいたい。
(-31) 2018/02/17(Sat) 21時半頃
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— 自宅:自室 —
[ギシ、という軋みの音で覚醒する。
手作りした木のベッド。 見た目は無骨だが、慣れてしまえばどうということはない。 それの上で仰向けになって寝ていた。]
………………。
[夢を見ていた。 あまりにリアリティがあって、奇妙な夢。
死ぬ前の後悔とかそのへんの何かが見せたのだろうか。 オレの罪悪感を最大限に誇張したような、幻。
……ああ、きっと幻だ。 背中に服がくっくつほどの大量の寝汗が、気持ち悪い。]
(+3) 2018/02/17(Sat) 21時半頃
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[どういう風に死のうかと考えていた。 できれば苦しまずに、なるべく痛くない方法で。 そう希望するのは、甘えだろうか。
暗澹とした頭の中を掻き混ぜるように、髪をぐしゃりと掻いて、 肺の中にある悪い空気みたいなものをいったん吐き出す。
部屋の電気は消していた。 だから、真っ暗な部屋にチカチカと点滅する何かに気付く。 スマホの着信のようだ。
気怠い動作で画面を開く。 守屋からの連絡。珍しい。 そういえばアイツ、夢の中で血まみれのマネキンになっていて、運ぶのも大変だったな……と。]
(+4) 2018/02/17(Sat) 21時半頃
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……高槻 椿が。 自殺しかけて、今は病院に。
[簡潔な内容にまとめられていた文面。 それの意味を理解して、寝ぼけた眼を開く。
あれが、……夢じゃなかったとしたら。
アイツが? うきうきした様子で、メイド喫茶に行ったりして、 楽しんでいたように見えた、高槻が。
オレよりも先に、自殺しようとしたってか。]
(+5) 2018/02/17(Sat) 22時頃
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/* 高槻が一番言いそうなこと。 <なんで人形を集めるのー?
PLがね、基本攻撃的な属性なのが本当につらい。もっと柔らかく生きたい。
(-32) 2018/02/17(Sat) 22時頃
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[ 鉄錆の臭いに気付くのが遅れたのは、 なんだかんだいって、動揺してたから。 告げてからは段々鼻に付くものだから眉間の皺を寄せていた。
そんな時だったか。高槻の姿>>114が見えたのは。 壇が俺たちの顔を交互に見渡す>>118 それから少ししてか。 壇から語られたのは、 ばらばらになった黒岩のマネキンの話だった。 ]
…………へえ。 なんか、随分と、違うんだな。
[ まだそれを目にしていないから、 無残な姿であろうと声は遠い。 それでも脳裏に灼きつく首吊り死体について尋ねられれば>>119 あまりにも物分かりのよう様子に乾いた声が漏れた。 ]
(122) 2018/02/17(Sat) 22時頃
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…………それ、意味あんの?
[ 肩が揺れる。それから少しして、笑っているんだと理解した。 ]
あのさあ、一応俺、釘刺してるつもりなんだけど、 態々見に行って確かめるとか、マゾなわけ? そうして首突っ込んで、しかもみんな 一つ仲良く纏めるってどういう神経してんだよ。
意味、分かんないんだけど。 それ運んでる内に誰かの視界に入るかもとか、考えないの?
[ だった俺からしたらなんで態々無残な、 マネキンであろうとクラスメイトの死体を 苦労してまで運ぶ理由が分からなかったし その結果、誰かの視界に入れさせるような そんな行為を選ぶのかも理解できない。 ]
(123) 2018/02/17(Sat) 22時頃
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見たいやつが見ればいいとは思うけど ……わっかんないなあ。 それにあっさり受け入れるんだな。
確かに、守屋のマネキンを見てから、 守屋とマネキンが入れ替わったように、 行方分かんないし。 朝起きたら男子は俺以外教室にいないわで、 意味わかんなかったけど……。
なんというか……しっかりしてんな?
[ 見に行くという壇>>120に、 それも、冷静に指示を出す姿に、頬が引き攣る。 なんでそうして落ち着いてられるんだが、 意味不明で、理解不能。 ]
(124) 2018/02/17(Sat) 22時頃
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勝手にすれば。 俺は、此処にいる。 安楽が一人でいる時、 何か起きたらヤバそーだし。
[ それに今の俺は――壇といたくない。 だが、高槻はどうするのだろうか。 ]
お前はどうすんの、高槻。 わざわざ、見に行くわけ? あんな、真っ赤に落書きされたみたいな 部屋行きたいなら、止めないけどさ。
[ 今度は高槻へと返事を促すよう 視線を向けた。 ]*
(125) 2018/02/17(Sat) 22時頃
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/* 海琉くんが、PLの言葉を代弁してくれてうれしいけど、どうやって返そうかなー。
(-33) 2018/02/17(Sat) 22時頃
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[ 扉から一歩下がれば、中は覗けない。 交互に視線を投げられれば、>>118 何か言い辛いのかなあ、と椿は思う。 ]
龍くんは、ばらばらってこと? ……みない、で、おく。
[ 身体と手足が別けられる状態を、 ばらばらと表す言葉しか持っていなかった。
キツイ状態、ばらばらな状態。 きっと見たなら夢に出てきてしまう。 明日の夢は自殺じゃなくて、誰かに殺される夢だ。 ]
(126) 2018/02/17(Sat) 22時頃
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[ 海琉への言葉で、進も人形になったことを知る。 椿もまたチャイムごとに一人ずつ、>>119 人形に変わるものだと推測していたものだから、 へえ、と力のない相槌を入れてしまう。 龍騎と進、それに寝袋の主、……、 二人以上人形になっているかもしれない。
海琉の言葉に、どきんと胸が跳ねる。>>123 概ね言いたいことはわかるけれど、 責めるように聞こえる言葉が嫌で。 ]
一箇所に集めてた方が、 心の安寧が保てる……?かも? 見たくないなら、布を被せれば隠れるよ。
[ 香里の肩を持つような言葉を紡ぐ。 ]
(127) 2018/02/17(Sat) 22時頃
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[ 真っ赤な落書きとの言葉には、少しげんなりした。 けれど、椿は選択する。>>123>>120>>124 ] 人形は、皆が無事に帰った証だもん。 蘭ちゃんがいるわけないじゃない。
私は、香里ちゃんと行く。
[ なんでか、そう答えてた。 無理をしないでいいとアドバイスをもらったなら、 それに従うばかりだったけれど。 ]*
(128) 2018/02/17(Sat) 22時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2018/02/17(Sat) 22時頃
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[永谷君が、笑い出した。>>123 あたし、なにかおかしなこと言ったかな。 首を傾げて、永谷君に顔を向けた。]
……ああ、そっか。 それは、そうだね。
[言われてみれば、あたしはどうして確認に行くんだろう? 運んでるところを見た誰かが、不快な思いをする可能性も考えてなかった。 そうかあ、そりゃ、愉快な光景じゃないもの。 見たくない人だっているよねえ。 永谷君の言葉はいちいちもっともで、あたしはうんうんと頷いた。 それから、言った。]
だったら、あたしがマネキンになった時は、放置してくれたらいいよ。 目ざわりな場所だったら申し訳ないけどね。
(129) 2018/02/17(Sat) 22時半頃
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[教室に運ぶ。思えば、どうしてそんなことになったんだっけ。 蘭ちゃんの時は、廊下だったから。 教室の前の廊下に放っておくわけにはいかないと思った。
黒岩君の場合は、こんな部屋だから。 こんなグロテスクな部屋に、マネキンだとしても放置しておきたくなかった。 あたしの理由はそんなものだったけど、安楽君はどうしてだろうね。]
言ったでしょ。 あたしの感覚はきっと、一般的じゃあないんだよ。 永谷君の方が、正常なのかもしれないね。
[やることを探して、しっかり者の副委員長であり続ける。 永谷君の“しっかりしてる”という言葉は、きっとほめ言葉じゃないんだろう。>>124]
(130) 2018/02/17(Sat) 22時半頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2018/02/17(Sat) 22時半頃
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[ワーカーホリックって安楽君に言われたことをふと思い出した。 その言葉はきっと正しかったんだろうな。]
うん。勝手にするよ。 不快にさせたらごめんね。
[ここにいるという永谷君に頷いた。 笑って、ひとつ弱音を吐いた。]
“しっかり者”でいないと……自分じゃない誰かのために動いてないと、 ――――気が狂っちゃいそうだからさ。
(131) 2018/02/17(Sat) 22時半頃
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[マゾとまで揶揄されたのに、椿ちゃんは一緒に来てくれると言う。>>128 それは、椿ちゃんの意思なのかな? それとも、あたしの肩を持とうとしてくれたのかな? あたしのためだったとしたら申し訳ないなって思う。 ありがとってちょっと笑って、椿ちゃんに手を差し出して。 十朱君に、会いに行く。*]
(132) 2018/02/17(Sat) 22時半頃
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[外出の装備を整えて、玄関へ。 貰い物の黒いコートを引っ張りだす。 ブーツ……は、そういや大雪なのは夢の中の話だったか。
こんな夜に外へ出ようとするオレに向かって、 母親がどこに行くのかと声をかけてきた。]
……晴良のお見舞いだよ。
[嘘をつく。クラスメートが自殺したなんて、別にそれ自体は言っても良かったが、 自殺というワードを出して、オレが同じことを考えているとは悟られたくなかった。
まだ目を覚ましてないんじゃない、と追求されたが、 様子を見てくるだけだと押し返す。]
(+6) 2018/02/17(Sat) 22時半頃
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「晴良ちゃん、これからが大変だから。 しっかり支えてあげるのよ、龍騎。」
[まるでオレがアイツと婚約しているかのような台詞。 それで押し付けられてきた荷を、親は想像することもないのだろう。 そしてそれは永遠に続くのだ。 これからも。生きている限り。]
……行ってくる。
[振り返りもせず、玄関のドアを開ける。]
(+7) 2018/02/17(Sat) 22時半頃
|
|
「龍汰にも、バイトが終わったら病院に寄ってもらうように連絡しておくから。」
[背後から聞こえてきた追撃に、いらねえよ。と内心で悪態をつく。 母は晴良のことを手厚く心配しているのがよくわかる。 そうでもしないと白沢さんに見捨てられちまうからか。
……もしオレが晴良の目を潰した犯人だと知ったら、 いったい、どんな反応をするんだろうな。]
(+8) 2018/02/17(Sat) 22時半頃
|
|
[向かう先の病院は、安楽のとこの病院だ。 だから、そこにはもちろん晴良もいる。
高槻の様子を見るためにオレはそこへ向かうのだから、 まだ眠っているであろう晴良の病室を訪ねる気は、さらさらない。
アイツの選ぶ結末を見届けるだけ。 それを終えれば、全ての心残りはなくなるだろうか。
夜の道を早足で歩いて行く。*]
(+9) 2018/02/17(Sat) 22時半頃
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/* 現実に戻ってもBADEND一直線風だけど、 これからの墓ロルでなんかあればよし、 なんもなければまあ、ちょっとセルフで考えていることはある
どーするかなー
(-34) 2018/02/17(Sat) 22時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2018/02/17(Sat) 22時半頃
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[ それは売り言葉に買い言葉なのか。 それともうまく伝わっていないのか、 自覚していないだけなのか、どうか。 ]
……縁起でもない。
[ 「あたしがマネキン」「放置」「目障り」
成る程、あんまりに遜られ過ぎると、 俺は煽られているようにも感じるのだ、と 感じる事は理解できた。
なんて、遠い思考で考えた。 ]*
(133) 2018/02/17(Sat) 22時半頃
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[ 高槻のフォロー>>127には、首を傾げる。 ]
心の安寧? マネキンが動き出すわけもないし、 みんなが恨まれる理由もないだろ。 立ち入り禁止の紙だけ外から貼っとけば 解決すると思うけど。
[ ただ、柔らかい言い方に聞こえたからこそ 高槻の言葉に対する俺の返答はまだ、 詰るよりは返答するだけの強さに留まる。
まだ怖がっていたように見える高槻の姿>>126の方が、 壇の言葉>>130を借りるなら一般的で。 その言葉>>131がなければ、一層、 俺は壇への印象を言語化してしまいそうだった。 ]
(134) 2018/02/17(Sat) 22時半頃
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[ 海琉をちらと見て、何か言おうと頭を回転させる。 結局出た言葉は椿がしようとした行動で。
そして、差し出された右手に腕を絡ませる。>>132 ]
……海くん。 教室に紅茶があるから、よかったら淹れて飲んでね。 温かいの、飲むと落ち着くよ。
ううん、こっちの方がいいなあ。
[ きっと、いちゃこらすんな、 とはもう言ってくれないんだろうなあと思って、 椿はなんだか悲しかった。 けれども、二人でそのまま歩き出した。 ]*
(135) 2018/02/17(Sat) 22時半頃
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………一応、扉開けっ放しにしときなよ。 ほんと、あそこ……なんか、不気味だから。
もし、何かあれば戻ってきて。 女子二人で困る事があれば手伝うから。
[ その淡々とした様子が、理性を保つための手段と思えば、 壇の言動が「一般的」に思えた。 だが、あんな事を言った手前、 ついて行くことは忍びなく出来ない。
結果的に壇を送り出す方針を立てるが、 しかし高槻の意見>>128は突飛に思えて 首を傾げた。 ]
(136) 2018/02/17(Sat) 22時半頃
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皆が無事に帰れた証……? 成り代わった、って可能性は考えなくもないけど……、 なんで無事に帰るために あんな無残なマネキン置いて帰るんだよ。
んー……、あれか。 身代わり、的なアレなのか……な。
[ もしや俺たちが実際に体験する筈だった 恐怖体験をあのマネキンが肩代わりしているだとか。 そういった方向の解釈に落ち着きそうな為、尚更理解に苦しみつつも、 ]
なんで高槻お前、そんな確証もって 言えるのかは知らないけど……。
あんまヘンな事ばっか言うなよ。
[ 二人連れ立って行くならば止める事はなく、 空き部屋前の廊下で見送る。 ]*
(137) 2018/02/17(Sat) 22時半頃
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/* うひゃ、失礼。 海くんへのお返事ぴゃっと書いて、3階に連行だー。いぇーい。
(-35) 2018/02/17(Sat) 22時半頃
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[ 高槻のヘンなことじゃないこと>>135には、眉を寄せた。 言外に落ち着け、と言われているのだろう。 気遣いも察してしまえば居た堪れなさが 増すばかりで。
寧ろどうしてみんなはそんなに落ち着いていられるのか、 いや、そう振る舞えるのか理解に苦しむ。 ]
余計なお世話だよ、バーカ。 ……気が向いたら飲むから、とっとと行け。
[ しっしっと犬を払うような手付き。 組まれた腕だとか、こうして三人佇む光景は、ほんのすこし前 確かにあったものだというのに。 同じ言葉は出なかった。
そうして、別れる道もまた異なる。 上に向かうのは二人。 俺はその場に立ち尽くすだけ。 ]*
(138) 2018/02/17(Sat) 22時半頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2018/02/17(Sat) 22時半頃
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── 一階 空き教室 ──
…… へえ、そうか? けれど雁字搦めよりマシじゃないか ここに繋ぎっぱなしだなんて 犬じゃああるまいし
…… それに 宙ぶらりんのまま長居する方が 俺には苦痛なように思える
[ 手始めに思い至った容疑者は消えた。 不格好なマネキンを抱える。
……正直、この行いには 昨日二人掛かりで人形を運んだ時以上に ぞっとするものがあったが、]
(139) 2018/02/17(Sat) 23時頃
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[ …… 安楽一記の理由は何だったろう。
一つ、その方が面倒がないだろう ── というのも、理由になるだろうか。
きっとその方が大勢の気を害さない。 道端で猫が死んでいたって可哀相と言う奴等だ。 こんな状況下、しょうもないことで 文句を言われちゃあ面倒。
あとは── 言った通りだ。 ここに繋ぎっぱなしだなんて、犬でもあるまいし。
これは只の人形でないやも── と、 意識が芽生えた分、愉快なもんじゃあない。 嫌悪感ならあったさ。それとこれとは別の話だ。]
(140) 2018/02/17(Sat) 23時頃
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[ ── ついでに言うなれば、
胴体を運ぶ道中、誰かに会うことがあれば おお、と声をかけ言ってやるつもりであった。
「 やあおはよう、黒岩を見つけたぞ 」 …… 多分、からからと笑い声を立てて。
そんなこともなかったから、 安楽一記は粛々と3年3組の教室に 小さな人形を並べてやったし、
作業を終えた時、 また他人の血を吸った衣服を見下ろし 心底次がない事を祈った。
或いは、次の人形には手足が付いていますように。 それならまだ引きずってやらんこともない。]
(141) 2018/02/17(Sat) 23時頃
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[ ごもっともです、と白旗代わりに、 両手を肩辺りまで挙げる。>>134 椿にまともなフォローはできない。
次のアドバイスは素直に受け取った。>>136 ]
ありがとう。 扉は開けたままにしておくね。 お化け屋敷は、人形いなくても怖いもんね。
[ すん、と息を吸えば、鉄錆がやっぱり鼻に障る。 真っ赤な落書きは血なのだろうか、と想像し、 ぞわりと背筋に寒気が走る。 ]
(142) 2018/02/17(Sat) 23時頃
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[ 前向きな仮説>>137は、 受け入れられなかったらしい。 ]
詳しいことは知らない。 けど、きっと、 蘭ちゃんも龍くんも進くんも無事だよ。
[ ヘンなことを言うなよ、と言われても、 椿の仮説は、椿の中では100%正しいのだから、 無茶な注文だ。
そうして、香里の手をとる。>>135>>138 追い払われる手つきに、肩で笑って答えた。 ]
(143) 2018/02/17(Sat) 23時頃
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/* んんーー安楽くんの頑張りは数度に分かれてる感じだった……? 動きを狭めてしまって申し訳ない感じある……。
しかし誰に絡もう。 誰が今いるんだろう。 図書室に亀森くんがいるのは理解してるけどいないよね……?
(-36) 2018/02/17(Sat) 23時頃
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── 一階 廊下 ──
[ 誰にも会うことのなかった安楽一記は
笑ってはいなかったし 怒っている訳でも泣いている訳でもなく、 ただ機嫌の悪い仏頂面ではあった。
── そうして、次に会うのが 女子であるとか、誂い甲斐のある亀森であるとか そうであれば、笑顔の一つも作ったのだろうが
そこに突っ立っているのが永谷>>138であったから、]
…… おまえ、そんな所に突っ立って 一体何をしてるっていうんだ?
[ 綺麗好きの委員長は、眉を顰めて首を傾ぐ。*]
(144) 2018/02/17(Sat) 23時頃
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/* 回想のお返事→日向と亀森に
(-37) 2018/02/17(Sat) 23時頃
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―一階廊下―
[ 二人を送り出し、 空き部屋近くの廊下に足を運んで暫く。 お目にかかった人物>>144に眉が寄る。 影での苦労>>141を壇越しに小耳に挟んでいたもの、 実際その汚れを見て最初に思った言葉は ]
……ぅわ、汚ったねぇ。
[ その格好に対する感想であり、 不機嫌だと言わんばかりの仏頂面には 言葉を間違えた後悔が浮かぶが、 開き直ったように、口を開けた。 ]
(145) 2018/02/17(Sat) 23時頃
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なにって、見張り。 一人でいたら何が起きるか分かんねーから。 ちなみに壇なら高槻と一緒に三階の おばけ屋敷の所にいる。 そこに十朱のマネキンがあったから。
壇はお前が黒岩のマネキン運んだ場所に 纏めるんだとさ。
[ 掻い摘んで今まで起きた事を伝えつつ、 当初は顔を洗うつもりでぶら下げてた――今では意味がなくなっていた――タオルを差し出す。 ]
(146) 2018/02/17(Sat) 23時頃
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手、拭けば。 シャワーに行くにしても、その格好は、ちょっと。 委員長の無事も見届けたし、 俺は亀森でも探そうかと思うよ。 男子、俺以外誰も教室にいなかったもんで。
[ 次なる指針を立てつつ、 ふと気になった事を尋ねる。 ]
……黒岩……とはいってもマネキンだけど、 もう、いいの?
[ 死んだ、訳ではないにせよ。 なんだかんだ仲が良さそうな気がしていたが、 この場を離れてもいいのだろうか、と。 些か踏み込んだ事を尋ねつつ、 俺に対して愛想の良さも見せない男だ。 機嫌を損ねたら潔く撤退するつもりで。 ]*
(147) 2018/02/17(Sat) 23時頃
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──道中:3階へ──
[ 腕を組みながらも、廊下を真っ直ぐに行って、 階段を二階分上がる。 会話がないのもさみしいから、椿は話しかける。 ]
私ね。 ……人形になったら、死ぬんだと思うんだけど、 香里ちゃんはどう思う? 逆かなあ? でも、それだと死ぬ時に意識あるから痛いよねー。
[ 話しかけた内容は、マネキンについて。
お化け屋敷の話の方がよかったかなあ、と、 今日も楽しげになる音楽に意識をとられながらも、 椿の仮説について、言葉にした。 ]*
(148) 2018/02/17(Sat) 23時半頃
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─ 回想 脚本家と ─ 良かった
[ 気にしてない>>2:353という日向ちゃんにホッと息を吐いた この口調のせいで喧嘩になる事も多かったから。 あまり話したことは無かったかもしれない、けれど素直で暖かくい、物語の才を持つ人を羨ましそうな目で見ていた事はあったかもしれない ]
(149) 2018/02/17(Sat) 23時半頃
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ハッピーエンドだね あたしもそういうの、好きだなぁ
諦めず手を伸ばせば 最後は希望を掴める筈…
…なんてね、現実 甘くないけど、物語の中で位 幸せになりたいじゃん?
[ 如雨露で教室の花に水をやる日向ちゃんは 暖かくて窓から降り注ぐ暖かな光と とてもよく似合っていた ]
(150) 2018/02/17(Sat) 23時半頃
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これだけ皆頑張ってるんだもん
あたしたちの物語、 きっとハッピーエンドにしようね
[ そうでなきゃ割に合わないもん なんて笑った 麻依の姉≠ナはなく、只のあたしとして。]*
(151) 2018/02/17(Sat) 23時半頃
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─ 回想 海琉 ─
よく分かってるじゃん
海琉には、多分だけど 特に見られたく無かったかもね。
[ 困ったような声に>>2:122 ふ、っと笑って肯定を返す
あ、ここは否定するとこだった? ぼやんと考えるけれど あたしと同じ位、あの子の事を 分かってる様子を見て 何となく悔しいから取り消さなかった。 ]
(152) 2018/02/17(Sat) 23時半頃
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[ あの子が伸ばした手の先に 希望を掴む事は無い あの綺麗な夕陽の中で もうすぐ陽が沈むと悟っていたから。
夕陽が綺麗だね? あの子がそう言いたかっただろう 夕陽は今日も美しい ]
(153) 2018/02/17(Sat) 23時半頃
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…、そうだね あたしたちはきっと 変わらない。
でも変わりたいとも思うんだ 記憶のまま変わらないのは きっと、苦しい。
[相方を失くした双子の片割れ でなく一人の高校生≠ニして 相方を忘れる事はできないけれど 前に進む事は出来るから
空を確かめるように背を向けたままに 海琉の手>>2:124の行方も 笑う顔も見る事はない ]
(154) 2018/02/17(Sat) 23時半頃
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( あたしたちは、生きる限り変わる。 変わり続ける
でも、どうかそれを寂しいと 思わないで。 )
(-38) 2018/02/17(Sat) 23時半頃
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バーカ。 強がらずに居て いきなり泣いたら困るでしょうが
[ 「強がらなくて良い」>>2:124
今度こそ空気の読めた花丸印>>2:125 なんだか求めていた言葉そのものを貰うとつい不貞腐れたような口調で反論してしまう、難儀な性格だ ]
(155) 2018/02/17(Sat) 23時半頃
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…でも、ありがと 海琉が居て良かったわ。
[ ふ、と肩の力の抜けたように 柔らかい笑みを零す
海琉に対して素直に話した記憶は少ないから、明日は雪が降るかもね
彼が罪悪感を抱えていようと 傷を舐めると考えていようと
海琉は優しい。 あたしにとって それだけは確かだった ]
(156) 2018/02/17(Sat) 23時半頃
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だから、グイッと目元を拭うと あの日麻依が伸ばせなかった 腕の代わりを。
否、有川 芽依≠ヘ海琉に手を伸ばす ]
日が暮れちゃうよ ほらほら、かえろ?
[ そう言って夕陽に向かって歩きだした
その顔に哀しみの影は無かった ]*
(157) 2018/02/17(Sat) 23時半頃
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( あの子はきっと───……
なんて事は言わない。その続きは分かるでしょう?
あたしは海琉が生きてて良かったと思う。 それだけよ 。 )
(-39) 2018/02/17(Sat) 23時半頃
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[“自分じゃない誰かのために動いてないと、気が狂っちゃいそうだからさ。”
階段を上りながら、自分が言った言葉を考えた。 それは、確かにあたしの本心で、だけどつっこみどころ満載だと今になって思う。
マネキンになったクラスメイトの確認に行くことが“誰かのため”? 思い上がりもはなはだしい。 あたしは、誰かのためなんて考えてない。 自分のことを考えたくないだけ。 自分のことを考えたくないから、誰かのことを考える。 それは結局“自分のため”だ。
“気が狂っちゃいそう”なんて。 まるで自分がまともみたいに。 あたし、自分で言ったのに。永谷君の方が“正常”だって。 今のあたしが狂ってないなんてなんで言える?]
(158) 2018/02/17(Sat) 23時半頃
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/* 芽依たゃんが天使すぎてアーンって顔してる。
(-40) 2018/02/17(Sat) 23時半頃
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椿ちゃん、あったかい。
[腕を組んだ椿ちゃんに向かってそう言って笑った。>>135 一緒に来てもらうのは申し訳ない。 その気持ちもあったけど、ひとりじゃないというのはやっぱり心強くて。 椿ちゃんが来てくれて、よかったなって思う。
永谷君のアドバイスには、素直に頷いた。>>136 なにしろお化け屋敷だもんね。 黒岩君だって酷い有様だった。 お化け屋敷で首を吊って死んでるなんて、言葉で聞いただけでも恐ろしい。 わざわざそれを見に行くっていうんだから、我ながら物好きだと言われても仕方ない。]
芽依ちゃんも言ってた。 この世界で死んでも、現実のあたしたちが死ぬことはないと思うって。
[永谷君と椿ちゃんのやりとりには、昨日の芽依ちゃんの見解を伝えたけれど、あたしの考えは話さなかった。>>43 正直、さっぱりわからなかったから。]
(159) 2018/02/17(Sat) 23時半頃
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/* 半分寝ながら書き進めてた分が含まれるから、あぁぁぁってなる 色々とごめん 頑張る。
(-41) 2018/02/17(Sat) 23時半頃
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― 3階へ ―
……そんな風に考えたことなかった。
[椿ちゃんの見解に、あたしはぽつっと声を漏らした。>>148 死んだら人形になる。 人形になったら死ぬ。 まるで、卵が先か、鶏が先か、みたいだ。]
あたし、この世界で死んだら、現実世界の自分はどうなるんだろうって、そんな風にしか考えてなかった。 そっか。そういう考えも、あるのか。
[黒岩君の惨状を見た時に考えたことを思い出した。 死んでほしいわけじゃない。生きててくれたら、そっちの方がいいに決まってる。 だけど、こんなに苦しい思いをして死んだのに、本当は死んでなかったとしたら、それって死に損? じゃない? 死の苦しみだけ経験して、生き続けるなんて残酷だ。]
(160) 2018/02/17(Sat) 23時半頃
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わかんないけど……。 そうだったらいいな、って思う。
[あの惨状が人形になった後に起こったなら。 無駄な苦しみを味わわずにすんだということだから。
あたし個人に限定して言えば、そのまま死ぬならそれでいいんだけど。 そんなことは言えなかった。*]
(161) 2018/02/17(Sat) 23時半頃
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── 一階 廊下 ──
──…… まったくだ
[ と、安楽一記は同意の念を込めて言った。 不機嫌そうながら、皮肉っぽく口端を持ち上げる。 特に何を考えた訳でもなく、それが当然だった。]
…… そういや、遂に 俺にも忘れたい記憶って奴ができたよ 友人の胴体を抱えて運んだ
いいか、お前もああなるんなら 絶対に手足を付けたままにしておけよ
[ 小さく肩を竦めて見せる。無茶な注文を付けた。]
(162) 2018/02/18(Sun) 00時頃
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見張り── って、 お前が一人じゃあないか
しかし、そうか十朱もか じゃあ次には三人消えるかもな
[ ふうん と簡潔な説明>>146に頷きつつ、 纏める── という言葉に、眉を寄せた。]
あんな大男を三階から運ぶって?
── 勘弁してくれ、聞いちまったら 手伝いに行くしかなくなるじゃないか
[ 十朱も何でそんな場所で と、 理不尽に責める相手が一人増えた。]
(163) 2018/02/18(Sun) 00時頃
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[ 差し出されたタオル>>146は 有難く受け取る。有難そうな素振りもなく。]
── ああ、借りよう 着替えは流石に持っちゃいないか 全く、何着借りることになるんだか
[ 軽口を叩く。永谷の心情など知らぬから 安楽一記の口調は気安い。
亀森がいないと聞けば、目玉が左右へ揺れ、]
…… ああ、そういや 6時に起きた時、いなかった気もするな まだ出てきていないのか マイペースな奴
途中まで一緒に行くよ どうせ道すがらだろう
(164) 2018/02/18(Sun) 00時頃
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[ 誰もいなかった── というのが嫌味だか、 一瞬そんな気もしたけれど、気に留めず。
歩き出そうとして、投げられた問い>>147。 その意味を一瞬推し量ることができず、 ── 怪訝そうな眼をしていたのだろう。]
…… もういい? 手足まで運べって言うんじゃあるまいな
[ 勘弁してくれ、鎖の絡みついているんだぞ。 そんな事を言って漸く、問いの真意を汲み取って
…… 安楽一記は今度こそ笑った。]
(165) 2018/02/18(Sun) 00時頃
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…… はは、別れの儀式でもして来いって?
そんなもの、死んだ奴には何の意味も持たないし、 俺にだって必要ない この世界じゃ黒岩は死んだ 守屋や十朱にしたってそう、それだけじゃないか
── なんだ永谷、 手を合わせたいんなら、行ってきても良いぞ 数分くらいなら、見張りだって代わってやる
[ きゅう と一層吊り上がる口角が、 永谷の眼にどう移るのか等知らないが 馬鹿馬鹿しい とまでは言わなかった。*]
(166) 2018/02/18(Sun) 00時頃
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/* 永谷、筆早いねん……(とても褒めている)(息切れ)
(-42) 2018/02/18(Sun) 00時頃
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[ 朝起きたのは多分かなり遅かった
それでも一晩ぐっすり寝たら 気分がだいぶスッキリした
気持ちに余裕が出て初めて 男子が保健室を譲ってくれたであろうことに 思い至って、ごめん、と独り言を呟いた
保健室を出ると何かを運ぶ委員長の 姿を見た
「黒岩を見つけたぞ」>>141 そう笑う声を聞いて
あたしはきっと蒼白な顔になったはず やって貰っているのだからそんな資格は無いのに 笑い声に僅か眉根が寄った ]
(167) 2018/02/18(Sun) 00時頃
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[ 嗚呼、確かに。 彼の背には、妙に部位の少ない ヒトの胴体らしきものがあって。
点々と続く血のあとを見れば 現場も分かったはずだけれど あたしは見に行く気にはなれなかった ]
ありがと黒岩君のこと 運んでくれてるんだね
[ そう言って手を貸す気を見せない辺り あたしは冷たい。、 そのままフラリとその場を離れた ]*
(168) 2018/02/18(Sun) 00時頃
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/* 委員長すまんのう……
っていうか永谷の反応マジ有難いというか 永谷のレスポンスが毎回すごい…… ワイ多分アレ書くだけで1日かかる(遅筆)
(-43) 2018/02/18(Sun) 00時頃
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[ あったかい、には、>>159 だって生きてるもん、と笑いながら返して、 よりぎゅうと体を押し付けた。 ]
(169) 2018/02/18(Sun) 00時頃
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[ 女生徒二人で、階段を上がる間を持たせる質問は、 寝る前に椿が疑問に思ったこと。 ぽつりと零れた言葉を皮切りに、>>160>>161 紡がれていく香里の見解に耳を傾く。 ]
そうだよね、そうだったらいいよねー。 一くんは似たようなものだって、言うんだよ。
……現実世界の香里ちゃんは、無事、だよー。 だからもし人形になった時は安心してね。
[ ね、と絡ませた腕をより引き寄せる。
『無事に帰還』のインパクトが大きくて、 現実世界でどうなっているかまでは、 気が回らなかった椿もまた、 そういう考えがあるのかあと感心していた。 ]*
(170) 2018/02/18(Sun) 00時頃
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/* 目覚めた。ら、おにゃかいたくてまたしんでりゅ
(-45) 2018/02/18(Sun) 00時頃
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―自宅/自室にて―
[アラームの音に、意識が浮上した。 やけに暗い視界。身じろぎをしたなら、 ばさり、と紙束が落ちるような音がする。 瞼を刺すような光に、俺は顔を顰めた。
どうやら、台本を読みながら眠ってしまっていたらしい。 頭を振って意識を覚醒させる。 周囲を見回す。そこは良く見覚えのある、 自分の――進の部屋だ。 雪が降っている様子も、ましてや校舎などでもない。]
(+10) 2018/02/18(Sun) 00時頃
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[嫌な、夢だった。首元に手をやる。 当たり前だ。縄なんてあるはずもない。
それでも、いつもの夢より、やけに真実味があって――。]
……?
[アラームを止めた画面に、何か表示されているのに気付く。 電話とメール。差出人は、守屋かららしい。>>+4
その内容に、俺はベッドから勢いを付けて立ち上がった。 コートを手に取りつつ、思い浮かべたのは いつかの会話だった。
(+11) 2018/02/18(Sun) 00時頃
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[人食い魔女なんか出来る筈ない、と。 そんなことを言っていた彼女の方が よっぽど、演技に長けているんじゃないか。鼻を鳴らす。
あぁ、けれども。 あのメールの内容――優しすぎる文面と、彼女の顔は ぴったりと、合うような気がした。]
(+12) 2018/02/18(Sun) 00時頃
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[玄関へ向かう俺を、居間の母が呼び止める。]
……見舞い。 クラスメイトが、怪我したらしいから。
[何となく、自殺未遂だとか、そういうことを言うのが 躊躇われたものだから、当たり障りのない台詞を吐いた。 母の心配そうな顔は変わらない。
けれど、引き留めるようなことはされなかった。 「気を付けてね」と、かけられた言葉に 俺も、大丈夫と頷いた。]
(+13) 2018/02/18(Sun) 00時頃
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……いってくる。
[少しだけ、口角を上げて見せた。そうして、家を出る。
やっぱり、あれは夢なのだ。そう思う。 だって、兄はこんなにも心配されている。愛されている。
俺の意志なんて関係ない。俺は、兄を演じ続ける。 “十朱進”を、生かし続けなければいけない。]
(+14) 2018/02/18(Sun) 00時頃
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[閉じた扉の向こう。 母の口からこぼれた、自分の――弟の名に、 瞳から零れた涙に、
俺が気付くことは、決してない。**]
(+15) 2018/02/18(Sun) 00時頃
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[生きたくても生きられなかった友達がいた。
生きているのに死にたいあたし。
彼女のことを考えると申し訳ない気持ちになる。
あたしの命をあげられたらよかったのに。
そんなことを考えて、自分本位なその考えに、もっと申し訳なくなった。]
(171) 2018/02/18(Sun) 00時半頃
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― 演劇部の部室の近く ―
[誰か居ないだろうか あまり人とすれ違わないから不安になる。
自然と足は香里と勉強していた場所、 3階の図書館に向かい、その近くにある演劇部の部室の近くに居た亀森>>85には会っただろうか]
(172) 2018/02/18(Sun) 00時半頃
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やぁ、昨日は心配かけたね よく寝れた?
…あと、黒岩のこと…聞いた? 安楽が運んでたけど…死んだ、よ。
[ そういえば文化祭では進と役者をやっていたな、 なんて懐かしく思いながら演劇部の部室と亀森の姿を見遣った
黒岩の無残な姿は冷たい氷の塊のように 喉元につっかえたまま。 あたしと同じく怖いものは得意では無さそうだ。 垣間見た無残な姿は口に出さぬまま、言いにくそうに話してみた ]*
(173) 2018/02/18(Sun) 00時半頃
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[生きてるもん、という椿ちゃんの言葉に、うんって頷く。>>169 そっか、生きてるから、あったかい。 だったら温度を失くした死んだ体とマネキンの違いってなんだろう。]
(174) 2018/02/18(Sun) 00時半頃
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[そういえば、結局黒岩君の手足の鎖は外してあげられなかったなって思い出した。 永谷君にはとても頼めなかったし、安楽君にも頼めないし。 亀森君はホラーが苦手だと聞いたことがあったような気がする。 ホラーが苦手な人に頼むほど、あたしは冷血人間じゃなかった。
人形になってから死んでしまったならいいな、本当に。 それなら鎖につながれたままでも、マネキンへの悪趣味ないたずらですむもの。 そんな風に考えたから安楽君の話に思わず笑ってしまった。>>170]
安楽君はブレないね。 似たようなものかあ。
[あんな苦しそうな死に方が、自分に降りかかる可能性だってあるっていうのに、安楽君はどこまでもフラットだ。]
……そっか。あたしは、無事、かー。
[思わず、視線が床を向いてしまった。 マネキンになったみんなが無事でいること。それは喜ばしいと思うけど。 自分の身になってみると、喜んでいいのやら。 だけど、喜んでみせるべきなんだろう。]
(175) 2018/02/18(Sun) 00時半頃
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約束したもんね。 雑貨屋さんに行って、髪飾り見立ててもらわないと。
[あの約束をした時と同じように、肩を寄せ合って。 だけど、昨日交わした約束が、まるで遠い昔のことみたいに感じた。]
だから、ちゃんと帰らないとね。
[ぎゅってあたしからも絡めた腕に力をこめた。 メールの送り主はまだわからない。 ねえ、椿ちゃん。椿ちゃんじゃ、ないよね?*]
(176) 2018/02/18(Sun) 00時半頃
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[ 一記の話で、笑いを誘えたことに満足する。>>175 ここにきて、もしかして笑いを促したのは一記関連だけなのかもと思い、少しは自分で笑える話をしようと思いました。 ]
/* てーれん、てーれん、てれてれてれー 某鮫映画のテーマ曲はPLのお気に入りです。
(-46) 2018/02/18(Sun) 00時半頃
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/* 安楽一記はS(すごく)F(フラット)?
と、壇ちゃんの発言を見るたびに思う辻村ファンです そして鎖の件、思い切り安楽の解釈で喋ってるので 違ったら黒岩も壇もすまぬ
(-47) 2018/02/18(Sun) 00時半頃
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/* あと、これ突然死ある設定だったよな 襲撃か投票で相殺できたっけ ちょっと考えはじめなきゃかなと
(-48) 2018/02/18(Sun) 00時半頃
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[ 一記の話で、笑いを誘えたことに満足する。>>175 似たようなものではないと香里の口振りから、 推測し、ほうと息をついた。 ]
そーだよ。 香里ちゃんに髪飾り見つけないとね! 帰らなきゃいけないよ。
[ 妙に歯切れが悪い言葉も、>>176 視線が下に向いたのは見なかったことにした。
絡めた腕に反応が返ってきて、うふふと椿は笑う。 最後の階段をとん、と上がった。 ]
(177) 2018/02/18(Sun) 00時半頃
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──3階: ──
[ 階段を上りきって、三階へと到着! すこし廊下をいったら、 お化け屋敷の看板が出迎えてくれるはずだ。 人形をみる前に、すっきりしたくて、 椿はまた話を切り出す。 ]
ねえ、香里ちゃん。 誰があのメールの差出人か、わからないでしょ。
……もしかして、香里ちゃん? ううん、ごめんね。 無事かー、って残念そうに聞こえたから。
[ 心当たりもなかったら、 ごめん、とまた謝罪を口にした。 ]*
(178) 2018/02/18(Sun) 00時半頃
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/* みるちゃん大丈夫かなーと念をとばす。もふもふ。
それにしてもこのホスト白々しいにもほどがある。 じ、自覚がないだけなんですー、ひえー。
(-49) 2018/02/18(Sun) 00時半頃
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[ さっきの仏頂面に花が咲く>>162 ]
笑うとこでもねーからな。
[ 多分それも理解しているだろうと思いながらも、 しかし汚れは汚れ。 触りたいとは思えなかった。
しかし触れたい話題は出来た。 ]
その忘れたい記憶は黒岩の胴体を抱えた事なのか、 抱えて付着したものなのか気になるな。
ああなったらまず運んでくれる所に 委員長らしいものを感じだけどもさ。
お前だってああなる可能性があるんだからな。
(179) 2018/02/18(Sun) 00時半頃
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お前がこの世界の主、 犯人である可能性が残されてる限りは。 ついでにそれは同意だよ。 間違っても叩き潰されて死んでくれるなよ。
[ 無茶な質問には同じメニューになる可能性を提示しておこう。 だが、死に方を決められるならとこちらも 無理な注文を一つ。 血が滲むのは見えたが臓器はどうなのだろう。 マネキンになどあり得る筈ないけども、 雑巾が啜った赤はやけに生々しかった。
無い、とは言い難く。 死ぬならどうか静かに死んでくれ、と いやぁ、願っちゃいけない。 とりあえず考える事を放棄した。 ]
(180) 2018/02/18(Sun) 00時半頃
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俺一人じゃ不服? こう見えて運動神経は唯一の取り柄なんだけども。 とはいえ、大した事ないレベルで。
その次は五人って?
[ 勘弁してくれよと項垂れる素振りを見せながらも、 なんだか他人事のようにしか思えず。 ]
委員長ならそう言ってくれると思った。
[ 仕事を引き受けてくれるならば、 任せてしまおうと易々と下がった。 ]
(181) 2018/02/18(Sun) 00時半頃
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[ 手渡したタオルは受け取られる>>164 しかし返却される時は数本下がるだろう。 別に欲しくない。 ]
保健室の予備、何着かはあるだろうけど まだ帰れないならシャワー室で洗って 干すしかないんじゃないか。
[ 瞼を閉じて意識を手放しても 覚めることのない現状に対する適応力を 垣間見せながらも、 あとどのくらいの間、この環境下に 置かれる事になるのか、と目を伏せた。 ]
十朱と亀森は、中学からの付き合いらしいから。 まあ、こういう事だし、 真っ先に知らせた方が良いかと 思ってたんだけどな。
(182) 2018/02/18(Sun) 00時半頃
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[ 途中までの同行に断る理由もなく頷く。 はて、嫌味のつもりもなかったが、 しかし、逆恨みのつもりはある。 ほんのちっぽけで、些細ではあるが。 そんな事よりも、大きな問題>>165があった。
語られる徒然>>166 俺は眉一つ動かさずして耳にしていたけども、 それに対してあんまりだ、なんて 青臭い意見が浮かぶものだから。 ]
……黒岩を見ても、そのマネキンに 何の意味も感じられなかったのか?
[ 半ば信じられないものを見るようにして、 目を見張らせた。 ]
(183) 2018/02/18(Sun) 00時半頃
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なんで、自分には関係ないって顔して 笑えてんの、お前。
つまんなさそうに、流せるわけ。
[ 馬鹿馬鹿しいものには思えなかった。 なんで、だとか、どうして、だとか。 あのマネキンに浮かんだ事は多数あるけれど、 ]
(184) 2018/02/18(Sun) 00時半頃
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他人の死を、見下せるわけ。
[ 理解不能な案件が此処にも一つ。 勘違いや解釈違いを起こしていそうだが、 ひとまずは黙り込んで。
手を合わせるだのには頭を振った。 鉄錆の奥の世界がどんなものか、 想像出来なかった訳でもないし、 好き好んでいく冒険家でもない。
探偵役をやりたいなら誰かに代わってやる。 俺は登場人物Aくらいの役割から 変わるつもりもなかったから、 とりあえず立ち話もなんだと、 分かれ道まで歩き始めよう。 ]*
(185) 2018/02/18(Sun) 00時半頃
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/* わぁお、椿や香里より遅く起きたのに いつの間にか追い抜いて3階来ちゃった(
うん、反対側の階段から登ったんだよ きっと…
(-50) 2018/02/18(Sun) 00時半頃
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/* <制服欲しいの? 何着でもだしてあげる!
(-51) 2018/02/18(Sun) 01時頃
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/* 多分安楽くんのいう探偵役は自分自身か日向ちゃんかな?と思うけども。
(-52) 2018/02/18(Sun) 01時頃
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[この世界に来て、初めてあたしはここから帰ったあとのことを考えたかもしれない。 死ねるのかな、死ねないのかな。 そんなことしか考えてなかったことに気づく。]
そうだね。 楽しみ。
[きっと見立ててもらっても、あたしは滅多にそんなもの使えないだろうけど。 学校内でなら使えるかもしれないなんて思う。 そうやって、生きる理由を探す。 もうちょっとがんばる理由を探す。 椿ちゃんのセンスに期待! なんて冗談を言いながら、3階の廊下を踏んだ。]
(186) 2018/02/18(Sun) 01時頃
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― 3階 ―
[お化け屋敷は何組だったっけ。 うろ覚えだったあたしは、椿ちゃんにちょっと引っ張ってもらったかもしれない。 おどろおどろしい看板が見えてきたタイミングで、椿ちゃんが口を開いた。 あたしもついさっき考えた、メールの送り主の話。 あたしは一度口を開きかけて、閉じて。 そして、ゆっくり口を開く。]
……うん。わからない。
[椿ちゃんには心当たりが全然ないのかな。隣を歩く椿ちゃんの顔をちょっと窺う。 あたしだって椿ちゃんに聞きたい。 聞きたいと思うなら、誤魔化さずに真正面から答えるべきだろう。]
――――正直に言うね。 自分かもしれないって全然考えなかったって言ったら嘘になる。 だけど、多分あたしじゃない。
(187) 2018/02/18(Sun) 01時頃
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[この校舎にいる11人のことを考えた。 みんな一緒に文化祭を作った、大事な仲間だ。 それは間違いないけど、でも。]
校舎にみんなを閉じ込めたのがあたしだとしたら。 多分ね。もうひとりいたと思う。
[麻依ちゃん。あたしの大事な友達。 文化祭の頃、麻依ちゃんはまだ生きていた。 大事な思い出を再現したかったなら、ここに麻依ちゃんがいないわけない。]
……これは、あたしが勝手に思ってることだけど。 おんなじ理由で、芽依ちゃんでもないと思う。
[そう言って、あたしは椿ちゃんは? と促した。]
椿ちゃんは、全然、心当たりない?*
(188) 2018/02/18(Sun) 01時頃
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そうか? こんな状況だ、笑うしかないだろう
天国に悲嘆に暮れる者もいて 泣けど笑えど地獄は地獄
── なら笑って迎え討とうじゃないか
[ 歌うような調子で言った。
人と話せば少しばかりは気が晴れる。 それが自分よりも滅入った奴なら尚更。
調子を取り戻したような顔をして、 安楽一記は笑みを湛えたまま、 彼の興味>>179に首を傾ぐ。]
(189) 2018/02/18(Sun) 01時半頃
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…… その二つを分ける必要が?
幾ら見かけは体温のない人形だって 人を直に抱えて運んだなんて 愉快な記憶になる訳があるまいし
挙句、血液なんて本物じゃないか 他人の体液なんて気色の悪い
ああ、昨日の守屋のもそうか 気付きたくもない事に気付かせやがって
[ ひと目見て汚いと言い放った級友>>179に 酷いわなんてざわめく事もなかろうと思い、 安楽一記は歪に口元の片端だけで笑った。
ああ、話す内に昨日の生温さを思い出す。 腕を擦る代わり、タオルを握る手に力を込める。]
(190) 2018/02/18(Sun) 01時半頃
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── 承知した 精々静かに逝ってやるさ その時が来たんならな
[ と、安楽一記は切り替えるように、 其れらしくにいっと大きく笑った。
確かに、他人の臓器を拾い集める等 考えるだけでも気が狂いそうだ。]
一人じゃ何が起こるか分からんと 言ったのはついさっきのお前だろう
[ 茶化すような言葉>>181は鼻で笑った。]
(191) 2018/02/18(Sun) 01時半頃
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…… 勘弁して欲しいもんだな 誰が血を吸った服を二度も着るって?
食べ物は用意するくせ寝床は足りないし 暖房は効いても、着替えは碌に足りないなんて
この事件の犯人は少なくとも 綺麗好きじゃあないらしいな
[ 生憎、こちとら枕が変わるのも厭なのだ。
そういや今晩も訪れるならば、 またあの埃くさい床で眠るのか と、 考えてまた少々げんなりしてしまう。]
(192) 2018/02/18(Sun) 01時半頃
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[ 道中を埋めるのは矢張り会話であり、 安楽一記は知りもしなかった事実>>182に、 へえ と相づちを打つなどした。
しかし、言葉に返される物が困惑>>183であれば、 前方に向けようとした視線を永谷に移し、]
黒岩は死んでいたよ
……といっても、現実じゃあ 99%生きている筈なんて高槻が言っていたな
[ 安楽一記の知る意味>>183とやらを、 滔滔と繰り返してやれば、その眼は変わるのか。
向けられた視線はそれなりに意外で、 此方だって眉を顰めて答えることになる。]
(193) 2018/02/18(Sun) 01時半頃
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死んだものは仕方ないじゃないか 悼み嘆けば息を吹き返すって?
そんな訳があるか 残った奴の自己満足だろう 自分がそれを受け入れて前に進むための
居なくなった奴はここには居ないんだから 見下すも何も、それだけの事── 違うか?
お前だって手を合わせることもない癖、 一体何を、そんな可笑しな顔をしているんだ
[ そういやタオルを借りたは良いが、 また誰かを運ぶというのならこのまま行こうと、 そんな思考を片隅で行いながら、 じい っと、永谷の顔を見下ろし、覗く。*]
(194) 2018/02/18(Sun) 01時半頃
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/* 安楽氏、元々は「大きな態度のただの人が、小さなことで躓いて死を決意する」だったので、ちょっと頭と運が良いただの人だったんだけど、 やっぱり元々どっか欠けてるのもはあって、それが段々顕著になってる人な気がする
(-53) 2018/02/18(Sun) 01時半頃
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[ あんまりセンスよくないよぉ、と椿は笑う。>>186 なにがいいかなー、ピンかな? カチューシャ? もう少し髪が伸びたら、クリップもいいかなあ。 そんな言葉を続けながら、足を進めた。
お化け屋敷は、1年5組が出し物。>>187 文化祭当日に足を運んだところで、覚えてる。 組んだ腕で少し誘導して、廊下を進んだ。 ]
……うん、わかんない。
[ 同じ言葉を返す。 わからないものはわからないし、 自殺したい心当たりだって無かった。
こちらを見る香里と目が合えば、足を止める。 ]
(195) 2018/02/18(Sun) 01時半頃
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[ 真実の告白に、椿は驚く。>>188 自殺したかもしれない原因が香里にあったんだ、と。 クラスメイトは、誰も死んでしまいそうになんて、 椿の目には見えなかった。 ]
うん。 大切な思い出、かー。
[ 麻依の話を出されれば、軽く目を瞑って。 その存在がいない故に、 香里でも芽衣でもないという推測にふうんと頷く。 ]
(196) 2018/02/18(Sun) 01時半頃
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全然ないよ、って、言いたかったんだけど、 たった今、思い出しちゃった。 [ 次の言葉は、隣の香里の耳許で。 ]
(197) 2018/02/18(Sun) 01時半頃
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芽依ちゃんには、絶対秘密だよ。 ……香里ちゃんも、怒るかも、だけど、 ────私、麻依ちゃんが羨ましかった。
(-54) 2018/02/18(Sun) 01時半頃
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……やっぱり私じゃないと思うけど、 絶対に差出人じゃないとは、もう言えないかなあ。*
(198) 2018/02/18(Sun) 01時半頃
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/* というか、動かしているうちに、 「うまれつき性格の悪い男が、そういう自分に雁字搦めにされてく話」みたいな気がします
(-55) 2018/02/18(Sun) 01時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2018/02/18(Sun) 01時半頃
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/* 今日落ちの人はそのつもりでロルも回して下さってるだろうし、 突然死発生するとしても入れ替えは無しで良いかな もし3dで3人減ったとして、逆に永谷に落ちロル回したいか聞くというのも変か 突然死を想定するのを忘れていたね
(-56) 2018/02/18(Sun) 01時半頃
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/* ベッドがたくさんのゲストルーム増やす???としつつ、香里ちゃんはごめんね。ト書き拾ってたことに気がついた。
みるちゃん……みるちゃん……ファンなのに絡めなくて咽び泣いてる。
(-57) 2018/02/18(Sun) 02時頃
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[ 『女子、保健室で就寝』の文字>>21。 蘭を見つけられなかった焦燥感に駆られていたあたしは、 疲れた足取りで日向よりも前に寝袋へと潜り込んだのだったか>>65。
温かい何かを感じたなら、 欲しがるように身を寄せるだろう。
窓枠に切り取られた白い景色が映り込んだ 灰色の壁の保健室で、 薄れる意識がチャイムの音を聞いた>>#0。 目を覚ましたのは、だいぶ後。]
え………、 誰か起こしてくれてもよくね…?
[ 其処に、まだ芽衣がいただろうか。 それにしても伽藍堂になった部屋に呆気に取られた。 蘭の事を考えると寝覚めが悪いなんて事は無かったけれど。 同じ事を言っている奴がいるとは思いもしない>>97。]
(199) 2018/02/18(Sun) 02時頃
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─ 一階廊下 曲がり角 ─
[ とりあえず自分達の教室に行けば情報はあると理解していた。
微睡みの中ではあったが、 確かにチャイムが鳴ったのは聞いている。 蘭の格好をしてマネキンが現れたのはチャイムが鳴った時だ。 格好つけて法則性という言葉を使うならば、 チャイムは決して無関係ではない筈だ。
此処はどう見ても学校で、 あの録音された決まり切ったチャイムも耳馴染みあるものであるのに、 どうしてこんな物騒な思考になってしまったのだろう。
思い出すのは文化祭の日、 赤が目立つ学校は綺麗に色付いて見えた。 雪の光で白んだ廊下を、今はただ歩く。]
(200) 2018/02/18(Sun) 02時頃
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[ チャイムの音とマネキンの死体。 さて次は何だろう。
十朱が本物の死体が出てくるとも言っていたのを思い出して、顔をしかめた。 会ったら、文句を言ってやろう。 あの後の体調も心配だったから ───
「 そうか、十朱もか じゃあ次には3人消えるかもな」
曲がり角の先で聞こえた声に>>163、 思わず身を隠す。]
(201) 2018/02/18(Sun) 02時頃
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[ " も "って何だろう。 逃避する思考が宣った。 決まっているじゃないか。
十朱は、消えた。
最後に一緒に居たのは、誰だ。]
(202) 2018/02/18(Sun) 02時頃
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[ どの位考え込んでいただろう。 気付いたら来た道を走り出していた。 途中、行き摩りに清掃用のバケツを蹴っ飛ばして、 けたたましい音も聞こえない。 頭の中で何度も何度も反芻するのは、 ひたすら同じ言葉だけ。
" また あたしのせいだ " 」
(203) 2018/02/18(Sun) 02時頃
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[ 中学の頃に仲が良かった友達は、 おとなしくて真面目な子達ばかりだった>>0:885。
交友関係はあまり長く続かない。 仲良くなるまでは早いのに、 仲良くなった途端に離れてく。 所謂、あたしは" 重い "らしい。]
凛ちゃん、 呼び出したのにまた来なかったね。
[ あたしは凛ちゃんの顔を見て笑ってるのに、 凛ちゃんはあたしの顔を見て顔を硬ばらせる。
……だって塾があったから… 小さな虫、蚊みたいな声。]
(204) 2018/02/18(Sun) 02時頃
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声小さいよ。聞こえない。 そもそも理由は聞いてない。
[ 優しい声で言ってんのに、 こっちを見ない凛ちゃんの髪の毛を掴んだ。 痛そう。痛いんだろうな。 此方を向く顔がどんな表情だろうとどうでも良かった。 あたしを見て。 どう見ても笑ってない凛ちゃんの顔を見てあたしは安堵する。 口元に手を当てて微笑んだ。]
(205) 2018/02/18(Sun) 02時頃
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[ 最後に 好き と言いさえすれば 「いいよ」って。
雨上がりの花壇に鞄を落としても 外開きのトイレの扉を足で塞いでも 課題のノートを生ゴミに放り込んでも 何だかんだで、 笑って許してくれてる。
自分で傷つけて、自分で治す。 あたしはあたしでもおかしいとわかってる友愛を、 やっと受け入れてくれる人が、]
(206) 2018/02/18(Sun) 02時頃
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/* よ、よかった〜〜〜!!!! タイミングの悪い村建てでごめんなさいね!
(-58) 2018/02/18(Sun) 02時頃
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[ 終わりは呆気ない。 周りからの「それ変だよ」の一言でまたあたしから離れて行く。 いつも通り相手を責めた。
離れるなら何で友達になったの。 周りに変な事言われたせいだよね。 嫌じゃなかったでしょ? 全部凛ちゃんが許してきたせいだもん。]
(207) 2018/02/18(Sun) 02時頃
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[ 凛ちゃんの目を見た。 何も言えなくなる。]
(208) 2018/02/18(Sun) 02時頃
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[ あ、違う。 これあたしのせいだ。 ]
そう……なんだ。 はは、何にも言い返さなかったから平気なのかと思っちゃった……り、 そんなの…ッ、さぁ……言ってくれればやめたのにーなんて、
[ なんてね。笑ってみたけど、 口端が引き攣った所から動かない。
此方を向くのは潤んだ眼。 敵意と非難と正義を垂れ流す目だ。 身体の奥から嫌な熱がこみ上げる。 首の後ろから、熱が垂れて悪寒がする。 ヒュッと吹き損ねた笛みたいな、あたしの喉。]
………………ごめんなさい……
[ もう、いっそ許さないで。]
(209) 2018/02/18(Sun) 02時頃
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[ 傷つけ合うのも一つの愛だなんていった奴は何処の誰だろう。 あたし達は正しく傷つけ合う関係だったのに、 「夢に見た愛」というものよりも、
「生々しい殺し合い」という言葉がよく似合う。
身体のどこでもない中身が痛い。 お腹、ズキズキする。 別にこれといったイメージはないのに、 明確に死にそうだとは思った。]
(210) 2018/02/18(Sun) 02時頃
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[ 死にそうだとは思ったが、 死ぬのは怖かったから、唯すら逃げた。 ]
(211) 2018/02/18(Sun) 02時頃
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[ 今日の今日まで、 死に損ねた日から続く後日譚。 幸も不幸もないまま時が止まったこの校舎で、 逃げる足は裏方に徹した舞台へと向かう。]**
(212) 2018/02/18(Sun) 02時頃
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[なに言ってるのってあたしも笑う。 この雪の中、タイツを拒否して靴下とローファーをつらぬく椿ちゃんは、間違いなくおしゃれへの意識高い系女子だよ! なんて力説して。 ヘアピンも可愛いのがあるよね。 あ、できれば学校につけてこれるやつね、なんて注文をつけた。 髪を切ったことに効果はなかったけど、でも。 髪を伸ばし始めたら、色気づいたとか勘繰られたら面倒だなあとひっそり思った。
わかんないって椿ちゃんも言う。>>195 その言葉に嘘はないと思った。 だけど、メールの送り主に自覚がないなら、やっぱりそれは椿ちゃんが送り主ではないという証明にはならない。 椿ちゃんが足を止めれば、自然にあたしの足も止まる。 腕を絡めあったまま、じいっと見つめあったけど、いちゃつくなと冷やかす人はどこにもいない。]
(213) 2018/02/18(Sun) 02時頃
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[全然ないよって、あたしも言ってほしかった。>>197 だけど、椿ちゃんはそうは言わない。]
(214) 2018/02/18(Sun) 02時頃
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/* この時間までト書きとか動きとか悩んでおりました…遅いのは罪だほんとに… 心配おかけしました
(-59) 2018/02/18(Sun) 02時頃
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[囁かれた言葉に、目を見開いた。 羨ましかった? 麻依ちゃんが? 性格が? 見た目が? それとも、双子の絆みたいなもの? 麻依ちゃんは、優しくて可愛い、大事な友達だった。 だけど、椿ちゃんが麻依ちゃんを羨むと言われても、正直ぴんとこなくて戸惑う。 怒らないよ、と首を横に振ったけど、どうして? とは聞けなくて。]
(-60) 2018/02/18(Sun) 02時頃
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[自分は死にたいと思うのにみんなには死んでほしくない。 マネキンになったみんなが生きてたらいいと思うのに、あたしがマネキンになったら目覚めなければいいと思う。 あたしは酷く自分勝手でどうしようもないとわかってて。]
……やだよ。 椿ちゃんが自殺なんかしたら、あたし大泣きするからね。 あたしがメールの送り主で、あたしが閉じ込めちゃったのかもしれないって考えたくらい、椿ちゃんのこと大事なんだからね。
[それでも、自分勝手なあたしは、どこまでも自分勝手に。 酷く子どもっぽいわがままを言うことしかできなかった。**]
(215) 2018/02/18(Sun) 02時頃
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/* 壇ちゃんはどこまでもかわいいし、吹田ちゃんのテーマめちゃくちゃ好き(誰かに知ってたって言われそう) ひさびさの村建てでわちゃわちゃしててなかなか呟けてないんだけど 十朱くんの落ちロルめちゃくちゃ好きだし、 黒岩の手遅れ感好き。今更頑張ったなって……言ったけど…… おふたりともマネキンが個性的ですごい素敵よね
(-61) 2018/02/18(Sun) 02時頃
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/* 安楽は黒岩がどうとかじゃなくて 単純にほんと人の肌にべったりくっつくのダメなんだと思う 誰かをからかう意図以外では
(-62) 2018/02/18(Sun) 02時半頃
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俺には仏頂面のクセしてな。
[ どんな顔してろって言うんだろうか。 正直自分でも分かっていないが、 いつもの調子を取り戻した相手>>189を見るとあら不思議。 嫌味の一つくらいはご愛嬌だとばかりに、 笑みを張り付け、返してやった。 ]
何処に引っかかるかどうかがポイントだと思うけどな。 直に触れる事……自体が気に障るなら、 安楽にとって大差はないのかもな。
血が……って、あれ、血糊じゃないのかよ……。
[ その笑みも露骨に崩れ去ったのだが。 知りたくもなかった新事実>>190に ゾワゾワと逆毛立つ。 ただ、血は血でも、区切られた「他人」に 瞬きを数度繰り返し、首を傾げ、 ]
(216) 2018/02/18(Sun) 02時半頃
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お前、なに。潔癖なの?
[ 試しに腕を伸ばして触れようと試みた。 とはいえ、その結果タオルで拭われようものなら、 目を据わらせたのだろうが、悪ふざけは ただ単に最悪な記憶を一瞬でも逸らすため。 内心最悪だ、と感じた事がもう最悪なのだが、 舌打ちをしなかっただけ褒めて欲しかった。 ]
…………お前の世界だとは思えないし、 お前がみんなを好きだ、なんて言ってる 文字はまた、想像出来ないしな。
お前の世界じゃなければいずれ、 死ぬ機会に恵まれるかもだからなぁ。
(217) 2018/02/18(Sun) 02時半頃
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飛び降りだとかもやめてくれよ。 水死にしてくれ。痛いらしいけどな。
[ 自殺を提案するのは、十朱のマネキンを 見たせいもあった。 自殺するタマには思えなかったけど、 そのように提案したのは、首吊りが大いに 影響していたのだろう。
遠慮なく言葉をかけながらも、 自分の心配が抜け落ちていたのは今更だ。 ]
(218) 2018/02/18(Sun) 02時半頃
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犯人が誰かは知らないけど、 俺には何もしてこない気がするんだよな。 たまたま、呼んじゃっただけじゃねーかなって思うし。
[ 特別思入れを持たれる理由も心当たりもない、とばかりに言い切る。 しかし、自分ならどうだったのだろう。 想像して、 やめた。どうしようもない事だったから。 ]
お前は何処の金持ちだよ。 仕方ねーだろ。ちょっとは我慢しろ。
綺麗好きかはさておき、 こういう微妙な極限状況の意図は 分からないけど、 そうやって嫌がる顔見て楽しんでたり、な。
(219) 2018/02/18(Sun) 02時半頃
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にしても、さぁ。 枕変わるくらいで寝られないなら、 保健室から枕貸してって 女子に頭下げて頼めば?
[ 折衷案らしき提案を掲示するが、 このプライドの高そうな男が 態々譲り渡したまともな寝床である保健室 の一部を借りるような事をするのだろうか。
言葉にしながら想像出来なかった。 ]
(220) 2018/02/18(Sun) 02時半頃
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[ 道中を埋めるのは会話だ。 だが、どんな相手であろうと話していると 多少、気は紛れる。
恐らくお互いにお互いからどう思われよう と変わらない位置にあるからか、 安楽相手にはあまり言葉を選んでいなかった。
しかし、やはりあのマネキンは、 行方が分からなくなった生徒のものなのだろうか。 俺自身も確かに十朱らしきマネキンを見たとき、 そのように感じられたけれど、大多数の 意見という影響力は大きい。
とりあえずそういう事、として扱った方が 思考をまとめやすいのは事実であり、 仮定として、 行方の分からない生徒=マネキンの方程式 として扱うことにした。 ]
(221) 2018/02/18(Sun) 02時半頃
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[ しかし、又聞きした高槻の言葉>>193は さらなる謎を生む。 ]
死んでたって事も投げにお前……。
一応、高槻は、 人形は皆が無事に帰った証、 だとかも言ってたよ。
その1%がどうなのかは知らないけど、 みんなきっと無事だって。 それを信じるにしたって、 本当に黒岩自身が死んだかは、確定じゃない。
でも本当あいつ……何を知ってるんだろう。
[ 先程本人から耳にした言葉>>128>>143 少しずつ滲み出る疑問が、疑惑となるまで まだ、静かなものではあった。 ]
(222) 2018/02/18(Sun) 02時半頃
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[ しかし意外そうな顔が意外だ。 ]
そんな言い方、あるかよ。……友達だろ? そりゃあ、仕方なくても他の言い方ないのかよ。
[ 安楽の生き方>>194に俺が何か言えた義理 でない事は分かっているが、 それでも、俺だからこそ厭う事もある。 ]
居なくなったやつが居なくなれば終わりってこと、ねーよ。
[ 眉を寄せたまま、頬が引き攣る。 安楽一記は俺にとっても尊敬できる所を 沢山持っている級友でもあった。 暗記は得意であっても、応用の効かない 数学だとかを教えてもらう事も、 体育でアシストしてもらう事もあったけども、 それらが少しずつボロボロ崩れていく。 ]
(223) 2018/02/18(Sun) 02時半頃
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安楽はさぁ、他人の気持ちって、 考えたこと、ある?
俺は、あんまりなかったと思う。 考えたって、分かり合えないし、 俺と他人は違ういきものだし、 分かった気になってるだけだって、思ってたから。
[ この現象を何というのかも、分からない。 ただ、根底が覆っていく瞬間は きっと、こんな感覚を指すのだと思った。 ]
でも……お前がそんなんでも、 俺はお前に限らず誰かが死んだらずっと、残るよ。
お前がどうあれ死んだ奴が残したものは 他人の何処かに残るんだよ。
でも、お前は違うんだな。
(224) 2018/02/18(Sun) 02時半頃
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[ だからもうとっとと俺自身も、終わりたかったのだけども。 それも叶いそうにないし。 傍の級友とは気が合わないようだし。 ]
お前といる時、俺は大概おかしな顔してるよ。 お前と違って俺には事情があるんだよ。 ちゃんと扉越しに後で手、合わせとく。
[ 足早に告げながらも、もう少しすれば 上階に上がるための階段へと辿り着くだろう。 ]
……お前関心がある事って何なんだろうなぁ。 将来やりたい事とか、そういうの、ないの。
[ なんだか、この手の話には打ち負かされそうな気がしてしまって、 意図せず彼自身について尋ねる話題を出す。
いやしかし、何もかもが恵まれているとも 思える男が、画策している計画>>71など知りもしなかった。 ]*
(225) 2018/02/18(Sun) 02時半頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2018/02/18(Sun) 03時半頃
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ははは、なんだ 笑いかけて欲しかったのか?
…… さっき道中で 有川に会ったから朝の挨拶がてら、 黒岩を見つけたぞと言ってやったんだ
お前にもそうしてやりゃよかった
[ もしかすると悲痛な顔でもするべきだったか ── と、安楽一記は今更思った。 俺もそれなりに疲れているのだろう。
今更、血がどうのと言う級友>>216を見て 気でも紛らわせることにする。笑う。]
(226) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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潔癖の奴がいりゃ、 疾うに発狂してるんじゃないか? 育ちが良いんでね、綺麗好きなだけだ
[ ひょいと伸ばされた腕>>217には、 タオルで拭うことさえしなかったものの、]
── やめろ気色の悪い
[ 笑顔のまま一歩退いて詰るくらいはしてやる。]
別に触れない訳でもないし、 …… それじゃあ生きていけないだろう ふざけて戯れ合うことだってあるさ
でも、自分以外の人間にも 体温があるだなんて なんだか気味が悪いじゃないか
(227) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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── ああ、でも マネキンでも変わらなかったなら 何だろうな、単に好きじゃない
[ 恐らくそれは生来の感覚であって、 ただ好かぬもののことを 言葉で言い表すのであればそうなる。]
…… そういや黒岩にも言われたな 俺の世界じゃないだろうと 光栄だ
[ そういうお前は と問い損ねた。 大層趣味の良い注文>>218のせいだ。 愉快そうに安楽一記は笑って受ける。]
(228) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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── 水死! 断崖絶壁も酒も薬もないのに?
お前が寝こけている俺の手足をふん縛って 傍らに水でも汲んでおいてくれるというなら まあ考えてやらんでもない
[ 冗談だと言わずとも これは分かり易かろう。 何かが他人事は彼も同じ>>219。]
大した自信だな 誰に恨まれる覚えもその逆もないって?
…… と言いたい所だが、 単に文化祭に関係の深い奴が 呼ばれたんじゃないか? 遺書とやらにまで記すくらいだ 余程思い入れがあったんだろう
(229) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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[ 分かりやすい冗談>>220── と受け取った。 それには勿論笑ってかえす。「馬鹿じゃないか」。]
安楽一記は三階へと向かう予定であって、 まずは二階への階段に足をかけながら、 永谷の疑問に事も無げに答えた>>222。]
ああ、高槻に 精神世界の話をしたのなら俺だ
初めて知ったらしいから 「ほとんどは無事」と言った所為かもな …… 脳天気な奴、とは思うが
[ 耳障りの良い話が印象に残ったのだと 安楽一記はそう解釈した。前向きは好いこと。]
(230) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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[ それにしたって、 他の言い方>>223と言われても困る。]
── けど、死んだ奴からすれば終わりだ
この世で起きることなんて知る由もない 丁寧に弔われようが墓を蹴られようが 当人にとっては存在しない出来事だ
例えば黒岩── 流石に不謹慎か
今日お前が死んだとして、 お前が好い友人だった事実は変わらないが 明日からお前は何処にも居ないじゃないか
[ じ と見下ろす。真顔であった。]
(231) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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── 俺だって、 今も可笑しな顔をしているんじゃないか?
前にも思った気がするが、 お前の云うのはよく分からない
[ ── 分からない 等と、 人に言ったことがあっただろうか。
ふと思って振り返ってみれど、 安楽一記は運の強い只の人である。 会話一つの仔細を覚えている訳もない。]
(232) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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関心、関心か 向き合うのは病より人の方が面白そうだと 弁護士でも目指そうと── 知らなかったか?
[ 隠してもいなかったからそう聞いた。
切ろうが焼こうが病巣は 表情の一つも見せないから詰まらぬと言えば、 親も眉を顰めた。理解は求めぬ。]
ところで俺も一つ聞きたいんだが、 …… さっき聞き損ねたんだ
[ もう直二階にたどり着く。その前に。 そんなかるぅい調子で、安楽一記は笑む。
数学の課題や文化祭の準備と向き合う時と同じ、 何もない時の緩やかな笑みを取り戻して言う。]
(233) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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事情とやらのあるというお前 その事情というのも気になっているが、 ここを作ったのが自分であるという疑念は? *
(234) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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誰に望まれた訳でもない はじまりもない
(235) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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この性分は生れつき 他ならぬ俺自身が 気に入っているのだから 何に迎合する必要もあるまい
(236) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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所詮は家族 所詮は親 所詮は自分の他の人 似たような血を持つだけの 只の人 それさえないのなら尚更
(237) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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── 人生に、 切れる事ない繋がりなどなく
(238) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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簡単に切れる糸を紡いで 引っ張って、絡まらせて、また繋いで 戯れに笑うのが、人生
(239) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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笑える内が、人生
(240) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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[ その昔、趣味の悪い楽しみがあって
小学校の休み時間にも 鉛筆を握り締めて塾の課題と向き合う級友を クラス皆んなで遊ぼうと、外遊びに誘った。
…… なんだ、そんなの適当に終わらせればいい。 ほら、ここをこうして── 簡単じゃないか! 間に合わないなんて事はないさ、早く行こう ほら、皆んな待ってる。ドッヂボールをするんだ。
要領が良いのも飲み込みが早いのも 頭の出来が良いのも嘘ではないから、 簡単と思ったのも本当で そうして無邪気なだけの顔をして 腕を引いてやるのが愉快であった。]
(241) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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[ わざわざ校庭に出てきたって、 一番にボールをぶつけられる級友は 切ない顔をして外野に突っ立っている。
よく響く声でその名を呼んで、 ぽん と高くボールを放ってやるのだ。
── ほら! やってやれ!
お前なら出来る と、 励ますような声は徐々に増え、
けれど、助けになんかならないから 其奴が意を決して投げたボールは 不注意な誰かに打つかる事もない。]
(242) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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[ …… ああ惜しい、と俺は言う。 至極残念そうに言う。周囲もそれに従う。 数秒後には笑っている。勝負はここからだ と。
外野にぽつんと立つ奴だけが、 遣る瀬無い顔をして俯いている。 影法師と向き合っている。
…… 何の悪気もないこどもの国。 *]
(243) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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安楽一記にとっては天国であった国も 噂に依ると其奴には地獄だったと云う
(244) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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…… 誰もが正義と悪を孕むとして
(245) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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それでも、この世を生きるなら 分かりやすく切り取られる " 正義 " と " 悪 " があるように 勝者と敗者 強いと弱い 天国と地獄 分かりやすく 二面で表すことのできる世界が 安楽一記は嫌いじゃあない
(246) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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そうして仕分けた時 最後に笑う側であれば良しとした
(247) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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安楽一記の人生に必要な信念は ここに記した通りである
(248) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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笑える内が人生 愉快な内が人生 主観に基づき 生まれ持った性分の通り 安楽一記で在り続けること
(249) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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他人からの救いなど必要ないが 自分が赦せなくっちゃあいけない
(250) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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それさえも正義と呼ぶなら拍手を送ろう
(251) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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…… 生きるだけなら易かろう
(252) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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生きるだけなら簡単で どうとでもできるだろうと思った 安楽一記は只の人だが 運は妙なくらいに強かった
(253) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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だからこれは 簡単なゲームに自らルールを課して 少しは面白いものにしてやろうと それだけの事だ それだけの 事だ
(254) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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嘘など一つもない 安楽一記はそういう奴なのだ
(255) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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その通りだ と鏡の中で 力強く誰かが頷く **
(256) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2018/02/18(Sun) 03時半頃
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/* ちょっと平日にいろんな人に絡んで動き切るというのが不安になったので連投すみません
(-63) 2018/02/18(Sun) 03時半頃
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[ 演劇は。 舞台は。 生き物だ。
と、言うことを稀好が知ったのは、五年前。 病弱な王子という役名を与えられて 知らない世界へと放り込まれた時だ。
稀好だって、人並みに演技は出来た。 声を出す。 表情を付ける。 身体を動かす。 台本を思い出しながら、タイミングを計る。 学習発表会だって小学校の頃にあったもの。 それなりに。 そう、それなりに。
だけれど。 素人に頼む程人手不足とはいえ、演劇部。 稀好にだって、厳しい言葉で指導が走る。 ]
(257) 2018/02/18(Sun) 05時頃
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ねえ 十朱、くん
病弱さを見せるためには、舞台でどう動けばいいかな 声や動作は大きく、ってなると どうしても元気っぽく見えてしまう気がして
[ 稀好も、そのときはまだ苗字で読んでいた現同級生に 相談もするくらいには、真剣に取り組んだ。
初めて顔を合わせた時、酷く睨まれ恐縮したけれど 彼の演技を見たから、稀好は聞かずにいられなかった。
稀好が演劇の魅力に気づいたのは、 そのすこし後だったように、思う。 ]
(258) 2018/02/18(Sun) 05時頃
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[ なにがなんでも一回通す。 ミスがあっても、そのまま通す。 として、始まった通し稽古。
ミスをしたのは、稀好だった。
固まる。 動きも、セリフも、停止。 シーンに緊張が走る。 その場にいる誰もが台本を知っていて つまりはミスに気付いていた。 稀好の耳は酷く熱くなった。 恥ずかしかった。 真っ赤な顔をしていると、自分でもわかった。
そうして、当然のように行われたのが、フォローだ。 ]
(259) 2018/02/18(Sun) 05時頃
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[ 稀好の開けた穴を繕うように、 『病弱な王子』を、周囲が覆い作っていく。 ミスを一現象として収めてしまう。
なるほど、と稀好は思った。 演劇は、舞台は、生き物だ。 演者や裏方、監督によって作られ息をする、生き物。 その瞬間瞬間に、命を燃やし 同じ役割を与えられど死ねば終わる細胞のように 全く同じ、など在り得ない、生き物。
舞台は、一人ひとりが独立して 構成されているのでは無い。 全員の解釈を摺り合わせて、 一つの物語を描写するのだ。
面白いな、と稀好は思った。 ]
(260) 2018/02/18(Sun) 05時頃
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[ だから稀好は、もっとやりたかったんだけど やりたいなあと、思っていたんだけど 演劇部には入れないまま、だ。
だって、稀好は忙しい。 母親の世話で、忙しい。 ]
(261) 2018/02/18(Sun) 05時頃
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── 三度目のチャイム/演劇部部室 ──
[ 学校中に響く鐘の音に、稀好は肩を揺らした。
三度目の、チャイム。 つまり八時五十分。 いつの間にか、かなりの時間が流れてたみたいだ。
読みふける間、何度か体勢を変えていたけど ちょっと動かば、身体はばきばき音を立てた。
描かれる幾つかの物語は面白くって また台本の持ち主が加えただろう書き込みには ふふと笑ってしまうものがあった。
ひとつのお話として、読書として楽しむだけで、 稀好は其処に自分が居たら、を考えも、しない。 ]
(262) 2018/02/18(Sun) 05時頃
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[ 台本を元の場所に戻して、 来たときよりも明るい部室で稀好は伸びをする。 改めて見る部室は、結構広くって のんびり寝てみても良かったなあと思った。
からら、と戸を開けて廊下に出れば 稀好はばったりクラスメイトに会う。>>172 ]
おはよう まあまあ、眠れたかな
なに? ……え?
[ 死んでた。 言葉の意味を理解して、稀好は青くなる。 ]
(263) 2018/02/18(Sun) 05時頃
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ちょっと待って、 そんな ……また? 嘘だろ
[ 喉が渇いて、急に現実に引きずり降ろされた気分だ。 非現実的な、現実に。 ]
運んだって、何処に
[ 稀好は、探偵になるつもりはない。 から、現場には見に行かないけれど。 死体を見ない限りには、死んだって信じられなかった。
だって、今朝教室を出る前には 彼はすやすやと眠ってたんだから。* ]
(264) 2018/02/18(Sun) 05時頃
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[ チャイムの音の意味するところ。 其れを、あたしはまだ気付いていません。 気持ち良さそうに眠る顔を、 無理に起こすようなことはしません。 そりゃ、生きてるんだか死んでるんだか わからなければ確認のために、 肩を揺するくらいはしたでしょうけど。 ]
……?
[ 冷たい掌を見下ろしてから、 あたしは、家庭科室への扉を開こうと、 ─── 向こうのほうで音がする。>>50 ]
(265) 2018/02/18(Sun) 06時頃
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[ 掛けられた手はそっと離され、 あたしは音を頼りに其方の方へと 足は吸い寄せられました。 聞こえるのは、複数人の声と、
黒岩くん∞十朱くん マネキンになった
という、端々に聞こえる単語。 階段上へと昇る影ふたつをそっと見送れば、 咄嗟に柱の影へと身を隠していました。 ]
(266) 2018/02/18(Sun) 06時頃
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[ その後、残されたひとつの影。 其れにかけられる笑い声と、 問答の繰り返される言葉を聞いていれば、 もう一つ隠れる影を見つけました。>>201
その子は、まるで逃げるように、 細くて綺麗な脚で駆け出すのですから、 思わず、その後を追いかけていました。 ]
(267) 2018/02/18(Sun) 06時頃
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[ カランコロン、と転がるバケツ。 引っかからないように、 なんとか避けながら向かいますが、 今日こそ追いつくことは、 叶ったでしょうか? ]
み、実瑠ちゃん………!
[ ぜぇはぁ、と肩が上下に揺れて、 追いついたのは、あの舞台の傍に>>212 どうにか到着した頃だったかもしれません。 ]
(268) 2018/02/18(Sun) 06時頃
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[ ─── おとなしいから。そんな理由で、 昔々に虐められたことがありました。 イジメ というのも主観的なもので、 さして、あたしの世界にとっては、 人生が変わるほど大きく 影響するものではありませんでした。 ]
(269) 2018/02/18(Sun) 06時頃
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[ ─── 例えば、両親が居ない。 というのも、理由のひとつで。
─── 例えば、古臭い。 というのも、理由のひとつ。 からかいの対象だったのかもしれません。
─── もちろん、友達がいない。 というのも、格好の餌食だったのでしょう。 ]
(270) 2018/02/18(Sun) 06時頃
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[ だからといって、 あたしは笑顔を絶やしたことも、 誰かを拒絶したこともありませんでした。 そんな事実もまた、拒否らないからと エスカレートする要因だったのかもしれません。
それでも、あたしには、 おばあちゃんが居たのですから、 何も怖いものなどありませんでした。 ]
(271) 2018/02/18(Sun) 06時頃
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[ 古守日向は、 ただいま≠おばあちゃんに告げたなら そのいちにちのことを報告していました。 どんなに心にズシンと来ることがあっても、 おばあちゃんの笑顔が日向の心を溶かし、 悪夢を繰り返さないようにと、 保たせていたのでした。 ]
(272) 2018/02/18(Sun) 06時頃
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[ 古守日向は、 ─── ■■と呼ばれていました。 ]**
(273) 2018/02/18(Sun) 06時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2018/02/18(Sun) 06時頃
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[ 亀森稀好は秘密主義だ。
平常、授業が終わったのならば クラスメイトに別れを告げて早々下校する。 部活には入っていない。 委員会にも。
言葉数は少なくって、話し役より聞き役。 自分の意見を主張するより同調する方。
誰も本当の稀好を知らない。
稀好の全てを知っているのは、稀好だけだ。 ]
(274) 2018/02/18(Sun) 06時半頃
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── 回想 ──
じゃあ、また明日
[ 部活の道具が入った大きな鞄を持つ友人に 軽く手を振ってから、廊下を出る。
廊下で喋っている女子グループや ふざけて駆け回る男子の間を縫って すいすいと、稀好は足早に玄関へ辿り着いた。 ]
(275) 2018/02/18(Sun) 06時半頃
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[ 軽く音を立てて降りる玄関は まだ赤くも無い光に照らされ明るい。
すぐ横を、どたばたと運動部が出て行く。 稀好は大して音もたてず、 コンクリートへ靴を置いた。
そして靴を履き、重い戸を開ける。 学校の時間の、終わり。 ]
(276) 2018/02/18(Sun) 06時半頃
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[ 朝、写メに撮ったスーパーのチラシを眺めて 今晩の献立を考えて、歩く。 冷蔵庫の中身は把握済みだ。 使用するのが大体稀好なのだから、当たり前のこと。
二人乗りの自転車に追い抜かれる。 軽やかなカップルの笑い声が、耳に入る。
はあ、と稀好は息を吐いた。 白く浮かんで、すぐに消えた。 ]
(277) 2018/02/18(Sun) 06時半頃
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[ スーパーは変わらない音楽を流す。 ここで働いたらノイローゼになりそうだって 買い物かごをカートに乗せる稀好は思う。
老人や中年ばかりの店内で 学生服がひとり、特売品を手に取っていた。
鏡になっている壁に、自分の顔が映り 酷く疲れているように見えて、稀好は赤くなる。
偉い、と誰かは言うかもしれない。 恥じることではない、と。 でも稀好にとっては、恥ずかしかった。 頬が照る程に、恥ずかしくって、 だから、そんな言葉に、意味はない。 ]
(278) 2018/02/18(Sun) 06時半頃
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ただいま ……おばあちゃんー、まだいる?
[ おかえり、と母ではない声がして 稀好は、稀好の祖母の滞在を知る。
買い物袋をぶら下げながら、中へ。 食器や洗濯物の片付いた部屋が稀好を迎え その中で祖母は新聞を読んでいた。 ]
今日もありがとう、おばあちゃん 晩御飯は、食べていく?
(279) 2018/02/18(Sun) 06時半頃
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[ 祖母は、稀好の姿を視界に入れると立ち上がり 溜息と共に新聞をたたむ。 「食べない。 もう帰るわよ」 棘のある、声。 不快だと告げる声。
稀好は、困ったように笑った。 ]
(280) 2018/02/18(Sun) 06時半頃
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[ 稀好の父は、施設で育った。 親の顔など一度も見たことが無い。
そんな人間に娘をやれるかと言った祖母と 母親と縁を切ってまで結婚を選んだ母。
姉が死に、父が死に。 母が壊れものになってしまった今 祖母は母の介護をしに家に来る。
一度は縁を切ったと言っても、愛情はある。 世話に来てくれているから、あるはずだ、と 稀好は心の中で、何度か反芻していた。 ]
(281) 2018/02/18(Sun) 06時半頃
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[ 夕飯を作り、母と二人で食べ。 朝と同じ、テレビの音を背に皿を洗う。
大声で笑う芸人の声を聴きながら 勉強がしたいなあと、稀好は思う。
稀好の成績は、緩やかに下降していた。 それはもう、緩やかに、緩やかに。 四年前、こんな生活が始まった当初は まだ。 まだ頑張れていたのだけれど。
高校に入学して、学年が上がって。 難しくなっていく問いかけに 稀好と同じくらいの頭の作りの、 「普通」の同級生たちは勉強時間を増やした。 ]
(282) 2018/02/18(Sun) 06時半頃
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[ 稀好には増やせる時間が、無かった。 ただ、それだけだ。 ]
(283) 2018/02/18(Sun) 06時半頃
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[ 母をベッドまで支えてから、 スマホの電卓を開いて家計簿をつける。
減っていく数字。 少し増えて、減る。 ただの呼吸をしたかったのに 吐く息が溜息のようになる。
途中、友人からメッセージが届いても 返信する気には、全くなれなかった。 たくさん届く通知。 グループのそれが、盛り上がってるようだ。 稀好はそっと、通知を切る。
そうして、後で返そうと思っていても 疲れてかすっかり、忘れてしまう。 ]
(284) 2018/02/18(Sun) 06時半頃
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[ 夜中に、ようやく自分の時間が、とれる。 ]
(285) 2018/02/18(Sun) 06時半頃
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[ ひとりきりの空間。 暗くなった自室で、時々稀好は泣いた。
理由が、原因が、あるのだから 訳もなく、という言葉は合わないけど 本当にふとした悲しさや苦しさで 涙は流れて、嗚咽が止まらなくなる。 ]
ああ っう、うぅー……
[ 唸りながら蹲る姿は、獣みたいだ。 母親に心配をかけないように、声を殺して 頭は空っぽにした稀好は、泣く。
顔面がぐしゃぐしゃに濡れて 本当に酷い顔だけれど、誰も見ないから。 ]
(286) 2018/02/18(Sun) 06時半頃
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[ 母も、祖母も、学校の人も、 誰もこんな稀好を知らないだろう。
稀好だって、自分がこんな人間だって、 こんな状況になるまでは、知らなかった。 ]
(287) 2018/02/18(Sun) 06時半頃
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[ 稀好だって、自分のことで悩みたかった。
すぐ赤くなってしまうのを治したい、とか 身長がもっとあればいいのに、とか。 そんな些細なものじゃなくってもいい。 ついうっかり誰かを殺してしまう、でも 性的暴力を受けてトラウマになる、でもいい。
不幸だとか、幸福だとか、 そんなものは最早笑える位どうでもいい。
稀好は、目の前の現状で手一杯だ。 自分以外の個体──つまり母親のことで 毎日脳と体力を消耗しているばかりなのだ。
この環境が恵まれてても、笑えていても、 稀好は、もう生きているのが辛かった。 いや、生きているかも分からなくって コレが自分である必要が、理解できなかった。 ]
(288) 2018/02/18(Sun) 06時半頃
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[ 今生きているのは、亀森稀好の母を、 ひとりの女性を生かす為のナニカであって 最早それは、稀好である必要は、無いのだ。
弱気で、大人しくて、守られて笑う、 四年前に、息を確かにしていた稀好は とっくのとうに擦り切れて、消えそうだ。
或いはもう、消えちゃったのかもしれない。 ]
(289) 2018/02/18(Sun) 06時半頃
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[ 四年前。 事故直後。 家族の中で一番早く、稀好は目を覚ました。
骨折と、打ち身切り傷だけ。 所謂、運が良かった、というやつだ。
姉は、即死だったらしい。 つい一日前までぴんぴんしてたのに。 告げられた稀好は、意味が理解出来なかった。
父は、三日間生死を彷徨っていた。 治療室に閉じ込められたまま、 顔が見れたのは、死んでからだった。
母は、ご存知の通り、後遺症が残った。 足の小指が少し曲がってしまったけど、 自由に動き回れるのは、稀好だけだ。 ]
(290) 2018/02/18(Sun) 06時半頃
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[ もう一生、こんな生活を送るのかな と、稀好は思う。 ぼろぼろと泣きながら、考える。
一生、ではないことは分かっている。 母が死んだら、それは終わりだ。 でも、いつ死ぬんだろう。
十年後? 二十年後? 五十年後? その間、自分のやりたいことも出来ず、 ただただ母を支える中心の日々を送って 老いてからやっと、自由になるの?
って。 稀好は、泣く。 ]
(291) 2018/02/18(Sun) 06時半頃
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[ 自分の為に死んでくれない母に 自分の人生を、捧げるのかあ。
ふざけてるな、って。 稀好は濡れた顔で、口を歪めた。 ]
(292) 2018/02/18(Sun) 07時頃
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[ 3-4のクラスメイトが思う通り、 稀好は、ちょっと変かもしれない。 稀好の心は、ちょっとずれちゃってるかも、だ。
でも、仕方ないんだ。
恐怖が麻痺して、喜びが動かなくなった。 悲しみは変に壊れたようで、時々痛む。 疲れの先が痺れて、感覚が無くなる。 楽しみからぱきりと、嫌な音がしたのは 一体、何年前の話だったんだろう。 時折電流を流したように痙攣するそれは きっと、形が有れば酷い有様だ。
そうかも、しれない。
稀好の心は、確実に死へと近づいている。 のかも、しれない。 ]
(293) 2018/02/18(Sun) 07時頃
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[ でも、苦しくって、辛くって、 どうしようもなくて彷徨う稀好の足掻く姿を どうでも良いように、世界は回るから。
世界が自分に無関心なら、 自分も世界に無関心でいいかな。
って、稀好は、自分に、許したんだ。** ]
(294) 2018/02/18(Sun) 07時頃
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/* お空明るい!!!!(犬の散歩に行かなきゃいけない)(発熱)(寝てない)(仕事は午後から)(家に帰るの11時くらいなのにおちろる書いてない) ちゃんと設定を小出ししないから〜〜!もうー!!! 熱が上がってて8度とかあったらインフルの疑いで会社休めると思う思いたいので、上がってないかなー!!!!
(-64) 2018/02/18(Sun) 07時頃
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/* 30分だけ寝かせてくれ頼む…頼むよイッヌ…
(-65) 2018/02/18(Sun) 07時頃
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/* 3-4のみんなって死にたがりでなくガチで死にたい人が集まってるからやばいよね〜。 ところで日向ちゃんの虫食いが真面目に分かんない。 だから触れられないんだよなぁ。
(-66) 2018/02/18(Sun) 07時頃
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/* 海琉も相当な死にたがりで思考もぶっ飛びたかったんだけど、 普通の良い子になりつつあって困ってる……けど、 最終日考えるとその方が良いのかしらと悩んでいたりです。
(-67) 2018/02/18(Sun) 07時頃
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やめろよ。気持ち悪い。 [ 事も投げに告げてスッキリした。 基本的に好意を持っている相手の筈だが、 彼の笑顔>>226についての認識は、 この表現が正しい。
嘘偽りない感情の清々しい事を今更自覚しながらも、 有川、の名前に知らず口端が動く。 ]
挨拶のチョーシで言うことかよ。 あいつの反応で遊ぶなよ。
[ どんな表情、どんな態度で告げたのかは知らないが、 それなりに俺も疲れているようで、 それ以上の追撃を送ることはなかった。 ]
(295) 2018/02/18(Sun) 10時頃
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[ 一歩退かれると三歩くらい詰めたくなる 性を今発覚したが、止めておく。 こんなに口が悪かったっけ>>227と 考えるが、今更だ。 ]
育ちが良かろうが悪かろうが、 同じ人間だろ。
お前だって素っ裸の血塗れで 母親の胎から生まれたんだし。
死体愛好家でもないのだろうとは思うけど、おかしな奴だな。 他人を気味悪がるなら最初から、 愛想なんか振りまかなくてもいいのに。 お前の距離の取り方は、ヘンだ。
(296) 2018/02/18(Sun) 10時頃
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[ マネキンだろうと人だろうと。 苦手だとその感覚があるならばと>>228
触れられるのは厭う避けるくせに、 その癖して他者との距離は近くある男に 矛盾ばかり感じるもので。 ]
証人が二人か。心強いな、安楽。
[ 黒岩となら語り明かせたのだろうか。 なんて今は出来そうにない考えが 浮かんでは消えた。 ]
(297) 2018/02/18(Sun) 10時頃
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縛り易くするために縮んでくれ。 運ぶだけでも苦労しそうだ。
[ 軽口>>229には軽口を。 幾分かマシになった顔色で、口は弧を描く。 考える気もない癖にと内心吐くが、 俺が彼を手にかける熱量がないと同じだけ 恐らくそこに対する熱量はなく。 ]
お前と違って逆恨みされる敬意がない。 平凡で普通は紛れるからな。良い事だ。
……とは言え、そうかもな。 昨日、十朱が言ってたんだけどな。 体育館のデカいスクリーンで流れてるのは、 みんなが作り上げた舞台、なんだと。
あのメッセージ送ったやつからすると、 クラス一致団結で作り上げた劇≠ヘ よっぽど思入れがあるんだろうな。
(298) 2018/02/18(Sun) 10時頃
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だからといって、そいつがやってる事は その思い出の上書き、 それも悪い意味で刻んでるようにしか、 思えないけど。
[ 此ればかりは本人を突き止めねば、 進まぬ話だろうと黙った。 ]
(299) 2018/02/18(Sun) 10時頃
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[ 分かりきった冗談の応酬>>230 「その馬鹿が見たかった。」と返すが その光景が見られる事はないのだろう。
だがそれは気に留めず、 高槻と安楽のやりとりに耳を傾けた。 ]
んー……、そう、なんだ。 それにしてはなんか、確証ある言い方 みたいに聞こえた、んだけど……。
[ その時は気のせいだったのかと解釈した。 だから俺の中でも高槻は、 能天気なんだろう、と位置付けた。 ]
(300) 2018/02/18(Sun) 10時頃
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[ それにしたって、 俺の言葉に困られたって困る>>231 真顔で見下ろされるとこの男の長躯を 意識せざる得ず、眉間に皺が寄るが、
とりあえず考えた。兎に角考えた。 どうして俺がこの男の為に此処まで工面 しているのだろうか。
仲良かったっけ。 考えて思い至った。 「好い友人」というワードに釣られただけ という事にした。 ]
確かに俺が死んだら、俺の世界は終わり そのあと続く世界も知る術もない。 ある意味、何もかもに初めて縛られずに済むんだ。 自由、だとすら思う、よ。
(301) 2018/02/18(Sun) 10時頃
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[ だから俺も解き放たれるさいごの刹那に 魅入る事だってあって、 実際、色んな我慢だとかが、そろそろ限界だったから、 先越されなきゃ、俺が、なんて思ってたくらいなのだけども。 ]
だからって、残ったお前が、 そんなあっさり切り捨てるなんて、 お前、人のこと愛したこと、ないんだろうなぁ、って。 思っちゃったんだよなあ。
[ 偉そうな事を言いながらも、 愛だとか絆だとか、目に見えないそんな 繋がりを俺自身がまっすぐ受け止められる わけでもなかったけども、 ]
(302) 2018/02/18(Sun) 10時頃
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俺、お前が死んだらつまんないよ。 死んだら関係ないとか言って勝手に 死ぬくらいなら、止めるかもな。
他人の死という選択肢を我儘と自己満で なんとか剥ぎ取る勢いで。
そんくらい、関係あるよ。
まあ、俺は早く死にたいから、 俺が死ぬまでの話だけどな。
[ サラサラと自分勝手な事を告げる。 それはどこに放り込んでも適度に我慢して 適度に自己主張して生き抜いていきそうな そんな生徒からは離れていただろうけど、
じ と見上げる。真顔であるが、 論点ズレたな、なんてぼんやり思った。 ]
(303) 2018/02/18(Sun) 10時頃
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可笑しな顔してるのはいつもの事だろ。 気になるならよく見てみたら いいんじゃないか。
その言葉を貰うのは二度目だな。 お前はいっつも俺が分かんないし、 俺は、いっつもお前が分かんない。 まるで、進歩がない。
[ あの時の会話も台詞>>1:304も覚えている。 だが、安楽は普通の人間なのだ。 忘れていても仕方のない事だ。
寧ろ欠けらでも残っていた幸運に安堵すべきなんだろうが、 仄かに手のひらに転がる残滓が胸を 騒つかせるものだから、握り潰した。 ]
(304) 2018/02/18(Sun) 10時頃
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[ 話は二転三転、移ろっていく。 ]
弁護士……? 意外だな。 家、病院だって聞いてたからそのまま継ぐのか、 それとも新聞部の部長だったから、 ジャーナリストだとか。
王道と大穴を予想してたけど、外れた。
何にしたって……なんで? 向き合うのは容疑者ばっかだろ。 人と向き合って、何がしたいんだ……?
(305) 2018/02/18(Sun) 10時頃
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別にお前の采配でそいつの人生を 変えたり傾けたりは出来やしないのに。
[ 人と密に接するかもしれない、という 職種を選ぶことが予想外でしかなく。 しかしまあ、批判もする事なかったが。
意外に不謹慎にも関心が惹かれた。 直に二階へと辿り着く。 そうすれば分かれ道となる為、少しだけ 足を止めた、が。
聞き損ねられた問い>>234に瞬きして、 答えた。 ]
(306) 2018/02/18(Sun) 10時頃
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あるわけない。 俺なら態々、みんなに残るような事 遺して、いかない。
そういうお前自身は、ここを作ったのが 自分であるという疑念は? **
(307) 2018/02/18(Sun) 10時頃
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/* そういえば、日向の両親は弁護士だったって話 しましたっけ?してないですね
(-68) 2018/02/18(Sun) 11時頃
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[ 昨日は口にできたおかえり≠ヘ、>>95 軽い音で紡がれたから、返せたんだと思います。
……ご近所さん、だから。>>290 おばあちゃんがその噂を拾ってきて、 病院にお見舞いに行ったときはもう、 うまく動けなくなっちゃったお母さんと、 まだ、弱気で大人しくて守られて笑ってた、 きよしくんには何故だか言えなくて、 ]
(308) 2018/02/18(Sun) 11時頃
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[ ただのご近所さんだったあたしは、 それ以上を踏み込めるはずもなくって、 その心が擦り切れてるなんて気づけなくって、 例えば、隠してたその心の内をひとつでも、>>292 日向に零してくれることがあったなら、 ]
──── 、
[ ……死んだものは仕方がない。>>194 還らぬものは、人形のように動かない。 それは、まるでこの世界の、 マネキンのようじゃないかと笑いましょう。 ]
(309) 2018/02/18(Sun) 11時頃
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世界は個に干渉する気はないらしい 分かりやすく切り取られてしまう 正義≠ニ 悪≠ェあるように 勝者と敗者 敗者の微笑みも 天国と地獄 地獄行きの切符を持とうとも 二面で表すだけの世界を 古守日向は、大層好みませんでした
(310) 2018/02/18(Sun) 11時頃
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[ 一見、綺麗に見える温かな掌は、 笑いながら振り翳される正義だけは 決して受け入れることはしませんでした。 ]*
(311) 2018/02/18(Sun) 11時頃
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[ 力説に、また声を出して椿は笑う。>>213 学校までつけてくれてくれるなら、 気合いれて選ばなくちゃね。どんなのがいいかなあ。 注文には応えるように。
足を止めて、見つめ合う。 冷やかす人もいなければ、BGMだって、 見つけ合えば〜とは都合よく流れてくれない。 誤魔化せないから、椿は椿の本当を言った。 ]
(312) 2018/02/18(Sun) 11時半頃
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[ 小さく囁けば、香里の反応に、>>215 意味わかってないんだろうなあ、と椿は思った。 でも、わからなくていい。 「一般的」な考えじゃないから。 怒らないよ、とは言われたけれど、 理由を最後まで言ってしまったら、 嫌われるかもしれない。 問いただされぬのをいいことに、椿は口を閉ざす。 ]
(313) 2018/02/18(Sun) 11時半頃
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……うん。 香里ちゃんを泣かせたくないから、 きっと差出人は、私じゃないよ。
[ ね?と腕に力を入れる。 大事、と言われれば、目を細めて薄く微笑む。
じゃあ、誰なんだろう。 芽依?お寝坊の実瑠?一記?海琉? ……それとも姿を見ていない日向?稀好? 日向は何処に行ったのかなあと思い出す。 ]
(314) 2018/02/18(Sun) 11時半頃
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では、いざ見に行かん……!
[ お化け屋敷に入ろうって、 廊下を誘導したみたいに1年5組の教室へと入っていく。 アドバイスは忘れずに。 扉は開けっ放しにしておきましたとも。 ]*
(315) 2018/02/18(Sun) 11時半頃
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矛盾の一つや二つ孕んでこそ人だろう
嫌なものは嫌だし 楽しいことは楽しかろう 理屈なんてなくたって 生れつき持っているものもある
[ 分析めいた事を始められる前>>296に、 鼻で笑ってやった。そこに理屈などない。 俺が嫌だと言えば嫌なのである。
心強い証人>>297とやらの片割れは、 自分こそがこの世界の主じゃあないかと 推理を外して死んだので、信用ならん。 …… とは、安楽一記も言わなかった。]
(316) 2018/02/18(Sun) 12時頃
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はは、そりゃつまらんだろう 恨みの幾らかくらい持たれ生きるのが 面白いんじゃあないか
[ 自身を平凡という男>>298。 今それを言うかと笑いかけたが
言葉こそ人を形造る物であるからして そう口にする事にこそ意味があるのかもしれない。 声に出せば大体の事は本当になるのだ。
続く否定的な意見>>299には、]
高槻もそんな事を言っていたな 気が食わないと
[ 揃いも揃って と笑う。安楽一記には別物に見える。]
(317) 2018/02/18(Sun) 12時頃
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[ その後、永谷はやけに考え込んだ>>301。
それに罪悪感を覚える性質でもなし。 少しの間を置いて語られる言葉に 矢張り安楽一記は首を傾けて淡々と。]
もう居ない奴と何を繋ぐというんだ
生きている人間なら、 良くしてやろうと思う奴もあるさ それを好意と言うんだろ
(318) 2018/02/18(Sun) 12時頃
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── 或いは、分かるものならば いつかは俺も知ることになるさ
俺はどうにも運が強いんで、 周りで人の一人も死にやしないんだ
[ だからこれは大事件だと言った。笑った。 此処は現実ではないと思ったから、 人形になった級友のことを数える事もなかった。]
(319) 2018/02/18(Sun) 12時頃
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[ そんな言葉を淡々と返していると 永谷はひどく理不尽なことを言った>>303。
安楽一記は薄ら笑った。勘弁しろと言う。]
幕引きくらいは自分で決めるさ 邪魔をしてくれるなよ 面白くもない
いつか言ったな、俺は俺の為に生きるさ お前の愉快な毎日の為じゃあない
[ 犯人を見付けよ等と言いはしたが、 安楽一記はここに死にたい奴がいるとして 其奴を無闇に引き留める気もなかった。]
(320) 2018/02/18(Sun) 12時頃
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[ 理由を聞き、対処を考えられる事なら 幾つか方法を考え、協力できる事を告げ、 その上でもう一度選ばせれば良いと。
それが道理で 一個人の選択への礼儀であると思った。] お前こそ、他人を蔑ろにし過ぎなんじゃあないか
[ カラカラと笑った。安楽一記であるから。]
(321) 2018/02/18(Sun) 12時頃
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なんだ、早く死にたいとは言うのに 随分はっきりと否定するんだな
わざわざ遺さない、…… ふうん
[ 答えを二つ>>303>>307、 綯い交ぜにして言った俺は それなりに楽しそうな顔をしているのだろう。
同感だ とは言ってやらなかった。 その代わり、笑って言葉を混ぜっ返す。]
(322) 2018/02/18(Sun) 12時頃
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俺の世界にも、文章にも見えぬと そう言ったのはお前じゃないか ──…… 全くもって同感だね!
[ 進める足は三階に差し掛かり、 安楽一記は答え損ねた質問>>305に、 さらりと答える。]
(323) 2018/02/18(Sun) 12時頃
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何がしたい って── 面白いじゃないか
[ それだけ。それも嘘ではなかった。
隙間を埋める雑談を じゃあまたとかぁるく終えようとして、 安楽一記は片手を挙げた。
お化け屋敷と言ったな と、 ひたひたと静かに階段を上り廊下を行く。*]
(324) 2018/02/18(Sun) 12時頃
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── 三階 お化け屋敷へ ──
[ た た た、と一定のテンポで歩く。
そういや、十朱の人形がどうなっているのか 知らないまま来てしまったことに気づく。
永谷も随分俺の扱いが雑だと 尋ねなかった自分にではなくそう思う。
教室の前に辿り着いた時 扉が開いている>>315のに気づいて、 血みどろ男はひょいと顔を覗かせ声をかけた。]
壇に高槻か? 永谷に…… 運ぼうとしていると聞いて
[ 手伝う とでも言って部屋に一歩踏み込む。**]
(325) 2018/02/18(Sun) 12時頃
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──3階:1年5組お化け屋敷──
[ 暗幕が掛けられているものの、灯りはついたまま。 ……なるほど、真っ赤、だなあ、と。 鉄錆が胸中を満たすことはなかったから、 椿は進んでいく。 ]
……わあ。 首、吊られてる。
[ 初めて見た、人形は、誰でもなかった。 黒で塗りつぶされた顔に、落書きがされた墓標。 段ボールで作られた墓標は、 文化祭当時は間接的に光が当てられていて、 ××家だとか、書かれていたように思う。 ]
(326) 2018/02/18(Sun) 12時半頃
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[ この校舎にいたのがたった11人で良かったと、 頭に過ぎるのは、きっと場違いだろう。 けれど、思ってしまう。
全学年全クラスの生徒がいた場合、 消えた一人がどこの誰だと特定するのは大変だろうって。 何年何組の誰それともわからずに、 マネキンに置き替わられる。 背格好に、髪型しか判断材料がないのなら、 椿だと気づくのは、もう居ないのだと解ってからだろう。 いの一番に椿の無事を確認してくれる人なんて、いない。 ]
(327) 2018/02/18(Sun) 12時半頃
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[ 倒れていた椅子をあるべき姿に戻す。>>2:453 さて、これに乗っても手は届くだろうか。
これこそ、心の安寧かもしれない。 人形だとは言え、首を吊ったままでは苦しい。 いくら人形に感覚がないと言っても、 椿の心は平穏じゃない。苦しい。 ]
届きそうもない、かな? どうしよっか。
[ 運ぶ云々は香里の中でどう消化されたかは知らない。 椿は下してあげたいなあ、と思った。
けれど、二人では無理かもと揺れもしない人形を、 見上げていれば足音が響く。 ]
(328) 2018/02/18(Sun) 12時半頃
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[ そちらへと顔を向ければ、>>325 足音の持ち主は血みどろで、 喉の奥からひゅ、と声にならない声が出る。 傍にいたのなら、香里をぎゅと引き寄せた。 常と変らぬ声の調子で誰であるかは、 すぐに気が付くけれど。 ] ……ひっ、え。 一くん。 ちょうどよかった、一くんなら届く?
[ どうだろ?と、 その場で進の人形をまた見上げた。 ]**
(329) 2018/02/18(Sun) 12時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2018/02/18(Sun) 12時半頃
受付 アイリスは、メモを貼った。
2018/02/18(Sun) 12時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2018/02/18(Sun) 13時頃
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── 回想/幼少期 ──
[ 稀好は結構、計算高い子供だった。
稀好と姉は、同じくらい勉強ができた。 けど姉は運動が得意で、稀好はそんなに。 姉は元気に明るくって、稀好は内気で大人しい。
子供ながらに、稀好は思った。 価値があるのは、姉の方だ、って。
だから、バランスを取る必要があった。 運のいいことに、幼い姉は我儘だった。 すこし癇癪も持っていたし、すぐ拗ねる。
稀好は、いい子になることにした。 言うことを聞き、許される箇所で甘える。 常に心優しく振舞い、姉と喧嘩すれば謝った。 ]
(330) 2018/02/18(Sun) 13時頃
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[ 活動的でよく笑う父。 しっかり者で手本のような母。 我儘でもあるが明るい姉。 大人しいけれど優しい弟。
ほら、バランスが良い。 って、稀好は思った。 ]
(331) 2018/02/18(Sun) 13時頃
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[ 優しく生きるのは悪い気分にはならないし 息苦しいこともあったけれど、 年を取った姉はそれを察して 息抜きに連れて行ってくれたりもした。
たとえ、心根が優しくなくっても、 優しく振る舞うのは簡単だ。 実のところ、稀好はそこまで優しくなかった。
でも、優しく。 優しく。 優しくいい子に、生きようって。]
(332) 2018/02/18(Sun) 13時頃
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[ もし母を捨てて何処か遠くへ行って仕舞えば 稀好は途端に自由になる。
でも、そんなことは出来なかった。
稀好の身が晴れて自由となったとしても。 好きなことが出来て思うままに人を好きになれて そんな、理想の生活が出来たとしても。
きっと稀好は、遠くにいる母を思い出してしまう。 彼女が一人で、どんなに辛い思いをしてるかとか もし怪我をしたら、緊急事態が起きたら、 死んでしまったら、を考えて苦しくなる。 ]
(333) 2018/02/18(Sun) 13時頃
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[ 優しく、優しく、と思ってるうちに 稀好は本当に、優しくなってしまったのだ。** ]
(334) 2018/02/18(Sun) 13時頃
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ホント、だよ
此処が誰かの精神世界… っていうなら現実では違うかも しれないけど。
…少なくともこの世界では。
[ 一度取り乱して、その後回復 したからだろうか
亀森の様子よりは>>264幾分冷静な言葉が出た
それでも「死んだ」 と 非現実なこの世界の現実を 再び口にする事は出来なかった ]
(335) 2018/02/18(Sun) 14時半頃
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分からない ちょっと覚悟がいるかもよ?
ねぇ、この世界で マネキンになるって 亀森君はどう思う?
[ 安楽の背負っていた黒岩の 無残に引きちぎれた身体を思い出し こみ上げるものを無理矢理飲み込んで静かに笑った ]
(336) 2018/02/18(Sun) 14時半頃
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[ あたしから見て、亀森君は あまり周りに関心を持つタイプには見えなかった>>274
日当たりの良い森のように、優しく見守りながら静かに佇む、そんなイメージを抱いていた
じ、っと亀森君の瞳を覗き込んだけれど、黒岩を見に行くというなら止める事はなく見送っただろう ]*
(337) 2018/02/18(Sun) 14時半頃
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/* 落ち日なのに返し遅くて申し訳ないです… 鳩さん不調で、職場PCでコッソリ(ヤメナサィ
(-69) 2018/02/18(Sun) 14時半頃
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/* めちょお腹すいたからわかさいももさぼり食う
(-70) 2018/02/18(Sun) 16時半頃
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/* うちのこ設定重すぎっかな………… と、頭を抱えて悩み始めた。ウーン
(-71) 2018/02/18(Sun) 16時半頃
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/* 日数計算をまた勘違いしていた話をします。 数が正しく数えらんない………
(-72) 2018/02/18(Sun) 16時半頃
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── 制作さんと ──
[ ただの芽依ちゃんとして笑う、>>151 彼女の微笑みはあたたかく感じられました。 口調だけで人を計ることはできません。 ]
うん、ハッピーエンドだよ! 芽依ちゃんも好きでよかったぁ。 また、へんなとこあったら教えてね! ポスターの完成もたのしみ!
[ 時折向けられていた羨む視線を、>>149 感じていないわけではありませんでした。 ただ、このときばかりはふと、 彼女に提案していたのでしょう。 ]
(338) 2018/02/18(Sun) 17時頃
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[ 如雨露を置く前に感じていた視線、>>150 思い出したようにもう一度、 その如雨露を手に取って、 ]
芽依ちゃんも、 お花にお水、一緒にあげてみない?
[ 芽依ちゃんの、芽は芽吹きの芽。 依はひとと協力できるっていう、 たよりの依。 女子高生らしく華やぐ彼女の、 細い指先は、土弄りなんて 決して好まないかもしれない。 それでも、 ]
(339) 2018/02/18(Sun) 17時頃
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きっとお花さんたちは、喜ぶよ
[ 優しい花の香りのする手を両手で包み込み、 この手は、生を掴むに等しいと、 ぽやんとした笑顔を浮かべながら 思っていたのです。
─── ハッピーエンドを望むに相応しいと ]*
(340) 2018/02/18(Sun) 17時頃
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── 三階 お化け屋敷 ──
…… 首吊りかあ
[ 何か納得したかのように呟いた。 別に何を知っていた訳でもないけれど。
……守屋も、黒岩も 自殺とは思えぬ有様であったから 十朱の人形を前に何を思えば良いのか?
他人の顔を見上げる ということも あんまりない身であったから、 まじまじとそれを見付けて数秒。]
…… ああ、多分 椅子を借りるぞ
(341) 2018/02/18(Sun) 17時半頃
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鋏か何かあるか? 解けないようにきつく 結ばれてるんじゃないかな
[ そう声をかけて、下ろす時には 流石に手を借りることになったろう。 取り乱す ということもなく粛々と 三度目となる作業にも取り組もう。**]
(342) 2018/02/18(Sun) 17時半頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2018/02/18(Sun) 17時半頃
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/* 優しい
痩せる、はずかしい 易い、
(-73) 2018/02/18(Sun) 17時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2018/02/18(Sun) 18時頃
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/* 椿ちゃん。 椿の花だから、首が落ちて死ぬと思った(?)
(-74) 2018/02/18(Sun) 18時半頃
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/* でも、自死でそーすんのは無理があるよなあ。 飛び込み自殺で、偶然首がはね飛ぶとかじゃなきゃ。
おなかすいたからごはんたべる。 自分語りは、更新後にとっておこう
(-75) 2018/02/18(Sun) 18時半頃
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[ それを言っちゃ元も子もない。 「まあ、そうなんだけども」言葉を濁し なんというか極端だなあと思いながらも 微妙な顔して相手の言い分>>316を 聞いていた。 ]
良い趣味してるよ。 俺は夜道刺される趣味はないもんで。
[ 刺激的な日々については否定的な意見を。 続く現状についても、だ。 ]
アレに肯定的に思える点があるなら 黒板に箇条書きでも残しながら 説明して欲しいもんだよ。
[ 自分は全く別の意見だと言わんばかりの 返答にはしらっ、と返しておいた。 ]
(343) 2018/02/18(Sun) 18時半頃
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[ 考え込んで自分なりに意見とやらを 述べてみたものだが、 安楽の価値観>>318は一貫として揺らぎを 見せない。 どうもこの辺は天変地異とやらが起きない限り、 変わりようを見せないのでは、と一つ。 ]
その運の強い男が周りでなく 自分が危機に巻き込まれるようになったら、 それこそ、その男の終わりだと思うけどな。
[ 黒岩の事、覚えとけよ。 なんてツッコミ一つ添えながら凶運あれ。 内心祈りながらも、こいつ絶望なんか するんだろうか、と頭の片隅で考えた。 ]
(344) 2018/02/18(Sun) 18時半頃
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面白さが大事ってまた、変わってるな。 ……まぁでも、そうだよな。 お前に言うのが間違えてる気がする。
蛇と蛙って仲良くないしな。
[ 寧ろ天敵だわ、と考えて納得する。 それに俺の為に生きろと告げて頷く安楽を 想像したらあり得なくて笑えてきた。 ]
精々面白可笑しく飽きるまで生きられたらいいな。 その為にまず、此処を出なきゃだけど。
(345) 2018/02/18(Sun) 18時半頃
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[ さて、犯人は誰なのだろう。 全くもって検討は付かないが、 チャイムの法則性が気になる。
音と同時に人がいなくなっているのは事実。 あの音がこの世界の主以外を何処かへ 連れ出すタイミングなのではないだろう か、と。
時間が静止している所為で正確な時間は 分からないもの、 次、変動があるなら再びチャイムの音が 響く時なんだろう、と落ち着けた。 ]
(346) 2018/02/18(Sun) 18時半頃
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[ しかし、蔑ろだと告げられた時>>321は 首を傾げてしまった。 自覚していなかった為に不思議そうに。 気をつける、なんてお行儀の良い言葉を 向けたが、あんまり気に留めていない。
どちらかというと自分より他人の方が 関心を惹かれるものだったから ]
俺が言うのと自分が認めるのとは 全くもって別物だろ。
[ またもやはっきりとした返事を返して。 しかしまあ、別れ際の言葉>>324には 眉を寄せておこう。 ]
(347) 2018/02/18(Sun) 18時半頃
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他人はお前のオモチャじゃないぞ。 しっかし、弱者の気持ちが分からない奴が、 弱者の立場に立てるとも思わないけどな。
まあ、なれるといいな。 ちゃんと親とも相談しろよ。 扱いづらい息子のままも面倒だろ。
[ それでもやりたい事ならば、と片手を上げた。 頑張れと言う代わりに適当な返事として。 そうして分かれ道は別の道を行く。
二階まで来たわけだが、さて。 姿の見えない級友はどこにいるだろう。 ]*
(348) 2018/02/18(Sun) 18時半頃
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[椿ちゃんに踏み込めなかったのは、やっぱり自分勝手な理由だった。>>313 誰かに踏み込むこと。それは、その誰かに自分が踏み込まれる覚悟を持たなければしてはいけないことだと思う。
どうして死にたいと思ったの? そう聞かれても、あたしは答えられない。 義父と言われる人にストーカー行為をされて脅されてるなんて、そんなことは絶対言えない。 答えられないあたしに、聞く権利はないと思った。 あたしは、どこまでも自分勝手だ。]
(349) 2018/02/18(Sun) 18時半頃
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― 3階・お化け屋敷 ―
[いざ行かん、と言う椿ちゃんに、無理やり笑顔を作って頷いてみせた。>>315]
お化け屋敷、だからね。 驚いたら負けだもんね。
[冗談めかしてそんな強がりを口にする。 黒岩君の惨状は、今だって目の奥に焼きついてる。 永谷君の警告だってもちろんしっかり覚えてる。 ぎゅっと椿ちゃんと絡めた腕に力をこめた。 ごくんとつばを飲み込んで、足を踏み入れる。]
(350) 2018/02/18(Sun) 18時半頃
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[中に広がる光景は、黒岩君の時ほど残虐じゃなかった。 だけど、……とても悪趣味でグロテスクなことに変わりはない。 力作っぽいお化け屋敷の道具たちに崇められるように、教室の真ん中に用意された舞台。 そこで、顔を真っ黒に塗りつぶされた十朱君のマネキンが吊り下げられていた。
あたしは、自分の感覚が一般的だとは思わない。 だけど、永谷君の感覚がまともだとも思えなかった こんな光景を見てそのまま放置することが、正常だとは思いたくない。]
はさみ、どこかにあるかな?
[椅子を戻す椿ちゃんにあたしはそう返事した。>>328 いくら今はマネキンだとしても、十朱君だった人を首を吊った状態にしておきたくない。 だけど、十朱君は背が高い。あたしと椿ちゃんで首のロープを外すのは、道具がなければ難しい気がした。]
はさみがあるなら、あたしが体支えるから、椿ちゃんにロープ切ってもらっておろせると思うんだけど。
[そう言いながら、教室を見回す。教室の隅に寄せられた机たち。 そこに一緒に置かれている教卓に目をつけた。 あの中にならあるかもしれない。]
(351) 2018/02/18(Sun) 18時半頃
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[そんな時、開けっ放しにしたドアの向こうから、こちらに近づいてくる足音が聞こえた。>>325 椿ちゃんと揃って顔を向けると、血に汚れた安楽君だ。 椿ちゃんは驚いたみたいだけど、あたしは黒岩君を運び出してくれるところを見ていたから、驚きはさほどなかった。 大丈夫だよって引き寄せられた手に力をこめる。>>329 安楽君は、黒岩君を運んでからこっちに向かってくれたみたいで、さすが委員長。面倒見がいいなと思う。]
安楽君。黒岩君のこと、ありがとう。 ここ3階だし、同じ教室に運ぶのは大変だと思うけど、ちょっとこの教室はあんまりだし。 せめて、おろしてもうちょっとまともな教室に置いてあげたいなと思って。
[あたしはというと、3-3までわざわざ運ぶのは現実的じゃないかなと思ってた。 永谷君にも、運んでる最中を見かけたら嫌がる人がいるかもしれないって言われたし、長身の十朱君を3階から1階に運ぶのは大変だと思う。 だけど、お化け屋敷っていうのは、なんとなく置きっぱなしにするのにふさわしくない場所のような気がした。 メイド喫茶とは言わないけど、せめてもうちょっと落ち着ける部屋に置いてあげたかった。 やっぱり自己満足だな。]
(352) 2018/02/18(Sun) 18時半頃
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[はさみと思ったのは安楽君も同じだったみたい。>>342 あたしは椿ちゃんの手を解くと、目をつけておいた教卓を捜す。 思ったとおり、はさみやカッターなんかを見つけることができた。]
はさみあったよ。
[ロープを切るのはやっぱり長身の安楽君の役目だろう。 はさみを安楽君に手渡して、マネキンが落ちないように支える。 真っ黒に塗りつぶされた顔を見ると、無性に悲しい気分になった。
夢を見ているように演じるって、いつか十朱君が言っていたことを思い出す。 ここで、十朱君は何を演じたんだろう。 抵抗したような様子もない。おとなしく舞台に上がって首を吊ったみたいに見えて。 まるで、従順な死刑囚の役みたいだ、と思った。*]
(353) 2018/02/18(Sun) 18時半頃
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ああ、じゃあそれをこっちに ロープを切るぞ、支えておいてくれ
[ 見つかった鋏>>353を寄越すように言って、 安楽一記は椅子に上った。
マネキンに繋がれたロープを切ってしまえば、 うっかり落っことす事のないよう注意して そうっと床の高さまで下ろした。
あまり見下ろすこともなく合うはずの目は 黒く塗り潰されて何者とも見えず、 安楽一記はふと不思議に思った。]
(354) 2018/02/18(Sun) 19時頃
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…… 人形の状態は 皆まるで違うんだな
[ 落下、首吊りに── 切断? 思い返せど、何も思いつくものはなく、]
何の見立てだか知らんが 一々装飾の趣味が悪い
メールじゃあ、 好きだなんだと言っていたのが 一体何だったのか
[ 見立て殺人ならば心当たりはなかった。
それが、この世界の主人によるものか、 或いはいなくなった彼らによるものか。 分からず首を傾げるばかり。]
(355) 2018/02/18(Sun) 19時頃
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…… まあいい また隣の部屋にでも運んでおく 俺はその後服でも替えに行くから
[ 一階まで下ろさずに済むなら僥倖と 安楽一記は人形を支えて立つ。
同意さえ得られたら、 宣言した通りに行動を再開するつもりで。*]
(356) 2018/02/18(Sun) 19時頃
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―海月と鸚鵡―
うん、双子。 でも、俺が産まれた時に片方は死んでたって。 もう一人にいるかってつけるとか言ってるけど、 海の豚って名前付けるのは中々にハードだよな。
[ 当然のように聞き返されたから>>34 なんでもないようにまた返しながら思い返す。
生まれ落ちた瞬間は、 瞼がまともに開かなかった世界だった。 それでも漠然と今迄繋がっていた繋がりが 切れてしまった感覚は感じられて、 心細かった事は覚えている。
だから俺はこの体質を、 忘れられない事が呪いなのだと、 いるかとかいるを繋ぐ唯一の証なのだと、 思いたくて自ら――――]
(357) 2018/02/18(Sun) 19時頃
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[ ――――演じている。 ]
(358) 2018/02/18(Sun) 19時頃
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……どうだろ。 でも、今でも聞こえるよ、ずっと。 琉璃の「琉」かあ。 そんな綺麗なものに、産まれたかったな。
[ 叶うなら、ひとりぼっちではなくて。 傍に片割れがいれば良かったのに、など。 それこそ口にせずに笑った。 ] ははは! それくらい面倒臭い方が愛嬌あるかもよ? 亀森お前ってさあ、ちょっと引っ込み思案っぽいけど、 十朱も十朱でアクティブに見えないし、 ぐいぐいお互い引っ張るくらいで丁度良さそう、というか。
[ 笑い返されれば殊更笑顔を見せた>>36 俺の中の亀森稀好は、こうしてよく笑う。 その笑顔の裏側を知らない。 本当の亀森稀好を>>274 ]
(359) 2018/02/18(Sun) 19時頃
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亀森よぅ。 クラゲにもちゃんと目はあるんだぞ。
でもさ、お前いっつも忙しそうじゃん。 遊び行こーっていっても帰っちゃう事、多いし。
自分の人生で、しかもその時の時間って 今、この時しかないのに。 なんか俺には関係ありませんって、 遠く、見てる気がしたからさ。
[ 気のせいかもしれないけど、と。 その時は暢気に笑ってみせた。 ]
(360) 2018/02/18(Sun) 19時頃
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まあ、でも同じ九重生じゃん。 悩みとかあるなら、聞くよ。 俺に何かできるとは思わないけど。
[ そういって言葉にする俺には、 他人に裂ける時間があったのだろう。
自分の事で悩まない事情>>288だとかも 俺は何も知らなかったわけで。 ]
自分の為の人生だもん。 楽しく、生きないと勿体無いよ。
[ 人の名前を良いと褒められる優しいいい子に対して、 ただただ笑いながら、俺にとっての善意を 振り翳していた、だけ。 ]*
(361) 2018/02/18(Sun) 19時頃
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— 病院・受付 —
[病院に来るのは初めてではない。 だから夜間の入り口も、受付の場所も、把握していた。
高槻椿は現在緊急手術中なので、 部屋の前で静かに待っていてくださいと告げられながら、 中へと案内される。
そこでは守屋が待っていた。 既に、クラスメートの面々に連絡を送っていたらしい。 彼女の他には誰の姿もない。]
(+16) 2018/02/18(Sun) 19時頃
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……オマエ、覚えてるか? 皆で校舎に閉じ込められた、って。
[簡潔にそれだけ問うと、頷きが返ってきた。 やっぱりあれは夢なんかじゃないらしい。 あそこにいた奴ら、起こった事実。 それは全て、高槻が生み出したものだということか。
高槻の容態については、助かるかどうかは五分五分らしい。 腹部を包丁で刺したとのこと。
そんなに痛そうな死に方を選んだのか。 少し、ビビる。 ……同時に、苦痛を味わう死に方を避けようとしているオレ自身に情けなさを覚えた。 だから、先を越されたんだ。]
女子なんだから、腹は大事にしとけよ。 ……って言っても仕方ねえが。
[言っても仕方ないことを分かっていながら、わざわざ口にした。]
(+17) 2018/02/18(Sun) 19時頃
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[身近に晴良という異性がいたため、 女子は定期的に腹の調子が悪くなる生き物だということを、少し知っている。
保険の授業で知識だけは得ていたが、 その痛みとそれによる気分の上下は、オレら男子が想像するよりも大きなものらしい。 いつもなんでもかんでも境目を踏み越えてこっちに寄ってくるアイツでも、 流石に、それについては詳しく説明しようとはしなかったから、 アイツの機嫌の悪い日は、なんとなくそういうもんなんだな、と察してやるくらいしかできなかったが。
言われなきゃ察することはできない事柄と、わざわざ他人に言いたくない感情。 それの折り合いをつけて上手に生きて行くことは、誰だって難しい。 オレなりに努力はする。 だけど、知っていて当然だということを常に押し付けられれば、疲弊しないわけじゃない。
……閑話休題。 紅いランプの灯る手術室の前で、このまましばらく待ち続けた。**]
(+18) 2018/02/18(Sun) 19時頃
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/* 集められたマネキンみんの、最終日にするかなと思ってたけど 明日でもいいかなぁ、そっちのほうが、
(-76) 2018/02/18(Sun) 19時頃
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/* もじもじの量産だけひたすらしてゐる
(-77) 2018/02/18(Sun) 19時頃
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[はい、と言われるままに安楽君にはさみを渡した。>>354 十朱君が墜落しないように腰の辺りを支える。 ロープを切った安楽君が、床までおろしてくれたから、そのまま身長にとりあえず床に座らせた。]
うん。 十朱君は、なんか……自殺した、みたいだよね。 死んだら、現実世界に帰れるって思ったのかな。
[言いながら、自分でもそれはないなと思った。 この世界で死んだら、現実に帰れる。そう思った可能性はある。 あたしだって、マネキンになったみんなが無事に帰ってたらいいと思う。 だけど、だから帰るために自殺しようとして、その舞台にこんな場所を選ぶだろうか? ……選ばないだろうなあ。]
この舞台は、メールの送り主の趣味だって安楽君は思ってるの?
[安楽君のぼやきにあたしは首を傾げる。>>355 この世界は、メールの送り主の精神世界だとして。 だったら、死んでしまうのも、その人の意思の反映なのかもしれないけど。 あたしたちのことが好きで、よい冥土の土産のお礼がこれだとしたら、確かにあんまりだと思う。>>1:2]
(362) 2018/02/18(Sun) 19時半頃
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でも、十朱君は抵抗したように見えないんだよね。
[体の自由を奪われた? 十朱君の意思で自殺した? それとも、人形になってからこの状態にされた?
椿ちゃんに、マネキンになったから死んだんだったら、苦しまずにすんだだろうからいいなって言ったけど、ちょっと撤回したくなった。 死んだ人にとっては、そりゃ苦しまずなかったんならもちろんその方がいいと思うけど。 マネキンにした後に、こんな細工を施したとしたら。 なんとなく、この世界の主の闇はその方がずっと深い気がする。
考えても、答えは見つからない。 結局あたしはわからないなと首を振って。]
ありがとう。 十朱君のこと、よろしく。
[隣の部屋に十朱君を運んでくれるという安楽君に、そうお礼を言った。*]
(363) 2018/02/18(Sun) 19時半頃
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/* 安楽くん 安楽死?いや、邪推しすぎか
(-78) 2018/02/18(Sun) 19時半頃
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[ 双子は忌み子とも云うが、 そもそも双子でなくとも、 あの人からすれば、 俺たちは呪いの末に芽吹いた命。
望まぬ相手から注がれた子種で植わった命 を、呪いながら産み落として、 棄てた最愛のひとを、 呪わずして愛し続けていたいと思っていても、 時折自分の存在価値を問い質したくなる。 ]
(364) 2018/02/18(Sun) 19時半頃
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[ 他人にその価値を委ねるのは、 自分一人で立つ事が出来ないから。 自身の価値を見出せないから。 価値がなければ理由がないから。
理由がなければ生きる意味が解らないから。 生きる意味がなかれば 生きる理由が分からないから。 ]
(365) 2018/02/18(Sun) 19時半頃
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[ 俺は赦しなくては生きられない。 俺単体で生きる理由がなければ、 生きる為の理由を作るしか他あるまい。
重ねて重ねた言い訳が、理由が、 罰だ呪いだという名前を 押し付けて出来た ものなのだと、 気付かないままならば良かった。
自覚してからの認知は緩い。 俺自身にかけた呪いも呪いも 既に終わりが見えている。
魔法が解けてしまう前に。 そう思い立った時に、「死ななきゃ」と 思った。 ]
(366) 2018/02/18(Sun) 19時半頃
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/* 管理が杜撰、というとアレだけど、 もしもくすねることができるなら、 おうちの病院から筋弛緩剤とか掻っ攫ってしねる ……んじゃない? Kの急激な投与もあり、だけど、苦しそう どれくらいの速度で投与したら、苦しまずにいけるんだろ
(-79) 2018/02/18(Sun) 19時半頃
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―劇の終わりに―
[ 舞台の袖口。 突っ立っているだけの俺の背に かけられた声>>2:360があった。 振り向く前にそれが誰か分かっていたから 俺は笑いながら振り返った。 ]
…………そうだな。 成功して良かった! みんなが頑張ってきた証だなぁ。
[ 俺からしたら未練が一つ消えた。 そうして生き残る理由も一つ減った。 それから苦しむ原因も失せた。
喜ぶべきなのかどうかは解らない。 だが、寄せ集めながらも纏まった脚本家の 手腕による結果なのだから、 素直に祝わねばと口角を上げた。 ]
(367) 2018/02/18(Sun) 19時半頃
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[ 拍手の音と照明のきらきらした光。 歓声は劈くように大きく、成功した事は 一目瞭然の結果。
大筋がなければ道が生まれる事はないのだ。 例え残ったのが一部分>>2:361でも 覗き込まれた瞳を見下ろし、 視線を絡める。
幸せだと告げたその子自身を、見た。 ]
それは、良かった。 でも、ちゃんとこっから観てたよ。 古守、色々みんなから聞いてたって聞いた。 そんなんで纏まんのかよって思ってたけど、……良かったよ。
(368) 2018/02/18(Sun) 19時半頃
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作り上げてくれて、ありがとう。
[ その五文字は彼女の望むものだっただろうか。 はにかみながら思い出した。 「救い」だと告げていた彼女の姿も>>2:363 ]
(369) 2018/02/18(Sun) 19時半頃
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[ 幸せな物語は誰の為に。 何のための幸せなのかも、 分からないけれど。 ]
きっと、古守のおばあちゃんも、 救われると、思うよ。
幸せ、だと思う。
[ こんなに孫娘が頑張っているのだから。 そう告げて、笑いかけた。 心を許されていない気がして、 たまに何を考えているのか、 解らない色を見せる級友に向かって。
色々思うことはあった。 綺麗事ばかりだとか、色々と。 それでも、最終的に願ったのは一つだ。 ]
(370) 2018/02/18(Sun) 19時半頃
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ずっと、幸せでいてな。
[ きらきらと眩いみんな。 近づくと吐きそうなくらいの存在に 救われて思い知って勝手に傷ついて。
だけれどそれも、もう少しで終わらせる つもりでもあったからその時ばかりは 他人の幸せを願っていた。 ]*
(371) 2018/02/18(Sun) 19時半頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2018/02/18(Sun) 19時半頃
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[正体をばらしてから、あの男はますます大胆になった。 母には決してばれないように、あたしへの嫌がらせはエスカレートしていく。
寝込みを襲われるかもしれない。それが一番の恐怖だった。だから、部屋に鍵をつけた。 ドアの内側に掛け金を取り付けて、南京錠をつけた。これであたしが部屋にいる間は入ってこられない。 だけどさすがにドアの外側にまで鍵はつけられなかった。そんなことをしたら母が不審に思う。 部屋に一応備え付けの鍵はあったけど、そんなのはないも同然だ。なにしろあの男は、この家の主なんだから。 あたしが留守の間に入られてしまうのは阻止のしようがなくて。
家に帰ったら、まず自分の部屋に何か仕掛けられてないか、確認するのが日課になった。 ボールペンやぬいぐるみに仕込まれた隠しカメラや盗聴器。 そんなものに詳しくなった。 枕の下に使用済みの避妊具が仕込んであった時はトイレで吐いた。*]
(372) 2018/02/18(Sun) 19時半頃
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[ 笑顔で突入したお化け屋敷。>>350 当日は脅かしにくるものがいたけれど、 ここではなにひとつ突然動いたりしない。 作った笑顔は驚きではなく、惨状に強張るだろう。
はさみの問いには、作業スペース?と答える。 香里の案を実行するくらいなら、>>351 はさみも見つからなくてよかった。 ]
香里ちゃん、つぶれちゃうよ。 脚立をもってこよ、探せばあるんじゃないかな?
[ そして、ナイスタイミングで現れる一記。 大丈夫だよと香里が力をくれるから、 ほうと安心の溜息をつく。>>352 ]
(373) 2018/02/18(Sun) 19時半頃
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[ 教室に運ぶのはやめたのか、 と香里の言葉を大人しく聞く。 椅子へと乗った一記は推測通り>>341届きそうで、 本当によかったなあ、と椿は思った。
香里と共に、人形の身体を支える。>>353>>354 ブレザー越しの体温なんて、ちっともなかった。 ]
(374) 2018/02/18(Sun) 19時半頃
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[ はさみが香里の手から一記の手に渡り、 天井から吊るされた人形は解放される。
人形の状態は、様々だと聞けば、胸の奥に鉄錆が甦る。 何故異なるのか、椿には解らない。 ]
……自殺教唆?
[ 香里の見解を聞いたならば、ぽつんと声に出す。
人形になって死んだと思っていたけれど、 これじゃあ逆みたいと椿は思った。 首つりは苦しいと聞いたから、 誰かに殺されたなら抵抗するんじゃないか。 でも、自殺する理由もないだろうから、 そそのかされたのか、と椿は考える。
教唆をするのは、きっと差出人だ。 ]
(375) 2018/02/18(Sun) 19時半頃
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一くん、ありがと。 私、教室の黒板に報告してくるね。**
(376) 2018/02/18(Sun) 19時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2018/02/18(Sun) 19時半頃
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── 三階 お化け屋敷 ──
[ 死んだら現実世界に帰れる>>362。 その言葉と目前の人形があった状態を 合わせて、成る程と思う。
十朱は試したのだろうか。 …… そうだとしたって、 顔面の黒塗りなんかの細工は施せまい。]
自分で死ぬと決めて首を括ったって、 人形のこの顔だとかは 十朱にできることじゃないだろうしな
[ 死ねば帰れる。帰れたならそれはつまり── 、
…… 試してみることを想像して、 それじゃ操り人形のようで癪だと思い直す。]
(377) 2018/02/18(Sun) 20時頃
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…… 趣味とまでは言わないが 俺達をここに呼び寄せたのが送り主なら、 俺達をここから帰せるのも同じじゃないかと
[ 当然のようにそう考えていた。
抵抗の痕跡がないというのも最も>>363。 ふうんと考え込む。ギブアップはしない。]
教唆…… だけとは思い難い なぁ
壇なら分かるだろうけれど、 黒岩のアレは、やってみようと思ったって 一人でどうこうもできないし、 そもそもあんな大量の鎖、どこにもなかったろ
そんな真似ができるの、 校舎の様子をいっぺんに変える奴くらいだ
(378) 2018/02/18(Sun) 20時頃
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[ 安楽一記は大真面目に語った。 頭の中で何かを捏ねくり回すのは好きだった。 ── それに、探偵見習いを気取っているからして。]
…… それぞれ、人形の形が違うのだから きっと其処には意味があるんだろうけどなァ
居なくなった奴かこの世界の持ち主か、 どちらから来たるものなんだろう
[ 半ば独り言めいて呟きながら、 安楽一記はその場を去った>>363。
人形と肩を組むようにしたら、 組んだ方と逆側の足は少し引きずれたが、 そのくらい文句を言うなと内心思う。 しかし、服を着て手足もあり、 血も流していなかったことは褒めてやろう。*]
(379) 2018/02/18(Sun) 20時頃
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[ 始まりは、幼稚園の頃でした。 世界は自分を中心に回っている。 そう、信じてやまぬ頃のこと。 まだ、両親も居た頃のこと。 いまでも覚えているのは、 あのときの情動と周囲からの視線だけ。
生物の命はあまりに脆く、 ────……儚いものです。 ]
もう、…… ちゃんなんて、 ───── いらない!
[ 要らないものはあるのです。 それが、あたしの正義に反するのなら、 あたしは其れを、貫き通す─── ]
(380) 2018/02/18(Sun) 20時頃
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[ まだ、正義も悪も判別のつかぬ、 幼い時分の、些細な衝動でした。 ]
(381) 2018/02/18(Sun) 20時頃
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[ 無意識の内の償いだったのでしょうか? それとも、物語に赦しを乞うた?
こんな、世界。 ─── と、見捨てる前に、 足掻いた結果であるのならば、 上々といったところでしょう。
みずからにかけた呪いも、 かけてもらったおまじないも、 もう、解ける寸前だったのですから─── ]
(382) 2018/02/18(Sun) 20時頃
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── 劇の終わり──
[ 振り返る顔は笑顔だったので、>>367 あたしもぽやんとした笑顔を返します。 この演劇を完成させたのは、 クラスのみんなの団結のおかげ。 それは、あたしも彼も知るところ。 ]
……ね、どうなるのかなと思ったけど、 無事に終わって安心したぁ
[ 成功への喜びというよりも、 何処か終わったことへの安堵から、 胸を撫で下ろすようなそぶりを見せて。 彼のとなりに立ちましょう。 舞台の上、まばゆい光に包まれて、>>368 きらきらとした世界に瞳を細めます。 ]
(383) 2018/02/18(Sun) 20時頃
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[ もしも、見えないチョークで 舞台袖で線引きをするのなら、 こちらとあちら、正義と悪? それとも、天国と地獄?
覗き込んだ彼はあいも変わらず 笑顔、というやつを貼り付けていまして 絡まる視線に、唇を食む。 ]
……あたしも、ちょっと心配だったけど、 やっぱり、みんなのを取り入れたほうが ベスト、だった気がするんだぁ さいごまで、観てくれてありがとう
[ 同じ五文字をあたしも返す、 はにかんだ笑みを浮かべながら ]
(384) 2018/02/18(Sun) 20時頃
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[ そして、重ねて向けられた言葉に、>>370 あたしは、指と指を絡めた手を、 ぐっと頭上に向けて背伸びをします。 ]
……ん、あたしのおばあちゃん、 観に来られてないのに? 劇の内容も知らないのに救いになるの?
[ ぱっ と、腕を解放したら、 今度は後ろ手に組んで、 肩を揺らして笑いましょう。
思考の中に何があるのか? それはあたしがあなたを、 知らないように同じこと。 ]
(385) 2018/02/18(Sun) 20時頃
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[ 心を開いて欲しい相手なら、 まずは自分から開くのが筋でしょう? 高見の見物をさせるつもりはありません。 しかも、ひとの幸せを軽率に願えるなんて、>>371 ……と、挑発的な瞳を向けて。 ]
(386) 2018/02/18(Sun) 20時頃
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おばあちゃん、さっき死んじゃったって
(-80) 2018/02/18(Sun) 20時頃
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[ 止まぬ拍手喝采の中で、 あたしは小さな声で囁きました。 願われた幸せの行方はどこでしょう?
其れが生きる理由だったなら、 あたしは生きる理由を失ったも同義。 古守日向はようやく、─── ]
(387) 2018/02/18(Sun) 20時頃
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[ 掴めなかった眸のいろを 解いたのかもしれません。 ]*
(388) 2018/02/18(Sun) 20時頃
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[ここは、誰かの精神世界。 精神世界なら、心の状態で世界は姿を変える?]
ここが、精神世界なんだったら。 あれも……誰かの心にあるものが、出てきたってことじゃないかって、思うけど。
[自殺するっていうのは、一種の極限状態だと思う。 ここが極限状態にある人の心が作った世界なのだとしたら。 その人本人にだって思いもよらないようなことをすることもあるかもしれない。]
それが、メールの送り主本人の心とは限らないよね。 マネキンになった人の精神状態が作ったのかもしれない。
[極限状態の心が作った世界が、他の人の心も極限状態にまで追い詰めて。 その人の心にあるものを具現化して、追い詰める、とか? 確かめようのないことだから、推測することしかできないけど。]
(389) 2018/02/18(Sun) 20時半頃
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椿ちゃん、大丈夫?
[安楽君を見送った後。 自殺教唆と呟いた椿ちゃんの顔色が沈んで見えたから、大丈夫かなって声を掛けた。>>376 そりゃ、ここはお化け屋敷で、やってることは首吊りした十朱君の体をおろす作業となれば、沈んで当然なんだけど。 マネキンになった人は大丈夫だって、自信を持って言い切っていた姿とのギャップに、心配になる。]
……あったかい紅茶、飲んでね?
[教室の黒板に報告に行くという椿ちゃんに、そう言った。 永谷君に椿ちゃんが掛けた言葉を思い出したから。]
(390) 2018/02/18(Sun) 20時半頃
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[安楽君と椿ちゃんを見送ってから、お化け屋敷のドアを閉めた。 シャワーを浴びに行くつもりだったけど、少しおなかがすいたな、と思う。 ポケットの中には赤いクッキーがまだ入っていたけど、カーテンにぶちまけられた赤が目に焼きついていて、やっぱりまだ食べられる気がしなかった。>>2:455**]
(391) 2018/02/18(Sun) 20時半頃
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/* ひなちゃんの色々回収したいんだけど、中身の頭が悪いのでまだどういうお話かよくわかっていなくて、うっかり病院で目撃したとかロル回して齟齬るのが怖い
(-81) 2018/02/18(Sun) 21時頃
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/* 鼻水出てきた
(-82) 2018/02/18(Sun) 21時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2018/02/18(Sun) 21時頃
截拳道 カイルは、メモを貼った。
2018/02/18(Sun) 21時頃
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/* 更新付近腹壊すのやめて欲しい。 理由が分からないから何故だと思いながら腹痛ううう。
(-83) 2018/02/18(Sun) 21時頃
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/* 海琉本当凄いと思うわ 本当よくみんなの事見てるんだなぁ
(-84) 2018/02/18(Sun) 21時頃
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/* エンカ ここからエンカキツイな!? 有川と亀森がたぶん別れたところか
(-85) 2018/02/18(Sun) 21時頃
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/* 亀森くんと芽依ちゃんは大丈夫なんかしら。
(-86) 2018/02/18(Sun) 21時頃
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── 3階⇒ ──
[ 壇と高槻に見送られて教室を出た。
お化け屋敷ではない。現場ではない。 ただそれだけの違いの教室に人形を置いて、 遠巻きに眺めたその光景は酷く虚しい。
もしかすると、皆同じ場所に置くことの方に 自分は意味を見出していたのかもしれない。
── と思った。 自分が今為した事の意味は分からなかったが、 それを望んだ奴がいたのだと思うことにした。]
(392) 2018/02/18(Sun) 21時半頃
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[ 暫し、真っ黒に塗り潰された顔面を見ていた。 十朱進がこうなった理由。抱えていた物。
安楽一記は彼のことをよく知らないし、 矢張り物言わぬ人形からこれ以上を知ることは 難しいのであると結論付ける。
教室に背を向けて、ぴしゃんと扉を閉めた。 シャワーを浴びに行こう。着替えを持って。 それから、3年4組の教室に戻ろう。
体感時間だけで言えば、 12時間という区切りまで、 もうあまり時間がない気がする。]
(393) 2018/02/18(Sun) 21時半頃
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[あたしの浮かべるどんな表情もあの男を喜ばせてしまう。 喜びも。 悲しみも。 怒りも。 怯えも。 虚無も。 どんなあたしの感情も見たいのだとあの男は言う。
死んでくれたらいいのに。そんなことを願ってしまった。 殺してやりたい。そんなことまで考えた。 そんなあたしの憎しみすら、あの男は喜んだ。
殺していいよ、とあの男は言った。 あたしに殺されるなら本望だと、そう言った顔は心底幸せそうだった。*]
(394) 2018/02/18(Sun) 21時半頃
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/* 安楽一記、うっすらホスト自分じゃないかと思ってるクチなので、 犯人探しと言っても全然心当たりがないし 高槻がこの場所のこと悪く言ったのと能天気なので全然候補に入ってないからポンコツなんやよ
(-87) 2018/02/18(Sun) 21時半頃
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/* 壇ちゃんの問題ほんとどうするんだろう……義父に殴り込みをかけるとか絶対正解じゃない 今回、本当に今後が心配な人が多くて心配
(-88) 2018/02/18(Sun) 21時半頃
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[ 椿に難しいことはわからない。 一記と香里の話を、言葉を放つ人の口に、 視線を向け、無言のまま聞いていた。
ともかく自殺を唆されただけでは、 確かにこうはならないと、納得する。>>378 暗幕も墓標も、人形の顔でさえ塗りつぶすのは、 一人ではできない。 龍騎の現場も、酷いものだったのだろう。 ]
……うん、大丈夫だよ。
[ 一記が去った後に掛けられる確認に、 頷いて応える。>>390
椿はこの世界の仕組みがさっぱりわからない。 ]
(395) 2018/02/18(Sun) 22時頃
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[ 教室にいくせいか、先ほどの椿の言葉に微笑む。 ]
ありがとう。 紅茶に、なにか食べてくるね!
[ そして、教室を出ようと歩いていき、 また、すたすたと香里の前に戻る。 ]
(396) 2018/02/18(Sun) 22時頃
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……香里ちゃん。 マネキンになったら放置でいいよ、っていったでしょ? でもね、私は放置できないよ。
[ 苦しいことになってたら、なんとかするね、 と、下手なウィンクをして。
そして、今度こそ廊下へ出て、階段を下った。 ]*
(397) 2018/02/18(Sun) 22時頃
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― 体育館 ―
[おなかがすいたから、あったかいものを食べたいなって思った。 校内は空調が効いていて寒くないはずなのに、どこか冷え冷えとしてるから。 そう思ったはずだったのに、あたしの足が向かったのは食堂でも購買でもなくて体育館だった。
“クラス一致団結で作り上げた劇が評価されて、本当に嬉しかった。” “今更ではありますが、お疲れ様でした。” “よい冥土の土産になりました。”
この精神世界の主が、冥土の土産にしたいと思ったものを、確かめたかったのかもしれない。]
(398) 2018/02/18(Sun) 22時頃
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[お化け屋敷で、椿ちゃんと別れた。 こんなところに長居はしたくないだろうに、椿ちゃんはわざわざ戻ってきて、あたしに優しい言葉をくれた。>>396>>397 ありがとう、ってあたしは微笑んで、あたしもだよって椿ちゃんに言った。]
椿ちゃんなら、あたしでも運べそうだし、安心してね。 永谷君にはまた怒られちゃうかもしれないけど。
[死んで、マネキンになってしまった後の話。 そんなことを笑って話せるあたしは、やっぱりもう正常とは言えないのかもしれないけど。 でも、やっぱりこんなこと、冗談めかしてでないと言えないよ。]
(399) 2018/02/18(Sun) 22時頃
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[体育館のステージには、大きなスクリーン。 そこには、あたしたちのクラスが作った作品が上映されている。 あの日、舞台袖から眺めた光景を、観客席の椅子に座って正面から眺めた。
日向ちゃんの脚本。 実瑠ちゃんの演出。 椿ちゃんの衣装。 黒岩君の大道具。 永谷君の小道具。 安楽君が指揮をして、 あたしや芽依ちゃんが雑用や手伝いをこなして、 蘭ちゃんがお財布の紐を握って、 十朱君や亀森君が演じた。 そうやって完成した作品だった。]
(400) 2018/02/18(Sun) 22時頃
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……あれ。やだな。
[じんわりと涙がにじんできて、あたしは慌ててハンカチを顔に押し当てた。
家に帰りたくなかった。 文化祭準備は、格好の家に帰らずに済む口実で。 これ幸いとあれやこれやと引き受けた。 下校時間ぎりぎりまで、校内を駆けずり回った。
そんな不純な動機だったけど、あたし、この作品を作る一員になれてよかった。 この作品に関われてよかった。 みんなの中に入れてよかった。
文化祭当日は、家に帰る口実がひとつ減ってしまうことを気にしてばっかりだった。 そんな雑念を取っ払って、真正面の特等席から見た作品は、よくできていた。 最優秀にふさわしい作品だった。*]
(401) 2018/02/18(Sun) 22時頃
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── 教室に戻るまで ──
[ そうして、安楽一記は行動を始める。
保健室でまた制服を拝借した。 合うサイズのものはもうあまりない。 借り物のシャツに派手に付着した血を見て 迷うこともなくゴミ箱にぶち込んだ。
必要であれば買って返す。 借りた物を壊したら買い直す。 それを当然としているし、 どこの金持ちだと揶揄されたなら、 裕福なのは良いことだと思った。
時に苦労を知らない等と誂いの対象になるが 苦労なんざ知らずに済むならその方が良い。]
(402) 2018/02/18(Sun) 22時半頃
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[ 汚れを落とす。
着古された気配のある どこか古臭い制服を着る。
その最中も考えてはいる。 見つからない世界の持ち主。 多分、誰にも証拠なんて出せないのだ。
十戒にも確かあったはずだ。 探偵本人が犯人であってはならぬ。
証人がいる。安楽一記の世界とは思えぬ。 安楽一記もそう思った。遺書の内容。校舎の様相。 すべて安楽一記には必要のない後日譚。]
(403) 2018/02/18(Sun) 22時半頃
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[ ── 安楽一記は幼い頃、 プレイヤーのリセット行為を ゲームの中のシステムに組み込むゲームが そりゃあもう心底嫌いであった。
主人公がなかったことにすると言っているのに 説教があったりペナルティがあっちゃあ不愉快。
…… この世界は、そういうものだと思った。 安楽一記が好んで作り上げるはずもない。
それなのに、永谷の指摘>>347に そう言って笑ってやらなかったのは何故だろう。]
(404) 2018/02/18(Sun) 22時半頃
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…… 嘘など一つもない と言って生きてゆくには
口にした言葉の全て、 本当にしていけばいいのだ
(405) 2018/02/18(Sun) 22時半頃
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[ シャワー室から教室への道を戻る。 更衣室を出て、静かにひとり歩く途中に
人の声>>268が聞こえて、けれど その声の主と、それが一人じゃあないことを知り、 安楽一記はそこに近寄るのをやめた。
一人だと危ない と誰かが言った。 彼女等は一人じゃあないし、 多分こちらには気づいていないので 通り過ぎてしまえばいいだけのことであった。
いつか、弁当のおかずを以て 口止めされた事実は、まだ秘密のままであった。]
(406) 2018/02/18(Sun) 22時半頃
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── 正義とは、その後日譚 ──
[ あの時何も知らなかった安楽一記は、 口止め料を食ったからには誰にも告げず 探偵ごっこに取り掛かる。
口ぶりからして過去の話ではなかろうと、 暇なときにはそうっとその場所に赴いた。
口が軽いと分かっている奴に探りを入れ、 何でもないような顔でそこにいる。
そうして、欠片でも掴んだところで、 ── 一つ、嘘を本当にしたところで
安楽一記は、ふと気づいた。 此れを知って、何をしたいという訳でもなかった。
知っているから知っただけだ。それだけ。それだけ。]
(407) 2018/02/18(Sun) 22時半頃
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それは安楽一記の思考として 不適切であるため中断しました
(408) 2018/02/18(Sun) 22時半頃
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[ ── 知らぬことを新たに知るのは面白い。
知識も情報も多ければ多い程良いと、 安楽一記はうっそりと笑って
探偵ごっこだって 受験勉強の息抜き位にはなると
遊びも本分もどちらをも、 何でもない事のように笑った。
── けれど、折角知ったのに とうの本人に何も言えぬ聞けぬのは何とも。
機会があれば打つけてやろうと思ったまま、 いつしか、冷たい校舎に紛れ込んでいる。*]
(409) 2018/02/18(Sun) 22時半頃
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安楽一記の人生に 嘘などただの一つもない 全て本当にすれば良いだけの事だ *
(410) 2018/02/18(Sun) 22時半頃
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── 3年4組 ──
[ ── そうして、教室に戻り来る。
この状態を清潔と呼ぶには抵抗があるが、 少なくとも赤色の付いていない格好で 安楽一記は久々に3年4組の教室に戻った。
高槻は先に戻っていた>>397だろうか。
安楽一記は、そこにある飲み物を一つ取り、 習慣のように自分の席に腰を下ろした。]
……毎8時50分 が鍵ならば、 正確には分からないが、そろそろな気がするんだ
[ そう誰ともなしに呟いて。*]
(411) 2018/02/18(Sun) 22時半頃
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[ 放置は互いにしないと、言い合う。>>399 そうだね、身長も大して変わらないもん、 と椿は赤の部屋で笑った。 海くん、怒らないでほしいねえ、とも言った。
そうして、階段を二階分下る。 隣に腕を組んでくれる香里がいなくて、 ちょっぴり椿は寂しかった。 ]
(412) 2018/02/18(Sun) 22時半頃
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─ 体育館 ─
[ 舞台では学園祭の演劇が流れていた。 シーンは丁度中盤あたり。 起承転結の「転」の部分。 舞台の上では役者が台詞を喋ってる。 一点カメラで撮影したかのような映像は、 仕掛け台車や回転扉で掻き回されて場面の転調を浮き彫りにしていた。
役者が舞台の上で動く。 沢山の脚がもつれにもつれて、 目まぐるしい立ち回りが移り変わる情動に重なった。
物語は名目上ハッピーエンド。 演出は吹田実瑠。 脚本は、]
…………、日向。
(413) 2018/02/18(Sun) 22時半頃
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[ 振り向いた顔は、生気の無い色をしている。 日向、ともう一度名前を呼ぶ。 まるで其処に立っている人を再確認するようだった。 そうだ、日向だ。笑わなきゃ。 口角を上げて、笑う顔はいつも通り。
何か喋らなきゃと思ったが、 自然と口を吐いた。]
委員長、胴体運んだんだって。 2人消えたらしいよ。 十朱と、後1人は分かんないんだけど。
[ 自分の喉笛に手をあてがう。 うまく喋れている気がしない。]
十朱と一番最後にいたのはたぶん、 あたし……
[ 一瞬歪んだ口元を掌で隠した。]
(414) 2018/02/18(Sun) 22時半頃
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もしかしたら十朱、 あたしが無理やり止めれば消えなかったかもしれない。
[ たらればの話をしてもしょうがない。 けれどそう思うべきだと思っていた。 吹田実瑠はそういう人間だから。]
むしろあたしが追い打ちを掛けたかもしれない。 どうしよう日向、 あたし人を殺したかもしれない。
[ 眉を顰めて笑う。]
(415) 2018/02/18(Sun) 22時半頃
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―劇の終わり―
[ 無事に終わって良かった。 その言葉に嘘偽りはなく。 隣に立つ古守>>383を静かに受け止め 華やかな光景を眺めていた。
もし見えないチョークで線引きするなら 舞台と舞台袖で線引くつもりなどなく、
しかし彼らにとって天国の舞台も 俺からしたら笑いながらも地獄にすら 感じる心の落差に吐き気がして、 居たたまれなさを覚えた。
劣等感、妬み、僻み、そんなもの、 ない筈だと思っていたし、 自覚などしたくもなかったのだ。 だから笑う他なかった。 食まれた唇>>184を見ないふりした。 ]
(416) 2018/02/18(Sun) 23時頃
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取り入れてはいるけど、さ。 でも、これは古守の書いた脚本だよ。 だから古守にしか残せない世界なんだと 俺は、思う。
[ 賞賛にも嘘はなかった。 だが、誰もが主人公なりうる物語で、 誰にでも救いのある物語が、 どうしようもなく恐ろしい。
何故だろうか。 いや、分かっている。 分かっているから、 知らないふりをしていた。 ]
(417) 2018/02/18(Sun) 23時頃
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[ 物語を通して慰められる。 それは救いのようにも赦しのようにも 思えてしまいながらもその実、 俺はこの呪いから解放されたい癖して 解放されたくないのだ。
俺は俺自身が生きる意味として、 呪われ続ける事を願っている。 それをもう自覚し知覚し始めているから 俺は終わらせたくて仕方がなかった。
唯一、覚えていられる繋がりに、 自ら囚われている間は、 欠けて失われず、 変わらず在り続けてくれる、 片割れの残滓に縋り付いている。 ]
(418) 2018/02/18(Sun) 23時頃
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[ その事を打ち明けるつもりはなかった。
そう考えていた矢先に古守との距離が 縮まった>>385 てっきり来ているものだと思っていた 観客が来ていない事実。
あの時のもしかして、は忘れておらず、 しかし言葉にしていない事に対する返答は 当然だが得てはおらず。 結果、何故か来ていない観客に、あっ、と 俺は口を開けて狼狽する。
そして、その理由に刮目した。 ]
(419) 2018/02/18(Sun) 23時頃
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[ 小さな小さな囁き声。 それは歓声の中に埋もれても、 仕方のなかったような小鳥の囀り>>387
救いだと、そう告げていた人物。 唐突に野に放たれた鳥は何処へ向かって 飛ぶと云うのだろう。
伸ばした手は彼女の手首に向かって伸びた。 なんと言えばいいのか分からなくて、 ]
…………ごめん。
[ ただ、このまま離してしまうと 灰色になってそのまま色褪せて 白く透明になって、消えてしまいそうな そんな、感覚を覚えて。 ]
(420) 2018/02/18(Sun) 23時頃
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古守は、おばあちゃんに、 この劇を見て、欲しかった?
[ 願われた幸せの行方について、 答えられなかった。 会った事もない人物の口を、 想像して語る事など出来なかった。
いつしか笑みは消え失せて、真顔で 見上げて、眉を寄せた。 ]
(421) 2018/02/18(Sun) 23時頃
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[ 「救い」を失った彼女は、 何処へいくのだろう、と。
たった一言も浮かばなかった。 彼女が欲しい言葉だとかも 分からなかった。 ]
(-89) 2018/02/18(Sun) 23時頃
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[ ただ、沈黙の分だけ距離が開いて いくような気がした。 別に走っているわけでもないのに>>2:359 古守の幸せの理想>>1:89を思い出す。
他人の幸せを願えた古守>>1:90に どんな言葉をかければいいと云うのか。
ただ、その目を見つめて、 その色を探していた。
笑顔が消えた俺はもう、風景の一部には 馴染めず、 彼女の思惑通りなのかはさておき、 高みの見物を終えていた。 ]*
(422) 2018/02/18(Sun) 23時頃
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/* 絡みたいけどもう1時間すぎてるから大人しく諦めますうううぅ……。
(-90) 2018/02/18(Sun) 23時頃
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/* なんでだか、実瑠ちゃんと日向ちゃんは舞台袖にいると思い込んでましたね!? 鉢合わせないと思ってましたね!? しまった。 どうしよう。合流する? 気づかなかったことにする? お話できるならしたいけど、もう一時間もないから、今から話し始めて風呂敷たためる?? 無理ぽいですね??
(-91) 2018/02/18(Sun) 23時頃
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[ 舞台上、流れる演劇は、>>413 ようやく転句を迎えておりました。 流れる映像を背中に受けて、 その表情が僅か翳って見えた気がします。 ]
……実瑠ちゃん、 うん、そうみたいだね。 もうひとりは、黒岩くんみたいだよ
[ とん、と距離を詰めるように、 彼女の傍まで近づきましょう。 偶然聞こえた事実をあたしも返して、 上がる口角を見つめました。 ]
(423) 2018/02/18(Sun) 23時頃
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……そういう理論を言うのなら、 あたしが蘭ちゃんを見失うことがなければ、 蘭ちゃんはマネキンにならなかったよ。
[ 正気のない、白い顔をした、 綺麗なお顔に、その頬に、 掌を添えようと伸ばしましょう。
このときの日向は、 流石に笑ってなど居ません。 ]
(424) 2018/02/18(Sun) 23時頃
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[ 告げられる言葉、隠そうとする掌、 それを見れば、あたしの瞳は おのずと細くなるでしょう。 ]
あたしも、実瑠ちゃんと同じで、 人を殺したってことになっちゃう?
[ 尋ねるような音は、 いつもの問いのように柔和に響かせました。 けれども、彼女を見上げる瞳は、 真摯ないろを乗せながら。 ]
(425) 2018/02/18(Sun) 23時頃
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……つらいときは、 無理して笑わなくったっていいんだよ
[ する、と頬を撫ぜながら、 あたしは仄かな微笑みを浮かべました。 ]*
(426) 2018/02/18(Sun) 23時頃
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──1階:3年4組教室──
[ とんたん、とん、とたどり着くは、目的地。 がらりと扉も開けるも、人影はなく。 黒板前に立ち、新たに増えた文字に目を通す。 ]
えー、と。 進、くんは、ー……。
[ ……とあけ。漢字はどうだったか。 龍騎の苗字はくろいわ、黒岩だろうなあ、と。 教壇の中身を探れば、座席表を手に入れる。
だから、改めて。 『◆三度目のチャイム』 『十朱進のマネキン、1年5組にて宙吊り(4組に移動)』 『黒岩龍騎のマネキン、1階空き教室にて、』 龍騎の状況は知らぬから、なんとも書けず。 ]
(427) 2018/02/18(Sun) 23時頃
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[ チャイムが鳴って姿を見ていない人もいたから、 椿は眉を下げて、チョークの色を持ち帰る。 何色がいいかなあ、可愛い色がいいな。 選んだのは、橙色。 ]
『みんな、どこにいるの?』 って、だめかー。 念波じゃないもんね。
チャイムが鳴ってから、見てないのは、 日向ちゃんに、きよくん、か。
[ オレンジを黒板消しで消して。 ふう、と息をついた。 飲んだ形跡のないポットに一目やって、 粉がすこしついた指先を見て、さて次にすることは、 ]
(428) 2018/02/18(Sun) 23時頃
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[ 水場に行くこと。 椿はポットを伴って、ふらふら廊下に出る。 なんだか頭がぼう、とした。
一記が教室に帰ってきたのは、その後。>>411 黒板の文字から、椿がいたことは知れるだろう。]*
(429) 2018/02/18(Sun) 23時頃
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/* いい加減回想を書かなきゃと思って、一人になったのはいいけど、メモは白紙です。40分までにかけるかな? せめて、名前の話は書きたいんだ……ろるの配分できないPLでほんとごめんなさい。
(-92) 2018/02/18(Sun) 23時頃
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/* ちょっと実瑠ちゃんへの返事がはやすぎて自分でも引いてる……こわ
(-93) 2018/02/18(Sun) 23時頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2018/02/18(Sun) 23時頃
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/* 亀森間に合うかなーーー 例のごとく、間に合わなくても変更はしません
(-94) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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──1階:3年4組教室──
[ 指先でポットを汚さないように、 持ち手を肘に掛ける。 ]
……そういえば、あんまり苗字知らない、なー。
[ 名前は大事なものだから、気安く椿は呼びかける。 大事なものを呼ぶものとして、認識してほしいから。 距離感? 知ったこっちゃない。
そうそう。 ── 椿の名前にも、意味は、あった。 ]
(430) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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──回想:名前──
[ 高槻椿と、あの人が名付けた。 あの人は花が好きだったから、 冬生まれの子供に美しく咲く花の名前を。 ]
私の名前は、ママが付けてくれました。 椿の花のように、寒さといった困難にも負けず、 凛と美しい花を咲かせる人生を歩んでほしいと、 願いが込められています。
[ どの小学校でも、 自分の名前の由来を発表することが多いようで。 授業参観の日に、作文を広げて読んだ。 両親が見に来てくれたことをまだ覚えている。 ]
(431) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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[ 椿は自身の名前が好きだ。 縁を切って復縁した父方の祖父母には、 首が落ちてしまう花なんて 縁起が悪いと言われたらしいけれど、 椿は現代に生きていて武士じゃない。 馬にも乗らないから、落馬も関係ない。
そして。 由来は作文で発表したこと以外にもある。 誰にも言う必要のない、椿とあの人だけの秘密。 ]
(432) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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[ たかつきつばき。 きは、ひとつ重なってしまうけれど。 椿の名前には、かきつばたも隠れている。 ]*
(433) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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/* たかきだよ、ばかーーーー>>433
(-95) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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/* >>433 えっすごい
(-96) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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/* あー、アイリス!そういうことかぁ
(-97) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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―空き教室―
[ ぐるりと辺りを見渡していたが、 二階で九重生の姿を見つける事はなかった。 荒らしたまんまのメイド喫茶の事は 頭からすっぽ抜け、 結果的に戻って来たのは一階だった。
高槻の言葉>>135を思い出すなら、 教室で紅茶でも淹れて飲むのもアリ なんだろうけど、それはそれで バツが悪かった。
結局向かう場所として悩んで選んだのは、 黒岩が見つかった部屋だった。 ]
(434) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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[ 知らないほうが幸せなこともある。 責任が取れないのなら、知る必要もない。 と、誰かは言うことがあるでしょう。
其れは、確かに真実で。 ─── 知ったところで、 何かできるものでもないものかもしれません。 ]
(435) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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[ 正直、入りたいとは思わなかった。 だが、手も合わさずいていいのか、と。 扉を開ければ錆臭さが纏わりつく。
隠す事なく顔を顰めながらも、扉を開けた。
その瞬間、後悔することになる。 ]
…………なんだ、これ。
[ じゃらじゃらと、散らばった鎖>>2:444 まるでそれ自体が生き物のように、 部屋中を埋め尽くすように存在していた。
鎖。鎖。鎖。鎖。 赤が滲んでいる箇所を見つける。 時間が経過しているせいか、黒く変色して いることがやけにリアルで、 胃が縮こまった。 ]
(436) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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[ 十朱は、お化け屋敷だった。 だが、あの場所は最早別物だった。 まるで十朱が望んだかのように、 他の空間が広がっていた。
そして、この空き部屋は大道具の作成の 際に黒岩が入り浸っていた場所だ。 だがその室内もまた別次元のものへと 変化していた。
この数々の参上か、部屋の変容が、 まるで、ここで起き捨てられたマネキンの 中身、当の本人達に取り巻く一つの世界の ように思えて他ならない。 ]
(437) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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[ けれど、知らなければ何もできません。 ]
(438) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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[ だがもし、そうなのだとすれば。 あの首吊り死体はなんだというのか。 こうして沢山の鎖が絡み合った場所は なんだというのか。
いつかのやり取りが思い出される。
慣れていいもんなの? そう尋ねた俺に慣れたと答えた姿>>1:201 あの後も感じたけれど、 今この状況を見ても、とても。 慣れていいと思える状況にも思えず。 ]
(439) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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── 後日譚へ添えて ──
[ 名探偵(仮)に贈り付けた事象は、 その実、単純明快なものでしたので。 思考を辞めさえしなければ、>>408 簡単にその事実の詳細に関しては 辿り着くことは叶ったでしょうに。 ]
(440) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2018/02/18(Sun) 23時半頃
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[ 散らばる鎖の一つを手に取った。 冷たくずしりと加わる鎖に眉を寄せる。 ]
…………重ぇ。
[ こんな、沢山のものに縛られていたのなら それこそ、苦痛でしかなかったろうと。
しかし縛られ千切られてしまったとしても 自由など、得られるのだろうか、と。 鎖から手を離した。
ガシャン、と耳障りな音を耳にしながら 後ずさった。 ]
(441) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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[ 扉をあけて空き部屋を後にする。 シャワー浴びて、それから、寝よう。 なんだか今日は一人になりたくて、 保健室から一着借りた後は、 いつも以上に、 静かに過ごす事になるんだろう。
それでも就寝までの間に何かあれば 対応したのだろうけど、 基本は猫みたく丸まってた筈だ。 ]*
(442) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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[ 古守日向は祖母を連れて、 病院通いをしていること。 その祖母は病を抱えているらしいことを。 ]
(-98) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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[ それを打つけて何になりましょう? 答えの見えぬ問答を繰り返したあの日とは、 異なる応酬が広げられるのでしょうか?
安楽一記の人生のうちに、 必要のない思考のひとつかもしれません。 もしも、機会があるものならば、 問われることがあるのなら、 彼らしくない思考を齎すことができたなら、 古守日向は、思わずと 笑ってしまうかもしれません。
───…… 冷たい校舎の中だからこそ。 ]*
(443) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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[11人の誰かが自殺するなんて思いたくなかった。 生きてって言いたかった。 だけど、あたしがそんなこと言ったって、お前が言うなって話だよね。
家に帰らない口実を探し続けて。 もうちょっとがんばる理由を探し続けて。 そうやって、綱渡りのように生きてるあたしが、 あたしと同じくらい、もしかしたらあたし以上に苦しみながら生きている人に、“生きて”って言ってもいい?*]
(444) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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[ 死んだ、だなんて。 そんな言葉を投げかけられて動揺しない方が 異常だろうなと、稀好は思うけど。
聞きたいことが、あるような気がして でもそれが何かも分からなくって 口をぱく、と一度開けては、閉じた。
してれば哲学にも思う質問が与えられる。>>336 ]
それは、この世界の主にとって? それとも迷い込んだマネキンにとって?
[ 恰好のいい台詞だったから、 芝居染みた台詞を返してしまった。 稀好は、恥ずかしくなって赤くなる。 ]
(445) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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[ ごほんとひとつ、咳をして。 ]
此処が誰かの精神世界だとして、
マネキン化、ってのは、 そのマネキンの元の人物の、この世界からの脱出 っていうのは、確かだろうね それが現実世界の死につながるか否かは ……まだ何とも言えないけれど
そして世界の主にとって、マネキン化は 元の人物を呼んでは結局不必要に感じたか、 或いは満足する程に接触して解放したか……
自殺、が絡むと、そうだね 自分を呼び止めてくれる人を残して 甘えられないなと思ったら追い出すのかも
(446) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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[ 素人は素人の推理を披露する。 でもこんなの、考えても仕方ないって、稀好は思う。
此処が誰かの世界なら、誰かの思うまま。 だから頭を捻ったって、力でねじ伏せられそうで。 ]
全部、全部、想像で推論だよ 良い暇つぶしには、なるかもだけど
あんまり考えすぎちゃ、駄目だよ 考えたくなる気持ちも分かるけど、ね
[ 幾つか言葉を交わしただろうか。
稀好は彼女の背をそっと叩いて、 ひとりでてくてくと、歩いてくことになる。* ]
(447) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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[ 日向が近付く。>>423 足が一歩後ろに下がる。 距離を取ったのは無意識だった。
黒岩も消えた。 勝ち逃げすらしていない賭けはどうなる。>>2:409 此処で消えてもまた会えるのか。
頭の中は混乱したむま立ち竦んで動けない自分を他所に、 冷たい頬にそっと広がる温かさがある。>>424 相変わらず笑う顔は白かった。]
………、理論とか、 日向も委員長みたいなこと言うんだ。 優しいね、日向は。 何でそんなに優しくする、の。
(448) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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― 猫を噛めない窮鼠は ―
[体育館を出たあたしは、購買や保健室を巡る。 シャンプーやリンス、ボディーソープに洗顔フォーム。化粧水に乳液。タオルに着替え。そんなものを確保して。 準備万端整えてシャワールームへと向かった。 昨日は制服のまま寝ちゃったけど、今日はジャージで寝るつもりだ。
更衣室に入る。ブレザーを脱いでハンガーにかけた時、ばたんとドアを開ける音がした。 女子の誰かが来たのかと何の気なしに顔を向けて、あたしは凍りつく。]
なんで。
[あの男がいた。]
(449) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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[ 笛を吹き損ねたような呼吸をする。 頬を撫でて柔らかく笑みを浮かべる日向の姿が、 どうしてもかつての友人と重なる。>>0:284
真綿で首を絞められている気分。]
ずっと……学園祭の準備の時から、 会った時から疑問だった。
(450) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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[そもそもここは女子更衣室で、とかそんなことより、なにより。]
ここ、学校……なのに。
[学校だけは安全だと思ってた。ここだけは、あの男の視線が追いかけてこない。 唯一の、安心できる場所。 そのはずだったのに、どうしてあの男が、ここにいるんだろう。]
「香里ちゃん」
[あの男は、いつもと同じ、穏やかで、楽しげで、幸せそうな……それはそれは恐ろしい微笑を浮かべる。 その足がこちらに向かって踏み出されるのを見て必死で叫んだ。]
(451) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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誰か! 誰か来て! 芽依ちゃん! 実瑠ちゃん! 椿ちゃん! 日向ちゃん!
――――やだっ! 来ないで!
[助けは来ない。あたしの声は誰にも届かない。 あの男が一歩踏み出す。あたしは後ろに下がる。あの男がまた一歩踏み出す。 距離を詰められる。]
(452) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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[ 欲しくて欲しくて仕方がなかった、手を、そっと拒む自分は震えていた。 それに触れるのすら怯えている。]
日向はそんなに優しくていい子なだから、 ハッピーエンドなんて簡単に書けたんじゃないの。 皆んなの物語を継ぎ接ぎする意味あった? そのハッピーエンドに、あたしの手助け……必要だった?*
(453) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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触らないで!!
[あたしの声は届かない。 誰にも。あの男にも。 あたしの言葉なんかお構いなしに壁に体を押し付けられる。 恐怖に歪むあたしの顔を覗き込んで、嬉しそうに笑う。]
やだああっ!!
[シャツを強引に引っ張られた。ボタンが弾けて、三つくらいどこかに飛んでいった。]
やだっ! いやだったら!!
[押さえ込まれて、腕も足もまともに動かせない。 だったら、これしかない。 あたしは、渾身の力で、頭突きした。 目から火花が飛び散った。]
(454) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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[めちゃくちゃ痛かった。けど、痛がってる場合じゃなかった。 押さえつける力がゆるんだ。逃げるなら今しかない。 頭がぐらんぐらんして視界が歪む中、必死であの男を突き飛ばした。 更衣室を飛び出して、走る。 どこに逃げたらいいのかなんてわからないけど、走る。 階段を駆け上がって、上へ。上へ。
殺してやりたいくらい憎かった。 あの男さえいなければ、あたしはきっと幸せになれた。 だけど、殺すわけにはいかなかった。 あたしに殺されるなら本望だと本気で言う男の望みを叶えてなんかやるわけには、絶対いかなかった。]
はあ、はあ、はあ、はあ……。
[階段を上りきって、重い扉を開ける。 たどり着いたのは、屋上だった。]
(455) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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[殺すわけにはいかなかった。 あの男の望みなんか、絶対叶えるわけにはいかない。 なにより、あたしには母がいる。 あたしを育ててくれた母を、あたしの存在のせいでいろんなものを犠牲にした母を、殺人者の母親にするわけにはいかなかった。 だから、あたしにあの男は殺せない。
だったら。
息を切らしたまま、あたしは屋上の柵を乗り越える。]
(456) 2018/02/18(Sun) 23時半頃
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[あの男のいる世界で生きていけると思えなかった。 あたしにあの男を殺すことはできない。 そして生きている限り、あの男はあたしを追いかけるんだろう。 だったら――――あたしの方が消えるしかないでしょう?
かつん、かつん。足音が聞こえる。 あたしを追い詰める、あの男の足音が近づいてくる。 重い音を立てて、ゆっくりと扉が開く。 あたしの名前を呼ぶ声がする。
何度も何度も考えた。あたしはどこで間違えたのか。 何度考えても答えは一つ。 きっと、それは一番最初。
あたしが生まれてきたことが間違いだった。]
(457) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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[屋上から見える地面は、酷く遠い。 だけどそんなの、これから死ぬ人間には、関係なかった。
真っ白になって消えてしまえたらいいのに。>>0:145
赤い傘はないけれど、きっと地面に打ち付けられたあたしの体は真っ赤な血に染まるから、そんな願いが叶わないことだけが残念だった。]
(458) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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― 午後8:50 ―
[グラウンドの片隅で、マネキンから流れる血が雪を赤く染めていた。 こんな天気だというのに、ジャケットを着ていない。シャツとスカートというずいぶんと薄着の格好で。 さらによく見れば、着衣が乱れていることがわかる。 きっと、落下の衝撃で傷んでしまったのだろう。**]
(459) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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/* えーん、どうしようもないじゃんばかーーー。 えーーーーん。
(-99) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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[ たとえば、もしこの世界が 稀好が自殺したから出来たのだとして。 その事実を稀好が知ったのならば ふーん、と思う。
たとえば、もしこの世界が 稀好が自殺したから出来たものでないとして。 その事実を稀好が知ったのならば ふーん、と思う。
大して変わらない。 だって今ここに見える世界というのは どちらにせよ、変わらないのだし。 ]
(460) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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[ 生の続きに死が有る。
人は皆生きているが、軈て死ぬ。 死と引き換えに、生を奪われる。 又は生を代償に、死を手に入れることが出来る。
生と死は、等価なのだ。 同等なのだ。
なら、大して驚くことも無い。 恐怖は、感じてしまうけれど。
死は生と酷似するものであり、 変質しただけの、均しい概念だ。 ]
(461) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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[ と、稀好は思うようになった。 ]
(462) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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── 夜 ──
[ てくてくと、廊下を歩いて行く。 人の居ない廊下は、やけに足音が響く。 そのことを、校舎に閉じ込められて 初めて稀好は知ることが出来た。
そうして、稀好はふと思い出す。 学校祭の練習に残っていた日々。
高校の廊下が赤く染まるのを見たのを初めて見た。 雨の日は廊下で陸上部がトレーニングしてるのも 美術部がイヤホンをつけ自由に活動してるのも そのとき、はじめて知った。
まるで事故前の生活に戻れたみたいで 稀好は、とても、とても、楽しかった。 ]
(463) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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[ 準備期間中は祖母や介護士に頼んで、 家に帰ったら、出来ることだけは行った。 多くなる祖母の言葉の棘を、只管耐えた。
迎えた当日は、本当に愉快で きらきらと、今でも記憶の中輝いていて。
最優秀賞の発表の時なんて、稀好は何もかも忘れ 女の子みたいに両手を胸の前でぎゅてしてた。 自分のクラスが呼ばれたのなら、 比喩じゃなく飛び跳ねて喜んじゃって 男子でも女子でも、隣の人に抱き着いたりして。
忘れられないくらい、嬉しかったんだね。 ]
(464) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2018/02/19(Mon) 00時頃
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[ 階段を一つ上がって、見えるのは学校祭の景色。 でも、あれ? って稀好は思う。 違和感を、感じる。 こんなの、今年見てない。 これじゃない。
そうして、気付く。 これは、姉のときの学校祭の風景じゃない? って、気付く。
記憶に新しい今年の学校祭より 少し色あせたように見える、風景。
なるほど。 どうやら今度は自分の番らしい。 マネキンになって、との命令のようだ。 稀好はひとりで、納得した。 ]
(465) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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[ 導かれるように。 台本に書いてあるように。 稀好は、姉のクラスの扉を開く。
三年四組。 その戸を、開く。
四年前では、あるけれど 姉もまた、このクラスの一員だった。 ]
(466) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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[ 姉のクラスは、カフェを開いていた。
当日、見学を兼ね遊びに行った稀好は ふりふりのメイド服を着た姉にドン引きした。 うわ……マジ?って言った稀好を 姉は手が赤くなるほど強く殴った。 痛かったなあ。
かわいらしい装飾が施される教室で 誘うようにカーテンがゆら、と揺れている。 窓が開いているのが、見えた。
飛び降りればいいんだな、と稀好は思う。 手を掛けた窓枠は冷たくって、 でも稀好は、怯むことは無く。
手を離そうとしたのだから、だから。 ]
(467) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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[ 私はその手を、思い切り掴んだ。 ]
(468) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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[ 全く、手のかかる弟だなあ。 ]
(469) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2018/02/19(Mon) 00時頃
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な、 ね 姉ちゃん? なんで えっ?
[ 目をまん丸にして、稀好は驚く。 飛び降りかけた稀好の手を掴んだのは 四年前と何も変わらない姿をした姉だ。 つまりは、私だ。
私は、ようやく掴めた稀好の手をにぎにぎする。 手、でっかくなったなあ。 もう、高校三年生だもんね。
なんでもかんでも、ここから出るの。 ほら行くよ、はやくして。
戸惑う稀好を引っ張り上げれば 問答無用で私は告げて、 手を繋いだまま廊下に飛び出た。 ]
(470) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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[ こら、さっさと走んないと。
これどういう夢?って思ってる稀好に 声を掛けながら、廊下の奥を指して示す。 ずっと遠く、酷く伸びた廊下の奥から トラックが此方へ走ってくるのが見える。
はあ? って、顔を、稀好がする。 私も正直、はあ? って感じだけど。
本当、稀好は全部顔に出るなあ。 いや、私が姉だから分かるだけかなあ。 ]
(471) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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[ すぐに私は走り出す。 稀好の手を引いて、走り出す。
トラックの反対側の突き当りには 光の漏れる開いた扉があって、 つまりはそれが、出口だった。
足音が二つ。 遠くからトラックの音。 制服のスカート、走りにくい。 弟と同じ制服着てるなんて、違和感だ。
そっかあ、双子、みたいなもんか、今。 双子ちゃん、多いもんね、稀好のクラス。 ]
(472) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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姉ちゃんっ、 ねえ っちゃん!
[ 声も、低くなったよなあ。 身長も伸びたし、男らしくなったね。
まあでもまだまだ、心配なとこばっか。 正直母は、稀好が死んだって生きてけそうだけど 稀好は母が死んだら死んじゃいそう。 生きていたって、死にそうなのにね。 ほんと、弱いやつ。
でも、私の所為でもあるね。 ごめんね。 ]
(473) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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[ 私が生きてたら、違ったかなあ。 重荷を分けることも、出来たのかな。
いやでも、咄嗟に動いちゃったってか。 最期の言葉なんて、「稀好!」だからね。 どんだけ弟大好きなの、みたいな。 まあ、トラック、避けられる訳なくて。 即死だって。 わはは。
稀好は、もうそろそろ息切れしそう。 私は息してないから、しない。 ]
(474) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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[ 息もしないし、喋れなかった。
稀好だって好きでこんなになってない って声を荒げたくたって、 一人で苦しむ稀好を励ましたくても 死人に口は、無い。
まあ今は声聞こえてるみたいだし 正しくは無かった、かな。 過去形だね。 ]
(475) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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[ 結局のところ、私の存在は何だろう。 稀好が創り出した、姉が居たらこう言う、 分かってくれる、って無意識下の人格なのか。 若しくは世間一般の言う、お化けか。
私が本当に私なら。 つまりお化けなら、 友達とか、大好きだった彼氏にも会いたいし、 弟に貼り付いてるとか、ありえなくない? って、思わなくも無いけど。
心配だから弟見てたら、なんか四年経ってた。 みたいな能天気さが私にはあるから、どうだろう。 その能天気さを稀好もよく知ってるし、 だからこそこの問には答えが出ない。 ]
(476) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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[ いよいよ、すぐ後ろから走行音がする。 光の扉はもう目の前だったから。
とん、と私は稀好を押した。 あの時みたいに押した。 扉の外へ、押した。
そういえば、私が押した所為で何か所か 痣が出来たとこもあったらしいね。 それも、ごめんね。
稀好は泣きそうな顔をする。
そんな顔しても、私はそっち行けないよ。 お父さんもそろそろ待ち草臥れてるだろうし 稀好、来年大学生でしょ? 私より年上の弟とか、ありえないじゃん。 ]
(477) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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ねえちゃん、
[ ぐっと、稀好は唇を噛む。
全然納得しないです、って顔だ。 でも必死に納得しようとしてる顔だ。 泣くの堪えててすっごい不細工。 きっとこんな顔、私しか見たこと無い。
そうだ。 すっごい我儘言いたいときの 弟全面アピールな甘えた顔とか 対戦ゲーム中舌打ちする不機嫌な顔とか 私しか知らなかった稀好も、 いつか誰かに、見せて欲しいなあ。 ]
(478) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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[ ねえ、稀好。
我儘で、残酷なことかもだけれど、でも 私は、稀好が生きててくれて、良かったよ。
生まれ変わっても、また皆で家族が良いな。
お父さんも、お母さんも、多分そう思ってる。 死にたくなっても、でも稀好もそうでしょ。
分かっちゃうんだな、これが! ]
(479) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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[ クラクションの音が、鳴る。 ]
(480) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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[ いろんな感情がごちゃ混ぜになった顔で 唇を震わせて、覚悟したみたいに稀好は言う。
トラックの音がうるさくって でも何度だって聞いた言葉は しっかり、きちんと、拾うことが出来た。 ]
いって きます っ
[ うん、良かった。
これで私も、毎日毎日、届かない癖に 律儀に玄関で返してた言葉を ちゃんと伝えることが、出来る。 ]
(481) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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[ 行ってらっしゃい、稀好。** ]
(482) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2018/02/19(Mon) 00時頃
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[ 今回もまた、鐘は鳴る。
一階廊下、突き当り。 亀森稀好がいつもつけていたマフラーを ぐるりと巻いた、マネキンがいる。
持ち上げようとすれば、 左腕と右足がぽろりと取れるけど。
それ以外は、酷く綺麗な。 綺麗な姿の、マネキンだった。** ]
(483) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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/* 亀森のロルきれいだなあってずっと思っていたんだけど(あと、きよしはって書き方がたまらなく好き)、お姉さんのところ見て、もう自然と涙が出てきてしまって、ファンです。メモ挟んでごめんなさい。
(-100) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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―病院前―
[吐き出した息が白い。 病院まで辿り着き、 ガラス戸の向こう、級友たちの姿を認めたはいいものの、 何となく足を踏み入れることは躊躇われて、 俺は、外にぼんやりと突っ立っていたと思う。
別段、深い理由があるわけじゃない。 御供のホットミルクティーを啜りつつ、空を見上げた。
星は、見えない。]
(+19) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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[――進君は、怪我はないかい? 白衣のおじさんを見上げて、俺は小さく頷いた。 何か聞きたげな顔をしていたけれど、 俺はそれに気づかないふりをしていた。
血だまりに沈んだ弟と、その傍らで茫然としていた兄。 死人に口はない。 その真相を知り得るのは、生き残っていたほうだけ。
一体何があったのか、探るような眼差しと 片割れを喪った憐み。
病院は好きではない。 もう、十年も前の話で、 今となっては誰も気にしちゃいないというのに。 未だ、視線を感じるような気がした。*]
(+20) 2018/02/19(Mon) 00時頃
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