173 冷たい校舎村 番外【突発R18 半身内】
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
ヒナコに8人が投票した。
イスルギに1人が投票した。
ヒナコは村人の手により処刑された。
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リツ! 今日がお前の命日だ!
2015/11/05(Thu) 00時頃
|
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
リツが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、クリスマス、ヒュー、タルト、ミサキ、ラルフ、イスルギ、メルヤの7名。
────キーンコーンカーンコーン……
(#0) 2015/11/05(Thu) 00時頃
[午前8時50分。3度目のチャイムが鳴った。
相変わらず真っ白な風景に、朝を実感するのは難しいだろうけれど。
そうだな、君たちはいつ気付くだろう。
この校舎から、また、二人が消えたこと。
その代わりに、二体のマネキンが現れたこと。]
(#1) 2015/11/05(Thu) 00時頃
[ともかく、君たちは二度目の今日を迎えた。
時計を確認してごらん。日付は、変わっちゃいないはずだ。
改めまして、ようこそ冷たい校舎へ。新たな今日を、どうぞよろしく。]
(#2) 2015/11/05(Thu) 00時頃
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/* ブエー 更新間に合ってよかったー
さて、これから、なんだが どうしよ
(-0) 2015/11/05(Thu) 00時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/11/05(Thu) 00時頃
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[ これはだれのきおくでしょうか。 ]
(0) 2015/11/05(Thu) 00時頃
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― ―
[ 多分、あのまま保健室で、寝たはずだった。
でも、あれ?夢見、は、悪い方だったかな。 なんといえば、いいのでしょうか。 全部不思議な世界、って理由で、片付くんでしょうか。 私、ただでさえ人の気持ちに気付かないのに。 自分の気持ちなんて、もっと気付きやしないのに。
この世界の主の気持ちなんて、ねえ。 ]
(1) 2015/11/05(Thu) 00時半頃
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[ とにかく、くらいよる、だったわけです。
冷たい風がびゅうびゅう吹いて、 遠くの方には、ビルの光も見えて、そう、高所でした。 わたしは高いところが大好きです。
星は、ありません。今だけじゃ、ないです。 あのときからずっと、ありません。
どれだけねがっても、もうありません。 ]
(2) 2015/11/05(Thu) 00時半頃
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[ わたしの、ブラウンは。 夜の街を見ているらしい、誰かの背を映していて。 背丈は、まるきり、同じ。短い髪を、風に揺らめかせて。
「あなたはだれ?」 返事は、まあ、かえってこなかった。 期待してないから、いいけどさ。
でも、返事はなくて。会話も無くて。 そんな状況だって言うのに。 しかもわたしには、気持ちをよむのーりょくなんて。 そんなの、ない、筈なのに。
思ってることが、流れてくるような? ふわんとした表現、そんな感じが、して。 ]
(3) 2015/11/05(Thu) 00時半頃
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[ なにやら、言う訳、です。 ]
(4) 2015/11/05(Thu) 00時半頃
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[ うらまないでください。 自分勝手、わがままなメールを送ることを。
かなしまないでください。 ―――もし、わたしをおぼえていたのなら、
身近なだれかが、しんでしまうことを。 ]
(5) 2015/11/05(Thu) 00時半頃
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[ 最後になにか、遺したかったんです。 なんでも、よかったんです。覚えてくれるなら。
あの思い出の中にいた、皆に、 わたしという人がいた、って。 そんな、痕跡が、のこせる だけ で、 もう――― ]
(6) 2015/11/05(Thu) 00時半頃
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[ ――――衝撃、と、 ]
[ チャイムの、音 ]
(7) 2015/11/05(Thu) 00時半頃
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/* 妹と兄の話は書けました。 ヨウくんとあの子の話が書けません。くそ、NPC相手にも桃がまともに書けないなんて……
(-1) 2015/11/05(Thu) 00時半頃
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/* 回想終わる気がしないですが、いろんな人を疑ってる流れ的に、他の人に分かりやすい方がいいよねと、回想は早めに出したくて……!3d!あした本気出す!
(-2) 2015/11/05(Thu) 00時半頃
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[女の子たちが、保健室へと向かっていった(>>2:391,>>2:393,>>2:400)のを見送って。 そろそろ寝ようかって、寝袋に手をかける。 血がついているのが見えて、ようやく手を洗い忘れたことに気が付いて。 檜山には小突かれてしまって(>>2:386)、ちょっと反省。 手を洗ってから、眠りについた。*]
(8) 2015/11/05(Thu) 00時半頃
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― 朝・保健室 ―
[ こんなにひどい寝覚めがあっただろうか。
チャイムの音で飛び起きる、のは。 国語の時間、居眠りをするので、まあ、ともかくとして。 女の子みんなで入った保健室、多分、起きたのは。最初?
藤舎明夜は、二番目だってことに、まだ、気付いてない。 気付くより前に、ちょっと。 自分の身ってやつが、危なく、感じた。
どうしてでしょう。 ]
(9) 2015/11/05(Thu) 00時半頃
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――朝・教室―― [目を覚ます。 いつも通り、遅刻しないギリギリくらいの時間。 もう少し早く起きられれば朝食を作る余裕があるのだけれど、朝はあまり得意ではない。 見回せば、平坂の姿がなくて。(>>394) 料理上手な彼は、朝食を用意してくれていないかななんて期待する。 そういえば、昨日の朝から何も食べていなかったなあって。 それどころじゃなかったから、空腹も忘れていた。 むくり、起き上がって、とりあえず家庭科室へ。]
(10) 2015/11/05(Thu) 00時半頃
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――――、
[ 冷や汗が、べったり、髪に張り付いて。 息、荒い、な。起きてない、でしょうか。皆。
まだ、ひとりいないことに気付いてない。 藤舎明夜は、馬鹿です。 深呼吸を繰り返して、それでも考えるのは自分のこと。
なにか、音が、したっけ。してない筈、なのに。 あたまが、がつんと、殴られた、――違う。 ああやっぱり、どこか、から。おちた、みたい。
頭痛すぎて気持ち悪い、とか。 ぐらぐら、そんなことも、思う。
数度、呼吸を繰り返して。 ようやく落ち着いた頃、スリッパをつっかけて。 今度は静かに、部屋を出た。 ]
(11) 2015/11/05(Thu) 01時頃
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[家庭科室の前まで来て、気配がないなあと思う。 けれど、一応扉は開けてみた。 やっぱり誰もいなかったけれど、文化祭の日のままなわけで、あっちの調理台には焼きそば、こっちにはクッキーというように色んな料理が積み上がっている。 せっかくだから、いただこう。 空腹を自覚しながら、お好み焼きの前に立ち。]
いただきまー、す
[小声で呟いて、箸をつけた、瞬間。
チャイムの音が、聞こえた。(>>#0)]
(12) 2015/11/05(Thu) 01時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2015/11/05(Thu) 01時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2015/11/05(Thu) 01時頃
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[ ぺた、ぺた。 スリッパを鳴らして、向かう先は女子トイレ。 気持ち悪いなあ、ってなったから、其処以外なくて。 本当に――吐いてしまう、かは。ともかく。 行くに越したことはないって。 ]
(13) 2015/11/05(Thu) 01時頃
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― 1階女子トイレ ―
[ …そこで、そこで。ようやく。 なにか、そう。ポーチを見つけた、わけ、だけど。 誰かの…そうだ、見覚えがある、雛子のだ。
先に起きたのかな、とか。 ここでようやく気付いた。 忘れ物?それとも――何か、あったのかな、とか。 ポーチの置かれた、鏡の前。 重い頭で、考えて、みたけれど。
――その最中、ふ、と。 鏡が、ブラウンが、見えて。 ]
(14) 2015/11/05(Thu) 01時半頃
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[ ――そこには、藤舎明夜が映っている。 いや、そりゃあ、当たり前、だけど。 他の人が映っていたら、ホラーだし。 それとも、この世界なら、ありえるのでしょーか。 とか、やっぱりどこか、重い頭は鈍く回る。 ブラウンと、目が合う。 ただ見えるものを映す、瞳。よるのいろじゃ、ない。
その、もうちょっと、上。 短い黒髪の奥、額から、蟀谷にかけて。 肌色がちらつく向こう、 ]
(15) 2015/11/05(Thu) 01時半頃
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[ 赤黒い、痣。 ]
(16) 2015/11/05(Thu) 01時半頃
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── 現在:自宅 ──
[吐き気で、目が覚めました。
飛び起きて、よろめいて、 手をついた拍子に、がたん、と音がしました。
その瞬間から、寒くて、寒くて、 歯をガチガチ鳴らして、 毛布を引き寄せる雛子に、 音に驚いてやって来たおねーちゃんが、 慌てて、一度立ち去って、 ホットミルクを持ってきてくれました。]
(+0) 2015/11/05(Thu) 01時半頃
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………?
[ ぼんやり、鏡の中の自分と目が合って。 ぐら、って。首を傾げたら、一緒に傾げられました。
はて、こんなの、あったでしょうか。 ―――無かった、筈です。だって、目は良いから。 多分、触ったら痛いんだろうなあ、とか。 見た目も、割と、グロテスク、とか、思うけど。
でも、あいにく、ちょっと。 ポーチの持ち主を捜したい、訳で。 ]
(17) 2015/11/05(Thu) 01時半頃
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[やさしいおねーちゃんが、 『大丈夫?』って、背中をさすってくれても、 『悪い夢でも見た?』って、 冷えきった手を握ってくれても、 雛子の心は、凍えたまま、でした。 きっと、抱え込んだ罪悪感のせいでしょう。
それでも、落ち着きを取り戻した雛子に、 おねーちゃんは、言うのです。
『最近、おかしいよ。どうしたの』
優しい声で、問うのです。]
(+1) 2015/11/05(Thu) 01時半頃
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[『ねえ』
ものをおなかにいれたら、 また少し、気分が悪くて。 すこしうつむきがちに、 ぼう、っとしていた雛子を、 覗き込むよーにして。
──ああ、 どんな表情してるのか、わかりませんでした。
『 ── と、何があったの』
あの男の名前が、聞こえました。 顔を上げる勇気、ありませんでした。]
(+2) 2015/11/05(Thu) 01時半頃
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[ 遠野雛子は、還ってきました。] .
(+3) 2015/11/05(Thu) 01時半頃
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/* おねーちゃんの容姿、アオイあたりが近いかもしれないぞ アオイメルヤみょんこの融合系的な
(-3) 2015/11/05(Thu) 01時半頃
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[ 幸いだったのは、多分。 赤黒い、それが、黒髪に少し紛れてるってところ。 どーにかなるかな、って。ポーチを手に取って。 ぺた、音を立てて、再び廊下へと** ]
(18) 2015/11/05(Thu) 01時半頃
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/*
「痣 色」で検索
(-4) 2015/11/05(Thu) 01時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/11/05(Thu) 02時頃
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/*
みおくりろる は おきてから したい……(ねむい)
(-5) 2015/11/05(Thu) 02時頃
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/*
あと雛子のマネキンは岩動が見つけるのがいいかな?と おもうし
ちょっとようすみたいんだよ な。
(-6) 2015/11/05(Thu) 02時頃
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/*
あとみんなご飯食べよう!!!
(-7) 2015/11/05(Thu) 02時頃
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―昨日:シャワー室にて―
[ 空気が固まる瞬間、というのを、みなさんはご覧になったことがございますでしょうか。私はその時正に、それを見ておりました。 あぁ、私はまたなにかひとつ、間違ったのです。] [ 私は、その地に縛られたかのように、一歩も動きませんでした。]
(19) 2015/11/05(Thu) 05時半頃
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[ 雛子を見送った後に、私は誰もいないシャワー室へと戻りました。けれど涙は流しません。それだけは、私がしてはいけないことですから。一人になりたかったのは、今誰かと会ってしまうと、みっともなく泣き出してしまいかねないと思ったからです。 それは決して雛子のためでも、誰のためでもない、私自身の利己的な願いでございました。 神様がいるなら、きっと今すぐ私に罰をくださいます。惨めで愚かで汚らしい、私への罰をくださいます。けれどそれを私は望んでおりません。私が望んでいるのはただ一つ、幸せなのですから。]
(20) 2015/11/05(Thu) 05時半頃
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―教室へ― [ しばらくして私も、教室へと戻ってまいりました。誰かに話しかけられたら笑顔で応対したでしょう。いつも通りの、普通の微笑みです。もうこの奇妙な空間に、泊まるほど長い間居たという事に、とても疲労感を覚えました。人に気を使う事は慣れていましたが、一人になる時間がこうも極端に少ない事はなかなかないので、うまく配分ができていないのでしょうか。友達は多い方だと思います。けれど、誰かと話す度に、私は自分の魂を削られていくような疲労感を覚えるのです。それはきっと、それが私の気遣いの方法ということなのでしょう。]
(21) 2015/11/05(Thu) 05時半頃
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[ 少し、疲れた顔をしていたかもしれません。大きなため息を無意識についてしまいそうになった時に、幼馴染の声が聞こえました。>>2:322 女子は保健室で寝たら?という言葉に、あぁ、うん、と曖昧に返事をします。こんなことは初めてですが、あまりまともに、皆の話を聞いていなかったのです。]
いいんじゃないかな、どこでも……保健室でも……。
(22) 2015/11/05(Thu) 05時半頃
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[ ぼうっと、無責任にその言葉を吐いてから、唐突に頭を覚醒させました。あぁ、これはまた、言ってはいけない事を言ったんではないでしょうか。適当に言葉を返すだなんて、相手に失礼な話です。ですから私は慌てて、言葉を付け加えました。]
こんな状況だし、一人で寝るような事がないなら、どこでも大丈夫と思うよ。
(23) 2015/11/05(Thu) 05時半頃
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[ 笑顔のまま、私はそう答えます。けれど、この空間が弾けて消えてしまえば良いと思いました。もう何もかも、疲れ切ってしまったのです。 この感覚は、最近いつだって感じておりました。どうでもいいとか、なんでもいいとか、そういう何か感情がある思いではなく、ぼうっと空を見ていると、まるで脳の中がすぅっと丸ごと、宙に浮かんで消えていくような。 消えてしまいたいとか、死んでしまいたいとか、そういう欲がある訳でもなく、ある日私は、急に、まるで何かに呼び寄せられるみたいに、急に。
私には、きっともうずっと、何もありません。]
(24) 2015/11/05(Thu) 05時半頃
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[ その時聞こえた声は、ふっと私の体を軽くしました。今まで私は、どこを見ていたのでしょう。真白くけぶっていた視界が、途端に教室へと戻っていきます。私はのろのろと、その声の方へと振り向きました。>>2:345 いつもクールぶってて、でも時折すごく幼い表情を見せる幼馴染の顔は、今までに見たことがないくらい、おとこのこの顔をしておりました。]
さっきの、こたえ。
(25) 2015/11/05(Thu) 05時半頃
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[ 噛み締めるように、その言葉を口にします。それは私に冷静さを戻すのには、きっと最適な答えだったんでしょう。私の顔は見る見るうちに熱を持って、思わず両手で顔を覆いました。]
う、うん、だいじょうぶ、い、いつでも、いいから……。
(26) 2015/11/05(Thu) 05時半頃
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[ こくこくと頷いて、じゃあまた明日ね!なんて、逃げの言葉を口にして、私は慌てて女の子たちの元へ向かいました。 世界が壊れればいいだなんて、どうして思ったんでしょう。だって私はまだ、こんなにもどきどきできるのです。私の中に何もないだなんて、そんな事、ないのです。]
(27) 2015/11/05(Thu) 05時半頃
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―次の日、朝― [ もしかしたら、陸がごはんを作っているかもしれないと思った私は、少しだけ早起きをして厨房へと向かいました。矢張り思った通り、厨房にはいい香りと暖かな湯気が充満しております。]
(28) 2015/11/05(Thu) 05時半頃
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りっくん? ごはんつくるなら、私も手伝うよ。
[ 私がそんなに役に立たないと言うこと、それは重々承知しておりましたが、昨日からもうずっと、どきどきして、いてもたっても居られなかったのです。どうしてでしょう、陸の居た気配は確かにするのに、厨房はまるで人気がなかったのです。温かいはずなのに、私の肌は粟立っておりました。不安は強くなるばかりで、思わず声を大きくしてしまいます。]
……りっくん! どこにいるの?おなべ、火にかけっぱなしで離れたら、危ないじゃない。 近くにいるんでしょ?どこに――
(29) 2015/11/05(Thu) 05時半頃
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[ カタン ]
(30) 2015/11/05(Thu) 05時半頃
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[ その時、足元に触れた冷たい感触を、私は一生忘れないでしょう。
「もう、そんなことばっかりしてたら、いつか刺されるんだから。」
昨日の私は、預言者だったのでしょうか。 ならどうして私は、彼を救えなかったのでしょうか。 自分が赤く染めあがるのをどこかで理解しながらも、私はその場にへたり込んでしまいました。 頬に貼られた湿布。彼の着ていた、かっこいい顔によく似合う青いパーカー。 それは紛れもなく、陸を模していたものだったのですから。
そこは惨状でした。真っ赤に染めあがった彼の庭の真ん中で、陸であったモノは、まるで誰かの恨みを表したかのように、ずたずたに引き裂かれていたのです。]
(31) 2015/11/05(Thu) 06時頃
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[ 誰かが悲鳴をあげました。この世を恨むような、胸が引き裂かれるような、悲しい叫びでした。それが私の叫びだと気付いたのは、それからしばらくのことです。]
(32) 2015/11/05(Thu) 06時頃
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[ こんな時だって、私は泣きません。だって唯一私の涙を拭ってくれそうな人は、今目の前で、無残にも砕け散っているのですから。**]
(33) 2015/11/05(Thu) 06時頃
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ひまわりが咲いたみたいって、思ったの。
(34) 2015/11/05(Thu) 06時頃
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[ 母は、少女のような笑顔で嬉しそうにそう言いました。生まれたばかりの私の笑顔を初めて見た時、そう思ったんだと。 この子の笑顔は人を幸せにするから、いつだって太陽みたいに輝いて、皆を照らし導く、愛される、ひまわりのような笑顔の女の子。これが私の名前の由来でございました。少女漫画のような名前だと、馬鹿にされた事もありましたけれど、昔まだ私が小さい時、幼馴染が「にあってるんじゃない?」と言ってくれた事があります。 あの頃、私はまだあなたの事がそういう意味で好きではありませんでしたが、それでもとても嬉しく思ったことを、覚えています。 母が望んだように、私は笑顔が自慢の子になりました。けれど、笑顔でいるからといって、私がひまわりになれるという訳ではありません。 愛を知らないひまわりの花は、他人への愛の与え方も、わかっていないのです。]
(35) 2015/11/05(Thu) 06時頃
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[ 孤独というのは厄介なものです。本当に私がこの世界でただ一人だったら、寂しいけれどそういうものだと納得できたかもしれません。けれど、世界には私以外の人が数えきれない程居て、彼らはお互いを支えあって生きているのですから、どうしても私だけ孤独だと思ってしまいます。]
(36) 2015/11/05(Thu) 06時頃
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[ 私の母は、私のことを愛していました。いえ、正確にはひまわりという出来の良い娘を愛しておりました。 品行方正で、友達も多くて、みんなの人気者のひまわりのような笑顔の少女。異性からも人気があり、先生からの評判も良いけれど、ちょっと派手な子たちとも仲が良くて、かっこいい幼馴染と仲がいい。 母は、そんな私をとても自慢に思っているようでした。けれど、どれか一つでも欠けると母は烈火の如く怒るのを私は知っております。普段の優しい仮面をかなぐり捨てて、私をなじるのです。]
(37) 2015/11/05(Thu) 06時頃
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[ なんでこんなこともできないの。なんでちゃんとやらないの。だから友達にも嫌われるのよ。 その度に私はごめんなさい、嫌わないで、ちゃんとやるから、許してと母に縋りつきます。 友達は多い方です。けれど私は、どうしても他人から注がれる愛が信じきれないでおりました。だって私は、両親の愛をいただいた事すらないのです。 母の顔色を伺うようになりました。そして、友人の顔色も伺うようになりました。 泣くことも、怒ることも、悲しむことも、私には必要ありません。 それは、してはいけないものです。私は母の自慢の、ひまわりの花なのですから。]
(38) 2015/11/05(Thu) 06時頃
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[ 父はとても立派な人でした。頭が良く、誰もが憧れる一流大学を出て、誰もが知る大企業の幹部まで上り詰める、ハンサムなエリートである父は、娘の私から見てもとても立派な人でした。けれど、父は情の薄い人間で、彼の知る限りの家族愛というものを必死に演じているのが、幼い私でもわかるくらいでした。]
(39) 2015/11/05(Thu) 06時頃
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[ パパ、今度ピアノの発表会があるの。 幼い私がそういうと、面倒くさそうな顔を隠しもせずに、仕事があるから行けないなあと言います。父と母によく頑張ったねと頭を撫でて欲しかった私は、とても悲しくて泣いてしまったのを覚えています。すると父は、慌ててわかったわかった、一応予定開けてみるから。すぐ泣かないんだよ。と撫でてくれたのです。私はそれが嬉しくて、もう悲しくはなかったのに、泣き続けました。けれどものの1分も経たない内に、気付いてしまったのです。父のその言葉は、貴重な休日を私なんかで潰されたくないから、必死にそれらしい事を並べているだけだと。 私は幼かったですが、その時に悟りました。 父も母も、娘を愛する事を強いられているだけで、本当に愛してはいないと。 結局父は、発表会には一度も来たことがありませんでした。]
(40) 2015/11/05(Thu) 06時頃
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[ 暴力を振るわれなかったら愛なのでしょうか。 上辺の愛だけでも与えられたら愛なのでしょうか。 ごはんがあって、寝床があって、それすらあれば何もいらないのでしょうか。 私は人間でした。感情のある、欲深い、人間でございました。愛されたいと願う、一人の人間でございました。だからせめて母の思い通りの人間になろうと、必死で生きてまいりました。 ひまわりの花は精一杯背伸びをして、太陽へ手を伸ばそうとしておりました。決して届く筈もないと、わかっていながら。**]
(41) 2015/11/05(Thu) 06時頃
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|
/* あれ、平坂パーカー着てるんだっけ……?制服の下とかにパーカー着てたっけ 後で確認しよう……
(-8) 2015/11/05(Thu) 07時頃
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―回想:とある日のこと―
[それは、文化祭が終わってからのこと ママの妹、看護師の寧子さんが遊びに来た
そして、寧子さんは見てしまった こひめに赤を刻むママと にこにこ、うれしそうにそれを受け入れるこひめを
悲鳴が聞こえた
いつも低い声の寧子さんが そんな高い音を出せるなんて こひめは知らなかった
いつも冷静な寧子さんが ママをののしるなんて思わなかった
こひめはママはこひめを 愛してくれているだけだよっていった]
(42) 2015/11/05(Thu) 07時半頃
|
|
[それから、何が起きたかは よく覚えていない
寧子さんがこひめに静かに そちにゅういん、とか かくりびょーとー、とか
よくわからない言葉をいってて
こひめにわかったのは ママが、こひめから奪われたことだけ]
(43) 2015/11/05(Thu) 07時半頃
|
|
[寧子さんはこひめを ママとこひめが暮らしていた家から連れ出して 自分のアパートに連れていったの
『これからは、傷つかなくていいからね』 寧子さんはそういった
こひめにはよくわからない こひめ、きずついてないよ ママが付けてくれた最後の印が鈍い痛みを残して もうすぐ消えてしまいそう ママがいなくて、誰が許してくれるの?]
(44) 2015/11/05(Thu) 07時半頃
|
|
[寧子さんは、こひめが、他人がいる状況に どうにも慣れられないみたい 時々、苦しそうにしてるのが見える
あぁ、やっぱり こひめはいるだけで 罪を犯しているの
誰も刻んでくれないから こひめは自分で痕を付けたの ママのつけてくれた痕に重ねるように一筋
違う 流れる赤い色はママの時と同じなのに 自分でつけたものでは許してもらえた気がしない]
(45) 2015/11/05(Thu) 07時半頃
|
|
[それならこひめは誰に許してもらえば
――こひめを許してくれる人なんて もうどこにもいない*]
(46) 2015/11/05(Thu) 07時半頃
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|
―現在:朝―
[保健室で休んで チャイムの音にぼんやり目を覚ましたら 周りにはだれもいなかった
袖をまくりあげ いくつもいくつも印の残った腕を確認する
そして、保健室の水道で顔を洗って 鏡を見てメイクを整えて]
うん、今日もこひめはかわいいのぉ
[全身鏡がないのは残念だけど くるりとその場で回転して、 自分の姿を確認する]
(47) 2015/11/05(Thu) 08時頃
|
|
[チャイムが鳴っていたからと ポケットのスマホを取り出して 時間をみてみた]
あれぇ?
[日付がおかしい気がした]
気のせい…?
[こてり 首をかしげるけれど、答える人はいない]
誰かに会ったらぁ、確かめよぉ
[また制服のポケットにスマホを入れて 食材確かめたら 陸がハンバーグ作ってくれるかもと たんたん、かるく、 厨房へと向かうことにした]
(48) 2015/11/05(Thu) 08時頃
|
|
―厨房―
[辿り着くと先客がいるのが見えた]
ひまわりちゃん、おはよぉ どうしたのぉ?
[呆然としてるように見えて こひめはてとてと近づいて 彼女の視線の先を覗き込んだ]
わぁ
[目に飛び込む散った赤 そして、白いマネキンの姿]
(49) 2015/11/05(Thu) 08時頃
|
|
りっくんだぁ
[疑いようもなく、それは陸に見えて]
ふふ、りっくん いいなぁ
[こひめは笑う]
いっぱい刻んでもらえてるぅ いっぱい許してもらえてるぅ
そっかぁ、ここにいなくていいよぉって 許してもらったんだねぇ
いいなぁ ふふ、ふふふ
(50) 2015/11/05(Thu) 08時頃
|
|
[こひめは笑う 楽しそうに
……うらやましそうに**]
(51) 2015/11/05(Thu) 08時頃
|
|
/* みんな厨房に行く気配を感じるので、3階の生徒会室に行くのが教室の位置的にはスマートなんだけど……生徒会室どうやって覗こう。石動くんに乗っかろうかな。
(-9) 2015/11/05(Thu) 08時頃
|
|
/* おくすりのせいで全く起きてられないです。もうしわけなさ…
(-10) 2015/11/05(Thu) 09時頃
|
|
――教室――
[チャイムの音で目を覚ました。 ずいぶんと寝坊したなあ。外は相変わらず白いけれど、寝る前ほど暗くはない。
腹筋の力だけで起き上がって、平坂と古屋の姿が見えないことに気づく。]
おはよー
[小声でそう言って、するりと寝袋から抜け出した。]
(52) 2015/11/05(Thu) 11時半頃
|
|
[教室を出て、廊下へ。 と、声>>32が聞こえた気がした。
どこだろう。 多分、下の方。
自然と足は階段に向いた。]
(53) 2015/11/05(Thu) 11時半頃
|
|
[ぺたり、ぺたり。 上履きが鳴る。 声の残響を追いかけるように、歩く。その道には、酷く見覚えがあった。 通い慣れた風景だ。]
調理室。
[ぽつり。呟いて、少し足を早める。 ぺたぺたという足音が、少し後ろからずれて聞こえた。]
(54) 2015/11/05(Thu) 11時半頃
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――調理室――
[一年生で調理部に入ったときから、ずっとお世話になった教室。 そこにいるクラスメイトは二人。古屋と咲野だ。 ――いや、違う。床に、一人。
人肌ではあり得ない光沢で蛍光灯を照り返すそれと、床に流れ、飛び散る赤に自然と眉間にシワがよった。]
(55) 2015/11/05(Thu) 12時頃
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[一歩、一歩進む。 床に倒れている誰かさんの代用品は、男子生徒の制服を着ていた。 横たわるそれの顔の部分が、あの日パンケーキを勧めた人と被る。]
平坂。
[呟いた声から、苦々しさが漏れた。 なんだって、お前。 こんな掃除がしにくいように倒れてるの。**]
(56) 2015/11/05(Thu) 12時頃
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/* >>56すき
(-11) 2015/11/05(Thu) 12時頃
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/* 掃除のしやすさなら誰にも負けない雛子 衛生的
(-12) 2015/11/05(Thu) 12時頃
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/* すまぬな(∵)(割と思ってた)
(-13) 2015/11/05(Thu) 12時頃
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/* 待って 食堂の厨房と調理室って同じなの……? 平坂の表記に合わせたらいいかな……
(-14) 2015/11/05(Thu) 12時頃
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/* というか、一般的に家庭科室と調理室って同じなのかな? 一個前の村でも表記が混在してて、自分の表記も揺れてよくわからなくなっていました 自分の高校では被服室調理室まとめて家庭科室って呼んでたなー
(-15) 2015/11/05(Thu) 12時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/11/05(Thu) 12時頃
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― →3階 ―
[ まだ、その時は誰も起きてなかったから。 一階は静か、で。叫び声も、無くて。 だから、自然と階上に行くわけで。 ぺた、ぺた。スリッパの音が、小さく響く。
スリッパで階段は、なかなかに歩みづらくて。 少しばかりスピードは、遅かった。 雛子、何処なんだろう、って。 不安、みたいな何かが、ただ、つま先から這い上がる。
一階、二階。のろのろ到達したところで、 ふ、と。見上げる。廊下じゃなくて、更に上。 三階までの、階段。 ]
(57) 2015/11/05(Thu) 13時頃
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[ はいている人だけ、いなくなっちゃったみたいな。 そんな、脱ぎ捨てられた、スリッパ。 ]
(58) 2015/11/05(Thu) 13時頃
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[ 誰の、なんて。 学校のスリッパだけじゃあ、分かる筈ないのに。 雛子、確かに昨日、はいてたけど、さ。 他にもいたかも、しれないっていうのに。 ] 雛子…?
[ って、出てしまうのは、 結びつけ、て、しまったんだろうか。 スリッパ、確かにあがりづらい、もんな、とか。 歩くならまだしも 走る なら、 ―――走るなら、って、どうして? ]
(59) 2015/11/05(Thu) 13時頃
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[ あの子は、帰ったんだって。 ]
(*0) 2015/11/05(Thu) 13時頃
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[ 覚えてないの? ]
[ 帰れるといいね、って。 ]
[ 言ったのは、わたし なのに。 ]
(*1) 2015/11/05(Thu) 13時頃
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[ ぐらん、って。頭が、一瞬重くなったけど。 また、血の気が、引いた感覚がしたけど。 ]
…ひなこ、どこ、
[ あのこがだいすきなおねーちゃんとは似ていない、 全然あったかくも、柔らかくも、ない声は、出た。 ポーチを持っていない方の手で、 スリッパを片方ずつ拾って。 三階に、ぺたん、踏み入って。 寒さに強い筈の身体が一瞬、震えた。 ポーチを落としそうになって、慌てて引っ掴む。 廊下を見渡して、どこ、分からないんです。 それ以上、痕跡が、なくて。 うろうろ、歩み出しても、みて、考える。
―――あのこのばしょは、どこだったんだろう* ]
(60) 2015/11/05(Thu) 13時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/11/05(Thu) 13時半頃
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/*
行数がたりない件について #まとめるどりょく
(-16) 2015/11/05(Thu) 13時半頃
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/*
・せんぱいの話と関係 ・せんぱいがしんだこと ・しのうとおもったときのこと(最終日)
(-17) 2015/11/05(Thu) 14時半頃
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/*
雛子落ちたしここでしかないかなって ぽつぽつ打ってるんだけど ぐええ回想まとまんねえ…
(-18) 2015/11/05(Thu) 14時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2015/11/05(Thu) 15時頃
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[おねーちゃんは、何も言わない雛子に、 『落ち着いたらちゃんと話して』と言いました。 淡々と、静かな声で。 息が止まる。
雛子だって、わかっていました。 ただひとり、雛子を見ててくれる、おねーちゃん。 隠し通せるわけがないって。
部屋を去っていった、おねーちゃん。 ひとり俯いたまんまの雛子。
ホットミルクは、口にべたべたと残ります。 気持ちわるい、な。息が苦しい。 そう思いながらも、スマホに手を伸ばしたのは、 あの、遺書のようなメールを思い出したから? それとも、雛子が、どーしよーもないだけ?]
(+4) 2015/11/05(Thu) 17時半頃
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[……とにかく、スマホを手にとって、 ミキたちからのメッセージに紛れて見つけた、 新着メールの文字。送信者、とーしゃめーや。
珍しい、です。めーちゃんからメールが来るなんて。 ぞわ、と、背筋を何かが走ったのは、 なにか嫌な予感、と呼んでも良いものでしょーか。]
(+5) 2015/11/05(Thu) 17時半頃
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[とにかく、雛子は見つけました。あの遺書の持ち主を。 ── あの世界は、だれのものだったのか。] .
(+6) 2015/11/05(Thu) 17時半頃
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[胸が、つかえるようでした。 息ができない。心臓が止まる、よーな。
どーして、と雛子には言えないな。 雛子が死んだって、きっとみんな言ったはずです。
(どーして)(あんなに気楽そうだったのに)
そーゆーこと。こころは、静かに死んでゆくものです。
そんなことより。 思い出して、口を手で覆った雛子。 涙が込み上げる感覚がして、顔全体を覆った。]
(+7) 2015/11/05(Thu) 18時頃
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[ ──めーちゃん、あなた。帰れるといいねって、言ったね。
だから、雛子はここにいるのでしょーか。 これも、めーちゃんの、望みでしょーか。
ごめんなさい。ただ、唱えます。 ごめんなさい、わたし。 声は、届きません。*]
(+8) 2015/11/05(Thu) 18時頃
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[我に返って、メールを打ったのは、 それ以上の情報が、何もなかったからです。
はじめに檜山にメールをしたのは、 彼が委員長だから、です。 『めーちゃんについて なにか連絡きてますか?』って、 それだけの文章を、そのまま、 めーちゃんと親しかった子にも、送ろうとして。
あれ?と手を止めました。 その程度のことも、雛子は知らない。 雛子がちらりと見ただけで終わった、 ひめちゃんの作業を手伝ってためーちゃん。 女のピラミッドの、彼女はどこにいたのでしょーか。 ベースが嫌で、体重も、勉強も、何もかも削ってった、 立ち位置に固執していたはずの雛子にも、 よく、わからない。めーちゃん。 思った以上に、わたしはあなたのことを知りませんでした。]
(+9) 2015/11/05(Thu) 18時頃
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─ 一日目 夜:教室にて ─
[寒いな、って、思いました。]
[机の上、雑に新聞を置くと、視界には白い顔をした遠野雛子が居て、僅かに現実感が戻ってくるような、そんな感覚がある。 足が浮いているみたいなんだ、まるで。 叩き付けて割った拳の痛みも、どこか遠くの世界のことのようで。 新聞が染まるのも、ぼんやりとした世界の一部。
止血も、洗い流すこともしないで、 少しずつ身体から失われていく赤色。 指先が、冷える。 さむいなあ、って、思います。
遠野雛子がどーしたの?って、聞くので、岩動 呉はいつもどーりの、ぼんやりとした話し方で、]
──"喧嘩"したんだよ。
[鏡の向こうの自分と。 と、話した*]
(61) 2015/11/05(Thu) 18時半頃
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─ 朝:教室 ─
[それから、右拳に消毒薬をぶっかけたところまでは記憶がある。 恐ろしいくらい滲みた。何より痛い。 岩動 呉の右手はぐるぐるまきです。
夢も見ない、深い深いどこか。チャイムの音で岩動 呉の意識は浮上する。 どうやら机に突っ伏して眠っていたらしい。見兼ねた誰かが寝袋を上に置いていったようだ。シュール。そして肩が重い。 時間を確認すれば8時50分。アナログ時計には日付表示はあるけれど、細かい字を読むのは面倒だから、気にしないでおこう。 普段なら、遅刻だなあって、優等生岩動 呉は思います。]
身を起こして、ちょっとぼんやりタイム。あんまり寝起きの良い方ではないので。 何か悲鳴のような声が届いたとしても、岩動 呉の身体が恐がるように跳ねた以外には、特別な行動もなく。
少し、たちました。懲り固まった方と腰をゆっくり回した。
そうして、また。文化祭の世界へ、足を踏み入れた。 ちょっと、お腹が減ったというのも、あって。]
(62) 2015/11/05(Thu) 18時半頃
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― 回想 ―
[ まさに今、どこかへ行ってしまっている雛子は、 この話をしたら、笑うでしょうか。 ありえないって、言うでしょうか。
今目の前にあのこはいないから、わからないけれど。 ほんとうになんにもないカンケーっていうのが、 あったかもしれない、ってこと。 それを言ったら、どう思うでしょうか。
あの時は、私、言えませんでした。 曖昧に答えてごめんなさい。 ]
(63) 2015/11/05(Thu) 18時半頃
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"── 最後に何か遺して死にたいって、思いました。"
(+10) 2015/11/05(Thu) 18時半頃
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[でも、めーちゃん。 わたしはあなたのこと、なにも知らないのに。
不意に、スマホが震えて、飛びついたら、 電話の相手は、はるなでした。 はるなゆーた。あの世界から、はじめに消えた男の子。
いつもの口調もなにも吹き飛んじゃって、 泣きそうな声でまくし立てるはるなは、 『まだ、生きてるって』って、言いました。 言葉を選ぶ余裕もなく、ただ、懸命に。]
(+11) 2015/11/05(Thu) 18時半頃
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── どこ、
[どこに行けばいいの、って。 たぶん、つられてか、雛子も泣きそうで。
『 ──病院』。 咄嗟に返事のできなかった雛子の反応に、続けて言います。 『学校の近くの、あの、デケー病院』
── ああ、わかりました。 学校から遠くはない家に住んでるのは、雛子も同じ。]
── すぐ、すぐ行くから、
[『おれも』って言うはるなの声は震えてて、 もう、過呼吸みたいになっちゃってるじゃない。 『誰にも連絡取れねーから、』って言葉に、 やっと、思い出しました。ほかのみんなは。
ほかのみんなは、あの校舎にまだいるのでしょーか。]
(+12) 2015/11/05(Thu) 18時半頃
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[ 友達以上恋人未満、って話が。 よく、あるとは思うのだけど。 果たして先輩と私は、 どう表現するのが正しかったのでしょう。 諸星先輩。人の良さそうな、中性的な。 柔い笑みを常にたたえた、おとこを感じさせないひと。 私の名前を誰より気に入っていた、先輩。
部活動の時間、国語を教えてもらいました。 夏目漱石のこころが苦手な私に、 あれは先生によって解釈が分かれてさ、とか。 なんともふわっとした言葉を言って。
書き直しも何もない、 ふつうにまとめられたノートを広げて。 こうじゃないかな、とあれこれ教えてもらいました。 成績は、まあ。三年生に上がれたのだから。 悪いなりにどうにかなった覚えがあります。 ]
(64) 2015/11/05(Thu) 18時半頃
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[ 日常を挙げるのなら、ほんとうにそれくらいで。 お昼を一緒、なんてことも無く。 放課後、ふたりだけで一緒に帰る、なんてことも、無く。
なんといえばいいのか。 近すぎず、遠すぎず、といった距離感で。 部活動の時間、ただそこに、いました。
多分、どう思っていますか、と聞かれたら。 普通に、部活の先輩と答えるでしょう。 それじゃあないよ、って言うなら。 兄のよう、とか、家族のよう、とか、言う気がします。 だってほら、いかにもな名前だし。 そういう親近感?は、あった様な、多分。 ]
(65) 2015/11/05(Thu) 18時半頃
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[そのことを、思い出して、 メールを、送るね。と言いました。
はるなの家は、少し遠かったはずだから。 わたしがみんなにメールを送っておくね。 きっと、これからも帰ってくるひとたちは、 雛子と同じよーに、困ってしまうはずだから。
『頼む』とはるなは言いました。 雛子は、クラス委員の、庶務です。一番下っ端。 きっとはるなは、一番上から電話したんでしょう。 檜山や、ひまちゃんが、るぎくんが。 誰も電話に出ないって、泣きそうになりながら。]
(+13) 2015/11/05(Thu) 18時半頃
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[あのとき、あの冷たい校舎にいたひとたち。 彼ら彼女らにあてて、新規メールをつくります。
めーちゃんの命が、今、病院にあるということ。 はるなと雛子は、そこに向かうこと。
雛子らしくない、シンプルなメール。 絵文字も顔文字もない文章を、迷いなく送信して、 それから、ようやく立ち上がった。*]
(+14) 2015/11/05(Thu) 18時半頃
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[ そんな、調子で。ある日。
つき合ってるの?って聞いてきたのは、岬です。 そういう風に見えているんだ、と思って、 でも、そんな事実はありません。 はて、良く分からないまま、 どう答えればいいのか良く分からないで、 曖昧に濁して逃げたのは、私です。
それからも関係は変わらないままです。 ちゃんと国語勉強しなよ、文化祭は行くから。って。 部員に囲まれて、卒業するその時まで。 最後まで気にかけていたのは、先輩でした。 ]
(66) 2015/11/05(Thu) 18時半頃
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[ ああいう関係は、恋人になるんでしょうか。 でも、好き、だなんて。きっかけの言葉すら。 言っても言われてもいません。 ただ。なんにしたって。 "そう"見えているというのなら、と。ふと。 雛子に恋愛とはなにかを聞いたのが、あの時で。
やっぱり、曖昧に濁して逃げたのは、私です。 ]
(67) 2015/11/05(Thu) 18時半頃
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[ 思い返せば。本当に、なにもなかった。
ただ、勉強を教えてもらったり、 合宿、夜に明るく灯る星々を眺めたりするだけで、 満足していた、そんな関係。
しかも勉強に至っては、 単にわからないから教えてもらっただけで、 そこにそれ以上の意味なんて無かった。
雛子が言ってた身体の関係はおろか。 プレゼントも、物理的ななにかもなく。 ましてや身体に触れることだって、きっとなかった。 ]
(68) 2015/11/05(Thu) 18時半頃
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[ 果たして、気持ちなんてまるで分からない私は、 こういう関係を、どう呼べば良かったのでしょうか** ]
(69) 2015/11/05(Thu) 18時半頃
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─ 3階廊下 ─
[それでも、岩動 呉ってやつは、 緊張、とか恐怖、とか何か追い詰められるような感情には 頗る弱い性質で。 何かの発表会、とか、あると 前日から液体しか喉を通らないような、そんな奴でした。
少し、お腹は空いたけれど、固形物を食べる気がしなくて。 ふらふら、あてどなく廊下を、進む。 まだ文化祭は終わらない。人の気配も、薄い。 今が朝なのか昼なのかは手元の時計だけが示してくれて、 外は白で塗りつぶされている。
一晩、寝たんだから。 夢なら覚めてくれても、良いのに。]
(70) 2015/11/05(Thu) 19時頃
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[岩動 呉は、せいしんせかいという言葉は聞きました。それに、集団失踪が現実に起こっていたんだろうことも、知っています。
だけれど、まだ、信じられないんだ。 ───何で俺が、人の奥底にいるの?って、 思ってしまうから。 自分で世界ていうのでは、きっと、無い。 だってあたまのなかだよ。弟にさえ覗かれたくない部分だ。 じゃあ、誰 が 、 名前を"書いて"くれたんだろう。]
(71) 2015/11/05(Thu) 19時頃
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[…思い付いたとして、なんの解決にもならないのかな、と、 岩動 呉は思いました。 岩動 呉は、世界を閉じる為には"誰か"が必要だとか、 そういう話は知りません。
例えば、見知らぬクラスメートを見付けたとして、 聞き出そうとしたり、脅したりしても、無駄な気がしてなら無いのです。 だって、此処、無意識なんじゃないの? だすも、なにも。無いんじゃないか なぁ って、曖昧に。
上履きを適当に引っ掛けて、ずるずる、歩きながら。 ああ、ぎょーぎわるいなあ。きっと。]
(72) 2015/11/05(Thu) 19時半頃
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[──きっと、弟のように。 御行儀、出来てないでしょう。
白い布には微かに、赤が滲んでいます。]
(73) 2015/11/05(Thu) 19時半頃
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[ 後ろから聞こえた楽しそうな笑い声に、私は思わずびくりと肩を震わせました。>>50]
こひめ、ちゃん……?
(74) 2015/11/05(Thu) 19時半頃
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[ 彼女だって、陸の事が好きではありませんでしたでしょうか。彼女が陸の家に転がり込んで、彼の料理をよく食べていた事を、私は存じておりました。彼女ではない、と、陸は言っていましたが、それでも、嫌いな相手の手料理だなんて、口には中々しないでしょう。自分の血となり肉となるものですから。それなのに、こひめは今、とても楽しそうに、可憐に、陸だったものを前に肩を揺らしております。彼女の口から零れる言葉は、私にはどれも理解できませんでした。]
(75) 2015/11/05(Thu) 19時半頃
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なにいってるの、だって、まるでこんなの、死んでるみたいな……。 どうしてこひめちゃん、楽しそうなの……?
[ 彼の事を馬鹿にしているような笑みではない、純粋な好意的な笑みのように感じられました。だからこそこひめの楽しそうな様は、私の目に奇妙に映ったのです。**]
(76) 2015/11/05(Thu) 19時半頃
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―現在:平坂家―
[夢か、と思った。 文化祭の校舎も、幼馴染とのあれそれも、――刺されたことも。
けれど、それを否定するように、スマートフォンに残った“遺書”。 ただ、あの時と違うのは、そこに、差出人の名前があったこと。
藤舎。とうしゃめいや。 地味な彼女から届いたそれは、夢の中と一言一句違わぬものだったわけで。 流石に、夢だと言うには、奇妙すぎるだろう。
だから、そのまま眠ることも出来ず、ベッドから身を起こして、着替えて。 誰かに連絡を、と思った時に、メールが一つ>>+14。]
(+15) 2015/11/05(Thu) 19時半頃
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[元カノからの、らしからぬ、簡素なメール。 それだけで、彼女の動揺は伝わってきたものだから。 まぁ、なんとなく、察せるでしょう。同じような状況らしいってことは。
躊躇ったのは、数秒だけ。 アドレス帳から、数か月ぶりに彼女の名前を選んで、 病院に向かうことだけ告げて、送信。
誰もいない家を飛び出して、人気のない通学路を歩いていく。 大雪でこそないものの、ただ、暗闇に包まれた町は、静かだ。]
(+16) 2015/11/05(Thu) 19時半頃
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[道中、スマートフォンのアドレス帳を開く。 そこで選んだ電話番号は、幼馴染のもの。
スピーカーから聞こえてきたのは、数度のコール音。それから、留守電のお姉さんの声だけ。 白い息を吐いて、電源ボタンを押して。 そうして向かうのは、白い建物。
何かを遺したかった、地味なクラスメイトが居る場所。 彼女は一体、何を、俺たちに遺したいと思ったんだろう。 恐らく、あの校舎の主であろう彼女は、一体。
俺には、分からない。 分かりたくもないと思ってしまったのは、薄情すぎるのでしょうか。**]
(+17) 2015/11/05(Thu) 19時半頃
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[決して寝心地満点とはいえない、寝袋の中。
──星空の下に立つ夢を見たのは、どうしてだろう。
雪に白く覆われた窓の向こうを眺めながら、 こうも白いと、昼と夜の境目がいまいち曖昧だな。 そんなことを思ったりもしたせいかもしれない。]
(77) 2015/11/05(Thu) 20時頃
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─ 回想:夜が嫌いな、あの子の話 ─
[夜が嫌なの、と、あの子は言った。
家に帰る時間だから、ずっと大嫌いだった。 夜なんて、なくなっちゃえばいいのにって思う。 時間なんて、止まっちゃえばいいのになぁ。
もうそろそろ日が落ちようとしている空を見ながら、彼女はうたうように呟く。 あ、でもね。何かをふと思いついたように、あの子は小首を傾げた。 こちらを見上げた彼女と、視線が合う。
……最近は、少しだけ。 少しだけ、耐える方法を覚えたよ。 ヨウくんが、家に帰るギリギリまで一緒にいてくれるから。 だから、夜はね、"またあした"って唱えるの。 あしたになったらまたヨウくんに会えるから、それまで頑張れ、私。って。]
(78) 2015/11/05(Thu) 20時頃
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[あ、……そろそろ、分かれ道だね。 それじゃあね、ヨウくん。
──また、あした。*]
(79) 2015/11/05(Thu) 20時頃
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─ 回想:夜を照らす光を見た、話 ─
[文化祭、当日。 それなりに慌ただしく動いてはいた。 喫茶店の注文を受けたり、はたまた当日になって急に発生する小さなトラブルを処理したり。 クラス委員長なんてものは、当日は殆ど雑務係みたいなものだ。 唐突に任されたチラシ配りも、そのひとつ。
A4サイズのチラシの束を手に持って、校内を歩く。 それまで、他のクラスの出し物を見て回る暇もなかったから、わざと殊更ゆっくりと。 すれ違う人に笑顔を振りまきながらチラシを渡して、その束が半分ぐらいに減った時か。
ふと目に入ったのは、壁に貼られた天文部の宣伝ポスターだった。 小さなプラネタリウム。星々の神話を、添えて。>>1:88]
(80) 2015/11/05(Thu) 20時頃
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[星に、興味はなかった。 意識的に、空を見上げることも殆どない。 あの小さな光の点と点を結んだら、星座になります。って、言われてもな。 夜空を見上げても、せいぜいオリオン座が見つけられるぐらいの、そんな知識。 まあ、試験のために暗記しろって言われたらするけどね。
それなのに、そのポスターを見て、立ち寄ってみようかなんて思ったのは。
──単に、疲れていた。 チラシ配りのお仕事、真っ最中。だけど、少しぐらいは休んでいいよな。 本来割り当てられていた筈の休憩時間、さっき起きた小さなトラブルの処理で潰れたんだよね。 少しばかり、作り物の星を眺める程度の時間は、貰ってもいいと思う。 要するに、言ってしまえばただのサボりなんだけど。
ああ、それから。 天文部だ。そんなに規模が大きい部活だったとは思えない。 人もあんまりいないだろうって、魂胆。]
(81) 2015/11/05(Thu) 20時頃
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[──そんな予測は、綺麗に外れました。
意外に大盛況なんだね、天文部。ナメてた。 引き返そうか。そんな気にもなったけれど、まあ、大盛況ってことはきっと楽しいんだろう。見ていくか。 そんな心地で、天文部の出し物へお邪魔する。
そうしたら、そこに、藤舎がいた。 受付か何かをやっていたんだったか、何だったか。
あ。藤舎明夜。そっか、天文部だっけか。 目と目が合ったら、たぶん、そんな顔をしていた。 チラシの束を抱える委員長の姿。お仕事を外れてのサボリだって、バレたかもしれない。
とりあえずは、口元に人差し指を立てておく。 ……サボりですけど、内緒ね。]
(82) 2015/11/05(Thu) 20時頃
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[そんな、ちょっとしたあれこれを経ての、プラネタリウム。
記憶にある限り、プラネタリウムは初めてだった。 いや、とても小さい時に、一度親に連れていかれたかもしれない。 ただ、きっと、寝たんだろうな。とにかく、記憶にはない。
だから、文化祭の規模とはいえ、そこに広がる小さな明るい夜には、割と感心した。 へえ、割と綺麗。そんな感想を抱きながら、語られる神話を聞く。 星々にまつわる話。 暗い夜を照らす、小さな明かりが抱く物語。
終わってから、再び藤舎の姿をそこに見かけたなら。 「割と良かった」ぐらいの感想は、伝えただろう。]
(83) 2015/11/05(Thu) 20時頃
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[そうして、再びチラシを配りながら、不意に思う。
夜が嫌いだ、と言った、あの子は。 夜道を照らす月明かり。明るい星々。 そんなものを、知っていただろうか。
両親の怒鳴り声に怯えながら、部屋の隅で小さく身を丸くする。 そんな日々の中で、窓の外を見上げることはあっただろうか。
あの子と一緒に、プラネタリウムを見に行けばよかったな。 そんなことを、ほんの少し、思って。*]
(84) 2015/11/05(Thu) 20時頃
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/* るぎくん混ざってきててうああ
っていうか書き貯め投下だったのでわざとかぶせたわけじゃないんですが、 りく宛の「刺されないように」がすごい頭抱える感じに
(-19) 2015/11/05(Thu) 20時頃
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[──何処か遠くで、チャイムの音がした。>>#0] .
(85) 2015/11/05(Thu) 20時頃
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─ 生徒会室 前 ─
[そうして、岩動 呉が立ち止まったのは、 岩動 呉にとって仕事場、と言える、 此処 だった。
内緒のお勉強会。 岩動 呉の運命を決める出来事。──英語の教師になろうって、 弟みたいに、遠野雛子みたいに、バカのために英語を教えてやろう。って、思った記憶も、 そんなに古いもんじゃあ、なくて。 弟の話を、周囲を気にせずに話せる、良いところでした。 そして、遠野雛子は、気にせずに話せる、良いともだちでした。 ────良い、友達でした。 可愛いげのあるものが好きな、ひよこちゃん。]
(86) 2015/11/05(Thu) 20時頃
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[どうして、チャイムの音がするんだろう。 というか、何だか動きづらい。何だ、これ。 あれ、何か、声。聞こえた気も、する。気のせいかもしれない。>>32
そんなことを、浮上しかけの意識でぼんやりと考えていたせいかもしれない。 起きたのは、男子の中で一番最後でしたとさ。
流石に、起きた時は肝が冷えた。 自分以外、教室に誰もいないもんだから。 ちょっと待てよ。まさかみんな、現実世界に帰ったわけ。 そりゃ、確かに願掛け>>2:379はしたけれど。 寝てる間に、ひとりで残されるっていうのもどうなのか。
そんな思考は、微かに聞こえた遠ざかる足音>>62で払拭された。 恐らく、みんな先に起きただけだろうと結論付ける。
──委員長が寝坊って、どうだよ。 とりあえず、思考は、そんな方向へ切り替わった。]
(87) 2015/11/05(Thu) 20時頃
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[おねーちゃん自慢話は、幾つも聞きました。最近、おねーちゃんが結婚するって、聞いてから、何となく可愛いげがないことも、 気の無いふりして、知っていました。 似ているのでしょーか。
弟がすきで、感情のままに嫌がらせに走り、 頭が良い自分を見せ付けて。
最終的に殴られたとしても、にやにや、笑って。 なかなかの手段で返り討ちにしたり。 いっそ、暴力には暴力で訴えたり。
小学生の、喧嘩かな。似てませんね。すみません。]
[岩動 呉は押し扉のドアノブに手をかけ、く、と押し…──]
(88) 2015/11/05(Thu) 20時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/11/05(Thu) 20時頃
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[開かねーや。]
[岩動 呉は首をかしげた。 ノブは、動く。微かに扉も押せる。 バリケードでも貼ってあるのか、って感じの、重さ。 ただ、岩動 呉は、今、扉を押した為だろうか、 ドアの床の隙間に、紺色の 布 が挟まれていることに気がついて。
あの布、どこかで。]
(89) 2015/11/05(Thu) 20時頃
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/* るぎくん細かいとこ拾ってくれてほんと楽しいですありがとう!(ノンブレス)
(-20) 2015/11/05(Thu) 20時頃
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── 回想:文化祭 ──
[プラネタリウム、行こうよ、って言ったのは、 雛子と先輩、どっちだったのでしょーか。
当然のように手を繋いで、雛子は、 先輩にじゃれつきながら、廊下の真ん中を行く。
先輩は、さっき、カフェの制服姿の雛子を見て、 『かわいい』って言ってくれたから。 何も言わないのに、雛子の好きなわたあめ買ってくれたから。
雛子はごきげんで、るんるんしながら、 あ、きっとロマンチックになるだろーなーって、 そう思って、言ったのです。]
(-21) 2015/11/05(Thu) 20時頃
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ねー、プラネタリウムだって。
[あ。そうだ。雛子が誘ったのです。
はっきりとした言葉じゃなくても、 暗黙のりょーかいってやつで、 『へえ』と言った先輩は、雛子を導きました。 人工の夜空の入り口へ。優しかった先輩。 背が高くて、男らしい体格の、自身に満ちた先輩。]
(-22) 2015/11/05(Thu) 20時頃
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[めーちゃん、あのね。 このひとがわたしの彼氏だよ。 あのときのアレは、まあ、アレだったけど。 わたし、このひとに、選んでもらって──、
……そんなこと、言いたかったのかも。 見せたかったんです。わたしの"いつもの"恋愛。
"いつもの"って、ほんとに。 どーしよーもない、話ですが。 本当に、そうなんだもの。雛子は、バカです。*]
(-23) 2015/11/05(Thu) 20時頃
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/* 檜山の見てたらどーしても書きたくなって
あとるぎくん本当に桃強要とかじゃなくて、意味深にするつもりもなくて、仲良くしたかったんです。動きづらくさせていたらごめんなさい。
(-24) 2015/11/05(Thu) 20時頃
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[眼鏡を、手に取りました。 外には、基本かけていかない黒縁眼鏡。 雛子は頭だけじゃなくて、目も悪いです。
それから、上着を羽織りました。 ショートダッフル。お気に入りのやつ。 お気に入りだから、一番上にかかってて、 部屋着じみた、少し毛玉のできたセーターには、 あんまり、合ってなかったけど、気付かなくて。
それから──でも、さすがにこれは、って。 走りやすそうな、レギンスパンツに履き替えました。 黒い、割とあったかいやつ。基本、部屋着の。
最後に、サイフとスマホ、ポケットに入れて、 取りやすい場所にあったマフラーも、 お気に入りのベージュのチェックのやつで、 目についたぺたんこの靴は、ムートンブーツで。
なんだか、ちぐはぐなカッコで、雛子は走り出します。]
(+18) 2015/11/05(Thu) 20時頃
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[ポケットの中のスマホが震えて>>+16、 少し、驚きました。はるな?ちがう。
りくも、帰って来たの?って。 一瞬、聞きたくなったけど、 今、そんなことは、どーでもいいよねって。
玄関を飛び出そうとしたときに、 背中で拾った、いくつかの音。
『ひなちゃん!』って、驚いたようなママの声と。
ガチャン、と。慌ただしく閉めたはずの玄関の扉が、 また開いて、足音。立ち止まって、振り返る雛子。
おねーちゃんの顔は、暗がりの中、 玄関のポーチライトだけでは、読み取れませんでした。]
(+19) 2015/11/05(Thu) 20時頃
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[『帰ってきなさいよ』と、おねーちゃんは言います。
低い声でした。 表情は見えなくても、 雛子を、まっすぐ、射貫くように見ているのは、 バカな雛子でも、空気で分かりました。
雛子が帰ってこないと、思ったのかしらん。 また、車の行き交う道路に、飛び込むとでも。 けれど、もう、おねーちゃんは、 雛子を抱きしめに駆け寄ったりしません。 『なにかんがえてるの』って、泣くこともありません。 当たり前ですね。おねーちゃん、ごめんなさい。]
(+20) 2015/11/05(Thu) 20時半頃
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[掠れた声で、言いました。 「少しだけ、時間をください」と、言いました。
吐く息は白くて、手先はかじかんで、 それ以上に、お腹から、凍えるように寒い。 昨日までと変わらない、そんな夜でした。
返事もせずに、家の中に戻っていったおねーちゃん。
本当です。嘘じゃないんです。 心のなかで、唱えます。 ごめんなさい。少しだけ、時間をください。
そして、また、雛子はそう遠くない道を走り出します。 クラスメートの命のある場所へ。*]
(+21) 2015/11/05(Thu) 20時半頃
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/* こだわりポイント的なやつ、ですが おねーちゃんは絶対に雛子を許しません 当たり前だと思うけども
そしてまた「女家族が怖い」って言われる気がします 亜紀さんはまっとうだと中身は思います
(-25) 2015/11/05(Thu) 20時半頃
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[そして、寝起きの頭が徐々にはっきりしてくるにつれて。 夢うつつで聞いた、チャイムの音が蘇る。 思い出して、息を呑む。
ここは、学校だ。少なくとも、学校の形を模している。 今は、朝の8時50分を少し過ぎたぐらいの時間。 普段であれば、これはただの始業のチャイムだ。 けれど、昨日の夜にもチャイムは鳴った。 時間までは確認していないけれど、榛名がいなくなる前にチャイムの音が確かに響いた。 そして確か、その前にチャイムが鳴ったのは、今と同じく始業時間の1度きり。]
……くそ、
[自分に舌打ちしたくなる。 本当に、寝坊なんかしてる場合かよ。顔を顰めて、教室を出た。]
(90) 2015/11/05(Thu) 20時半頃
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[遠ざかる足音>>62の主は、どこへ向かったんだろう。 もたもたとしていたせいで、既にその姿は教室の周辺にはなかった。
相も変わらず、廊下は文化祭の様相を保っている。 その中で、ひとつ、揺れる影。>>60 またしても、偶然会いましたね。 昨日の保健室を思い出しつつ、藤舎、と声をかけようとして。]
……それ、何?
[尋ねてしまうのは、彼女の手にぶらさがるスリッパ。 それと、可愛らしいポーチが目に入ったせいだ。 ざらりとした、乾いた予感が身体の中を抜けていく。 本当は、「それ、誰の?」って聞くべきだったのかもしれない**]
(91) 2015/11/05(Thu) 20時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/11/05(Thu) 20時半頃
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[くすくすと、響かせていた笑い声をおさめて こひめはきょとん 向日葵を見つめる]
だって、めーちゃんがぁ マネキンは死なないって言ってたものぉ
いっぱい許しの印を刻んでもらったからぁ りっくん、元のところに戻っていいよってぇ 言ってもらえたんじゃないのかなぁ
だからぁ、これはぁ りっくんが、許してもらえたっていう 証拠なんだよぉ 喜ぶことでしょぉ?
[ね、と笑顔になった]
(92) 2015/11/05(Thu) 21時頃
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[そして、かがりにきづいて]
かがりん、おはよぉ
[手を振ってぱたぱたと近づいて]
そぉだ
[二人の間で手を叩く 長いセーターの袖が合わさりぱふっと空気の抜ける音がした]
ねぇねぇ ひまわりちゃん、かがりん
こひめのケータイねぇ もしかしたら壊れてるかもしれないのぉ だからぁ、二人に確認してもらいたいのぉ
あのねぇ、今日は、何日?*
(93) 2015/11/05(Thu) 21時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/11/05(Thu) 21時頃
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― 回想・夜を照らす光を教えた、話 ―
[ 文化祭、当日。 かわいいメイドさんにはならなかったけれど、 小さなプラネタリウム。ちょっと気取って、天文台。 その管理人程度にはなれた、あの日。 さて、文化祭に来ると言った、諸星先輩はというと。 かつての担任に挨拶をしに行くと言って、席を外して。 他の部員は、部屋の向こうで席を整えたり。 あるいは、各々のクラスで働いていたり。
…要は、一人で受付やってました。 ]
(94) 2015/11/05(Thu) 21時頃
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[ ただもう、一年生の時から慣れたものです。 そりゃあ多く来たお客様に席を案内するって、こと。 単にさばくだけじゃなくて。 いらっしゃいませー、とか。営業スマイルで言う姿。 似合ってないって言われそうだけど、仕方ないって。 …そんな姿勢でさばきながらも。 さあ、あと一人で満席だ、って、時。
――チラシの束を持った、 我らが委員長>>82、と遭遇した。 流石に、意外だったものだから。ちょっと止まって。 目が、合いましたね。いつかのように。 あっ、って。きっと自分もそんな顔をしていた。
委員長、そんな趣味があったんですか。 って、感じに。 ]
(95) 2015/11/05(Thu) 21時半頃
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[ そんな感想は、直ぐに違うと分かるのだけど。 だってそのチラシの束、うちのクラスのやつだし。 ]
…サボり。
[ と、意外は意外だったとしても。 ばっさり彼を切り捨てる訳です。藤舎明夜だから。 ただ、それ以上は、言わないでいた。 今日は、楽しい楽しい文化祭だし。 準備の時、檜山が取り仕切っていた事。 皆をまとめていた事。 それを忘れる、自分でも無いから。
だから――見に来てくれるのなら、歓迎します。 ]
(96) 2015/11/05(Thu) 21時半頃
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[ 口に人差し指を立てた彼に、 両手を差し出して、…帰れって振る訳では無く。 チラシを半分、頂戴と告げる。 ――帰る時に、お客様に渡すよ。なんて。 そんな、宣伝の手伝いです。委員長。 ひとつだけ残っていた客席を示して、 自分も受付の椅子から、立ち上がる。
御来場、有難うございます。 春隣高校、天文部のプラネタリウム。 次の回、星の案内人は藤舎明夜です。 ]
(97) 2015/11/05(Thu) 21時半頃
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[ ぱちん。電気が消され。 小さなプラネタリウムはこうして始まる。 夜を照らす、星々の物語。 丁度、この回に説明されるのは、冬の星座。
常にある北極星の説明から始まり、ぽつ、ぽつ。 暗くした部屋に、星々を映して。 何時もよりは、きっと饒舌だった。 きっと、おたくってそんなものです。
北極星の後は、ベタに冬の大三角とか。 オリオン座も、丁度その近くにあって。
それからは、…かいつまんで、少しだけ。 ]
(98) 2015/11/05(Thu) 21時半頃
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/* 帰ってきて早々いいものを見た。わーうれしい。 藤舎はほんと投げると綺麗に拾って返してくれる人よね…。
(-26) 2015/11/05(Thu) 21時半頃
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[ ――おうし座。 ちょっと、…節操の無い全知全能、ゼウス。 彼が王女を攫う時に化けた、雄牛の話とか。 それから――ふたご座。 兄のカストルと、弟のポルックス。 不死の弟が兄に不死性を半分分けて、 お互いに天の上と、地上とで暮らしたという。 仲の良かった、こどもたちのはなし。
実際蓋を開けてみると、季節に限らず醜い話もある訳で。 綺麗ばかりの話じゃあないけれど。 それだって、あの小さな光が、時の離れた光が。 こうして結びついて、 誰かが生きていたっていう確かな物語になるのだから、 すごいな、って。単純に思う訳です。 ]
(99) 2015/11/05(Thu) 21時半頃
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[ 三十分から、四十分。きっとその程度。 プラネタリウムと言っても、学生の出し物だから。 そう詳しくも、規模も大きくないけれど。 忙しそうな委員長に満足して頂けた>>83のなら、 案内した甲斐があったというもの。 最後、受付で感想を言われたのなら、 ]
…そうでしょう。
[ とか、多分。 ちょっと嬉しそうには、返事をして。 ]
(100) 2015/11/05(Thu) 21時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/11/05(Thu) 21時半頃
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――夜を明るくする星って、好きなんだ。
[ と、続いて呟いたのは。 きっと、良い感想が貰えたから。 それなら――言ってもいいかな、と。 なんとなく、思ったからだろう。
もっとも。 去っていく背に、果たして届いたか、どうか* ]
(101) 2015/11/05(Thu) 21時半頃
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― 現在・3階廊下 ―
[ ――流石に、今は。 たとえ景色が、いつかと同じ文化祭だったとしても。 あの時みたいに、真面目な軽口を言える余裕は、無い。
またしても、偶然会いましたね。委員長。 ふ、と見えた影に、ブラウンを向ける。 もっとも、今自分が持っているのは、 昨日の保健室みたいな、治療の道具じゃ、なくて。
あのこの、 ]
(102) 2015/11/05(Thu) 22時頃
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………ひなこ、
[ 何?って返事には、合っていたのかもしれないけど。 このポーチとスリッパが、雛子な訳がない。 持ち主だけ綺麗にいなくなった、持ち物。 かといって、彼女の――代用品、でも、無い。 ]
さっき、ポーチがトイレにあって。 スリッパ、階段にあって。ここまで走ってた…みたいな。 どこいったか、分からなくて。
[ だから、先程見た光景を、ただ呟く。 "案内"なんて、あの時みたいにはできなかった。
どうしよう、知ってる?って、顔で。 スリッパとポーチを抱きながら、 視線で檜山に、問いかける。 ]
(103) 2015/11/05(Thu) 22時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/11/05(Thu) 22時頃
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[ひなこ、と、藤舎の唇から言葉が零れた。>>103 成程、遠野のものか。ということは、ポーチの中身は化粧品だろうか。 なんて、中身の話はどうでもいい。 持ち主の、話だ。 呟くように語られる、それを持っているその理由。]
屋上、開かないんだろ。
[昨日、藤舎自身がそう言った。 だから、確認し返すようにそれを繰り返す。 遠野の姿を見てはない、と首を振った。 ついでに、教室にも誰もいない。俺が、最後に教室を出た。そう、早口に伝える。]
(104) 2015/11/05(Thu) 22時頃
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[ブラウンと、真っ直ぐに視線を合わせた。
その拍子に気付く。お前、その額の、何?>>16 どこかにぶつけたのかな、ぐらいに思う。 気にはなったが、血が流れ落ちているわけでもない。 何より、藤舎本人が、痛みに顔を歪めているわけでもなかったから、現状目の前にある事態を優先することにする。]
……スリッパがあって、ここまで走ってきたなら、3階だ。 3階の何処かに、いる。
[もしくは、──"ある"。そこまでは、言わなかった。 脳裏には、昨日見た、榛名を象った人形の姿。
探そう。短く言って、早足に歩き出す。 足の向く先は、3階の廊下の向こう。生徒会室がある方だ>>86*]
(105) 2015/11/05(Thu) 22時頃
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/* 藤舎と俺以外誰も発言しねーから気まずい!!w 厨房組はコアあんまり合わない人が多そうだよなぁ……
(-27) 2015/11/05(Thu) 22時頃
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/* おねーちゃんに嫌われて悲しい がないあたりがメンタル死んでる雛子
(-28) 2015/11/05(Thu) 22時半頃
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── 病院:ロビー ──
[上着を着て、マフラーは巻いたけど、 それでも、寒い夜でした。
もう真っ暗な道。 街灯や家屋の光の中、ひときわ大きな建物。
ここに、めーちゃんはいるそうです。]
(+22) 2015/11/05(Thu) 22時半頃
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── はるな、
[やっぱり、聞いた声のとーり、 はるなは、泣きそうな顔をして、 ロビーで所在なさげに突っ立っていました。
きっと、同じ。固い顔して駆け寄って、]
…………、
[何も、言えないから。 ふたりして、眩い光の中、 青白い顔して待っている。 あの子の帰りを待っている。*]
(+23) 2015/11/05(Thu) 22時半頃
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/* …………。 なんか、結構多弁どころが落ちたんだなぁとおもいました(感想
(-29) 2015/11/05(Thu) 22時半頃
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[ ちょっと、冷静ってやつが抜けていた自分と反対に。 檜山は、冷静に見えた。 ]
――うん、開かない。
[ オウム返しって、やつ>>104。 雛子を見ていないことも含めた早口の報告につられて、 自分の頷きも、こくん、のんびりじゃない調子。
そうだ、屋上は開かない、通して、もらえない。 それは自分自身が確かめた、筈だ。 自分でも確認するみたいに、言葉にする。 ]
(106) 2015/11/05(Thu) 22時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/11/05(Thu) 22時半頃
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[ 真っ直ぐな視線>>105には、ちょっと、強張った。 だって、今日になって突然出来た、痣を思い出したから。 でも、言及されない、から。 気付かれなかったのかな、とか。 そんなこと、を。都合よく思って――思い、たくて。 "いる"と――もしくは、ある、雛子を。 榛名が過ってしまった、のは。多分自分も一緒だった。
彼の背を追うかたちで、雛子の痕跡を捜しに向かう。 スリッパを鳴らして、
先客のいた、生徒会室、まで>>86。 ]
(107) 2015/11/05(Thu) 22時半頃
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― 生徒会室前 ―
[ もうちょっとマシなやり方は、とか。 そう、言いたくなるくらいには。 先客、岩動先生の、ぐるぐる巻きの包帯。 やっぱりギョーギ、悪かったんだけど>>73。
原因不明とは、いえ。 痣になんにもしないで歩く自分も大概だったし。 なにより、なんだか――生徒会室の、中から。 なにか>>89 が。出ている、もので。 ]
………それ、
[ 岩動、とか。檜山、とか。 そんな言葉より先に、出た声がこれだった。 ]
(108) 2015/11/05(Thu) 22時半頃
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……おはよ。
[少ししかめっ面のままだったかも。 気を切り替えて、いつもの表情に戻す。
そうしてから、一六>>93に答えた。]
日付?
[幸い腕時計が日付表示付きのもの。 一目惚れしたので奮発しました。
そして文字盤に浮かぶのは。]
昨日のまま、だね。
[ここをつくった誰かさんは、よほど文化祭が気に入っているのでしょう。
俺みたいに。*]
(109) 2015/11/05(Thu) 22時半頃
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制、服?
[ 見覚えのある、いろ。だった、もので。 ポーチと、スリッパのセットも相まって。
雛子 が、そこにいるのか、ある、のか。って。 思ってしまったのは。 すてきなぐーぜん、なんだろうか。
この世界に慣れてるとか、すみません、嘘です。先生。 ちょっと、じゅんおーせー、逃げました。 でも、早く開けなきゃ、って。 気持ちばっかり先走って――あ、両手塞がって、た。 ごめん檜山、お願いします、って。 ブラウンは、揺れて、委員長をまた、見上げる。 ]
(110) 2015/11/05(Thu) 22時半頃
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[足早に廊下を進みながら、思うこと。 たぶん、藤舎明夜の姿を見たせいだ。 さっきまで見ていた夢のことを、思い出す。]
(111) 2015/11/05(Thu) 23時頃
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[夢の中で、星を見た。>>77 夜空を見上げない男が夢に見る星は、藤舎の語ったあの日の小さな夜をなぞる様。>>98>>99
あれが、北極星だよね。 それから、……あれがふたご座、だったっけ?
俺に聞かれても、知るわけない。「どれ?」と、苦笑した。 ──苦笑、した。誰に向かって? 夢の中。星を見上げたその隣に、誰かがいたんだろうか。
あの文化祭の日の星先案内人は、藤舎明夜だった。>>97 だけど、たぶん違う。そうではない。
あの、うたうような声は、──。]
(112) 2015/11/05(Thu) 23時頃
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[どれだけ鮮明な夢だろうと、起きれば朧になってしまう。夢の常だ。 完全に頭が覚醒してしまった今となっては、思い出そうとしても、その誰かの姿は靄がかかったように不鮮明だった。
夢を辿ることは諦めて、遠野の名を呼ぶ。 教室をひとつ覗き込んだ。人の気配は、ない。 ここはいない、と、藤舎に向けて首を横に振りながら、ふと思う。
屋上が、開かない。 そんな情報を得て、夜空を見上げない男なりに考えること。 屋上ってのはまあ、空を見上げたくなるところだよな、という非常に安直な感想。 そもそも、屋上が開いていたとしても、外は雪だ。 窓から見ても分かる通り、少し先はもう白くけぶって何も見えない。]
(113) 2015/11/05(Thu) 23時頃
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[文化祭の日の、いつもより熱の籠った声を思い出す。>>98 それに、天文部を後にする時に、ぽつりと聞こえたあの声。>>101 たとえ、その呟きが聴き取れなかったとしたって、星に関心のない自分でもよく分かる。 彼女は、好きなんだろう。星が。夜の空が。
それなのに、この世界は、星どころの話じゃない。 全くもって、藤舎明夜に優しくない。
──だからきっとここは、藤舎明夜の世界ではない。
そんな結論が出たのと同時に、生徒会室前の、人影が見えた。>>86]
(114) 2015/11/05(Thu) 23時頃
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─ 生徒会室前 ─
石動。何、してんの。
[扉の前で、ノブに手をかけているくせに、特に部屋にはいろうともしていない彼に呼びかける。 そして、扉の隙間からはみ出す紺色に気づいたのは、藤舎が先だった。>>89
呟き>>110に、顔を歪める。ああ。 その向こうにあるものが、想像できてしまう。 だからきっと、藤舎と目が合わなくたって、そうしていただろう。]
ちょっと、そっち寄って。
[石動に向かって声をかけて、扉へ手をかけた。 彼が応じなかったとしても、たぶん、半ば押しのけるように割り込んだ。]
(115) 2015/11/05(Thu) 23時頃
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[侵入者を拒むように、扉は重い。>>2:427 それでも、男子2人。いや、力を籠めれば男子1人の力だって、開けられないわけじゃない。 ぐ、と力を籠める。 ずず、と、扉の向こうで、何かが動いた音がした。
扉に出来る隙間が、人が通れるぐらいになった時に、するりと身体を滑り込ませる。
石動と遠野にとって、その部屋が、どんなものだったかなんて知らない。 周りの目を気にせずに、大好きな人のことを語れる場所だったなんて、知りっこない。
だから、無遠慮なまでに滑り込んで、]
(116) 2015/11/05(Thu) 23時頃
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────、
[血塗れの惨状を、予想していた。 それなのに、そこにあったマネキンは、ただうずくまるように身体を縮めて。>>2:428 夥しい量の血は、どこにもない。
だけど、その代わりに。 暖房の効いている筈の、室内。 一瞬だけ、身体を、もの悲しいような寒気が走ったのはどうしてだろう*]
(117) 2015/11/05(Thu) 23時頃
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/* このへっぽこ探偵が!って罵られてる様子が想像つく…… 現在のひよいちグレスケが藤舎いちばん最下位なのは確かだね。おまえ探偵むかねえな。
(-30) 2015/11/05(Thu) 23時頃
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/* 石動はやりたいことあったならごめん、ごめん!と思ってるんだけど。 遅くとも村内1日のうちの前半にはマネキン見とかないと、次落ちる人の準備へなかなか移れないんだ、ごめん……!
(-31) 2015/11/05(Thu) 23時頃
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/* 議事ちょっと接続悪く?なってる?さっきからレイアウトが崩れまくる。わたしの箱だけかなー
(-32) 2015/11/05(Thu) 23時頃
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[食事を邪魔されたことを怒る余裕もなく。 まただ。 不自然に鳴り出す、チャイム。 嫌な予感。 そっと手にした箸を置いて、どうしよう、とりあえず教室へ戻ろうか、なんて考えた時、悲鳴のような声が聞こえた。(>>32) ああ、やっぱりすごく、嫌な予感。 また血だまりを見ることにはならないといいなあと思いながら、ゆっくりと声の聞こえた方角へ。*]
(118) 2015/11/05(Thu) 23時頃
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[かがりの答え>>109を聞いて]
ふふ、そっかぁ こひめのが壊れたんじゃないのかぁ
[前まではママから、 今では寧子さんからの"借り物"を 壊していなかったことにほっとして微笑んで]
日が変わらないのは楽しかった一日をぉ 何度でも過ごしたいからかなぁ
[文化祭は、楽しい けど
いっぱい赤を流すりっくんのように ママがこひめは現実で生きていていいんだよって 許しを刻んでくれるなら
そのほうが、こひめはしあわせ]
(119) 2015/11/05(Thu) 23時半頃
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それともぉ みんなと、長く一緒にいたいのかなぁ
[みんなと一緒にいるのは いやじゃない、けど
ママが迎えに来てくれるなら
そのほうが、こひめはしあわせ]
両方かなぁ
[楽しそうにそういうと とん、とかるく食堂の外へ足を向け]
こひめ、ご飯探しに行ってくるぅ
[足音軽く出ていった]**
(120) 2015/11/05(Thu) 23時半頃
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[ 視線を送るより先に。 檜山も何かを察していた、らしく。 彼が動くのは、早かった。
岩動の横か、あるいは、割り込んだか。 どちらにしたって男子の力なら、たとえ塞がっていても。 扉は開く――こじ開けられる、もので。
…扉の隙間から、見えたもの>>2:428。 昨日、とは違って。血は、無かった。 あったとしても、多分、悲鳴を上げる、とか。 そういうものはなかった、だろうけど。
呟きが、今度こそ、はっきりと。 ]
(121) 2015/11/05(Thu) 23時半頃
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――――、雛子
[ 認めてしまえば、するりと。 細長い身体は扉の隙間を、そっと、通り。
その時。ごめんね、って呟いたのは。 どうして、だろうか。 誰かの居場所に入る事への、罪悪感、だろうか。
分からないし、どうしてと思ったのは一瞬で。 確認すれば、ああ、榛名の様だ、と思った。 同じ様な、雛子の様なそれを触ろうとして。 屈んで、膝の上にスリッパとポーチを乗っけて、 細い手を、伸ばし て、 ]
(122) 2015/11/05(Thu) 23時半頃
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[ ――――帰ったんだね ]
(*2) 2015/11/05(Thu) 23時半頃
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――…つめた、
[ 反射的に引っ込める。 怪訝そうな表情、首を傾げて。 だって、暖房、効いている筈なのに。どうして? 目の前のつめたいそれに聞いたって、 返ってくることなんて、ないから。 ]
………あたため、ない、と。 [ だから、咄嗟に。昨日保健室から拝借した、 学校指定のブレザーを脱いで、かけるのだけど。 果たして、これであのこが、暖かくなるんでしょうか。 なんだか、気休めにしか、思えなかった。 もっと、内側。違うところが、凍っている様だったから。
ああもう、苦手なふわんとした表現です。 点数取れるか、分かりません。 ]
(123) 2015/11/05(Thu) 23時半頃
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[進まない日付の中でも、時間は進む。 それはきっと、文化祭の中での時間経過を表しているんだろう。
多分。]
そうかもね。
[俺の世界なら、帰りたくないから、という意味のほうが強いのかもしれない。]
行ってらっしゃい。
[朝食を取りに行った彼女>>120を見送り、咲野へと。]
(124) 2015/11/05(Thu) 23時半頃
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とりあえず、平坂動かそう。 壁の方にでも。 それと、布巾。掃除をしないと。
[厨房という、食事を取り扱う中で、赤が飛び散っているという状況はいろいろな面から好ましくない。
そう思い、声をかけたが。 彼女にはどう聞こえただろうか。*]
(125) 2015/11/05(Thu) 23時半頃
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[ 雛子の――マネキン、の横。 スリッパとポーチ、揃えて置いて。 のろのろ、立ち上がる。 ]
………雛子、さ。
[ あれ、こういう時、表現はどうするんだっけ。 死んでない、のは。昨日と同じ感想、だけど。 檜山と岩動、交互に見やって、 ]
かえった、の…かな?
[ ちいさく、ちいさく。 だって、まさに、昨日。あの子に。 "帰れるといいね"、って言ったことを思い出して、 ぽつん。呟いた。 ]
(126) 2015/11/05(Thu) 23時半頃
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/*
檜山の世界かどうか(めも)
(-33) 2015/11/06(Fri) 00時頃
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[藤舎が、マネキンに触れる。>>123 そうして、何かに驚いたように手をひっこめた。 首を傾げるその姿に、怪訝には思う。決して、この場所は寒くはない。 それなのに、氷に触れたかのような藤舎の反応。
そのマネキンは、冷えているのだろうか。 疑問には思ったが、触れることはしなかった。
何故なら、うずくまるマネキンの髪は、ちっとも整っていなかったし。>>2:427 纏う制服は、いつもきちんとお洒落をしていた遠野雛子のものではなくて、明らかに借り物だったし。 蹲る姿は、触らないでほしいと拒絶するようにも見えたし。
同じ"可愛い"でも、一六こひめとはまた違う、女の子の中の女の子。 女の子であることを、女である意味を、きちんと全うしようとするような女の子。
だから、そういう姿を見てしまったことはもう仕方なくても、せめて手は触れずにおいた。]
(127) 2015/11/06(Fri) 00時頃
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……帰ったんだろ。
[藤舎の呟きには、短い肯定を返す。 確証はない。昨日、御崎には告げたその前置き>>2:352は、今度は言わなかった。
扉も窓も開かない。地上からは、とても遠い。 だけど、一見、閉ざされたようなこの空間からは、恐らく帰ることが出来る。
──ただ、ひとりを除いて。]
俺、他の奴ら、探してくるよ。
[3階を見て回ったけれど、他に人はいなかった。 だとすれば、1階か、それとも2階か。 朝食でも摂っているなら、食べ物のあるところかもしれない。 そんな推測を立てて、2人より先に生徒会室を後にするだろう*]
(128) 2015/11/06(Fri) 00時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/11/06(Fri) 00時半頃
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/* そういえばずっとくりーぷはいぷ聞いてたんですけど、 ボカロならハッピーエンドグレーテルあたり近いかなって思います
(-34) 2015/11/06(Fri) 00時半頃
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―病院前―
[重く垂れこめるような雲を見上げて、 ただ、病院の前、植木の柵にもたれていた。
まぁ、何というか。 じっとしていられずに来たものの、ただ、中にいる彼女らと顔を合わせづらいってだけ。 誰かの中での出来事といえど、滅多刺しにされた原因は、まぁ、感づいてはいて。だから、っていうのもあるかもしれないね。
だから、手袋を擦り合わせて、マフラーを巻き直してから、空を見上げる。 冬の大三角形は、よく、見えない。**]
(+24) 2015/11/06(Fri) 00時半頃
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……うん。
[ 肯定を返されれば>>128 たとえ、それが確証が無くても。 そうだよね、って、なる、もので。
きっと、確実に言えることは。 彼女に、何時もとは違う見た目の雛子に、 マネキンと入れ替わるみたいな事が、起こってること。 そうして、現実に帰った、かもしれないってことは。
それは雛子が、この世界の主じゃなかったって、 そういうことなんだろう。
彼女は"代わり"に、ならなかったのか、 それとも別の理由で、帰ったのか。 それは――わからない、けど。 ]
(129) 2015/11/06(Fri) 01時頃
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[ 生徒会室から、檜山の後に続いて出る。 入口の前、彼を見上げて。息を吐いた。 確証が無いながらも、現状整理、を、したからだろうか。 少し、落ち着きを、戻したから。 今度はブラウンも揺れなかった。 ]
――、うん。
[ そして、ゆるく、頷いて。 他の人を捜すと言った檜山を、そのまま見送る* ]
(130) 2015/11/06(Fri) 01時頃
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/*
わからないことだらけだな??
(-35) 2015/11/06(Fri) 01時頃
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/*
中身が檜山の頼もしさにありがたさばかり感じてますありがとうございます…いいんちょ…
(-36) 2015/11/06(Fri) 01時頃
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[ ――そうして。檜山には、頷けた、けど。 果たして、一緒にいた岩動に。 今度こそ、ギョーギわるいよ、って。 言える状況だったか、どうか。
だってほら、非日常、ってやつ。 まさに目の前にある訳、だし。 ]
岩動は…、どうする?
[ ブラウンを、じっと、向けて。 置いていくべきかも、悩んだものだったから。 ぽつ、ぽつ。やっぱり呟きを、落とした** ]
(131) 2015/11/06(Fri) 01時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/11/06(Fri) 01時頃
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/*
皆大丈夫なのかなー…と 思うわけ で…。
ほんとうに檜山ありがとう
(-37) 2015/11/06(Fri) 01時頃
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[食堂へと向かってみたけれど、そこにも人がいる様子はなくて。 さっきの悲鳴はなんだったんだろうって、また、もやり。 と、何やら奥の方からくぐもった声が聞こえたので、厨房へと向かう。 平坂は家庭科室ではなく、厨房で料理を作っていたのかもなんて考えて。 向かった先には案の定、咲野と御崎。 それにまだ一六もいただろうか。]
あれ、おはよー。ひらりくは?
[のらりくらりと、声をかける。 漂ってくる鉄臭いにおいはきっと、魚でも捌いていたんだろう、なんて。 都合の良いことを、考えようとしながら。**]
(132) 2015/11/06(Fri) 01時半頃
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/*
うぐ…
古屋ひろいたいんだーーー
(-38) 2015/11/06(Fri) 01時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2015/11/06(Fri) 01時半頃
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/*
狼は ホスト ではあるんだけど 村の皆に助けられてるんだっていうのが すごい狼目線思ってることなので
ひろいたい…
(-39) 2015/11/06(Fri) 01時半頃
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/*
(メイヤ・_・)<こくごわからない
(-40) 2015/11/06(Fri) 01時半頃
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/*
国語分かっても相手の心読めるわけじゃないのよ明夜
(-41) 2015/11/06(Fri) 01時半頃
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/*
一応星座とか神話とかはかじったんだけど 私夏担当だったもので冬詳しくない この この
季節冬だし双子PCいるしで入れたかったんです…
とりあえずゼウスさんは節操ないっていうのは話題になってたおもいでがあるそんなあれそれ
(-42) 2015/11/06(Fri) 01時半頃
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/*
あと「ホストのきもちってなあに」とか 「ホストさがしてきまーす」とか「ホストだれだ」 っていろいろ言ってるけど
その度におまえだよ!!ってなる
(-43) 2015/11/06(Fri) 02時頃
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[明るい空間で、いくら待っていても、 来ると言ったのに来ないりくを、 ガラス扉の向こう>>+24に見つけたのは、 彼がやって来て、少し経ってから、だったでしょーか。
ふわ、と突然動いた雛子。 野暮ったい格好をしているけれど、 そこは、目を瞑ってね。
扉を押し上げたとき、吹き込む風は、 やっぱり、雛子の芯と同じように、冷たいです。]
(+25) 2015/11/06(Fri) 02時頃
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……りくー、そんなとこで、何してるの。
[入りなよ、寒いでしょー。風邪引くよ、って。
彼の感じている気まずさなんて、知りません。 青白い顔して、顔を覗かせて、 それから、釣られたように空を見上げました。]
(+26) 2015/11/06(Fri) 02時頃
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[めーちゃんの名前は、明るい夜、と書いて、 めーや、と読むそうです。雛子の読めなかった名前。
見上げた空に、星は見えなくて。 めーちゃん、こちらの夜は、恐ろしく暗いです。 呟きそうになります。
だから、でしょーか。 ふわり、と、雛子も、外に出て、 すっぴんに眼鏡に毛玉つきのセーターって、 元カレに見せるよーなカッコじゃないけど、 横に、並びました。やっぱり、星は見えない。]
(+27) 2015/11/06(Fri) 02時頃
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── なんで、入ってこないのー。
[できるだけ、軽く。 この、白く輝く建物の意味も、雰囲気も、 吹き飛ばして、感じさせないくらいに。 顔色の悪さも、疲れた顔も、全部。]
……あの、冷たいこーしゃで、なにか見たから?
[たとえば、幼い日の自分とか、 不本意ながら、カンケーしちゃった相手とか。 ……たとえば、の、話です。
また、かじかんだ指先を、吐息で誤魔化しながら、 マフラーに鼻まで埋めて、まるで、 クラスメートのちょっとイケてる男の子、と話すのと、 変わらないトーンを、試みて。]
(+28) 2015/11/06(Fri) 02時頃
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[ ──ああ、あの校舎が、閉じる条件。
それを思い出して、少し重苦しいのは、許してください。*]
(+29) 2015/11/06(Fri) 02時頃
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[制服の、紺。 バリケードじゃなくて、人が寄っ掛かってるんだ。たまげたなあ。 岩動 呉は、誰かが死んだような、とき。 マネキンが代わりに倒れていることは、知りません。 いつの間にか近かった、藤舎と檜山。 それぞれに目線を遣った後、岩動 呉は無言でちょっと避け、檜山とふたりで、扉を、押して──
恐らくは。 岩動 呉ってやつの優等生鍍金は剥がれてきている。 白の包帯、窓の外、]
(133) 2015/11/06(Fri) 03時半頃
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[だから、だろうか。
少しの隙間が開いて、檜山がする、と潜り込んだとき、 恐ろしく、寒気がした。 生徒会室、此処は。 巣のような、秘密基地のような、 静かな場所、だったというのに。
拒否感に近い感情と、嫌な予感に、 ───さむいなあ、って 思うわけです。]
(134) 2015/11/06(Fri) 04時頃
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[続いて体をねじ込む、と、 だあれもいない生徒会室がある。殺風景な机と、椅子の集合体。 コの字型のテーブルのあそこについて御勉強、していたのだったなあ。 猫か犬かのように、居場所は決まっていた。
檜山と、藤舎の視界の先。 生徒会室の奥を眺めていた岩動 呉は緩慢に振り向いた。
そこには、一体のマネキンが、踞っている>>2:428]
(135) 2015/11/06(Fri) 04時頃
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[────ひなこ、>>122と、呟く藤舎によって、 ああ、やっぱりそうなんだって、 反応が鈍った頭は思う。
マネキンの髪は明るい髪をしていても、ぼさぼさだったし、規定のスカートは腰での折りあげ方が雑なのか、プリーツの形が歪んでいる。 野暮ったい、制服。 可愛いげの無い、遠野雛子。
屈んで、触れる藤舎の側、岩動 呉は立ち尽くしていた。 ただ、震える唇から零れるのは、]
───可愛いげ、ねーな、
[って、もう、既に"この世界"にはいないだろう彼女に。]
(136) 2015/11/06(Fri) 04時頃
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[「かえったのかな」と、藤舎が言う>>126 岩動 呉は今この世界の常識を知ったばかりだ、明確な返事も出来ず、 委員長は短く肯定する>>128。 じゅんおーせー、高すぎでしょ、皆。
一歩も踏み出せない岩動 呉には、 慣れ、が、わかりません。]
────……
[言葉にならない息が洩れ、利き腕の拳を、また、強く握る。 包帯に、赤が滲むけれど、今は一般的な感覚が必要だった。
何か、痛みとか、 そう言うものがないと、突発的に飛び降りてしまいそう、だったから。 今目の前の非現実から、逃げ出す方法として。]
(137) 2015/11/06(Fri) 04時頃
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[二人がまた、滑るように部屋を出た後、 岩動 呉は屈んで、遠野雛子らしきマネキンの頬に触れた。 生暖かい空気のなか、これだけがついさっきまで冷蔵庫保管されていたかのように、冷たい。 ─暖めないと。 岩動 呉もまた、先程の藤舎のように、漠然と思う。 ダサい格好をした遠野雛子。お腹を丸めて、踞っている彼女。 長いスカートが僅かに捲られて、いつか と 同じ様に。
ああでも、可愛いものじゃなかった。
岩動 呉は上着にしていたジャージを脱いだ。男物、Lサイズ。 遠野雛子らしきマネキンにかぶせると、足は少しはみ出るけれど、少なくともパンツは見えなくなった。 可愛いげの無いその、姿。櫛を持っていれば髪も整えたけれど、本当に死に化粧みたいになっても困る から。
そのくらいで、満足しよう。いってらっしゃい、雛子。 糞忌々しい、現実へ。*]
(138) 2015/11/06(Fri) 04時半頃
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[する、と、生徒会室を出る。 檜山は何処かに皆を探しに行く様子。 藤舎にどうする?>>131って、聞かれれば。]
──先ずは保健室かなあ、
[って。 ジャージ上の代わりになにか探そうかな、というのと、 包帯交換しなきゃ、という現実的な必要なこと二つ。
非現実のなかで現実を繰り返して、何が悪いのですか。 じゅんおーする、つもりがないのです。郷に従う理由なんてありません。 だから、皆を探すとか、遠野雛子っぽいマネキンがあったとか、話そうともせず。]
(139) 2015/11/06(Fri) 04時半頃
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/* るぎくんるぎくん
(-44) 2015/11/06(Fri) 04時半頃
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─ →保健室 ─
[さて、藤舎はどの様に答えたでしょう。 非日常に沿おうとしない岩動 呉に、何を。 ずる、ずる、廊下を進む。階段を降りる。 階段の高低差さえ、ちょっとだけ恐ろしく感じつつ、 やっぱり、心の何処かが寒くて。
赤の滲んだ男の手で肩を抱いて、ずる、ずる。]
(140) 2015/11/06(Fri) 04時半頃
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/* ほんと拾い方がすきだなーーとおもいます
(-45) 2015/11/06(Fri) 05時頃
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[ >>92マネキンが死なないというこひめの言葉に、私はどうしても納得ができませんでした。だって現に目の前で陸は血を流していて、まるで生きていないかのような冷たい肌をしているのです。彼女は刺し傷を許しの印と呼んでいるようですが、それもわかりません。だってこんなに恨みをこめて刺すような相手が、彼を許しているだなんて、考えられないのです。彼女の言うことは全て、不可解でした。それでも私は、何とか弱弱しい笑みを浮かべて、彼女のほうに振り向きます。悲しんだり、怒ったりはしてはいけません。それは花のやることでは、ありませんから。]
(141) 2015/11/06(Fri) 06時半頃
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……私には難しくて、よくわからない、かな。 ごめんねこひめちゃん。
[ 小さく謝罪を口にして、続いたこひめの問いに、かがりと一緒に携帯の電源を入れてみます。相変わらず圏外でございました。しかし確かに、彼女の言うように、日付は昨日のまま止まっておりました。ここは時が止まった空間のようです。閉じ込められた小さな世界は、いったい誰が作ったものなのでしょうか。]
(142) 2015/11/06(Fri) 06時半頃
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|
[ 彼女はそれを確認すると、満足そうに、またもや妖精のような軽やかさで、厨房を去って行きました。陸のことは、見向きもせず。 あなたは陸に懐いていませんでしたか?それとも、こんなに苦しいと感じる、私がおかしいのでしょうか。 もうなんだか、よくわからないのです。]
(143) 2015/11/06(Fri) 06時半頃
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[ かがりに声をかけられて>>125、相変わらず小さく微笑みながら、頷きました。丁寧に、できるだけ陸が痛みを感じないように、そっとそのマネキンを横に移動させます。陸は細身ではありましたが男の子です。こんなに、軽くなるなんて、おかしいんです。陸はどこへ行ってしまったのでしょう。]
(144) 2015/11/06(Fri) 06時半頃
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[ 二人で手分けをして、厨房の赤い絵の具をふき取りました。不思議と鉄臭いような香りがして、私は何度か口元を抑えて蹲ったりもしました。けれど、ここは……台所は、彼と肩を並べて居られた唯一の場所だから、私は恨みの跡を残さず、綺麗なままで居てほしかったのです。 雑巾や、バケツの水が真っ赤に染まる頃、台所は綺麗に元通りになりました。 お腹がすいていたはずなのに、食欲はもう、微塵も残っていませんでした。]
(145) 2015/11/06(Fri) 06時半頃
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御崎くん、てつだってくれて、ありがとうね。
[ 声も笑顔も、空気に溶けて消えそうでした。とても、疲れていました。いつもと変わらぬ笑顔を浮かべるには、少しばかり、疲れてしまいました。]
ねえ、こひめちゃんが言ってた、マネキンは死なないって、どういうことなのかな。
[ ぽたり、と。拭いきれなかった赤い絵の具が、私の手から流し場へと落ち、水に紛れて消えていきます。]
(146) 2015/11/06(Fri) 06時半頃
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私がりっくんの所へ行くには、どうしたらいいんだろう、御崎くん。 私もね、マネキンになりたい。 だめかなぁ。
[ その時の私は、陸。ただあなたの元へ行きたいと、そればかりを祈っておりました。涙は流しません。いつだって笑顔でいます。けれど、いつものように浮かべたつもりのその微笑みは、少しの衝撃で崩れ落ちそうな程、ひび割れておりました。**]
(147) 2015/11/06(Fri) 06時半頃
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/* んんー祖語多くて申し訳ないです。 ちょっと補完できるかな…やってみよう
(-46) 2015/11/06(Fri) 07時頃
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[ 血が駄目らしく、青白い顔で横で休んでいた革に、近寄る事はしませんでした。赤い絵の具の正体は、きっと彼の苦手なものです。私が血まみれのまま彼の方を向いた時、彼はどんな反応をしたでしょうか。]
(148) 2015/11/06(Fri) 07時頃
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古屋くん、あなたも、何か知ってるかな? こひめちゃん、マネキンは死なないって言ってた。 でも、痛みは感じるのかな……? 私も……私も、死ねば、マネキンになれるかなぁ。
[ 最早笑顔が顔に浮かんでいたかどうか、私にはわかりません。それでも必死に、涙だけは見せないように。それだけを考えていたのですから**]
(149) 2015/11/06(Fri) 07時頃
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[食べ物のありそうなところ。 とは言っても、文化祭仕様の校内だと、飲食物の出し物をやっているクラス等、食べ物はあちこちにある。 ゆっくりと、各教室を見回りながら階下へと降りてゆく。その途中の廊下だった。
道行く小さな姿を見かけた。一六こひめ。>>120 昨日逃げられてしまった、お姫さま。 長いセーターの袖が、ひらひらと揺れるのが目に付いたから、呼びかけるより前にそれを捕まえる。 くるりら。捕まえた反動で、前に回り込む。 踊って、回って。舞踏会のダンスみたい。 そんな、柄にもないことを思った。]
(150) 2015/11/06(Fri) 07時頃
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3階、生徒会室。 遠野のマネキンが、あった。
[手短に話す。 血こそなかったが、友人の姿を模したマネキンというのは、見ていて決して気持ちのいいものではない。 最も、一六からしたらどうなのかは知らないが、尋ねられたなら、そのマネキンの詳細も伝えて。]
遠野は、帰ったよ。 ……で。一六も、帰りたい?
[いい加減しつこい男だと思われそうだった。 ただ、ね。こっちも、これでも一応、必死なもので。
お姫さまの、セーターの袖。 控えめに捕まえたまま、尋ねてみる**]
(151) 2015/11/06(Fri) 07時頃
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|
[俺の出した提案に彼女が乗った辺り>>144で、古屋>>132がやってきた。 彼の質問に応えるべく、床を指差す。 端的に。質問への答えのみを告げる。]
ここ。
[ボロボロの平坂マネキンを指し示し、その肩の辺りを持ち上げた。咲野は足を持ってくれただろうか。二人で壁際へと移動させる。]
(152) 2015/11/06(Fri) 07時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/11/06(Fri) 07時半頃
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はい、古屋も。 手伝って?
[水で濡らし、絞った布巾を手渡す。受け取ってくれただろうか。 受け取ったならば、そのまま三人で黙々と拭いただろう。俺は手は抜かずに拭き続けて、そして自分が許せる状態になった頃。 咲野が口を開いた>>146。]
別に。 このまま、放っておけないし。
[平坂が無残すぎる、という思いはたしかにあった。が、それほど強いわけではなく。 むしろ、食べるものを作る場所に赤が飛び散っているという事実への抵抗が強かった。
咲野が同意してくれなくても、一人で黙々と掃除をした確信を抱く程度には。]
(153) 2015/11/06(Fri) 07時半頃
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/* 厨房の掃除手伝いに行こうかと思ったらちょうどのタイミングで進んでたので一六へ……
(-47) 2015/11/06(Fri) 07時半頃
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マネキンは生きていないから、死なない。 かな。
咲野は、帰りたいんだ。
[ならばきっと、咲野はここの主ではないのでしょう。 平坂と離れることをこんなに嫌がる彼女は、きっと一人ぼっちでは死ねないのだろうから。
彼女の表情が、ある日の夕暮れを思い出させる。 そんなに好きで、いっしょにいたいのなら、なんでさっさと言わないのだろうね。 ああ、言えないのか。
知らないけれど。]
(154) 2015/11/06(Fri) 07時半頃
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帰りたい、って言ってみたら。 帰してくれるんじゃないかな。
[ここを作った人は、最後に見て欲しかったのだと思う。メールでもそう言っていたし。 自殺した人、では無くて、ありのままの自分を見て欲しかったのだと思う。それは、かつて抱いた欲求だった。 今は、どうなのだろう。諦めた、はず。
既に三人も居ないところから見て、きっと主はゲストに危害を加える気はない。
ただ、見て欲しかっただけ。 それだけ、な気がする。**]
(155) 2015/11/06(Fri) 07時半頃
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/* そういえば3-1村のひなこちゃんやこの村のひまちゃんが(中身が個人的に)こわい理由について考えてたんですけど、たぶんト書きが1人称視点だからだ、とさっき思い、 ……でもめーちゃんは怖くはないので、なんだろな……?
(-48) 2015/11/06(Fri) 07時半頃
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[(>>152)示されたのは、床。 もはやそれは予感ではなく、どうしようもなく現実らしい。 持ち上げられたマネキンを見る。 ああ、刺し傷、だ。 今度は目を逸らさない代わりに、自分を切り離したような感覚で。 差し出された雑巾(>>153)を黙って受け取った。]
(156) 2015/11/06(Fri) 09時半頃
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――回想・三年前―― ただいま、姉さん。俺、ちょっと出かけ、て……あきら……?なん、で、
[なんで家にいるの。 何を、持っているの。 床に転がっている"それ"は、なに? 聞きたいことはたくさんあったけれど、言葉は出てこなかった。 ゆらり、近づいてくる彼を、…は黙って見ていた。 彼はそのまま歩いて、…の目の前で立ち止まる。 何事かを少し、逡巡したようだった。 彼にも多分、言いたいことはたくさんあって。 それを飲み込んで、ひとつ。 「ごめんな、アラタ」 そのかおは、わらっていたのだったか。 …が気がついた時には、とうに冷たくなったからだが二つ、血溜まりの中に転がっていた。*]
(157) 2015/11/06(Fri) 10時頃
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――現在・厨房にて―― [黙ったまま床や壁を拭き続け、あらかた綺麗になったかな、というところで声を掛けられる。(>>149) 切り離された感覚では、血まみれの姿にだってどうと思うことも、ない。]
え、っと。俺は、みんなの話をぼんやり聞いてたくらいだから、よくわからないかな……ごめんね。 でも、多分。みんなの言っていた通りなら……ひらりくは死んでなくて、現実に帰ったんじゃないかな
[そうであれば良いと、思う。 みんなはきちんと、帰れたら良い。 痛みを感じられて、その分思いっきり笑える、みんなは。]
(158) 2015/11/06(Fri) 10時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2015/11/06(Fri) 10時頃
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……先ずはって、そのあとは。
[ 咎める様な、って、言うんだろうか。 レンズの向こうを覗くブラウンは、そんな色。
きついなら無理するな、とは。 流石にそれ位は、思うけどさ。 確かに、郷に従う理由も無いけどさ。でもさ。
そのあと、生徒会室でお仕事するんですか。 それとも、弁当でも食べるんですか。 あるいは、国語の勉強でも、するんですか。
――何したって、こんな世界じゃ意味ないのに。 ]
(159) 2015/11/06(Fri) 11時半頃
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|
[ それでも、保健室に行くことを止めなかったのは。 包帯がやばそうだって状況も、あったけど。
自分も湿布取りにいかないとなー、って。 現実的に必要なことを思ったからでしょう。
謎の怪我したギョーギの悪い生徒は、 鏡ぶん殴ったじゅんおーしない先生と、 多分、似たようなことを思って、保健室に向かう。
歩みも、階段を踏む調子も。ずるずるしてるものだから、 上着の無くなった白シャツの袖引っ掴んで、 こっち、とか、言う訳で。 全然スマートじゃないエスコート。
しょうがないね、王子さまじゃないし。 ]
(160) 2015/11/06(Fri) 11時半頃
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|
― 保健室 ―
[ またしても、無人。 みんな起きたのか、とか、ぼんやり思いながらも。 岩動にはそこ座りなよって椅子を示して、 普通に歩ける自分はスリッパを鳴らして、 棚を漁っていくわけで。
昨日覚えた場所から、包帯を頂戴して。 代わりのジャージ上も発見して。 ついでの湿布は、自分が貰っておいて。
ぺた、音を鳴らし。 岩動に、やっぱり昨日みたいに渡す訳です。 ――昨日か、あるいは現実の繰り返し。とか。 一瞬だけ思ったけれど。 でも、ここは違うでしょう。 現実に、あんなマネキンなんて無いでしょう。 ]
(161) 2015/11/06(Fri) 11時半頃
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|
[ 岩動の正面。今度はパイプ椅子引っ張って来て。 無論、鉄壁スカートで腰かけて。 冷たい湿布を弄りながら、ギョーギ悪く。 非現実に逆らってる岩動に、 真っ直ぐブラウンを合わせて、口を開く。 ]
――それで。包帯も着替えもあるけど。 これからどうすんの。なにするの。 "この学校"で、あんたは。
[ ぽつ、ぽつ。声って、意外と響くね。 "現実"と違って、人が全然いないからでしょうか。 国語の授業の時みたいな、淡々とした質問とは違う。 むしろ、なんだかこっちが先生みたいな。 そんな、いつも通りじゃない錯覚。 ああやっぱり、咎める、って。 こういうことを、言うのかもしれない。 ]
(162) 2015/11/06(Fri) 11時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/11/06(Fri) 11時半頃
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/*
起きろよを言いたい(ただしブーメランである)
(-49) 2015/11/06(Fri) 11時半頃
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|
─ 保健室 ─
[袖引かれるまま、保健室へ。 岩動 呉も、また。お姫さまにはなれないわけで、 上履きを引き摺るまま。
保健室は、やっぱりがらんどうで、通されるままに椅子に腰を下ろす。 心の何処かが、寒くて、 頭の何処かが、痺れていた。 行動指針が、欲しいです。おたすけキャラをください。 ──****ちゃえばいいんだよ、って。 背中を、押して。
この非現実での、正しい行動って、何ですか。
男物のジャージ上と、包帯を受け取る。昨日の 延長。 先ずは包帯。赤の滲む汚れた白をくるくる巻き取りながら、
なんだろう、癖になっているのかな。 藤舎が腰を下ろす、スカートの裾を眺めてしまう。]
(163) 2015/11/06(Fri) 12時半頃
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お前、また見えてんぞ
[秘密基地で繰り返された記憶。何気無い日常。 いつか は 珍しく、可愛いげのあるものではなくて、 ダサいと言える、水色だった。]
(164) 2015/11/06(Fri) 12時半頃
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[緩く頭を振った。 包帯を取り去ると、強く握り込んだおかげでまた割れたらしい拳がある。赤が伝い、指先が冷えて、>>162]
──さあ、
[何、しようか。 岩動 呉は、じゅんおーせー、高い方だと思っていました。 これまで苛められたことだって、ないし、 どうにかする手段を、持ち合わせていましたから。 ****、とか。弟が選んだ、それは。 最後の手段って、奴でしょ。
でも、今は。 その最後の手段しか、頭に浮かばないから。 どうすれば、良いんだろうね。 この世界を作った人が、此の面子の何処かにいるのなら、 死んで欲しいわけじゃあ、ないと思うんだけれど。]
(165) 2015/11/06(Fri) 12時半頃
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[ 現実的な、行動。 お弁当は、無いし。勉強するなら、英語が良いなあ。 何も、考えなくて済む。
咎めるような言葉には、ヒントなんてなくて、 じゃあ、どうすれば良いんですか。何が、正しいんですか。 って、岩動 呉の黒瞳は泳ぎ、迷う。]
この世界を作った人は、何が、 ──何を、して欲しいんだろうね。
[此は、岩動 呉の世界ではありません。]
(166) 2015/11/06(Fri) 12時半頃
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[岩動 呉の世界にしては、真っ直ぐです。 この人の心は、歪んでないんだなあ、と、思います。
そう、まるで目の前のブラウンの其れみたいに。]
(167) 2015/11/06(Fri) 12時半頃
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/* 狼引いてたら黒板とか部屋とかにいたずらがきとか考えていた人 部屋とかもめちゃくちゃにしてたかも。順番とか、
(-50) 2015/11/06(Fri) 12時半頃
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[ 最後に何か遺して死にたいって、 私なら果たして、思うんでしょうか。
遺された側が、"明夜"のことを。 覚えていてくれるかも、知らないのに。 知っていますか。 星の無い、くらあい夜に、 価値なんて、まるでないんです。 ]
(168) 2015/11/06(Fri) 14時頃
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[ ――なにしてほしい、とか>>166。
揺れる黒を覗き込んで、ぼんやり、思う。 聞いておいて、そういえばヒントもなにも、なかった。
はて、首を傾げて、髪が落ちて。 考えてみるわけです。世界の主の気持ちってやつ。 送られたメール、内容を思い出しながら。 いったい、配点はいくつでしょーか。 誰に聞いたところで、生憎。 自分はマルを付けてくれる人を知らないけども。 ]
(169) 2015/11/06(Fri) 14時頃
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[ 悲しまないでください。恨まないでください。 ただ、それだけ遺した不親切なメール。 いや、それだけの感想じゃあ、きっと駄目で。 文面、問題文を逆に考えて、みよう。 不親切とかじゃなくて、そう。 文面がそれだけでよかった、とか。 それ以上、望むものがなかった。
とか、その場合を、慣れない頭のどこかを使って。 ]
(170) 2015/11/06(Fri) 14時頃
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――――、ただ、 ただ、覚えてほしかったんじゃ、ないの。
[ じり、と。
踏み込んでいいのか、悪いのか。 よくわからないところを、彷徨う、感覚。 生死の境目にいるんですっけ、世界の主も。 それなら似ているんでしょうか、私達は。 それならこれも、多少は合っているんでしょうか。 ]
(171) 2015/11/06(Fri) 14時頃
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……あの人、死のうとしたんでしょう。 その時に、私達を呼んだんでしょう。 "楽しかった文化祭"にさ。 [ ざらざら、根拠のない予想を、吐き出して。 ああそういえば、学校。文化祭じゃなくても。 私、合宿とか、沢山思い出あったなあ、って、ふと。 屋上、行けないけどさ。 ]
だから、死ぬ前に。…思い出?に、 少しでも一緒に、いて欲しかった、とかさ。 こういう出来事って、皆に残るものだし。
でも。それだけで、いいから。 他、特別何してほしい、ってわけじゃないん、だと。 ……思います。
[ 言い切った、けれど。 最後、声はちょっと、小さいです。 そーぞーりょく、自信ないので。 ]
(172) 2015/11/06(Fri) 14時頃
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それに、もし、合ってたらさ。
[ 自信ない答えって、恥ずかしいから。 ブラウンは少し外れて、ゆるく、スリッパを揺らす。 此処から先も、予想、口はよく回る回る。 ]
ちゃんと、ギョーギの悪い怪我は治せって思うし。 いつもみたいに、お弁当じゃなくて。 思い出のある文化祭のもの食べてよって思うし。 ちゃんと、…寝て欲しい、って思うし。
世界を閉じる人、だっけ。 その"代わり"なんていらないから、
(173) 2015/11/06(Fri) 14時頃
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――帰って、いきてほしい、って思うし。
(174) 2015/11/06(Fri) 14時頃
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だから、多分みんな、帰れるんじゃないかな。 文化祭の思い出が、終わればさ。
[ ぴっと、人差し指を鼻先に突きだして。 根拠のない、まほーのじゅもん。
馬鹿な生徒は、閉じる人のこと、 知らないことも知らずに、ぺろっと言ってしまう訳です。
ただそれでも、おたすけキャラじゃなくても。 ヒットポイント回復、僧侶程度には、なれたでしょーか。 かわいいものがすきな、ひよこちゃん。 あのこにも言った、かえれるといーね、って。呪文。 いするぎせんせーへの効果は、いつになるやら。 ]
(175) 2015/11/06(Fri) 14時半頃
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/*
(メイヤ・_・)<フレンチトースト食べたい
その前に靴下はこう…
(-51) 2015/11/06(Fri) 14時半頃
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/*
←ホストは私じゃないよねって他人事
(-52) 2015/11/06(Fri) 15時頃
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[たんたたん、弾むように それぞれのクラスを覗いていく
さっきのひまわりちゃん、 どうして苦しそうにしてたのかなぁ
なんて考えながら
りっくんはあんなにいっぱい 許してもらえたんだから 喜んであげたらいいのにぃ
なんて思いながら
たたん]
(176) 2015/11/06(Fri) 15時頃
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[昨日も見ていたクレープのとこ ちょぉだいっていったら 焼き立てが出てきた
小さくちまちま食べながら さらに他のクラスへ
と、袖が何かに引かれて>>150 くるりん 視界が回った]
いいんちょ? かわいいこひめのお洋服のびちゃうよぅ
[のんびりと文句をいって、 手に持ってたクレープの最後のひとかけをぱくり]
(177) 2015/11/06(Fri) 15時頃
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ひなちゃんも、許してもらえたんだぁ りっくんもねぇ、食堂の厨房でぇ いっぱぁい刻んでもらえてたの ねぇ、ひなちゃんはどうだったのぉ?
[満面の笑みで報告して、 雛子の様子も聞いて]
そっかぁ、ひなちゃんはぁ 刻んでもらったわけじゃないのかぁ でもぉ、戻ってきていいよってなったんだねぇ
[うんうん、一人で納得して]
(178) 2015/11/06(Fri) 15時頃
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ねぇ、いいんちょはぁ こひめにいろいろ聞くけどぉ 何を怖がってるのぉ?
[不思議そうに首をこてり]
こひめはぁ 帰るところないからぁ 帰らなくてもいいかなぁ
……ママが迎えにきてくれたら 帰りたくなるかもぉ……
(179) 2015/11/06(Fri) 15時頃
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いいんちょ こひめ難しい話やだっていったよぉ?
[放してほしくて袖を上下に揺らす すると 傷を押さえていたテープが外れたのか じわりと袖口に赤が滲み出した**]
(180) 2015/11/06(Fri) 15時頃
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/* おねーちゃん:アオイ(ベースの顔に)+みょんこ(の雰囲気を足して)+メルヤ(くらいの髪)的な おねーちゃんの彼氏:(イスルギだった) ミキ:ミルフィ 茉里:ローズマリー つばさ:タバサ 先輩:辰次 化学部の元彼:明之進あたり くらいの想定まとめ ふわっと
(-53) 2015/11/06(Fri) 15時頃
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[世界の主の遺した言葉。 もう電源さえ入らない携帯に届いた遺言じみたメール。 「筆者の気持ちを答えなさい」って、言われましても。 風景描写も、心情描写も無いんじゃあ、200字なんて埋まらない。 足りないものが、多いから。行間が、読めなくて。
何より、もう、 文面、忘れてしまったし。「恨まないでください」、それだけ脳裏に刻まれている。 ああいうものを、冷静な気持ちでは読み下せなくて。 遺言、とか、手紙、とか。 文章には人柄が出るというから、好きじゃないんです。 書くことも、読むことも。
英語の方が、そういうところでは。比喩表現も少なくて、好きです。]
(181) 2015/11/06(Fri) 16時半頃
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[藤舎の解答を、聞く。 大きな丸を付けられるのはこの世界の主だけだけれど、何となく、説得力は、ありました。
覚えていて欲しかった、誰か。 楽しかった記憶を、追体験したかった、誰か。 ───帰って欲しいと願う、誰か。
岩動 呉は、この世界を閉じるため、誰かが残る必要があるなんて、知りません。 あの、遠野雛子が"帰った"と、言うのなら。 段々と、みんな、マネキンになってしまうのでしょうか。
そういえば、榛名の姿を昨日から見ていない。彼も、帰ったのだろうか。 彼女の語るもの、それが、この世界の主の出題した問の、模範解答なら。]
──楽しんでやるのが、正解なのかなあ…
[ぼんやり、岩動 呉は呟いて。 かえれるといーね、って、言葉を反芻するのです。]
(182) 2015/11/06(Fri) 16時半頃
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[越、心配してくれてるかなあ。 ぶん殴ったばかりだから、余計に探してるんじゃないかなあと思います。 彼奴、俺が怒らせたって言うのに、殴った後、泣きそうな顔で見るんだ。まるで、自分が痛い思いをしたみたいに。 越にとっては、二子なんでしょう。 岩動にとって。兄弟であるように。]
───弟が待ってる、から。 帰らないわけには、行かないか。
[糞忌々しい、現実 だけれど。帰る方法も、曖昧だけれど。 嗚呼、ちょっと、お腹が空いてきた。]
藤舎、さ。 どっか、フレンチトースト食べられるとこ、知らない?
[手に真新しい白を巻き付けながら、岩動 呉は聞いてみます。 せっかくなら、 フレンチトーストが、良い。]
(183) 2015/11/06(Fri) 16時半頃
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[ひらりくは何で刺されたのかな、ってぽつりと考える。 あの時と同じように、定番のナイフなのか。 ここは厨房だから、包丁だったのか。 そんなことを考えながら、包丁棚を見つめる。 あの日から、痛みを感じなくなったこの身でも。 死ぬのはやっぱり、痛いんだろうか。**]
(184) 2015/11/06(Fri) 17時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2015/11/06(Fri) 17時頃
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/* こひめは最初落死の予定だけど 他の人とかぶるかなー 砕けてほしいからやっぱり落下じゃないと何だよねえ
(-54) 2015/11/06(Fri) 17時頃
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/* ほんっとに一六いい仕事するなって……もうこれ檜山決め打った。一六で完全に決め打った。4dでの檜山のメンタルの落ちっぷり楽しみ過ぎる…… ごはん食べながらロル考えてきます!
(-55) 2015/11/06(Fri) 18時半頃
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[ ぼんやりした、呟きを拾う。 覚えるだけじゃなくて、楽しんであげれば、きっと。 とっても、満足するものじゃないでしょーか。 だから。 ]
多分、正解なんじゃない?
[ って、肯定して。それから、まほーのじゅもん。 反芻してもらえれば、それで終わり。 あとは効き目を待つのみ、ってやつ。 帰らなきゃいけない理由、があるんだから。 なおのこと、帰るべきでしょう。 ]
(185) 2015/11/06(Fri) 19時頃
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[ ――― わたし は? ]
(186) 2015/11/06(Fri) 19時頃
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[ また、だ。あれ?って、なる瞬間。 ちょっと、動きが止まって。 ぎこちなく首を傾げて――でも、まあ、いっか。
パイプ椅子からゆるゆる立ち上がって、 スリッパを鳴らして――そういえば、裸足だった。 棚に取って返せば、新品ある。ラッキー。 ]
………いするぎさー、 兄弟っていいもの?
[ いかんせん、藤舎明夜は一人っ子だったから。 なんとなく、待っている人の居るきもち、とか。 聞いてみたくなった、もので。 答えは、あったかどうか。どちらに、しても。 湿布と靴下を持って鏡の前に向かって、 額、赤黒い痣に湿布を貼りながら。 今度はベッドに腰掛けて、靴下をはいて。 背にかかる問いかけに、くるん、向き直る。 ]
(187) 2015/11/06(Fri) 19時頃
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[ じゅんおーせーを取り戻してきた身体は、 ちょっと、お腹もすきました。 きっとまた、夜が来るんだろうなあ、って。 そんなことを、思いながら。 ]
―――フレンチトースト、って。 岩動も知ってるでしょ。
[ 上の階を示して、真面目な顔で "うちのクラス"って* ]
(188) 2015/11/06(Fri) 19時頃
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― 3階・増えた教室 ―
[ パステルカラーの、部屋の前。 ここ、って言った時の岩動は、どんな顔をしてたか。 増えた教室にもじゅんおーした自分は、 きっと先に、かわいいの暴力の中に突っ切って。 ] ――フレンチトースト、ふたつ。
[ とか、やっぱり。 慣れた口調で、誰もいない空間へ注文すれば。 …本当に、非日常って、感じで。 あっという間に用意されたそれらを取って、 あっち、と、岩動に席を示す。 ]
(189) 2015/11/06(Fri) 19時頃
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[ ――お勉強会とは、少し違うけれど。 こうして揃って座る光景。 雛子もいれば、よかったなあって思うんです。
あの空間での、雛子の合いの手が、割と好きでした。 たとえ必勝法の勉強でも、苦手な教科って進まないから。 誰かの声がかかるだけでも、気分転換には、なるもので。
あの子はもう、帰っているし。 此処だってあの時とは違う、文化祭の景色だけど。 そんなことを、ふと、思う訳で。 …でも、やっぱり、思うだけ。
あまぁい香りに向けて、さて。 この世界の主からのサービスでしょうか。 普通よりはちみつたっぷりのトーストに、 いただきます、手を合わせた** ]
(190) 2015/11/06(Fri) 19時頃
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ああ、うん。悪いな。
[本気とも知れないのんびりとした口調で、文句を言われる。>>177 それに対して、返すこっちの言葉も、やる気のない謝罪だ。 また逃げられても困るわけで、当然、掴んだ袖は離さないまま。 遠野のマネキンについて報告をすれば、向こうからも報告が返ってきた。>>178]
平坂、が?
[どうやら今度は、2人一緒に"帰った"らしかった。 人数や、人が減るたびに鳴るチャイムに法則性はあるのか、否か。 首を傾げつつも、聞き捨てならないのは「刻んでもらった」という言葉だ。]
……ってことは、また血塗れ?
[御崎たちが、血を掃除してくれていることは知らずに、そう呟く。>>125 流石に、榛名の時のような光景をまた見るのは、ちょっとキツいな。 2回連続で同じような光景を見つけてしまったクラスメイトたちが、やや心配になる。]
(191) 2015/11/06(Fri) 19時頃
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[何を怖がってるの。>>179 核心を突くような問いかけに、袖を掴む手は、僅かに揺れた。 ただ、ここまで一六に問うのなら、きっと自分からも少しは話さなくてはイーブンじゃないだろう。 終始、緊迫感のない一六に、つられているところもあるのかもしれない。 口を開けば、割にあっさりと声は出た。]
──お前らの中の、誰か一人を失くすこと。 それが、怖いよ。
[隠すようなことでもない、と思った。 至極当たり前のようなその答えは、一六にはちゃんと伝わっただろうか。]
(192) 2015/11/06(Fri) 19時頃
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……ママが来るのは、難しいんじゃない? 扉も窓も、開かないしね。
[帰りたくなるかも、と、微かな迷いにも聞こえる声に希望を見つけかけたけれど、それはすぐに萎んだ。>>179 困ったな、一六の母親は流石に呼べなさそうだ。 母親には会いたいのか、と、それだけは覚えておく。その裏にある事情等、知る筈もなかった。
それでも、自分が彼女に言える言葉は、ないわけじゃなかった。 それが一六にとってどう響くかは分からずとも、伝えたい言葉は持っている。 思って、改めて彼女を見下ろす。 と、どこか不満げなお姫様が、袖をふらふら揺らし始めた。>>180]
あー、可愛くない話は嫌なんだっけ? じゃあ、簡単に、……
(193) 2015/11/06(Fri) 19時頃
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[言いかけた時だった。 袖口にじわり、赤が滲み出す。ぎょっとして、袖を握る手が緩んだ。]
ちょっと、……一六。 お前、怪我してたの?
[平坂の血、というわけじゃないだろう。 今しがた滲みだした赤に、眉根を寄せる。 「見せてみ」と促したけれど、返事はどうだっただろう*]
(194) 2015/11/06(Fri) 19時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/11/06(Fri) 19時頃
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/11/06(Fri) 19時頃
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/* 2Fじゃないわ クレープ3Fでたぶんすれ違ってしまう可能性あるから確定しないほうがよさそう……
(-56) 2015/11/06(Fri) 19時頃
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別に、何も。っていうか、
[アンタ、そんな不細工だったっけ。続けて吐きかけた悪態は飲み込んだ。 何でだろうね。あっちでめった刺しにされてから、ずっと。 ちくちく、咎めるように、のどの辺りが痛む。
だから、代わりに深く息を吐いて、花壇の隅に腰かけた。]
俺は、ここで待ってる。
[ほっといてくれ、と、そっぽを向いたものの、彼女が去る様子もなく。 むしろ、隣に陣取る元カノに、またため息をついて。 彼女から目を逸らすように、また、暗い空を見上げただろうか。]
(+30) 2015/11/06(Fri) 20時頃
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[幼馴染といい、元カノ>>+28といい、女ってどうしてこうも鋭いんだろうか。 軽い調子を装うようにして問われた言葉は、まさにその通りとしか言いようがない。
だから、こちらも、動揺を悟られぬように、立ち上がって。 すぐそばの自販機に向かって、足を踏み出す。]
あっちで、滅多刺しにされて死んできた。昔の奴らに。
[とんとん。自分の胸の辺りを、人差し指でつけば、粗方伝わるだろうか。 そうして、すぐ傍。うすぼんやりと光る自販機。 あたたかい、と表示された飲み物二つを選んで、ボタンを押す。]
(+31) 2015/11/06(Fri) 20時頃
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アンタがいたかは知らないけど。 怖いね、女の恨みって。
[普段と変わらない、淡々とした調子を装うとしても、 やっぱり、胸の痛みが喉を刺してくる。
咳ばらいを、ひとつ。 がこん、と、音を立てて出てきた缶ふたつを、手に取って。 そうして、マフラーに顔をうずめる彼女の元に戻る。]
紅茶とコーヒー、どっちがいい?
[暖かな缶を、彼女に二つ差し出して、問う。
これは別に、懺悔とか、謝罪ってわけじゃない。 流石に気まずい相手と言えど、具合悪そうにいられるのは、気分がよくありませんから、ね。**]
(+32) 2015/11/06(Fri) 20時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/11/06(Fri) 20時半頃
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[白で包んだ手を、開いて、閉じて。 少しだけ邪魔ではあるけど、まあ、いっか。 この世界の誰かが、ギョーギ悪い怪我を治して欲しいと願うなら、 いっそ、怪我なんてして欲しくはないって、思うなら。 このくらいの行動阻害くらい、どーってこと、無いよね。 新品の靴下を履く藤舎の、問。 その背を見つめながら、ぽつり、ぽつん。]
──良いもの、なんじゃない。 足りないものを補ってくれるのは、何時でも、弟だったよ。
[今は、と、聞かれれば。 彼奴の足りない右足の代わりにも成ろうとしないおにーちゃんでは、あるので。 過去形で答えよう。 また、ちら、と、視界に金が過る。 藤舎の背中を越して、目の前の姿見に映る男子高校生の、 姿は。 少しばかり唇を噛んで、多少頬に色は戻りつつあっても、白い顔をしたその顔は。
一体誰の 。]
(195) 2015/11/06(Fri) 21時頃
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んとぉ、りっくんもぉ いろいろ出てた材料も赤かったぁ
[聞かれたこと>>191に 頬に手を当てて様子を思い出しつつ答える]
ひまわりちゃんがぁ りっくん許されてよかったのにぃ なんかつらそうにしてたよぉ
[へんだよねぇって笑って]
(196) 2015/11/06(Fri) 21時頃
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[誰か一人をなくすこと>>192 怖いことを尋ねたら返ってきた答え]
ここが誰かの中ならぁ 閉じる人が必要なんだよねぇ?
[確かそんなこと言ってたよねぇって 思い出して眉間に寄りかけたしわを伸ばし]
でもぉ、いいんちょがみんなと帰りたいならぁ いいんちょもみんなと帰らないと だめじゃないのかなぁ?
[じぃっとみつめた]
(197) 2015/11/06(Fri) 21時頃
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─ 3階 増えた教室 ─ [見なかった振りをした、甘い香りの扉の向こう。]
[藤舎の言葉に、予感はあったけれど、実際見ると非現実に驚く。 パステルカラーの空間、かわいいの暴力。 あの、一六姫の努力の結晶、ギャルソンエプロンの男子やコルセットスカートの女子の姿はなく、無人の空間に甘い香りだけが充満している。
まだ、受け入れられても慣れることはできない岩動 呉は立ち尽くした。 慣れた口調で御注文。馴染み客ですか、貴女。 導かれるまま席について、蜂蜜たっぷり、甘ぁい香りの原点をしげしげ、観察。 あの、フレンチトーストは、何処かの調理担当の努力の結晶で、 このかわいい空間は、何処ぞの装飾担当の努力の結晶だった。
こうこうさんねんせー、こういうイベントはきっと、この日が最後だっただろう。 だいがくせーって、サークル単位の参加になるから。 クラス単位みたいに、趣味がまるっきり違ったりする人が集まらない。 纏めるのも大変だけれど、楽しい ん だよね。たぶん。 檜山も、咲野も、大変そうだったなあ。]
(198) 2015/11/06(Fri) 21時頃
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[まじまじとこっちを見るような視線に、 口に出さずとも、なんとなく予想はついてますよ。 しつれーな。緊急事態、でしょーが。 おとなしそうに見える、と言われる素顔で、 内心、すこし、憤慨。
別にまるではじめて見るってわけでもないでしょーって、 てゆーか、さっき。教室で。 と、ナチュラルに考える自分がいて。]
風邪引いちゃうよって、心配してるのにー。
[すんすん、自分は鼻をすすりながら、 でも、どーせ、中にいたって寒いのです。 それに、雛子が残してきた彼らは、 あの冷たい校舎にいるのでしょう。]
(+33) 2015/11/06(Fri) 21時頃
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[フレンチトーストに口を付ける。見た目に違わず、甘ぁい其れ。 あのときの味、だった。 頭の何処か、心の何処かの、冷えを少しだけ忘れられる。
嗚呼、そういえば、あの冷えきったマネキンの主。 遠野雛子は、これを、食べたんだろうか。 少しでも寒さを忘れてくれていれば、いいのに。 現実世界の方が、暖かいと良いのだけれど、]
(199) 2015/11/06(Fri) 21時頃
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[ふらり、と立ち上がる姿に、ふわ、と笑って。]
わたしも、会ったからねー。
[って、聞かれずとも。 血まみれだったはるな。 たぶん、みんな。そういうものなんでしょう。 ただ、思いの外物騒な言葉には、 まあ、なんとも言えません。
現実じゃなくてよかったね、とは、 嫌味にしか聞こえないでしょーし。
それでも、続く言葉は、聞き捨てならない、 というか、笑っちゃいそうです。]
(+34) 2015/11/06(Fri) 21時頃
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わたしが、りくのとこ、 恨んで出るわけないじゃん。 さいしょから、わたしたち、 お互いのことも、見てなかったのに。
[軽い言葉。差し出された缶に、 「紅茶」と顔をほころばせて答えながら。
雛子だけを見てくれる"誰か"を探してた雛子。 "誰か"に隣にいてほしかった、りく。
恨みに泣くほど、強い関心、 お互い、持っちゃいなかったでしょう。]
(+35) 2015/11/06(Fri) 21時頃
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ありがとー、あったかい。
[もらった缶を白い頬に当てながら、 ふわ、と笑って、しばらくその熱を楽しんで。
ふと、思い出したように。 ……実際、あの放課後を、 さっきまでの校舎での彼女を、思い出して。
変わらぬ調子で、問いました。]
……誰か、残るのかなー。
[すこし、間を空けて。]
(+36) 2015/11/06(Fri) 21時頃
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……ひまちゃん、心配?
[帰ってくるといーね、と。 せめて、心配してあげていてくださいね。
ヒロインを置いてきちゃうなんて、 なおさら、王子様には向いてないよね、って。 やめとけば?って、ひまちゃんに思ったりして。
気まずい女同士、 付き添うよう進言しちゃう元彼を見つめて。]
(+37) 2015/11/06(Fri) 21時頃
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んぅ? これはぁ、
[けがを聞かれたので>>194 説明しようとして口を閉じ]
かわいくないからぁ、みんなには内緒ねぇ?
ママみたいにやろうとしたんだけどぉ こひめじゃだめなのぉ
[掴みがゆるんだ、袖を取り戻して 肘までセーターをまくり上げてみせる
いくつかの新しい赤い筋と 半端にはがれた医療テープ そして、こひめ自身ではつけられないような 今は隠されているところまで続く たくさんの古い痕が きっと見えたことだろう*]
(200) 2015/11/06(Fri) 21時頃
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── だけど、誰かは、残るんだよ、ね。
[立候補制か、くじ引きか。 わからないけれど、もう除外されたわたしたち。
口調も、呼吸も、重くなるのを、 どう避けることができましょーか。
ひまちゃん、帰ってくるといいね。 りくに、そう言いながら、考えます。
そこに、順位があるのは、 帰ってくるといい、と特別思う人がいるのは、 果たして、ひどいことなのでしょーか。*]
(+38) 2015/11/06(Fri) 21時頃
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/* きずあとばばーんじゃねえよww
(-57) 2015/11/06(Fri) 21時半頃
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[おねーちゃんは、この世界にしかいません。 それと同じよーに、るぎくんのおとーとくんも、 この世界にしか、いないはずなのです。
おとーとが、だいすきなるぎくん。 だから、冷たい校舎を去る間際、雛子は、 帰ってきたほうがいいよ、と思いました。
あるいは、雛子が。 いするぎくれ っていうよきお友だちが、 帰ってくるといいな、と思いました。*]
(+39) 2015/11/06(Fri) 21時半頃
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/* 下着になんて大してきょーみねーよ、という意見も重々承知しておりますが、 友人の「性欲も食欲と同じで、日頃そんなに色や盛り付けなんて気にしてなくても青いジュース警戒すんのと同じように、想像の範疇にない色とか形が出てくるとちょっと」っていう話が好きすぎてそれを参考にしています。
(-58) 2015/11/06(Fri) 21時半頃
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/* 水色の下着にも想定はあったんですけど良さげな画像出てこねーや……
(-59) 2015/11/06(Fri) 21時半頃
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[いつもと変わらない口調で、スプラッタ光景を肯定されて、少しばかり頭を抱えたくなる。>>196 いろいろ出てた材料にも。ということは、相当の光景なんだろう。 もしかすると、榛名の時より酷いのかもしれない。
続く言葉に、咲野の姿が浮かぶ。 いつだって明るい副委員長。文化祭の時もそれ以外も、随分、助けられた。 辛そうには、──するだろうな、そりゃあ。 この異空間に、登校してきたときも、階段の踊り場で見たときも平坂と一緒だった図を思い出す。
2人の間に何があるのかは、よく知らない。 幼馴染だということぐらいは、聞いていたかもしれないけど。 少なくとも、咲野が平坂を呼ぶ声は、いつも優しかったように思う。 出来れば、後で様子を見に行こうか。 そんなことをちらりと思った。]
(201) 2015/11/06(Fri) 21時半頃
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[じい、と見つめる視線は、案外鋭い。>>197
ゆるっと、ふんわりと。 難しいことは、その眉間の皺と一緒に頭から取り除いておいてくれないかな。 そんなことを思って、苦笑を返す。]
ん。閉じる人は、必要だな。
[肯定をひとまず返して、言葉の続きに迷う。 ただ、その思考も、すぐに途切れた。 捲り上げられたセーターの下の、無数の傷跡。古いものから、新しいものまで。 絶句した時間は、どの程度だっただろう。
その沈黙の隙間で、思い出す。衣服を捲り上げる、その仕草。 ──格好悪いね、こんな傷。 父親が酔って暴力を振るったのだと、苦笑しながらそっと傷跡を隠したあの子が、過った。]
(202) 2015/11/06(Fri) 21時半頃
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/* るぎくんがめっちゃ拾ってくれてて本当に感謝しかない そのころ雛子は元カレに紅茶奢ってもらってた………… るぎくーん
(-60) 2015/11/06(Fri) 21時半頃
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[深い吐息が零れそうになるのを、堪える。 矢継ぎ早に、質問が口から飛び出しそうになるのも、一緒に堪えた。 ただ、その傷に、確信が深まったのも確かだった。 この世界の、主。あのメールの送り主、は。
──ここが、一六の"ママ"が来れない場所で、良かった。 そんなことを一瞬思わされてしまったのが、どうにも腹立たしい。]
……内緒、か。 今は、深くは聞かないでおく。
でも、ひとつだけいい? その新しい傷だけ、テープ、貼り直しとこう。
[もう、袖は引かない。引けば、セーターに更に血が滲んでしまうだろう。 代わりに、目と目を合わせて「保健室に行こう」と告げてみるけれど、一六はついてきてくれただろうか*]
(203) 2015/11/06(Fri) 21時半頃
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─ 回想:ヨウくんと、あの子の話 ─
[さて。ここまで語ってきたあの子の話は、比較的、甘やかな思い出ばかりだ。 不幸なあの子を支える彼氏。それだけで済めば、随分と優しいお話。 だけど、そうはいかない。
錯覚は、いつだって蜜のように甘い。 あの子の抱える事情は、一度零れ落ちたその後、常に2人の間に横たわり続けた。
今日も一緒に帰ろうか。ねえ、寄り道しようよ。 そんな、中学生の恋人同士らしい甘い会話のその裏で、徐々に不安定さが覗くようになる。
あのね。お父さんが昨日、酔っぱらって暴れてて。 ほら、怪我しちゃった。やだなぁ、セーター擦れてちょっと痛くて。 あのね。お母さんが、あんたなんか早く死んでくれたらいいのにって言うの。 あのね、それから。それから、──……
……ねえ。ヨウくんも、そうかな? 私なんて早く死んじゃえばいいって、そう思う?]
(204) 2015/11/06(Fri) 21時半頃
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[ヨウくんは、幸せで、いいよね。 怖くて怖くて眠れない夜なんて、ヨウくんにはないんだよね。
八つ当たりにも似た、幸福を羨む言葉が覗いては。 そのすぐ後に、あの子は、我に返ったように口を抑える。
ごめんなさい。ごめんね、ちがう、ちがうの。 だいすき。あのね、だいすき、だよ。
ああ、私、やっぱり、どうしようもないのかな。 ……楽に、なりたいなあ。]
(205) 2015/11/06(Fri) 21時半頃
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[「大丈夫」といくら囁いても、どうにもならないものがあると知った。 それはそうだ。 ひとりの中学生が彼女と過ごす僅かな時間は、彼女が家族と過ごした十何年のうちの、ほんの一部でしかない。 愛されることを知らずに育ったあの子に、今更、容易く届く言葉ではない。
だけど、それぐらは理解しているつもりだった。 そんなことも察せないほど、浅い子どもではないつもりでいた。 それを理解したうえで、あの子を受け入れることも、受け入れられることも出来るって、]
(206) 2015/11/06(Fri) 21時半頃
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[今なら、思うよ。 ──なんともまあ、薄っぺらい、身の程知らずなご自信で。*] .
(207) 2015/11/06(Fri) 21時半頃
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/* おわんねーんだけど回想
(-61) 2015/11/06(Fri) 21時半頃
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/* これ続き3d中に投下したら落ちロルと時間被るじゃんーーー!!
(-62) 2015/11/06(Fri) 21時半頃
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[掃除のせいか、空腹が酷くなっていた。 平坂が居た台のそばに立つ。]
食う? 作るよ。
[咲野と古屋の返事がどうであれ、冷蔵庫から適当に引っ張りだした物で、朝食兼昼食を作っただろう。*]
(208) 2015/11/06(Fri) 21時半頃
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――一階廊下――
[飯を食べて、少し空腹も紛れた。 掃除をしたせいか、汚れた制服を着替えに歩く。]
シャワー。
[浴びたいな。 ぺたり、ぺろりと足音が追いかけてくる。
ふらり、ふらりと揺れながら、廊下の真ん中をひたすら歩く。*]
(209) 2015/11/06(Fri) 21時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/11/06(Fri) 22時頃
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/* さいしょおかあさんとひやまの話だったことを暴露しておきます 秋野と被る。
(-63) 2015/11/06(Fri) 22時頃
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[保健室へ誘われれば>>203]
うん、いくぅ お洋服よごしたらぁ ママに許してもらえないものぉ
[とんとん 軽い足取りで陽一の後ろについていく]
手当終わったらぁ こひめまだ文化祭見て回るからぁ
[せっかくだから見るだけじゃなく 遊びたいんだぁとか 楽しそうに言って*]
(210) 2015/11/06(Fri) 22時頃
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…やっぱ美味しいよね、これ。
[ しげしげ、と。 岩動がフレンチトーストを眺めている間にも。 藤舎明夜は、切り分けたトーストに、 サービスされたはちみつをべったりつけて。 フレンチトースト。おんなのこの料理。 食べるのは、ちょっと、かなり、躊躇するけど。 それでも一口。舌の上に広がる甘さに、ブラウンを細め。 もう一口ずつ、運びながら。ぽつん、呟く。
それから、ふ、と。室内を見た。
かわいいが詰まった、思い出の喫茶店。 ――全部、皆の努力の結晶ってやつだった。 みんなが楽しい、って、きっと思う様な。 世界の主も、楽しいって。きっと思っていた。 ]
(211) 2015/11/06(Fri) 22時半頃
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─ →保健室 ─
[一六を椅子に座らせて、ぺり、と医療テープを剥がす。>>210 血の滲む場所に薄いガーゼを当てて、上から新しいテープを張り付ける。 保健の先生もいないこの場所では、そんな簡素な手当ぐらいしか出来ない。 「終わり」と告げて、彼女の腕を解放した。 そうして、呼びかける。一六、と名前を呼ぶ。]
……あのさ。 仕事がいっぱいあると、ここにいていいんだって。 嬉しくなる、って言ったよな。
[文化祭の準備期間の話だ。>>3:207 先程見えた腕の惨状には及ばなくても、あの時も、一六は指を傷だらけにしていた。 傷が、彼女にとってどんな意味を孕むのか、きっと自分には想像もつかないんだろう。 あの時、あの子の不幸を本当には理解出来ていなかったのと、同じように。
ただ、それでも、告げておきたい言葉はあった。 あのな、と言葉を落としながら、一六を見据える。]
(212) 2015/11/06(Fri) 22時半頃
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傷だらけにならなくたって、いても良かったんだよ。
[この場所に一六をひとり残すなら、彼女に傷を刻んだという母親はきっと追いかけてこられない。 同時に、一六が自分を傷つけた時に手当をしてやれる誰かが、ここにはいない。 だから結局、自分の中の結論は、変わらなかった。]
それでも、お前に、傷が必要なら、 ……その時は、絆創膏をくれる誰かもきっといる。
[衣装の山に埋もれるお姫様。 だけど決して、ひとりだったわけじゃない。 手伝おうかと申し出る古屋>>0:233や、藤舎の姿>>1:281が隣にあった。 ほら、そこは。委員長だから、よく見ている。 きっと彼らなら、一六の傷を見たとしても、きっと手当をしてくれるだろう。
一六に尋ねられた、先程の問いの答え。>>197 一度は答え損ねたそれを、口にした。]
(213) 2015/11/06(Fri) 22時半頃
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──ここに残って閉じる役目は、俺がするよ。 だから、一六は、帰った方がいい。
[淡々と、静かに呟いて、漸く口を噤む。 難しくて可愛くない話は、ここでおしまい。
まだまだ文化祭を見足りないらしい彼女を>>210、白い保健室から押し出すように。 とん、とその背中を、押した*]
(214) 2015/11/06(Fri) 22時半頃
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/* 檜山かっこいいなあーーーー
余談なんですけど特に意味もなく檜山だけ檜山呼びになってしまって、でもそれっぽいのでいいかなって あらたくんが小学校一緒じゃなきゃ古屋だったよ ていうかあらたくんは縁故生かせないままでごめん……お姉さんネタ振るタイミングがつかめなくて
(-64) 2015/11/06(Fri) 22時半頃
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[ それから、また。レンズの奥に瞳を向けて。 ぽつ、ぽつ。と。 ]
…なんかさー。 屋上、開かないし、きらいって言うから。 ちょっと疑った?けど。 ここ、岩動の世界じゃなさそうだなあとは、思った。 岩動ならもうちょっと、あれだよね。 優等生の岩動先生が剥げない場所になりそうだよね。
[ 口に一切れを運びながら、また、呟き。 空気読めてないでしょーか。でも、収穫だよ、きっと。 ギョーギの悪い怪我とか、そういうのなさそうだし。 あんなスプラッタな顔、しなさそうだし。
雛子のマネキン見た時も、全然何時もと違っていたし。
なんて、至って真面目な顔で。 プラスチックのフォークを揺らして、言った。 ]
(215) 2015/11/06(Fri) 22時半頃
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――一階:事務室――
[昨夜、檜山は保健室に着替えに行ったといったっけ。 なら、着替えはもうそこにはないかもなあ。 そう思って、事務室にそっと忍びこむ。 奥のロッカーから替えの制服を引っ張りだし、シャツとズボンを着替えた。 すみません、大切に使います。
ああ、そういえば。 図書館に本を借りっぱなしだった。 行かないと。
ゆるゆると息を吐いて、のんびりと立ち上がり。 また歩き出す。*]
(216) 2015/11/06(Fri) 22時半頃
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/* だがしかしそれは言う相手が違う。 というその一点により、とても間抜けな構図になっているよね。ばかだね。いいんですやりたかったので!
(-65) 2015/11/06(Fri) 22時半頃
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/*
>>214
い い ん ちょう…
(-66) 2015/11/06(Fri) 22時半頃
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/* あっ御崎着替え 着替えか!追い出した形になっちゃった!ごめんなさい見落としてた……!
(-67) 2015/11/06(Fri) 22時半頃
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[へらり、笑いながら言われた言葉>>+35に、安堵したような、また、違うような。複雑な気分。 けれど、その通りなんだろう。確かに。
付き合っていた時も、“遠野雛子”が好きな訳じゃなかった。 ただ、俺は、出来れば可愛くて、隣にいてくれる誰かが欲しかっただけ。 だって、それが“恋愛”ってものだろう、って。そう思ってたから。
でも、アンタだって、俺じゃなくて良かったんだろう、って。 あの時の言葉を撤回するつもりもない。お互いさま、だなんて言うつもりはないけれど。
喉が、チクチクする。]
(+40) 2015/11/06(Fri) 22時半頃
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[ブラックコーヒーを一口含んで、そうして、横目で隣の彼女を見遣る。 問われた言葉には、まあね、と素直に頷いただろうか。
碌でもない男だけれど、それなりに正直者のつもりです。 嘘を吐くと、後々めんどくさいしね。]
あっちに、マネキンあんのかな。俺とか……遠野さんの。
[榛名みたいに、って。 病院の入り口に視線を遣れば、そこには、ひとり所在無げな男の姿。
あの世界での死が、此方へ戻ってくる条件。 なら、あの世界に残った俺は、きっと、アイツと同じ骸を遺しているんだろう。
悲しんでなければいいなぁ、とか、傷ついてなければいいなぁとか。 戻ってきてほしい。けれど、出来るなら、苦しむことのないように、なんて。 そんなことを思う。
俺が言っても、説得力ないかもしれないけど、ね。]
(+41) 2015/11/06(Fri) 22時半頃
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/* いいんちょが狙った方向に持ってきてくれるので とてもおちろるまわしやすいですありがとうございます
(-68) 2015/11/06(Fri) 22時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2015/11/06(Fri) 22時半頃
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─保健室─
いいんちょ……?
[告げられた言葉にぱちぱちと瞬きをして]
絆創膏もらうならぁ こひめ、いいんちょからがいいよぉ
[深い意味は考えずにそう言った
革が手伝ってくれたから 明夜がコツを教えてくれたから 針を刺す回数が減って そして、絆創膏を使う回数が減って 少しだけ残ったそれは ママが与えたものではない 本当の"こひめのもの"]
(217) 2015/11/06(Fri) 22時半頃
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[誰か、残らなきゃ駄目なのか、って、聞き返すことはしない。 彼女を問いただすような気力もなく、空を見上げる。
星が見えないからか。やけに、空が暗い。]
全員帰ってくれば、万々歳なのに。
[戻ってきた皆は、いつまでも、幸せに暮らしました。 物語のような大団円があれば、きっと、皆、歩いていけるだろうに。
正直、恨めしい。そう思う。 遺書を遺して、そうして、あの世界に俺らを呼んで。
そうまでして、アンタが遺したかったもの。 それが俺らにとって幸せなものだとは、正直、思えません。**]
(+42) 2015/11/06(Fri) 22時半頃
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[だから、大切に生徒手帳に挟んである こひめのたからもの]
もしもこひめが 帰るならぁ いいんちょも帰ってこなきゃ だめなんだよぉ
[保健室から追い出されて 扉の向こう ちゃんと聞こえたか わからないけれど 声をかけるだけかけて]
じゃあ、こひめいくねぇ
[どこに、とは言わず 足音軽く保健室から離れた]
(218) 2015/11/06(Fri) 22時半頃
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[美味しいよね、って、女の子の呟き。 男の岩動 呉には、ほんのすこし甘いけれど、 特に御世辞もなく美味しいって、頷いた。 卵液の染みた柔らかい食パン、蜂蜜のぽってりとした甘さ。 やっぱり、アイスも良かったなあ…って、少し。 いっそバナナとかきってチョコかけようぜ!って言ったのは、誰だっけ。 俺だったっけ。 フレンチトースト、ラテアート、そんなものの価格表が壁に貼ってある。 ───あれは岩動 呉が作ったものだった。 温かい、お菓子。空腹に沁みる。
ブラウンとレンズ越し、眼があった。]
(219) 2015/11/06(Fri) 23時頃
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……ある、のかなー。
[うわー、邪魔だな、と思ってしまう。 るぎくん。あの部屋の入り口、塞いじゃって、ごめんね。]
刺された、なら、はるなみたいになってるかも。
[少なくとも、血を流した記憶のない女の、 なんだか呑気なつぶやきです。
なんせ、雛子はといえば、 今と同じく、ただ、ただ、寒くて。 それだけだったのですから、ね。]
(+43) 2015/11/06(Fri) 23時頃
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[ かがりは、私が帰りたいと思っているようですが、厳密に言えばそれは違います。私はただ、陸を一人に、したくないだけなんです。だってこんなに恨まれている彼を支えてあげる人が、必要だと思うんです。見返りがなくたって、私はいつだって彼の味方で、いたいのですから。]
(220) 2015/11/06(Fri) 23時頃
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かえりたいって、誰に言えば、いいんだろ。 誰がこの世界を作ったんだろ。 時が止まった世界に、私たちを呼んだ理由はなんだろ……。
[ この狭まった世界に、私たちを選んで呼んでくれたのはちょっぴり、愛を感じました。本当なら、私を選んでくれたあなたの元へ居ることも、そんなに嫌ではないのです。けれど、ごめんなさい。私は、帰らなければいけません。 この世界の主がわからないのなら、私はもう一つの道を取ることに決めました。]
(221) 2015/11/06(Fri) 23時頃
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……あらた、だいじょーぶ、かなー。
[はるなのマネキンを見つけて、 バランスを失った男の子。 見つけてないといいけど、って。 それが叶わない呟きなのは、知るはずもなくて。
ついでに、雛子のことも、誰かが見つけてくれただろうか、 とか、そんな身勝手なことを考えてみたりもします。
閉めきった扉の中、引きこもったマネキンなんて。 るぎくん、驚かせたらごめんね、って。 また、謝りました。 怪我を指摘したとき、ぼんやりした顔してたるぎくん。 少しは、顔色がよくなってるといいけど。
それこそ、雛子に言えたことじゃない、 かもしれませんが。]
(+44) 2015/11/06(Fri) 23時頃
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私の考えだけど、きっと、こっちはもう一つの世界で、こっちに体があるから、あっちの……現実世界の私たちは、目を覚ませないんだと思うんだ。 だからきっと、こっちで死ねば、あっちに帰れると思う……。
[ 革の言葉に、私は弱々しくそう返しました。確証はないので、体は死への恐怖で震えます。しかし声こそ弱々しいものでしたが、私の覚悟は、決まってしまったのです。 だって、その後、かがりの作ってくれたごはんは、味気なく感じてしまったのですから。*]
(222) 2015/11/06(Fri) 23時頃
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[ フォークを揺らしながら、 言葉を、待ちながら、聞きながら。思う訳です。 いつかのフレンチトースト。おんなのこの食べ物。 本当は、向こうの世界で食べるべきなんでしょうか。 思う訳です。例えば。 おひめさまを全うしていたこひめとか。 いっつも笑顔を浮かべていた、向日葵とか。 そんな、いかにもおんなのこな、クラスメイト。
おとことおんなを区別しすぎるのは、 偏見みたいで、少し、申し訳なくも、あるけど。 自分の、他人事みたいなじゅんおーせーが、 高すぎるだけかもしれないけど。
目の前の岩動が、雛子が、あんなになっていたのなら。 もしかしたら、ああいう子たちだって、 どこかでは、この世界に対して、 "何か"思っているのかも、って。 ]
(223) 2015/11/06(Fri) 23時頃
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/* これでめーちゃん以外の女の子が全落ちかぁ むさい校舎だなぁ…
(-69) 2015/11/06(Fri) 23時頃
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[ だとしたら、やっぱり。 ――たとえ、現実がどうであっても。 ここでない場所に、いるべきなんだろうか、とか。 事情も知らない勝手なおんなは。 少しでも、ほんの少しでも、思ってしまう訳で。 どこの誰とも知らない誰かさん。 ただ、覚えて欲しかったのかもしれない、誰かさん。 楽しかった思い出を作ったのなら、多分。 怪我とか、嫌だったんじゃないかな、とか、 そんな勝手な予測ばっかりたてて、怒りませんかね。 それでもって、これは、果たして、 まほーのじゅもんに、なるんでしょうかね?* ]
(224) 2015/11/06(Fri) 23時頃
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── うん。
[でも、そうはいかないのが現実。 ってやつなんでしょーか、とは、言いませんけど。
みんな無事で帰って来てね。 またみんなで遊ぼうね。
それが、許されないのなら。 雛子が二度と会えないのは、あの中の、誰なんでしょーか。
── めーちゃん?そんな。
まだまだ、いろいろおしゃべりしたかった、 なんて、ねえ。他の誰なら良かったというの。 そういうこと、考えたいわけでもないから。
握りしめていた缶のプルタブをあけて、 おそるおそる、口をつけます。あたたかい。]
(+45) 2015/11/06(Fri) 23時頃
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[ゆっくりと、缶を傾けていきます。 少し、寒いの、マシになるよーな、そんな。
それから。曇ってしまった眼鏡を拭いて、 ほ、と息を吐いて、ふわり。立ちあがりました。]
ひまちゃん、帰ってくるといーね。 ……ごちそーさまでした。
[しつこい、と言われるでしょーか。 だけど、言っておきたかったのです。 誰か、あの中の誰かの帰りを特別願うことは、 きっと、責められることでは、ないと思うのです。
言っておきたかったのです。 自分を守るよーに。自分を正当化してあげるために。
光の中を、目を細めて見つめて、 「わたし戻るね」といいました。 ここは寒いものね。はるなもさみしそーですし。*]
(+46) 2015/11/06(Fri) 23時頃
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[ぽつ ぽつ 良く回るようになった口許に視線を落とした。 思い付いたようにフレンチトーストにかじりついて、噛みちぎって。 ナイフつかうの、面倒だったんです。 元よりあんまり、御行儀の良い方じゃあ無いし。
本を読んでる人の手元は覗き込まないし、女の子はスマートに手伝うけれど、 机に座ったり、足組んだり、そーゆーことは、します。 育ちの悪い、男ですから。
咀嚼、嚥下。]
そんな剥がれてる?優等生メッキ。
[けら、と、笑う。笑えるようになっただけ、良いのかな。 自分で言えちゃうんだから、世話はない。 付け焼き刃の優等生、これまで3年間うまくやって来たんだけどな。 それだって、漫画かアニメかみたいな、絵にかいたような優等生を、やってきたつもり。 何か、寄せるものがないと、何も、行動できない岩動 呉は、ちょっと後悔。 一度、藤舎に向けてしまった喧嘩腰の表情は、もう払拭できない、し。]
(225) 2015/11/06(Fri) 23時頃
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/* 落ちロル間に合うかな?!?!?!
(-70) 2015/11/06(Fri) 23時頃
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──俺は、 俺には、この世界の方が、真っ直ぐに見えるよ。 俺のせいしんせかい、なら、もっと、 もっと、"歪んで"いたと思う。
[歪んでるって、良く、言われました。 少しだけ岩動 呉について話しただけで。 心の奥底、せーしんせかいなんて、この呉が作り出していたら、 これまでうまくやってきた友人関係を、崩してしまうだろう。 もっと、岩動 呉は、暴れたんじゃないかと、思う。 優等生鍍金なんて、無かったみたいに。 たぶん、だから。 藤舎のいう、反対でしょう。
自分でも、否定したけれど、 藤舎に否定されれば、安堵の感情もあった。 此処は、俺の世界じゃない。]
(226) 2015/11/06(Fri) 23時頃
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…俺の世界じゃなくて、良かったって、 少しだけ、思うなあ。
[これもきっと、無責任でしょう。 ごめんね、見知らぬクラスメートさん。]
(227) 2015/11/06(Fri) 23時頃
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[フレンチトーストの乗った紙皿が、 蜂蜜を残して空になった頃。
岩動 呉は左手の指についた蜂蜜を舐めとりながら─御行儀!─、右腕の時計を確認した。 だいぶ経ったなあって、教室から見える窓に視線をやっても白いばかり。 また、一夜。此処で明かすことには成りそうな、気がする。 甘いもので脹れた腹、しばらく平気かなって、ぼんやり。
ああでも、流石にシャワー浴びたり、しなきゃな。 明日の朝で、いいかしらん。 真新しく変えたばかりの包帯を見て。]
(228) 2015/11/06(Fri) 23時半頃
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[保健室から一六を送り出して、それで、話はおしまい。 その筈だった。
思いがけない言葉で、固まる。>>217 見上げる表情に、深い意味合いは浮かんでいないように見えた。 だから、多分、絆創膏を最初にあげたのが自分だから、というぐらいの意味なのだろうとは思う。 それでも、「他にもいるだろ」とは、何だか言い損ねた。
扉の向こうから聞こえた声と、去る足音。>>218]
……困るんだけど。
[ぱたぱた、と軽い音が遠ざかるのを聞きながら、小さく零す。 正直、にこにこ笑いながら「そっかぁ、ばいばい」と言われる程度。そんな予想を、していた。 それで全てが解決するとさえ、思っていました。 ──なんて、大きな誤算だろうか。
大きな溜め息、ひとつ。 保健室の椅子に腰を下ろす。暫くの間、そうしていた*]
(229) 2015/11/06(Fri) 23時半頃
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/* >>229 ※中身もまるきり同じ予想をしていました
(-71) 2015/11/06(Fri) 23時半頃
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/* 咲野にエンカしたかったんだけど 思わぬ返しを食らってのおおってなってたら 間に合わない
(-72) 2015/11/06(Fri) 23時半頃
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/* >>228ちょうふらぐ() 今日夜の8時50分。岩動の落ちは朝の8時50分で会ってるね?
(-73) 2015/11/06(Fri) 23時半頃
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――回想:厨房――
もしも会えたら、聞いてみるよ。
[その時まで、俺がここから追い出されなければの話。
もしかしたら答えは欲していなかったかもしれない>>221けれど、少しでも安心してくれないかなあと思って、そう言った。]
(230) 2015/11/06(Fri) 23時半頃
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――図書室――
[さて、結局一日返却期限は遅れてしまったが。 それでも日付が進んでないので、見逃してもらえるかな。
手慣れた動作で、本の返却期限を済ませる。 そして、図書委員専用の椅子に座り込み、深呼吸をした。
本の香りは好きです。 あの、帰らないといけなかった所には絶対にない匂いだから。*]
(231) 2015/11/06(Fri) 23時半頃
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/* なんかすっぴんがチップ顔な気がしてくる眠たげだし
(-74) 2015/11/06(Fri) 23時半頃
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―夜:3階―
[いろいろな教室を こひめは遊び回って
今までは外側から見ていただけだけど 中に入ってみれば やっぱりとても楽しくて
みんな、もっと 文化祭を楽しめば みんなでもっと 文化祭を楽しめれば
そう思って 明日は起きたら めーちゃんやひまわりちゃんを 誘ってみようかなぁとかそんな風に考えて]
(232) 2015/11/06(Fri) 23時半頃
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[保健室でもいいけれど 使い慣れている方が楽だからって 3階のトイレで メイクを落としたり寝るために準備をしていたら]
『ふふ、楽しそうでよかったわね、こひめ みんながいるなら もうママの愛はいらないのね?』
……マ、マ?
[聞こえた声 はじかれたように顔を上げ 鏡の向こう ちらりと、見えた人影
ポケットに使っていたものを押し込んで、 慌てて追いかける]
(233) 2015/11/06(Fri) 23時半頃
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待って、待ってママ!
[廊下の向こうに叫ぶように呼びながら 転びそうになりながらも走る
廊下はこんなに長かったかなぁ? ママはこんなに足が速いのかなぁ?
疑問はすぐに振り落とされ、ただ追う]
どぉしてぇ 逃げないでぇ、ママ ママは、もうこひめを愛してないのぉ? 許してくれないのぉ? こひめがほかの人を… みんなを好きになったらいけないのぉ!?
(234) 2015/11/06(Fri) 23時半頃
|
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[どれだけ走ったか ようやく見えてきた廊下の終わり
"非常口"
灯った緑色のランプの下 影はするりと扉の向こうへ
カン、カン、カン 鉄の階段を下りる音
慌ててドアに手をかける それは思った以上にあっさりと開いて 勢いのまま踏み出した足の下]
――っ!
[その先には、なにもなかった]
(235) 2015/11/06(Fri) 23時半頃
|
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[すがるところはなく ノブを握った手はすぐに離れ
……落ちる
地面は、こんなに遠かったっけ?
こんな高さから落ちたら……
そうか、ママは ママ以外を大切に思いはじめたこひめを それでも許してくれるために 一生消えない証を、 こひめにつけるために来てくれたんだ
こひめは、いつものように ふわりと笑みを浮かべると 落下に身を任せた]
(236) 2015/11/06(Fri) 23時半頃
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[あぁ、いいんちょに この世界はこひめのじゃないよって まだ伝えて―――]
(237) 2015/11/06(Fri) 23時半頃
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[―――ぐしゃ]
(238) 2015/11/06(Fri) 23時半頃
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[ キーンコーンカーンコーン…… チャイムの音
上の方の教室からは見ることができるだろうか "非常口"のランプがつく扉の近く もとからついていた傷か それとも落下の衝撃か 白い雪を赤く染めて 全身がひび割れ、砕けた ……けれど顔だけは一つも傷のない マネキンが落ちている
すぐ側にはピンクのリボン それにつけられた石が、 きらきら 校内から漏れる明かりを反射していた**]
(239) 2015/11/06(Fri) 23時半頃
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/* まさかの飛び降りかぶっちゃった!!ww 場所かぶらないけど同じく三階だし、うーん、これは失敗。
(-75) 2015/11/06(Fri) 23時半頃
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[ ご飯を食べた後、私はどうやって死ぬのが一番いいか、考えてみました。やはり簡単なのは、飛び降り自殺でしょう。けれど屋上で通じるドアは、試してみましたが、どうやら開かないようでした。仕方なく3階に降りて窓を開けてみますと、不思議とそこは開きましたので、私は身を乗り出して下を覗き込んでみました。ふんわりと雪が積もったグラウンドは、落ちてもちっとも痛そうじゃありません。雪がクッションになって、助かってしまうんではないかとすら思いました。 外から入ってくる冷気は、温かい室内でぬくぬくとしていた私の体を一気に冷やしました。 けれど、死ぬ事はこれよりもっと冷たいでしょう。]
(240) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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/* >>仲良く一緒に潰れる<<
(-76) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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りっくん、私、間違った事してないよね? 死ねばきっと、そっちに戻れるよね……?
[ 本当に陸が死んだのではなく、帰ったというならば、きっとこれで合っているはずなんです。だから私もここから飛び降りれば、きっと、彼の所へ行けると思うんです。 たとえばこれで死んだとしても、何が困ると言うのでしょうか。誰かが求めてくれる訳でもなく、愛してくれるんでもなく、ただひたすら誰かの顔色を伺って生きて、何が楽しいんでしょう。]
(241) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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[ ひまわりの花になりとうございました。夏の太陽の下、太陽に向かって手を伸ばす、元気でかわいらしい、快活な花。けれど実際の私は雪の下で枯れ行く、冬のひまわりでした。夏に笑う事すら許されない、ただ朽ち行くのを待つだけの。 大体、陸が私を選んでくれるかもしれないだなんて、欠片でも思っていて、それのなんて愚かな事でしょう。彼のような人が私を選ぶなんて、それこそ、あり得ないのです。 完全なる終わりの言葉を返される前に、死んでしまうのも一興ではないでしょうか?彼が私を女として見てくれたという事実だけを抱いて、朽ち行くのも良いのではないでしょうか。]
(242) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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そうだね。 元の世界に帰れなくてもいい。 もう何も考えないように、死んでしまえば、何も苦しくないよね。
[ 私は確かにその時、死を望んで、窓枠から身を乗り出しました。けれど。]
(243) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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『見返りを求めないんじゃ、なかったの?』
(244) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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[ 不意に聞こえた声に、体を固くします。辺りを見渡せど、声の主は見つかりません。だれ、とおびえた声で呟いても、その言葉への返答はなく、声は言葉を続けます。]
(245) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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『いつだって彼の味方でいたいから、帰りたいんじゃなかったの?見返りがなくたって、彼のためなら我慢できるんじゃなかったの?』
[ せっかく何もかも忘れて、楽になろうとしていた私の意識を引き戻そうと、声はじくじくと私の心を穿り回します。もう聞きたくないのに、耳を塞いでも、声は私の鼓膜に響きました。]
(246) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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『ひまわりの花になりなさい。花は何も求めず、人の心を癒すだけでしょう。あなたには、それができるでしょう?彼のことが好きではなかったの?』
[ だいすきです。]
『何があっても、彼の味方でいるんでしょう?』
[ そう、いつだって、私だけは、裏切られても、彼の味方でいたいんです。]
(247) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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『だったら、生きなさい。ひまわり』
『死んだらだめよ。枯れてしまっても、また種をつけなさい』
[ 柔らかな声に、少しだけ、心が溶けて行きました。疲れ果てていた私の心に、そっと小さな光が灯ったような、不思議な感覚でした。生きている限り、私は彼の味方でいれる。それならこの愛されなかった命も、少しは誰かの為になるかもしれない。 それは、紛れもなく愛ではないでしょうか。]
(248) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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私は、
[ 窓枠をつかんだまま、震える声で呟きます。]
生きていても、いいんだ、ね?
(249) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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[ 涙は流しません。流す訳にはいかないのです。だから、手のひらから血が出る程、窓枠を強く掴みました。痛みで少しだけ、涙は引きましたけれど、相変わらず声は震えていました。]
ねえ、ママ、私、ひまわりになれるよね。 だって私は、野に咲く向日葵だもの。
[ 耳元の声は、優しく愛を持った声で笑いました。母の笑い声は、いつだってひまわりの花への愛で溢れています。]
(250) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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[ そして続く、背中に与えられた衝撃で、]
(251) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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[ 私はそのまま、グラウンドへと叩きつけられました。]
(252) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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『馬鹿な子』
[ 母の声で、優しくそう囁きます。]
『誰にも愛されていないあなたが、どうしてひまわりになれるのかしら』
『私の娘はただ一人、ひまわりの花だけよ』
(253) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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[ 声だけの母はそう言って、私の周りから消えていきます。私は雪の中で、とうとう孤独になりました]
(254) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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あぁ、
[ こんな時でも、涙は流れません。孤独であるなら、流す涙を拭ってくれる人もいないからです。]
やっぱ、り、しぬって、つめたい、ね。
[ 消えゆく意識の中、私はひたすらに寒さを感じました。 雪の中のひまわりは、ただ孤独に、朽ち行くだけです。春を見ることもなく、雪だけが彼女を見ておりました。]
(255) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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[ チャイムの音が鳴ったなら。どうぞ、三階の教室前から、グラウンドを覗いてみてください。 そこには私のマネキンが粉々に砕けて落ちているはずです。雪の上に鮮やかな赤い血を撒きながら。それが誰かもわからない位に細かく割れているそれは、けれど横に生えている花が、名前を教えてくれるでしょう。 枯れ果てた向日葵の花は、そっとマネキンを見守るように、雪の中に立っています。 *今にも倒れそうなその花は、白い雪の中、とっても孤独に見えました。* ]
(256) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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[ 最後の一切れを口に入れたところで、 ここは岩動の世界じゃないね、って、思ったところで。
黒を覗くブラウンを、丸くした。――多分驚き、です。 用意されたナイフを使わない、食べ方に。 優等生、とか、多分そういうのとは、違うそれに。
――ごめん、ちょっと、それは。 男ならありえるんでしょーか、いや、それよりまず。 自分でやっといて、言うなって>>225。 ]
(257) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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/* (´ノω;`)
(-77) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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すごく剥げてるって… でもさあ、そっち、割と面白いっていうと怒る?
[ くつくつ、って。お腹抱えて。遠慮ない感想。 これでも堪えてるんです、赦してほしい。 でも、ああ、そっか。 あんな顔見たし、見て、しまったし。 今、逆に優等生貫かれても。それはそれで、困ったかも。 失礼な話でしょーか。いい、かな。赦せ。
まあ、そんな空気も。 声のトーン>>226が変わったから。 直ぐに、終わったけれど。 ]
(258) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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[ だれかのせかいの、はなし。 優等生じゃない岩動先生は、 この文化祭を、真っ直ぐだと、言います。 ]
―――真っ直ぐかなあ。
[ 傾げて。黒髪が、さら。まるで自分が主みたいに。 自殺する人のしんきょーって、真っ直ぐなんでしょーか。 マネキン、増えて、死体みたいにさ。 ]
…私は、よく、わかんないけど。 楽しかった思い出作ったのなら、ありえるのかな。
[ "先生"が言うならそーなんだろう、って。 ちょっとこのあたりは、自分も無責任だったかも。 すみません、知らないクラスメイトさん。
ふわふわ、世界のかたちも、よくつかめないまま。 ]
(259) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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/* ひまわりちゃんと惨状がお揃い♪
ひまわりちゃんとはりっくんはさんで 正室と側室くらいな対比な感じが好きでした
(-78) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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――歪んでるのが、なにか。しらないけどさ。 …そんなものだよ。良かったって、思うの。 見られたくないところなんて、あるよ、誰にも。
[ ――藤舎明夜に だって。ある。 視線が合えば、きゅ、と、ブラウンを細めて。 映るもの以外にも、"なにか"を宿し。 ]
(260) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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[ それも、やっぱり一瞬。 指についた蜂蜜を舐めとる姿に、 ―――あっ!って声出して。 ]
ギョーギわる、
[ って、言うことは忘れなかった。というか、反射的。 自分はきっちり、両親の教え通りに手を合わせて。 岩動につられて、外を見る。
相変わらず、真っ白です。 両手をスカートの上で重ねて、ぽつん。 ]
(261) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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雪、っていうか、この景色、さー。 ……やめば、いいのにね。
………あんまり、好きじゃない、
[ 更に、ぽろ、と 零れた呟き。 国語苦手だと、普段言うそれより、 たぶん ちょっと、重かった。 ]
(262) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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[ また、星の無い夜が。 寒い、誰かを孤独にさせる夜が、来る気がして。 ]
.
(263) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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[ さようなら、
ごめんね ]
(*3) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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