162 冷たい校舎村3-1
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人
狼
墓
少
霊
全
テッドは投票を委任しようとしましたが、解決不能でした。
テッドは保安技師 ナユタに投票した。(ランダム投票)
ナユタに1人が投票した。
テッドに9人が投票した。
テッドは村人の手により処刑された。
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メルヤ! 今日がお前の命日だ!
2015/06/24(Wed) 00時頃
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
メルヤが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、メアリー、ケイト、ナナオ、ナユタ、チアキ、ゴロウ、ヒナコ、ケイイチの8名。
────キーンコーンカーンコーン……
(#0) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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/* めちゃんこ危なかった。ギリギリだった。 村建てさんに心労かけさせてしまい申し訳ない (そういえばメモの在席更新忘れてた)(土下座) 次から気を付けます……
(-0) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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/* ランダムに愛されし男、織部那由多
(-1) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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[午前8時50分。3度目のチャイムが鳴った。
日付の進まない、時の凍った校舎にだって、朝は来る。
昨日と何も変わらないこの世界で、
ただひとつ、うまれた違いと言えば、
また、ふたりと入れ替わるように、
この校舎に現れた、二体のマネキン人形。]
(#1) 2015/06/24(Wed) 00時頃
[おはよう、朝だ。窓の外は明るいよ。
─── 今日もまた、同じ一日が始まる。]
(#2) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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/* 死ぬほど(比喩でなく)やりたい放題やって落ちた感半端ない
(-2) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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[行っちゃうの? そう、分かった、じゃあね。元気でね。
殆ど形式的に、"ホスト"は、相馬風子に投げたものと同じ言葉を紡ぐ。 感情は乗らなかった。乗せなかった、という方が正しい。 乗せてしまえば最後、彼らは振り向いてしまうかもしれない。 堪えた言葉の代わりに、残されたマネキンに、滲み出すのは、──赤。
寺田徹は、帰還する。 藤堂芽耶は、帰還する。
──8時50分のチャイムが、再び鳴る。*]
(*0) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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/* ランダムになるのか。 じゃあ秋野に投票でも良かったんだけど、まあいいか。
寺田が一番吊りたいのは自分自身だった。
(-3) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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/* 1日目の夜、ソフィアを殺害した。 2日目の夜、メルヤを殺害した。
………(顔を覆う
(-4) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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/* 七尾ちゃんとひなこちゃんの精神をガリガリ削る内容になってしまったのは、本当にすまなかったと
けど、大満足の落ちでした
(-5) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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/* いつも思うけど順調に人は減るね……(投票欄を眺めながら)
(-6) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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/* 間に合ってよかった……!
素敵な落ちロルを見れて良かった。
(-7) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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/* いや、まあ、ギリギリはほんと怖いから、せめて在席表明にメモは貼ろう……! 俺が藤堂を引き止めすぎてたのかもしれないけど。ごめん。
心臓に悪かった(
(-8) 2015/06/24(Wed) 00時半頃
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/* RP村で吊り投票のときに、誰からともなく 「愛をこめて」っていうの、すごく好き。 とっても愛を感じる。
(-9) 2015/06/24(Wed) 00時半頃
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/* 芽耶ちゃんとは落ちロルちょっと被っちゃうけど、こうなったら腹くくって本来のロルでやったったんぞー。明後日は残業程々にして帰ってこないと、ロル間に合わないなあ。頑張ろう。
(-10) 2015/06/24(Wed) 00時半頃
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―自室― [突然、落下するかのような感覚に襲われて、]
――!?
[飛び起きたのは、自分の部屋のベッドの上。 疾走する心臓と、こめかみから流れる汗は、季節外れな上に時間外れだ。 せめて、と汗を拭い息を吐き出す。
それにしても先程の落下感は一体。
――視界を白い紙が埋め尽くす
一瞬見えた景色に、眉をひそめた。**]
(+0) 2015/06/24(Wed) 00時半頃
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/* めいちゃん間に合ってよかったーー! 2人とも落ちロル素敵でした。やっぱ落ちロルはいいなぁ… そしてしずくちゃんの発言からのあれこれでまだちょっと心臓がばくばくいっている
(-11) 2015/06/24(Wed) 00時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/06/24(Wed) 00時半頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/24(Wed) 00時半頃
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/* んん 保健室の方がいいのかな けいとちゃんを引っ張りまわしすぎてないかが とても不安
(-12) 2015/06/24(Wed) 00時半頃
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─夜/教室─
バカ、ちゃんと寝なきゃ、 回復するもんも回復しないって。
[そういうことを、言った。
真っ赤な足元について突っ込まれたら、困るから、 教室に入る前、通り掛かった水道で、 秋野を待たせて、靴下は脱いで足だけ水で洗い流した。
やっとのことで帰還した教室で、 ちゃんと用意されていた寝袋>>2:328に驚く。 うちの学校、こんなのあったんだ。]
織部持ってきてくれたの?重かったでしょ。 サンキュー、手伝わなくてごめん!
[笑って感謝の印に手を合わせた、一連の表情と仕草は、 今度こそ、ちゃんと、七尾朱美らしかった、はず。]
(0) 2015/06/24(Wed) 00時半頃
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保健室、ベッドも、ソファもあるから。 女子、そっち行こうよ。ちゃんと寝なさい。
[ほら、って、女の子の、薄っぺらい背中を軽く押して、促す。 しつこくない程度に、そう誘導して、 それでも嫌がられるなら、仕方ない。]
あと、寝袋、借りるねー。
[そう言って、ひとつ。念のため、もうひとつ背負った。
学校もどうせなら、もうひとつ、 ベッドかソファを置いてくれたら良かったのに。
ベッドがふたつに、大きめのソファ。 それじゃあ、ひとつ足りない。女の子がひとり、あぶれる。 それとも、あのソファ、ふたりで寝れるスペース、あったかなあ。]
(1) 2015/06/24(Wed) 00時半頃
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/* 水飲んだら落ち着いた……遅くなってごめんよう
(-13) 2015/06/24(Wed) 00時半頃
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[何人が同意してくれたかは、分からないけれど。 男子には、 「悪いね、譲ってもらって」って強引に話を付けた。
ほら、夜更かしはお肌に悪いよ。 とか言いながら、立ち去った教室の、 机の上。パンがまだ余っていた気がするけど、 誰も気にしないのをいいことに、 あたしも気付かないフリをする。*]
(2) 2015/06/24(Wed) 00時半頃
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― 1階・空き教室 ―
[文化祭の時は休憩所として解放されていたこの空き教室も、そっくりそのまま。 整然と並べられている机と椅子に、花瓶に生けられた色とりどりの花。 そしてどこかの誰かが作った、手作りの動物の玩具が所狭しと飾られていた。
頭痛が治まるまでの間、しばらく椅子に座ってじっとしていた。 しかしそのまま眠ってしまったようで。
朝の8時50分。>>#0チャイムの音で目が覚めた。
とりあえず楽になった頭痛に一安心するも、既に明るくなった窓の外に驚く。]
(3) 2015/06/24(Wed) 00時半頃
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……寝てしまったか。
[ああ、これでは心配をかけてしまったかもしれない。 未だにボケっとする頭を揺り動かしながら立ち上がる。 教室に戻ろう。
窓の外、そこから差し込む日の光に目を細め――
窓の外、そこに、
目をこすり、二度見をする。
気のせいじゃない。
昇降口の前あたりに、何かが倒れているのが見えた。>>329]
(4) 2015/06/24(Wed) 00時半頃
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[それは、血を流して廊下で倒れていたような、昨日のマネキンのよう。
女子の制服を着て、その傍に何かが落ちている。 俺の記憶が正しければ、あれは――
窓は相変わらず開かない。教室を出て、昇降口を目指す。]
(5) 2015/06/24(Wed) 00時半頃
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― 1階・昇降口 ―
[扉についた窓から、さっきよりもはっきりとマネキンが見える。 その背格好、姿形、見覚えがあるというレベルではない。
いくら引いても押してもびくともしない扉に苛立ち、拳を作って殴りつける。 何度も何度も。ガン、ガン、という音だけが虚しく響く。]
……ハル、……藤堂。
[昨日作った拳の傷が広がり、そこから溢れた血が窓に少しだけ付着した。 扉の前で、膝から崩れ落ちる。]
(6) 2015/06/24(Wed) 00時半頃
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[ああ、ハル。
お前は――藤堂を、外に連れ出せたのか? 辛い記憶と向き合わせることを、やり遂げたのか?
だったら、……そこに倒れているマネキンは、何なんだ。 何を示しているんだ。
ああ、そうか――藤堂は、ホストじゃなかったんだな。
真実は俺には何も分からず、ただ昨日、彼と交わした言葉が耳に残っていた。**]
(7) 2015/06/24(Wed) 00時半頃
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[ 夢なんて、きっと見ないよ。 ただ、おまえのせいだ、って。
おとうさんの声が聞こえる、だけ* ]
(8) 2015/06/24(Wed) 00時半頃
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──夜:階段→3-1 教室へ──
ん。掃除、明日でいーよ。
[いいのかどうかなんて分からない。 だけど、無意味に朱美の言葉を肯定して、階段をゆっくりと降りる。>>307 上っていく時は、距離も時間も感じなかったのに、一歩一歩に慎重になってしまう。 そんな、朱美と似たようなことを考えているとは、知らないままに。 軽さをはらんで届いた声に、きょとんとして、朱美を振り向いた。>>308]
……似たようなこと、那由多も言ってた。 ここが誰かの夢なら、その人は何を望んでるんだろ、って。
[那由多の問いかけを思い出しながら、朱美に伝える。>>241 "誰の夢"で、"何を望んでいて"、"自分たちはどうすればいいのか"。 質問が思わぬところから増えたなぁ、と思う。]
(9) 2015/06/24(Wed) 00時半頃
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その誰かに聞かないと、分かんないと思う。
[うーん、と唸った挙句、結局、同じような答えを返すしかない。 秋野の成績は決して良くはないのに、那由多も朱美もどうして自分に聞くんだろう。 そんなことを思いながら、ふ、と、言えることを思いつく。]
……あ、でもね。今、夜だから。 朝になったら、明るいとこで考えたらいいと思う。 夜は、暗くて、こわいから。
……ね?
[明るくなったら、自分ももう一度風子を探しに行こう。 自分でも、そう思い直す。]
掃除も、考えんのも、明日でいーよ。
[ね、ともう一度念を押すように、笑いかける。]
(10) 2015/06/24(Wed) 00時半頃
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―朝・保健室―
[ 昨日はあれから、ちゃんと寝なさいって。 七尾がそう促してくれて>>1。
でも、それに答える自分の顔は、 なんだか"いつも"じゃなかった気がする。 気付かないでほしいなあ。届いたかは、分からないけど。
案内された保健室。ひとりあぶれるっていうから、 「ちいさいからだいじょーぶ」って、 そう言って、ソファにいれてもらった。ごめんね。
瞳を閉じても、誰かにひっついていても。 不安はずっと拭えないし、 あれから抱いている罪悪感は、どんどん積もって、 どこに追いやって良いのかすら、分からなくなった。 ]
(11) 2015/06/24(Wed) 00時半頃
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[そんな言葉に、朱美はなんと返しただろう。 話題は今夜の寝床のことに移って、そこでようやく思い出す。 思わず眉を下げて、天を仰ぐ。]
……あー……、やっちゃったぁ……
[階段を降りながら、走り出す直前に「寝るまでに帰ってこい」と後ろから飛んできた声。>>299 大量の寝袋を那由多に預けてしまったから、帰ったら睨まれるかもしれないなぁ、と思って肩を落とした。 朱美に「どうしたの」と問われたら、「なんでもない…」と力なく返すだろう。]
たぶん、寝床はだいじょーぶ……。 うん、女子は、保健室使ったらいーと思う。
[そんな風に答えているうちに、教室についた。 睨まれるかもしれないと懸念していた相手は、既に夢の中にいて密かに胸を撫で下ろしたのは内緒の話。*]
(12) 2015/06/24(Wed) 00時半頃
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[ だから、寝覚めはきっと、最悪だった。 さらに眠りが浅かったのだろう。 多分、起きたのは早い方だったと思う。 ]
…まぶしいよ。
[ 眩しいのは、窓から射す朝の光じゃない。 扉の硝子から透ける装飾の光が、 何故だか強くなった気がしたから。
ちかちか、瞬いて。やめてよ。こっちに来ないで。 そう願ったところで、どうにもならないの、知ってる。
…そんな時に、チャイムが、また、鳴って。 胸騒ぎがしたのは、どうしてなんだろう、なあ。 ]
(13) 2015/06/24(Wed) 01時頃
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/* >その誰かに聞かないと、分かんないと思う。
おまえだよ
(-14) 2015/06/24(Wed) 01時頃
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―夜・教室にて― [>>1七尾の発言に、こくんと頷き彼女の元へと駆け寄った。今まで神楽から一歩たりとも離れなかった…にしては、違和感があるくらい、すんなりと。]
朱美ちゃん、ありがとう。 朱美ちゃんも一緒にいこう?
[そう言って、控えめに笑って腕を引いた。はやく、はやくと急かすように。 神楽の方は、意図的に見ないようにしていたけれど、少しだけ迷ってから、もう一度駆け寄る。くい、ともう一度シャツを引っ張って。彼の意識をこちらへ向けさせて、耳に口を寄せて、そっと囁いた。]
(14) 2015/06/24(Wed) 01時頃
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神楽くん、せなか、かしてくれて、ありがとう。 おやすみなさい。
[先ほどの毒々しい甘さとは違う、甘えを含んだ声で鈴のように囁いて、…は神楽に背を向けた。 おやすみなさい。”おにいちゃん”]
(-15) 2015/06/24(Wed) 01時頃
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[そうして皆と連れ添って保健室で寝て、もし、七尾が床で寝ようとしていたら、必死になってベットに押し込んだだろう。床で寝たら、からだ、痛くなっちゃうもの。自分と一緒じゃいやかもしれないけど、小柄な自分となら、ぎりぎり大丈夫かもしれないからと、粘ってみて。]
(15) 2015/06/24(Wed) 01時頃
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[ 誰か、起きていたのかな。 呟きは、聞こえていたんだろうか。 ああ、それより喉が渇いたなあ、って。 ゆるり、ソファから立ち上がる。 ]
…一日、経っちゃったのかな。 ちゃんと…帰れるのかな。
[ そんな、全然、だいじょーぶなんかじゃない状況に。 答えてくれる人は、いたんだろうか。
のろのろと。 保健室の机、引き出しからメモを取り出して、 置いてあるボールペンで『飲み物を買ってきます』って。 そう細い字で書置きをして、 その間に誰かが起きていたのなら、一緒に出るか。 あるいは何か欲しいものがあるか聞いて。
そうして、光の中に、歩み出す* ]
(16) 2015/06/24(Wed) 01時頃
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―つぎのひ・あさ― [朝、またチャイムの音が聞こえた。目をこすって、ここが家ではないことを思い出して、途端に頭が覚醒した。そうだ、ここはまだ学校だ。 きょろきょろと辺りを見渡して藤堂が居ない事に気付いた…は、思わずベッドから慌てて降りる。嫌な予感がする。ぎゅるぎゅると、胸の奥が焦げたような。 さがしにいこう。ともだちを。 そう決心したものの、一人では怖くて、起きていた駒鳥に声をかけた。>>13]
ひなこちゃん、芽耶ちゃんが、いない……。 さがしにいかない……?なんか……いやなきぶんなの……。
(17) 2015/06/24(Wed) 01時頃
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/* 女子が狭いベッドでくんずほぐれつと聞いて
(定期的にセクハラ発言をしないと身が持たなくなってきた奴)
(-16) 2015/06/24(Wed) 01時頃
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/* えーと、マネキン確認したので、あとは ・顔洗う ・メシ食う ・できれば3階で委員長のマネキンも見る ・4階行く
3dはこんなところかぬ
(-17) 2015/06/24(Wed) 01時頃
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──夜→朝:教室──
[教室に戻った後は、なんだか一気に疲れがどっと来た。 階段を駆け上がったせいかもしれない、と思いながら、眠い目で寝袋を広げて潜り込む。 潜り込んだ後に、4階のお化け屋敷のことを思い出す。 しまった、これも黒板に書いておいた方がいいのかな。でももう出るの、めんどくさいや。 教室に、幾人かの姿がなかったような気がするけど、眠たくてよく分からなかった。 ただ、桂一の姿が、視界の端に止まったものだから。]
(18) 2015/06/24(Wed) 01時頃
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けーいち……お化け屋敷、あった……
[それだけをぼんやりした頭で言って、ことんと眠りにつく。 桂一が起きていたかどうかは分からないけど、その声が届いていたら、ただの意味不明な寝言で処理されてしまったかもしれない。 そして、時間は巡り、
朝、──8時50分のチャイムが、再び鳴る。>>#2**]
(19) 2015/06/24(Wed) 01時頃
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/* ぎゃーごめんねひなこちゃん……隙あらば絡もうとしてごめんね……! 対応してくれてるのかな、やろうとしてた事あるなら、申し訳ない……。
(-18) 2015/06/24(Wed) 01時頃
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/* はっ明日ごみの日だ。 ごみまとめて寝る支度しよう
(-19) 2015/06/24(Wed) 01時頃
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/*
_人人人人人人人人人人_ > ツイッターやめろ <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
(-20) 2015/06/24(Wed) 01時頃
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/* 明日でいーよって、お前まで明日でいいって言いだしたらもうだめって感じあるからもう少しテンション持ち直したいのに、このあとマネキン発見だよ…… でも狼がテンション持ち直してるのどうなの このへんぐらいから崩れてくべきなの?
(-21) 2015/06/24(Wed) 01時頃
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[ メモを書き終えた時、答えの代わりに返ってきたのは、 ベッドから飛び起きた、万里>>17で。
どうしたんだろう、って。瞬き。 だけどそこで、彼女の言葉を聞いてようやく、 胸騒ぎの原因をひとつ、知る。 ]
……めいやちゃん、いないの?
[ 見回す。本当だ。ようやく気付いて、愕然とした。 だって、その時思ってしまったことって、 その時、感じてしまったことって。
気付かないって、ひどいなって、後ろめたさや罪悪感。 誰かの為じゃない、そんな感情。 光に、 に気を取られていたから? ―――そんなの、理由にならないよ。 ]
(20) 2015/06/24(Wed) 01時頃
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/* 灰でなんのかんの言ってるけど、狼であることのロル面でのメンタル面はそれこそ全然平気です。大丈夫。 ただ自分の進行への気遣い拙いなー出来てないなーってあたりや、誰か動きづらくしてないかなってところ気になりすぎてちと消耗してるだけ ぽい
(-22) 2015/06/24(Wed) 01時頃
|
|
いこう。 …どのあたりかって、わかる、かな。
[ そうして返事が来次第、廊下の光に飛び込むのだけど。 ああもう、やだなあ。取り繕いだ。 保身ばっかり、あの時から、ずっと。 怒られたくないから。責められたくないから。
これも酷い問いかけだなって思うんだ、他人任せで。 そしてその度に、だいじょうぶ。って。 癖になった、なってしまった。 保身のための言葉を心の中で唱えてしまうんだ* ]
(21) 2015/06/24(Wed) 01時頃
|
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[いこう、と、横に並んでくれたけど、いつもより暗い声音に、眉を下げる。 大丈夫かな、ひなこちゃん、優しいから、無理してないかな。 きっと自分なんかに心配されるのは迷惑かもしれないけど、廊下を歩きながら、恐る恐る顔を覗きこむ。]
ひなこちゃん、その……だいじょうぶ? なんか、落ち込んでる……?
[おろおろと、遠慮がちに、駒鳥の手を握った。 嫌って言われたらどうしよう。振り払われたらどうしよう。 でも、大好きな友達だから。憧れの存在だから。 …は駒鳥が心配だった。]
わ、わたし、力になんかなれないかもだけど、えっと……。
[最後まで、締まらない。言葉も下手。なぜか慰めようとしていた…自身が、泣きそうになってしまった。*]
(22) 2015/06/24(Wed) 01時半頃
|
|
─夜/教室への道中─
あー、そっかあ……
[織部も言ってたかあ、って。 考えてる、んだろうなあ。 心強いかも、とか、なんだか罪悪感もどき、とか、 込み上げるものは、色々あるけど。
返ってきた思いもよらない返答に、考えるのをやめた。]
……そっか、朝になったら、 朝になったら、そ、だよね。
[うん。それもそうかも。だって、ここは暗い。 また少し持ち直した気持ちで思う。]
(23) 2015/06/24(Wed) 01時半頃
|
|
明日、早起きして、掃除しよーっと。
[よーし、と伸びをする。 直後、話は変わって、 叱られたこどもみたいにしょげた秋野>>12に、 少し驚いたけど、割とありがちなことなので、笑って流す。
笑って、流せた。*]
(24) 2015/06/24(Wed) 02時頃
|
|
――教室へ向かう道すがら――
[ひなこと手をつないだまま、言葉少なに教室へ向かう。 重なる靴音の合間に思うのは、さきほど図書室で零されたひなこの言葉>>2:206
入れ替わっちゃったみたい。
聞いた瞬間、どきんとした事を思い出す。 マネキンと風子が入れ替わった。
だとしたら、風子はどこに行ったのだろう。 入れ替わったのは、血が流れ出る前? それとも後?
考えれば考えるほど、立ち込める霧に答えが紛れる。
マネキンの死は、風子の死なのだろうか。 それとも、また別の何か?]
(25) 2015/06/24(Wed) 02時頃
|
|
[まとまらない考えを一度手放して、ひなこの横顔>>2:213に視線を流す。
彼女もまた、何かに想いを馳せているのだろうか。 心ここに非ずといった様子に見えたから、繋ぎとめるみたいに絡めた指に軽く力を込めた。
彼女やしずくに、『集団失踪事件』の事を話しても大丈夫なのだろうか。 首をもたげてくる不安は、そんなこと。
神楽や秋野はきっと、大丈夫だろうと根拠もなく思う。 あの二人は、非現実的な状況を前に取り乱すタイプではないと思うから。 神楽は飄々としたところがあるし、秋野はどこまでもマイペースだ。
芽耶はどうだろう。 そういえば、ここに来て以降、彼女ときちんと言葉を交わせた記憶が薄い。 一緒に衣装を作った時みたいに、また他愛のないお喋りに華を咲かせたいなと思う]
(26) 2015/06/24(Wed) 02時頃
|
|
[最後に脳裏を過るのは、いつも本について言葉を交わす寺田のこと。 3年1組の、みんなの頼れる委員長。 困った時は、いつも嫌な顔をせずに手を差し伸べてくれた。
彼に話すのは、どうだろう。
――そう思ったのとほとんど同時に、その姿が目に入った>>2:242]
(27) 2015/06/24(Wed) 02時頃
|
|
……、っ。
[声を掛けられなかったのは、何故だろう。 彼の表情が、なんだか、近寄りがたいみたいに見えて。
ひなこが彼の手を掴む様子>>2:256を、ただ呆然と見ていることしかできない。
交わされる視線と、強く握られる手の感触>>2:257 されるままになってから、遅れてひなこの手を握り返す。
あぁ、ロビンちゃんも不安なんだ、と呟くように思った。
どうしてだろう、恵冬もまた、彼の事が不安でならない。 なんだか、心をどこかに置き忘れてしまったみたいに見えて。
結局呼び止められないまま、去ってゆく姿を見送った*]
(28) 2015/06/24(Wed) 02時頃
|
|
――教室――
[教室に戻った時、恵冬とひなこを迎え入れた空気は相変わらず張り詰めたままで。
しずくと何事か言葉を交わす神楽>>2:330を、何かあったのだろうかと遠巻きに見守る。 しずくの事は、きっと彼が支えてくれたのだろう。
なら、マネキンを前にあんなに不安そうだった七尾のことは、いったい誰が支えてくれたのだろうか。 無言のまま、教室に視線を走らせて、その不在に少し眉尻を下げる]
ロビンちゃん、私。 ……後でみんなに話さなきゃいけない事、あるの。
[そういえば、『集団失踪事件』について七尾と織部に話した後すぐに、彼女の姿を見かけたのだった。 もしかしたら、あの時の事だと伝わってしまうかもしれない。
怖がらないでと、そう祈る]
(29) 2015/06/24(Wed) 02時頃
|
|
[今はやめよう、と思ったのは、教室の空気の重さゆえ。
きちんと、ロビンちゃんについてなきゃ。 だって、本棚の間はとても寂しいから。
あんな風に逃げ込む姿がこんなにも痛々しいなんて、私、初めて知った]
(30) 2015/06/24(Wed) 02時頃
|
|
─教室─
[しずくが素直に付いてきてくれたことに、心底ほっとする。 相変わらず、神楽に懐いているなあ、って、 やっぱり、神楽がそばについててくれたから、 さっきより、落ち着いたみたい、なんて、 耳打ちをする姿にさえ、また安堵する。
ただ、気がかりなのは、 ひな、顔色悪いよ、って、そう言うのも躊躇してしまうような、 そんな顔を、駒鳥ひなこがしていたから、 言葉の代わりに、ぽんってごくごく軽く、背を叩く。*]
(31) 2015/06/24(Wed) 02時頃
|
|
─夜/保健室─
[しずく、恵冬、ひな、芽耶。 風子がいなくなっちゃったから、それと、あたし。
ベッドがふたつと、ソファがひとつ。 教室から持ってきた寝袋も、一応、ふたつ。]
(32) 2015/06/24(Wed) 02時頃
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[ひなが、ソファに入れる、っていうから、 ちょうどいいな、と思った。 毛布を借りて、寝袋とダブルで使えば、 だいぶ上等な寝床になる。
そう、思ったんだけど。 しずくが、半ば懇願するみたいに、 ベッドに入るよう促すもんだから、>>15 それを拒むのは、もっと悪いような、気がして。]
……ごめん、やっぱ、狭いねー。
[おじゃまします、ってふざけて、 ベッドに潜り込んだ、けど。 何も気にしてないぜって風に、笑ってみたけど、 華奢な身体とか、つやつやの髪とか、 そういうものがごく近くにあって、近くて、 おんなのこが、すぐ、近くにいて、]
(33) 2015/06/24(Wed) 02時頃
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|
[あたし、おんなのこの出来損ない。 なのに、平気な顔して、みんなに混ざって、ごめん。]
(34) 2015/06/24(Wed) 02時頃
|
|
[……結局、朝まで、一睡もできなかった。*]
(35) 2015/06/24(Wed) 02時頃
|
|
─早朝─
[黙って出ていこうとして、 でも、昨日のこともあるから、 それは流石に心配させる、って。
悪いけど、しずくの肩にそっと触れる。]
……あたし、先に起きるね。
[まだねむそうな顔をしたあの子が、 ちゃんと言葉を聞き取っていたかは怪しいけれど。
できるだけ音を立てないよう、扉をすり抜けて、 朝日の差し始めた廊下を、ひとりで進む。]
(36) 2015/06/24(Wed) 02時頃
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[空き教室のロッカーから、モップと、雑巾と、バケツ。 掃除用具を拝借して、再び廊下へ。
朝、明るくなったら、って、秋野は言ったけど。 これはこれで、朝日と、血溜まりって取り合わせは、 ミスマッチで、とても、恐ろしい。
と、無言で、早朝の校舎の、1階の隅っこで、思った。]
(37) 2015/06/24(Wed) 02時頃
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[ 手を握られて、自然と握り返す。 小さな手だな、って、思った。冷たくは、なかった。 覗きこまれればはっとして、慌ててまた、取り繕う。 ]
…な、なかないで! ごめんね、なんでもないの。なんでもないよ! だから、そんな顔しないで。 わたしはだいじょーぶだから、ねっ。
[ この子を自分のせいで、泣かせてしまいたくなかった。 自分の、せいで。だって。やだな、なんてひどい理由。
だけど口だけは、やたらと動く。責められたくないから。 わたわたと言葉を発して、落ち着いたかな、って。 そう思った頃に、やっぱり脚も、強引に動かすんだ。 ]
(38) 2015/06/24(Wed) 02時頃
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――保健室――
[その後は、寝袋を運んできてくれた織部>>2:328に「ありがとう」ってお礼を言ったり、戻ってきた七尾の姿>>0に、安堵のあまり涙ぐんだりした。 いつも通りの彼女に押される形で保健室まで足を向けて、誰がベッドを使うかなんて相談したりして。
ちょっとだけ、お泊まり会してるみたいだな、って場違いに嬉しさを感じた]
(39) 2015/06/24(Wed) 02時頃
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……あのね、おかしなこと言っていいかな。 私、心細いから、ななちゃんたちみたいにロビンちゃんと一緒にいたい。
ほら、めいちゃんが帰ってきて、寝る場所がなかったら困るでしょ?
[一度は話が付いたはずなのに、そう言ってひなこの側に戻ったのは寝る間際。
譲り合った結果、ベッドが空くなんておかしいな。 そういえば教室、めいちゃんも帆北くんもいなかった。 二人で一緒にいるのかな、帆北くんが一緒ならきっと、怖い事なんてないだろうな。
そんな事を思いながら、ソファーの上で眠りにつく。
心細いのは、嘘じゃない。 ひなこがあまり頼りなげで>>2:310、儚げに見えて、手を放したら消えちゃいそうで心配だった。
だから、目が覚めた時、寄り添って眠っていたはずのひなこの姿がないなんて、思いもしなかった**]
(40) 2015/06/24(Wed) 02時頃
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…めいやちゃん、どこだろう。
[ やっぱり、思い当たる場所がなかった。 でも、思い当たるものは、あった。 相馬のマネキンが、チャイムと共に、 本人と入れ替わる様にして現れたって、こと。
その話をした時の、水瀬の言葉>>29も浮かんで。 関連なんてわからないのに、不安ばかり膨らんで。 ]
(41) 2015/06/24(Wed) 02時頃
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[他の面々が教室へと帰ってきたなら、おかえりーとか、寝袋持ってきてくれてさんきゅ、とか声かけて。 女子は保健室、という七尾の提案には頷く。女子の方が憔悴してるように見えるし、そっちの方がゆっくり寝れるだろう。 咄嗟に、万里の姿を目で追った。"俺から離れたくないって言うだろうか"って、そんな期待をしていたのかもしれない。 でも。万里はむしろ自分から進んで教室から出ていこうとしているように見えて>>14、少しだけ、寂しく思う。
まあ仕方ないか、と万里から視線を外したが、それからすぐに誰かに――万里にシャツを引っ張られて意識を向け、その囁きを受け取る。]
(42) 2015/06/24(Wed) 02時頃
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[ 知っている様で知らない、 ある意味未知の校舎だから、だったのだろうか。 自分で探索できた場所に、三階に、自然と足が向かう。
ほら、窓、開いちゃったから。 もしかして、もしかしたら、 誰かが落ちちゃったら、嫌だなって。
わたしが言わなかったせいで、 誰かが危ない目にあったら、嫌だなって。
やっぱり酷い気持ちで、光の中を、ゆっくり歩んだ。 階段までの道、光は、やっぱり強かった* ]
(43) 2015/06/24(Wed) 02時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/24(Wed) 02時頃
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[一度目を瞬かせてから、ふっ、と優しく微笑んだ。]
ああ、どういたしまして。また明日な。 …おやすみ、万里。
[万里の、この甘い声は、きっと"おにいちゃん"に向ける声だ。だから一瞬、"しずく"って呼んだ方が"おにいちゃん"らしいか、と、そんな考えが頭を過ったけど。 結局いつものように"万里"と呼んで、去っていく背を見送った。]
(-23) 2015/06/24(Wed) 02時頃
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[自分から離れて去っていく万里を見送ってから、今は動く気にもなれないし寝るか、と寝袋を一つ手に取った。 その時、既に寝袋に潜り込んでいる秋野から声がかかる>>19。]
…はい?
[思わず、何言ってんだコイツ、みたいな目を向けてしまったが、既にその時には秋野は寝入っていた。早いな。 お化け屋敷、というと、思い浮かぶのは文化祭でのお化け屋敷だが。それが学校のどこかに現れたとでも言うのだろうか。]
(44) 2015/06/24(Wed) 02時頃
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…ま、いいや。
[それならちょっと興味深いというか、探しに行きたい気もするが、明日でいいだろう。 もしかしたらただ秋野が寝ぼけていただけかもしれないし。 そんな風に考えつつ、寝袋へと潜り込む。 まあ、夜更かし常習犯だから、すぐには寝られやしなかったけど。 それでもまあ、多少は疲れていたんだろうか。ぼんやりしていれば、少しずつ眠気がやってきて、吸い込まれるように寝入ってしまっただろう。]
(45) 2015/06/24(Wed) 02時頃
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―→三階―
[ 光の中を歩む最中の自分の顔は、 きっと、青ざめていたんだろうな、って思う。
ちかちか光るイルミネーション。綺麗な装飾。 それを見て、皆は素敵だって言う。それは、普通だ。
誰かは家族と、 あるいは友達と思い出を作りに行くんだろうし、 誰かは恋人と、愛を育むために行くんだろう。
も、そうだったから* ]
(46) 2015/06/24(Wed) 02時頃
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―回想・中学三年生―
[ ――幸せな家族、だったと思う。 おとうさんとおかあさんがいて、自分がいて。 駒鳥ひなこの人生に、 不幸なことなんて、なんにもなくて。
だからその日もいつも通り、 当たり前に一日が終わる筈だった。 ]
(47) 2015/06/24(Wed) 02時半頃
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[ 高校は正直、どこでもよかった。 近くにあって、そこそこ偏差値という外面もよくて。 国語さえ頑張れば入れるよって、そういう高校を選んだ。
両親も、ひなこがそう決めたなら、と。 塾に行かせてくれるほどには、協力的だったと思う。
その日も居残って散々勉強して、もう遅い時間だった。 バツだらけの国語用ノートを鞄に閉まって。 うまくいかないなあ、って赤いマフラーを巻いて、 塾の前、夜の道に出る。
…ここまでは、いつも通りだったんだ。きっと。 ]
(48) 2015/06/24(Wed) 02時半頃
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[ その日は、雪が多く降っていたから、 だから、坂のあるいつもの道は通るのに躊躇われた。
遠回りかあ、って白い息を吐く。今日はとても寒いのに。 帰る時間が遅くなっちゃうなんて、ついてない。 ]
『イルミネーションが綺麗なんだって』
[ 傘を開いて、浮かない気分で歩もうとした時。 女の子たちが噂しているのが、横から聞こえてきた。
規模が大きいんだ、とか。 彼氏と行こうかなあ、とか。 場所はあのあたり、とか。
変わっていくその話を、必要なところだけ拾って。
――ふと、見にいこうかな、って思った。 遠回りになってしまう帰り道を、 少しでも楽しいものに、したかったから。 ]
(49) 2015/06/24(Wed) 02時半頃
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[ ああ。どうしてあの時、 そんなことを思ってしまったんだろう。 どうしてあの時、雪なんて降ってしまったんだろう。 ]
[ 白のちらつく冬のイルミネーションの中で。 おとうさんと、その隣。知らない女の人。 ]
[ それを見て、雪の中でただ、立ち尽くした。 ]
(50) 2015/06/24(Wed) 02時半頃
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[ ―――どれだけ時間が経ったか、わからない。 いつのまにか、人影は無くなっていた。
そうして、茫然として帰ってきた自分へ向けて、 いつも通り「おかえり」って、ふたつの声がする。 玄関から見えるリビング。夜ご飯のにおい。
少し前に帰って来たらしいおとうさんの、 ぞっとするほど、柔い笑顔を見上げる。
寒かった。手が冷たかった。 コートの肩には雪が小さく積もっていて、 頭や耳が、きぃん、と、痛かった。
…ただいま、って言いたかったんだと思う。 でも、あの光景が、離れなかった。 ]
(51) 2015/06/24(Wed) 02時半頃
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[ だって、"あれ"がどういうことか、 いくら幸せな雛鳥でも、知らない訳じゃなかった。
だけど、聞く以外に、なかった。 違うよね、って。そう言って欲しかったから。
だから、父の領域に土足で踏み込んで、しまった。 ]
(52) 2015/06/24(Wed) 02時半頃
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『おとうさん』
[ なんだ、って、目の前、優しい声が返ってきて。 おかあさんも、なあに、って。玄関に迎えに来てくれた。 それにほっとしてしまって、さらに、踏み込んで。 ]
『あのおんなのひと、』
[ おとうさんの優しい瞳が、冷たいものに変わって。 おかあさんの柔い表情が、さっと青ざめて。 だけど言葉は、進んでしまう。 ]
『―――おとうさんの、おともだち?』
(53) 2015/06/24(Wed) 02時半頃
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[ 駒鳥ひなこのあたたかい巣が、壊れる音がする。 ]
.
(54) 2015/06/24(Wed) 02時半頃
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[ それからは、何があったんだろう。 気が動転していたせいか、嫌なことへの防御故か。 暫く暗闇の中で、泣いていた思い出ばかりが蘇る。
母親に出ちゃ駄目と言われて、押しこめられた自室で、 遠くから、おとうさんの叫ぶ声がする。
食器が、割れる音がする。おかあさんの悲鳴。 まぎれる様に、小さく小さく、わたしの泣く、こえ。
とうとうなにも音が聞こえなくなった時、 足音が、近づいてきて。自室の扉をノックする音。 泣き疲れて、お腹もすいて。 だけど恐怖は、ずっとあった。 ]
(55) 2015/06/24(Wed) 02時半頃
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『ひなこ』
[ 冷たい声に、返事は、出来なかった。 いつかこの人に言われたみたい>>2:129に、 あのコマドリみたいに、 可哀想に殺されるのかなって、思った。 ]
(…だい、じょーぶ)
[ 咄嗟に唱えたのは、自分を守る言葉。 ただ怒られるのが怖くて、責められるのが怖かった。 それ故の、言葉。
きっとこの時から、"大丈夫"って。 そう、自分の為に言い始めたのだと、思う。 ]
(56) 2015/06/24(Wed) 02時半頃
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『おまえのせいだ』 『おまえがあんな、余計なことをしなければ、 踏み込まなければ、こんなことにはならなかったのに』
[ その言葉が、記憶の中の"おとうさん"の最後の言葉。 ずうっと、自分の中に残っている、冷たい声。 そしてあの時から、 駒鳥の巣には、自分と母親しかいなくなった。 "おとうさん"は、何処かに抜け落ちてしまって、 思考の隅に、追いやられた。 ]
(57) 2015/06/24(Wed) 02時半頃
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[ 相手の領域に、踏み込んではいけない。 突っ込んで、つついて、ほじくって。 食らって、壊してはいけない。
いつも通り、何もしらない雛鳥のままでいれば。 誰にも逆らわないで生きていれば。 そうすれば、自分は怒られない。 そうすれば、何も嫌なことは起こらないんだ、って。
それを駒鳥ひなこは、 自分で壊してしまった巣を見て、悟った* ]
(58) 2015/06/24(Wed) 02時半頃
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―現在・進路相談室―
[ …はず、だったのに。
今、自分の目の前。たどり着いた三階、その部屋には。 なにがあるんだろう。あったんだろう。
積み上がった進路表。その中にあるパンフレット。 鮮やかな色は―――やだな、あの冬の光みたいだ。 その中に、埋もれているみたいな、 色に染まって頭の砕かれた、あれは、なんだろう。
腹部が赤に染まっている服と、足元の赤と。 それを着ている、なにか。 わたしはそれを、知っているし、知りたくなかった。
悲鳴も出ない。 ただ、万里の手を握ったまま立ち尽くす。 あの、冬の日みたいに。 ]
(59) 2015/06/24(Wed) 03時頃
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[ ねえ、おとうさん。 やっぱり、わたしのせいなのかな。 これって、ずっと自分を守り続けた罰なのかな。
気付かないままで、こうなってしまったのは。 あの冷たい手を、離してしまったせいなのかな** ]
(60) 2015/06/24(Wed) 03時頃
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―悪夢―
[――うっわ。酷い夢だ。
目を開けた瞬間、そう思った。
中学に上がってから、不定期にずっと行われている、父親との"習慣"の夢。強制的に行われている、性的行為…性的虐待、ってやつ。いや、今はもう碌に抵抗してないから、強制的とは言わないんだろうか。わからない。 ともかく、そんなことをしているのに身体にはなんの感覚もないから、これは夢なんだろう。サイアク。 俺の上に居る父親が、愉悦を滲ませながら、囁いた。]
『――惨めで、可哀想だな』
[うるさい。うるさい。うるさい。黙れ。 俺は、惨めじゃない。可哀想なんかじゃ、ない。]
(61) 2015/06/24(Wed) 03時半頃
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―回想:中学時代―
[最初は、とにかく嫌だった。でも、抵抗したくても出来なかった。 父はその行為をする時、いつも片手にナイフを持っていて、暴れるとそれを肌の上に当ててきた。 楽しそうに笑いながら、『暴れると切れるぞ』って。そうされたら、動くに動けなかった。 それでも最初は抵抗して、生傷だらけになることはよくあったのだが…まあ、動かなくても時々戯れに薄く傷をつけて反応を楽しんだりしてくるから、今も所々に傷があるのは変わらない。服で隠れる位置にしかつけてこないけど。
少なくてひと月に1回。多くて3日連続。 2年くらい経った時には、もう慣れてしまって、大した抵抗もしなくなっていた。 父がソレの最中に何度も言い聞かせた言葉のせいもあったかもしれない。
『俺はお前に衣食住と金を与えてやっているんだ。 だから、その代わりにお前が俺を受け入れるのは、当たり前だろう?』
それは、何度も言われる度に毒のように心に沁みわたって。 "ああ、うん。なんか、もう。それでいいや"、って。 そんな風に、諦めた。諦めた方が、楽だった。]
(62) 2015/06/24(Wed) 03時半頃
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[ただ、もう一つ、何度も繰り返し言われる言葉があって、それだけは心底嫌だった。 "惨めで可哀想"って言われることが。 それはまるで呪いのようで、言われるほどに自分が惨めになっていく気がした。
だから、思い込むことにした。 俺みたいな思いしてる奴は、沢山居るって。そしたら、惨めで可哀想な感じが、薄れるかな、って。
だから、思い込むことにした。 可哀想な目に遭ってる奴が沢山いるなら、そうなるよう追い込んでる奴も沢山居るはずだ、って。 汚くて、自分勝手な、屑みたいな奴が、この世界には数えきれないほど居るに違いない。
幸いと言うべきか、そんな風に思い込むのに時間はそれほどかからなかった。実際、そんな奴は周りに沢山居て、嫌でも目に入ってきたから。
ゴミをポイ捨てする大人とか。 クラスメイトに嫌がらせするいじめっ子とか。 告白した男のことを、「貢がせるだけ貢がせて捨てる」ってこっそり話してる女子とか。 賄賂に屈して、何もしない警察や児童相談所、とか。]
(63) 2015/06/24(Wed) 03時半頃
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[思い込んだら、少しだけ救われた気がした。 でも、この世界がすごく汚い場所に見えて、いき苦しくも思った。
だから、ゲームの世界に逃げた。作られた世界は、現実と違ってキラキラと輝いていたから。 攫われた姫を果敢に救いに行く勇者とか。 それを支える、信頼しあう仲間達とか。 暖かな家族愛とか。友情とか、愛情とか。 可愛らしく懐いてくるモンスターとか。 悪があっても、それは主人公に駆逐される。その様子はどうしようもなく爽快で。 そんな世界の全てが輝いて見えて、憧れだった。
隙さえあればゲームの世界に逃げ出した。そしたらやっぱり、少しだけ救われた気がしたんだ。]
(64) 2015/06/24(Wed) 03時半頃
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[そんな防衛策で心を守ろうとしたけど、父の毒は、呪いは、少しずつ心を蝕んでいくような、そんな感覚がした。
でも、それも大学を卒業するまでだ。アイツに学費払わせて、就職すれば、おさらばできる。 あの、理工系の大学に行こう。卒業して、ゲーム会社に就職して。あの家から出るんだ。
父は別に、息子に執着しているわけではない。 ただ、都合の良いモノが手元にあるから、それを使って楽しんでるだけ。玩具感覚。
だから、多分、家を出れば追ってこない。ずっと永遠に続くわけじゃない。今だけ我慢してればいい。 そう思っていたのに、それしかないと思ってたのに。 そこに新たな道の可能性が示されるのは、高校3年の文化祭の準備期間中のこと**]
(65) 2015/06/24(Wed) 03時半頃
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/* 桂一にはもうしわけないと思っている…折角R18だしそういう悩みにしてしまえーと思ったけどなかなかえぐいな。ナイフ持ってるしな。ごめんな。いやこれが直接の悩みではないけども
(-24) 2015/06/24(Wed) 03時半頃
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/* 今から3500字投下すんのめっちゃ躊躇すんだけど
(-25) 2015/06/24(Wed) 03時半頃
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─現在/1F─
[すぐそばに、トイレがあったから、 バケツを携えて、水道を借りて、少しずつ、水を溜めていく。
じわじわと水かさを増していく前で、 することもなく、ぼんやり、立ち尽くしていて、 手持ち無沙汰だから、スマホを手に取って、 ロック画面を解除しようとして、気付いた。
──9月X日。 昨日は?……違う。昨日が、今日だったんだ。
そう、気付いた瞬間、 鼻先を、金属の錆びたようなにおいが掠めた気がした。 さあっと体温が引いていく。どこかで、甘いバニラのかおりがする。
口の中が、べたついていた。唾が、飲み込めない。]
(66) 2015/06/24(Wed) 03時半頃
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────っ、
[ガン、って、小さいけど、確かにモノが床を打つ音がして、 でも、それどころじゃないから、口の中でうねる舌や、 喉のすぐそこまで込み上げる何かを、押さえつけて、 ふわふわ、浮ついた足で、少しの距離をなんとか、移動して。
それから。
どうしたってうっすら涙目になるのを、シャツで擦りながら、 レバーを押し込んで、水の流れる音を聞いて、 口の中が気持ちわるいから、ぐらつく頭で、手洗い場に戻って、]
(67) 2015/06/24(Wed) 03時半頃
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──あ、あーーーー、
[勢い良く水を吐き出す蛇口と、それを受け止めきれないバケツと、 そこから溢れて、床を浸す水と、その中に浸かったあたしのスマホ。
水、止め忘れたんだ。すぐに気付いて、手を伸ばす。 キツく、キツく、蛇口をとじて、一息ついて、
なんだか、でも、泣きそうになる。]
(68) 2015/06/24(Wed) 03時半頃
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あー、あーーー。
[言葉には、なんなくて、何やってんだろ、って虚しくもあって。
だけど、泣かない。 泣くなんて、悩むなんて、七尾朱美には似合わない。 こんなことも笑い飛ばせないあたしなんて、あたしじゃない。 思い悩むのも、泣くのも、得体のしれない何かに怯えるのも、 それは、女の子の特権であって、あたしには、ない。
ふと、顔を上げる。]
(69) 2015/06/24(Wed) 03時半頃
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[ ──これ、誰?
あ、見つかっちゃったあ、って言うみたいに、 鏡の中の誰かが、慌ててきゅっと口角を上げた。
──ねえ、これ、誰?
どこかで、誰かが呼んだ気がした。 ふっと顔を逸らす。廊下を覗いてみる。 鏡の中の誰かも、消える。]
(70) 2015/06/24(Wed) 03時半頃
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─記憶の断片─
[ふわふわとした長い髪を、 ミルクティー色に染めたあの子を見送って、 美容院の主は振り返る。]
『あの子、あけみと同じ学校だって』
[挨拶すれば良かったのに、と軽い調子で言った。 なら、さっき言ってよう、と返すあたしも、 本気で拗ねてるんでも、なんでもなくて。
ただ、椅子の上で膝を抱えたまんま、 恥ずかしいから、目は合わさないで、呟いた。]
いいなあ。あたしも、髪、伸ばそうかな。
[部活を引退してから、切らずにいた髪は、 まだまだ、短くて。気の長い話だけど、と、 少しの憧れを滲ませた我が子に、母は少し困った風に笑う。]
(71) 2015/06/24(Wed) 03時半頃
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『お母さん、あけみは、ショートの方が似合うと思うけど』
[そっかあ。じゃあやめとこ。 って、多分、少し傷付いた声で言ってしまったから、 おかーさんは、『今年はショート、流行るわよお』って、 母親らしく、力強く、そう言った。]
うん。
[つい最近まで、読むこともなかった少女漫画雑誌に、 顔を隠すようにうずめて、答える。
うん、そうだね。そっちのほうが、いいなあ。]
(72) 2015/06/24(Wed) 03時半頃
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─現在/1F女子トイレ─
[床は、ちょっとした池か何かみたいに、なっていて。 しゃがんで、その中から、水没してしまったスマホを拾い上げる。
電源ボタンを押しても反応しないソレは、 たぶん、あっけなく死んでしまった、ひとつの死骸。
もう動かないのに、じっと、見つめて、いる。]
(73) 2015/06/24(Wed) 03時半頃
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─記憶の断片─
[スカートを折った。太ももを掠めるのがくすぐったかった。 ごついクラブバッグじゃなくて、リュックを買った。 全然、荷物入らなくて、びっくりした。
髪の毛を伸ばすのは、やめた。
バカほど明るくて、前向きで、元気が有り余ってる。 そういうのは、嘘じゃないから、とても楽で、
クラブメイトくらいしかつるむ相手がいなかった中学時代とは大違いで、 あたしは、教室にいることもできる。クラスに組み込まれてる。 野球部の変な七尾さんじゃなくて、教室でも、居場所がある。 名前で呼んでくれる女の子がいる。]
(74) 2015/06/24(Wed) 03時半頃
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[そうやって過ごす"学校"には、中学時代とは違う楽しさがあって、
あの日も、そう。この夏の少し前。 いつものように、席の近い人と、お菓子を突っついていて、]
『プール行きたい』『海行きてー』 『受験とかもーやだ』『塾ダリィ』『遊びたいよねえ』 『でも、それにしたって』『そーそー、痩せなきゃ』
[複数人で、わいわいつくり上げる会話。 あたしも、同じように、笑っていて。 途中から、女の子が、会話の真ん中に陣取って。 あたしも、何の気なしに、同じように、言う。]
夏までに、ダイエットしよっかなあ。
[別に、それで、みんなが静まり返ったわけでも、なんでもない。 だよねえ、って言ってくれた子もいて、マジヤバイ、って、 たぶん、気にしてない子もいて、ただ、耳についたのは、]
(75) 2015/06/24(Wed) 03時半頃
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『おまえ、ダイエットってキャラじゃないじゃん』
[会話の隅に追いやられて、少し暇そうにしていたクラスメートの、 その、たった一言。それが、突然、突き刺さった。]
『ああ、でも七尾、ホントよく食べるよなあ』 『わたし、あんたの食べっぷり、好きだよお』 『確かに、ダイエットとか言ってる朱美ちゃんって、』
[朱美ちゃんじゃないみたい、って、誰かは言った。 わかる、って誰かは言った。だよねえ、って、誰かが言った。]
……うん、あたし、食べるの我慢とか、ムリだあ。
[また、あたしは、そう言って笑って、 みんな、だよねえって納得したみたいに、やっぱり笑った。 そのほうがアンタらしいよ、って、笑った。]
(76) 2015/06/24(Wed) 03時半頃
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[たった、それだけ。 それだけのことで、ごめん、あたし、今、息ができない。 きもちがわるい。飲み込んだ先から、何かがせり上げる。 めんどうくさい人間でごめん。 あたしらしくなくて、ごめん。 ごめん、あたし、調子乗ってたね、って。
違う、あなたたちのせいじゃなくて、 あたし、自分でそう思う。]
(77) 2015/06/24(Wed) 03時半頃
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[高校生になって、教室に居場所ができて、 ひとつ、新しく知ったのは、
あの日、夕焼けの下で、あたしを笑ったあの子たちには、 確かに、その権利があったのだ。あれは、女の子の特権。
だって、今こうして、あたしの隣に立つ、女の子たちは、 とても華奢な身体で、キラキラ笑って、 柔らかくって、いいにおいがして、
こうも、こうまで、あたしとは違う。 別の生き物、みたいだ。]
(78) 2015/06/24(Wed) 03時半頃
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[たとえば、淡い色合いの下着を買うことや、 それを身につけて、女の子たちに混じって着替えること、 ムダ毛の処理について囁いたり、 生理痛が辛い、なんて誰かに相談すること。 それどころか、好きな洋服のブランドをあげたり、 ほんの少し、化粧品売場を覗くことの、
そのひとつひとつのハードルがどれだけ高いのか、 きっと彼女たちは知らない。]
(79) 2015/06/24(Wed) 03時半頃
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|
[帆北はきっと、覚えていない。 それは、朱美にとって、確かに救いでもあった。 あの頃の自分を知っている人の前で、今の自分を晒すこと。 例え、その相手が、からかいの言葉を投げるタイプじゃなくたって、 きっと相手が覚える違和感や、「変わったね」という言葉を想像するだけで、 惨めさや恥ずかしさに溶けて死んでしまう。]
(80) 2015/06/24(Wed) 03時半頃
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[おんなのこ、といういきものになりたかった。
だけど、今のあたしは、 絶望的に得体のしれない、気持ちの悪い、、 前の無邪気な子どもにも、甘やかな女の子にもなれない、 どうしようもない、なり損ないの、半端者だ。]
(81) 2015/06/24(Wed) 03時半頃
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[女の子が、お砂糖とスパイスと、 他のすてきなもの何もかもでできているなら、 あたしは、あたしみたいな出来損ないは、 一体何を継ぎ接ぎしてしまったんだろう。 なんて、気味の悪いいきものなんだろう。
現実と理想は、 今のあたしと、なりたいあたしは、 好きなものと、憧れるものは、 こうも、かけ離れているのに。 その溝を、広げていくのに。]
(82) 2015/06/24(Wed) 03時半頃
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[……ああ、こころとからだ、ぜんぶ、 バラバラにひきちぎれて、死んでしまいそう、だ。]
(83) 2015/06/24(Wed) 03時半頃
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─現在/1F女子トイレ─
[のろのろと身体を起こす。 掃除する場所、増えちゃったなあ。 泣きたくない。泣きたくなんか、ない。
思い出したように、口の中をゆすいで、 べたべたした感触を殺して、それから、 廊下に置きっぱなしだったモップをひきずってきて、 透明な水たまりを、吸い取っていく。*]
(84) 2015/06/24(Wed) 03時半頃
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─現在/1F廊下─
[廊下に出てみたけれど、やっぱり、 あたしを呼ぶ人なんて、そこにはいなかった。
水の溜まったバケツを引き連れて、 少しずつ赤錆色を、拭きとっていく。 乾いてこびりついた足跡を、消し去って、 廊下に広がる赤錆色を、消し去って。
黙々と、その作業に徹している内に、 三度目の、チャイムが鳴った。 顔を上げる。何も、聞こえない。 なのに、また、背中を悪寒が撫でていった。*]
(85) 2015/06/24(Wed) 04時頃
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/* あらためて!
今回は、とにかく、女の子をやろう、生々しい感情描写がやりたい、スクールカーストとか、そういうのがやりたい という気持ちを第一に、動かしてて! だから本当に、回想とか長いし独白多いし、見辛いとは思うんですけど、思春期の気持ちの揺れってこんなもんかなあ、ってイメージ先行で
あとは、もともと、このRPネタ、もっと恋愛関係にするつもりで、 最初はただのサバサバ系のコンプレックス拗らせだったんですよねー!相当前に練ってた段階では。 ところが、「冷たい校舎村で恋愛系見ないよねー」という発言を目にし、 あとは、予定してたのが、「仲の良い女の子がいる男の子に片思い縁故を申し込んで、ひたすら女の子に嫉妬する」って恐ろしく絡みづらいやつだったので、自分が愛着もてる気がしなくてやめました! この村だとターゲットは寺田とひなだったろうな!やめてよかった!
七尾さんの恋愛感情については、もうちょっと様子見て入れるか入れないか考えたいです!
(-26) 2015/06/24(Wed) 04時頃
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/* あと今回のお母さんは良いお母さんだよと主張したいです
あとあと寺田の優しさ(女の子扱い)とか、恵冬の視線についてもちゃんと拾いたい
(-27) 2015/06/24(Wed) 04時頃
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/* あ、ちなみになんで今連投したかっていうと、最終日を狼に割くことを考えたら、今沈んでこれからは浮上していって最終日はしっかり狼に向き合えるようにしたいからです!
(-28) 2015/06/24(Wed) 04時頃
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/* 昨晩散々ファザコン披露して落ちたら、 他の父親がなかなか許されないことしてて、はからずもバランスとった感じ。
七尾ちゃん応援し隊に入隊したい
(-29) 2015/06/24(Wed) 06時頃
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/* 早起きっていうか一睡もしてないじゃんばかああああああ
(-30) 2015/06/24(Wed) 07時頃
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/* けいいちくんひなこちゃんあけみちゃんの精神状態がマジで心配過ぎて右往左往する中の人だし、あとまじで秋野は残留しろ!!!と思いました!お前のは…!基本的には自業自得だ……! でもここで秋野死んだらみんなの心にトラウマ追加されるんだろうなって わあ
(-31) 2015/06/24(Wed) 07時頃
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/* あと落ちロル読み返してきたんだけど、徹くんの、ひとつひとつが積み重なって大丈夫じゃなくなるのほんと好きだし、めいやちゃんの、ハルくんきちんと受け止めて生きてゆこうとする感じもほんとすごく、つよくて素敵だったし。やばい すき
(-32) 2015/06/24(Wed) 07時頃
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/* ひなこの『大丈夫』が無くてもいつかはこうなってたし、 むしろひなこちゃんがいてくれたお陰で甘えられる場所があったので、 うん。寺田はもっと回りを見よう
(-33) 2015/06/24(Wed) 08時頃
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──朝:教室──
[チャイムの音で目が覚めた。>>#0 のろのろと上半身を起こす。光が、眩しい。 一瞬、自分がどこにいるのか分からなくてきょとんとする。数秒も経たないうちに、記憶が蘇ってきて「あー」と間の抜けた声を上げた。 辺りを見回せば、那由多と桂一の姿がそこにあっただろうか。 女子は保健室に行ったから姿はないにしても、徹と健五郎の姿がないのは引っかかった。 思考を巡らせる。たぶん、昨日一番遅くまで起きていたのは桂一だったように思う。>>44 寝袋から這い出して、桂一の元まで近寄る。もう既に、彼も那由多も起きていただろうか。]
おはよー。 あのね、徹と健五郎が、いない。 昨日、2人とも教室、帰ってきてた?
[姿を見ていないか、尋ねてみる。 ……ちなみに、寝落ちる寸前に半ば寝言まがいの言葉を彼に投げたことは、綺麗さっぱり忘れていた。>>19**]
(86) 2015/06/24(Wed) 08時半頃
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/* 発言欄からスクロールして、下のメモへのリンク開こうとするたびに目に入るこれです↓
1日目の夜、ソフィアを殺害した。 2日目の夜、メルヤを殺害した。
(-34) 2015/06/24(Wed) 08時半頃
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―廊下→三階へ―
[だいじょうぶ、なかないで。逆に慰められてしまって、>>38情けなくて、涙ぐんでいた目を少し乱暴にぐいと拭った。 それ以上は話したくないというように足を進める駒鳥に少しさみしく思うも、握られた手は嬉しくて、曖昧に笑う。 嬉しいけど、悲しい。ほっとするけど、不安。 相反する感情が、…の笑みを曖昧にさせた。だからとりあえず友人がさみしくないように、…は握る手の力を、少し、強くした。] [>>60しかし三階の、とある部屋についた時、…は、彼女を守ろうとする前に、恐怖に呑まれてしまう。きっと自分より、駒鳥の方がショックが大きかったし、自分が言ってあげるべきなのだ。だいじょうぶだよって。 それでもその光景は、どう見たって、ショック以外の何物でもなくて。]
て、てらだ、くん……?
[震える声で名前を呼んで、…は再び悲鳴をあげた。]
(87) 2015/06/24(Wed) 08時半頃
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―回想・兄と母の記憶―
[母子家庭で、母は毎日働きに出ていた。幸い父の残した遺産がそれなりの額あって、体を壊すまで働かなければならない事はなかったけれど、それでも働かないと、お金はなくなる一方だから。 母のことを、嫌いだと思った事はない。むしろ、大好きだった。ただ、自分にとって家族の順位は兄が一番で、母は二番だった。だって兄は、なによりも一番。 兄と初めてキスをしたあの日から、母がいない時は二人で恋人ごっこを楽しむ。 兄と妹ではない、指を絡めるつなぎ方で手を合わせて、兄のにおいに包まれて、甘ったるい声で名前を呼んで。 あぁ。なんて幸せな。
人は幸せな時程、人に対して薄情になる。そして自分が不幸になって初めて、自分がどんなに薄情だったかを自覚する。 …は幸せの絶頂だった。おままごとでも、憐みでもいい。兄と一緒でいられるなら。 だから、…はきっと薄情になっていたのだろう。そしてきっと、兄と母は、それに巻き込まれた不幸な被害者。 幸せに包まれていた…は、母の目が日に日に虚ろになっていく事に、気付かなかった。]
(88) 2015/06/24(Wed) 08時半頃
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/* いまさらだけどたいふわすれた…… ごめんなさい朝はどうしても慌ただしくなるからだめだね…… あと神楽くんの過去すげー萌えるんだけど、なに?ケイイチチップはホモに好かれやすいの? まあわかる。襲いたい顔してるよね!!
(-35) 2015/06/24(Wed) 09時頃
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/* 七尾の生々しさがほんっと惚れ惚れする……
(-36) 2015/06/24(Wed) 09時半頃
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/* あかんなー、今回は男くさくいこうと思ってたのに、 いろいろ動いてみたらいつもと変わらないっていうな。
どうすればいいんだろーなー
(-37) 2015/06/24(Wed) 09時半頃
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[そうして、少しの間、呆然としていたら、 ────ガン! って、何かを、殴るような音が、何度も。 何度も、響いて、>>6それから、
また、細くて高い、女の子の悲鳴>>87が、聞こえた。]
(89) 2015/06/24(Wed) 10時半頃
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[ 悲鳴が、聞こえた>>87。 聞こえても、まだ、口を開けないで、 ただ、マネキンを見て、ずうっと立ち尽くしたまま。
何が、あったんだろう。
積み上げられた紙の山が、 異常なことは直ぐに分かったけれど。
染められたワイシャツを見て、砕かれた頭を見て、 痛そうだ、って思ったけれど。
じゃあ、だから、何があの人にあったというの。 知らない、なにも。気付かないふり、ばかりで。 自分のことばっかりだったわたしは、何も知らない。
…ああ、やっぱり、これって罰だよ。 ]
(90) 2015/06/24(Wed) 10時半頃
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[ 罪悪感。だから、名前を呼ぼうって、思った。 せめて、呼んであげなきゃって、思った、のに。 ]
………、
[ 小さな、か細い息しか、出てこなくて。 どうしよう、幼馴染の名前すら呼べなくなった。 やだな、おとうさんみたいに、抜け落ちるのかな。 …それは、いやだなあ。
ねえ、こういう時、どうしたら良かったん、だっけ。 何を言えば、良いんだっけ。 ]
(91) 2015/06/24(Wed) 10時半頃
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……う、ぅ、
[ 気持ちが悪かった。 罪悪感が積み上がって、せり上がって、あふれ出て。 しゃがみこんで、ただ、こらえる。 涙なんて、全然、出やしなかった。
ごめんね、しずくちゃん。手、離しちゃったよ。 自分ばかり、考えてるからだ。だからこうなった。
いつも唱えていた呪文が、もう言葉にできない。 だって目の前のひとがこうなっちゃったってことは、 全部大丈夫じゃなかったんだよ、きっと。
吐き出したかった。だけど光が瞬いて。 おとうさんの声が、ぐるぐる、頭の中。うるさい。 ]
(92) 2015/06/24(Wed) 11時頃
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[ 駒鳥ひなこの異変に、 万里がどう思うかも、もう考えられなくて。
多分、何かされるか、 逆流するすべてを強引に飲み込むまで、 ずうっと、しゃがみこんで、そのままだ。 ]
(93) 2015/06/24(Wed) 11時頃
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[ ねえ。とーるくん。 きっとわたしも、ずっと、大丈夫じゃなかったよ* ]
(94) 2015/06/24(Wed) 11時頃
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/* >>94ひなこちゃあああああああ
(-38) 2015/06/24(Wed) 11時頃
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[だから、あたしは、ほんの一瞬迷って、 また、声のした方に向かって、 勢いよく階段を上っていく。
まただ。このくらいじゃ、バテない。 息なんて、上がらない、はずなのに。 心臓は、怖いくらいに、どくどくと音を立てる。]
──っ、しずく?!
[3階に、扉の開いている教室を見つけて、 駈ける速度は、さらに増して、 もう、掴みかかるような勢いで、 扉を叩きつけるみたいに、部屋を、のぞきこんで、]
(95) 2015/06/24(Wed) 11時半頃
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─3階/進路指導室─
[寺田だ、と、咄嗟に思ったのは、 背格好よりも、何よりも、真っ先に、 真っ赤な靴>>2:325が、見えたから。
ぞわり。と、つま先から、伝わるように、 身体中の体温が、奪われるような感覚。 ……ああ、ここにきて、何度目だろう。]
──しずく、ひな、
[大丈夫?って、吐息のような、掠れた声で囁いた。 足が、腕が、動かない。 むり、って思った。まって、どうしたらいいの。お願い、****。 …………きもちがわるい。]
(96) 2015/06/24(Wed) 11時半頃
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[ああ、だめだ。あたしが、しっかりしなきゃいけないのに。 女の子は、かわいくてかよわい生き物だから、 守ってあげなきゃならないの。
お願い、動いて、って、何度も念じて、 魔法の呪文の効き目は、少し薄い。
あたし、は、あたしらしく。]
(97) 2015/06/24(Wed) 11時半頃
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……ひな、大丈夫? 保健室、戻る?お手洗い寄る?
[青白い顔でうずくまる姿に、見覚えがある気がして、一瞬たじろいだ。 ううん、ひな、弱るとこなんて、見せたことなかったから、気のせい、だな。
隣にしゃがみ込んで、そう、尋ねてみる。 柔い髪が目の前で揺れて、思わず目をそらした。]
しずくも、大丈夫? 教室に、神楽、いると思う。 一旦、帰ろっか。ひな、立てる?
[出てきた言葉は、やっぱり、解決にはつながらない。 逃げ、だけど、許して。今は、あなたたちに、やすんでほしい。
自分は、立ち上がって、手を差し出して、 空いた手で、腰に巻いてたカーディガン、 マネキンの赤い胸元を隠すみたいに、覆い被せておく。 ……昨日、寺田がしてたみたいに。**]
(98) 2015/06/24(Wed) 11時半頃
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/* ちょっと誰か朱美ちゃん助けてあげて(元凶
(-39) 2015/06/24(Wed) 12時頃
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/* ひなこちゃんの返歌がすさまじく嬉しいのと、 七尾ちゃんの優しさに涙
万里ちゃん女子力高過ぎぃ
帆北は拳痛めるからホドホドに……ハラハラしてた。
(-40) 2015/06/24(Wed) 12時頃
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―朝:教室―
[慣れない環境のせいだろうか。 目覚まし時計がなくとも、自然と空が明るくなった頃には目が覚めて。 けれど、何かをするでもなく、ポケットに入っていた携帯を見遣った。
少し電池の減った表示の下、そこに記された日付に目を瞠る。 故障だとか、そんなことより先に頭を過ぎったのは、ここが異常な場所だったということ。
文化祭やら血を流すマネキンを目の当たりにした今、時間が進まなかったところで、何ら驚く事もない。そう思った辺り、相当この異常さに毒されている気がする。]
(99) 2015/06/24(Wed) 12時半頃
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―翌朝:3-1教室―
あー…クソが…
[目覚めは最悪だった。あんな夢を見た後だからだろう。 チャイムの音で目が覚めて、ぼそりと呟きつつ身体を起こした。]
おはよ。えーっと、寺田と帆北…? 寺田は確か、1回戻ってきてた。お前らが出ていった少し後、くらいに。でもそういや、いつの間にか居なくなってたな… んで、昨日寝付くまでに結構時間かかったけど、その間どっちも帰ってきてない、と思う。少なくとも俺は見てない。
[近くに寄ってきた秋野に尋ねられ、記憶を探りつつそう答えた。それにしても、二人も帰ってきてないとは。一体何処に行ったのだろう。]
…探しに行くか?
[なんとなく胸騒ぎを感じながら、織部と秋野にそう聞いてみた**]
(100) 2015/06/24(Wed) 12時半頃
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……見てない、けど。 顔洗いに行ってるとかじゃねー……んだろうな。
[秋野>>86からの問いかけには、首を振って。 気だるい身体に鞭打って、立ち上がった。
ただ、何処かに行っているだけなら心配することもない。 けれど、脳裏に浮かぶのは昨日の“異常”。また、マネキンが増えている様な真似は御免被りたい。]
……探しに行くか。
[お前はどうする?と秋野と、それから教室にいたであろう神楽に言外に問いかけて。 どちらにせよ、自分がやる事は変わらない。**]
(101) 2015/06/24(Wed) 12時半頃
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/* >>101ごめんね増殖してるよ!
(-41) 2015/06/24(Wed) 12時半頃
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[寝ていた気がしない。 目元を揉みながら、ベッドから足を下ろす。そのままゴロリと転がれば、突然やってきた疲労感に襲われた。]
つ、かれた……
[ついさっきも呟いた気がする言葉。 なんだろう、この既視感は。]
(+1) 2015/06/24(Wed) 13時頃
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[――吸い込まれそうな地面が]
.
(+2) 2015/06/24(Wed) 13時頃
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[反動をつけて起き上がる。 そのせいで脳と視界は揺れたが、まあいい。
枕元においた携帯を開く。 時刻は深夜。弟妹を起こさないように、そっとドアを開いて玄関へと向かった。]
(+3) 2015/06/24(Wed) 13時頃
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/* 次男トニー(直人なおと) 三男ロビン(裕人ひろと) 長女ゾーイ(奏歌そうか) のイメージ。 今考えた。
(-42) 2015/06/24(Wed) 13時頃
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[ 違う赤が、ちらついた>>98。 ひゅう、って、また、息が漏れた。 ]
……ぁ、けみちゃん、?
[ 見上げた視界には、色が沢山あって、光も沢山あって。 だから、ちゃんとは、クラスメイトが見えなかった。 ぼんやり見える肌色を、掴んで。立ち上がる。
どうしよう、ちゃんと、目の前の顔は見えてるかな。 わたしの顔は、ちゃんと、いつも通り、かな。
――実際は青白いなんて、生気の無い表情だなんて。 そんなこと、知らないし、知りたくない。 ]
(102) 2015/06/24(Wed) 13時半頃
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[ 何か言ってるのは、聞こえてきた。 ああ、しずくちゃんに何か言ってあげるべきだったって。 ずしん、また、罪悪感があふれる。
かろうじて届いた、保健室って、お手洗いって。 どうしよう、答えなきゃ…どうやって? ]
ん、ん。
[ わからないから、とりあえず、って。 首を強引に縦に振った。 でも、ばかだなあ。頭が揺れて、また嘔吐感。
こらえられるかな、でも、吐き出すもの、なんにもない。 胃の中、からっぽで。 心臓だけが、罪悪感だけが、ずっと重い。 ずっと、あれから、三年も。 ]
(103) 2015/06/24(Wed) 13時半頃
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[桂一と那由多の返答で、やることは決まった。 すぐに立ち上がる。那由多も桂一も、気持ちは同じようだった。>>100>>101]
ん、探しに行く。 ……保健室も、見てきた方がいいのかなぁ。 女子って、そっちに全員いるよね?
あ、あと、4階にお化け屋敷が、──
[言いながら、秋野がドアを開けたのと、同時だった。 何かの物音>>6、少し遅れて誰かの悲鳴。>>89 廊下の端、悲鳴に反応したのか、誰かが階段を駆け上がっていく。 少し遠くて分かりにくかったけれど、一瞬見えた赤い頭は、たぶん朱美のものだった。 もしかして、本当に掃除してたんだろうか。えらいなぁ。 そんな、場違いな感想を抱く。]
上、朱美ちゃん、行ったっぽい!
[振り返って、那由多と桂一にそれだけ告げた。 彼らが、音と悲鳴と秋野の言葉ににどう反応したかまでは確認せずに、秋野は朱美とは別の方向──物音の方へ駆け出した。]
(104) 2015/06/24(Wed) 13時半頃
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──1階・昇降口──
[息を切らして、昇降口へたどり着く。 扉の前に崩れ落ちる健五郎の姿>>6と、扉を隔てて向こう側にマネキンの姿があった。>>2:329 どこか予想できていた気もして、小さく息を吐く。 健五郎の側まで、歩み寄って、傍にしゃがみ込む。 窓に付着した血が、彼がそこに拳をぶつけたためだというのは、すぐに分かった。 ああ、──あかいなぁ。]
……血、出てるよ。 痛いでしょ。
[ぽつりと、それだけを言う。声は、健五郎にきちんと届いただろうか**]
(105) 2015/06/24(Wed) 13時半頃
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/* なんかあれだな、元気なホストだなあ(感想)
(-44) 2015/06/24(Wed) 13時半頃
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[ ぐらつく身体を、目の前の肌色を掴んでおさえて。 ようやく少し、吐き気がおさまったころに、 ほけんしつ、って、掠れた呟きを返す。
ごめんね、わたしは引っ張ること、できなかったから。 多分、保健室に連れてもらうまで、休ませてもらうまで。 ずっとあけみちゃんに、手を引かれたままだ。 ああ、きっと、わたしの手、冷たかっただろうな。 びっくり、させてないかな。
あと、ね。光と色にまみれた視界で見えた、 カーディガンに隠れたマネキンに、何故だかほっとした。 わたしのせいだって、責めてくるものが、 ほんの少しでも隠れたから、なのかな。
…もう、やだな。 ]
(106) 2015/06/24(Wed) 14時頃
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[ また、もう、受け止めきれない罪悪感だけが、 どんどん、どんどん、積み重なっていく** ]
(107) 2015/06/24(Wed) 14時頃
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/* つよく生きて……
(-45) 2015/06/24(Wed) 14時頃
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[──間違えたのかも、しれないなぁ。 "ホスト"は思う。 手首から、腹部から、じわじわと赤が滲み出す。
迷路の出口は、まだ見つからない。]
(*1) 2015/06/24(Wed) 14時頃
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/* 散文みたいな何かを赤ログにせっせと放り込んでるけど、これ30秒ぐらいで考えたあれとかそれとか投げ込んでるだけで、基本表に出したもの優先なので、片っ端から矛盾のオンパレード生み出してる なんかポエムがあるなぁぐらいに思ってほしい はい
(-46) 2015/06/24(Wed) 14時頃
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/* >>106ひなこちゃんのせいじゃないから!!!!!
(-47) 2015/06/24(Wed) 14時頃
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[寝ていた時の格好のまま廊下を歩く。裸足にフローリングが張り付いたため、足音は完全には消せなかった。 所定の場所に置きっぱなしの家の鍵を手に取って、玄関へと向かう。
と、背後から声がした。 振り向くと、下の弟が不安そうな顔をして立っている。]
(+4) 2015/06/24(Wed) 14時頃
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[どこに行くの、と弟が聞いた。 ちょっと、そこまで。そう答えた。 帰ってくる? 弟が聞いた。 少し考えて、頷いた。 寂しいから、帰ってきて。そうお願いされた。 頷かずに玄関を開けて外へ出た。
星が落ちてきそうな夜空だった。**]
(+5) 2015/06/24(Wed) 14時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/06/24(Wed) 14時頃
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─進路指導室─
ん、
[ぐっと体重のかかる感覚に、踏ん張って、 だけど、軽かった。薄っぺらな身体は、見た目のまんまに、重みがない。]
しずく、こっちおいで。 しずくも、手、つなぐ?教室まで歩ける? そしたら、みんないるから。
[帰ろ、って、また言う。 ゆっくりでいいよって、足を踏み出して、 また、1階までの道のりを、ゆっくりゆっくりくだっていく。 昨日と違うのは、隣にある頭の高さ、だなって、考えて、 握った手があんまり冷たい>>106から、ぎゅっと力を込めた。 あんまり、変わらないかもしれない、けど。
なんだか、女の子といると、強くなれる、気がする。 これも、魔法や呪いの類、なんだろうか。]
(108) 2015/06/24(Wed) 16時半頃
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[教室に着いたら、誰かいるかな。 しずくがそうしたいって言ったら、そこでしずくとは別れよう。 保健室、あったかいままだと、いいな。
そんなことを考えながら、少しずつ、地上に降りていく。 道中、誰かに会うことはあっただろうか。 そうしたら、きっと、にって笑ってみせるんだ。場違いなくらいに。**]
(109) 2015/06/24(Wed) 16時半頃
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[>>105誰かが来たことは分かった。 かけられる声で、それが誰かも。 痛い、と言われて、初めて拳が痛いことに気付いた。]
……藤堂が、外に。
[振り返らずに、窓の外を見続ける。 血を流さずに倒れ伏す人形が、近いようで遠い。
俺の内に渦巻く感情の正体は分からない。 友人が、この閉ざされた世界から、先に外へ一歩を踏み出したこと。 そして、俺はまだそちらには行けそうにないこと。 それが示された。
そして、藤堂がこの世界の主でないのなら。 やはり――]
(110) 2015/06/24(Wed) 18時半頃
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[傍にしゃがみこむ秋野に、静かに語りかけるように呟く。 いいや、正確には彼にというより、自分に言い聞かせるように。]
醒めない夢だな、これは。
[夢ならばいつか醒める。 醒めないならそれでいい。 そんな会話をしていたのも、随分前のようだ。]
……顔、洗ってくる。
[そう言いながら立ち上がる。 額から吹き出る汗は止めどないが、それと引き換えに冷静さを取り戻していくようだった。 泣いたり喚いたりするなんて以ての外。
秋野や他の誰かが何かを言うなら話をし、その後は疲れで淀んだ顔を洗いに行こうとするだろう。*]
(111) 2015/06/24(Wed) 18時半頃
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― 回想・兄の言葉 ―
[“辛いことからも、悲しいことからも、逃げるな”
兄・翔一郎はそれを自らに言い聞かせ、どんな困難にも立ち向かえる強さを持っていた。 肩の故障、それが原因でのスタメン落ちという辛い時期を経て、看板選手に返り咲いた経緯がそれを物語っている。
4番目の兄である、衛四郎が教えてくれた。 中学時代の俺は、翔一郎兄貴の言葉をそっくりそのまま自身の抱負とし、毎日努力を重ねていたと。
翔一郎兄貴が、弟たちに対して言い聞かせている言葉は、もう1つあった。 “何があっても泣くな、喚くな、耐えて耐えて耐え凌げ。”
両親もそれに疑問を抱くこともなく、兄弟たちは真っ直ぐに強く育った。 帆北一家は、近所でも「泣かない良い子」を育てる家庭として有名だったらしい。
俺は、その話を他人事のように聞いていた。]
(112) 2015/06/24(Wed) 18時半頃
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[逃げずに、 泣かずに、 喚かずに、 辛いことや悲しいことを耐え凌ぐことができるのなら。
確かにそれは強い男だろうなと思った。
同時に、今の俺はこの家族の一員ではないと言われた、気がした。**]
(113) 2015/06/24(Wed) 19時頃
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[物音>>6と、悲鳴>>89。 覚えがあり過ぎる、不吉なものの前兆に、一瞬身を竦ませて。 そうして、前にあった背中>>104は止める間もなく駆け出していく。 あぁ、これも昨日あったなぁ、なんて。感慨に浸る間もなく、自分は、秋野とは逆の方向に駆け出した。]
そっちは任せた!
[こういう時は、二手に別れた方がいい。 そうして、秋野とは別の方向、階上に向かって駆け出した脚は、程なくして止まる。
目的の方向から歩いて来たクラスメイトたちの様子は、明らかに何かが起こったことを示していたから。
かと言って、どんな言葉をかけていいのか、自分にはわからない。 今にも倒れてしまいそうな駒鳥は言わずもがな、それを支える七尾も、無理をしているであろうことは一目瞭然だった。 にかりと笑いかけられたとて、同じような反応を返すことなんて出来もせずに。]
(114) 2015/06/24(Wed) 19時頃
|
|
[どうして、おにいちゃん、ここは、一体どこなの? なんでひとがしんでいくの。 ころされたら、わたしはどこへいくの? おにいちゃん、あいたい]
[隣で蹲る駒鳥の手はいつの間にか離れていて>>92、自分の名前を呼ぶ七尾の声に気付くのにも>>96、気付くのが遅れてしまった。]
あけみ、ちゃん……
[縋るように名前を呼んで、伸ばされた手を震える手で握った。>>108 帰ろ。そういわれて、虚ろな瞳で考える。
いったい、どこに?
]
(115) 2015/06/24(Wed) 19時頃
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|
わたし、
[ぽつりと、静かな声で答える。不思議と、頭の中は冷静だった。]
わたし、いい。 かえらない。 かえりたく、ない。
[だって私の帰るべき場所は、もうあの世界のどこにもない。そういって、縋りつくように握っていた七尾の手を振り払い、振り返らずに廊下を走った。 いつもは先生に怒られるから、走れない廊下。 今はだれにもおこられない。
おにいちゃん、おにいちゃん、
何度も兄を呼びながら、…は一人、階段を駆け上がった。 この世界に死が存在するのなら、屋上から身を投げて、しんでしまおう。 ”かえろう”。 そして兄に話すのだ。異世界での、冒険の話を。
おにいちゃん、クローゼットの奥には、世界があるんだよ。]
(116) 2015/06/24(Wed) 19時頃
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[しかし、…の願いはかなう事がない。四階には、見覚えのある洋風の装飾。…とみんなの、友情の証。 わからないことが沢山起こりすぎて、自分がどうしたらいいのかもわからなくて、…は一人お化け屋敷の前で床にへたりこむ。二つの瞳からは、ぽとぽとと透明なしずくが落ち続けて。
「しずくは泣き虫だな。俺がいなくなったら、どうすんだよ」
そういって、涙を拭ってくれた兄はいま、いなくて。]
……どうすればいいの、おにいちゃん
[きらきら輝く怪しげなランタンの光の下で、…ははたはたと泣き続けた。**]
(117) 2015/06/24(Wed) 19時頃
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|
[憔悴しきったようにも見える彼女らを、ただ、目線だけで見送る。 支えてやるだとか、何か声をかけるだとか。女子相手に、そんなことを出来る程に図々しくもない。……いや、勇気がない。
足音が遠ざかった頃に、彼女らが歩いてきた方向を見遣って、息を吐く。 もう一度、後方を振り返った後、一歩、踏み出した。*]
(118) 2015/06/24(Wed) 19時頃
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うん、見えてる。
[短く返す。ぼんやりと、健五郎の視線の先を追った。>>110
正確には、視線の先にあるものは"藤堂"じゃなくて"藤堂に似たマネキン"なんだろうなぁ、と思うけど、否定する気は起きなかった。 横たわる白いマネキンは、確かに、よく見知った誰かに似ているのだから。 それに、芽耶のマネキンが外にあるということは、この扉は一度開いたのだ。
昨日見た、風子を模したようなマネキンを思い出す。 昨晩、秋野は何度も風子の名前を呼び続けた。 風ちゃん、めいちゃん。 今、心の中で唱えてみても、探そうという気はもう湧いてこなかった。]
(119) 2015/06/24(Wed) 19時半頃
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[無理だろうな、と分かっていながら、しゃがみ込んだままの姿勢で扉を押してみる。 当たり前のように、ぴくりとも動かなかった。 そんな秋野の脇で、健五郎が静かに呟く。 瞬きをして、少しの間を置いてから、答えた。]
……そんでも。 やっぱり、夢は、いつかは醒めるよ。
[言ってることが前と違うじゃないか、と言われそうなものだったけど。 文化祭を模した夢の世界だって、最初はあんなに楽しかったのに、今の秋野の心は弾まない。 だから、夢は、長くは続かないんだろう。そう、秋野は思う。]
いってらっしゃい。 あ。後で、教室、戻って!
[この夢の世界で、たったひとつ、集合場所のようになっているホームルーム。 そこへ戻るようにと伝えて、秋野は健五郎とは別の方に歩き出す。 もしも他に誰かがいたら、行き先は保健室だと伝えるだろう。 女子が誰か残っていないか、それからついでに、健五郎に渡す絆創膏でも取ってこようか*]
(120) 2015/06/24(Wed) 19時半頃
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/* 動かしながら割と「お前は女子か」と思ってる 「〜だもん」とか言うしね
(-48) 2015/06/24(Wed) 19時半頃
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── →保健室──
入っていー?
[秋野が保健室についたのは、朱美とひなこよりも少しだけ先だっただろうか。 一応声をかけて、保健室に入る。 絆創膏があったら、とりあえずポケットにねじ込む。 保冷剤を拝借した時、芽耶はメモを残していたけど、めんどくさくてそれはやらなかった。
そこに、まだ恵冬の姿は、あっただろうか。それとも、保健室を出ようとした彼女と、途中ですれ違ったかもしれない。 どちらにせよ、恵冬を見かけたならば、自分の見た状況を簡潔に伝えるだろう。]
めいちゃんのマネキンが、昇降口んとこにあったよ。 あと、上の方で誰かの声がしたから、那由多や朱美ちゃんが、たぶんそっち行ってると思う。
[一息にそれを告げて、秋野は恵冬の顔を見る。 本をたくさん読んでいる、物知りの彼女へ。*]
……ねえ、けいちゃん。 後でもいいんだけど、少しだけ、話できる?
(121) 2015/06/24(Wed) 20時頃
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―→保健室―
[ おぼつかない足取りで、階段を降りて行って。 途中で、誰か>>114が見てきた気がしたけれど。 光の中に人影があるって、それくらいしかわからなくて。
そんな状況じゃあ、あの冬の日みたいで、 ごめんなさい、また、逆流しそうになる。 様子、気取られたくないな。でも、多分もう、無理だ。 溢れだしたものを、大丈夫って抑える自信がない。
あなたのせいじゃ、ない、ないんだ。
ごめんなさい* ]
(122) 2015/06/24(Wed) 20時半頃
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―保健室―
[ 強く握られた手を、ずっと離せなくて。 そうしてたどり着いたらしい保健室で、 かろうじてわかるもの、って。
座った場所がベッドで、 やっぱり、わたしは手を離せないってこと。
他に人がいたとしても、姿に気付いたか怪しい。 話し声>>121は聞こえるな、って、思うくらい。
途中で、一緒にいた筈の万里がいなくなったことすら、 今になってぼんやり、気付いたくらいだった。 ]
(123) 2015/06/24(Wed) 20時半頃
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[ 数分、強引に息を整えて。 ちゃんと、声は出せているんだろうか。 自分の声すら遠くの方で聞こえてるみたいで、 少し、不安だ。 ]
………あけみ、ちゃん。
[ 今度は、視界は真っ白で。 肌色と、あの子の赤色、どこかな。光は、やだな。 思い出したくないよ、でも、抜け落ちるのも、嫌で。 だから、色を探すし、問いかけるんだ。 ]
(124) 2015/06/24(Wed) 20時半頃
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…どうして、…マネキン、あるのかな。 ふーこちゃんも、だった、…んだよね。
[ 踏み出すのは、やっぱり怖いし。 この子だって"いつもじゃないこと"に対して、 思うことが、あるかもしれないっていうのに。 きっとわたしは、彼女のことなんて、 考えてないんだろうな。 …やだな* ]
(125) 2015/06/24(Wed) 20時半頃
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──回想:文化祭準備期間──
ねー、けいちゃん。 怖い感じの絵が乗ってる本って、何かない?
[恵冬に声をかけたのは、ちょうど皆で映画鑑賞会をした数日後。 映画も参考にはなったけど、どうせだから本の方も探してみよう、と思ったのだ。]
うちの学校の図書室さ、全然行ったことなかったんだけど広いよねぇ。 司書の先生も忙しそうで、うまく見つけらんなかった。 で、とりあえず借りてきたの、これなんだけど。 ……たぶん、ダメだよね?
[首を傾げながら、手に持った本を、恵冬に見えるように掲げる。 『厳選・日本の妖怪大図鑑』と表紙に記されたそれは、そのタイトルの通りどのページにも日本の妖怪がずらりと並んでいた。 たぶん、これをもとにヘアメイクを施したら、しずくの提案したお化け屋敷のイメージはぶち壊しだろう。]
(126) 2015/06/24(Wed) 21時頃
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[文化祭準備期間のこの時期、学習展示系の出し物をするクラスの生徒は、図書室に入り浸って作業をしていることも多い。 だから、司書の先生も忙しそうで、仕方なく自力で探した結果がこの本だった。 これはダメだ。きっと壊滅的にダメだ。 早々に自分の図書検索能力を諦めた秋野は、あっさりと本好きの恵冬に頼ったのだった。]
恵冬は、秋野の頼みに答えてくれただろうか。 どちらにせよ、秋野はなんとか無事に、洋風の少しホラー風味な絵本を借りることが出来た。 図書室を見回す。そこには、無数の本が並んでいる。 恵冬は、この中のどれほどの本を読んだんだろう、と思ったら、すごく眩しい気持ちになる。]
(127) 2015/06/24(Wed) 21時頃
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[秋野の世界は、たぶんとても狭い。 家と、学校。それだけだ。 高校生ならばそれでも普通なのかもしれないけど、秋野の家は、今では殆ど1人きりの家だ。 本もゲームもネットもやらないから、疑似体験の世界さえろくに広がらなくて、ますます秋野の世界は狭い。 だから、こういう世界に恵冬がいるのなら、いいなぁ、と思った。 本を読む恵冬のことを、とてもいい、と思う。]
けいちゃんて、すごいね。
[どういうタイミングだっただろう。恵冬に、そう言った。 その時も恵冬は本を読んでいたかもしれない。唐突な賞賛を、彼女はどう思っただろうか。]
本って、すごくいろんなことが詰まってるから。 けいちゃんは、普段こんなのたくさん読んでるんだなって。 そしたら、いいなぁ、って思った。
[俺は、ちょっと読んだだけでくらくらしてきちゃった。 最後にそう言って、笑ったのを覚えている*]
(128) 2015/06/24(Wed) 21時頃
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/* 今更回想なげるか、って、これ1dぐらいからずっとタイミングはかりかねてメモ帳に残してたんだよ……!
(-49) 2015/06/24(Wed) 21時頃
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[手を振り払われたとき>>116、はじめ、何が起こったのか、わからなかった。]
──し、ずくっ!
[まって。叫んで、走り出そうとして、 きもちだけ、どこかいってしまったような、 ひなのことを思い出すのだ。 この子を、置いていけない。
どうしろっていうの。あたし、からだは一つしかないし、 こんな出来損ないでも、今ばかりは、自分がふたりいれば、って、
そう、くよくよ思うよりも前に、あたし、ちゃんと叫べたから、 きっと、もうちょっと、頑張れるかもしれない。]
(129) 2015/06/24(Wed) 22時頃
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──っ、織部!お願い、しずく追っかけて! あの子、どっか行っちゃう……!
[姿は見えない。けど、確かにさっき顔を見たはずのクラスメート。 聞こえたかは分からないけど、もう、何処にいるかも分からない、けど、 届けばいいなあ、とは、思った。 あとから追いかけるから、って、追加で声を張り上げて、
ああ、なんだ。さっき、すれ違ったとき、声をかければ良かった、って、 そんなことも忘れてたなんて、あたし、抜けてる、なあ。]
(130) 2015/06/24(Wed) 22時頃
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/* 朱美さんはネアカだから
(-50) 2015/06/24(Wed) 22時頃
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[マネキンの正体など、考える気力はなかった。 ここからいなくなった生徒と、その姿に酷似した人形。
人がマネキンになったのか、もしくは、人の変わりにマネキンが現れたのか。 絶望したいなら前者で、希望を持ちたいなら後者。 おそらくそれだけなのだろう。
いなくなった生徒がどこに行ったのかなど、分かるはずもない。 ここではないどこか、ということは確かだ。]
……そうか。 醒めるなら、醒めてほしいもんだ。
[>>120以前とは違う答えを返す秋野。彼の調子も、以前とは違って感じた。]
すっかり、居心地悪くなったな。
[蘇った文化祭ムードもいつの間にかどこかへ過ぎ去ったような気がして、分からなくなる。 この空間の主は――もしかしたら俺は――何をしたいのだろうかと。]
(131) 2015/06/24(Wed) 22時頃
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ああ、教室だな。 ……心配かけていたなら、すまん。
[一晩も戻らなかったのだから、迷惑をかけてしまっただろうか。 もしかしたら、それどころではなかったかもしれないが。
>>120秋野に軽く手を振って教室方面へ歩く。 血が滲んだ拳は、貼ってあった絆創膏も剥がれてしまうほど痛々しく裂けていた。 痛いような気がする。よく分からない。
教室へ向かう途中、男子トイレに入り、水道で傷を濯ぐ。 そしてすっかり顔色の悪くなった表情を鏡の向こうに見ると、乱暴に顔に水をぱしゃりと叩き付け、溜まった淀みごと洗い流そうとした。 少なくとも、気分は少しマシになった。*]
(132) 2015/06/24(Wed) 22時頃
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/* あとは回想を落としつつ、動きあぐねていそうなところを手伝う感じでいけるかなー
藤堂との会話が終わって、あと最終日まであまりやることがない(
(-51) 2015/06/24(Wed) 22時頃
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/* 万里:4階 七尾:3階→ 織部:→3階? 神楽:教室→ 秋野:保健室 駒鳥:保健室 帆北:1階 水瀬:?(移動してなければ保健室)
(-52) 2015/06/24(Wed) 22時頃
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/* 教室に向かうとなると神楽の動向が掴めないので、神楽待ちかな
(-53) 2015/06/24(Wed) 22時頃
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─保健室─
……ひな、
[今にも倒れそうに白い顔をしたこの子は、 なんだか、触れてはいけない、繊細なもののようで、 少し、戸惑いながら、それでもまた、手のひらに少し力を込めた。]
……わかんないよ。 何が起こってるのか。 あのマネキンが何なのか。
……でも、たぶん、あの子たちは、 ちゃんと家に帰れた、って、ことじゃないかなあ。
[少しは落ち着いた?って、まっすぐ、顔を覗き込んで尋ねて。 温かい飲み物でも入れてあげたら良いのかもしれないけど、ここは、あたしの家じゃないし。]
(133) 2015/06/24(Wed) 22時半頃
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マネキンが何にしろ、さ、 みんな、バラバラになるのは、よくないんじゃない?
──あたし、とりあえず、一回みんなで集まるべきだと思うんだけど。
[最後は、ひなだけじゃなくて、保健室にいたみんなにいうみたいに。]
だから、ひな、あたし、しずくを探しに行こうと思うんだけど、 手、離せる?ひとりで立てる?
[奇妙なくらい、気持ちが落ち着いていた。 無理なこと、言ってるのかもしれないけど、 あたし、行かなくちゃ。そう、気持ちが急いて、 嫌ならここにいるよ、って言いながら、また顔を覗き込んだ。**]
(134) 2015/06/24(Wed) 22時半頃
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[帰ってこなかった二人を探しに行くことになり、秋野が教室のドアを開ける。 その時、何かの物音と、それに遅れるように悲鳴>>87が聞こえた。高い声は、昨日の夜に聞いたもの>>2:16と、ひどく似ている気がして。何故か、昨日、自分の背中から離れて距離を取った万里の姿が脳裏に浮かんで、足が止まった。 その間に、秋野は物音の方へ、織部は悲鳴の方へと駆けだして行ってしまっただろう。]
…ったく、何やってんだ俺は…!
[今は、余計なことを考えている場合ではないのに。頭をがしがしと掻いて、教室を出て織部の後を追うように悲鳴が聞こえた方向に向けて駆け出す。 織部の姿はもう既になかったが、向かい側から歩いてくる七尾と駒鳥の姿が目に入った。そして、聞こえてきたのは七尾が織部に向けて張り上げる声>>130]
…なあ、何があった。 しずく…万理が、どうしたんだ。どっかに行ったのか…?
[その声は、万里に何かあったんだろうと思わせるには十分で。七尾たちの方へ駆け寄り、焦る気持ちを抑えながらそう問いかけた。]
(135) 2015/06/24(Wed) 22時半頃
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/* あれだ、ようやく気付いた
今回の村、癒しポイントが足りてねぇ!!(
(-54) 2015/06/24(Wed) 22時半頃
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/* ムードメーカー系のPCがいないから、かな。
割とみんな重々しい(俺も
(-55) 2015/06/24(Wed) 22時半頃
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/* また万理と会うの(一人と絡みすぎかな的な意味で)どうかなとは思ったけどこれ以外の行動が思いつかなかったんや…
まあ万里の居場所は現時点では分からないから会わないこともできるんだけどでも織部とか七尾とか行ってくれるかなでも会いたい気もしてでもんんん…
(-56) 2015/06/24(Wed) 22時半頃
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/* やっぱり早めに悩み脱出したほうがいいのかもしれない
(-57) 2015/06/24(Wed) 22時半頃
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― 教室 ―
[秋野の言葉に従って一度戻ってきたものの、そこは既に誰もいなくなっていた。 寝袋の跡がある。
もし俺を探そうとしていたなら、入れ違いで申し訳ない。 しかし、他にも何かあったのかもしれない。
机の上に、昨日神楽と万里が持ってきた食料の余りが残っていれば、それをひとつ口にしただろう。 さすがに空腹は隠せない。]
……?
[使われた寝袋の跡は、3つ。 ここが男子の寝床として割り当てられたとして、ここにいた男子はたしか5人だったはず。 俺を除いても、1人分、数が合わない。
また嫌な予感がした。口の中に含んだ食料を慌てて飲み下す。 少し考えて、誰もいない教室を出て誰かを探そうと。*]
(136) 2015/06/24(Wed) 22時半頃
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―3階:階段付近―
[階段を上りきって、足を止めた。
目の前にあるのは、屋上に続く階段。けれど、いつもとは何かが違う。 周囲の装飾のせいだろうか、なんて戸惑っているうちに、聞こえて来た足音。
ぱたぱた。男子のものより遥かに軽い足音。ツインテールを翻すようにして、音の主は階上へ駆けていく。]
ちょっ、お前……!
[自分なんて目に入らないように、何処かに向かう様子>>116に、何故だろう。奇妙な胸騒ぎを覚えて。
背後から聞こえた声>>130に後押しされるように、自分も階段を駆けあがった。]
(137) 2015/06/24(Wed) 23時頃
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―4階:???―
[屋上が有る筈の場所には、見覚えのある――けれど、有る筈のないものがあった。 文化祭の催しであった、お化け屋敷。さも当然のように飾られた教室に、目を瞠って。 けれど、それは後回しだ。]
……えぇと、万里。 その……教室、戻らねぇ?
[その前に座り込んで、肩を震わせるクラスメイト。彼女の背に、恐る恐る声をかける。 泣いているらしい、と気付いて、探ったポケットから出てきたのは、しわくちゃになったハンカチだったのだから、差し出す訳にも行かず。 途方に暮れたように、彼女の背を眺める。
女子の慰め方だとか、説得だとか。そういうものは得意じゃない。 ましてや、彼女が何故こうなっているのかすら、自分には知る由もない。]
七尾とか、あと、神楽も、多分、心配してるし……な?
[困った末に、彼女を心配していた友人や、それから、彼女と親しいらしいゲーム仲間の名前を持ち出してみて。 さて、彼女からの反応はあったか。**]
(138) 2015/06/24(Wed) 23時頃
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―現実世界:自室―
あ……
[視界に広がったのは、見慣れた暗い室内だった。 時が戻ったあの校舎のどこでもない。
――夢だったのかな、全部。 真っ先に思ったことが、それだった。
わたしは校舎に閉じ込められてなんていなくて、 あの文化祭もマネキンも全部夢。 そして、おにいちゃんが死んだことも――]
(+6) 2015/06/24(Wed) 23時頃
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違う、ちがう、でしょ。
[重い体を起こして、逃げようとする自分を戒めるように ふるふると首を横に振る。
もう、向き合うって決めたんだ。 そのままベッドから抜け出して、部屋をでた。]
(+7) 2015/06/24(Wed) 23時頃
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[ノックもせずに隣の部屋の扉を開く。 『晴也』と書かれたネームプレートの下がった部屋。 もうずっと開いていなかった、記憶の先。
室内は月明かりだけが照らしていて、 静寂だけがここを支配していた。 この部屋の主は、もういない。]
おにいちゃん……
[体を支えるように、壁についた手に少しだけ力を込める。 目が燃えるように熱くて、喉が震えた。 部屋から遠ざかろうとする足に、もう片方の手を添える。
もう少しだけ、待って。 全部はまだ難しいけれど、少しずつ受け入れるから。**]
(+8) 2015/06/24(Wed) 23時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/24(Wed) 23時頃
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/* めっちゃ寝てた。 ちゃんと夢醒ますから……!だから元気出して!ねっ!みたいになってきている(中の人が(そしてそれが漏れ出している
(-58) 2015/06/24(Wed) 23時頃
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[ 正面、赤と肌色が見えて。 きりっとしてるなあ、って、 いつか美容院で感じたみたいな、瞳と目が合って。
そこでようやく、自分の白い顔が見えた。 ゆっくり瞬きをして、ぼやけた視界が明瞭になって、 遅れて、遅れて、返事が聞こえてきて。
わかんないって、その言葉に、 聞いてごめんねって、思ってしまった。 家に帰れたって、その言葉に。 そうだったらいいなって、 ほんとうに、他人事みたいに思ってしまった。 ]
(139) 2015/06/24(Wed) 23時頃
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[ その後にまた、言葉をぼんやり聞いて。 言葉に理解が追いついた時に、問われた時に、 答える言葉は、もう、癖だ。 ]
…だいじょぶ。
[ 嘘。でも、わたしのせいは、嫌だから。 ごめんねって、またそう言うみたいに、手を離す。 わたしは、いいの。助けられるべきじゃなくて、 だから、あの子を探しに、行ってあげて欲しい。 ぱたん、って、力無く自分の手が下がるのを、 やっぱりどこか、遠くの出来事に思っていた。 ]
(140) 2015/06/24(Wed) 23時頃
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…でも、もうすこし、 わたしは、ここにいる、ね。 また、みんなが集まる時に、いくよ。だいじょぶ。 …ありがと、あけみちゃん。…ごめんね。
[ 笑顔を作ってみたけれど、 上手くできてるかな、わかんない。
そうして彼女を見送る時に、気を付けて、って、 気遣う言葉は言えなかった。
だって、言ってしまったら、 また、いなくなっちゃいそうだったから。
わたしの周りの大事な誰かが、いなくなるのは、 ほんとうに、嫌だったから* ]
(141) 2015/06/24(Wed) 23時頃
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――文学少女になった切っ掛け――
[水瀬 恵冬は、幼いころから本が大好きだった。 朧に残る幼少期の記憶には、当時好んでいた絵本が何冊も登場している。
微笑ましい童話から、ちょっと怖いお話まで。 色んな本を開いては、飽きもせずに繰り返し読み耽った。
恵冬の読書好きを、誰より喜んでいたのは父だったのだろうと思う。 『そういう所は母さんに似てるな、遺伝だな』って、嬉しそうに笑っている光景を覚えている。
その隣で、眉間に皺を寄せる母の姿と共に]
(142) 2015/06/24(Wed) 23時半頃
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[誰に勧められたわけでもなく、本を好むようになったのと同じくらいに。 幼いころから、恵冬には自然と認識していた事があった。
家族が皆笑い合ってて、お互いを信頼しあってる。 そんな幸せな家庭なんて、絵本の中にしかないんだな。
それは恵冬を取り巻く日常であり、悲観する余地もない“あたりまえ”の概念。
母と祖母は、とても仲が悪かった。 幼いころの恵冬にとって、いつもしかめっ面をしていた祖母は、同じ家の中に住みながらも容易には話しかけられない「こわい人」でしかなかったのだ]
(143) 2015/06/24(Wed) 23時半頃
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[そんな祖母に、ある日一冊の本をもらった。 絵本とはまるで違う、小さな文字が紙を埋め尽くす、子供にとっては分厚い本。
お前は本を読むのが好きなようだから、ばあちゃんのお気に入りの本をあげよう、と。
にこりともしないまま預けられたその小説は、何度も読み返されたのかぼろぼろで、それでも恵冬は嬉しかった。
お義母さんもけち臭い人だわ、薄汚れた小説を孫に与えるなんて。 どうせなら、新品の絵本を買ってくれた方が助かったのに。
吐き出された母の悪態を、幼心にどこか窮屈な気持ちで聞きながら。 難しくて理解できないこの本を、いつかきちんと自分で読めるようになろう、と、そう思った*]
(144) 2015/06/24(Wed) 23時半頃
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――保健室・チャイムの後――
[意識がゆっくりと覚醒したのは、昨夜眠ったソファの上だった。 静かに数度目を瞬かせ、目を擦りながら辺りの様子を見回す。
学校の、保健室。 わたし、どうしてこんな場所で寝ていたんだっけ……。
疑問がゆるゆると浮かび上がり、直後にぎくりと体が強張った。
文化祭の時のままの校舎。 血だまりに沈む、風子の姿をしたマネキン。
そんなものが脳裏を過り、ぱっと跳ね起きる]
(145) 2015/06/24(Wed) 23時半頃
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ろ、ロビンちゃん……?
[眠りに落ちた時には隣にあったぬくもりは、今は微塵も感じ取れない。 それどころか、保健室はもぬけの殻だ。
誰もいない、と理解して、這いあがる寒気に体を震わせる。 恵冬は、いったいどれだけ眠っていたのだろう。
もしかしたら、また何か異変があったのかもしれない。 他の皆はどこにいるのだろう、そして今、何を見ている――?]
(146) 2015/06/24(Wed) 23時半頃
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[一瞬の、けれど暴力的なまでの混乱は、恵冬をその場に縛り付けるには充分だった。 おそらく、もう数秒もしていたら、その場にへたり込んでしまうか、或いは弾かれたみたいに保健室を飛び出して誰かを探していただろう。
そうならなかったのは、扉の外から聞こえてきた声のおかげだ>>121]
あ、秋野くん……?
[聞き覚えのある声は、ちっとも異変なんて感じさせない調子のもので。 恵冬を満たそうとしていた恐慌が、するりと溶けて霧散する。
代わりに胸に沁みこむ安堵に、結局力が抜けたみたいにすとんとソファに座り込んだ。 涙のにじむ目を拭い、緊張を失って緩んだ力ない笑みで彼を迎える]
(147) 2015/06/24(Wed) 23時半頃
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[とはいえ、秋野が手にした絆創膏に、誰か怪我をしたのだろうかとすぐに不安が舞い戻った。 ソファから下りて、今度こそなんとか歩き出す。 向かう先は、彼の元]
秋野くん、何か――
[言い切るより先に、簡素な説明が耳を打った。
芽耶のマネキン。
聞いた瞬間、脳裏を生々しく過ったのは、何度目かもわからない風子のマネキンと血だまりの光景。 悲鳴を堪えるみたいに口元を押さえて、数秒間絶句する]
(148) 2015/06/24(Wed) 23時半頃
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……めい、ちゃん。
昨日、保健室にこなくて。 どこ行っちゃったんだろう、帆北くんと一緒なのかなって、私――
[どうしてきちんと探しに行かなかったんだろう。 込み上げてくる後悔に、絞り出した声は湿っぽくにじんだ。
彼は上の方で誰かの声がしたとも言ったから、もしかしたら他にも何かあるのだろうか。 そんな疑問は、秋野に向けられた誘いに途切れる]
……私、今でも大丈夫。
[もしかしたら他にも何かあるのかな、という不安と、彼にも『集団失踪事件』の話を伝えなきゃという想いと。 混じり合うそれらを抱えたまま、彼を見つめ返した*]
(149) 2015/06/24(Wed) 23時半頃
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/* わあ、ありがとうありがとう。 タイミング的にどうしようかな、けいちゃんひなちゃんの側についてあげたいよねー。
(-59) 2015/06/24(Wed) 23時半頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/24(Wed) 23時半頃
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/* ふむ。
……ぼっちなう(
(-60) 2015/06/24(Wed) 23時半頃
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─少し前/廊下─
しずく、走ってっちゃって、 わかんない、多分、上だと思う!
[遅れてやってきた神楽>>135に、 やっぱり、叫ぶみたいにそう言った。
焦りとか、いろんなものがないまぜになって、 奇妙な高揚感に、脳が揺れる。
神楽は、階上へと向かっただろうか。 あたしも追っかける、って、 人手的には足りてるかもしれないけど、 だけど、あの子まで消えてしまいそうで、 何もしないよりは、きっといい。*]
(150) 2015/06/24(Wed) 23時半頃
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[簡単に今の状況を伝えたら、恵冬が、何かを堪えるように口元を抑える。>>148 たぶん、堪えたかったのは悲鳴とか、涙とか、そういうものだ。 ああ、泣いてほしくないなぁ、と、ふいに思う。 かといって、無理に笑顔を浮かべられたとしても、それはそれで何も言えなくなるのだけれど。]
……健五郎は、大丈夫。さっき、会ったよ。
[水を含んだ恵冬の呟きに、そう答えた。 何の慰めにもならないかもしれないけど、少なくとも名前の出たもうひとりは、何事もなく無事だったことを伝える。 今でも大丈夫、と答えてくれた彼女に、ありがと、と返して。]
今の状況、けいちゃんは、どう思う?
那由多や朱美ちゃんは、ここが誰かの夢で、誰かの世界だったとして。 その誰かは何を考えてるのかな。 何をすればいいのかな、って、言ってた。
[保健室の戸が開き、朱美とひなこが入ってきたのは、話が終わってからか、もしくはまだ話す前だっただろうか。*]
(151) 2015/06/24(Wed) 23時半頃
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[追いかけてきてくれた織部の呼びかけに、ゆるゆると顔をあげた。>>138 涙も拭わずに、茫然とした表情でただ力なく首を横に振る。 戻りたくない。どこにも。七尾や神楽の名前に少し反応を見せるも、体がうまく動かない。]
おりべくん
[色のない声で、彼の名を呼ぶ。]
かえるばしょが、ないの
[真っ赤なカーディガン。赤いりぼん。けれど、カラフルな装飾たちの前で、万里しずくはまるで色を失ったように、うなだれていた。*]
(152) 2015/06/25(Thu) 00時頃
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/* 女子だらけの保健室、というか女子専用空間に平然と居座る秋野氏
(-61) 2015/06/25(Thu) 00時頃
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/* しずくちゃんの「もしかしてこの子がホストじゃないか…?」っていうミスリっぷりすごいなって思う 自分が狼じゃなければ、この子なんじゃないかってほぼ確信するロルとか回してた。絶対回してた。
(-62) 2015/06/25(Thu) 00時頃
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─保健室─
[立ち去ろうと思って投げかけたはずの問いなのに、 返ってきた答えに、たじろいでしまって。
大丈夫じゃないじゃん、って、言えなかった。 みんな、大丈夫なはず、ないんだ。ないんだよ。
ああ、もう、やんなきゃいけないこと、いっぱいあって、 どうしたらいいんだろう、って、今度こそ、思った。
一度、立ち上がりかけて、浮かせた腰を、 もう一度かがめて、しゃがんで、 小さなひなより視線を低くする。]
ひな、あたし、ぜーったい、すぐ戻ってくるから。 しずくも連れて、戻ってくるから、 そしたら、今度こそ、誰もいなくなんないように、 みんなでいっしょにいよう。
(153) 2015/06/25(Thu) 00時頃
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[だから待っててね。 ちゃんと、しっかり、声が出た。 あたし、ちゃんと、言えた。あたし、らしく?
そんな、とても自分勝手な満足感と、 やっぱり奇妙な高揚感に、 なんとか身体は動かされているようで、
それにも気づかず、保健室の中、お話し中の、 秋野と恵冬に、声だけ投げる。]
──秋野!恵冬も、 あたし、しずく探してくるから、よろしく。 ひな、ふたりが、ここにいるから。 あたしもすぐ戻るから。だいじょーぶ。
[去り際、何を考えたのか、自分でもよくわかんない。 ただ、なんとなく手を伸ばして、柔い髪に、小さな頭に、一瞬、触れた。*]
(154) 2015/06/25(Thu) 00時頃
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/* ←暴走きかんしゃのようだなと思った
(-63) 2015/06/25(Thu) 00時頃
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――ロビンちゃん、ななちゃん!
[七尾とひなこが保健室に戻ってきた>>123のは、秋野と会話を始めた直後。 思わずそう呼びかけて、なのにひなこからの反応はほとんどなかった。
駆けつけて、どうしたのって声を掛けようと思ったのに。 まるで抜け殻みたいな、生気の抜け落ちたひなこの様子に、声を掛けるのが躊躇われる。
だから、ななちゃん側にいてあげて、って、声に出さずに七尾を見つめた。 きっと、これから恵冬がする話は、ひなこには耐えきれない話だ。
脆く崩れ落ちそうな様子が痛ましくて、守ってあげなくちゃ、という気持ちが込み上げて。 今、彼女を現実に引き戻す事が、どうしてもできない]
(155) 2015/06/25(Thu) 00時頃
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[そうやって七尾に合図を送ってから、秋野へと向き直った。
帆北が無事だった。 その事実には、ただ言葉もなく胸を撫で下ろす。
合間に聞こえるのは、七尾がひなこに語りかける優しい声>>133
マネキンになってしまった子たちは、ちゃんと家に帰れた。
聞こえてきた希望的観測に、そうならいいなと強く思う。 ほんとうは怖いことなんてなくて、皆無事に日常に帰ったのなら、こんなに脅えずに済んだのに。
でも、それなら。 こちらで『無事』なのは、ほんとうによい事なんだろうか。
何が真実かわからないこの場所では、そんな思案も取り留めなく零れ落ちるばかりなのだけれど]
(156) 2015/06/25(Thu) 00時頃
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……私、ね。
秋野くんや神楽くんたちに、話してない事があるの。
[やがて、秋野に向けられた問い>>151にぽつぽつと語りだす。
寺田に借りた小説のお話。 それが、事実をモデルに描かれた物語であること。
図書室で見つけた資料とその内容。 帆北が同様の内容の特集をテレビで見たと教えてくれたことも加えた。
ひなこの耳に届かないよう、控えめに語られるその話は、いったいどう受け止められただろうか]
(157) 2015/06/25(Thu) 00時頃
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上、か、分かった。 七尾は…駒鳥のこと、頼む。
[七尾からの返答>>150に頷いて、駒鳥の方に一度視線を向けつつそう言った。何があったのかは知らないが、駒鳥は随分顔色が悪そうだし、こちらの存在にすら気づいてすらいないようだったから。
それから急いで廊下を走って階段へと向かい、上階へと駆け上がる。上に行ったらしいが、何階かまでは分からない。ならばもう、虱潰しに探すしかない。]
万里…!何処に居るんだよ…!
[2階に着けば、教室の扉を片っ端から開けて万里の姿を探していく。七尾達の前では冷静さを保っていたが、時間が経つにつれ、少しずつ焦りが募っていった*]
(158) 2015/06/25(Thu) 00時頃
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― 回想・卒業後の話 ―
[志望する大学は、レベルの低い、受験するだけで入れるようなところだった。 とりあえず、“進学した”という形式のみを報告するためだった。
そもそもこの進学校に入ったこと自体がイレギュラーらしい。 自分の成績で行ける最高値から考えた結果、第2志望でここを選ぶことになったとのこと。 ――本来は、スポーツ推薦を貰っていた高校に進学する予定だった。
その全てが狂ったのが、中学3年時の冬の終わりに出くわした事故。 部活もとっくに引退して、適当に時間を潰して学校から帰るその途中。
雪も積もる寒い日、木から降りられなくなっていた猫を助けようとしたとかで、 よじ登った枝が折れて転落した際に、雪によって隠れていた地形の溝に飲み込まれて、強かに頭を打ち―― そんな、馬鹿みたいな事故で俺の過去は消失したらしい。
昔の俺は、後先考えない奴だったということ。 >>2:100「いつか大きな怪我をするぞ」と忠告した医者の言葉は正しかった。]
(159) 2015/06/25(Thu) 00時頃
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[記憶喪失でスポーツをやる状況でなくなった俺の推薦は取り消され、 なんとか受かっていた第2志望の北洋高校へと通うことになった。
通う上での障害は特になかった。 過去が思い出せない、それ以外の点においては健常すぎるほどだったから。 同じ中学から進学した他の生徒もいたらしいが、それが誰かの判別はつかなかった。
――それから3年目の今。 つい先日、兄貴たちから齎されたニュースが、俺のひとつの岐路となった。
「卒業後に、最先端の脳手術を受けるために外国へ行く」
とりあえずの大学進学。そしてその後は、兄貴の協力を得て外国へ。 薦められたのは、目の飛び出るほどの金額を必要とする手術の話。 それが可能となったのは、野球選手である翔一郎兄貴が、自らの年俸をいくらでも出すと言ったから。
弟のために、試合で稼いだ金を躊躇わずに払ってくれる兄貴は、なんて素晴らしいのだろう。 記憶の無い俺にとっても、自慢の兄だったということは実感できる。]
(160) 2015/06/25(Thu) 00時頃
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[最先端の脳手術でも、記憶が完全に戻る保障は無い。 それでも、このままの日々を過ごしているよりはずっと希望はあるらしい。
微かでも可能性があれば、どんなリスクを支払ってでもそれに賭けたい。 俺がかつての記憶を取り戻せるなら、金など惜しまない。 兄貴や両親たちの意志は一致していた。俺のいないところで、随分話し合ったらしい。
――ああ、本当に。 俺は、素敵な家族に恵まれた。
その手術の申し出を、兄貴の好意を、家族の熱意を、断ることができる奴がどこにいようか?]
(161) 2015/06/25(Thu) 00時頃
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[兄貴たちへの感謝と共に、俺の卒業後の進路が決定した。
昔の記憶を思い出すことができるかもしれない。
かつての俺に戻れるかもしれない。
それは。
もう、逃げられないという宣告に等しかった。*]
(162) 2015/06/25(Thu) 00時頃
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―回想・文化祭、前日―
[いつの間に、こんなに老け込んでいたのだろう。窪んだ眼で自分の前に立つ母に、しずくはぞっとした。
無理心中。まさか自分の母が、それをするとは思っていなかった。原因はご近所さんからの嫌がらせ。兄としずくが仲睦まじすぎるのを見て、あることないこと、色々噂した挙句に、母に嫌がらせをしていたらしい。あることないことは、結局事実だった訳だけれど、母はしずくたちを守るために、精一杯頑張ってくれた。だから、私と兄は何も知らなかった。 いや、それは嘘だ。兄もしずくも、ただ”気付かなかった”のだ。他の事に、夢中すぎて。
泣きながら、ごめんねと包丁を振りかざした母を前に、しずくは一歩も動けなかった。
どうしても、助けても、やめても、言葉が一つも出てこない。ただ狩られるのを待つ、獲物のように。]
(163) 2015/06/25(Thu) 00時半頃
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おにい、ちゃ……
[兄に助けを求めようと声を出したのと、母が包丁を振り上げたのと、兄がしずくを庇うのと、すべては同時だった。
母の手の包丁は、ふかぶかと兄の腹におさまった。]
[悲鳴交じりに兄の名を呼んで、それでも、兄が腹の包丁を抜き、母の心臓を突き刺す一瞬の時間、しずくは矢張り動けないままだった。]
(164) 2015/06/25(Thu) 00時半頃
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[両手が真っ赤に染まって、顔にも少し血がついていて。目の前で起こった事が、ただただ頭がついていかなかった。]
[目の前で、腹部から血を出す兄と、その兄に突き立てられた包丁で、息絶える母。自分だけ、傷一つないまま。]
[むせ返る血の匂い。兄に抱きしめられているのに、大好きな兄のにおいは感じ取れなかった。震える手でしずくの頬を撫でて、いつものように笑う兄が、ほっとした顔でしずくを抱きしめる。]
(165) 2015/06/25(Thu) 00時半頃
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[「よかった、怪我はないな?」
なんて。それは、おにいちゃんでしょう。そんなに血まみれで、段々冷たくなっていく身体で、私の心配しているひまなんてないでしょう。 おにいちゃん、しんじゃうよ。]
[「俺が死んだら、お前、一人で生きていけんのか?」
こんな時までからかうように、聞いてくる。わらえないよ、おにいちゃん。ひとりでなんて、生きていけないよ。おにいちゃんがいなくて、生きていける訳ないよ。]
[兄の身体がどんどん冷たくなって、顔色はもう真っ白だ。もう手は、しずくの頬から離れてしまっている。 ぽとん。とうめいな、しずくがおちる。 それを頬で受け止めて、兄はもう一度目を開いて、しずくを見た。そして、満足そうにゆっくり微笑む。]
(166) 2015/06/25(Thu) 00時半頃
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[「――あぁ、やっぱり」
「ばかだな、しずく]
それが、兄とかわした、さいごのことば。]
(167) 2015/06/25(Thu) 00時半頃
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[おにいちゃんから、メールだ。(それは、自分で予約送信した偽装メール) おにいちゃんが心配してるから、早く帰らなくちゃ。(それは、空想の中でゆっくり兄と会うための虚言) おにいちゃんが、髪の毛を結ってくれたの。(それは、現実を見ることのできない少女の、夢見る幻)
広い、一軒家で、しずくはひとりだった。兄も母も、もう、いない。*]
(168) 2015/06/25(Thu) 00時半頃
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[秋野の返事を待つ間、聞こえてきた七尾の声>>134に小さく頷く。
みんなで一緒にいた方が、きっと安全だ。 だって、風子はマネキンになってしまった時、ひとりで教室を出て行った。 芽耶だって、昨夜は保健室に訪れた形跡がない。
マネキンになってしまった者は、きっと単独行動していたのじゃないだろうか、と推測できる]
(169) 2015/06/25(Thu) 00時半頃
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/* あーだからゴローちゃん今の自分が消えればって言ってたのかよーマジでかーー
(-64) 2015/06/25(Thu) 00時半頃
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[だから皆で一か所に固まっているべきなのだ。 確証はないけれど、多分。
……でも、ひなこは動かなかった。 きっと、動けなかったのだろうと思う。
少し離れた位置にいても、彼女の憔悴ぶりははっきりと見て取れた。
“だいじょうぶ”じゃ、ないって]
(170) 2015/06/25(Thu) 00時半頃
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/* 今回高校生っぽい思春期っぽい生々し重い感じと、 物語っぽい盛り上がりとか派手さを備えた重い感じと、 割と極端にパッカーンしてる気がする(体感)
(-65) 2015/06/25(Thu) 00時半頃
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[困ったな。 俯いたまま、力なく座り込む姿>>152に、どう声をかけたものか。 小さく唸りつつ、彼女の言葉を額面通りに受け取って。 その背に合わせるように、少しだけしゃがみこんだ。]
……そりゃ、まぁ、学校だしな、ここ。
だからさ、えぇと、その……。 ちゃんと帰る為に、皆で、協力してみねぇ? そしたら、出られるかもしれねーし。な?
[悩みに悩んで、どうにか吐き出したのは、そんな言葉だけ。 自分でも、納得させられる気がしない。むしろ、不快にさせそうな気すらする。
ぐすぐすと啜り泣くクラスメイトの背を見つめながら、途方に暮れるしかないのだから、全く、情けない。自分でもそう思う。 ちらり、と、階下を気にしてしまったのは、彼女の手を引けるであろう、クラスメイトを求めてしまったから。*]
(171) 2015/06/25(Thu) 00時半頃
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うん、わかった……!
ななちゃんも、無理しないで。 私、ななちゃんに寄り掛からずにいられるよう、頑張るから。
だから、ななちゃんもひとりで抱えないでね……!
[七尾の事も心配だったけれど、今はひなこの方が大変そうだって、そう思ったから。 代わりに、保健室から飛び出そうとする七尾>>154へとそんな見送りの言葉を掛ける。
ななちゃん、ごめんね。 ななちゃんなら大丈夫って、あのとき勝手に頼ってごめんね。
そんな罪悪感を、ひっそりと言葉の底に織り交ぜながら*]
(172) 2015/06/25(Thu) 00時半頃
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/* ちょっと待って皆重すぎ!!重量級かな!?
(-66) 2015/06/25(Thu) 00時半頃
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/* 凡人の割に設定盛りすぎたかなと思ったけどそんなことはなかった。 めっちゃちっちゃい気がする俺の悩み
(-67) 2015/06/25(Thu) 00時半頃
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/* ブラコン組2人はどっちもおにいちゃん死んでるよなー……。
被りはもう仕方ないさ
(-68) 2015/06/25(Thu) 00時半頃
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/* 保健室に4人。4階に2人。
神楽とエンカウント可能かな? ただ、万里と合わせたほうが良さそうだしな
(-69) 2015/06/25(Thu) 00時半頃
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……ひなちゃん。
[朱美とともに保健室に入ってきたひなこの様子に、愕然とする。 ひなちゃん、これは、ちっとも大丈夫じゃないよ。 サンドイッチを食べながら、ひなこと会話を交わしたのが随分遠いような気がした。>>2:13 秋野でさえ、それが分かってしまう。だから、声はかけ損ねた。
朱美がひなこに語りかける声が、柔らかい。>>133>>134 その声を聞きながら、昨日の夜、お化け屋敷の前でぐらついた身体を思い出した。>>2:285]
(173) 2015/06/25(Thu) 00時半頃
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やだ……
[迷惑をかけているのがわかっている。>>171織部の困ったような声に、いつもだったら平謝りするのに、今はもう、そんな事さえ億劫で。 ここは、あの世だと思っていた。おばけが出ても、おにいちゃんがきっと助けにきてくれる。だっておばけが出てこれるなら、おにいちゃんも来れるはずだもの。 けれどここに”死”という概念があって、神様もいなくて、どんどん友達が死んでいって。
それなら自分は、なんのためにここに居るのだろうか。
家に帰ってもいない。 異世界にきてもいない。 もう一生、兄には会えないと、誰かに言い聞かせられているようで、…は耳を両手で塞ぎながら更に小さく縮こまった。]
ひとりに、して もうどこにも、いきたくない
(174) 2015/06/25(Thu) 00時半頃
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[恵冬が小さな声で話しだすのを聞く。>>157 ひなこを気にして密やかに語られるそれは、秋野の疑問をゆるゆると解消していく。 どうして、那由多や朱美にあんなことを聞かれたのか。 那由多も、朱美も、健五郎も。そんなことまで抱えて、考えていたんだなぁと思った。 『精神的に衰弱した者によくある現象』。>>1:232 聞きながら、小さく頷いた。]
じゃあさ、みんな一緒にいた方が、たぶんいいね。
[そんな風に言った声が、朱美の声と被った。>>153 続いて、朱美から声をかけられて、振り返る。>>154]
はぁい、分かったー。 気を付けてね。
[間延びした声。 たぶん、この状況の中では、びっくりするぐらいにいつも通りに、響いた。*]
(175) 2015/06/25(Thu) 00時半頃
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/* 織部くん!めんどくさい奴でごめんね! 切り捨てて帰ってもいいのよ!
(-70) 2015/06/25(Thu) 00時半頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/25(Thu) 00時半頃
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/* こういうこと言うのって村テーマ的に本当無粋なんだろうけど、こんだけ家庭環境や境遇に難ありの生徒たちが集まってて、ジェニファー先生さぞ胃が痛かっただろうなって
ここはジェニファー先生の世界なのかもしれない。 その解釈がいちばんしっくりきたぞ……
(-71) 2015/06/25(Thu) 00時半頃
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─廊下→階上─
[声が、聞こえた。 焦ったような調子の声>>158に、気が付いて、 駈ける足が、一層強く、床を蹴った。]
バカ、神楽!そっちじゃない!
[ああ、あたしの説明が、悪かったんだけど。 腕を掴もうと、手を伸ばして、それは空を切ったかもしれない。 ただ、「もっと上」って、叫んで、
だって、さっきのあの場所より上、だから。 それは、つまり。]
(176) 2015/06/25(Thu) 00時半頃
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― 2階 ―
[嫌な予感に突き動かされるように、2階へと。 そういえば上階は何があったのかを確かめていないと思いつつ。
――誰かがいるのを感じる。走る音、扉が開け閉めされる音。 俺も走る。その先で、>>158明らかに焦燥している様子の神楽を見つけた。]
……神楽!
[声をかける。彼の反応がどうだったにせよ、何かを、誰かを、探していることは見て明らかだった。]
手分けをしたほうが早いか? こっちは俺が探す。
[広い校舎だ、1人で探すよりはいいだろう。 神楽がまだ探していないところを俺が受け持つことを提案した。
あっちはどうだ? と、神楽に示した方向は、上階への階段がある方向。*]
(177) 2015/06/25(Thu) 00時半頃
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─4階へ─
[また、導くように走った。 きっと、あの子は、アンタを必要にしてるよ、って、 なんとなく、そう思ったのだ。
上。もっと上。3階。さっきの惨状を見た、そこも通りすぎて、 その、上。早く、って急かして、あたしは、
その空間が、どれだけ皆に衝撃を与えるか、 この空間が、どれほど異常なのか、 なにもかも、抜け落ちたまま、ただ、何かに夢中だったのだ。
視界が開ける。 人影が、ふたつ>>152>>171、見えて、また、あたしは叫んだ。]
しずく!織部!
[神楽、連れてきた、って、続けた言葉は、 たぶん、途方に暮れた顔>>171の、クラスメイトに向けて。*]
(178) 2015/06/25(Thu) 00時半頃
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/* けーいちくんが馬鹿!って言われてるとなんか新鮮だな
(-72) 2015/06/25(Thu) 00時半頃
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/* 思いっきり被って頭抱えたけど、 これはこれで、みんなで神楽を万里に合わせよう作戦っぽい感じが(逃避
(-73) 2015/06/25(Thu) 00時半頃
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[ 声は確かに聞こえて、でも頷きは返せなかった。 わかったのは、真っ直ぐ通ってくる音だってことと。 一瞬触れた、彼女の手は。 離してしまったあの手より、細いな、って、こと。
暫くぼんやりして、今度は小さな声が、聞こえてきた。 優しいなあ、って、そう思っている、声。 内容は、いまみたいに普通の出来事じゃない、 フィクションとか、オカルトとか、そんなもの。
―――精神的に衰弱、って言葉が、いやに耳に残った。
ああ、だから気遣ってもらえているんだろうか。 気遣わせてしまっているんだろうか。みんな。
わたしは、もう、そんなことできない。 ]
(179) 2015/06/25(Thu) 01時頃
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/* まあ同じ部屋で話してたら聞こえますよね!ごめんね……!(顔覆う
(-74) 2015/06/25(Thu) 01時頃
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―回想・中学三年生―
[ "わたしのせい"で巣を壊した翌日、 駒鳥ひなこは学校を休んだ。
ごめんねって、散らかった部屋で微笑んで。 体調を崩したおかあさんの看病をしなきゃって、 そんな義務感と、罪悪感から。
多分、珍しいこと、だったと思う。 毎日が楽しくて、幸せで、病気なんかに負けないままで。 学校だって、休んだことがなかったから。 ]
(180) 2015/06/25(Thu) 01時頃
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[ 休んで、どうにか少し回復した、更に翌日。 少し疲れた顔で学校に行けば、どうしたのって。 隣のクラスの寺田君が来てたよ、って。
そうクラスメートが心配してくれたけど、 なにも、言えなかった。 なにを言って良いのかすら、わからなかった。 幼馴染と別のクラスで良かった、って、 そう思いすら、した。
帰り道、あの大きな音、どうしたのって。 そう問いかけてくる近所の人にも、 なにを言って良いのか、わからなかった。 ]
(181) 2015/06/25(Thu) 01時頃
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[どれくらい経ったのだろう。 あれからずっとそうしていた気もするし、 たった数分だった気もする。 まだ、夜は明けない。
泣き腫らして赤くなった顔を洗うために立ち上がると、 不意にポケットの中の携帯から着信が響く。 校舎を出るときに持っていた携帯。
学校での出来事は夢だったのか、それとも。 あの世界の知識を持たぬまま帰ってきたわたしには 何もわからない。 ただ、着信の掛かってきた携帯を取り出す。]
……風子ちゃん?
[時間を見れば、大分遅い時間。 どうしたのだろうと、一抹の不安を抱きながら 彼女からの電話を取った。 その不安は、嫌なかたちで的中することになる。**]
(+9) 2015/06/25(Thu) 01時頃
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[ 駒鳥ひなこの"いつも通り"が、崩れていく音がする。 ]
(182) 2015/06/25(Thu) 01時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/25(Thu) 01時頃
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[ ずっと、誰にも言えていない。 幼馴染にすら言えてない、駒鳥ひなこの隠し事。
あの日、どうして休んだのか。何があったのか。 駒鳥ひなこが、何をしてしまったのか。
聞かれたとしても、なんでもないよって。 不安な顔を見ても、"だいじょーぶ"って。 結局具体的な事なんて、何も言えなくて、 誰かのための筈だった言葉を使って、はぐらかす。
忙しそうだって、気を遣わせてしまうから、って。 そんな相手の為の理由なんかじゃない。
だって、言ってしまったら。 クラスメートにも、幼馴染にも。 "おまえのせいだ"、って、責められる気がしたから。 ]
(183) 2015/06/25(Thu) 01時頃
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[ あのコマドリの様に、 可哀想に殺される気がしたから。 ]
(184) 2015/06/25(Thu) 01時頃
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[駄々を捏ねる様子>>174に、僅かに苛立ちを覚えたのは否めない。
彼女の事情は、殆ど分からない。 けれど、何も聞きたくないとばかりに耳を覆って。そうして、ただ啜り泣いている彼女は、まるで子供みたいだ、なんて感想を抱いてしまって。
薄情だよなぁ、って、自分でも思う。 けれど、苛立ちが表に出る前には、見計らったのように、背後から>>178声がかかって。 そこにいたであろう友人に、道を譲るようにして、自分は身を引いただろうか。
きっと、そうするべきなのだろう、と。そう思った。 彼女のためにも、何より、自分の為にも。**]
(185) 2015/06/25(Thu) 01時頃
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[ ただ、それだけ。そんな、酷い理由。 大切な人に嫌われたくなかった。軽蔑されたくなかった。 あのコマドリの様に殺されたくなかった。 自分のあたたかい、 "いつも通り"の居場所を失いたくなかった。
そんなこどもみたいな、理由。 今でも抱いている、感情。
そのせいで、そんな感情を抱いてしまったせいで。 嘘をついて、自分の為にただ言葉を紡いで、 相手に対して、見ないふりをしてばかり。
そのくせ、ばかみたいな罪悪感が、ずっと、三年間。 嘘を言い続けて、はぐらかしてばかりの、 あの日から変わらないわたしに、降り積もっている。
――――ずっと* ]
(186) 2015/06/25(Thu) 01時頃
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―現在・保健室―
[ ふたりの話を、やっぱり、罪悪感を抱いたまま聞いて。 その中で、ぽつんとひとつ、変だな、って思ったこと。 ずるいな、とも、思ったこと。
部屋にいる秋野の声が、へんだな、って、こと。 ]
…あきのくん、
[ 思うとともに、声に出さなきゃって義務感と共に、 口は開いていた。
多分、いつまでたってもわたしの顔は、青白いまま。 問いかける言葉は、もっと、疑問を含んだままだ。 ]
(187) 2015/06/25(Thu) 01時頃
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―――どうしてそんなに、変わらないの?*
(188) 2015/06/25(Thu) 01時頃
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/* ………(震撼
(-75) 2015/06/25(Thu) 01時頃
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帆北…!え、っと、万里が何か、どっか行っちまったみたいで…! さっき聞こえた悲鳴、万里のみたいだったし、早く見つけてやんねえと…!
[探しても探しても見つからない。そんな時、走って来る足音>>177が聞こえて視線を向ければ、帆北の姿が目に入った。焦りつつ事情を簡単に説明して、提案には有難く頷く。]
サンキュ、じゃあこっちは頼む!俺はもっと上の方見てくるから…!
[そう告げて、階段の方へと向かえばそこで七尾と出くわして、すぐさま腕を掴まれた>>176。]
じゃあどっちだよ…!
[苛立ち交じりにそんな風に言いつつも、あいつの元に連れてってくれるなら有難い。七尾に急かされるままに腕を引かれて、更に、更に上の階…4階へと向かった。]
(189) 2015/06/25(Thu) 01時頃
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/* イケメン力()が試される場面なんだろうが一体どうすればいいというのか…!しかも織部と七尾に見られてる状態で…!
(-76) 2015/06/25(Thu) 01時半頃
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─少し前/保健室─
なに、言ってんの。 恵冬は、あたしのこと、頼って、いいんだよー。
[去り際、くるっと振り返ってそう言った。 そのとき、ちゃんと、笑えていたんだろうか。
わからない。あたしにも、わからない。 ただ、ひとつ言えるのは、そのとき、また、すうっと、昂ぶっていた気持ちが、引きかけて、]
(190) 2015/06/25(Thu) 01時半頃
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……たよって、ほしいよ。
[じゃなきゃ、あたし、どうしたらいいかわからない。 やめて、そんなこと言わないでよ。 だって、それがあたしらしいんでしょ?
ぐるぐる、また、考え込みそうになって、 いけない。あたしは、探しに行かなきゃ。 あの子を見つけなきゃ、だから、]
──じゃ、いってくるね!
[片手を上げてご挨拶。それで、走り出したんだった。*]
(191) 2015/06/25(Thu) 01時半頃
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―4階―
万里…!!
[4階に駆け上がって、見つけた。座り込む万里と、その傍に居る織部の姿。急いで駆け寄り、織部が身を引く前に居た位置、万里の正面へと膝を着く。
縮こまって耳を塞ぐ万里の背中に腕を回して、壊れものを扱うかのようにそっと優しく抱きしめた。宥めるみたいに、背中をぽんぽんと優しく叩く。 そうしなきゃ、そうやって包み込んでやらなきゃ、こいつが壊れてしまうような気がした。]
あー…あの、さ、
[でも、これだけじゃだめだ。何か、言ってやらないと。 第一、どうして万里がこんな状態になっているのか分からない。それもあって、なかなか言葉が出てこなかった。 最初に浮かんだのは、「おにいちゃんはここに居る」とか、そんな、万理の兄に成り代わるような言葉。きっと、万里は、兄さえいれば安心するだろうから。 だが、本当にそれでいいのだろうか。それで本当に、万里のためになるのだろうか?]
(192) 2015/06/25(Thu) 01時半頃
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…万里、俺はさ、お前の"おにいちゃん"じゃ、ねえよ。
[少しの間を置いて、そう告げれば、万里はどう思っただろう。そもそも、抱きしめた時点で暴れて嫌がっているかもしれない。が、そうだとしても、それに構うことなく続ける。]
でも、寂しいなら、いつだって一緒にいてやる。 だからさ、もうちょっとだけ、頑張ってみようぜ。 俺も、きっと他の奴らも、お前のこと助けてやれるから。支えてやれるから、さ。
[言い聞かせるみたいにそう告げる。 あの世に行きたいと、幽霊に会いたいと言っていた万里。 そんな彼女を、なんとか繋ぎ留めたかった。このまま放っておいたら、万理が手の届かない場所に行ってしまう気がして、それがどうしようもなく嫌だった。 自分勝手だな、って、心の隅で自嘲した**]
(193) 2015/06/25(Thu) 01時半頃
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[たぶん、皆で一緒にいた方がいい。 それは、チャイムが鳴った時にひとりでいる方が危ないだろう、とか。 気持ちが弱っているのが"ホスト"なら、一緒にいた方が気がまぎれるのかな、とか。 そんないろいろを含めて、とりあえず目先の結論を出す。]
ありがとー、けいちゃん。
[笑って、恵冬にそう言った時だろうか。 ひなこが秋野の名前を呼ぶ。>>187 茫然自失としているひなこから、まさか自分の名前が出てくると思わなくて、秋野は驚いた。]
なあに、ひなちゃん。
[やわらかい声で返した、その次の瞬間だった。 昨日も尋ねられた言葉に似て、指摘されたそれに、秋野の表情が抜け落ちた、かもしれない。 秋野が知る由もないけれど、それは、いつかの誰かに、とてもよく似ていたかもしれない。>>3:53]
(194) 2015/06/25(Thu) 02時頃
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──それ、ひなちゃんには、関係ないよね。
[夢の世界だから、とか。 そんなふわついた言葉じゃなくて、綺麗に、綺麗に突き放す。 踏み込んでくれるなよ、って。 踏み荒らしてくれるなよ、って、それは、防御線だった。*]
(195) 2015/06/25(Thu) 02時頃
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/* これでよかったんだろうかわかりません…ふええ…万理救いたいよぉ…
しかしあれやな…万理と絡んでるとすごくまともでお兄ちゃんじゃん…どうしてこうなった…つかPC視点いつの間にそんなに万里大事になってたんだ…はっ、こ、これが吊り橋効果ry
(-77) 2015/06/25(Thu) 02時頃
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/* あと七尾と帆北ありがとな…PL視点でも4階行くか迷ってたけど背中押された気がした…あと織部と七尾空気扱いでもうしわけなく…つか抱きしめるってやりすぎじゃね…いやそれくらいなら許容範囲だとおもいたい…(ふるえごえ)
(-78) 2015/06/25(Thu) 02時頃
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/* あきのくんが綺麗に踏んでくれて こう
ほすとすごい
(-79) 2015/06/25(Thu) 02時頃
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/* 誰かが、わたしはゴローちゃんと一緒にいるから大丈夫〜って言ってた気がするけど、夜中に男女が2人って別の意味であのその
(-80) 2015/06/25(Thu) 02時頃
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/* ひなこのSAN値が削られていく(おいしい)
(-81) 2015/06/25(Thu) 02時頃
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[駒鳥ひなこの事情を、"ホスト"は知らない。知るわけがない。 ただ、"秋野智広"は、思ってしまったのだ。 真っ青な顔。弱り切った駒鳥ひなこを、見て。
ひなちゃん、だいじょーぶなんかじゃ、ぜんぜんないよ。
(誰がコマドリ、殺したの) (どうして、コマドリ、殺したの)
(──だって、コマドリが、心配だったから)
ずっとずっと、この世界はどこまでも秋野のためでしかなかったし、防御の言葉はあくまで秋野のためだったけど。 たぶん、この時"ホスト"は、決めた。
──ここにいるみんな、無事に帰さないといけないんだな、って。*]
(*2) 2015/06/25(Thu) 02時頃
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/* 全身全霊で本当にごめんなさい ひなちゃん、本当にごめん ごめん
(-82) 2015/06/25(Thu) 02時頃
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[ おとうさん。って。 何で、だろうな。ねえ、どうしてまた、過るのかな。 目の前にいるひと、って。違うよね。わからないよ。 やさしいこえと、つめたくなる、かおと。 ――どうしてずっと、わたしのまえにいるの。
さあって、周りの音が無くなって。 扉の窓、ねえ、また、光が強くなった気がする。
の声しか、聞こえない。 おとうさんの姿が、離れてくれない。 ]
(196) 2015/06/25(Thu) 02時半頃
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/* 神楽がんばれ……!
そして秋野のラスボス感にしびれた
(-83) 2015/06/25(Thu) 02時半頃
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[ 他人の領域を、踏み荒らしてしまった音がする。 知ってるよ。あの時も、拒絶。だった。 わたしは、これを、知っているはず、だったのに。 ―――どうして、駄目なの?もう、ずっと、わたしは、 ずうっと知っているはずだったのに、 どうすれば、よかったんだっけ? ]
………、あ、
[ あ、声、出てるのかな。でてる、よね? …出て、いるよね、それならあとは、ほら、言うだけだ。 相手に合わせる、それだけなのに。 ああ、うるさいな、心臓の音。また、重くなって。 わたしはもう、どれだけ耐えられるんだろう。 ]
(197) 2015/06/25(Thu) 02時半頃
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…… ごめん、ね。そう、だ…よね! 聞いちゃって、ばかだね、わたし…、
[ 声は、自分でも分かる位、震えていた。 怒らないで、そんな顔、しないで。
わたしのせいだ、わたしが、あの時みたいに。 考えなしに言っちゃったから、踏み込んでしまったから。 ―――― の言葉が離れてくれない。 ]
(198) 2015/06/25(Thu) 02時半頃
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[ もう、ぐちゃぐちゃだった。 おとうさんの記憶が現れては消えて、 思い出されてはまた、抜け落ちて。 ずっと、呪いみたいに、離れてくれない。
違う、 のせいじゃない。 そうだよ、わたしの、せい。わたしのせいなんだ。 ]
(199) 2015/06/25(Thu) 02時半頃
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……、ごめん、ね。
[ 立ち上がって、もう、また、罪悪感。 待っててね、って。確かにそう言われたのに。 ほら、やっぱりわたし、自分のことばかり、みたいだ。
あきのくん、じゃない。その奥に見えてしまうもの。 から逃げたくて、顔も、見たくなくて。
ふらついたまま、保健室を飛び出すしか、できない** ]
(200) 2015/06/25(Thu) 02時半頃
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/* 駒鳥ぃぃぃ;
いいんだ、その一歩が大事なんだ
(-84) 2015/06/25(Thu) 02時半頃
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[眠りについた街並みの真ん中を歩く。 軽くも重くもない足取りで、時おり立ち止まって空を見上げていた。
思い返すのは、あの不思議な。どこか冷たい校舎での出来事。あれは、一体。
最期の浮遊感を思い返し、眼を閉じた。 あの、手の中から全てが抜け落ちていくような喪失感は、なんとも例えようがない。
夜空を見上げる。 遠い空の向こうで、救急車の音を聴いた気がした。*]
(+10) 2015/06/25(Thu) 09時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/06/25(Thu) 09時頃
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/* 今回の目標:脱修造 結果:自分に対して超修造
万里ちゃんの女子力がノンストップ
(-85) 2015/06/25(Thu) 10時頃
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/* 女の子陣、5人組アイドルとして売りだそう。 可愛いから。 売れる(確信
(-86) 2015/06/25(Thu) 10時半頃
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[>>192名前を呼ばれ、顔を上げると、神楽の姿が見えて、少しだけ混乱が落ち着いた。頭の中で神楽を仮初の兄として見ていることには気づいていたけれど、それでも、不安定な…にとって、兄の替わりがいることはとても大きいことだったのだ。 神楽に申し訳ないと、神楽は神楽なのだと、罪悪感とともに心の中で思っていても、…にとって神楽は兄でなければ、ならなかった。]
[兄とはちがって丁寧に優しく抱き寄せられて、兄と違うかおりに包まれて、それでも、…は目に見えて安心したように息をはいた。
しかし、続いた言葉に、身体が凍りつく。>>193]
っ、かぐらくん、やめて……!
[それ以上、聞きたくない。もうこれ以上、…の世界を壊さないでほしい。
だって、何をしたって兄の”替わり”はいないって、自分が一番、わかっているじゃない。]
でも、そのみんなだって、一人づつ消えていってる……。
[そう言って、心地よい、神楽の腕を、振り払った。]
(201) 2015/06/25(Thu) 11時頃
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今度はみんなが、神楽くんが、私を置いていくんでしょう!? だったらいっそ……わたしがきえればいいのに!
[そういって、…はお化け屋敷の中へと飛び込む。心の中は、わがままな自分への罪悪感でいっぱいだったけれど、それ以上に、このまま弾けてなくなりたいと、思った。**]
(202) 2015/06/25(Thu) 11時頃
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[ひなこの震える声で、秋野は我に返る。>>198 どうしてそんなに真っ白な顔をしているのか、怯えるように震えているのか、少しも分からなかったけど。 たぶん、言っちゃいけないことを言って、やっちゃいけないことをやったんだろうな、と思う。 ──あの冬の夜、みたいに。
飛び出していくひなこを追いかけることすらせずに、ぼんやり見送る。
視界の端に、恵冬が映る。一連の流れに、彼女はどういう反応をしていただろうか。 恵冬の方を向かないまま、秋野も立ち上がる。 自分がどんな顔をしていたのか分からなくて、あんまり人といたくないなぁ、と思った。]
ごめんね、けいちゃん。 いろいろ教えてくれて、ありがと。
[もう一度礼を言って、秋野も保健室を出る。 ひなこが出ていった方とは反対側に、歩き始めた。*]
(203) 2015/06/25(Thu) 11時半頃
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──回想:冬の夜、それから──
[その人に会うのは、2年と少しぶりだった。>>2:253 顔は忘れていないつもりだったのに、記憶にある顔と随分違うことに、まず驚いた。]
「いきなり、どうしたの」
[弧を描いた唇は、カサついて荒れていて、秋野は困惑する。 長かった髪も、随分傷んでしまっている。頬が白いのは、あの頃のままだった。 母さん。そう呼びかけようとして、その呼称はもう使えないことに気づく。 秋野はもう、認めてしまった。>>1:223 だから、使えない。]
(204) 2015/06/25(Thu) 11時半頃
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……───さん、
[ほんの少しの躊躇の後、慣れない響きで名を呼べば、かつて母だったその人は可笑しそうに声を立てて笑った。 その笑い方が、漸く記憶の中の母に重なってほっとする。 世間話めいた中身のない会話の後に、秋野は進路のことを切り出した。 ──彼女が、理解しがたい目でこっちを見た瞬間、自分は失敗したのだと悟った。 聞かないでよ、と彼女は言った。]
「もう、他人なんだから」
[納得して、お前も理解したはずじゃなかったの。 視線。無言の圧力。呼吸を、忘れた。]
(205) 2015/06/25(Thu) 11時半頃
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──じゃあ、他人じゃなかったら、いい?
[いやに冷静に、自分の声が響いていたことを覚えている。 それに対して、彼女が歪な笑みを浮かべたことも。
彼女の背後に白いシーツがあることを、視界の隅で確認しながら、身を寄せる。 華奢な手首を柔く引いて、触れた。 長い髪。白い肌。 いざ触れてみたら抵抗されるんじゃないか、と思っていたけど、彼女はそうしなかった。 してくれればよかったのに、と、責任を人に押し付ける子どもの思考で、秋野は思う。 そうしたらきっと、自分はそこで立ち竦んで動けなくなった。 動かずに済んだのに。 だけど現実はそうならなくて、秋野はそのまま彼女の身体を押す。 ふたりぶんの影が重なった。重なって、しまった。]
(206) 2015/06/25(Thu) 11時半頃
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[そうやって一度しがみついたら、ひとりきりの夜を、仕方ないと諦める方法を忘れてしまった。 夜の静けさに耐えがたくなるたびに、足は彼女のアパートへ向かう。 辻褄の合わない夢の中にいるみたいで、ひどく現実味がなかった。 だから秋野の毎日は、あの冬の日からもう殆ど、どこか醒めない夢のようだった。
少しずつ薄れていく"母"の顔は、もう随分と朧ろだ。 代わりに、"彼女"の顔で、どんどん上書きされていく。
血の繋がりで結ばれた母子の関係なんて、"かみさまの言葉"の前には、何の役にも立たない。 世間的には何より確かで強固なものだったとしても、ほら、こんなにも不確かだ。
こうやって振り切られて、みっともなく縋りついてみて、気付くことがひとつだけある。 あの頃、母らしいことを、殆どしない人だったけれど、──母であろうとは、していたのかもしれなかった。 そんなことを、失ってから初めて、思った。**]
(207) 2015/06/25(Thu) 11時半頃
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─4階─
[ふい、と身を引いた。 しずくを抱きしめる神楽に、 なんだか、見てちゃいけない気がして、視線をそらす。
ただ、見つかって良かった、本当に。 あの子が、どこか、行っちゃわないで。 また、おかしな人形が、現れたりしないで。
安心したら、力が抜けた。 何かが身体から抜けてくみたいに、深く息を吐いて、 壁に背中を預けたら、思ったより、力が入らなくて、 ずるずるとその場に沈む。しゃがみこむ。
本当に、良かった。 良かった。けど、次は、何しなきゃいけないんだっけ。
同じように道を開けていた織部>>185をちらりと見上げる。]
(208) 2015/06/25(Thu) 11時半頃
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……ありがと、織部。 しずく、見つけてくれて。
[ぽつ、ぽつ、言葉を吐く。 さっきまでみたいな勢いはないけど。]
昨日、さー。 あのあと、ここ、できてて、 秋野と、見つけたんだけど。 なんなんだろうね、一体。
[明るくなったけど、なにもわかんないなあ、って、 小さく笑う意味>>10は、伝わらないかもしれないけど。]
(209) 2015/06/25(Thu) 11時半頃
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[あのさーあ、って、少し唐突だけど、言う。
わかんない、って答えたことを思い出しながら。 だって、わからないのだ。ここが何なのか、誰の世界なのか、 その誰かが、何を望んでいるのか。どうすれば、みんな、幸せなのか。 あたしがしてること、間違ってるのか。みんなを傷つけているのか。 考えたくなくても、押し込めても、飲み込んでも、立ち止まるとまた蘇る。]
──織部が、この世界の持ち主だったら、 どうしたい?なにしてほしい?
[それとも、自分じゃない、と言うんだろうか。 わからない、けど。わからないから、変なこと聞いて、ごめん。]
(210) 2015/06/25(Thu) 11時半頃
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あのとき、
[思い出すのは、また、夕焼け。鮮やかな赤色。 放課後の教室と、ゲーム機。ぽつぽつ交わした言葉を、 それらを、思い出して、]
──がんばれ、って、言わない方が良かった?
[その意味が伝わらなかったなら、それはそれで、いいのかもしれない。少し、寂しいけれど。
ごめん、あたしらしくもないことを言って。 顔を、上げれなかった。]
(211) 2015/06/25(Thu) 11時半頃
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[ずっと、考えている。 あのとき、風子を引き留めていたら。 寺田をほっていかなかったら。 あるいは、今、ひなを、置いていったから、 ここに、神楽を連れてきたから、
何か、起こるんじゃないかって。 あたしが、みんなを、壊してるんじゃないか、って。]
(212) 2015/06/25(Thu) 11時半頃
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[あたしはホストじゃない。 そう思った瞬間が、確かにあった。
あたしがホストなら、みんなを、自分の内側に招き入れたり、できない。 それは、とても悲しいけど、寂しいけど、酷いけれど、 あたしに、その勇気はない。
けど、さっき、気付いた。 恵冬の言葉に、やめて、って思ったあたしは、 七尾朱美は、他人の視線に生かされているから、 あたし、ひとりになれない。あたし、が、わからなくなる。
あたしが、みんなを、殺すのかもしれない。 希望を探すフリをして、みんなを、突き飛ばしてるのかもしれない。
ああ、また、ほら。 考え込むと、蝕まれて、動けなくなる。 息ができない。]
(213) 2015/06/25(Thu) 12時頃
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[動かなきゃ。 すぐに戻ると言ったから。 立ち上がって、笑って、しずくを励まして、 大丈夫、って言って、神楽にも、お礼を言うか、ハイタッチして、 それから、それから。
……ああ、なんて傲慢。*]
(214) 2015/06/25(Thu) 12時頃
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/* 飯時にこの回想見せられた人はマジごめん
(-87) 2015/06/25(Thu) 12時頃
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/* 1村の時3d時点でみんなこんなに消耗してたっけと思ったけど、見に行ったらやっぱりそこまで消耗してなかった。 内装が文化祭、は、1dからガンガンえぐってくるんで消耗早いんですかね 学んだ
(-88) 2015/06/25(Thu) 12時頃
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[だけど、あの子がまた、叫んだ>>202から、 また、何かに操られたみたいに、身体が、動く。 と期待したのに、思ったより、ぎこちない。
顔を上げて、立ち上がって、引き留めなきゃいけないのに、 できたの、ひとつめだけだった。]
しずく、まって……!
[声はかすれた。 立ち上がろうとして、足に、思うように力が入らなくて、壁に手をつく。
ああ、だから、立ち止まっちゃ、ダメだったんだ。
行かなくちゃ。 行って、細い腕を掴んで、こら、って少し怒って、それから、笑わなくちゃ。
なんだか、泣きそうになる。 魔法の呪文は、霞んで消えた。*]
(215) 2015/06/25(Thu) 13時頃
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[これから冬へと移る予兆を感じさせる冷たい風は、少しずつ校舎での出来事を思い出させた。
ひなこに連絡を取ろうと携帯を出して、そういえば校舎は圏外だったことを思い出す。 そうでなくても、きっと届くことはない。
あれは、誰かの頭の中の出来事だったのだから。
そういえば、]
ホスト、誰だったんだろう。
[救急車のサイレンがこびりついて離れない。*]
(+11) 2015/06/25(Thu) 13時半頃
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[恵冬の話を聞き終えて、秋野が語った言葉は奇しくも七尾のそれと重なった>>175
状況とか、タイミングとか。 そういうものがあるから、恵冬はその時、彼のどこか奇妙なほどあっさりした反応に違和感を抱かなかった。
それ以上にひなこの様子が心配で、彼女の側へと小走りに向かう。 七尾と入れ替わるみたいに傍らに落ち着いて、彼女の手を握りしめようと手を伸ばした。
彼女が嫌がらなければ、両手でそっと包み込むみたいに]
(216) 2015/06/25(Thu) 13時半頃
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[少し前に、頼って欲しいと呟いた七尾のこと>>190>>191を思い返す。
たよってほしい。
言葉は人を支えようとするそれなのに、響きはどこか縋るみたいだった。 その真意は恵冬にはわからないけれど、気持ちの方は、少しだけわかる気がする。
ひとりじゃくじけてしまいそうなほど怖くても、側に誰かがいれば心強い。 誰かが頼ってくれるということは、それだけで不思議と勇気をくれる。
傍らのひなこに視線をそっと流し、そんな事実を咀嚼する]
(217) 2015/06/25(Thu) 13時半頃
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……ななちゃんは、強い自分でありたいのかな。
[ほとんど音にならない声で、そんな言葉を転がした。
恵冬は、強い自分でありたかった。 本棚の間で蹲り、本の世界に逃げ込む子供じゃなく。
きちんと、現実に向き合える大人になりたい。
それだけの事が、なんでこんなに難しいんだろう。 帰る家の事を思い浮かべると、途端に喉が詰まって息苦しい*]
(218) 2015/06/25(Thu) 13時半頃
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――本の世界は、いつでも優しい――
[ヒビの入ったガラス玉のようだった恵冬の家が、決定的な亀裂を深めたのは中学生の頃だった。
母と祖母は折り合いが悪くて、互いにほとんど言葉を交わさない。 そんな妻と実母の関係を、父は閉口したりいい加減にしてくれと声を荒げたりしながら、なんとか繋ごうとしていたと思う。
恵冬は、いつでもそんな父を見ているだけだった。 母の聞き苦しい祖母に対する酷評に耳を塞ぎ、母の家事の至らない点にひとことふたこと、鋭い批難を挟む祖母の険しい表情に、脅えながら目を逸らした。
逃げ出したければ、いつでも本の世界が恵冬を待っていてくれる。 そうやって、物語の中、登場人物たちの悲劇や苦しみに自分の気持ちを重ねて、家族の前で流せない涙を零した]
(219) 2015/06/25(Thu) 13時半頃
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[物語は、結局物語でしかない。 どんなに胸が張り裂けそうでも、それは恵冬の身に実際に降りかかった災いではない。
――恵冬を傷つけることもない。
そんな虚構の、優しい世界に逃げてばかりいたからだろう。 1年生の秋、現実から目を背けつづける恵冬に、罰が当たった。
あれは、たしかお昼休憩に入る前の授業だったと思う。 国語の教科書の中、書かれた「主人公のきもち」について、話し合っていた時だった。
担任の先生が駆け込んできて、父が職場で倒れたと知らされた]
(220) 2015/06/25(Thu) 13時半頃
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[慌てて向かった病院。 病室に入る直前に、お医者さんの声がして足を止めた。
「過労とストレス」「命に別状はない」「今までのように仕事を続けるのは難しい」 「そんなこと言われたって!」「私達の生活はどうなるの!?」
淡々とした説明と、母のヒステリックな感情論。 扉を潜るのが恐ろしくて、足が竦んで、じっとその場に立ち尽くす事しかできなかった。
甲高い声の詰問が、恵冬の世界を全部引き裂いて、紙くずにしてしまうんじゃないかって、そう思って]
(221) 2015/06/25(Thu) 13時半頃
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[お母さんやめて、お医者さんが聞いてるよ。 お父さん、そこにいるの? お母さんの言葉を聞いてるの?
お母さんも辛かったけれど、お父さんだって、ずっとずっと辛かったんだよ。
私だって、聞いてるのが痛いよ。哀しいよ。 一緒に協力するから、もう誰も責めないで]
(222) 2015/06/25(Thu) 13時半頃
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[一言だって伝えられずに、私はまた本の世界に逃げるんだ*]
(223) 2015/06/25(Thu) 13時半頃
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――現在・保健室――
[そうやって追想に沈んでいたのはきっと、それほど長い間の事じゃなかった。 でもその間に少し、風向きが変わり始めてた]
……ううん。 秋野くんこそ、聞いてくれてありがとう。
怖がらないで、いてくれて。 話したこと、負担になっちゃったらどうしようって、それだけ――
[怖かった。 続けようとした矢先に、それまでほとんど口を開かなかったひなこが、秋野を呼ぶ>>187 血の気を失った青白い顔で、それでも確かに、彼へと訊いた。
“どうしてそんなに、変わらないの?”]
(224) 2015/06/25(Thu) 13時半頃
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……ロビンちゃん?
[秋野くんが変わらなくてよかった。 そんな事を思ったばかりだったから、虚を突かれて呆然とひなこを見つめる。
変わらないのは、きっと秋野の強さだ。 どんな時でも自分のペースを保って生きている、そんな彼を羨ましいと思っていたから。
――だから、当の本人が返した言葉>>195に、息を呑んだ]
(225) 2015/06/25(Thu) 13時半頃
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[父親が身体をこわして、恵冬の家の亀裂は決定的なものになった。
母と祖母が、「こんなことになったのはお前のせいだ」と事あるごとに衝突を繰り返す。 母は生活費を工面するために仕事で家を空ける事が増え、忙しい日々にいつも苛々していて。 恵冬の些細な言動に、怒りを爆発させるようになった。
罵倒されないように、否定されないように、縮こまって口を噤むことが増えた。
じっとして、大人しい子でいれば。 手のかからない娘でいれば、私は“いい子”でいられるよね、って]
(226) 2015/06/25(Thu) 13時半頃
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[そうやって、じわじわと追い詰められながら、それでも強く、思うんだ。
誰にも知られちゃいけない。 幸福で、両親に愛されてぬくぬく育ってて、祖母も家族だんらんの輪の中にいて。
そんな家庭じゃないって知られたら、きっと誰かに口出しされちゃう。
もしそうなったら、今度こそ、恵冬の家族はばらばらになってしまうんじゃないかって思って]
(227) 2015/06/25(Thu) 13時半頃
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[お父さんとお母さん、すごく仲がいいの。 お祖母ちゃんとお母さんはたまにちょっと喧嘩するけれど、すぐ仲直りしちゃうんだ。
笑顔で、そうやって嘘を吐く。
踏み込まないで。 余計な首を突っ込まないで。
――私、これ以上辛い目には遭いたくない]
(228) 2015/06/25(Thu) 13時半頃
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[今、ひなこを突き放した秋野の声は。 温度を感じさせない瞳で、無表情にひなこを見つめる様子は。
誰かの善意に大事なものを壊されちゃうことに脅える
そんな、いつもの恵冬みたいだ]
(229) 2015/06/25(Thu) 13時半頃
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[なんて言えばいいのかわからない。 どちらに、どう言葉をかけていいものか。
何もできずにいるうちに、ひなこが弱々しく立ち上がる>>200 そっと重ねた掌の下から、彼女の手がするりとすり抜けた]
ロビン、ちゃ……。
[ひなこの手をしっかり掴んで、引き留めておきたかったのに。 再度伸ばした掌は、彼女が実を翻したために空を掻く]
(230) 2015/06/25(Thu) 13時半頃
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ちょっ、ちょっと待ってロビンちゃん、ひとりっきりは危ないよ……!
[それっきり飛び出していくひなこと、ぼんやりと佇む秋野>>203を交互に見遣った。 どうしよう、私、どっちの側にいればいい……? 迷う間に、秋野もまた保健室を去ろうとしはじめて]
――っ、秋野くん!
[ようやっと絞り出した声を張って、何が言いたいのかわからないまま、彼を呼びとめた。 彼が立ち止まらなくても、振り返らなくても、続ける]
(231) 2015/06/25(Thu) 13時半頃
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秋野くんは、自分が『ホスト』じゃないって自信、ある!?
私、そんな自信持てない……! 皆を追い詰めてるのが私だったらどうしようって、そう思ったらすごく怖い……!
[だからどうした、というわけでもないけれど。 そんなことないよって、励ましが欲しいのともきっと違う]
みんな、そうなのかな……! みんなみんな、怖いこと抱えてるのかな、辛いのかな……!?
もし、もしそうなら……!
(232) 2015/06/25(Thu) 13時半頃
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[そうなら、どうしたいんだろう。 そこまで感情に任せて叫んだっきり、恵冬は続ける言葉を見失う。
一瞬の間。 何かを続けようとして開いた口を閉ざし、ぎゅっと手を握った]
私、ロビンちゃんを追いかけてくる!
秋野くんも、教室に帰ってきてね、きっとよ!
[話をそう締めくくって、保健室の床を蹴る*]
(233) 2015/06/25(Thu) 13時半頃
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―1F女子トイレ―
[ ざあ、って。個室、水の流れる音。 流す音、じゃなくて、まぎれさせる音。 吐き出そうとする音とか。咳き込む音、とか。 とうとうこらえきれなくなって、すすり泣く声、とか。 それを自覚しちゃって、 ごめんなさいって、うわごと、とか。
頭の中に浮かんでしまう、 おとうさんの声とか、冬の光景とか。 あの人のマネキンに、何かが、起こったことに。 いつまでも気付けなかった、罪悪感、とか。
わたしのきたないもの、ぜんぶ、ぜんぶ。 上から強引に塗りつぶすみたいな、音。 ]
(234) 2015/06/25(Thu) 13時半頃
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……ぅ、ぇ
[ でも、なんにも、なかった。吐き出せるもの。 吐き出しちゃ駄目だって、いつかの光景に言われて、 喉の奥、つっかえるみたいに。 気持ちだけ、どんどん重くなる。
吐き出したかった。でも、これって多分罰だ。 壊しちゃった、踏み込んでしまった、 自分を守ってばかりのわたしに対する、罰だ。 だから、きっとずうっと、抱えたままだ。
ああ、口の中がただ、すっぱい。いやな味。 …わたし、しんじゃうのかな。 ]
(235) 2015/06/25(Thu) 14時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/25(Thu) 14時頃
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[ 思い出す。 小さく聞こえた、傍にいた>>216優しいあの子の話。 人の中に、閉じ込められちゃうって、話。 それが本当かどうかは、わからない。誰もきっと。 でも、この状況で、それを正面から否定も出来ない。
あの時、一瞬、やってしまった"誰か"って。 わたしなのかなあ、って思ってしまった。 だけど、今は違うって、言えるよ。 ]
(236) 2015/06/25(Thu) 14時頃
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[ あの日から、嘘をついてばっかりだけど。 隠しごと、してばっかりだけど。 だけどね、絶対、言えること。
わたしが、ホスト、ってひとなら、 こんなところつくらない。閉じ込めない。 装飾が、光が嫌なんて、そんな理由じゃ、ない。 あのね、自分のなか、絶対みられたくないんだ。 自分だけ考えてるって、そんな汚いところ。 わたしのそんな中身を見てしまった時の、皆。 想像しただけで、わたし、もう、いきていけない。 ]
(237) 2015/06/25(Thu) 14時頃
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[ レバーを引く。水がまた、塗りつぶしていく。 息が荒いなあ、って、ぼんやり思った。
でも、もう、"だいじょーぶ"。 全部塗りつぶしたら、また教室に、… 行けるのかな、あきのくんに、踏み込んじゃったのに。 嫌われちゃった、かな。もう、だめだな、わたし。
思うと同時に、また水を流す。塗りつぶされていく。
―――手が、つめたい。
さっき、ずっと誰かに握ってもらった、筈なのに。 ずっと前、わたしがいるって、 そう誰かに差し伸べた、はず、なのに* ]
(238) 2015/06/25(Thu) 14時頃
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/* ちょっと待ってちょっと待ってあーーーーーーー
(-89) 2015/06/25(Thu) 14時半頃
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/* 今外なので泣かせるのやめてーーーーーけいちゃんーーーーー
(-90) 2015/06/25(Thu) 14時半頃
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/* あと母らしいことをしなかった人だって言ったけど、秋野の名前つけたのはおかーさんの方だと思います 広い智、だから 北洋を勧めたのもたぶんそのあたりから おとーさんはたぶんただのATMみたいな存在です 金は出してくれる
(-91) 2015/06/25(Thu) 14時半頃
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/* 今回個人的な感覚では 恵冬:めちゃくちゃいいこ ひな:なぜかまだこわい 芽耶:かわいい ヒロインっぽいかわいさ?かわいい しずく:あざとい 朱美:女々しい
みたいないめえじです
(-92) 2015/06/25(Thu) 18時頃
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[同級生のああいう場面>>192を見るのは、何となく気恥しい。 自然と、彼等には背を向けて、気の抜けたようにへたり込んだ>>208七尾の傍に歩み寄った。
ぽつり、と。投げられた感謝の言葉>>209には、適当な相槌を返す。眼前の催し物の話も、今は、後回しだ。]
それより、お前……。
[大丈夫か、と続けようとした言葉は、唐突な問>>210に遮られた。]
俺、なら?
[目を瞬かせて、数秒の後、小さく笑った。]
(239) 2015/06/25(Thu) 18時頃
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……何だろ、思い付かねーけど。 あぁ、でも、マネキンはねーかな。
[苦笑して、茶化して、誤魔化す。 きっと、自分は、彼女が求めるような問いかけを返せない。
この状態が何を示しているのかも、ホストとやらが何かを求めているのかも、分からない。 どうやって手を伸ばせば良いのかすらも分からないのだから。
全く、本当に情けない。そう思う。]
(240) 2015/06/25(Thu) 18時頃
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[けれども、あくまで分からないのは、この場所の話だけ。
俯いたままに向けられた問いかけに、浮かんだ景色。彼女の髪の色にも似た、鮮やかな赤色の教室。 その時の自分の気持ちは、嫌ってほどわかる。]
……えぇと、嫌だったとか思わなかったし、 頑張ろうって気にはなったし……
[あぁ、畜生。そんな建前みたいな言葉しか吐けない自分が嫌になる。
正直に言おう。確かに、何がわかるんだ、とも思った。八つ当たりにも似た気持ちを抱きもした。 けれど、それ以上に――。]
(241) 2015/06/25(Thu) 18時頃
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その、俺は、嬉しかった。あの時。 応援してくれて。話、聞いてくれて。
[背中を押してもらった事は、心強かったし、素直に嬉しかった。 それだけは、紛れもない本心だ。伝わるかどうかは分からないけれど。
ただ、自分に勇気がないだけだ。 母を説得する自信も、何かを捨て去る覚悟も、夢の為に我武者羅に進む気概も、何もかも。 わかっている。わかっては、いるのだけれど。]
(242) 2015/06/25(Thu) 18時頃
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[上手く言えずに、やはり、口ごもる。本当に、勇気がない。
現に今、目の前で項垂れる彼女>>214に、なんて言葉をかければ良いのか分からない。]
……つーか、お前も、
[無理はすんな、と。 辛うじてかけようとした言葉は、叫び声>>202にかき消される。 暗がりに消えていく背中を追う為に、咄嗟に踏み出した足は、それ以上進まずに。
自分に向けられたのとは違う、掠れた声>>215に呼び止められるように、足は縫いつけられて。 遠ざかる足音を、ただ、見送るだけだった。**]
(243) 2015/06/25(Thu) 18時半頃
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[保健室を出ようとする、その直前。 背後から呼び止める声が聞こえて、秋野は驚いて立ち止まる。>>231 顔を合わせたくないなぁと思っていた筈なのに、反射で振り向いてしまった。 叫ぶように問いかけられて、言葉をなくす。 だけどそれは、ひなこに問われて一瞬言葉に詰まった時とは、確実に違う。>>194]
"ホスト"って、……だって、
[それ以上、言うことが出来ない。そして同時に、気づかされてしまう。 たぶん、恵冬から話を聞きながら、秋野は安心していた。 "ホスト"になりやすいのは、女性や幼い子供。精神的に衰弱した者。>>1:232
──ああ、違うな、俺じゃないや。 文化祭を象った夢の世界。確かに心が弾んだけれど、皆がとてもとても不安そうで。 だから、俺じゃなくて良かった。そう、思ったから。]
(244) 2015/06/25(Thu) 19時頃
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[自分は自信がない、怖い、と叫ぶ恵冬の真っ直ぐさに、返せなくなる。 そうして、みんなそうなのかな、と、自分以外にもきちんと思いを巡らせる彼女に。 感じたのは、いつかも思った「眩しいなぁ」という感情だ。>>127 だけど、今、秋野はそれを口に出来ない、と思った。 どうしてかなんて、分からないけど。 恵冬も、それ以上は言葉を続けなかった。
ただ、最後に自分にかけられた言葉の意味だけは、理解できたから。>>233]
……分かっ、た。
[かろうじて、たった一言を絞り出す。 本当に今の自分に教室に戻る気があるのか、とかそんなことの前に、そう答えることで安心して欲しかったのかもしれない。 駆け出した恵冬に、その小さな声はきちんと届いたのかどうか。 廊下の向こう、遠くなる背中を見送った*]
(245) 2015/06/25(Thu) 19時頃
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──1階・空き教室>>3:3──
[分かった、とは答えたものの、すんなり教室には戻れなかった。 集合場所のようになっている教室に戻れば、誰かと顔を合わせてしまうことになるかもしれない。 そもそも、ひなこだって戻ってくるかもしれないのだ。 逃げ出すように保健室を飛び出した姿。 向こうも顔を合わせるのは嫌だろうなぁ、と思ってしまう。
それでも恵冬にああ言った手前、教室から遠ざかるのも、と考えた結果、秋野が選んだのは、3-1の教室に程よく近い空き教室だった。 教卓の影に隠れるようにして、廊下からは見えづらい位置に腰を下ろす。
顔を上げて、窓の向こうの空を眺める。 きっと秋野らしくない、どこか重たいため息が零れた。 どうしてこんなに心が詰まったようになっているのか、自分のことなのに理解が遠くて、だけど。]
(246) 2015/06/25(Thu) 19時頃
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[──だいじょーぶ、大丈夫。
何だか、此処に来てから、その言葉をたくさん聞いているような気がした。 あんまり、そういう寂しいことを言わないでほしいなぁ、と思う。 それは、とても寂しい言葉だよ、って。
保健室で懸命にひなこに声をかけていた朱美、とか。 秋野を呼び止めてくれた、あの物知りで優しい恵冬、とか。 もしかすると今はもう現実に帰っているのかもしれない徹、とか。
誰でもいいから。 誰かがひなちゃんにそう言ってくれたらいいのになぁ、と、秋野は思った。
思いながら、また、ため息。 ……なんか、なんだろう。疲れたなぁ。 ごめん、けいちゃん。教室に戻るの、もう少しだけ待って欲しい。 あとちょっとだけ、ここで休んでから行こう。**]
(247) 2015/06/25(Thu) 19時頃
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/* アッ気まずい思いさせてごめんなそこまで、こう、レンアイっぽい意味込めなかったつもりだし普通にしてくれててよかったんだぜ…だぜ…
(-93) 2015/06/25(Thu) 20時頃
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[ 最後、レバーを引いて、立ち上がる。 全然吐き出せなくて、水が流れるのを、ぼんやり見て。
……行きたくないなあ、って、思ってしまった。 約束したのに、それなのに、嫌われた、って。 そっちの方が、ずっと重い。いつまでも。
教室のある一階、論外。 マネキンを見てしまった、三階、行きたくない。 ああ、そういえば…上>>153、って、どこだろう。 行きたくないな。誰かのいる場所は。 ……どうしよう、かな。 ]
(248) 2015/06/25(Thu) 20時半頃
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[ どうしようって、ぼんやりした頭で考えて、 とりあえず、って、光の中、ふらりと階上へ歩み出す。 トイレから出る際に見えた、鏡に映った自分の顔。 それは、かつて壊した巣の中で、ごめんね、って。 そう、弱弱しい笑顔を浮かべていた、母に似ていた* ]
(249) 2015/06/25(Thu) 20時半頃
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[万里を抱き寄せた時、彼女は安心したように息を吐いた>>201が、兄じゃないと否定する言葉を告げれば、その体が凍りついき、腕も振り払われてしまう。 『一人ずつ消えていってる』、ということは、相馬に続いて、まだ、誰かが消えて、その誰かを模したマネキンが現れたのか。そして、万理はそれを見て、あの悲鳴を上げたのだろうか。]
…万里、俺は、
[置いていかない、と続けられなくて、唇を噛む。この世界のことはなにもわからない。 また誰かが居なくなるかもしれない。それはもしかしたら俺かもしれない。俺は絶対にここから居なくならない、なんて、そんな気休めは言えない。
そのままお化け屋敷へと消えていく万里の背中>>202を見ても、足を踏み出すこともせず、ただ悲しげに見送った。 昨日の夜は、背中から離れて距離を取られただけだったけど、今度は、拒絶された。]
(250) 2015/06/25(Thu) 20時半頃
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…悪い。俺には、無理だった。 俺はしばらく、此処で、アイツが出てくるの待ってる。
[後ろの二人を振り返りつつそう告げて、お化け屋敷の入口近くに座り込み、少し疲れた様子で壁に背を預ける。 七尾はここに連れてきてくれたし、織部は場所を譲ってくれたのに、何もできなかった。 結局、"神楽桂一"では駄目で、"おにいちゃん"でなければ、万里は救えないのかもしれない。 少なくとも今、これ以上万理にかけてやれる言葉は思いつかなかった。 あの様子じゃ、何を言っても聞いてくれなさそうだし、一人で落ちつく時間が必要なのかもしれない。 だから追いかけることはしないけど、せめて、ここで彼女が出てくるのを待っていようと思った*]
(251) 2015/06/25(Thu) 20時半頃
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[>>189万里がどこかに行ってしまった。その言葉だけで、慌てるには十分だった。 階段のほうへ向かっていった神楽とは反対方向を探し続ける。 もし神楽の向かった方向にいればいいが――何の事情も知らない俺には、どうしようもなさそうだったから。
だが、相馬や藤堂がいなくなったように。 もしかしたらまた誰かがいなくなってしまうのではないか。
昇降口の外の、藤堂に似たマネキンを見た瞬間に込み上げてきた、何とも言えない感情の正体。 それは不安だったのか、それとも。]
……くっ。
[考えながらも、2階の教室を片っ端から探す。 だがやはり見つからない。ということは、3階なのだろうか。 神楽が先にそっちへ行っているだろうが、俺も上階へ駆け上がってゆく。]
(252) 2015/06/25(Thu) 21時頃
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― 3階・進路指導室 ―
[だから、当然のように見つける。その部屋を。>>2:325
読めない字で書かれている進路表の、紙の山。 その中に埋もれている、頭が砕けたマネキンを。
入り口でその姿を確認し、硬直した。 身に纏っている服装、そして背丈は明らかに男子のものだ。
……俺の他に、教室に戻っていない男子が1人いることを思い出した。*]
(253) 2015/06/25(Thu) 21時頃
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/* 委員長上着脱いでたし、見た目からはたぶん分からないはずだな?
健五郎が会ってない男子は委員長と織部。 身長差はあるけど、紙に埋もれてるから気付かなかった体で。
織部えええ! と叫んで、盛大に人違いするギャグシーンやろうかと思ってやめました
(-94) 2015/06/25(Thu) 21時頃
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/* そしてカーディガンを見落とすという有様>メモ
……まあ、委員長の体にカーディガンかかってても、より誰だかわかんなくなるくらいで支障はないというか。
でも触れないのはさすがにまずいか。ごめん!
(-95) 2015/06/25(Thu) 21時半頃
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[マネキンの体を覆い隠している誰かのカーディガン。 それによってワイシャツを染めている赤色は見えない。 誰なのか判別つかないことに変わりはなかったが。
まるで相馬の姿をしたマネキンのようだ、と想起する。 ここで何が起こったのか、誰が何をしたのか、その一切を俺は知らない。
部屋の中に一歩も踏み入ることはせず、進路指導室を後にする。
――根拠は無いけれど、思うことがひとつ。 ここからいなくなった生徒と、それに代わるようにして出現したマネキン。 そして、ハルと別れた際の、彼の吹っ切れたような表情。
自分と向き合った者はここから脱出できて、そうでない者はいつまでも残されるのではないか。 そんな予感が頭の中に浮かび上がった。
……今はとにかく、万里だ。 いなくなったらしい万里がどこにいるのかを探さなくてはならない。*]
(254) 2015/06/25(Thu) 21時半頃
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[帰ってきて。そう言った弟>>+5を思う。 帰るって、どこに帰るんだろう。帰るところだった親父はもう居ないのに。
親父と母さんが結婚して三年。 未だに、『住む家』を『帰る家』と思っていないことに今更気がついた。]
(+12) 2015/06/25(Thu) 22時頃
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[『住む家』と『帰る家』は必ずしも同一ではない。 どちらも体を休めたり、ものを食べたり着替えたりと、大方の機能は変わらない。
変わるのは気持ちだ。 ただ唯一の相違点は、非常に大きな相違を生む。
例えば、『住む家』からの脱出を願った自分のように。]
(+13) 2015/06/25(Thu) 22時頃
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[例えばの話。 親父が生きていると、そう仮定した話。
多分、進学を選んでいた。 科学が、その中でも化学が好きだから、それに関連した学科を選んでいたと思う。 もしかしたら、工学を選んでいるかもしれない。ものを作ることは好きだ。特に、出来上がったものが思い通りだった時の嬉しさといったら。 大穴で法学かも。多分、弁護士よりは研究家になってる気がするけど。
所詮、例えばの話。 所詮、仮定の話。*]
(+14) 2015/06/25(Thu) 22時頃
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/* やばい……ねむい 酒ちょっと入ってしまって うぐ
(-96) 2015/06/25(Thu) 22時頃
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マネキンは、ねー。 いなくなっちゃう"代わりに"って、 そーゆーことなのかも、しんないけど、 わかんない、よね。
[合わせるように、口調はふわふわと浮ついて、 つま先を見つめる。あたしにも分からない。 この世界に"ホスト"が何を求めるのか。 何を求めたら、こんな世界になるのか。
だけど、 また、何かに蝕まれそうになった気持ちは、 ゆっくり、けど、はっきり返ってきた言葉に、 ぐっと引き上げられた、気がする。]
(255) 2015/06/25(Thu) 22時頃
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……ありがと、すごい、元気出る。
[また顔を見上げて、いつもほど、元気ではないにしろ、 にいって笑ってみせることができたくらいには。 そして、それって、とても大事だ。]
……織部、すごいよね。 ちゃんと、先のこと考えて。 やりたいこと、あるんでしょ?
[苛立ったような表情を、思い出す。 荒い口調で吐き捨てて、バツの悪そうな顔をする姿に、 ああ、このひとも、 なにかを耐えて、なにかと戦ってるんだ、 って、ぼんやりと思って、でもそれ以上、踏み込めずに。
なら余計に、ちゃんと帰る方法見っけないと、なんて、 今の状況では、あんまりにも不吉っぽいので、]
(256) 2015/06/25(Thu) 22時頃
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もし、ちゃんと帰れたら、将来の夢、教えてよ。 .
(-97) 2015/06/25(Thu) 22時頃
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──、────。
[ダメ?って言いながら、自然と顔がほころんだ。]
(257) 2015/06/25(Thu) 22時頃
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[よーし、がんばろうって思う、これは本心。 嘘でもなんでもない。届くかもわからない。 だけど、あたし、もう少し頑張りたい、な。
……こころばかりが、また奮起して。]
あたし、バカだし、 織部みたいに、人のフォローしたり、 先のこと見据えて、動けないけど、 あたしも、ちょっとは、
[みんなの力になりたいなあ、って、言おうとして、 織部が何か言いかけた>>243のに気付いて、 口を止めて、何だろう、って、ふと、顔を見つめ返して、
そうして、叫び声>>202が響いた、のだ。*]
(258) 2015/06/25(Thu) 22時頃
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/* 心配しすぎかもしれないけど織部さんあまりに自分のことに時間を割いてないように見えるので、 もういっそ地雷踏抜きで避けられるようになってもいいからプレッシャーをかけていくスタイル
(-98) 2015/06/25(Thu) 22時頃
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/* 最終日組を見ると、あれだな。 俺だけが孤立しそうだな(
何かしら食い込めるように頑張るかー。 とりあえず過去回想落としきり→擬似落ちロル→立ち直り で考えてるけど、長いなおい
(-99) 2015/06/25(Thu) 22時半頃
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/* ぎにゃー落ちロル書いておいてよかった…… お風呂だけ先にはいりたい〜〜間に合うかな…
(-100) 2015/06/25(Thu) 22時半頃
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─現在/4階─
[がんばろう、と思ったばかりのはずなのに、 言うことをきかない身体に、ただ、焦りばかりが募る。]
──ま、待つ、って、追いかけ、ないと……
[ここで待つ。そう宣言した神楽>>251に、 思わず、口ばかりが動いて、 だけど、思わず顔を上げて見据えた神楽の表情に、 もう、何も言えない。]
(259) 2015/06/25(Thu) 22時半頃
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……ごめん、なんでもない。
[項垂れる。ごめん。考えなしでごめん。
ああ、また、ほら。きもちばかりが奮起するのに、 いつも、同じ所で立ち止まってしまう。
あたしに何ができるのか。 「なんとかしなきゃ」が先行して、 結局、何もできていない。身体が、動かない。
ああ、また、ほら。 心と身体と、全部、バラバラに、はぐれていく──*]
(260) 2015/06/25(Thu) 22時半頃
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[どうしてか、暑くもないのに、心臓がうるさかった。
すぐに戻るから。そう言ったことを思い出して、 あたしが置いてきた、かわいいかわいい女の子を、 あたしが引き剥がした、小さな手を思い出して、
表情がこわばる。 カラカラの口内をごまかすように、唇を舐めた。]
……あたし、一旦、戻るね。 みんなで一回、集まった方がいいね、って、 さっき、そう言ってたからさ、 しずくのことも、みんなに伝えてくる。 ……たぶん、教室か、保健室。
[逃げるみたいだ、と思う。 実際、逃げるんだよ、って、囁くあたしもいる。]
(261) 2015/06/25(Thu) 22時半頃
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――回想・文化祭準備期間――
[怖い感じの絵がのっている本を知らないかと声を掛けられた>>126時、すぐに文化祭の参考にするのだろうと気が付いた。
数日前、みんなで見たばかりの映画。 とても怖くて、申し訳ない気持ちになるできごともあったけれど、イメージ掴みには最適だった。
けれど、時間が経つにつれて、細部の記憶というのは曖昧になってゆく。 物語の筋は忘れなくても、衣装とか、背景とか、そういうものは少しずつ輪郭を崩しゆてく]
参考にできる本、あるとすごく良さそう! 私、ぼうっとしてて全然思いつかなかった。
[何かない、という問いかけに、少し食い違った、でも弾んだ声を返す。 ぱん、と手を合わせて喜んで、それから彼が掲げた本へ視線を流した]
(262) 2015/06/25(Thu) 22時半頃
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……ごめん、神楽、しずくをお願い。
[あたしより、織部より、アンタがいいと思うから。 とは、やっぱり、卑怯みたいで、口には出せなかった。
どうして、こんなにぐらつくのか、分からない。 どうして、こんなに分からないことばっかりなのか。 ……自分のことなのに、やっぱり、分からない。
疲れたな。と、うっすら思う。気付いてしまう。 体力には自信あるのに、元気がとりえ、のはずなのに、 たぶんあたし今、そういう顔、できてない。
また俯きかけていた顔を上げて、辛うじて笑う。]
(263) 2015/06/25(Thu) 22時半頃
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織部、どうする?いっしょに戻る?
[ずいぶんと卑怯な聞き方だった。 どうする?って聞きながら、声は、懇願するようで、 ──ああ、なんであたし、こんなに女々しいんだろう、 って考えて、また胸がチクリと痛んだ。*]
(264) 2015/06/25(Thu) 22時半頃
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[『厳選・日本の妖怪大図鑑』
表紙にはっきりと刻まれたタイトルと、並ぶそれらしい妖怪のイラスト。 日本の妖怪らしく水墨画で描かれていいるそれは、確かに雰囲気は出ているが、しずくのおばけ屋敷のイメージにはそぐわない]
えと、私、これはこれで読みたいかも。 うちのクラスのおばけ屋敷のイメージには、合わないと思うけれど……。
[フォローなのか何なのか、自分でも曖昧な感想を挟みつつ、彼自身の懸念を控えめに肯定する。 豆鉄砲をくらった鳩みたいな顔を、少し後に綻ばせて、それから本探しを請け負った。
後日、恵冬は図書室から一冊の本を選び出し、彼の元へと届ける。
決して有名ではないけれど、本の装丁やイラストの雰囲気が、しずくのおばけ屋敷のイメージに合うだろうと思った絵本だった。 彼に手渡す前に、一度だけぱらぱらと本のページを繰り、内容に目を通した。
死んだばかりの、ひとりぼっちの寂しい幽霊が、魔物の集う洋館で友達を作るまでの短いお話。
薄暗くて怖い洋館が舞台なのに、物語は始終優しくて、良い絵本だなって、そう思った]
(265) 2015/06/25(Thu) 22時半頃
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[すごいねと、唐突な賛辞を受けたのはそれからさらに数日後。 文化祭の準備が本格化する前の、天気の良い日の昼休みだった。
読んでいた本の世界から現実へ引き戻され、見上げた目に映るのは、まっすぐ恵冬を見つめる秋野の瞳で。 彼はお世辞なんていうタイプじゃなかったから、慣れない賞賛に顔を赤くして俯く。
皮肉じゃない、手放しの褒め言葉が、あまりにも気恥ずかしくて]
……だって本、面白いんだもの。
すごいことなんて、何もないよ。 好きだから、楽しいから、たくさん読めるの。
[ぼそぼそと言い訳みたいに呟いて、それから彼の続く言葉に一緒になって笑う。
ちくり、と一瞬胸に痛みを感じたのは、読書を現実逃避の方法にしている自分を、思い出したからだろう*]
(266) 2015/06/25(Thu) 22時半頃
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――現在・1階 廊下――
[逃げ出したひなこを探し、真っ先に足を踏み入れたのは図書室だった。 理由は単純、昨日彼女がいた場所が、ここだったからだ。
けれど、今度は本棚の隅に、彼女の姿を見つける事は適わなかった。
そうしたら、恵冬には彼女が行きそうな場所の見当が付かない。 もしかしたら、寺田を探しに行ったのだろうかと、そんな推論が浮かぶくらい。
自分たちの教室は、ひなこが逃げたのと反対方向だ]
ロビンちゃん、どこー!?
[呼びかけが静かな廊下に反響し、まるで自分の声じゃないみたいに聞こえる。 不意にひとりぼっちで置いていかれたような気がして、心許ない気持ちが込み上げた]
(267) 2015/06/25(Thu) 22時半頃
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[みんな、この階にはいないのだろうか。 しずくを探しに行った七尾は、もう保健室に戻ってきただろうか。
引き返そうかという気持ちが脳裏を過り、首を振ってそれを押し留める。 七尾たちはもしかしたら、無事保健室に戻っているかもしれない。
でも、逃げ出したひなこが、こんなに早くあそこに戻っているとは思えない]
……上の方、行ってみようかな。
[他の誰かに合流できれば、ひなこを探すのに協力してくれるかもしれない。 思いながら、つま先を階段の方へと向けた]
(268) 2015/06/25(Thu) 22時半頃
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/* アーーーーーーーーー
(-101) 2015/06/25(Thu) 22時半頃
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/* 今日2回ぐらいけいちゃんに殺されてる ありがたみで
(-102) 2015/06/25(Thu) 23時頃
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/* ほんとに恵冬ちゃん良い子だな〜〜〜〜って中身がすごい激推ししてる 織部はすごい青少年!って感じで愛しい かわいい あと寺田のくたびれた感じすっっごい好きです!
(-103) 2015/06/25(Thu) 23時頃
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――二階・階段付近――
[悪夢の中に迷い込んだみたいな心境で、慎重に階段を一歩ずつ登る。
誰もいない校舎に一人で迷い込んで、何かから逃げ惑う夢。 そんな怖い夢を、幼いころに何度か見た気がする。
登りきった先、二階の廊下はしんと静まり返ったままで、ちっぽけな恵冬の存在など飲み込まれてしまいそうで。 そんな恐怖を払拭しようと、無理やり足を動かした]
ロビンちゃん、一緒に帰ろう……!
いなくなったら、皆心配するよ! 私だって、すごく心配だよ……!
[上履きの音を引き連れて、声を張る*]
(269) 2015/06/25(Thu) 23時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/25(Thu) 23時頃
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― 消失した回想・“エリス”との約束 ―
[中学3年の、秋も終わる頃。 ――あれから、俺は雨宮の病室を何度も訪ねるようになった。
雨宮の退屈を紛らわすような軽い雑談や、学校のことから始まり、 野球部の試合や大会で活躍した話、勝利報告、それらをたくさん、たくさんした。 生きて何かをすることが楽しいことだと、そう思ってくれるようにと。]
「野球って、あまり好きではないです。嫌いでもないですけど。 病室のテレビをつけて偶然やってたら見ようかなって感じですね。 ……チャンネル変えるの、面倒ですし。」
[俺が野球部に所属していて、兄貴が野球選手だという話をした時、最初に返って来た反応がそれだった。]
「でも一番嫌いなのは、夢や希望に溢れたフィクションの話です。 格好いい主人公が現れて、どんな絶望的な状況もなんとかしてしまう、そんな甘い甘い話。」
[雨宮は――希望をすっかり無くしていた。 病に犯されて長く、助からないということを痛いほど分かっていて、その運命を受け入れていた。]
(270) 2015/06/25(Thu) 23時頃
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「『舞姫』の主人公のこと、酷いと思いましたか、先輩? ……人間って、あんな風に、どうしようもなく弱い生き物なんですよ。 理想的な選択をして、それを貫いて幸せになれるような人なんて、いないんです。」
[冷めたような視点は、自分を守るためだったように思えた。 彼女の瞳は、いつ見ても昏い。]
「私は……いつ捨てられても構いませんよ。それで絶望もしませんし、狂いもしません。 家族や担当の先生には、もうとっくに見限られてますから。 いつ死ぬのかな。泣き叫んだり暴れたりしないかな。……そんな目で私を見てるんです。 先輩も、私の相手をするのが嫌になったらどうぞ、何も言わずに去ってください。」
[自分を突き放すように言う彼女の言葉が、どうしようもなく悲しかった。 何を言っても、その心には届かないような気がして。 無力さを痛感させられた。
兄貴のような、物語の主人公のような、そんな存在になりたかったはずなのに。]
(271) 2015/06/25(Thu) 23時頃
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俺、高校行っても野球を続ける。 そして、そのまま甲子園行って、プロを目指す。
[引退試合も終わり、秋めく景色が見える病室で切り出したのは、そんな話。]
テレビに出て大活躍してやるから。 雨宮が病室にいても退屈しないような試合をしてやるから。 だから待っててくれ。
[漠然とした決意に、雨宮は虚を突かれたように目を丸くし、そしていつも通り、儚く笑う。]
「それまで、私が生きてるとでも?」
生きろよ。 生きて、見届けてくれよ。
「起きません、そんな奇跡は。」
奇跡でもなんでもない。まずは生きようって、そう思ってくれればそれだけでいい。 ――お前が生きることを望んでる奴が、ここにいる。だから、諦めるな。
(272) 2015/06/25(Thu) 23時頃
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[溜め息の音。真っ直ぐ見つめる俺の視線を、雨宮は避けるように顔を逸らす。 窓から差し込む光が、色素の薄い彼女の髪を、どこか美しく彩った気がした。]
「……待てませんよ。そんな気の長い話。」
[しばしの間を置いて。 呆れたように、でも、どこか安らいだような表情を浮かべて、彼女がこちらを見つめ返した。]
「それじゃあ、そうですね。例えばの話をしましょうか。 ……私が、先輩の将来に期待して、少しでも生きていたいって思えたら。先輩の勝ちでいいです。」
[声はいつもの調子で、こちらをからかうように。]
「そうじゃなかったら、私の勝ち。 私が勝ったら、毎日忘れずにお墓参りに来て下さい。お供え物は、甘いものがいいです。」
[挑発するような彼女の視線を、真正面から受ける。 今の俺にできることは、力強い言葉をぶつけることだけだった。]
(273) 2015/06/25(Thu) 23時頃
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……じゃあ、俺が勝ったら。お前の人生を俺が貰う。 ずっとずっと、この先何があっても、生きてて良かったと思わせ続けてやる。 約束だ。
「あははは……何ですかそれ。 まあいいです。そんなことになったら責任取ってもらいましょうか。 期待しないで待ってますよ、先輩。」
[真剣に語った言葉が、彼女にどこまで届いただろう。 少なくとも俺は本気だった。覚えていればきっと恥ずかして死にそうになる言葉も、雨宮への感情も。 純粋に、真っ直ぐに。心の底から、彼女を支えたいと願っていた。]
(274) 2015/06/25(Thu) 23時頃
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/* 色々と余裕がなくて、久しぶりに独り言を使った気がします、恵冬です……。
徹くんとロビンちゃんに軽くジェラシーする予定が、むしろロビンちゃんといちゃいちゃしている率が高いです。 ロビンちゃんかわいいよロビンちゃん!
(-104) 2015/06/25(Thu) 23時頃
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[いつも通り、他愛も無い話が続いて、日が暮れるまで2人で過ごす。 病院から彼女を連れ出すことはできなかったけど、それでも退屈することはなかった。
彼女に惹かれ始めたのはいつからだったのかなんて、そんなの些細なこと。 でも、その儚げな表情を、腕をするりと抜けて逃げていきそうなその姿を、守りたいと思った。
その日、大きな腕で携帯を持って、自撮りの要領で撮影した、2人のツーショット。>>0:266 それは俺たちだけしか知らない、約束の証になった。
俺と雨宮しか知らない、
雨宮しか知らない、
約束の証になった。*]
(275) 2015/06/25(Thu) 23時頃
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/* もう3dはほかの人の動きあるまで動かなくていいかなーのーんびり そして今の間に回想を書くんだ……4d早めぐらいにはこの世界の目的に全容見えてこないと残留組も困るだろうし……
(-105) 2015/06/25(Thu) 23時頃
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/* ようやく2/3くらい……(長いってば
4dには立ち直るとこまでやり、たい。
(-106) 2015/06/25(Thu) 23時頃
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/*
あああどうしよう ううううむ 落ちロルの途中で回収しよう…!ごめんねけいとちゃんほんとうにだいすき
(-107) 2015/06/25(Thu) 23時頃
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/* そして帆北くん、シリアス回想にアホな独り言挟めてごめんね……!
しかもシリアスをしらすと打ち間違えてさらに両手で顔を覆わざるを得ない状況に……っ。 “しらすかいそう”って、なにかしら……。
しらすの事を回想するの、それともしらすは海藻の一種だったの……?(
(-108) 2015/06/25(Thu) 23時頃
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/* 書いてると、なんかね。
NPCだというのに、雨宮に個性が宿っていってる気がして。
(-109) 2015/06/25(Thu) 23時頃
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/* けんごろうさんイケメン過ぎかよ!!!
…そして現時点、秋野については残留も帰還もどっちも五分五分ぐらいで浮かんでるんだけど、これ、やっぱり帰還の方が綺麗かな……?
(-110) 2015/06/25(Thu) 23時頃
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/* 過去で七尾に触れたかったけど、そんな余裕がないという、無念。
(-111) 2015/06/25(Thu) 23時頃
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/* ともあれ、今回転職後初の本参加で、遅番を上手くさばいて立ち回れるか様子をみたいと思っていたのだけれど、私全然体力がついていってないっていう結論が出てちょっと悲しくなったのでした……。 遅番の日に、帰宅後貯まったレスを返そうとすると、発言が深夜になって翌日の体力的な負債がすごいなぁ、って……(ぐすっ)
絡みたいところとか、拾いたいお話はいっぱいあるけれど、ふらふらしてて丁寧に拾いきれなかったり、後手に回ってばかりで罪悪感……。 お付き合いしてくれたみんなに頭が上がらないなぁ……。
みんなありがとう、本当に本当にありがとう……!
(-112) 2015/06/25(Thu) 23時頃
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/* しかし、記憶喪失っていう前フリをしておいたおかげで、 この過去健五郎のリア充っぷりが、まあ、悲劇の前触れにしか見えなくなってる、はず。
だから爆発はしないぞ、誰に何を言われようとも(
(-113) 2015/06/25(Thu) 23時頃
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[言葉>>256通りなのか否か。分からない。 けれど、俯いていた彼女と、確かに目線が合って。
背中を押してくれる言葉と、綻ぶ表情>>257と、それから――。 あの夕焼けの日と同じくらい、頼もしくて、嬉しくて――それ以上に、自分が情けなくて。
ただ、曖昧に笑って見せた。*]
(276) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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―2F廊下―
[ 出し物のせいだろうか。 それとも、自分の意識のせいだろうか。 消去法気味にたどり着いた場所に降り立って、 だけど光が、すごく眩しいから、また、逃げる。
確か、渡り廊下があったよなあ、って。 いつも通りの方に、強引に思考を戻して、 光の中を、歩む。
雪なんて降ってないのに、 あの冬の日みたいに、どうしようもなく、寒かった。 ]
(277) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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[ そうして渡り廊下に向かう最中、だったと思う。 ぼんやりした思考と、光のちらつく視界の中、すれ違う。 ―――あの時見てしまった、人影、ふたつ。 …まぼろし、なのかなあ。 信じられないけれど、 ここ、いつも通りじゃ、ないもんね。 覗き見ようとしたふたりの顔は、見えなかった。 でも、楽しそうだったんだな、って。 それは、想像できた。できてしまった。 ]
(278) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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―現在:4階―
……悪ぃ、任せた。 万里が帰って来たら、教室に集合つっといて。
[万里を待つらしい神楽>>251には、何かを言おうとして。 けれど、結局、口には出さずに、彼の言葉に頷いた。
多分、自分が探しに行った所で、彼女を連れて帰る事なんて出来やしない。目の前の彼の言葉すら伝わらなかったのだから、尚更。
それよりも、自分は。]
……俺も、教室に一旦戻る。 他の奴も気になるし。
[ちらりと、視界の隅で揺れる赤毛を見遣る。
ただの願望、気の所為だったのかもしれない。 けれど、何処か縋るようにも思えた問いかけ>>264を、無下に出来るはずも無かった。]
(279) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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[ ―――ああ、壊しちゃったんだ、なあ。わたし。 おとうさんも、おかあさんも、みんな。 ]
(280) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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[ 泣きそうになる。堪え切れないものが、溢れて。 だけど、駄目だって、俯いて、耐えて。 そうしたら、何処からか。きぃん、って、落ちる音。 割れる音じゃなくて、安堵した。もう、嫌だった。 …でも、なんだろう。 あんな音で落ちる何かが、此処にあっただろうか。
疑問と同時。 後ろを振り向いて見えるものは、光の中落ちる、銀の刃。 まぼろしのように消えたらしいあのふたりと、 入れ替わりで現れた、それは。 ああ、やっぱり。 わたしを、責めている、みたいだった* ]
(281) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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[ふわふわ揺れるこうもりのモビール。キラキラ光るおばけランタン。あやしく浮かぶ朝露のクモの巣。その中を、しずくは駆け抜ける。 赤いりぼんが片方、解けて落ちてしまった。でも、振り向かずに、ただ走った。 心臓がばくばくする。このまま弾けて、ポップキャンディーみたいに消えてしまってもいい。 きっとこの洋風なお化け屋敷に、とてもよく似合う。 トリックオアトリートと声に出すにはまだ早いけれど、だってみんな、お菓子は好きでしょう? みんなと飾り付けたこのお化け屋敷に、きっと、色とりどりのキャンディーは似合う。 しずくは、走り続けた。はじけて消えるまで、足を止めるつもりはなかった。]
(282) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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[もうどうやって息をするかもあやふやになった位に、急に腕を引かれる。 走っていた身体が、急にかくんと動きを止めさせられた。 驚いて目を白黒させるしずくの耳に、しずく、と、懐かしい声が聞こえた。世界でいちばん大好きな。
まるで、兄のような。]
[慌てて後ろを振り向くと、少し意地悪そうな笑みを浮かべた、何よりも会いたかった、兄の姿が。]
お、に、い、ちゃ…ん…
[息も絶え絶えに、兄の事を呼んで、その感触を確かめるように恐る恐る触れた。 ちょっとかたい、でも人の肌の感触。しかし指先に触れた肌は、凍えてしまいそうな程冷たかった。 まぎれもなく、兄が、この世の住人ではないしるし。 それでも…は、冷たさなど気にせずに兄に縋りつく。]
(283) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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おにいちゃん、むかえにきて、くれたの……? もう、ひとりじゃないの……?
[両の瞳に涙をたくさん溜めて言うしずくの頭を撫でると、兄は首をゆっくり横に振る。]
『ちがうぜしずく。見送りにきたんだ』
みおくり……
[その言葉に、わずかに生まれていた期待は消え去った。それは共に歩くための言葉ではなく、離別であることが明確だったから。 しずくは、いや、と呟いて、首を横に振る。]
どうして、おにいちゃん、私、一緒にいたいよ もうひとりはやだよ、おにいちゃんと一緒がいいよ 私も死ぬ、そしたら、おにいちゃんの所にいけるよね?
(284) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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[そう捲し立てるしずくのおでこを、兄は強めにぴんと弾いた。容赦ないその強さに思わずうめき声をあげて、口を閉じる。見上げると兄は、いじわるそうにニヤリと笑って見せた。]
『馬鹿だな、しずく』
[そう言って、けらりと軽い笑い声。いつもの兄の言葉に、ずきりと胸の奥が痛んだ。]
『俺が、なんでお前を庇ったか、わかるか?』
[そう言って、自分を抱きしめる兄に、わかってるのにわざとわからないフリをする。ごねるようにすり寄ると、呆れたような溜息が聞こえた。]
『お前、まさか俺がお前を愛してるから〜とか言うと思ってんのか?』
え!え、えっと……
[言われると、期待していた。だからこそ、なんだか言い当てられて恥ずかしい。兄は何でもお見通しといったように笑うと、答えを言わないまま、しずくの手を引いて歩き出した。 あれだけ走っても出口が見えなかったお化け屋敷なのに、兄のあとについていくと、すぐに出口が見えてくる。しずくは、外に出たくなくて、少しだけゆっくり歩いた。]
(285) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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『このお化け屋敷、お前が装飾したんだってな』
[前を向いたままの兄の言葉に、こくんと頷いた。そういえば、兄は文化祭には来れなかった。しずくの飾った装飾は、見ることができなかったのだ。]
『綺麗にできてるな。しずくには、才能があるよ』
[そう言って振り返る兄の顔には優しい、誇らしいものを見るような笑顔が浮かんでいて。頬に手をあてられ、親指で涙の痕を撫でられた。]
『頑張ったな、しずく。誇らしいよ』
[おにいちゃん。嬉しくて、切なくて、兄に抱きつこうとしたときに、ふと周りに気付く。いつの間に移動したのか、四階にいたはずの二人は下駄箱に来ていた。空間がゆがんでしまったように、神楽には気が付かない>>251。でもきっと、それでよかった。兄と神楽が出会う事は、できれば避けたかった。靴もいつの間にか、革靴に変わっている。下駄箱の前で、兄がしずくの背中をそっと押す。外の世界へ、促すように。]
(286) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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っ、やだ、おにいちゃん!いきたくない! おにいちゃんと一緒がいいよ!
『しずく』
やだ!絶対にいや!
『しずく!』
[強めに名前を呼ばれ、両頬をぱんっと両手で挟まれた。びっくりして、流れていた涙も止まる。いつも笑みを浮かべていた兄が、真面目な顔で、しずくの瞳を正面から見据える。]
『なんで俺がお前を庇ったか、』
『お前が、自慢の妹だからだよ』
『鈍くさくて、甘えたで、空気が読めなくて、泣き虫で、臆病で、どうしようもない妹だったけど』
『お前を世界で一番愛してたよ』
(287) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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[ぽとり。透明な、しずくが落ちる。何粒も、何度も。 まるでそれは呪文のように、しずくの止まっていた時間を動かす。
あぁ、おにいちゃん。わたしは、あなたの自慢の妹でいれましたか。]
『俺が命を懸けて守ったんだ。責任持って、最後まで見届けろ』
『約束しろ。強くなるって。幸せになるって』
[いいな? 頬を伝う透明なしずくを、少し乱暴に何度も何度も掬い上げて、兄はしずくのこめかみに口付けた。 あの日と、同じように。]
(288) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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[兄に促され、手を引かれても、今度は抵抗しなかった。いつもふわふわとした足取りは、しっかりと地を踏みしめて。玄関の扉に手をかけてから、もう一度兄の方に振り返る。今度はちゃんと、わかってる。これがきっと、最後のお別れ。 でも、もう取り乱したりしない。
だって私は、おにいちゃんの、たった一人の自慢の妹だもの。]
ねえ、おにいちゃん!
[しずくは、笑顔で声をあげた。]
(289) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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クローゼットの奥にも、世界があったよ。 そこではきっと、悲しいことも怖いこともあるけど、でもきっと、嬉しいこともあるんだよね。
[そう言うしずくに兄は少し目を丸くすると、だろ?と嬉しそうに歯を見せて笑った。そうしてしずくに近づくと、手馴れた様子で乱れていた髪の毛をするすると結い上げた。お化け屋敷でなくしたと思っていたりぼんが、綺麗にちょうちょ結びにされて。]
『ああ、やっぱり――』
[兄の顔が近付いて、目をゆっくり閉じながら――]
『お前には、赤が似合うよ』
[校舎の外へと、背中を押された]
(290) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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[ けれどもう怖くない。 万里しずくは、自分の家に”帰る”のだから。 ]
(291) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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[お化け屋敷の入口で待つ神楽の元に、風のようにかすかな声が聞こえる。 意識しなければ聞き取れないくらい、小さな、囁き声。 それでも今までの彼女とは違う、確かな芯を持つ声で、神楽に、別れの言葉を。]
圭一くん、いままで、ごめんね。 私はもうだいじょうぶ。 さきに、帰ってるから、待ってるから、圭一くんも無事にかえってきて。 それで今度は、私と、友達になってください。
[にせものの兄妹なんかじゃなくて、対等な、人間として。 それは、二人にとって確かな一歩になると信じて。]
(-114) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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[――大きな、チャイムの音が聞こえたならば。下駄箱のある正面玄関のガラス戸に寄りかかるように、一体のマネキンが見つかるだろう。無機質なその顔に表情はなく、けれどどこか安らかな。 自慢の赤いカーディガン。チャームポイントの赤いりぼん。 マネキンは傷一つない綺麗な状態で、そこに座っていた。 眠り姫は、王子さまの口づけで、夢から覚めるんだ。 ハッピリーエバーアフター。 そんな幸せなハッピーエンドだって、万里しずくにとっては確かな前進だった**]
.
(292) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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/* ……書き溜めてた事に追加して投下するなら、別にこんな早々とやつ必要なかった? まあひなこちゃんがゆっくり時間使えるし、いいかな! あばよおまえら!先にかえるぜ!
(-115) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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―2F渡り廊下―
[ 渡り廊下、外の景色は、もう、暗くて。 窓も、あっけなく開いたものだから、 渕に座って、夜を背にして、脚を揺らす。 ただじっと、無言で。手元。 あの冬の日みたいな冷たい風を、受けながら。 おとうさんの代わりに現れた銀の刃を、 鈍く光るそれを、見ていた。 ]
(293) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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/* あああああああああしずくちゃん!!!!!! ……ごめん、めっちゃホラー度高いの来たらどうしようってすごい怯えてたことを懺悔します すみません
(-116) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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[ おまえのせいだってことばが、いつまでも消えない。 溜めこんだ罪悪感が、いつまでもはき出せない。 ]
(294) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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[そうして、教室か、或いは保健室に向かう為に、階段を降りていって。 ふと、隣にいるであろう七尾を振り返る。]
……その、お前さ。 キツイなら、無理すんなよ?
[伝えたのは、先程言えなかった言葉。
余計なお世話だ、なんて言われそうな気もする。 けれど、何故だろう。言わずには居られなかった。*]
(295) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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/* 1村、2村と自殺エンドで落ちてたから、今回の目標は前進の落ちロル。 克服して、ひとりで立てる強さを手に入れて、成長して帰してあげたかったんです。 はじめての試みで、成長前のくずっぷりと甘えたっぷりに腹が立ったけど、やりたいことやりきれました! お付き合いしてくれたみなさんありがと〜!
(-117) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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[ ―――なんだかもう、いいよ、って。 責められるがままに、操られたみたいに。 虚ろな目で、喉元に刃を、突きつける。 先端が白の肌を、ぷつり、裂いて。 あたたかい何かが、流れるのを感じた。
…そういえば、コマドリは喉元が朱いんだって。 そう知ったのは、いつだったっけ。
忘れてしまった。もう、なんでも、良かった。 だって、もうすぐ、死ぬから。
わたしは、雀に殺される価値すらなくて、 ひとりぼっちのまま、自分の手で死ぬんだ。 ]
(296) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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[ 瞳を、閉じる。 ]
[ ねえ。とーるくん。
誰かに悪いことをしたコマドリは。 誰かの巣を、荒らしたコマドリは。
その悪いことをあなたに隠し続けている、わたしは。 保身に走って、なにも気付けなかった、わたしは。 それでも確かに、誰かに愛されているのかな。 ]
(297) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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[ ねえ、けいとちゃん。 誰かは、みんなは、あの詩みたいに。 こんなわたしのために、泣いてくれるのかな。
……あのコマドリは、 死んだ後も、しあわせだったのかな。 ]
(298) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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/* しずくちゃんのロル見て思い出したけど、当初考えてた落ちロルは兄に説得されて外に出ることでした 変えてよかった
(-118) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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/* >>282 シズクゎ走った…… オニイチャンがまってる…… でも……もぅつかれちゃった…でも…… あきらめるのょくなぃって…… シズクゎ……ぉもって……がんばった……でも……足…走って……イタイょ……ゴメン……まにあわなかった……でも……シズクとオニイチャンゎ……ズッ友だょ……!!
(-119) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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[ 卑怯だな、わたし。逃げて死ぬなんて。 いつまでも、ずっと、あの日から逃げたままだ。 ああもう、嫌われるのは、壊れるのは、
…やっぱり、怖い、な。 ]
(299) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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" " [ 言いたかったもの。 いつも使っていた、まほうのことば。 でも、もうつかえなくて。息すら、吐けなくて。 遠くの方で、ロビンちゃんって、 わたしを呼ぶ声>>269が、して。…ほんもの、かな。 あのね、おねがいだよ。 どうか見つけないで、やさしいひと。
ああ、でもさ。もしかしたら、って思っていいかな。 もしかしたら、さ。 この願いって、わたしのためじゃなくて。 きっと、―――――― ]
(300) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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ごめん、ね。
(301) 2015/06/26(Fri) 00時頃
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[ 赤が、散る。
窓の外へ、ぐらり。
おちて いく ]
(302) 2015/06/26(Fri) 00時頃
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[ …チャイムが、鳴る。
二階の渡り廊下。そこの窓から、見える光景。 緑の地面の中に、無機質な薄いブラウンと、 それから、錆びた赤色。
目を凝らせば、きっと見えるだろう。 喉元はばっくりと裂かれて、 溢れた朱が胸元まで染まった、マネキンがあることを。
傍に落ちているものは、 赤にまみれた、矢羽にも見える銀のナイフ。 ]
(303) 2015/06/26(Fri) 00時頃
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[ ―――ああ、それはきっと、 飛べなくなった駒鳥の雛の、哀れな骸** ]
(304) 2015/06/26(Fri) 00時頃
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/* いっしょにかえろう。ひなこちゃん。
(-120) 2015/06/26(Fri) 00時頃
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/* 兄はけっしてできた人間ではなくって、むしろ顔はかっこいいけどダメな人間で、でもそんなに人間くさいのに、しずくの目には輝いて見えたから。 だからしずくは、兄が大好きだったのです。
(-121) 2015/06/26(Fri) 00時頃
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/* あの、しずくちゃんのメモ、みんな、て、秋野も含んでますか……(泣きそう
(-122) 2015/06/26(Fri) 00時頃
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―深夜:外―
[慌ただしい音が静まり返った暗い家に響く。 焦って着替えた洋服は所々よれているけれど、 そんなことを気にしている余裕はなかった。]
秋野くん……!!
[さっき>>+9風子ちゃんから掛かってきた電話。 彼が病院に搬送されたと、震えた声で教えてくれた。 他のクラスメートにも掛けてまわっているけれど、 夜中だからなのか繋がらなかったらしい。
自殺未遂。 いつも楽しそうに過ごしていた彼が、どうして。 あの異常な校舎でもいつも通りだった彼が――]
(+15) 2015/06/26(Fri) 00時頃
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[そこまで考えて、ようやく気付く。 異常な状況で通常なひとこそが、異常なのだと。 わたしも、そうだったじゃない。
校舎での出来事が現実だったのか、夢だったのか。 根拠はないけれど、あれはただの夢じゃない。 そんな気がした。]
あの病院って、確かこっち……
[羽織ったカーディガンの上から軋む肺を押さえつけて、 教えてもらった病院までの道を走る。 死んだように静まり返る暗闇が、無性に不安だった。**]
(+16) 2015/06/26(Fri) 00時頃
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/* あーーうーー やっぱり、出来るなら秋野も帰らせてあげたいなぁ、めちゃくちゃだしどうしようもないこだけど……
落ちロル2人ともとっても綺麗でした。おつかれさまです。 しずくちゃんが前に進めたのが本当よかった…… 徹くんとひなこちゃんは、現実帰ってからが本番の2人だねぇ。はーー、素敵だった
(-123) 2015/06/26(Fri) 00時頃
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/* 万里ほんとよかった…よかった…(号泣 あと秘話ありがとうすげえ嬉しい
(-124) 2015/06/26(Fri) 00時頃
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