154 【R18】さよなら、ばいばい、またあした
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トレイルは投票を委任しようとしましたが、解決不能でした。
ススムは営利政府 トレイルに投票した。
トレイルは薔薇∴十字 ススムに投票した。(ランダム投票)
ケイイチは営利政府 トレイルに投票した。
チアキは営利政府 トレイルに投票した。
明之進は営利政府 トレイルに投票した。
カイルは営利政府 トレイルに投票した。
セシルは営利政府 トレイルに投票した。
ガーディは営利政府 トレイルに投票した。
黍炉は営利政府 トレイルに投票した。
トレイルは村人の手により処刑された。
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ケイイチ! 今日がお前の命日だ!
2015/04/04(Sat) 00時頃
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ケイイチが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ススム、チアキ、明之進、カイル、セシル、ガーディ、黍炉の7名。
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―間の世界―
[ぱちんと、音が鳴って、全部の教室のテレビがほら今、点いたよ。 見えるかな?見えるよね?
――二人分の死体。
もしかすると顔も見えるかもしれない。 血に塗れているだろうけど、でもクラスメートだから誰かは分かるんじゃないかな?]
(0) 2015/04/04(Sat) 00時頃
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[見たかな?ねえ見えたかな?
今ここにあった死体が、まるで手品みたいに消えたのを。 初めからここにはいなかったみたいに、消えたんだ。 血の跡さえ残さないで、消えた。
僕は嘘なんてつかないよ。
殺せば帰れる。 他人でも自分でも構わないんだ。
だから頑張って、君達。 期待してるから――]
(1) 2015/04/04(Sat) 00時頃
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―201X年3月23日・AM0:00―
[ふわりふわり、僕は漂っている。 桜の花びらと一緒に、漂っている。 春の夜は気持ちいいよね、なんて事すっかり忘れてたんだけどね。
見えるよ、君達の姿。 ねえ、僕が一番大事にしていた命を、君達は簡単に捨てたよね。 なら、君達も捨てるべきだと思うんだ――君達の一番大事な物を]
だからちょうだい?
[聞こえるかな?聞こえたかな? でもきっとすぐに忘れるよね――君が何よりも大事にしてた『何か』と一緒に。
ふわりふわり、僕は消えていく。 さよなら、ばいばい、でもきっとまた明日――]
(*0) 2015/04/04(Sat) 00時頃
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―201X年3月23日・午前―
[猫が歩く。 塀の下。 桜の花びらを三本の足に纏わせて。 歩く。
猫は走れない。 なぜって足が一本足りないから。 今日も誰かにおこぼれを貰おうと。 歩く。
うたた寝するのは食事の後。 庭先の花に水をやる老婆の前で
『にゃあ』
餌をねだって一声鳴いた]
(@0) 2015/04/04(Sat) 00時頃
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/* 失礼します。
表の方も一段落付いたということなので、今後何かあれば村建て氏(ススム)の方と取っていただければと思います。 お手数ですがよろしくお願いします。
(-0) 2015/04/04(Sat) 00時頃
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/* よく考えたらそばにいたいから、殺すわけであんな風に返すと困らせたかなあとか 雪ちゃんかわいい…ああ雪ちゃん(おなかいたい)
(-1) 2015/04/04(Sat) 00時半頃
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/* 灰に埋める。 元々は大事なもの=準備室と付随する先生の思い出のつもりだったのですね。 墓下はマジでラブラブライフ送るつもりでした。 だが!しかし! 蒼真くん好きになりすぎちゃって、これはもうどうやってもねじ曲げられないなと……泣く泣く予定変更です。 つらい……キリングの間泣きっぱなしでした。 忘れるの嫌だなぁって。 未だめそめそ(/_;)
(-2) 2015/04/04(Sat) 00時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2015/04/04(Sat) 00時半頃
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/* これわたしが返しあかんやつやった うあああん速さやなくて丁寧に返せば…
(-3) 2015/04/04(Sat) 00時半頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/04/04(Sat) 00時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/04(Sat) 00時半頃
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―201X年3月23日・AM0:00―
[赤に染まっていた視界が――段々と色を取り戻してゆく。 身体の重みも、痛みも消えて。
気がつけば自宅のベッドの上、天井を見詰めて転がっていた。 咄嗟に掌を当てた首筋は乾いていて――]
……戻れ、たんだ。
[呟く声もいつもの通り。 もしかするとあれはただの夢だったのかもしれないと、布団の中で寝返りをうとうとして気が付いた。
――髪に止まった、小さな何かに]
(+0) 2015/04/04(Sat) 01時頃
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[そういえば。 なぜ自分は蒼真 透とあんな事をしたのだろうと、思い出して湧き上がるのは純粋な疑問だった。
蒼真とは確かに友人だし、彼を他の人間よりもずっと気易く思っている事は確かだ。 けれど、手に手を取ってあんな風に互いを殺しあう程に、というのには違和感があった]
……それになんでこれ、もらったんだっけ?
[外してみるとそれは小さな星の付いた青い髪留めだった。 確か蒼真が前髪を留めてくれた、筈だけれど――なぜ?
疑問符ばかりがやたらと頭に浮かんでくる。 それでも髪留めがここにあるという事は、あの出来事は嘘ではなかったのだ]
(+1) 2015/04/04(Sat) 01時頃
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[一応蒼真にも連絡はしておいた方がいいのかもしれない。 枕の脇へと置かれたスマホを手に取って――いくつかのアドレスとメールが消えている事に気が付いた。
あの教室に集められたメンバーのものだった。
蒼真のアドレスはメールごと残っていた、から、彼も戻ってきているのは事実だと思う。
取り敢えず無事は確認すべきと画面へと指を滑らせる]
(+2) 2015/04/04(Sat) 01時頃
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To:蒼真 件名:ただいま? --------------------------- あれって夢じゃないよな? 取り敢えず戻ってこれたから連絡。
[短い文面を連ね終えると送信ボタンを押した]
(+3) 2015/04/04(Sat) 01時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/04(Sat) 01時頃
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/* どうしよっかなー…
(-4) 2015/04/04(Sat) 01時頃
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/* >>2:308 読み返すと泣く 向こうにいる間に呼んであげたかったな つらい…
(-5) 2015/04/04(Sat) 01時頃
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/* 地上は今頃墓下ホモパラダイスだろ!とか思ってる予感ですが実情はこれです…_(:3 」∠)_ 落ちてきて白目になるといいよ! 私だってホモの楽園だって信じてたよ!クソ!
(-6) 2015/04/04(Sat) 01時頃
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―間の世界(1年4組教室)・17:40― [加賀宮からの非難を背で受け、しかし言葉は何も返さずに>>2:306。 しばらくは特に当てもなく歩いていたが、しばらくして自分たちの教室の2つ隣。 無人のその教室に彼は居た。
普段は決してしないような行儀の悪さで適当な机に直接腰を掛けて。 なんとなく、運命と孤独を呪っていた。
そうしていると、不意にテレビが点く。>>0 映っていたのは死体。目を凝らして見れば、それは吾妻と蒼真に相違ない。 その死体は、それからしばらくして音もなく消えてしまった――最初からなかったかのように。>>1
―――脳裏に不意に過ぎる、言葉。 ―――「おねがい」。>>2:171 >>2:187]
……………………妹さんたちを、頼む………って?
(2) 2015/04/04(Sat) 01時頃
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[映像の2人は互いに互いを殺したように見えた。 成田の言い分を信じるならば、おそらく2人とも、ルールによって元の世界に戻れたのだろうと。 ならば「おねがい」は、自分が失敗したら、という前提がついていたのだろうか。 深く溜息、一つ。
そうしているとテレビが消える。 結局「成田の言うことを信じるなら」自分を殺すしかないが。
持ってきたナイフを、つまらなそうに眺める。これを首にまっすぐ突き立てれば、元の世界に戻れるかもしれない。 しかし。 ヒビを入れてしまった人間関係はどうする―――早瀬は悩んだ。
今のまま戻っても、傷つけあうだけなのではないかと。 なら、せめて動いた方がいい。 心はそういった結論に辿り着いた。 ただそれでも、今加賀宮に会ったら何を言うかわからない。だから教室には戻りたくない。
そんなことを考えてながら、座る向きを変えて。誰かが横を通りすぎるのを期待する] **
(3) 2015/04/04(Sat) 01時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2015/04/04(Sat) 01時半頃
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/* 運命と孤独を呪いたいのはむしろ蒼真くんですね そうですね
(-7) 2015/04/04(Sat) 01時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2015/04/04(Sat) 01時半頃
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―間の世界・教室→廊下―
[麻倉を追って、教室から廊下へ出た足は、そのまま彼の背へ向かう。途中、いくつか通り過ぎた空き教室。 扉が開きっぱなしになっていた、ある部屋の。テレビの画面が点いた。
歩きながら驚く視線が一瞬、止まって。その教室へ入ることもなく、その画面を凝視する。
映し出されたのは吾妻と、蒼真。 あぁ、やっぱり仲いいんだ―――。 なんて、考える暇もなかった。
まるで殺人事件…というよりは、心中の現場だ。 いや、実際そうだったのかもしれない。
見開く目が瞬く間に、その死体が消えた。 跡形もなく―――。
混乱した頭では、すぐに整理など出来ない事態だった。 とにかくは先にいるであろう、麻倉を、追って。 また脚が動く―――。]
(4) 2015/04/04(Sat) 01時半頃
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―間の世界・18:00・廊下―
[―――「飽きたから。」>>299
どこかで聞いた。どこでだっけ、なんでだっけ。 俯いた顔が、視線が。彼の制服の裾を見つめる。
整わない呼吸は、だけどこれ以上感情のままに乱れ続けたら。 分かっていた。過呼吸めく呼吸が、胸を締め付けて行く。
頭では彼の言葉を理解している。
ちーちゃんは、……麻倉は。 俺とのことを。俺が追っ掛けることを。俺との時間を。
「飽きた」って。言ったんだ。
大好きだったはずの、サッカーを辞めたときと同じように。 降ってきたのは、さらりとした、乾いた声だった。]
(5) 2015/04/04(Sat) 02時頃
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[分かってる、分かってる。 なのに、分からない感情が駄々を捏ねて。 身体ががくがくと震えた。 まるで寒さに震える動物か何かのように。
彼の足元へ縋り付く手が、握った裾をぐいぐいと引いて。 ただ、何度も、いやだと、かぶりを振った。]
……―――呼び方、なん、で…。
[そして、その後に綴られたのは、もっと受け入れられない言葉。>>2:300
視線は彼の脛あたり、左手は遂に握力を失ったように、ぱたりと落ちて。 浮かせていた腰も床へ落とした。]
(6) 2015/04/04(Sat) 02時頃
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―――嘘、なんで、なんでそんなこと、言うの。 なんで、俺が言ったこと、そんなに気に障った? ここから、俺と一緒には帰ってくれないの、なんで。
[かくんと、首が後ろに反って、濡れた頬を拭う気力もない顔が、呆然と麻倉の顔を見上げる。 その首は何度も何度も、いやだと。信じないと、横に振って。
誰かに捨てられたことなどない、末っ子の甘ったれは。
誰よりも捨てられたくない人を目の前に。]
……ねえ、失くしたのが、いけなかったの。
[冷たく降る台詞を認めたくない感情が、必死でその理由を、「飽きた」以外の、理由を、原因を、混乱する頭の中で、探して探して探して。 自分の手の甲の。浅い傷を見て、留めて。あぁ、と。乾いた声を漏らした。
右手が麻倉の落としたナイフへ伸びて、此方を向いた刃先を摘んで引き寄せて。それから、その柄を握り締める。]
(7) 2015/04/04(Sat) 02時頃
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[―――ああ、だめだ、だめだ、こんなのは。
心のどこかが自分にブレーキを掛けようとする。
けれど、ここまで昂る初めての感情が、激情が、慟哭が。 止まらなかった。止められなかった。
こんなに近くにいる麻倉が。 やっと触れた身体が、体温の温もりが。
自分を拒絶する日が、来るなんて思っていなかった。]
もう、失くさない、から…―――。
[追い縋る身体は漸く麻倉から離れ、立ち去ろうとすれば押し退けることもなく容易な位置で。
呟く唇が笑んで、濡れた双眸が、ナイフの切っ先を見つめて。 その柄の部分で、無造作に。左腕の袖をたくし上げた。]
(8) 2015/04/04(Sat) 02時頃
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[さっきの、ほんのお試し、で皮膚を傷付けた、そんなテンションよりは、明らかに。刃の先を、尺骨から5cmくらい上の辺りへ押し付けた。
ブツ―――。
皮膚と、肉を断ち切る不快な感触が右手へ伝わった。
歯の音がガチガチ鳴りそうな程の、ある種の興奮を抑え込んで。 鋭利な刃の先は、律儀にも手首上の辺りを切り裂いて行く。 手首の裏へ回る頃には出血と痛みに左手が震えて。
大出血だとか、命に関わるだとか。それほどの深さはない。
けれど、ギリギリと刻んだ傷は、失くしたばかりのブレスレットを彷彿とさせて。 見下ろす目元から落ちる雫が、血液と混ざって、床へ落ちた。]
(9) 2015/04/04(Sat) 02時頃
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ちーちゃん、……いっしょに、かえろ…。
[まだその場に麻倉がいるかどうかなんて、もう関係なかった。 独り言のように呟いた声が廊下の空気に溶けて、へたりこむ身体がふらりと立ち上がって。
右手には緩く、ナイフを握ったまま。 廊下の奥へ、奥へ、突き当りが来れば曲がり、階段があれば上って、降りて。
やがて辿り着いたのは、下駄箱横の掲示板。 そこの日付を、赤い目元が見つめて。
―――この頃に帰りたい…――と、思った。]*
(10) 2015/04/04(Sat) 02時頃
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/* 置いていくの?って言った螢一がある意味一人の場所に蒼真くん置いていくというこの切ない状況 なんかもう、ホント色々つらい
(-8) 2015/04/04(Sat) 02時頃
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/* ありがとう雪ちゃん
(-9) 2015/04/04(Sat) 02時頃
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/* いや、これ完璧わたしがミスったな
(-10) 2015/04/04(Sat) 02時頃
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―間の世界・教室― [一人残されたであろう教室でぼーっとナイフを眺めていた。取り乱して迷惑をかけた挙句、みんなから目を背けてしまった。自分の弱さを痛感して、反省しながら、孤独感に埋めつくされそうになっていた。
すると、不意にテレビの電源が入る。驚いて目を向ければ、真っ赤な何かが映し出されている。]
あ…あ……。
[開いた口からは声にもならない声が漏れる。 赤いものは血だ。死体が2つ映っているのだ。]
そんな……。
[知っている顔、と思いたくなかった。頭がそれを認めるのを拒絶している間に、画面の中のそれは跡形もなく消えてしまった。血の跡すら残っていない。]
……。
[きっと画面の向こうの出来事なんだ。俺らがここに連れてこられたときも、成田が現れて消えたときも、今のも、すべて何かのトリックで。これはきっとドッキリとか、リアル脱出ゲームとかそんなやつで。 …そうやって、目の前で起きていることを誤魔化すので精いっぱいだった。
さっき画面に映し出されたものが、誰と誰であったか、考えてしまったら、また泣くのだろう。]
(11) 2015/04/04(Sat) 02時頃
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[床のナイフに視線を戻す。 このナイフで、誰かを殺せば、帰れる。それは、相手がたとえ自分でも。 成田の言葉が嘘じゃないなんて保証はどこにもない。しかし嘘だという証拠もどこにもない。実際に死体が消える様子を見せられれば、尚更。もし何かのトリックなのだとしたら、ナイフを突き立てたところでタネ明かしになるのではないだろうか。
…どちらにしても、デメリットは無いのかも。 キラキラと黒く光るそれを拾い上げれば、冷たい誘惑に襲われる。刃を自分に向けてマジマジと眺めれば、心臓はドキドキと動きを激しくしていく。ごくりと、唾をのむ。
しばしその切っ先を眺めた後、はぁっと息を吐き、腕を下ろす。 そんな恐ろしいこと出来るはずがない。 じゃあやっぱり――? その先を考えるのはやめた。
少し歩いて頭を冷やしたほうがいいのかもしれない。 ゆっくりと立ち上がって、教室を出た。 右手にはナイフ。 持っていて疑われるのは怖い。 けれど、持たないでいるほうが、もっと怖かった。]**
(12) 2015/04/04(Sat) 02時頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/04/04(Sat) 02時半頃
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/* なんかもう一人だと延々つらいと泣くのオンパレードな気がしてきた_(:3 」∠)_ だってもう、なんかもう、予定とか狂うとか、知ってた!
思い通りに動かないのがPCというものなのです(しろめ
(-11) 2015/04/04(Sat) 02時半頃
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[どのくらいの時間そうしていただろう。 傷付けた左腕全体が、じりじりと熱を持って。
たくし上げた袖が自然に下りて、手の甲に掛かっていて。 だから、一見して何をしたかなんてことは分からない。
手近な空き教室へと足を進めて、自分の席―――と、同じ席へ、腰を下ろした。
自分の場所だけれど、自分の机じゃない。 その木の板に、突っ伏して。]**
(13) 2015/04/04(Sat) 02時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/04(Sat) 02時半頃
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―間の世界・廊下―
[もしもの話だ。教室の中にあるテレビに移された映像を見たのなら、何かが変わったのかもしれない。
そんなの、今となってはただの予想でしかないのだけど。]
…………っ。
[反射的に竦みそうになった。 自分が彼へと向けた言葉>>2:299に対する反応に。
何度も、摘まむ指先>>6に、崩れる体躯に。
それでも突き放したら>>2:300 湿った目尻を視界に収める。 そこで初めて自分の間違いに気付いた。]
“もし此方に大事な人が居るなら、早く行動に移さないと、…本当に失くしてしまう前に。”
[蒼真、お前の言う通りだった。]
(14) 2015/04/04(Sat) 03時頃
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[蹲ってただこちらを見上げて、なんで。と繰り返し問われて。 初めて異様だと感じた。
ちがう。
咄嗟的にそう否定しようとして、そうすれば今の行動の理由も意味もなくなってしまうから押し込めて。 いつものように笑ってやったつもりなのに。
空気に溶けいるような声が、何かに納得する。
何を、視てる?
確かめるより先に、立ち上がる。 つられるようにして視線を彼へと向けた。
教室では決して向けることのなかった瞳で、武藤を、雪ちゃんを、]
(15) 2015/04/04(Sat) 03時頃
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―――ッ、馬鹿!
[僅かに離れた距離。 露わになる白い肌。 日に焼けたこともあんまり知らなさそうなそこに、描かれる模様>>9
革よりも細くて、けれど革よりも濃い色をした赤い糸が、透明の玉に包まれて落ちていく。]
なん、で……そう、なる。
[彼のように、血も涙も流れていない自分は、縮こまった指先を武藤へ向けた。
突き放せば、傷つくかもしれない。 その可能性を捨てたわけじゃなかったけど、こんな、友達が、幼馴染が、どうして、何で、どうして、
大切なのに、どうして、自分は。]
(16) 2015/04/04(Sat) 03時頃
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ゆき、
[今更のように彼の名前を呼んだ。 その声は届いたんだろうか。わからない。
代わりに武藤は「ちーちゃん」と呟いていて。 幽霊みたいに霞がかった動きで立ち上がる姿に、伸ばした指先は触れることなく掠めて。
名前を呼ぶ癖に、彼は、雪ちゃんは、俺を見ない。
どうして、そんなの簡単だ。
自分が彼を傷付けたから。]
(17) 2015/04/04(Sat) 03時頃
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“もし此方に大事な人が居るなら、早く行動に移さないと、…本当に失くしてしまう前に。”
失くして、しまう…前に。
[蒼真は忠告してくれたのに。 なのに、自分が結局行ったものは、自分本意な我儘で。]
かえらなきゃ。
[何秒。何分。何時間。 どれだけの時を巡ればやり直せるのだろう。
そんなの無理だ。過去になんて戻れない。そう思っているのに、頭の中は支配される。
かえらなきゃ。かえらなきゃ。かえらなきゃ。かえらなきゃ。かえらなきゃ。かえらなきゃ。かえらなきゃ。かえらなきゃ。かえらなきゃ。]
(18) 2015/04/04(Sat) 03時頃
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―――何処に?
(-12) 2015/04/04(Sat) 03時頃
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………かえらなきゃ。
[ふらっと、 立ち上がる頃には武藤の姿は遠くて。
追いかけようとして、彼を追うように伸びる赤い雫の痕に視界が揺らぐ。
混じるのは透明だ。 でも、彼が流したみたいに綺麗じゃない。 右手だって傷なんかひとつもついていないのに、汚くて。
もう、包んでくれた手は、無い。]*
(19) 2015/04/04(Sat) 03時頃
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―間の世界・廊下→教室―
[唇を引き結んで、足を動かす。 ローファー越しに伝わる床の冷たさをただ無情に流した。
やがて訪れた教室。 そこに鷹谷>>12はいただろうか。
いたとしても悄然とした自分の表情を知られる前に隠そうと逸らしただろうが。
やがて戻る教室内。 そこに誰がいたとしても向かうのは一番後ろの扉側近くの席。
そこで置かれたナイフ>>2:182を手に取る。 そのまま無言で立ち去ろうとしつつ、呟いた。]
(20) 2015/04/04(Sat) 03時頃
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もう、失くさない、から…―――。**
(21) 2015/04/04(Sat) 03時頃
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一緒に帰ろ、雪ちゃん。*
(-13) 2015/04/04(Sat) 03時頃
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/* これ武藤PLさんすんごい動きにくかったよね この後の展開全部押し付けてしまった ほんとうに申し訳なかった
(-14) 2015/04/04(Sat) 03時頃
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/* 帝君と刺し違えたい欲はある
(-15) 2015/04/04(Sat) 03時頃
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/* お相手さんを萎えさせてないかだけが心配なんだ うまく設定拾えなかった 弟君と左手首の関係性がわからなかった ただ、武藤くんからすれば腕を伸ばして傍の熱を求められないという前提ですごくがんばってきてくれたのに▼ 千旭
(-16) 2015/04/04(Sat) 03時半頃
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/* おいこら待て千旭逃げんな
(-17) 2015/04/04(Sat) 03時半頃
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―201X年3月23日・AM0:00・自宅―
[全身を軋ませて、襲う痛みが消えていく感覚。
楽になっていく身体に、安堵するけれど…
それよりも 真上の重みが消えていく事が
寂しかった。
背に当たる固い床の感触は、柔らかなシーツのものに代わり、重い瞼を開いた。
部屋の天井を見上げて、視界の端に入る周囲の様子に、自分の部屋だと自覚するとまた瞼を閉じた]
………戻って、来れた…。
[呟いて、暗闇の中に、浮かんだのは…―――]
(+4) 2015/04/04(Sat) 07時頃
|
|
[跳ね上がるようにして身を起こした。 急く手でスマホを探す。 枕元を探れば、指先に当たった固さを掴み、画面を開いた。
確かめないと、彼が戻って来れたのかどうか。
彼と、吾妻と、戻る為に 互いに殺しあったのだから―――…?
滑らせた指先が止まった。
…空いた片手で、腹に触れて、首を傾げる。
開いたアドレス帳。 登録されているのは、一件のみ。
吾妻 螢一
彼だけだった]
(+5) 2015/04/04(Sat) 07時頃
|
|
[何故か、指先が震えて止まらなかった。
彼と戻りたかった。
けど、…此方に拘ったのはどうして?
何かが 抜け落ちて
自分が空になる
手にした携帯が震えると、大袈裟なくらい身体が跳ねて、強張った]
(+6) 2015/04/04(Sat) 07時頃
|
|
[届いたメールを眺めて
身体の力が抜ける。
彼が此処に居る事が、嬉しくて、泣き出しそうな顔で笑った]
(+7) 2015/04/04(Sat) 07時頃
|
|
To:吾妻 件名:おかえり --------------------------- うん。 俺も戻って来れたよ。
(+8) 2015/04/04(Sat) 07時頃
|
|
[何とか、それだけを打ち出して送信した。
…酷く、彼に、会いたかった]
(+9) 2015/04/04(Sat) 07時頃
|
|
/* いつも追いかけられる側しかやったことない(有難い)ので自分から向かう時こんな不安で胸と腹がぎりっとなるとは
(-18) 2015/04/04(Sat) 07時頃
|
|
― 間の世界・廊下 ―
[教室から出て、ふらり ふらり。 片脚はいつもより重く感じられて、 思うように進まない。
階段を上って、下りて、 廊下は突き当たりまで進んで、進んで、 適当に曲がって。
どれほど進んだ時だったろうか。 近くの教室から物音。 からり、扉を開けてみればただの空き教室。 でも、テレビに何か、映っていて>>0。
思ったのは、赤、赤、赤、赤――…… 寄り添い合うような二人はまるで互いしか 見えてないみたいで、酷く 羨ましくて――]
(22) 2015/04/04(Sat) 07時頃
|
|
―――――ガンッ!!!!!!!!
(23) 2015/04/04(Sat) 07時頃
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|
[右手に握ったナイフを拳ごと叩き付けるように、 近くの壁へ突き刺す。 掲示物を画鋲で止めたりもする柔らかい壁は、 刃を半ばほど飲み込んで、止まった。]
………やっぱり、本物。
[うわ言みたいな言葉が、零れる。
ほら、何も教室の外に出て確認する必要もなく、 こうして壁でも机でも何でも突き刺せば 偽物か本物かなんて証明出来るのに。]
――…うそつき。
[―――……うそつきは、わるいこは あのこなのに ――…どうして あのこは みてもらえるの?]
(24) 2015/04/04(Sat) 07時頃
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[突き刺さったナイフを引き抜いて、また歩き出す。 当てもなく、宛てもなく。
迷子の子供が親を探すみたいな顔をして ナイフをぶら下げて。
通り掛かった踊り場にある大鏡が、 そんな自分を皮肉るみたいに 映していた。
興味惹かれぬまま、通り過ぎる。
――自分の目じゃ、意味が ない。**]
(25) 2015/04/04(Sat) 07時頃
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―201X年3月23日・AM0:00―
[送信画面を見送ってからスマホのアドレス帳を念入りに手繰った。
やはり消えているのはあの場にいたメンツだけのようだ。
――麻倉は大丈夫なんだろうか。 残してきたもう一人の親しい友人の顔を思い返す。 最後に見た彼は随分と混乱しているように見えた。
なぜ麻倉を置いてきてしまったのだろうと、また疑問符が一つ]
(+10) 2015/04/04(Sat) 07時半頃
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……あ、返事。
[振動と同時に着信を知らせる表示に、画面を切り替える。
どうやら無事に戻ってきたらしい。 ――良かったと、胸を撫で下ろす中で、何かが 何かが 足りないような気がした。
大事な何かを忘れているような、胸の中に、ポッカリと空いた虫食いの穴。
確実に抜け落ちていると、それだけは分かるのに、その正体が分からない]
(+11) 2015/04/04(Sat) 07時半頃
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……なんなんだろう。
[頼りない気持ちにスマホを持つ手が震えた。 素直に戻れるなんて、そんなの幻想だったんだろうか。
蒼真は――?
彼なら、彼に聞けば何か分かるかもしれない、と。
慌てて指先を滑らせる]
(+12) 2015/04/04(Sat) 07時半頃
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To:蒼真 件名:蒼真もお帰り --------------------------- ……良かった。
で、ちょっと話があるんだ。 明日って暇? 俺、休みの間も例の部屋で絵を描くつもりなんだけど、蒼真が時間あるなら学校で話、出来ない?
(+13) 2015/04/04(Sat) 07時半頃
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[打ち終えればまた送信を。
別に外でも構わなかったのだけれど、こんな状態だからこそ、余計に。 たった一つ、心から安らげる場所に行きたかった]
(+14) 2015/04/04(Sat) 07時半頃
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/* 帝君のポジションなら至極当然のおもいである
(-19) 2015/04/04(Sat) 07時半頃
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/* うつし世はゆめ よるの夢こそまこと
使いたい名言ではあるが、コンセプト的にも帝君が使いたいかしらって
(-20) 2015/04/04(Sat) 07時半頃
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/* 二十面相!君は人殺しはしないはずだったね
ちーちゃんは人殺しなんてしない
これ拾ってくれてるのかなって思ってた
(-21) 2015/04/04(Sat) 07時半頃
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/* 言うだけタダ>>まだメモで許可すらおりてない<< 刃物をプレゼントする意味は「運命や未来を切り開く」 ネックレス=あなたにはわたしがいればいい 左=過去 右=未来 千旭がブレスレットをつけていたのは右のつもり
手首切ったら手を繋いで空でも見ながら「これからもいっしょだよ。」 口に出したら壊れそうと知らないフリはどうにか触れたから後は弟君に関してどうにかしたい
(-22) 2015/04/04(Sat) 08時頃
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/* 着々とみんなのSAN値が減っているこの現状 安心してください 墓下のSAN値も急降下です\(^o^)/
(-23) 2015/04/04(Sat) 08時半頃
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/* …戻ってきて、大事だった家族も、自分に向けてくれた想いも、何にもなくなった蒼真とシンクロして辛い。
(-24) 2015/04/04(Sat) 09時頃
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/* 墓下で落としたかったネタが諸々廃棄物になった事に今気付いて愕然 練り直して落としたい王子さまとお城シリーズ(レゴっぽい)
忘れるほどに蒼真くん忘却に衝撃を受けていたアカウントがこちらです
(-25) 2015/04/04(Sat) 09時半頃
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/* ちがう、ブレスレットだ あなたにはわたしがいればいい ネックレスは絶対に離れないで ピアスは傷つけていいのは自分だけ 傷ついても治してあげる あなたのためなら何でもできる
(-26) 2015/04/04(Sat) 09時半頃
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―201X年3月23日・AM0:00・自宅―
[メールを送った後の画面を見詰め、数件の着信履歴とメールに気付く]
………バイト、…。
[連絡を入れて謝罪を繰り返し、何処か遠くに意識を置いたまま、電話を切るとベッドに腰掛けて震える息を吐いた。
喉が渇いて引き攣り、水でも飲もうと腰を上げて自室を出た]
(+15) 2015/04/04(Sat) 10時頃
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[ゆっくりと、確かめるような足取り。 廊下を歩み、階段を下りてキッチンへと。 広く、静かな室内は、いつもと変わらないのに、落ち着かない。
食器棚から、コップを取り出そうとして、………戸惑う指先が硝子に触れて押し倒し、転がったそれが床に落ちて、砕けた甲高い音が響いた。
暫く、散らばった硝子を見詰めて、その側に屈み込むと指先を伸ばす。
可愛らしいクマ柄のそれを摘まもうとして、不意に伝わる熱に瞬いた。 流れ落ちた赤が、硝子を、床を、彩る。 つい、先程だった筈… 首筋から吹き出す赤を、思い出して]
(+16) 2015/04/04(Sat) 10時頃
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…………。
[窓から差し込む月明かりに浮かび上がる、硝子の欠片を撫ぜ、血を撫ぜて。
ポケットに入れたスマホが、震えた]
(+17) 2015/04/04(Sat) 10時頃
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To:吾妻 件名:ありがとう -------------------------- うん、蛍君に会いに行くよ。 何時位?
(+18) 2015/04/04(Sat) 10時頃
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[心が音を立てて軋んだ。
あいたい あいたい あいたい あいたい あいたい…
メールを送った後も、陰る瞳で指先を滑らせて文字を浮き上がらせた]
(+19) 2015/04/04(Sat) 10時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/04(Sat) 11時半頃
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―201X年3月23日・AM0:00・自宅―
[あの世界での出来事を思い返しつつ、また首元へと指先を伸ばした。
傷ひとつない滑らかな皮膚。 けれど覚えている、痛み、というよりも焼けつくような熱さだった。 吹き出す鮮血の飛沫が蒼真の顔へと飛んで――段々と暗くなってゆく視界の中、その唇は何かを紡ごうと、開いてはまた閉じ、けれど思い出しても、分からない。
ただ、強く抱き締める腕だけは忘れそうにない程に記憶に焼き付いていた。
ただの友人をあんな風に抱き締める理由はなんなのだろうと、考えてまた分からない、と。
最後まで見つめ続けたあの瞳の色も――]
(+20) 2015/04/04(Sat) 13時頃
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[追想の海に沈む意識を切り裂くように、また振動が伝わった]
To:蒼真 件名:うん --------------------------- そうだな…多分10時位には着いてると思うよ。 じゃあ明日学校で。
(+21) 2015/04/04(Sat) 13時頃
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[送信し終えると瞼を閉じる。 酷い疲労が不意に襲ってきた。
気になる事は色々あったけれど、また明日、蒼真に会った時にでも考えればいいと。
引きずり込まれるような眠気に身を任せ、あとは夢の中――*]
(+22) 2015/04/04(Sat) 13時頃
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/* できれば、みんなとも会いたいんだが… 雪ちゃん忙しそうだから早めにキリング開始した方がいいかな 結構殺す前はたくさん回想したり、お話したいから
(-27) 2015/04/04(Sat) 13時半頃
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ー間の世界・1階空き教室ー
[ 失くなるものなんて、いらない。 なにもかもが作り物みたいで、 本音なんて見えなくて。 全部がおままごとみたいで。 ボクは、俺は。あのこと一緒に透明だった。]
(26) 2015/04/04(Sat) 13時半頃
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[キミといるときだけが生身な気がした。 ちーちゃんだけがリアルな気がした。 ボクの中身は殻が溶けた卵みたいだ。
学校の中で俺たちだけがいる世界で ちーちゃんに拒絶されたら、もう 守りたいものなんて ない。 ]
(27) 2015/04/04(Sat) 13時半頃
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[右手が左の手首を握り締めて。 痛みと鼓動が。キミの刃が。
ーーーいとしい、と、思った。]**
(28) 2015/04/04(Sat) 13時半頃
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―間の世界・廊下―
[鍵盤の一番高い音みたいに、激しく短く揺れる音。 左胸が怒鳴っている。早く、早く、とせがんでいる。
手当たり次第に教室を開ける。 無意識に視線が捉えるのは奥にある隅の席。 いない。すぐに扉を閉めた。
繊細なピアノの音。 肩の力加減で幾通りも響きを変えさせる。
それは同じ存在なのに異なった側面を教えているようで。
俺は、今まで雪ちゃんの、武藤雪麿の何を知った気になっていたんだろうと、そんな心地にさせた。]
(29) 2015/04/04(Sat) 14時半頃
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[幾つもの教室を通り抜ける途中。 無人のグラウンドが見えた。
砂埃を巻き上げることを忘れたように凪いだ地面は、静かな海をも思わせる。
誰とも争うことなく、いがみ合うこなく。 そんな日々が続いていたなら、ずっとそばにいられたんだろうか。
不器用な口は、素直に強請ることなんて出来ない。 蛍のように短く胡蝶を移ろう心を、 さいごまで信じることが、怖かったから。]
いっそ、夢なら。
[この世が幻で。あの世が現実ならば。 それならば息を止めてしまった方が幸福なのではないか。]
(30) 2015/04/04(Sat) 14時半頃
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/* おはようございます。 突然死についてですが、昨日は私も混乱して了承いたしましたが国の禁止事項となっており、こう言った形で利用していものであるか私には判断つきません。 村辞退に異論ございませんその手段として突然死は国のルールに抵触することであり現在国主様に確認しております。 この件について少々お待ちくださいますでしょうか
(-28) 2015/04/04(Sat) 14時半頃
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湿り気を覚えていない晴れた土を見て、それでもナイフを持った右手に力を込めるのは。
自分が何をすべきか。
しなくちゃいけないのか。
それをまた責任感という大義名分で彩っていることを知らないまま、繰り返す。]
かえらなきゃ。
[泳ぎ方を知らない足は、ただただ失くした物を、探す。]
(31) 2015/04/04(Sat) 14時半頃
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―間の世界・廊下→図書室―
[渇いた音。 薄暗い室内で星のように埃が舞い上がり、紙面の独特の臭いが出迎えた。
成田にとって意味のある世界。
彼は何を望んで俺を、俺たちをここに連れて来たんだろう。
特別仲が良かったわけでは無い。 俺たちの中にある共通点は、“同じクラスメイト”その肩書き一つなのに。
寂しい。苦しい。痛い。 どんな思いであの言葉を書き殴ったんだろう。
頬に押し付けるように煌めいた切っ先が。 彼の望むゲームのエンディングが。
どのようなものかなんて描けない。]
(32) 2015/04/04(Sat) 14時半頃
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[それでも本に終わりがあるように、この世界にも終焉はあるのではないか。 現実と、虚像。 その間にある成田の世界。
それを見届けられるのは誰だろう。 こんな大役を背負ってくれるのは、]
酷い顔。
[薄汚れた窓に映る自分の表情。 死刑囚みたいに色素の薄い顔はとても正義を貫こうとする警察官のものではなくて。
あいつが探偵ならば、自分は怪盗なんじゃないだろうか。 恐らくきっと、自分はあいつの大切な人を、奪ってしまうのだから。]
(33) 2015/04/04(Sat) 14時半頃
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[血を見ることを嫌う怪盗。 それは本当に? 返しそびれた本に綴られた人物に馳せた思い。
もう本当の自分がどれなのか。 嘘を吐き過ぎた俺には分からない。
でも、もしも。 彼が、僕を、私を、俺を、「 」と呼んでくれたなら。]
もういいかい。
[追いかけてみよう。 いつもように遊びに誘う時のように。
でも見つけた先、もしも逃げ出してしまうのなら、その時は―――。
誰にも壊されないように、奥底に、閉じ込めてみようか。]
(34) 2015/04/04(Sat) 14時半頃
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―間の世界・図書室→廊下―
[左胸を覆い尽くす感情の名を知らない。 きっと、愛なんてものにしては薄くて 憎しみと呼ぶには弱過ぎて。
そんなちぐはぐな空に監視された世界なら、空なんか飛べない。]
ゆき、
[傷付けた痕。 連なるような切り傷。
彼のなくしたくなかったもの。 右手から伝わる物に、柔らかさも、あったかさもなかった。
でも、何より大切な物だというように右腕を持ち上げる。 柄の部分に口元を寄せる。]
(35) 2015/04/04(Sat) 14時半頃
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だれにも、あげない。
[早瀬にも、吾妻にも、鷹谷にも。 加賀宮にも、「ちーちゃん」にも。誰にも。絶対に。]
何処に、いるの。
[だからその声を聞きたい。 いつもみたいにバカな騒ぎをして。 そんな日に戻るために。
痛い。左胸が、締め付けられるみたいに。 苦しい。息が、うまくできない。
寂しい。おれをみて。]*
(36) 2015/04/04(Sat) 14時半頃
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/* めっちゃクライマックスやけどまだ許可降りてないチキンなので教室行けぬ
(-29) 2015/04/04(Sat) 15時頃
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/* そして>>長すぎる<< みんなをぼんやり混ぜてみたけどわかるかなぁ…
(-30) 2015/04/04(Sat) 15時頃
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/* んーーみんなのいる時に希望出さなきゃフェアじゃなかったかなぁ ううううんせめて後悔されないよう頑張ろう
(-31) 2015/04/04(Sat) 15時頃
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―雪ちゃんとのこと―
[初めて会ったのは、まだ両手で事足りる歳の頃だった。 両親の転勤で引っ越してきた先。 転校生という存在が珍しいのか、持て囃されてはチヤホヤされていた。
気分の良いまま、自宅に帰って。 出来たばかりの友達と遊びに行こうとして、母さんに呼び止められた。
「買い物行って来て」 全く空気の読めない親だと思った。 隠し切ることなく素直に表情に出せば、頬を抓られて。
渋々約束を断り向かったのは、豆腐屋。 快活な声かけにながらも、たじろぎながら向かった店先で、目が奪われた。]
(37) 2015/04/04(Sat) 15時半頃
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[白い頬に丸い輪郭。 深い夜の髪に深みのある瞳。
それが、クラスメイトの一人だと気付くまでに、十分と時間がかかった。
隣からこの店の主人だろうか、男性に声がかけられるまで、見惚れていた。]
あっ……豆腐を買いに来て。きま、した。
[カタコトの敬語を持ち入りながら、木綿か絹か、聞いたはずのことをすっからかんにしつつ結局絹豆腐を手に入れる。
その後、しどろもどろになりながら家まで辿り着くまでの記憶は非常にあやふやだった。 でも、次の日にあった時に声をかけてみた。]
(38) 2015/04/04(Sat) 15時半頃
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な、なぁ……「雪ちゃん」、お前豆腐すきなの。
[おはよう、でもなく。 いい天気だね、でもなく。
我ながら意味のわからない一言だったと思う。 それに許可なく相手を愛称で呼んだりして。
でも、白い頬っぺたは柔らかそうで、土に触れたら溶けてしまう雪がぴったりだと思った。
いつの間にか輪に紛れてしまうような、その空気感も。
ただ、その時は雪みたいに儚くて、雪麿なんて変わった名前の“女の子”に触れたくて。
彼女が彼だったこと。 また存外負けず嫌いな一面もあることを思えば、雪なんて名前じゃかき消えないくらいの存在になるのだが。
今思えば、あれが自分の初恋だった気がする。]*
(39) 2015/04/04(Sat) 15時半頃
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/* 一応全員のメモ確認してから教室行こう
(-32) 2015/04/04(Sat) 15時半頃
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/* ご連絡ありがとうございます。 RP村における突然死についてですがロビー派出所の>>278より遣り取りがありますので参照してみてください。 >>309のリンク先を読んでいただければ更に詳しく国主様のスタンスは分かるかと思います。
(-33) 2015/04/04(Sat) 15時半頃
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/* ▼胃痛
(-34) 2015/04/04(Sat) 17時頃
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―間の世界・廊下― [教室を出て廊下をゆっくり歩く。本来の校舎とは違って、構造がめちゃくちゃになっていた気がする。でもそんなことは、もはやどうでもよかった。元の世界へ戻れないなら、迷子になったところで同じだ。
成田は、俺たちに殺し合いをさせて何がしたいんだろう。もしかしたら深い意味なんて無い、のかも。教壇で語る彼は楽しそうだったような気がする。一緒にゲームをしよう…それがすべてなのかもしれない。 考えてもわからないであろうことが、頭の中を行ったり来たりしている。]
……。
[ナイフは鋭い。 体の小さい自分でも、不意を突けば、体格差を埋められるだろう。 逃げられても、自分の脚なら追いつくことは難しくないだろう。 みんなとは仲良く過ごしてきたつもり。自分なら警戒されることも、少ないだろう。]
……うぅ…。
[どうしてそんなことばかり浮かんできてしまうのか。 そんなことのために部活をやってきたわけじゃない。 そんなことのために仲良くしてきたんじゃない…。 また泣きそうになるのをぐっと噛みしめて堪える。 足音がよく響く廊下はひんやりしていて、氷の上を歩いているようだった。]
(40) 2015/04/04(Sat) 17時頃
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―間の世界・廊下→1年4組教室―
[空き教室の前に差し掛かったとき、中に人の気配>>2を感じて足を止める。 向こうもこちらに気付くかもしれない。 入り口には1年4組…歩いた体感よりも進んでいないのは構造がおかしいせいだろうか。 中には修が居た。机に腰掛けるという、普段の彼からは想像できない様子で。]
修…。
[教室へ入ると、彼からは少し離れた席で、同じように机に座った。 殺そうとか、殺されるかも、とかそんなことは考えてなかった。 ただ、見える位置に誰か居てほしい、それだけ。]
…テレビ…見た?
[普段ならアニメとか週末特番とか、そういう話題だっただろう。 そして、おそらくそれ以上伝えなくても、彼は何のことかわかるだろうと。 同時に画面の中にあったそれについて、自分で触れるのが怖かった。自分の声は少し震えていた気がする。
少し疲れた様子で、そのまましばらく机に座っているつもり。]**
(41) 2015/04/04(Sat) 17時頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/04/04(Sat) 17時頃
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/* うーん…体格差を埋める、追いつける、まではともかく、 仲良いから警戒されないだろうはちょっとやりすぎたかな…。 あんまり鷹谷らしくない発想だったかもしれない。
(-35) 2015/04/04(Sat) 17時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2015/04/04(Sat) 20時半頃
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ー間の世界・1年4組教室ー [一度は、何かのために動こうかと思ったのに。思ったのに、さっきの諍いが、動く自分を邪魔する。 いくつもの気持ちが混じり合って、結局、ぼんやりと。ただぼんやりと。 何かを考えているようにも、何も考えていないようにも見える曖昧な様子で、行儀悪い格好のまま空中に視線を。
そうこうしていると、鷹谷の姿>>41が、そこに。
持ってきたナイフに手は伸ばさず。顔だけ向けて]
……鷹谷か。何しにここに?
[先ほど、麻倉や加賀宮と言い争いになった時と比べると口調はずっと穏やかなもので。 姿勢は黒板の方に向けて、穏やかな口調のまま]
………殺しにでも来てくれたか?
[と、ひどく物騒なことを、さらりと。 口調には変化はまるでない。それが本心なのか虚構なのか、見抜くのは難しいだろう。]
(42) 2015/04/04(Sat) 21時頃
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[テレビを見たか、と聞かれれば、やはりその口調のまま]
ああ。蒼真と吾妻……だったな。 ……消えちゃったな。 [見たままをそのまま告げるならそのような言い方しかなくて。それ以上語る気が起きなかったのは、早瀬もまた同じことだったのか、あるいは。
そうして、しばらく沈黙の時間でもあるならば。
唐突に、早瀬が口を開く]
なあ……鷹谷。
僕は………………… [首をわずかに水平より上に向けて、目線は黒板の上の方あたりに向けたまま。そこで言葉を止めて、四秒ほどの静寂。穏やかな口調でそれを破る]
狂ってしまったのかも、しれない。
[自然に口から出る音は、似つかわしくないくらいに日常からかけ離れた言葉]
(43) 2015/04/04(Sat) 21時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2015/04/04(Sat) 21時半頃
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―嘘か本当かわからないこと― [最初は父への憧れだった。 父は楽団お抱えのピアニストで、大体常日頃日本中を飛び回っている。 彼はほとんど母一人の手で育てられたと言って過言ではないだろう。
母である尚子(しょうこ)にとってすれば、修が父親への憧れという意味でピアノに目覚めてくれたことは、嬉しかったし、同時に都合が良かった。 夫の知人にピアノ奏者はいくらもいる。彼がピアノのレッスンや一人で弾いている間は、自分は家事に専念できるのだし。
しかし、その期待は、一つだけ良くないことを産む。]
(-36) 2015/04/04(Sat) 21時半頃
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[――尚子曰く。 「今度のコンクールで優勝したら、あれを買ってあげるね」
彼女はそういったやり方で、修のモチベーションを高めようとした。
そのやり方は、徐々に「いい子にしていたら、あれをしていいよ」などと、そういう方向に進んでいった。
修はそれに「適応」した。
「いい子」の自分を作っていれば、平穏が得られるのだと。
かくして、彼は気づかないまま、16歳を迎えることになる。
――己の中のおぞましい感情が、はけ口を探していることに]
(-37) 2015/04/04(Sat) 22時頃
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―『彼女』―
[脚が速かった。 小学校ではそれだけで十分だった。 頭は悪くなかった。 際立っている訳ではなかったけど、 中学校では適応した。
誰がどんな顔を声を言葉を望んでいるのか。 全てが全て分かり切った訳ではないし、期待通りに取りこぼしすることなく返すことが可能ではなかったけど。
でも、『彼女』を作るには十分だった。]
(44) 2015/04/04(Sat) 22時頃
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………え? 好きだって。
[だが、いつだってうまくいかない。 たかだか中学生だ。
片手で事足りるくらいの『彼女』。 それでも多かった方ではないだろうか。
中学の三年生の冬が過ぎるまで。 飽くまでもなくそれは続いて。 春まであった右手首に残っていた輪っかはもう跡形もなかったけれど。
離れていく温もり。 追いかけることもせず残る一人。 風に流される黒髪だけ見て踵を返した。]*
(45) 2015/04/04(Sat) 22時頃
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|
/* こんばんは。 取り敢えず芙蓉PL様が突然死に関して懸念している事は理解いたしました。
つきましては4dにて吊り噛みでの処理を行わせていただきたいと思います。 3dでは何かソロルを一つ落として頂いて、4dで自害ロルをお願いできませんでしょうか? それでご対応いただければ幸いです。 取り急ぎご連絡までに。
(-38) 2015/04/04(Sat) 22時半頃
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/* どのタイミングで殺したらええんかわからん
(-39) 2015/04/04(Sat) 22時半頃
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―間の世界・廊下→1階空き教室―
[うろうろ。 何も握らない左腕だけが背負うことなく揺れている。
靴音を隠すことなく残した。 伸びる陰はちいさくて、一歩踏みしめる度に昔に戻っているような気分になる。
ぴたり。遅れて左足の踵が沈む。 やがて訪れた静寂、顔を上げた先にある掲示板>>10を見て止まる。
示された日付に、この頃何をしていたっけ。 そう振り返って朧気にしか覚えていないことに気付く。]
(46) 2015/04/04(Sat) 22時半頃
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|
忘れられていくって、
いつか、その人の“なかったこと”にするって。
どんな気持ちなんだろう。
[一人手に呟いて、答える声はあったかどうか。 自嘲気味に上がる口元を左手で覆えば、再び脚を動かす。
重りも何もない足。 記憶が正しければこちらにももう一室教室があった筈で。
ゆらゆらと蜉蝣を引き連れて進む。]
(47) 2015/04/04(Sat) 22時半頃
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―間の世界・1階空き教室―
[摺り合わせた音が軋む。
ゆっくりと開いていく隙間につま先を忍び込ませながら奥へと入り込んだ。
黒板を見て、カレンダーを見て、時計を見て、床を見て、机を見る。]
―――、………。
[息を飲んだ。
右手の内にある刃を握り込んで、 口元はゆぅるりと弧を描いた。]
(48) 2015/04/04(Sat) 22時半頃
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………雪ちゃん。
[一歩、二歩、三歩。 踏みしめるように、踵を落とす。
少しずつ大きくなる姿はまだ机>>28に突っ伏していただろうか。 どうしていただろう。
どんな反応にせよ、机一つ分の距離を保ったまま、息を吐く。]
さっきは、ごめん。
[彼へと向けた言葉は思ったよりもちいさく、掠れて。 それでも首を傾げながら笑みを浮かべた。
ナイフを 握りしめながら。]
(49) 2015/04/04(Sat) 22時半頃
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/* もうダメだ 自信なんかない
(-40) 2015/04/04(Sat) 22時半頃
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―201X年3月23日・AM10時・美術準備室―
[花冷えというのだろうか。 足を踏み入れた室内は随分と冷え込んで感じられた。 春休み中だというのもあるのかもしれない。 人の密度の薄さは寒さを呼び込んでいるような気もした。
IHヒーターの上に置かれた薬缶の湯をマグへと注ぎ、ティーバッグを落としこむ。 喉を潤すというよりは指先を温めるための作業だったけれど、今日は必要なかったのに。 一連の流れのようにこなしている自分に気付いて苦笑した。
彼が訪ねてくるのはいつ頃だっただろうか。 取り敢えずはマグを片手に椅子へと腰を下ろして窓の外へと視線を馳せた]
(+23) 2015/04/04(Sat) 22時半頃
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/* ごめんなさい。
(-41) 2015/04/04(Sat) 22時半頃
|
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―もう一つの王子さまの話―
[苦しさと快感を逃したくて彷徨う指先が、吸い殻の積もった灰皿に当たって、彷徨って……耐えるように握り込まれる。
絵の具の跡の残る机の上、上体を預けて。 突かれる度に漏れかける声は、顔を覆うように曲げた左腕の袖へと吸い込まれて――それでも掻き消しきれない吐息は甘く、溶けた。
せんせい せんせい もっと ――
掴まれた腰が、恥ずかしいとそう思うのに、思うのに、揺れて]
(+24) 2015/04/04(Sat) 22時半頃
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『……――、――』
[後ろから詰る掠れた声が、深くまで穿たれた熱が、甘い毒みたいに身体中を駆け巡って溶けさせる。
――顔は見えなくて構わないんだ。
握った手の上へと重ねられる少し大きな掌と、覆い被さる重みと、降り積もる荒い息と。
それだけでいい それだけがいい
だって気付きたくないから。
その目がどこを見ているかなんて]
(+25) 2015/04/04(Sat) 22時半頃
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/* 基本的に蒼真待ちという
ちょっと落ち着いてきたからと思ってキリングの辺り読むとまた泣くという
(-42) 2015/04/04(Sat) 23時頃
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/* 表も結構静か
(-43) 2015/04/04(Sat) 23時頃
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/* ああ、駄目だって、蒼真好きだなぁって、嘘つけないなって思ったのがキリングに入ってからだったから、なんかもう感情が怒涛だった そしてこうなってから2dログ諸々読み返すと余計に切ない あんなに忘れないでって願うのに忘れるのがつらい
覚えてたい 覚えてたかったのに、な
(-44) 2015/04/04(Sat) 23時頃
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―201X年3月23日・AM0:00・自宅―
[あいたい…――
からりと、空いた場所に、染み入ってくる彼への想い。
心地良いと思うのに、違う、とも思う。
抱き締めた腕の中の温もり 瞳から溢れたもの 彼の最期の言葉
血に濡れたその言葉は 何だったか 思い出せない]
(+26) 2015/04/04(Sat) 23時頃
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[振動と 画面の点滅に 文字を綴っていた指が止まる。
届いたメールを、そっと開いた。
画面を擦る指の腹が、温もりを持って、欲しかった熱を思い起こさせる。
―――ただ、今は、温もりが欲しかった]
(+27) 2015/04/04(Sat) 23時頃
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To:蒼真 件名:Re:うん --------------------------- うん、明日。
(+28) 2015/04/04(Sat) 23時頃
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………――――、…
[幼い少年に似た響きだった。
送る事の出来ない言葉は 画面と共に閉じられて 床に投げ出された。
もし、――――、と送ったら… 彼は駆け付けてくれるのだろうか…
あの時の自分のように
手を取って温もりを教えてくれる? 指先の血は、乾いて固まり、皮膚を引き攣らせた]
(+29) 2015/04/04(Sat) 23時半頃
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―間の世界・1年4組教室―
え…いや…。
[修>>42から、何しに、殺しに来たかと言われれば、一瞬言葉に詰まる。 そんなことするわけないじゃん!と言えたら、少しは楽になれたのかもしれない。]
…教室、誰もいなくなっちゃったから、さ…。 歩いてたら修がいたから…。
[ここに来た経緯をそのまま伝える。 彼の口調は穏やかだった気がする。
テレビは彼も見たと。 蒼真と吾妻…やっぱり、見間違いではなかった。]
どうして…。
[二人へ向けたものだったか、成田へ向けたものだったか、あるいは両方か。 一言つぶやくと、あふれ出そうになる涙をぐっと堪えた。]
(50) 2015/04/04(Sat) 23時半頃
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[仄かな光に、透き通る欠片と、赤の雫。 その傍らで、眠れぬ夜を過ごした。
届かない手は、変わらず、此処にあるなんて、知らないまま――]*
(+30) 2015/04/04(Sat) 23時半頃
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[しばらく黙っていた。 黙っていたというより、何を話せばいいのかわからなかった。]
……。
[沈黙を破った彼の言葉>>43に、下を向いていた顔を彼のほうへ向ける。 しかし、何て返せばいいのかわからず、また床を眺める。 そうして少し考えた後。]
…みんな、そうなんじゃないかな…。
[自分は彼に、いつも冷静だなぁなんてイメージを持っていた。 その彼がそんなことを呟くのだ。 おそらく自分も、もうダメなのかな、とか。]
(51) 2015/04/04(Sat) 23時半頃
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/* 連絡遅れまして申し訳ありません。 先ほど帰宅いたしました。 取り急ぎソロルを落とさせていただきます。
突然死の件については国主様が問題なしと仰るようでしたら突然死も問題なしと思っていたのですが丸一日経って返答が未だない状態で困っておりました
それと、村建て様のアナウンスなしにいきなり自害ロルを出して良いものか迷っていた部分もありました。 対応が遅くなって大変申し訳ありません。
村を去る処理について、ご配慮していただきましてありがとうございます。
(-45) 2015/04/04(Sat) 23時半頃
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[倒れたままどれくらい経っただろうか。 自分の内蔵や血液が自分の物ではないかのように戻って行く様は、すさまじくシュールで違和感があった。
その場に倒れたまま動けないまま、少年は考える。 やはり自分はこの世界でおかしくなってしまったのだろうか、と。 信じない、ではなくて信じたくないのだ、この異常事態を。 逃げたい、とでも言うべきか。その逃避行動の一環が屋上から飛び降りる、という行動だったわけだが、それも無駄と解って]
は、ははははは。
[転がったまま、笑いを漏らす。 誰かを傷つけるのは絶対に嫌だ。そもそも自分は戻りたいと思っているのか、それすらも曖昧になっている。 自殺。いましたようなものと言われればその通りだけれども。
どうして良いのか解らないまま、少年はその場横たわり続けていた]
(52) 2015/04/04(Sat) 23時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/04(Sat) 23時半頃
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―間の世界・1年4組教室―
[殺しに来たのか、という質問に対して。鷹谷は答えなかった>>50。 しかし彼の声の調子を聞いていれば、そうではないのだろうということくらいは推測ができた。]
………違ったか。………残念だ。
[「残念だ」という彼の口調は、むしろ温かみすら残るもので。 本気の発言だと言われれば信じてしまいそうな、アンバランスな危うさがそこにはあった。
彼がここに来た経緯を聞けば、「そうか」と一言返して。 何か思うところでもあるのか、薄く目を伏せた。
「どうして」という誰に伴い疑問の言葉を捉えれば、数秒、無言の時間。]
……さあ、ね。
[と素っ気なく返して、軽く首を振った。 その様子は少し、寂しげな空気を纏う。]
(53) 2015/04/04(Sat) 23時半頃
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[「みんな、そうなんじゃないかな」。>>51 鷹谷の発言は、彼もまた不安を抱えているのだと推測するには十分だった。 ……ああ、困ったなあ、と。まるで危機感もなく思ってしまう。]
……「いつも冷静な早瀬がそんなこと言いだすなら、本当にもうダメなんじゃないか」……とでも思ったかい、鷹谷?
[何となく直感的に、鷹谷の考えていることが伝わった気がして。 会話を続けていれば少しは楽にもなるもので。さっきまでよりは少し、抑揚が強まった口調で指摘して。]
……僕は舞台にアドリブを持ち込まない主義なんだ、これでも。
[ひどく回りくどい言い回しに、言葉の温度を少しずつ蘇らせながら。 要は「想定外の事態には酷く弱いんだ」ということらしいが、果たしてどう受け取られるやら]
(54) 2015/04/04(Sat) 23時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2015/04/05(Sun) 00時頃
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―201X年3月23日・AM10時・自宅→学校―
[紙袋を手に、学校までの道程を緩い足取りで進む。 途中、見掛けた公園の桜も咲き乱れて、小さな子供達が喜んで駆け回っているのを、暫し足を止めて遠目に眺めた。
駆け回って転んで、母親が子供を抱き上げる姿に心臓を掴まれた様な痛みを感じて、視線を逸らす。
痛みが解けるまでは立ち止まって。 また、学校へと向かって歩み始めた――]
(+31) 2015/04/05(Sun) 00時半頃
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―間の世界・1年4組教室―
[修は、残念だ>>53と言った。 きっと彼も、他人を殺めることをしたくないのだろうと思った。 同時に、殺しにきたと答えたら、喜んでくれたのだろうか、と物騒な考えも浮かぶ。
彼は、自分が考えていたことを言い当ててきた。 その言葉に驚き、振り返る。 続けて、アドリブを持ち込まない主義、なんて難しいことを言う。]
意味わかんねーよ…。
[やっぱり冷静じゃないかとか、わかりやすく言えよとか思いながら、その言い回しに、いつもの教室で見ていた修を感じて、少し表情が緩む。]
俺もどうしたらいいか、わかんなくてさ…。 俺…ビビるばっかりで何も出来ないし…。
[何となくニュアンスで答えつつ、手元のナイフへ視線を戻す。 泣き腫らした情けない顔が、反射する。]
(55) 2015/04/05(Sun) 00時半頃
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透と螢一は…本当に元の世界に戻れたのかな…。
[成田の話は信じるに値しないかもしれない。 でも、もうそれしか道は残されていない気がした。 目の前で次々起こる出来事に、もう考えるのにも疲れていた。]
…やるしか、ないのかな…。
[溜息と一緒に、ナイフに向かって小さな声を吐き出す。 その刃は相変わらず冷たく、キラキラと光る。
修にそれが聞こえたか、聞こえなかったかはわからない。]**
(56) 2015/04/05(Sun) 00時半頃
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―「ちーちゃん」―
[人見知りで、甘ったれで、負けず嫌いで、我儘な、末っ子。 両親と、7つ上の兄、5つ上の姉、年子の姉に散々甘やかされて。 けれどそれは、もうひとりの、末っ子の存在を重ねられているようで。 日常は騒がしく、甘く、綺麗で、明るかった。
ボクは知っていた。 「ちょうどこのくらいの頃かしら」 此方を見てそんな顔をするときに、その目にはボクが映っていなかったことを。
同じ場所にいるのに、ボクだけが画面を通したように、ごっこ遊びのように。]
(57) 2015/04/05(Sun) 00時半頃
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[分からないフリがすっかり板についていた。 大事にしていた小さな「石」が、「何」かなんて、誰にも知られなかった。
やたらに綺麗なビー玉、大きくてラメ入りのスーパーボール、真っ白な小石。 そんながらくたの宝物たちに紛れて、キャラクターものの巾着に入れて。 小学校に上がれば、交通安全のお守りの中に押し入れて。
―――僕らはいつも一緒だった。]
(58) 2015/04/05(Sun) 00時半頃
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[その日、人生で初めての転校生を見た。 テレビや漫画のように、知らない子が教卓の前に立って、先生に促されて、自己紹介をする。 それが終わったら、拍手をして、先生が「仲良くしましょうね」と言った。
元気で人懐っこくて、良く笑う、そんな新しい男の子の登場に、クラスも学年もざわめき立って。 いつの間にか出来た人の輪の中心にいた、そんなタイプの、ちーちゃん、だった。 何重にもできたクラスメイトの輪の、一番外側に陣取って、一緒になって、笑った。]
(59) 2015/04/05(Sun) 00時半頃
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[―――放課後。 母親が配達に行っていた。 店先には父親が出ていて、厚揚げだとかおからだとか。 ちょっとした惣菜だとか、そんな陳列をするのを追っ掛けては眺めていて。
「これ食べたい」
そう口に出したものは、必ず夕飯に並ぶことを知っていて。
常通りの、夕方の風景だった。
「らっしゃい」
父親が声を掛けた、店の入り口。>>38 そこにはついさっきまで、クラスメイトに囲まれ、笑っていた、男の子がいた。]
(60) 2015/04/05(Sun) 00時半頃
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[―――あさくらくん。
人見知りの末っ子は、すぐに友好的な態度を取れなくて。 父親の影に隠れるように、自己紹介した姿と重ねて眺め。 目が合っていたのに、挨拶するタイミングを逃して。
結局、支払いが終わり、豆腐が入った袋を持った彼の去り際に。 小さくはにかんで、手を振っただけ。
ボクだって話したい。 そう思っていたクラスメイトが、お客さんになってくれたことが、嬉しかった。]
(61) 2015/04/05(Sun) 00時半頃
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[翌日。 登校して、ちーちゃんの席を見たら、そこにはやっぱり人だかり。 ランドセルを置いて、昨日とおんなじように、なんとなく輪に紛れたら。
「豆腐、すきなの」
なんて。当たり前の質問が飛んできた。
自分も、クラスメイトも。言葉の内容なんかよりも、呼び方に反応して。 笑う声と、怒るぞー逃げろーなんて囃し立てる声。 そして、自分の頬がむっ、と膨らむのが分かった。]
(62) 2015/04/05(Sun) 00時半頃
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―201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
[確かこの辺だったと、時折足止め食らいつつの扉の前。 自分の教室以外は、未だにきっちりと把握出来ていない。 覚えられない、と言うよりは、覚える気がなかった所為で、移動教室の時などは一人で行動すれば辿り着けない、なんて事も時折あった。 大抵はそのまま、寝てさぼってしまっていたけれど。
軽く握り拳を作って、扉の方へと差し出す。
―――あれ程、会いたいと思ったのに、何処か足踏みするような想いを振り切って
とんとん、廊下に、扉の向こうに、響く問い掛ける音。
ふわりと、いつの間にか身体に付いて来たらしい花びらが、舞って、床に落ちた。
返事があるなら、扉を開き室内へと足を踏み入れる。 緩い笑みを浮かべて]
(+32) 2015/04/05(Sun) 00時半頃
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………五体満足?
[変わらず、何処か外した言葉を投げ掛けた]
(+33) 2015/04/05(Sun) 00時半頃
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……雪ちゃんて、呼ぶな!
[ちゃん付けなんて女の子みたいだ。 散々間違えられて、すっかりアレルギーを起こしていた呼び方は、だから、持ち前の我儘は、周囲に「くん」付けか呼び捨てを強要していた。
結論から言えば、転校生からのその呼ばれ方は、毎日の戯れ代わりに使われて、直されることもなく。 だから自分も、呼ばれるたびに追っかけては、お返しのように悔し紛れに、「ちーちゃん」なんて呼んで。
結果的に、「雪ちゃん」は、彼だけに許される、特別な呼び名になることとなった。
どうしてだか、その名前は呼ばれるたびに鮮やかな息吹を伴うようで。そのときだけは目の前の画面が取り払われるようで。
いつしか、大事な。大事な―――…]*
(63) 2015/04/05(Sun) 00時半頃
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―201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
[絵の具の跡の残る机の上、上体を預けて、突っ伏して、眠っていた。 夢を見た、見ていた気がする。
甘やかな余韻の中、脳を揺さぶる音に、重たい瞼を幾度か瞬かせ――ここが『現実』だと知る。
なんだか邪魔をされたような心持ちになったのは一瞬だけ。 まだ眠気を孕んだ唇を開いた]
(+34) 2015/04/05(Sun) 01時頃
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…………蒼真?
[先生、と紡ぎかけて、名を呼び直した。
なんだか甘く痺れの残るような身体を起こして、入り口へと向き直る。
大事な何かを なくしたような 違和感は――夢のせい、なんだと思う。
変わらずの緩い笑みを浮かべた友人へと向ける表情は、夢の残り香を纏っていたかもしれない]
ん、五体満足。 蒼真のお腹も無事みたいだな。
[首元へと当てた片手を、軽く叩くように示しながら笑ってみせた]
(+35) 2015/04/05(Sun) 01時頃
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/* 雪ちゃん天使でどうしよう
(-46) 2015/04/05(Sun) 01時頃
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/* >>55 泣き腫らした情けない顔
この表現がすき
(-47) 2015/04/05(Sun) 01時頃
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/* >>+29 (´;ω;`)
(-48) 2015/04/05(Sun) 01時頃
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―間の世界・1階空き教室―
[いつもの通りざわめき立つクラスだったら。 この世界のように、自分達が立てる音しかないのではなかったら。 本能はきっと、簡単に壊れることを許さなかったのだろう。
そんな小さなことで。 哀しいことがあっても、日々日常を過ごしていれば それだって意味があることだったって分かる
なんて、どこかで聞いたようなキレイゴトに、納得していたのだろう。]
(64) 2015/04/05(Sun) 01時頃
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[この世界でのことだって。 冷静に言葉を交わせていたのだって。
教室を見渡したときに、真っ先に探し、そして。
「ちーちゃん」がいるから孤独ではないのだと。 彼がいれば何も怖くないのだと。
無意識が意識にそう、訴えていて。
加賀宮や鷹谷にそう言ったように、「大丈夫」だと。 自分自身にも話し掛けていて。
けれど、「いないこと」に慣れない身体は。 知らないうちに充分に依存に浸かっていた心は。 保健室へ行くのに連れて行って貰えなかっただけで、揺らぐのには充分で。
思えば最初からきっと、こうなることが分かっていたのかもしれない。]
(65) 2015/04/05(Sun) 01時頃
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[机に突っ伏した身体は、耳は、遠くの教室の扉が、開け閉めされる音を聞いていた。>>29 どこかで壁を叩き付ける音だって、聞いていた。>>23 この周辺には足音もなく、例え違う階であっても、それが大きな音なら聞こえるほどの静寂だった。
教室にはテレビがある。スイッチを入れたら、さっき一瞬見た景色がまだ映っているのかもしれないけれど。 然程興味を惹かれなかった。一度画面へ向いた視線は、再び机の上のナイフへと注がれる。]
(66) 2015/04/05(Sun) 01時頃
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[傷の部分まで捲り上げた左の袖。 手の甲とは比べものにならない惨事。
彼のナイフで、自ら刻んだ輪はガタガタの線が手首上を一周していて。 それを見ているだけで、酷く幸せで。未だ鮮血の滲むそこへ、左頬を擦り付けた。
視線の先には「ちーちゃん」のナイフ。 その先端には肉を抉った血が付着していて。 それすら嬉しげに、笑んだ。
まるで、ちーちゃんが、やってくれたみたいだ。]
(67) 2015/04/05(Sun) 01時頃
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[今いる、成田の世界。―――「元」の世界。 ちーちゃんがいなかったら、自分の世界なんて、簡単に色を失う。
誰からも見えない、透明な壁の此方側に来てくれた、彼が。 俺を拒絶するのなら、ここから出ていってしまうのなら。
―――ああ、最初からない方がどんなに良かったか。
ブレスレットが繋ぎ止めていたのなら、もっと早くこうすれば良かった。
だって今がこんなにも幸せだから。
もう離れていく不安なんて感じなくていい、って、言われているみたいで。
……――廊下に、上履きを擦る音が、響く。>>47]
(68) 2015/04/05(Sun) 01時頃
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[自分は机に突っ伏しているから。>>48 この教室の扉を開けた「誰か」が、誰か。なんて見ていなくて。
ただ、この時間を。涙が止まらないくらいに幸せな、この時間を。 誰にも邪魔されたくなかったから。
上履きの音が此方に近付いてくる。 制服が擦れる、乾いた音。
すぐ近くに立ち止まる気配。>>49
聴き慣れた呼び名に、漸く視線だけが彼の方へ向いて。 最初に見たのは上着の裾。何も持たない左手。そして、ナイフを握った右手。 ゆっくりと顔を起こす。腹から胸元、肩、顎。それから、笑った口元を見て。 視線を、絡めて。]
(69) 2015/04/05(Sun) 01時半頃
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……――、あさくら…。
[どうしたの。どうして謝るの。
上半身を起こして、笑う。
その笑顔はきっと、友達にするように、無防備な。 けれど、どこか距離を取ったような、形式的なもので。
いつも通りのはずだ。
だけど、俺の頬にはきっと自分の血が擦り付けられていて、 隠そうともしない左手首は、生々しい鉄の臭いを放っていて。
俺も麻倉も、ナイフを持っていて。
ただ、それだけが、今までと違っていて。]
(70) 2015/04/05(Sun) 01時半頃
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/* ここで終わりかな
(-49) 2015/04/05(Sun) 01時半頃
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―201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
[呼んで欲しかった、その声で。 消えて無くなりそうな、何かを、繋ぎ止めて欲しくて。
呼ぶ声に、微かに滲んだ甘やかさに、知ってるような、知らないような、…友人の表情に、身体が強張った。
緩い笑みのまま 眉尻を下げて
それから、一瞬だけ
途方に暮れた、迷い子の瞳を向けて
瞳を閉じた]
(+36) 2015/04/05(Sun) 01時半頃
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そう、良かった。 ………凄く、痛かったんだけどねぇ。
[扉近くの机へと、手にした紙袋を「差し入れ」とだけ告げて置いた。 中は、メールで約束した弁当。
そのまま、扉を後ろに佇み、背後に身体を預けた]
…付き合ってくれて、ありがとう。
[彼が、自分と共に戻って来てくれた理由は分からない。 それでも、二人こうしてこの場に居るのだからと、言葉を紡いだ]
(+37) 2015/04/05(Sun) 01時半頃
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―201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
[一日ぶりに見る友人の表情が強張るのに、悟られたかと―― 一瞬考えたけれど。
あの『蒼真』が果たしてそれに気付くのだろうかと、すぐに思い直した。 眠かったから、なんて自分も彼も騙すように目元を擦って笑みを浮かべる。
けれど、刹那の表情には、何かを抉られたような――胸の中、冷たい風が通り抜ける感覚に囚われた。
大事な事を忘れているような気がして]
(+38) 2015/04/05(Sun) 02時頃
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|
……ごめん。 俺は……よく覚えてない。 あっという間だった気がするよ。
[差し入れと、置かれた紙袋へと視線を向けた。 そういえばそんな遣り取りもあったなと、削げ落ちた感情のままに思い返す。
距離を保ったままの彼には不思議そうに首が傾いで、苦笑しながら部屋の片隅に置かれた折りたたみ椅子を指し示した]
(+39) 2015/04/05(Sun) 02時頃
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|
一人じゃ勇気出なかったの、俺の方だと思うよ。 ……座ればいいのに。
[本当に。 なぜ彼に付き合ったのだろう。
戻りたくないと、願っていた筈なのに。
疑問は一瞬で霧散する。 『ここ』に戻って来られたのだからそれで構わないと。
片手は手探りに、置かれたままの空の灰皿へと伸びて、一瞬だけ、触れた]
(+40) 2015/04/05(Sun) 02時頃
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/* 大丈夫 痛くなかったから
(-50) 2015/04/05(Sun) 02時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/05(Sun) 02時頃
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―間の世界・1階空き教室―
[突っ伏した姿がぎこちなく俺を捉えていく>>69
臍の下、 指先、 反対側、 腹部から胸部へと、
ゆっくりと上がる視線に、 絡みつく瞳の色に。
―――――――――はじめて、『彼』を呼んだ時を思い出した。]
(71) 2015/04/05(Sun) 02時半頃
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|
―「雪ちゃん」―
[あの時は、『彼』を『彼女』だと思っていたから、雪のように柔らかそうな輪郭を見て呼んだのだ。 似合うと思ったから、賛美のつもりだった。
だが、怒気を孕む気配>>62に散り散りになるクラスメイト達。 囃し立てられても転校生の自分には何もわからなく、
ただただ、“おじさん”の後ろに隠れていた子の声を待っていた。
なのに、結果は。]
えっ……なん、で?
[困惑。 思わず瞬きを数度繰り返して、主張する唇>>63を見た。]
(72) 2015/04/05(Sun) 02時半頃
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[頭の中では、別れ際見たはにかんだそんな表情を想像していた自分の予想を大いにぶち破る声に、顔に、瞳に、全てが持って行かれて。
小声で告げてくれるクラスメイトに『彼女』の正体を知って。]
うるせぇなぁ……。 チビなんだから雪ちゃんでいいだろッ!
[夢が、幻想が、霧散する。 代わりに訪れた現実に負けず嫌いが顔を出せば牙を向けて。
代わりに「ちーちゃん」なんて女みたいな呼び方をされる度に「雪ちゃん」と呼んでやった。
今はあまり思い出したくない昔の残留。 でもすっかりと定着してしまった呼び方は確かに自分だけの―――……]*
(73) 2015/04/05(Sun) 02時半頃
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|
―間の世界・1階空き教室―
[懐かしいことを思い出していた。 初めて「雪ちゃん」と呼んだ時のことだ。
あの時もこうやって教室で向かい合って、視線を絡めていたような気がする。
それだけでさっき廊下で行ったやりとりも忘れてしまうくらい、確かに“かえって”これたのだと思ってしまった。
でも、過去は、言葉は、――――――なかったことにされない。]
………え?
[態勢を整えられるのを待っていれば>>70 向けられたのは笑み。
頬は膨らんでいない。 ただ、写真を撮った時のような表情が貼り付けられていた。]
(74) 2015/04/05(Sun) 02時半頃
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………呼び方、
[なんで。
そう口にしようとして、ようやっと異様さに気付く。
頬を彩る赤。 捲り上げられた袖口>>67から覗く惨状からは、鉄の錆びた臭いがして。
自分のせいだ。
咄嗟に浮かんだのは自分への非難。 強張った口元からは浅い息しか出ない。
だが、確かに自分のせいで彼が傷付いている。
その事実に、後ろ昏い快感が背筋に走った。]
(75) 2015/04/05(Sun) 02時半頃
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|
なぁ、なんで…なんで、なんで、呼んでくれないの。
[あの時、雪ちゃんが俺に向けて言ったものと似たようなセリフ>>6を告げる。
足は縫いとめられたように動かない。 ただ、口だけが勝手に動く。]
………「ちーちゃん」って誰?
[空の左手は机へと伸びる。 そのまま身を乗り出すようにしてナイフを握ったまま首を傾げた。]
なぁ、俺が『ちーちゃん』だろ? 違うの? 違うなら誰にそれ付けられたの?
[記憶が錯誤する。 頭がごちゃ混ぜになる感覚。 自分が酷く興奮していることを何処か遠くで知った。]
(76) 2015/04/05(Sun) 02時半頃
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ブレスレットやるって言ったじゃん。 なのに何でそれ“つけて”んの。
……なぁ、なんで、……迎えに来たのに。
[手のひらの傷を見て、出来損ないの人形みたいな掠れた声が問いかける。]
もう、『俺』はいらないの。
[瞳を覗き込むようにして。
口元、あの声が綴る名前をただ強請っている。]
名前、呼んでよ。
(77) 2015/04/05(Sun) 02時半頃
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ちーちゃんって。
(78) 2015/04/05(Sun) 02時半頃
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/*(ゲンドウ)
(-51) 2015/04/05(Sun) 02時半頃
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―201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
[目元を擦る仕草に、泣き腫らした目元を思い出した。 触れる毛先が痛いだろうと、彼の髪を飾った髪留めは、…彼の手元にあるのだろうか。
脱力した手を、緩く上げて腹に掌を当てる。 暫く続いたあの激痛も、夢の中の出来事の様に思うけれど]
…そう、良かった。
[同じ返答で、笑う。 彼が痛くない様にと、考えた行動は無駄では無かったのかも知れない。
指された折り畳み椅子を一瞥して、首を左右に振った。 踏み出す一歩を躊躇って]
(+41) 2015/04/05(Sun) 03時頃
|
|
……………。 ………分からないんだ、…どうして、あんなに、戻りたかったのか。
[室内を見渡す瞳が、吾妻へと向いて。 その手が、灰皿へと伸びるのを、見た。
途端、世界が眩む。
知っていた。
『ここ』での彼を知っていた。
何もかも見え無い振りで、過ごして来た自分は、彼のそれさえも擦り抜けさせて。 だから、友人でいられたのかも知れない。
彼に向く感情を知った今 記憶の箱を探り
今の彼が、自分の中の空洞を埋めるピースに、良く似た形かも知れないと気付いた]
(+42) 2015/04/05(Sun) 03時頃
|
|
[狭い箱庭で、誰かを待っていたのは、君…―――?]
(+43) 2015/04/05(Sun) 03時頃
|
|
…螢君が、……君が、好きだった。 ……けど、それだけじゃない気がするんだ…。
[腹に触れていた掌を上へと運び、緩い笑みが消えた口元を片手で覆った]
(+44) 2015/04/05(Sun) 03時頃
|
|
―ここにはない欠片の話―
[ああ、最後くらい、名前で呼びたかったなと――級友を名で呼ぶ事のない螢一は思う。 特別、なんだから、許されるって。
指先が触れて 肩へと そして腕の中 ――暖かかった彼の熱が抜け落ちてゆくのを感じていた。
随分と泣き虫だと、そう思われたかもしれない。 けれど、あの人にだって見せた事がないって、言ったら彼はどう思うんだろう。
でも、最後は笑顔の方が良かったのかな。 だってこれからは一緒なのに。 傍にいるのに]
(-52) 2015/04/05(Sun) 03時頃
|
|
[伝えようと閉じては開く唇を見詰める視界はどんどん暗くなって。 痛みよりも寒さが酷くて、きっと彼も同じだろうと、冷えてゆく腕に抱かれながら思う。
きっともう十分だから、それならこんな無粋なナイフなんか握り締めてないで、彼の身体を抱きしめ返せば良かった。
思うのに
思うのに
指先が 動かなくて
でも 大丈夫 また会えたらその時には一番に君を抱き締めるから――
心の中で約束をして、後は闇の中。 愛しい彼の表情を焼き付けて
瞳を閉じた――]
(-53) 2015/04/05(Sun) 03時頃
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―間の世界・1階空き教室―
[俺は座っていて、麻倉は立っているから。 突っ伏した体勢から見上げた目線は、きっと上目遣いの。 そのままだと疲れるから、身体を起こして。
呼んだのに。確かに麻倉のことを呼んだのに。 ―――どうしてそんなに、困った顔を、するの。>>75]
どうしたの、麻倉。怖いの。
[見上げた顔は泣きそうにも思えて。 ああ、守らないとって思った。
加賀宮にそうしたように、鷹谷にそうしたように。 彼も怯えているのなら、俺がしっかりしないと。
大丈夫、って、伝えてやらないと。 怖くないよ、何も心配いらないよ、大丈夫、大丈夫。]
(79) 2015/04/05(Sun) 03時半頃
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[けれど。彼の手が机の縁だか、上だか。その辺へ伸びて、置かれて。 同時に降ってくる、懐かしい名前を紡ぐ声があった。
―――「ちーちゃん」…。
どうして おまえが その名前を、よぶの。
知らず、机の上に投げ出されていたナイフを、右手が握った。
その、名前を、口にしていいのは、俺――だけ、だから……。]
(80) 2015/04/05(Sun) 03時半頃
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― ちーちゃんの彼女のこと ―
[女の子は往々にして、なんでも「ちゃん」付けで呼びたがる。 ちーちゃんに出来た歴代の彼女だって、そんな感じだった。
隣のポジションを合法的に奪われた状態の俺は、 半ば嫌がらせ気味に、一緒に帰るカップルにまでくっついて。 その彼女が「ちーちゃん」なんて口走ろうものなら、その場で「その呼び方禁止」なんて、ライバル心も露わにしてきた。
子供だからできる、コドモにしかできない。 嫉妬する前に反応する、素直に、我儘に、口にする、独占欲。
女の子にしてみれば、いい迷惑だっただろう。 それが直接の別れの原因にはならなかっただろうけれど――。
別れた、って報告を聞くたびに、どこか安堵する胸中が、あった。]*
(81) 2015/04/05(Sun) 03時半頃
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―間の世界・1階空き教室―
[俺は、ちゃんと呼んだ。あさくらって、この口で。 貼り付かせた笑みを、ふと消して。改めて、彼の顔を眺めて。
左手が、手首から流れた血液で、紅に塗れた左手が。 俺を見て、双眸を覗き込んで、何だか訴える顔の頬に伸びて。撫でようとした。指先が、掌が、触れたら、包んで。 もしかしたら額なんて擦り付けて。
甘やかすと言うよりは、やっぱり甘えるような。]
(82) 2015/04/05(Sun) 03時半頃
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[ブレスレット――あぁ。
どうしておまえがそれを、知ってるの。]
――大丈夫だよ、怖くない。 俺は麻倉を殺したり、しないから。したくないから。
でも。
[「ちーちゃん」って、呼ばないでよ。 俺の大事な手首の傷に、ブレスレットに。文句言わないで。
右手に持ったナイフが、振り上げられて。 鈍い音と共に、机の上に、突き立てられた。]
(83) 2015/04/05(Sun) 03時半頃
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[―――ガタン、と。椅子を引き、立ち上がって。 突き立てたナイフを引き抜いて、彼の顔から左手を外し、引き寄せ。
机越しの彼の前で。己の手首に、さっきまでそうしていたのと同じ。 傷口に頬を擦り付けるような仕草を、見せ付けようとするような。]
……いらない。俺にはこれがあるから。 ずっと、これだけでいい。
―――いらない。
[それだけ言って、口元が笑う。]
(84) 2015/04/05(Sun) 03時半頃
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[右手のナイフはまた左手へ向いて、さっきの傷の少し上に、同じ傷を刻もうと動いた。 傷はいつか癒えるかもしれないから。ひとつじゃ安心できないから。]
……「ちーちゃん」……。 ちーちゃんが、もっと…欲しい。
[何かに酔ったような、どこか夢に浮くような、そんな口調は、目の前の彼ではなく、手の中の凶器に向けられていて。 ざく、と裂いた皮膚から真新しい鮮血が零れて、床へ落ちる。
嘲笑めいた笑みは疼くような痛みを感じるごとに幸せそうに柔く、けれど潤む双眸が、視界を揺らした。]
大丈夫だよ。 ―――俺は、キミのこと、殺さないから。
だからおねがい。
俺から、「ちーちゃん」を、とらな い で 。
(85) 2015/04/05(Sun) 03時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/05(Sun) 03時半頃
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/* 俺の中の千旭が泣いた
(-54) 2015/04/05(Sun) 03時半頃
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[ふらり、揺らぐ身体が。 背後の、教室最後部の、棚へぶつかって、止まる。
寄り掛かったまま、唇は、相変わらず、笑って。]**
(86) 2015/04/05(Sun) 04時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/05(Sun) 04時頃
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―201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
[受信フォルダを探っていた時に読み返したあの遣り取り。 どうしてあの時彼の前で泣いたのか、その記憶すら朧気で――多分相当参っていたのだと、結論付けて、心の奥に投げ込んだ。
腹へと当てた手を見下ろし、彼の顔へと視線を上げた]
……気、遣ってくれたんだよな?あれ。 ありがと。
[返る言葉選びはいつも通りとしても。 椅子を拒否する仕草の意味は分からない。
なんだか座っているのも落ち着かず、立ち上がって蒼真の元へと歩み寄る。 少しの距離を開けて、立ち止まった]
(+45) 2015/04/05(Sun) 04時半頃
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蒼真もなの? ……俺も、なんで戻ってきたのか、実は良く分からないんだよね。 でも多分、戻りたい場所があったから、だと思う。
[交わす言葉の中、彼が無意識の指先に気付いた事は知らないままだ。
――『ここ』での螢一を知っていた事も。
この場所は聖域だから。 だから、知られたくないと、そう思っていた事を知らない彼が、知っている事を。
苦しいばかりの現実へと戻ってきたいと願う程に――願っていると錯覚する程に]
(+46) 2015/04/05(Sun) 04時半頃
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[告げられたその意味を、一瞬咀嚼しきれずに、ただ彼を見詰めた。 意味合いを、探るように。
噂になっている事は知っていた、から、蒼真が知っていてもおかしくはない、のだけれど。
彼はそんな事とは無縁で、螢一がどうあろうと関係なんかなくて、ただ、心地いい距離を保って、そこにいるだけだと]
…………それ、どういう意味?
[見詰める視線は、分からない、と。
初めて見る他人を見るような瞳で、友人の姿を見つめた]
(+47) 2015/04/05(Sun) 04時半頃
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―間の世界・1階空き教室―
[大きく開いた身長差が縮まる>>79 自然微かに埋まった距離感に肩を僅かに強張らせた。
どうしたの、麻倉。怖いの。
(うん、ちーちゃんは強いから大丈夫、だね。)
あの時>>2:281と同じ声が鼓膜を揺らす。
それはゆっくりと反響して、ぐるぐるぐるぐると回っていく。]
(87) 2015/04/05(Sun) 05時頃
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―雪ちゃんの御守り―
ばぁか。
[伸びる影は二人分>>81 不貞腐れた顔で道端に落ちてた小石を八つ当たり気味に蹴りながら呟いた。
『彼女』に捨てられたその日。 空気なんて吸うものだとばかりに引っ付いて来る武藤のせいでフられた。 「私と武藤君、どっちと付き合ってるの!」 なんて大仰な捨て台詞と共に。]
なんでついてくるかな〜。 そんなんだから彼女出来ないんだよ、雪ちゃんは。
[ちーちゃん廃止令の発案者にそっとダメ出し。]
(88) 2015/04/05(Sun) 05時頃
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雪ちゃんの御守りは勘弁。 雪ちゃんの御守りじゃないんだからさぁ。
早くそばにいてくれる彼女くらい見つけろよ。
[帰り道でさえ引っ付いてきた幼馴染に向ける声はフられた男にしては柔らかくて。
その時は恋人より友人といる方が気楽だからなんだと思っていた。
それに、ちーちゃんと呼ぶ声はやっぱり一人で良かったから。]*
(89) 2015/04/05(Sun) 05時頃
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―間の世界・1階空き教室―
[――――どうして。
能面みたいな顔>>82に、 少しずつ息が乱れていく。
血で滑りを帯びた左手が痛々しい。 なのに毒を帯びたその色に惹きつけられた。
ただその手を乞うような動きに言いようのない嫉妬心を煽られて、呼ばれない名前>>83にくちびるが歪む。
小刻みに波を立てて、その都度結ぼうとして、重みのある音が机にのしかかるまで、離れていく左手を呆然と見送った。]
(90) 2015/04/05(Sun) 05時頃
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[目の前にある光景>>84を何だと言えばいいんだろう。 隠れん坊の延長のように何処か浮ついた気持ちは漣を立てつつも凪いでいく。
代わりに自然と戻ってくる現実感を否定せんばかりに、傷口から視線を逸らそうと、して。 つり上がる唇が、紡いだ言葉に、心臓が、大きく揺れた。]
いら、 な い。
[繰り返される肉が断つ音>>85 恍惚に染まった声色で何度も強請る声は、自分ではない“何か“に向けられていて。
真っ赤な糸がたくさん垂れていた。 乾く少しも許されないように、凶器が閃いて。
懇願に、いつか問いかけた言葉>>2:76を思い出した。答えてくれた声>>2:91も、一緒に。]
いたいよ……あがつま。
[お前はどうしてたっけ。 ナイフで切り傷を作ろうとした俺に、どんな風に触れてくれてたっけ。]
(91) 2015/04/05(Sun) 05時頃
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[「僕が作った世界」>>2:0だと成田は言っていた。 信じ難い話の連鎖に半信半疑で今のまま過ごして、調べて、結局分からなくて。
何を満たせばこのゲームは終わるのか。分からなかった。
ただ、この世界が現実だと認めたくなくて。 ならば、ここから帰れば、現実が待っているのか。 これは夢で、夢こそが真実なのか。
分からなかった。 ただ、頬を伝う雫だけが温かくて、 障害となる机を押し退けた後、寄り掛かる姿>>86を追いかけて。
彼のナイフを持つ手>>85を捉えようと伸ばす。
もし捕まえられたのなら、逃がさなように力を込めて。]
………とらないよ。
[彼が持っていた物と同じナイフではあるが、雪ちゃんの机にあった刃>>2:182を握り締める。]
(92) 2015/04/05(Sun) 05時頃
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これからも、 “あの子”といっしょにいられるように。
手伝ってあげる。
[返事を待つ前にナイフを振り上げる。 そのまま彼の左の傷口へと向けて。
ただただ彼を追いかける。]**
(93) 2015/04/05(Sun) 05時頃
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/* あああああ脱字いいいい
(-55) 2015/04/05(Sun) 05時頃
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/* 泣き過ぎて文章かけなか… 武藤くん素晴らし過ぎて土下座
(-56) 2015/04/05(Sun) 05時頃
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/* >>89は おまもり と おもり なんだけど分かり難かったような気がする すごいこちらがちぐはぐな文章かいても設定全部拾ってくださってて本当に武藤PLさんのレベル高杉て本当にごめんなさいと恐怖と感謝
(-57) 2015/04/05(Sun) 05時頃
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/* 確定大丈夫かなあああああ なってない???なってる???ウッ胃痛
(-58) 2015/04/05(Sun) 05時頃
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/* 病んでたつもりが予想以上に雪ちゃん病んでて冷静になった千旭だった…
(-59) 2015/04/05(Sun) 05時頃
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/* これでいらないです!って言われたらどうしよう もっとごりっと進めていいのかな
(-60) 2015/04/05(Sun) 05時半頃
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― あたらしい “ともだち” のこと ―
[独りで帰る道は、脚が重い。
時々“可哀相な僕”や“女の子の代わりの僕”と 一緒に帰ってくれる人は居たけれど、 遠い視線が何となく寂しくて、物足りなくて。
でもその視線でも、少しは安心出来ていた
の、に。]
(94) 2015/04/05(Sun) 07時半頃
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[最後の席換え。 隣同士になったあの子が、屈託無く笑ってくれて。 肩に手を置いてくれて、 「仲良しだ」って 言ってくれて。
授業の合間のくだらないおしゃべりは、 悪い子でも許してもらえているようで心地良くて。
家族の事、家の事、彼の事、 一つ一つ話してもらう度に 気を許してもらえてるような気になって。
――もう 何処か懐かしいと 感じるやり取りを思い出させて。]
(95) 2015/04/05(Sun) 07時半頃
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[“僕”を見てもらえているような気になって 舞い上がって 舞い上がって 舞い上がって。
気付いたら “可哀相な僕”に向けられる視線も “女の子の代わりの僕”に向けられる視線も 何処か薄くて、物足りなくて、
――――――我慢できなくなってた。]
(96) 2015/04/05(Sun) 07時半頃
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[ひとりじめしたい って、 思うようになったのはいつからだったろう。
はっきりとは分からない。
でも、あの日、あの子が“ともだち”を 手を振って置いてった あの日。
置いてかれるあの子が まるで“僕”みたいで
僕が、一緒にいなきゃ って 胸の奥の隅の方、 “居なくてもいい僕”が そう 呟いてた。]
(97) 2015/04/05(Sun) 07時半頃
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[そんな、“誰かの代わりの僕”を望んだ事は あの子も、“ともだち”も、他の誰かも、 僕自身も、
―――――― 誰も、知らない。**]
(98) 2015/04/05(Sun) 07時半頃
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―間の世界・1年4組教室― [自分の発した説明に「意味わかんねー」>>55と言われれば肩を竦めて。
互いに互いの表情は見えない。だから、鷹谷の表情や仕草は見えなかったものの。若干空気が緩んだのを、声音から察しつつ。]
すまない、ちょっと回りくどかったな。 ……まあ、僕も今どうしていいかわからない。……本当に、どうしたらいいんだろうね。
[「今日の昼飯どうしようか?」という口調と大して変わらないくらい、軽い言い回しでそう伝えて。
―――ああ、本当に狂ってしまったのかもなあ。
危機的状況なのに、不思議に現実感が働かないこの自分の心情を。早瀬はどこか冷静に評価していた]
(99) 2015/04/05(Sun) 07時半頃
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[いなくなった彼らは本当に戻れたのか。鷹谷の不安そうな疑問>>56を聞けば]
……彼のルール上はそうだと言っていたな……
[成田の決めたルールとやらがどこまで正しいのかわからないのは事実。 ただ、何となく。 さっき見た成田は、まるで探偵小説の気取った悪役のようで。 昔加賀宮から教えてもらった幾つもの物語の断片が頭をよぎる。]
……ああいう悪役は、美学にこだわる。 ……昔、……帝、からそう教わった。……ルールは、多分、本当なんだろうな。
[「加賀宮」と言おうかと思ったが、あえて言い直さずに。 教わったのはもう数年も前のことになるのに、しっかりと覚えている。 不吉な言葉は聞こえているのかいないのか。 視線は中空に投げたまま、両手で机を掴んで、無防備なままで]
(100) 2015/04/05(Sun) 07時半頃
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セシルは、しばし、沈黙**
2015/04/05(Sun) 07時半頃
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/* 追い詰める螢君にレイプ目 楽しいけど死にますね(レイプ目)
(-61) 2015/04/05(Sun) 09時頃
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/* エピったら蒼真のこと一杯ぎゅってして慰めるんだ…
(-62) 2015/04/05(Sun) 09時半頃
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/* 偶然だけど蒼真にとってお母さんとの出来事をなぞり直してる現状だろうっていうのがつらいな…
わかってるのに抉りに行きたくなるっていうこの
(-63) 2015/04/05(Sun) 10時半頃
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/* どうしたら幸せになれるんです?(頭抱え)
(-64) 2015/04/05(Sun) 11時頃
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―「ちーちゃん」のとなりのこと―
バカじゃないし。
[肩を並べた、隣の彼>>88に、半ば反射的に否定の言葉を返す。
横から覗き込んだ顔はむっつりと不貞腐れていて、対して、自分の気持ちはどこか晴れ晴れとしていて。 昨日までいたもうひとり、黒髪の女の子は何さんて言ったっけ…。
その何とかさんと、ちーちゃんが、肩を並べるのを。 3歩くらい後ろから見ていた。 自分としては、これで充分に空気を読んだつもりだったのだ。
その、場所を。譲って「あげてる」んだから、と。]
(101) 2015/04/05(Sun) 11時半頃
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彼女なんてめんどくさい。
[優等生タイプで面倒見の良い、学級委員長のような母と、クラスでも目立つだろう、お喋り好きな姉と、ごくごく普通の、一般的に溶け込んで、どちらかと言えば物静かな下の姉。それぞれタイプの違うその3人で、女の子なんてお腹いっぱいだった。
3年生になってから初めてできた彼女がいたけれど、「麻倉くんのことしか喋らない」なんて、変な理由で、たった1週間でフラれた。 そのたった1週間を経て、帰巣本能でも装備しているかのように。さり気無くその「麻倉くん」の隣に帰って行った俺を見て、
「早くね?」
だかなんだとか、言われたんじゃなかったっけ。
兎にも角にも。そう遠くはない、過去の話だ。]*
(102) 2015/04/05(Sun) 11時半頃
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―間の世界・1階空き教室―
[手首にぐるりと這った、ふたつめの「装飾」。 出血と痛みに震える、左腕の、肘から先。
「あがつま」って聞こえた声に>>91、一瞬視線を投げて、けれどすぐに興味を失くしたかのように、というよりは、今はそれよりも「ちーちゃん」に夢中、なんて色めいた双眸が、自分の手首を見つめていた。]
―――ああ、痛い、なぁ……。 いたい、「ちーちゃん」……。
いたいよ、……足り な い 。
[ずくずくと疼くような傷口から、粟立った血液が零れ落ちる。 捲り上げた袖を紅が染め上げて行くけれど、それすらが証に思えていた。]
(103) 2015/04/05(Sun) 11時半頃
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[「足りない」そう唇が動いて、また動こうとする右手。 血濡れのナイフは人を、自分の身体を、切り裂くことを覚えて、頼もしかった。 「ちーちゃん」がくれる、拘束と、痛みと。幸せ―――。
――― 一瞬、何が起こったか分からなかった。 押さえられた右手を、嫌がるように引いて。>>92 「麻倉」を見た視線が抗議めく。]
……邪魔しないで、いやだ、とらないで。 自分でできる、やだ、離して…!
ちーちゃんじゃなきゃ、い や だ ……!
[駄々を捏ねて、ナイフを持ったままの右手が暴れる。 すぐに離れると思っていた、相手の手の、握力が増して。 外れないと分かると、涙に濡れた顔が左右に振られた。]
(104) 2015/04/05(Sun) 11時半頃
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[いやだ、いやだ。と、目の前の彼に、懇願するように。 彼の右手に光るナイフ、それが自分の机に置いてあったものだなんて、知らずに。避けようと捩る身体、けれど左腕の反応は鈍く。
ざく、と、腕の外側、2本の線を分断するように、振り下ろされたナイフの刃>>93が、埋まった。]
―――っ、あ、あ…。
[フラッシュバックする、終業式の日の、朝のこと。>>1:256 経年劣化だろうか、千切れてしまったブレスレットのこと。 心許なくて、寂しくて。自分の足で立てと、「大人」になることを強要されているようで。――― 一度はそれで納得していた のに 。]
(105) 2015/04/05(Sun) 11時半頃
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……、「ちーちゃん」…。
[ファミレスから学校へ向かう道すがらの、内緒話のような、小声。>>2:42 ああそうか、選びに行こうって。言ってくれたのに。
手首に直接刻んだ傷と、それを断ち切るナイフと。 目の前の彼を呆然と見比べて。
右手の力が抜けて、黒く光るナイフが、床のタイルに、弾んだ。
ズル…。
掴まれた右手はそのままに、力の抜けた身体が、座り込む。 その際に彼が刺したナイフの刃先は抜けただろうか、とにかく左手は身体の横へ落として、無機質な床を紅く、紅く、濡らしていく。
目の前の彼の、立ち塞がるような彼の姿など見えていないように。 顔は入口の方向へ向けて。
「ちーちゃん」が、戻ってくるのを。待っていた。]**
(106) 2015/04/05(Sun) 11時半頃
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/* 生きてるのか、死んでるのか…?
(-65) 2015/04/05(Sun) 12時頃
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/* 読み返して言葉選び被ってたりとか多くて凹むヾ(:3ノシヾ)ノシ 推敲足りぬ
(-66) 2015/04/05(Sun) 12時半頃
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/* かけたけどまだ昼や
殺してええんか
(-67) 2015/04/05(Sun) 13時頃
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/* それともぼくはちーちゃんにもどるべきなんだろうか 何が足りないんだ
(-68) 2015/04/05(Sun) 13時頃
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/* タイミング的に今でしょ!とは思ってる しかしメタ的にまだでしょ!と思ってる
(-69) 2015/04/05(Sun) 13時頃
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―「雪ちゃん」とブレスレット―
[“雪ちゃん”に彼女が出来たらしい。
「あの武藤がついに麻倉立ちか!」 なんて騒ぐ男子諸君を傍らに、柄も特にない丈夫さだけが取り柄のブレスレットがついた右手を握り込んだ。
「彼女なんてめんどくさい。」>>102 そう言っていた癖に。 一人で辿る帰り道に喧嘩腰の足はただ苛立ちを踏んでいたのに。
それから一週間後に「別れた」なんて報告があったから。
だから、ちょうどタイミングも良かったから。 ブレスレットをあげた。]
(107) 2015/04/05(Sun) 13時頃
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失くすなよ?
[一言を添えることを忘れずに。
ぼんやりと思い出したその意味を伝えることはなく。
その日から右腕には何もつけていない。]*
(108) 2015/04/05(Sun) 13時頃
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―間の世界・1階空き教室―
[痛覚にブレる左腕が痛々しかった>>103
僅かな隙間だけこちらを向いた瞳にまた目尻から一滴浮かぶ。
逸らされる度に顎まで伝えば、床を濡らした。
痛い。足りない。
雪ちゃんが口にする度。 また、増えていく傷痕に。
雪ちゃんはちーちゃんに何を求めていたのか分からなくなってきた。]
(109) 2015/04/05(Sun) 13時頃
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[初めて会った時。 初めて雪ちゃんが出来た時。 初めて喧嘩した時。 お互いに彼女が出来た時。 ブレスレットをあげた時。 初めて、武藤って呼んだ時。
いっしょに、帰らなくなった時。
ただ、ただ、ただ。 ほんの少しでいいから。
雪ちゃんが右手を掴んでくれた時に、蹲ってしまう前に、あの頃に、戻れたらもう、絶対に失くさないのに。]
(110) 2015/04/05(Sun) 13時頃
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|
[俺が、ちーちゃんだよ。
彼女が出来ても子犬みたいについてきて。 その理由は何でかそれは知らなかったけど、初めはそれに彼女も気に入ってたから、雪ちゃんを雪ちゃんなんて呼び始めたから。
だから彼女にいらないって言ったら怒られて。
なんでそんなこと言ったんだろう。 自分でもわからなかったけど
雪ちゃんって呼ぶのは俺だけで良くて、ちーちゃんって呼ぶのはお前だけで良かったから、いいんだって。
抵抗される度、濡れた顔が左右に振られる度に鼻頭がツンっとした。
おかしくなったみたいに、ただ、ただ、こころが痛くて、寂しくて、]
(111) 2015/04/05(Sun) 13時頃
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ちーちゃんって……っ、 呼ぶなよ………ッ!
[ぐらりと揺れる視界。 そのまま八つ当たりみたいに切り裂いてやった>>93
分断される歪な痕。 やっと、ちーちゃん以外を発した声>>105に微かに口元が笑みを浮かべようとして、止まる。]
……はは、………っ、あは、はははは………。
[弛緩した身体が、下がっていく。 硬い音>>106 自然見下ろす形になりつつ、彼が求めた声の主を辿るように視線を移した。
教室。 そこで誰を待っているんだろう。
少なくとも、俺じゃない。俺はいらない。それでも。]
(112) 2015/04/05(Sun) 13時頃
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|
[落ちた切っ先。 先程彼が甘えていた方のナイフを拾えば、同じ目線になるように蹲る。
彼がこっちを見ていなくても構わない。 生きているのか。死んでいるのか。 それさえもわからない。
ただ、雪ちゃんの持っていたナイフを無造作に床に置けば、首元に「ちーちゃん」を伸ばす。]
………ゆきちゃん…おれね、 ゆきちゃんのことが、すきだったよ。
[そのまま、終わらせられるなら。 力を籠めて横に滑らせようと。
ただ、こっちを見てくれやしない瞳が、その目に映らない自分は、分からないフリを続けられなかった、俺は、もう強がりの笑みさえ浮かべられずに。
傍らの熱に腕を伸ばして触れようとすることさえ出来ない臆病者はただ、雪ちゃんに会いたくて、帰りたくて、帰らなくちゃいけないから、
血を吸い込んだ鋭利な刃物を―――]
(113) 2015/04/05(Sun) 13時頃
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さよなら、ばいばい、またあした。**
(114) 2015/04/05(Sun) 13時頃
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/* 拙くて申し訳ない お叱りはepでお受けする所属であります
(-70) 2015/04/05(Sun) 13時半頃
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―201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
[見上げる瞳。 ずっと、見ていて欲しいと、願った瞳の筈なのに。
目の前の彼。 温もりに、触れたいと、願った筈なのに。
その距離感に、息が詰まる。
きしりと、背後で扉が軋む音が響いた。
どうしようもなく、手を伸ばして、何かを確かめたくて、…それでも触れることが出来ずに、緩く首を左右に振った。
きつく眉根を寄せて、
ああ、ほら、溺れてしまいそうだ――]
(+48) 2015/04/05(Sun) 13時半頃
|
|
…戻りたい場所……。 …そんなの、…俺には、無いよ。 此処には、何も無い。
…でも、螢君にはあったんだね。
[水面下、必死に足掻く合間の息継ぎ。
一人には広く静かな部屋。 そこには何もなくて、だから、彼に向く想いがすべてだと、思って…、思い込んだ]
(+49) 2015/04/05(Sun) 13時半頃
|
|
[迷って偶然に辿り着いた扉の前で 『ここ』の秘密を知って 互いの何も知らなかったその時は聞き流して 記憶の端に追いやって
彼と話すようになった時 少しだけ思い出しても 他人に踏み入る事の無い自分には 関係の無い事と思っていた
他人に深く踏み込まずに 他人に期待せずに
…何もかも諦めたのは
いつだった?
そんな自分に、心地良い位置から、呼び掛けたのは彼だった筈]
(+50) 2015/04/05(Sun) 13時半頃
|
|
[その問い掛けが、何処に掛かるのか分からなくて、知らず床に落としていた瞳を、向けた。 足先から、下ろした手の指先を見詰め、その喉元へと視線を這わせ、辿り着いたのは
自分を
蒼真 透を
擦り抜ける瞳だった―――]
(+51) 2015/04/05(Sun) 13時半頃
|
|
[力が抜けて、口元覆っていた手が、滑り落ちて。
緩く、笑う。
喉が引き攣れて、熱の固まりが、支えて もう、呼吸さえ出来ない
戦慄く唇は、弧を描いて
泣き出しそうな顔で、見下ろす、君を
………俺は]
(+52) 2015/04/05(Sun) 13時半頃
|
|
………君が、好きなんだ。
[そんな瞳で、見詰めないで―――]
(+53) 2015/04/05(Sun) 13時半頃
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―双子のお姫様の魔法―
[彼女に拒絶された日。 無邪気に笑って懐く双子を、鬱陶しく感じて。 苛立って、怒鳴り付けた]
君なんか、君たちなんか、大嫌いだっ!!
[大きな瞳を、まるく、まるく。 溢れた水溜りが、ぽろぽろ、ぽろぽろ。 零れ落ちた。
ごめんなさいと、泣きじゃくる双子]
(+54) 2015/04/05(Sun) 14時頃
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[罪悪感だけが残って…
小さな双子よりも大きな身体を丸めて座り込み
小さな双子よりも小さな子供のように
小さな双子よりも大きな泣き声で
小さな双子よりも大量の涙の粒を零した]
(+55) 2015/04/05(Sun) 14時頃
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…ごめん、……ごめんね。
[情け無く泣きじゃくる俺の傍らで ずっと 『いいこぉ』 小さな手が、頭を撫でてくれた。
大きな身体に抱き付いて 小さな身体で 『とぉにー、だいすき』 何度も、ぎゅうって、してくれた。
俺に、魔法を掛けてくれた。
小さな、小さな、お姫様――]*
(+56) 2015/04/05(Sun) 14時頃
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―201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
[伸ばされた手が届く事なく落ちるのを、どこか不思議なものを見るような瞳が追った。
なんでそんなにも苦しそうな顔をしているんだろう。
分からない、分からないから――指先を伸ばす。
――あの時と同じ体温の 違う 指先を 触れさせて 握った]
(+57) 2015/04/05(Sun) 14時頃
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……じゃあなんで蒼真はあんなに戻りたいって…言ったの?
俺は、……俺には、『ここ』が、あるから。
[あの人はいないけれど。 今でもポケットの中には小さな鍵が。
その重みだけが全てだと。 あの人のくれた全てだと。
信じて信じて信じて
――だから大丈夫、だと。 水底に沈み込んで 揺らめく水面を見詰めて あの手を待って。
望んだ手は 『まだ伸ばされてはいない』 けど]
(+58) 2015/04/05(Sun) 14時頃
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[目の前の彼はやっぱり知らない誰かのようで――だって、こんな表情、彼じゃない。
好き、だなんて言わない。 いつだって透明な膜の一つ向こう、触れそうで触れない場所で、笑みすらも曖昧に――それが蒼真 透の筈だ。
――泣きそうな顔で見詰めていたのは誰だっけ?]
(+59) 2015/04/05(Sun) 14時頃
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[二重写しの影のように、あの日の自分が重なる。
擦り抜ける瞳が映すのは自分じゃなかった。 囁く声が名前を呼んでも、きっと違う誰かを呼んでいた。
それでも それでも いい子でいれば いつかは自分を見てくれるって 信じてた]
(+60) 2015/04/05(Sun) 14時頃
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[伸ばして触れた指先が、彼の手を、指を絡めとって。 一歩、踏み出して、少しだけ上にある薄い色の瞳を見上げた。
手に入らないなら代わりを見つければいい
好意を 利用すればいい
寂しさなんて――それで埋まるのだから]
(+61) 2015/04/05(Sun) 14時頃
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[ねえ、先生、俺はちゃんと知ってたよ。 だからきっと上手にできる。 でもね、先生。 俺は捨てたりなんかしない。 だってあなたは戻ってこないから、だいじなだいじな本当は、絶対に手に入らないから。
だから、捨てたりなんかしないよ、蒼真。
ずっとずっと一緒、だから、大丈夫]
(+62) 2015/04/05(Sun) 14時頃
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[見上げる瞳は遠く遠く。 彼の向こうの『彼』を見詰めて微笑む。
いつかの日みたいに。 彼の知らない表情で。 『彼』しか知らない表情で。
微笑んだ]
(+63) 2015/04/05(Sun) 14時頃
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/* 首元=ネックレス 絶対に離れないで
(-71) 2015/04/05(Sun) 14時半頃
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/* 我ながら螢一クズだった……これはひどい 蒼真くんと中の人がSAN値直葬まったなし
(-72) 2015/04/05(Sun) 14時半頃
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/* 多分ですね 少しずつ距離詰めないと逃げる子なんだと思う だから蒼真くんだったのだなぁと 確かめて確かめて、大丈夫って
そういう意味では螢一は蒼真くん本当に大好きだったんだと思いました
はよ!はよ!エピ!!!! 乙女帰って来い!
(-73) 2015/04/05(Sun) 15時頃
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―間の世界・1階空き教室―
[例えばの話。さっきの、思考停止を起こす前に。 拒絶されるような言葉を聞かなければ、今頃はどうなっていただろう。
こんな世界で、脆すぎる心で。 何かきっかけがあっても、何もきっかけなんてなくとも、結果は一緒だったかもしれない。 けれど、もっと傷つけて、引き摺りこむように壊して、そんなことにはならなかったはずだ。
「ちーちゃん」を、「ちーちゃん」として、認識さえ、していれば。]
(115) 2015/04/05(Sun) 15時頃
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……あ、あぁぁ、っ、い、った…ぁ…。 いた、痛い―――、よ…。
[耳へ届く笑い声。>>112 その、笑い声への答えのように、痛みを訴える唇。]
どうして。 ――麻倉のことは切らないって、刺さないって。 安心してって、言ったの に ――― !!!
[切り裂かれた手首の痛みに。それ以上に、分断された「ブレスレット」を断ち切る痛みに。気を取られて、ナイフを取り落した右手が、己の左腕を押さえて。
掻き毟った。
いたい、嫌だ、いやだ、いやだ―――。 かぶりを振って、項垂れた髪が乱れて。 それは、首筋へ刃先が押し当てられる瞬間まで。
そして ]
(116) 2015/04/05(Sun) 15時頃
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[手首を切り裂いたナイフと同じ感触が、首へ沈んだ。
俯いたまま、見開かれる双眸、がくがくと震える左腕を、抑える右手。 本能的な恐怖が、込み上げる恐怖が。痛みよりも強く全身を駆け巡って。
麻倉が、ただのナイフを。「ちーちゃん」に持ち替えたことなど>>113、気付かずに。 実験済だ。切れ味の良いナイフの刃は、小気味良い程に首の薄い皮膚を、表層の肉を、裂いて、頸動脈までも切断するのだろう。 ナイフの刃が首を離れる頃には、手首の浅い傷なんて比べ物にならない程の紅が飛沫いて、彼の、手やら、顔やら、制服やら、濡らしてしまうのかもしれない。
座っていられない程の痛みだった。呻く声が静かな教室に響いて、右手が彼の制服を掴み、力任せに引き寄せて、濡れた視線が、睨み上げた。]
(117) 2015/04/05(Sun) 15時頃
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[ゆきちゃん、雪ちゃん。
ちーちゃん、…ちーちゃんの、声。
止まらない出血に、痙攣めく身体が震える。 紅に染まる視界に映る人影は、あぁ、やっぱりちーちゃんだ。]
(118) 2015/04/05(Sun) 15時頃
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[睨んだ双眸が、柔く笑う。
次第に混濁する思考が、引き出す記憶。
少女漫画から抜け出してきたような、快活で人懐っこい転校生。>>59 豆腐を買いに来た彼と交わした視線。>>61 クラスメイトの姿に、見え隠れる姿。>>62
彼の視線が、にっこりと、はっきりと、此方へ向いて。 はにかむ間もなく、呼ばれる名前。―――いや、どちらか言えば、気に入らない、受け付けない、呼び方。ああ、そうだ。あのときに、あのときも……。
今だってそうだ、言ったのに、ボクは、やめろって、言ったのに。 だから、今日だって、飽きもせずに。言ってやるんだ。 思い切り頬を膨らませて、右手を振り上げて、廊下中追い掛け回してやるんだ。]
(119) 2015/04/05(Sun) 15時頃
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―― ゆきちゃん て、呼ぶな……!
[だってちゃん付けなんて、女の子みたいだ。
ゆきちゃん、なんて。雪ちゃんなんて。 おんなのこみたいね、って。かわいいね、って。ああ。
ボクから逃げながら、教室を、廊下を、中庭を、走り回りながら、ときどき振り返って、いたずらっ子みたいな顔で。 何度だって、ボクの嫌いな呼び名を、面白がって叫ぶんだ。
雪ちゃん、雪ちゃん、雪ちゃん。
―――…。]
(120) 2015/04/05(Sun) 15時頃
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[痛みと出血で遠のく意識。 好意を伝える台詞に、答える声は、きっと呻きと叫びとが混ざった、悲痛で、聞くに耐えないものなのかもしれない。
ちーちゃん、来てくれた。 俺のところに、ボクのところに。 ]
ちーちゃん、ちーちゃん… …一緒にかえろ、いっしょに…。 ねえ、俺といて、これからも、
おまえだけは、麻倉だけは、ちーちゃんだけは。
(121) 2015/04/05(Sun) 15時頃
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雪ちゃんて、呼んでいいから……。
(122) 2015/04/05(Sun) 15時頃
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[彼の制服を引っ張る手が脱力する。 幼い頃の彼と今の彼を被って映した視界が、靄掛かって暗転した。
極端に浅い、自分の呼吸音だけが響いていた。
―――ちーちゃん…、おれも おれも きみの ことが
事切れ際の、唇はもう、動くことなく―― ]**
(123) 2015/04/05(Sun) 15時頃
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/* ないてるからちょっとまって
(-74) 2015/04/05(Sun) 15時頃
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/* 粉雪どころやなくて雪崩です
(-75) 2015/04/05(Sun) 15時頃
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―201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
[伸ばされた指先に、叱られた子供の様な仕草で肩を竦めた。
触れた指先、…温もりは同じもの? やんわりと握り返し、肌に指腹を這わせて、その形を感触を確かめる。
知らないものから、知っているものを、手探りで探し出したかった]
(+64) 2015/04/05(Sun) 15時半頃
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………分からない。
……そんなに、『ここ』が大切なの?
[彷徨う瞳、途方に暮れた迷子のそれ。 代わりに伸ばしてくれた指先を、自分の指先で柔らかく摘んで、縋る。
もう、何も、隠せない。
彼の前に、無防備な、「蒼真 透」を置いて。
何故、あんなにも戻りたかったのか、分からないと。 扉越しに、彼の名を、低く掠れる声で呼んでいた「あの人」が大切なのかと。
表情の無い顔で、首を、傾げた]
(+65) 2015/04/05(Sun) 15時半頃
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[そっと、触れていた指先が、手を、指を、絡め取って。 二人の合間を埋める一歩に、もう、身動ぐことすら出来ずに。
…ねぇ、動けないよ。
見下ろす、前髪に隠れ気味の瞳]
(+66) 2015/04/05(Sun) 15時半頃
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[微笑んでくれた。 俺を見詰めて、俺を擦り抜けて、「誰か」を見詰めて。
君は、微笑むんだね。
ああ、知ってる
知ってるよ。
ねぇ、…君の中で、「蒼真 透」が、死んだの。
…さよなら、ばいばい、―――」
(+67) 2015/04/05(Sun) 15時半頃
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[空の器に、残っていた、誰かに繋ぎ止められていた、「誰か」が、足元に抜け落ちて
一筋だけ、涙を伝わせて
とぷりと、闇に呑まれて、消えた。
繋いだ手を遠慮無く握り返して、嬉しげに笑って、手元を引き寄せて指先に口付けた。
大丈夫、君を傷付けたりしない。 俺は、きっと、上手く君を騙せるから。 俺は、慣れてるから。
君の「誰か」になるから。
何処にも行かないでね。 ずっと、一緒に居てね。
今日も、あしたも、その先も――]
(+68) 2015/04/05(Sun) 15時半頃
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―間の世界・1階空き教室―
[痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。
いつか目にした文面のように、 ひたすら繰り返される言葉>>116に、
無傷の腕を使って傷付ける。 ドロリと溢れる赤い色。 錆びた鉄の臭い。
怪我なんかどこもしていない。
どこも、痛くない。痛くない。痛くなんか、ない。
だから、“安心なんてしなくていい”。]
(124) 2015/04/05(Sun) 16時頃
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[下を向く顔>>117がどんな表情をしているかまでは推し量れなかった。 でもそれでいい。
俺を見ていない瞳を見たくなかった。 たぶんもう耐え切れないだろうから。 それでも逸らせなかった。
教室の中に充満する鉄の臭いと、 重くのしかかる声が、あったから。
逃げられなかった。]
(125) 2015/04/05(Sun) 16時頃
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[恨みがましそうな目がこちらを見ている。
左手で触れられていた頬が、濡れた顎や、湿り気を帯びていたシャツがまっかに彩られた中でも、一際強く映えて。
怪我なんかさせたくなかった。 親指の切り傷一つでも許したくなかったのに。
今、すごく温かい。生きてる。 涙でぐちゃぐちゃの視界を擦ることもせずに、息を吐いた。
小気味に震える体躯>>118をいとしいと思って、一度目を閉じた。 瞬時に開けば広がる鮮やかな世界。
息が 止まった。]
(126) 2015/04/05(Sun) 16時頃
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―――――――――。
(127) 2015/04/05(Sun) 16時頃
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―――ゆき、…ちゃん?
(128) 2015/04/05(Sun) 16時頃
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なんで。
[力なく右腕を垂れ下げる。 からん、とナイフが落ちていく。
甘えるようにして彼の左胸に片頬を押し付けた。 耳を澄ませて、音が、聞きたくて。]
ゆき、……いかないで。
ひとりで、…おいてか、…な……で、
[喉奥が引き攣った。]
(129) 2015/04/05(Sun) 16時頃
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―――――あ、ぁあ……ッ、う、あぁあ、あぁ……あ"ぁあ…ッ
[意味のない単音。 空になった両腕を彼の背中に回して掻き抱くようにして縋った。
ぬるりとした液体が付着しても、後から後へと流れる雫が伝う度に落ちていく。 それを嫌がるように必死に強請る。
声が、聞きたい。]
ゆきちゃん、
[呼ぶから、甘い飴も、メロンソーダもいらないから。
怒ってもいいから、だから。
俺の名前を呼んで。]
(130) 2015/04/05(Sun) 16時頃
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[大切だから、捨てて。傷付けて。 閉まって。隠して。
それが幸せにずっとを続けていくために、必要なんだと思ってた。
だから、一番大切なものを守らなきゃいけないから、詰って、突き飛ばして。
それが自分の我儘だというのに。 素直に甘えることが、求めていつか失くしてしまうのが怖かったから。
言い訳だって分かってたのに。
全部、失くす前に―――出来なかった。]
(131) 2015/04/05(Sun) 16時頃
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[僕の世界だって成田は言った。なのに、世界は変わらない。夢は覚めない。此処は何処かわからない。ただ苦しくて痛くて寂しくて。雪ちゃんは何処にいるんだろう。何処へ行けば会えるんだろう。ここにいるのに身体がだんだんと冷えてきているような気がして。嫌だと思ったから抱きしめた。でも声が聞こえない。耳が悪いのかもしれないと思って澄ませても聞き取れない。何でかな。それなら俺の心臓をあげたらまた、笑ってくれるの?]
ずっと、いっしょに…いよ。
[誰にも言わなかった。黒髪の彼女。悪戯好きでちょっかいをかければ膨らむ頬がそっくりで気に入っていたその女の子にも絶対に言わなかった言葉がすんなりと出てくる。
片手で落としたナイフを探した。 血液が付着している方。さっきまで脈打つ首筋にあてたナイフを手探りで探し出せば切っ先にあたる。 指を切った。でも構わなかった。 今は、少しでも離したくなくて。
自分の声が、何処まで届いてるかもわからなくて。 無言で自分の頸動脈目掛けて刃を向ける。向けた。のに。]
(132) 2015/04/05(Sun) 16時頃
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[恐怖が、走って。 指が、震えて。
どんなに痛かっただろう。怖かっただろう。
ナイフが 落ちた。]
ごめ…ん。かえる、から…… おれが、おまえのちーちゃんじゃなくても、……かえらきゃ、いけないのに、……、なん、で、
[怖い。死にたくない。 殺しておいて、身体は萎縮したように縮む。
止めどなく落ちる涙はもう境界線すらあやふやなのに、それなのに、自分の本能は恐れている。
最低だ。最悪だ。卑怯だ。 だから俺はちーちゃんにはなれないのだ。
でも、俺は雪ちゃんの「ちーちゃん」になりたくて。]
(133) 2015/04/05(Sun) 16時頃
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……っ、う、……うぁ、
[もう一度ナイフを握る。 固まった指が、滑りそうで、耐えるように力を籠めて。
そっと、首筋に埋め込む、前に。 痛みに支配される前に、教室の入り口を見て。
涙が出た。]
(134) 2015/04/05(Sun) 16時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/05(Sun) 16時頃
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―201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
[どこか幼めいた仕草に首を傾げて、握り返される指先を、軽く揺らした。 危害を加える事なんてないから大丈夫、そう伝えるように。
肌を辿る指先には、擽ったげに笑った。 いたく無邪気に]
……なんか変だね、それも。
…………うん、ここにしか居場所はないから。 でも、……蒼真が俺の居場所になってくれる?
[縋る響きだけは本物だった。 情の抜け落ちた、自分勝手な声。
蒼真はどう思うのだろう。 無表情に首を傾げる彼の頬へと、片手を伸ばして包み込む。
なんでそんな顔をするのと、問うように]
(+69) 2015/04/05(Sun) 17時頃
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[彼を殺して 『彼』を殺して
――自分を殺して。
指先への口付けに彼と同じような笑みを浮かべた。 極上の、偽物の微笑み。
嘘つきと嘘つき、二人向かい合って笑う。
嘘で塗り固めた約束を胸に]
(+70) 2015/04/05(Sun) 17時頃
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…蒼真、もう一回言って。
[好きって、俺の事を好きって、言って。 くれた分だけあげるから、ねえ、もっと。
繋いだ指先へと少し力を込めて、少し爪先立って、唇を重ねた。
角度を変えて啄んで、何度も何度も、君の言葉の分だけあげるから。
間近で見える表情がどんなものだって構わない。 だから、ずっと一緒にいようね。
離れてなんか行かないから、だから
離れないで]
(+71) 2015/04/05(Sun) 17時頃
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[マグカップの中の紅茶は冷め切って。 鍵はポケットの中冷たく沈み込む。
温かいのは触れる彼の身体で、目隠しをすればどんな体温だって同じだって良く分かった。
――先生、俺、上手にやれてるよね?
誘うみたいに差し出した舌先で彼の唇、その合わせ目を舐め上げながら、また嬉しそうに笑った]
(+72) 2015/04/05(Sun) 17時頃
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/* 昨夜はソロル投下をありがとうございました。
こちらこそご心労おかけしてすみませんでした。 対応いただいて大変助かっております。
日替わり後でしたらどのタイミングでも構いませんので自害ロルを回していただければと思っております。
今回は本当に色々申し訳ありませんでした。 そしてありがとうございました。
(-76) 2015/04/05(Sun) 17時半頃
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/* 墓下の螢一はクズビッチですね
乙女帰って来い……(´;ω;`)
(-77) 2015/04/05(Sun) 17時半頃
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―間の世界・1年4組教室―
[みんなきっとどうしたらいいかわからない。それは修>>99も同じなんだろう。今どうすべきかわかる人なんていない。]
俺は…成田のこと、悪役って思えないよ。 だって俺、成田のことほとんど知らないもん…。
[悪役、という言い方に少し表情が曇る。 彼の言うことはわかる。夕方にやっていたテレビドラマとかの悪役のイメージとは、確かに近い印象を感じる。でもあれはお話であって…何より自分は、成田のことをほとんど知らない。一方的に悪役呼ばわりするのは、少し違うんじゃないかと思った。
結局何もわからない。 わかっていることがあるとするなら、 成田のことも、 この世界のことも、 みんなが何を考えてるか、 自分がどうしたらいいかさえも、 何一つわからないことが、 とても怖い――ということだけ。]
(135) 2015/04/05(Sun) 17時半頃
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[お互いまた暫くの沈黙。 そして、ゆっくり立ち上がり、教室から出ていく。 修から行先を問われるようなら「トイレだよ」とだけ返すだろう。 口元は軽く笑っていても、目は苦悶の色を隠せないかもしれない。
ずっと握っているナイフが、重い。 これ…こんなに重かったっけ。]*
(136) 2015/04/05(Sun) 17時半頃
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/* 出来れば君>>135には最後まで生き残って欲しいな、なんて。 ありがとうね。
[届かない呟きは空気に溶けて消えた]
(-78) 2015/04/05(Sun) 18時頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/04/05(Sun) 18時頃
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/* 雪ちゃんもしかしていきてたのかなごめんなさい
(-79) 2015/04/05(Sun) 18時頃
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―201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
…うん、…でも、もう良いんだ。 螢君の傍に居るから。
………俺の、全部、君のだよ。
[軽く揺らされる手の振動は、大人の手に引かれて歩いた記憶を掠める。
無邪気に笑う声は、休日の昼間の公園を思い出した。
頬に触れる温もりが、懐かしくて、頬を寄せた。
どれもこれも、彼の声も、遠く、遠くに。 この場に留まることを許されない。
全て抜け落ちる前の一幕]
(+73) 2015/04/05(Sun) 18時頃
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[唇に触れる、細い指の感触。
視線を下ろせば、彼が笑んでいるのに瞳を細めて。 指を唇で挟んで、甘咬みしながらじゃれついた。
彼の指先は甘かった。 もっと、もっと、甘やかなものを強請って、爪の合間へと舌を這わせた]
(+74) 2015/04/05(Sun) 18時頃
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好き。螢君が、好き。…好き、だよ。 好き、…好き、……大好き。
[緩く笑みを浮かべた唇に、柔らかなものが押し当てられる。 彼の唇だった。
触れさせたまま、紡いで、また重ねて、啄む。
繋いだ指先は静かに離した。 それよりも、もっと確かな熱が欲しかった。 柔らかな、優しいだけの温もりは彼が望まない限りは、もう必要無い。
片手を腰元に置いて、身体を引き寄せて抱き締める。 …こうして彼を抱き締めた時、どんな思いだったか思い出せない。
ナイフを刺した腹が、僅かに傷んだ気がした]
(+75) 2015/04/05(Sun) 18時頃
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[片手は頬に触れて、撫で上げる。 指先を髪に埋めて、くしゃりと撫で梳いた。
幾度も触れ合わせる唇に、濡れた熱を感じたなら、薄く開いた先から舌を滑らせる。 吾妻の舌の後ろに濡れた感触を這わせて、吸い付くように咥内に招いた。
何処に触れられるのが好きか、どんな風に触れられるのが好きか、ひとつずつ確かめたい――]
(+76) 2015/04/05(Sun) 18時頃
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/* 早く皆墓下に来て、絶望して下さい(真顔)
(-80) 2015/04/05(Sun) 19時頃
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― 間の世界・廊下→ ―
[何処をどう通ったか、今が何階なのかも分からない。 考えない。どうでもいい。
さがさなきゃ。さがさなきゃ。さがさなきゃ。
―――――――――――― 誰を?
何度目かの、階段の踊り場。 引き摺った、重い脚が、階段の縁に引っ掛る。
世界が 回る。]
(137) 2015/04/05(Sun) 19時頃
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[反射で突いた左手の手首がミシリと嫌な音を立てた。
ナイフを握ったままの右手が床に当たって、 拳が、指が砕ける。
打ち付けた背中に、息が詰る。
段差にぶつけたこめかみに目の前に星が散って、暗転。
―――――――。
―――――――――――。]
(138) 2015/04/05(Sun) 19時頃
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[目を、開けた。 名残みたいに残る身体の痛みに顔を顰めながら、 階段の下蹲っていた身体を起こす。
右手のナイフは階段を転がった時に落ちたのか、 手の中には無かった。
その手を無造作に握って、首を傾げる。 確かに、意識を失う前に捉えた感覚は 骨が砕けた痛みを伝えたのに。
視線を落とした右手も、左手も、異常は見られず。 そろそろと立ち上がる。 右足の靴が脱げて見当たらない。
見渡す。 階段の中程に落ちているのを、ゆっくり拾いに行く。]
(139) 2015/04/05(Sun) 19時頃
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[自分が階段から落ちたのは、確か。 それでも自分の身体は役に立たない左脚以外は 変わり無く動く。]
――…「他の手段では ここから逃げる事は出来ない。」
[成田が言った言葉を、反復する。
―――自ら死を選ぶ事すら、許されない。
コトンと、胸の中に言葉が納まった気がした。]
(140) 2015/04/05(Sun) 19時頃
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[落としたナイフは見渡しても見つけられず、 結局諦めてそのまま歩き出す。
落ちた時に乱れた髪はそのままに、 無手のまま校内を彷徨う。
不思議と、疲労感は感じられなかった。 ただ「探さなければ」という義務感と焦燥感が 身体を突き動かしていた。*]
(141) 2015/04/05(Sun) 19時頃
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― 間の世界・→1階空き教室 ―
[下駄箱の横、掲示板>>10を通り過ぎて。 始めに感じたのは、微かな金属臭めいたものだった。
妙に長く感じる廊下。 進む度に濃くなっていくそれが、 生き物の、命の、赤色の――血の臭いだと、気付く。
重りを付けられたみたいに重い 左脚を引き摺り、引き摺り。
名前の無いプレートを一瞥して、 その下にある扉を 開けた。
スン――と、鼻を鳴らして、首を巡らせて……――]
(142) 2015/04/05(Sun) 19時頃
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[赤。
赤、赤、赤、赤赤、赤赤、赤赤赤赤赤赤…―――
教室の奥、あの教室なら自分の、 そして“彼”の席がある、更にその後ろのスペース。
仲良く 赤に塗れる二人。 名前みたいに白くなった“彼”の顔は、 何処か 満足げにも 見えて。
うそつきのあの子が、こっちを見ていて>>134。 でもその顔を認識する前に、視界が雫で歪む。]
(143) 2015/04/05(Sun) 19時頃
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………どうして、君ばっかり もってるの…?
(144) 2015/04/05(Sun) 19時頃
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[少し鼻声の、震える声。 つんと痛む鼻を少し上に傾けて、 目元の熱が零れないように、目を見開いて。
――そうして 全て が終わるのを、見ていた。*]
(145) 2015/04/05(Sun) 19時頃
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―201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
…そうなんだ? 俺の傍にいてくれるの、嬉しいな。
…………うん、嘘、吐いたら怒るから。
[俺もだよなんて言えない唇は、けれど最後の躊躇いを乗せて震えた。
寄せられた頬を撫でて、大事にしなくちゃ、そう思う。 失くしたらいけない、もう寂しいのは嫌だ。
あの人とは違うから、決して壊さないように、大切に扱うんだ
甘く歯が触れる指先は痺れたみたいに震えて――そういえば、なんであの時の彼の指先は震えていたんだろう。 そんな思考も濡れた暖かな感触にすぐ霧散した。
込み上げる吐息が静かな室内の空気を震わせて、見上げる瞳は熱の気配を湛えて、揺れた]
(+77) 2015/04/05(Sun) 19時半頃
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……、…もっと、もっともっと、俺だけ、好きって、俺の事だけだって、
[触れ合う唇が吐息ごと紡ぐ言葉を強請って、薄く瞳を開いて間近の彼を見詰めた。 いくら言われたって足りない 足りない 足りない ……――
なんだろう、この渇望は。 抜け落ちた何かは埋まる気配も見せず、それでも、もっと、と。
指先が離れてゆくその時に、痛いような寂しさが胸の中へと吹いたけれど、知らない振りをして目を閉じた]
(+78) 2015/04/05(Sun) 19時半頃
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[抱き寄せる腕は、やはりあの人とは違って、まだ成長途中の若木のようなしなやかさで、ああ、と落ちかける溜息は飲み込んで。
抜け落ちてゆく体温と冷えた両腕は今は遠く、彼の腕に抱かれて『 』って囁いた記憶はあるけれど、それはやっぱり虫食いの穴みたいに戻る事もない欠落だった。
撫でる指先に促されるみたいに上向けた顔の角度を変えて、滑りこむ舌に誘われる振りをして彼の口内へと差し入れる。
絡ませて、あまくあまく、痺れてゆく頭の芯で、少しだけの後悔を感じたのも、またすぐに押し流されていった]
(+79) 2015/04/05(Sun) 19時半頃
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[腕は彼の背中へと。 絡みつくみたいに回して引き寄せる。
逃げて、追ってを繰り返す舌先は、捕まえて、と伝えるように彼の舌を突付いた。
添わせた身体はこれ以上なく密着しているのに、足りない、から、扉へと押し付けるように体重を掛けて、薄く開いた瞳で強請った]
……キス、だけ?
[僅かに離した唇が紡ぐ掠れた声は毒を含んで誘う。
きっと、彼は逆らわない。
だって自分がそうだったから。
まるで傲慢な王子様のように、濡れた唇はきれいな弧を描いた]
(+80) 2015/04/05(Sun) 19時半頃
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/* なんかもう一周回ってこう、こう、うん
乙女帰って来い
(-81) 2015/04/05(Sun) 20時頃
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―間の世界・1階空き教室―
[ドアが軋む>>143 濡れた視界の中、茫然としたまま現れる“何か”の正体を見極めるために、つま先が、腕が、頭が、目が、こちらを向くのを待って。
現れたその人に、口元を緩ませた。
ねえ、雪ちゃん。 雪ちゃんが会いたかったのは、加賀宮なの。
扉をじっと、じっと、見ていたから。 刃物を「ちーちゃん」なんて言っていた彼だ。 だから、そう思い込んで。
少し離れた距離にあるボヤけた姿が問いかける>>143 ここに来てから幾つも彼には尋ねられたような気がするけれど、乱れた髪>>141を見て、脚を視界に収めて、無感傷に頭を擡げさせた。]
(146) 2015/04/05(Sun) 20時頃
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『おれ』じゃ、…ないんだよ。
[また溢れそうになるのを耐えることも隠すこともせずに流しっ放しで口端を上げる。]
『おれ』のじゃ、ないよ。
[麻倉、ちーちゃん。 あれは自分を見て彼が呼んでくれたのかどうか、分からなくて。 確かめる術はない。
けれど手放したくないと、傍から離れず。 ナイフを握ったままそっと首を傾げて、泣き笑いの表情を向けた。]
………おれは、おまえが羨ましかったよ。
[脚が悪い癖に。 自分一人でここに来て、自分の意志を持って、前を向ける瞳>>145を見て。]
(147) 2015/04/05(Sun) 20時頃
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[ずっと、ずっと、羨ましかった。 気軽に声をかけられて、そばにいられる加賀宮が。
なんで俺よりも何も持ってないのに、みんなに味方してもらえるんだって。]
だから、……おまえのことが大っ嫌いなんだ。
[でもようやっと、みんなが加賀宮に声をかける理由が少し分かった気になって。 勝手に感じていた同族意識のようなものは、勘違いだったのかもしれないなんて。 口にはしないのだけど。
こうしてじっと眺めている加賀宮が何を考えているかなんて分からなかったけれど、でも、今確かに自分は一人じゃなくて。]
(148) 2015/04/05(Sun) 20時頃
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探偵さん。成田のこと、よろしく。
[初めて声をかけた時と同じ声色で。 でも、脚を見ることはなくその瞳を見上げる。
いつもとは違う身長差。 座ったままの自分は彼より幼い背丈で、大役を押し付ける。
身勝手な依頼を彼が受け取るかどうかは分からないし、それは自由だけれど、視線を加賀宮から沈黙を貫いている武藤に向き合う。
もう一度大きく息を吸い込めば、右手のナイフを握りしめて。]
(149) 2015/04/05(Sun) 20時頃
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いっしょに、…かえらせて。
[もう一年近く口に出来なかった願いをすれば、勢い良く首筋に切っ先を埋め込む。
照準が僅かにズレて、痛みよりも熱が走って、視界が揺れて。 痛みに指が痙攣した。
遅れて訪れた波に激痛に呻き声を上げようとするのを唇に歯を立てて堪えて。
ぐらり、と身体が揺れる。
隣に崩れるように落ちれば、傷だらけの左腕が視界に入って、よく見えない視界で、伸ばして、伸ばして―――あの時繋いでくれたように、やんわりと握りしめた。*]**
(150) 2015/04/05(Sun) 20時頃
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/* 蒼真くんこれもうSAN値0だよね エピで元に戻るの?
……よし、死のう
(-82) 2015/04/05(Sun) 20時半頃
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―201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
[見上げる瞳を、上から覗き込む。 真っ直ぐに重ねると、揺らめく熱を捉えた。 …彼が自分を見ていなくても、もう、胸の奥の痛みは無い。
物理的に、瞳が向く事だけが嬉しいと笑んだ]
(+81) 2015/04/05(Sun) 20時半頃
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………好き、…君だけが、好き。 ……他は要らない、…君の事だけが、…好きだから。
[熱を弄って絡めた舌を一旦引く。 途端に、冷えいく舌先が寂しいと、戦慄かせて。
低く、掠れた、甘やかな、声は…、 少しは、「あの人」に、似ていただろうか。
また、深く、唇を重ねて 想いを濡れた舌で、掻き混ぜた。
空の自分に彼を詰め込んだなら この焦燥は消えてくれる筈だから]
(+82) 2015/04/05(Sun) 20時半頃
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[腕の中の彼は、普段抱き締める身体とは違った。 柔らかくないし、花のような匂いもしない。 それでも、離したくないと形付けるように、腕の力が込められるのは何故だろう。
…確かに、伝えようと思った言葉は、こんなにも、ふわふわと、宙に浮くものだった?
背に回された手に、瞬いて、嬉しげに薄く瞳が細まる。 隙間無く、押し付けられた身体に、疼く熱を灯らせる。
悪戯な舌先を捉えて擦り合わせると、歯を軽く食い込ませた]
(+83) 2015/04/05(Sun) 21時頃
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………君を、俺にちょうだい?
[舌を逃し、暖かな体液が互いの唇を濡らす中、鼓膜を甘く揺るがすその声に、切なげに眉根を寄せた。
強請る言葉。
欲しかったのは、本当だから。
扉へと背を預けたまま、片手で抱き抱えた身体の背に指先を触れさせて、ゆるゆると辿らせて行く先は上衣の裾へと。
忍び込ませて、大きな掌で素肌を撫ぜた]
(+84) 2015/04/05(Sun) 21時頃
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[腰回りへと指先を触れさせ、下着と素肌の合間へと差し入れて。 腹まで添わせ、ベルトへと手を掛けて弛めた。
軽く下着ごとズボンを降ろし、双丘へと触れてから、少しばかり思案。
自分の片尻のポケットから、薄い財布を取り出したなら、腕の中の彼へと手渡した]
…ローションと、…後、必要ならコンドーム入ってるから、取り出して?
[抱き込んだ彼に、首を傾げて]
(+85) 2015/04/05(Sun) 21時頃
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―間の世界・1年4組教室― [「悪役と思えない」と鷹谷が言えば、ふと。>>135 少し悲しそうな表情を浮かべたことには……恐らく角度の関係で、鷹谷は気づかなかっただろう。]
…………そう……………………だな。 鷹谷のいうことにも、一理ある。
[表向きな声音こそ冷静な、日頃の彼のものだったが。 あまりに長すぎる発言の間と、ごく僅かな音の震え、その不自然さは鷹谷に伝わっただろうか。
―――もう、きっと壊れているのだ。
ひどく現実味のないその感想は、自分の中にすんなりと落ちた。]
(151) 2015/04/05(Sun) 21時頃
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[暫くの沈黙の後、鷹谷は机から降りた。>>136 「どこか行くのか?」と問えば、「トイレだよ」と。 「ああ」と一言答えて、]
……気をつけてな。
[自然な様子でそう返し、彼の姿を見送る。
表情が合ったその時、早瀬はそこから、いくつかの感情を読み取った。 苦しさとか、悲しさとか、そういうものを。
その時鷹谷には早瀬の表情が見えたはずで。 果たして鷹谷は気づいただろうか。
鷹谷と同じように笑むその姿が、鷹谷よりもずっと自然だったことを。 鷹谷が感じたような苦しさが、早瀬の目には映っていないことを。]
(152) 2015/04/05(Sun) 21時頃
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―201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
うん、……嬉しい、ありがと。
[いつもの教室で聞くよりもずっと、彼の声は甘やかに耳へと流れこんできた。 どこかあの人を思わせる囁きに、心から嬉しそうに瞳を細めて。 再び重なった唇を深く結び合わせて、閉じた瞼の奥、懐かしいあの人の面影を追った。
煙草の残り香のしないキスは、やはり少し違うと、思ったけれど――きっとすぐに慣れるだろう。
抱かれた腕に篭もる力は、求められていると感じるには十分で、嬉しいと伝える代わりに彼の舌を吸い上げた。
今だけは思考を甘く満たして、失くした物の事なんて忘れさせてと]
(+86) 2015/04/05(Sun) 22時半頃
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[上着へと縋らせた指先が甘く食い込む歯の感触に驚いたように震え、きつく布を握り込む。
しっとりと濡れた唇を離し、彼の言葉に、満足気な笑みを浮かべて。 指先の辿る箇所が熱を持つように熱くて、もっと触って欲しいと強請る猫のように身体を摺り寄せた]
(+87) 2015/04/05(Sun) 22時半頃
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……いいよ、あげる。 俺の全部、蒼真がもらって? …その代わり、絶対に俺の傍から離れないで、俺だけ見て、俺の事だけ考えて、俺の全部を満たして、
[この空洞が埋まる程に、注いで――
顔を上げて、真っ直ぐに薄い色の瞳を見上げて自分らしからぬ言葉を譫言のように紡ぐ。 だってこれは、喪失なのだ。
あの人のいない穴を 埋めないと
肌と布との合間へと入り込んだ掌は待ち望んでいたそれで、まだうっすらと濡れた唇からあえかな吐息が零れた。
晒された肌には少しだけ、羞恥を感じたけれど。 触れた指先に息を吐き出せば、それもすぐに溶けて消えた]
(+88) 2015/04/05(Sun) 22時半頃
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……女の子と使ってるの?これ。
[片手で受け取った財布を見下ろして、ちり、と胸を焦がしたのは多分ただの独占欲だった。 好きと告げたのはお前のくせに、と。
彼の腕の中から擦り抜けて、落ちかけた下衣を上げると、あの机の傍へと歩み寄った。
財布の中から取り出した2つを、灰皿の隣へと、並べて。
おいでおいでと手招きするように、首を傾げて扉の前に立つ彼を見詰めた]
(+89) 2015/04/05(Sun) 22時半頃
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―201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
[覆い被さる顔の下、重なる瞳、重なる唇、抱き締める身体、嬉しげなその感情が伝わって
自分も嬉しいのだと、微笑んだ。
囲い込んだ猫が擦り寄せる身体に、思うままに触れる。 触れられる事が、嬉しかった。
…でも、熱が足りない。 底冷えする何かが、空洞に残って、早く、早く
彼で埋めてしまいたい。
その熱で満たして欲しい]
(+90) 2015/04/05(Sun) 23時頃
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………うん。 嬉しい。 ……うん、俺は、君で埋め尽くされるから。
[彼が俺にくれるものは、全て、擦り抜けて行ってしまうものと知ってるけれど それが、欲しくて、子供の様に素直に頷いた。
自分の全ては、もう君の手の内だと、笑って。
その笑みも女の子との話になれば、酷く眉尻が下がり困った笑みになる]
…もう、使わないから。 螢君以外と、セックスしない。
[もう、何も要らないから。 代わりの温もりは、要らないから。
もう、寂しく無いから]
(+91) 2015/04/05(Sun) 23時頃
|
|
[彼の髪に顔を埋めて、耳元で囁いた。 許しを請うように、僅かに媚びた色を滲ませて。
腕を擦り抜けていく姿に、心許なげに浮かせたままの手、視線は後を追った。 何をするのかは分からないが、待ての姿勢。 許しがあるまでは、動かない。
此方を見詰める瞳に、不安げな揺れる瞳が重なる。 呼んでくれたと。 無い尻尾を振って、彼の傍らまで歩んで行く。
先程までの躊躇は欠片も感じさせない。
並んだ二つと、…その隣の灰皿を見ても、何とも思わない。 何処か、麻痺した感覚。
真近で歩みを止めて、見下ろした。 …どうして、此処に呼んだの?と]
(+92) 2015/04/05(Sun) 23時頃
|
奏者 セシルは、メモを貼った。
2015/04/05(Sun) 23時半頃
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―遠ざかる記憶の話―
[ 心残りがあるとしたなら
つらい想いをしているちーちゃんを
この腕で抱き締められなかったこと
せっかく来てくれたのに
俺を迎えに来てくれたのに
我儘な俺は それでも意地を張って
大切なたいせつな ちーちゃんが分からなくなるほどに
意地を張ったんだ ]
(153) 2015/04/05(Sun) 23時半頃
|
|
[ こんなのコドモのワガママだ
どうしてこいつの前だとこんなに
どうして どうして どうして
ごめんね ちーちゃん ごめん
いつだってちーちゃんは俺の手を引いて
俺には甘くて なんでも許してくれて
嘘のような日常をあざやかにしてくれて
今度は俺の番だったのに なのに
すきだって言葉ひとつ つたえられなくて ]
(154) 2015/04/05(Sun) 23時半頃
|
|
[ 俺なんかよりも ずっといたいね
いたいね いたかったね ごめんね ]
(155) 2015/04/05(Sun) 23時半頃
|
|
[ ――― ごめんね ]*
(156) 2015/04/05(Sun) 23時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/05(Sun) 23時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/05(Sun) 23時半頃
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/* 雪ちゃんにぬっころされる でもあれなのオフなのか;;;;
(-83) 2015/04/05(Sun) 23時半頃
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/* >>オンやった<<
(-84) 2015/04/05(Sun) 23時半頃
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―201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
[微笑みも言葉も、全部全部すり抜けて。 彼の後ろへと流れて零れ落ちる。
無邪気にも見えるその表情が、どこか虚ろのようにも思えて――だから、見えない、見たくない、見ないふりで]
……俺、女の子みたいに可愛くないけど……蒼真、女好きだろ? なんでそんなに俺の事が好きなの?
[きっと困るだろう問いを、古びた机に腰を預けて口にした。 もっともっと困ればいいのに。 まるで飼い馴らされた犬みたいに螢一を見詰める瞳を見返しながら思った。
傍へと、歩み寄った彼の頭へと右手をやって、撫でる。 子供にするように、獣にするように。 よく出来ました、いい子だね、と]
(+93) 2015/04/05(Sun) 23時半頃
|
|
……扉の前だと音、外に漏れるだろ?
[言い訳を紡いで右手はネクタイの結び目を解いた。 抜き取ったそれは机の上へと。
両腕を、前へ、間近の彼へと、差し出して。 抱いてと、強請るように。
ここはいつもの場所だから、なんて口には出さずに]
(+94) 2015/04/05(Sun) 23時半頃
|
|
― 間の世界・1階空き教室→ ―
[麻倉が喋らなくなって、動かなくなって>>150、 暫くしてから。 並ぶ机で出来た道をずるずる、重りと共に歩く。
最後尾、自分の机がある位置の横で立ち止まると 見開いていた為に渇いた双眸で、二人を眺める。
眩暈を起こしそうな程濃厚な血の臭い。 色を失った顔。 浮かべる表情まで、何処か似ていて。
自分じゃない、自分のじゃない>>147と、 そう言った彼。]
…君以外の、誰を見てるっていうのさ。
[――彼は、武藤は、 こんなに幸せそうな顔をしているのに。]
(157) 2015/04/06(Mon) 00時頃
|
|
[自分と一緒にいる時は、見せなかった顔。 見下ろせば、いつの間にか湧いていた温い液体が 目元から零れ、血に塗れた床に落ちる。
触れる程 傍で、最後の時まで見ていた癖に それに気付かない彼に、 ぐるりと、胸の奥何かが身じろぐ。]
……僕だって、君の事なんか大ッ嫌いだよ。
[沢山のものを持ってるのに、手放して。 僕が欲しいものを持っているのに、見もしなくて。
僕とは全然、違う人。
腹立たしくて、嫉ましくて、 羨ましかった。]
(158) 2015/04/06(Mon) 00時頃
|
|
[ぽたぽたと、次から次へと雫が頬を伝い、 顎から滴り落ちる。
絶対にコイツの前では泣かないと 張っていた意地は、もういらないから。
ぐず、と鼻を啜る。 きっと 酷い顔をしている。
でも、もう僕は 独りだから。 誰も見ないなら、どんな顔をしていても 関係なんて ない。]
(159) 2015/04/06(Mon) 00時頃
|
|
――…ッ、…ど、 してぇ……?
[どうして 僕じゃ駄目だったの。 どうしたら よかったの。 どうすれば いいの。
しゃくり上げる吐息に合わせて胸が、 肩が、震える。
僕を見ない目。 僕以外の誰かを見る目。
それを認識すればする程、孤独感は強まって。 堪らずに 顔を両手で覆う。]
(160) 2015/04/06(Mon) 00時頃
|
|
[彼らは、一緒に“かえる”のだろうか>>150。
殺した麻倉は元へと帰るのだろうが、 殺された武藤は何処へ行くのか。
わからない。 でも、きっと、繋がれた手は 離れず ずっと共に在るのだろう。
羨ましい、嫉ましい―――]
(161) 2015/04/06(Mon) 00時頃
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|
…いたい、よ… くるし、 いよ…
[胸が 苦痛を訴える。] ……………さび、し いよ…
[寒さが 寂しさを訴える。]
(162) 2015/04/06(Mon) 00時頃
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――……きた のに、 …どうして……みてくれな ぃの……?
[与えられた役目>>149も関係なく、 途方に暮れた子供は嗚咽を零すばかりで。
彼が望む探偵は、此処にはいない。
一頻り泣いて、泣いて、泣いて。 紅くなる目元を擦りながら、教室を出る。]
(163) 2015/04/06(Mon) 00時頃
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……さよなら、 ばいばい。
(164) 2015/04/06(Mon) 00時頃
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[最後にそれだけ、告げて。
そして行き先も分からぬまま、 脚を引き摺って その場を後にする。*]
(165) 2015/04/06(Mon) 00時頃
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/* みかどぐううう"ああいあ
(-85) 2015/04/06(Mon) 00時頃
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/* ふたりにころされる
(-86) 2015/04/06(Mon) 00時頃
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[ぽつぽつと、雨が降る。
甘い飴はここにはないけど、落ちるのは綺麗な透明じゃないけど。
どくりと跳ねる心臓。 浅くなる呼吸。
痛くて寂しくて怖くて苦しくて。
でも絶対に忘れたくない。
お別れの声があっても必ず。
その声を、表情を、心を、すべてを。
絶対に失いたくないと、思った―――。]
(166) 2015/04/06(Mon) 00時頃
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