96 【飛び入り募集】たびびとのまち
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
サイモンが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、ヴェスパタイン、パピヨン、ヘクター、クラリッサ、カトリーナ、ロビン、ホレーショーの7名。
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[家具を作る事は、未だに慣れていない。 小さな小さなズレが、だんだん大きなズレとなって。 結局、どこか傾いだ物となってしまう。
練習に作った家具達は、今も自宅の居住スペースを占拠している。 必要な者が要るならば譲渡もしていたが、あまり売れ行きが良いわけでもない。
だが、棺だけは、違った。 何度も何度も作った棺。 基本的な大きさの物は、もう物差で測らずとも作る事が出来る。 後は場合に応じて、小さなものだったり、大きなものだったりを作り分ける。
ただ死者が眠る為の箱。 最期の旅の為の船。
そんな風に、船と呼ぶのならば、もう、何人が自分の作った棺で旅に出たのだろうか。]
(0) 2013/09/23(Mon) 01時頃
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[作業が終わるのは、昼を過ぎた頃。 没頭していたせいか、もう、眠気は何処かへ行ってしまった。
滑らかな表面を撫でながら、少しだけ、目を細める。
蓋がぴったりと合う事を確認すれば、完成した物は工房の片隅に。 必要となった頃に、納棺師が取りに来るだろう。
―――遅かれ早かれ、その日はやって来る、絶対に。]
(1) 2013/09/23(Mon) 01時頃
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[自分達が此処にいる以上、この町は絶えないのだろう。 自分達がこうして在る以上、この町は続くのだろう。
そして、何人もの人の死を見る。 何人も、何人も。
せめて、その死が自分達の様な、非業なものでないようにと。 祈りながら、願いながら。]
(*0) 2013/09/23(Mon) 01時頃
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[再び作業に戻ろうと、工房の外に出た時。 葬儀の終わりを、近所の者から伝え聞くか。
あのバーの奏者が亡くなった事。 暫く、バーの看板は開店を示さない事。
小さな町故に、噂の広がりは早い。 噂の確実性も、高い。
元よりあまりあの店に行かぬ故、悲しみのようなものは感じなかったが。]
……その奏者ってのは、……どんな風に逝ったのか、聞いたか。
[尋ねる声は、やや、苦く。]
誰か、……傍に、居たのか、
[そんな詳しい事情など、ただの隣人である彼が知る筈ないのだが。]
(2) 2013/09/23(Mon) 01時頃
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ホレーショーさん、 ありがとうございました。
その、彼を、送ってくれて。
[薔薇の香りはまだ強い。 帽子を胸に抱え、双眼を閉じたままの顔を彼に向けるとぺこりと頭を下げた。]
(3) 2013/09/23(Mon) 01時頃
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[一言、二言、会話を交わした後、隣人とは別れる。 何だか作業を続ける気にもなれず、さりとて特別する事があるわけでもなく。
散歩でもしようかと、ふらり、家を離れた。
町の空気が、重い。 誰かが死した時、何時だって町はこんな空気になる。 それもまた、数日するうちに振り払われていくのだけれど。
―――振り払う事ができず、引き摺られるように死す者も、少なくは無い。
それは、別に使者と距離の近い者だったからというだけでは、ないだろう。 誰かが死したと言う、ただその事実だけで、自らに迫る死の存在を、より強く意識してしまう。 ただでさえ死の近い町人には、それだけで、十分すぎるのだ。]
(4) 2013/09/23(Mon) 01時半頃
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[重ねた手が伝える、彼の体温。
失われるだけになってしまった熱。]
……そう。ありがとう。
[もう何も言えなくなったサイモンへと告げるは、感謝。 彼が、微かに笑っているように思えたから。]
(5) 2013/09/23(Mon) 01時半頃
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[その後、薔薇の香の男といくつか話をしただろうか。 ふらり、一人で外に出る。 マスターは最後まで付き添うと言っていた。
いつもなら、まだ開店準備中の時間帯。 でも、今日も明日も、暫くは、≪CLOSE≫が≪OPEN≫に引っくり返る事は無い。
町は変わらずざわめいて居るけれど、きっと話題は彼の事ばかり。 杖で道を叩きながら、いつもよりゆっくりした歩調で歩いた。]
(6) 2013/09/23(Mon) 01時半頃
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[最後の晩餐は、美味しいと思ってもらえたと信じたい。]
(*1) 2013/09/23(Mon) 01時半頃
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/* (>>2:6 パピヨン) サイモンのことも話題にあげてあげてください(o・ω・o)
(-0) 2013/09/23(Mon) 01時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2013/09/23(Mon) 01時半頃
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[日が傾けばまた、街角へ灯りを燈し、 通りに佇めば、あの音が聞こえないことが少し寂しい。]
いつまで、燈せるんだろう。
[自分が遠くへ逝った夜は、街角はいつもより暗くなるんだろうか? それとも誰かが代わりに燈して、明るくなるんだろうか?
いつも通り、一通り仕事を終えて食堂へ向かう。]
…何かあったのかい?
[いつもと違う雰囲気に、不思議そうに声をかけた。]
(7) 2013/09/23(Mon) 01時半頃
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[雨には遠い。 けれど晴れにも遠い曇り空。
遠く聞こえるのは、彼の演奏が好きだった者の泣き声だろうか。 誰かに別れを惜しまれる。 そう思ってもらえるような人生を、彼は歩んだのだろう。
それが、彼にとっての幸いであった事を、祈る。]
………、
[そして、一人、歩く姿>>6に気付く。 てっきり、傍に要るものだと思っていた 彼女はきっと、彼とは遠くない距離の人間の筈だったから。
とはいえ、何と声をかければ良いかもわからない。 彼と彼女について、あまりにも、知らない事が多すぎるから。
立ち止まる。]
(8) 2013/09/23(Mon) 01時半頃
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いつか、……そうだね、いつか。 望まなくとも、その時は来てしまうんだろうね。
[そう言って、ロバートは伏し目がちに、笑ってみせた。 彼は知っている。それは、いつか、だなんて悠長なものではないことを。]
お兄さん、そうか。 ……そうか…。
[クラリッサは兄の話を続けた。死んだら、兄に会えるのだ。と笑った。
……ロバートに、クラリッサを留める言葉は無い。 妻が居なくなった後、ぽっかりと空いた穴は、塞がらなかった。穴を埋めるように、ふらふらと、さ迷うように街から街を歩いた。 彼女の居ない世界は、ロバートにはまるで、色彩を無くしたようで。 クラリッサも、同じ想いなのだろうか。
死すれば、鮮やかだったその世界が戻るとは、到底思えない。だけど、それを止める術も、論拠も、彼は持ちえない。]
(9) 2013/09/23(Mon) 01時半頃
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……おかしく、おかしくなんて、ないさ。 おかしくなんて。ちっとも。
でも、君がお手伝いに来なくなったら。 ……私は、寂しいよ。
[そう、きっと彼女はおかしくなんてないのだ。かつての自分と、似たようなものなのだ。 彼女が居なくなったら寂しい、だなんて、結局は自分のエゴでしかなくて。単に、誰かが自分を覚えていて欲しいだけなのかもしれなくて。 彼女が美しい世界を望むのならば、止める理由は何処にある?
何ひとつ言うことができず、そっと、彼女の元を離れ、さっと直したワンピースを取って帰る。]
……ほら、これで直ったから。 ご覧なさい。これで全部元通りだ。
[彼女にワンピースを確認してもらうと、そのまま立ち去る彼女を見送った。 いつもの手伝いのお礼に、もちろんお代は無しだ。
ぱたん、と仕立て屋の扉が閉まっても、ロバートは暫くの間、その場から動けないでいた。]
(10) 2013/09/23(Mon) 01時半頃
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/* ヴェスパタインさんとお話ししたいんですけど、多角突撃星人しすぎるのはアカン気がする。
(-1) 2013/09/23(Mon) 02時頃
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[幸せを取り返そうと歩いて。 歩いて。 辿りついたこの場所。
辿りついて、そのまま。独りで逝った。
幸せを取り返そうとしたはずなのに、叶うことなく。 だから。]
(*2) 2013/09/23(Mon) 02時頃
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[店の奥から毛布を持ってきた。 永い眠りについたサイモンへと掛けてやる。
店の前に出していた、開店の印を中へと入れる。 いつものように食堂へ来た者たちへ、謝って。]
……ええ。 サイモンさんが。
[スヴェルチェルへ、短く答えたが伝わるだろうか。]
(11) 2013/09/23(Mon) 02時頃
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[少し彼が羨ましい。 だって私、あんなに綺麗に箱に入れてはもらえないだろうから。
自分は死体には、なれない。 砕けた碧は持ちだされる。持ち出されて沢山の人の手へ。 きっと何一つ残らないのだ。
日はまだ高かっただろうか。それとも、もう既に落ちてしまっただろうか。 見えぬ目では時間も分からぬ。
彼の事と自分の事。 その他沢山の事を考えながら歩いていたから、見つめる視線>>8には気付けなかった。 名前を呼ばれれば、少し遅れて振り返っただろう。]
(12) 2013/09/23(Mon) 02時頃
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[暫くの間、そのままぼんやりと立ちすくんだ。
我に返り、ばたばたと仕事に戻ったのは、少ししてからだっただろうか。
クラリッサの笑顔と裏腹なその言葉が焼き付いて、どうにも仕事も手につかず、パピヨンから預かった手袋の補修をなんとか終わらせたのはお昼過ぎ。
それから、朝の残りで適当に作ったサンドイッチを食べて、仕事を再開したのはもう少し後。
そして、先程まで踏めていたはずの愛用ミシンが踏めないことに気づいたのも、そのころ。]**
(13) 2013/09/23(Mon) 02時頃
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[すれ違う瞬間。 仄かに漂ったのは、薔薇の香。
納棺師の元に居たのだろう。 棺を運ぶ際によく向かうものだから、その香の出所が何処かなど、もう、覚えてしまった。 納棺師から咲く花は、他の薔薇よりも強く、強く香る。
そしてその香りが服にうつる程、その花の傍にいたのだろう。]
……なぁ、
[名を呼ばず。 声だけを、かける。
見えぬ彼女の事だから、しっかりと名を呼んだ方が良いのかもしれないが。 彼女宛てへの声だと気付かれずとも、言葉を続ける。]
……店、何時まで休みだって?
[他に、問えるような事が、無かった。]
(14) 2013/09/23(Mon) 02時頃
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…あぁ。
[毛布の下に隠されたのは、命失って冷えて行く肉体。 自分も遠からずそうなるのだろう。]
足音に、追いつかれてしまったのかな? もう、逃げずに済むのかもね。
…ホレーショーを呼んで来る?
[納棺士の彼なら、きちんと送ってくれるだろうから。
(15) 2013/09/23(Mon) 02時半頃
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…?
[立ち止まり、声の主を探す。 自分に向けられた物かは分からなかったけれど、念のため。]
(16) 2013/09/23(Mon) 02時半頃
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[眉を下げ。 頷く。]
もう逃げないで、怯えないで済むのかしら。 逃げるのも、疲れてしまうものね。
そうね。 ホレーショーさんにお願いして。 送ってあげないと……さいごまで。
[毛布に隠れたサイモンの身体をそっと撫でる。]
(17) 2013/09/23(Mon) 02時半頃
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[名乗らねば、彼女には声の主が自分だと気付けないのだろう。 声の先が、彼女だという事にすら、気付けないのだろう。
何れ、声すらも、届かなくなるのだろうか。]
……こっち、
[一歩、大きめに義足の脚を踏み出す。 靴音とは違う、硬い先端が地に触れる音。 次いで踏み出した足は、他とは変わらぬ靴音で。]
店、……開かないと、お前さんの歌、聞けねェんだろ、 ……何時まで休むかとか、何か、言ってたか。
[名乗らぬまま、問いかけを続ける。 自分が声の主だと、知られる必要は無いだろう。 別に、声音で彼女が察しても、さしたる問題ではないのだし。
ただ、昨日のバーの店内を思い出す限り、彼女の歌を必要としそうな者は、多く居た様だから。]
(18) 2013/09/23(Mon) 02時半頃
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[聞き慣れた声と、他の人と違う足音。]
ヘクターさん?
あ… お店、は ごめんなさい。私も知らなくて、
[声に振り向くと、申し訳なさそうに。
薔薇の香りが強かった。 すべて塗りつぶしてしまって、彼の木の香りは分からない。]
でも、ピアノ、弾く人居ないから、 歌、お店が始まっても、暫くは……
[ぽつりぽつり。懸命に単語を探して絞り出す。]
(19) 2013/09/23(Mon) 03時頃
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[絞り出すような声に、目を細める。 近付いた距離は、たったの二歩。 其れで良い。 それ以上は、要らない。]
……なら、……次の奏者が来るまで、待つのか? 待たないと、お前さんは歌わないの。
[一つ、二つの瞬きの間。 数軒先の食堂に、僅か、妙な様な気配を察して視線を向ける。
これだけ近いのならば、はっきりと確認せずとも、分かる。 わかって、しまう。]
……別に、死者の為に歌ってやれとか、綺麗事を言う心算はさらさら無いんだが。 あの奏者が居なくなったってのは、お前さんが歌わない理由にはなりやしないと思うんだがね。……その辺、どうなの?
[何れ、この町から歌は消える。 別の歌姫がやってきたとしても、彼女の歌は消える。]
(20) 2013/09/23(Mon) 03時頃
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[けれど彼女がまだ歌えるならば。 それを消してしまうのはあまりにも、惜しいように思える。
きっとそれは、彼女だけに限る事ではない。
今この瞬間は、二度と訪れない。]
(21) 2013/09/23(Mon) 03時頃
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[例えばあの灯し手の付けた明かり。
例えばあの納棺師の施す死化粧。
例えばあの少女の述べる細い手。
例えばあの仕立屋の縫う衣服。]
[町が町として機能する以上、何れ変わりが訪れる。
けれど、彼や、彼女が産み出したものは、今この瞬間にしか在り得ない。]
[ただ、死を待つだけというのは、あまりにも、辛すぎるから。]
(*3) 2013/09/23(Mon) 03時頃
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…でも、でも、 歌は歌いたいけれど、わたし、
これから、何処で、どう歌えばいいの…?
[店はいつ開く? 開いても歌わせて貰える? 次のピアノ奏者は来る? 来たとして、前のように歌える? 代わりの人間が奏でる、ピアノで。
ぽたり。
足元に碧が落ちる。 ひとつ、ふたつ。 もうひとつ。]
(22) 2013/09/23(Mon) 03時半頃
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/* この心境回しちゃうのは早すぎる気もする。まだ二日目なのに。 ピアニストの事好きだったのかな?って感じがしてきた。 恋愛感情回すつもり全然無かったんだけど。
(-2) 2013/09/23(Mon) 03時半頃
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……あのね。
[サイモンを撫でながら。 ゆっくりと、口を開く。]
さいごはね、私の作ったご飯を食べてくれたの。 美味しいって、笑ってくれたの。
[スヴェルチェルを見上げる。 髪に隠れた顔をじっと見つめ、手を伸ばしかけてやめる。
代わりに、促すように微笑んで。 ホレーショーへお願いする為に食堂を出た。**]
(23) 2013/09/23(Mon) 03時半頃
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[落ちた雫の様な欠片は地に落ちる。 きらりと光を反射する、深い、深い青色。
きっとそれが、彼女の涙なのだろう。 砂に沈まない、青い涙。
さてこれが何時の世であれ、女の涙に男が強い筈も無く。 気まずく反らされた目と、言葉の出ぬ半開きの唇。
瞬き一つ。]
……お前さんが、舞台でしか歌えない病、……ってんなら知らねェけど。 別にそうでもないんなら、好きなとこで歌えば良いんじゃねぇの。 好きな時に、好きな場所で。
……仕事には、ならんだろうけど。
[まだ、彼女が歌いたいと思うなら。 まだ、彼女が歌えるのならば。]
(24) 2013/09/23(Mon) 03時半頃
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[食堂を出て、ぽつり呟く。 死した者しか聞こえぬ声で。]
……幸せだったかしら。
[取り返そうとした幸せ。
幼馴染と過ごした思い出。 夫となった彼と過ごした日々。
それは二度と戻らなかった。
それでも。]
(*4) 2013/09/23(Mon) 04時頃
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[独りは寂しかった。 たった独りで、何も食べられずに死へと向かい。 死を迎えた。
そして。 町として機能し始めたこの場所で。 引き寄せられるように集まっ人たちに出会い。
彼らの生み出すものが、輝いて見えた。 作った料理を美味しいと喜んでくれた。
それが、嬉しくて。]
(*5) 2013/09/23(Mon) 04時頃
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[独りで逝ったことは、寂しかった。 彼らに、そんな思いはして欲しくない。
だから、その時に傍に居てやることが出来るのなら。]
寂しくなかったかしら。
[そうでないことを祈り、また呟いた。**]
(*6) 2013/09/23(Mon) 04時頃
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すきな、とこで…
[繰り返すつぶやき。 そういえば、最近は仕事以外で歌っていない。 昔は歌いながら手仕事もしたし、歩む道のりも歌っていた。
わたし、もっと自由にしていていいの?
彼は居なくなってしまったけれど、わたしはまだ此処にいる。 まだ肺に空気は入るし、喉も震える。舌も動く。 心臓だって動いてる。
仕事にならなくたって、構わないわ。そんな事、気にしない。
そしてようやく、零れ落ちる物に気付いた。]
(25) 2013/09/23(Mon) 04時頃
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あ…、ごめんなさい。見苦しい物を、お見せして。 もう、だいじょうぶですから。
[目元をぬぐい、笑顔を作ってみせる。 わたしったら、人前で泣いてしまうなんて。]
あの、ありがとうございます。 少し動揺してしまって…
人の死には、慣れてるはずなのに。
(26) 2013/09/23(Mon) 04時頃
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/* パピヨンちゃんは何で歌える歌えないの話してんの ↓ ・奏者の人が好きだったんだよ説 ・身近な死に動揺してただけだよ説
(-3) 2013/09/23(Mon) 04時半頃
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/* 前者の方がしっくりくるような感じするんですけど、2日目で設定固めすぎると後半死ぬ。
(-4) 2013/09/23(Mon) 04時半頃
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/* あ、いや、もう固まってるか…
(-5) 2013/09/23(Mon) 04時半頃
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……いや、
[見苦しい物と彼女は言うが、果たして一概にそう、言い切れるのだろうか。 彼女が零す其れは、美しい、宝石と呼べる蒼い石。 場所が場所ならば、きっとそれは幾枚もの金貨に姿を変えてしまうのだろう。
誰も其れに、金銭的な価値を見出さないのは、この地で財を築いたとて、何の意味も持たないから。
何れ死すというのに、蓄える必要など、あるだろうか。 蓄えてまで守るものとは、何なのか。]
……近い人間がいなくなりゃ、そりゃぁ動揺もするだろ。 泣きたいんなら、泣けば良い。
泣いて貰える人間がいるんなら、それだけそいつは一人じゃ無かったって事だし。……俺の持論だけど。
[旅を終えるその瞬間に、一人であったかどうかはわからないが。 それでも、確かに昨晩、彼はあの舞台の上で、笑っていた。]
(27) 2013/09/23(Mon) 04時半頃
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[旅路の途中、誰にも知られずひっそりと息絶えて。 転がる亡骸に憐れみの視線こそ向けられど、涙を零す者などいなかった。
自分が旅に出た事すら、知られていなかった。 自分と言う人間が生きていた事すら、誰も知ろうとしなかった。
せめて、誰かに何かを遺したかった。
こんな終わりは、嫌だった。
嫌だったのに。]
(*7) 2013/09/23(Mon) 04時半頃
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……慣れてないから、泣くんだろ。 慣れる必要なんてねーって、同じ死は、二度も訪れねェんだから。
一緒の死だからって括っちまったら、死んだそいつも浮かばれねェよ。 ……死んだ人間の為に泣いてやれるのは、生きた奴の特権なんだし。
[それは、僅かどころではなく、自分勝手な持論。 自己満足な、自論。
少しだけ、笑む。 形作った表情は、彼女には見えないだろうが。]
……昨晩が、最初で最後ってのも嫌だしな。
また、気ィ向いた時にでも、歌ってくれよ。
[駄目だろうか、と。 問うように。]
(28) 2013/09/23(Mon) 04時半頃
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…はい、
はい。いつでも。 ヘクターさんが聴きたい時に、いつでも歌いますわ。
[黙って彼の言葉に耳を傾けていたが、歌を所望されれば顔を上げ、双眼を覗かせて微笑む 表情を見る事は出来ないけれど、彼の口調は何処か柔らかい。 きっと笑ってらっしゃるのね。
木の、香りがする。 薔薇の香りは薄れ、よく知った、木と薬の香り。
香りに向かって、歩を詰める。 杖は手にぶら下げたままで、おぼつかぬ足取り。 気配が近くなれば手を突き出し、触れようとしただろう。
彼は逃げずに、その場に居てくれただろうか。]
(29) 2013/09/23(Mon) 05時頃
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/* 手をぎゅっと握ってお約束したいんです。 あわよくばゆびきりもしたい
(-6) 2013/09/23(Mon) 05時頃
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[安堵した。 拒絶されてもおかしくないような、そんな頼み事だったから。
まだ、彼女が歌えるというのならば、また、この町に歌は響くのだろう。 笑みもまた、穏やかに。]
……、!
[そして、手を伸ばす。 覚束ない足取りで此方に歩む姿に。 此方に向けて、手を伸ばす姿に。]
………、
[彼女の意図はわからないが、拒む理由は、無かった。]
(30) 2013/09/23(Mon) 05時半頃
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[ゆらり、空を彷徨う手が温もりに触れる。 触れたそれが彼の手だと分かれば、両手で包み頬笑みかけた。
私の手は人と違って、少し硬くて冷たかったかもしれないけれど。]
お約束しますわ。 いつでも、呼んで下さいね。
[少しごつごつしていて、大きな手。 殿方の手。 マスターや、奏者とはまた違った手。 でも、同じように暖かかった。]
(31) 2013/09/23(Mon) 05時半頃
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[彼女が此方に微笑んだ時、帽子の淵から僅かに、その青い眼球が見えた。 少しずつ、少しずつ、感覚が失われていく恐怖とは、どれくらいのものなのだろう。 片足を無くした時ですら、己は深く、絶望したというのに。]
……別に、歌いたい時に歌えば良いんだけどな? そんな、……約束なんて、
[あぁ、でも、この場に相応しい言葉は其れではないだろう。 掌を握るその掌は硬い。 此方の手を握る感覚は、ちゃんと残っているのだろうか、不安になる。
緩やかに、掌を握り返して。]
……有難う
[確かに、そう返す。]
(32) 2013/09/23(Mon) 05時半頃
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[やがて手が離れれば、また、歩み出すだろう。 もしも彼女に道案内が必要ならば、もちろん、それを優先して。
手に残る感触。 冷たい、掌。
彼女の手に、自らの手はどう、触れたのだろうか。 自分の掌は、ちゃんと、────]
…………
[暫し、自らの掌を見下ろして。 そっと、その掌で自らの顔を、覆う。**]
(33) 2013/09/23(Mon) 05時半頃
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|
[握った手は暖かい。 まだ、まだ温かい。 まだそう感じられる。
パキリ、身体の何処かが鉱物に変わる音がする。 今はだけは、聞こえないふりをさせてくださいな。]
(34) 2013/09/23(Mon) 06時頃
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[道案内は必要ないと断り、家路につく。 きっと彼にも、仕事はあるだろうから。
小さな古いアパート。 軋む狭い階段を上がった先が私の家。 狭い部屋。家具も物も少ないけれど、これ位が丁度いい。
後ろ手に玄関の扉を閉め、そのまま凭れかかると大声で泣いた。 まだ微かに、薔薇の香りがする。
カツリカツリと、碧が落ちる音が響いた。**]
(35) 2013/09/23(Mon) 06時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2013/09/23(Mon) 06時頃
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/* ヘクター、きりのな気がしますね? いや、キャラが入って来た時点で薄々そんな予感していたんだよ。うん。
(-7) 2013/09/23(Mon) 06時頃
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うん、そうだね。 …最期の記憶が、怖い…じゃなくて。 美味しい、だったら、その方がいいね。
[頷いて、少し笑おうとしたけれどうまく笑えなくて。 顔へと伸ばされた手は、触れない。 ほろりとまた、闇色がこぼれた。
痛みは無い。少しずつ蝕まれて変わっていく。 痛みは治す箇所を知らせる信号だから、 痛まないのは、もう治らないこと。
けれど、痛まず苦しまず終われるのは、 せめてもの慈悲なのかもしれない。]
うん、行こう。
[納棺師を呼びに。 彼だって今日か明日か半年後には自分も棺桶に入ることになるんだろうけど。
(36) 2013/09/23(Mon) 09時頃
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[優しい闇は身体を蝕み、もう白い部分の方が少ないほど。 痛みは無い。 だから、自分でも進行具合はわからない。
今日か明日か半年後か。 誰も彼もそうなんだろうけど。
握りしめかけた拳が、黒衣の袖の中で音も無く砕けた。]
(37) 2013/09/23(Mon) 09時頃
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ホレーショー、居るかい?
彼女の店で、サイモンが。
[納棺師の姿からは香る薔薇。 彼が弱るたびに、華やかさを増している。
醜く黒くなるだけの自分とはひどい違いだ。
彼を案内し、手伝えることは手伝うけれど、 もう右手は何も掴めない。 心配させるから、隠そうとはするけれど **]
(38) 2013/09/23(Mon) 11時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2013/09/23(Mon) 19時半頃
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[いけない。 眠ってしまっていたのね。
床に座り込んで、そのまま眠っていたらしい。 腰を上げれば、膝にたまっていた碧い粒がバラバラと床に落ちた。
ため息をひとつつき、拾い集める。 大きめの麻袋にそれらを流し込むと、ベッドの脇に無造作に置いた。
随分と、増えた。
狩人や商人にとっては、この部屋は宝の山なのだろう。 あちこちに拾いきれなかった碧が転がり、宝石のつまった麻袋。 そして、何カラットになるとも知れぬ人間。
頭を振り、思考を追い出す。 嫌な事は、考えないようにしよう。]
(39) 2013/09/23(Mon) 20時半頃
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[お腹が空いたわ。
いつもは、夕食をバーで取っていた。 マスターが奥で適当に作る賄い。 今日はお店はお休みだから、自分で――]
――今日は、食堂に行きましょうか。
[身だしなみを整えると、杖を手に家を出る。 鍵をしっかり閉めて、誰かが待ち伏せしないように。 狩人が入り込まないように。]
(40) 2013/09/23(Mon) 20時半頃
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/* 皆さんとても綺麗 ロバートさん、拘束してしまってすみません
(-8) 2013/09/23(Mon) 20時半頃
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―食堂―
[時間を確認するのを忘れてしまったから、今が何時かわからない。 食堂は、開いていたかしら。
奥からいい香りがする。 まだ仕込み中?
そのままぼう、と、店の前に立ちつくしていただろう。]
(41) 2013/09/23(Mon) 20時半頃
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[街へと戻る。
何も変わらない、いつものままのクラリッサ。 皆のお手伝いをする、クラリッサ]
[ピアノ奏者が、死んだと聞いた。 彼は綺麗な所へと、旅立ったのだ]
[ここではない、新たな世界への門出]
[寂しい、とロバートは言った。 確かに、あのピアニストとは、もう逢えないだろう。
それでも。
少女の心に有るのは 新たな門出を羨み祝う、純粋な願い]
(42) 2013/09/23(Mon) 21時頃
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/* 純粋無垢なキャラだと反動で酷い事したくなるんですけど、今回ばかりは抑えてあげたいようなそうでないような。 裏路地引き込みからの足へし折りとか食らわしたいけど、そそそんなことしねーしほんとだし。
(-9) 2013/09/23(Mon) 21時頃
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――食堂――
[いつも通りの、お手伝いを終えて。 食堂前を通りかかる。
佇む、姿]
パピヨンさん。
[そっと声を掛ける]
バーの、ピアニストの方 死んでしまったそうですね。
ご愁傷様です。
(43) 2013/09/23(Mon) 21時頃
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/* っていうか狼誰だろ。カトリーナさんかな。と、ヘクターさんかな。 サイモンのくだりがスムーズだったので。
(-10) 2013/09/23(Mon) 21時頃
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[入ってもいいのかしら。それとも、まだご迷惑な時間かしら。 そんな事を考えながら、美味しそうな香りに小さくお腹が鳴った頃。 不意に掛けられた静かな声。 きょろり声の方向を探す。]
ええ、彼のピアノ、もう聴けないのね。 寂しいわ。
[声の主は陽だまりの少女。 顔を向け、さみしそうに笑った。]
(44) 2013/09/23(Mon) 21時頃
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そうですか。 残念、ですね。
[もう聞けないピアノ。 引き換えに、新たな世界へ旅立った人]
食堂、空いて居るんでしょうか……?
[金は持たない為 少女が食堂で食べる事は無い。 お手伝いの際の、まかないのみだ。
つまり、開店時間をよく知らなかった。 入って良いのか分からない]
(45) 2013/09/23(Mon) 21時半頃
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ピアニストの方は 悲しんで、死んだのですか?
それとも、幸せに死んだのですか?
[普通ならば、不謹慎だと自粛するような問い。 どこかずれた少女は、微笑んで問うた]
(46) 2013/09/23(Mon) 21時半頃
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[町中から聞こえる死者を悼む声。 それを突っ切る様に、歩いていく。
やがて、墓地に辿りつけば、離れた場所から新しく建った墓を見ていた。 未だ、墓の前からは人は離れない。 彼の死の知らせが朝に届いたというのに、今も、尚。
広い、墓地だった。
墓標に刻まれた名前が既に読めなくなっているものもある。 町人の誰も、生前の姿すら知らない墓もある。 自然に朽ちたような墓標は時折撤去されているが、それでも十分すぎるほどに広い、墓地。 多くの旅人達が、生きた証。]
………、
[一つ一つを眺めていれば、高くにあった陽も傾き始めるのだろうか。 もう一人の死者の埋葬は、今夜にでも行われるのだろうか。
彼が死の間際、少しでも、満たされていれば良いのだけれど。]
(47) 2013/09/23(Mon) 22時頃
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さあ…奥から音は聞こえるけれど、まだ準備中かも。
分からない。 でも、泣いて送ってくれる人が居たわ。 沢山の人に愛されて、惜しまれて、それはきっと、幸せな事なのでしょうね。
[陽だまりの表情には気付けない。 問いだけを拾い、静かに答えて行く。
自分が居なくなったとき、誰か泣いてくれるだろうか。 マスターはまた数日店を閉めるわ。繊細な、人だから。]
(48) 2013/09/23(Mon) 22時頃
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愛されて、惜しまれて、泣いて……。
そうすれば、良いのですか? そうすれば、幸せの門出になりますか?
[人の死は身近な村だった。 入れ替わりが激しい村だった。
棺桶と、薔薇の香を感じる度に どうするべきなのか、分からなくなる]
望んでないのに、死んでしまう人に。 死んでしまいそうな人に。
私、何かお手伝い、出来る事って、有るんでしょうか…?
(49) 2013/09/23(Mon) 22時半頃
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[ホレーショーが準備をしている間に、先に食堂へと戻っていって。 店の前には二人の女性。]
……ぁ。
ええと、その…。 サイモンが、さっきここで旅立ったんだ。
いま、ホレーショーに知らせたところ。
[白い布包みを抱えるのは左手だけ。]
(50) 2013/09/23(Mon) 23時頃
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スヴェルチェルさん。
[お辞儀をして、伝えられる言葉に、目を見開く]
サイモンさん、が……? 旅立った、って……
中に、いらっしゃるのですか?
[視線はスヴェルチェルの両手に向く。 黒が、増えたような]
(51) 2013/09/23(Mon) 23時頃
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死んでしまう人に出来る事は少ないわ。 私達、それ位しかできないけれど、きっとそれでいいのよ。
[隣に立つ少女に手を伸ばし、手を握る。 何だか今日は、人肌恋しい。
温もりからは、微かに鉄の香りがした。]
(52) 2013/09/23(Mon) 23時頃
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サイモンさんが… そう、ですか
[聞こえて来たのは、明かりの番人の静かな声。
そうか、あの青年も、居なくなってしまったのか。 あまり話した事は無かったが、いつも何かに怯えていた。 もう、何にも怯えなくて済む場所に行けたのだろう。]
(53) 2013/09/23(Mon) 23時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2013/09/23(Mon) 23時半頃
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そう、ですか……。
[握られた手を、じっと見て]
[暫く、逡巡して]
[握り返した]
(54) 2013/09/23(Mon) 23時半頃
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[最初に店じまいを決意したのは、今から20年以上も前のこと。 この街にたどり着くよりもずっと昔、潮風香る港町で、今よりほんの少し大きな仕立て屋を営んでいたころだった。
目を患い、請け負った仕事をこなすことが困難になった。視力は悪くなるばかりで、いずれ失明するだろう、と医者は言ったが、それでも仕事を続けた。 周りは、口を揃えて言った。 「じいさん、もう引退したらどうだい?」 ロバートは頑なに耳を塞いだ。長年続けた、仕立て屋としてのプライド。完全に仕事ができなくなるまで、絶対に店は閉めるまいと。
そんな彼に変化が起きたのは、医師に失明までの猶予期間の宣告を受けて、暫くしてからであった。
朝起きると、霞の向こうの輪郭のみの世界は、再びはっきりと自分の目の前に現れていて。 驚いて、いい年をして柄にもなく、はしゃいで妻を呼んでみせた。 医者には「奇跡だ」と言われた。自らの身に降りかかった思わぬ幸運を、伴侶と喜び合った。
その「奇跡」の為に、彼女の居ない世界で、こんな姿で生きることになるなんて、当時は思いもしなかっただろう。 そして今、再び店じまいを悩むことになることも。]
(55) 2013/09/23(Mon) 23時半頃
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― 自宅 ―
[棺桶を閉じ墓堀を待つまでの間、 男は黙り込んだまま、じっと棺の蓋を見つめていた。 すると名を呼ばれる。>>3 顔を上げ、声をかけてきた盲た女へと視線を向ける。 視線は合わない、表情は読めない。 男は暫し、黙りこみ]
………。 どうしてあんたが礼を言う。
[少しの逡巡の後に呟いた。]
俺は俺の仕事を果たしているだけだ。 あんたの死の時にも、俺はあんたを飾るだろう。
[淡々とした声は相手の心に響かせようとはしていない。 ただ事実だけを述べたのみ、 ましてや、彼女の心境など分かりやしない。]
(56) 2013/09/23(Mon) 23時半頃
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[この時点で自分の仕事は終わったから、 出棺についていくようなことはしない。 客達が帰っていった後、再び一人になった部屋。 落ちて積もった花弁を箒で掃く。
その手が止まり、目が閉じられる。 薔薇の香の強さに眩暈がした。]
(57) 2013/09/23(Mon) 23時半頃
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[入り口の扉に掛けられた札を裏返し、店を出た。 “close” 小さな札は、店主の不在を告げる。
簡素な木でできたものだ。机も椅子も、高さを変えることぐらいは簡単だろう。ヘクターに頼めば、きっとすぐに手直しして貰えるだろう。なんせ、昨日約束をしたばかりだ。
そうして直して貰えれば、きっとまた暫くは、こうして仕立て屋を続けられる。 嗚呼、ヘクターの家は何処であったか。 老いぼれた、否、混乱した頭では、咄嗟に思い出すことができず。 ただただ、街並みを小走りに進む。人々が話す声が聞こえた。]
『バーのピアニストが亡くなったそうだ』 『サイモンが、食堂で……』
[気づけば、駆け出していた。 軽い身体は、いくら走っても息切れなんて、しない。
街の人々の声から逃げるように、走る。走る。その間にも、歩幅はどんどん小さくなっている気がして。 クラリッサにはきっと、嘘を吐いた。ロバートは、ミシンを踏めなくなることが怖い。 ……死が目前であることを、思い知らされるのが怖い。]
(58) 2013/09/23(Mon) 23時半頃
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…うん、ここに。
[頷く。 食堂の中には毛布を被って眠りに就いているサイモンが居る。 いつもの怯えた表情からは信じられないほどに、穏やかな顔をしていた。
視線が手へ向かうのに気づいて、隠そうとする。 黒い闇は、白かった左手にも点々と。 袖の中に隠した右手は、もう手の形をしていないだろう。」
(59) 2013/09/23(Mon) 23時半頃
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[ドアベルの音が鳴る。 一日に複数の客が来ることも、そう珍しくはない。 顔色を蒼くしたまま玄関の扉を開いた]
サイモン? ……足跡病か。
すぐに、行く。
(60) 2013/09/23(Mon) 23時半頃
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[呼びに来た二人が戻っていき、扉が閉まった。
倒れた場所が食堂なら、 薔薇と没薬の香りで満たすのは迷惑というものだろう。 だが死体を運ぶほどの男手はあるだろうか、と考える。 墓堀は今頃奏者の墓を作っているだろうから。]
…………。
[蒼い顔で水を荒々しく飲んだ。
薔薇の根は腕に深く喰いこんでいて、 最早取り除くことは出来ない。 作物を枯らす男に触れて貰ったこともあるが 結局それ以上の力で宿主の栄養を吸い上げるだけだった]
(61) 2013/09/23(Mon) 23時半頃
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[ああ、今考えるべきはそのようなことではない。 何処で足跡の男の処置をするか、それだけが問題だ。
男は良く使い込まれた革の診察鞄を手に取って、 確かとはいえない足取りで家を出た。 食堂への道を歩む間、 暑くもないのに額からは汗が流れだす。]
(62) 2013/09/23(Mon) 23時半頃
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怖いのは、嫌ね。 寂しいのも、嫌。
[触れなかったそこから零れたもの。 眉を悲しげに寄せ、見つめて目を逸らした。
スヴェルチェルと歩き、納棺師のもとへと向かう。
開いた扉と共に、薔薇の香りが出迎える。
よろしくお願いします、と頭を下げて。 また戻る。]
(63) 2013/09/24(Tue) 00時頃
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― 町中 ―
[明滅する視界、抜けていく血の気。 息切れしながら歩く男は、 走り寄ってくる子供>>58を避けることはできなかった。 足がよろめく、身がぶつかる]
……、 …ロバートさん…? 珍しいな。 焦っている。
[よろめいて、思わず片膝を地についた。 視界の中に、その名をよく知るこどもの姿がある]
(64) 2013/09/24(Tue) 00時頃
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―回想:納棺師の家―
でも、綺麗にして、送ってくれたわ。
[見えないけれど、分かる。
これが彼>>56の仕事だと言うのも分かってる。 それでも、大切な人を送ってくれたから。]
お礼、言いたいんです。 駄目ですか?
[向けた笑みは弱々しい物だっただろう。]
(65) 2013/09/24(Tue) 00時頃
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/* どこに行こう
(-11) 2013/09/24(Tue) 00時頃
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[袖の中に隠された。 見られたくないのだろう。
ここの人は、皆、そうだ。 治らない病に侵されている]
[手が欲しいのならば。 身体が欲しいのならば。 幾らでも、交換するのに]
入りますね。 失礼します。
[食堂に脚を踏み入れる。 サイモンに、何か手伝える事は無いだろうか]
(66) 2013/09/24(Tue) 00時頃
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[やがて、墓地にはサイモンの死を聞きつけたのだろう者が集い始める。 墓掘りとしての仕事をこなすために、また、シャベルを持って。
墓標の立たぬ地を探せば、その先端を突き立てる。 土を掬い上げる、また突き立てる。
慣れているのであろうその作業は、一定のスピードで進められていく。
ここの町人が全て入れ替わったとき、この墓地はどれくらいの規模になっているのだろう。 墓標の数は、いくつなのだろう。
考えるのが面倒になって、目を閉じる。 気持ちを切り替える様に、また、歩きだす。]
………、
[町の沈む気配に引きずられたのか。 痛み始めた足に眉を寄せれば、進路は自然と家の方へ。
この痛みは、包帯を替えたくらいでは、紛れる気がしないのだが。]
(67) 2013/09/24(Tue) 00時頃
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/* うーん。こまったなぁ(ノ)・ω・(ヾ)ムニムニ
(-12) 2013/09/24(Tue) 00時頃
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あ…
[繋いだ手を離されれば>>66、帽子の下で寂しそうな表情を作った。
自分は、恐らくこの場に居ても邪魔になるだけだろう。 食堂の中には入らず、そのまま外で人の声に耳を傾けていた。]
(68) 2013/09/24(Tue) 00時頃
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……綺麗なもんだよ。 やせ細ってはいるけど、何処にも損傷もない。 こうしてると、眠ってるみたいだ。
[サイモンの亡骸を見下ろして、そう思う。]
僕なんかは、葬式を出すのも簡単なんだろうな。 きっと…棺桶に入れられるような身体も、残らない。
[黒く染まって、ぽろぽろ砕けて。 最後に残るのはなんだろう、なんて眠れぬ夜などに思ったりもした。
もうあまり考えなくなったのは、きっと諦めたから。]
(69) 2013/09/24(Tue) 00時頃
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/* 誰が中に居て誰が外に居るのだ(こんらん)
(-13) 2013/09/24(Tue) 00時頃
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[走った。逃げるように走った。 その様子は、死の足音から逃げようとした青年と、似たものであっただろう。
走って、逃げて、でもその差は縮まるばかりな気がして。 どん、と正面から何かにぶつかる。焦るあまり、前を見ていなかった。 そのままつんのめり、よろけて転んだ。わ、とまるで子どもらしい、子どもの声。視界の隅には、>>64人の姿。]
……!すまない、不注意だったよ!
[はっとして起き上がり、ロバートは子どもらしからぬ口調で相手に叫んだ。子どもの身体では、転んだところで大した怪我はない。]
……っと、ホレーショー君か。 ああ、すまない、身体は大丈夫かい?
[その顔が見知った者であったことに、ロバートは安堵し、そして、心配してみせた。 彼の身体が衰弱していることは、ロバートもよく知っているのだ。]
はは、あ……焦っているように見えたかい……?
[焦っている、という彼の言葉に、乾いた笑いでごまかしてみせたが、理由はともかく、きっと気づかれているだろう。]
(70) 2013/09/24(Tue) 00時半頃
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― 自宅 ―
[包帯を解く。義足を外す。包帯を解く。 薬の残る患部を軽く洗い流せば、また薬を塗る。包帯を巻く。
一連の流れは淀みなく。 患部に触れたせいで走る痛みに顔を顰めるも、手が止まる事は無い。
何度も繰り返してきた事。 何度も、何度も繰り返してきた事。
固定する為の包帯を巻き終えれば、立ち上がる。 こうも人の死が続くと、人手もじきに足りなくなるだろう。
身体は痛むが、働けない程ではない。]
(71) 2013/09/24(Tue) 00時半頃
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……あー、
[家を出ようと歩む足取りは、止まる。 床に落ちた、一つの林檎。 昨日受け取ったものだろう、何時の間に落ちたのか、赤い表面には一つの傷。
暫しそれを眺めていたが、それでも其れを口にすることは無く、再び元あった場所に置いた。 傷の付いた林檎は、きっと、他のものよりも痛むのが早まるだろう。
家を、出る。]
(72) 2013/09/24(Tue) 00時半頃
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[死者が多いのは、珍しくない。 でも、]
こわい…。
[膝を抱えて縮こまる。
まだ死にたくない。 まだ歌っていたい。 まだ約束だってたくさん。
だが、死の足音はきっと自分にも近づいているのだ。 私が聞こえぬだけで、きっと、きっと。 もうすぐそこまで。]
(73) 2013/09/24(Tue) 00時半頃
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綺麗ですね。
身体、残った方が良いのですか?
[手はまだ、パピヨンの暖かさの余韻が有った。 スヴェルチェルを見て、首を傾げる]
身体が無くなったら 何処にでも、飛んで行けますね。
風に乗って。
(74) 2013/09/24(Tue) 00時半頃
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/* >>72 つらい
(-14) 2013/09/24(Tue) 00時半頃
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[こちらへの心配がまず先に来る彼は やはり子供ではなく、青年でもなく、年を経た者だと思う。]
………大丈夫、だ。 こちらこそ、不注意だった
[こちらからの心配は上手でもない嘘に誤魔化され。 男はじっと彼を覗きこんだ]
勘違いだ、とは、言えない
……あまり焦っていたから、 また、誰か逝ったのかと思った。 俺の仕事は無かったようだな
[ゆっくりと膝を起こし、払う。 ちかちかと揺れる視界の中で歯を食いしばる。 彼はまた小さくなっただろうか。 こどもの姿をした彼に向け、目を細めて微かに笑んだ。]
(75) 2013/09/24(Tue) 00時半頃
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[立ちあがり、隣のバーの扉に手をかける。 開かない。
当たり前だ。今日は休み。 ゴン、額を扉につける。
納棺師はまだ来ていない。 目の見えぬ自分では、手伝える事も無い。
その場を離れると、ゆくあてもなく歩きだした。 腹は未だ空腹を訴えていたが、そんな気分でも無かった。]
(76) 2013/09/24(Tue) 00時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2013/09/24(Tue) 00時半頃
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……あぁ、それは
[風に乗って何処かへ。何処へ行きたいというのだろう。]
考えてもみなかった。 旅したくて出てきたわけじゃ、なかったから。
[追い出されて、追い出されて。 どこにも受け入れられずに、辿り着いた吹き溜まり。 それが、この村だと思っていたから。]
何も残さず消えてしまったら… なんだろう、こうやって悼んでもらうこともできないのかな、って。
(77) 2013/09/24(Tue) 01時頃
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[勘違いとは言えない、というホレーショーの言葉に、はは、と再び乾いた笑いを返す。]
そうか……焦ってた、そうだねえ、焦ってたかもしれないね。焦ることでもないのに。 ああ、かえってぶつかって良かったよ。なんて言うのも変な話だけれど。おかげさまで少し落ち着いた。
[一体何がどういうことなのか、彼にはさっぱりわからないであろうが。
膝を起こす彼を見ながら、また細くなったんじゃあないか、とロバートは思う。]
ホレーショー君は、今からお仕事かい? ……今日は、二人も亡くなったらしいね。 ほんとうに、墓場みたいな街だね、ここは…。
(78) 2013/09/24(Tue) 01時頃
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[食堂に戻る途中、スヴェルチェルと別れて雑貨屋へ行く。 買うのは便箋。 最期を看取ったことを、彼の家族に知らせるため。 疎まれて此処に来たというけれど。
以前にも何度か同じように手紙を書いた。 宛先が分からないと戻ってきたこともあった。 いらないと、受け取りを拒否されたこともあった。
それでも書くのは、旅の終わりを看取った印だ。]
(79) 2013/09/24(Tue) 01時頃
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悼んで……。
[ぽつり、呟く]
スヴェルチェルさん。 私に、何が出来ますか?
私、どうすれば…… スヴェルチェルさんを、悼む事が出来ますか? お手伝い、出来ますか?
[真の意味で、少女は追悼を理解していない。 旅立ちで、願う場所だと思っているから。
それでも。 他人の為に、何かしたいと思うのは 嘘ではないのだ]
(80) 2013/09/24(Tue) 01時頃
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/* >>79かとりん あら素敵 住所どうしてんだろう
(-15) 2013/09/24(Tue) 01時頃
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………。
[ロバートの胸中は男にはやはり分からない。 分からないが、彼の何かには役立ったようで少し安堵した。
今は毛織物の中に隠れた茨は、 寄生先の不調に機嫌を損ねたようだ。 紅の花弁が弛んだ右袖から幾枚も零れ落ちた]
……墓場は、不満か?
[無口な男はぽつりと問いかける。]
(81) 2013/09/24(Tue) 01時頃
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…そうだな、身体が残らなくても、 僕が居なくなって、しまっても…か。
[恐る恐る出してみた右手は、中指の根元と親指を残すのみ。 見なきゃよかった、とちょっとうんざりした顔。]
もうさ、これがこんなだから、 灯り燈すのも大変だな、って。
クラリッサ、手伝ってくれる? 僕が居なくなる前に、僕の仕事を覚えて。
そうすればさ、僕が居なくなっても、夜が真っ暗にならなくて済むだろう?
(82) 2013/09/24(Tue) 01時半頃
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夜の、灯火。 はい、喜んで。
[誰かの役に立てるなら。 何か、役目が有るのなら]
[崩れゆく手。 羨ましい。 痛みも無く、消えてゆけるなんて。
それは、口にしてはいけない言葉]
スヴェルチェルさんの、灯火を点ければ それが、スヴェルチェルさんの追悼になるのならば。
やります。
(83) 2013/09/24(Tue) 01時半頃
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不満、 ……だったら、こんな所に住み着くはずはないだろう。 馬鹿なことを聞くもんだねえ、君は。
[ホレーショーの言葉に、呆れたように溜め息を吐いてロバートは返す。
そう、自分は最期の場所にとこの地を選んだのだ。跡形もなく消えてしまう自分を、きっと弔ってくれる場所。墓場のまち、きっと、この街ならば。]
まあ、そうだねえ。 ……不安は、あるかもしれないね。
[紅の薔薇の花弁が、男の袖からひらりと落ちる。彼の命を餌に咲く花は、美しい紅。]
ホレーショー君は、この街は好きかい?
[今度は、彼に問い返す。]
(84) 2013/09/24(Tue) 01時半頃
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うん、そうしてくれるとありがたいな。 君が居なくなるまでか、僕の事を忘れてしまうまで。
[サイモンの旅立ちを見送った後にでも、日々の仕事を引き継ごうと思う。**]
(85) 2013/09/24(Tue) 01時半頃
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忘れません。
[手を、握る。
先程、手を繋いでくれたパピヨンの感触を。 ロバートに直してもらったスカートを]
[ありとあらゆる、沢山の事を**]
(86) 2013/09/24(Tue) 01時半頃
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[呆れた様子のロバートに、更に目をすっと細めた。 思考を纏めるために浅い息を長く吐く]
馬鹿だろうか。
……俺は、逃げこんできたクチだ。 好きだの不満だの以前に、ここ以外に行く場所がない [ある意味で爪弾き者の集まる街に、 不満を抱かないと言い切ることはできない。 けれど、男がこの街に辿り着いたのは、 選びとったわけではなく、単に流れ着いたからだ。 だから好意も不満も抱けない。ここ以外の、未来がないから]
……不安、と?
[ロバートに向け、微かに首を傾げ。]
(87) 2013/09/24(Tue) 02時頃
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[ロバートといくつか話をした後、 仕事であると断りを入れ、足を食堂へと向けた。 かけられた布を外し、サイモンの顔を見る。 その瞬間、]
………よかった。
[――と、安堵の溜息とともに小さく呟いたのは。 誰の耳にも入らない「はず」と男は微かに思った**]
(88) 2013/09/24(Tue) 02時頃
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[傷ついた林檎が痛みきってしまう前に、人間が取るべき最善とは何なのだろうか。 傷ついた人間が死に至る前に、人間が取るべき依最善とは。
何なのだろう。 何だったのだろう。
机の修理の依頼をした男が、彷徨う様に町を歩く此方に笑いかける。 死を深く受け止めるのは、きっと彼も同じ。
俺が死ぬ前に、早く机を直してくれよ。
そんなような事を冗談めかしながら告げる姿は、痛々しかった。 死を待つばかりの村だけれど。 死を素直に受け入れる事ができる者が集うわけではない。]
……そりゃ、勿論。 お前さんが死んだら、棺代わりにあの机使ってやるよ。たんと喜べ。
[笑いながら、冗談を返す。 作った笑顔は、きっと依頼主の男と良く似た笑顔。]
(89) 2013/09/24(Tue) 02時頃
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[何、だったのだろう。
もう、間に合わない事はわかっているのに、何故、考えてしまうのだろう。]
[何度も、何度も、思い返してしまう。]
(*8) 2013/09/24(Tue) 02時頃
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[何処へ行くのかと問いかけられ、言葉を濁す。 少し悩んだが、誤魔化すように、]
……食堂で、手伝いでも。 最近男手ねェだろ、町。
[季節のせいか、町に訪れる人間は少なくなっている。 季節のせいか、力仕事がこなせる人間が少なくなっている。 それは紛れもない、事実。
そう口にしておきながら、食堂とは逆の方向まで歩いていくことは躊躇われた。 おとなしく、自分の言葉に従い、食堂の方を向く。
陽も、随分短くなってきた。 そろそろ、町に灯が灯りだす時間だろうか。**]
(90) 2013/09/24(Tue) 02時頃
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汚れて、しまうよ? ……伝染るかもしれない。
[手を握られて、眉を下げた。 脆い消し炭のような、温度の無いかさついた手。]
あ、お願いします。 なんか手伝える、かな? 出来そうなこと、で。
[納棺師の作業が始まる。 粛々と見守った。**]
(91) 2013/09/24(Tue) 02時頃
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[無地の便箋。白い封筒。 買った物を入れた紙袋を抱え、食堂へと戻る。]
……ただいま。
皆さん、いらしてたの。 きっと、サイモンさんも寂しくないわね。
[食堂にいる者たちへと声を掛ける。 ホレーショーが来るまでの間、空いている席に座り。 黒いインクで手紙を書いた。
受け取る相手がいるかも分からないそれ。 彼が確かに此処で看取られたと記す。]
(92) 2013/09/24(Tue) 02時半頃
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寂しくなかったよね。
[封をして、零すは確認の言葉。
死した者からの手紙は、生のある者へは届かない。 にも関わらず、それを書くのは確認する行為。
傍に居たから、寂しくなかったと。
のこすために。]
(*9) 2013/09/24(Tue) 02時半頃
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[ホレーショーが来れば、邪魔をしないように案内して。 その作業が終わるのを静かに待った。**]
(93) 2013/09/24(Tue) 02時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2013/09/24(Tue) 02時半頃
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2013/09/24(Tue) 17時頃
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うつったら、良いのに……。
[口の中で、呟きは溶けた]
すみません。 さっき、パピヨンさんに手を繋いで貰ったら とても、嬉しかったんです。
[ぱ、と離す。 サイモンの身体が収められるのは、見ている事しか出来ない。 少女では、重いものは運べなかった]
[カトリーナは、隅で何かを書いていた]
カトリーナさん。 何をしているんですか?
(94) 2013/09/24(Tue) 21時頃
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[既に人の集う食堂前。 小柄とは決して呼べない体を捻じ込みながら、食堂の中へと入っていく。 手紙を書くカトリーナの姿に軽く目を細めるも、それ以上の表情は浮かべずに。
一度、周囲の顔ぶれを見回して。]
……手ェ、足りてる?
[確認するように、一度問う。 町の全ての人間の体調まで把握していないのだが、集う顔ぶれに力仕事ができる者がいたかどうか。
流石に食堂で弔いをするわけにもいかないだろう。 日も落ちてきた事だし、作業は早く済ませるべきだとは思うが。]
………、どうすんの?
[とりあえずはと納棺師の意見を、指示を待つ。]
(95) 2013/09/24(Tue) 21時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2013/09/24(Tue) 21時半頃
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[かさりと手元の便箋が鳴る。 封をした封筒を其処に置いたままで。]
手紙を、書いていたの。 サイモンさんのさいご、一緒にいたのが私だから。
[クラリッサに答え、微笑んだ。]
(96) 2013/09/24(Tue) 22時頃
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[力仕事ならできる。 けれど、それ以外の知識はからきしだった。 ただ、亡骸を棺に納めるだけなら何も考えずとも良いのだろう。 だが、今、この町に納棺師が存在する以上、自分ができる事は彼の手が及ばぬところを支えるのみ。
自分にできる仕事が済めば、また、外に出る。 棺の残り数も、念の為と確かめて。]
…………、二人は、多いな、
[夜の滲み始めた空の下、小さく呟く。 寝足りないのは確かなのだが、寝る気分でもなく。 また、当ても無く、町内を歩き始めた。]
(97) 2013/09/24(Tue) 22時頃
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お手紙……? どなたに、出すのですか?
死んだ事を、伝えるのですか?
[サイモンの最期は 誰に伝わるのだろう]
(98) 2013/09/24(Tue) 22時頃
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/* 昨日の発言、すげー矛盾してる(´・ω・`) ギギギ
(-16) 2013/09/24(Tue) 22時半頃
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サイモンさんのご家族に。 届くかはわからないけど。
何処で旅が終わったのか、知りたいかもしれないし。 一人じゃなかったと、教えてあげたいの。
[納棺が終われば、そのまま墓地へと。]
(99) 2013/09/24(Tue) 22時半頃
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[町は新たな死者にざわついている。
不安、ささくれ、痛み、悲しみ。 人々の間で飛び交う、死者の名前。 町中沢山の感情が強く渦巻いて、私には処理が難しい。]
(100) 2013/09/24(Tue) 22時半頃
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届くと、良いですね。
[そう返事をした。
ピアニストと、サイモン。 この街では、誰か死ぬと まるで引かれるように 後を追う人が続くのだ。
今回も、そうだろうか]
[クラリッサは、墓場までは行かない。 他のお手伝いが、有るから。
夜にまた、スヴェルチェルと合流する]
(101) 2013/09/24(Tue) 22時半頃
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[少女を招いたのは、仕事道具と寝床だけの質素な小屋。 ホヤの磨き方、油の入れ方、火の燈し方を丁寧に伝える。 自分の存在を、彼女の中に受け渡すかのように]
(102) 2013/09/24(Tue) 23時頃
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……そうね。
[クラリッサに短く答え、墓地まで送る。 さいごまで送る。 それが、まるで かのように。]
(103) 2013/09/24(Tue) 23時頃
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[夜の滲んだ町の中、夜闇の黒は常より黒く。 口遊む鼻歌は舞台で披露できるような上等な代物ではない、旋律しか覚えていないような歌。
一歩歩くごとに、義足の継ぎ目は重く痛む。 薬が効かない事は分かっている。 どうせ、この痛みはいつまでも付き纏うものなのだから。]
………町が沈みきらなきゃいーんだが、なぁ……
[重なる死者に重く沈む、町。 迫る死に心を擦り減らしている者は多い。 故に、死は続く。
それほどまでに、この町は死に近い。]
(104) 2013/09/24(Tue) 23時頃
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[揃わぬ足音を、歪な足跡を残しながら、町を行く。 切れ切れに覚えている歌詞を、時折口遊みながら。
普段来ないような場所まで来れば、足を止めた。 時刻はきっと、夜と呼んでも差し支えない程の時刻。]
……帰って、寝るかな……
[ここから自宅まで歩いて帰れば良い時間だろう。 明日も棺作りに回した方が良さそうだ、しっかりと、眠っておいた方が良い。
一度大通りに出るべく、来た道とは違う道を選びながら、建物の間を縫っていく。
昨晩はあれほどまでに輝いていた月は、雲の向こう。 けれど、ほんの、一瞬だけ。 雲の切れ間から、黄金色を降らせた。]
(105) 2013/09/24(Tue) 23時頃
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/* ヘクターさんの所に行っていいものかなーと考えているものの、話し過ぎかな?とも思うので、謎の躊躇をしている。
(-17) 2013/09/24(Tue) 23時頃
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[とっぷりと日も暮れて。 スヴェルチェルから学ぶ、ランプの話。
真っ直ぐに、聞く。 それが、お手伝いになるのならば。 それが、誰かの望みならば]
[兄も。 関わりの少なかった、ピアニストも。サイモンも。 欠片として、少女の中に、刻み込まれてゆく]
(106) 2013/09/24(Tue) 23時頃
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[何処からか、音が聞こえる。 知っているような、知らないような不思議な旋律。
遠くから響くそれは誰の音だろう。
少し、寒い。 散歩にしては歩きすぎた気もする。 昨日よりぎこちなくなった足を動かし、来た道を戻り始めた。]
(107) 2013/09/24(Tue) 23時頃
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…うん、
ここ、点けてみて?
[マッチの箱を差し出す手は、煤に汚れたかのようにまだらに染まっている。 感染ってもいいだなんて言われたけれど、 こんな風になるのは自分だけで充分だ。 彼女の白い手は白いままで居て欲しい。 痛々しい傷も、本当は治って欲しいけど]
(108) 2013/09/24(Tue) 23時半頃
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[夜に、死に、沈む町に響く足音。 それが自分のものだけでないと気付けば、歩みは、歌は、一度止まるか。
黒の衣装の後ろ姿>>107。 昨日並んで歩いた姿よりも、仕草が堅く見えるのは気のせいだろうか。
再び歩み出せば、一歩一歩の足音の感覚は短く。 昨日の様に隣に立てば、少しだけ躊躇った後。]
……こんな夜道に一人は、ちと危ないんじゃねーのかぃ、
[急に声をかけては驚かせてしまうだろうかと。 低く顰めた声は、何処か、内緒話の様な。
夜道が危ないなど、隣を歩く為の口実にすぎない。 この町は、異常なほどに治安が良いのだから。]
(109) 2013/09/24(Tue) 23時半頃
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ああ、そうか…… すまない。私の方こそ、馬鹿な事を聞いたね。
[すっかり、ロバートの頭からは抜け落ちてしまっていた。選べない者達も、この街には居るのだ、と言うことを。
ロバートの病は、ホレーショーの茨とは違い、さほど人目に目立つものではない。長期間同じ街に居座ることさえしなければ、この街でなくても、奇異の目に晒されずとも過ごすことは可能だろう。 選択の余地が、彼にはあった。それだけまだ幸せな方なのだろう、と彼は思う。
自分は、まだ幸福なのだ。皮肉なことだが、この病のお陰で十分なほど生きた。最期の地を、選び取ることもできた。なのに、どうして怖がる必要があろうか?]
こうして、人を見送っているとね。次はいよいよ自分じゃないだろうか、なんてね。
……最近、退化が早くなってきてね。とうとう、ミシンが踏めなくなってしまったんだ。 昔は、「死ぬまでミシンを踏んでやるんだ」、なんて。嫁に口やかましく言ったりしたんだけれど、ね。
(110) 2013/09/24(Tue) 23時半頃
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[そう言って、溜め息を吐いて、笑うと。ふと、ホレーショーを見上げる。]
もうじき、いや、明日かもしれない。 ……私は、戻りきれないところまで戻って、居なくなってしまうよ。 遺体も何も残らないけれど、それでも君は。 私のことを、弔ってくれるかな?
(111) 2013/09/24(Tue) 23時半頃
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/* >>111 いいとも!!!(お昼休みはウキウキウォッチン
(-18) 2013/09/24(Tue) 23時半頃
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/* ふざけました
(-19) 2013/09/24(Tue) 23時半頃
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[不思議な旋律は次第に近くに。 あら、止まってしまったわ。 …後ろ?
聞きなれた足音。隣まで来れば、彼の香り。]
まあ、もうそんな時間でしたの? まだ夕方だとばかり。
[日が落ちた事を知る術はない。 通りで冷える訳だ。
静かな声。 薄い笑みを浮かべると、心配性な紳士様の方向に顔を動かした。]
ふふ。今日は、よく会いますね。
(112) 2013/09/24(Tue) 23時半頃
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狭い町だからな。 ……それに、こんなに長い事歩いたのは久しぶり。
……店がない夜は、こうなの。 あの店だって、連日連夜やってるわけじゃねーだろ?
[生活のリズムを崩したのも、久しぶり。 普段ならこの時間も、工房に籠りきりだっただろうから。
それほどまでに、一日に二人の死者が出るという事は、珍しく。]
……家までなら、送るけど
[送ろうかという、申し出ではなく。 あくまで決定権は彼女に委ねるように。
拒まれなければ、並んで歩く。]
(113) 2013/09/25(Wed) 00時頃
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はい。 これで、良いですか?
[言われた通りに、ランプに火を灯す。 あたたかな光。 生を繋ぐ、光]
(114) 2013/09/25(Wed) 00時頃
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お店が無い時は、 そうね…散歩もするけれど、こんな所までは来ないわ。
[家の周りや、バーの周り。行っても市場付近まで。 行動範囲はとても限られている。 よっぽどの用事が無い限り、こんな方向まで来る事は無い。]
ヘクターさんは、沢山歩いて平気ですの? その、足…の具合は。
[困り顔で問いかける。 自分は沢山歩いたって平気だ。だが、彼は違う。 負担になりやしないだろうか。 あまり、彼の状態に詳しくはない。]
(115) 2013/09/25(Wed) 00時頃
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/* 更新1時か!
赤がカトリーナともう一人わかんない… 爺さんは村なんだけど
ホレショかヘクターだよなあ
(-20) 2013/09/25(Wed) 00時頃
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[足取りは、彼女に合わせた歩幅で。 やはり、昨日よりも違う、と。 詮索しそうになる気持ちを、そっと抑えて。]
足? ……あぁ、これか、
[こつ、と、一度地面を義足で叩いて。 具合について聞かれれば、少しばかり悩んだか。 隠す必要も、無い事なのだけれど。]
歩く分には平気なんだけどな。 何年かは歩いての旅だったから、流石に慣れた。
けど、……足、落とした時の処置が不味かったっぽくてね。 足だけじゃねーな、他の傷も。 ……なんか、俺も気付けないくらいには、酷くなっていった、らしい。
[言葉の締めは、過去形で。 言葉の最後は、伝え聞くような形で。]
(116) 2013/09/25(Wed) 00時頃
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[口を噤み、曇り空の月を見上げる。]
……続かないといいんだがな、
次は自分かも、なんて思っちまうと、余計に逝きやすくなる。 嫌だって思えば思うほど、……呼んじまうのな。
[口調だけは、雑談を続けるように。]
(117) 2013/09/25(Wed) 00時頃
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[埋葬を終え、町を歩く。 また夜が近くなる。
夜は死。 一日の死。
そう言ったのは誰だっただろうか。]
(118) 2013/09/25(Wed) 00時頃
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[空を見上げ、見えない月に息を吐く。]
…… ないわ。
[息と共に零れた言葉は、誰にも聞こえない。 勿論、自分自身にも。**]
(119) 2013/09/25(Wed) 00時半頃
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[納棺師と別れたあと、ロバートはその小さな足を自分の店へと向ける。 この間まで少し小さかったはずの靴は、歩けばうっかり脱げるくらいの大きさになってしまっていた。
やがて店に帰ると、店の奥からポケットの取れかけたジャケットを持ち出して、いつもの作業机に座る。これが終わったら、夕食にしよう。それから、いつものように、揺り椅子でのんびりと読書を。
ホレーショーと話したおかげか、少し、気持ちの整理をつけられたようだ。 ミシンはもう、足が届かない。机を替えても、きっとすぐ、また届かなくなるのだろう。請け負った仕事をこなせないようなら、仕立て屋はもう店じまいだ。 それでもまだ、今までに請け負った仕事は残っている。それぐらいならば、手縫いでなんとかこなすことはできるだろう。 請け負った仕事を投げ出すなんて、彼にはできるはずがない。死ぬまで店を閉じるものかと言ったこの仕事を、できませんと断るなんて、彼のプライドが許すはずはない。
小さな針と細い糸を右手に、依頼主の愛着の籠もったジャケットを左手に。ちくちくと、彼は丹誠込めて縫い続ける。
少し意固地なベテラン仕立て屋の、誇りを込めた最後のお仕事。]
(120) 2013/09/25(Wed) 00時半頃
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/* 要約:投票してくれてもいいよ的な死亡フラグのあのあれ 若者よりジジイが先逝こう #逝こう
(-21) 2013/09/25(Wed) 00時半頃
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/* 死亡フラグ立ち過ぎてて、どうしていいかわからない。 狼あぴーるをどこまでしていいのやら。
(-22) 2013/09/25(Wed) 01時頃
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うん、出来たね。 じゃあこれを、灯しにいこうか。
[少女を連れて廻る、いつもの巡回路。 夜道を照らす灯りは、宵闇から人々を護るかのように。]
朝には油が尽きて消えるから、それを集めて磨いて油を足すんだ。
(121) 2013/09/25(Wed) 01時頃
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[ゆっくりと暗闇を彼と歩く。 星明かりや、明かりの番人が灯した光もあったかもしれないが、 自分にはそれも、昼間の太陽すらも感じる事が出来ない。]
え 足、落とし、て
[ドキリ、心臓が跳ね上がる。 少し考えれば分かる事だ。無いのならば、切っている。 自然に消えて無くなる訳ではない。
どんな感じなのだろう。 きっとナイフで軽く怪我をするより、ずっとずっと痛い。 痛みを越えた、もっともっと上の、更に痛み。
話す彼の表情は、見えない。 怪我も、見えない。見れない。]
(122) 2013/09/25(Wed) 01時頃
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…やはりまだ痛みますか?
あ…変な事聞いてごめんなさい。 痛い、ですよね。
[やはり送って貰うのは、彼の負担になるかもしれない。 正面を向いたまま、不安そうな顔を作る。
彼からは、薬の香りがする。 「酷くなっていった」傷は彼を蝕み、命を食っているのだろう。]
(123) 2013/09/25(Wed) 01時頃
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/* そして投票に困るのが自分 うーん、死亡フラグいちばん強いの誰ですかね
(-23) 2013/09/25(Wed) 01時頃
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私、死ぬのが怖い。 それにこれ以上、誰だって死んでほしくない。
笑って明るくして居れば、嫌なことから全部逃げられると思っていたわ。 でも、もう、そんなんじゃ誤魔化せない…
[最後の声は少し震えた。
死を遠ざける事は出来ない。 ここに居る者は、皆、特に。
彼も自分も、死を待つ者なのだ。]
(124) 2013/09/25(Wed) 01時頃
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痛みはするけど、……慣れる。薬もあったし。 あんま、麻痺させるのも良くなかったらしいがね、進行に気付けないから。
[塗っている薬は治療薬ではなく、あくまで痛み止めの為のもの。 神経を鈍らせる為の、薬。
痛みは身に危険を知らせる為の者だと、いつかの町で誰かが言っていた。 それでも足を失った時から、同じ薬を使っていた。 効かなくなれば配合を変えてもらい、自分では読めない処方箋を握りしめて。
歩んだ、旅路。]
……嫌だと言っても、逃れられない。 それくらいは流石にお前さんもわかってるだろ。
此処は、そういう町だ。
[震えた声に、静かに返す。 死に関して、自分は多くを語れない。 多くの死を見てきたが、死をどう思うか、今更語る事はできない。]
(125) 2013/09/25(Wed) 01時頃
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