248 冷たい校舎村6
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
Aが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、A、レン、ウツギ、ヨスガ、メイ、ユエ、ニトカ、ノッカ、ポーチュラカ、ヤスリの10名。
いつの間にか空は暗く重い色。
雪の弱まる兆しもなく、
ただ、辛うじて日が沈んだことが分かる。
夜になったって校舎は同じ顔。
きらびやかな装飾、美味しそうな匂い。
君たちの知る楽しい楽しい文化祭。
そこに、不似合いな音が響く。
(#0) 2018/08/24(Fri) 00時頃
────わあああっ! と錯乱したような悲鳴と、
間もなく、ガシャン! という硬質な音。
二つの異質な音が校舎を木霊し、
凍り付いたままの時を切り裂くようだ。
一階。あるいは二階にいる者なら、
音の出所はそう遠くないと気付いただろうか。
(#1) 2018/08/24(Fri) 00時頃
キーンコーンカーンコーン…………
(#2) 2018/08/24(Fri) 00時頃
再び、夜の校舎を明るい音楽だけが彩る。
(#3) 2018/08/24(Fri) 00時頃
──午後8時50分、一階、階段付近。
もしも、君たちが何処かからその音を聞きつけ、
それを辿るように、その場に駆け付けるのなら、
君たちが目にするのは、無残な死体──ではなく、
まるで、うんと高い場所から落下したように、
手足がてんでおかしな方向を向いた、
真っ白な肌の、マネキン人形。
それが、階段の足元に転がって、
じくじくと、地面を赤色に濡らしている。
(#4) 2018/08/24(Fri) 00時頃
どう見たって人間ではないその人形を中心に、
廊下に少しずつ広がっていく赤い水たまりは、
まぎれもなく、本物の血液であり、
マネキンから流れ出ていることに、君たちは気付く。
少し癖のある焦げ茶色の髪が、
血にしっとりと濡れ、制服のシャツの白色もまた、
深い赤色に染められていく。
(#5) 2018/08/24(Fri) 00時頃
────安藤明が、見当たらない。*
(#6) 2018/08/24(Fri) 00時頃
|
―― チャイムが響く前 / 踊り場 ――
[めちゃくちゃ傷ついた、と>>1:617 語る日夏の口振りは飄々としたものだ。
思ってもいなかった。 日夏がそんなふうに俺の言葉を捉えていたなんて。
客観的に見れば 確かに俺はひどいことを言ったのかも、しれない。 急に罪悪感が疼きだす]
それ、は。悪かったよ。
[でもさ、と。 続けようとした言葉は 日夏の語り>>1:618>>1:620によって霧散した]
(0) 2018/08/24(Fri) 00時頃
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[明らかな、挑発だった。 日夏が俺に何を言わせようとしているのか 手に取るように俺には分かった。
大きく、息を吐いて。それから。 お望みの台詞を言ってやろうじゃあないか]
俺は、そんな薄情者じゃない。 例え誰もが嫌悪感を抱くような悩みであっても、 何も言わずに死んでしまうのを、 見過ごせるわけないだろ。
……これで、満足かよ。
[一歩、二歩後ずさって 踊り場の壁に寄り掛かると、へなへなと座り込んだ]
(1) 2018/08/24(Fri) 00時頃
|
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ずるいよなあ。誘導尋問かよ。
俺に、こんなこと言わせるんだもん。 やっぱり日夏、おまえ頭いいよ。
この前の模試で俺がB判定の大学、 普通にA判定だったもんな。ほんと敵わない。
[我ながら気の抜けた、声だった。 俯いたままに、言葉を紡ぐ]
(2) 2018/08/24(Fri) 00時頃
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|
親しい人に相談しろ、って。 先に一線を引いてきたのそっちじゃないか。 俺だって傷ついたんだぞ。
……ああ、でもいいか。 今はそんなこと。
[力なく笑ったときだったろう、 桜ヶ台が踊り場に通りかかったのは]
(3) 2018/08/24(Fri) 00時頃
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[吐き捨てられるように俺たちに向かって投げ掛けられた 桜ヶ台の言葉>>1:640に、俺は自嘲の笑みを浮かべる。 不快感はない。まったくの事実なのだから]
だな。すげー笑える。 正しいよ桜ヶ台。 ったく、阿保らしいくらいに女々しいわ。
[何か吹っ切れたように、すっくと立ちあがると 日夏に近づいて彼の耳元に、その囁きを齎した]*
(4) 2018/08/24(Fri) 00時頃
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[ 手先の器用な、男だった。
せっせと教室を飾り付けてく姿に、 空木は、日夏が、こいつじゃあなくて、 空木を調理班に任命してくれたことに、 内心、心底安堵したものだった。
中学からのダチでも、 ”次”の契約をつくる仲でも、 ままごと上のきょうだいでも、 世界滅亡を共に眺める同志でもなく、
からかえば嫌な顔をしつつも、 ため息をついて付き合ってくれたり、 きゃんきゃんと反論してくれる友人は、 紛れもなく、空木の望んだ世界の一部分である。]
(*0) 2018/08/24(Fri) 00時頃
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大して親しくない友達のために 一生懸命になれるやさしい学級委員長さん。
もしもあなたのクラスメイトが 父親の代わりに、実の母親と寝ていたとしたら、 あなたはどう思いますか?
(-0) 2018/08/24(Fri) 00時頃
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[ ホラーでもSFでもミステリでもなく、 発端はひとつの復讐譚だったと言えば、 一体、きみたちの何人が笑ってくれるだろう。]
(5) 2018/08/24(Fri) 00時頃
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[ ──その日は、雪なぞ降っていない、 ただひたすらに寒いだけの冬の一日だった。
びゅんびゅんと聞こえるのは、 走りすぎていく車の音ばかりで、 ひとの声なんてひとつもしなかった。
風ひとつない静かな夜の雲は動く気配がなく、 空を見上げたって、月も星も見えなかった。
ふらふらと歩いてきた道中で、 誰かに出くわすことはついぞなく、 つい数分前にスマホを投げ捨ててしまったから、 不意のメールに気を削がれることもなかった。
結局のところ、この世のすべては、 そういうめぐりあわせの結果なのかもしれない。]
(6) 2018/08/24(Fri) 00時頃
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[ ちかちかと、通り過ぎてく車のライトが、 国道のほとりで、ガードレールに腰かけている、 空木の顔を、順に照らして、去っていく。
どれにしようかな。と空木は思う。
どうせなら、ろくでもないやつがいい。 ほんのばかげた一人の死に巻き込むんなら、 できるだけ、どうしようもないやつがいい。
──と、思ったけれど、 そんなの判別のしようもないから、 まあいいや。って、空木は思った。
次の瞬間、それなりにスピードを上げて、 まっすぐの道を突っ切ってくる、 そのライトを目印に、とん。と地面を 蹴った。*]
(7) 2018/08/24(Fri) 00時頃
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/* 空木いいいい!!!! 安藤おおおおおお!!!!!!
(-1) 2018/08/24(Fri) 00時頃
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/* ひーん ねむい。ちょっと仮眠をします。ねむい。
(-2) 2018/08/24(Fri) 00時頃
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/* いよいよ始まりましたね 校舎村で落ちろる書くのは二回目ですが、 一回目は幸福に脱出、幸福…?に脱出して、死んでないので はじめて死ぬので、すこし緊張します
てか、ゆらさんて落ちろる書いたことなくね??ウケる ウケると言えば、中身決めつけ丸として言うんですけれど、違ったらめちゃくちゃ恥ずかしいんですけど、4の頃のPCの矢印関係と今回の同PLの関係を比べると、めっちゃウケませんか? なべさんとゆらさんとさいちの話です 以上です、ろる書きます
(-3) 2018/08/24(Fri) 00時頃
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/* 2d落ち率の安定の高さはいいとしても、 毎回吊りのほうなんですよね
>>つまりfortuneがよわい<<
(-4) 2018/08/24(Fri) 00時半頃
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/* 昇降口とかにしようかなと思ったんだけど、 ふつうに落ちろるでつかうひとがいそうな場所は、 できるだけ避けたいなあ。と思った結果、 すごいひとの近くっぽいところにぶちまけてしまいました。
(-5) 2018/08/24(Fri) 00時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/08/24(Fri) 00時半頃
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―― 回想:本屋は探偵になれない ――
[今度からここで本買お。>>1:644 空木君のその言葉は、正直「やめて」とお願いしたくなる 発言でしたが、店員がそんなことを言うわけにはいきません。 私は冗談めかして「ご贔屓に」なんて返事をしましたが、 その顔はちょっと困ったような笑顔になっていたかも しれません。]
……え。あ、そうなの? てっきり誰かに借りて気に入ったから、 手元に置いておきたいとか、そういうのかと思った。
[世間話のつもりで投げた質問には、 予想外の返事が返ってきました。>>1:646 私はまず図書館で借りて読んでみて、 とても気に入った時だけ購入するタイプなのです。]
(8) 2018/08/24(Fri) 00時半頃
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空木君ってチャレンジャーだね。
[人気って聞いたから。 空木君の言葉に、そんな感想を漏らしました。 いくら人気でも、空木君の好みに合うとは限りません。 まずは1冊試しに読んでみたりするものじゃ ないんでしょうか? 全巻まとめて大人買いとはなかなか大胆だと思います。]
(9) 2018/08/24(Fri) 00時半頃
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売れてる漫画? いいよ。
[売れ筋の漫画を教えて欲しいという依頼に頷きながら、 そんなことになるのは当分先だと思っていました。 なにしろ、この巻数です。 読み終えるまで結構な時間がかかるだろうなと 思ったのです。 いや、それよりも。]
これ、大丈夫? 持って帰れる?
[今はそっちの心配をするべきでしたね。]
(10) 2018/08/24(Fri) 00時半頃
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[バイトしているのが意外だと言われた時は、>>647 そうかなと返事しながら、また曖昧な笑顔を 浮かべたのだと思います。
道中で破れたりしないように袋は二重にしましたが、 それでも持ち帰るのは大変そうで、 大丈夫かなあと見送りました。
そして翌朝、さっそく黄楊君に貸し出ししているのを見て、 空木君、読むの速いんだなあと こっそり考えることになります。
まさか読んでいないなんて、夢にも思わなかったのです。*]
(11) 2018/08/24(Fri) 00時半頃
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[カードで購入されるお客様は珍しくありません。
だから、私はいつものようにお会計しました。]
……あれ?
[高校生の空木君がカードを持っていることに 違和感を覚えたのは、空木君を見送って ずいぶん経ってからのことです。
私はどうやら探偵にはなれそうにありません。*]
(12) 2018/08/24(Fri) 00時半頃
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― 回想・黄楊と音楽と受験の話 ―
[貸したCDのかわりに借りたCD>>1:345は、 わたしの好みとはジャンルが違う。 けれど、その技術力は聞けば分かるし、 何よりも声が良かった。]
うわ、一箇所一発とか低コストすぎる。
[進路について聞いた第一声がそれだった。>>346]
しかも私立、高いでしょ?奨学金狙いかな。 無利息のとこ、あったでしょ。確か。 工業や商業ならともかく、 うちの高校で高卒だと就職、難しくない? [ぱらぱらと話して、就職の内容を聞けば、頷いた。]
(13) 2018/08/24(Fri) 00時半頃
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ああ、なるほど。今、農業はたいてい人出不足らしいね。 政策でいくつか対策を出してるって、新聞で見たよ。 何育ててるの?果物ならいつか狩りつくしに行くよ。
[彼の心の内なんて知る由もない。 ぶっそうなことを言った後、歯を見せて笑う。]
それが嫌なら受かればいいよ、黄楊くん。
[受験生らしく遠まわしな発破をかけて、 その話はそこで終えた。 発破をかけたのだから自分も頑張らなければと、 より勉強に励むようになったのは、言うまでも無い。*]
(14) 2018/08/24(Fri) 00時半頃
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―― チャイムが響く前/踊り場 ――
[見ていた。阿蘇の挙動を。 誘導尋問めいているとは思った。 でも、説教では聞いてくれないとも思ったのだ。
何をいったって 「おまえにはわからないよ」といわれそうだから。 こういう姑息な手しか、使えなかった。>>1>>2
全く、桜ヶ台に指摘される通りであった。]
―― さあ、どうだろう。
[満足っていうか。 もやもやとした気持ちを抱えたまま、 へなへなと座り込む阿蘇を見る。]
(15) 2018/08/24(Fri) 00時半頃
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言葉でひとは動かせないと知ってるだけ…… ……わかってほしいと思っただけ
頭のよさとか、関係ないさ
[と、どこか疲れたヨスガは息を吐いた。 一線をひいてきたのはそっちだといわれて まるで驚いたように目を見開く。>>3 それから、ばつが悪そうにこう言った。]
……大して親しくないお前に思いやられたくない、 っていわれた気がした。 だから、君にとって親しい人にうちあければ良いと。
[たぶん、こういうのが被害妄想というものなのだろう。]
ああ、どうでもいいな。ほんとうに、どうでもいい。
(16) 2018/08/24(Fri) 00時半頃
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[――飛んできた言葉。 何を話してるの、と問いかける桜ヶ台に、 「やあ」と手を振った。
降りてきた桜ヶ台は、自分達よりも背が低いはずなのに。 なぜだか、少し気圧されるようで、>>1:638>>1:640 目を丸くして、
……それから苦笑した。]
王子対決におれは参加してないから、 文句はそこの男に言ってくれ。
……。わはは。 きみのがよっぽど男らしいな。
(17) 2018/08/24(Fri) 00時半頃
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[バビロンまでは60と10マイル。 男と女を隔てる壁は何マイル?]
(18) 2018/08/24(Fri) 00時半頃
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[殴り合ってお互いを知るとか。 そんな事はしなかったから、 女々しい話し合いだったから、 返す言葉も、なく。]
ありがとうな。桜ヶ台さん。
[感謝などいらないかもしれない。が、 すり抜けていく背にそれを投げかけることくらいは 許されたいものだと、思う。]
(19) 2018/08/24(Fri) 00時半頃
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[それから、立ち上がって近づいてくる阿蘇を見た。 囁かれた言葉に、 緩められた襟の端をつかんで、引き寄せ 耳打ちし返してやる。]
(20) 2018/08/24(Fri) 00時半頃
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少なくともほっとかない。 一緒に逃げるか、母親を病院につれてくか、 それはクラスメイトの様子を見てから決める。
……。
[一拍考えて、こういった。] たとえ、レン君が死んでたなら。 せめて後悔がないようにって、思うのさ。 チャンスなのだとしたら。
(-6) 2018/08/24(Fri) 00時半頃
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[そこまで紡いで、ぱっと服の裾を離した。]
――あと。 次”やさしい”って言ったらブッ●す。
[ものすごく低い声だった。 親指を下げた委員長は、 それまでと違って酷く怖い笑顔を浮かべていた。
――少なくともこの感情を ”やさしい”などという丸い言葉で 言い表されていいはずがない。
なんて、ヨスガの都合でしかないけど*]
(21) 2018/08/24(Fri) 00時半頃
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少女 Aは、メモを貼った。
2018/08/24(Fri) 00時半頃
|
[――そんな風に平然と振舞っていられたのは。 悲鳴が響いて、ガシャン、と 場に不釣合いな音が響いてからのこと。
そこに阿蘇や桜ヶ台がいたかどうかは定かではない。 ただ、踊り場で今後のことを考えていたヨスガは 鳴りひびくチャイムと共に、 何かが、落下する音を聴いた。]
―― ぇ。
[何もいわず、語らず、 そのまま階段から身をのりだす。 そこから落ちてしまいそうなほどに。
そして――広がった赤い何かと、 へし折れた脚らしきもの。腕らしきもの。 落下した”誰か”を見て]
(22) 2018/08/24(Fri) 01時頃
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……、何、が、
………… ■■■ ……?
[まるで失語してしまったかのように はくはくと口を震わせ、その光景を見る。 血色を失った顔でマネキンを見つめ]
ひとが死んで…… どうして……
……ぃ、 ゃ、 いやだ、
……っ!!
誰か!
(23) 2018/08/24(Fri) 01時頃
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[――壊れていたのは、マネキンであって人ではなかった。 けれど、そんなこと、なんの慰めになろうか。]
(24) 2018/08/24(Fri) 01時頃
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[誰か、と叫ぶけれど、 他の誰かがたどり着く次の瞬間には、 どこかに駆け出している。
ここにはいてはいけない。 駄目だ。 あの日を思い出してしまうから、駄目だ。
外の状況など知らず走り、 ようやく息が切れた頃合に立ち止まる。
重く閉ざした扉は、音楽室のものだった。 自分の鼓動がやけに響くと思った。
防音加工された壁に手をつき、 暫し眩暈を堪えていた**]
(25) 2018/08/24(Fri) 01時頃
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― 普通の教室 ―
食べるものが必要なら、ね。 でも、パンがあるならいらないかな。
[弓木が食べているパン>>1:668を指差す。 それがどこから手に入れたものか知らないが、 食べるものがあるなら、 文化祭の調理はいらないかな、とも思ったその時。
チャイムが鳴る。>>#2]
……え?
[振り返り時計を見る。8時50分>>#4。 二度目のチャイムが鳴った後に、 変わった様子は見られないけれど、 その前に何か、聞こえた>>#1気がする。]
…何かさっき、聞こえたよね?**
(26) 2018/08/24(Fri) 01時頃
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|
──現在/二階廊下──
[ どこかでだれかが言ってるのと同じように、 空木も、腹が減ったな。と思う。
カップ麺を食べてもいいかもしれない。 電気がついてるんだから、 食堂にある電機ケトルは使えるだろう。
そんなことをひとりで考えていて、 ──なんていうか。そんなタイミングで、 こんなものを聞かせなくてもいいじゃないか。
と、誰ともなしに、空木は少し思った。]
(27) 2018/08/24(Fri) 01時頃
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[ 3年5組の教室付近。 ゆらゆらと歩いていた空木は、 突然の物音に、思わず足を止めた。
何事。って、空木は思う。 頭はそんなふうに辛うじて動いたが、 なんせ、数秒間は足が動かなかった。
と。と。と。 ようやく踏み出した一歩は、 さもそんなふうに拙く、怖気が滲む。
チャイムが、鳴って。 数秒後、また穏やかさを取り戻した空気に、 ばかみたいに明るい音楽だけが、響く。]
(28) 2018/08/24(Fri) 01時頃
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|
[ ……なにが飛び出てきてもいいように。
みたいなじりじりとした足取りで、 階段を下りていく空木の姿は、さも滑稽だろう。
音のしたほうへと、歩みを進めて。
他人の絶叫など聞くこともなく、 平穏に生きてきた空木ではあったが、 ひとの変わったようなその声を、 確かに知っているものだ。と思った。
たぶん、あれは、知っているやつの悲鳴だ。
……それがどういうことなのか。なんて、 わからないし、わかりたくもないけれど。]
(29) 2018/08/24(Fri) 01時頃
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──現在/1階──
[ 冷たい床に浮かぶように広がる赤色を、 強引なかっこうをしている人形を、 空木は、なんて思ったらいいかも分からず、見ている。]
(30) 2018/08/24(Fri) 01時頃
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[ それを取り囲むひとの中に、 白いシャツを着た、背中の丸い男は、いない。
……という事実を、空木は確認してしまう。
誰か。って、空木は言う。 倒れ伏した白い人形と赤のコントラストが憎い。
誰か。見下ろしたマネキンの、 焦げ茶色のくせっ毛を眺めて空木は言う。]
(31) 2018/08/24(Fri) 01時頃
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……誰か、安藤のこと、見てねえの? **
(32) 2018/08/24(Fri) 01時頃
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皆の言う物語には居なかった
(33) 2018/08/24(Fri) 01時半頃
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── 回想/休憩 ──
[ 無理な量を頼まれている同級は 虐められているのではないか と考えて だとしても助けてやる気も無く ただ疑問として尋ねたそれは 慌てた様子で否定される。>>1:350 ]
へー
(34) 2018/08/24(Fri) 01時半頃
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|
にしても、パシられんの好きとか お前って 変わってんな
[ 違う と言われたのに表現を変えず 自ら名乗り上げることに 変わっている とレッテルを貼った。
英司であったらそんなことはしないし 喉が渇いたのなら自分の分だけ買う。 他の奴らが欲しい というのであれば お前も行けよ と顎を上げただろう。 ]
(35) 2018/08/24(Fri) 01時半頃
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|
[ 夜子が自らを 物語の端役だ と 称してることを知らない。
英司にとって 夜子 という人間は すこし変わったところもあるが其れを含めて 特段変わったこともなく普通な女。
同級一人一人と変わらない、 町行く世間の人間と変わらない、 骨と皮と肉で出来た上等な生き物であった。
彼等の世界が物語だとして 英司に与えられる役は無い。 居場所が無い方が幸福であるか 主役になれないことが幸福であるか を 語るのはあまりにも不毛である。 不幸を図る物差しなど無い。 * ]
(36) 2018/08/24(Fri) 01時半頃
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|
俺の姿は、影も、形も
(37) 2018/08/24(Fri) 01時半頃
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|
/*
落下した死体がトラウマすぎるんだよね
としくんにセットー
(-7) 2018/08/24(Fri) 01時半頃
|
|
── 回想/深夜 ──
[ 二十歳を超える自分など想像できない。 英司は ロクデナシ だが 大人にはなれるか分からない為に 其の問の答えなど知る由もなかった。>>1:414 ]
しらねーし うぜえからじゃね
[ 駄目な大人が か、馬鹿な子供が か、 主語など無くとも夜の街に会話は馴染む。 雑談なのであるから聞き返す必要も無い。 ]
(38) 2018/08/24(Fri) 01時半頃
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|
[ 多少会話に付き合えば すぐ帰るつもりであったので 二本目に手を伸ばす事は無かったが、 勧められれば取らない理由は無い。 自らの白い箱はしまったままに 差し出されたものへ指を出す。>>1:416 ]
ねえのかよ …… あっま
[ 舌を打った後予測通りに英司はなじる。
火を灯した後細い煙草を咥えたのなら 肺に入れずとも感じられる甘さに いっそ咽かけては唇を舐めた。 ]
(39) 2018/08/24(Fri) 01時半頃
|
|
普通だろ
[ 飛び込んで来た 仁花 の名前は 恐らく英司と 理 が偽の兄弟でるからだ。
口下手な自分の為 という訳では無いだろうが 阿呆みたいに会話を続ける彼を、 少なからず時間を過ごしたので知っている。 ]
お前、人のこと言えんの
(40) 2018/08/24(Fri) 01時半頃
|
|
[ 下を向いて、壁に寄りかかることを止めた。 挨拶をするほどの教養と習慣が無いので さようなら も言わずに数歩歩く。 そうして、一度だけ振り返った。 ]
…… 帰るけど
[ コミュニケーション能力に障害があるので 家、来る? などという問いは続けなかった為 帰宅報告が別れの挨拶とも読めるので、 さようなら を言われたのであれば 冒険譚にはFin の文字が綴られる。* ]
(41) 2018/08/24(Fri) 01時半頃
|
|
― 回想・お祭り ―
う。痛いところを突くな。
[不満を上げる空木くんの声>>1:536に、 ぐさっときた、というかのように胸を押さえる。 勿論ジョークだ。 沸き立つ教室内では誘いあいが始まってる。 本当にみんな、なんだかんだ仲が良いな。
みんなが楽しんでいる間、 何時もの様に一人で公園で食べるのもさみしいし、 でも、でも勉強しなきゃとも思う。
苗字と名前と二つついた仁の文字は、一種の親の期待だ。 家を出ても私的なわがままを押えて、礼、 すなわち社会的規範に従いなさいと言っている。 別に、それに従って生きることに疑問なんて無い。 わたしにとってはその方が楽だ。って話。]
(42) 2018/08/24(Fri) 01時半頃
|
|
[迷っていると、重ねて説得される。>>1:537]
それな。 ていうか空木くんから見て、 弓木くんは兄じゃなかったの…? あ、余計だった。ごめん。うー…。
[困って弓木くんを見て、 また空木くんを見て、 行くといっているみんなを見た後、頷く。]
(43) 2018/08/24(Fri) 01時半頃
|
|
……いく。電話してくるね。
[一度教室を出て塾に電話し、今日の休みを伝えた。 電話を終えて教室に戻るとき、 もごもごしている安藤の肩を軽く叩く。]
安藤も行こう。大丈夫、みんなで行けば怖くない。
[なんて軽く誘えば、しょうがねぇなあ。 なんて前置いて祭りに行くことにしたようだ。 その様子は自分と少し似てて、笑ってしまう。]
ほんとはね、わたしも行きたかったんだ。
(44) 2018/08/24(Fri) 01時半頃
|
|
[お祭りに行く途中、]
悪いことしてるみたいで、ドキドキするなあ…。
[反社会的なものは好きだけど、 自分がする事はめったに、というかほぼ無いから。 小さな悪事を働いているみたいで、 脈を早めた胸を軽く抑えた。*]
(45) 2018/08/24(Fri) 01時半頃
|
|
— 回想:受験の話 —
うん……まあ、寮もあるし、交通費をかけずに行けそうなところがそこぐらいで。 奨学金を勝ち取らないと、どっちにしろ無理そうだけどね。
[>>13言葉を選んで、裏の意図を表に出さないように、理屈をつけていく。 半分は本当のことでもある。 ぼくが進学するためには、奨学金を得る必要があって、 かつ、生活や交通に金がかからないようにしなければならない。 バイト経験なんてないけど、何かをして費用を稼ぐとしても、だ。
ただし、それ以前に。 未成年が大学への入学資格を得るには、保護者の同意が必要……らしいので。 その壁を乗り越えられそうにないのが、一番の難点なのだけど。
じゃあ、成人するまでの数年、逃げ続ける? どうやって? 考えれば考えるほど嫌になっていくから、早々に諦めた。]
(46) 2018/08/24(Fri) 03時頃
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|
……ぶどうと、さくらんぼと、あと洋梨とか。 来てくれる? マジで? わざわざ?
まあ、そうなったら声かけるかもね。
[>>14わはは、と愛想笑いをして、曖昧に濁す。 ぼくの未来がどうなるかは分からないけど、今のクラスメートは、 遠い地で果物を育てるぼくに、会いに来てくれるのだろうか。
そんな口約束をして、それを信じたとしても、 たったそれだけを生き甲斐にして生きていくのも、虚しくないか。
過ぎ去った時間は取り戻すことができなくて。 ただ、何の色も無い景色が永遠に続くのみ。
——ぼくは、そう思えてならない。*]
(47) 2018/08/24(Fri) 03時頃
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/* ひーん(其れしか言ってない)
(-8) 2018/08/24(Fri) 03時頃
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[今になって、ようやく分かったことがある。
厳しく礼節を叩き込んで、優秀な息子を育て上げたかった母。 なんでも欲しいものは買い与えて、どんなワガママも聞いてあげた父。
正反対の性格だった両親の、その組み合わせの悪いところが浮き彫りになったのは、 ぼくが、小学校・中学校に馴染めず引きこもり気味だった、あの時期からだったはず。
ぼくの見えないところで喧嘩していた両親。 ぼくの聞こえないところで怒っては泣いた両親。
その軋みを、ずっと見ずに過ごしてきた。 学校には行きたくないと駄々をこね続けた、幼いぼく。]
(48) 2018/08/24(Fri) 03時半頃
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[高校に通うようになった矢先、病気が発覚して。 ぼくの身を案じてくれていたと思った両親は、とうとう壊れたらしい。
何回目かの退院の後、帰宅したら父の姿が無かった。 母の冷たい声が、離婚の知らせをぼくに告げる。
親権は母に。 ただし、それもぼくが高校を卒業するまで。 親子の縁は、それで終わりにするとのこと。
ぼくの未来についての保証は、父が手配してくれたらしい。 父方の実家、人手不足の果樹園の跡取りが、ちょうど必要だったそうだから。
……ここまでの話は、全て、ぼくが知らない間に決定事項になったことだ。]
(49) 2018/08/24(Fri) 03時半頃
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「何もできないあんたでも、食うに困らず働けるようになる。 それで、いいでしょう。」
[笑わない母はそう言った。 親の務めとしての最低限は、それで果たしたと言わんばかりに。
ぼくは、何も言い返せない。 だって事実、今まで何もしていなかった。 学校にも通えず、病気をして、将来何にもなれないであろう邪魔者でしかなかった。]
……今まで、迷惑をかけてごめんなさい。
[謝罪をして、ぼくは母からの宣言を全て、受け入れる。 ……他に、どうしようもなかった。
大学に行きたい、だなんて言えるわけがない。 言ったとして、……その理由が、自分本位な甘えたものしか、出てこないから。]
(50) 2018/08/24(Fri) 03時半頃
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[過ぎ去った時間を取り戻すことはできないし、 自分は他人になることはできない。
ぼくは、ただ、 人並みに、青春を経験してみたかった。
どんな大人になりたいか。大人になって何をしたいか。 それに対する答えは決まらなくて、今の学生である自分への悔いばかりが出てくる。
与えられた猶予は、あまりにも短い。*]
(51) 2018/08/24(Fri) 03時半頃
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―― チャイムが鳴る前 / 踊り場 ――
[日夏の反応が、怖かった。
彼の耳元で“ソレ”を囁いてからの数瞬は、 俺にとって永遠にも感じられた。
微かに聞こえる喫茶店の陽気なメロディと、 踊り場の窓から見える夜の雪景色。
本当に、時が止まったみたいで]
(52) 2018/08/24(Fri) 03時半頃
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……わ、
[ぐい、と。>>20 だらしなく開いた襟端を掴まれて、 俺は日夏に現実に引き戻される。
その強引な動作は、 普段の“真面目な学級委員長”とは程遠いものだった]
(53) 2018/08/24(Fri) 03時半頃
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(―――ああ、そうだ。この目だ)
[こちらを覗き込む日夏の瞳は、 あの晩夏の日に見た>>0:481ものと まったく同じ色をしていて。
いつもは小柄な印象だった日夏が、 いやに今は大きく見えるのだ。 耳元で囁き返された日夏の言葉に、 俺は目を大きく見開く]
(54) 2018/08/24(Fri) 03時半頃
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一緒に逃げるか……って、おまえ。
親しくないクラスメイトに 言う台詞じゃないだろ、それ。
[その声はひどく楽しげで]
まだ死んだと決まったわけじゃないし。 例え話でも殺さんどいてくれ。
(-9) 2018/08/24(Fri) 03時半頃
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[お互いに引いていた冷たい一線が、 確かに雪解けたのを感じた。
襟首を離され、けほと小さく息を吐く>>21]
今この状況でそんな物騒な単語出さないでくれよ。 配慮ってものがないな。
[低い声を出して、下品に親指を下に向ける日夏に おお怖い怖い、と肩を竦めた]
(55) 2018/08/24(Fri) 03時半頃
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日夏、おまえ。 そういう素、どんどん出していった方がいいぞ。 少なくとも普段のおまえより、ずっと“らしい”。
[日夏にへらりと笑ってから、はたと気付く。
文化祭の時に誰かさんから言われた台詞>>0:522が そのまま自分に跳ね返ってきていることに]*
(56) 2018/08/24(Fri) 03時半頃
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[そうして、2度目のチャイムが響き渡る>>#2]
(57) 2018/08/24(Fri) 03時半頃
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[鐘の音に混じって聞こえたのは、 何かが落ちて潰れる落下音>>#1だった。
日夏の反応は早かった。>>22 階段から大きく身を乗り出す彼を見遣り、 続いて俺も“ソレ”>>#4を目撃することとなる]
マネキン、が。なんで。
[俺が呟くのと、日夏が叫ぶ>>23のは ほぼ同時だったように思う]
(58) 2018/08/24(Fri) 03時半頃
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|
[ぎょっとして隣を見遣れば、 それこそ“マネキンのように”顔面蒼白になって 身体を小刻みに震わせる日夏の姿があった]
……ひな、
[瞬間。弾かれたように駆け出す日夏に対して、 反応が遅れてしまった。
追いかけようとして、その足がぴたりと止まる。
誰か、と日夏は言った。ひとが死んだ、と。
きっと、彼が見ている景色と、 俺が見ている景色は違う。 あそこにあるのは、ただのマネキンだ]
(59) 2018/08/24(Fri) 03時半頃
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……ちがう。
[四肢がひしゃげて血塗れになったマネキンを見遣り、 俺は小さく呟いた。幾度か、首を横に振る。
こんな暴力的なもの、俺は望んでいない。 日夏を怖がらせるようなことを、 したかったわけではない。 やっと本音で、話せたのだから。 ああ、きっと此処は―――……]
(60) 2018/08/24(Fri) 03時半頃
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(俺の世界ではない)
(61) 2018/08/24(Fri) 03時半頃
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[そのときマネキンを囲むひとの数は、 どれくらいいただろう。
あまりにも冷静な空木の問いかけ>>32に、 俺は固い表情で答えるのだった]
俺は安藤のこと、見てない。
[血塗れのマネキンを見遣り、 言いにくそうに、付け足した]
(62) 2018/08/24(Fri) 04時頃
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なあ、やっぱりそれ 安藤に似てないか。なんとなく、だけど。
[同意を求めるように、空木に目配せをした]**
(63) 2018/08/24(Fri) 04時頃
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— 現在 8:50 —
[いつの間にか暗くなっていたことに気付けば、 悲鳴と、騒音と、チャイム、そして静寂が続く。
音のした方向を辿り、そしてすぐに、 >>#4>>#5明らかな異常を見つけて、立ち止まった。
既に人集りができつつあっただろうか。]
(64) 2018/08/24(Fri) 04時頃
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……さっき、どこかにふらふら歩いていったのは見た。
[>>32そこにいた空木に答えるようにそう言ったものの、 大した情報にはなりはしないだろう。]
まさか。 これが安藤だ、なんて言う?
[>>63阿蘇の言った言葉を受けて、 表情を凍り付かせたまま、冗談のつもりで、……いや、 いっそ誰かが冗談だと笑い飛ばしてくれるのを期待するように、口にした。
しゃがみこんで、安藤のように見える人形に触れる。 当然ながら、体温は感じなかった。]
(65) 2018/08/24(Fri) 04時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/08/24(Fri) 04時頃
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[ ものを咀嚼し飲み込む際には 音はあまり聞こえなくなる。 だというのに、その声と音は良く聞こえた。 ]
……
[ 仁花の回答に対して開けた口が>>26 声も何も発することなく閉じる。
きん こん かん と暢気に鳴る鐘の その前に耳を劈いたのは、彼女の反応からも 確かに人の叫び声と落下音であった。 しん と静まった教室に遠くから 誰かの何かを喚く音がする。>>25 ]
(66) 2018/08/24(Fri) 04時頃
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[その代わりに鼻孔をくすぐる、鉄の錆びたようなにおい。 血のように赤い、じわじわ広がる液体には、流石に触れたくなくて。]
ここが誰かの精神の世界なら、 なんだよ、……ミステリでもやりたいのか。
[ぼくが読んだ漫画のパターンを語れば、 そんな非現実すぎることが、目の前にあるということが、 ……すごく、フィクションじみているのだけど。*]
(67) 2018/08/24(Fri) 04時頃
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[ 何か聞こえたよね という仁花に視線をやり そうして教室の扉の向こうを 眉間に皺を寄せては睨みつける。 ]
見てくる
[ 仁花 は女であるので そうでない英司が見に行く方が相応しい。
食べかけのパンを置いて袋を半分に折る。 使い慣れた椅子が鉛の様に重く感ぜられた。 ]
(68) 2018/08/24(Fri) 04時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/08/24(Fri) 04時頃
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[安藤と、漫画の貸し借りを行った。
ぼくが自信を持って勧めた一作の、表紙を見て、 彼は肩を竦めてこう言ったのだ。]
「え、冗談でしょ。 これは駄作だって、皆そう言ってるよ。」
[そうなのか。そう衝撃を受けた。 安藤が嘘を言っているとも思えなかったから、その作品はそれっきり人に見せていない。
ぼくは、級友の中で何が流行って、何が廃れたのかもよくわかっていない。 だから、こういう時は無性に悲しくなる。
やっぱりぼくは、同年代の友達と同じ時間を生きてはいないんだって。**]
(69) 2018/08/24(Fri) 04時頃
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[ 一人で行ったか 一人では無かったか、 確かなのはやけに明るい音楽を流す廊下の 夜のサーカスに居るピエロのような不気味さで 生きた同級たちは全く愉快ではないのに 装飾達といったら楽しそうであった。
何処から音がしたのかは分からなかったが 階段を下ろうとする 理 の旋毛が 視界に覗いていたので、ついて行く。
精々安藤が何かしらに驚いて 華道部の花瓶だかを割ったのだ と 思い込みたいように 思い込んでいた。 ]
(70) 2018/08/24(Fri) 04時頃
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[ 階段を下ったその先には踊り場が在り ただ白い つやつや とした床があるのだが 今見ればそこにはひしゃげたマネキンと 人形からじわじわ流れ出る赤い液体があった。
まるで階段の上から飛び降りて 大怪我か、或いは死亡してしまったようだ。
茶色い髪を生やして ご丁寧に制服を着て 人間のようなマネキンが落ちたとしても 生きてないのだから死にはしないが、 これは 或いは 人間が死んだあと マネキンになったようともとれそうだ。 ]
(71) 2018/08/24(Fri) 04時頃
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・・ 安藤、これだろ
(72) 2018/08/24(Fri) 04時頃
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[ 其の問いかけが、 聞こえてしまったのだからだろう。>>32
いつものように欠伸混じりとはいかないが 英司は端的で単純な思考をしているので、 思ったことを声に出してしまうので、 そう音にして、口を閉じた。** ]
(73) 2018/08/24(Fri) 04時頃
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食養会 ユエは、メモを貼った。
2018/08/24(Fri) 04時頃
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[ 2度目の目覚めの合図。>>#2 衝撃的な音はこの耳に届いた。 ]
(74) 2018/08/24(Fri) 09時頃
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─── 8時50分、直前
[ 線引きしているのは、アタシだ。 でも、親しいとか親しくないとか。 そういうのに比べたらまともじゃないし、 線を引きたくなる気持ちも分かって欲しい。
親しい友人って、やつも。 相談できる相手って、やつも。
アタシにとっては姉が一番で、 殴り合う相手だって、いない。 ]
(75) 2018/08/24(Fri) 09時頃
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[ アタシは、女だ ]
(76) 2018/08/24(Fri) 09時頃
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[ 君&tけで呼ばれたところで、 男らしいと言われたところで、 アタシの何かが変わるわけじゃない。 ]
どーも。
[ ありがとう、て言うヨスガは、>>19 相変わらず良い子ちゃんだなと思った。
女々しいなんて言葉は、 自分を戒めるように零したものなのに。 ]
(77) 2018/08/24(Fri) 09時頃
|
|
[ 吹っ切れた様子の蓮太郎を見たら、>>4 ますます、自分が敵わないことを、 どこまでも、深く刻みつけられるようで。 ちょっとだけ、拗ねる。 ]
………
[ 羨ましかったのかもしんない。 こうやって言い合える相手がいるの。 それでも、アタシの足は止まらずに、 二人の間をすり抜けていった。 だから、内緒話なんて聞こえてきやしない。 ]
(78) 2018/08/24(Fri) 09時頃
|
|
[ 教室へと戻り掛けていた足は、 突然の合図にぴたりと止まった。
廊下を歩く理が、見えた。>>28 教室から出てくる、英司も。>>70 他にも、誰かの姿が見えたかも。 兎角、誰しも足はまっすぐに、 音のした方へと向かっている気がした。 ]
ちょ、みんな待ってよ
[ アタシは、女だけど。 停止した世界から、一歩。 踏み出すように廊下を、走った。 ]
(79) 2018/08/24(Fri) 09時頃
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|
[ 踊り場へ再び辿り着いた時、 ひとりが風を切って消えようとする、 駆け出しかけたところだったか。>>25 そして、其処には、 何人の生徒が集まっていただろう。 ]
は……?
[ 階段下を見下ろせば、 人集りの隙間から見える、 ─── 赤い海。
泳ぐには、視界が余りにも悪そうだ。 ]
(80) 2018/08/24(Fri) 09時頃
|
|
……チッ、ばか!
[ 足が動かなくなっている蓮太郎の肩を、 思いっきり、叩いた。>>59
先程までのやり取りが、 聞こえてしまっていたからこそ、 アタシは、恨めしげに蓮太郎を見た後、 安藤の行方についての話題が出る頃には、 顔色が悪そうだったヨスガの走っていく方へ 追いかけるように、床を強く蹴り上げた。 ]
(81) 2018/08/24(Fri) 09時頃
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[ ランニングは、毎夜の日課だったので。 走ることは、男子に劣っているとは、 思うつもりも、なかった。
影が逃げ込んだ教室の扉を、 コツンコツンと、優しく叩く。 ]
ヨスガ?
[ 防音壁だとしても、 直接揺れる音は届くだろう。 心配するような、 女の甘ったるい声を向ける。 重たい扉を開けようと把手に指をかけた。 ]*
(82) 2018/08/24(Fri) 09時頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2018/08/24(Fri) 09時頃
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/* 気がつけば 電気つけっぱ 寝落ちてた
(-10) 2018/08/24(Fri) 09時半頃
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/* そういえば、教養がなさすぎて、 乃歌の黒服の王子様の元ネタがわかんなくて、 お返事返せない日々がつづいてる。 ………きけば、いいのか!(閃いた顔
(-11) 2018/08/24(Fri) 09時半頃
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─── 文化祭、王子様対決
[ 王子様対決。 言い出しっぺは連太郎で、>>1:423 アタシはその勝負に乗ってやった。 それに、勝利の為に最善を尽くす。 どの世界であっても、同じだ。 連太郎の抗議の声は、右から左へ横流しだ。
文化祭当日、 アタシは其奴に袖を通した。 ]
(83) 2018/08/24(Fri) 10時頃
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[ 目の下に出来た隈をからかってから、 姉御用達のコンシーラーを差し出した。 人もの、使えなかったらごめんだけど。 ]
乃歌、ありがと。 すごく、かっこいい。 ……これ、なんていう王子様?
[ アタシの為に作ってくれた、 夜を表す漆黒の衣装は、>>1:158 乃歌の理想の王子様にしてくれる。 ]
(84) 2018/08/24(Fri) 10時頃
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[ たん と床を蹴って、恭しくお辞儀をした。 落花に付き合ってもらった練習の成果。 ちゃんと、出ていればよいと思う。
動くたびに赤いマントが、揺らぐ。 ひらひらと舞う 紅 は、 まるで、蝶々が舞う様にそっくりで。 泡沫の夢、のようだった。 ]
(85) 2018/08/24(Fri) 10時頃
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[ 文化祭当日、アタシはアタシになれた ]
(86) 2018/08/24(Fri) 10時頃
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[ その日。敵対する連太郎王子も、 いつもとは、随分異なっていた。
問題児が─── と思う人もいるらしい、 クソ真面目に文化祭に来てるのも笑えるけど、 クソ真面目にアタシとの勝負に挑むのも笑える。
過去を知らないアタシが言えるのは、 黄色すぎる髪よりかは、 あの日限りの大変身を遂げた、 黒髪の王子様の方が随分と、 かっこよくて強そうに見えたよ。 ]
(87) 2018/08/24(Fri) 10時頃
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ま、どんな見た目でも、 連太郎に負ける気はしないけど
[ どれだけ見た目を変えても、 容れ物を変えたとしても、 中身だけは変えられない。 それでも人は、外見で物事を決めがちだから。 ]
(88) 2018/08/24(Fri) 10時頃
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|
[ アタシも連太郎も、かけられる。 ステッキを振るう魔性の魔女の。 たった、一日限りの魔法に。 ]*
(89) 2018/08/24(Fri) 10時頃
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― 教室から保健室へ ―
[ 黒板に文字を書きつけている私に 仁鳥さんのつぶやき>>665が聞こえました ]
安全地域が必要かと思いまして。 仁鳥さんも、安心して眠れる環境は必要ではありませんか?
[ 首を傾げてたずねます。 一色さんのため、という理由はもちろんですが これはわたくしのためでもあるのです。 だって、男の方はこわいでしょう? ]
お休みになるときには保健室へいらしてくださいね。
[ 仁鳥さんそういって、わたくしは保健室へと向かいました ]
(90) 2018/08/24(Fri) 10時頃
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[ 保健室へと戻って鍵を開けていただいて、 お二方へお荷物を渡します。 それから、ベッドに腰掛けて、持ってきていたお弁当を食べ、 夜のために宿直室から足りない寝具を拝借したり、 夕食用に購買からパンをいただいてきたり ばたばたと動き回っているうちに夜になり、
そして、何かが壊れるような音と 2度目のチャイム>>#2が響きました ]
(91) 2018/08/24(Fri) 10時頃
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|
― 現在 8:50 ―
[ わたくしは反射的にスマートフォンを取り出し、 時間を確認します。 8時50分。 そういえば朝のチャイムも、 この時間ではなかったでしょうか。 途中のチャイムが鳴った記憶はありません。
朝、チャイムとともに届いたメールのように もしかしたらそれが合図で異変が起きていて、 先ほど聞こえた破壊音なのかもしれません ]
わたくし、様子を見てまいります。
[ スマートフォンをポケットに入れて、 わたくしは廊下へと向かいました ]
(92) 2018/08/24(Fri) 10時頃
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|
[ 音がしたのはどちらでしょう。 首をめぐらせて、わたくしは階段のほうへと向かいました。
目に飛び込んできたのは広がる赤。
ほかにどなたが集まってきていらしたのか、 わたくしには確認する余裕はありません。 ただ、中央におびただしい赤の中、 硬質な白をさらけ出すマネキンを見つめます ]
…安藤さん?
[ あれは、マネキンですのに、 わたくしはなぜか安藤さんだと確信いたしました ]
(93) 2018/08/24(Fri) 10時頃
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[ 朝のメールで提示された『死ぬ』という選択肢、 そして、今目の前にある光景は その結果を示しておりました ]
あぁ…このようにすれば、逃げられるのですね。
[ わたくしはひとつうなずくと、 階段へと足を踏み出します。 ぴちゃりと、足元の赤が音を立てました。
赤い足跡を残しながら、わたくしは、 ゆっくりと階段を上っていきました ]**
(94) 2018/08/24(Fri) 10時半頃
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/* あかねちゃん追いかけてきてくれたありがとうー どうかえそっかなぁ あかねちゃん的には忌憚なくいいあえる友達欲しいって感じなんだろか? さとくんとの縁故がどーなるかとかもあるんやろなぁ
(-12) 2018/08/24(Fri) 10時半頃
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/* ふくいいんちょも落下で死んだらどう反応するんだろう。 メンタルが折れる(※すでに折れてる
PLはめっちゃ面白いので見守るほかない
(-13) 2018/08/24(Fri) 10時半頃
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/* りっかちゃん救うにはおにいさまにアポとったらいいんだろなあって思ってるし、阿蘇君はお母さん病院行こうなって感じだし、一色さんはほんま警察に届けようなってなる
幸せになって
(-14) 2018/08/24(Fri) 10時半頃
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/* 結構性別がテーマになってるから素がおかまな学級委員長でもいいと思ってた
LGBTのふれ方とかフィクションで済まされていい問題なのかわかんないからやめた。
(-15) 2018/08/24(Fri) 11時頃
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|
──現在/1階廊下──
[ おっかなびっくりという足取りを、 誰かに見られていた>>70とは知らず、 空木は安藤の行方を案じている。
よかった。階段の途中で振り返ったら、 本日数度目の悲鳴を上げて、 あわや、赤い水たまりがもうひとつになりかねない。
ぽつりと落とした呟きに、 目撃情報は提供されど>>65、 現在の安藤の行方を知る者はいない。
突然叫んで走り出した日夏に、 空木は思わず、声を上げそうになって、 だけど、桜ヶ台が追いかけていくのを見て、 我に返ったように、口をつぐんだ。]
(95) 2018/08/24(Fri) 11時頃
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” ──勝手に、どっか行ってんじゃねえよ。 ”
(96) 2018/08/24(Fri) 11時頃
|
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[ 空木は、強張った顔をしている。 「これ」と、はっきり弓木は言って 阿蘇の視線>>63は空木に差し向けられる。]
……は?
[ 相変わらず、白い床には白い人形が伏して、 廊下にはハッピーな音楽が満ちている。
空木は、疑問符をつけて呟いて、 一歩、血だまりのほうに足を踏み出す。
上履きのゴム底が、 濡れた床を踏んで、嫌な音を立てる。]
(97) 2018/08/24(Fri) 11時頃
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|
どー見ても、人形じゃん。”これ”。
[ その、ねじ曲がった白い腕を、 空木はしかめっ面のまま、つかむ。
ぐい、と引いて体を起こしてやれば、 それはやっぱり力のない人形の動きだけれど、 今も垂れ流されてる血液の出どころを知ってしまう。]
(98) 2018/08/24(Fri) 11時頃
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[ ひび割れた人形の、傷口から。 今も、どくどくと流れ出る血液は、薄ら温かい。]
…………。
[ 血液は、その偽物の身体の内側からきている。
──ということを認めてしまって、 空木は、やっぱり、言うべきことが見当たらない。 ただ、少し。不機嫌そうな顔を、している。]
(99) 2018/08/24(Fri) 11時頃
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|
[ 十五少年漂流記。とは言わないけれど。
あと少し。何日か、何か月か。……何年かくらい。 少なくとも、今すぐ帰る方法を見つけなくとも、 まあ、いいんじゃないかな。って空木は思ったのに、
そういう展開じゃあ、なかったんだな。 ……って、空木はずいぶん他人事みたいに思う。]
……じゃ、安藤死んだってこと? 死のうとしてたのも、安藤だったって?
[ 血だまりの真ん中に立ち尽くしたまんま、 空木は口元をゆがめて言う。
ずくずくと、上履きの白色も、 あかあく、上書きをされていく。*]
(100) 2018/08/24(Fri) 11時頃
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/* この村の女子の男子嫌いすごいおもしろいなって思うし、 相変わらず、それにつらーっとしてる仁花さん、好き。
(-16) 2018/08/24(Fri) 11時頃
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/*
皆さん拾うのも広げるのもお上手なおかげで だいぶ当初と落花の意識に変化が起きているけれど。 目標は落ちるまでに「助けて」といえるようになることです。 そこまでいけるかな。
(-17) 2018/08/24(Fri) 11時頃
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/* かってにどっかいってごめん!!! (多角嫌いマン
(-18) 2018/08/24(Fri) 11時半頃
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/* けいたいでロールが打てないので単なる茶々いれと化している すんません (待ち時間べりーながい
(-19) 2018/08/24(Fri) 11時半頃
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──回想/深夜──
マジ? ウケる。 ウザがられてたのかあ。
[ 主語>>38はどちらとも知らないけれど、 空木は当然のようにそれを後者と受け取って、 空を仰いでぎゃははと笑った。
夜に生きる夜の街。で、 星々のささやかな光は目に見えないから、 唯一、気まぐれに月だけが見え隠れしている。
甘い。という言葉は、 到底肯定的には思えなかったけれど、 空木は機嫌よく教えてやる。]
(101) 2018/08/24(Fri) 11時半頃
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いいっしょ。ベリー風味。 たぶん、ブルーベリーじゃね? ほら、安い冷凍のやつと、 似たようなにおいがする。
[ 黒いパッケージには紫色があしらわれてるし、 パンケーキに乗っけて出した冷凍の、 あの、少しぐにゃりとした果実に似てるから、 たぶん、そういうことだ。って空木は信じる。]
(102) 2018/08/24(Fri) 11時半頃
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ふつう。だって、ウケる。 ふつうってなんだよ。ふつうもなんもねえよ。
[ いいかわるいか、どちらともいえない。 でいえば、最後が中央値なんだろうけれど、 どこを指してふつうと言うのか、知らないし。]
おれべつに、面倒見よくねえし。 言える、言える。あ、それか。 おれたちは似たものどうし、なわけだ。
[ 顔も似ていないでたらめの家族ごっこだけど、 ひとつくらい共通点があってもいい。と、空木は思う。]
(103) 2018/08/24(Fri) 11時半頃
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[ 弓木の動きは唐突だ>>41。
さようなら。も、また明日。も言わないから、 未来の空木は「こんにちは」から始まる文章を、 弓木じゃねえな。って思ったんだろう。
不意に歩き出す背中に、 それ以上、なんにも言わないで、 ただの真夜中のすれ違い。にする気でいた空木は、
振り返った弓木の顔を見て、 予想外のものを見た。って目を見開く。
それから、その顔に喜色が広がりきるまで、 ほんの数秒だってかからずに、空木は言う。]
(104) 2018/08/24(Fri) 11時半頃
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ええ、じゃあおれも一緒に帰る。
[ 目を覚ました爺さんが、 昨夜の空木を幻だと思わないように。
まずいたばこの箱を拾い上げて、 空木はかるい足取りで、弓木の後を追う。]
……ついてっちゃお。
[ ──って、付け足したのは、単純に、 ふたりは結局、うそで偽物の家族だからだ。*]
(105) 2018/08/24(Fri) 11時半頃
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──回想/パンケーキ──
大試食会じゃん。もてなそ。 ジュース、買ってきてもらったし。
[ 庄司も誘った。と言う仁鳥>>1:3に、
空木は大量のジュースを庄司に頼んだら、 ジュースだけじゃなく料理長が付いてきたのを、 不意に思い出して、少し笑ってしまう。
あのときの礼もあるから、 客人としてもてなしてやろう。
と、試食だと言われているのに、空木は思う。]
(106) 2018/08/24(Fri) 12時半頃
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[ 出来上がったパンケーキ>>1:339を見て、 空木はごく素直に、おおっと歓声をあげる。]
仁花さん、仁花さん。 おれもやりたい。それ貸して。
[ おれも、と言ったわりに、 空木がよこせと言ったのは、 パンケーキのタネでもフライ返しでもなく、 焼きあがったパンケーキの乗ったスキレットで、
空木は、ホイップクリームの入ったボウルと、 ゴムベラを片手ずつに持って、笑う。]
(107) 2018/08/24(Fri) 12時半頃
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[ ──或いは、余っていたタネを、 薄く広げて、空木は適当分量のパンケーキを焼く。
安藤ほどではないけど、器用な方なのだ。 と、信憑性のないことを空木は言って、
パンケーキの表面に、薄く平らに、 クリームを塗りつけ、伸ばしていく。
パンケーキのてっぺんが、 雪でも降り積もったみたく白くなったら、
何かに使おうと持ち込んだいちごジャムを、 ポリ袋に何掬いかぶん入れて、袋の先端を切った。]
(108) 2018/08/24(Fri) 12時半頃
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[ ぽつ。ぽつ。ぽつ。ぽつ。
と、ごく真剣な顔をして、 空木が四つの点状に赤色を絞ったのは、 即席の雪の大地、パンケーキの上で、 それを、爪楊枝ですうっと引っ掻いてやると、 少し歪な四連ハートが、雪道を彩る。]
(109) 2018/08/24(Fri) 12時半頃
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[ できた。と、満足げに空木は言う。]
手間もかかるし、ホイップクリームたけえし、 ジャムかたいからやりづれえし、 ぜってえメニューには向いてねえな、これ。
[ 試食。だってのに、空木はカラカラと笑う。]
パンケーキ出すなら、 マーガリンだけ乗っけるか、 気持ちクリームとフルーツ添えるくらいが、よさそ。
[ まあいいや、食べよ。って、 お気楽な空木は、ナイフを持ってきて笑う。*]
(110) 2018/08/24(Fri) 12時半頃
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[ ──白い床に散る赤。を見て、 空木はぼんやりと、そんなことばかり思い出す。*]
(111) 2018/08/24(Fri) 12時半頃
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―― 保健室〜そしてPM8:50 ――
[言うべきでないことを言ってしまった気がしました。 けれど、口から出てしまったものは取り返しがつきません。 取り消したとしても、乃歌さんの記憶から消せるわけでは ないのです。
だから、封都さんが戻ってきてくれた時、>>91 私はほっとしたのです。]
おかえり。3人分って重かったよね。 ありがとう。
[ありがとうの中に密やかに 「乃歌さんと2人きりにしないでくれてありがとう」 の意味がこもっていたことは、 きっと気づかれなかったと思います。 気づかないでほしいと思います。]
(112) 2018/08/24(Fri) 13時頃
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[お昼御飯を食べた後、夜のための準備をしました。 なにしろベッドが足りません。 晩御飯は持ってきていません。
ある程度準備が整って、 それから私は、保健室にあるコーヒーメーカーで コーヒーをいれました。
みんな飲む? なんて聞きながら、 戸棚からコーヒーカップを拝借した時でした。]
(113) 2018/08/24(Fri) 13時頃
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[悲鳴。 そして、なにかが壊れる音。>>#1]
(114) 2018/08/24(Fri) 13時頃
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何、今の。
[誰も答えなんか持っていません。 そんなことはわかっていたのに、私は呟きます。 様子を見てくると封都さんが言います。>>92
迷いました。私は、乃歌さんのそばにいると 約束したのです。 でも、何か危険が迫っているのだとしたら、 放置はできません。]
(115) 2018/08/24(Fri) 13時頃
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[あの日乃歌さんに何かあったのは放置し続けているのに。]
(116) 2018/08/24(Fri) 13時頃
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私も行く。 すぐに戻るから。 乃歌さんはここにいて。
[私のその言葉に、乃歌さんはどうしたでしょうか。 行くというなら止めはしないでしょう。 ともかく、私は封都さんにワンテンポ遅れて、 保健室を出たのです。]
(117) 2018/08/24(Fri) 13時頃
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[先を行く封都さんの背中を追いかけると、 ほどなくして何かが見えました。]
――――っ!?
[悲鳴を上げそうになって、飲み込みます。 血だまり、にしか見えないもの。>>#4 その中に沈んでいるのは、 ありえない方向に手足が向いている誰か。 封都さんが、その誰かは安藤君だと言いました。>>93]
(118) 2018/08/24(Fri) 13時頃
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[なぜ。どうして。 私の頭は混乱します。
だって、本には、 大抵無事に帰ってこれたとありました。 こんなことは書いてありませんでした。 こんなことは。
混乱しながらも、私の足は止まりません。 ふらふらと近づいて、近づいて、 そして、ようやく気づいたのです。 安藤君に見えたものは、マネキンでした。]
(119) 2018/08/24(Fri) 13時頃
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安藤君じゃ、ない? 安藤君の、マネキン? じゃあ、安藤君は、どこ?
[呆然と呟いて、それから、もしかしてと思い至りました。]
……これが、“帰る”っていうこと? 安藤君の体は、現実に帰ったの?
[そう言った私の顔は、 きっと心底不思議そうだったと思います。]
(120) 2018/08/24(Fri) 13時頃
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どうして、安藤君? 出番が終わったから? 安藤君の出番、終わったの?
[その役が似合うのは、 安藤君じゃない、私のはずです。]
私がまだいるのに、 安藤君の方が、先に出番が終わったの? どうしてかな。 ……変なの。
(121) 2018/08/24(Fri) 13時頃
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[マネキンの周りには、封都さんの他にも 人の姿が見えました。 みんな、悲鳴と物音を聞いて確認に来たのだと思います。 でも、私はそんなみんなのことなんて見えないように、 くるりときびすを返します。]
……戻らなきゃ。
[保健室に。 もしも私にまだ役目があるとすれば、 きっとそれは、阿蘇君の代わりに乃歌さんのそばに いることでしょう。 だったら私はそれを果たすだけです。**]
(122) 2018/08/24(Fri) 13時頃
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少女 Aは、メモを貼った。
2018/08/24(Fri) 13時頃
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──回想/本屋にて──
[ 困ったような顔をして笑う庄司>>8を、 空木はにこにこと笑って見ている。
ご贔屓に。という言葉と、 伴わない表情を、じいっと見て、 うっすら笑みを浮かべたまま、 静かに、確認するように尋ねる。]
おれが店くんの、困る?
[ それなら、やめとくけど。 ってふうに、空木は答えを待って、 半笑いのまま、首を傾げる。]
(123) 2018/08/24(Fri) 13時頃
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── 回想/祭り ──
[ 英司のふとした提案に周囲の人々は 三者三様の反応を示しながらも便乗する。 電話を掛けては長々と説教され さらに言えばそれを正座で聞くような 落花の姿は宇宙人でも見たような目で見たが 乗り気であるのは予想通りであった。
予想外と言えば仁花が行かない と 見守るような声色で告げた事である。
少し驚く英司を置いて、想像上の弟が すぐにも誘いを重ねたのだが 想像上の弟はいつの間にか兄になっていた為 その膝を後ろから軽く蹴った。 ]
(124) 2018/08/24(Fri) 13時頃
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[ それから、探偵の素質がないなど言ったが、 空木には、庄司の言う想定がなかった。 発想が貧困なのだ。素直に驚く。]
──なるほど。 そーいうのは、考えてなかったわ。
でも、貸してくれるひとがいんなら、 また借りるから、あんま買わねえな。
[ 事実、空木はなんの悪気もないってふうに、 黄楊に「あれまた読みたい」とも言っただろうし、 借りては返す。という繰り返しを好いていたので、 それに疑問をいだいたことも、なかった。
庄司の指摘を受けて、空木は、 なんとなく、異文化交流という言葉を思い出す。]
(125) 2018/08/24(Fri) 13時頃
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末っ子じゃねえ
[ うまいこと、力が抜けるように蹴れたか 其れはひとまず置いておいて 仁花の顔へと視線をやる。 一押しすれば、或いはしなくとも 乗って来る ということは 長年の付き合いからか分かっていた。 ]
…… 来ねえの
(126) 2018/08/24(Fri) 13時頃
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[ だから、チャレンジャーだ。と言われて、 空木はそんなことないけどな。って思う。]
──だって、おれの金じゃねえし。
[ へらりと笑って、空木は言う。
別に、漫画がおもしろくなくても、 気に入ってくれると思った相手が、 こんなのクソじゃん。って突き返してきても、
空木のなにが痛むわけでもないので、 そこに、挑戦のちの字もないのだ。]
(127) 2018/08/24(Fri) 13時頃
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[ そうして結局、阿呆みたいな団体で 祭囃子へと誘われていった。
途中で分かれたやつもいたかもしれないし 別のグループに混じったやつもいたかもだが やはり皆行きたがっていたのだな と思い 誘ったのが英司というのが愉快である。
祭りの準備をする側というのが 準備された祭りを楽しんでるのは可笑しく 英司はそれなりに楽しい心持ちで、 射的ゲームなどに付き合ったりして 最後に打ち上げられる花火まで見た。* ]
(128) 2018/08/24(Fri) 13時頃
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……なんとかなるっしょ。
[ そして、目下の問題はここにある。 揃った27巻。レジまでの短くて長い道のりを思い出す。
最悪、タクシーを呼ぼう。 そう心に決めて、空木は頷く。
サンキューな。って、 振る手もないから、首を傾けてそれに替える。*]
(129) 2018/08/24(Fri) 13時頃
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/* ご、ごめんなさい交互に挟まってしまった……。
(-20) 2018/08/24(Fri) 13時頃
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[ 別に、漫画でも、水槽でも、 或いはいっそ、たばこでも。
なんでもよかったんだけど、 そのころの空木にはもう、 ほしいもののひとつもなかったのだ。
ほしかったはずのもの。 の箱詰め。の、海。と化した部屋を見て、 空木はなんだか、途方に暮れてしまう。]
(130) 2018/08/24(Fri) 13時頃
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[ それもまた、 ばかげた復讐の一端であったのだけれど、 飛んで帰ってくるひとはおろか、 だれも、うんともすんとも言わないので、
空木はもしかすると、 透明人間か、ユーレイか、 空気かなにかにでもなってしまった。
という可能性を、 ごくまじめに検討してみる。]
(131) 2018/08/24(Fri) 13時頃
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[ ……だとしたって、声が聞こえなくたって、 視えなくたって、さすがになにか思えよ。って、 空木はもう随分長いこと腹を立てている。]
(132) 2018/08/24(Fri) 13時頃
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[ 空木は、みんなより少し欲深く、 自分には幸せになる権利があると、 ただひたすらに、信じていただけだ。]
(133) 2018/08/24(Fri) 13時頃
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[ 文化祭の日の夜。 空木の帰った家に残されてたのは、 署名のされた一枚のカードと、 メモに記された四桁の数字だった。*]
(134) 2018/08/24(Fri) 13時半頃
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── 回想/疑問 ──
[ 其の話を英司が知ったのは 誰かが噂していたか 或いは 二人が話している声が耳に入ったからだ。
あかね は二年の頃から度々に 理 の家に通っているらしい。 誰かと一緒に行くでなく、一人で 女が男の家に行くというのは 非常に珍しいので、目を瞬いた。 ]
空木の家通ってるって マジなの
[ どうでもいいが という顔をして いつも通りの英司があかねに尋ねる。 ]
(135) 2018/08/24(Fri) 13時半頃
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[ 思い描く 理 の顔はどれもだらしないが 一応、やつも男であるので 危なくないのか聞こうと思い、 然し友達でないのであれば話は違うので 言葉を改めることにした。 ]
…… 付き合ってんの ?
[ 恋愛話など苦手ではあったので 自然とそういう話に流れてしまい失敗であった。
自分から話しかけたというのに まるで 被害者です とでも言いたげな うざったそうな顔をして、あかね を見る。** ]
(136) 2018/08/24(Fri) 13時半頃
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─── 回想・疑問
[ 唖然、とした。>>136 偶然見られたのを噂されたからか、 其れとも単純に自分たちの言葉からか、 どうやって知ったのかは定かではないが、 この目は、大きく瞬きを繰り返した。 ]
……は?
[ 人間というものは、物心ついた頃から、 近しい男女を見ればそう結論付けたがる。 かくゆうアタシも、その一人なのだけど。 ]
(137) 2018/08/24(Fri) 14時半頃
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[ 被害者面した英司を、 うざったそうに見上げ返す。 ]
……ただの、友達
[ ─── だった。と思いたい。 理 の怒った顔を見た後だったので。 この先、もう彼の家に行くことはない。 だから、勘違いされることももうない筈だ。 理も、アタシなんかと噂されるなんて、 可哀想で仕方がない、と思った。 ]
(138) 2018/08/24(Fri) 14時半頃
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[ そして。この目は、薄く線を引く。 ]
付き合ってない。 ……てゆか、そっちこそ。 乃歌と付き合ってんの?
[ この手の話は、アタシだって得意じゃない。 青春を探す青少年を揶揄う時は、 話は別で、とても楽しいものだけど。 それでも、聞き返さざるを得なかった。
いつかの夜、ランニング中のこと。 二人が並んで帰る姿を見たことがある。 それは、一回だけじゃない。 お姫様を守る、王子様みたいに。 あの光景の方こそ、疑われて当然だ。 ]*
(139) 2018/08/24(Fri) 14時半頃
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──回想/お祭り──
[ 陰口のように指をさしていたのは、 当人にも丸聞こえだったらしい。
へらへらとしゃべっている後ろから、 がくんと衝撃>>124がやってきて、 空木は思わず「うおっ」と叫ぶ。
ぐんと膝を折って沈んだ空木が見たのは、 背後から忍び寄っていたらしい弓木の姿で、 突然教室にしゃがみこむ形になった空木は、 「なにすんだよ」と眉を寄せる。]
(140) 2018/08/24(Fri) 15時頃
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ひでえ。舌噛みちぎるかと思った。 はあ、兄が横暴でつらい。
あー、ほら。 仁花さんには末っ子ヅラするくせに。
[ 末っ子らしくおねだりに励む姿>>126に、 空木はまた騒がしく抗議の声を上げるけど、
それにより、仁鳥が折れたというなら、 仕方がない。それに免じて黙ってやろう。
すっかり大所帯になった面々に、 イエーとでも叫び出しそうな様相で、 空木は転がるように彼らについていく。]
(141) 2018/08/24(Fri) 15時頃
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[ 空木の射的の腕なんて、 100点満点でいう74(0..100)x1点くらいで、
ついでに、自分の番となればテキ屋の男に、 勝負がかかっているので、 的を少し動かしてくれ、なんて言ってみたりする。
果たしてそれが不正行為となったか知らないが、 奢ってやる。という委員長に、空木はあっけらかんと、]
えー、じゃあ。 どーしよっかな。せんえん。 意外といろいろできんなあ、悩む。
あ、じゃあ、おれが勝ったら、 千円分、祭りのくじを引いてみたい。
[ 千円の夢をおおいに膨らませたりも、した。**]
(142) 2018/08/24(Fri) 15時頃
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/*
このクラスみんな素敵だからお金で何とかなる将来の人にはお金払わせてほしいって切実に思う金ならあるんだ(嫁ぎ先に
(-21) 2018/08/24(Fri) 15時半頃
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―少し前:保健室― そっか。
[穏やかな返答>>1:663に、乃歌は枕に頭を埋めたまま どこか不思議そうな夜子の顔を見上げた。]
(143) 2018/08/24(Fri) 15時半頃
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|
あのメール、遺書っていうくせに、 死にたくなった理由とか、 自分の事は何にも書いてないし すみません、とか、ごめんね、って謝ってばっかで。
[息を吐く。 あの文章を書きそうな顔なんて浮かばない。 さっき、教室にいた顔ぶれの中に、 死にたいと願うほどの悩みを持っている人間がいるなんて 考えたこともなかった。これっぽっちも。
自分は、誰の事も良く知らない。知るのが怖い。 普通の人間のように見える彼らの裏を知ることが 酷く恐ろしいと思う。]
(144) 2018/08/24(Fri) 15時半頃
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|
もし、夜子がそれを書いたとしたら、って そう思ったら……その、上手く言えないけど、
私、甘えてばっかりだなって。 情けなくなっちゃった。
[夜子の方を見ることは出来なかった。 泣き喚いて疲れたのだろう。瞼が重い。 少し羨ましい。ぽつ、と零れた呟き>>664に 目を閉じたまま、なんでよ、と苦笑した。
自分は、彼女のお蔭で救われているというのに。]
(145) 2018/08/24(Fri) 15時半頃
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[一色乃歌は、庄司夜子のことを知らない。 知ろうともしていなかった。 だから、彼女がそれを願う理由も分からない。]
私は、夜子のこと―――
(146) 2018/08/24(Fri) 15時半頃
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大事な友達って、思ってるんだけどな。
(-22) 2018/08/24(Fri) 15時半頃
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[半ば寝言のように呟いたそれが 彼女に届いたかどうかは分からない。*]
(147) 2018/08/24(Fri) 15時半頃
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[例えば。]
(148) 2018/08/24(Fri) 16時頃
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[例えば、あの時。 昇降口でのやり取りを思い出す。
阿蘇が何かを打ち明けたとして、 何を考えているのか理解出来たとして、 自分はそれを受容れられたのだろうか?
考える。けれど、思考を遮るように 不快感が腹の底から湧き上がる。 芋虫のように丸まって、毛布にくるまった。 自分を守るように。
いくら理屈では理解していたとて、 感情は嘘をつけない。 男という生き物が、何よりも恐ろしい。 そう思ってしまうのだ。]
(149) 2018/08/24(Fri) 16時頃
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|
―回想:文化祭の終わりの断片―
[――ノッカちゃん、と男は穏やかに微笑みかけた。 乃歌の足は縫い付けられたようにその場から動かない。
彼の品のある振る舞いと、見覚えのある子供用の鋏。 どうやったってその二つが、乃歌の頭の中で結びつかない。
ばさ、と手に持っていた封筒を取り落としたところで、 乃歌は漸く我に返った。
逃げなきゃ、と、彼に背を向けたのが間違いだった。
腕を掴まれて地面に引き倒された。世界が反転する。 傾き始めた陽を、大きな身体が遮った。]
(150) 2018/08/24(Fri) 16時頃
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[きもち、わるい]
(151) 2018/08/24(Fri) 16時頃
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[ファーストキスに、ときめきや甘酸っぱさなどなかった。 在ったのは、無精ひげの感触と、 吐き気を催す獣のような異臭だけだった。*]
(152) 2018/08/24(Fri) 16時頃
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|
―現在:保健室―
[ベッドにちょこんと座り込んで、乃歌は扉を眺めていた。 可愛らしい字で『男子禁制』と書かれた紙>>1:477が 曇り窓の向こうに見える。
ついさっきのことだ。 チャイムと時を同じくして聞こえた、派手な音。>>#1 それを確かめるために夜子と落花は保健室を出た。
白を基調とした保健室の中、乃歌はひとり、 夜子が淹れてくれたコーヒーを啜る。>>113 シロップとフレッシュを5個ずつ入れたそれは 舌にまとわりつくような甘さをしていた。]
(153) 2018/08/24(Fri) 16時頃
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|
……行かなきゃ、だよねぇ。
[どう考えても、何かあったのは明白だ。 お姫様じゃあるまいし、 ひとり、大人しく待っている訳にもいかないだろう。
とはいえ、かなり派手な音だった。 様子を見に行ったのは、夜子や落花だけではないだろう。
――会いたくないなぁ。 浮かんだ顔を頭の隅に追い払った。
コーヒーをぐいと飲み干す。 深呼吸をひとつしたのち、乃歌は廊下に足を踏み出した。]
(154) 2018/08/24(Fri) 16時頃
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[数分もしないうちに、乃歌は自分の判断を 心の底から後悔した。
人混みの向こうに横たわる何か。 床を濡らす赤と、漂う鉄錆の臭い>>#5に うえ、と口元を押さえた。顔を顰める。]
何よ、これ。
[誰に問うでもない呟きに答えはあったか。 ただ、それよりも、乃歌の気を引いたのは 落花の、この状況に不釣り合いな、 何か合点が云ったというような表情>>94だった。]
(155) 2018/08/24(Fri) 16時頃
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|
落花、ねぇ、ちょっと。
[どこか既視感を感じる出で立ちのマネキンと、 集まっている連中から目を逸らす。
広がる赤い液体を踏まないようにしながら、 乃歌は、徐に階段を上がっていく彼女の手を掴もうとした。*]
(156) 2018/08/24(Fri) 16時頃
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|
/* 王子さま対決、お祭りで水(メモ)
黄楊がかわいい というかこの村みんなかわいい
(-23) 2018/08/24(Fri) 16時頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2018/08/24(Fri) 16時半頃
|
― 現在:階段を上へと ―
[ ぺたんぺたんと赤い足跡を咲かせながら、 わたくしは階段を上ります。 階段の上からでしたら 安藤さんの上に落ちてしまうでしょうか。 それは申し訳ない気がします。 でしたら、屋上か、それとも、 奈落が見える上階の窓からか。
目指す場所を決めきれず、足を進めていると 手をつかまれましたた>>156 ]
(157) 2018/08/24(Fri) 16時半頃
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|
…一色さん、どうなさったのです? 保健室にいなくてよろしいのですか?
[ 首を傾げてお聞きします。 だって、こわいでしょう?と 言外ににじんでいたかもしれません ]
私のことは気になさらないでください。 少々死んでみましょうというだけですから。
[ 心配しないでくださいね、と微笑みました ]*
(158) 2018/08/24(Fri) 16時半頃
|
|
/*
あせって書いたら頭悪い文章だな。 ちょっと死んでこようかと。
(-24) 2018/08/24(Fri) 16時半頃
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|
“聡一郎さん、あなたがいなきゃ死んじゃうの”
(159) 2018/08/24(Fri) 16時半頃
|
|
[勝手に死んでくれ、とは 母にどうしても言うことができなかった]
……母さん、やめてくれよ。
[精一杯の抵抗で首を振るが、 母は何の反応も示すことはない。
彼女にとって、もう息子は死んだも同然なのだ。 “母”という呼び名が自分のことだと受け取れないのは 至極当然なことなのだ。
月明かりを頼りに、俺の寝床に潜り込んできた母を 俺は、震える指先で抱き締めた]
(160) 2018/08/24(Fri) 16時半頃
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|
あいしてる。
[母が望む言葉は分かっていた。 母が望む行動は分かっていた。
まるで感情の籠っていない愛を囁き、 その夜、俺と母は一線を越えた]
(161) 2018/08/24(Fri) 16時半頃
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“わかってほしいと思っただけ”
“少なくともほっとかない”
(162) 2018/08/24(Fri) 16時半頃
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|
[なあ、日夏。
相談っていうやつが 親しい者にするものならば。
おまえは――……]
(163) 2018/08/24(Fri) 16時半頃
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|
[ばか、と。桜ヶ台に思い切り肩を叩かれて>>81 俺は我に返ったのだった。
日夏を追って駆け出す桜ヶ台の背を、 俺は、呆然として見送ってしまったんだ。
―――ずきり、と胸が痛む。
おまえはそんなに薄情なやつだったのかい。 阿蘇連太郎よ]
……死のうとしたのが、この世界の主が、 もしも安藤だったとしたら。 俺たちは、もう元の世界に帰れているんじゃないのか。
[空木の問いかけ>>100に、静かに答える]
(164) 2018/08/24(Fri) 16時半頃
|
|
なあ、空木。 日夏の様子は尋常じゃなかった。 もしかしたら――……
[その想像が恐ろしかったから、 口に出すのが憚られて、押し黙った。 代わりに、ぐいと空木の手を掴む]
いっしょに、探しに行こう。
[もうとっくに姿の見えなくなった 日夏と桜ヶ台の行方を、追おうとした]**
(165) 2018/08/24(Fri) 17時頃
|
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/08/24(Fri) 17時頃
|
―階段にて―
[“少々死んでみましょうというだけですから。”
少し買い物にと言わんばかりの気軽さで、 落花はそう口にしたものだから、 乃歌はぽかんと口を半開きにして 彼女の顔をしげしげと眺めた。]
え、ちょっ、と?落花?
[気が動転しているのだろうか。 けれども、彼女はいつも通りの 穏やかな微笑みを浮かべていた>>158。
彼女は本気だ。それだけは分かった。]
(166) 2018/08/24(Fri) 18時頃
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|
[引き留めるように、 乃歌は彼女の腕に縋りつく。]
死ぬなんて、そんな軽々しく言わないでよ。 お願いだから。
落花が死んだら、皆悲しむよ。 だから、ねぇ、落ち着いて。
[乃歌には理解できない。彼女の突然の言動が。 だから、困惑したような調子で、 その腕を引き留めるしか出来ない。
彼女が着けた足跡を踏む。紅い飛沫が上履きへと微かに跳ねた。*]
(167) 2018/08/24(Fri) 18時頃
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―― 少し前:保健室 ――
ああ……そっか。 そう、だね。
[乃歌さんの思う、遺書メールが“寂しい”理由>>144 それは、私にはなかった視点でした。 自分のことは何も書いていないから寂しい。 私にはない考え方でした。]
(168) 2018/08/24(Fri) 18時半頃
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[もし私が遺書を書くとすれば、 それは、自分のことばかりではないかとふと思いました。 自分のことしか書けない、それこそ、 “寂しい”遺書ではないかと思います。
そうして、自分のことばかりを語った遺書を綴って、 この世界からいなくなって、 そして、あっという間に忘れ去られるのです。 私という人間など、最初からいなかったように。]
(169) 2018/08/24(Fri) 18時半頃
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[甘えてばかりだという乃歌さんの言葉に、>>145 そんなことないよ、と私は首を横に振ります。
慰めのように乃歌さんには映ったかもしれません。 けれどそれは私の本心でした。
だって私は、役割がないと何もできないのです。 必要とされるのは、頼りにされるのは、 私にとって救いでした。 私では役者不足だとわかっていても。
本当にその場所がふさわしいのは私ではないと 知ってはいても。]
(170) 2018/08/24(Fri) 18時半頃
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[だから、目を閉じた乃歌さんが零した言葉は、 私にとって思いがけないもので、 え、と小さく声を漏らした私は、そのまま眠りに落ちた 乃歌さんを、まじまじと見つめてしまいます。]
乃歌さん。
[小さく小さく漏らした声は、震えていました。 眠りに落ちた乃歌さんに、その声は届きません。 届かない方がいいと思います。]
(171) 2018/08/24(Fri) 18時半頃
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ありがとう。 でも……乃歌さんは私にはもったいないよ。
(-25) 2018/08/24(Fri) 18時半頃
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―― 現在:階段付近 ――
[保健室に戻ろうと踵を返すと、こちらにやってくる 乃歌さんが見えました。>>154 見て楽しいものではありません。 こっちに来ないように制止しようかという考えが よぎりますが、結局私はそうはしませんでした。 現状を知る権利が乃歌さんにもあります。
保健室に戻ろうと促そうとした時でした。 乃歌さんは、階段を上っていく封都さんを追いかけます。 自然、私もその背を追うことになりました。]
(172) 2018/08/24(Fri) 18時半頃
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[交わされるやり取りが聞こえます。 封都さんが死のうとしていて、>>158 乃歌さんが止めようとしていました。>>167
階段を上がります。 赤い足跡を踏むと、上履きの底ににちゃっと粘り気のある 感触がしました。]
あのね、 多分、無駄だと思う。
[私の声は、穏やかだったと思います。 けれど、もしかしたら残酷だったかもしれません。]
(173) 2018/08/24(Fri) 18時半頃
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この世界で死んでも、多分本当には死なないと思う。 安藤君、マネキンになってたでしょ。 本当の安藤君は、現実に帰ったんじゃないかな。 ここで死んでも、死ねないよ。 多分、帰るだけ。
[私の推測に、根拠はありません。 けれど、大抵無事に帰ってくると書かれていたのに、 帰る方法の記載がどこにもなかったのは、 これが理由ではないかと思いました。]
(174) 2018/08/24(Fri) 18時半頃
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この世界から一刻も早く、現実に帰りたいなら、 試してみるのもアリなのかもしれないけど。
[私は? と考えてみました。 私は、そこまでして帰りたいでしょうか。
現実世界という舞台に、 私の出る幕はもうないというのに。**]
(175) 2018/08/24(Fri) 18時半頃
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少女 Aは、メモを貼った。
2018/08/24(Fri) 18時半頃
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― 少し前、教室 ―
[首を傾けて話される言葉。>>90 思い浮かぶのはやっぱり一色さんで、 確かに必要だな、と思いながら頷いた。]
安全地域?…ああ。そうだね、必要だ。 さすが副委員長。 …まだ続くのかな、この状態。 ありがと。 行く時はどっかで何かくるまれるもの、 探して行くね。 みんなに無理はしないように、って伝えて。 いってらっしゃい。
[すぐに終わると思っていたのに、 時間はどんどん過ぎていく。 保健室に女子で固まるとしても、 この人数分のベッドは無いだろう。 伝言を頼んで、教室を出る彼女を見送った。*]
(176) 2018/08/24(Fri) 19時半頃
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[それからどれくらい時間が過ぎただろう。 いろんな人が教室に戻って、また出て、 行動を繰り返していくのを見送って、迎える。 時々、いってらっしゃい。おかえりと伝えては、 また顔が見られたことに安堵した。 またひとり、クラスメイトを見送って 肩の力を抜けば、鳴き声が耳に届く。]
……さくら。
[ああ。そういえばいたっけ。 教室の片隅の鳥籠に近づけば、キョロキョロと首を回す。 その様子が滑稽で、少しだけ笑った。]
(177) 2018/08/24(Fri) 19時半頃
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似てるね、わたしたち。 名前に花と、囲われてる鳥で。
[学習した鳥はたとえ外へ放しても、 自分からケージに戻るのだという。 ごはんと水があって、安全なところだと知ったからだろう。 わたしも、それは同じ。 危ないことをわざわざする必要が無いから、しない。 けれどそれは、ここでは通用しないんだろう。]
[スマホを取り出して、最初に来たメール>>0:5を開く。 何度見ても文面は変わらない。]
……。
[タップして、画面を切り替える。]
(178) 2018/08/24(Fri) 19時半頃
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SUB:Re:こんにちは。
こんにちは。 届いています。けれど分かりません。 あなたの話が聞きたいです。 あなたがわたしをいい友達と思うなら、なおさら。
わたしはあなたに、何かできますか?
(179) 2018/08/24(Fri) 19時半頃
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[圏外の表示を視界に捉えたまま、 届くはずの無いメールの送信ボタンを押す。]
とりあえず、これでよし。
[送信結果は、…いや。今日見るのはやめよう。 得体の知れないメールに反応が返ってきたら、 しばらく様子を見て、そして――]
(180) 2018/08/24(Fri) 19時半頃
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[裏切ってあげる。
この世界を壊して表に出て、 わたしのこと、ブン殴りたくなるぐらい、盛大に。]
(181) 2018/08/24(Fri) 19時半頃
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[それがわたしにできることなのか、 それはまだ、正直全然わからないけれど。 なんせ、喧嘩を売るなんてこと、 ほとんどしたこと無いんだから。
はじめての感覚に、軽く身震いした。*]
(182) 2018/08/24(Fri) 19時半頃
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― 現在・教室 ― ……。 気が向いたら何か作っとく。
[開いた口は何の言葉も発せずまた閉じる。 小さな子供の頃>>1:166を思い出す。 願いごとの体裁を作らない湾曲な言い回しに、 子供の頃のわたしは首をかしげて 「うん?」と言うだけだったけど。 多分、いらなくない、とか、言いたいのかもしれない。 無音に湾曲な要求と逡巡を感じて、 けれど指摘はせず、そう口にする。]
(183) 2018/08/24(Fri) 19時半頃
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[成長するにつれて、やることが増えて。 大事にするものも、優先順位も変わっていった。 彼がひとりで外を出歩いているのを見た日から、 遊びに誘うのも徐々にやめていった。
もう、わたしが外に連れ出す必要は 無いんだって、思ったから。
わたしたちには二本の足と二本の腕がある。 強くなっていく身体で、どこにでもいけるから。 子供時代に別れを告げて、 それぞれ大きくなっていった。]
(184) 2018/08/24(Fri) 19時半頃
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うん。…いってらっしゃい。
[教室の中はがらんとしていて、 誰もいなくなるとそのまま、 消えてなくなっちゃうんじゃないかと思ったから。
その場に残り見送って、息を吐く。>>68**]
(185) 2018/08/24(Fri) 19時半頃
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――回想:教室を出る前―― 「結果は行動の後に出来るものでしょ? 例えば飛び込み自殺って、 最後の一歩が無ければ発生しないよ。 周りとか、いろいろ考える余裕が無くなっちゃったから、 ついやっちゃうんじゃないかな。わかんないけど。」
[――>>1:651仁鳥が話した言葉に、 そうかも、と、曖昧に頷いた、と、思う。 過ぎるのは勿論、過去に目の前で飛び降りた相手だ。]
「……ついですまされるもんじゃない、 てのはおいといて。
ま、おれも人の子だから どーでもよくなる時はあるよ。 ……どうでもよくなってしまえば 確かに死ぬしかないかなあ」
[一瞬、遠い目をした。]
(186) 2018/08/24(Fri) 19時半頃
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未練を晴らしてハッピーエンド、かぁ……。
(187) 2018/08/24(Fri) 19時半頃
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( …………楽しかった日々と 好きだったひとたちを閉じ込めて ……ハッピーエンド、じゃなければいいね )
(188) 2018/08/24(Fri) 19時半頃
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[……それから、食料の事を言っては 「また作んのか」と苦い顔をした弓木の様子が すこしおかしくて、 「まあまあ」と笑っていただろう。 ]*
(189) 2018/08/24(Fri) 19時半頃
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/* 独り言を書く余裕がゼロなんだが。 日夏君マジかー。 わたしそんなん知らんですよ、びっくり。
人身事故で電車が止まること、 から考えて話をしてたんだぜ。 はた迷惑な話しだ、って感じるだろうなって。 (田舎は人身事故はめったにない)
(-26) 2018/08/24(Fri) 20時頃
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/* あっ、人じゃなくて鹿とか猪は!たまに!
(-27) 2018/08/24(Fri) 20時頃
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―― チャイムが鳴る前 ――
[どーも、といって去っていく桜ヶ台を、 ヨスガは少し困ったように見ていた。
なんだか、怒られているみたいだ。 どうしてなのかはわからないまま、 ”拗ねている”と察することはないまま。>>78]
(190) 2018/08/24(Fri) 20時半頃
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当面の宿とか探そう。 レン君のご母堂が捜索届けをだすまで逃げんだよ。
[とか楽しげに現実感のない計画を練った後、]
はは。 ……一色さんにフられたら 一日くらいは愚痴をきいてやることにしよう。 がんばれ死者かっこかり。
[笑い飛ばしてやった。]
(-28) 2018/08/24(Fri) 20時半頃
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わはは。なんで配慮しなけりゃならんのだ。
[さっきから親しくないっていってんだろ、>>55と ヨスガは笑ったまま、 阿蘇に向けていた手を降ろした。
それから、すっとその笑みが弱くなる。 瞬き、困惑するようにへらへらした阿蘇の笑みを見た。]
お、おお。そっか。 努力はしようではないか。
(191) 2018/08/24(Fri) 20時半頃
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[―― ” らしい ”って何だ?
まともに考えると気が狂いそうだったから、 苦笑だけを浮かべて
それを掘り下げる前に、階下に血の徒花が咲く。*]
(192) 2018/08/24(Fri) 20時半頃
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――チャイムが鳴った後――
[たどり着いた場所は、音楽室だった。 上も下もわからない。
ただ、眩暈と吐き気を堪える。
噴き出した汗を拭うこともせずに、 まるで生きるために息を整えるように、 必死に肩を揺らす。
――こんな風に自分が取り乱すと思っていなかったから もしかしたら、まだおれって俺らしかったのかもなあ、と 意味のわからないことを考えて、笑って、 また吐きそうで口を押さえた。]
(193) 2018/08/24(Fri) 20時半頃
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[もう、お前は死んでしまっていない。あんなところで壊れているマネキンがお前であるはずがない。学級委員長はそんなふうに取り乱さない。お前はこんな風にあわてない。今後のことをきちんと皆と話し合わなきゃいけない。そんなことしてられない無理だ。落ちた死体だけは駄目だ。どうしてそんなに不完全なんだ。]
(194) 2018/08/24(Fri) 20時半頃
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(……しっかりしなきゃ。)
(195) 2018/08/24(Fri) 20時半頃
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[追いかけてくる誰かに気づけないまま どれくらい時間がたったのかもわからないまま
(実際は、そこまで時間は経っていない。 桜ヶ台がこつん、と扉を叩いた頃合に)
ヨスガは顔をあげて、 けほっ、といくらか咳き込んだ。 甘ったるい声がする。心配してくれたのか。 ――……それは、申し訳ないことをした。
桜ヶ台だってここに閉じ込められて不安だろうに、 と、勝手に思った。勝手な思い込みだ。
ヨスガは困ったように眉を下げた。]
――だ、 いじょうぶ。 ちょっと驚いた、だけ。 誰が死んでたのか――わから、ないけど ――すこし、息を整えたら、 そちらにいこう。
(196) 2018/08/24(Fri) 20時半頃
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[ガチガチと鳴る歯を、ぐっと、噛んだ。 笑おうとした。声が震えた。
桜ヶ台が扉をあけようとするなら、 こんな醜態をみせないように 扉を、とざさなければならないのに。]
……、大丈夫だよ 見ないでくれると嬉しいんだが
[けれど、入ってくるというなら。 そのまま扉はあいてしまうから、 その時は、 困ったように桜ヶ台を見るのではないだろうか。 弱弱しい笑みをはりつけて*]
(197) 2018/08/24(Fri) 20時半頃
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──現在/一階──
……じゃあ、 なんでこんなことなってんの。
[ って、空木は言う。不機嫌そうに言う。
阿蘇>>164の言うことは最もであったが、 じゃあなんでこんなものがあって、 安藤はどこにもいないんだ。と思う。
自分はそんなに薄情なやつだったか。 友人内心でそう思っている>>164ころに、 空木はおんなじようなことを思った。 思ったけれど、空木は否とは言えなかった。
明らかに、空木の抱えているのは心配ではない。 一体これはなんなんだ。って、苛立ちだ。]
(198) 2018/08/24(Fri) 21時頃
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[ 庄司は、現実に帰った。>>120って言った。 それにも空木は、なんで? って思う。
は? こいつひとりで? って、 理解できないって顔をして、立つ。
立っていた──けど、 唐突に腕を掴まれる感触>>165に、 空木はすっかりいつもの調子で、]
えっ? あっ……日夏。うん。おお。
[ そうだな。って、空木は頷く。 ──そうだったなって、そういう風に。]
(199) 2018/08/24(Fri) 21時頃
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……あいつら、どっち行ったっけ。 おれ、全然心当たりねえ。どうしよ。
[ とっさのことで、記憶が曖昧だ。 空木はそう思う。どっちに走ってったっけ。
わからないけれど、わからないなりに。 或いは、阿蘇が導いてくれたのか、はて。
只管に”心配だ”>>165って顔の友人に、 付き従うように歩き、二人を探す空木は、 なんだか少しばかり、居た堪れない。*]
(200) 2018/08/24(Fri) 21時頃
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―― 恵まれている ――
[ここではない、少しだけ離れた町で ある夏、3人の中学生が続けて死んだ。
連続自殺の最後を見届けた生徒は 幼い頃から養護施設にいた親なしであり それを哀れんだ自殺者の遺族が 親なしのその子を引き取った。
そういう、 新聞の一部には載りそうな美談がある。]
(201) 2018/08/24(Fri) 21時半頃
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――思考――
[さて、”らしい”とは何だろう。 考えてもわからないから、 悩みにすらなりえないそれを、いつか掘り下げた事がある。 まず俺が俺らしくなくなったのはいつからか?
元来、暗いくせに何を考えているかもわからない 手のかかる児だということは言われていた。
少なくとも養親ができる前は―― ――養護施設に入っていた頃は
林檎より苺が好きだったし、 勉強より娯楽が好きだったし、 施設を抜け出して 隣町に遊びにいくくらいには突飛だったし 真面目さよりも、不真面目さを尊んでいたから まあ、そうなのだろう。]
(202) 2018/08/24(Fri) 21時半頃
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「やあ、そこの君。 うちの部活に入ってみないかい?」
[……あいつに出会って、演劇に触れて、 全うな人間みたいな顔して生きるの、楽しいな、って それまでは、俺は俺だったはずだけれど。]
[…………上下関係。 役の取り合い。 陰湿ないじめ。 犯罪。 果ては、自殺と後追い。
詳しくは記さない。
(あえていうなら、 首吊り死体と飛び降り死体は二度と見たくないとだけ。)]
(203) 2018/08/24(Fri) 21時半頃
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[色々あったあと遺された俺を、 やっぱり遺されたあいつの両親が引き取った。 俺があいつの友達だと知ってか知らずか、 それこそ聞いたことはないから知らないけれど。
らしさ、って何だったのか わからなくなったのは、そのあたり。]
(204) 2018/08/24(Fri) 21時半頃
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「施設の子供に養親ができるのはめぐまれたことですよ。 これから、ご両親に感謝しましょう」
[施設から養親の家に移るとき、 施設の大人がそういっていた。 なるほど、俺は恵まれているらしい。
―ーたとえば家のところどこにある写真の 夫婦の間に入って笑う子供が”あいつ”だったとしても? 受験する高校を、 ”あいつ”が志望していた所にしようといわれても?
そうだな。とっても恵まれている。 そう思う以外になかった。
学校にいかせてもらえ、食事を与えられて、 親として接してもらえている。 ごくふつうの生活ができている。 ――とても恵まれている。]
(205) 2018/08/24(Fri) 21時半頃
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[ある時、 俺に常々「おれの心はわからなくていい」といっていた あいつの気持ちを理解したくて、 せめてあいつの真似をしてみた。
好きじゃない林檎を「だいすき」と言ってみた。
養親は、とても喜んだ。 それが、はじまり。]
[それ以外にどう在ればいいかわからなかったから あいつに挙動を寄せてみることにした。
例えば学級委員長に手をあげてみることだとか。 真面目になってみることだとか。 できるだけ勉強に時間を割いたりだとか。 あの変な喋り方だって真似してみた。]
(206) 2018/08/24(Fri) 21時半頃
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[いつしか、 苺より林檎が好きになっていた。 勉強を尊び、真面目であることを良しとするようになった。
あいつの真似をして繋がった縁もあった。 学級委員だとか。 その輪の中で、委員の仲間が楽しそうであれば嬉しかった。
けれどそれは本来の俺がもっていた性質ではない。]
[ここまで来ると何が俺らしいのかわからなかった。 あいつの真似なんてしてもあいつの気持ちはわからない。 気づくには俺は愚鈍すぎたし、遅すぎた。 ――なんにもなかった、と、言い切ってしまうには 高校生活で繋がったえにしは、楽しくて、嬉しくて 養親に恵まれてさえいるのに、 やっぱり、心の中は空っぽだった。 心が空っぽだと思うことがひどく申し訳なかった。 自分が不出来なせいだと思うしかなかった。]
(207) 2018/08/24(Fri) 21時半頃
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(――夜の間だけは 別にそんな俺の事情も知らない野良猫がいて それなりに息ができた、なんて 野良猫は知らないだろうし いわれたって 困るだろうから 言わない。
たとえそいつにとって 俺がなんでもない存在だったとしても 勝手に恩を感じてるだけ。)
[らしい、って、なんだろうな。と思う。 真面目な委員長を演じてるんだから 真面目な委員長みたいにみえるのが ”らしい”んじゃないかな。
人の心もわからないが、 自分のことはもっとわからなかった。
……悩みってなんだろうな。*]
(208) 2018/08/24(Fri) 21時半頃
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/* そう! 俺はレン君とネタ被りを起こしていたのだよ!!!!
かいとかないとPLがわかんなくなりそうだからかいたってだけで早急の解決とかされたいわけではない。
(-29) 2018/08/24(Fri) 21時半頃
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―― 現在 / 1階 ――
そう遠くは行ってないだろ。 校舎の中だし。 ……だぶん、めいびー。
[どうしよ、と>>200 空木に問われれば、その語尾はどんどんと 弱々しいものへと変化してゆく。
こんな狭い校舎の中で、安藤は消えた。 誰も見ていない。あるのは、血塗れのマネキンだけ。
胸の内に、嫌なもやもやが広がってゆくのを感じた]
(209) 2018/08/24(Fri) 21時半頃
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[空木の腕を引きながら、 ずいずいと1階の廊下を歩いてゆく。
華やかな文化祭の飾りつけを尻目に、 ただ、すぐ横にいる友人の様子が おかしいということだけ肌で感じていた。
―――空木。なにをそんな苛立ってんだよ。 違う、違う。喧嘩を売ってどうする。
―――すっげー不安だよな。どうなるのか。 いや、逆に不安を煽ってどうするんだよ。
場違いに陽気なBGMの中で、 会話の脳内シミュレートはどうにもうまくいかない。
結局のところ、いつもの調子で]
(210) 2018/08/24(Fri) 21時半頃
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楽しかったよな、文化祭。 阿呆みたいに騒いで。王子さまなんてやって。
[なんて、空木の目を見ずに言うことしか 俺はできなかったんだ]
……あの遺書を書いたやつの気持ち、 すげー分かる。 俺も戻りたいもん。文化祭に。
[ふと、思い立って。立ち止まる。 空木の腕から手を離し、 両耳につけていたピアスを、全て外すと]
(211) 2018/08/24(Fri) 21時半頃
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これ、持っててくれるか。 おまえの方が似合うと思うし。
[そう言って、「ん」とピアスを空木に差し出した。 王子さまがこんな派手なピアスをしてるわけないだろ。 なんて、俺は嘯くのだろう]*
(212) 2018/08/24(Fri) 21時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/08/24(Fri) 21時半頃
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/* さとくんはわかんないけど 残留組だいたいアイデンティティの危機みたいになってておもしろいなっておもってる。 もしくは、学生という題材と自分らしさが結びつきやすいのか。 後者かな。
(-30) 2018/08/24(Fri) 21時半頃
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/* お祭りがどこまで進んだのか把握してないひと手ェあげてー
はーーーい!!!!!
(-31) 2018/08/24(Fri) 22時頃
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/* おれにわかるのはエージくんがかわいいということだけだ。
(-32) 2018/08/24(Fri) 22時頃
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― 階段 ―
[ 一色さんがすがりついてきました。>>167 わたくしは驚きつつ、開いている方の手で わたくしの腕を掴んでらっしゃる手の甲を撫でます ]
わたくしはおちついています。 一色さんの方こそ落ち着いてください。
わたくしが死んで悲しむ人…? …ふふ、いるわけありません。
[ わたくしを売ったおとうさま、無関心なおかあさま、 使用人たち、外側だけが必要な婚約者、 そして、このような状況になると分かって わたくしを置いていったおにいさま。 悲しむとして、それは『封都の娘』が いなくなったことでしょう。 『わたくし』ではないのです ]
(213) 2018/08/24(Fri) 22時頃
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こころが死んでいくのに、 体だけ生きているのは苦しいでしょう? でしたら、一緒に殺した方が、 きっと楽になれるのです。
一色さんも、そうではないのですか? 理不尽な力で、 自分の尊厳が潰されていくことから 逃げたくはなりません?
[ わたくしはこの先も続くことから逃げる方法を、 ただ、試したいだけなのです ]
(214) 2018/08/24(Fri) 22時頃
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[ 一色さんの後ろから庄司さんが 死んでも現実に帰るだけ、とおっしゃいます>>174 ]
…そう、ですか。 こちらで死ねないのはともかく、 予行演習、のようなもので、 帰ってしまっては困ります。
[ 現実、と目を伏せて考えます]
(215) 2018/08/24(Fri) 22時頃
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[ 上から振り下ろされる大きな拳。 押さえつけるためにのばされる長い腕。 のしかかる重い身体。
わたくしは長い繰り返しで学習しています。 抵抗せず、声も出さず、怖くても表情を変えず、 心を殺してしまうことを。
それがいちばん、はやくおわる、ということを ]
(216) 2018/08/24(Fri) 22時頃
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[ 現実なんて、壊れてしまえばよろしいのに ]*
(217) 2018/08/24(Fri) 22時頃
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― 回想・パンケーキ ―
ああ、あれ。驚いた。
[庄司さんがジュースを、と話しに来た時。 わたしは内装班の会計処理で不在だった。 教室に戻ったら多量のジュースを抱えた庄司と、 なぜか一緒にいた弓木に驚いた。 幼なじみが少しずつ人に心を開いてきているのは、 気のせいじゃないと思いたい。]
ん?いいよ。…って、こっち?はい。
[焼き上げたパンケーキの乗ったスキレットを渡し、>>107 薄く広げたパンケーキを途中から交代して焼いていく。]
(218) 2018/08/24(Fri) 22時頃
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本当はそれ、絵本だとカステラなんだけどね。 直前に砂糖足して誤魔化して、 カステラみたいにならないかなーって。 パンケーキとカステラ、 材料一つで2種類出来たら良いなって。
[セコい考えだ。知ってる。 さっきより薄めのパンケーキ焼き上げて、 さて、どうするつもりだろう、と思うけれど。 とりあえず、お店の様に3つ縦積みをいくつか作る。 出来た、の声>>110に視線を向けた。]
あ、かわいい。イソスタ栄えしそ。 コスト高くなるのはネックだよね。 失敗すると出せないし。 これは庄司さん限定かな。
[お皿ではなくパンケーキに書いたガラは、 力加減を間違えると突き刺した跡を残しそうだ。]
(219) 2018/08/24(Fri) 22時頃
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[やがてやって来た庄司さんは、 なんだかうれしそうに見えて。>>1:378 だけどわたしは、]
それカステラって言って誤魔化せるかな…
[なんてことを庄司さんに、 神妙な顔で聞いたのだった。*]
(220) 2018/08/24(Fri) 22時頃
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/* ところであかねちゃんはエージくんのとこにいかなくて大丈夫かいな
(-33) 2018/08/24(Fri) 22時頃
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/* サト君にいえることは「おまえが死ぬならおれも死のう」くらいだ……。 ってか、たぶん、 どこかにいっちゃうのがいやなんだろうなとか。 金で心を満たそうとしてるから、 それじゃ満ちないんだろうなって。
それがひとりがそばにいることで満たされる悩みなのか それとも親しく思ったみんながいないと駄目なのかでまた対応が違うんだろうと思ってるが あってるかはわかんない
そもそもサト君に指名された理由はわかんない。 首輪つけよっか。
(-34) 2018/08/24(Fri) 22時頃
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/* レン君と一色ちゃんはほんとがんばれがんばれってきもちでみちゃう みちゃうからレン君つついたの ほんとごめん
(-35) 2018/08/24(Fri) 22時頃
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/* 封都さんはほんまなーーーー おにいさまーーーーって感じ……
ナナミがね、めちゃくちゃかわいいから、使いたかったんだけど。 女の子にしてたら性関連悩みにしたかなあ。 女の子キャラだとやりやすそう。
ああでも見てるだけで心が痛むからやれないかもなぁ。 心が男な女の子をやりそう。楽しそう。
(-36) 2018/08/24(Fri) 22時頃
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/* ところでみんな睡眠とかどうすんの おれはかんがえてない
(-37) 2018/08/24(Fri) 22時頃
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/* そういやさとくんを猫っぽいっていったのは 世話してくれるひとが不在がちになった家猫がめちゃくちゃ人なつこくなったのを見たことがあるからである。 でも普通ならわんこだよね、さとくん。
(-38) 2018/08/24(Fri) 22時頃
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― 回想・受験の話 ―
なるほど。でも出来るでしょ。 奨学金は結構通りやすいって先輩に聞いたよ。
[話される大学のこと>>46に相槌を打つ。 その言葉の裏で考えることなんて知る由も無い。 どこか驚いたように繰り返し聞く>>47から、 思わずつっこみを入れてしまう。]
いやそこは受かるって言うとこ。 行くよ?果物好きだし。 兄弟連れてくよ。兄か弟かわからないの二人。
だよね、安藤くん。
(221) 2018/08/24(Fri) 22時頃
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[「知らねぇよ、何の話だよ!?」 とツッコミを入れる安藤くんに、はっはっは、 と、わざとらしく笑う。 調理班の馬鹿みたいな兄弟ごっこを 知っているかどうかはわからないが。]
ま、そんなことより勉強しなきゃね。 お医者さん、なりたいんでしょ。
[曖昧な約束は叶うかわからないし、 そもそもこれは受験への発破かけ。
内心の諦めなんて知らず、笑った。*]
(222) 2018/08/24(Fri) 22時頃
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──現在/1階──
……結局テキトーじゃん。 ま、こっから出られねえんだろ。 そしたらそのうちたどり着くよな。
[ たぶん、メイビー。 自分に言い含めるように、反復する。
歩みを共にする友人も、 そりゃあ、落ち着かない素振りではあるが、 日常に近いトーンで言葉を交わして、 空木も少しは落ち着いた。
弱々しくしぼんでった言葉>>209に、 鼻に皺を寄せて、楽観的な言葉を吐ける程度には。]
(223) 2018/08/24(Fri) 22時半頃
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[ しんしんと雪の降る夜を迎えれど、 明かりを絶やさない校舎で、 友人に腕を引かれながら歩き回る。
奇妙な状況ではあるけれど、 空木も阿蘇もここにいるんだから、 ここでできることをするしかないのだ。
と、空木は思う。順応、という言葉が過る。]
(224) 2018/08/24(Fri) 22時半頃
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[ ここが閉じ切った校舎である以上、 日夏の行き先に心当たりはなく、
空木は心の中でこっそりと、 きちんとすかさず駆け出した桜ヶ台が、 ちゃんと日夏に追いつけたことを願う。
冬の廊下は、冷たくて寒い。 そこは現実なんだな。って空木は思う。]
……は? ああ、うん。なんだよ急に。
[ 阿蘇の言葉>>211は、やはり唐突だ。 あんまり突然なことだったから、 空木はちょっと驚いたような顔をする。]
(225) 2018/08/24(Fri) 22時半頃
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……楽しかったよ。うん。 文化祭、終わっちゃったんだよなあ。 おれ、学校行事にあんなまじめに参加したの、 たぶん、最初で最後だし。
……ばかまじめに王子さまやってたのは、 おまえだけだから、そこは忘れんじゃねえ。
[ 当日、せっせと裏方で、 料理やドリンクの準備をしていた空木だ。
「ま、それなりに似合ってましたよ?」って、 鼻で笑いながら、言ってやる。
そこまでは、ただの懐古で感傷だ。 卒業式にでも交わしてそうな、 ありがちで、セーシュンっぽい、会話だ。]
(226) 2018/08/24(Fri) 22時半頃
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[ 分かる。って、阿蘇は言う。 空木はそれに、なんにも言えない。
兄(嘘)に似たせいか、 空木はどうにも言葉の扱いが下手なのだ。
じゃあ、おまえなの。あれ書いたの。
そういう言葉をそのまんま紡ぎそうになって、 うまい具合に成形しようとしているうちに、
阿蘇はぱたりと立ち止まって、 なにやらごそごそと自分の顔の周りを触る。]
(227) 2018/08/24(Fri) 22時半頃
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……なにそれ。
[ 差し出されたピアス>>212に、 空木はとっさにそう言った。はあ。って具合に。
しばらく、その掌の上のものを見つめて、 思い立ったって風に、しみじみと言う。]
──形見分け。みたいなことするんだな。
[ じっと、その目に視線を注ぐ空木は、 笑ってはいなかったんだろう。真顔だ。
真顔のまま、ひとつ、ふたつと、 その掌から小さな金属を受け取って、 慣れた手つきで、両耳の穴にさしこんでいく。]
(228) 2018/08/24(Fri) 22時半頃
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少女 Aは、メモを貼った。
2018/08/24(Fri) 22時半頃
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[ 覗き穴に使えるくらい、 広げてやろうとしていた穴に、 阿蘇のピアスは少しゆるいくらいに、 あっさりと沈んでいく。ぶすりと。
あいにく、空木の耳たぶには、 ふたつしか穴が開いていないから、
形が合わねえんだよ、と。 小さく毒づいて、空木は残りを手に握った。]
……これでいーかよ。
[ 重いな。と思って、空木は尋ねる。
派手なピアスは、重い。 首を俯かせたくなるくらいに。]
(229) 2018/08/24(Fri) 22時半頃
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……おまえ、自分が書いたのかも。って、 思ってたりすんの、アレ。……遺書。
[ 少し、言い淀んで、空木は言った。
うん。って言われたらどうしようとか、 なんにも考えてはいなかった。
例えば、死にたいと言う友人がいたとして、 それを引き留めていいものかも、 正直なところ、空木にはわからなかった。]
──共感するほど、その、おまえ。
[ 死にたかったのか。と、空木は問う。*]
(230) 2018/08/24(Fri) 22時半頃
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……8時50分。 夜にチャイムって、鳴らないはず。 朝も確か、似た時間だった。 ……タイムリミット?
[腕を組みしばし思考するが、正しい答えに辿り着けない。 いろんな人たちが出入りしていった場所へ歩み寄り、 扉をじっと見つめる。]
今なら実験可能、か。 ……。
[戸に手をかけて軽く引けば、廊下の音楽が教室に流れ込む。 息を吸って、吐いて。 一歩、前に踏み出して扉から手を放し、振り返る。]
[扉の向こうの教室に変わったところは見られない。]
……。
(231) 2018/08/24(Fri) 22時半頃
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[戸に手をかけて、しめてみる。
(いち、に、さん……)
たっぷり60を数えて振り返り、 また扉を開けて中に入る。]
……うん。無人になると教室が消える。 とかは起きないね。 完全に固定されているみたい。
[また、3年5組の教室から出て、 隣のクラスとの境目に手を触れる。 違和感のあるつなぎ目とか、 そういったものは感じられない。]
(232) 2018/08/24(Fri) 22時半頃
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[不快感、気味の悪さ。 それは確かに抱いているけれど、思ったよりも驚きや悲しみ、恐怖が沸き上がらない自分に驚く。
恐怖とは、自らの生命を脅かす可能性のあるものに対し、 警戒を促すための防衛反応である。
ならば、やはり、ぼくはそうは思わないのだ。
“死”はもはや、恐れるものじゃない。]
(233) 2018/08/24(Fri) 22時半頃
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[>>100空木の問いに、どう答えていいか分からなくて、 ただじっと足元でねじれる人形を眺めていた。 さっき持ち上げられた時、血の出所が見えた。>>99 ならば、この安藤っぽい何かを解体すれば、仕組みが分かるのかもしれない。 ……とまで考えて、実行する勇気がないので言わずにおいた。
さて、この騒ぎに人が集まって、そしてそれぞれの動揺があって、 思い思いに解散して、なお、ぼくはここに佇んでいる。
この場には、誰かが残っていただろうか。 残っていたら、その人に向かって。 残っていなかったら、独り言のように、ただ呟く。]
(234) 2018/08/24(Fri) 22時半頃
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……さくらさん。
[隣は文化祭仕様の教室なのだと言う。 じゃあ、そちらの教室にも、 あのクラスペットはいるのだろうか。 右、左と周囲を見回して、該当のクラスの位置を把握。 静かに扉を開けて、中へ足を踏み入れた。*]
(235) 2018/08/24(Fri) 22時半頃
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……この安藤っぽいの、片付ける。もしくは隠すか。 流石に、放置してたら目に毒でしょ。
[場所が場所だから、そのままにしておくのは居たたまれない。 別に、この血まみれの人形を安藤に見立てて、供養してやるつもりなんてないし、 もしここがどこかの部屋の中なら、丁度いいから安置すべきとまで思っただろうけど。
誰もが行き交う階段の前に、この赤黒い痕跡は、いただけないだろう。
誰もやらないのならぼくがやる。 それは当然のことだ。庶務だしね。雑用だしね。]
(236) 2018/08/24(Fri) 22時半頃
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―回想:お祭り―
[もごもごと激辛焼きそばを頬張る黄楊が 何を言っているのかは聞き取れない。 それでもこくこくと頷いているのは良く分かったから 乃歌はすぐさま屋台へと走る。]
焼きそば、好きなんだねぇ。 それとも辛い方が好きな感じ? 私、辛いの全然ダメだから羨ましいなぁ。
[はい、と紙コップに入った水を差し出す。 ついでに、だばだばと滝のように流れる涙>>1:655に クマの刺繍が施されたハンドタオルを押し当てておいた。 それでもやっぱり目は合わなくて 乃歌は何処か気まずそうに笑ったことだろう。]
(237) 2018/08/24(Fri) 22時半頃
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[ふと、視線を感じて振り返る。そこには神社があるだけだ。 気のせいだろう、と乃歌は再び縁日の屋台へ踵を返した。
カシャリ。 何処からかスマートフォンのシャッター音が聞こえた。*]
(238) 2018/08/24(Fri) 22時半頃
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— →保健室 —
[……そして真っ先に向かったのが保健室。 シーツか何かがあるだろうし、マネキンを隠すのに借りようと思った。
が。 ドアに貼られた「男子禁制」の魔法のお札に睨み付けられて、 ちょっと考えたけど、結局すごすごと退散することになっただろう。*]
(239) 2018/08/24(Fri) 22時半頃
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/* お祭り、休憩、パンケーキ、本屋 というやることリストを見て、どこから手をつけたものかとくらくらしている。嬉しい悲鳴!
(-40) 2018/08/24(Fri) 22時半頃
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[実のところ、この庶務にはそれしかやれることがなかった。
流血するマネキンを見てトラウマを刺激された同級生にかける言葉は、何も思いつかない。 死ねば良いのだと何かに気付いて笑んでいた同級生を引き止める術も、持っていない。
この耳には届いていたのに、気付かないフリをした。
黄楊 靖利は、級友のことを何も知らない。 知る機会がどこかにあっただろうか。 聞き出そうという気概で付き合ったことが、あっただろうか。 この、短い1年の間。]
(240) 2018/08/24(Fri) 22時半頃
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[既に出来上がった物語を外側から見ている感じ、 ……と例えるのが適切かどうかは分からない。
なぜならば、 本当の雑用係は自分のことを雑用だとは称しないのと同じように、 本当のモブは、自分のことをモブだと思おうとすらしていない。
それが、ぼくの持論だった。*]
(241) 2018/08/24(Fri) 22時半頃
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/* としくんかわいい
(-41) 2018/08/24(Fri) 22時半頃
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/* 庄司さんにめっちゃ喧嘩を売るスタイル(&傾向が被ってごめん
(-42) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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――回想:祭り――
[弓木も空木も楽しそうで、 普段そういうことに参加しない仁鳥でさえ そわそわと祭りに参加するものだから。 調理班勢ぞろいだなあ、と 心の中で微笑ましく思っていたものだ。]
(242) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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千円で何が買えるだろうな。
[普通の少年漫画の、新刊なら二冊ぽっち。 ほどほどにきりつめた昼飯でも二食分。 新しい服や靴を買うには足りなくて、 菓子を買うならそれなりの額。>>142]
千円分のくじ? そりゃ、いい。 何がでるかわからないってとこに浪漫を感じる。
[わはは、と笑いながら、相槌をうつ。 的動かして、という空木を「こら」と𠮟ったりした。 奢る側である委員長は 射的ゲームには正式に参加はしていないが 点数を計るならば、5(0..100)x1であっただろう。]*
(243) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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――わはは!当たらんなあ!
[それ以上何もいわず、目をそらした。 のび●のような射撃の才能はなかったようだ。*]
(244) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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―― 現在 / 1階廊下 ――
……たはは、形見分けって。 おまえも日夏みたいに、俺を殺そうとするんだな。 そんな不吉なこと言うなって。
[珍しく真顔で返す空木>>228に、 俺はへらりと笑ってやるんだ]
ただ、ピアスしない方が 俺らしいかなって、そんだけ。
[あっけらかんと言って、それから]
(245) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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―― 回想:休憩 ――
[パシられている疑惑を否定したというのに、 へー、と返事した弓木君は、>>34 次の瞬間私のことを“パシられるのが好き”と>>35 形容しました。]
違うよ!?
[調理班のみんなの名誉のために、 もう一度私は否定します。 それから少し考えて、言いました。]
私は、変わってないよ。
(246) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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[私が変わっているわけがありません。 何しろ私は、“その他大勢”のモブ、 印象に残らない、景色と一体化できる人間ですから。]
でも、頼みごとをされるのは好き。 自分がここにいてもいいんだって思えるから。
[頼みごとをされれば、役割があれば、 自分にも居場所があるのだと思えました。 その場所にいてもいいのだと思えました。 舞台にいることを許されるために、 私には役割が必要でした。]
(247) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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[弓木君が私のことをどう思っているかは知りません。 けれど、その心の内を知ったなら、>>36 当たってる、と笑うでしょう。
特段変わったことのない、普通の、 同級一人一人と変わらない、 町行く世間の人間と変わらない、 変わらない、変わらない、変わらない。
何の変哲もない平凡な、印象に残らない人間。 変わらないゆえにいくらでも代わりがきく人間。 それが、庄司 夜子という人間でした。]
(248) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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そのピアス。 もしも俺が返してって、このあと言ってきたとしても 絶対に返さないでくれるか。
せっかくの決意が、鈍りそうになるから。
[だから、誰でもなく、空木に渡そうと思ったのだ。 毒つきながらも、律義にピアスをつけてくれた空木に]
おー、似合う似合う。
[なんて手をぱちぱちと叩いてやった]
(249) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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/* COCならクリティカルなのウケるからやめてほしい
(-43) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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[それから空木が紡いだ言葉>>230に、 それでも俺は、へらりとした表情を崩さなかった]
ぶっちゃけ、あれ書いたの 俺じゃないのかなって。最初は、そう思ってた。 今は違うのかなって思ってるけど。なんとなく。
[いつものように、軽い調子で答えてやる]
共感するほど、死にたかったよ。 今も死にたいよ。正直なハナシ、さ。
[その言葉は、まるで現実感がなく 冷たく凍った冬の廊下へと響いてゆく]
(250) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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/* >>5<< めっちゃ笑って眠気飛んだ ありがとういいんちょ
(-44) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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[そうして、たくさんの飲み物を抱えて戻って、 弓木君を連れて戻った功績を称えられることになるとは、 夢にも思いませんでした。>>106>>218
そのおかげで後日パンケーキでもてなしてもらうことに なったわけで、なんだか申し訳ない気持ちがします。
私の無謀に呆れた弓木君が仕方なしに手伝ってくれたのに、 私がご褒美をいただいてしまっていいのでしょうか? 私はちらちらと、弓木君に申し訳なさそうな顔を 向けたのでした*]
(251) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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俺、母親とうまくいってないって むかし言ったことあっただろ。
父親が女作って家を出ていってからさ、 母親、おかしくなっちゃって。
それで無理矢理、こんな派手な格好させられてた。 俺、父親似だからさ。 寂しさを紛らわせようとしてなんだと、思う。
[努めて暗くならないように 明るい口調で、溜め込んでいたものを吐き出した]
(252) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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ぶっちゃけ、すっげーつらい。 死にたいくらいに。
(253) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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親しい人に相談しろ、って。日夏は怒ってた。 俺のためなんかに、怒ってくれた。
死にたいくらいに悩んでるクラスメイト 放っておけるほど、おまえは薄情者なのかって。 さっき、言われた。
[俺は、空木の腕を掴んだ]
俺はそんな薄情者じゃ、ない。 おまえも違うだろ、空木。
[じっと空木を見つめる]
(254) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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だから―――日夏を、探そう。
誰が死のうとしてる奴かは、分からないけど。 もしも俺以外の誰かだったとしたら、 それを放っておけない。
少なくとも、俺は。
[そうして、空木の反応を窺った]*
(255) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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──回想/夜──
[ ──慣れた手つきで、穴を埋めていく。
なんというか、小さな儀式のようなもので、 空木は、完成したホールには、極力、 ピアスをつけずに学校に行くことにしている。
別に、空木のそれに呪い──、 のろいでもまじないでも、その類の意味はなく、 ただ、もう好きでやっているだけのことだから、 つけてくるな。と言われて、つけないだけだ。
夜。ふらりと外に出る前に、 ひとつずつ穴を埋めていく。そういう夜もある。
別にそこに深い意味なんてないのに、 空木はそれを、なにかの儀式みたいだ。と思う。]
(256) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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[ ──そんな夜に、 仁鳥を見つけたことがある>>0:1042。
珍しいものを見た。って顔で、 空木はふらりと通り過ぎかけた公園の、 入り口から覗き込んで、
じいっとスマホを見ている仁鳥が、 教室でしてるみたいに、勉強してるのだと気付く。
夜に動いているブランコは少ない。
それに気を取られた空木だったから、 コンタクトをつけていてよかった。と思って、 空木は声もかけずに、近くのコンビニまで走った。]
(257) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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──仁花さん、こんばんは。 なにしてんの。こんな時間に。
[ そう、声をかけたとき、
当然、空木の手には勉強用具なんてなくて、 提げているのは、コンビニの袋ひとつだけだ。
ひょいと歩み寄ったとき、 案の定、勉強サプリが開かれてるのを見て、 なんだかちょっと、ちぇ。と思いながら、 空木は隣のブランコに腰かけた。
……空木の友人は、変わったやつが多いから、 受験生が夜に出歩くというのは、 ほぼほぼイコール塾の日。というのは抜け落ちてた。]
(258) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/08/24(Fri) 23時頃
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外で勉強すんの、好きなの?
[ とんと地面を蹴って、 空木はブランコを漕ぎ始める。
ぎいぎい小さく音を立てるブランコは、 思い切りよく漕ぐとかなりうるさい。 特に、夜は。静かな街によく響くのだ。
ということを、空木は知っている。 先日、思い切りたち漕ぎしていたところを、 近所のおっさんに怒鳴りつけられたからだ。]
(259) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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おれはブランコ漕ぐのが好き。
[ 大変だな。って思いながら、 空木は小さく、ブランコを前後に揺らし続けて、
そこでお勉強。をしている友人を、見ている。 ラッキーだなあ。と思いながら、見ていた。
思い切り背中を逸らしたら、 体を預けている板がぐらりと傾いて、 ぐわんぐわんと揺れる夜空がよく見える。
楽しい。と空木は思う。 少しの間、ゆるく風を切る感覚を楽しんでから、 空木はきゅっと地面を踏みつけて揺れを止めて、]
(260) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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―回想:文化祭の王子さま対決―
[普段の制服のスカートと異なった衣装を纏ったあかねは 背の高さも相まって、とてもかっこよくなっていたと乃歌は思う。]
チャーミング王子、っていうのかな。 白雪姫とか、シンデレラとか、 お姫様を助けてくれる王子さま。
だから、ちゃんとした名前はないんだけど、 こんな王子様が助けに来てくれたら、私は最高だなって。 そう思って、作ったの。
……頼むから、内緒にしてね。
[未だ夢見がちなのか、なんて笑われるのは恥ずかしい。 照れを隠すように笑って、 クラシックメイドに扮した乃歌は、恭しい礼>>85に 軽くスカートを摘まんで応えたことだろう。]
(261) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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これ、やる。夜食。
[ って、何気ないふりをして、 ちっぽけなビニール袋を差し出した。
入ってんのなんて、そこのコンビニで買った、 ちっちゃなエクレアひとつなんだけれど。
女子って夜に甘いもん食べんの? という疑問とのせめぎあいのせいで、 豪勢にいく。ということはできなかった。
なぜ。と問われたら、 空木はふふんと照れ臭そうに笑って、 にーちゃんごっこ。って言う。
それだけ。その夜は、なんだか平和だ。と思う。*]
(262) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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[はためく赤のマントの軌跡を目で追って、 そこで漸く、乃歌は 受け取ったコンシーラー>>84のふたを開けたことだろう。
人のものを使うのに抵抗はない。 むしろ乃歌の方が、受け取ったコンシーラーを見て 本当にいいの、と彼女に問いかけたのを覚えている。 このメーカー、かなり上等なやつだった気がする。多分。*]
(263) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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/* おまえは一色さんを探せよ!!!!!!!!!!!!!!!!!! とおこっているヨスガがいる
いやほんとごめんて 多角嫌いだから逃げたってのと 落下死体はまじで駄目だってだけなんだって わはは(めをそらした
(-45) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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― 回想:お祭り ―
[ 許可を取ったというと、皆様喜んでくださいました。 日夏さんの喜び方がいつもの芝居がかかった様子ではなく 素に近く感じられました。>>654
一緒にわたあめをという庄司さんには>>628 もちろんと頷きましたし、 桜ヶ台さんにも行けることになりましたと、 腕につかまって報告いたしました。
みんなでぞろぞろとお祭りへと向かいます。 考えてみれば、わたくしはこのように 級友と出歩くということもありませんでした。 とても新鮮で、楽しい時間でした ]
(264) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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[ わたくしは、もっと早く、 屈託なく楽しめる間に こういう時間を過ごすべきだったのです ]
(265) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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[ お祭りの会場が近づくにつれて、 わたくしは少しずつ顔色が悪くなっていきました。 夕方、薄暮、人の顔が、よく見えません。 大きな人とすれ違うたびに体が勝手にすくみます。 クラスの方でしたら、じっと顔を見れば 婚約者ではないと分かります。 けれど、この状況では 見知らぬ人と、婚約者を見分けられないのです。
薄暗くてよかったと思います。 顔から血の気が引いていることには きっときづかれないでしょう ]
(266) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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[ 入口近くの屋台で、わたあめを購入して、 食べることにいたしました。 上の方の袋を取るために 屋台のおじさまが手を伸ばしただけで 体がすくみそうになりました。
ふかふかのわたあめは口に入れるとなくなりました。 本当に儚い食べ物です。 憧れのわたあめを手にして、 お祭りはきらびやかで、 心浮き立つもののはずですのに。 わたくしは、それを心から楽しめなかったのです ]*
(267) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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/* 終末じゃない(ぬゆり)/悪魔の踊り方(キタニタツヤ)/命に嫌われている。(カンザキ)/命ばっかり(ぬゆり)/なのでぬゆりに戻ってくる感ある。
(-46) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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/*
書き始める前は普通に楽しむ気だったのですが、 考えてみればこれタイミング的にアレのあとじゃんってなったので軌道修正。みんな気づかずに楽しめばいいと思います。
(-47) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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/* ホストだったらみんな閉じ込めたいって気持ちになるからいらつくだろうな、ヨスガ。
(-48) 2018/08/24(Fri) 23時頃
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/* >>243からの>>244の日夏くんが最高すぎる。 って思ってたら過去軸に空木くん来てて。お前…マジで恋愛フラグ立てて後追いしてやんぞこの野郎…(乱暴)
(-49) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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―現在:階段にて―
[まるでおかしいのが乃歌の方であるかのように、 落花は縋りついた手を撫でる。 何かを悟ったような眼差しで微笑む落花は、 何故だろう。見知らぬ誰かのように思えた。
しっかりして、と、もう一度口を開きかけて けれど、喉が締め付けられたかのように、 言葉を発することが出来ない。
――“一色さんも、そうではないのですか?”
何も、答えられなかった。 きっと、引き留めていた手は、いつの間にか、 乃歌の方が縋っているようになっていた。]
(268) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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[逃げたい。 何時だって、そう思っている。
抵抗すら満足に出来ず、泣き叫ぶ声すら届かず ただ蹂躙される恐怖を、得体のしれない嫌悪を忘れられたら どんなに楽になれることだろう。]
(269) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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[俯く。夜子の穏やかな声>>173が聞こえる。 上へ向かう足が一度止まっただろうか。
乃歌の方は、少し薄くなった足跡に視線を落とす。 落花の穏やかな声が、頭の中で反響している。]
……一度、戻ろう?保健室に。
[頭を冷やそう、とか、話し合おう、とか。 そういう気の利いたことは何も言えず、 絞り出すようにその言葉を発したことだろう。
鉄錆の臭いが充満しているからか、 今にも、吐いてしまいそうだった。**]
(270) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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─── 現在・音楽室
[ 肩を叩いた時の連太郎の顔は、>>164 心ここにあらず、てな感じで、 事情も何も知らないけど、 此奴なりの悩みが、足を止めた。 そう思うことにして、呆れるのは止めてあげた。
でも、後悔すればいい、 ─── そう、思って、 一人で影を追いかけていた。 ]
(271) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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[ 扉を叩けば、咳き込む音がする。>>196 切れ切れな吐息と共に吐き出される言葉。 震えを隠せていない、その声。
大丈夫と宣う声を其の儘受け入れるなら、 感じたちいさな違和感を、 いつもみたいに無視をするなら、 アタシはこの扉を開くことはしない。 ]
……ヨスガ、大丈夫じゃないじゃん
[ ギィ、と音を立てて扉を開いた。 ]
(272) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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[ 此方を見上げる顔は、>>197 あまりにも弱々しくて、 とても下手くそな笑顔だった。 アタシは、何も言わずに彼の隣へと、 ぽすんと腰掛けて、両足を伸ばす。 ]
……あんなの初めて見たけど、 びっくりしたよね、わかる
[ 伸ばした足を山折りにして、 膝の上に顎を預けるように乗せた。 ]
(273) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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安心した、ヨスガも一緒で。 ……落ち着くまで此処にいるからさ、 ゆっくりと深呼吸してていいよ
[ すー、はー。と息を吸って吐く。
いつもの<スガも嫌いじゃないけど、 いまの<スガも嫌いじゃない。 女々しいとこも、怖がりなとこも。 ]
(274) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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/* 脳でセリフが音声付きで再生されんだけど 落花ちゃんの声が優しくて 催眠術とかされたら速攻堕ちそうな声しとる……
つかなんでこんなに眠いんだ 昨日台風で叩き起されたからか
(-50) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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[ 完璧な人間なんてどこにもいない ]**
(275) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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──現在/1階廊下──
……今のは、 遺書が”わかる”って言った直後に、 急に受け取れって言ったおまえが悪い、絶対。
[ たはは。って。
王子なんていうくせに、 阿蘇はへらへらとした笑い方をする>>245。
殺そうとはしてねえよ、とか。 日夏となんかあったのかよ、とか。
浮かぶ言葉はいくつかあったが、 いったん飲み込もうとして、ため息が出た。]
(276) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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……決意とか、 なんか言葉が不穏なんだって、おまえ。
[ ぱちぱちと手を叩かれて>>249、 空木はふんと笑ってやる。
たぶん、決意っていっても、 そういうことではない。ってことはわかるから、 いったん、本人が言う以上のことには触れず、 空木は「わかったよ」と言う。了承した。]
……王子さまぶるんなら、 ピアスより先に、 そのキンキンの頭どーにかしろ。
[ そっちのが似合ってねえし。って、 日常会話の延長みたいに、空木は笑う。]
(277) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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[ ──ところで、 他人の口から聞く「死にたい」の、 息苦しさといったら、彼は知っているのだろうか。]
……そ。
[ するするとなにかをひも解くように、 軽い口調にのせて、阿蘇は語る。
いろいろあんだな。って、空木は思って、 そうとしか、言えそうにもないのに、 その言葉が相応しくないということだけはわかる。
だから、苦い声で、空木は相槌を打って、 何と言えばいいのか。という顔をして、 耳にぶら下げた重いピアスに触れる。
とにかく。その口調はずるい。と、空木は思う。]
(278) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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[ ──なら、一緒に死んでやろうか。 ]
(-51) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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[ 口を開くタイミングを、空木は見失う。]
(279) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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[ 相変わらず空木は、苦い顔をしている。 は。と小さく息を吐いて、 空木にしては難しい顔をして、尋ねる。]
覚悟って、……や、いいや。なんでもね。
[ 阿蘇があんまり前向きなことを言うので、 空木の想像はたぶん、間違っている。
腕を掴まれて>>254、空木は躊躇う。 あついな。って思ったけれど、それが、 体温の話なのか違うのか、よくわからない。
違うだろ。って言われても、 知るかよ。って空木は思う。
少なくとも、おれは人情にあつい人間です。 と、名乗って生きてきた空木じゃあなかった。]
(280) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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[ ──だから、空木は小さく息を吐く。]
……うん、わかった。探そ、日夏。
[ シンプルにうなずいて、歩き出そうとする。
どっかにはいるはずだから。って、 扉を一枚ずつ、開け放していったっていい。
たぶん、そういう空木の表情も、動作も、 いたく感動した。というよりは、 ”わかったよ”っていう──、そういう温度だ。]
(281) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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[ 空木は思う。つってもさあ。]
……おまえ、自分のこと、どーすんの。
[ ひとの心配してる場合じゃなくね? って、空木は思う。本当に、思う。*]
(282) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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[ 裕福で身勝手で平穏な日々を重ねた空木は、、 自分をおもしろみのない男だとは思えど、 特別下等ないきものだなどと、 考えたこともなかったが、もしかすると。 それはとんでもない間違いだったのかもしれない。]
(283) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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―― 回想:パンケーキ ――
わあ!
[いそいそと足を運んだ私は、 可愛らしくデコレーションされたパンケーキに、>>109 私にしては珍しくはしゃいだ声を上げました。]
え、これ、空木君がデコレーションしたの? すごい、凝ってて可愛いね! 食べるのがもったいないくらい。 ……あ、そうだ。
[思いついて、私はスマートフォンを取り出します。 パシャリと一枚、記念撮影しました。]
(284) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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[恐る恐るナイフを入れて、 初めてのふわふわパンケーキをいただきます。 メレンゲで膨らんだ生地はふわふわで、 甘いクリームと、甘酸っぱいジャムによく合います。]
美味しい……。 すごく、すっごく、美味しい。 でも、これ、大変じゃないかな? デコレーションもだけど、コストも。
[あくまでも試食会です。 美味しい以外の意見も何か言わなければ。 そう思っておずおずと感想を伝えれば、 私限定だということを教えてもらえたでしょう。>>219]
(285) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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― 回想:祭りの日 ―
うわ。
[薄情にもつんのめった空木くん>>140から一歩身を引いた。 部活を引退しても、運動神経は現役だったらしい。]
え、大丈夫?
[その部位に別の物質が鎮座している事は知ってたから、 酷く痛い思いをするんじゃないかと一瞬過ぎるが。 この調子なら大丈夫だろうと思いなおす。]
(286) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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[来ねえの。とだけ弓木くんは聞いた。 そういえば来ると確信しているんだろう。 仮にわたしが本当に姉ならそういうのに弱かっただろうけど、 わたしは妹なので、それぐらいお見通しだ。 少し考える素振りをしてから、行くと告げた。>>44 思い通りになるのは少し癪だけど、 それでも、お祭りは心が浮き立つものだから。
わたあめを食べる女子たちや、焼きそばを啜る黄楊。 射撃をする面々を眺めながら、 ヨーヨーすくいで取ったヨーヨーを手で弾いていた。]
(287) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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[え、と小さく声を上げて、私は思わず手を止めます。 一口分減ったパンケーキをじっと見つめました。
私のために? 私限定?
私のために、特別に、作られたもの。
空木君や仁鳥さんに、深い意図はなかったのかも しれません。 でも、私には十二分に意味のあることでした。
誰かが私のために料理をしてくれたことなんて なかったんです。 しかもそれが、私のためだけの特別製だっていうんです。
胸が詰まって、私は何度も何度も瞬きをしました。 こんなことで泣いたら、変に思われてしまいます。 手が止まっていることだって、きっとおかしいでしょう。]
(288) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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[仁鳥の家は厳しい家ではない。 どこにでもありそうな、一軒家だ。 塾を休んで祭りに行ったよ、と言っても、 親のいう事は、あらそうなの、 楽しかった?ぐらいなものだろう。
だからこの奇妙な罪悪感と高揚は、 本当は感じなくても良いものだ。 そのはずなのに、どうしてだろう。]
(289) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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[何の問題も無い、わたしのエラー]
(290) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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[ふとした瞬間、何もかもどうでもいいような。 世界中でたった一人だけ、みたいな。 孤独の感覚に陥る。 誰しもそうなのだろうか。ワカラナイ。 祭囃子の中、また一つヨーヨーをついた。*]
(291) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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目に焼き付けておかなくちゃ。
[ついさっき、写真に残しておいたくせに、 私はそんなことを言って誤魔化しました。 照れ笑いを浮かべながら、言葉を探します。]
試食に誘ってもらっただけでも、 私までいいのかなって思ったのに。 特別製なんて、なんだか悪いな。
[そんなことを言えば、この間弓木君を連れ帰った件が 話題にあがったでしょうか。 その話を聞けば、私はぎょっとした顔になりました。]
(292) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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あれは、弓木君が無謀な私を見るに見かねて 手伝ってくれてね!? だから私の功績じゃなくて、むしろ弓木君が お礼を言われるべきでね!?
……えっと、一口食べる?
[特別製を食べるべきは、私ではなく弓木君では なかったのでしょうか。 弓木君に恐る恐るそう申し出てみましたが、 きっと断られたと思います。]
(293) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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え、カステラ? カステラ……?
[深刻な顔で仁鳥さんから持ちかけられたご相談には>>220 どう見てもパンケーキにしか見えないパンケーキを 見下ろして、]
カステラは……こんなにふわふわしてないんじゃ ないかな……?
[スキレットに入ったパンケーキは、 確かに絵本のカステラを思い出させましたけれども。 やっぱり、なにかちょっと違うような気がしたのでした。*]
(294) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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/* 仁鳥さんがすごく等身大女子ってかんじしてよい
(-52) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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/* レン君は一色ちゃんさがせとあれほど(ry
いやまあ俺を口実にしたデートなのはわかってる
(-53) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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/* あかねちゃん〜〜〜〜〜〜〜!!!
ってなってるので、どうしよ。 つってもこれはとる行動アレだよね。うざったくてもあれするしかないよね。
(-54) 2018/08/24(Fri) 23時半頃
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/* 庄司さんがやっぱりかわいい
(-55) 2018/08/25(Sat) 00時頃
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― 階段→ ―
[ 失敗しました。口が滑りました。 言葉を失う一色さんに後悔いたします。 悟られないようにしていたのに、 これではわたくしのキズが、わかってしまいます ]
…そうですね、もどりましょう。
[ 一色さんの言葉>>270にうなずきました ]
死ぬのは現実に戻ってからすればよいのですから。
[ 小さな声でそう呟いて、 一色さんと庄司さんを促して、 わたくしは自分が咲かせた赤い跡の上を 乱すように降りていきましょう ]**
(295) 2018/08/25(Sat) 00時頃
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―― 現在 / 廊下 ――
そんなこと言ったって ここじゃ頭を染めらんないだろ。 なんつーか、気持ちの問題だよ、気持ちの。
[キンキン頭と揶揄されれば、>>277 ぶーたれて口を尖らせるのであった。
空木の表情は、いつになく暗い。 そりゃ、唐突に友人にそんな悩みぶちまけられても そういう反応になるだろうな、と。
俺はやっぱり、笑うのだ]
(296) 2018/08/25(Sat) 00時頃
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[渋々、というか しゃーなしに納得してくれたような温度で 日夏の捜索に了承する空木に、>>281 俺はパッと腕を掴んでいた手を離すのだ。
試しに、手ごろな教室の扉を開ける。 そこに日夏の姿も、桜ヶ台の姿も、ない。
そうして、次の教室の扉を開けようとしたとき 空木に“自分のこと、どーすんの”と>>282 尋ねられれば、しばし考えたあとに]
どーするんだろな、ホント。
[間の抜けたような返事をするだろう。
ほら、やっぱりおまえは薄情者じゃないじゃないか。 結局俺なんかの心配を、そうやってしてくれる]
(297) 2018/08/25(Sat) 00時頃
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もしも死んでたときは…… まあ、色々と置いといて、だ。
とりあえず、家を出ようかなって思う。 つーか、日夏にもそうするべきだって、言われた。
受験終わるまで我慢するかは、迷う、けど。
[あっけらかんと答えたあとに、しばし沈黙する。
誰かに、頼っていいのだろうか。 そういった類の、ためらいだ。
散々心中で迷った挙句に、ひとこと]
(298) 2018/08/25(Sat) 00時頃
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あのさ、空木。
俺がもしも宿に困ったら、 おまえのうちに泊めてくんない?
……無理なら、いいん、だけど。
(299) 2018/08/25(Sat) 00時頃
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[その声音は、どんどん弱々しいものへと変化してゆく。
根は、真面目なのだ。 だから家出なんて考えたこともなかったし、 誰かにこうやって頼ることも、しようとしてこなかった。
どうして、さっきまで あんなに明るく喋ることができたのに 今はこんなに声が震えるのだろう。
きっと―――俺は、怖かったんだと思う]*
(300) 2018/08/25(Sat) 00時頃
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それは、誰かに頼るのが? それとも、空木に拒絶されるのが?
(301) 2018/08/25(Sat) 00時頃
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― 残暑の厳しい日のこと ―
[夏休みが終わった後の学校は、 覚めやらぬ熱の名残が続いていた。
ライブ良かったな、と思うと同時に、 ボーカルの死亡のことを思い出して、 涙腺が緩くなる。
ばかだな。と思った。
直接関係なんて何にもないのに、 どうして悲しんでしまうのだろう。
反動の様にふざけてしまいたくなる。 その日もその衝動に身を任せたくて、周囲を見回す。]
空木くーん! ちょっとバックジャンプして 吹き飛んでる感出してー!
(302) 2018/08/25(Sat) 00時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/08/25(Sat) 00時頃
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[その日、たまたま標的になったのは空木だった。 拳を突き出してスマホをかざし、 拳で吹き飛んでる人の写真を撮ろうとする。
何度か試行錯誤して納得のものが取れたなら、]
これ、弓木くんに送ろっか。 空木くんも何か撮る?
[なんて誘いをかけて。 今日は学校に来ていない、 家族ごっこの兄だか弟だかに送る。>>1:435
本文は「来ないから殴った」のただ一言。 添付したのは先ほど撮った写真。 ただふざけているだけの日常の裏で起きてたことを、 知る事はあったのだろうか。*]
(303) 2018/08/25(Sat) 00時頃
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―― 現在:階段 ――
[自分が死んで悲しむ人はいない そう封都さんは言いました。>>213 私は階段を上って2人に近づきながら、そうなんだ、と 思いました。
封都さんは、本物のお嬢さん。 私はそう思っていましたし、その認識に間違いはないと 思います。 そんな封都さんが、自分が死んでも悲しむ人はいないと 言うのです。]
(304) 2018/08/25(Sat) 00時半頃
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[私と同じ? という考えがよぎって、 そしてすぐに打ち消しました。 きっと、違います。同じではありません。
もしも封都さんの死を悲しむ人が 本当にいなかったとしても、 悲しみ以外の感情を覚える人は、 きっといるのだと思います。 だから、私と同じではありません。]
(305) 2018/08/25(Sat) 00時半頃
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[死んだら楽になれるという感覚は、>>214 私にはないものでした。 やっぱり違うのだなと改めて思います。
私は楽になりたくて、死にたいわけではありません。 そう、そもそも私は、別に死にたいわけでは ありませんでした。
私はただ、生きていてはいけないだけでした。]
(306) 2018/08/25(Sat) 00時半頃
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|
[帰ってしまっては困るという封都さんに、>>215 心の中で、きっと大丈夫だよと答えました。
まだ、この世界の主人公が誰なのか、私にはわかりません。 でも、舞台から降りるのは、 きっと私の方が先だと思います。
何しろ、現実世界でも出る幕のなくなった私ですから。 この世界でだって、きっと、そのうち。 卑下するでもなく、ただ淡々と、そう思うのです。]
(307) 2018/08/25(Sat) 00時半頃
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[戻ろうという乃歌さんに、私も頷きます。>>270]
うん、戻ろう? きっともうコーヒー冷めちゃってる。
[封都さんも頷いて、率先して階段を降り始めます。>>295 靴底には、まだ少し粘り気が残っていて、 ぺったんぺったんという感触を覚えながら、 私も階段を下りるのでした。*]
(308) 2018/08/25(Sat) 00時半頃
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──現在/1階廊下──
……探したらありそーじゃね? 文化祭じゃん。おれらの。 おまえが金髪だったらおかしいだろ。
[ 空木は、半分本気でそんなことを言った。
あるんじゃないかな。って思う。 ほら、あの喫茶店になってる部屋とか。 或いは、準備や着替え用に借りた教室とか。
ピアスをとっただけの阿蘇は、 ぱっと見たって、まじまじと見たって、 空木の知っている阿蘇だった。
それが、空木はなんだか怖い。 緊急時にこそ本性が、という、 ありがちな一文を思い出す。]
(309) 2018/08/25(Sat) 00時半頃
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|
[ 自分の元を離れ、扉を開けてく手>>297に倣い、 空木も順番に扉を押したり引いたりしていくけれど、 捜索対象はなかなか姿を現さない。
もしかすると、窓から飛んで、 出てってしまったのかもしれない。
とさえ、空木は思う。ばかげた考えだ。 でも、ミミズクは飛べるし、時間はもう夜だ。
試しに窓の外を眺めてみたって、 そこにはぼんやりと白い空間があるだけだった。]
(310) 2018/08/25(Sat) 00時半頃
|
|
―― 現在・音楽室 ――
[ぎ、と音を立てて、扉は開いてしまった。>>272 大丈夫じゃないじゃん、と声をかけられるので、 困ったなあ。と苦笑した。 何もいわず、隣にぽすんと腰掛けた桜ヶ台を ぼんやりと視線で追った。]
演技、教えてあげるっていったのに このていたらくじゃだめだなあ……わは、は
[つきつきと痛み出した頭で、 気を使わせてるなあ、――とは、すぐに、理解した。 理解したのに、すぐに心が落ち着いてくれない。 やっぱり、困った。
すぅ、はぁ、と、いう深呼吸のような音に瞬く。 待っていてくれているのかな、と解釈した。 ごめんね。そう、言おうとして、 糸を切るように長く息を吐いた。]
(311) 2018/08/25(Sat) 00時半頃
|
|
……無計画かよ、ウケる。
[ ウケる。と言ったわりに、 空木の声は別に楽しそうではない。 もしも死んでたときは、なんていうから、 空木は「えんぎでもねえ」と顔を顰める。]
いんじゃね? むしろ家出たほうが勉強捗んじゃねえの。
[ 家を出る。と言った阿蘇に>>298、 空木は、まじめなそぶりで頷いた。
ごくまっとうな案に思える。 ……たぶん、阿蘇の抱えてるものを考えても。
だから、自分の家が宿の候補にあがっても>>299、 空木は、笑いもせずに即座にうなずいた。]
(312) 2018/08/25(Sat) 00時半頃
|
|
いいよ。
[ 何気なく、本当に何気なく空木は答えようとした。
インコを見に行ってもいいか、と言われたときと、 同じくらい。あるいはもっと軽く、気安く。
それなのに、 さっきまではばかみたいに明るい声で、 不穏なことばかり語っていた阿蘇が、
こんなときばかり、泣きそうな声を出すから、 空木は、なんだかやるせなくって、 いったん捜索の手を止めて、静かに言う。]
(313) 2018/08/25(Sat) 00時半頃
|
|
いいよ。うちに来れば。
使ってねえ部屋もいっぱいあるし、 おれん家誰もいねえから、遠慮しなくて。
……片付けねえといけないから、 それは、手伝ってもらうけど。
[ 背中をやさしく撫ぜてやる。 ……という気には生憎ならなかったが、 宥めるような声で、空木は繰り返す。いいよ。]
(314) 2018/08/25(Sat) 00時半頃
|
|
[弱さを、許されているような気がした。 どうして? ――理由は、知らない。 そもそも許されていると思う方が思い上がりかもしれない。]
(315) 2018/08/25(Sat) 00時半頃
|
|
……ま、おまえが死んでたら、 ちゃんと形見全部、つけられるように、 もう何個か穴あけてやるよ。
[ 死体に染髪スプレーも請け負ってやってもいい。
わざと、冗談にするみたいに、 空木はひたすらに淡々と重ねて、
日夏、捜すか。と、小さく言う。*]
(316) 2018/08/25(Sat) 00時半頃
|
|
…………、
[相変わらず頭が痛くて、うまく呼吸もできないから
桜ヶ台の隣に座ったまま、 水の中で泡が水面に向かうようにぽつぽつと語りだす。]
……聞き流して。 昔、同級生がビルから落ちて死んだことがあって すごく、似てたんだ。さっきの死体…
[一拍、言葉を止める。]
さっきまで…まあ、別にここで死んでもいっかなとか。 みんなとここでどう過ごすかなって 悠長なこと考えてた
それが、これだよ。 すげぇ情けない。
(317) 2018/08/25(Sat) 00時半頃
|
|
[自分は死んでもいいのに 誰かが死んだ途端に揺らぐなんて なんて矛盾に満ちた生き物だろうと思う。
多分、神様の設計ミスだ。]
(318) 2018/08/25(Sat) 00時半頃
|
|
[痛む眉間に拳をあてて、 しかめっつらをして、天井を見る。 ベートーヴェンの肖像画がこちらを見ていて は、と小さく笑った。]
弱い、んだよなあ。 いつものおれらしくなくて、悪いと思ってる……
[誰に言い訳をしているのだろう。 ――そう思って、苦笑した。
完璧であろうとしたわけではなかった。 けれど。 いつからかそう生き方をゆがめた己を呪う]
(319) 2018/08/25(Sat) 00時半頃
|
|
/* 日夏と桜ヶ台を邪魔しちゃ悪いなーって思うんだよね まじで、思うんですよ だからこういう動きになってるわけでして
あーーーーーーーーー、動きむずい
(-56) 2018/08/25(Sat) 01時頃
|
|
[長く、息を吐き出した。 ようやく、呼吸ができた気がした。]
……いてくれてありがとう。 怖かったんだ。
またあんなふうに誰か死ぬの、嫌で
[行こう、とか、桜ヶ台が動きたそうならば 歩き出せないことはないから、動くのだけれど。
まだ少しだけ惜しくて、目を瞑る。息を整える。*]
(320) 2018/08/25(Sat) 01時頃
|
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/* 動きに悩みっぱなし、なう ぴえ、誰か不快にさせてたら、申し訳な……
(-57) 2018/08/25(Sat) 01時頃
|
|
──残暑の厳しい日のこと──
突然の無茶ぶり。ウケる。
[ まかせ。と、一文字を面倒くさがって、 空木はぴょんと立ち上がった。
いい? いい? と数度確認したのち、 合図に合わせて、床を蹴る。 身体をくの字に折り曲げて、 吹っ飛ばされたがごとく、飛ぶ。]
どーよ、イイ感じに撮れてる?
[ ふんふんと写真の出来具合を見ようと、 スマホを覗きこもうとしたら、 弓木に送るというので、そりゃあいい。と思う。]
(321) 2018/08/25(Sat) 01時頃
|
|
来てねえの弓木なのに、おれが殴られんのかよ。 理不尽きわまりねえ。殴られ損じゃん。
[ ぎゃはは。と空木は笑って、 おれも、おれも。と言う。もちろん、と。]
仁花さんが鞭でいくなら、 おれは飴でいってやろう。
[ 鞭を受ける役はたぶん空木だったけれど、 まあ、それはどうでもいい。さておこう。
空木はカメラをインカメラに切り替えて、 スマホを持った手を身体から離し、 見下ろすようなアングルで構える。]
(322) 2018/08/25(Sat) 01時頃
|
|
はい。じゃあ、仁花さん、ここで泣く!
[ ひどく雑なオーダーをして、 空木は自分も、ええん。と、 わざとらしく泣いてるフリをする。
写真を撮れば、液晶の中の自分の姿に、 「キッショ、ウケる」とひとしきり笑って、
「にーちゃんが来てくれないから、 下の子はさみしっくて泣いています。」と、]
弓木のにーちゃん心ぶち抜きっしょ。
[ と、これまた寒い文面を打ち出して、 満足げな顔をして、送信ボタンに指を伸ばした。*]
(323) 2018/08/25(Sat) 01時頃
|
|
/* ひ〜〜〜〜調理班ファミリー愛おしい〜〜〜〜〜;; って、してます
(-58) 2018/08/25(Sat) 01時頃
|
|
/* 女子のどうしようもない感にふるえてる
(-59) 2018/08/25(Sat) 01時頃
|
|
[ 皆が思い思いに動き散るので 英司は其れを眺めるに留まった。
死のうと思う などと言う落花には引いたが 彼女は此の世界の主人では無いように思う。 主人であるのならば此の世界で死ぬなどして 世界を作った意味を無くすことをしないだろう。
そうして、靖利 はこれを片付ける と言う。 まあ手持無沙汰であったので 付き合ってやろう という気になった。
死んでマネキンにされたような男は、名を 安藤 明 と言い、やや愉快な反応と ええ と引いたような反応を示すのが 特徴と言えば特徴のやつである。 ]
(324) 2018/08/25(Sat) 01時頃
|
|
[ 明が此の世界の主人で無いとして 死が此の世界の脱出方法であるなら 最後に残るのは、主人ただ一人だ。 呼び出して閉じ込めておいて こういった手荒な方法で追い出すとは なんとも傲慢な生き物であろう。
思いながら辿り着いたのは保健室であり 靖利 の背中から覗くに「男子禁制」の文字がある。 英司は思わず舌を打った。 入ったら、騒がれるだろうことは想像できた。
前のやつは退散しようとしていたのが>>239 英司は其の扉を爪先で とん と蹴る。 ]
(325) 2018/08/25(Sat) 01時頃
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|
[ 落花の騒動で話していた彼女たちが 其の時中に居たかは分からない。 ]
おい、シーツ 使いてえんだけど
…… とか 毎回言わなきゃいけねえの マジうぜえ
[ 不平等を掲げられた紙を睨みながら、 随分苛立った声で英司は扉に話しかける。 中に誰も居る気配がしなければ 其の儘爪先で扉を蹴り開けることすらした。* ]
(326) 2018/08/25(Sat) 01時頃
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―― 回想:お祭り ――
[よかったねと笑う日夏君は>>1:654 わざわざ私の名前を“よかった”に含めます。 封都さんが行かないなら行かないと言った私に対して、 「行けるようになってよかったね」という意味が こめられていることは明らかで、 やっぱり日夏君は意地が悪いと思います。
塾だと断っていた仁鳥さんも、予定を調整できたようで、 結構な大所帯となりました。 こんな大勢のクラスメイトたちと、 学校の外で出歩くことなど今までなかった私は、 思わぬ経験に胸がどきどきしていたと思います。
なにこれすごい。 まるで私も、きらきらした女子高生みたい。 他人事の気持ちで、遠目に眺めることしかなかった、 高校生活を楽しんでいるリア充グループになったみたい。 そんなことを思ったのです。]
(327) 2018/08/25(Sat) 01時頃
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[入り口の近くの屋台で、封都さんと一緒に さっそくわたあめを買いました。>>267
思い出のまま、甘くてふわふわの異界のお菓子は、 けれどあの時とは違って、一緒に食べる人がいます。 封都さんと顔を見合わせて、美味しいねと笑いました。
薄暗がりのせいで、封都さんの顔色には気づけないまま。 ……いえ、それはただの言い訳かもしれません。 私はきっと、他の人の些細な変化に気づけないほど 浮かれていたのです。]
(328) 2018/08/25(Sat) 01時頃
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[男の子たちが射的対決を始めると、 一歩離れたところから勝負の行方を見守りました。 桜ヶ台さんが名乗りを上げるのには、 わあ、と感嘆の声を上げます。
射的なんてからっきし自信がありません。 完全に見守るだけのつもりだったのですが。]
あ、可愛い。
[たくさん並んでいる的の1つ。 ちいさなひよこのマスコットが目に留まりました。 当てなければ手に入らない、お金では買えない景品。 きっと無理だとわかっていても、 一度は挑戦してみなければ気がすまなくなりました。
だって、お祭りなのです。 きっとこんな機会は、もう二度とありません。]
(329) 2018/08/25(Sat) 01時頃
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わ、私も、やりたい。
[おずおずと名乗り出たら、 みんなを驚かせてしまったでしょうか。 結果は87(0..100)x1点でした。]
(330) 2018/08/25(Sat) 01時頃
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[思ったよりもずっと良い点が取れてしまいました。 私はちいさなひよこのマスコットの持ち主になって、 ちょっぴり“えっへん”という気持ちになったのでした。*]
(331) 2018/08/25(Sat) 01時頃
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/* つょぃ
(-60) 2018/08/25(Sat) 01時頃
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少女 Aは、メモを貼った。
2018/08/25(Sat) 01時頃
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[もしも、ここが銀河鉄道で。
出番を終えた乗客たちが、 一人ずつ降りていくのだとしたら。
この世界の主人公は、 ジョバンニなのでしょうか? カムパネルラなのでしょうか?
私にはわかりません。 ただ1つわかっているのは、 私はそのどちらでもないということだけでした。**]
(332) 2018/08/25(Sat) 01時頃
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/* >>332ささる! めっちゃささってるから!!!
(-61) 2018/08/25(Sat) 01時半頃
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/* モブじゃない(確信) 射的うまこすぎません?
(-62) 2018/08/25(Sat) 01時半頃
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―― 現在 / 1階廊下 ――
確かに。 文化祭の俺は黒髪でなくちゃならん気がする。
[空木の言葉>>309に、俺は大きく頷いた]
あるかな。あるよな。カラースプレー。 もしもここが、俺たちの文化祭だとしたら。
日夏が見つかったら、探そうかな。
[何を呑気な、と自分でも思う。 けれど、空木との会話は、これでいいのだと思った。 その方が、きっと俺らしいのだ]
(333) 2018/08/25(Sat) 01時半頃
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無計画だよ、悪いかよ。 だったら家出計画、一緒に練ってくれ。
[そう軽く返したあと、だった。
あんまりにもあっさりと、 空木が「いいよ」>>313なんて答えたものだから、 俺はしばし、面を喰らってしまったのだ。
空木なりに、俺を慰めてくれてるんだっていうのは なんとなく俺にも分かった。
いいよ、と。再びやさしく空木は繰り返した]
(334) 2018/08/25(Sat) 01時半頃
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[本当は、もっと軽く返してやるつもりだった。
しゃーねーな。 いっちょ片付けやってやるよ。 ピカピカにしてやるぜ、って。
いつも通りに明るく言ってやるつもりだったんだ。
だけど、なんだか嬉しくて。 すごく泣きたくなってしまって。
結局空木に返すことができたのは]
(335) 2018/08/25(Sat) 01時半頃
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……ありがと。恩に着る。
[なんて、涙混じりのひとことだけだったんだ。 自分でも、辛気臭くて嫌になる。
なんだかバツが悪くって。 それ以上話すことができなくって。 空木の目を見ることが、できない。
俺は「日夏、いないな」とぽつりと呟いて、 教室の扉を開け始めたのだった。
空木の前では、 いつも通りの“阿蘇連太郎”でいたかった]
(336) 2018/08/25(Sat) 01時半頃
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[―――と、音楽室の扉に手を掛けたときに それは聞こえたんだ。
日夏と桜ヶ台の、話し声が]
(337) 2018/08/25(Sat) 01時半頃
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[内容までは聞こえなかった。
けれど日夏が、きっと他の奴らには あんまり見られたくない状況だっていうのが その雰囲気からなんとなく分かった]
……ビンゴだ。
[小さく空木に囁いたあと]
日夏が落ち着くまで 中に入らない方が、いいかも。
[音楽室の扉から手を離して 意見を伺うように、空木を振り返った]**
(338) 2018/08/25(Sat) 01時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/08/25(Sat) 01時半頃
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― 回想・ある夜の公園 ―
[夜の街は誰のものでもないけれど、 無作法な人間は夜の方が多くいるように思う。 公園は良い子の場所であるはずだけど、 変な酔っ払いに絡まれることもあるから。 こちらに近づく足音に逃げようと顔をあげ立ち上がり、 聞き覚えのある声>>258に驚いてその人を見た。]
うお、空木くん?びっくりした。 うん、こんばんは。 ええと、夕飯?さっきまで塾だったから。
[口を開くたびにちらちらと見えるピアスに、 つい、気をとられる。]
(339) 2018/08/25(Sat) 02時頃
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[太さは前に見せてくれたときと変わらないのだろうか。 あの日、泣くほどなのか。ヤバいね。って笑って。 時々太くしたと見せてくれる舌>>0:610。 「へえ、広がってるんだ。」 「そのうち裂けちゃいそうだね。」 と、遠慮なく見させてもらったのは、 何回ぐらいあっただろう。
その度、触りたいな、とか。舐めてみたい、とか。
…引っ張ったら裂けるのかな、とか。
ぞく、と悪い考えが頭を過ぎっては振り払う。]
(340) 2018/08/25(Sat) 02時頃
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[そんなの、友達に向けて良い感情じゃない。]
(341) 2018/08/25(Sat) 02時頃
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[隣のブランコに腰掛けるから、 つられてブランコに座りなおした。]
好きって程じゃ無いけど、 気分転換にはなる。 公園とか、昼間とは別世界みたいで好き。
[質問>>259に答えて、揺れる空木くんを見る。 街灯の光を受けて短い髪の下、耳元がきらきら光った。 そういえば私服、はじめて見たかもしれない。 制服を着ていないだけで、 まるで違う人みたいに見えるけど、 それはお互い様か、とも思う。 ジーンズにTシャツにパーカー+スニーカー。 何の面白みも無い格好だけどね。]
(342) 2018/08/25(Sat) 02時頃
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わたしも好き。
[同意>>260して、軽くブランコを揺らす。 スマホ片手じゃ子供の頃の速度は出せないけれど。 少し弧を描いたブランコじゃ、 隣で速度を速め角度を上げるブランコに勝てない。 小さな頃は競うように漕いだりもしたけれど、 高校生ともなればそんな競争は、
――…するよ?]
(343) 2018/08/25(Sat) 02時頃
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[スマホをバックパックの再度ポケットに入れ、 両手で鎖を握る。 ぐっと力を入れて漕ぐほどに早く、高くなっていく。 こんな時間になにやってるんだろう。 なんだか可笑しくって、笑いが出てきた。 ある程度高さを調節して、ブランコから飛び降りる。 数メートル先に着地して、 体操の選手みたいに両手を上げたら、 かしゃん、とブランコが鳴りぐわんぐわんと揺れた。 どんなもんだ、と言うように振り返る。]
(344) 2018/08/25(Sat) 02時頃
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そういう空木くんは、何してるの? もうすぐ帰らないと補導される時間になるよ。 かえろ?
[身長か、雰囲気のせいか、 補導されるようには見えない気がするし、 そもそも深夜徘徊の常習犯な気もする。 弓木くんといい、この不良どもめ、 なんて少し思う。 心配する家族は、なんて思って、 何かあるのかもと聞くことは無い。]
[差し出されたビニール袋は小さくて、>>262 自分用に買ったものの様な体裁だから、]
え、空木くんのじゃないの。いいの?
[なんて戸惑うけれど、 差し出された手がさがる事は無くて。]
(345) 2018/08/25(Sat) 02時頃
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ありがと。でもなんで?
[問えばにーちゃんごっこ、って笑う。 どうやら彼の中で、 家族ごっこはいつでも再開されるらしい。]
えー? 家族なら一緒に食べようよ、にーちゃん。 はんぶんこしよ?
[誘って、応えてくれたならそのままブランコでもいいし、 あるいはベンチに移動してはんぶんにしたエクレアを、 食べたかもしれない。 いらないって言うなら、 仕方が無いから持って帰っただろうけど。**]
(346) 2018/08/25(Sat) 02時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/08/25(Sat) 02時頃
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/* 舌ピアスについてはいつ触れようか悩んでた… めっちゃ喋ってるときに視線を向けたかった… あとこれかなり強めに矢印出したつもりだけど大丈夫だろうか…すまない…すまない… 喋るの下手だから、ね。わたし。たいへん。
(-63) 2018/08/25(Sat) 02時頃
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/* 他人の矢印についてめちゃくちゃに鈍いんですけど、仁花→理だったりするんですか!?!?調理班ファミリー泥沼!!?? て、舐めてみたい発言にびっくりしたPL 泥沼っつても平和〜〜てなりそうだけど。英司これだし。
(-64) 2018/08/25(Sat) 02時頃
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──現在/1階廊下──
日夏の次は、スプレーかよ。 捜し物の多い男だなあ、おまえ。
[ ふざけた口調でそう返す。 通学路や教室で言葉を交わすのと、 さして変わらない温度で。>>333
あるよ、たぶん。と、 なんの根拠もなくそうつぶやく。
文化祭の日に戻りたい。 ──って願いなら、叶えてくれる気がする。 この世界の神さまは。]
(347) 2018/08/25(Sat) 02時半頃
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んー、じゃあ。 学校に行ってくる。って顔して、 ふつうに出てくりゃいいんじゃね? 悟らせないのが大事なんだって、そういうのは。
[ 空木は、思いつくままに答える。 別に、珍しくもないだろう、そういう答えだ。]
おまえのかーさんが、 楽しみにしてることとか、出かける日とか、 そういう日に、本当に代えのきかないものだけ、 最低限のものだけ持って来れば。
(348) 2018/08/25(Sat) 02時半頃
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[ 結局そういうのが大事なんだと思う。
気もそぞろで、それどころじゃないとか、 疑われもしないうちに、するりと抜ける。
それから、その続き。 みたいな調子で、空木は言う。]
──それか、真似してやれば。 おまえん家のおじさんがいなくなったときの。
[ 少し、違ったベクトルで、 でも、空木はまじめな家出計画として、言う。]
(349) 2018/08/25(Sat) 02時半頃
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[ ──" 一生許さない。" と、空木は紡いだが、今のところ応答はない。]
(350) 2018/08/25(Sat) 02時半頃
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……あ。でも、ベッドか布団買わなきゃ。
[ 探せばあるのかもしれないけど面倒だ。 空木は全部さらりと言って、微笑む。]
(351) 2018/08/25(Sat) 02時半頃
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……べつに。 うち来るだけだろ、大袈裟なやつ。
[ ふん、と少し呆れたように、 ──や、照れたように笑って、
空木は発見>>337までの間、 姿の見えないどうぶつ捜しに勤しんだのだ。*]
(352) 2018/08/25(Sat) 02時半頃
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──そうだよ、裂くの。
ちょっとずつ、穴広げてって、 最後、フロスとかで縛って、裂いちゃう。
……ほんとは、よくないらしいけど。
(353) 2018/08/25(Sat) 03時頃
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──回想/夜の公園>>339──
[ べえっと舌を見せた後、 得意げに、秘密を明かすみたいに言ったのは、 果たしていつのことだっただろう。
おしゃべりをしながらも、 ちらちらと視線が動くのに気付いて、 空木はなんだか少し、嬉しくなる。
嬉しくもなるし、いたずら心が湧き上がって、 街灯とかすかな月明かりしかない公園で、 んえ、と見せびらかすように舌を出した。
まあるい銀色の球体が、 舌に乗っかっているようにも見えるだろう。]
(354) 2018/08/25(Sat) 03時頃
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……最近、太いのに替えたから、ちょっと痛い。
[ まだもうちょっとかかる。って、 クリスマスか誕生日を心待ちにするこどもみたく、 空木はふふん、と得意げに笑った。
──単純に、 好きなものに関心を示してもらえるのは、嬉しい。
……よくわかんないとか、気味が悪いとか、 滑舌悪くなった? と言われるばかりのものなら尚更だ。]
(355) 2018/08/25(Sat) 03時頃
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……こんな時間まで? 大変じゃん。 遅い夕飯だなあ、お疲れさま。
[ 塾だった。という仁鳥に、 空木は恐れをなしたような声を出す。
高校受験のときってどうだっけ。 塾に行っていたはずなんだけど、 ここまで遅くはなかった気がする。
なんとなく記憶を探りながら、 空木は会話を続ける。ブランコは揺れる。]
(356) 2018/08/25(Sat) 03時頃
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おれも、夜、好き。 なんでかわかんないけど、
それに、夜に会えると、 ラッキー、って感じがする。おトク。
[ ラフな格好同士だった。空木はうなずく。
突然、びゅんびゅんとブランコを漕ぎ出す仁鳥を、 目を丸く、びっくりした顔をして、見ている。
仁鳥は笑った。笑って、飛んだ>>344。 空木は一瞬、落っこちて死んじゃうんじゃないかと、 ちょっぴりビビったものだけれど、
見事に着地を決め、振り返った仁鳥に、 すげえ! と、盛大な笑い声をあげた。]
(357) 2018/08/25(Sat) 03時頃
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[ 静かな公園に、躊躇のない笑い声と、 名残でぐらぐら揺れてるブランコの、 苦しそうな軋みだけが響いて、]
仁花さん、やるなあ。 おっしゃ、見てろよ。
[ そんな、こどもじみたセリフを残して、 空木はブランコの上で立ち上がった。
いつの間に大きくなっていたのか、 立ち漕ぎをすると、上のポールが近くて少し怖い。
負けるか。と、空木は深く膝を曲げる。 数度大きく漕いで、ぐんと高度をあげて、 タイミングを見計らって、板を蹴る。]
(358) 2018/08/25(Sat) 03時頃
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[ 白いビニール袋もろとも、 空木はその一瞬だけ、ふわりと空を飛べた。
──だん、と両足で着地する。 どうよ、と得意げな顔で、親指を立てる。
ブランコ対決にすっかり夢中になっていたが、 なにをしていたとか、これからなにをするとか、 そういうことを、すっかり忘れていた。]
…….え? あ、おれ? ただの散歩。 仁花さん見つけたから、こっち来ただけ。 まだ、出て来たばっかなんだけど…… ──あ、そうだ。
[ そう言って、空木は袋を差し出した。 なんで?>>346って言われても、 ふふんと笑うばかりで、手は引っ込めなかった。]
(359) 2018/08/25(Sat) 03時頃
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[ 半分こ、と仁鳥は言って、 空木にはその発想はなかった。
家族なら。って言われて、 そういうもんか。と思ったけれど、 嬉しかったので、空木は「いーよ」と言う。]
でかいほう、仁花さんにあげる。
[ なぜか得意げに笑って、 空木は夜の公園で甘いエクレアを食べた。
滅多に口にしないクリームの味に、 反動なのか、たばこが吸いたいな。と思うけど、 そんなことも言わず、機嫌よく笑った。*]
(360) 2018/08/25(Sat) 03時頃
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[ 空木の家のにーちゃん。は、直。 兄のただし。そのひとのことだったので、
そういえば。と、空木は思う。 妹は自分をなにと呼んでいたんだろう。**]
(361) 2018/08/25(Sat) 03時頃
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/* ええ〜〜!?!?明日って土曜日なの〜〜!!?? みんないるじゃん!うれし〜!!!!
(-65) 2018/08/25(Sat) 03時半頃
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/* 今更ながら性分化疾患のwikiを読んでるんだけど、馬鹿なので全然分かんないから うるせ〜〜〜〜!!! 知らね〜〜〜〜!!! HINYARI SHC OOL ってしてる
(-66) 2018/08/25(Sat) 03時半頃
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─── 現在・音楽室
[ ぼんやりとした視線を受けながら、 ていたらく を、横目で見ていた。 ]
感情を覚える、……だっけ? それってさ、自分の感情に向き合えなきゃ できないことだと思うんだよね、
[ すぅはぁと、 長く繋がる細い空気が途切れるまで、 ずっと、無言で隣に座って居た。 音の途切れた空間でも、 アタシは決して苦じゃなかったし、 静なる深海で泡が溢れ出すのを待っていた。 ]
(362) 2018/08/25(Sat) 03時半頃
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[ ぽつ。>>317 溢れる音に頷いた。 ]
……うん。
[ ぽつ。>>319 溢れる笑いに応えた。 ]
ほんと、情けないね
[ ぽつ。 言い訳を否定した。 ]
(363) 2018/08/25(Sat) 03時半頃
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弱いことは、悪くないよ むしろ、ラッキーじゃない? 人が死んだら、周りがどう感じるか それを、ヨスガは誰よりも知ってる
それは、ヨスガしか知り得ない感情だよ
[ ベートヴェンのくるくるを見て、 アタシは、ちょっとだけ笑った。 ]
(364) 2018/08/25(Sat) 03時半頃
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[ 歪んだ生き方を否定する気はない。 でも、歪んでない生き方があることを、 知ってもいいとは、思うのだ。 ]
ヨスガはまだ、何かに迷ってる だから、仕方ないでしょ、演技できなくても。 ヨスガが覚えられてない感情が、 まだまだ、其処にあるんだよ 無理なもんは無理、諦めたら?
[ 諦めが肝心だ。 アタシは、そう思った。 ]
(365) 2018/08/25(Sat) 03時半頃
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それか、全部演じきれるようになるまで、 あらゆるすべての感情を覚えるまで、 生き抜いて行けばいいんじゃないの?
(366) 2018/08/25(Sat) 03時半頃
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[ 笑う、だけで幾つも見た。 其れが演技だったら、大喝采だ。 目を閉ざして、息を整えるヨスガの背を、 あやすようにぽん、ぽんと撫でてやった。 ]
いーよ、落ち着くまで傍にいてあげる。 ね、話してくれたのは…… アタシが信頼できる人間に値したから?
[ なんてね、 ちょこっとだけ意地悪を言ってみる。 ]
(367) 2018/08/25(Sat) 03時半頃
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[ ─── それから、 どんな話をしたのだろう。 どれくらいの時間が経過しただろう。
アタシはふと、立ち上がる。 この頃には、落ち着いていただろうか? シーっと、ヨスガに向かって人差し指を立てて、 耳元で、ちいさく囁いた。 ]
……鼠がいるみたい
[ 物音を立てないように抜き足差し足をして、 ピシャリ と音楽室の扉を開いた。>>338 ]
(368) 2018/08/25(Sat) 03時半頃
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……連太郎に、理じゃん ようこそ、音楽室へ
[ にっこり笑顔で二人を迎え入れようとする。 尤も、ヨスガが嫌なら、 シッシッと影から逃げるようにと、 促しくらいはするけれど。 ]
(369) 2018/08/25(Sat) 03時半頃
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|
[ 自分の感情を覚える≠アとをして、 信頼できる誰かに相談する≠アとをして、 それでも、ダメだったとき、 君たちはどうするんだろう?って、 ほんの些細な疑問を、胸に抱いて。 ]*
(370) 2018/08/25(Sat) 03時半頃
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|
/* 「腹が立った」って書こうとして「腹がったった」って書いちゃったので、一区切りしたら寝よう……。
(-67) 2018/08/25(Sat) 04時頃
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「そうじゃない」「違う」と言える人の口
(371) 2018/08/25(Sat) 04時頃
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── 回想/疑問 ──
[ 投げかけた問いかけというのを あかね はうざったそうに否定する。>>138 二人して嫌そうな顔をしていたので 見かけたものが居れば何事だ と 思うことであろう。 ]
ふうん
[ 友達 と言うのは半ば予想していた回答で 顔を見るに気は無さそうであった為 英司の機嫌は、やや良いほうに傾いた。 ]
(372) 2018/08/25(Sat) 04時頃
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[ だというのに疑問を返された。>>139 乃歌 という名前を一瞬認識できなかったが ノッカちゃん と宣う女の顔が思い出され ああアイツのことか などと理解した。 ]
一色? なんでアイツと?
[ 機嫌と言うのが急降下して吐き捨てる。 乃歌 の英司の何もかもを憎むような あの視線を見た後であったので不快であった。 ]
(373) 2018/08/25(Sat) 04時頃
|
|
[ 並んで帰るところを見られているなど知らないし いつかポニーテールを揺らして走ってる女を 英司は認識していたが、夜目が効かない為 其れも あかね であると認識していなかった。 ]
付き合ってる訳ねえだろ
[ 思うのは 阿蘇 連太郎 という同級であり、 やつは前々から乃歌のことを気にしていた様子で 乃歌の方もまた、思うところがある様子である。
優秀な生き物の中に入れない分 英司は彼等を良く見ていたので 何を検討違いなことを と吐きそうだ。 ]
(374) 2018/08/25(Sat) 04時頃
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[ 乃歌のことも連太郎のことも 嫌いでは無かった、或いは嫌いでないが 二人揃うのを見ると どうも苦手であった。
青春を謳歌している姿がどう という訳で無く ただ彼等は 女 で、男 で、 英司のなることの出来ない形になるだろうから 恐らくは苦手であるのだ。* ]
(375) 2018/08/25(Sat) 04時頃
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形作れない俺の唇
(376) 2018/08/25(Sat) 04時頃
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── 回想/祭り ──
[ 祭囃子の騒めく人混みの中 話に出た通り、皆で射的に向かった。
理 の腕はまあまあで、 ヨスガ の腕は目も当てられなく、 ひょい と参加した 夜子 が 口が空くほど上手かった。
射的などやるのは初めてであったが 握力や持久力の関わらない勝負なら 勝てる見込みは無くは無いだろう と 腹をくくって銃を構えた。
点数にするならば49(0..100)x1点の腕前であった。 ]
(377) 2018/08/25(Sat) 04時半頃
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[ …… まあ、面白味は無いが平均くらいであるし ヨスガ よりは上手い。 と自分を元気づける。** ]
(378) 2018/08/25(Sat) 04時半頃
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─── 回想・お祭り
[ アタシの腕に絡みつくお姫様の頭を、>>264 ぽんぽん、と優しく撫でてから、 よかったねと、言葉を掛ける。 歩く時も、腕掴んでていいよって伝えて、 落花が嫌がらないようなら、 祭り中はずっと、エスコートした。
そして、屋台を見て周り、 焼きそばも、綿菓子も、イカ焼きだって、 いろんなものを好きなように食べた。 そして、各々好きなように、 祭りを楽しんでいると、思い込んでいた。 ]
(379) 2018/08/25(Sat) 05時頃
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[ 射的大会の話題の中で、 ヨスガからの景品があるとなれば、 みんなはより決意を固めているようだった。 因みに、ここでかっこいいBGMが鳴る。 ]
うん、ペットショップの。 金魚掬いは、すきじゃない 魚は好き、クマノミ飼ってるんだ
[ もしも、問われるのなら、 転けないように歩きスマフォをしながら、 いつかみたく写真を見せる。>>1:656 ゆらゆらと揺れるカクレクマノミの姿を。 ]
(380) 2018/08/25(Sat) 05時頃
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[ あまりにも大所帯。 一つのテキ屋はアタシたちで埋まる。 各々の希望に耳を傾けながら、 アタシも、かっこよく銃を構えた。 ]
でも、祭りのくじ千円分。 くだらなくて楽しそう
[ 理の案を聞いて、阿呆らしくて笑えた。>>142 そして、多分隣で可愛らしく 綿菓子を頬張るお姫様に問いかける。>>267 ]
(381) 2018/08/25(Sat) 05時頃
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[ 彼女の表情が冴えない様子であるのは、 ぶっちゃけ気づいちゃいなかったけど。 ]
落花、どれがいい?
[ 狙う的は、どうするか? 聞いてみたけど返事は何て来ただろうか。 ぺろり、と唇を舐めて、引き金を引く。 ]
(382) 2018/08/25(Sat) 05時頃
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[ アタシの腕前は、─── ……11(0..100)x1 ]
(383) 2018/08/25(Sat) 05時頃
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[ ほら、やっぱり、アタシは勝てない。 かっこつけた癖に、ダメでごめんねって、 落花に両手を合わせて謝罪してから、 大きく溜息を、吐いた。 ]
……ねー、みてた?仁花ぁ ほんと下手くそすぎぃ…… 夏の大会のときみたい
[ 射的を楽しむ軍団の中心から外れ、 ヨーヨーをつく仁花に声をかけた。>>291 進学校のバレー部じゃ、インハイは無理。 どころか、大事なラリーを落として、 準決勝にすら進めなかったあの日を思い出す。 ]
(384) 2018/08/25(Sat) 05時頃
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[ 他愛もない天国と地獄。 それでも、仁花とは青春を共にした。 ─── と、あかね は思っていたのだ。 ]*
(385) 2018/08/25(Sat) 05時頃
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/* 勝てないって散々言ったが、ここまでの結果とはな! って笑ってる。言霊ってやつか!?
(-68) 2018/08/25(Sat) 05時頃
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─── 回想・疑問
[ 良い方に傾いた機嫌が、>>372 悪い方に傾いてしまう。>>373 揃いの頭と顔で、互いの事情も知らぬ儘。 問い掛け合った疑問の答えは、 最終的にNOで括られる。>>374 ]
夜に一緒に歩いてるとこ何回か見た。 付き合ってないなら、なんで?
[ ポニーテールの頃からずっと、 同じ道から外れることもせず、 アタシは延々と変わらぬ、 ジョギングコースを走っていたもので。 ]
(386) 2018/08/25(Sat) 06時頃
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[ 思うところがある 様子の英司を見上げる。 英司と乃歌も、男 と 女 で。 あかね のなることのできない形だったので 甚だ疑問に思っていたのだ。 ]
もしかして、
[ ストーカー、にしては。 ヤケに仲良く見えていたので、 違うとは確信めいたものもあるが、 しかし、英司が噤んだと知らぬ言葉を、 ついつい音にしようとしてしまったけど。 ]
(387) 2018/08/25(Sat) 06時頃
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|
……や、なんでもない。 そだ、英司はペットとか飼ってる?
[ 言葉の解釈は自由だと、 少しニュアンスは違ったかもしれないが、 仁花が教えてくれたのを思い出して、 英司の言葉、そのまんまを受け入れる。
乃歌と英司はなんでもない。 その言葉を鵜呑みにしたら、 アタシの機嫌が良い方に傾いていた。 ]**
(388) 2018/08/25(Sat) 06時頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2018/08/25(Sat) 06時頃
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― 保健室 ―
[ 戻ってきたわたくしは、 庄司さんが入れてくれたコーヒーをすすります。 ぬるくなっってしまっていたせいでしょうか。 家で飲むものとは違う不思議な味です。 購買からもらってきた牛乳で割って飲むことにしました。
そうして落ち着いていたとき、 扉がとんと音を立てて声がかけられました>>326 ]
どなたでしょう?シーツは何枚ご必要で。
[ 扉を開けたところで目に入ったのは 蹴られるように少し引いたつま先 ]
(389) 2018/08/25(Sat) 08時半頃
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[ おなかの柔らかなところに突き刺さるつま先の感触 ]
(390) 2018/08/25(Sat) 08時半頃
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[ ちがう、ちがいます。これはあのひとでは。 わたくしは顔を上げて、相手の顔をよく見ます。 揺らぐ焦点を、必死で合わせます。 大丈夫、大丈夫です。知ってる方です。
口元に手を当て、呼吸を整えます ]
弓木、さん。 ご面倒かけて申し訳ありません。 ですが、万が一があっては困りますから。 シーツ、持って来ますね。
[ 頭を下げてから、わたくしは シーツが入っている棚へ向かいます。 準備を整えている間に物の場所把握しておりました。 すぐに見つけて、必要な枚数分の シーツを取って 弓木さんへと差し出しました ]*
(391) 2018/08/25(Sat) 08時半頃
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──現在/音楽室>>369──
[ コソコソしているうちに、鼠にされてたなんて、 空木は知らず、人間ぶってそこに立ってる。
話している内容なぞ聞き取れなかったが、 顔を出した桜ヶ台に言う。]
追い付けたんだ。よかった。 日夏、落ち着いた?
[ 空木は尋ねる。首を傾ぐ。
とりあえず、考えなきゃいけないことか多すぎる。 安藤はなんで消えたのかとか、 ここを出られない以上、夜をどう過ごすかとか。]
(392) 2018/08/25(Sat) 10時頃
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男子、ここ寝床にしてもいーかもな。 ふかふかではねーけど、 ふつうの教室よりまだマシだし、
保健室、女子が使うなら、 あんまし離れてないほうがいいっしょ。
[ 既に女子に占拠され、男子禁制になったとは知らず、 ただ、まあそうなるだろうな。って空木は思う。
まっとうで建設的。を装って、 空木はすらすらとそんなことを言いながら、 部屋の中の気配をぼんやり、うかがっている。*]
(393) 2018/08/25(Sat) 10時頃
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― 回想・お祭り ―
[大所帯の中、少しだけ離れて歩いていれば、 みんなの顔は提灯に照らされて少し良く見える。 薄暗闇の中、 封津さんの動きが時々ぎこちなくて、>>266 少しだけ気になった。 人ごみに慣れていないのだろうと勝手に想像する。 歩き辛いではなく恐れだと知らないまま、 カネさんと反対側をさり気なく歩けば、 少しだけ周囲に空間は出来ただろう。]
ラーとブーだったっけ。かわいいよね。
[いつだったか見せてもらった動画を思い出して、 少しだけ口を挟んだ。>>380 はじめてその名前を聞いた時、 「え、神と豚?」とついぽろっと言ってしまったから、 よく、覚えていた。]
(394) 2018/08/25(Sat) 10時半頃
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見てたみてた。 大物狙いするからでしょ。 …、悪いお口は伸ばしちゃおうねえ?
[むに、と頬に手を伸ばして引っ張る。>>384 うにうに、と指の腹を頬に食い込ませれば、 なんだか酷く楽しい気がした。 にしし、と笑った後ひとつ息を吐いて、 少し困ッ他微笑を浮かべて、 またたき一つで少し真面目な顔をする。]
(395) 2018/08/25(Sat) 10時半頃
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カネさんは下手じゃない。 努力を否定しないで。 当たった相手が強豪じゃ仕方ないでしょ。 ジャイアントキリングはドリームだよ。 そうそう出来ない。
(396) 2018/08/25(Sat) 10時半頃
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[そう叱って、ぱ、と手を離して笑った。]
格好良かったよ。 カネさんもみんなも、 わたしのヒーローだ。
[コートの中。泣いたあの子や、 立ちすくんだあの子を覚えている。 みんな、青春の日々に輝いていた。 わたしはというと、次は勝てるようにしなきゃ、 と、後輩の育成に気持ちが向いていた。]
(397) 2018/08/25(Sat) 10時半頃
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[きっとそれも、青春の一ページ。 わたしたちはきっと、仲間だった。 距離はあっても、呼び名が違っても、きっと。]
(398) 2018/08/25(Sat) 10時半頃
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わたしもやろうかな。 おじさん、一回ください。
[お金を払い、銃を一丁もらう。 コルクを先に詰めて、狙いを定める。 腕前は数値にするなら、ざっと6(0..100)x1ってところか。]
(399) 2018/08/25(Sat) 10時半頃
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ほらね、倒れない。
[自分の腕前は知っている。 小さなものは全く当たる気がしないから、 狙うのは大きなぬいぐるみ。
当たってもびくともしないし、 時にはそれすらも見事に外して、 後ろの布に当たって落ちたのには絶句した。]
……流石に下手すぎるわ。 いっそ直接当てて打ちたい。
[ルール違反にも程があることを言えば、 屋台のおじさんが豪快に笑って拒否した。*]
(400) 2018/08/25(Sat) 10時半頃
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/* どへたな仁花さんにふつうにきゅんとしてしまった。
そういえば空木くんにはふつうに酒をのませたが、強いのかな。 33(0..100)x1
(-69) 2018/08/25(Sat) 10時半頃
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/* 弱いんかい。ちょっと残念。
(-70) 2018/08/25(Sat) 10時半頃
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―― 現在・音楽室 ――
[演劇の理論なんて星の数ほどあるけれど 自分の心をあてはめろ、とはよく言われること。 けれど。
赤みを帯びた髪を、ぼんやりと見ながら ……そうかもね、と相槌を打つ。>>362 視界を彷徨わせても魚は泳いでいない深海。 他の音がしないのが、少しだけ心地良くはあった。]
(401) 2018/08/25(Sat) 10時半頃
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[ ひとつ。 弱さを露呈して ]
[ ふたつ。 空虚な笑いを零して ]
[ みっつ。 驚きで肩を震わせた。]
(402) 2018/08/25(Sat) 10時半頃
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弱いといけないと勝手に思ってた…… ラッキー? ……これって、幸運なのかなあ。
[瞬く。ベートーヴェンに視線をあわせたって 「そうさ」とか「ちがう」とか言うわけもなくて ただ、 文化祭のお化け屋敷の展示みたいにそこにあるだけ。
だから、視線をそっと桜ヶ台あかねに移す。 その言葉の終わりまでを聴く。 間に言葉を挟まない。
ぽん、と背をなでられて、それがひどく落ち着くから ちょっとだけ零された意地悪な言葉に、 恥ずかしいと思ったのか照れたのか、動揺したのか らしくもなく、 少しだけ乱暴な言葉を投げ力なく笑った。>>367]
(403) 2018/08/25(Sat) 10時半頃
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……ばか。 値したとか そんな大層な… …………認めるよ。 少なくとも頼ってるよ。
[背中の手を払うことはしなかった。 それから、少し考えて]
……全部覚えるまで生きていくなんて無理だ。 類似したものを当てはめて その場をしのいでいくことはできるけど。
そうまでして演じていたいかっていわれると……
(404) 2018/08/25(Sat) 10時半頃
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[どうなんだろうなあ、とぼやく。]
諦め、かあ。 はやくに諦めてれば、 もっと楽だったかもしれないな。 すぐに諦められるかはわからないが 覚えて、おく。
(405) 2018/08/25(Sat) 11時頃
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[自己を律して 周囲に相談して 努力して、
それでも駄目だったら? ――さあ。 その答えを、ヨスガは持っていない。]
(406) 2018/08/25(Sat) 11時頃
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[ 星の王子様のバオバブの木は、決して良い木ではない。 花らしく産まれ、薔薇らしく育ち、 そしていずれ巨大に育って、星を破壊する。 王子様が還る星を。 地上に別れを告げてひとりかえる場所を。
そんなことを、なぜか思い出していた。 今は、何かと結びつくことはない。]
(407) 2018/08/25(Sat) 11時頃
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……そういえばさ。 桜ヶ台さんはなんでさっき怒ってたわけ
[聞くの野暮? と思いながら、 残りの静寂の間、それだけを聞いた。
うじうじしている男子がまどろっこしかったから? にしては、表情が固く見えていたから
想像してみるのをやめて、問うただけ*]
(408) 2018/08/25(Sat) 11時頃
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[やがて、誰かがやってくる足音に瞬く。>>368 鼠、という単語に、 その喩えかっこいいな、と苦笑した。]
……かぎつけられたか。
[だから悪党ぶって小さな声で返答し、 ぴしゃり、と開かれる音楽室の扉。 その向こうに広がる光を見た。
桜ヶ台に遅れてヨスガは顔をだす。 その頃には、少し血の気は失せているけれど 普通に笑っている。
阿蘇と空木を見て、「よ」と声をはさんだ。]
(409) 2018/08/25(Sat) 11時頃
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……おかげさまで。 寝床……ま、体育館よかいいんじゃないかな。 保健室は女子が使うの? ――まあ、そうなるか。
[体育館を想定していたけれど きっと、空調の具合とかがよくないから ここを使うなら、悪くないと思う、と口を挟んで 空木の目を見た。]
……サト君さ、元気? さっきみたいに怖がってない?
[伏せられた思考を読めはしない。
さっきは誰もいないことを怖がっていたから 単純に、建設的なことをすらすら言う 空木に少しだけ違和感を覚えて 挨拶のように冗談のように言葉を投げたにすぎない。]
(410) 2018/08/25(Sat) 11時頃
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……おれは仕事でもするとしよう。 レン君ー、机運ぶの手伝ってー。
[桜ヶ台のおかげでだいぶ持ち直してはいるものの、 人と話すには少し元気が足りないものだから
音楽室を寝床にするというなら 会話をそこそこに、 音楽室の机を片づけようとはするのだろう。
――そういえば、もう夜か。 何もたべてないな、とそんなことを思った。 **]
(411) 2018/08/25(Sat) 11時頃
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/* みんな射的へたくそでかわいいです
(-71) 2018/08/25(Sat) 11時頃
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―― ・ ―― [苗字が日夏に変わる前から、 夜行性である事には変わりなかった。
小学生の時分は、 夕暮れ時にふらり、と施設を抜け出して、 夜に戻ることを繰り返していたから 暗くて何を考えているか判らない子供、と 怒られる事もしばしばだった。 ――もう記憶も朧ではあるが、 当時は、ふらつきたくなる理由を、 大人になど理解されなくても構わないと思っていたのだ。 どうせ施設にいても年上に殴られるだけなのだし。]
(412) 2018/08/25(Sat) 11時頃
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[どこへ赴いても、 子供は、大人に手を引かれているものだった。 それが羨ましいと思ったことがあるのを、覚えている。 愛だの、絆だの、 その当時はそんな難しいことはわからなかった。 小学3年になるかならないか、 そのくらいの年頃だったから。 ただ他の子供には与えられているおもちゃが 自分にないことが、腑に落ちなかった。
それから。 施設を離れているのに、 外の世界なのに、 なぜか施設の中の親に捨てられた子に似た顔の子を いくらか見るのが不思議ではあった。]
(413) 2018/08/25(Sat) 11時頃
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[その日は、施設からかなり離れ 遠くの町まで足を向けていた。 追ってくる大人なんていなかった。
夕暮れの公園をひとりで歩いていた子供に、 むしゃくしゃしてボールを投げてやったことがあった。]
「ひとりぼっち。」
[お前も俺と同じだといわんばかりに投げかけて 虚しさを遠ざけたことがあった。]
(414) 2018/08/25(Sat) 11時頃
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[ふらり、と忍び込むように祭りに紛れ込んで 小銭もないから、屋台を見るだけ見て、 うちあがる花火をぽかんと見上げたこともあった。
その中にいくつも親子連れの姿があるのに、 ひとり わたがしを買い歩く少女の姿に 小首を傾げたこともあった。>>1:501]
「……おまえ、ひとりなわけ」
[すれちがうときにそんな事を言った。
――施設のやつらと同じ 寂しい背中だな、とか。]
(415) 2018/08/25(Sat) 11時頃
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[ 元々ない から ”ある” ことで苦しむことなんか その当時は、知らなかった。
半端に ある ほうが 痛いことがあるってことも**]
(416) 2018/08/25(Sat) 11時頃
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[ 声がしたので止めることの無いように 蹴り押していた爪先を上げる。
消毒液の香りを引き連れた 落花が内側から顔出した。>>391 ]
万が一とか ウケんな
[ 差別であるとか、そう言うことは一度置き 万が一 という言葉を考えるに 万が一 なことを起こすようなやつがいると つまりは禁制された 男子 など 信用などされていないのであった。 ]
(417) 2018/08/25(Sat) 11時半頃
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[ 顔色の悪い 落花 は口元を抑え いかにも具合の悪そうな体であったが 英司もまたそうしたい心地である。
友人であっても腹の中で何を考えているのか 分からないのだから当然ともいえるが 提灯の下、皆で笑い合ったお祭りにて 少しばかり芽生えたと思っていた友情など 幻想であるのだ と目の前に突き出された。
女の形であれば、万が一は無いのだろうか。 女の中に 突然包丁を振り回す気狂いはおらず 男の中に 突然同級を襲い出す色狂いはいると 結局は差別の話に巻き戻るので 此れ以上は無駄な話である。 ]
(418) 2018/08/25(Sat) 11時半頃
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はやくしろよ
[ 扉の境界線の上に立って腕を組むようにして 自らの苛立った爪先を眺めていた。 此処は酷く居心地が悪いので 何処でも良いから別の場所に行きたい。 常の事であるが、今は特にそうだ。
視界の中に映る差し出されたシーツを 英司は彼女の様な教養が無いので 「ありがとう」も「じゃあね」も言わず 無言で受け取って踵を返す。
血生臭いマネキンの前の方が 此処よりは幾分かマシである。* ]
(419) 2018/08/25(Sat) 11時半頃
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/* あかねちゃんが 乃歌ちゃんに好意が在るから機嫌よしこなのか 英司が同類っぽく見えてるから機嫌よしこなのか 分かんないー!!!乃歌ちゃんのこと好きなの!?
(-72) 2018/08/25(Sat) 11時半頃
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― 教室・文化祭仕様 ―
[一歩足を踏み入れると、あの日の空気が蘇るようだ。 飾りつけに、音楽。僅かに香る、木の香り。 バオバブの木だから、と仕込んだ木のアロマオイルの匂いだ。 購入したいという安藤くんと、 予算の攻防戦をしたことを覚えている。 結局そのアロマオイル戦線は、 クラスメイトの私物を数滴譲ってもらうことで片がついた。 種類は何だったっけ。覚えてない。 バオバブではないことは確かだ。 そこに突っ込んではいけない。]
(420) 2018/08/25(Sat) 11時半頃
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[さくらさんの姿はこの教室には見えない。 それどころか、鳥かごもこの教室には見当たらない。]
あれ。どうしたんだっけ…
[文化祭当日。 どこかに移動させたのだったろうか。 居た筈だ、と思うのに。 ぽっかりと穴が空いたように思い出せない。]
(421) 2018/08/25(Sat) 11時半頃
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[机を重ね、バックヤードとした裏側に入る。 クーラーボックスを開けば、 提供する予定の材料が詰まっている。 指先でパッケージを触り、残数をチェックした。]
開始前…それか午前、ってところかな。
[作業スペースに置いたチョコレートシロップを持ち上げる。 当日、なくなりそうになって焦ったのはこれだった。]
(422) 2018/08/25(Sat) 11時半頃
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[急いで買いに行く必要があるけれど、 手が離せる状況になくて。 バックヤードに顔を出したカネさんに、
「追加の買出し行きたいんだけど、 誰か動ける人いない?」
そう言って人員追加を頼んで、 借りてきたのは、さて誰だったか。 「あとお願いね!」とエプロンを押し付けて、 自転車で10分のスーパーまでの距離を、 8分で往復した。 ちょっと無茶をしたから、直ぐには作業に戻れなくて。 後ろでぜーはーしている間も、手助けしてもらった。 「いやほんと、マジで救世主。ありがと。」 なんて両手を合わせて拝んだことを、覚えている。]
(423) 2018/08/25(Sat) 11時半頃
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[ホットプレートの電源を入れる。 クーラーボックスから取り出すのは、 水とウインナーと、 事前に作っておいたマッシュポテト。 ボウルに水を注ぎ、ウィンナーを軽く潜らせた。 そうして焼くことで、軽くボイルした食感に変わる、 といいなあとは思うが、実際差があるか、正直わからない。
角バットをプレートに乗せて、 マッシュポテトを移して温めながら、 お皿とフォークを準備する。]
(424) 2018/08/25(Sat) 11時半頃
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[フォークは家庭科調理室から借りたけれど、 国内有名メーカーのボーンチャイナの白い皿は、 封都さんから借りたものだ。 あの時、これなら比較的低価格なはずだと思ったけれど、 後日、デパートで同じお皿をみつけて、 少しランクが上の品で驚いた。
マッシュポテトと焼いたウィンナーをお皿に乗せれば、 食堂のモーニングの出来上がりだ。 ケチャップはお好みでどうぞ。の仕様。
英国児童小説に出てくる朝食再現に悩んだが、 これくらいなら比較的低コストで、 誰しもが作りやすいと採用した。 少しだけ凝ったのは、事前作成のマッシュポテト。 朝、あくびを噛み殺しながら 蒸した芋をすりつぶしたのを覚えている。]
(425) 2018/08/25(Sat) 11時半頃
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……。
[一皿、二皿、三皿。 とりあえず3つ準備するのは、家族ごっこの癖。 おぼんに載せてバックヤードの出入り口を見るけれど、 当日みたいに接客班が顔を出すわけじゃない。 仕方が無いな、と自分で表に運ぶ。]
(426) 2018/08/25(Sat) 11時半頃
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[一つのテーブルに3セット並べてみたけれど、 ここにはドリンクが足りていない。]
……。
[ひとりじゃやっぱり、タイミングが合わない。 それに、ひとりで食べるもなんだか違和感がある。 おなかはすいていたけれど、興が乗らなくて、 机の上に料理を残したまま、教室の外に出た。*]
(427) 2018/08/25(Sat) 11時半頃
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──現在/音楽室──
[ 笑顔を浮かべた日夏が顔を出す。 やはり顔色は優れないようにも見えたが、 ひとまずは平常通り会話を交わす。]
え、女子をさしおいて、 保健室で寝る気でいたわけ?
[ ベッド足りねえよ。って、 空木はわかり切ったことを言う。
別に親切を気取る気もないが、 ”──まあ、そうなるか。” 空木の気持ちもそれに近い。]
(428) 2018/08/25(Sat) 12時頃
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体育館なら、全員で雑魚寝できそーだけど、
[ 考えかけて、一色や封都の顔が浮かぶ。]
……ナシだろーな。
[ だから、男子は床でごろ寝。
幸い、空木はこのまま転がれって言われても、 特に問題なく眠れる自信がある。]
……1階なら、窓も開かないし。 [ 飛んでいく鳥もいないだろう。 「ちょうどいいんじゃない」って空木は言う。 顔色の悪い日夏を見下ろしていたら、 彼は冗談みたいな口調で質問を投げる>>410。]
(429) 2018/08/25(Sat) 12時頃
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……おれ?あー、うん。へいき。 文化祭なんでしょ。ホラーじゃなくて。 ……安藤のことは、よくわかんねえけど。
……日夏こそ顔色わりーの。
[ 或いは、それが当然なのかもしれない。
現実では起こりえないことばかり起きて、 事件現場みたいなものまで出てきたら、 ヒステリーのひとつくらい起こしたって、 誰も怒らないような気がする。
ある意味この場に相応しいやり取りの後、 空木は、音楽室の扉に手をかけて言う。]
(430) 2018/08/25(Sat) 12時頃
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じゃ、おれ、みんなに言ってくんね。 男子は音楽室で寝よって。
[ 準備はふたりに投げてしまえ。って、 また冷たい廊下に繰り出していく。*]
(431) 2018/08/25(Sat) 12時頃
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/* このむらのだんし、こんなに草食の獣っぽいのにな!>>418
(-73) 2018/08/25(Sat) 12時頃
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/* >>429 ごめんてwwwwwwww という気持ちで見ている
(-74) 2018/08/25(Sat) 12時頃
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少女 Aは、メモを貼った。
2018/08/25(Sat) 12時半頃
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[マネキンの片付けの手伝いを、弓木がしてくれるらしい。>>324 そうらしい反応を見れば、ぼくはまた失礼にもびくりと肩を跳ねさせたけど、 正直なところありがたかったのは間違いない。
保健室の前、ぼくは禁制された男子なので、 ——女子同士の輪に自分から入っていく度胸なんて、これっぽっちもなかったので、 大人しく立ち去ろうとして少し歩いたのだけど、 弓木は扉越しにイライラした声を投げかけた。>>325>>326]
(432) 2018/08/25(Sat) 12時半頃
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|
弓木、おまっ……
[情けないぼくはおろおろと、保健室から少し離れたところからその様子を見る。 何やら中にいた封都さんが応対してくれたようだけど。>>391]
あ、ありがとう。 片付けに必要だったから。
[>>419礼を言わない弓木の代わりに、ぼくがそれを言う。 何の片付けをするのか、までは言わない。]
(433) 2018/08/25(Sat) 12時半頃
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|
……。
[気まずそうにきょろきょろするしかなかった。 ぼくは男子であるがゆえ、弓木の苛立ちも理解はできるから。
男子が一方的に締め出されるのは確かに気分は良くないけど、 女子にとってはそういう防衛をする以外に方法は無いのだと。
男女の間に真の意味で友情は成立するでしょうか。 みたいな議論は、どうして成立するんだろう、という話。]
雑巾とバケツ取ってくる。
[シーツを持った弓木にそう言って、ぼくは血を洗浄するための道具を用意しようと、 近くにあった掃除用具入れに向かっただろう。*]
(434) 2018/08/25(Sat) 12時半頃
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|
― 階段 ―
[時間的に夕食とは遠い。 今夜は保健室で寝ることになるんだろう。 階段へいくと、奇妙な匂いに気付く。>>#5]
ん?
[文化祭の中にあって、その匂いは異様だ。 奇妙に思いつつ階段を降りようとして、 それを目にした。]
っ、大丈夫!?
[人だ、と思った。 髪の色、長さ、それらは安藤に似てたから、 彼なのかと思った。 階段を駆け降りて傍に膝をつき、 血の出所を探そうと触れようとして、気付く。 それが制服を着たマネキンだという事に。]
(435) 2018/08/25(Sat) 12時半頃
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うっわ、誰。こんな悪戯するの。
[悪趣味きわまり無いな、と眉をしかめる。 膝と手がぬるっとして、気持ち悪い。]
全く、もう…。
[手にべっとりとついた血を眺めて、 ここが匂いの発生源だと予想する。 まさか、ねえ。 なんて思いながら、手を近づけて匂いをかぐ。 …絵の具じゃない。 まるでホンモノの血臭みたいだ。]
(436) 2018/08/25(Sat) 12時半頃
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|
冗談キッツ……。
[近くの手洗い場に行って蛇口を捻り、 赤を流れ落とす。 膝はどうしようか。 周りに誰もいないしいいか、と、 足を上げて膝の赤をすすぎ、 靴下に流れる前にハンカチで拭う。 それだけじゃやっぱりなんだか気持ち悪いから、 石鹸も使って軽く洗って。]
あれ、放置…はマズいよね。驚くし。 ……しょうがないな。
[近くのオバケ屋敷をやっている教室に入って、 端の方、バリケードにかけられた暗幕を拝借する。 ついでにもう一枚、余分にもらうのは今晩の為。 階段まで持って行き、とりあえずそのマネキンにかけた。]
(437) 2018/08/25(Sat) 12時半頃
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|
[この状況で、わざわざ片付けようとしている人がいるなんて、そんなこと、知る由もない。]
ん。これでよし。びっくりはそんなにしない。
[満足したように頷く。 残った暗幕を腕にかけたまま、また歩き出す。 一人が怖いか、といえばそうでもないけれど。 多少、心細くはあったから。 保健室へ続く道を歩いた。**]
(438) 2018/08/25(Sat) 12時半頃
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―― 現在:保健室 ――
[保健室に戻った私は、 冷めてしまったコーヒーを飲みました。 いつもどおり何も入れない黒い飲み物です。
ふと、朝のことを思い出しました。 白い世界に黒い飲み物。 対照的だと思ったのですが、 今窓の外は夜の闇に包まれています。
安藤君のマネキンは放置したままでした。 あれが安藤君の遺体なら、そのままにはしておかなかったと 思います。 けれど、あれはただのマネキンです。
扉を叩く音に、私は顔をそちらに向けます。>>325 ノックというには、ずいぶん下の方からしましたが。]
(439) 2018/08/25(Sat) 14時頃
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[応対をしてくれたのは封都さんでした。>>389 私はコーヒーカップを持って座ったまま、 やりとりを眺めていたので、こちらに背中を向けた 封都さんがどんな顔をしているのかは 見えませんでした。>>391
廊下から聞こえる弓木君の声は、不機嫌そうでした。 無理もないと思います。 性別を理由に排除されるのが、 気持ちのいいことではないことくらい、 私にもわかります。]
あ。
[だから、封都さんの返事に、思わず声が漏れました。 「万が一があっては困る」 それは万に一つの可能性を疑っているといっているような ものです。]
(440) 2018/08/25(Sat) 14時頃
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ち、ちが、 そんなつもりじゃ、
[言いかけて、私は口をつぐみます。 そんなつもりではないのなら、 どんなつもりだというのでしょう。
乃歌さんは、男性から酷い目に遭わされた。 それ以来男性すべてが恐怖の対象になってしまった。 だから、乃歌さんの落ち着ける場所を確保するために、 こうするしかなかった。
そんなこと言えるでしょうか。 私には言えません。
私にできるのは、黙ってシーツの用意をする封都さんの お手伝いをすることだけでした。]
(441) 2018/08/25(Sat) 14時頃
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[シーツは何に使うのかは、 黄楊君が説明してくれました。>>433 片付け。それはおそらく安藤君のマネキンの、でしょう。
男子禁制の保健室に、私はごめんなさいとは言えません。 だから、せめて。]
ありがとう。
[片づけをしてくれるという弓木君と黄楊君に、 そうお礼を言いました。*]
(442) 2018/08/25(Sat) 14時頃
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──現在/3年5組──
……で、みんなどこいんの?
[ みんなに知らせるなどと言って、 空木はそのみんなとやらの居場所を知らない。
とりあえず、と教室に戻ったはいいが、 無人で、黒板に見覚えのない書置きがあるだけだ。]
つか、すでに保健室とられてっし。
[ ウケる。と呟いたが、拾ってくれる者もなく、 空木はそれ以上何も言わず、チョークを手に取る。]
(443) 2018/08/25(Sat) 14時頃
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[ カツカツとチョークが黒板を叩く音。 それ自体は好きなのだが、 どうにも右下がりになる文字に苦戦しながら、 空木は追加で文章を書き足す。
『 食事⇒隣の喫茶にも材料あったよ 』 『 寝るところ⇒音楽室は男子が占拠した 』
冗談めいた一文の後に、少し考えて署名を残す。
『 空木・日夏・阿ソ 』
勝手に名前を拝借したが、 バランスをとるのが下手ないびつな字だ。 書いたのがだれなのかは見れば分かるだろう。
ややこしい字してんな。と眉を顰めて、 最後の一文字だけをカタカナで記す。]
(444) 2018/08/25(Sat) 14時頃
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[ ──”空”も”木”も、 一年生の終わりには習ったし、 空木と書いて、くうき。とも読める。 ……って言われて、なるほど。と、空木は思った。]
(445) 2018/08/25(Sat) 14時頃
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──現在/3年5組喫茶──
[ そのまま、人影を探すように、 空木は隣の教室の扉を滑らせた。
そこもやはり無人なことに変わりなく、 踵を返そうとした空木は、 ふと、違和感に気づいて再度室内を見回す。]
……あ? 誰か来たのか?
[ 或いは、この世界の思し召しだと空木は思った。 この状況で食事を作るやつが果たしているかな。
……まじめにそんなことを考えて、 ばかげている。って、空木は自分でも思う。]
(446) 2018/08/25(Sat) 14時頃
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[ 改めて部屋の中に踏み入って、 机の上をしげしげとながめる。
用意していたメニューのひとつだ。 仕込み作業>>425の際に、ゲラゲラ笑いながら、 「ぜってえ料理人にはなりたくねえ」と、 割と本気で呟いたことを覚えている。
それが、みっつ。 カトラリーも添えられて、 召し上がれ、と言わんばかりに並んでいる。
けれど、なんだかさみしいな。と思って、 空木は飲み物がないのだ。と思う。
これはいけない。口の中がもさついてしまう。]
(447) 2018/08/25(Sat) 14時頃
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[ 考えたことといえば、それだけだった。 空木はひょいとバックヤードに引っ込む。
クーラーボックスを漁れば、あった。 事前につぶした冷凍イチゴ。 ジャガイモをすりつぶすのと違って、 冷凍イチゴをフードプロセッサーでひくのは、 なんだか爽快で楽しかったなあ。と空木は思う。
どうにかして氷を用意するか。というのが、 ドリンクを出すにあたっての難所だった記憶があるが、 あたりを見回しても、今ここにはないようだった。]
(448) 2018/08/25(Sat) 14時頃
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[ 背の高いグラスに、 こなごなのイチゴをほんのひとさじ。 作業台に置かれたシロップを注ぎ、 炭酸水かふつうの水かはお好みでどうぞ。
……今回は、すぐに飲む誰かがいるんでもないから、 冷やしてあった水を上からそうっと注ぎ込む。]
(449) 2018/08/25(Sat) 14時頃
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[ すぐに生ぬるくなりそう。と思いながら、 空木は並べたグラスみっつともに、 薄ピンク色の色水をつくった。底に赤が沈む。
器用にグラスみっつを手にもって、 空木はモーニングプレートのかたわらに、 ひとつずつ、ドリンクを添える。
テーブルに並べ終わったところで、 空木はなんだか満足してしまう。
席に着こうとして、 こんなに空しいことなんてない。と思う。
まあいいか。と空木は思って、 ふたたび当てのないひと探しの旅のため、 冷たく明るい廊下へと、偽物の教室をあとにした。*]
(450) 2018/08/25(Sat) 14時頃
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脱ぎ捨てても、まだ脱げない肉と皮
(451) 2018/08/25(Sat) 14時頃
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── 回想/ある夜 ──
[ 帰って来たばかりの洋祐が 玄関から数歩の所で眠りこけていた。 軽く蹴れば ふとん〜運んでえ と喚く。 運んでやる気など無かったが 少し黙る後また喚く を繰り返したので 仕方なしに布団を敷き、足を持った。
洋祐は ふごふご 言いながら手を伸ばす。 ]
…… おい、寝ぼけんなカス
[ 泥酔状態になると雌雄もなにもかも 分からなくなるようであり きめえ と思いながらも引き摺る。 やつが足を雀卓にぶつけようと構わない。 ]
(452) 2018/08/25(Sat) 14時頃
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[ 布団近くで下ろした後に 転がして何とか身体を収める。 そうして、携帯に通知が来ていたので 英司も何気なしに腰を下ろして画面を見た。
ぐい とついていた手が引かれる。
何が起こったと理解する暇もなく 英司の目の前には携帯が転がっており 布団の中に引き込まれていたのであった。 意味を理解するよりも先に服の下へ やつの手が入って来たため非常に驚いた。 ]
ッ
[ ひゅう と喉が鳴る。 ]
(453) 2018/08/25(Sat) 14時頃
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っざ、けんな ! 気持ちワリぃ !
[ 英司がそのとき洋祐を殴れたのは 性別がどうこう という話ではなく やつが自らの叔父であって 飽きる程見知った関係であるために 本気で抵抗しても殺されない と 分かり切っていたからに過ぎない。
殴った後の身体から後退って拳を構えるが 洋祐は漸く目を三分の一開けて此方を見て お姉さんじゃなくてお前かよ とでも言いたげな 不快そうな顔をしてからまた目を閉じた。 ]
(454) 2018/08/25(Sat) 14時頃
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[ 信じられない生き物を見た顔で 英司はいびきをかき始めた男を見た。 自分の性別やらなにやらも知っているのに こういったことが起きるなど在り得ない。
全身に ふつふつ と鳥肌が現れる。 心臓が早鐘を打ち、今になって冷や汗が出る。
とは言えど、英司は女では無いのだから ロクデナシ が意識も無く泥酔しているときの 更に言えば性欲が爆発した場合のみ起こるので もう二度とこのようなことは起きないだろう。
洋祐であっても 寝ぼけていただけで 生き物であれば何でも良くなったわけでなく 泥酔するといつも記憶を無くすため 朝にはこんなことを忘れている。 ]
(455) 2018/08/25(Sat) 14時頃
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気持ちが悪い
(456) 2018/08/25(Sat) 14時半頃
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[ 悪い夢のようだ と思い込む。 もう一度風呂に入りたい気持ちであったが 英司は風呂に入るのが大変苦手で 入浴後はいつも何十分か 死にそうな顔で ぐったり と項垂れている程だ。
高校の修学旅行であっても、だから では無いが 部屋の付属のシャワーに入り その後はベッドで沈黙していた。 偽物の弟を家に招いた日だって 彼が居る間に風呂に入ろうとはしなかったし、 何かで入ることになったのならば 例に漏れずろくに体も拭かないべちゃべちゃな姿で 服を濡らし青い顔をすることになった。
この日は既に風呂に入った後であったので だから、仕方なく携帯を拾って 何も無かったような顔をし寝床に入る。* ]
(457) 2018/08/25(Sat) 14時半頃
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…… 気持ちが悪い
(458) 2018/08/25(Sat) 14時半頃
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―― 回想:夜の本屋さん ――
[にこにこと笑顔で空木君は私を見つめます。>>123 なんだか見透かされているような気がしました。 そんな風に思うのは、 私に後ろめたい気持ちがあるからでしょう。
困る? と聞かれて、私はぱちりと目を見開きます。 慌てて首を横に振りました。]
そんなんじゃないよ。そんなことない。 ちょっと恥ずかしいだけ!
[学校とは違う、お仕事モード。 そういう姿を見られる気恥ずかしさもあります。 でも、もちろんそれだけではありませんでした。 一番恥ずかしくて、見せたくないのは、 お仕事モードよりもプライベートの方です。]
(459) 2018/08/25(Sat) 14時半頃
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[本屋さんから程近い私の家は、 見た目だけでもちょっと引かれてしまうくらい 古い安アパートで、治安もあまりよくありません。
週に一度しか帰ってこない母は、 ご近所とよくトラブルを起こしました。 苦情を言われて謝りにいくのは私の仕事でした。
そういう姿を知られてしまうかもしれない。 それが一番恥ずかしくて、私が一番恐れたことでした。]
(460) 2018/08/25(Sat) 14時半頃
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[また借りるから買わないと空木君は言いました。>>125 手元に置いておきたいものを買うという私の発想が、 空木君になかったのと同じように、私には友達から 何度も借りるという発想がありませんでした。 そうなんだ、と私は微笑みます。]
そういうの、いいね。 気軽に貸し借りできるのって。
[私が本を借りるの相手はもっぱら図書館です。 友達から本を借りる。しかも、何度も。 その行為は私にはとても眩しく見えました。]
(461) 2018/08/25(Sat) 14時半頃
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………………え?
[チャレンジャーだと言った私に、 自分のお金じゃないと空木君は言います。>>127 私はえ、と声を漏らして、 本の山を見て、渡されたカードを見て、空木君を見て、]
え?
[空木君のお金じゃない? お小遣い……は、空木君のお金でしょう。 お使い……というわけでもないはずです。 私の理解を超えた言葉に、私は不思議そうに瞬きをして、 でも、なんと尋ねればいいのかわかりませんでした。]
(462) 2018/08/25(Sat) 14時半頃
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ええと、気をつけて。 ありがとうございました。 ええと……またのお越しをお待ちしております。
[結局、かけるべき言葉が見つからないまま、 本の山を抱える空木君に、 マニュアル通りの言葉をかけます。 それから、控えめに、店員ではなくクラスメイトとして、 言い添えました。]
(463) 2018/08/25(Sat) 14時半頃
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あの……無理そうだったら、何冊か預かるよ? 明日、学校で渡せる、けど。
[タクシーなんて発想は私にはありません。 おずおずと申し出た返事はどうだったでしょう。 大丈夫かな、と自動ドアが閉まるまで、 私は空木君を見送ったのでした。*]
(464) 2018/08/25(Sat) 14時半頃
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/* みんなの過去を見てると、本当になんで空木が死ぬんだろうって思うけど、 空木くんは物質的に困ることもなく育ったのでわがままなんだと思うことにしています。
(-75) 2018/08/25(Sat) 15時頃
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─── 現在・音楽室
[ そういえば、で問われる言葉。>>408 聞かれるとは思ってなくて、 ぱちぱちと丸く瞬きを繰り返す。 視線をやや斜めに落として、 困ったように、笑う。 ]
怒って、ないよ。 まどろっこしいとは思ってた でも、それ以上にさ 羨ましいなって思ってたんだ
[ あんな風に言い合えることが。 仁花、とは仲間だったけど、 あんな風に言い合ったことはない。 ]
(465) 2018/08/25(Sat) 15時頃
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[ ─── アタシは、女だから。 そうやって、自分を偽り続けてた。 肝心なところはいつだって、 蓋をしたまま、だったから。 ]*
(466) 2018/08/25(Sat) 15時頃
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[ ちゅんちゅんと鳴く鳥は、 鼠を食べることはあるんだろうか?
ヨスガと顔を合わせて悪党顔をする。>>409 アジトがばれたか、って気持ち。 扉を開いたとこにいる二人を見上げて、 そして、ヨスガの方を見てから、>>410 問い掛けに、こくんと頷く。>>392
そして、手に入れた小悪党のアジトは、 いとも簡単に、乗っ取られた。>>393 ]
……たしかに。
[ とりあえず、頷いておいた。 ]
(467) 2018/08/25(Sat) 15時頃
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[ 男子禁制 と貼られた保健室の扉と、 ベッド数の限界を思い出して、 ウーンと顎に手を添えるそぶりをする。 ]
分けた方がいいもんね
[ 乃歌がいるし、落花もいる。 同じ空間で過ごすには配慮が必要だ。 ]
(468) 2018/08/25(Sat) 15時頃
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[ 悩んだ末、一言告げる。 ]
……アタシは、教室の門番するよ 何かあったときの連絡係みたいな、 教室の椅子でも、寝られるし
[ ちょうど良いんじゃない? って、顔合わせで確認し合う 三人の顔を見上げてみた。 ]
(469) 2018/08/25(Sat) 15時頃
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[ 音楽室を整え始めるヨスガと連太郎へ またね、と手を振って告げれば、 理が出て行った扉をアタシも抜ける。
ほら、お腹すいたし。いい加減。 殆ど機能していないスカートのポッケに、 手を突っ込んでずかずかを廊下を歩いた。 行き先はどうしようかって、悩む。 少し先を歩く理の後をついてプリンゲットするか、 家庭科室とか購買とか、腹拵えしなきゃなって。 ]*
(470) 2018/08/25(Sat) 15時頃
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―現在:保健室―
[底がべたついた上履きを脱ぎ捨てて、 乃歌は残っていた甘いコーヒーを飲む。 中身の少ない紙コップで口元を隠すようにして、 落花の表情を伺う。
穏やかに、全てを諦めたように笑う彼女。 自分の内心を見透かしたような言葉に、 乃歌は何も言い返せなかった。
きっと、何を言ったとて彼女には伝わらない。 分かってしまうのだ。 恐怖は布に落ちたインクのようにしみ込んで、広がって 決して消えることは無い。 忘れることなんて、出来ない。]
(471) 2018/08/25(Sat) 15時半頃
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[なら、いっそ――]
(472) 2018/08/25(Sat) 15時半頃
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[思考を遮るように、扉を叩く音がした。 一緒に聞こえた声>>326に顔を顰めて、 視線だけそちらに向ける。
扉を開いた落花の顔色がたちまち青くなる。>>391 乃歌は弾かれたように駆け寄ろうとして、 けれど、何も手を出すことは出来ない。 シーツを運ぶ二人を、少し離れた場所から 見守ることしか出来ない。
万に一つがあると思うのか。 例えばそう問われたとて、乃歌は何も言うことが出来ない。 それが答えのようなものだった。]
(473) 2018/08/25(Sat) 15時半頃
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[―――「少なくともみんな普通の人間なんです。 それがいざという間際に 急に悪人に変るんだから恐ろしいのです。」]
(474) 2018/08/25(Sat) 15時半頃
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[弓木が去って、保健室に沈黙が流れただろうか。]
……何よ、アイツ。感じ悪い。
[口をへの字に曲げて、悪態をついた後、 乃歌は落花に歩み寄った。 彼女の背を撫でようと手を伸ばす。 大丈夫?だとか、声をかけることはしなかった。 いや、出来なかった。
乃歌は、身をもって知っている。 植え付けられた恐怖は、 そう簡単に拭い去れないだろうということを。**]
(475) 2018/08/25(Sat) 15時半頃
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──現在/音楽室──
よくはねえだろ。
[ ──って、空木は即答する。
知ってるか? 『巨大 水槽』で検索しても、 ひとが泳げるサイズのやつ、全然ねえんだ。
って、言う機会もなく、空木はここにいる。
悪いことをした──というか、 ひどい態度をとったな。とは思ったけれど、
「あのさあ、こないだはごめん」とか、 ひと前で謝る度胸は空木にはなかったし、 ましてや、「ちょっといい?」なんて、 女子を連れ出すほどの勇気なんてない。]
(476) 2018/08/25(Sat) 15時半頃
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[ ──そもそも、どうしよう。なんて、 悩んでいたのはその夜までで、
翌朝、リビングで目覚めを迎えたときから、 教室で桜ヶ台の顔を見るまで、 空木はそんなことすっかり忘れていた。]
(477) 2018/08/25(Sat) 15時半頃
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……ベッド足りないにしても、 引っ付いて寝るとかさあ、 あのなんか、硬い台とかあんじゃん。 椅子よりまだマシじゃねーの。
[ 暗に、保健室に行けと含んで、 空木は言いづらそうにしながらも指摘する。
もごもごと、ふたりからも何か言えと、 日夏と阿蘇にそんな視線を送りながらも、
対象の定まらないひと捜しのため、 音楽室を後にする。桜ヶ台も、部屋を出る。]
(478) 2018/08/25(Sat) 15時半頃
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──少し前/廊下──
……なに、女子喧嘩したの。
[ 絞り出すように空木が言えたのは、 そんな問いかけだけだった。
男子/女子で別れることに、 空木はなんの疑問も抱かない男だ。
相手の性別によっちゃ変わる態度もあるし、 女子の世界って怖いんでしょ。と思っている。
なんていうか、そういうもんだ。 ただでさえ気まずい間柄でもあるが、 尋ねていいものか、と躊躇い気味に聞く。]
(479) 2018/08/25(Sat) 15時半頃
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……あと、サンキュ。 日夏のこと、追いかけてってくれて。
……あいつ、なんか言ってた?
[ 阿蘇とあんな話をしてからずっと、 誰なんだろう。と渦巻く疑問もある。
ぽつ、ぽつとこぼしながら廊下を歩く。 そんなひとときもあったことだろう。*]
(480) 2018/08/25(Sat) 15時半頃
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──回想/夜の本屋>>459──
[ ふうん。と空木は言う。うれしそうに言う。
建前だとか遠慮だとか社交辞令。 そういう言葉も、空木は知っているけれど、
それでも、慌てて首を横に振る庄司に、 「じゃあ、また来よー」って、本気で言う。]
えー、じゃあ。 うちにあるやつだったら、おれが貸すのに。 気軽に。貸出期限も延滞金もねえよ?
[ いいね。という言葉だってそうだ。 空木はその瞬間だけでも真に受けることにする。]
(481) 2018/08/25(Sat) 16時頃
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[ ────それから、
庄司は、なんだか変な顔>>462をして、 二度も「え?」と疑問符をつけて呟いた。
空木は、半笑いといわれて評判の悪い、 うっすらとした笑みを浮かべたまま、 会計が終わるのを、静かに待っている。]
(482) 2018/08/25(Sat) 16時頃
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……庄司さん、なんかほしいものないの。
(-76) 2018/08/25(Sat) 16時頃
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[ 冗談にのせるみたいな声音だったし、 空木はすぐに、冗談って風にからから笑った。
礼儀正しい挨拶と、 ごく個人的な申し出>>464を受けて、
空木はのんびりとした調子で言う。]
ええ、いーの。 じゃあ、お尻の5巻だけ。お願い。
[ へらりと、入れてもらったばかりの袋から、 目的の巻を探し出して、カウンターに戻す。
空木はけっこう図々しいので、 いったん遠慮する、という儀式は省かせてもらう。*]
(483) 2018/08/25(Sat) 16時頃
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/* 6月19日
(-77) 2018/08/25(Sat) 16時頃
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/* 今回なんというか生っぽさ(?)が一段とつよい気がする あとエピ掘り返そうとしたら 抽出出来ない上にボリュームやばくて投げた
弓木が斬れ味鋭くてすき〜みんな好き〜
(-78) 2018/08/25(Sat) 16時頃
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―― 音楽室にて ――
[桜ヶ台あかねの困ったような笑い顔を、 その時はじめて見たと思う。 クラスメートでしかないのに、 彼女の何を知っているんだといわれればそれまでなのだけれど。
いつだって彼女は輪の中の人間だ。 お祭り好きで、みんなを巻き込む力を持っている。 ―― そう思っていたけれど ―― ……ひとに対して、 勝手に思い込んでいることが、 あとどれだけあるだろう。
ヨスガは驚いて、少し考えてからこう返しただろう。]
(484) 2018/08/25(Sat) 16時半頃
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ああいうの って 怖いことや傷つくことばっかりだ でも……あれを羨ましいって思うなら
考えすぎないで、言ってみてもいいのかも。 桜ヶ台さんが普段考えてること。 案外、世界は壊れないから。
[アドバイスなんて大層なものでもなくて 目の前の困り顔で笑うひとに、 言いたいことをいっただけだけれど。
ほどなくして、鼠の足音がする。*]
(485) 2018/08/25(Sat) 16時半頃
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[――どうすれば薄紙を剥がせるだろう。 本音の一歩手前、そこで立ち止まることは 決して悪ではないのに。 こちらにこれないというなら、引き寄せたかった
……エゴでできた動物。]*
(486) 2018/08/25(Sat) 16時半頃
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―― 現在:音楽室 ――
[2人きりなのであれば、 あるいは、活動拠点として秘密基地のように 音楽室を使えたのかもしれないけれど。 残念ながら、悪の組織は乗っ取られたようだった。]
わはは。 ベッドが足りたら保健室で寝たかったね。
[基本的に自分の行動範囲にない教室だから、 思考の中になかったのだよ、と 空木には笑っておいた。>>428 皆理科準備室とか気にせず生きてるだろう、普段。
配慮するなら、 女子は保健室。男子は外。 そうなるのは自明の理とかいうやつだろう。>>468]
(487) 2018/08/25(Sat) 16時半頃
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|
[文化祭準備が起こる頃か、終わった後か、 どことなく男子に対しぎこちなくなった人だとか あからさまに男子を嫌うようになった人を思った。]
……ま、そうだよな
[苦笑。 一階なら窓も開かない、と 意味のわからないことをいう空木に]
外からの敵襲がなさそうでいいね。 さくらも間違って飛んでいくことはないだろし。
[――無邪気に笑った。]
(488) 2018/08/25(Sat) 16時半頃
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” ──勝手に、どっか行ってんじゃねえよ。 ”
[>>96 その言葉が、何を指しているか知らない。 少なくとも、まだ。]
(489) 2018/08/25(Sat) 16時半頃
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[桜ヶ台が教室の門番をする、 といいだした時は、]
寒くない?
[とは、きいた。 ――別に、ヨスガは一人教室の門番をしていても 平気だし、一人寝に孤独を感じないから その提案自体に違和感は覚えないのだけれど。
即答した割に もごもごと否定を唱える空木。 2人の間に流れる変な空気に首をかしげながら
なんとなく、 桜ヶ台は保健室にいきたくないんだな、と そんなことだけ理解した。>>469]
(490) 2018/08/25(Sat) 16時半頃
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|
……。 別に夜の間音楽室で寝てもいいんじゃない? 門番がいるってなら交代制にしてもいいし。
一人で寝たい感じなら それでいいと思うけど。
[元気に学級委員長をやっている時ならともかく ”今”は心の底からそう思うので、 配慮のある言葉など投げられなかった。 すまない。]
(491) 2018/08/25(Sat) 16時半頃
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[空木とまともな会話を交わす。>>430 ほんのちょっと、冒険記っぽいなと思った。]
へーきならいいんだけどさ。 ……安藤?
[頭にハテナが浮かんだけれど、 あとで阿蘇からきけばいいかと考え、 それは置いておく。] 俺は――……そーな。 いろいろビビった。はは。冬の怪談ぽくて。
[軽口のように軽く返して、 その場にふさわしいやりとりを交わす。
妙な違和感だけ拭い去れないまま、 外に出て行く空木と、 遅れて出ていく桜ヶ台を見送った。]*
(492) 2018/08/25(Sat) 16時半頃
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―― 現在:保健室 ――
[感じ悪い、と乃歌さんが言います。>>475 封都さんに近づいて、労るように背中を撫でます。
私は、弓木君が“感じ悪い”とは思いませんでした。 むしろ、弓木君の示した不快は正当だと思いました。
結局私は、物理的に乃歌さんに寄り添うことはできても、 乃歌さんの気持ちを理解することなんてできないのです。 尊重することはできても、共感することはできません。
考えてみれば、当たり前のことでした。 私は名前のない登場人物、ただの少女Aなのですから。 誰かにとっての重要人物になんて、なりえないのです。]
(493) 2018/08/25(Sat) 16時半頃
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|
私、ちょっとお手洗い、行ってくるね。 鍵かけてね。
[小さく笑ってそう言うと、私は保健室を後にしました。 封都さんと一緒なら、乃歌さんは大丈夫でしょう。 むしろ、私よりも、ずっと。 僻んだわけではありません。 それは淡々とした、諦めに似た気持ちでした。]
(494) 2018/08/25(Sat) 16時半頃
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|
[宣言どおり、お手洗いを済ませてから、 私は特にあてもなく廊下を歩きます。
何の気なしに通りかかった教室に入ってみました。]
わあ。
[小さく歓声を上げます。 そのクラスの催しは、縁日でした。]
(495) 2018/08/25(Sat) 16時半頃
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[縁日、という言葉に真っ先に思い出すのは、 もちろん文化祭準備の時のお祭りです。
そして、その次に思い出すのは、 一人ぼっちで行った幼い頃の思い出でした。>>1:500]
「えっ」
[なけなしのお小遣いで買ったわたあめを持って 1人歩いていた私に、 声をかけてきた男の子がいたのです。>>415
私は驚いた顔をして振り向きました。 私の驚きは、言うなれば “自分の姿が見える人間を見つけた幽霊”のような、 そんな気持ちだったと思います。]
(496) 2018/08/25(Sat) 16時半頃
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[それはちょうど、父が亡くなった頃で、>>0:495 養育費がもらえなくなった嘆きを、 何度も母から聞かされていた頃でした。 だから私は何の迷いもなく、こっくりと頷いたのです。]
「うん。私、いらない子だから」
[養育費をもらうという役割が消えてしまった私は、 なんの価値もないただのお荷物でした。 あの頃の私が生きていたのは、 舞台から降りる方法がわからなかっただけだと思います。]
(497) 2018/08/25(Sat) 17時頃
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[でも、今の私は、そんな方法いくらでも知っています。]
あ、あった。
[縁日のそのクラスは、食べ物は扱っていないようで、 残念ながらわたあめはありませんでした。 けれど、射的コーナーはありました。]
ふふ。
[私はそこに近づいて、並んだ的を眺めます。 射的といっても、コルクを詰める、 本格的なものではありません。 用意されているのは割り箸でできたゴム鉄砲です。]
(498) 2018/08/25(Sat) 17時頃
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よーし。
[一丁取ると構えます。狙うのは、小さな猫のぬいぐるみ。 ぱん、と軽い音がして、さて結果は。*]
(499) 2018/08/25(Sat) 17時頃
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/* スナイパー夜子なので、取れたことにするつもりだけど、 一応振ってみると93(0..100)x1
(-79) 2018/08/25(Sat) 17時頃
|
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/* これは取れたな(確信
(-80) 2018/08/25(Sat) 17時頃
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|
─── 音楽室
[ 委員長顔が次第に見え始める。>>485 ソレも、演技なんかじゃなくて、 ヨスガ自身のひとつの姿なんじゃない? ……って、言わないけど思っておいた。
アドバイスに静かに耳を傾けて、 アタシの肩の力が少し抜けた。 ]
ふーん、そしたらヨスガはさ、 ちゃんと向き合ってくれんの?
[ 鼠にアジトを破壊される直前、 何の気なしに問いかけた。 怖い って誰かに言われた真顔で、 じっ とヨスガの顔を見つめていた。 ]
(500) 2018/08/25(Sat) 17時頃
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|
……考えとく。
[ それにて閉幕。 悪の組織になりきれない儘、 鼠退治に立ち向かうこととなったのだ。 ]*
(501) 2018/08/25(Sat) 17時頃
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|
[ アタシは女だ、 ]
(502) 2018/08/25(Sat) 17時頃
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|
よくなくないし
[ 泳いで遠くに行くわけじゃない。 羽ばたいて遠くに行くでもない。
男の枠にも女の枠にも入りきらない。 中途半端な存在なのだ、アタシは。 もしも、寝惚けたアタシが、 誰かに手を出してしまったら、 どう責任を取るつもりなんだって思った。
でも、思っただけ。 ]
(503) 2018/08/25(Sat) 17時頃
|
|
[ そうじゃない、違う と、 簡単に唇は象ってはくれない ]
(504) 2018/08/25(Sat) 17時頃
|
|
[ 悩まれるのも、忘れられるのも。 理にとって、アタシが空気だとしたら、 それはやっぱり、 男と女という隔たりの所為にする。 だから、別に気になんてしてない。
口先では、そう言うだろう。 代わりに、否定の言葉を口にした。>>476 ]
(505) 2018/08/25(Sat) 17時頃
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|
……や、それは駄目でしょ。 アタシ、女だし。 同じ空間にいるのは、気まずくない? 毛布、保健室から借りてくれば、 寒さだって凌げるよ。よゆー
[ 指摘は、ガン無視。>>472>>491 アタシは保健室へと簡単には、 足を踏み入れられないのだ。 かといって、音楽室で寝るにも、 大別された線引きが、邪魔をする。 ]
(506) 2018/08/25(Sat) 17時頃
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[ ─── 結局のところ。 行く宛も定まらないまま、 音楽室を後にするのだ。 ]*
(507) 2018/08/25(Sat) 17時頃
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─── 廊下
[ 巨大な水槽があったとしたら、 カクレクマノミは逃げなければ、 ずっと一緒に泳いでいられる。
でも、
巨大な水槽だったとしても、 いつかは必ず壁にぶち当たる。 広大な海のような自由さはなくて まるで、囚われの人魚姫のようだ。 ]
(508) 2018/08/25(Sat) 17時頃
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[ 枠に当てはめられるのは、 随分と不快な心地にさせられる。 ]
(509) 2018/08/25(Sat) 17時頃
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[ 自分は枠に、はめたがる癖に ]
(510) 2018/08/25(Sat) 17時頃
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[ 理の背中を見てたら、>>479 躊躇いがちに言葉が飛んでくる。 ]
喧嘩?してないよ
[ アタシとアンタの方が、 気まずい空気のままで解散しただろうに。 と、内心笑っていた。 ]
(511) 2018/08/25(Sat) 17時頃
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[ ─── なんでだっけ?
って、疑問に思うけど。 人間の記憶ってものは曖昧で、 寝たら簡単に忘れてしまう。 記憶の引き金さえ引かなければ、 奥の奥に、眠ったままだ。 ]
別に、理の為じゃない。 お礼言われることなんてなにもないよ
[ 檻から逃げ出す動物を、 必死に捕まえたつもりもなくて、 訝しげに眉をそっと持ち上げる。 ]
(512) 2018/08/25(Sat) 17時頃
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……本人に、直接聞いたら?
[ 秘密、てほどか不明だけれど、 頼ってくれた話を口外する気はない。 理の疑問を解消することは、 アタシにはできないことだし。 抑、回答する思考にも至れない。 ]*
(513) 2018/08/25(Sat) 17時頃
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─── 家庭の話
[ ありふれた、ふつうの家庭に生まれた。 両親は健在で、一般的な家庭。 両親は、アタシを愛し可愛がってくれた。 姉も、優しくて あかね をよく頼ってくれた。 家庭内で喧嘩だってするけど、 仲直りはちゃんとできて、 本当に、なんの変哲もない家庭。 どころか、恵まれてる方とは思う。 どこまでも、ふつう だった。
──── なにも不満は、ない。 ]
(514) 2018/08/25(Sat) 17時半頃
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[ ふつう、という枠組みが、 果たして万人に共通するのか。 どちらかといえば、ドラマや漫画、 小説の中で語られるふつうの枠に、 当てはまる程度のものではあったので、 大きく外れていることもないだろう。
そして、両親は。 娘ふたりが健やかに育つことを願った。 もちろんアタシも、叶えようとした。 ]
(515) 2018/08/25(Sat) 17時半頃
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[ 英司の真似をして髪を切って帰った日。 姉と揃いで伸ばしていた髪がなくなった。 初めて、姉とは異なる道を進もうとした日だった。 姉は、かわいいと褒めてくれたけど。 両親は、残念そうに見てた。
その目が嫌だったわけじゃない。 両親に捨てられたわけでもない。 ただ、微かに抱いていた違和感が、 大きくなった切欠だったのだ。 ]*
(516) 2018/08/25(Sat) 17時半頃
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―― 回想:夜の本屋さん ――
え、そんな、悪いよ。
[憧れと現実は、しばしば矛盾するものだと思います。 貸してくれるという空木君の申し出を>>481 私は反射的に断ってしまいました。
憧れているのは本当です。 申し出が迷惑だったわけでもありません。
それなのに反射的に断り文句が出てきてしまったのは、 “落ち着かない”の一言に尽きました。 その場ですぐに返すものならともかく、 日をまたいでの借り物は、 きっと“早く返さなければ”という強迫観念に襲われて、 私を酷く落ち着かなくさせるでしょう。 相手がいつでもいいと言ったとしても、です。]
(517) 2018/08/25(Sat) 17時半頃
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[これは私の心のありようのせいなので、 どうしようもありません。]
でも、嬉しいな。 気持ちだけもらっておくね。
[そう言ったのは社交辞令ではありません。 私は本当に嬉しかったのです。 私がほしかったのは、そういうものでした。 気軽な関係とか、居場所とか、そういうもの。 そんなことは、わざわざ説明しませんけれども。 気軽な申し出にそんな重い感情を返すのは、 空木君を戸惑わせるだけで迷惑でしょう。]
(518) 2018/08/25(Sat) 17時半頃
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[え、としか言えなかった私に、 空木君はなんとも言えない笑みを浮かべました。>>482 お見通しのような、何も考えていないような?
仲の良い友達なら、わかったのでしょうか。 私には何もわかりませんでした。]
(519) 2018/08/25(Sat) 17時半頃
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ほしいもの……あるけど。
[戸惑ったまま、反射的にそう返してから、 レジカウンターの上のカードとその質問が繋がりました。 だから、付け足します。]
でも、カードで買えるものじゃ、ないよ。
(-81) 2018/08/25(Sat) 17時半頃
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[からから笑った空木君は、>>483 なんだかあんまり楽しそうには見えなかったのは、 私の気のせいでしょうか。 少なくとも、ふうんと言った時の空木君の方が、>>481 ずっと楽しそうに見えました。]
いいよ、それくらい。 明日持って行くね。
[23巻から27巻まで5冊。 他の商品とまぎれてしまわないように、 きちんと袋に入れて預かります。]
(520) 2018/08/25(Sat) 17時半頃
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あ、これ、内緒ね。
[特別扱いが他のお客様に知られたら、 クレームが来たりするので原則禁止されています。 他言無用と唇の前に人差し指を立ててみせました。*]
(521) 2018/08/25(Sat) 17時半頃
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──少し前/音楽室──
[ 日夏の存外あっさりとした返事に、 空木はええ。と思って首を傾げる。]
……交代制なら、まあアレだけど。 いくらなんでもひとりで教室、ってさあ。 見張りが必要、ってんなら、 それこそあぶねえじゃん。
[ これに関してだけいえば、 女子が男子が、というより、
所詮われわれは人間なのだ。 それもたった十数年ぽっち生きただけの。 よくても犬猫やみみずくだ。
なにかを警戒して見張りを立てるなら、 寧ろそいつが危ないのでは、と空木は思う。]
(522) 2018/08/25(Sat) 17時半頃
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は? 気まずい、よりは、 身の安全。が、重視だろ。
ひとりで寝るくらいなら、 こっちきといたほうがいいと思う……けど。
[ 日夏の言葉に重ねるようにそう言う。
生憎、想定するのは外敵か怪異。であった。 保健室の張り紙でも見たあとなら、 もう少しばかり気が回ったかもしれないけど。
ひとり別行動。という案に、 納得はしてねえぞ。という顔をして、 空木はとりあえずは音楽室を出ていく。*]
(523) 2018/08/25(Sat) 17時半頃
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──少し前/廊下>>511──
[ 喧嘩はしてない。と桜ヶ台は言った。]
……じゃ、なんで。
[ と短く問うたが、 聞きづらいがゆえに主語も述語もない問い故、 答えが得られるのか、どうにも怪しい。
気まずい間柄、だから。 こうやってもそもそと話しているのだ。
教師につかまり、口の中を見せまいと、 うつむきがちにしゃべるときみたく、 空木は不明瞭な話し方をする。]
(524) 2018/08/25(Sat) 17時半頃
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……とっさに、追いかけるとか、 全然思いつかなかったから。
誰かが追っかけてくれてよかった。 って、おれが勝手に思ってるだけ。
[ 礼を言ってみたが、反応はつれない>>512。
言い訳を述べるように空木は言って、 さりげなくいれたつもりの探りは、 あっさりと跳ねのけられる。そりゃそうか。]
……それもそだな。 あー、うん。考えとく。
[ 都合のいい言葉を都合のいいように使って、 歯切れの悪いまんま、空木は、 「おれ、いったん教室戻るけど」とだけ言った。*]
(525) 2018/08/25(Sat) 18時頃
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/* 一応、振ってもらったお話は、全部返せた…?(ぜはーぜはー 空木君の発言数が3桁越えてるよすごいよ! 多弁勢とかもう言わない。
(-82) 2018/08/25(Sat) 18時頃
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/* 爆睡してしまった いまからめっちゃがんばれ
(-83) 2018/08/25(Sat) 18時頃
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──回想/夜の本屋>>517──
悪くはねえんだけど。 ……まあ、気持ちだけどーぞ。
[ なんだそれ、と空木はやっぱり笑ったが、 辞退されたならばそれまでだ。
その理由を追求することも、 庄司の内心を知ることもなかったが、
そうかあ、と申し出を引っ込めて、 ある意味、じゃあ代わりにと言わんばかりに、 ささやいたのだったけれど、]
(526) 2018/08/25(Sat) 18時頃
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……そっかあ。 じゃ、どーしよーもねえな、おれには。
[ 少し、残念そうに空木は言う。 薄ら笑いのまんま、眉を下げる。
──ちなみに。と、空木は尋ねた。 ほんの雑談の続き、というふうに。]
……それって、なに。 って、聞いてもいい?
[ そうだな、たぶん。 空木にはどうしようもないもの。 ばかりに、躍起になっている空木だったから、 気になったのだ。ひとにとってはなになのか。]
(527) 2018/08/25(Sat) 18時頃
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[ そんな店員さんとのやり取りの中で、 芽生えたひみつは業務的なソレ>>521だけ。
だったかもしれないけれど、 友人が、普段見ない姿で、 子どもみたいな仕草を見せるので、
空木はなんだか愉快になって、 真似をするように、しいっと指を立てた。*]
(528) 2018/08/25(Sat) 18時頃
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― 保健室 ―
[ 弓木さんの機嫌がとても悪いです。 万が一、と申したのが悪かったのでしょうか。 けれど、事実です。 "絶対"がそこにないのなら、 線を引くしかわたくしにはできません。
無言でシーツが奪い取られると。 後ろにいた黄楊さんにお礼を言われました>>433 ]
いえ、黄楊さんには文化祭の時から 面倒なことばかりお願いして申し訳ありません。 よろしくお願いします。
[ 片づけ、と聞けばわたくしは役に立てそうにありません。 お二人を見送って、扉を閉めました ]
(529) 2018/08/25(Sat) 18時半頃
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[ 一色さんがわたくしの背を撫でてくれます>>475 やさしい触れ方に肩に入っていた力が抜けて、 長い溜息が出ます ]
わたくし、弓木さんを怒らせてしまいました。 うまく事を運べないなんて副委員長失格です。
[ もう少し言葉を選ぶべきだったでしょうか。 けれどどのように言葉を尽くしても 線引いて区別をし、不信感を持っていることを 伝えることになるのは変わりないでしょう ]
(530) 2018/08/25(Sat) 18時半頃
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[ 庄司さんが保健室を出ていかれました>>494 わたくしは言われたとおりに鍵をかけます。
そして ]
一色さん、先ほどの話です。 逃げたくなること。 もし、生きることから逃げたくなって、 けれど一人で逃げるのが怖ければ、
…わたくしと一緒に、死にましょう?
[ 庄司さんがいる前では 決して口にしないでしょうお誘いを、いたしました。
返ってくるのが肯定でも否定でも、 どのような答えでもわたくしは そうですか、と微笑んで頷いたことでしょう ]*
(531) 2018/08/25(Sat) 18時半頃
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―― 回想:お祭り ――
[ぼんやりと誰も彼もの表情がわからなくなる。 その中で、怯える封都のことも知らず>>265 どこかで切られるシャッター音のことも知らず>>238 学級委員長は暢気に祭りに興じていた。 なんなら射的の腕があいつよりマシだと 弓木に思われていることも知らない。>>377]
へー! クマノミ飼ってるんだぁ。 可愛いね。
[桜ヶ台に見せてもらった写真。 オレンジ色のカクレクマノミが、 携帯の液晶の中からこちらを見ていて、 純粋に可愛いなと思った。>>380]
(532) 2018/08/25(Sat) 18時半頃
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ラーとブー? ラブ?
[口を挟んだ仁鳥さんによると、 魚達の名前はラーとブーであるらしい。 そうなんだ、と瞬き、当てずっぽうで呟いた。]
(533) 2018/08/25(Sat) 18時半頃
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[――「私もやりたい」 そう、射的に対して庄司もいうから、>>330 ヨスガは少しだけ驚いてから 「お、やろうやろう」と促す。
何の気はなく、 基本的におれより皆当たるだろ、という気で見ていたら――
――思ったよりも正確に、弾が当たる。 庄司の腕前は鮮やかだった。 もちろん、ものすごくびっくりした。]
(534) 2018/08/25(Sat) 18時半頃
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すごいな、庄司さん! 経験とかあるの? こりゃ、1000円は庄司さんに、かな。
何か希望はあるかい?
[なんて、呼びかけたのだ。 ひよこのマスコットの持ち主になって えっへんと胸を張るようである彼女に。]*
(535) 2018/08/25(Sat) 18時半頃
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― 回想:お祭り ―
[ 桜ヶ台さんのお優しいお言葉に、>>379 服の裾をちょこっとだけ掴ませていただきます。 さすがに腕につかまったまま歩くのは大変ですし。
そうしておいてよかったと思います。 指先の震えが、伝わらないでしょうから ]
どれといわれましても。では、あの巾着を。
[ 射的の景品について尋ねられ、>>382 棚を眺めます。 特に欲しいものはないのですが、 何かに使えそうなものと考えてお願いいたしました。 ですけど、どうやらうまく当たらなかったご様子でした。 気になさらないでください、とお伝えしました ]
(536) 2018/08/25(Sat) 18時半頃
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[ 皆様が射的で遊んでいる横で わたくしは、おもちゃの屋台が気になっていました。 見たことがあまりない派手な色のプラスチックのおもちゃは 普通の子供なら持っているものなのでしょうか。
そのおもちゃ屋の片隅に、 ワンコインで買えるアクセサリーが 少しだけ陳列されておりました。 小さな花が一つだけついた細いブレスレット。 わたくしの手でもちぎれそうな粗い作りのそれが やたらと目を引いて、騒ぎの隙間、 ちらちらと目を向けておりました ]*
(537) 2018/08/25(Sat) 18時半頃
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[ 靖利 が掃除用具を取りに行ったため>>434 英司 はとうとう一人きりとなった。 ずんずん足早に進んで行って 赤い液体を未だに流すマネキンに到着する。 誰かが暗幕を掛けたようで>>438 無残な姿は晒されてはいない。
一度、手を出すのを戸惑った。 汚れれば必ずシャワーを浴びることを 周りの人が奴らに勧められるだろう。 なぜこの学校にはシャワーなど余計なものが ついてしまっているのだ と唇を噛む。
言った手前、片付けないことも出来ない為に 英司は暗幕の上にマネキンを引きずる。 近くにあった展示の裏側から適当にガムテープを 拝借すればぐるぐると巻き付け、蓑虫のように 適当に引き摺りやすい風にした。 ]
(538) 2018/08/25(Sat) 18時半頃
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[ 自分がマネキンになったとして 同じことをやられたら 死ね と思うが 安藤ならば えぇ!? ああ …… そう と 視線を逸らすだけで何も言うまい。 ]
はあ
[ 後は適当に空き教室の中に放り込んでおく。 がらん とした、他とは違い いつも通りの教室の中に横たわる蓑虫は 見れば 死体遺棄 という文字が過るが 英司の知った事では無かった。 ]
(539) 2018/08/25(Sat) 18時半頃
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[ 後の片づけは靖利がやってくれるだろう と 踏み戻ろうと思わなかった。 幾らか手は汚れていたので 洗おうと 一番近い水場へ向かう。 其処はトイレであり、クラスの宣伝チラシが 壁の所々に張り付けられている風貌だ。
手を洗い、鏡の中に映る自分は こんな顔をしていただろう と疑問に思う。 英司が学校のトイレを利用したことが無かったが なぜか少し懐かしいような心地になった。 家の鏡が割れているからかもしれないが、 見ていて面白いものでも無いので目を逸らす。
廊下では相変わらず陽気なBGMが 誰かを待つように流れていた。* ]
(540) 2018/08/25(Sat) 18時半頃
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[ ………………ぼくが言いたいことは、何もない。]
(541) 2018/08/25(Sat) 18時半頃
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[そんな態度って無いだろ、とか。 さっきの弓木に言うべきじゃないかって思考を過ったことは、無くもなかったけど。 それを口にして不愉快にさせる意味がないのだ。
ぼくにとっては、まともな学生生活の最初で最後の一年。 平和でありたかったし、思い出は綺麗なまま残したかった。
例え喧嘩したり、信用を損なったら、 それを挽回できる機会は永遠にやってこないし、 ……挽回できるなんて、思えなかった。
弓木を怒らせないようにと、腫れ物を扱うような遠回しの態度は、 彼に透けてしまっていても、しょうがないかもしれない。]
(542) 2018/08/25(Sat) 18時半頃
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[他人との絆を深める方法を学ばないまま、卒業は目の前に迫っている。
ぼくが欲していた青春の形が、分からなくなっていた。]
(543) 2018/08/25(Sat) 18時半頃
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――音楽室にて――
[委員長の顔が自分なのか、 元々の性格が自分なのか、その追求は、 二の次に。
向き合ってくれんの、と尋ねてきた桜ヶ台は、 いつもは見たことがない真顔をこちらに向ける。 ――知らないことって、沢山あるな、と思う。]
向き合う。言っちゃえばいいって思ってる。 …………ん、考えといて。 いつでも、どーぞ。
[対するヨスガは、真顔で「向きあう」と答えてから ふっと笑って、その曖昧な返事に頷いた。>>500
呼吸を整えるのを待っていてくれたように、 考えておくというのであれば、考える間待っていよう。
――悪の組織が壊れた後も。 *]
(544) 2018/08/25(Sat) 19時頃
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―― 音楽室 ――
……まあ、そうなんだけど……。
[空木の言葉には そうだなあ、と困った顔をした。>>522
何せ、死体がマネキンであることすら まだ知識として存在しないので 危険から身を守るのであれば みんなで固まっていたほうがいいとは考えるのだけれど]
(545) 2018/08/25(Sat) 19時頃
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[前提条件として女子は男子と共にいるのが嫌で わかれて過ごさねばならず
その上で どこか頑なに、どちらにもいようとしない桜ヶ台を 無理に音楽室や保健室に据える理屈が思いつかない。 そもそも、空木の様子も少しおかしい。
少し困惑したように、 空木と桜ヶ台の両者をちらちらと見る。]
別に、女子と一緒にいたところで どう、……とかは。
[むしろこの空気は何だろう、と思いながら]
(546) 2018/08/25(Sat) 19時頃
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…………。 俺もたまに教室いくな、桜ヶ台さん。
[とだけ、いうしかない。 仕方ないから、阿蘇と机を運び 敷物をどうするとか考えることにする。
弓木や黄楊はどうしているだろう、と考えながら*]
(547) 2018/08/25(Sat) 19時頃
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— 1階:階段前踊り場 —
[水を汲んだバケツと、数枚の雑巾を手に、 さっきのマネキン現場へと戻ったものの。
そこに残っているのは血の跡ばかりで、 人形を運ぶのは弓木が先にやってくれたらしいことを知る。>>538 手近な教室を覗き込めば、そこには死体遺棄現場があって>>539 巻かれていた黒い幕とガムテープの雰囲気がすごくそれっぽくて、 ちょっとだけビビるものの、まあ、こうなるよなーと苦笑した。
結局のところ、安藤が今どうなっているのかは分からない。 だけどなんとなく、あいつはこの世界にはもういないんじゃないかと感じている。
それが、この世界の法則なのだろう。
……あの心霊番組の内容については信じていなかったのに、 今はこうして受け入れている自分が恐ろしい。]
(548) 2018/08/25(Sat) 19時頃
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[濡らした雑巾で床を擦るように力を入れ、 広範囲に散った赤黒い汚れを拭き取って、バケツにつけて、絞る。 繰り返すこと数回。
そこには流血など無かったかのような、綺麗なリノリウムの床が帰ってきた。
ミステリものでは、ルミノール試薬なんかを吹きかければ、 殺人の痕跡が青白く表れるんだろうな……とか、思ったりもしつつ。
極力汚れないように作業をしていたけど、 服の袖口やらズボンの裾やらについてしまった血の汚れに顔をしかめて、 わざわざ着替えるのも面倒だと思ったので、捲り上げた。
血をたっぷり含んだ雑巾と、バケツの中の水は、 どこかのトイレで捨てようと思う。]
(549) 2018/08/25(Sat) 19時頃
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─── 音楽室
明のことが、あったから?
[ 行方知れず、てのは、 会話の中から察してた。 正直なところ、このときのアタシは、 意地になってた部分もあるとは思う。 ]
こわいの?
[ って、大きな身体を見上げて鼻で笑う。 ]
(550) 2018/08/25(Sat) 19時頃
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……ふう。
[何とも無しに出てきた溜め息。 眠気も少しずつ感じてくる。夜も遅い。
各々、散り散りになった級友たちはどうしているのだろう。 なんて、ぼくが心配することも無い、か。
だんだん大きくなってきた空腹を満たすために、さて、 文化祭のような校舎の中で、どこかで食事ができないかと思えば、
……ああ、そういや。 うちのクラスの喫茶店もあったって、委員長が言っていたっけ。 と思い、興味本位でそちらに向かってみようかと。>>450
その道中、バケツと雑巾は適当に捨てておいた。*]
(551) 2018/08/25(Sat) 19時頃
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ただ、大雪で帰れないだけじゃん 身の安全って、何から守るの?
[ 怪異とか幽霊とか、 不思議な現象に巻き込まれてる、 その事実をまだ受け止め切れていない。 気味の悪いメールが届いたとか、 屋上の扉が開かなかったとか、 紅の海に沈むマネキンだとか、 小さな違和感はあれど、 確証に至るには、証拠が足りなさすぎた。 ]
(552) 2018/08/25(Sat) 19時頃
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[ 困惑するヨスガの姿を見れば、>>546 悪の組織崩壊直後の言葉を思い出していた。 でも、まだ考えられてないし、 他2名が受け止めてくれるとも限らない。 ]
……ありがと、でもそれはそれで。
[ って、ちょっと笑う。失礼じゃない?って。 ]
(553) 2018/08/25(Sat) 19時頃
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うん。
[ 配慮には、頷いて、>>547 アタシは音楽室から去った。 ]*
(554) 2018/08/25(Sat) 19時頃
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─── 廊下
[ 短い問いかけに言葉が詰まる。>>524 ]
……気まずい、からじゃない? 今、理と二人でいるみたいに
[ 煌々と照る廊下を歩きながら、 逸らすように窓の向こうの暗さを見る。 まるで光の届かない深海のようだ。 クマノミもこんなところまで、 逃げたりはしないだろう。 ]
(555) 2018/08/25(Sat) 19時頃
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[ もごもごと動く口を見れば、>>525 自分の態度を省みることはできた。 線引きをしてるのはアタシの方か。
小さく溜息をついてから、 ぽそりとつぶやきを落とす。 ]
隠したいなら、上手くやりなよ ……へたくそ
[ あのときは、ごめん。 って、本当は言いたかったんだ。 怒った顔と、踏み込ませてくれない空気。 怖気付いて逃げ出したあの日。 あの時に、理の物語では、 アタシの出番は終わってたんだろう。 ]
(556) 2018/08/25(Sat) 19時頃
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アタシ、購買にでもいってくる お腹、空いたし
[ 理の方を向かずに、横を素通りする。 そして、彼が向かう場所とは違う方へ、 その足を伸ばしていた。 最後に零した呟きは、 きっと彼には届かないだろう。 ]
(557) 2018/08/25(Sat) 19時頃
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友達だと、思ってた *
(558) 2018/08/25(Sat) 19時頃
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/* なんで喧嘩してんのかわかんないけど、そういうことにしました申し訳ねえ
(-84) 2018/08/25(Sat) 19時半頃
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/* あかねちゃんかっこいい
(-85) 2018/08/25(Sat) 19時半頃
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— 回想:受験の話 —
[>>221仁鳥さんの相槌やツッコミを曖昧にかわしつつ、 困った時には愛想笑いをして、会話を進めていった。 最初のきっかけはバンドのことだったけど、自分のことを話すとなると、 どうしてこうも辛くなるのかと、歯痒さがやるせない。]
そうなの、安藤。 その時は歓迎する。
[近くにいた安藤も巻き込んで、 ——ああ、この雰囲気がすごく好きだなあ、って、目を伏せる。
他の雑用にも忙しかったため、調理班のきょうだいごっこには詳しくない。 ただ、なんだか仲が良くて羨ましいなあと、 遠目で見ては感じたことを、否定しない。]
(559) 2018/08/25(Sat) 19時半頃
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そうだね。 奨学金、ぶん獲ってみるか。
[>>222仁鳥さんに合わせて、ぼくは適当に笑った。
医者になりたい。ああ、そういうことになるんだな。 自分のついた嘘があまりに白々しくて、笑うしかなかった。
病院で生活する期間も長かったし、医者や看護士の人たちとよく話していた。 その縁で、多少、病院にまつわることに関しては興味があって、 自分で調べて知識を集めたことがある。……それぐらい。 医学部を目指す建前になったのは、それぐらいのことしかなくて。
自分の未来に、まだ目を向けられやしない。*]
(560) 2018/08/25(Sat) 19時半頃
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―― 回想:夜の本屋さん ――
[聞いてもいい、という空木君の問いかけは>>527 無理もないと思いました。 意味ありげな言い方をした私が悪いのです。 別に私はもったいぶりたいわけではありませんでした。 でも、軽い質問に重い答えを返して、引かれたくも ありませんでした。
空木君の質問の重さは、私には計り知れません。 ほんの雑談の続きのようなその質問の、 本当の重さは、きっと空木君にしかわかりません。
だから私は答えました。 ほんの雑談の続きのように。 こめられた重さは誤魔化して。]
(561) 2018/08/25(Sat) 19時半頃
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居場所。
[また意味ありげな言い方になってしまったでしょうか。 でもその言葉に、それ以上の意味も、それ以下の意味も ありませんでした。]
(-86) 2018/08/25(Sat) 19時半頃
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[人差し指を立ててみせると、 空木君も真似するように人差し指を立てました。>>528 それがなんだかおかしくて、 つい、ちょっぴり笑ってしまいました。]
気をつけて帰ってね。 また明日。
[表通りは大丈夫ですが、 一本裏に入ったら、あまり柄がよくないのです。>>460 私のことを聞かれたら、 走って帰るから大丈夫、と笑いました。*]
(562) 2018/08/25(Sat) 19時半頃
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— 回想:祭りの夜 —
[>>237水を恵んでくれた女神、いや一色さんにこくこくと感謝の頷きをして、 差し出されたコップの中身をぐいぐいと喉に流し込む。 辛さでヒリヒリするのは余り収まらないけど、水で冷えて少しマシになった。]
……けほ。 ありがとう、ございます。
[涙で前が見えない。 すると、何か柔らかいもので視界が塞がれて、 いろんな感情が混ざり合った涙が、拭われていった。]
辛いのは好きなほうなんだけど、 これ、唐辛子きかせすぎで……死ぬかと。
[涙の理由は辛さだけじゃないから、多少オーバーに辛がって、 なんともないことをアピールしようとした。 ……相変わらず、一色さんに目は合わせられなかったけど。]
(563) 2018/08/25(Sat) 19時半頃
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……あの。 射的で、何か欲しい景品、あるかな。
あ、いや……水のお礼にね。
[ぎこちない口調でそう言ってみた。 なんだか皆の間で射的で盛り上がっているらしいことは横目で見ていたが、 感傷に浸るのと焼きそばを飲み込むので夢中で、 誰がどういうスコアを出しているとかは把握できていない。
水を貰ったお礼、という建前を使って、 一色さんの欲しいものを取ってあげようだなんて、息巻いた。
彼女が何かを示したなら、それを狙って。 彼女が何も示さなかったなら、適当に目についたクジラの人形でも狙って。
ぼくは未経験の射的で、90(0..100)x1点の腕前を披露した。]
(564) 2018/08/25(Sat) 19時半頃
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[——祭りの神様は、黄楊 靖利を味方してくれたらしい。 弾丸は狙ったものに見事命中し、台からそれを叩き落した。]
……お、おお。 まぐれって、恐ろしいな……。
[なんだか照れつつ、ぼくは取れた景品を一色さんに渡そうとしただろう。
夏祭りの夜の、胸の奥がくすぐったくなるような思い出だ。]
(565) 2018/08/25(Sat) 19時半頃
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―― 回想:幼い縁日 ――
[だれもかれもが、浮かれた顔をしていた。
だから、こういう場所があるのだと 少しだけ意外に重いながらも ずいずいと少年は人ごみを掻き分けた。
その先にひとり、寂しげな背中をした子供がいて 戯れに声をかける。 ふりむいたのは、少女だった。 どこにでもいそうな顔をした少女だった。
それが、まるで”幽霊にでも話しかけられた”みたいに 意外そうな顔をするものだから フン、と少年は鼻を鳴らした。
――いらない子だから。 彼女は、そういった。 少年は無邪気に目を丸くした。]
(566) 2018/08/25(Sat) 19時半頃
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「へー。おまえいらない子なんだ」
[親と喧嘩でもしたのかと思った。 迷子なのかと思い、けだるげにあたりを見回して けれどそういうわけでもなさそうだと思った。>>497]
「いらないのになんでうむんだろな? おまえ知ってる?」
[まるでいじめているみたいだ。 そう思ったけれど、 放っておくこともできずに、少しだけそこにいた。 捨てられて泥だらけになったヨーヨーを ぺんぺんとついた。]
(567) 2018/08/25(Sat) 19時半頃
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[可愛らしい女子には免疫がない黄楊 靖利の、ただの一目惚れ。 恋だとか、そんな言葉が適切だとはお世辞にも思えない。
だけど、これも青春ってやつだったんだろうか。 卒業して二度と合わなくなるにせよ、何にせよ、 この想いの終わりは、後味の悪くない形がいいと思っていた。
——だから。
文化祭の後、一色さんに冷たい目線を向けられた、あの瞬間。 この思い出なんて全て無かったかのように、壊れた気がしたんだ。*]
(568) 2018/08/25(Sat) 19時半頃
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「親なんかなくてもいーじゃん。 かわいそーな顔してる」
[けらけら、けらけら笑った。 彼女の気持ちを知らず。 帰路につくというなら、その途中までついていった。
その日の出会いは、 なんともいえない感情を伴って 心の中で引っかかっていた。*]
(569) 2018/08/25(Sat) 19時半頃
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/* 乃歌ちゃんによって、心抉れかぶりですまないと思っている。る。。 るーるるるるるー。
(-87) 2018/08/25(Sat) 19時半頃
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/* 拾い切れてないものがいろいろあったので ミックスしてみたらいい感じになってしまった射的シーン
(-88) 2018/08/25(Sat) 19時半頃
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── 回想/疑問 ──
[ 付き合っていないのなら 夜に一緒に歩いてはいけないのか と 詰まることなどは決してなかった。>>386 ]
あの辺 治安悪いんだよ
[ 何回も見られている という事実は 英司の心の調子を可笑しくさせる。
一度くらい此方からも気付いて良かっただろうに と 少しばかり悔しい心地であった。 ]
(570) 2018/08/25(Sat) 19時半頃
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[ それにしても告げられた事実は このところの一部の男子生徒からの 苛立たし気な視線の答えでもあった。 ]
なんだよ
[ 納得しては どうでもいい と 魅力的な同級とそれに群がりたがる同級の 進まない関係など欠伸の中で噛み殺したが、 目の前の あかね が言葉を濁らせるので 聞き返したが、簡単に取り消される。>>388 ]
(571) 2018/08/25(Sat) 20時頃
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ペット、飼ってねえけど
[ 飼ったことも飼うつもりもなかった。 飼おうと思ったことも勿論無い。 何かしら生き物を飼ったところで 精々洋祐に売られるか殺されるかだな と このときはじめて考えた。
生き物は嫌いでは無かったが、 可愛がるのは不得意であるし 世話など出来る気がしない。* ]
(572) 2018/08/25(Sat) 20時頃
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食養会 ユエは、メモを貼った。
2018/08/25(Sat) 20時頃
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―― 現在:縁日の教室 ――
[ころりと猫のぬいぐるみが倒れます。 私は少し笑うと、猫のぬいぐるみを元の位置に戻しに 行きました。 ゲーム代を払っていないのですから、いただくわけには いきません。]
よし。
[元通りの位置に猫を座らせると、私は1つ頷きます。]
(573) 2018/08/25(Sat) 20時頃
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[みんなで行ったお祭りを思い出します。 あの時のひよこのマスコットは、 今も私のかばんにつけてありました。 子どもっぽいかもしれませんが、嬉しかったのです。
男の子たちの勝負に加わったつもりはありませんでした。 だから、日夏君から1000円の使い道を聞かれた時には びっくりして、わたわたと首を横に振ったものです。]
「ううん! そんなつもりはなかったし!」
[そんなことを言っていたら、黄楊君が素晴らしい成績を 記録したので、>>564 ほらほら! と日夏君にそちらを指差したのでした。]
(574) 2018/08/25(Sat) 20時頃
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[そんなことを思い出しながら、ぼうっとしていました。 そういえば、無断で遊んでいました。 猫だけでなく、割り箸ゴム鉄砲も元に戻しておかなくては いけません。
私は落ちていた輪ゴムを拾うと、 割り箸ゴム鉄砲にセットしなおします。
そして、なんとなく、それを私のこめかみに当てました。]
……なーんて。
[苦笑が漏れます。 こんなことしたって、死ねません。 いえ、そもそもこの世界で死んでも、 おそらく現実世界に戻るだけなのですが。*]
(575) 2018/08/25(Sat) 20時頃
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― 幼いころの夏祭り ―
[ 車に乗った外出帰り ]
おにいさま、おにいさま あのこがもってるふわふわしたものはなんですか。
[ 同じくらいの年の子が一人で歩いています。 一人で外出していいなんてすごいです。 わたくしは大人と一緒でなければダメなのに ]
「ん?わたあめかな?」
わたあめですか。 たべものですか?わたくしもたべたいです。
「あれはお祭りに行かないと食べられないんだよ」
それならばおまつりにいきたいです。
(-89) 2018/08/25(Sat) 20時頃
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「お祭りは人がたくさんいるから、落花はいっちゃダメ」
だめ、ですか。
「だめだよ。落花は危ないところにはいっちゃだめだ。 大きくなって私が守らなくても 守ってくれる誰かがそばにいてくれるまでは」
はい、わかりました。
[ それからわたあめは、 わたくしのあこがれのたべものなのです ]
(-90) 2018/08/25(Sat) 20時頃
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[ わたあめの願いはかないました。 でもわたくしを守ってくださる方は、 もう一生現れないのでしょう ]*
(-91) 2018/08/25(Sat) 20時頃
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──少し前/音楽室──
[ 警戒するべきもののひとつもない世なら、 門番などという存在は必要がないと思うし、 はじめにその言葉を使ったのは空木じゃない。
──ってところまでを、 「こわいの?」>>550という、 ばかにされたような発言を受けて、 空木は一瞬で考えて、むかつく。と思う。
敵襲がないしさくらが飛ばない。>>488 そう言った日夏に、無邪気な冗談の延長みたく、 「おまえもな」と笑った空木であったが、
すっかり打って変わってのしかめっ面で、 桜ヶ台の顔を見下ろして、苦々し気に言う。]
(576) 2018/08/25(Sat) 20時頃
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あっそ。 じゃ、勝手にすれば。
知らねえよ。 わかんねえから言ってんじゃん。
なんもあぶねえこともねえなら、 あの血、どっから持ってきたんだっつーの。 マジモンだったじゃん。
[ 悪戯にしたって悪趣味で、 そういうことをするやつがいるなら、 充分、警戒に値するんじゃないかと空木は思う。
はは。と空木は笑って、 苛立ちを隠せない様子で、がしがしと頭を掻く。*]
(577) 2018/08/25(Sat) 20時頃
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──少し前/廊下──
……そ。 じゃ、このへんで別行動するか。
[ 桜ヶ台の言葉に、空木はやっぱり短く返す。
空木と桜ヶ台が気まずいのは、 気まずくなるようなことがあったからで、 今の問いに対して”気まずいから”って、 結局揉めたとかじゃねえのかよ。と、
不機嫌な空木は内心で思う。 思うが、ただでさえ会話コマンドが貧弱な上、 血の上った頭じゃあ、うまく言葉は紡げない。
空木のほうも、振り返りもせず、 購買に行くという桜ヶ台>>557と別の方向へ。]
(578) 2018/08/25(Sat) 20時頃
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…………ごめん。
[ と、別れ際にほんの小さく呟いたのは、 過去の出来事へ、というよりかは、 「へたくそ」>>556という詰り文句に向けてだったが、
同時に、桜ヶ台も何か言った>>558ようで、 それが相手に届いたのかどうか、空木は知らない。
相手が何と言ったのかも、知らない。*]
(579) 2018/08/25(Sat) 20時頃
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[ ──友達ならば、忘れないのか。 忘れるならば、薄情なろくでなしなのか。 いわく、ひとであるならば、 本当に大切なことは、忘れることをしないという。]
(580) 2018/08/25(Sat) 20時頃
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— 2階:“3年5組の喫茶店” —
[何かの木のアロマと、食欲をくすぐるフレッシュな匂い。 隅に置いていたプレーヤーから流れる音楽。 ——ああ、そうそう。音楽のセレクトはぼくがしたんだ。 喫茶店っぽい音楽を片っ端から、級友に聞いて借りたりしたっけ。
ここに再現された全てが、ぼくの記憶をくすぐった。
>>425テーブルの上に用意されているのは、 封都さんが提供してくれた高級そうな皿の上に乗った、マッシュポテトとウインナー。 >>449>>450それに添えられた、イチゴ水のドリンク。
誰がこれを用意したんだろう、なんて考える前に、 ぼくは、ひどく泣きそうになった。]
(581) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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……客として来たなら、 こんな感じ、だったのかな。
[出迎える店番も、愛嬌を振りまく給仕——も、いないけど。
感情の乱れと、空腹と、 この校舎に閉じ込められてからの疲労が重なって、
これ、食べてもいいのかな、 ……と考えた次の瞬間には、席に座ってフォークを手に取っていた。]
(582) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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[クラスでの出し物、喫茶店の準備はとても楽しくて、充実していた。 また来年もやりたい、だなんて思っても、 その機会は二度とやってこないのが、泣きたくなるほど悲しい。
子供の頃に経験すべきだったことを経験しないまま、 ぼくは大人にならなければならない。
来年以降、学生生活の未練を抱えたまま、 絶対に消化できない想いに引き摺られて、 知らない土地、知らない空の下で、やりたくもないことをやって、生き続ける。
……その想像は、間違っていないはずだ。]
(583) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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[ 確か、一階でなければ窓が開くと誰か言っていた。
思い立ったために階段を上がっては 誰も居ない廊下で窓に手を掛ける。 開いた其処から幾つかの結晶が 入ってきては僅かに床を濡らす。
白い箱を取り出して 新しいライターで 冷たい風から守るようにして火を点けた。 学校の廊下で堂々と喫煙するのは 英司の人生においてこれきりであった。 ]
(584) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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[仮に、級友から酷いいじめを受けたりしていて、 この世にいる全ての人間を恨み続けていたなら、こうはならない。
昔から両親に、お前は将来、田舎の農業を継ぐんだと、 当たり前のように言い聞かせられていたりしたなら、こうはならない。
生まれつき病弱な体で、入院生活をしながらも、 優しく気の良い幼馴染が来訪して、話し相手になってくれたのなら、こうはならない。
無機質に、色の無い人生を歩んできていて、 大人になるその直前に、 中途半端に甘い蜜を吸ってしまって、その味を覚えてしまったせいだ。]
(585) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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[ ふと、先程の 夜子 を思い出す。 敵を見る様な目をする女の中で 申し訳なさそうな表情をしていた。 思い返すとやや救われたような気がしたが 結局のところ英司に関係は無い。
女 のなかにきちんと混じり 敵に対しても一目で見ないというのが、 他二人の抱えるものを知らない英司には やはり柔軟であると思えた。
ああいった、気の利く人間が 世界では好まれるのだろうけれど、 食べる と聞いてくれたパンケーキも>>293 結局のところ首を横に振るだけであった。 ]
(586) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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[せめて時間があったなら。 ぼくはもっと、友達と深い絆を築けて、恋人も作れて、優秀な記録を残して、 そう、もっと上手くやれたはずなんだ。
せめて、時間があったなら。 せめて、時間があったなら! もっと上手くやれたはずなんだ!
……そうやって、 自分が不出来であることに言い訳をし続ける。
だって、自分が端役であることなんて絶対に認めるつもりはないから。]
(587) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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[ぼくは、黄楊 靖利の、そういう愚かしさが大嫌いだ。]
(588) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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/* この段になって、エンカをしかけにいくのに躊躇する。 というか、落ちる人も会いたい人おるやろなと思っているうちに、20時だ。
(-92) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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[——モーニングを平らげて、イチゴの味のしたドリンクを飲み干す。 級友の工夫が詰まった、特別なメニュー。 試食をさせてもらった時と同じく、手作りの味がした。
誰のために、誰が用意したのか分からない皿に手をつけてしまって、 ……まあ、元に戻すことはできないので、 空いた食器をバックヤードに置いておく。]
ごちそうさま。 すごく、美味しかった。
[流れ続ける音楽を背に、教室を出た。]
(589) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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[ぼくはあの頃に、戻りたい。 戻りたくて仕方が無い。
だけど、黄楊 靖利は戻れない。 戻るためには、
——他の誰かの夢を、見るしかない。**]
(590) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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/* トシ君〜〜〜〜〜!!!!!!!!
(-93) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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[ いつか、頼みごとをされたのならば ここに居ても良いと思えるから好き>>247 と 彼女は言っていた。 英司はそれに へえ と不愛想な言葉を零し 味気なく足を動かすだけであった。
果たして自分は、ここに居てもいいのか。 閉ざされた学校の中で考える。 昔から何かと型に嵌めたがるような 此の箱庭が大嫌いであったし ほんの些細なことで 顔に出さずとも 戸惑いの生じるこの校舎は どうしようもなく居心地が悪かった。
夜子の感覚が理解できないように、 英司の感覚は誰にも理解されないだろう。 ]
(591) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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[ 英司の事を正しく認識している生き物は 此の世界で恐らく母と叔父のみだ。 他にも何人か大人が居たが 世間はいくつもの騒ぎがある為に 英司のことはやがて うやむや になり すっかり忘れてしまう人が殆どであるので 彼等はその数の内に入らない。* ]
(592) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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/* もう予想も何もないから隠す必要なんてないんだろうけど 様式美的に隠しておきたい気持ちしかない
(-94) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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―回想:文化祭の終わりの断片―
[首筋に押し当てられた冷たい金属の感触に、 乃歌はひ、とひきつった声を上げた。 切れ味の悪い小さな鋏の刃は、皮膚を切るというよりは 抉るような痛みを伴って赤い線を作る。
手足をばたつかせて、のしかかる男に抵抗したなら、 鋏の代わりに、首に両手がかけられた。
――殺される。そう思った。
はくはくと瀕死の金魚のような呼吸の中、 瞼に浮かんだのは、いつかの光景>>0:1017だった。]
(593) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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/* トシ君エージ君めっちゃすてきやなっておもってるなう
(-95) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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――、!
[お姫様とは程遠い、潰れた蛙のような声で、 乃歌は何かを叫んだ。世界が静まり返ることは無い。
机を叩く音の代わりに舌打ちが聞こえた。 振り上げられた拳が見える。頬に鈍い痛みが走った。*]
(594) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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―現在:保健室―
[保健室を出ていく夜子の背を見送った。 落花が鍵をかける。その音は 静かな保健室にやけに響いた気がした。
窓の外は暗くなっていた。 精神世界にも、夜があるんだなぁ。 ぼんやりとそう考えていた乃歌の意識を引き戻したのは いつもと同じ調子の落花の声だった。]
(595) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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─── 回想・疑問
[ 治安の悪いとの答えに、>>570 なるほど、と頷いた。 ]
ふーん、やさしーじゃん
[ 英司の心の調子が態度に出れば分かるけど、 幼馴染とかじゃないから些細な変化には、 そう簡単に気付くことはできない。
ただ、素直に思ったことを並べる。 ]
(596) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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[ アタシは、なりたかった。 ]
(597) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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[ 誰と誰が付き合ってて、 誰と誰が好き合ってる、 そんな話を英司としたい訳じゃなかった。
聞き返す言葉は、笑って誤魔化して。>>571 投げかけた質問の答えを待った。 ]
インコ。 ……理がさ、飼ってるんだよね それを見せて貰ってた。
[ 教えてくれた代わりに、 アタシも何してたのかを伝えた。 ]
(598) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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[――“わたくしと一緒に、死にましょう?”
品の良い立ち居振る舞いも伴って、 まるで天使のもののような言葉>>531を、 乃歌は少し前とは違って、静かに聞いていたと思う。
考えていた。 恐怖は拭えない。忘れることもきっと出来ない。
それなら、死んでしまえばいい。 死ねば、苦しみから逃れられる。 その気持ちは痛いほどに理解できる。
手持ち無沙汰に コーヒーが入っていた紙コップを弄りながら、 乃歌は口を開いた。]
(599) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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アタシん家でもさ、カクレクマノミ飼ってて 2匹いて最初はどっちも雄だったけど、 番になるために、1匹が雌になったんだ おもしろいでしょ
[ なんて、興味があるかどうか分からない。 なんでもない、他愛ない話を持ちかけていた。 ]*
(600) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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……男って、ホント腹立つ、し、怖い。
口は悪いし、何考えてるか分かんないし、 見栄ばっかり張って中身空っぽだし、 猿みたいにすぐ暴力振るうし、力ばっかり強いし ……都合悪いことは全部、女のせいにするし。
大っ嫌い。
[皺が寄った紙コップを眺める。 はぁ、と小さく息を吐いた。多分、泣きそうな顔をしていた。]
(601) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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……けど、そんな奴らのせいで死ぬのも嫌。 何でアタシが死ななきゃなんないの、って思っちゃう。
[きっと、死ぬのは苦しいだろう。 あの時の恐怖と痛みは忘れられない。身体が震える。 二度と、あんな想いはしたくない。
それに、この世に未練がないなんて とてもじゃないけど言えなかった。
可愛い服は着たいし、好きな本の続きも読みたい。 巨大ビリチュウぬいぐるみは取れてないし、 お母さんの手料理も食べたい。 夜子と服屋に行くって約束もした。]
(602) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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/* 着席!したけどちょっとダメージくらったので休む。 くっメモに封都さん入れ忘れたのだよ…ばかね
(-96) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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死ねば、楽になれるんだろうなって思う。 けど、男が怖いのと同じくらい、死ぬのも怖い。
だから……ごめんね。
[緩やかな拒絶にも、落花は変わらず微笑んでいる。>>531 彼女の苦しみの片鱗に触れつつも、 乃歌にとって、彼女の提案は余りにも重すぎる。
オレンジのパーカーの袖元から、 きらきらしたビーズの腕輪が覗いた。*]
(603) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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―回想:お祭りにて―
[射的の屋台の成り行きを興味深げに眺めながら ふたつめのかき氷を頬張っていた乃歌が目を止めたのは 隣の屋台に向けられる、落花の視線だった。>>537
それは、先程乃歌も見ていた店だ。 指輪や腕輪、それからお姫様のようなティアラ。 子どもが喜びそうなおもちゃが並んでいる。]
懐かしいよねぇ、あれ。 小さな頃、私も結構集めてたなぁ。
[おもちゃ売り場の子供のような眼差しで 屋台を見ている彼女に、 ニッと笑みを浮かべた乃歌は囁いた。]
(604) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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良かったら、さ。 お揃いで買ってみたりしない?
ほら、文化祭の思い出になるでしょ?
[彼女の返事に関わらず、乃歌はブレスレットひとつを手に取る。 花が付いたものと対になった、星がついたビーズの腕輪。 文化祭の「バオバブの木」――星の王子さまの思い出に、と ひとつそれを買って、乃歌は満足げに歯を見せた。
帰ってから、中の紐を入れ替えて、 普段使い出来るくらいに丈夫にしたブレスレットは、 今、乃歌の右腕できらきらと光っている。**]
(605) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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──現在/廊下──
うお、いた。 あんさ、保健室女子が使うらしいから、 おれら、音楽室で寝よっつってんだけど。
……って、何それ。不良かよ。ウケる。
[ 飲み物のいくつかも用意したら、 空木のゆだった頭も少しは落ち着いた。
少しは、ではあるし、 この狭いいれものの中で、 空木はまた顔を合わせることを想像して、 やっぱりなんだか、居た堪れない。
──と、思うけれども。 空木が窓際にいる弓木を見つけて、 思わず、といった調子でかけた声はかるうく響く。]
(606) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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[ あてもないひと捜し。だからこそ、 たどり着いたような廊下の隅で、
空木はへらへらと笑いながら、 窓からはちょっと距離を置いて、 廊下の真ん中から、声をかける。
近づくと、たばこのにおいがする。 と、空木は当たり前のことを思う。
こういうときでなくっても、たまに、 弓木からはそういう気配のするときがあって、
制服では吸わない。としている空木は、 無性にたばこが吸いたくなって、悔しくなるのだ。]
(607) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
|
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[ ──けど、今は異常事態であって。
このいれものが本物の学校か怪しい以上、 空木の着ている制服だって、 本当のところなになのか怪しいものだ。
と、空木は乱暴な結論を導く。
制服のときは吸わない。 と決めているから、空木に手持ちはない。]
なあ、一本ちょーだい。弓木。
[ 強請る。ような口ぶりで空木は言って、 不良行為に混ぜてくれ。と、 なんというか、ばかな子どもらしく、笑う。*]
(608) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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/* え…なに…?俺が雌になったら番になってくれんの…??
(-97) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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―― 回想:お祭り ――
おお? ――わ、っ。すごい
[指し示される方を見る。>>574
見れば、黄楊が高得点をたたき出していて 案外みんな射的できるのかな、すごい、と そんな事を思っていた。>>564>>565]
そんなつもりなかったぁ? ほんとにぃ? 庄司さん。
[本当かい書記よ――と笑ってから、 ここまでで参加した全員分のスコアを換算する。 それから、結果を発表しただろう。]
(609) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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|
――よーし、ここまで。 優勝者は……黄楊君! おめでとう! すごいな君は。
1000円で何か奢ろうって話をしてたけど ――何か希望はあるかね?
[きっと、憧れに景品を渡した後だと思う。 委員長は晴れやかな黄楊にそう話しかけた。 さて、答えは得られたものだろうか。]*
(610) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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/* リアル高校生がウン年前だから 最近のノリが分かんないというか 何年前だよコイツって思われてないかが不安になるな!?
私はJK!(呪文)
(-98) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
|
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/* あーー心の中の英司が二人とも恋愛感情っぽい好きを向けててやっぱり好きすぎて、あまりにもろくでなしで憐れすぎてひーーーー
(-99) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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―― 閑話 ――
[空木と桜ヶ台のやりとりを心配げにみた後の話である。
あの後桜ヶ台は去ってしまうし 空木は苛立たしげだったし、で 特に口は挟めなかった。
強いて言えば空木に「おまえもな」と言われて 「お前こそな」と笑ったくらいだが 学級委員長は無力である。
或いはもっと気力があれば 「2人ともそんなに意地になるなよ」 くらいいえたのかもしれない。]
(611) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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失礼、かぁ……
[阿蘇とどういうやりとりがあったかはわからないが 音楽室でヨスガは反芻するようにぽつりと呟いた。 頬を掻いて、少し考えていた。
――確かに、女性の半袖から覗く脇とか、首とか。 男のものより絶対に柔らかい髪に どきりとしないとはいわない。 が、 ……それこそ、別に同級生を押し倒して、だとか そういった衝動は特に沸かないので 何がどうあれば失礼でないのかは――。]
……。
(612) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
|
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女性って難しいな……。
[とかいいながら、机を動かしきり、 寝床の作成に移る]*
(613) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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―― 回想:初めてのお祭り ――
[お祭りにはたくさんの人が来ていて、 それぞれ、とても楽しそうでした。 みんな、誰かと一緒の楽しい時間に夢中で、 私の姿は、きっと景色の一部で、誰の目にも映らない。 そう思っていたのに、 私に声をかけてきた男の子がいたのです。
驚いた私に、男の子は鼻を鳴らします。>>566 思わず、私が見えるの、なんて言いかけて 飲み込みました。]
(614) 2018/08/25(Sat) 21時頃
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[いらない子だと繰り返されても、>>567 私は別に傷つきませんでした。
母に嫌われていたなら、まだよかったのかもしれません。 なんでもいい、感情を向けてもらえたなら。 でも母は徹底して私に無関心でした。 私は母にとって、えさを与えなければならない、 面倒な空気のようなものでした。
だから私はもう一度うんと頷きました。]
(615) 2018/08/25(Sat) 21時頃
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/* わたし、今日はちゃんと夕飯食べる… それにしても今日確保した箱の挙動おっそい…
(-100) 2018/08/25(Sat) 21時頃
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「夢を見てたの。 でも、夢から覚めたら、いらなくなったの。 そういうこと、多分」
[父のことは、微かにしか覚えていません。 まるで夢の欠片のような、曖昧な記憶です。 本当にあったことなのか、私の捏造した記憶なのかも はっきりとはしません。
でも、遠い昔、父がいた頃。 まだ駆け落ちのロマンティックに浸っていた頃の母は、 私のことも可愛がってくれていた気がします。 私は母にとって、夢から覚めても消えなかった、 残りカスのようなものなのだと思います。]
(616) 2018/08/25(Sat) 21時頃
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[男の子は、親なんかいなくてもいいと笑います。>>569 私はその言葉に、目を丸くしました。]
「強いね」
[感心して、そんなことを言ったと思います。]
「私は、何もなかったら、 何をしたらいいのか、わからないよ」
[わたあめをぎゅっと握り締めて、 そんなことも言いました。 誰かの心に、どこかの場所に、 居場所が、役目が、出番がなければ。 どうやって生きればいいのかわからない。 私は、そんな弱い人間でした。*]
(617) 2018/08/25(Sat) 21時頃
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/* 乃歌ちゃんに男子の嫌いなとこ羅列させようとしてたんだけど >>601は大分マイルドに抑えたことをここに告白しておく
別にジェンダーがどうのとかその辺ってよりは 何かしら苦手になったことをPCがどう克服するかって そういうとこに重点置いてるから、何かその辺は 重く考えてもらえないでいただけると……ありがたく……
(-101) 2018/08/25(Sat) 21時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/08/25(Sat) 21時頃
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── 回想/疑問 ──
[ インコ。と 心中繰り返す。>>598 少なくともこの時の英司にとって 身近では決してない生き物であり なんだか翼が生えていて ばさばさ しているイメージが浮かんだ。 ]
ふーん
[ 理がそんな生き物を飼っているなど 話されていなかったために知らなかったので ただの世間話となった会話に 機嫌の戻った英司は相槌を打つ。 ]
(618) 2018/08/25(Sat) 21時頃
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[ カクレクマノミを あかね が 飼っているというのも初めて知った。
生き物になど興味は無く 詳しくは無かったので 他愛のない雌雄の話は初めて知った。 ]
人間より優れてんな
[ と、単純に思ったことを英司は返す。* ]
(619) 2018/08/25(Sat) 21時頃
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/* まって…あかねちゃんって、もしかしてお姉ちゃんのことが好きで、だから男の子になりたいんじゃ…!?!?(今?)
(-102) 2018/08/25(Sat) 21時頃
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/* 一色さん好きーかっこいー(ごろごろごろ
(-103) 2018/08/25(Sat) 21時頃
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―回想:お祭り―
えー、水いっぱいでそんな大げさな! 気にしなくていいのに。
[と言いつつ、有難い申し出>>564に、 乃歌の視線は自然と射的の景品に移る。 その中の一つに、アイシャドウが施された眼が かっと見開かれた。]
(620) 2018/08/25(Sat) 21時頃
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……難しいかもしれないんだけど、 ほら、あの小さなくじらの人形、とか。 取れたり、しない?
[おずおずと彼の方を振り向いて、景品の一つを指差した。
ちなみに、乃歌の射的の腕は酷いなんてものじゃない、らしい。 幼い頃、後ろにいたはずの兄貴の 「撃ち殺されるかと思った」というぼやきを最後に 乃歌が射的をした記憶はない。
クレーンゲームといい、こういった遊びは得意でないのに 欲しいものはいつもこういう場所に並ぶのだ。 何ともままならない世の中である。]
(621) 2018/08/25(Sat) 21時頃
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[無理はしないでいいからね、と付け足しつつ、 祈るように指を組んで、乃歌は黄楊の背を見守った。
――ぱん、と軽い音が鳴る。>>565
危なげなく台から落ちたくじらの人形と黄楊を見比べて、 力いっぱいの拍手を彼へと送っただろう。 どこか照れくさそうな彼に、 そんな謙遜しなくていいのに、と笑う。]
すごい、天才! 射撃の才能あるよ!将来はヒットマンかなぁ。
[渡されたくじらは、不思議そうに自分を見ている。 そのとぼけた顔だちに、乃歌は少し頬を赤らめてはにかんだ。]
(622) 2018/08/25(Sat) 21時頃
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[くじらに罪はない。 それでも、手を伸ばすことを躊躇われた小さなぬいぐるみは、 今は、ワンルームとは異なる、一色家の子ども部屋、 本棚の隅で、きっと、埃を被っている。**]
(623) 2018/08/25(Sat) 21時頃
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/* リアル妹くんが射的で私の頭に的中させたこと 未だに根に持ってるし世の中にそういうやつおる(x年前)
(-104) 2018/08/25(Sat) 21時頃
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/* いやまぁ射的いっても輪ゴムだったしな でも痛かったから良い子は真似するなよ!乃歌ちゃんとの約束だ!
(-105) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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―― 少し前 / 1階廊下 ――
まあ、確かに。 悟らせたら普通に止めるだろうからな、母さん。 はは、なんか夜逃げみたいな話になってきたな。
[空木相手に話していると>>348 なぜか楽しくなってきている自分がいた。
こんなに重苦しい話題だというのに 週末にカラオケ行こうぜ、と同じノリで 話している自分がいる。
ふわふわとした現実感のなさ。 ここが非日常だから? ……それとも、]
(624) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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父さんみたいに、消える? 俺が。
[そこでようやく、>>349 計画が現実味を帯びるのだった。
父が消えたとき、母は俺に縋った。 俺が消えたとき、あのひとりぼっちの家で 母は誰に縋るというのだろう。
心によぎるのは、呪詛のような言葉]
(625) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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“聡一郎さん、あなたがいなきゃ死んじゃうの”
(626) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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おまえ、ノリノリじゃん。 俺のためにベッド買う必要ないって。
普通にソファとか借りれれば、じゅーぶん。 なんなら雨風凌げれば床でも嬉しいし。
[夏休みの小学生が、秘密基地の道具を 揃えていくようなノリで話す空木>>351に 俺は追わず苦笑を漏らすのだった。
呪いの囁きは、頭を振って追い出した。 でも、もしも追い詰められた母さんが――……]
(627) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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……大袈裟、かなあ。
[俺からすれば、人生で1番の 冒険をしようとしてるんだけども]*
(628) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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[ ものを考えていたら、不意に後ろから 暢気な 理 の声が降りかかっていく。>>606
英司は視線をちらり とやって 何も聞こえなかったように外を見る。 聴こえなかった可能性など 此の人の少ない校舎の中では 万に一つも無いので、 きちんと認識はされてる と理解できる筈だ。 ]
…… 寒くねえなら、いいけど
[ 寝る場所は音楽室にしようという誘いを 当たり前に受け取って、煙を吐く。 ]
(629) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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[ 何時もの様にだらしがない顔で笑いながら 廊下の真ん中の方で 偽物で嘘で、ごっこ遊びの弟が 煙草が欲しい などと強請る。
兄だから という訳では無いが 英司は不良になりたがる子供を 口角を上げずに鼻で笑った。 ]
もってねえとか 雑魚かよ
[ 一本差し出してやるような気遣いは 英司には無かったので、箱ごと持って 実はただの同級であるやつに投げる。 ]
(630) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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[ 外を背にするようにして 英司は窓枠に肘を掛けた。 ここで 理 に押されたら死ぬな と でもそれは戻れるってことか と どうでも良いことを考える。
指の腹を擦らせてライターを付ければ 不良行為に喜ぶやつの煙草の先を 灯してやろう と身を乗り出した。* ]
(631) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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生まれたのが罪で、生きることが罰
(632) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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── 回想/恋 ──
[ その話を耳にした時、英司は腹が立った。
桜ヶ台 あかね と 空木 理。 何方も英司にしては付き合いのある同級で 気兼ねなく話せる相手であり友人 であると、英司は思っていた。
しかし友人であるのであれば 例え二人が付き合っていようと 英司には一切合切関係ない事であり 腹を立たせるなどあまりにもお門違いだ。
不安にも似た もや が胸に疼き 全身に広がるように疑念が深まる。 ]
(633) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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[ 親しいのだから疎遠になりそうで などというほど幼稚で無いし、 仁花に 男が出来た と言われたとしても ややショックなだけで腹は立たない。
ならば、と英司は考えた。 それは一番に脳裏を過った可能性であり 未知の感情で、予定の無かったものだ。
それは、好きであるから嫉妬して どうしようもなく腹が立ったのだ と いう可能性であった。
考えてしまえば相応しいように思え この時点で気分は悪い。 そうして更に悪化していく。 ]
(634) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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[ 相手が、見知らぬ誰かであったとしよう。
あかね の髪に誰かがべたべたと触れ あかね もそれに対して 締まりのない、あの顔で笑う。 気にした様子で唐突に髪型を変え始めたり そいつとの写真を見せられたりする。
理 の腕に誰かの腕が絡みつき へらへらと 理 も緩んだ顔で応える。 彼女が嫌だと言うから と ピアス穴が塞がって煙草の香りも消え 夜中に会うことなど二度となくなる。
何方も酷く腹が立ち、胸の中が不快で どういうことだよ と詰め寄りたくなった。 他の誰に恋人が出来ても こんな感情にはなりそうにない。 ]
(635) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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[ 英司は、一体全体 どちらが好きなのか、分からなかった。 ]
──…… 最悪だ
[ ただでさえ、人を好きになったというのが 英司にとって鉛よりも重く圧し掛かると言うのに 対象が何方であるのか分からないので 何処までも ロクデナシ な自分は 何処までも劣っているのか と心苦しい。
騙し騙しやっていくのも そろそろ限界であるように思えた。* ]
(636) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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鏡に映るこれは、何だろ
(637) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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―現在:保健室―
[ わたくしの提案に 一色さんはしばらく考えて、 答えを返してくださいました。>>603 お断りされてしまいました。
きっと一色さんには、 未来に期待できるなにかがあるのでしょう。 それはとてもよいことで、 似たような傷をもっているのではないかと かんじているわたくしからすると、 とても、うらやましいことです ]
そうですか、かしこまりました。 今のことは、お忘れください。
[ 頭を下げると、ビーズの腕輪が目に入りました ]*
(638) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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― 回想:お祭り ―
[ 屋台を見ていたら、囁かれて>>604びくりと体が震えます ]
懐かしい、のですか。 わたくし、不勉強ながらこういうものはほとんど初めて見ました。
[ 頬に手を当てて感心してしまいます ]
お揃い? お揃いってわたくし初めてです。 よろしいのですか?
[ ご提案いただいたのが、 とても、とてもうれしかったのです。 手に取ったブレスレットを つぶさないように握り締めました ]
(639) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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[ 引きちぎられて、飛び散ったビーズを 嵐のような時間がが去ってのち、 わたくしは泣きながら拾い集めます。 繋ぎ合わせるような器用なことはできなくて、 ハンカチに包んで机の中へしまうだけ。
今はもう、のこった一粒の花だけが スマートフォンの桜のストラップの傍らに アンバランスにぶら下がっています ]*
(640) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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食養会 ユエは、メモを貼った。
2018/08/25(Sat) 21時半頃
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/* こいしちゃったならしかたないよね!!!!!!!っておもう。>エージ君メモ
(-106) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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―― 回想:初めてのお祭り ――
[いらない子なんだ、ときくと、 案外あっけなく、うん、が返る。 施設の子であれば殴り合いがはじまっているか 相手が涙目になっている。
だから、少しだけ意外そうに口を閉じて、 それからぽかんと口をあけて 「夢ぇ?」と鸚鵡返しに聞いた。>>615]
「……へんなの。 どこの親も勝手なんだなーっ」
[彼女の事情がわからないまま、 夢から覚めたらいらなくなった、って どういうことだろうと考える。]
(641) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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「きづいたらいなかったし。知らない」
[ははっ、と笑って、 強いね、と返してきた彼女にそういう。
それから、続いた言葉に、 何と返すか迷った。 割り切ってしまえばいいのに。 親なんてただの人間って生き物の1匹なんだって 思ってしまえばいいのに。
――そうもいかない子供がいるということを 外にも、そんな子がいるのだと知って 跳ねていたヨーヨーが止まる。 怒ったようにこう言った。]
(642) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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──現在/廊下──
[ 出た。聞こえないふり。と、 必殺技かなにかを見たが如く、空木は思う。
ここは、賑やかな夜の街でもないから、 何度も呼びかけるということはしないし、
案の定、返事はそう待たずとも返る>>629。]
暖房はきいてた。 どっちかっつーと、床は硬い。
[ おれはへーきなんだけど。
と、空木は付け足したけれど、 今さら過ぎて、意味のない注釈かもしれない。]
(643) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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「じゃ、今日は俺とおまえんちまでかえろ。
おまえちゃんと学校いってる? 明日は、ともだちと遊べ。 あさっては、宿題をせんせいに一番に出せ。 しあさっては―、うーん、 ラジオ体操しろ!」
[祭りの喧騒に紛れて、 ヒュゥ、という音がして、]
(644) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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[ 奈落の底。のほとりで、 足をすくませる様子もなく、
空木のままごと上の兄兼友人は、 ゆうゆうと煙をくゆらせている。]
雑魚なんじゃなくって、 実はまじめないい子だから、持ってねえの。
[ 冗談。としか思えない言葉を吐いて、 空木は放り投げられた箱を右手で捕まえた。
鼻で笑うわりに、基本的にこの兄は優しい。 蓋をはじいて、遠慮なく一本いただく。]
(645) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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「たのしーことすればいいじゃん。 じぶんのために」
[――……その言葉は花火にかき消される。 だから、少女の耳に届いていたかは、わからない。]
(646) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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[うちあげられた最後の花火を少年は振り仰ぎ、 消えていく様をじっと見た。 それから、少女を彼女の家の近くまで送っていった。
送ってから走り去ったから 彼女の名前も、その時の表情も知らないまま。]*
(647) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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[―― 知らなかった。 家族がいるから傷つくことがあると
だから、 家族がいる幸せは知らないまま その日の事だけが、 朧な記憶として胸に留まり続けている。
―ー欲されなければ 何もできない そういうことも あるのだと。]
(648) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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それ、やめなって。 眩んだら、死ぬじゃん。
[ 向きを変えた弓木>>631に、 空木は眉を顰めて、そう促したが、
手元のライターに火をともす仕草に、 素直に、もらった一本をくわえて、 少しかがむように、兄の手のひらに顔を近づける。
火を待つように、すう、と息を吸っても、 つくりものの果実の香りも、 鼻を通り抜けるような爽快感も、ない。
少しの間そうしていれば、 たばこの先に朱赤がともって、 空木は今度こそ、大きく息を吸う。]
(649) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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……なんかこれ、重い気がする。 はい、これ。サンキュー。
[ 普段、ほそっちいたばこばかり吸ってる男は、 その太さを持て余すように、浅く咥える。
右手に握っていた紙箱を、 もとの持ち主に返そうと手を伸ばした後は、
落ち着く。と短く呟いて、 空木は間違っても窓の外を見ないよう、 弓木とは反対側の壁にもたれかかった。]
(650) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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[いま、その少女と会ったなら。 何か違うことをいえるのだろうか?
―― ヨスガには判らない。
名も知らぬ少女に抱いた情は恋慕でなく、 友情でなく、
わたがしの棒を握り締めた掌 その開き方を知らないまま、残ったしこり*]
(651) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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[ All the world’s a stage, And all the men and women merely players.
……そして、人は観客を求めている。 舞台袖に下がるまで自分という役を見てくれる観客を。 *]
(652) 2018/08/25(Sat) 21時半頃
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……そこ、怖くねえの。
[ 兄はまだ、そこにいたんだろうか。
窓の外をちらりと見やって、 空木はそんな他愛もないことを聞く。
灰皿になるようなものがない。 と、すぐにじじじと短くなるたばこに思い、
今の空木は不良だから、 灰なんて窓の外なり、廊下なり、 どこかに落としてやればいいんだけれど、
たばこ一本。が取り持つ時間など短く、 それはなんだか惜しいな。と思う。 もう一本、と差し出すものも、今日はない。*]
(653) 2018/08/25(Sat) 22時頃
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―― 現在 / 音楽室 ――
[ピシャリ、と突然開けられた音楽室の扉>>368に 俺はびくりと肩を震わせるのだった]
うっわ。桜ヶ台、気付いてたのかよ。 驚かせるなんて趣味悪いぞ。
[なんて、バツが悪そうに 金髪を掻き上げるしかない]
……ようこそされました。
[少しだけ肩身が狭そうに、音楽室の中へと その一歩を踏み出したのだった]
(654) 2018/08/25(Sat) 22時頃
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/* ほも………?
(-107) 2018/08/25(Sat) 22時頃
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[音楽室の中にいた日夏は>>409 想像していたよりも、随分と落ち着いた様子だった。 努めて軽い調子で「よ」と、挨拶を返す。
その様子に心底安心した自分がいるが それを殊更に表情に出すことはしなかった。
なんとなく、みんなの前でそういう反応をするのは 日夏が望んでいないと思ったからだ]
(655) 2018/08/25(Sat) 22時頃
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え、桜ヶ台。本気で言ってるのか。 誰かと一緒の方がいいって。 だってさ――……
[おまえが安藤みたいに、 明日マネキンになって消えていたら、 俺は後悔してもしきれないぞ。
……とは、さすがに言えなかった。
結局は、音楽室から出てゆく桜ヶ台を>>507 俺は見送ることしかできなかったんだ]
(656) 2018/08/25(Sat) 22時頃
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/* 横文字だすと中の人透けるらしいけどし!!ら!!ぬ!!(といいはる
(-108) 2018/08/25(Sat) 22時頃
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女子ってつえーな。 この状況で“大雪で帰れないだけ”って。 俺は口が裂けても言えない。
[桜ヶ台の消えて男所帯になった音楽室で、 率直な感想を漏らす俺に、 無慈悲にも学級委員長から力仕事の命が下る>>411]
へいへい。分かりましたよーって。 え、空木は逃げるのか。ずるいぞ。
[ちゃっかりと力仕事から逃亡する空木>>431の 要領の良さに、ぶーぶーと口を尖らせるのであった]
(657) 2018/08/25(Sat) 22時頃
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[そうして音楽室に、日夏とふたり残される]
(658) 2018/08/25(Sat) 22時頃
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/* めっちゃ笑ってる。校舎村なのに、恋の矢印がひゅんひゅんしてる気がする
(-109) 2018/08/25(Sat) 22時頃
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/* おう、のこされたぜ。
(-110) 2018/08/25(Sat) 22時頃
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[がらがらと机や椅子を引きずりながら、 ちらりと、日夏の方を見遣って]
……おまえが無事で、よかった。
[ついに耐え切れずに、ぽつりと呟く]
安藤みたいに、 ぐちゃぐちゃの血だらけのマネキンになって、 そのままこの校舎から消えちまったら、 正直どうしようかと思った。
[どう話しかけていいものか分からなかったから 安藤失踪の情報共有も兼ねて、>>492 思っていることを、そのまま日夏に伝えるのだった]
(659) 2018/08/25(Sat) 22時頃
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[血塗れのマネキン。 忽然と姿をくらましてしまった安藤。
マネキンを見て、あんなに取り乱していた日夏に このストレートな物言いはどうなんだ、と 自分でも思う。
いつもだったら、を考えれば あまりにも配慮が欠けていた。
日夏相手になら、もっとオブラートに包んだり、 もっと言葉を選ぶべきなんだろうけれど]
(660) 2018/08/25(Sat) 22時頃
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(――――でも、さ)
[俺に向かって ああも真正面にぶつかってきた>>561日夏に。
そういう配慮は、逆に失礼かなって このときの俺は思ったんだ]*
(661) 2018/08/25(Sat) 22時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/08/25(Sat) 22時頃
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/* 命ばっかりをきいていると
>また蝶の夢を見る で黄楊君を思い出すし >好きになりたかったんだ 好きになれなかったんだ でエージ君を思い出すし
>街路に目が眩み夜を越えてしまう 遠くへ 遠くへ 動けない僕のことを忘れて
が全体的に こう
(-111) 2018/08/25(Sat) 22時頃
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/* あーーーーーーーーーーーん 遅筆でごめんなさいごめんなさいごめんなさい
(-112) 2018/08/25(Sat) 22時頃
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/* もともとは 「「正しい」を理想としていたら 置いて行かれた 追いつけなくなったんだ」 にヨスガっぽさをみてたけど、むしろ、って感じである。
あとプロトディスコの「オリジナルの地獄に落ちて」に校舎村をあてはめわーーーとなっている
(-113) 2018/08/25(Sat) 22時頃
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/* 更新まであと2時間だよ!?!? 俺遅いよ!!!がんばって!!!!!
(-114) 2018/08/25(Sat) 22時頃
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/* っていうか、俺も祭りにいく回想まわしたかった!!!!!!けど圧倒的にキャパシティが足りませーーーーん!!!!!
(-115) 2018/08/25(Sat) 22時頃
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― 保健室 ―
[保健室までの道を歩きながら、 暗幕をマントのように羽織ってみた。 このまま真っ黒になって、 誰にも気づかれず消えてしまいたい。 …なんて、血迷い事。 たどり着いた保健室には男子禁制の張り紙。 軽くノックして扉に声をかける。]
仁鳥です。誰かいますか?
[手をかけて扉を開こうとするけれど、 さて、禁制と銘打った扉は開くだろうか?*]
(662) 2018/08/25(Sat) 22時頃
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――現在
[そうして、音楽室に阿蘇とふたり残された。>>658
――なんて、いっぱしの青春小説のくだりみたいで 少し、笑えてしまう。
自分も寝るスペースを確保しながら、 静寂に響く椅子の音に耳を傾けていた。>>659
お前が無事でよかった、といわれて ヨスガは驚いたように振り向いた。 マネキン? ――安藤?]
(663) 2018/08/25(Sat) 22時頃
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|
いきなり飛び出して、 すまないと思ってる。 ――あれ、死体じゃないのかね ……転落死体。
[苦いものを飲み下すように、 ヨスガは阿蘇に尋ねるだろう。 その逡巡は知らない。
そもそも、自分が取り乱したことで 同級生達にどう思われたか―― それを、今のヨスガは失念している。]
(664) 2018/08/25(Sat) 22時頃
|
|
それに、校舎から消える……? 理解が追いついておらんのだ。待ちたまえ。
[口調だけ尊大さを保ったまま、 低い声で呟く。 時計を一瞥すれば夜の8時。 さっきは朝の8時だった。
いつから夜になっていたのだろう。 もうそんなに時間が経つのかと首を傾げ、 それから、状況を整理する。]
ここはどうやら他人の精神世界で、 いつのまにか時間が経過し、 じ……転落した安藤君は マネキンになって、校舎から、きえた、と。
…………、
(665) 2018/08/25(Sat) 22時頃
|
|
[気分が悪い。 あの光景を思い出せば、吐きそうになる。 少しだけたたらを踏んでから、踏みとどまり 苦笑いを浮かべて阿蘇を見た。]
……校舎から消えたら、 どこにいくのだろうな? まさか死んだと―― ――現実でも、死ぬと――
――そうだったら……
[ふ、と息を吐いて、首を振った。]
(666) 2018/08/25(Sat) 22時頃
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……職員室に防災用具でも借りにいかないか。 あそこにひざ掛けなんかもあっただろう。 暖をとるには丁度いい。
[話をそらし、職員室にいこうと促した。*]
(667) 2018/08/25(Sat) 22時頃
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──少し前/1階廊下──
夜逃げ、だよ。 おまえがしよーとしてんのは。
[ 今さら。って感じのことを言う阿蘇>>624に、 空木は笑っていた……と思うんだけれど。
何を今さら。空木は思う。 そういうことだよ。って思っていたし、 その手引きをしようとしているのは、 なんだか奇妙だ。とも考える。]
……そ。 おんなじように、いなくなる。 おまえのかーさん残して、音信フツー。
[ それだけのこと。って言うみたいに、 空木は軽やかに、間違いなく笑っていた。]
(668) 2018/08/25(Sat) 22時頃
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|
は? 生憎、うちにあんの、ソファベッドじゃなくて、 ちゃんとした何人掛けかのソファなんだよな。
座るためにつくられてんの。 受験生がそんな場所で寝てどーすんだ。 寝不足になんのがオチだろ。本末転倒。
[ 畳みかけるように言いながら、 空木は、あるいは。と思いつく。]
あ、でも。 それか、おれがソファで寝ればいいか。
[ おれの家だから、思いつかなかった。 と、それなりに身勝手な家主は思う。
空木がそんなどうでもいいことを思う間に、 阿蘇はまた、なにか考え込むよう>>627である。]
(669) 2018/08/25(Sat) 22時頃
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……さあ。
少なくとも、別に、 家出でも、夜逃げでもなくっても、 うちに来るくらい、いつでもいーけど。
[ その言葉>>628の意味するところを知らず、 空木は、本気で。って調子で話す。*]
(670) 2018/08/25(Sat) 22時頃
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/* 弓木くん、自分は透明人間だ、って書いてるから、 透明人間になれるように頑張って調整調整ってしてたんだよね…逆に私が透明人間だよね… 縁故ぶちこんでごめんね…どうしたらいいかわかんなかったんだよ…うごきづらかったんだろうなあ…何もしなけりゃよかったね…
(-116) 2018/08/25(Sat) 22時頃
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─── 回想・疑問
[ ばさばさする さくら も、 ちゅんちゅんする さくら も、 その先はもう、見れはしなかった。 でも、機嫌が治ったみたいな英司を見れば、>>618 さくらの可愛さを、ちゃんと語る。 ]
英司、見に行けば?
[ アタシの代わりに、って。 そんな言葉を漏らしていたっけ。 ]
(671) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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[ 英司は案外、動物が好きなのかもしれない。 カクレクマノミの話をしながら、 アタシはそんな風に考えていた。
優れてる、って言葉には、 肩を揺らして、けらけらと笑う。 ]
そーだね、人間は変えらんないから
[ そんな、他愛ない話だ。 ]
(672) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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[ それは、中学生だった頃の話。
大学生になったばかりの姉は、 先輩に連れられて飲み屋を渡り歩いていた。 ある日、お酒臭く帰って来た姉が言う。
『かっこいいひと、見つけた!』
アタシは、姉が惚れたというその人を、 一目見てやろうと探しに行ったのだ。 ]
(673) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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[ 其の人は、ゴミ袋を両手に持って、 夜の街に溶け込んでいたのだ。
其の姿を見て、アタシは悔しいと思った。 今でも時折、悔しいと思うことが多い。 ]
英司、うちに見に来る? ラーとブーって言うんだけど、 2匹合わせて、ラブっていう。 馬鹿な姉がつけた名前なんだけどさ
[ アタシと姉の趣味は違う。 それは、昔も今も変わらない。 くだらないクマノミの名前を告げて、 姉の昔好きだった人を、見上げて笑った。 ]*
(674) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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/* えーじ、たぶん老けて見えるでしょ っていう、過度の確定しておいた
(-117) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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/* やすとしが、落ちる前にもういっちょちょっかいかけたいんだけど、お祭りの話で書くしかないか!?
がんばれ、わたし。首が痛い
(-118) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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―― 現在 / 音楽室 ――
ああ、やっぱり死体に見えてたのか。 それなら日夏の反応も分かる。
マネキンを見て あんなに動揺するものだからさ。 俺はてっきり――……
[>>664続く言葉を、すんでのところで飲み込んだ]
(675) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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待たん待たん。 校舎から消える。そのまんまだよ。 安藤がどこにもいない。校舎から消えた。
[遠慮はしない。>>665 混乱する日夏に、事実をありのままに告げる]
でもって、あの血だらけのマネキンは 安藤みたいな背格好をしてた。
[言いながら、まるでホラーだなと思う。 桜ヶ台は、本気でひとりで夜を明かす気なのだろうか]
(676) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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―― 回想:初めてのお祭り ――
[へんなの、という正直な感想に、>>641 やっぱり私はうんと頷きました。
母が夢を見ていた間は、確かに愛されていたと思います。 あの頃と、私は何も変わっていないはずです。 私は変わっていないのに、愛していたはずのものに、 どうしてあんなにも無関心になれるのでしょう。 私にはわかりません。]
(677) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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「え。 お母さん、いないの?」
[気づいたらいなかった、と男の子は言いました。>>642 私の目は、ますます丸くなりました。 もう一度、強いね、と繰り返します。]
(678) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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そう、さすがは日夏。 飲み込みが早いな。
[最後の机を運び終えると 俺はパンパンと、制服についた埃を払った]
……現実世界で死んでいない、と思いたい。
誰かの精神世界に閉じ込められても だいたいの人は無事に帰ってくるって>>1:309 確か庄司が言ってた、し。
[その口調は、えらく歯切れの悪いものになる]
(679) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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[母は私に無関心です。 でも、私は食べるものには困りませんでした。 無造作に積まれた菓子パンやカップ麺は、 御飯というよりもえさに近いと思いましたが、 それでも、私は養ってもらっていました。 それなのに、目の前の男の子には親がいないというのです。 そういう子どもたちのための施設の存在など知らなかった 幼い私は、男の子が1人で生きているのだと思いました。]
「すごい。 私も、そんな風になれたらよかった」
[男の子のような強さがあれば、 自分で居場所を作れたでしょうか。 誰からも与えられることがなくても。]
(680) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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ああ、そうだな。職員室へ行こう。
[日夏をひとりで行動させる、という選択肢はなかった。 俺は日夏に頷くと、音楽室の扉を開けた]*
(681) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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[私のそんな態度は、 男の子を苛立たせてしまったでしょうか。 どこか怒ったように男の子は言い放ちます。 怒られると思ったのに、告げられた言葉に、>>644 私はきょとんとしました。]
「う、うん。いいよ。 学校は、行ってる。 と、友達。……がんばる」
[宿題。ラジオ体操。 与えられた“やること”をうんうんと頷きながら 聞きました。 特別仲良しの友達、なんて呼べる人はいない私に、 友達と遊ぶという指令は難関です。 それでも、がんばろうと思いました。 “やること”があれば、私は動くことができます。 ここにいてもいいのだと思えました。]
(682) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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[私のための楽しいこと。>>646 具体的でないそのお題は、私には難しく感じます。 なにより。]
「楽しいことをね、 ひとりでするのは、難しいんだ」
[一人ぼっちでお祭りに来た私は、そう言って笑いました。
1人で来た道を、2人で帰ります。>>647 別れ際、笑ってお礼を言いました。]
(683) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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「……だからね、帰り道、楽しかった。 ありがとう」
[名前も知らない男の子とは、それっきり。 けれど、走り去っていく背中をよく覚えています。*]
(684) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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/* いっつも投下前に確認するのに! サンドイッチ! してしまう! なぜ!
(-119) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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― 保健室 ―
[ 一色さんをお誘いして断られた後は もうわたくしから声をかけることはなかったでしょう。 ただ残った冷たいコーヒー牛乳を少しずつ飲んでいました。
そこに、ノックの音が聞こえました>>662 ]
仁鳥さん、いま開けます。
[ 鍵を開けて、扉を開けて、 そしてわたくしは、硬直しました ]
(685) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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ひぃぁ。
[ 悲鳴ってどうして間抜けな音で出てくるんでしょう。 薄暗い廊下に黒い何かを羽織った人が立っているって怖いです。 思わず悲鳴だって漏れます。仕方がないです ]
…ん、こほん。 どうぞ、お入りください。 教室とか、お変わりありませんでした?
[ などと聞きながら平静を取り繕って、 わたくしは仁鳥さんを招き入れました ]*
(686) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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―― 現在/音楽室 ――
[待てと言っているのに待たないらしい。 >>676 ありのままに告げられる真実に、 ぐらぐらと揺れる視界。
やめろ。やめろ。やめろ。 ――思い出してはいけない!
はー、と長く息を吐くと パンパンと埃を叩く音に瞬き、 ようやく眼前の景色を現実のものに戻す。 阿蘇が机を運び終えていた。
いや、これすら誰かの精神世界なら 現実なんてどこにもないのかもしれない。 ……くらくらと眩暈がしている。]
(687) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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はは。学級委員長様だからな。
……、それは、ほんとうなのか。 似た話を黄楊くんからも聞いたが 安藤くんは、無事に帰れたのか。
……わからないよな。 [歯切れの悪い言葉に、 苦笑を浮かべる。 >>679 自分にわからないなら、 阿蘇にもわかるはずがないのだと、判りきっているのに。]
(688) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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[職員室に行こう、と促せば、 ああ、と彼は頷いた。 思わず、苦い顔をしてしまう。]
……職員室嫌いなくせに。>>0:699 なあ教えてくれ。 おれはいま、そんなに酷い顔をしているかい?
[その気遣いに苦々しい感情を抱いて、 阿蘇の目をじっと見る。]
”俺はてっきり”――…… 何だ。 [音楽室の扉をあけて、廊下を歩きながら問う。 飲み込まれた言葉の続きを>>675]*
(689) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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/* 庄司ちゃん><
(-120) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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/* こっち適当に切り上げてね。ってメモを貼ろうとして、 弓木のチェリーで爆笑してしまっていったん戻ってきたのだ。 メモ貼ってきます。
(-121) 2018/08/25(Sat) 23時頃
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─── 回想・お祭り
[ 心地いい距離に居てくれた仁花が、 その時も適度な距離から口を挟む。>>394 買ったばかりの頃に、バレー部内に 姉を馬鹿にしながら触れて回った。 『ラーとブー』『神と豚』って、 随分と格が違いすぎてウケるだなんて、 笑ったことを、よく覚えていた。 ]
(690) 2018/08/25(Sat) 23時頃
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そう、ラブ! すごい!なんでわかったの?
[ ヨスガの何気なく呟いた単語。>>533 もしかして、姉と同じく馬鹿なのでは? だ、なんてけらけらと笑ってみる。 そんな下らない話をしていたせいか、 落花の腕の僅かな震えに、 阿呆なアタシは気付けない。>>536 ]
(691) 2018/08/25(Sat) 23時頃
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[ そして、狙った巾着袋は落ちなかった。 気にしないで、と話す落花とは、 その時には、既に腕から指先は離れていた。 射的中に向いていた視線にも、気付かない。
ほかの皆の結果を眺めて、 わやわやと屋台を賑わせていた。 ]
(692) 2018/08/25(Sat) 23時頃
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[ そして、少し離れた所にて。 ]
だって!落花のこと、 喜ばせたかっただけだしぃ。 ……うー、ごめん
[ むに、と頬がお餅みたいに伸びる。>>395 仁花の指が食い込む感触と、 向けられる笑顔に、つられて笑う。
でも、真剣な目をする仁花を見たら、 思わず何も言えなくなってしまう。 ]
(693) 2018/08/25(Sat) 23時頃
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[ お叱りが、胸に突き刺さる。>>396 おろ、と視線を泳がせた後、 言葉を選んでいるうちに、 仁花も銃を構えてた。>>399 ]
ぷ、あはは……! 仁花も、アタシも、変わんないね!
[ 結果は、アタシとどっこいどっこい。 びくともしない大物と、>>400 余りにも豪快な意見を聞いたら、 思わず吹き出して、笑い声を上げた。 ]
(694) 2018/08/25(Sat) 23時頃
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―― 現在 / 職員室へ ――
先生のいない職員室は嫌いじゃないんですー。 イチイチ服装を生徒指導されるのがイヤなだけ。
[職員室が嫌いというのは語弊がある。 ガミガミ怒ってくる生徒指導の先生が面倒なのだ。 などと、明るい調子でどうでもいい訂正をする>>689]
……ひどい顔してる。してた。 今は、ちょっとだけマシ。
[日夏にじっと見つめられ、 俺は気まずくなって、視線をひょいと外すのだ]
(695) 2018/08/25(Sat) 23時頃
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俺はてっきり、 おまえがこの世界の主なんじゃないかって。 あのとき、そう思った。
[苦い顔をする日夏に対して、 俺は配慮というものを放棄する。 淡々と、思っていることを告げた]
だって、本当に この世の終わりみたいな顔して どっかに消えちまうんだもん。
[廊下に響く陽気なBGMとは、 つくづく不釣り合いな会話だと思った]
(696) 2018/08/25(Sat) 23時頃
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あのとき真っ直ぐに おまえを追っていった桜ヶ台、すごいと思う。
俺は、桜ヶ台に「ばか」って怒られた。 なんか今日は女子に怒られてばっかりなんだよな、俺。 本当に駄目だな。
[ちらり、と横にいる日夏を見遣った]
……おまえも、俺みたいに もしかしたらこの世界の主かも、なんて ひっかかるところ、あったりしないの。
[その声音は、真剣なものだった]*
(697) 2018/08/25(Sat) 23時頃
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[ アタシたちは、仲間だった。 其れは、青春の一頁が捲られた今も、 続いていると信じたかった。 ]
(698) 2018/08/25(Sat) 23時頃
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[ 靖利が、見事な銃さばきを見せる。>>564 ちょっと離れたところから、 乃歌と話しているのが見えていた。
内緒話の行方を思う。>>1:442 あの後の挙動から、 気になる子≠ェ誰なのか明白だ。 恋愛漫画でよくある、お祭りの、 甘酸っぱくてアオハルな一幕だ。
流石のアタシも割り込む気はない。 片隅からこっそりと。 茶化す気持ちと応援する気持ちを、 ちいさく見せていた、つもりだった。 ]*
(699) 2018/08/25(Sat) 23時頃
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[未来への期待というよりは、ただの未練なのだろう。 可愛いものは可愛いし、楽しいことは楽しいままだ。 美味しいお菓子だって食べたいし、 女子同士のおしゃべりも好きだ。
……男さえいなければ、それらに苦痛を覚えることは無い。
けれど、ひとつだけ。 可愛い服に手を伸ばす度、作ろうとする度に 兄の声が頭を過る。]
(700) 2018/08/25(Sat) 23時頃
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[『自業自得だろ』と兄は鼻で笑う。 ガーゼが貼られた頬を押さえて、乃歌は兄を見上げた。 何故、自分が非難されてるんだろう。
『そもそも、メイドの格好なんてさぁ』 兄貴の声が遠い。頭が痛い。 悪いのは、全部、あの男の筈なのに。 一体自分が何をしたっていうのだろう。
『襲われても、文句言えねぇだろ』 げらげらと笑った兄貴に、その時の乃歌はとうとう 耐え兼ねたように掴みかかって、声を荒げた。]
(701) 2018/08/25(Sat) 23時頃
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— 回想:夏祭りも酣 —
[>>622一色さんにくじらの人形を受け取ってもらえて、 将来は本気でヒットマンを目指そうかなぁ……なんて、本気で考え たわけでもなく、 頭を掻きながら、それはもう照れて照れて赤くなっていた。
するとどうやら、委員長からぼくが優勝だと告げられる。>>610 浮かれた頭をどうにか冷ましながら、そういう約束だったっけと思い出す。]
……そうだな……。
[1000円。その賞金で何が欲しいだろう。 祭りならではの食べ物、記念品。 いろいろあるけれど、ぼくは、そういうのが欲しいんじゃなくて。
周囲の出店を見渡しながら、ひとつ思いついたことを言ってみた。]
(702) 2018/08/25(Sat) 23時頃
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[――アンタたちの為に、着飾ってるわけじゃない!*]
(703) 2018/08/25(Sat) 23時頃
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1回100円のくじ引き屋でさ。 みんな、1回ずつ引いてよ。
それで引いたやつ、俺に頂戴。
[——なんて、どうかな。 委員長の顔を見る。
もの自体はなんでもいい。100円くじで、ちゃんとしたものは当たらないだろう。 古めかしい玩具や、駄菓子、何かよくわからないキャラクターのカード。とか。 なんでもよかった。
ただ、皆と一緒に楽しんだという証拠が、欲しいだけ。
祭りに来た人数が総勢何人だったかは覚えていないけど、 10回分あれば、足りるだろうと。]
(704) 2018/08/25(Sat) 23時頃
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―現在:保健室―
[奇妙な沈黙を打ち破ったのは、来訪者>>662の存在だった。 未だ空の紙コップを手にしていた乃歌は、 少しほっとしたような調子で、扉を開ける落花の背>>685と、 その向こうにいる筈の仁花を見遣って――]
ひぃっ?!
[二人分の間抜けな悲鳴が響いた。 黒いお化けのような装いの仁花だと気付くまで、 乃歌は微動だにせずその姿を凝視していただろう。]
(705) 2018/08/25(Sat) 23時頃
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……頼むから、脅かさないでよ。
[唇を尖らせて、招き入れられた彼女と、 問いを投げる落花を、乃歌は交互に見比べた。
紙コップの皺を直しつつ、二杯目のコーヒーを淹れる。 カフェインの効果?さて、知りませんね。**]
(706) 2018/08/25(Sat) 23時頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2018/08/25(Sat) 23時頃
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[そしてその日、誰に何を貰ったかはともかく、 (日持ちしない駄菓子だけは流石にパッケージのみだが) すべて、今も自室の本棚の脇に、箱に入れて大切にしまいこんでいる。*]
(707) 2018/08/25(Sat) 23時頃
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/* いじっぱりな あかね さんはどこに行くんだろうな。 ゆっくり書いていこ。更新後になるかなー。
(-122) 2018/08/25(Sat) 23時頃
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―― 少し前 / 1階廊下 ――
いやいやいや、よーく考えろ空木。 おまえがソファで寝る方が本末転倒だから。 俺がおまえの家族に怒られるから。
[>>669言ってから、 空木の家族にそういえば会ったことないな、なんて 関係ないことが頭をよぎったんだ]
……おまえってば、そういう奴だよなあ。
[まるで小学生のお泊り会みたいなノリで いつでも来ていい、と言い切る空木>>670。 俺はそいつにひどく納得したように、 曖昧な笑みを浮かべるしかなかった]
(708) 2018/08/25(Sat) 23時頃
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[空木がそういう奴だからこそ、 こんな不良みたいな見た目をしてるくせに 中身は意気地なしの俺と、仲良くしていけるのだろう。
普通のやつは、見た目で俺を敬遠するだろうし。 派手な見た目に釣られて寄ってきたやつは、 その中身を見て、俺に幻滅する。
この空木との気の抜けたようなコミュニケーションが 俺にとっては、ひどく心地が良かった]
(709) 2018/08/25(Sat) 23時頃
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(―――良い友達を持った、のだと思う)*
(710) 2018/08/25(Sat) 23時頃
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― 保健室 ―
えっなに!?
[鍵に阻まれて扉は開かれない。>>685 というか、鍵って。 厳重にもほどがあると思うけれど、 心の状態もそうなのかも知れないと思うと、 ずん、と石を飲み込んだような気持ちになる。
誰もいなかったらまた廊下を彷徨う事になっただろうけど、 中から声が聞こえて、封都さんが鍵をあける。 開かれた扉にいきなり二つ、悲鳴が上がって、 何事だろうか、と回りを見まわした。 特に驚くようなものは見当たらないが。]
あ、あー、これか!ごめん。 あんまり気にしてなかった。 生首じゃないよ?暗幕、一枚借りてきたの。 布団、足りないでしょ。
(711) 2018/08/25(Sat) 23時頃
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/* 挟んでしまうと心が痛いけど、 よくあることなのでもう謝らないと決めたんだ
ごめんな!!!!(灰で謝る
(-123) 2018/08/25(Sat) 23時頃
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[もう夜も遅い。 暗幕で体が隠れて生首のように見えたのだろう。 そう察して、気を取り直した封都さん>>686と、 すねたように唇を尖らせた一色さんに謝る。 封都さんに教室のことを尋ねられて、]
うん。今日一日教室にいたけど、 変わったところはなかった。 変わっているといえば、 階段にへんなマネキンが落ちてたことくらい。 暗幕かけて来たから、めくらない方が良いよ。 今みたいにびっくりしちゃうと思うから。
[もうすでに目撃しているということも、 さらには今片づけられていることも知らず、 そう伝えて。]
カネさんと庄司さんは?
[この場にはいない2人のことを尋ねた。*]
(712) 2018/08/25(Sat) 23時頃
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/* 空木の発言数がワイの3倍近くてすごいなと 筆が速くなりたい!
(-124) 2018/08/25(Sat) 23時頃
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/* えー、なにあげよ。やすとし。 あかね ぽいものあげたいな。 なやむ。金魚?
(-125) 2018/08/25(Sat) 23時頃
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/* くじ引きじゃ金魚はつれないなぁ。。。 なにがあるんだろ。
(-126) 2018/08/25(Sat) 23時頃
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/* あっ、ごめん。 これ庄司が日夏と現軸で会いたかったパティーンかも!?庄司いまフリーだった。だから日夏が職員室に移動したのかな。俺おじゃま虫の可能性大では……死。 あまりにも時間に追われながらロル書いてたから、諸々把握できてなくてすまんの舞い。 ちょっとロル待ちの間、ちゃんとログを読み込もうね。
(-127) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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/* すごくテンパっている……うおおお。
(-128) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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――現在/職員室――
そーか。なら いますぐこの世界に教師が現れて 君の服装指導をはじめたら面白いな。
[明るい調子でどうでもいい冗談を吐く。 服装指導自体が本気で嫌いなのは知っているので あくまで冗談のレベルだ。>>695
ひょいと視線が外れる。 そうまでに、取り乱した時の自分はおかしかったらしい。 改めて気づかされ、ヨスガも阿蘇から視線を外した。]
(713) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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……おれが?
[この世界の主が、日夏ではないかと思ったと そう阿蘇は淡々と告げる。>>696
そうか、そう見えるのだ、と どこか平静にそれを受け止めようとする自分と ただただ困惑する自分を ヨスガは知覚する。]
――いや、確かに取り乱したが……。 そうだな。桜ヶ台さんには、すごく世話になったよ。 ……レン君また女子に𠮟られたのかい? まあ、それは。
(714) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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[いつもなら「彼女らも君を怒り易いということだな!」と げらげら笑っていてやるのに。 「どんまいだな」なんてテンションが低い言葉しか 出せない自分に、溜息をついた。>>697]
[真剣な声音で訊ねられる。 お前がこの世界の主ではないのかと。
阿蘇はきっと、 心配してくれているのだろうと察せられた。
ヨスガは、 それなのに、困ったような笑みしか返せなかった。]
(715) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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……わからない。としかいえない。 でも、少なくとも おれは……おれがこの世界の主なら 文化祭に戻りたいと思っていたとしても みんなを巻き込むことはしない。
巻き込んでいたなら…… ――安藤がマネキンになったというなら それは帰還の合図ではなく この世界を去ろうとする奴への罰にする。
……そんなこと、あっちゃいけない だからおれはこの世界の主であっちゃいけない。
(716) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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[……俺は、何をいってるんだろう。 ヨスガの中で冷静な自分がそう囁く。 ――思考回路がエラーを吐いている。]
……死んでいったやつは、もう、生きてない 残されたやつは忘れていくんだ どれだけ覚えようと思っても忘れるんだ なぞったって、真似したって なのに死のうとしてから みんなを閉じ込めるなんてそんなことするか
死ぬなら、勝手に死んでやる。 誰の手だって煩わせない…… ……残されたやつがどんな顔していて どんな気持ちで忘れてくかなんて 知ってる もう見たくない
(717) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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──回想/幼少のころ、公園>>2:414──
[ 内気な子どもだった。といえば、 今を知る者は笑うんだろうか。
空木は内気で無口な子どもであったけれど、 時折ひとりで突飛な行動に出るところは、
或いはその名も知らぬ少年との、 誰も知らない共通点であったのかもしれない。
投げつけられたボールは、 空木の顔の横をひゅんと突き抜けて、
それを、驚いたような目で追った。]
(718) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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……ボール。
[ 拾ってかないの。と、 空木は小さな声で言う。
いそいそと拾いに行ってやるほど、 空木は親切な子どもではなかったし、
ひとに親切になさいとは聞いたことがあるが、 自分で片づけをしなさいとも教わった覚えがある。
はてこれはどちらに当てはまるか。 と空木は、目の前の少年をさておき考える。]
(719) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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[瞳が暗く、なっていく。 夜だ。 目の前に夜が開けている気がして 阿蘇の姿を、見失う。
自分が吐いているのが悔恨のひとつであることなど 何一つ理解しないまま、 焦点があわない目で視線をさまよわせ、 壁に手をついた。*]
(720) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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[ ひとりぼっち。とかけられた言葉は唐突で、 不躾な言葉を投げてくる少年は宇宙人みたいだ。
まあ、それは事実であったので、 空木は、まあね。って思って、うなずくしかない。]
……空気だから。
[ 公園遊びをする友達がいないのである。 弁明のように空木は言って、それから、
まじまじと突然やってきた異星人を眺め、 ふうん、と呟く。小さく笑う。]
(721) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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おまえだってひとりじゃん。
[ 意地悪をするからひとりぼっちのやつと、 空気みたいだから友達のいない空木と、
どっちがマシなんだろう。 と、考えたりもしたけれど、 喧嘩をとりなす学校の先生の、 「どっちも悪い」という声を思い出しただけだ。]
……遊んでほしいの?
[ って、どことなく上から、空木は言う。 それなら応じてやらんこともないし、 ボールだって拾ってやってもいい。とさえ思う。]
(722) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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|
[ それに是と言われたかどうだか、
なんにせよ、空木はひとつだけ、 確かめなくては、ってふうに言うのだ。]
おまえ、どっから来たの。
[ うちゅう。とか言われたんなら、 国語の作文にでも書いてやろう。と思う。
そうしたら、その一日くらい、 みんなびっくりして、空木の話を聞くかもしれない。
そんな、突拍子もないことを考えた。 そういう子どもだった。と、空木は記憶している。*]
(723) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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―― 現在:縁日の教室 ――
[割り箸ゴム鉄砲をこめかみに押し当てたまま、 なんとなく引き金を引いてみました。]
あいたっ。
[ぱちぃん! と耳元で音がして、痛みが走ります。 痛いです。当たり前です。]
こんなので、死ねっこないのに。 痛い、なあ。
[割り箸ゴム鉄砲を下ろして、そんなことを呟きました。 それなら、本気で死のうとしたなら、 どれくらいの痛みなのでしょう。]
(724) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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[そんなことを考えて、しばらくぼうっとしていました。 もう夜も遅いです。 戻って、休むべきでしょう。 そう思うのに、どうにも億劫でした。 精神世界なら、別に規則正しい生活をする必要は ないのではないでしょうか。 そんな言い訳をして、ぐずぐずとその場にとどまります。
別に、楽しいわけではありません。 楽しいことを1人でするのは、>>683 今でもやっぱり難しいのです。 そんなことを考えて、そうか、と呟きました。]
あの時と同じ。 ひとりぼっちの、お祭りなんだ。
(725) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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[割り箸ゴム鉄砲を元の場所に戻して、 私は教室を見回します。 次に目に付いたのはヨーヨーすくいでした。 みんなで行ったお祭りの時、 仁鳥さんが弾ませていました。>>287 遠い記憶の男の子も、やっぱり弾ませていました。>>567 水に浮かぶ水風船をじいっと品定めします。]
花火があればよかったのに。
[聞こえてくるのは花火の音ではなく、 楽しげな音楽です。 窓の外に顔を向ければ、空に咲く花の代わりに 白い雪が舞っていました。*]
(726) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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─── 回想・文化祭当日の事件
[ 文化祭当日、 その事件は起きたんだったっけ。 パンケーキの試食会には残念ながら、 参加することはできなかったけれど、 チョコレートシロップが足りない。>>423
確認の為も偶然と顔を覗かせた時、 仁花からお声が、かかる。 ]
(727) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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[ いつもならば、此処はアタシが! って、手を挙げるところだった。 でも、あの日は役割があって、 アタシも簡単に抜けられる状態じゃなかった。 ]
……夜子!
[ 彼女が暇をしていた訳ではない。 しかし、その場にいた中で、 一番の適任だと、感じたから。 ほんの僅かな時間、仁花の代わりに。 バックヤードを託そうと、助けを求めた。 ]
(728) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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―― 夏祭りのおしまいに ――
[赤くなる黄楊の様子は、 遠目から見ていても微笑ましいものだった。
一等賞になった彼に、何を奢ろうと 委員長はのんびり考えていた。 ここには色んなものがある。 高級なものはないが、子供の心をそそるものが。
――やがて、齎された答えに>>702 目をまあるくして、それから]
よし、わかった! 皆ー! ちょっといいかー!
(729) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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[ 偶然にも噂で聞いていたのだ。 パンケーキの試食会に参加していたことを。 ちなみに、ずるい!って駄々もこねてた。 けれど、だからこそ、彼女への信頼もあった。
頼んだよ!って背中を軽く叩く。 無理そうなら、他の人を探すだけだった。 ]*
(730) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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[祭りにきていたクラスメイトに声をかけて 黄楊の思い付きを共有する。
100円10枚。1000円一枚ならあったけど あったかな。……あった。よかった。
そんな事を考えながら、 ヨスガもくじをひくことにした。
引いたくじであてたのは、 以前黄楊と貸し借りした少し古めの漫画に出てくる 少年漫画のヒーローが描かれた、カード。 それを黄楊に渡す。]
(731) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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トシ君に勧められたこの漫画、 面白かったな、って… 引いて思い出した。
[そんな事をいって、 わははと馬鹿みたいに笑っていた。*]
(732) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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― 回想・パンケーキ ―
[いそいそとやってきた庄司さんは、>>284 準備されたパンケーキに歓声をあげ、写真を撮る。 わたしはほほえましくそれを聴きながら、 対応は他2人に任せ、レシート片手に電卓を叩く。 デコレーションとコストに対して疑問の声を聞けば、>>285 先ほど話した事と同じ事を伝えただろう。 庄司さんの心の内なんて知らないから、 なんでもないように、あっけらかんと。 私までいいのかな、と謙遜するような言葉>>292に、 任せきるのもなんだか癪で。]
それね、特別にしたのは空木くんだから。
[と、勝手にバラす。 人の気持ちなんて知るわけもないし、 ましてや人に踏み込みすぎない性分。 きっと、そのせいなんだと思う。 わたしはいろいろと、鈍い。]
(733) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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[だから、庄司さんの心も知らず、 突拍子もない疑問を口にして困らせる。>>294]
やっぱり無理かぁ。 ありがと。それ聞いてふっきれたわ。
[卵を増やすか、メニューからなくすか。 試算をして委員長に報告しようと決める。 後ほどクラスで決をとり、 徐々にメニューは決まっていっただろう。*]
(734) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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― 保健室 ―
お布団は宿直室からも拝借したので おそらく足りると思いますが。 あった方が助かります。 お持ちくださってありがとうございます。
[ 暗幕生首お化けのおかげではやる胸を押さえて 息をつきます ]
そうですか。 マネキンは安藤さんだと思います。 では安藤さんがおかえりになった以外 変化はないのですね。 弓木さんと黄楊さんが お片付けしてくださったはずです。
[ 仁鳥さんのお答えに>>712 わたくしは頷きました ]
(735) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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食養会 ユエは、メモを貼った。
2018/08/25(Sat) 23時半頃
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怖くねえよ 死んだって、戻るだけだろ
[ と、英司は言った。 ]
(736) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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[ お二方のことを聞かれました。 そういえばもうだいぶ遅い時間です ]
庄司さんはお手洗いということでしたけど、 …そういえばお戻りが遅い気がします。 桜ヶ台さんは見回りしてくるとおっしゃってお出かけなさって …ずっとお戻りになりませんね。
もう遅いですし、 お二方を探しに行った方がよいでしょうか。 わたくしたちが眠ってしまったらお二人を締め出してしまいます。 メールが使えないのが歯がゆいですね。
[ わたくしは、紙コップを置いて、立ち上がりました ]*
(737) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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[ 音楽室の床は硬い。
学校で日を跨ぐなど初めての経験であった。 昨夜は皆、安藤似のマネキンのこともあり 落ち着かない様子でいるようだった。
英司は大して深い眠りにつけず 何度か目が覚めては、遂に起き上がる。 寒けれど身体はべたつくために 皆が眠っているうちにシャワーへ行こうと 思い立ったが為であった。 もし其の際音楽室で眠る誰かに 声を掛けられたとするのなら 短く「たばこ」と答えよう。 因みにこの後世界から英司は消えるのであるが、 決してゾンビが発生した訳では無い。 ]
(738) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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[ シャワーを浴びた後はいつも通りに 大変 ぐったり していたため まだ少し水で ぺたぺた する足で マネキンを置いた隣の空き教室にて しばらく休むことに決めた。
英司は両扉を締め切ると 無人の教室にて横になる。
誰も居ない学校と言うのは非常に静かで 朝の気配がするものの、 登校する声も足音も聞こえないのが 酷く歪であるように思えた。 ]
(739) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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[ 髪を滴る水がぽたぽた と頬を伝い その感覚に瞼を閉じて、 そして開ければ時間が経っていた。 そろそろ腹も減ったな と思い、 そうすることが当たり前であるので 教室から出るために扉に手をかけたが まるで接着されてるようにびくともしない。 ]
…… は ?
[ 唐突に胸が騒めいた。 酷く嫌な予感と言うものが 背中から ひしひし と込み上げてくる。 予感と言うものは、次にマネキンになるのは自分 と いうホラー映画じみたものであり 英司は柄に無く、当たっていないことを願った。 ]
(740) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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[ しかしと言って、それは叶わないようだ。
扉が駄目なら窓から と振り返った先には 純色の絵具を塗りたくったような 紫の空と こちらをじっと見る幾つもの男と女の影。 顔など見れないただの影が 在り得ない色を背負いながらも 時折 ゆらゆら 揺れるなどして窓の外に居た。 ]
っひ、
[ ぞわ と一気に背筋が凍る。
と、同時に ざあ と音を立てて 壁と床から水が押し寄せてくる。 ]
(741) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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生まれたのが罪で、生きることが罰 鏡に映るこれは、何だろ
(742) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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[ 強い勢いの其れに、 本能的な恐怖が湧き上がる。 このままであればこの部屋ごと水没し 閉じ込められた自分がどうなるかは 英司であっても推測できた。
横に動かすことは駄目であったので 或いは扉を倒すようにすれば と 思い切り蹴る。 何度も蹴る。 ]
クソっ
[ じわじわと汗が滲んできて 身体の形をなぞり、不快であった。
水の勢いは、増す。 ]
(743) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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脱ぎ捨てても、まだ脱げない肉と皮 気持ちが悪い …… 気持ちが悪い
(744) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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[ 気は進まなかったが、時間は無い。 ざぶざぶ と水を掻き分けて進み 椅子を持っては窓を殴る。
いつかと同じように割れない窓を もう一度殴ったが、罅の入る気配すらない。 それでも、手が痛もうと英司は殴る。
その間もただただ じい と 窓の外の影たちは英司を眺める。 ガラスの向こう側で必死になりながら 決して行くことの出来ない場所へ 行こうと足掻く英司の事を、眺める。
それは現実の世界とよく似ていて 水の勢いは、さらに増した。 ]
(745) 2018/08/25(Sat) 23時半頃
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ッ見世物じゃあ、ねえんだよ !!
(746) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[ 英司は 一人きりであった。 ]
(747) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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/* >>746エーーーーーージーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!! このひとことやばいな
(-130) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[ 魚になりたい などと言ったが 例えるのならば英司は 虫 のような生き物だ。 蝶の様に華やかなものでは無い、 蚊であるとか蠅であるとかそういった 気持ちが悪い と指さされるもの。
虫は地球外生命体である などという そんな話も世の中にはあるので つまりは異物の様であり、 幾つかの話題で蚊帳の外となるのも仕方ない。 ]
(748) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[ 英司の身体は 女ではない。 ]
(749) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[ 英司は常日頃から、周りの人間が 同じ世界に生きているように思えなかった。 同じ生き物であると思えなかった。
というのも、世間の意識として 常に英司の席は無いので どこか遠くから優れた生き物たちを 遠巻きに眺めているようである。 ]
(750) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[ そうして、男でもない。 ]
(751) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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神様が「失敗した」と呟いた 俺を作ったその瞬間に
(752) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[ インターセックスだとか半陰陽だとか 性分化疾患だとか、呼び方は何でもいいが つまりは、英司は それ だった。 ]
(753) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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/* 半陰陽なの…?!
(-131) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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針に糸を通すように生きてきた それは奇跡で或いは悲劇だ
(754) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[ 完全な 男 であったのならば きっと今と同じような見目であった。 あかね にどうとも言えず惹かれて 其れを恋だと簡単に肯定出来たに違いない。 その場合 理 への感情と言うものは 疑似家族の範囲内で納得すると思われた。
完全に 女 であったのならば 今までほとんど体験したすべてのことが 違うようになっていたのであろう。 だから確かでは無いのだが、仮定するのならば 理 に惹かれ、其れを恋として あかね への感情は強い友情と捉えられた。 ]
(755) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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この恋の行方は知らず ただ、罪の深さばかりに首縄掛ける
(756) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[ 男であれば、女であれば、という妄想は 何億何千と繰り返してきたが 何度やったって虚しく 意味の無さと言うのを反芻するだけだ。 想像の中でどれだけ型に嵌められても 現実の世界はとっちつかずの自由があり、 虚しさが胸から溢れて行った。
目が覚めたらきちんとした性別を持っていた など 世界がひっくり返らないと在り得ないのだし 平成最後の夏の甲子園は結局強豪校が勝ったのだから 漫画やドラマや、空想の童話のように 都合のいい展開は現実に用意されていない。 ]
(757) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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「そうじゃない」「違う」と言える人の口 形作れない俺の唇
(758) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[ 男であるとか、女であるとか、 性自認の性、性的指向の性、外見の性、 一つ一つ自ら選んで当て嵌めていくなど どれだけ自己が強いのだろう。
英司の脳みそで出来損ないであったので 自分では判断できずに立ち尽くしていた。 女に分類されるなど意味が分からないし、 男に分類されるのと言うのも居心地が悪い。
その間など、社会には存在しない。 ]
(759) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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青い空 …… 見えないままで空は赤 間にあるはず、紫は何処
(760) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[ ただ、どちらでもないこの身体が 英司は単純に気持ち悪かった。
何よりも気持ち悪い と思っていた。
それは純粋な嫌悪であり、 母が 気味が悪い と大袈裟に怖がらず 叔父が 気色悪りい と嘲笑わずとも思うものだ。
人間が害虫を見て鳥肌を立てるのと同じだ。
もし容れ物が違えば と夢想するように もし中身がもうすこし柔軟であれば 此の身体さえも受け入れられただろう。 ]
(761) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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魚なら、楽だったかもしれないな 水の中には、人権が無い
(762) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[ 下手に人権が在るから と英司は思う。 入浴の度に体調を崩して 上等に生きられない英司は、思う。
出来損ないであると分かったのならば その瞬間に間引いてくれれば良かったのだ。 事情を話せば 恐らく同情をして 大丈夫だよ、居場所はあるよ と 宣うだろう世間と言うのは、 かといって簡単に意識を変えられないのだ。
流行のラブソングに自分を重ねるなど 英司には到底出来そうに無い。 ]
(763) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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皆の言う物語には居なかった 俺の姿は、影も、形も
(764) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[ やはり、この学校と言う箱庭にも この異常な事態を綴った物語にも 英司のような生き物の席は無いので ささっと退場するべきなのだろう。 ]
(765) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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今晩も死にたくなった 水滴と、死よりも暗い深淵に触れて
(766) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[ …… 水は完全に教室を満たし 只管に もがく だけとなった。
英司は魚では無いので息が出来ず 意識も朦朧とし来たので 喉の辺りに爪を食いこませていた。
窓の外など気にも出来ないくらいに ただ ただ 苦しい。 此処が学校である所為であろう、 走馬灯のように同級が思い出される。 彼等に関する事物 や もの も、思い出す。
最期に思い出したのは あかね の揺れるマフラーでも 理 の吸っていた煙草でも無く、 幼馴染の温かい手であった。 ]
(767) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[ 学校と言う箱庭は赤青つけたがり嫌いだが 其処に居た彼等の事は嫌いでは無かった。 恋と言うのは、誰の恋愛対象でも無い 英司は出来ると思っていなかったが 其れを知れたのも 嬉しく思う。
性格は良くなかったために 馬鹿にすることは多かったのだし 嫌われる方が多かった。
だから、決して口には出しやしないのだが 英司は、 俺は、 ]
(768) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[ お前たちの全てが羨ましいよ。 ]
(769) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[ とうとう息の出来なくなった英司は 瞼を閉じることにした。
その奥で、不思議な光景を見る。
水の中で ぷかり と浮かぶ自分の死体。 それを上の方から 水面に浮かぶ虫の羽根のような視点で ただ穏やかに眺めている。
ようやく あれ から離れられたのだ と 英司はそのとき何年かぶりに 酷く満足げな顔で 微笑んだ。 ]
(770) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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ただ、俺が笑えたら良い
(771) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[ 教室に湧き出た水と言うのは、 今思えば 英司の涙だったかもしれない。 ]
(772) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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ただ、俺が嫌うのだから 嫌いきる だけ
(773) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[ …… 英司が居なくなったとしても 皆の分かっている通り世界は回るので ただ只管に、その後の話をしよう。
安藤のマネキンの置かれた教室の さらに隣の空き教室に いつまでも水浸しなマネキンがある。
特にコンプレックスでも無い喉から たらたら と血を流す、 ポケットに煙草の入ったマネキンが 廊下と教室の境界線を跨ぐようにして 誰にも言わず 死んでいる。** ]
(774) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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/*エーーージ!!!!!!!
すっごいなぁ
(-132) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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―― 現在 / 職員室 ――
……おまえ。
[俺は日夏の心の内を、初めて覗き込んだ気がした。 日夏が滔々と語る言葉>>716に、 口を挟むことができない。 唖然として、呆然として、日夏を見つめるんだ。
死ぬなら、勝手に死んでやる。 誰の手だって煩わせない。>>717
その断定した口振りから、 日夏自身が自分が“死ぬこと”を 真剣に考えたことがあるであろうことが 朧気ながら察せられた]
(775) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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日夏、日夏……ッ!!
(776) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[目の焦点が定まらず、壁に手をつく日夏の肩を 強引に掴むと、思い切り揺さぶってやる。
遠慮なんかしてやるものか。 俺の目を見ろ、と言わんとばかりに その顔を覗き込んでやるんだ]
矛盾だらけだよ、おまえは。 死ぬなら勝手に死ぬ? さっき俺に言ってたことと全然違うじゃないか。
[日夏が何を悔やんでいるかは分からない。 だから、不器用な俺は思ったことを そのままぶつけることしかできない]
(777) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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何もいわずに死んでほしい>>1:620、 なんて思うほど。 俺は薄情者じゃないんだ。知ってるだろ。
[じっと、日夏の夜の瞳を見つめる]
おまえに何があったかは分かんない。
けど、おまえは閉じこもってた 俺の悩みをこじ開けたんだ。 だから――……
[正気に戻れ、って。日夏の肩を持つ手に力を籠めた]
(778) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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……そんなにひとりで、抱え込むなよ。
[おまえが、俺にそう言ったんだろう?*]
(779) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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/* さすがだなっておもってる。 さいちさんのロールほんとすき。 そして、設定が あかね の上位互換だった。 やば。
(-133) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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― 保健室 ―
え。あれが安藤くん? 確かに、似ていたけれど。 かえったって、どういうこと…
[考えもしてなかったことを言われて、混乱する。>>735 なんでそんなことを思うんだろう。…分かるんだろう。 すこし恐ろしいような気持ちで後ずさる。]
ああ、そうなんだ? じゃあ、わたしが探しに行ってくるよ。 ふたりとも、眠たかったら 帰りを待たずに鍵を閉めたまま寝ていいから。
[一色さんが夜中に出て行くのは考えにくい。 封都さんにしても同様なことを思って、>>737 くるりと背中を向ける。 保健室の扉を開いて、軽く振り返って、]
(780) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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いってくるね。
[微笑んで、保健室を後にする。*]
(781) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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— 朝 —
[流石に音楽室で寝るのに慣れてはいなかった。 身を起こした時、バッハのおじさんの肖像画と目が合って、ぎょっとした。
……眠い。
どうやら他の皆はまだ寝ているらしい。 ならばまだごろごろしていようか、などと思うものの、 ……妙に落ち着かない。]
餌やりでもするか……さくらの。
[結局、インコの世話については忘れていて、 まあ委員長がパンをやっていた気がするし、 優先度が低いことだったので、まあ別にいいか、なんて思うわけだけど。
とりあえずあくびをひとつして、 昨夜、教室から持ってきていた自分の鞄の中身を漁る。]
(782) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[毎朝のスケジュール確認が癖だった。 今日は誰に何を貸す日か、今日は誰に何を返してもらう日か。 その確認を欠かさずして、学校で忘れないようにする。 約束破りにはなりたくないから。
……そのはずだったのだけど、 この異常事態に、すっかりペースを乱されてしまっていて。]
あ、やべ。
[委員長に返すはずだった漫画と、空木から返してもらうはずだったノート。 それをすっかり忘れていた、ことを思い出した。
……いや、でも、覚えていたにせよ、 こんな状況でそれを口に出すほど平和な思考ができていたかというと、自信がない。]
(783) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[眠っている委員長の枕元に、借りていた漫画をそっと置く。 その中には、感想を綴ったメモをしっかり挟み込んでいた。
あとは、空木からノートを……と。 しかし寝ている彼をわざわざ起こして取り立てるほどのことではないので、 起きてからでいいだろう、ということにした。
スケジュール帳を無意識のうちに抱えたまま、 ぼくは音楽室を出て、顔を洗いに行く。]
(784) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[冷たい廊下を、てく、てく、と歩いていたら。
ひらり
ひらり——
どこからともなく、白く美しい蝶が現れて、 廊下の向こうへと羽撃いて行くのが見えた。]
(785) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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|
[考えるよりも先に、その蝶を追いかけていた。 何故か? 分からない。 その姿があまりに美しかったかもしれないし、 まるで、ぼくをどこかへ導いているみたいだと、そう目に映ったからか。
朝の日の光、降りしきる雪の白い色を受けて、 蝶の羽が凛と輝いているように見えた。
ぼくは追う。走って追いかける。 そして、辿り着いたのは3階の端にある、空き教室。
蝶は、その扉をすり抜けていったのだ。]
(786) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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|
— 3階:空き教室 —
[白い蝶を追いかけて、教室の中へ。 そこは休憩所として解放されていた場所で、 椅子とテーブルが整然と並べられていた。
蝶はひらひらと、輝きながら飛んでいる。 それに触れようと手を伸ばすけど、届かない。
やがて、蝶は窓ガラスをもすり抜けて、外の吹雪に隠れて見えなくなった。]
(787) 2018/08/26(Sun) 00時頃
|
|
[——今、生きている黄楊 靖利は、蝶の見ている夢なのか。
この夢を終わりにして、蝶に戻り、 そして次は別の誰かの夢を見れたなら。
ぼくは、その機会を逃すことは、したくない。]
(788) 2018/08/26(Sun) 00時頃
|
|
[気付けば、休憩所のテーブルの上に、 錠剤の入った瓶が置かれていた。
ラベルは無い。 白い粒がたくさん詰まっていて、どんな薬なのかは分からない。
だけど、躊躇うことは何もない。 導かれた先にこれがあったなら、ぼくがやることはひとつ。そう思った。]
(789) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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|
[瓶の蓋を開けて、その中身を掴み取って、口に含む。
ごくり。一息で、飲み込んだ。]
(790) 2018/08/26(Sun) 00時頃
|
|
[その直後、ぼくの意識を急激な睡魔が襲う。 立っていられなくて、膝をつき、そしてすぐに倒れる。
目も開けられない。 四肢から力が抜けて行くのを感じる。
……でも、やっぱり怖くはない。]
(791) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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|
[——この世界の主が誰だかは、わからない。 そいつが何を望んで、死を選ぼうとしたのかも。 黄楊 靖利には、何もわからないままだ。
……だけど、もし、 また会えたなら、その時は、
ぼくじゃない“ぼく”は、お前のことを分かってやれるだろうか。]
(792) 2018/08/26(Sun) 00時頃
|
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[ああ、あと、……そうだ。
ノート、ちゃんと返してくれよな。]
(793) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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|
— 8:50 —
[朝のチャイムが鳴る。
3階の端、ドアが開け放された空き教室。 中は休憩所になっていて、 並べられた机と椅子の奥の向こう、窓ガラスの脇に、 男子の制服を着たマネキンが倒れている。
そのマネキンには色がない。 髪も肌も制服も、全ての色が抜けてしまったかのように、 モノクロの状態になっている。
そのマネキンに触れれば、たちまちヒビが入り、 もしも運ぼうとしたならば、砂のようにさらりと崩れて、 人間の形は失われ、白い粉と化してしまうだろう。]
(794) 2018/08/26(Sun) 00時頃
|
|
[そんな儚い状態のマネキンの腕の中、 そこには1冊の、茶色い、蝶のワンポイントマークが入った手帳が抱えられている。
それは、黄楊 靖利が、 級友との繋がりを失わないように足掻いた、 貸し借りのスケジュールが書き綴られていただろう。]
(795) 2018/08/26(Sun) 00時頃
|
|
[——また、夢が覚めた後の世界で。**]
(796) 2018/08/26(Sun) 00時頃
|
食養会 ユエは、メモを貼った。
2018/08/26(Sun) 00時頃
1
2
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