143 【R15】善悪の彼岸
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
キャサリンが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、ヨーランダ、サミュエル、シメオン、モニカ、ホリー、藤之助、チアキ、ジャック、リンダの9名。
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今日の模範生はヨーランダ[[who]]とホリー[[who]]です。
(-0) 2014/12/20(Sat) 00時頃
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/* 明日へってやろうとするの
マニアワナカッタ…
(-1) 2014/12/20(Sat) 00時頃
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/* あ、でも
whoふられればもっていける、かな
(-2) 2014/12/20(Sat) 00時頃
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―キーンコーンカーンコーン‥‥
[1日の始まりを告げるチャイムの音。
それを聞きながら目覚める者、はたまた、用意された食事に手をつけながら聞くもの、様々だろう。
普段通りの一日。ただ、何処かに違和感がある気がする。
それは、不自然に空いた部屋?一人分多い食事?大切な思い出?
けれど、それに想いを馳せる暇はない。
何時もとは違う、驚くべき知らせが飛び込んでくるのだから]
(#0) 2014/12/20(Sat) 00時頃
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[かつ、と靴音が食堂に響く。 食堂の前に立ち、テーブルに座る彼らを見渡せば、幾らかの子供たちと目線が合うだろう]
おはようございます。 今日も1日元気に頑張りましょうね。
[微笑んで、再び書類に目を落とす。 そこに記された二人は、この場にいただろうか。 どちらにせよ、関係のないことだ]
(0) 2014/12/20(Sat) 00時頃
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連絡事項です。 ヨーランダさんとホリーさんは、模範生として認められました。 おめでとうございます。
[彼女らと目が合ったなら、安心させるように笑みを投げかけただろう]
今日の就寝時刻には、外の世界に出ていくこととなりますので、支度を済ませておいてくださいね。
[短く、それだけ告げれば、マイクの電源を切る。 子供たちの様子には目もくれず、食堂を後にしただろう*]
(1) 2014/12/20(Sat) 00時頃
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―前日・図書室―
あれ、そっちだったっけ。ありがと。
[彼の差し出す書物>>1:73を受け取って、ぱらぱらと頁を捲りながら、問う。]
フジノはさ、"モハンテキ"ってなんだと思う?
[人のお手本になるような様。 教わったのと同じようなことしかそこには書いていなくて、やっぱり、とても不思議だった。]
先生は、外で遊んだり、本を読むことは褒めるけどさ、 部屋でじっとしてるのがモハンテキ、とか、一回も言わなかったじゃん。
[パタン、と表紙をとじて、思い直したようにもう一度開く。 模範生、品行方正、おこないがきちんとしていて正しいこと、手本となり得るようなものや人、初心者が真似るべき絵や字。 たどるようにいくつかの言葉を索引して、改めて頁をとじてしまう。 気分は晴れない。]
(2) 2014/12/20(Sat) 00時頃
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/* いきなりの!!!!!!!
いやマジで困り果てて笑った……いなくなるならホリーに託そうと思ってたけどこれは……www
(-3) 2014/12/20(Sat) 00時頃
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藤之助、おはよう。
[>>1:59手を振りかえしながらそう答えて。]
そんな急ぐこと無いからね。 何て言えば良いのか難しいけど……藤之助が「これがいい」とか「これの感想聞いてみたい」とか思い入れがあればあるほど僕は嬉しかったりするし?
僕が勝手に選んで読んでたりするのより流石…藤之助に選んでもらったのって心に入り込む感じがするんだよね。
[藤之助なんて呼ぶのは僕位だっただろうか? そんな事を思い返してみながらありがとう、と言って。
すれ違っていった。]
(3) 2014/12/20(Sat) 00時頃
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/* ラ神神がかってるな
(-4) 2014/12/20(Sat) 00時頃
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/* おおう、わたしですか。 しかもヨーランダと一緒とは。
おいしいね。 昨日の仲違いフラグをなんとか出来ればいい。
(-5) 2014/12/20(Sat) 00時半頃
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どした?ホリー。
[>>1:78>>1:79>>1:80>>1:81話せないと言う彼女だけど。その素直さは全く失われていなくて。そんな所に憧れていた節はあったように思う。
話を聞けば、暫し考えたけど。明日でもいいと聞いて。]
……唐突だからなぁ。ちょっと考えてみるよ。
[そう言ってニコリと笑いかける。 力になれるように、色々考えてみようと思った。]
(4) 2014/12/20(Sat) 00時半頃
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―前日―
[キャサリンへは――…
結局、何をあげていいか分からなくて。 部屋に遊びに行って、すこしお喋りして、手をぎゅっと握って……彼女の弱々しいけど優しい温かさを、肌に感じて。感じ合って。 …それだけ。
それが少女に出来た全てだった。
少女がキャサリンの部屋を辞した後、ヨーランダが花束をちゃんと渡してくれた>>1:77とは知らないまま。 次の日が――――*来る*]
(5) 2014/12/20(Sat) 00時半頃
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―昨日のこと―
[シメオンがページを捲る様>>2をぼんやり眺める。
何の変哲もない辞書。意味を調べるための、もの。 正しい筈のその文字の宝庫は、知識は。 彼の疑問には、答えてくれないのだろうか。
そしてそこから得て行った自分には、 もっと疑問に答えられない気がするけど。
…それでも口を開いてしまうもので。]
(6) 2014/12/20(Sat) 00時半頃
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少なくとも、 …少なくとも。
[模範的とは。 自分たちが目指してきた、それはいったい、なに?]
誰かが模範生になった、っていうのを。 素直に受け取れなかった人は… そうとは言えないのかも、ね。
[先程の切羽詰まった、自分を思い出して。 柔い笑みを苦い表情へ変えながら、 要領を得ない意見を述べた。]
(7) 2014/12/20(Sat) 00時半頃
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……、
[彼は、答えも、自分の様子も、どう感じただろう。 あまり見たくなくて、直ぐにその場を去った。
―――翌日、"突然"の報せ>>1が舞い込むことを、 知らぬままに。*]
(8) 2014/12/20(Sat) 00時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2014/12/20(Sat) 00時半頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2014/12/20(Sat) 00時半頃
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/* >>7 よーらんだちゃんを 遠回しにえぐっていく気がしている
(-6) 2014/12/20(Sat) 00時半頃
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/* 2 1ヨーランダ 2ホリー
(-7) 2014/12/20(Sat) 00時半頃
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―食堂―
[結局あれからはご飯を食べて居眠りをしていたら一日が終わってしまった。 今日もまた朝が来て、食堂へと向かう。そうだ、ご飯を食べ終わったらまた図書室に行かなきゃ。
今日の朝食はトーストとスクランブルエッグだ。トーストにバターを塗って一口かじる。口いっぱいにバターと焼けた小麦の香りが広がって、思わず顔がほころんだ。 ハグハグとそれを齧っていると、耳に入ってきた先生の言葉>>1に手が止まった。 ホリーとヨーランダが、模範生。]
(9) 2014/12/20(Sat) 00時半頃
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……すっごーい。
[目を見開いて、二人の姿を探す。先に見つけたのはホリーだった。 先生が出て行った直後、声をかけようと近寄った。]
おめでとう、ホリー。模範生だって! すごいよ!
[きっと、知らない所で頑張っていたのだろう彼女を、純粋に凄いと思い声をかける。]
頑張ってね。応援してるよ。
[そう言うと、にっこりと微笑んだ。**]
(10) 2014/12/20(Sat) 00時半頃
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ふうん。
[どこか苦々しげな表情>>7に、その言葉を噛み砕きながら、浮ついた返事をする。 困らせてしまったのだろうか。向けられた背>>8に、届くかも分からぬ声をかけた。]
ちゃんと寝て、よく食べて、たくさん本を読むと良いらしいよ。 フジノは割と向いてるんじゃない?
[ついさっきの受け売りをそのまま口にして、更に付け足す。]
フジノの"モハンテキ"が分かったら教えてよ。
[空間全体を、風景を眺めるように、どこか遠巻きにぼんやりと眺めるのが好きだった。 人に寄り添うのも、得意じゃないな。中途半端な言葉を投げて、背に向けてひらり、手を振った。*]
(11) 2014/12/20(Sat) 01時頃
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―朝:自室―
[重い瞼を開けば、何時も通り、外はまだ薄暗い。 のそのそと起き上がって、服を着替える。 食堂へ向かおうとして、ふと、気付く。
扉の足元に置かれた、昨日折った、桃色の兎の形をした紙。 確か、ホリーに謝る時に渡そうと思って、昨日のうちに作って――。
そこまで考えて、うぅん、と首を捻る。 何を、謝るんだっけ?私は、何を言ったんだっけ。
悪いことをしたのは確実なはずなのに、肝心のそれが何なのか、思い出せない。 けれど、朝食の時間は待ってくれない。 朝特有の気だるさと、記憶の違和感を抱えて、食堂へ向かう]
(12) 2014/12/20(Sat) 01時頃
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[特別な一日は、ほんのすこし空気を変えたけれど、少年の暮らしはあまり変わらなかった。
ひとりぼっちになった図書室で、図鑑の頁を模写して遊んだ。 日が傾いたら、夕飯の時間まで、目についたものや人を描いて遊んだ。
自分がモハンテキじゃないから、なのかもしれないな。 そんなことを考えながら、結局模範生たる彼女には、数度、祝福の言葉をかけるに留まった。 引きこもりがちな彼女だから、スケッチブックの四角い世界にも、あまりいない。 その日は珍しく、よく眠った。*]
(13) 2014/12/20(Sat) 01時頃
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―朝:食堂―
[何故だろう、バツの悪さに従って、ホリーとは離れた席に着く。 彼女に贈ろうと思っていた兎は、ポケットの中に入って入るけれど、やはり渡しづらい。
そうして、眠気と戦いながら、朝食を口に運んでいれば、飛び込んできた模範生の知らせ。 続けて呼ばれたのは、自分とホリーの名前。 一気に眼が冴えて、周囲を見回す。間違ってはいないらしい]
……ホント?
[呟きつつ、一応頬を抓って見る。痛い。 教師の言葉を脳の中で反芻する。
―――やっと、認めてもらえた。
緩みそうになる頬を、慌てて前髪で隠して。 朝食の続きへと手を伸ばした**]
(14) 2014/12/20(Sat) 01時頃
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―朝・食堂―
[ちゃんと眠ったら、目覚めがとても爽やかだった。 "モハンセイ"ってこういうことかもしれない。 少し満ち足りた気分だったけれど、どうしてこんなに"モハンテキ"であることが気になるのかは、分からない。 けれど、"モハンテキ"であることは良いことなのだから、何もモンダイはない。
朝食を口に詰め込む。教師と目が合った。>>0 にこり、と笑うのはいつも通りで、口調も普段と同じなのに、その中にビッグニュースが紛れ込んでいた。]
(15) 2014/12/20(Sat) 01時頃
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……!
[わあ、っと叫び出しそうな気持ちだったけれど、お行儀が悪いと叱られてしまうので、我慢した。 無理やりにパンを飲み込んで、一言だけ呟いた。]
すごい。
[視線は、名を呼ばれた二人へ向く。]
おめでとう。
[こんな特別な日はない。思わずスケッチブックを取り出そうとして、思い留まった。 ――食事中に別のことをするのはモハンテキではない、と先生は言ったっけな。 あちこちから聞こえる祝福の言葉にまぎれてしまっただろうけれど、小さく拍手もした。]
(16) 2014/12/20(Sat) 01時頃
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[こんなにおめでたいことはない。 けれど、どうしてあの子たちだったのだろう。
少し首を傾げて、気持ちは前向きな方へと向いた。おれもがんばらないと。]
せんせー……
[できれば、何を頑張れば良いのか、尋ねたかったのだけれど、 もう既に食堂を去ろうとしていた姿>>1に、口を噤んだ。モハンテキってなんだろう。
少し考えて、思い至る。本人たちに、聞けば良いのだ。**]
(17) 2014/12/20(Sat) 01時頃
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そだね。人の夢はいいものだよ。
[人の夢、そう書いて人は”はかない”と呼ぶのだが、夢とは儚いものだと思う。けれど、それよまた良いものだろう。]
そとにはさ、外にしかない「ほんもの」がたくさんあるんだろうね。だから、ホントに羨ましいんだ。
[自分がここまで外の世界に興味を持っていたのかと驚いたが、小さく笑って、ならこれからはもっとモハンテキな生き方を探ってみようではないかと思った。]
へえ、ありがと。じゃあ俺それ借りて読んでみるよ。
[チアキと共にカウンターで本の貸し出し手続きを済ませ、図書室を後にした。]
(18) 2014/12/20(Sat) 08時半頃
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ー前日ー
やあ、ホリー。
[廊下をチアキと歩いてると向こうからやって来たのはホリーだった。彼女の元に近寄り、なにか文字を書いているのを黙って見守っていた。]
相談?いいよ、どうしたの。
[彼女が相談したいことがあると書き、俺でいいのなら答えるよ、と返した。その後彼女が文字を書き終えるのを待ち、クレヨンで書かれた言葉を読んだ。 彼女はどうやら、喧嘩をしたらしい。]
仲直り、ね。気まずくて言いづらいかもしんないけど、一番いいのはやっぱ正直に謝ることだよ。それが出来れば苦労しないって思うかもしれないけど、ちゃんと謝ったら相手は許してくれるはずだ。
[彼女にそう言った。チアキとも喧嘩をしたことがあるが、彼はちゃんと謝れば許してくれる人だ。きっと、彼女のその喧嘩したであろう相手もそうだろう。]
(19) 2014/12/20(Sat) 08時半頃
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ただ言葉だけで謝るのが嫌なら、何か贈り物と一緒にごめんね、と手紙で添えればいいよ。
[それもきっと効果的だと思うよ。そう返して、まだ他に聞きたいことがあれば俺は答えるよ。そう言った。無ければ、ホリーともチアキとも別れて自室に戻るだろう]
(20) 2014/12/20(Sat) 08時半頃
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ー翌朝ー
[ベッドのサイドテーブルに置いてあった本を手に取り、ぱらぱらとページをめくった。これは、学校の中のそれぞれの4人の人の別の物語が、載っている。やはり彼に尋ねたのは間違いではなく、この物語は面白かった。]
いいね、こういうセイシュンってやつ。面白いよ。
[自室で1人、そう言いながらまたキリの良いとこで栞を挟んだ。いつかの誕生日にこれは………そうだ、確か「綺麗だから自分で買った」んだ。本も読まないのに。]
じゃ、食堂行くか。
[立ち上がり、自室を後にして食堂に向かう。今日もまた、模範生ですの発表があることを知らずに。]
(21) 2014/12/20(Sat) 09時頃
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いつかの誕生日に、「キャサリンがくれたものだ」
(-8) 2014/12/20(Sat) 09時頃
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/* wikiを読み直していて、嗜好品を使えてなかったなぁを思い出す。 よし、サミュエルにいいパスもらったから、ここに使おう。
(-9) 2014/12/20(Sat) 10時頃
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ー前日ー
[>>19>>20明日までに考えると言った僕の横で、サミュエルが考えを話して。 それを僕も聞きながら少しずつ考えていた。 何のことでだっけ。勉強の教え方が良くないって言われた事だとか。 シュートが上手くいかなくて八つ当たりしてしまった事もあって。あの時は次の日に必死に練習して大分出来るようになってから謝ったのだっけ。
………これ、僕の意見要らなくないかな。なんて思いながら。 許されれば彼女の頭を一度撫でてから立ち去ったのだった。
女子の頭を撫でるのは良くないかもしれないと後で思ったけれど。 ホリーは可愛らしいからついそうしてしまおうとしたのだった。
その後は普段通りの一日を過ごして、就寝しようか。 キャサリンと一言二言、外で元気になれるといいね。そんな声をかけた位か。]
(22) 2014/12/20(Sat) 15時頃
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―前日・廊下―
[謝ったら許してくれる――サミュエルの返事>>19を、真面目な顔つきで、こくこくと頷きながら耳を傾ける少女。此処が廊下ではなくどこかの部屋だったら、床に正座して聞くかのような神妙な面持ちだ]
……、
[正直に。謝れるだろうか。 自分の声――“文字”――に振り向いてくれるか、分からない相手に。 そんな心配が、心を過ぎるけれど。 サミュエルの口調は、だいじょうぶ、と保証してくれるように力強い。
その優しい力強さが…伝播して、心に滲みる]
(23) 2014/12/20(Sat) 16時頃
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…―、―――!
[はっ、とした。少女の目がまんまるく拡がる。 贈り物と手紙>>20。なるほど、そういう手もあるのかと。
そういえば……思い出す。 毎日、教師から配給される嗜好品。 今朝もらったのはチョコだったけれど、キャサリンがいなくなってしまう動揺があったから、結局手をつけずに部屋の引き出しに仕舞ってある。 あれを、使えないだろうか]
(24) 2014/12/20(Sat) 16時頃
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[固く下がっていた眉尻は、自然と柔らかいものになった。 ふわりと浮かべる笑みは、喉の奥のつっかえが取れたかのようにすっきりしたもの]
『ありがとう』
『さみゅえる すごい』
[感謝を書いて、サミュエルへメモ帳をかざす。 文字だと何を書いても、筆跡が変わらないから、同じ平坦さになってしまうのがちょっと残念だ。 喋れたらもっと、この溢れそうな感謝の気持ちを篭められるのに]
(25) 2014/12/20(Sat) 16時頃
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[笑いかけてくれたチアキ>>4へ]
『ちあき にも』 『きたい してる』
[ささやかな茶目っ気を眼差しに込めて、見上げておく。 サミュエルの教えてくれた方法で、うまく謝れるかもしれないけれど。チアキの考えも、聞いてみたかったから。
自分にはさっぱり分からない、難しい数学の勉強もこなしてしまうチアキ>>0:32。 頭はいいけど気難しい訳じゃなく、むしろ親しみやすい柔らかさがある。 そんな彼は、どんな言葉をくれるのか。
最初は困った末の相談だったけれど。 なんだか何時の間にか、答えを聞くのが楽しくなっている自分に気づいて、少女は瞳の奥で少し笑った]
(26) 2014/12/20(Sat) 16時頃
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[2人が立ち去る間際]
―――、…
[ふわ、と頭に乗せられた手のひら――チアキだ>>22。 あったかい人肌のぬくもりが、水滴が作る波紋のように、触れた場所からゆっくりと広がる]
……。
[なんだろう。 それは言葉では、ないけれど。
チアキから素敵なものをもらった気が、した]
(27) 2014/12/20(Sat) 16時頃
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[…――こうやって2人と話していると、落ち込んでいた気持ちが引っ張られる気がした。 やっぱり、誰かと“しゃべる”って大事なことなんだ。 相手の気持ちをもらって、自分の糧にする行為。
ほんとうは、もらうばかりじゃなくて。 こっちからも、返せたらいいのだけれど。
なかなかそれは難しくて。 試行錯誤と、周りに甘える日々が、続いている]
(28) 2014/12/20(Sat) 16時頃
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(※買った………お菓子の取引だっけ?なんかそんなあれ)
(-10) 2014/12/20(Sat) 16時半頃
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[メモ帳をポケットに仕舞った少女は、両手の指先をチアキとサミュエルの2人に伸ばした。
相手の手を、きゅ。っと右と左の指先で軽く握り、 2人を見上げて ふわりと微笑う。
それはささやかな、ありがとうの――――代わり。
立ち去る2人を見送りながら、少女はその背へ、もう一度ぺこんと頭を下げた*]
(29) 2014/12/20(Sat) 16時半頃
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―翌朝―
[その日は、あまりよく眠れなかった様に思う。 でも、どうしてだろう。 その理由は全然分からなかった。
普段はきっちり起きている自分にしては珍しく、 寝起きのぼうっとした頭で、だけど器用に長い髪を結う。 ずっと前から、やっていること。
着替えれば少し遅れて食堂に向かって、 そしてすれ違う"先生">>0に聞くのだ。 新しく、ふたりが模範生となったことを。
それを聞いた自分の表情は、 びっくりしたとか、戸惑ったとか。 そういう表現が、合っていたのかもしれない。*]
(30) 2014/12/20(Sat) 17時頃
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―翌朝・自室―
[いつもより、少しだけ早く目が覚めた。 …窓を開ける。空気が冷たく首筋を掠めて過ぎる――なんてことはなく、一定の温度に調整されたドーム内は、早朝であっても変わらない快適さを伴って、外気を室内に取り入れる]
……。
[机の上には、ひと欠片のチョコレートと、切り取られたメモ用紙が置かれている。 端がぎざぎざになった其の紙片には、黒クレヨンで記されたひとこと―――『ごめんね』。
昨日、ヨーランダの機嫌を損ねてしまったから。 なんとか仲直り出来たらいいと、サミュエルのアドバイスに沿って準備したもの。 けれどヨーランダは部屋に篭っていたのか会うことが出来ず。 結局そのまま翌日になってしまった]
(31) 2014/12/20(Sat) 17時頃
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…、……… ?
[あれ、でも。なんで。 ヨーランダに花を作って欲しいと、お願いに行ったんだっけ。 少女は不思議そうに首を捻る。
自分が欲しかった訳じゃなかった筈だけど…… どう だっけ。
まだ寝ぼけているのだろうか。 記憶が曖昧で、前後がうまく繋がらない。昨日の出来事だというのに。
朝ごはんを食べたら頭がすっきりするかもしれないと、簡単な身支度をそそくさと済ませて、少女は食堂に向かった。 ポケットにはいつものメモ帳と、使い倒して縮んできた黒いクレヨン。 チョコと手紙は、…少し考えて、今は置いていくことにした。せっかくのチョコが溶けては困る]
(32) 2014/12/20(Sat) 17時頃
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/* はっ。しまtt チョコってポケットに入れての持ち歩きには、向かない…!
持って行く予定だったけど、置いていこう…。
(-11) 2014/12/20(Sat) 17時頃
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―翌朝・食堂―
[どこか落ち着かない…もやもやした感情をトーストに塗りつけて、口に運ぶ。味はいつもと変わらない。最適が管理された朝食のトーストは、焦げすぎもせず、焼きが足りないこともない]
……、
[美味しそうに食べるモニカ>>9が視界に入り、下を向いて小さく笑った。変わらない味を、変わらなく楽しむ――それは彼女の美点だと思う。
途中でヨーランダが入ってきたが、随分と離れた席につかれてしまった>>14。 筆談は、相手との距離が近くないと難しい。 物理的距離をうらめしく思いながら、今はご飯に集中しようと、スクランブルエッグをスプーンに掬った]
(33) 2014/12/20(Sat) 17時頃
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[いつもの足音。教師の朝の挨拶>>0。 けれど、それはいつもとは違って――…]
…―、―――!?
[模範生。 ヨーランダと、自分が。
…自分が? こんな、喋れもしない半端ものが。 他のみんなの方が、もっともっと、すてきな人たちなのに…?
予想外すぎて、驚きのあまり思わず、スプーンを皿の上に落としてしまった。 甲高い無作法な音が、食堂に響く]
…、 …!
[慌てて跳ねたスプーンを拾い上げて、窺うように教師リンダを見上げる。 彼女は動じた素振りもなく、こちらを安心させるような笑みを向けてくれた>>1。どうやら、これで減点ということは無かったらしい。ほっと胸を撫で下ろす]
(34) 2014/12/20(Sat) 17時半頃
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[教師は食堂を出てゆき、後にはドームの子供たちが残される。
少女はまだ呆然としていた。 嬉しい…よりも、驚きの方が強すぎて、雲の上に居るみたいに実感がない]
、… ――、!
[そんな意識を引き戻したのは、モニカの声>>10]
『 あ り がと』 ……
[動揺で手が震えて、うまく文字が書けない。震える指先で、ひとこと。お礼を書き付けるのが今はやっとだった。 メモ帳をかかげる指先も、よく見れば、小刻みに震えているのが分かるだろう]
(35) 2014/12/20(Sat) 17時半頃
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[祝福の言葉と拍手をくれたシメオン>>16には、はにかむような笑みを向けた。 すてきな絵を描く彼こそが、いずれ模範生に選ばれるんじゃないかって、思っていた時もあった。
彼の絵は好きだから、時々せがんで見せてもらった。 このドームの、いろいろな表情を切り取るのが上手な彼>>0:4。 変わらない場所のはずなのに、彼の絵を通して観るドームの世界は、人は、空気は、…――なんだか新しさに輝いて見えた。それが、好きだった。
きっとそれは、描き手のシメオンがそう感じているからだ。 人の表情の、ひとつひとつが異なるように。 いつもの日常にも、いつもじゃない何かが在る]
(36) 2014/12/20(Sat) 17時半頃
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|
[自分の筆談も、同じ字面の文字の組み合わせの言葉しか書けないけれど。 そこに、シメオンみたいに――なにか、その時だけの、感情を。毎回、篭められたらいいなと思って。 この何年か、心掛けている。
……、うまくいっているかは、わからない、けれど**]
(37) 2014/12/20(Sat) 17時半頃
|
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2014/12/20(Sat) 17時半頃
|
―食堂―
[自分が食堂に着いた時には、 既に朝食を済ませた者がいたかもしれない。
食べ物の美味しそうな匂いが漂っているというのに、 不思議と空腹感は覚えなかった。
――朝食は、パスしよう。 先生に怒られてしまうかもしれないけど、ごめんなさい。 そっと心の中で謝罪する。
そして自分の前に置かれていた皿を取り、 片付ける為に運んでいく。
途中、食べ終わった生徒がいたならば。 片付けるよ、と、 彼ら彼女らの皿も取って行っただろう。]
(38) 2014/12/20(Sat) 20時半頃
|
|
[室内に見かけた姿、ヨーランダとホリー。 模範生としてのふたりを見て、]
おめでとう。
[遠くから呟く。 大丈夫。笑みは変わらない。おめでとうも言える。 でも、何が"大丈夫"なのか。 それもちょっと、良く分からなかった。]
(39) 2014/12/20(Sat) 20時半頃
|
|
[彼女らに聞こえたかは定かではない。 だけど言い終えれば、また作業に戻る。]
―――…?
[その時。ふと、ひとつぶん。 食べ物も何もない、手の付けられていない皿を見つけて。 …誰のだろう。首を傾げた。
おもむろに、ひいふうみい。 目の前の、雰囲気が空虚な皿以外を数えていく。
これは自分の、そして席についているこどもたちのぶん。 数えていくけれど…きちんとあった。"九人分"。]
(40) 2014/12/20(Sat) 20時半頃
|
|
……?
[ひとりぶん、多い? そう思ってまた数え直す。でもきちんと、人数分ある。 なら、余分にあるこれは?
僅かな、妙な疑問。 だけど、それも一瞬のことに過ぎなかった。]
(あ、) (先生のミスかなあ)
[そう、自己完結。 そうだ、それに違いないやと結論付ければ。 その皿を手に取って、一緒に運んで行った。]
(41) 2014/12/20(Sat) 20時半頃
|
|
[僅かな疑問に、少しばかり塗りつぶされたけれど。
模範生の報せを聞いてからずっと脳裏に過るのは、 "もはんてき"の、その意味がいったいなんなのか、と。 そればかりになっていた、気がする。
しかし、何だか一人で湿っぽくなってしまった、様な。
片付け終えれば、人工的な陽の射す運動場でも向かおうか。 ほんものには遠いかもしれないけど、 それでも、気分転換には、なるだろうから。*]
(42) 2014/12/20(Sat) 20時半頃
|
|
ー朝ー
[少し眠い。 手を抜きたくないのだと散々考え込んだ結果、眠るのは就寝時間をかなり過ぎてしまったらしい。 でも模範的になるのであれば起きなければならない。目覚ましの音で辛くとも何とか目を覚まし、朝食へ向かう。
僕らは8人。でも食堂にあるのは9つの食器。 新しい人でも、増えるのかなと先生を見るけれど>>0告げられたのは違う言葉。
2人が、模範生として出発するのだということ。]
(43) 2014/12/20(Sat) 21時半頃
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/* やら かした
(-12) 2014/12/20(Sat) 22時頃
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/* しかもメモの安価もミスってる
うまってこよう
(-13) 2014/12/20(Sat) 22時頃
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[どうやらとても驚いているらしいホリー>>35を、不思議そうに見る。 なんで驚いているんだろう? きっととても良いことをしたから模範生に選ばれたのだろうに。
ホリーがメモ帳に文字を書いてくれているが、その手が震えている。 そんなに驚いたんだ。]
ううん。ほんとに、本当におめでとう!
[メモ帳を掲げた手を両手で包み込み、優しく握りしめる。 少しでも、彼女の震えが止まればいいと、そんなことを考えて。]
頑張って。
[心の底からの言葉をホリーに送った。]
(44) 2014/12/20(Sat) 22時頃
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[返された笑み>>36には、こちらもただ笑顔を向けた。 その理由も目的も違えど、同じ「かくこと」で生きている彼女に、親近感を覚えることもある。 絵を見せて、と頼まれることは嬉しいし、彼女とのやりとりは、純粋にたのしい。 彼女と同じように、スケッチブックに言葉を書き連ねてみるその瞬間は、自分も確かに文字をコミュニケーションツールとして捉えていたはずだ。 文字本来の役割を自分と繋ぎとめるのは、彼女であった。
牛乳を一気に飲み干して、スケッチブックを開く。 一度、指の上で鉛筆を転がしてから、真っ白な頁に手を付ける。]
よかったな。
[もう一言。 そうして、スケッチブックを立てた。 《おめでとう》 とてもシンプルな言葉を、図書室にあった本の表紙に使われていた飾り文字を真似て書いただけ。 モニカ>>44越しに、ちらりと見えれば、それで良い。
数秒、そのまま頁を示して、ひらりと席を立った。]
(45) 2014/12/20(Sat) 22時半頃
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[そうして、向かうのは、もうひとりの元。
彼女たちが心優しい女の子だってことは、よくよく知っている。 なんせ、ずいぶんと長い付き合いだからね。 けれど、彼女たちが似ているようにはあまり思えないんだけれど、残される者は、彼女たちをどうお手本にすれば良いのだろう。]
ヨリ。
[彼女の元へと近付いて、テーブルに手を付く。 屈託無く笑って、まずは賞賛。そして、問う。]
ヨリ、ホントにおめでとう。
あのさ、俺にも、アドバイスくれよ。 ハサミの使い方、教えて。
[とてもシンプルに、彼女たちにできて、自分にできないこと、の筆頭は、彼女の魔法なんだから。]
(46) 2014/12/20(Sat) 22時半頃
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えっ。
[それは、2人が模範生なんて信じられないだとか。そんな想いから出たものではなく。 敢えて言うなら、別離の悲しみといったところだっただろう。
ご飯を食べつつ暫く考え込んでからホリーの方を見れば彼女が何時も仲良くしているモニカとじゃれあっていて>>44。もしかしたら一瞬、目があったかもしれないけれど。 先にヨーランダの方へ足を向ける。]
おめでとう、ヨーランダ。 ヨーランダはやることが丁寧だから、そういうところが認められたのかな。折り紙だとか。
[そう言って微笑む。彼女を祝福するように。 彼女もまた素晴らしい人だと思うから。決まったとしても何の文句もない。]
(47) 2014/12/20(Sat) 22時半頃
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[少し遅れて藤乃が入ってくる>>38。 彼が寝坊するのは珍しい、と思った。
呟き>>39に気づけば、トーストをちぎる手を止めて、そちらへお礼の会釈をする。 会釈をしながら……少しだけ、心の中で首を傾げた。
…、あれ? 藤乃、顔色悪そう? まだ眠いだけ…? なんだか声に、気持ちという名の芯が無い。
昨日は、外の世界に出ればって言ってくれた>>1:27のに――…、 ??]
(48) 2014/12/20(Sat) 23時頃
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[そこで、思考が止まる。
どうして、そんな話になったのだっけ。 わからない。覚えていない。
話の前後が曖昧で、ただ、おぼろげに――そんな会話をしたような記憶だけが、ある。 朝、自室で感じたヨーランダについてと同じ状況だった。
そんな疑問を心の裡に反芻しているうちに、お皿を下げにいった藤乃の姿は見えなくなってしまった]
(49) 2014/12/20(Sat) 23時頃
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[モニカの手のひらが、驚きすぎて動揺した自分の心ごと包んでくれる>>44。 そのあたたかさが、じわじわと。模範生に選ばれたのだ――という喜びと手を繋いで、心に滲み込んできた]
…、……、――――
[言葉を返す代わりに、相手のひとことひとことを噛み締めるかのように、こくこくと幾度も頷く。 そうだ、頑張ろう。 模範生に選ばれて――外に出れるのだから。
ドームを出て大人になって、自分にできることをするんだ…。 それはとても光栄なこと。目指してきたこと。
やっと自覚が出来た。 震えは止まり、少女は少し照れくさそうにモニカを見上げ…『がんばる』の代わりに、ふわりと笑いかけた]
(50) 2014/12/20(Sat) 23時頃
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――――!
[見上げたモニカの肩越しに…双の瞳に、飛び込んできたのは。 立てられたスケッチブックと、そこに踊る飾り文字>>45。 たった一言の。でもそれゆえに、確かに、強く、間違いのない真っ直ぐさで――“声”が届く。
スケッチブックの横に、シメオンの笑みが見えた。 それで充分だった。
彼の、そういうところが好きだ。 絵を見に行った時、冗談交じりに、シメオンも文字で会話を重ねることがあった。不自由だったろうに、その不自由さが楽しいとでも言わんばかりに、白紙の上に文字が生まれて、幾重にも紡がれた。
喋り終わった後の手元には、残り頁の少なくなったスケッチブックとメモ帳。 お互いになんだか可笑しくなって、目を合わせて笑って。 一緒に管理人室に、新しい紙を貰いに行った。 そんな過去も、今となってはいい思い出だ]
(51) 2014/12/20(Sat) 23時半頃
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[もう、そんな遊びはできない。 彼の絵を見せてもらうことも。
そう思うと、心の何処かがずきりと痛い。
でも大人になるとは、そういうこと――…なんだろうか。
子供のものは、全て捨てて。 まっさらになって。 新しい外の世界に、踏み出す……。
分からない。まだ。 でも分からないうちに、自分は“選ばれて”しまった から]
(52) 2014/12/20(Sat) 23時半頃
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―運動場―
[たどり着いても、妙な気分は抜けない。 それは、もやもや、だったのだろうか。
でも、抱いているものは、辞書に載っていた様な嫉妬とか、 そういうものでは、無い気がした。
彼女たちが模範生として認められたのは、 素直に良い事だと。そう、思うし。
ならば何なのだろう。昨日もこんな感情を持っていた。 何故だかは、相変わらずぽっかり抜けたみたいで、 分からないけれど。]
(53) 2014/12/20(Sat) 23時半頃
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[射している陽を、目を細めて見上げる。
―――そうだ、特にホリーは。 あの子は、外に出れば、ほんものの太陽の光で。 体調が、病が、今よりも良くなるかもしれないと。
そう、昨日も言った筈で―――…
……どうしてその話になったんだっけ?]
(54) 2014/12/20(Sat) 23時半頃
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…うーん、
[目についた、転がるバスケットボールを拾い上げる。 指先で感触を確かめながら、考える。歩く。 バスケットコートまで、ずうっと考える。
でも考えれば考える程、分からないことが増えていく。
ボールに触れていた指は、やがて。 ダン、と、ボールを跳ねさせて、シュートの構えに。 サミュエルみたいに、綺麗なフォームじゃないだろうが。
…ゴールは、目標は見えているのに、定まらない。 わからないものが多くて、上手く処理できない。]
(55) 2014/12/20(Sat) 23時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2014/12/20(Sat) 23時半頃
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[敢えて、当てはまるものを言うのならば。 自分は焦っているのだろう。皆に置いて行かれそうで。]
…模範生って、なんだろうなあ。
[おとなになるって、むずかしい。
力無い呟きとともに放ったシュートは、 リングにかする事も無く、ぽてんと地面へ落ちた。]
(56) 2014/12/20(Sat) 23時半頃
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[他にも声を掛けてくれた人がいれば、祝福への感謝と共に“言葉”を交わして… ひと段落したならば食器を下げ、少女も食堂を後にした。
なにせ、今日の夜には此処を出るのだ。 荷物の整理もあるし――まぁ、殆どが支給品なので、私物と呼べるものは、数える程しか無いけれども]
(57) 2014/12/20(Sat) 23時半頃
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―運動場―
[少女は運動は苦手だったけれど、それでもサミュエルがバスケットボールを投げるところとか、みんなが楽しそうに運動をするのを眺めるのは好きだった。 生き生きして、見えたからだ。
参加よりも見学目的でしばしば訪れた運動場も、今日で終わり。 だから最後に足を運んだのだけれど――…其処に先客が居た。
ぽてん、ぽん ぽん…
ゴールを外れたバスケットボール>>56が、鈍い音を放って地を跳ねて。ゆっくりと自分の足元の方へ転がってくる。 身体を屈めて少女はそれを拾い上げ、投げた主に視線を向けた]
(58) 2014/12/20(Sat) 23時半頃
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……、
[藤乃と。ボールと、ゴールと。 3点を順番に目線でなぞって から、
えい。と、めちゃくちゃなフォームでボールを投げた。
ゴールではなく、藤乃の方へ。 当然のようにちゃんとは届かなかったけれど、近い位置には落ちただろうか]
(59) 2014/12/21(Sun) 00時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2014/12/21(Sun) 00時頃
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[賞賛の言葉を受けるホリーを遠目に眺めていれば、此方に近付いてくる友人たちの姿が見えて、慌てて俯いて、前髪で顔を隠す。
ここまで注目を浴びることなんて、今まで殆どなかったように思う。 向けられる視線に対しての、照れくささだとか、戸惑いだとか。 そんな“らしくない”自分を隠すように、前髪で表情を隠して。 緩んでいた唇を引き結び、近付いてきた彼らを見上げる]
(60) 2014/12/21(Sun) 00時頃
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[何度も頷く彼女>>50に再度微笑み、手を離した。 震え、止まったかな。止まってくれてるといいな。
そんな一抹の不安は、ホリーの笑顔の前に綺麗さっぱり溶けた。 そんな彼女の視線が後ろへと流れる。振り返ると、そこにはシメオンがいた。彼のスケッチブックに書かれていたのは激励の文字>>45。 そっか、そんな伝え方もあるんだ。]
それじゃあ、ヨーランダにもおめでとうって言いに行かなきゃ。 またね、ホリー。後で会えたら、また話そう?
[そう言うと、手を振ってホリーから離れる。 えっと、ヨーランダはどこだろう。]
えーっと、あ、いた。
[先客が居てもお構いなしに彼女に声をかけるだろう。]
聞いたよ、ヨーランダ。 すごいね、おめでとう!
(61) 2014/12/21(Sun) 00時頃
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[賞賛の言葉を投げてくれる友人に、軽く手を振って。 彼からの願い出>>46には、小さく頷いた]
構わない、けど。
[肯定しつつも、何故だか嬉しいとは思えなくて、曖昧な笑みを返した。 相手がそう言いだす気持ちも分かる。けれど、どこかもやもやとする気持ちも拭えない。
彼が描く絵は、それこそ魔法のよう。 それに必要なのはペンだ。ハサミじゃない]
でも、そうやって、私の真似をしなくても、 貴方の絵は素敵だと思うわよ。
[僅かに言いよどむも、意を決して、相手に告げただろう]
(62) 2014/12/21(Sun) 00時頃
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/* あ、シメオンだったんだ。 ごめん。
(-14) 2014/12/21(Sun) 00時頃
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[いたたまれない様な、どうにも出来ない様な。 そんな焦燥感はいまだ消えなくて、苦い顔で俯く。
だからだろうか。 来客>>58には、 投げた筈のボールが転がってくるまで気付かなかった。 まさかひとりでに転がった――なんてことはあるまい。
はっと、ボールが転がってきた先、 そこに向けて顔を上げれば、ほら、いた>>59。]
(63) 2014/12/21(Sun) 00時頃
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……ホリー?
[まさか焦りを抱いていた、 その対象が来るとは思わなくて、一瞬たじろぐ。
彼女は話せないから、 ある程度はこちらが察した方が良いかと。 ずっとそう思っていたのだけど、今回はどうなのだろうか。 此方を見るホリーを見て、暫し考える。
…キャッチボールを?いや、でも。 彼女がよく、ここでやっていたことって、 果たしてなんだったっけ。
はしゃぐこどもたち。サミュエルの綺麗なシュート。 確か彼女は、それを見ていた。]
(64) 2014/12/21(Sun) 00時頃
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[はっきりとした答えは出ないし、 出たとしても、それが合っているかは分からないけれど。 彷徨っていた手は、やがて傍のボールへとのびる。
拾い上げれば、再び構えをとって…ボールを、放った。]
―――…、
[先程より綺麗な放物線。今度は――入った。 ぐるぐるとリングを数回回って、 危なっかしいシュートだったけれど、それでも。]
(65) 2014/12/21(Sun) 00時頃
|
|
[ネットを潜ったのを見届ければ、安堵の息を吐いて。 真っ直ぐ落ちるボールから、ホリーへと視線を移して]
はいった。
[彼女に聞こえる様に、はっきりと告げてから。 へらりと、笑った。]
(66) 2014/12/21(Sun) 00時頃
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[そうして、次はチアキの方へと向き直る]
……ありがと。
[長所を評してくれる>>47チアキの言葉に悪い気はしない。
いつだったか、教師に課題を出された時、軽い気持ちで彼に教えを乞うた事があった。 此方が戸惑うほど真剣に答えを考えていたことをふと思い出す。
彼には、努力の塊という言葉が良く似合う。 勉強も、運動も、納得出来るまで決して妥協することはない。 そんな彼に祝福されるのは、素直に嬉しい]
きっと、貴方もすぐに認められると思うわ。 いつも頑張ってるものね。
[口角を上げて、前髪の隙間から彼の顔を仰ぎ見ただろう]
(67) 2014/12/21(Sun) 00時半頃
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……努力は、それだけで価値があると思っているから。
[>>67認められたいと思ってやっているとだめみたいだから、取り敢えずやれることはやってみているんだ、と笑う。
前髪の隙間から仰ぎ見るようにされれば。]
髪で、隠さない方が綺麗だと思うよ。 外に出る時は…顔、隠さない方がいいかも。
[そう言ってニコリと笑いかけてみるか。 折り紙……そのうちヨーランダが作ってたのとか書いてありそうな本探してチャレンジしてみようかな、なんて言って。
じゃあね、と。その場を立ち去った。 そうそう、ホリーの所へ行かないと。目があった気はしたけどどこへ行ったかよく分からない。]
(68) 2014/12/21(Sun) 00時半頃
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[らしくなく、ぼーっと思考の淵に落ちていたらしい藤乃が、はっと顔をあげた>>63。
食堂の時から、そうだ。 なんだろう。どうもいつもの藤乃と、何かが違う。 彼のことを深く知っているという訳ではないけれど――それでもドームで共に、時を重ねたのだ。 図書館で見せる、常の穏やかな雰囲気のことは知っている。
……それが今、不安定になっているのも]
(69) 2014/12/21(Sun) 00時半頃
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―――、
[だから、ボールを投げ返した。 そうして何も言わずに……書き物で視線を逸らしたくなかったから……じっと、彼とボールに視線を据えていた。
藤乃の手が、ボールに伸びて…――それは、綺麗な放物線だった。 人工の青空を橙のバスケットボールが、弧を描いて飛ぶ。 リングを回るなんてやきもきさせる仕草もあったけれど、しっかりと。ボールがネットを通り過ぎて―――]
(70) 2014/12/21(Sun) 00時半頃
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[ぱちぱちぱち、と少女は笑顔で拍手を贈った。 すごい、と顔に書いてある。
そうして、ようやっとメモ帳を取り出して]
『ふじの は』 『やれば できる』
[人のことなのに、なんだか自分のことみたいに。 誇らしそうに、本人へ、その書き付けを掲げた]
(71) 2014/12/21(Sun) 00時半頃
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[ゆっくりと廊下を歩く。 彼女の足音は小さい……というかあまりそんなもの意識しないので意識しない程度には小さいだろうから、そんなものに珍しく気を配りながら。
模範生になるなら、皆を等しく尊敬できるようになって。 言い方がよく分からないが、等しく好きになることがひつようなのだろうと思う。だから本来はサミュエルと仲良くできる分他の人とも同じ位仲良くすべきなのだろうけど。それは相当難易度が高いと思っていた。]
(72) 2014/12/21(Sun) 00時半頃
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/* チアキとも会いたいね…。 モニカにもヨーランダにも会いたい。
身体がいくつも分身できれば いいのに。
(-15) 2014/12/21(Sun) 00時半頃
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[目が合ったホリーは、笑顔だった。 拍手も贈られて、嬉しかったり、恥ずかしかったり。 でも、先程までのもやもやとした気分は、なくて。
メモ帳を取り出す様子を見れば、読める位置まで近づいて。 腰をかがめて、掲げるメモ帳を見つめる。 そして書かれた文字>>71を――受け取った。
それを見て、数度瞬き。 意味を飲み込んで、確かめて。
一瞬言葉が詰まって、だけど、]
(73) 2014/12/21(Sun) 01時頃
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……ありがとう。
[話せない少女の、真っ直ぐな思いは。 とても心地良く響いたから。
だから感謝の言葉は、確かに告げられた。]
(74) 2014/12/21(Sun) 01時頃
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|
[そして、思い出す。彼女に言い忘れていたこと。 今度はきちんと、言えること。]
ホリー。 模範生になれて…おめでとう。 体調も、良くなると良いね。
[誇らしげな彼女と目を合わせて。 先程までの力無い表情じゃない、いつもの笑顔で。
今度こそ、祝いと労いの言葉を言った**]
(75) 2014/12/21(Sun) 01時頃
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[遮るように割り込んできた声>>61に振り向く。 ホリーとの会話を終えたらしい少女が、ぱたぱたと慌ただしく駆け寄ってくるのが見えた]
ありがと。
[屈託のない彼女の笑顔に、此方も頬が緩みそうになる。 けれど、それを押し殺して、余裕めいた何時ものような笑みを返した]
早く選ばれるといいわね、貴方も。 女ひとりじゃ寂しいだろうしね。
[選ばれたのは自分とホリー。 ここに女子一人残される彼女の事が気にならないと言えば、嘘になる。 けれど、心配と口に出すようなことはせず、茶化すように彼女を見遣った]
(76) 2014/12/21(Sun) 01時頃
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……。
[返された言葉>>62に、少し考えて。 悩んだ末に、ゆっくりと口を開く。]
"モハンセイ"っていうのは、皆のお手本になるような人のことなんだってさ。 ……でも、ヨリがそう言うなら、まあいいのかなあ。
[ぴん、と弾いたら、鉛筆は指の上でくるりと回る。 真っ白で、平たい世界が好きだ。]
……じゃあ、最後に、またあとでいいからさ、なんか作ってくれよ。 ヨリがなんか作ってるとこ、描くの好きだから。
[数日前、逃したチャンスを思い出して、そうねだっておく。 やり取りが済めば、またほとんど"いつもとおり"な一日が始まるのだろう。**]
(77) 2014/12/21(Sun) 01時頃
|
|
[窓から外に2人の姿。>>71>>73 藤之助は一瞬動きを止めた後に、彼女に言葉をかけていたようで。
一瞬ピリッと、電気が走ったかのような感覚。 何だろ、なんて疑問に思っていたけれど……単純なものじゃなさそうな事だけが分かった**]
(78) 2014/12/21(Sun) 01時頃
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[彼から感謝の言葉>>75が発せられた其の時。 藤乃に掛かっていた瞳の靄が、晴れた気が――した]
……、
[その方がいいよ、という心地で、笑って頷く。 藤乃はそういう表情の方が、ずっといい。
何を悩んでいたのか。 深いところは、上手く聞くことも出来ないし、少女には分からないままだったけれど。
それでも今、彼が元気になってくれたのならば。 そのことが嬉しい]
(79) 2014/12/21(Sun) 01時頃
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|
[多くには、手を伸ばさない。 ……伸ばせないことを、知っているから。
自分には限りがある。 声を持たず、文字しか無いように。
普通の人に出来ることでも、出来ないことがある位なんだから。 やれる部分、やりたい部分。その狭間を見据えて、少女は歩く]
(80) 2014/12/21(Sun) 01時半頃
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[お別れの前に、藤乃のいつもの笑顔が、見たかった。 だから、――――…]
『ありがとう』
[相手の言葉>>75に、感謝を綴る。今度はこちらの番だった]
(81) 2014/12/21(Sun) 01時半頃
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|
『わたし』 『がんばるよ』
[だから…と書く代わりに、しばし間を置いて]
『ふじのも』 『いつか』
『ほんもののせかいを みてね』
[本を読むことが好きな藤乃。 でも、本には自分たちの知らない世界――ドームの外――が描かれていることを、少女は知っている。 だからこそ。 本を人一倍好きな藤乃には、いつか、本の向こうの本物に、触れてほしかった]
(82) 2014/12/21(Sun) 01時半頃
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|
[自分はもうすぐ此処を去ってしまうけれど。 願いを残すことは、自由な筈だと。
藤乃の心に、何か、残ってくれればと――…
何も知らない少女は、ただ無邪気に祈りながら、 藤乃に、いってきますの挨拶を――…した]
(83) 2014/12/21(Sun) 01時半頃
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/* フラグは折れるもの(
ボールをゴールへ投げてほしい、っていうのがちゃんと伝わってて嬉しかったなあ。 いろいろ省く子で推測力を求めてすまない…ありがとう。
(-16) 2014/12/21(Sun) 01時半頃
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|
[視線>>78を感じて、ふ。と建物の方を振り仰ぐ。 窓の向こうにあったのは、チアキの姿。
そうだ。チアキにもお別れを、言わないと。
ぺこんと会釈してから藤乃の前を辞して。 まずは窓に近づき、ささっと走り書いたメモ帳をチアキに向けた]
『そのまま まってね』
[要求を告げてから、自身は建物の中に移動する]
(84) 2014/12/21(Sun) 02時頃
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|
―廊下―
[普段足音を意識したことは無いけれど、小柄で体重も軽いから、結果的に控えめな音になっていたかもしれない。 ただ今は、いつもより少し賑やかだ。 チアキを待たせている――という思いが、歩調をぱたぱたと小走りにさせていた。
廊下を走るのは、模範的ではない気がするけれど。 今日だけは…ちょっと、目を瞑ってほしい]
――、
[チアキ、と呼びかける代わりに、挨拶を含んだ片手を挙げて緩く振る]
(85) 2014/12/21(Sun) 02時頃
|
|
……、…。
[昨日、期待の眼差しを相手に送った時は、今日…こんな風になるとは思ってもみなかった。 その事実が、なんだか改めて不思議で。
ほんの1日…――たったそれだけの時間が、いつもと同じだった風景を、こうも変えてしまったのだとしみじみ噛み締める]
『ちあき』 『きのうの おねがい』 ……、
[聞いてもいいだろうか?と、メモ帳を片手に小首を傾げて、相手に問い掛ける。 もう聞く機会はなくなってしまうから――と**]
(86) 2014/12/21(Sun) 02時頃
|
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2014/12/21(Sun) 02時半頃
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[>>84 メモに書かれた文字は、僕には少し小さくてよくは見えなかった。でも彼女の表情は何と無く見てとれたから。 そのまま待つことにする。
暫くたって、トコトコと軽快な足音。 そちらの方を見れば、丁度ホリーが走ってくる所で。>>85 僕も彼女の所へ歩み寄る。 >>86『きのうの おねがい』という彼女に。]
うん……サミュエルの、とってもいい方法だと思うんだ。 まず、ホリーにはよく出来ている事だけど。喧嘩して仲直りしたいと願うのであれば。自分から歩み寄ることがまず大事、かな。向こうに歩み寄ってもらおうと考えるのは、仲良くする対等な関係じゃないじゃん?
で、僕が考えたのは。最初にその人と握手をしちゃうこと。仲直りをするから握手をするのではなくって、握手をするから仲直りができるんだと思う。 仲が悪くなれば顔も見たくないと思うかもしれないけれど、冷静になってしまえば、僕らはまた仲良くなろうと思う筈だし。そこで握手をすることによって、気持ちに変化が表れると思う。 実際のいざこざとは裏腹に、握手というスキンシップを取ることでなんだか気持ちに一段落つくものだろうから。
(87) 2014/12/21(Sun) 09時頃
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|
[女の子相手ならハグとかでもいいかもしれないけれどね、と笑いかけて。]
そうそう、ホリー。 模範生……おめでとう。
[ここで初めて祝う事が出来た。朝食の時は機会を逃してしまったから。 でも。祝う気持ちは本物なのに、そこになんだか悲しみというノイズが入る。模範生になるなら……それは表に出しちゃいけないだろうと思って。そのままでいたけれど。]
(88) 2014/12/21(Sun) 09時頃
|
|
ー前日の事ー
俺はそんなすごくないよ。
[ホリーが綴る文字>>25を見て、柔く微笑んでから、チアキの方を見た。チアキとは何回か喧嘩したなぁ。勉強の事、バスケの事、他にもーー]
…気持ち、きっと届くよ。
[それだけ言って、チアキが彼女の頭を優しく撫でるのを見て微笑んでその場を後にしたのだった。]
(89) 2014/12/21(Sun) 10時半頃
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ー回想終わり・翌朝ー
[食堂の、端の誰も座ってない所に腰を下ろす。並べられた食器の個数に気付くことは無く、そのまま淡々と目の前にある食事に手を付けていた。]
おはようございます。………………
[担当の教師の挨拶を聞き流しながらご飯を食べていたが、彼女の口から出た名前に手が止まった。]
へぇ、ホリーとヨーランダだったんだ、今回は。
[また新たな模範生が選出された。今度は仲の良い2人の女の子達だった。そういえばホリーは、誰か仲直りしたい人がいるように見えたのだったが。]
(仲直り、出来るといいね。ホリー)
[食事を済ませれば、また食器を片付けて、今日は運動場へと足を運んだ。]
(90) 2014/12/21(Sun) 10時半頃
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|
[チアキのお返事>>87を、少女は神妙な面持ちで聞く。 彼が、誠実に応えてくれているのが、すごくすごく、伝わってきたから]
……、
[歩み寄る大事さ。受身じゃなくて―― 前へ一歩、進むこと。 それは、何事にも努力をして、何事にも歩み寄っていたチアキが言うと、一層の説得力があるように思えた]
―…、―――!
[握手と、言われて。 はっとしたように自らの手に視線を落とした]
(91) 2014/12/21(Sun) 13時半頃
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|
[自分のちいさな手のひら。 これを、相手に――――…。
誰かと触れ合うのは、確かに心がほっとする。 昨日、チアキに頭を撫でてもらった時もそうだった。
仲直りするからじゃなくて、という逆転の発想も、少女からしてみれば驚きのアイデアだった。 まず、握手する。 そこから、始まる……。
少女は目をきらきらさせて、チアキを見上げた。 やっぱり、チアキも―――すごい!]
(92) 2014/12/21(Sun) 13時半頃
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|
[チアキからのお祝いの言葉。 其処に滲んだ悲しみは、隠れてしまっていて、少女が気づくことはなかったけれど。 もし気づいていたならば、『わたしも おなじ』と答えたかもしれない。
こんな風に、素敵なアドバイスをくれる、優しい友人たち。 彼らと、もう二度と会えなくなってしまうのは――…外への期待と歓喜とは別のところで、淋しいと思った。
けれど、旅立ちに…そんな寂しさは見せたくない。 自分は、他のみんなより、少しだけ早く模範生として認められて。 外の世界にゆくだけ。
いつか…チアキも、みんなも外へ行く。きっといく。
その時に、もし会えたら。 逢えたら―――…]
(93) 2014/12/21(Sun) 13時半頃
|
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[ありがとうの文字の代わりに少女は、両手を大きく広げて――ぎゅっと、チアキをハグした。 感謝の想いが、つい溢れた。
女の子じゃないけれど、チアキは中性的な顔つきだからきっと大丈夫だ。うん。 なんて、茶目っ気まじりに言い訳してみる。
傍で感じる彼の体温は、いっそう温かくて。 これが彼の優しさの温度なのだ……と改めて思う。
恥ずかしくなって、結局すぐ離れてしまったけれど。 御礼の気持ち、伝わったらいいなと心の裡に呟いて。 ふわりと澄んだ笑みを残し、少女はチアキと別れた*]
(94) 2014/12/21(Sun) 13時半頃
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[笑って頷く彼女に、頷きかえす。
ありがとう>>81、と。 そして暫し間を置いて、 がんばると。いつか、ほんものの世界を見てねと、 彼女はそう綴る>>82。
自分も、優しい彼女が、大人になっていって。 ほんものの世界で、頑張って生きて行って欲しいと。
そう、思うから。]
(95) 2014/12/21(Sun) 14時頃
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…うん。僕も、頑張るよ。 ホリーも、頑張ってね。
[そう、告げる。
ほんものの世界に触れたくて、見たかった。 あの小さな図書室よりも、大きな世界を。
去る彼女の思いをしっかりと受け取って、心に残す。
音の言葉でなくても、文字の並びでも。 そこに感じるものは、確かにあるのだ。]
(96) 2014/12/21(Sun) 14時頃
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[ありがと、と余裕そうに微笑むヨーランダ>>76は大人っぽい、と思う。 そうか、モハンテキは大人っぽい事も大切なのかな。そういえば、ホリーも落ち着いた雰囲気だ。]
そうだねー、早くモハンテキが分かるようにならないと。 …………そうだ、女の子私だけだ!
[なんてゆゆしき問題だ。いくら友達とはいえ、女の子が私だけなんて。]
せめてもういち……、嘘ですハイ。ごめん。 頑張ってね、ヨーランダ。
[一瞬下から見上げるように強請ろうとして、すぐに両手を肩の位置まで上げた。上段でも言っちゃダメな事だった。反省。すぐに謝る。 上げた両手をその場で握って激励する。どうか、友人二人が外の世界でも頑張れますように。]
(97) 2014/12/21(Sun) 14時頃
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[と、ホリーが建物の方を見上げた。 つられてそちらを見れば、チアキの姿が見える。
彼と、それから。 ぺこりと頭を下げるホリーに手を振って、]
―――行ってらっしゃい。
[その言葉を、去る彼女の背に優しく告げた。*]
(98) 2014/12/21(Sun) 14時頃
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―寮裏手―
[日差しが直接入ってこない、居眠りに最適な場所をのんびりと歩く。 此処にも、何度も訪れたっけ。 昼寝をするためではなく――主に、昼寝をしている友人の気持ち良さそうな寝顔を、眺めるために。
今日は、いるだろうか。 そんなことを思いながら、足はいつものルートを進む**]
(99) 2014/12/21(Sun) 14時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2014/12/21(Sun) 14時頃
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[彼の掌の上で踊る鉛筆>>77を見遣る。 確かに、彼の言うとおり。 “模範生”というのは、皆の指針となるような素晴らしい人の事。 教師がそう言っていた記憶は確かにある。
それならば、自分やホリーの真似をすれば、皆は大人になれるのだろうか。 それは違う、と思う。確証はないけれど。
彼の―シメオンの描く世界は嫌いじゃない。わくわくさせられる。 平べったい、白い紙の上。強弱の線が重なり合って、一つの風景を切り取ってしまう。 そこにあったモノや人は勿論、光や空気さえ閉じ込めてしまう様は、まさに魔法のようだった]
(100) 2014/12/21(Sun) 16時半頃
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[それを自分のように切り取って、塗りつぶして、歪めてしまうのは勿体無い。そう思う。 けれど、一つだけ。以前、少しだけ考えて、口には出さなかったこと。 ――自分の作ったものと、彼の作る世界が混ざったら、どんな色になるのだろう、なんて思いつき]
分かった。作ってあげる。 私も、貴方の絵、見ておきたいしね。
[けれど、口に出すようなことはせず、彼の言葉に頷くだけに留めただろう。
ドームの外に出れば、こんなやりとりをすることもなくなってしまう。 そう考えて、過った一抹の寂しさ。そんな感情には蓋をして、ポケットから慣れ親しんだ色紙を取り出した]
(101) 2014/12/21(Sun) 16時半頃
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[つい先日のように眠っていただろうか、それとも散策していただろうか。 ともあれモニカの姿を見かければ、少女はいそいそと傍に近づく]
……、
[文字を綴る前に、少しの間、モニカの表情をじっと見上げた。 記憶の一箇所に焼き付けるように。
なんだか改めて…――これでお別れだと、思うと。心の何処かがほろ苦い]
(102) 2014/12/21(Sun) 18時半頃
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[それを振り切るように、メモ帳と黒いクレヨンをポケットから取り出して。 いつものように言葉を紙に落としてゆく]
『もにか』
『もらってほしい』 『ものが あるの』
[それはもしかすると、エゴに近いものかもしれない。模範生らしくない行為。 でも――友である彼女に、何か自分のものを遺したいと、少女はささやかに願って。
…、ふにゃりと微笑う]
(103) 2014/12/21(Sun) 18時半頃
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[だいぶ使い込んで短くなった黒いクレヨン。 使い切れば、また新しく支給される既製品では、あるけれど。 それでもこれは、自分にとって大事な…たからものだ]
…、…―― 『わたしの』 『こえ』
[“喋る”ための大事な道具を、モニカにそっと差し出した**]
(104) 2014/12/21(Sun) 18時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2014/12/21(Sun) 18時半頃
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/* pt無いからうっかりするけれど、我に返ると、 わたしの発言数、頭ひとつ抜けてますね……(
落ちる日 なので 大目に見て ください …。
(-17) 2014/12/21(Sun) 18時半頃
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/* ジャックはどうしたんだろう。 お忙しいのかなぁ。
(-18) 2014/12/21(Sun) 18時半頃
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[彼女を見送って、手をおろす。 焦りはしまった。もう大丈夫。
そう落ち着いたところで、落ちているボールを再び拾って、 ゴールの傍にある籠へと投げ入れた。
きちんとしまいましょう。 それが、先生の―――大人の、教えだったから。]
おめでとう。
[どうか自分も、君たちの様になれますように。 祝いの言葉と、自分への誓いとともに。
もう一度、呟いた**]
(105) 2014/12/21(Sun) 19時頃
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[からかいの言葉に、はっとしたような表情になる彼女>>97には、くすくすと笑い声を漏らした]
何かあったら先生に言いなさいよ? 貴方は変なところで抜けてるんだから。
[と言っても、男性陣が彼女を無下にするとも思えないけれど。 激励の仕草には、軽く手を振って答えただろう*]
(106) 2014/12/21(Sun) 19時半頃
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はーい。気をつけます。
[頭をポリポリとかいて、彼女のアドアイス>>106に答える。 大丈夫と思うんだけど。多分、多分。
前科を思い返しながら乾いた笑いを上げていると、ふと押し花のことを思い出した。もう出来てるかな。見に行かないと。]
あ、私行かないと。それじゃあね。ヨーランダ。 また話せたら。
[ヒラと手を振り、もう一度笑顔を向ける。ヨーランダがそれに答え次第、食堂を出て行くだろう。]
(107) 2014/12/21(Sun) 19時半頃
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―寮・裏手―
[押し花はまだ出来ていなかった。あともうちょっとだと思うんだけど。 やり方が下手なのかな。うーむ。 そんな事を悩んでいても、空は相変わらず青い。そんなこと気にするなよ、と空に諭されているようで、モニカは迷うこと無くそれに従い昼寝を開始した。
しばらくして、小さな足音>>102が聞こえた。すぐ側に立ち止まり、話しかけること無くそこにいる。 眠気を訴える瞼をこじ開け、顔を上げるとそこにいたのは]
ホリー。
[今日ここを出る友人だった。]
(108) 2014/12/21(Sun) 19時半頃
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どうしたの?
[壁にもたれていた背を起こし、その場に座り込んだモニカの前にメモ帳>>103が差し出された。そこに書かれていたのは、彼女からのお願い。 思わずホリーの顔を見ると、彼女はふわりと微笑んでいた。]
……うん、いいよ。もちろん。
[その笑顔に導かれるように、モニカの口から了承の言葉が滑り落ちた。 差し出されたのは、ホリーがいつも使っていた黒のクレヨン。]
え、だってこれ、いつも使っていた…………
[これがなかったら、他の人と話せないのに。 慌ててそう言おうとするが、ホリーの笑顔に言葉が止まる。 一度口を開いて閉じ、そしてもう一度開いてから、モニカは言った。]
本当にいいの?
[色々な問いを込めた一言を告げると、受け取るために両手をホリーに向かって差し出した。**]
(109) 2014/12/21(Sun) 20時頃
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[指先で色紙を折り曲げて、時折、ハサミで切れ込みを入れる。 慣れ親しんだ作業をしながら、ちらり、横目で傍にいる者―スケッチブックを抱えた少年に目線をやった。
彼は何か描いていたか、それとも手持無沙汰になっていたか。 何でもいい。手を止めて、前髪の隙間から、じっとその手を見つめた]
やっぱり。 貴方の絵が見られなくなるのは、少し心残りね。
[そんなことを呟けば、彼から視線を外して、色紙に目線を遣った。 彼の反応を視界に入れないように、机の上に視線を向けながら、口を開く]
(110) 2014/12/21(Sun) 21時頃
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だから、出来たらでいいんだけど。 その、貴方の絵、もらっていい?
[『餞別に』という言葉は、付け足そうとしてやめた。 脳裏を過ったのは、昨日の、声の無い少女への八つ当たり。形のない、後ろめたさ。
逆の立場だったとしたら、彼に何かを躊躇なく渡せていた、と、思う。 けれど、相手もそうだとは限らない。 不快にさせてないかと、目線を合わせないようにしながらも、その様子を伺っただろう]
(111) 2014/12/21(Sun) 21時頃
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/* 何かもう人に要求するロルが苦手で。 相手の邪魔してないかとか何かもう色々考えちゃって。プルプル
(-19) 2014/12/21(Sun) 21時頃
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[じい、とその手先>>110を見つめる。 新しい、真っ白な世界を、モノクロの濃淡で埋めてゆく行為。
彼女がなにかを作り上げていく過程を、できるだけ詳細に、切り取っておきたいのだ。 羽ばたくように自由な指の動きを、捉えるのはとてもむずかしいけれど。
ただ、目と手を動かし続けていたものの、彼女が動きを止めた>>110ことに、おやと自分も手を休める。 思いもがけない申し出。]
……絵を?
[数秒、きょとんとした顔で考え込んだ。 ものを描くことも、それを見返すことも、自分にとっての至上の楽しみではあれど、人がそんなふうに興味を持つものではないと思っていたから。 これまで、彼女からそういった申し出を受けたことも、自分が彼女のものを欲しがったこともないように。]
(112) 2014/12/21(Sun) 21時半頃
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構わないけど――こんな、"ふつう"のでいいの?
[色紙でかたちを作っていく姿。長い髪、一点を見つめる瞳。 ほっそりとした指先が、とても自由に動くこと。 ずっと、昔からずっと、見てきた光景。 それを、平面に閉じ込めた。いつもと同じだけど、同じだから、最後に描いておきたかったもの。
それを一瞥して、迷いの滲む声音で問う。]
どうせなら、何か描こうか。 ヨリの好きなもの、とか。
(113) 2014/12/21(Sun) 21時半頃
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[そうしてふらりと行き着いた先。 建物内の廊下…といっても。 やはり向かう先は、決まったようなものだったけれど。
そんな途中で、チアキ>>88の姿を見つける。 どうやらホリーとは別れた後だったらしい。]
…寂しくなるね。
[彼と目が合えば、ぽつりと呟いた。
模範生になること。大人になっていくこと。 それはとても素晴らしいことだけれど、 同時に、友達が居なくなってしまうことだから。]
(114) 2014/12/21(Sun) 22時頃
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[問いかけ>>113に、小さく頷く]
今日で、“ふつう”とはお別れみたいだから。 だから、思い出に、と、思ったのだけれど。
[しどろもどろになりそうなのを悟られないよう、言葉を紡ぐ。 けれど、何処か渋るような声音に、えぇと、と数刻悩んで―閃いた。
じゃあ、と前置きしてから、言葉を吐き出した]
……このハサミ、描いて。
[自分の相棒。色紙で何かを作ることに興味を持ってから、ずっと持ち歩いてきたもの。 赤い柄に、丸っこい刃先。 大きさも、今の自分の手に比べれば一回り小さいものだ。 余りにも子供っぽいそれが、外の世界でも受け入れられるかは分からない。 ならば――。
きゅ、と手元のハサミを両手で握りしめて。 じ、と彼の手先を見た後、恐る恐る彼の様子を伺った]
(115) 2014/12/21(Sun) 22時頃
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/*
……じゃあ、「貴方」を描いてみて。
[言ってから、唇を引き結んで、視線を机の上に落とした。 客観的に聞けば、かなり恥ずかしいことを言った気がする]
余りにもこっぱずかしいから没った
(-20) 2014/12/21(Sun) 22時頃
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ハサミを?
[少し考えて、鉛筆を手に取る。 ハサミを、そう言われたけれど、このハサミはいつだって彼女の手にあって、それで息を吹き込まれているようだったから。
丁寧にふちどって、その色や、輝きや、手触りを残せれたなら良いなと思う。 少女の細い指が支える、赤い柄と、そこから生える銀色の刃を、平面に落とし込んでゆく。 ずっと、見てきたように。彼女が身体の一部のように扱うそれを。]
……リクエストとは、違うかもしんねーけど、 ヨリの指が、それを生かしてるんだって、思ったから。
[白く細い指と、小さなハサミを切り離すことは、どうしたってできなかった。 柔らかく動く指と、それに連動するように刃を開くハサミの、その瞬間を。]
いいかな。これでも。
[はにかんで、頁を見せる。 見たままを描くだけだった少年の、はじめて覚える不安と期待が滲んだ。]
(116) 2014/12/21(Sun) 22時半頃
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[>>91 握手、と僕が言った所で。彼女はその小さな手を見つめる。昨日の彼女のお礼。それが今回僕の考えの根幹になっていたのは……考えた時はそうとは思わなかったけれど、言うまでも無いことだろう。
彼女が小さく頷くのを見て。仲直り、最後に上手く行くといいな、と願う。そうしていれば身体に抱きつかれ………たっ?]
……ホ、ホリー?
[えっとごめん、模範生を目指すなら良くないのかもしれないけどなんか軽く胸のしたの辺りに柔らかいものがあたっ…… いや、気にしてはならぬ。そう思いながらもそっと僕も彼女の背中に手を回して。一瞬だけ。
暖かい。きっとこの温度は、彼女の皆に分け隔てなくくれる、可愛らしさや優しさの源泉なのだろうな…そんな事を思いながら。]
(117) 2014/12/21(Sun) 22時半頃
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[離れたのはすぐだった。それはお互いが空気を読んだように。
彼女が残してくれた、柔らかで澄んだ笑み。 顔を軽く赤らめながら見送って。]
僕はきっと、君の事が……
[残りは声にならず。一筋だけ光るものが頬を伝う]
(118) 2014/12/21(Sun) 22時半頃
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[何と無くゆっくりと歩いていれば、藤之助の姿>>114。 もしかしたら僕の頬には流れたものがあると分かったかもしれないけれど。]
やぁ、藤之助。 ………寂しさは残されるものが持つべき、ものなのかもしれないね。
僕らは笑顔でここを出る人を、見届けなくてはならないって思うから。
[難しいなぁ、と一つ呟いて彼の方を見る。 彼も考えていることが…どうしてか嬉しかった。
それは悩んでいたのが僕だけでないと分かったからなのかもしれない。]
(119) 2014/12/21(Sun) 23時頃
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[返事を言う代わりに、少女は深くふかく頷いた。
モニカに、持っていて ほしいんだよ。 モニカだから、……たいせつなもの。あげたいの。
文字で“喋る”自分は、どうしてもスピードのある会話は出来ない。 だから、かな。ゆったりした空気のモニカと一緒にいると、…――それでもいいんだよと、背中をとんとん撫でられている気がして落ち着いた。 手足を窮屈に曲げるんじゃなく、伸ばしていいんだよと。 それで、時には昼寝だってしてもいいんだと。 ゆるく、笑って。保証してくれるような。
気が付くとモニカと一緒によく居るようになったのは、そんな友の隣が、心地よかったからだ]
(120) 2014/12/21(Sun) 23時頃
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/* >>118 Σちあきから、なにかきてる よ。 …わあ。
(-21) 2014/12/21(Sun) 23時頃
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…、……、
[あれ? もうひとり。 モニカと同じくらい、一緒に居て落ち着く場所――ひと――があったような、気が、するけれど。
…なんだろう。 思い出せない。まただ。
分からないから、今はその靄ごと脇に追いやってしまうことにする。 覚えていないのだから、無いと――…同じだ]
(121) 2014/12/21(Sun) 23時頃
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[差し出されたモニカの両手>>109の上に、想いを添えて黒いクレヨンを置く。 背丈の小さくなった使いかけのクレヨンが、彼女の手のひらの上でころんと揺れた。
相手の両手を包み込むように、少女のちいさな手が重ねられる]
―…―――、
[…笑って、行ってきますを しなきゃいけないのに。 なんでかな。 視界が滲んでしまって、眦が濡れて熱い。 せっかく、さっきまで笑顔を浮かべられたのに……。
くしゃくしゃになりかけた顔を、見せたくなくて]
…、…。
[少女は表情を隠すように、額を、こつんと。モニカの胸元に押し当てた]
(122) 2014/12/21(Sun) 23時頃
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………。
[しばらく、その格好のまま。 気持ちを落ち着けるようと、浅い呼吸を繰り返す。
だいじょうぶ。 …だいじょうぶ。
残りたい、傍にいたい、 そんな子供っぽい心は、このクレヨンに、託すから。
淋しいは、――…ばいばい]
(123) 2014/12/21(Sun) 23時頃
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[見せられたスケッチブック>>116に、ふ、と頬が緩むのを抑えられなかった。 普段のように、背伸びしたものではない、年相応の笑み。 前髪で隠すのも忘れて、描かれた絵に視線を落とした]
やっぱり。 すごく、きれい。
[無駄な感想を並び立てることはせず、ほ、とため息を吐いて、そんな簡素な呟きを漏らした。
白い紙に描かれた、ハサミだけでなく、それを扱う、細い指。 見慣れたものだけれど、鏡で見るのとも、自分の目で見るのとも違う。 この場所の空気も、明るさも全て巻き込んで、閉じ込めたようなその絵は、まるで、今にも動き出しそうなほどだ。素直にそう思った]
(124) 2014/12/21(Sun) 23時頃
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[なんとか涙諸々を飲み込んで、少女は面差しを上げた。 相手の瞳を、掬い上げるように覗き込んで。
唇をゆっくり、一文字一文字…音の無い言葉を生み出さんと、動かしてゆく]
(125) 2014/12/21(Sun) 23時頃
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( い ま ま で )
( あ り が と う )
(-22) 2014/12/21(Sun) 23時頃
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[伝わったかな。 伝わるといい。
…ちょっと睫は濡れていたかもしれないけれど。 なんとか笑顔を堪えながら、少女はモニカにお別れを告げた*]
(126) 2014/12/21(Sun) 23時頃
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/* ホリィィィィィィィィィィィィィ
(-23) 2014/12/21(Sun) 23時頃
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……見られなくなるの。 寂しい、わね。やっぱり。
[彼の描く世界。それを見るのは、嫌いではなかった。 ぽそりと呟いてから、慌てて首を振った]
(-24) 2014/12/21(Sun) 23時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2014/12/21(Sun) 23時頃
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[チアキ>>119の頬には、一筋、何かの跡が見えた。 なんとなくだけど、それがどういうことかは察せて。 敢えて、何も言わない。]
そうだね。難しい、って思う …でも、大人になれば、また会えるよ。
[彼の言葉に応えつつ、廊下の窓の外を見やる。 見えるバスケットゴール。妙な寂しさを覚えてしまって。
此処を出て行く友人に、 さよならを告げなければならないことを改めて感じる。 でも、場所は違えど、"頑張る"と。 あの時そう言葉を交わした。
それにホリーやヨーランダだけじゃない。 自分たちも――特に、勉強を頑張っているチアキは、 模範生になって、外へと旅立ってほしい。
だから、彼を勇気づける様に、言った。]
(127) 2014/12/21(Sun) 23時半頃
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[小さなつぶやき。 彼には聞こえなかったことを祈りながら、小さく頭を下げた]
ありがと。 その絵、もらってもいい?
[念の為、もう一度問いかければ、彼はその絵を渡してくれただろうか。 受け取ったなら、代わりに、彼の方へ、持っていたものたちを差し出すだろう。 それは、自分の相棒―赤いハサミと、折っていた折り紙―鳥を模ったもの。 外の世界では受け入れられないかもしれない、自分の大切なものたち。 彼なら、無下にすることはないだろうから]
その、お礼って訳じゃないんだけど。 持っててほしいの。外でも使えるか分からないし。
[そんな風にまくし立てた後、、半ば無理やり押し付けるようにして、彼に背を向けて駆け出すだろう。 とても、別れの言葉を言う勇気は、ない*]
(128) 2014/12/21(Sun) 23時半頃
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/* 後悔しそうなことばかり地で行くヨーランさん
(-25) 2014/12/21(Sun) 23時半頃
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[少女の質問に彼女>>120は頷いた。 手の中でころりと揺れる黒いクレヨンを大事に握りしめる。]
っ、ありがとう。 大事にするから。
[なんだろう、笑ってお別れを言わなきゃならないのに。 なんだか眼の奥が熱い。駄目だ。ホリーに見せる顔がこんなんじゃ。零れそうな涙をガシっと拭い、精一杯の笑顔を作った。きっとそれは酷く不格好だったけれど。]
ありがとう、ありがとう。
[胸のあたりに軽い感触があった。滲んだ視界に黒い髪の後頭部が映る。 泣くのは今だけ、今だけだ。もっとちゃんと笑えるようにするから]
(129) 2014/12/21(Sun) 23時半頃
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[グスグスと鼻をすすっていると、ホリー>>125が顔を上げた。 そして、彼女の口が動く。
うん、と頷いた。そんなの、こっちの台詞だ。私こそ、私の方こそ。喉元まで出かかった言葉を飲み込み、別の言葉を選ぶ。]
また、ね。ホリー。
[また会える保証なんて無いけれど。けれど、そう願わずにはいられなかった]
(130) 2014/12/21(Sun) 23時半頃
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そう、良かった。
[ほ、と息をつく。 自分の中に存在する"かたち"を肯定されることの、なんて喜ばしいか。 にっこりと笑う。まっすぐに目を見て、口を開く。
前髪に隠されることのないその笑みを、きっと忘れはしないと思う。 だから、今、慌てて頁を捲る必要なんてない。]
(131) 2014/12/21(Sun) 23時半頃
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こう見えてたんだ。ずっと。 ヨリ、君が、君がつくるものが、とてもきれいだったよ。
[まっすぐに伝える。ごまかす必要なんてないはずなのだ。]
きみの世界が好きだった。 さみしいけれど、きっと、すぐに追いかけてみせるから。
[彼女のつぶやきのすべてを聞き取ったわけではないけれど、 恐らく、抱く気持ちは似ている。 そうだと良いなと、言葉を紡いだ。]
(-26) 2014/12/21(Sun) 23時半頃
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[続いて向けられた言葉に、にい、と笑って見せる。]
もちろん。そのために描いたんだぜ。
[丁寧に、頁を切り取る。 自らの一部を切り離すようではあったけれど、痛みはなかった。 丁寧に、皺を作らないように、彼女にそっと手渡す。
そうして、彼女から差し出されたものに、一瞬だけ目を見開いて、 すぐに、柔く表情を崩した。]
大切なものを、ありがとう。 でも、あのさ、きっとすぐに、ヨリの元に、ちゃんと届けに行くぜ。 俺の世界も引き連れてさ。 だから待ってて!
[駆け出したその背に叫ぶ。 その場に一人、佇んで、ようやく照れたように小さく笑った。*]
(132) 2014/12/22(Mon) 00時頃
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なあ、ヨリ!最後に握手をしてよ。
/* さすがに駈け出していたのでボツで もし自分も死んだら再会の握手でも求めてみましょうか
(-27) 2014/12/22(Mon) 00時頃
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[本当にそれで勇気づけられたかは分からない。 もしかしたら、自分に確かめる様に言ったのかもしれない。
明日からまた、頑張ろう。 "模範的"がなんなのか。 やっぱりそれは、上手くつかめないけれど。 それでも自分に出来ることって、きっとあると思うから。
その後、いくらか会話は交わしただろうか。 一段落つけば、やはりいつもの様に図書室の――本の虫になって、ずっと過ごしていたことだろう*]
(133) 2014/12/22(Mon) 00時頃
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―自室―
[部屋に戻り、ささやかな私物をすべて片付ける。 持って行くものは殆ど無い。小さなバッグひとつに全て収まった。
モニカに会った帰りに、管理人室に寄って、新しいクレヨンは貰っておいたけれど――先の尖った新品なまま、少女のポケットの中にある。
使うのは外に出てからだ。 新しい始まりを、新しい“声”で飾る為に]
…――、
[朝、机の上に置いたままにしたメモの紙片と、チョコレート。 それを白いハンカチに包んで、バッグの一番上のスペースにそっと詰めた]
(134) 2014/12/22(Mon) 00時頃
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―就寝時間直前・玄関―
[すっかり暗くなった建物の中を歩く。 普段のこの時間は、ベッドに潜り込む準備をしている頃なのに。こうして夜を歩いているのが、なんだか不思議だった。 これも、大人になる――ということ、なのだろうか。
教師リンダに指定された玄関に、少し早めに到着する。 彼女が来る前に、出来ればやりたいことがあったからだ。
朝の食堂と同じように、教師より早く…もう1人の模範生――ヨーランダの姿が、其処に在っただろうか]
(135) 2014/12/22(Mon) 00時頃
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[彼女が居たならば、まず――… やることは、決まっている。 チアキに教えてもらった。先手必勝?、だ]
―――、
[ぱたた、と傍まで駆け寄って。 彼女の色白で器用な手を取って、きゅ。っと握手をするんだ。
仲直りしたいって気持ちを、篭めながら…]
(136) 2014/12/22(Mon) 00時頃
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―夜:寮玄関―
[元々、荷物は多い方ではない。 服だとか、ちょっとした本だとか、その程度の荷物を片手に、寮を出る。 そこには、もう一人の模範生であるホリーもいただろうか。
彼女には、昨日、酷い態度を取ってしまったのを覚えている。 何故だったか、ということは靄がかかったように思い出せない。 けれど、彼女を傷つけてしまった後ろめたさだけは、胸の中にしこりとなって残っている]
ホリー。
[彼女の名を呼びながら、小走りで駆け寄る。 その手に、いつものメモやクレヨンがないのは、荷物を抱えているからか、なんて思いながら]
その、昨日は、ごめんね。 貴方は、悪くないから。
[そうして、彼女に頭を下げただろう*]
(137) 2014/12/22(Mon) 00時頃
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藤之助が外に出たら、今度は大きな図書館を探せばいいかもしれないな?
[>>127 珍しく冗談…でももしかしたら現実かも、を言って笑う。 正直なところ、頑張って笑っていた]
模範生になっても、皆で集まっちゃいけないって決まりはないからね。頑張ってみるのも、いいかもしれないな。
[自分でそう言って、そうしたいものだ…なんて思った。 ここの外で、広い世界に出ても。
ここの皆と一緒ならば、きっと頑張れると思うから]
(138) 2014/12/22(Mon) 00時頃
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[そうして彼とは別れて>>133。
時折溜息を尽きながらも、残りの1日を過ごした。 少しでも前進したい、そう思いながら。]
(139) 2014/12/22(Mon) 00時頃
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[そうして、バッグからハンカチの包みを取り出して、彼女に差し出す。 中には『ごめんね』と書かれた紙片と、配給の嗜好品のチョコレート。
今度はサミュエルから教えてもらった通りに、謝罪の手紙&贈り物作戦を、続けてみる。 ヨーランダはどんな反応をするだろう。 どきどきそわそわした面持ちで、彼女を見つめて]
(140) 2014/12/22(Mon) 00時頃
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[そうして、彼女と、幾らか言葉を交わしたか。 引率らしい教師に引き連れられるようにして、寮に背を向けて― 一度だけ、振り返った。 荷物を持たない右手。そこに在ったのは、相棒の姿を閉じ込めた、白い紙。
自分には見えない、綺麗な世界を見ている人。 彼の世界が見られなくなるのは、心残りだ。けれど――]
待ってる、から。
[きっと、彼なら、すぐに来るだろう。 彼にしか見えない、きれいな世界を引き連れて。
呟きの後、ふ、と口元を緩めて歩き出す。 もう、振り返ることはしなかった**]
(141) 2014/12/22(Mon) 00時頃
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/* まにあえがんばれ
(-28) 2014/12/22(Mon) 00時頃
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/* さて、もらったものをどう活かすかだよ!
(-29) 2014/12/22(Mon) 00時頃
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[お互いに小走りに駆け寄っていた>>137ことに、なんだか心の裡から湧き上がる笑みがあった。 なんだ、そんな…心配すること、なかったのかも、しれない。
だいじょうぶ、だ。 だいじょうぶ。
ヨーランダとのことも。 ……これからの、ことも。 きっと。
頭を下げられたら、こちらも下げ返すだろう。 お互い様。と、そう、伝えたくて]
(142) 2014/12/22(Mon) 00時頃
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/* そしてジャックはさすがにもう無理かな 確か凸死オンだったよな リアル事故とかじゃなければ良いのだけれど
(-30) 2014/12/22(Mon) 00時頃
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[そうして顔を見合わせて――…
教師リンダが2人の名前を呼ぶまで、 笑っていられたら いいな**]
(143) 2014/12/22(Mon) 00時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 00時頃
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