128 終世に降る雨/ツイノセニフルアメ
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が1人、賢者が1人、煽動者が1人、賞金稼が1人、呪人が2人、魔女が1人、魔術師が1人、人狼が1人、悪戯妖精が1人、片想いが1人、一匹狼が1人、鱗魚人が1人いるようだ。
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逃げろ。逃げろ!おまえらだけでも逃げろ。
(0) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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/*送還させられるぜ!*/
(-0) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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/* 自打ち可能っと。確認。
(-1) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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/* 館組の噛み合ってるのかないのかみたいなところとても いい
イケメン枠リリンラさんイケメンですね
(-2) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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/*ち 一歩遅かったか*/
(-3) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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/* ギャス日替わり
(-4) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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/* 能力指定のデフォが主なんですが(震え声)
つまり初日呪殺ですね。
(-5) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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――そうですか?
[>>0:303悪戯心混じる執事の視線と言葉に男は軽く肩を竦めてみせる。 弧を描いていた彼の口が再び開きかけた瞬間、何かに意識が向いたのか彼の視線が窓に注がれる。]
――…? 王国の方には、何かを感じ取る力があるのでしょうか。
[未だ相手国からの襲撃には気付かないまま。 彼が自国の出身とは知らず、魔力とは全く縁のない男は首を捻る。]
(1) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/07/11(Fri) 00時頃
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[この中で唯一、微細なる魔力にも聡い主人が、 国領館を包む呪を理解するまで幾らも掛からない。 ヨアヒム候の力では、奇跡の巫女を封じること叶わぬが、 地脈を利用した五芒星は、術式を増幅させる。
国境の小競り合いで御霊となった力さえ取り込んで、 怨嗟が肌をねっとりと舐めていく感覚。 一際、根源に近しいパトリツィアには違和が付きまとうだろうか。]
(2) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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─それは少し先のこと─
[リリンラに頼んで地下に運んだサイモンが、其れの眷属を振り払い始める気配を察する。]
「『ああ、面倒……』」
[呟き、其れは地下室へと向かう。*]
(3) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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―夜・お嬢脱走事件―
[どれほどの時間、そうして過去に思いをはせていたことだろうか。 男はゆっくりと、椅子から立ち上がる。
元々別れの挨拶など、するつもりはなかったのだが。 どうせ、ばれてしまったのだ。 この際だから、いくつか言い残して行こう、と思い至って。
仮に、自分のことをお嬢がこの先憎むようなことがあっても、それは構わないと思う。 もう、二度と会うつもりはないのだから。
けれど、お嬢には、どうか幸せになってほしいと思う。 それは、ともすれば籠に守られるふりをして、囚われた小鳥の幸せかもしれないけれど。 籠の中にも、幸せは必ずあると思うから。]
(4) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/07/11(Fri) 00時頃
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よんじうはちじかんむら…2日で1日村ですか。 48時間は初体験ですね。 昨日のラストの収束具合は素晴らしかったですね。 さあ回収するぞって感じで。 次々に終わりの時を迎えた人を召喚するのか、 はたまた、終わりかけの時を召喚するのか。
私には分かりかねますが。 某えろげの円卓の騎士みたいな感じかなって勝手に思っております。
しかしどちらかというと私の頭の中にはエル・プサイ・コングルゥな曲が鳴り響いておりますな。
(-6) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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[部屋の外へ出ると、ちょうどこちらを尋ねようとしていたのだろう、父上と出会う。 やはり明日の結婚式には出席しないつもりか、と問われれば、首を横に振る。]
私なぞが、祝いの席にお邪魔するわけにもいきますまい。
[そう答える息子に、家庭教師ならば構わんだろうと言い募る父上。 けれど男はやはり、首を横に振る。]
丁度、脱皮の時期が近いんです。 明日辺りには、目も当てられない様になっていますよ。
[そう悪戯じみた笑いを見せれば、父上は一瞬ぽかんとした後で吹きだした。 当然である。 いくら蛇の血を濃く持つとはいえ、男が脱皮したこと等一度もない。 しかしそれでいくらか和んだのだろう。 寂しそうにしながらも、父上は了承し、立ち去った。
たまには手紙でもよこせ、という彼に、是の返事を返し。 それから男はもう目をつぶってでも歩ける廊下を進んだ。]
(5) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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[こん、と軽くその扉をノックして。]
お嬢。
[先ほど言い合いをしたばかりであるからというわけではないが、時間の決まった授業ではない。 返事を待つのが礼儀だろうと、反応を待つが、待っても待っても返答がない。 もう一度、こん、と扉をノックして。]
…お嬢?
[やや声を張り上げて、呼ばうが、やはり反応はない。 拗ねているのだろうか。 あるいはもしや、寝てしまったのだろうか。]
(6) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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[そうして舞い降りてきた地下室。 客人をもてなす為ではないその部屋に来、戻ってきたであろうサミュエルも呼んだ]
『物理的でもいいわ』「取り敢えず拘束しておこう」
[リリンラもそこにいれば、彼にも協力してもらうつもりだ]
(*0) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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[…まぁ、それならそれでも… と、扉に背を向けようとした。 が、何故だろう、違和感を覚える。 もう一度、扉を眺め。]
…?
[そっと触れれば妙に湿度を帯びた木の扉に、いつもよりわずかながら温度の低いドアノブに、嫌な予感がした。 先ほどから、強い雨が窓をたたいている。 しかし、もしも、窓を閉め忘れていたならば? 思った時には、扉を開けていた。]
…は?
[部屋に入った瞬間、目に入ったのは、開け放たれた窓。 そして…もぬけの殻のベッド。 広い部屋とはいえ、一瞬で姿が見つからないほど広いわけではない。 まして、男の目は、僅かな温度差も敏感にとらえる。 冷たいシーツ、どこにも熱源の感知されない部屋。]
(7) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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…いつからだ…!?
[男は悟る。 お嬢が、脱走した。]
(8) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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あんの、じゃじゃ馬が…!
[思わず口をついて出る悪態だが、しかしそれが少なからず自分のせいだろうと思えば頭を抱えたくなってしまう。 いやそれどころではない。 男は開け放たれたままの窓から外へと飛び出す。
結婚前夜に新婦が脱走だとか。 良家の娘が玄関扉以外の場所から外へ出ただとか。 そんなことはこの際どうでも良い。
この雨の中、しかも夜に。 ろくに鍛えてもいない箱入り娘が、山にでも入ったら。 無傷で済む方がどうかしている。]
(9) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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[ふとどこか破られる気配に空を仰ぐ。 目玉をあちこちに泳がせて周囲を伺った]
(@0) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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[男の目は、暗い中でもよく見える。 尾行されない術を身に着けているわけでもないお嬢の足跡を見つけるのは、然程難しい事ではなかった。 その跡をたどるようにして、駆け出す。 嫌な予感は的中、お嬢は山へと入って行ったようだった。]
馬鹿な事を…!
[あの辺りは鉱山も多くある、当然穴もあれば地盤の脆いところもある。 何もこんな日に、しかも夜に。 思いながら夜の山道を駆け抜ける。 暫くは知ったところで男の足がぴたりと止まる。]
(10) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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[ヨアヒム候が巡らせた謀。 数百年を経ても消えぬ呪いによって舞台の幕が上がる。
混乱と憎しみを糧に、光の浄化を誘い、 ―――巫女姫の落命は、嘗て無いほど大きな戦渦を約束する。 大義名分を背負い、隣国の蹂躙に心躍らせる悪辣。
羊皮紙を破り捨てる瞬間をこれほど待ちに待つ人物も居まい。 驕り昂ぶった魂を、雨は一層強く打ち付けた。*]
(11) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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/* 墓下見学従者達ー、見えてるかー(と、一度だけ中身発言使う村建て。
お疲れ様です、人が来るまでゆるゆると遊んでくださいませ。多分皆いじりたがっていると思うので。
何かあればメモ貼付でも、現状対応可能ですよ。※ただし明日から週明けまであまり動けない。
ではでは、改めましてよろしくお願いします。
(*1) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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ふむ。赤と秘話は出来ない。見ることは出来る、と。 あとこの発言枠、色が変わっておりまするな。 つまり、ここでの発言は地上には見えないと。 そう考えればよろしいのでしょうか。ちょっと悩。
(-7) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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く…っそ…
[冷たい雨が元々低い男の体温を更に下げる。 血のめぐりも悪い、すぐに酸欠になってしまう。 男は立ち止まったまま、進行方向へと目を凝らした。
少しの体温でも、男には、視える。 はたして、男の視界の片隅を、掠める熱源があった。]
お、嬢…!
[絞り出すように呟き、再び酸素の巡るようになった身体を駆る。 お嬢の体温は、常よりも低い。 これだけの運動をしているのに、雨がどんどん彼女の熱を奪っているのだ。 男の足元で、がさりと葉の音がした。]
スージー…!
[呼ばう声に、お嬢は振り向いただろうか、逃げ出しただろうか、あるいは… いずれにせよ、その姿に、男は思わず手を伸ばした。*]
(12) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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リリンラは、主ー!とぴょこたかぴょこたか
2014/07/11(Fri) 00時頃
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/* なっげぇ… 何で毎度毎度俺のロルはこう長いんだ… 直打ちだとそうでもないのに下書き挟むとこう…こう…
…ごめんお嬢orz
(-8) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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/* そしてここまで一度も秘話をロルに使ってない。 秘話りたい。
(-9) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
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/* 人人|戯|壱狼
↑こうなると四名残ってエピ。 良く考えるとほぼ死なない陣営の一匹狼なので、 矢処理が終わった二日目に 村建てさんに位置を明かして置きましょうな。
鏡を譲ってもらうのも視野内だけれど、 その辺はストーリー重視にて。
(-10) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
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[地下室へと降りてきたリリンラは主とその場に居るもう一人の姿に目を瞠った]
これは……!以前にもおいでになられた御遣い殿、ですな? 確か名は、……サミュエル殿、でしたでしょうか。 主様、これは一体?
(@1) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
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|
[>>0:301クラリッサの申し出は快く受け入れられ。 >>0:307筋が良さそう、と言われて彼女の顔に喜色が混じり、 胸を張るのを男は微笑ましげに眼を細め、見守っていた。]
――成果を見るのが楽しみだ。
[言いながら、師弟となる二人を見て軽口を叩く。 老執事の主人である彼女にも微かな笑みを向けて。]
(13) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
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あああ……
[轟音、閃光、衝撃。どれも師と旅をしていた頃-正確には従者にされる直前-に覚えがある感覚だった。頭が真っ白になる。議場にいた男女もただでは済まないだろう。食えない主が見てこいと言ったのは、果たして彼らにもたらされる不条理だったのだろうか。主の正体は、死神か]
[…は一言光の中で叫んだ]
くそったれ!
[同時に、…の身体は館の地下室前まで飛ばされていた]
(@2) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/07/11(Fri) 00時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/07/11(Fri) 00時半頃
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/* クラリッサは無理せずに。(えあーなで)
(-11) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
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/*全力で間違えてしまいました。 サミュエルは同僚、サイモン殿でしたな。 リリンラうっかりさんてへぺろ。 そして見えておりまするぞ主様ー!*/
[戸惑いつつもサイモンを縛る手伝いを請われれば従うだろう。]**
(@3) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
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/* ふむ、ヤニク様はご無事でしょうか。 不在が長いですが、全国台風の影響もあります故、 心身健在であると良いのですが。
(-12) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/07/11(Fri) 00時半頃
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/* 私のロルも相当長いので、気にする事はないんですよ…?>セシルさんめも
(-13) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
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─ 王宮/回廊 ─
[久しぶりにまっすぐ見た、心に主と誓った青年と、ただひとりの妹。
まっすぐ見たトレイルが、泣きそうな表情に変化するのが見て取れる>>0:308。 己のしたことに心臓が不穏に跳ね、重くなっているというのに。 その表情の機微が見て取れる距離にいられることが──、ただただ、嬉しかった。
けれど……]
気持ちだけ、有り難く受け取る。 言っただろう、俺は盾になると。 ……俺の妻は、下手な男より強い。昔も、今も。
[ただ黙っていくれるリンダをちらりと見つめ、そうしてトレイルの肩を押そうと手を伸ばす。
本当は伸ばした手で、きっと子供の頃よりうんと逞しくなった主の手に触れたかったのだが]
(14) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
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/* そして、姫様もご多忙のよう。 これはイニシアチブを頂いて先行した方が良いかもしれませぬ。 秘話はウェイティング、ウェイティングで御座いますよ。
何はともあれ、日々お疲れ様で御座います。 本日も心よりの忠義を誓いまして。
(-14) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
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っていうかこの段階で顔を合せなかったら死ぬまで顔を見ることがないことになりますな。 生存組は村明けまで存在を知らぬ同士となりましょう。
…少々、寂しゅうございますなあ。 そして0dの間にダンスホォルを手配した私偉い。
クラリッサが可愛くて可愛くてお膝の上にちょこんと乗りたいリリンラは眠い。
(-15) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
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/* おお、能力欄がある! これは何回も使えるんでしょうか。 まとめサイトには回数制限書いてないんですがが。
(-16) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
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リリンラは、ここまで読んだ。
2014/07/11(Fri) 00時半頃
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/*主様みえてるぜー!リリンラさんうっかりかわいいな!*/
[…はしれっと己を呼び付けた主に顔をしかめて扉を開けた。そこには数刻ぶりに再会した神の眷族と、似たような男がもうひとり。そしてカエルが一人、てきぱきと男を縛っていた]
……今度は監禁にでも目覚めたンか?
[…はげっそりとした様子で、もがく男を見つめた]
(@4) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
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……なんで?……、来ないでよっ!
[追いつかれたくない、連れ戻されたくない……顔が見れない。 その思い達が女の足元を縺れさせながらも動かす原動力となり。
暗いくらい、山の中。小さな頃はおばけがや悪い魔女が住んでいるなんて話もあったか。
無い体力を絞り走り出そうと一歩、二歩、三歩……四歩。 ぐらり、と体が揺れた瞬間。宙に浮かんだ足が道を踏みしめる事は無く。]
っぁ!……セシ、!!!
[さし出された手を掴もうと、必死に伸ばした腕はかなう事無く空気を掴み。 深い底の方へと落ちていく。*]
(15) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
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―議会解散後―
[周囲の非難から庇ってくれた執事と幾らか言葉を交わしたのち、 先程出会った”新しい友達”の姿を探し、室内を少し歩く。
しかし仲睦まじく会話する男女を先に見つけたのはハワードで>>0:271 険悪になっていた部屋の空気を一掃するかの如く和やかな一言が彼らを包んだ。]
(16) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
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[少し離れた位置からも兄妹ではないと返す声>>279>>280が聞こえ、 ハワードを”先生”と呼ぶクラリッサの様子に、小さな疑問を持ち注視する。
ハワードは元々、”あちら側”の者。 目の前の彼女は若くして見えるが、果たして二人は知り合いなのだろうか…?
尋ねるには少し遠い位置、 会話の邪魔をせぬよう、そっと3人に近寄ろうとしたその時、]
(17) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2014/07/11(Fri) 00時半頃
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――――……っ!!
(18) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
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─ 地下室 ─
「そう、そのお遣い殿だよ」『ま、さすがは監視役』 「『簡単には拘束させてくれないよね』」
[>>@1リリンラの言葉には頷き、そうして強制送還されたサミュエル>>@4には]
『目覚めたなら、まず貴方をしていると思うわよ』 「ていうか、君を連れてきた時点で目覚めていたのかもね」
[と、クスくす笑ってみせた。 そうして2人に、サイモンの再度の拘束を手伝わせる。 ついでに、もう少しきつく閉じ込める方法はないかと問うだろう]
/*うっかり把握だぜしつつ、墓下にノシ ノシ*/
(*2) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
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― 王宮・回廊 ―
[降り出した雨で、溶けた雪でまばらな中庭。 これでは雪だるまを作れないな、と。 ふとそんな独白が脳裏を過ぎる。
進む回廊の先。>>0:299 兄と、傍らに寄り添う女性騎士の姿が見えてくる。>>0:283
リンダ・リューゲシュッツァは王宮で数少ない女性騎士だ。
その剣の腕前に。 兵を統率するその実力に。 兄に想いを寄せ、それを婚礼という形で叶えた生き方に。
羨望に似た想いを抱いていた。]
(19) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
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|
―――……はて。 少し様子が可笑しいですな、大気が震えて御座います。 貴女は何か感じるところが在りますか?
[窓外へと向け居た眼差しを、クラリッサに返して問う。>>0:307 何故、軍人らしからぬ彼女へ問うたかは、 自身でも疑問残るところであるが、老年は無意識の内、 彼女の所作端々から、隙ならぬ完全さを感じ取っていた。
青く硬くも若かりし頃、全盛極めた自身の記録。 忘却するよう記憶の底に放り込んでも、身に染みた身体が覚えている。
――――尤も、これほど愛らしいお嬢さんが、 自身と同じ太刀筋を持つとは、未だ知らぬことだが。*]
(20) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
|
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[突如として襲い来るは、鋭い魔術の波動。 それは明確な攻撃の意思を内包し、敵意を以って館を駆け抜けた。]
………だめっ!!
[それは一瞬のことで、咄嗟に手を伸ばしたとて止めることは叶わず。>>0:281
段々と大きくなる魔術の波は、 各地で被害を増やし>>0:291、さらなる混沌を招き寄せた。>>0:293]
(21) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
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[――――羨ましい。]
(-17) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
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[兄の傍らの彼女に抱くそれは。 それは騎士としてだけではなく、女性としても。
立場が違うことなど、わかっている。 兄とリンダは、家の大きさの違いはあれど同じ貴族。 重ねてしまうことすら、きっと烏滸がましい。
実家と疎遠となった兄は勿論、主にも告げてはいないが。 この反乱が終われば恐らく領土に帰り、父が決めた相手との婚礼になるのだろう。
兄が婚礼をあげた歳を越えて、そういった話が出ないはずもなく。 せめて終わるまでは主の傍にありたいと、我儘を貫き通してここまでやってきた。 温もりに混じる淡い想いは、淡いまま。
雪のように溶けて消えるのを待つばかり。]
(-19) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
|
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/* >>17 見守る姫様が寂しげ可愛いとかそんな。 ―――……そんな。
(-18) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
|
奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/07/11(Fri) 00時半頃
|
/* 今日も姫様が安定して格好良く、 生きてるって良いな。と思わせてくれる姫様フリークっぷりを発揮いたしております。
大好きですよ。パティ様。
(-20) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
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―― 王宮/回廊 ――
[近くある事を、ヴェスパタインが嬉しいと思ってくれているとは知らず。 けれど彼が盾となると言ってくれた事が嬉しく、 続けられた言葉>>14に残す覚悟を促されるようで切なくある。]
ヴェス。
[名を呼び、それでも来て欲しいと言葉は喉まであがる。 途惑いと苦悩にトレイルの表情が僅かゆがんだ。]
――…盾なら主戻るまで持ちこたえよ。 私が戻るまで、なんとしても――… 伝えたいことは山ほどあるんだ。
[真摯な眸をヴェスパタインへと向ける。]
(22) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
|
|
[攻撃の矛先は館内ではなく、それを越えた側――恐らく相手国に連なる領分へと向けられていて。
地脈を通じて押し寄せる術の波は、 ただ一人が押しとどめようと魔力をぶつけたところで、びくともしない。 指先を擦り抜けて行く呪詛は、パトリツィアさえも飲み込もうとする。
――僅か数瞬のこと。
防ぎきれず魔力を消耗し、眩暈して膝をつきかけたのと、 ハワードが何事か察知したのは>>0:303ほぼ同時だったろうか。]
(23) 2014/07/11(Fri) 01時頃
|
|
.
ヴェス。 キミが戻る日をずっと待っていたんだ。 側近を増やせと言われてもいたけれど、 キミの場所は、ずっと、変わらず――、 私の傍に、ヨーランダの隣にある。
それが私の、夢であり願いだった。
.
(-21) 2014/07/11(Fri) 01時頃
|
|
[伸ばされたヴェスパタインの手が肩へと触れる。 間近で視線を重ね、動くくちびる。]
必ず、また、逢おう。 ――…此処は、キミに任せる。……ヴェス。
[触れると同時、玉座ある方向へと一歩前に出て振り返り 彼の手のぬくもりに触れようと自らのそれを伸ばした。]
(24) 2014/07/11(Fri) 01時頃
|
|
─デュシスノック、雨の戦場─
[憎むべき者の傍らにいる、女人の獣>>0:261。 雨の中、ひらり、ひらりと黒い羽虫が彼女の周りに飛び回る。
戯れる様に、観察する様に。
貴方はこの虫を、蝶と捉えるだろうか。それとも、蛾と捉えるだろうか。]
(-22) 2014/07/11(Fri) 01時頃
|
|
――― ハワード……っ
(-24) 2014/07/11(Fri) 01時頃
|
|
[こちらに気付いたお嬢が突然走り出す。]
、馬鹿、止ま…!
[しかし男の制止は間に合わない。 あ、と思う間もなく投げ出される肢体。 声を発する間も惜しく、強く地を蹴り手を伸ばす。 伸ばした手を掴もうと、お嬢も手を伸ばし、その指先が触れ、強く掴もうと、]
ッ…!!
[とっさのことで忘れていた。 男には、人間の肌は、熱過ぎた。 刹那、怯んだ男の手の指先を、細い指が掠めるのみですり抜けて行く。]
お嬢―…!!!
[同時に崩れた足元より、宙に投げ出される浮遊感より、何より。 お嬢の安否だけが、それだけが、気がかりで…―――*]
(25) 2014/07/11(Fri) 01時頃
|
|
/* オフると言いながら。 表のが良かったかなぁ。うむむ
(-23) 2014/07/11(Fri) 01時頃
|
|
/* 死亡ロルはこんなもんでしょうか。 後は、補完かなー…
あ、館にも、逝かなくちゃね。
(-25) 2014/07/11(Fri) 01時頃
|
|
/* 皆さんがバトルで命を落とそうとしてる中、事故であっさり死んでてごめんなさい
(-26) 2014/07/11(Fri) 01時頃
|
|
いいえ、まさか。 ほんの少し、人より長く生きている御蔭で、 気になることが多いだけですよ。
こういったものは私などより、姫様の―――、
[自身の勘は場数に基づく経験則に過ぎず、>>1 先を見通し、精霊の寵愛を一身に受ける巫女には遠く及ばない。 その実を示すように視線を自身の主人へと向けたところで、短く息を飲んだ。]
……姫様?
(26) 2014/07/11(Fri) 01時頃
|
|
/*あるじーーーーー
※悶えているようです。
(-27) 2014/07/11(Fri) 01時頃
|
|
[>>21突然、巫女姫が大声を上げたように思えた。 未来を予知する力持つという彼女には、何かしら感じるものがあったのか。]
…っ、一体何が?
[漏らした言葉は呪詛に晒された彼女の耳には届かなかったかもしれない。 魔力に反応する機材由来の索敵能力を持つクラリッサにも伝わるものはあったかもしれない。]
(-28) 2014/07/11(Fri) 01時頃
|
|
[雷に打たれたように身を強張らせる彼女に>>18 数歩で短い距離を消化し、白手袋に包まれた五指を伸ばす。]
姫様、お気を確かに。
―――気を傾け過ぎてはなりません。 憐憫を断ち、憂いを払い下さい。
[虚空を掻く指先を有無言わさず捕まえ、 同調するように、声を荒げる彼女を鼓舞。>>21
彼女が力を解放しようとする度、人の死が毒を吐く。 道半ばで潰えた魂が生者を羨み、妬み、彼女を罵り抜ける。 魂の形は長く持たず、呪術の贄としてくべられた。 人の命で編む、 邪智暴虐の秘術。
強く握りこんだ掌を合わせ、指股を通して体温を伝播。 自然と彼女の肩を抱くようにして、身体を包みこんだ。]
(27) 2014/07/11(Fri) 01時頃
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――ッ!?
[肌が泡立った。 何てことはない、ただの蛾だ。 森林地帯で戦った時、羽虫に纏わりつかれる事など珍しい事ではなかったのに。
自分の中に居座る嫌な予感が『それ』によって明確にされたような。 それでも、進軍を止める権利など自分にはない]
(-30) 2014/07/11(Fri) 01時頃
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/* これ反応していいやつだよね?(弱気)
(-29) 2014/07/11(Fri) 01時頃
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[歩く速度は、早めず。けれども、緩めることもなく。 まっすぐ、現王の居る玉座の間に向かって進む。
まるで、あの日のように。 兄の流れるような銀糸が揺れる。 あの日と違うのは、歩みを止めないのは主と自分。]
[こちらを呼び止め、先に動いたのは兄。 それに応えてに笑みを浮かべる主の半歩後ろで。
瞬きもせず、見つめ。 剣の柄に、右手が触れたその瞬間――。]
(28) 2014/07/11(Fri) 01時頃
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………殿下!
[笛の音に、周囲への警戒を露わに視線を走らせる。 取り囲まれ、舌打ちしたい気分になりながら剣を引き抜き構える。
兄の傍らで、女性騎士が哀しそうに微笑んだ気がした。
向けられた弓。飛び道具相手に、剣では分が悪い。 じりじりと間合いを取りながら、弦が引かれるのを睨み。 打たれる、と思った瞬間。 弓と自身との間に主の身体が割り込んできた。>>0:300]
―――…レイ!?
[驚き上げた声は、更に大きく響いた叫びにかき消された。>>0:285]
(29) 2014/07/11(Fri) 01時頃
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[回廊が紅く染まり、弓兵が崩れ落ちる。 血を滴らせ。薙ぎ払った刃を握る姿を、茫然と見つめ。>>0:286]
にい、さま……?
[なぜ、と。 味方にはならないと。 裏切ったのではないのかと。
駆け抜ける疑問は、向けられた視線と。 主の声に霧散した。>>0:308]
(30) 2014/07/11(Fri) 01時頃
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[兄と目を合わせるのは、いつぶりだろうか。
小さく苦笑したように見えた兄の表情は。 母の葬儀で泣き止まない自分を宥めたあの時と、重なり。
このまま駆け寄って抱き着きたくなるのを、堪えて。]
(-31) 2014/07/11(Fri) 01時頃
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[ヨーランダが懐くものをトレイルは知らない。 リンダへと向ける憧れも。 反乱が勝利に終わるその後のことも。
貴族の子女である彼女にそういった話があるのは分かっている。 ちらと聞こえる噂も聞こえないふりをして 何も知らぬままあるのは彼女がそれを言わずにいるから。
問えば答えてくれるだろうか。 けれど問い、答えが望まぬものであれば。 そんな考えが過り、尋ねられずにいるのも確か。
失いたくない、と。 それは我儘なのだと知りながら。 彼女の幸せを願いながらも その幸せの傍らには己がありたいと思ってしまう。]
(-32) 2014/07/11(Fri) 01時頃
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─ 王宮/回廊、ある女の回想 ─
[義妹にあたるヨーランダの視線>>19を受けて、リンダはそれを返した。
夫になる、いいや、夫にしたという表現の方が正しくはまるヴェスパタイン。 リンダにとって彼は、少女の頃から他の男達とは違う存在だった。 己の剣技に負ければ、同年代の少年たちは『宰相家の娘だから負けてやった』とか、『家督も継げない女が無意味に武技なんか身に付けて』とそんな罵詈雑言を飛ばしてきたものだ。 けれど、ヴェスパタインを負かした時は違っていた。 彼は今よりも大きな黒曜の瞳を瞬かせ、そうして穏やかに笑ってみせたのだ。
『本当に強いんだね』 そんなことを言いながら。
リンダにとってヴェスパタインは、女でありながらも身につけたものを否定しなかったただ一人の人だった]
(31) 2014/07/11(Fri) 01時頃
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/* やばい。悶え転がる。
(-33) 2014/07/11(Fri) 01時頃
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[そうして、あの日のヴェスパタインは続ける。
『妹と、あとトレイル王子。俺は2人を護りたいのに、君に負けるようじゃそれも出来ないね』
腕試しから始まった夫となったヴェスパタインとの付き合い。 彼の優しい声で紡がれるのは、トレイル王子と妹であるヨーランダのこと。
それが微笑ましく、そうしてひどく羨ましくもあった。 思い出話が出なくなった今でも。
だから、リンダは返す。ヨーランダとは違い、はっきりと羨望の色を静かに浮かべた瞳を彼女に、そしてその傍らにいる王子に。*]
(32) 2014/07/11(Fri) 01時頃
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/* 主も兄様もすごい。見惚れてしまう。
そしてたぶんハワードはももてんさんですよね? 60代のさり気ない重さとイケメンぷりがはんぱなくてすごい。
(-34) 2014/07/11(Fri) 01時頃
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[一度目の呼び掛けは主従としてのそれ。 二度目の呼び掛けは幼馴染としてのそれ。 近くあるから微か届くヨーランダの声>>29に小さく頷く。
常に後者で呼び掛けて欲しいと思えばこそ こんな状況でありながらも、それを嬉しいと感じてしまう。]
(33) 2014/07/11(Fri) 01時頃
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[>>20老執事がクラリッサに話を向けた理由は分からない。 無意識に違和感を拾っている事も。 魔力に反応する機材由来の索敵能力を持つクラリッサには、離れた戦地であっても伝わるものはあったかもしれない。
>>26自分の問いに答える老執事の言葉は否定するもの。 経験則について触れるのみなので、彼の魔力の有無は気付かないまま。]
――そう、ですか。
[男の目にも身体を傾ぐ巫女姫>>23の姿が見え、青灰の瞳を見開いて彼女の名前を紡ぐ。]
パティ嬢…!
(34) 2014/07/11(Fri) 01時頃
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お傍に居ります。 どうぞ、年寄りの心臓に冷や水を被せて下さいますな。
[互いの額を合わせるように引く顎。 彼女の前髪をさらりと潰し、左右の五指に力が篭る。]
――――……、
[禁忌のように胸の内に閉じ込めた彼女の名、 形ばかり唇で手繰り、音鳴らぬ声で呼ぶ。
儀式めいた所作は、誰より自身の心音を諌めるように。]
(-35) 2014/07/11(Fri) 01時頃
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[ミッシェルが羽虫に気づけば、それを感知した操り手がどこかでくすクスと笑い声を立てた。
早く会えたらいいね?
操り手のこと葉を伝えるように、ひらりと黒い蛾はミッシェルの金糸の髪を撫でるように飛び、いつしか雨水に混じって姿を消した。*]
(-36) 2014/07/11(Fri) 01時頃
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/* ねむねむ……。
ミッシェル、こっちでもあっちでも変な遠隔かまいしてごめん…
(-37) 2014/07/11(Fri) 01時頃
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[伸ばしかけた手は、紡ぎかけた言葉は、 水面下に渦巻く陰謀に飲まれ、形にはならず。
――嗚呼、今、目の前に まさに"平和"があるというのに、
それが、それが奪われてしまう。 心ない者達によって、壊されてしまう。
手に持つは銃でなくティーカップ、 口にするは呪詛でなく友誼のはずだ。
彼らの会話する姿は、そんな未来の画を予想させた。 ……その第一歩を、ここから広げてゆこうと。
しかしそんな願いは今この瞬間潰えたのだと、 予知の力を借りずとも、心の何処かで―――]
(35) 2014/07/11(Fri) 01時半頃
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[唇を噛みしめ、老執事が巫女姫を支え、言葉を掛けるのを見守っていた。 未来を予知する力持つ彼女には、何かしら感じるものがあったのだろうか。]
…っ、一体何が?
[焦燥感纏わせて問い掛ける声は、巫女姫以外にクラリッサにも向けられていた。
――言い知れぬ不安。 ヨアヒム公の操る秘術が死者の魂を呼び起こし、糧として更に膨張しつつある中にあっても、 何となく違和感がある程度しか男には分からない。]
(36) 2014/07/11(Fri) 01時半頃
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[呪術の源と共に地の底へ引き摺られるよう、深い深い闇に囚われかけ、 されど凍える指先に、掌に、全身に、力強い温もりを感じて。
――暗転しかけた視界に、ゆっくりと光が戻ってくる。]
………ハワード…っ
[握られた手>>27に返すよう、掠れた声で無事を告げて。
そのまま広い胸に頭を預け数秒、ぎゅっとしがみ付く様から、 今しがた予感した恐怖と哀しみは、 そこから救い出してくれたことへの感謝の気持ちは、 いくらか彼に伝わっただろうか。]
(37) 2014/07/11(Fri) 01時半頃
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/* これ、前後してる? ぼやかしたのですがが。
ジェフも何かしら異変に気付くツールあった方がいいんじゃないのかと()
(-38) 2014/07/11(Fri) 01時半頃
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/* にゃもい…
ところでセシル、お前なんで唐突にお嬢の事名前で呼んだん? 書いてた僕がびっくりしたわ。
(-39) 2014/07/11(Fri) 01時半頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2014/07/11(Fri) 01時半頃
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[……何年振りだろうか。
こうして彼の胸に飛び込まなく――否、飛び込めなくなって久しい。
このような状況下にあるというのに。 ……今一瞬を、あと少し。あと少しだけと願うことは、
………―――。]
(-40) 2014/07/11(Fri) 01時半頃
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[主君の不調を切欠に、世界の終わりが始まりだす。
主人の眩みは唯事にならず、明確な殺意さえ思わせる手順。 魔術師の効率的な殺し方を知るのは、同国民のみ。 革命者を屠るは、繰り返されし因習の術。
小鳥のように身を震わせる彼女を支え、 もう一度、水面に一石投じるように口を開き―――]
―――ッ、……参りましたな。 両国の発展を望む花火にしては少々火薬が過ぎるようですが。
[彼女の名を呼ぶ前に、館が痺れるように揺れた。>>0:305 彼の国で開発された火薬は雨を厭いもせず、劫火を猛らせる。 ひょい、と視線を持ち上げれば、>>36 動揺する彼を計るように瞳を眇め、揺らす。]
―――…心当たりがある、と言う顔には見えませぬな。 出世はお嫌いですかな? 顔に出ておりますぞ。
(38) 2014/07/11(Fri) 01時半頃
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/* 死因:萌え死
(-41) 2014/07/11(Fri) 01時半頃
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/* ×小鳥 ◎女神
(-42) 2014/07/11(Fri) 01時半頃
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[まるで時が止まったように。 三人で居た、あの頃に――幸せだった時間に戻ったように。
戻ってきてくれたのだと。 立場も、何もかも捨てて、身一つになる覚悟で。 交わされる言葉に滲む苦悩よりも、ただそれが嬉しくて。 けれど、盾になると繰り返す兄の声に我に返った。>>14
並ぶ弓兵に阻まれ、女性騎士の表情は見えない。
ただ代わりに、促すように伸ばされた兄の手が。 傍らの肩を押すのが見えた。]
(39) 2014/07/11(Fri) 01時半頃
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─ 王宮/回廊 ─
[幼さのなくなった妹の声が、緊張感を帯びているが懐かしく思えるトーンで、彼女を庇うトレイルの名を呼ぶ>>29。
それを遠く耳にしながら弓兵を斬った己を呼ぶ妹の声>>30は、やはり彼女の成長を感じるのに、懐かしく思えてしまう。
遠くなった愛しい者が、愛しい者達が。 その時、ひどく近くに在るように思えた]
(40) 2014/07/11(Fri) 01時半頃
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/* うそん。 ここは削除ロル見えない鯖なのね! コピー取ってなくて泣きたい。どうしようか。
(-43) 2014/07/11(Fri) 01時半頃
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[だからこそ、己のやれることをやろうと。 そんな思いから、トレイルに告げ>>14、返ってきた言葉>>22に静かに、けども強く頷きをみせた]
伝えたいこと、か。そうだな、それは俺も…… いえ、私も同じです、殿下。
[一瞬のトレイルの表情の歪みを見逃さず、けれどもそれを耐えるように真摯な表情になる青年に、兄としての言葉を捨て、従者としての言葉を向けた]
(41) 2014/07/11(Fri) 01時半頃
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――兄様。 言いたい事は、またあとでたっぷり聞いてもらうから。
だから……絶対に、生きて。
[兄と目が合えば、幼さを含む妹の顔で僅かに微笑む。 昔だったなら、指切りね、と続けるところだけれど。]
(42) 2014/07/11(Fri) 01時半頃
|
|
[そんな言葉>>41を装ったのは、心のままに振舞ったことへの喜びから]
昔夢見たことを、今。
[叶えると。 肩に触れた時に。そう静かに、けれどもこんな時なのにどこか弾む声音で伝える。
護るために身につけた武技。 護るために使ってきた身体。
もうそんな使い方は出来ないと思っていた。 使わないと思っていた。 あっさりと嘘を捨てた男は、どこか晴れやかな気持ちで2人を送り出す]
(43) 2014/07/11(Fri) 01時半頃
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|
……逃げなくては。 今の音>>38…じきにここも、火の海になります。
[このままではいけないと、ハワードの手を借りて幾分持ち直す。 困惑する彼ら>>36に、事の経緯を手短に説明する。]
先程、私の国の何者かが貴方達に攻撃を仕掛けました。 恐らくこれは、その報復……
こうなってはもう、和平には至らないでしょう。
……ごめんなさい。止められなかったの。 気付いた時にはもう遅くて。ごめんなさい……
[この状況を招いたのも、防ぐことができたのも、恐らく自分だけだっただろう。 嘆いたとて仕方のないことではあるけれど、それでも謝罪を口にせずにはいられない。]
(44) 2014/07/11(Fri) 01時半頃
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/* 秘話にしようと思ったけど、表分にした。妹への想いでもあるわけだし。
(-44) 2014/07/11(Fri) 01時半頃
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/* 手短過ぎる( 許せ!w
(-45) 2014/07/11(Fri) 01時半頃
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[黒い蛾のようなそれが金を滑り雨空に消える。 茫然と見送るそれに嫌な予感を纏えども、その向こうの声を察知する事など出来る筈もない]
――……
[この先にあるのは何だろう。 悲願の成就?生からの解放? 最も望まない、共に死ぬ未来?
あるいは、あれは敵軍に不吉をもたらずものなのか。 ぐるぐると回る思考も、やがて始まる戦闘行為に溶ける*]
(-46) 2014/07/11(Fri) 02時頃
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|
……ラン、何だか母さんみたいな凄みがあるぞ。
[幼さを含んだ表情で見上げる様>>42は、男の言葉とは裏腹なのだが。 けれど、彼女の言葉に思い出してしまうのだ。母が自分に小言をなげつける時のことを]
──ああ、聞いてやるさ。いくらでも。
[静かに、妹へ微笑を向ける。 彼女の知る兄よりは、いくらか歳を取ってしまったけれど。それでも、変わらない優しい笑みで頷く]
(45) 2014/07/11(Fri) 02時頃
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[静かにこちらのやり取りを見守る妻。 彼女に意識を向けながら、トレイルとヨーランダとやり取りをして。 男は己の最期を覚悟していた。
晴れやかに、けれど静かに微笑んで主と妹を見送る。 生きるとこぼしながら。
それは、最期を覚悟した男が再び纏った嘘。 今度は、愛しい者達のために──……]
(46) 2014/07/11(Fri) 02時頃
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[平和を願えば願うほどに気は逸り、 諭されようともその抑止を振りほどき、 功を焦り軽率な言動を取ってしまった。
退場間際のヨアヒムの表情が、 不信の目を向ける自国の臣らが、脳裏を過る。
もっとゆっくり、交渉を進めることもできたはず。 双方の言葉に耳を傾け、取り持つ方法もあったはず。
――だというのに、どうして私は。 こんな結果を招いてしまった。平和は遠のいてしまった。
憎しみはより大きな憎しみを呼ぶだろう。 重ねられた裏切りに、戦の火は以前にも増して燃え上がるだろう。]
(47) 2014/07/11(Fri) 02時頃
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[>>0:305館を揺らす衝撃。 男は何とかその場に踏みとどまり。 それが自国の砲撃によるものである事は遅れて理解した。 研究所に詰めている事の多い男は、砲撃に晒される経験は殆どなかった。 問い掛けに返って来た言葉>>38に男は苦みを乗せて唇を歪める。]
――…自分は出世を望んだことはありませんよ。
先程の砲撃は、此方の国によるもののようですね。 上級大将が何か企んでいるのか。
[軍人ではなく、研究者である事は明かさない。 上級大将について触れる声は無意識に忌々しげな響きを孕む。 それ故に自分の彼にに対する感情は透けてしまうかもしれない。]
(48) 2014/07/11(Fri) 02時頃
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[ヴェスパタインの話し方>>41が変わった。 幼馴染から主従へと関係が切り替わるかのように感じられる。 変わらずとも良いと思いながら、 盾とならんとした彼に言葉を返した時から トレイルもまた幼馴染としてだけでなく、 王子としての言葉を彼に向けていた。]
――――…全て聴かせて欲しい。 全て受け止める覚悟はしておくから。
[離れる事を厭いながらも 彼に報いるために離れる覚悟をして、確かな頷きを向ける。]
(49) 2014/07/11(Fri) 02時頃
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[国境館の窓が爆風で割れ、雨が降り注ぐ。
この間にも呪は病魔のように進行し、 蟀谷に宛がわれた見えない銃口が、人に理性を捨てさせる。
大系の知れぬ呪力は、畏怖に映るだろう。 手にした刃を躊躇わず振り下ろさせるよう、 湿った空気を介して怨嗟が場を蝕んでいく。>>35
か細い声で弱々しく囀る主人へ先ずは一息。>>37 余裕は致命的に不足しているが、軽い体躯を支えなおし、 背中に掌を宛がい、片手を支点とするサルベージ。]
貴女は先に死なせませんよ。 その様な不条理な摂理は御座いません。
―――必ず、貴女を私の全てでお守り申し上げます。
[一度、視線を重ね合わせ、確りと彼女の掌を握りこむ。 伝わる体温と、質感に、そっと息を唇より滑らせた。]
(50) 2014/07/11(Fri) 02時頃
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[そうして2人を見送れば、男はゆるりと妻であるリンダを振り返る]
……待ってくれたのか? らしくない。
[静かで気弱そうな女性だった。 けれど彼女の腕は少女の頃から鈍ることなく、>>14言葉通り下手な男性騎士よりも強い。
剣を、弓を揮う彼女を鬼神と揶揄する者がいることも知っている。そうして、どんな時でも冷静に、理知的な判断を下すという面も持っていた。……時としてそれは、残虐に映るくらいに。
そんな女と対峙しながらも緊張感が持てないのは──…、 己の最期を覚悟していたのと、 連れ添った彼女への想いから]
(51) 2014/07/11(Fri) 02時頃
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[ヴェスパタインとヨーランダが交わす言葉にゆると一度伏せる眸。 リンダは動かずにいるけれど、 長くは留まれない事は張り詰める空気でしれる。 触れたぬくもりを忘れぬようにぎゅっと拳を握りしめた。]
――…また。
[微笑み見送らんとするヴェスパタイン>>46に短い言葉と笑みを返す。]
ラン――…
[そうしてヨーランダの名を呼ぶけれど。 おいでと促すでもなく、兄の傍にと言うでもなく。]
(52) 2014/07/11(Fri) 02時頃
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……兄様、いっつも母様に怒られてたもんね。
[こんな時なのに。 こんな時だからこそ。思い出して、くすりと笑ってしまう。>>45 向けられる優しい笑みに、泣かないと決めたのに。 泣きそうになってしまうのを、飲みこんで。
恐らく、自分と同じかそれ以上に離れ難いだろうけれども。 幼馴染として、主として。 短く、またの邂逅を約束し先を行く声に遅れをとらないように。>>24]
(53) 2014/07/11(Fri) 02時頃
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[>>44幾分か持ち直したらしい巫女姫の紡ぐ言葉。 ハワードに応じている間に敬意を話される事となり。]
…そうですか。 貴女の所為ではありません。
[和平は絶望的、との言葉に男は落胆を隠せない。 あの上級大将の事、嬉々として攻撃に転じる筈で。 彼女の詫びる言葉には瞑目して首を振ってみせた。]
こうなった以上は仕方ない。 無事に生き残る事を考えましょう。
[男は要人を匿う為のシェルター>>0:304の事に思い至る。 既に要人達が其方に向かっている事は知らぬまま。 何とか彼女達をそこで匿う事は出来ないだろうかと。]
(54) 2014/07/11(Fri) 02時頃
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/* 色々とすれ違って、る。 申し訳ないです><
(-47) 2014/07/11(Fri) 02時頃
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[明言しない優しさ。 けれど、どちらをなどと選ぶまでもない。>>52]
いってきます、ヴェス兄様。
[呼ぶ声に小さく頷き。 玉座の間へと向かい、再び足を踏み出す。]
(55) 2014/07/11(Fri) 02時頃
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………っ。
[嗚呼、時を戻せるなら、会議の前に返りたかった。 されど今は、後悔している場合ではない。]
…逃げるのです、ここから。 貴方達も、一緒に、 ……
[――逃げるとて、一体何処へ。
今となっては目の前の男女も自軍から見れば"敵"であり、 共に逃れることのできる場所など、ありはしないのに。
館を揺らす地響きは段々と大きくなり、 やがて呪術の波動も内部へと侵食し始める。]
(56) 2014/07/11(Fri) 02時頃
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|
――クラリッサ。 此処でパティ嬢を喪うわけにはいかない。 彼女達をシェルターへ連れていこう。
[傍らのクラリッサに意志込めた視線を向けながら声を掛ける。 軍服で隠れた背中のホルダーには銃が一丁。予備のマガジンは一つのみの貧弱な装備。 クラリッサがいるのであれば、分はよくなる筈で。
こんな状況ではあるが、巫女姫は自分達の話に耳を傾け、謝罪をしようともしてくれた。 その誠意を説けば、叶うのではないかと。]
――友誼を結ぶと言った言葉を、信じては貰えませんか?
[巫女姫と執事に視線を向ける。 彼女達が拒むのであれば、見送るのもやむなしとも思っていた。]
(57) 2014/07/11(Fri) 02時頃
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突破自体はどちらからも可能性がありますが、 何分、その先が芳しくありませぬな。
これほど広域呪術を用い、我々を仕留め損ねれば、 反呪に因って自滅が見えます。
[彼女の様子から当たりを付けていた事実を裏打ちされれば、 脳内に仕舞いこんだ記憶を引きずり出す。>>44 生国ではないが、知識を詰め込むことなら叶うのだ。
彼女も知るだろう原理を態々説明するのは、 痛ましいほどの重責を背負い、咎に苛まれる彼女を労う為。 生き残れば、―――必ず、希望が輝くと、言い聞かせるが為。]
(58) 2014/07/11(Fri) 02時頃
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姫様、今は生き残ることだけをお考え下さい。 泣き言は後ほどゆっくりとお伺い致します。 ―――…その時は、取って置きのミルクティをご用意しますよ。
[やや場にそぐわぬ単語で、彼女の心に呼びかける。 彼女の手を取り直し、敵国の二人に視線を移す。 順当に考えれば、彼等は見捨てられたのだろうか。
―――或いは、彼等もまた。 骸となったほうが、都合が良い立場なのかも知れない。]
……若いのに苦労性ですな。
[一人ささやかに呟いた言葉は、 彼の鼓膜を密やかに打ったのだった>>48**]
(59) 2014/07/11(Fri) 02時頃
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[再び歩み出した足は玉座の間へと向いた。 ヴェスパタインを残してゆくことに後ろ髪がひかれる思い。 きゅっとくちびるを結ぶは意志を確かめるにも似て。 振り返ることなく歩む後から聞きなれた足音が続く。 暫くすれば目的の場所へと辿りつく。 閉ざされた扉へと手を掛ければ容易にそれは開いた。]
嗚呼。
[別れた将二人の姿は未だ見えない。 代わりに見えるのは王を護るように配置された近衛兵。 弓持つ者は見当たらない。]
我が道を阻むなら容赦はしない。 命が惜しくないなら――…
[相手をしよう、と続ける間にも無謀な兵がトレイルへと斬りかかる。 構えた剣でそれを受け流せば、バランスを崩した兵がしりもちをつく。]
(60) 2014/07/11(Fri) 02時頃
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|
[2人が去った王宮の回廊。 静けさに包まれた中、リンダの静かな声が響く。
─貴方の妻でいられる、最後の時間が欲しかったから─
言われて、男は静かに唇に笑みを浮かべた。
思えば笑い合う時間が少ない夫婦生活だった。それを得たのが、最期を覚悟した時なのかと。 内心で肩を竦めながらも、男はリンダを見つめた]
なら、もう少しだけ。俺の妻でいてくれないか?
[遠く耳にしたのは、リンダの警笛を耳にしたいくつもの兵士の足音。 盾となると決めた己が、止めるべき者達。
リンダは小さく、溜め息をこぼした]
─10人くらいですよ。……これくらい部下を殺されたら、夫殺しの理由にはなるでしょう?─
[残虐さとも言われる部分を覗かせる妻は、夫である男の目にだけ判る悲しげな表情で微笑んだ]
(61) 2014/07/11(Fri) 02時頃
|
|
―砲撃の前・国境館 オズワルド―
[要人達がその場から離れれば、オズワルド達は自分達の控室に向かう。 其処に置かれているのはパワーアシストスーツ。 本来は使用者の身体の障害を補う為に開発されたものだが、軍用に転用されたその技術は元々ある身体能力を向上させる。]
「――砲撃は十分後だ。直ちに装着しろ。」
[魔法を使う相手に重火器の身で対峙するのは困難だ。 一人で装着する事は困難なアシストスーツを二人がかりで装着させ始める。 作業に必要な人数の兼ね合いで、残る数名には簡易のスーツが与えられる事となる。 幾分か耐久性も劣るそれらは若い兵士らに配される。]
(62) 2014/07/11(Fri) 02時頃
|
執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/07/11(Fri) 02時頃
|
すまない、ありがとう。
[彼女の夫になることを決めた理由を思い出す。 ひとつはトレイルのことがあるから(>>0:138)。 もうひとつは、少女時代からリンダが浴びせられていた言葉を知っていたから(>>31)。 それに、静かな表情のままに苦悩していたことを。
だから、少しだけ自分が添うことで彼女の苦悩がやわらげばいいと。そんな希望を持って、リンダの夫になることに選んだのだ。
そんな己が、きっと今静かに表情を変えずにいるひとを苦悩させているのかと。そんな自己嫌悪に陥ったから、一度も言えなかったことを、唇の動きだけで伝える]
あいしている
[嘘ではない唇の動き。 声にならない言葉は、残虐とさえ言われた女の剣先を少し鈍らせることになる]
(63) 2014/07/11(Fri) 02時頃
|
|
「王国の者を皆殺しにせよ!」
[やがて射出された砲弾が国境館を揺らし、黒いスーツに身を包んだオズワルドが吠える。 それを聞いてスーツを着込んだ若い兵士は蒼褪める。 ――若い兵士は白兵戦の経験が薄い。 これは戦場にアンドロイドを投入した弊害であった。
遠隔からの狙撃、もしくは接近して乱戦に持ち込めればいいが、相手に魔法を使われればどうなるか。 セラミック製の盾では防ぐことは不可能だろう。
やがて全ての装備の装着が終わり、二十余名の銃火器を持った小隊が出来上がる。 血を煮えたぎらせるオズワルドは、援軍の接近を待たずに打って出る心算でいた。*]
(64) 2014/07/11(Fri) 02時半頃
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――邪魔立てするな。
[常より低い声が其処に響いた。 威圧するかのような風にあるのは兵を斬りたくはないから。 立場は違えど彼らもこの国の民であり将来守るべき存在。
向かってくる者を薙ぎ払い、命取ろうとせぬのは甘さ。 それでも己の掲げる理想のままにトレイルは動く。
目指すは玉座。 其処で待ち構える父であり王であるその人を倒すために。**]
(65) 2014/07/11(Fri) 02時半頃
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[10人と言われたならば、それを斬れる時間のうちに更に兵を斬ればいい。 男はそんな思いで、護るための剣を揮う。
思い出すのは主の言葉>>49と、妹の言葉>>55。
嘘をついた。
レイには、全て聴かせると。 ランには、帰りを待つと。
そうして送り出した2人のことを思いながら、最期と覚悟した剣を*揮う*]
(66) 2014/07/11(Fri) 02時半頃
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……ハワード。
[先に死なせぬと告げられるも>>50、――その意を反せば。]
ありがとう。今から貴方に、私の全てを託します。 …だから私が良いと言うまで、決してその権利を手放さないで。 この信頼を、裏切らないで。……一人にしたら承知しないわ。
[言外に、先に死ぬことは許さぬと。 見つめ返す視線には、強い意志を込めて。]
えぇ、そうね……必ず、約束よ。 いつものミルクティを、ちゃんと用意してちょうだい。 …ミルクとシュガー、あの配分を知っているのは貴方だけだもの。
[いつものように、張りつめた心をふと弛める的確な一言>>59 必要な時にその言葉をかけてくれる存在の得難さが身に沁みる。]
(67) 2014/07/11(Fri) 02時半頃
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[そうして今一度、目の前の軍服の男に向き直る。>>57]
――信じます。 私は、貴方達を信じるわ。
…改めて。私の名前はパティ。よろしくね。 嬢とか様だなんて無粋なものは、お願いだからつけないで。 ――だって私たちはもう、友となったのだから。…ね?
[決して楽天的な状況ではなかったけれど、 心からの笑顔を向け、古今東西変わらぬ友誼の印に右手を差し出す。 はたして彼の名を聞くことはできただろうか。
脱出路の提案があれば、 ハワードと共に、ジェフとクラリッサの後に続くだろう。]**
(68) 2014/07/11(Fri) 02時半頃
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[今から、などと口にしたものの、>>67 ……その"今"とはいつのことだったろう。
もう何年も前から、 そう、出会った時から、 ――或いは、出会う前から、
その言葉はずっと、そこにあって。 彼に全幅の信頼を置いて、全てを委ねてきた。
それはハワードも知っているはずで、 今さら言葉にする必要のないものだけれども。
それを改めて形にすることで、伝えたかった。 どれだけ自身の中に彼の占める割合が大きいのかを、
……どれほど彼を、大切に想っているかを。]
(-48) 2014/07/11(Fri) 02時半頃
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/* ロルが汚い…ううん気に入らない。丁寧さが足りない。 あちこり描写不足だなと思うし、構成順序が滅茶苦茶だ…w
時系列通りに発言することは、今回は諦めましたん。 いつもなら全部アンカー拾って繋げるところだけど、今回はそれをするだけの余裕がないという(´・ω・`)
くっそ悔しいよおおおおおおおお!!!wwww
(-49) 2014/07/11(Fri) 02時半頃
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/* 誤字するってことは疲れてるよね!w 明日台風で電車止まってくれーwww寝たいーwww
ハワードがかっこよすぎて、中の人卒倒レベルなんだけど!! ねぇどうしたらいい?!どうしたらいい?!
ちゃんと返せてる気がしないんだよ!!!wwwww
彼の一挙手一投足全てに灰で愛をぶつけたいんだけど、 それしてると表が進まないのと、萌が増幅し過ぎてヤバいのと、 あとEPってからSPT(灰)になってしまう必須なので自重。
自重苦しい……どこかで決壊しそうw
(-50) 2014/07/11(Fri) 03時頃
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[>>59日常を思わせる言葉を出して彼女に呼び掛ける老執事と、 それに応じる巫女姫の間には確かな信頼関係が結ばれている事が見て取れた。
軍の人間とは研究を通してしか関わりを持つ心算はなかった。この非常事態で忘れられていても可笑しくはない。
――数年前、少しでもクラリッサの開発を遅らせようと抗っていた男に、 上級大将は自分の一族の功績や、王国に対する呪詛めいた言葉を紡いで、あの国は滅ぼすべきなのだと、早期に完成させる事を迫った。 妄執を孕んだそれらは男の心には響かなかったが、ここで己が手を引けば、いずれは完成する彼女がどうなるかを想像すると薄ら寒く。 クラリッサが完成した以上、彼女が無事に残るならば男の存在価値はないに等しい。 それだけは絶対に避けなければ、と思っているが。]
――…。
[耳が拾った彼の呟き声には、男は苦み混じる笑みで返す。 クラリッサを作る事は男の長年の夢だった。 後悔はしていないが、よりよい道を選ぶ道があったなら、とも思うのだ。]
(69) 2014/07/11(Fri) 03時頃
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[>>68老執事に向けられていた巫女姫の視線は男の方に向けられる。 向けられた言葉は自分達の言葉を信頼するというもの。 その清らかさ、そして眩さ故に、光を浴びた者の黒い感情が色濃くなってしまうのだろうか。]
――ありがとうございます。 自分の…、俺の名前はジェフ・フォルクバルツです。 宜しく、パティ。
[心からの笑顔には不器用ながら微笑みを浮かべて返し。 友誼の印に差し出された彼女の右手には、自分も右手を出して軽く握る。 やがて握っていた手を離し、クラリッサに視線を向けた。]
――クラリス。 現状で最も早く辿り着けるルートを。
[彼女の頭の中に館の内部の図面が入っている事は知っている。そこに索敵能力を加え、採択するルートを演算させる。 やがてルートが決まれば、銃を構えた男は彼女と並び、巫女姫らを導こうと。]
(70) 2014/07/11(Fri) 03時頃
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―館内―
[流れているのは何方の国の血か。 廊下の壁を、床に敷かれた絨毯を紅く染める血液は、死体が傍になければ何方のものとも分からない。 主義主張が違えどその身に流れる血の色は同じ。――同じ人間であるというのに。
敵方の貴族の慈悲を乞う声は無視して銃を向け、 自分を守り、魔法の攻撃を受けた味方を置き去りにして。 オズワルドはアシストスーツを着た隊を率いて館内にいる‘敵’の姿を探し求めていた。 命を落とした者の魂は展開されている呪術の供物となり、その威力を増す結果となっている事を彼らは知らない。
彼らの身に着けた黒いスーツは既に纏う臭いで噎せ返る程の血液を浴び、 歩く音には人工筋肉を繋ぐ金属製の関節の立てる音が混じっているのでそれと分かる。 シェルターへ向かう途中、発見されれば銃口を向けられるだろう。**]
(71) 2014/07/11(Fri) 03時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/07/11(Fri) 03時半頃
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[回廊を兄に託し。少数の精鋭と共に先へ進む。
右手に剣を握ったまま。 目的の扉の前に着けば、開け放つ主の傍らに静かに控え。 玉座に配置された近衛兵の姿に、剣を構えた。
息をゆっくりと吸って、吐く。 元より分の悪い戦いなのはわかっている。
けれども、傍らには何にも代えることのできない、 護りたいものがある。]
(72) 2014/07/11(Fri) 03時半頃
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……レイ。
[護りたい、その存在を。 確かめるように、小さく呟いた。]
(-51) 2014/07/11(Fri) 03時半頃
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[雨音に混じり響く、主の口上を遮るように兵が切りかかってくる。>>60 その一撃を受け流すのを確認しながら、身を構え。
続くのは、低く響く凄みのある声色。 威圧的なそれに一瞬怯んだ兵の表情を見逃さず。 追い打ちをかけるように、鳩羽色が躍り出た。>>65]
(73) 2014/07/11(Fri) 03時半頃
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邪魔する者は、斬る――……!
[剣の切っ先が、軌跡を描き。紅が散る。
兵の懐に踏み込み、繰り出した一撃。 狙うは足、腕、肩。致命傷にならぬよう、けれど動きを阻むことを重視した太刀筋は、主の理想を反映したもの。
次に動いたのは、どちらが先だったか。 幕が切って落とされたように、次々と向かってくる兵を薙ぎ払い、切り捨てる。
玉座を目指す主から、決して離れすぎぬよう。 けれど立ち塞がる者には容赦せずに――。]**
(74) 2014/07/11(Fri) 03時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/07/11(Fri) 05時半頃
子守り パティは、メモを貼った。
2014/07/11(Fri) 07時半頃
子守り パティは、メモを貼った。
2014/07/11(Fri) 07時半頃
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/* 自分だけの問題じゃなくて良かった。
そして村建て占いかかると死ぬ役職取ってて良かった。じゃなきゃ気づかない可能性が(無能
(-52) 2014/07/11(Fri) 08時半頃
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/* まぁ、今日占っちゃうと逆呪殺も有り得るしの…
眠い… 昨晩はお嬢のメモ見てメモ返そうとしてる途中で寝てた… ボタン一個押せてなかった…無念…
(-53) 2014/07/11(Fri) 11時頃
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/* おつかれさまです、ヒセツさん。
(-54) 2014/07/11(Fri) 12時半頃
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/* TLに推定ヤニクの人みえたから大丈夫かな。
もしやばかったらヴェス兄がミッシェル飼いにいきます(表現
(-55) 2014/07/11(Fri) 13時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/07/11(Fri) 16時半頃
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/*村始まって速攻寝落ち&今もパソコン不調……。
なんか早くも不安。頑張る。
(-56) 2014/07/11(Fri) 17時半頃
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/* あ、あれ…。 誰も洋館付いてない感じ…?
これはあれか。いの一番に着いて羊羹出すロルを回すチャンスか…(何だそれ)
(-57) 2014/07/11(Fri) 18時頃
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/*ちなみに、執事主従と自動人形主従がキャッキャしてるのを中の人は大層羨ましく眺めておりますが、アレなのよね、ヤニクはそんなん絶対出来ないっていう…(笑)
今回はイチャイチャしない、今回はイチャイチャしない…。
(-58) 2014/07/11(Fri) 18時頃
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/* でもあれよね。こないだの見学参加の時も慣れ合い嫌いみたいな人だったし…。もう、なんというか…。
(-59) 2014/07/11(Fri) 18時頃
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/* 拾い忘れというか、返しを打ってる時に見落として、最初に見たのを勘違いと思っていたものが。 主の手、後で握る。
(-60) 2014/07/11(Fri) 19時半頃
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/* しかし東の敵さん、えぐいな。好き。
(-61) 2014/07/11(Fri) 19時半頃
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[近くヨーランダの声が聞こえる。 殿下、ではなく、愛称を綴った彼女に視線を向けた。]
ラン。
[愛しげに彼女の愛称を呼び返し、 厳しい状況のなか、笑みを浮かべみせる。]
(-62) 2014/07/11(Fri) 20時頃
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[玉座に向かうトレイルの背からは ヨーランダの声が凛と響く。 片腕である彼女の剣捌きまでは見えぬものの この場にいる兵に傷つけられるほど彼女は弱くない。 トレイルが信頼する騎士は華麗な剣技で敵をさばく。]
――――……ふ。
[その気配にトレイルは小さく笑みを浮かべた。]
(75) 2014/07/11(Fri) 21時頃
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/* 主と妹がイケメンで、この兄嫁に刺されるとかいいとこなさすぎて笑えてきた。
(-63) 2014/07/11(Fri) 21時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/07/11(Fri) 21時頃
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なにか、ですか?
[先生が違和感を感じたようです。 現在は特に感じるものはありませんが、少し周囲を探って見ましょう。
―…熱源センサー起動、索敵範囲を拡大します、続いて磁気、光、化学、そして魔法センサーを同時展開していきます。]
…魔法です。 魔法が来ます。 標的は―…。
[と、さらに仔細に調べようとしていたら、パティが倒れてしまいました。どうしたのでしょう。
いや、これは…パティからも魔法の痕跡を感じます、対抗しようとしたのでしょうか。少なくともパティが元ではないようです。]
(76) 2014/07/11(Fri) 21時頃
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[今はパティよりも現状を把握することのほうが重要です。 感覚を研ぎ澄ませます。
…これは、でも、どうしてでしょう。 混乱してしまいます。 だって。]
熱源も確認しました。 つづいて、こちらに砲撃が来ます。 …マスター!
[味方からの砲撃を確認しました。 任務どころか、砲撃を行う通信さえ私には届いていません。 結論は出ませんが、今はそれよりも、熱源の方向からマスターを守るように立ちふさがりました。 意味があるかは分かりません、しないよりはマシでしょう。 マスターを守るのは私の役目ですから。]
(77) 2014/07/11(Fri) 21時頃
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[すぐに衝撃は来ました。 館は揺れましたが大破まではしなかったようです。
壊れた窓から降りこんでくる雨は戦争の景色でした。 その光景はなんだか寂しかったです。 …怒られてしまうでしょうか。 だって、、そこが私の正しい居場所のはずなのですから。]
(78) 2014/07/11(Fri) 21時頃
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マスター。 指示をお願いします。
[味方からの攻撃に私は判断することができなくなっていました。 私達は敵なのでしょうか? ならば私は私達を殲滅するべきなのでしょうか。 でも、それは…。 何にもわからなくなって、混乱の中でマスターに指示を求めました。 私が考えなければいけないのに、これでは褒めてもらえます。]
了解しました。
[そして、マスターが指示をくれました。>>57 考えることをやめて、頭のなかをクリアにします。 私は与えられた任務の遂行します。
今は戦闘用のアンドロイドです。 命令に従えばいい、それが私の役割です。 そう言い聞かせて逃げてしまいました。 情けありません。]
(79) 2014/07/11(Fri) 21時頃
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…ついてきてください。
[マスターとパティ達が言葉を交わしていました。 その間にスカートで隠していた二丁のマグナムうち片方を取り出します。 整備しておいて良かったです、それだけは少し前の自分を褒めてあげました。 警戒態勢を維持し、館内の状況を把握していました。
最後、マスターに命令される頃にはすべてを終え、マスター達を導きます。>>70 隣に並ぼうとするマスターよりも少し速度を上げて、先頭に立ち進みます。]
(80) 2014/07/11(Fri) 21時頃
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[10人までと、妻は言った。 男がその数を斬り捨てるまでは、己の妻であると。
宰相家の婿養子が、宰相シビルの信の厚い兵を、止血の難しい傷を残す刃で屠る様は、誰が見ても謀反人であることを示した。
それでも、少しだけ離れたところで佇むリンダはそれを黙って見守っていた。
兵が、リンダの名を呼ぶ。男の乱れぬ剣撃により、回廊に血の飛沫が飛び散る様に怯え、震えた声音で]
(これで、8人目だろうか……)
[兵の怯えた声は、男の剣が放つ一閃で潰えた。重心を失い倒れる音を聞きながら、斬り殺した兵の数を反芻する。
弓で武装した兵はまだこちらには来ていない。それが幸いして、男が負うのはただの掠り傷]
(81) 2014/07/11(Fri) 21時半頃
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[敵とした兵から負う傷を痛いと思うことがないのは
トレイルを、そしてヨーランダを敵としなくてはと、己につかせた嘘の痛みの方が遥かに痛かったから。
そうして、密かに支えになれればと願って妻とした女をこんな形で裏切る痛みのほうが
斬り結ぶ兵から浴びせられる頬や肩の傷と比べて、男には重く感じる痛みだった]
(82) 2014/07/11(Fri) 21時半頃
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[ルート上には味方の姿が確認できます。 味方から砲撃が来ているこの状況では可能な限り接触を回避するべきでしょう。数が少なく、距離を遠回りしないルートを選択して進み続けています。
今のところ、接触しないで済んでいますが、もしも接触した場合私はどうするべきなのでしょうか。
私は誰にこの銃口を向けるべきなのでしょうか。
頭のなかがショートしそうです。 …いや、今は、与えられた任務だけ考えましょう。
でも、それはすぐに甘い考えだと分かりました。]
ここから2つ目の角を曲がりますが、その先で味方と接触します。
[接触は避けられないようです。 …弱い私は、またマスターに頼ってしまいます。 情けなくて仕方ありません。]
(83) 2014/07/11(Fri) 21時半頃
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[玉座は目前。 目的の人物――現王の姿も近くある。 王は立ち上がり剣を抜く。 それを護るように二人の近衛が前へと出た。]
――…私を、阻めると思うか。
[近衛を一瞥し利き手の長剣で一人を薙ぎ棄て もうひとりの剣を左手のソードブレイカーで受け止める。 阻まれてはならない。 背を預けるヨーランダの為にも 道を拓いてくれたヴェスパタインの為にも 信じてくれる臣と民のために。 もう一人を跳ね除け、ついに対峙するは、暴虐の、王。]
(84) 2014/07/11(Fri) 21時半頃
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[少し後ろで走るマスターに]
マスター、私はどうすればいいでしょうか。
[情けのない声で尋ねました。]
(-64) 2014/07/11(Fri) 21時半頃
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/* メモが物凄く中身です(震
(-65) 2014/07/11(Fri) 21時半頃
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[王は血をわけた兄を殺した。 王は血をわけた弟を殺した。 トレイルの側近であるヨーランダの母であり 乳母であったその人を殺したのも王の意思。]
――…父上。 もうお止め下さい。 民を苦しめるのも――、 罪なきひとを殺めるのも――、もう。
[まだ少年だった頃。 繰り返した忠言を大人になったトレイルは口にする。 心入れ替えてくれるのなら、と そんな淡い願いを込めて向けた言葉は一笑された。]
(85) 2014/07/11(Fri) 21時半頃
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[そして、時間が来ました。 2つ目の角を曲がった先数人のアシストスーツを着た味方に遭遇しました。
彼らは迷うことなく私達に銃口を向けてきます。 だから、私はマスターたちを庇うように立ち塞がります。 そして、]
……っ。
[彼らに銃口を向けることが出来ませんでした。]
(86) 2014/07/11(Fri) 21時半頃
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/* そして、2連続にあってる…。
(-66) 2014/07/11(Fri) 21時半頃
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[昏い王の眸がトレイルへと注がれる。 殺意を露わにする父に子の願いは通じない。]
――――父上!
[トレイルは再度呼び掛ける。 以前は優しい父だった。 以前は良き王だった。 けれどその王の切っ先がトレイルの首を狙う。]
……っ
[己の声は届かないのだと知れた。 半歩後ろに下がれば切られた髪が数本、はらりと空を舞う。]
(87) 2014/07/11(Fri) 21時半頃
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(9人目。)
[斬り倒した兵の断末魔、己に降りかかる返り血の雨を遠くのことに思いながら、男は護るべき2人の愛称を合わせた様な刀匠の名が刻まれた剣を揮う。
目に見えて判る謀反人である男を無視し、王の玉座に増援として足を向ける兵士がいないのには理由がふたつあった。
ひとつはここで、王を、そして宰相を裏切る蛮行をする男を止められなければ、簒奪者として玉座に向かった王子の戦力を増やすことになるから。
もうひとつは、絶対忠誠の王臣の娘であるリンダが、ただ静かに夫であるヴェスパタインの蛮行を見守るという図に違和を覚え、足を動けなくした者が多くいたから]
(88) 2014/07/11(Fri) 21時半頃
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[そうして男が約束の10人目を屠り、すぐ様次の兵を斬り殺そうと身を翻したその時、
─これでおしまい。─
血の匂いに溢れ、外の雨音に包まれた回廊に、リンダの静かな声が落ちた。
妻の怜悧で玲瓏な声と同時。 男は己の腹部に、いつの間にか鞘から抜かれたリンダのサーベルの刀身から放たれた一撃を喰らっていた]
(89) 2014/07/11(Fri) 21時半頃
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ぐっ、ぁ……ッ……
[肉を貫く刀身と、それに纏う血の音。それに乗るようにして、男は低い呻きを、せり上がる吐き気とともに落とした。 同時に、男の腹部を抉る刃が抜き取られる。
周りにいた兵士達は静まり返り、男がその場に膝をつく様に見入っていた。
リンダの放つ斬撃は、一瞬で敵の命を摘み取ることが常と言うくらい多く。 床に崩れたとはいえ、未だ息のある男の様にその場にいた者は全て──兵士達も、長く彼女といた夫であるヴェスパタインも、そうして刃を奮ったリンダですらも、暫し呆然としていた]
(90) 2014/07/11(Fri) 22時頃
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[狂気の色を宿す王。 西の大陸から流れ着いたというまじない師を召し抱えてから 徐々に変わっていってしまった。 まじない師を遠ざけようとした忠臣は悉く処分されて 残るのは貴族と癒着し甘き蜜を吸う悪臣と いつか王が目を醒ますことを願う健気な臣下。 ヴェスパタインが婿養子となったリンダの父である宰相は後者だろう。 元凶はまじない師なのだと思えど誰もそのまじない師を倒せない。 不思議な、この大陸にはない力をもつその者は今も何処かで嗤う。]
――――っ!
[実父へと呼び掛ける声は音にならない。 現王が振るう剣をすんでの所で躱した。]
(91) 2014/07/11(Fri) 22時頃
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/* 再起動と戦っていたら…ろるが消えているでござる・・・。
(-67) 2014/07/11(Fri) 22時頃
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元々大病に犯された境創に御座います。 膿を吐き出させるのも良い機会でしょう。
――――何より、無血の革命など、アヤの神が許しますまい。
[彼女の焦燥を解すように口にするのは、 東の大陸の神話にも名を連ねる死を司る一柱。 御魂の蔓を垂らし、黄泉へ誘うとされる存在。>>47
国を変え、道を正すと決めた時から、 彼女に鮮血で出来た重石を背負わせると理解していた。
だからこそ、彼女をこんな場所で失う訳にはいかない。 遥か昔に立てた決意は、声色に僅か硬いものを滲ませて。]
(92) 2014/07/11(Fri) 22時頃
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[手元を狂わせた残虐な鬼神の如き女騎士に呆然としながらも、男は頭の片隅で思う]
(──ああ、これで、 レイ、の…… ……ラン、の──…… )
[一撃で終わらずとも、致命傷を負ったのは判る。抉られた腹部からごぼりと溢れる血を左腕で抑えるのは、妻に対する強がり。 肩を激しく上下させ、繰り返す喘鳴が徐々に弱くなることで、そんなことは意味などなさないけれど。
それでも、男は思う。 ぼんやりと、けれども強く]
(盾には、なれた……、か?)
[未だ信じられないものを見ているような表情をしながら動けぬ兵士達を、ぼやける視界で確認しながら、唇に笑みを浮かべたい衝動に駆られる。 痛み、徐々に熱を失いゆく身体ではそれは叶わないけれど]
(93) 2014/07/11(Fri) 22時頃
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お互い腹に抱える蟲が煩わしいところですが、 嘆いていても始まりませんな。
[青年の声>>54に浅く首肯を返せば、自身も左右に下げる長剣を抑える留具を弾き、即座抜刀適うように、臨戦に身を置く。
両国の暗部を間近で見てきた男は、最悪の事態に驚きもせず、坦と彼の言葉に耳を傾けた。]
ふむ、活路がお見えですか。 出世街道から弾かれました経緯が目に見えるようですな。 ――――頼りにしておりますぞ。
姫様、此度ばかりは御転婆を咎めませぬよ。 ―――…走れますか?
[青年に冗句を向けながらも、ツ、と彼女に呉れる眼差し。>>56 迷いを抱え、悔いを抱えても、老獪な男は、彼女に足を止めさせない。 仮令、眼前の彼等が敵であったとしても、彼女を生かす確率が上がるのならば、否を唱える理由が無い。
信頼と言うには打算の割合が大きくは合ったが、>>57 主人が信を示したことにより、一時的な共同線を張る。>>68]
(94) 2014/07/11(Fri) 22時頃
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[主人の声に応じるように、すらりと左右から引き抜く刃。 銘を持たない無刀は銀を鈍く輝かせ、 数度持ち替え、五指に馴染ませる。
英雄が誉れとして持つ二振りではなく、 現実を切り裂いて、血塗られし道を進むための太刀。]
―――…私はハワードと申します。 殿は僭越ながら、私めが。
[軽く顎を引いて目礼を適え、一拍置いてから主人へと向き直り。]
(95) 2014/07/11(Fri) 22時頃
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[老いた王が持つのは重き宝剣。 何度か振るううち息がきれて動きが鈍る。]
父上、終わりにしましょう。
[ふっと身を屈め、鎧の継ぎ目を狙い剣を突き立てる。 胸の下、肋を縫うようにして埋め込まれる剣先が内臓へと達する。 首を落とせば痛みは長引かぬはずだった。 けれど甘さゆえにそれが出来ず、意図せぬ苦しみを与えた。]
(96) 2014/07/11(Fri) 22時頃
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[彼女と視線が合えば、強い光は一時鳴りを潜め、 撓むように微かに揺れる。]
必ず、貴女をお護り申し上げます。 決して、お一人には致しません。
この生も、技も、剣も、全て―――、
[あの時から全て。 残り少ない魂の十全を彼女の為に使うと決めている。
世界が閉ざされたその先でさえ、 彼女を崇拝し、信仰する唯一の徒で在り続けようと。]
(-68) 2014/07/11(Fri) 22時頃
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|
――――全てを、貴女に捧げましょう。姫様。
[己の胸前で切る刃の十字、十字架に見立てて死を拓く。 アヤの神が護りし冥府の門を開かせる所作は、古い通過儀礼。
この地に少ない戦士の作法。 刃の向こう側から、主人へと視線を重ね、 場にそぐわぬ常の色合いで、にこりと微笑んだ。*]
(97) 2014/07/11(Fri) 22時頃
|
|
[向けられた視線に、呼び返される愛称に。 手を伸ばして、触れたくなる指先を律し。 存在を確認すれば、一瞬だけ笑みを返す。]
………行くよ。
(-69) 2014/07/11(Fri) 22時頃
|
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[わかっているから。
だから、その温もりが存在しているだけで幸せだと。 雪より冷たい肌、硬く置物のようになってしまった母の手の感触がこびりついて離れない。 失うことの恐怖に比べたら。
なんと、幸せなことだろう。
喩え反乱を勝利に納めた後。 彼の傍らに立つのが、自分ではなくても。
触れる手が。優しい声が。紡がれる愛称が。 一介の従者や家臣ではなく。 呼ぶことを許され、幼馴染という特別を向けてもらえるだけで満足だと。]
(-70) 2014/07/11(Fri) 22時頃
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[満足だと、幸せだと、言い聞かせるように――――。]
(-71) 2014/07/11(Fri) 22時頃
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[主の背中を護りながら、玉座への道を切り開いていく。 叫びが、呻きが、怒声が。 剣同士がぶつかり合う中、絶え間なく響き続ける。
背後を狙おうとした兵の腕を、振り返りざま切り落とし。 向かう先、玉座から王が立ち上がるのが見えた。]
――……殿下!
[近衛兵二人を相手にする姿に、あの程度なら大丈夫だとわかっていても思わず声を上げてしまう。>>84 援護に向かおうと足を向けようとした瞬間、 すぐ横で風を斬る音に反射的に飛び退いた。]
(98) 2014/07/11(Fri) 22時頃
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邪魔は、させない……っ。
[身を低くし、足の健を切り。 その間も、ちらちらと意識は玉座の方へと。]
(99) 2014/07/11(Fri) 22時頃
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[視界が眩む。 その先に回廊から雨降る外を眺めれば、黒い羽を広げる何かが見える>>0:302。 蝶なのか、蛾なのか。もう既に男には判断がつかないけれど]
っ、ぁ、くっ……
[そこを斬られたわけでもないのに、次第に胸に潰されたような苦しさを覚え、その痛みに悶えるようにして身体を床に転がせた。 そんな男の前に、湾曲した刃先に血を滴らせる剣を握ったリンダが膝をついてみせた。
瞳とは、こんなにも重く、動かしづらいものだっただろうか。 ぎこちなく視線を上げ、男はリンダを見た。霞む視界で、その表情は上手く読み取れなかったけど]
(──ああ、でも……)
[まだ耳は、身体よりも、目よりも、呼吸よりも、正常だった。 呼びかけるリンダの声を拾い、男はそれを理解する]
(100) 2014/07/11(Fri) 22時半頃
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[ ─旦那様に、あの人達を斬らせなくて正解でした。……だって、鬼神なんて言われている私ですら、夫を斬ることに手元を狂わせるんですよ─
そう鼓膜を震わせるリンダの声に、男は上手く力の入らない片手を、震わせながら伸ばした。 声で、彼女がどんな表情をしているか理解出来たから。
けれど呼吸が更に弱り始めた男には、己の腕を妻の頬に、眦に伸ばす力は残されていなかった。 だから、男の指先は剣を握る妻の手へと、力なく伸びた]
(101) 2014/07/11(Fri) 22時半頃
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[現王が呪詛の言葉を吐き捨てる。 ノルドモーネでは聞かぬ綴りで始まり そうして王は、ゆるさぬ、と、呪い殺す、と我が子に向ける。]
赦されぬ罪を負う覚悟は出来ております。
[トレイルは静かに父の言葉を受け止めた。]
――…名を呼んではくださらぬのですね、父上。
[剣を交える間も一度たりとも名を呼ばぬ父に 子は僅かかなしげに目を伏せる。]
(102) 2014/07/11(Fri) 22時半頃
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[リンダは少しばかり涙の混じる声で続ける。
─あなたは私より、ずっと優しいしですもの。妹さんと……弟さん、斬れたとしても、うんと手こずって、もがき苦しませたことに耐え切れなくなるわ─
だから、そうならなくて良かったと。溜め息混じりに呟く妻の手に、男は持てる力で縋る。
─最期のさいごで甘えてくるんですか、それとも、私の足止めですか?─
そう呟く妻に、指先は跳ねのけられてしまった。
彼女に、どちらもだと告げる力は、もう男には残されていない]
(103) 2014/07/11(Fri) 22時半頃
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ー洋館周辺の森ー
[しとしと しとしと
雨が降っている。
地雨のようなソレはずいぶんと長く降り続いているようで、地面に水溜まりを作っていた。]
・・・。 どこだ・・・。ここ。
[地面。
その地面は祖国の砂地と違う。以前侵攻のために訪れた異国の大地に似ているような。
いったいここはどこで、どうしてこうなったのか。 いつの間にか雨の降りしきる地面に伏していた体を起こすと、ミッシェルの姿を探した。]
(104) 2014/07/11(Fri) 22時半頃
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[王の目がトレイルの騎士たるヨーランダへと向く。 何か紡ぐ様に、トレイルの頬が引き攣る。]
……お止め下さいっ! 彼女にまでそのような言葉は、
[制する声を掛けても止まぬ王の声。 それを止める為、トレイルは剣を振り下した。 ごろりと、赤い絨毯の上に転がるは王の首。 子殺しの親を、残された最後の子が殺した瞬間。]
(105) 2014/07/11(Fri) 22時半頃
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[彼の声に誘われ、先行するは少女らしい。>>70 部下と言うには、身運びの基礎が傍らの青年と違いすぎる。 青年の地位を脳内で計りかねながらも、疑問は一先ず頭の隅に退け、四つの足音は前進を選択。
館を進むほどに、木造建築が焦げる匂いが鼻につく。>>71 鼻腔を擽る悪臭は、巫女の心身に穢れを齎すかも知れぬが、 自身にとっては慣れ親しんだ戦場の香。
此方の諸悪の根源は、既に高見の見物を決め込んでいるのだろうが、館が崩れるまでは安堵の息も零れまい。 反呪の殺傷力は当人が誰より知っているのだから。
―――必ず、この混乱に乗じ、動くはず。
男は経験則でしかないと嘯いた直感で、敵国以外の強襲も悟っていた。]
(106) 2014/07/11(Fri) 22時半頃
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[リンダは立ち上がる。夫であった男に、空を握らせるのではなく、愛剣を握らせて。
─あいする2人を護って死ぬ証ですよ。……本当は苦しませたくなかったけど。でも─
─苦しむ時間があるぶん、もしかしたら。貴方が護りたかった人達と、一緒に黄泉路へと逝けるかもしれませんね?─ ]
[落ちる声には、もう涙は混じっていない。けれど最後に一言、ごめんなさいと言い、リンダは周りの兵を無視して玉座へと駆けていった。
彼女が辿り着く頃、トレイルとヨーランダは目的を達しているだろう。 それは男が、盾として一応は機能した証]
(107) 2014/07/11(Fri) 22時半頃
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/*すみません顔出しが遅くなってしまって。。。とりあえず、回想で回そうかな思います。
やっぱり大筋しか考えてませんがw
(-72) 2014/07/11(Fri) 22時半頃
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[援護するヨーランダの声は届いていた。 彼女の声も、気配も、無事の知らせ。 彼女の顔を見たいのに、振り向けない。
今は酷い顔をしている、と自覚があった。 心配させてしまうかもしれない、と そんなことを案じて王を屠ったまま動けずにいる。]
(-73) 2014/07/11(Fri) 22時半頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2014/07/11(Fri) 22時半頃
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流石に、多勢に無勢ですな。 交戦は避けられますまい。 道を拓きますので、足を止めてはなりませんよ。
[遠くで聞こえる銃声に、五感を鋭く撒いて、神経を研ぎ澄ませる。 重い足音は、一つ、二つ、三つ…、数える程に瞳を細め。>>83]
―――……さぁ、生きますよ。
(108) 2014/07/11(Fri) 22時半頃
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[…は主の「目覚めていた」発言>>*2 に口を引き攣らせた。]
ハ、変態の神様なんて願い下げだっつの。 ていうか、何でオレなんか連れてきたんだ…
[言葉の後半はほとんど独り言だった。どうせ目の前の彼女は退屈しのぎとしか答えないだろう。…は着々と縛られていく男を一瞥して、部屋から去ろうとドアノブに手をかけた]
(@5) 2014/07/11(Fri) 22時半頃
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―――――、
[後方を勤めていた男は、息を細く吸い込むと重心を低く変えて床を蹴り上げる。 人の胸位置より低く跳ぶは俊足、革靴の裏が瞬く間に磨り減り、 クラリッサが息を飲む声>>86が終わる前に、疾風が脇を抜けた。
空を切る音すら響かせず、閃かせる刃は右から。 全身を覆うアシストスーツを唯の剣で断つことは出来ないが、 人が身につける物ならば、必ず駆動部が存在する。 狙いは柔軟に製作せざるを得ない関節部。
若い兵士の眼前で急停止を掛け、一条の光が奔る。 ――――途端、膝から噴出す赤の色。
腿を乗せる膝の皿を砕く旋回。 宙に描かれた朱色は、一層血臭を濃く芳せた。]
(109) 2014/07/11(Fri) 22時半頃
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[出会い頭の機動力を削げば、後続も動揺を隠せない。 そのまま右の踵を軸とし、左手の刃を逆手に持ち替え、 倒れ行く兵士の背後で踏鞴踏む新兵の足首に一突きを繰出す。
クラリッサの息が体内に呑み込む間に、 二つの影がバランスを失い、地に伏せる。
実践に慣れぬ青兵士は片足の機能を喪失し、 再起に結びつくだけの胆力を持ち得ない。]
―――早く。 止まってはなりません、御進み下さい。
[一陣の風如く、閃光が二人を切り捨てたが、これで全てでない。 寧ろ、居場所が知られたことにより、包囲網が敷かれだす。]
(110) 2014/07/11(Fri) 22時半頃
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[リンダがヴェスパタインに、己の手ではなく最期に愛剣を握らせること>>107を選んだのには、言葉以外にも理由があった。
彼が最後にきちんと触れたのは、トレイルの伸ばされた手>>24。 それをしかりと握り返し、あの鉄面皮の旦那様が口許に静かに、けれども優しげな微笑みを浮かべた一瞬をきちんと見ていた。
素敵な人だと思わせてくれた笑み。少し羨ましいと思える関係。
それを取り戻したヴェスパタインの最期の時くらい、邪魔はしないであげようと。 どこか卑屈な愛情であり、夫への理解だった。 決して伝えられることでないけれど]
(-74) 2014/07/11(Fri) 22時半頃
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[まともに機能していた聴覚も、やがて膜に覆われたような耳鳴りを持ってその機能を失っていく。
しているのかどうか判らないくらい、呼吸が小さくなりながらも、男はトレイルと、妹の願いが成就されることを願い、そうして彼らが生きることを願った。
それがこの男が迎える筈だった、最期の時*]
(111) 2014/07/11(Fri) 22時半頃
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[しかし、ノブは回らなかった。金属製の優美な取っ手は氷漬けにでもなったかのように冷たい。…は悟った。主の、仕業だ。 …は彼女に向き直った。]
おい、オレらまで閉じ込めてどーすんだよ
[努めて軽い調子を装う。が、知らず知らずのうちに…は両手を固く握りしめていた。]
(@6) 2014/07/11(Fri) 22時半頃
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[ヴェスパタインが握り返してくれた手で 実父の命を奪った。
彼が切り拓いてくれた道を走り 目的を果たしたと思えば それは誇れることだとも思うのに。
親殺しの罪が重くトレイルの心に圧し掛かる。]
――――……。
[よくやった、と彼が褒めてくれるなら この心に降り注ぐ雨も止むだろうか。 雨降り注ぐ世界で、動けぬままそんなことを思う。]
(-75) 2014/07/11(Fri) 22時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/07/11(Fri) 23時頃
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安らかにお眠り下さい。
[ぽつ、と王の首に声を落とす。 ゆる、と顔をあげてトレイルは振り返る。 玉座の前に立ち高らかに声をあげる。]
――王は身罷られた。 剣をおさめよ、もう争いは終いだ。
[王として名乗りをあげるその前に 柱の影に配された弓兵がトレイルの胸を狙う。 強力なその弓矢は狙いをやや下にそれながらも トレイルの身を貫いていた。]
(112) 2014/07/11(Fri) 23時頃
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/*サイモンさんのお料理レシピ思いつかなくてぬーん 簀巻きじゃぬるいです?如何様にしましょうかぬーん*/
(-76) 2014/07/11(Fri) 23時頃
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─ 玉座の間 ─
[リンダが駆けたその時、既に彼らは事をなし終えた後だった。 >>105転がる王の首を掻き抱くことはせず、ただただ呆然とそれを見下ろす父シビルが玉座の傍らで立ち尽くしている。
子供の頃、よく父から聞かされた。 王はシビルの救い手だったと。だから自分の全てを持って、支えてやるのだと。 お前が男だったら、その手伝いをもっとしてもらえるのに。 そう苦笑もしながら]
殿下、それからヨーランダ様。 ……わたくしの剣で、ヴェスパタインを処断してきました。まだ、息はあると思いますけど。それでも、致命傷は与えましたので。
同じ剣で、王への反逆の罪を処される。それもまた、一興ではございませんか?
[それだけ言って、鬼神と呼ばれた女騎士は王を殺した者を罰する為にサーベルを握り締め、素早く突進していった。 その湾曲した刃先には、未だ彼らが兄と慕う者の腹部を抉った時に塗れた血が滴っている]
(-77) 2014/07/11(Fri) 23時頃
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/* つい打ちたくなり。
危ない、投下しなくて良かった……。
妹に秘話を送ってアヤ様にチェンジしたい。アヤ様いうとなんかこう、違う何かが浮かぶ(
(-78) 2014/07/11(Fri) 23時頃
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[衝撃に一歩、後ろへと下がる。 其処にあるのは玉座で、傾いだ身体がそれに受け止められる。 視線を下げれば、腹の上に突き刺さる矢が見えて 其処から、赤がじわと滲み、溢れだす。]
――――……。
[視線が、彷徨う。 探すように移ろう眸が、ヨーランダを見つけて]
ラン 。
[と、小さく彼女の愛称を呼び、微かな笑みを浮かべる。]
(113) 2014/07/11(Fri) 23時頃
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[様々な音が交錯する中。 主の声だけが、はっきりと聞こえる。>>85>>87
苦しさを、願いを、未だに慕う想いを。 含んだそれが、届かないことを確認する姿は。 表情こそ見えないが、兄に裏切られた時の自分と重なり、痛々しさに胸が軋んだ。]
――……っ、殿下避けて!
[王の切っ先が主の髪を掠めたのを見て、駆けつけたい想いに駆られる。 けれども、王を守る為揃えられた兵の数はまだ多く。 民兵と違い、鍛錬を欠かさない近衛兵は手強い。 力技で多人数を一度にねじ伏せることができない自分には、 それを一人一人、地道に戦力を削って行く他、道はない。
せめて、二人の邪魔はさせないよう。]
(114) 2014/07/11(Fri) 23時頃
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/* 主ーーーーーっっ
(-79) 2014/07/11(Fri) 23時頃
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[不意に、聞き慣れぬ言葉が耳を掠めた。>>102 剣を交わしていた皆、動きを止め玉座へと視線が注がれる。
そこに在るは、王に突き立てられた剣先。>>96 それに力を籠める、王子の背中。 王側の兵たちに、動揺が走る。
まだ王に息はある。 だが、どちらに軍配が上がるかは想像が容易い。]
――……やった、……。
[これで終わる。 そう思った瞬間、現王の昏く淀んだ瞳と、目が合った。>>105 何かを紡ぐように、動く唇。 主のものと違い、聞き取れないそれに耳を凝らし――。]
(115) 2014/07/11(Fri) 23時頃
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――――――…っ、ぅあ、
[ビリ、と右腕に走った熱に息を呑む。 剣を取り落すことはなかったが、左手で咄嗟に右腕を掴み。
――――ごとり、
王の首が、赤い絨毯に転がる音がした。]
(116) 2014/07/11(Fri) 23時頃
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[>>94生き延びねば、という言葉に老執事からも首肯を返され、 彼が双剣の止め具を弾くのを目にした。 記憶の何処かに引っ掛かるものがあったが、今は呑気に問うている暇はない。 先の反応と言い、彼は一介の執事ではないらしい、と男は感じていた。
冗句には口元だけを上げて応じてみせる。 仮初の共同戦線。 クラリッサの身体能力に関しては心配していないが、巫女姫が無事に逃げ切れるかだろうか。 大人しい深窓の姫君とは今までの態度からに思ってはいないが。
>>95二振りの剣を抜き放ち、彼が殿を、という言葉には迷いなく頷く。]
――お願いします。
[彼女に全てを、と語る様は、騎士のようだと思った。]
(117) 2014/07/11(Fri) 23時頃
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[>>80並走しようとしたが、人ならぬクラリッサの足の方が早く、彼女の僅か後方を走る事になる。 背中のホルダーに装備していた銃は20発の弾丸を放つ事が出来る。 銃の安全装置を外し、男は人を撃つ覚悟をした。
国境館が砲撃に晒された時から彼女の心が乱れている事は何となく気付いていたが、何か声を掛けてやる余力はなく。 >>83前方を行く彼女が、ルート上に味方の存在を感知して更に混乱している事までは分からずに。]
(118) 2014/07/11(Fri) 23時頃
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─ 弱くなる呼吸の中で ─
[男はぼんやりと、久しぶりに見た妹を思い返した。
昔は、何かあれば駆けて抱きついてきてくれたのだが]
最期になるなら、自分から抱き寄せてみれば良かったか。
[なんてガラにもない冗句は、弱くなる鼓動を奏でる胸の中で呟いた]
(-80) 2014/07/11(Fri) 23時頃
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[アンドロイドと人間が共生する為に、アンドロイドの行動には幾つか制約があり、 ディステル・フライハイテンのある研究者が作った三箇条にそれは集約されている。
一つ、人間を傷つけない。また、人間が傷つく危険を看過しない。 一つ、人間の命令に従う。 一つ、上記二つに反しない限り、自己が損壊しないように身を守る。
――戦闘用アンドロイドに関しては、人間は味方のみを指す、と定義されている。]
(119) 2014/07/11(Fri) 23時頃
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― 館周辺の森 ―
[雨が降っている。
元々の出身は森であるにも関わらず、此処はひどく居心地が悪い。 長く砂漠で暮らしすぎたせいか、それとも。
戦の少し前。髪を滑った黒い翅。 何故あれを思い出すのか。
考えを巡らせるうちに身を起こす気配>>104を感じ取り、その方向に声をかけた]
……意識が戻られましたか
[いっそ死んでいれば良かったのに。 彼の死の可能性を疑わなかったのは、左手の枷を付けられているような違和感が消えていなかったからだ。
遠く離れた場所で操られるより、いつものように命令を受けながら動く方がいい。 傍らに控えていたのはそんな理由だ]
(120) 2014/07/11(Fri) 23時頃
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[彼女からの報告に男は瞠目する。
男は彼女に‘三箇条に則って行動せよ’と指示を出していた。 戦闘になった場合、彼女には味方を攻撃する事は出来ない。 下手をすると、彼女のOSに重大なエラーが生じてしまう。]
――…っ。
[向こうが銃器を構えているとは知らず、男は咄嗟に言葉を紡ぐ事は出来なかった。]
(121) 2014/07/11(Fri) 23時頃
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[彼女の声からは現状への混乱や動揺のようなものが感じられた。]
話し合いを求めよう。 彼らにパティたちを殺すメリットはない筈だ。
[男は只、そう告げる。]
(-81) 2014/07/11(Fri) 23時頃
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/* わー大丈夫です!?お疲れ様です…!
回想了解です、ざっくり大筋教えて頂ければこちらから回してみようかと……
(-82) 2014/07/11(Fri) 23時頃
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[>>86やがて彼女の言葉通り、2つ目の角を曲がる。 廊下は数段濃い血臭がして、男は咄嗟に口元を左手で覆って顔を顰めた。 クラリッサの背中の向こうには黒いパワーアシストスーツ姿の兵士の姿が数名。
どんな命令が下されているのか、彼らは迷うことなく此方に銃口を向けた。 クラリッサは自分達を庇おうと立ち塞がる。
戦いに不慣れな若い兵士は、己の犯した凶行に混乱していた。 口から洩れる呻き声は意味をなしておらず。 震える指先によって引き金が今にも引かれようとしているが、クラリッサには彼らに銃口を向ける事は出来ない。
交渉する事は叶わなさそうだ、と男がどうすべきか考えあぐねている中、>>109脇を旋風が駆け抜けていくのを感じた。]
(122) 2014/07/11(Fri) 23時頃
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[私は思考も動きもフリーズしてしまっていました。 ぼんやりと眺めていた光景には先生が味方をなぎ払う様子がうつっていました。先生は、やっぱり先生でした。
でも、味方を殺す敵は殺すべきなのでしょうか。 私が今、銃口を向ける先は…。 自然な動作で銃を構えようとしました。 その時。]
…はい。
[先生の声で我に返ります。 今日は敵を殺さなくてもよい、そして、パティ達を護衛する。 という任務もあったはずです。 …どうしてでしょう、ホッとしました。
持ち上げた腕を下げると。また先頭をきって走り出します。連絡が伝わったのでしょう、味方が私達の周りを包囲し始めます。その中でも数の少ない道を選びますが…。]
(123) 2014/07/11(Fri) 23時頃
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――…っ!
[老執事の振るう双剣は、兵士のアシストスーツの関節部位を鮮やかに切り裂き、鮮血が噴出した。 兵士の悲鳴が廊下に響き渡る。
男は初めて目にする戦場に目を瞠り、目を眇めた。]
(124) 2014/07/11(Fri) 23時頃
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一体…。
[慣れない天候のせいか少し身体がだるい。 額を押さえて記憶の糸を辿ろうとする。]
[一体自分の身に…何が…――]
(125) 2014/07/11(Fri) 23時頃
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[それは、誰かにとっては先の話、誰かにとっては今の話]
(126) 2014/07/11(Fri) 23時頃
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─ 館2F、鏡の間 ─
[鏡を眺めていた其れは、待っていた瞬間が訪れたことににたりと唇の端を持ち上げた。 永いながい退屈を、彼らは紛らわしてくれるだろうか。 嗚呼、その時が愉しみだと。 久しく感じていなかった──いいや、もしかしたら初めて感じる高揚感を胸に、其れは祈る様に両手を組み、口の中でどこの言語かも判らないこと葉を呟いた。]
(127) 2014/07/11(Fri) 23時頃
|
アヤワスカが口の中で呟いたこと葉は、雨の中ひらりと舞う黒い蝶、あるいは蛾となって、息を引き取る間際の者達の額に、もしくは肩に触れる。
まるで降る雨水が身体に染み込む様な錯覚を、舞い降りた黒い羽に感じただろう。
意識だけではなく、傍にいた者の気配や、己の鼓動すら遠くなっていく。
そうしてあんなにも己を苛んでいた身体の痛みすら遠くなり、もう何も感じることもないのだと、そんな諦念に似た何かを抱えた。
その筈、だった。
黒い羽の感触だけはまるで意識がしっかりとした時と、いいやそれ以上にはっきりと感じ取ることが出来ることに貴方は気がつくことだろう。
(#0) 2014/07/11(Fri) 23時頃
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/* ギャスすいませんこれお待たせしてしまってましたねすいませんごめんなさい……!
(-83) 2014/07/11(Fri) 23時頃
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不思議で不穏な感覚だと認識出来る者は出来ただろうし、その感覚に気づかず意識を失った者もいるだろう。
そうして、雨音に気づいて目覚めた貴方は、見知らぬ森の中にいることに気がついた。
(#1) 2014/07/11(Fri) 23時頃
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[…は少し疲弊した感情で黙って控えていたが、地下室を出ようとしたサミュエル>>@6の言葉に顔をあげた。]
主?一体、何のおつもりですか?
(@7) 2014/07/11(Fri) 23時半頃
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[>>123クラリッサが一瞬自国の兵士を傷つける執事に狙いを定めようとしたのには肝を冷やしたが、杞憂に終わったらしい。
>>110引き続き兵士の動きを奪う老紳士の言葉に、男ははたと我に返る。 迷っている暇はない。 パティ達をシェルターへ連れていかねば。]
――はい。 パティ、こちらへ。
[>>123クラリッサの先導で、男はパティを促して再び廊下を走り出す。 敵の存在を知って兵士らが集まり、包囲網を為そうとしていた。]
(128) 2014/07/11(Fri) 23時半頃
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目覚めればすぐ、あるいは暫くしたら貴方の目前には意識を失う直前に触れた黒い羽虫。
それに気づかずにいた者でも、まるで気づいてと言わんばかりにその羽虫がひらりと雨の中で舞う。
すぐに見えなくなったそれを視線で追えば、代わりに貴方の視界に飛び込むのは、森の奥に見える二階建てのこじんまりとした館。
道中、負っていた怪我も、痛みもないことに気づくか、そうして見知らぬ姿を取る者と出会うか。
それは、貴方次第──*
(#2) 2014/07/11(Fri) 23時半頃
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/*サイモンは初日犠牲者だから表に居なくてはならない存在なのでは?ここ居たらダメなのでは? どうしよう…主がなんとかしてくださいましょう。 と、2日前から悩んで終いには無言で主に丸投げしている蛙がここに。 ひとまず逃げられたロル打つのが良いやもしれませぬなあ*/
(-84) 2014/07/11(Fri) 23時半頃
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覚えてはおられませんか
[戸惑った様子の主>>125に向かう顔は珍しく笑みを象っていた。 緩く持ち上がった口端にプラスのイメージを抱く者はいないだろうが。
自分たちの身に何が起こり、そしてどうして此処にいるのか。それは自分にも分からない。 ただひとつ、はっきり覚えている事がある]
(129) 2014/07/11(Fri) 23時半頃
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――敗れたのですよ、私たちは
(130) 2014/07/11(Fri) 23時半頃
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― 少し前 ―
了解しました。 マスター、お願いします。
[やはり、マスターは凄いです。 それなら問題ありません。 問題は解決した、と少し楽になりました。]
(-85) 2014/07/11(Fri) 23時半頃
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/* どこまで回していいものでしょうか……
(-86) 2014/07/11(Fri) 23時半頃
|
|
[ ―――女を殺せ。
呪言が、耳の奥で粘性を伴い鼓膜に纏わりつく。 その場に生ける者全てに響く声は、 耐性の無い身には気を振らせるに等しい毒。
甲高い音が篭り、男は咄嗟に息を吐いた。 死を避ける術は唯一つ、真新しい死で贖う事。
人ではないクラリッサならいざ知らず、 その声は、ジェフの脳にまで染み、神経を爪弾き玩ぶ。
それ以上に、心身に火をつけ炙られたのは、 借り出されて間もない新兵等の脆弱な心。]
(131) 2014/07/11(Fri) 23時半頃
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|
―回想 戦前夜>>0:141>>0:193―
[感情を見せないようにしているのか低い声色で金髪の獣人は退室を願い出た。 ゆるりとそちらに視線を向ける。 相手は頑として自分と視線を合わせるつもりはないらしいが。
美しい容姿、しなやかな体躯。 衣服に隠された肢体は普通に過ごしているとわからないが、戦いに赴く際にその無駄のない身体は露わになる。
おまけに頭の回転も良い。 俺の機嫌を損ねないように振舞う方法を知っている。 戦地であってもその動きは洗練されており活躍ぶりもまた目を瞠る。
全く、力も財もない一族だったがこれだけの逸材に巡り合えたのだから大収穫であった。]
(132) 2014/07/11(Fri) 23時半頃
|
|
─ 館、1Fエントランス ─
「ついに来た」『ついに来たわ』
[エントランスをぺたりと歩く様は、まるで軽いステップを踏む様な足取り。
其れがいる館に来る者がいれば、其れは喜んで出迎えることだろう。]
「『ようこそ、終焉を管理する館へ。 おわりを迎えたみんな』」
[そう、笑って。
そうして其れは招いた彼らが揃えばリリンラが用意してくれたダンスホォルで、告げる。
貴方達が今にもその生の終焉を迎えかけている事。いや、ほぼ迎えていると言うべきだろうことを。
そんな貴方達の中から誰か2人、生かしてやる。そんなゲームをしないかと告げる**]
(133) 2014/07/11(Fri) 23時半頃
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下がりたい、か。 ならば良いだろう。口付けを以て俺の武運を祈れ。 そしたら下がってもいい。
[そう言って麻で作られたロンググローブに身を包んだ左手を差し出した。中指と薬指にだけ穴が宛がわれており、手の甲全体を覆うように広がり、そして腕全体を肘のあたりまで包んでいる特殊なグローブはまじないが施されており肌身離さず身につけているものの一つ。
ついでに腰のあたりから垂らしている二本の尻尾の飾りも肌身離さず身につけているが、これはまじないと言うよりは嫌がらせの一つである。
相手が己を満足させればそのまま下がらせただろうし、そうでなければしばらく引きとめただろう。]
―了―
(134) 2014/07/11(Fri) 23時半頃
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[行く手を阻まれ、男は唇を噛みしめる。]
――クラリッサ。
[男は彼女に声を掛けながら、金髪で隠された首筋に左の指先で触れる。 樹脂素材で覆われた向こうには、彼女の脳に当たる回路に繋がっている神経の役割を果たす回線が通っている。]
緊急事態により、最優先事項を変更。 パティ、執事殿、ジェフの三名の存命の為、行動せよ。
[右手で自国の兵士に銃口を向けて、男は彼女に命令を出した。]
(135) 2014/07/11(Fri) 23時半頃
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/* 明日どれくらい動けるかが未知数すぎる。
今、落とすか。
(-87) 2014/07/11(Fri) 23時半頃
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[目は霞み、意識も朧となりゆく。 強力な小型弓はこの国の力となる。 良き国にしたかった、と思うのは死を予感するからか。]
――――…………。
[ごめん、と謝罪の言葉はこの場に在るヨーランダと 回廊へと残した盾、ヴェスパタインへと向いた。
玉座に持たれたトレイルは大事な者へと手を伸ばす。 けれどそれが何かに触れる前に黒き蝶が舞い降りる。 ひらり、ひらりと舞う蝶が、トレイルの額へと触れた。*]
(136) 2014/07/11(Fri) 23時半頃
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/*ご心配おかけして申し訳ありませんでした><
・とりあえず城にいるし、多分大陸内の他勢力の制圧 ・ヤニクさんは基本術構成中は無防備 ・なのでミッシェルさんはその援護
くらいにしか考えてませんでした…。 最期…どう散ろう。いや、ミッシェルさんをどう散らしてあげましょう…。
(-88) 2014/07/11(Fri) 23時半頃
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/* 2 1ヤニクが先に逝く 2ミッシェルが先に逝く 3同時に逝く
(-89) 2014/07/11(Fri) 23時半頃
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/* あぁ…ミッシェルさん逝ったら多分茫然としている間に殺されそう。うん。
(-90) 2014/07/11(Fri) 23時半頃
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─ひとびとが森で目覚め始める頃、館にて─ [森に連れてきた客人。 森からこの館までの道中は、彼らが長いと感じれば長く、そうして短いと感じれば短いという体感になる。 意識的なものが作用する空間が成せる作用だった。]
『あと、あの人達は何を望むかしら』 「さぁてね、それは彼ら次第じゃない」
[彼らがたどり着き、その意識の作用で広がる館の部屋を思い、其れ等はクスくすと笑い合った。 誰かの意識が作用して部屋や設備が増えたならば、そこを探検するのもいい暇つぶしになるかもしれない。
そんなふうに笑う其れの片手には、五つの鏡の破片がぶら下がった首飾り。
主人と従者である者達の終焉まで映した鏡。その主人側である者達の鏡の一部から切り取った破片は、其れが招いた客人達でやろうとしたゲームのちょっとしたアイテムだった。]
(137) 2014/07/11(Fri) 23時半頃
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― 森のどこか ―
[頬に瞼に、雨粒が落ちる。
ゆっくりと瞼を持ち上げれば、目の前に広がるのは全く見覚えの無い場所と黒い羽を持つ虫……蝶、だろうか。 ひらりひらりと自分の周りを舞う姿を暫く見つめながら、どうしてこんな場所に居るのかと記憶を掘り出した。
踏み外して、セシルが切羽詰まった表情で私に手を伸ばす。 あぁ、そんな事をしたら。貴方も落ちてしまうだろうに。
そこからの記憶が全く無い。落ちてきたなら、見上げれば先程通っていた道が見えるはずと探してもそれは無い。 どうしとうかと困り果て辺りを見渡せば、近くで同じように雨粒に打たれている彼を見つけられただろう。
女の息は一瞬止まった。そして身を震わせながらも駆け寄る。]
(138) 2014/07/11(Fri) 23時半頃
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/* 一気に落としたい俺、でも流れ的にあうとーなあれ。
く、プロロもう一日取るべきだったか。
でもあんな無理週末出来ない。く、く(床ダン
段取り悪くてすみませんす><
(-91) 2014/07/11(Fri) 23時半頃
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――セシル!セシル!!!
[彼に触れる事はできない。彼にとって自分の体温は凶器だという事を知っていたから。 もどかしい思いをしながら、必死にセシルの名を呼んだ。 何度も、何度も。
私のせいだ、このまま目覚めなかったらどうしよう…!!!]
(139) 2014/07/11(Fri) 23時半頃
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主従ハ組は外におられるようですなあ。 ダンスホゥルへ転送されるような描写を心がけたつもりですが、やはりうまく伝わりませんでしたな。
(-92) 2014/07/11(Fri) 23時半頃
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[ぽつり、と死者に手向ける言葉。>>112
そして、王を討ち取り。 新たに玉座に立つ、新たな王となるその姿を、見上げた。]
……終わった。
[あちこちから零れる息遣いは、怯え、恐れ、感嘆、安堵。 そうして続く王として名乗りを上げる声を待ち。 ふっと、自らも肩の力を抜き剣を下ろした。]
(140) 2014/07/11(Fri) 23時半頃
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[次の瞬間。 その腹に突き刺さった弓矢に、時が止まる。
ゆっくりゆっくり。 その身体が傾ぎ、玉座へと傾ぐ。黒一色の衣裳が、矢の刺さった部分から色を変えて行くのが見え。
その足元の絨毯に、新しい紅の染みを作っていく。
絨毯に転がったままの王だった首が、昏さを増した目を見開いたまま。 刹那、にやりと嗤った気がして、ぞくり、と血の気が引く。]
――………、そん、な…、 うそ、
[何かを探すように向けられた視線。 目が合えば微かな笑みを浮かべた唇から、 呼ぶ声が、確かに聞こえた。]
(141) 2014/07/11(Fri) 23時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/07/11(Fri) 23時半頃
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/* わぁ、凄いタイミングw
(-93) 2014/07/11(Fri) 23時半頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2014/07/11(Fri) 23時半頃
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[>>131―――女を殺せ。
そんな声が聞こえたような気がした 耳の鼓膜にまとわりつくような不快感を孕んだそれは、魔力に全く耐性のない男の身には毒だった。]
…っ…。
[男はそれに抗おうと味方に向けた銃口を一度天井に向け、首を振る。 だから手負いの新兵がそれに煽られ、パティを狙おうとしているのに気付くのが遅れた。]
(142) 2014/07/11(Fri) 23時半頃
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― 回想・雨を待つ夜 ―
[>>134差し出された左手を取り、迷うことなく自分の戒めが刻まれている場所と同じ部分に唇を落とす。
繰り返してきた事だ。これくらいはどうという事はない。 それでも、屈めば嫌でも父の遺骸が目に入る。 極力彼を見ないようにするのも、父の尾を視界に入れないようにするためだ。
父様。今の私を見たら、やはり軽蔑致しますか]
――『雨の王子』の、武運を願っております
[出来る事なら死後は地獄へ。 この姿をずっと見て来たであろう父と顔を合わせる事のないように*]
(143) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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―――― レイ!
[瞬きを忘れた浅縹色が、大きく揺れ。
すべての音が遠ざかり、聞こえなくなるような感覚。 また失ってしまうのか。 護れなかったのだろうか。
彼の傍に。 想いに突き動かされるように手を伸ばし。 縺れる足で、玉座へと駆けつけようとした――――が。]
(144) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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―傀儡―
[若い兵士は老執事に足をやられて戦意を喪失していた。 …いたい、いたい。いたい。]
あああ、あああああ…っ
[足を抑えて身を捩る。 疵口から噴き出す赤が絨毯を濡らしていた。
そんな中、甲高い声を聞いたような気がした。 ――女を殺せ、と言うその声は麻薬のように兵士の脳を蕩かす。
黒いスーツに身を包んだ兵士は、 光を失った瞳をパティに向け、彼女に狙いを定めて弾丸を数発続けざまに放った。*]
(145) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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/* 反応待ちかな?とも思ったので。
(-94) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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/* あーーーーー色々確定で進めてしまい申し訳ありませんでした……!! 最初に聞いておけばよかった、ごめんなさい……!
無防備なところに、ミッシェルも不意をつかれて…とか思いましたが、うーん、城の中なんですよね……
(-95) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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─ 地下室 ─
[サミュエルにはまるで子供扱いする様に好きに言わせておくことにした。]
「君に役割があるとすれば、あとから来る客人のもてなしかな」 『マナーくらい、リリンラに倣うといいわ。ま、自室くらいの行き来くらいは認めてやってもいいけど』
[笑い、そうして何のつもりだと問いかけてきたリリンラにはまだ内緒と告げるだろう。
やがてこの森に人々が招く頃、其れのした事が従者である彼らにもなんとなく知れる。 地下室の大広間には、階上を覗ける鏡がある。それに気づけば、何が起こるか彼らの目にも触れられるだろう**]
(*3) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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/* ぎりぎりすぎて文章おかしくて失礼墓下><
(-96) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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主従イ::ジェフ&クラリッサ 主従ロ::パティ&ハワード 主従ハ::ヤニク&ミッシェル 主従ニ::トレイル&ヴェスパ・ヨーランダ 主従ホ::スージー&セシル
一番戦闘能力が低そうなのは主従ホでございますな。 主従ハは主殺しが起きそうな気配でありますな。しかし主従それぞれの戦闘力はここが一番高そうではあります。 個人的には、ハワード殿が大本命であります。
村人1、人狼1(サイモン・主確定) 賢者1、煽動者1、賞金稼1、呪人2、魔女1、魔術師1、、悪戯妖精1、片想い1、一匹狼1、鱗魚人1。
(-97) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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/* お嬢に抱きつかれている(メモで)。 何という役得。
(-98) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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[足が揺らめけば掬われる。 忌々しい頭痛を齎す呪いの言葉。
騒ぐ館の空気を切り裂くように、雨は雷雨と変わっていた。 憎悪と悪意の渦巻く空模様。
隣人と繋ぐべき指先は、引き金に掛けられた。 迸る稲妻が周囲を白く染め、銃弾の雨が降る。]
―――…流石に、切羽詰って参りましたな。
[再び駆け出す一行を狙う銃撃の音。 阿鼻叫喚と化した戦場で、一人、見知った男の顔を見付けた。]
(146) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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[―――オズワルド。
薊の地に巣食う悪霊。堕ちた名家の末裔。 その銃口が狙うのは―――、金の髪持つ青年だった。>>142
彼の頭脳を打ち砕き、クラリッサを真の兵器に頂かせる。 既に先を見ている悪辣。隣人の為に伸ばす腕を持たず、 死地へ招く命を下す指先。
されど、自身が跳んだのは主人へ向けて。
忠義が良心を押しのけ、―――選択をした。]
(147) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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/* やはりヒセツさんに身ばれしているようだww ですよねww
(-99) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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[不意に。 束ねていた銀糸が、拘束を失いはらりと広がる。
背中に、焼けつくような熱を感じ。 次に、襲ってくる痛みに切りつけられたことを自覚した。]
………、だ、れ…?
[止めを刺すよう、突き立てられた剣の衝撃に。 身体が跳ね、ぐらりと傾ぐまま床に崩れ落ちる。 気管を逆流し、こみあげてくるまま息と共に紅が口元から零れ。 霞む視界、振り返れば女騎士が微笑みを称えていた。]
(148) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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リリンラは、静かに瞼を伏せた。**
2014/07/12(Sat) 00時頃
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[いくら人に近いと言っても脳内に直接働きかける魔法は私に影響は出ません。魔法が使われていることは分かりますが、何が起きているのかは分からずに居ました。]
マス、ター?
[マスターが私の首筋に触れて命令します。 …いえ、マスターが触れたいのは首筋ではないでしょう。私の意識は一瞬とびます。
―…その間、彼女はただの機械となる。]
任務了解。 制限解除。
[私が意識を取り戻した時、躊躇うことなく命令の障害となる者達に銃口を向けます。
大口径のマグナムでアシストスーツを撃ちぬいて、包囲網に穴を開けます。まずが1人、続いて2人、3人と…。 今の私は戦闘兵器、これが私の本当の姿。]
(149) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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/* えっ、そんな確定を受けていた自覚ないですよ?w お気になさらず!
戦地で死にたいよね! ミッシェルは何かこんなんがいいとか考えてますか?
↓特にない時はラ神頼み 2 1ヤニクが先に逝く 2ミッシェルが先に逝く 3同時に逝く
(-101) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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/*やっぱりミッシェルが先に逝くのは運命
(-100) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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―傀儡・その二―
[――黒い蝶を見たような気がした。
それは兵士の混乱が生んだ幻影か。 それとも終焉を見守る者の眷属か。 或いは巫女姫の命を奪う為に張り巡らされた呪術の発する瘴気の残滓だったかもしれない。
ひらひらと舞うそれは、兵士を嘲笑うように羽ばたく。]
き、きえろ、消えろおぉ…!
[恐慌状態に陥った兵士は、黒い蝶に向かって銃弾を放つ。 その先には、蘇芳の軍服に身を包んだ研究者の姿があった。*]
(-102) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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/* 直前にこんなの考えてた。
勿体ないので埋めておこうかな、と。
(-103) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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[あまりの数の多さに私でさえ捌ききれません。 兵士がパティに銃を打ち込んでいます。 殲滅の優先順位を変更してその兵士を処理します。 けれど、それは彼が銃を放った後でした。 …戦闘兵器の仕事さえもこなせません。]
(150) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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(兄様は……―――)
[対峙していた彼女がいることで、悟る。
兄とよく似た、銀色が散らばる。
哀しそうに微笑む、その瞳。 向けられたその眼差しは、 まるで、自分を通して誰かを見ているようで。]
(151) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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/* にゃー。 クラリッサあああああ!><。
(-104) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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/*まかせろーーーーーーー(ラ神に突っ込んでいき)
いや思いっきり外にいる想定でしたすいません…………
ううん、どうしましょう、出た瞬間に狙われて…とかですかね 蝶or蛾がひらひらしてるらしいのでそっちに気を取られてる内に弓矢でドスッとか。
主どうしましょう……
(-105) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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[>>149制限を解除して動き出す彼女は正確にアシストスーツを打ち抜いた。 自分の手でクラリッサを兵器にしてしまった口惜しさに男は唇を噛みしめる。
>>145呪術によって狂わされた新兵が、 パティに向けて引き金を引いたのはその時だっただろうか――…。]
(152) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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[ずっと、羨ましかった。 騎士としても、女性としても。
凛々しく強くて、愛する人と寄り添えて。 彼女は、全てを持っているように見えて。
――――ずっと、憧れだった。]
(-106) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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――パティ!
[巫女姫を狙った弾丸はどうなったか。
>>147――男は其方に気を取られ、上級大将が己を狙っている事には気付かない。]
(153) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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マスター!!
[それに気を取られていた瞬間でした。 マスターにも、銃口が向けられています。 …またしても、私は何をしているのでしょうか。
残った最後の一発を『敵』に放って庇うようにマスターの元へ向かいますが、とても間に合いそうには…。 それでも、私は止まれませんでした。]
(154) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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/* ねぇ、ロルを書けば書くほどこいつ使えない奴になってくんだけどどうしたらいいかな ヘタレとかレベルじゃないんだけどもう
(-107) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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[死を予感して思うのはヴェスパタインの事。 必ずまた逢おう、とそう言ったのに約束を果たせない。 はやく終わらせて迎えに行こうと思っていたのに 失われた血が身体を軽くするのに そんな軽いものさえ思うように動かせず 玉座に凭れたまま、彼の愛称を音なく紡ぐ。]
(-108) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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[呼ぶ声が聞こえる。 ランの声だ、とトレイルは思う。
こんなことになるなら、気持ちを伝えていればよかった。 叶わぬ想いでも、伝えたかった、と、思う。
護りたいと思うヨーランダをのこしてゆくことが心残りで 死にたくない、と思ってしまう。
彼女への想いを抱え込んだままトレイルの意識は遠退いた。]
(-109) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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[銃弾の雨を浴び、踏み出すたびに皮膚を削る条線。 置いた肉体から零れる赤色は、死装束を模す。
近づく若人を払う腕は重く、主人へと伸ばす手があと少し。
――――せめて、傀儡であれば長生き出来たものを。
ほくそ笑んだ声は、ヨアヒム候の下卑た一言。 脳に直接届く誹りに、老年は僅か目元を緩ませ。]
……それは私のお役目ですからな。 ―――姫様……っ!
[叫び声と、自身の腕が、彼女に触れたその瞬間。 窓硝子を看破し、落雷が重なる影を貫いた。
響き渡る轟音に、砕かれる白い世界。 ザァザァと落ちる雨粒の音。
剣を握る腕が、最後に掴んだのは――――、]
(155) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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貴女を―――…、
[轟音の中に零した声には、切望が混じる。 悲願と云っても過言ではない。]
―――必ず、
[彼女の腕を手繰り寄せ、庇うように最後の距離を昇華。 物理的な隔たりを零に回帰させ、必ずと呟く声が遠ざかる。]
(-110) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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/* あ、なんか語弊が。 すみません、私の書き方が悪かったです。
討たれる時は外、は私もそのつもりですー。 城にいる云々は、前日に城に居るんなら移動時間もないだろうし、他大陸侵攻じゃなくて自大陸での内紛みたいなものを想定してた、って言いたかったんですぅー。
っていうかアレだ。 一応暴君だし()謀反を起こされてとか味方が寝返ってとかそういう感じで討たれたいです、という思いつき。
(-111) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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……必ず、幸せに。
(-112) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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[希う最後の言葉は落雷に呑まれ、そこで意識はブツリと断絶。 灰に混じってひらひらと舞う蝶が、その結末を見下ろしていた。*]
(156) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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―???―
[落ちる、堕ちる、墜ちる。 それはきっと、時間にしても距離にしても、短くはないが長くもなかったに違いない。 しかし、その悪夢のような時間は、まるで永久に続くかのように思え…]
ッ…
[気づけば濡れた大地にしたたかに叩きつけられる身体。 男の目の前で、まるで人形のように転がる姿。 お嬢は、落ちる途中で気を失っていたのだろうか。 声一つないその姿に、心臓が止まりそうになる。]
お、嬢…!
[反射的に立ち上がろうとする体が、その場に崩れた。 落ち方もひどく、体のあちこちが痛いのも確かなのだが。 伸ばしかけた指先が小刻みに震える。 動けなかった。]
(157) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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[元々自身は水に近しい性質だ、けれど。 長く雨に打たれ続けた身体は、冷え切ってしまい、自由が効かない。 一部の末端などが麻痺していて、どこか怪我をしているのかもわからない。]
…ちく、しょう…
[力の抜ける体に、延ばしても届かない手に、何かと欠陥の多すぎる体質に、ついでにこの世の不条理に。 すべてに呪詛の言葉を投げつけながら、遠のく意識に縋り付いた。
視界を掠めた黒い蝶、それは死者の魂の姿と言われるクロアゲハにも見え、その不吉さに胸をざわめかせたのは、夢だったろうか、それとも……]
(158) 2014/07/12(Sat) 00時半頃
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―森―
[――…シル、セシル……――
愛しい声が、己の名を呼ぶのが聞こえる。 男の瞼がかすかに震えた。]
…おじょう…?
[かすれた喉の奥から、囁くような言葉が漏れる。 酷く、寒く、そして何故だか眠かった。 こんな寒さを感じたのは、ずいぶん久しぶりな気がする。 あそこは、常に、暖かかったから。 酷く億劫な心持を押しのけるようにして、瞼を開けば心配そうなお嬢の顔が目に入る。 同時にひどく安堵した。]
…お嬢、無事だったんだな…
[呟くと、深く息をついて、微かに笑う。 男にはまだ、周りの様子が見えていない。*]
(159) 2014/07/12(Sat) 00時半頃
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/* Σはっ!ましゅさん誕生日おめでとおおおおおお!
(-113) 2014/07/12(Sat) 00時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/07/12(Sat) 00時半頃
執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/07/12(Sat) 00時半頃
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[―― 一発の銃声。 抉られるような痛みと衝撃を受け、男は焼けつくような熱を放つ下腹を抑えて絨毯に膝をつく。]
ぐ、が…ッ。
[走る痛みに、思わず握っていた銃を取り落としてしまう。 クラリッサの銃弾を胸に受け、狂ったように嗤う男の声が聞こえ、男は顔を歪めた。]
「ふは、ははははは! お前はもう用無しだ。ジェフ・フォルクバルツ! 親子揃って俺に逆らいおって。 建国の際には手を取り合った筈なのに、王国と手を結ぼうなどと。 長き時を経て、建国の時の想いを忘れたか。 ――せめて祖国の為に、そのアンドロイドのデータを遺して死ね。」
[逆らう人形はいらぬ、と。 そうしてオズワルドの銃口は男を庇うクラリッサに向けて放たれた。 死に掛けの男が狙ったのは、心臓部。]
(160) 2014/07/12(Sat) 00時半頃
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/* あー思いっきり読み違いしてました、申し訳ない……!
味方の寝返りならこちらも不意を打たれて死ねるかなあと 了解です了解ですー
こっちから投げちゃって大丈夫でしょうか
(-114) 2014/07/12(Sat) 00時半頃
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|
(………レイ、)
[鉛のように重く。 動かない身体を無理し、玉座に視線を向ける。>>136
そこには、こちらに手を伸ばす主であり。 大事な、幼馴染の姿が。]
(161) 2014/07/12(Sat) 00時半頃
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|
[次第に周囲の喧騒は、遠く、遠く。 意識が霞み、身体は重く。 途切れ途切れの呼吸は、浅くなって。
右耳を彩る雫とよく似たものが、一粒頬を伝い。 静かに瞼を閉じた。]
(162) 2014/07/12(Sat) 00時半頃
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[力の入らない指先で、剣を握ったまま。
それが、鏡の一つに映し出された。 一人の騎士の、最期の姿。*]
(163) 2014/07/12(Sat) 00時半頃
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/* ジェフさんとクラリッサちゃんに 堪らんアシストを頂いてしまいましたな。 ジェフさんの盤上を動かす展開力は 凄まじいものを感じます。 爺は憧れますなぁ…。
(-115) 2014/07/12(Sat) 00時半頃
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/* しかし、何処も怒涛の展開で、 この導入部ならば、大陸を四つに分けて大正解かと。 (東組の展開を把握するだけで必死) 相変わらず、アヤの神ことヒセツさんは良い村建て様ですなぁ。
(-116) 2014/07/12(Sat) 00時半頃
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/* ひとまず、ここまで駆け抜けました。 鏡の中は、これで〆。やばい、ちょっと涙が滲む。
主も兄様も、お疲れさまです(もふもふ)
(-117) 2014/07/12(Sat) 00時半頃
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/* 心臓撃たれるの、半確定してしまったんじゃないかな。 あうあう。すみません。 違うところでもいいんですよ><
(-118) 2014/07/12(Sat) 00時半頃
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よか、!目、覚まさないんじゃないかって……! 何でセシルまで落ちてるのよ!ばか!!
[必死に歯を食いしばりながら、セシルに怪我が無いかを視線だけで確認する。 そうしないと、泣いてしまいそうになったから。 そして、見える範囲では何処にも怪我が無いのを確認すると、心底ほっとしたように息をはいた。
ピクリとも動かないセシルを見つけた時は、生きた心地が全くしなかった。 あの時と同じように、目の前が一瞬真っ暗になって。 本当に良かったと我慢していた目尻から一滴落ちる。 それは雨に紛れて次第に分からなくなっていった。
……暫くすれば、俯かせていた顔を上げ今度は鋭くセシルを睨む。 怪我でもしたら、生きていたから良かったものの、死んでしまうかもしれなかったのに!! 思いつくまま感情のままに言葉を投げつければ、お嬢こそと言われてしまっただろうか。]
(164) 2014/07/12(Sat) 00時半頃
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/* はいな、よろしくお願いしまっす
(-119) 2014/07/12(Sat) 00時半頃
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/* クラリッサがジェフ看取りたかったのなら申し訳なく…!!
(-120) 2014/07/12(Sat) 00時半頃
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[雨に打たれる身体に傷はない。 が、あれが夢であった筈がない。
思い返す。雨の中の出来事を]
(165) 2014/07/12(Sat) 01時頃
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― 回想・雨の戦場 ―
[呪術を主たる武器とするこいつに隙は多い。 こちらの主な仕事はその間の援護だ。
腹は煮えるが仕方がない。どの道、逆らう術もない。
カトラスを抜くその身体に防具はなかった。 身軽さこそが獣の特権。それをわざわざ鈍らせたりするものか。
だが、それが裏目に出るなどと、この頃は少しも考えてはいなかった]
……たかがこの程度の相手に敗北など許されない お前たち――……
[周囲の兵に口を開いた、その瞬間]
(166) 2014/07/12(Sat) 01時頃
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うっ、仕方が無いじゃない……あんなに足場が悪くなってるとは思っても無かったの。
[珍しく申し訳なさそうに反省の意を示す。 自分の軽率な行動に、セシルを巻き込んでしまった事を酷く悔やんでいた。
そう、確かに私は宙へと投げ出された。何も踏めない感覚、落ちていく恐怖。 それらは確かに私の心に今までに感じた事のない恐怖として残っている。 そこからの展開は、想像に難しくない。 黙りこんだまま彼を見上げれば、優秀な家庭教師殿はこの状況の異常さにもう気がついていただろうか。*]
(167) 2014/07/12(Sat) 01時頃
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[この戦は内紛だ。『こうなる可能性』だって十分あった。 何故疑わなかったのだろう。私はそれほどに馬鹿だったのか]
――……ッ
[一瞬、その鈍い音がなんなのか分からなかった。 よく知る音だ。得物が対象を抉る音。
だが、なぜ]
…………お前、が…………
[顔を上げた視線の先、そこにいる彼はこちら側である筈だ。 冷えた目を向ける彼の名前は何だっただろう。
『――狗が』
私は、そんな冷たい声を投げられるような事をしただろうか]
(168) 2014/07/12(Sat) 01時頃
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[崩れた視界。仕えたあいつの姿が見える。 自分のからだから、抜けたつるぎ、が、あいつにむかうのがみえて
ああ、そうか。
どうあっても最悪の結末を辿るのか。
せめて、待ち望んだ瞬間は見届けなければ。 振り返った先にある死から目を離さないよう]
……は…… …………最悪だ…………
[視界に躍る羽虫>>#0 先に意識を手放したのは私の方だった*]
(169) 2014/07/12(Sat) 01時頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2014/07/12(Sat) 01時頃
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[間に合いませんでした。 …間に合いませんでした。 ……間に合いませんでした。
マスターが血を流しています。 あれはもう助かりません。 それくらい、私には分かります。
視線をずらせばパティも先生も…。 私は何も出来ませんでした。
任務、失敗です。 何一つ守れませんでした。 役目を失った私は立ちすくみます。
どうやら私にも銃口が向いているようですが、どこか遠くの世界の出来事にように思えました。]
(170) 2014/07/12(Sat) 01時頃
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― 現在・館周辺の森 ―
[目を覚ましたのはこの森の中。
残った記憶から咄嗟に此処があの世だと思えなかったのは男が死んでいると思えなかった理由>>120と同じだ。
目覚めた後もずっと舞っていた羽虫>>#2がある方向に消えた。 目で追えば小さな館が見える。
他に情報がない以上はあそこに向かうしかないのだろうが――。
意識を取り戻した男が咎めなければ、迷いながらも館に足を向けただろう**]
(171) 2014/07/12(Sat) 01時半頃
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/* クラリッサを見守ろうかな。
(-121) 2014/07/12(Sat) 01時半頃
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[役目を失った私には味方に銃を向ける理由もなくなりました。 ただマスターの傍らで立ちすくみ、次の命令を待っています。 …それが来ないことなど分かっています。 でも、私にはもう、今どうするべきかなんて分かりませんでした。 だからそうする以外なかったのです。
今の私はただの人形、中身の無い空っぽの人形です。
丈夫な人形はひとつふたつの弾丸では貫かれません。 人形な私を倒そうと、銃弾の雨が私に降り注ぎます。
今の私にそこまでする価値は有るのでしょうか。 雨音を聞きながらぼんやり考えています。]
(172) 2014/07/12(Sat) 01時半頃
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―回想・雨の戦場―
[戦場の一角に陣を描き、昼間だというのに円陣に沿って蝋燭を灯す。 今朝殺したばかりの子羊の血を鼻筋と頬に一筋塗り、腰まである真紅のポンチョから覗く背中には紋様のような刺青が所せましと彫られている。
全ては儀式に必要な供え。 悠然と構え、呪いを飛ばす。
近ければ近い程、思えば思う程、その呪いは威力と即効性を増す。
大将である俺が呪術を唱えている間、ちょろちょろと獣人の従者が自陣を掻い潜ってきた敵兵を仕留める。
あくまで軽装を貫き、俊敏に動く彼女はまさに蝶のように舞い蜂のように刺すという言葉がふさわしい程、野生的で攻撃的であった。]
(173) 2014/07/12(Sat) 01時半頃
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[視界が霞み、意識が肉体から乖離し行く。 全ての音が遠ざけされて、木霊するのは雨の音色。
降りしきる水に大地が洗われ、 紅く染まった五指がそれでも主人を庇う。
―――未だ、と、苦く漏らした呻き声は鉄錆の味。
空の片手は血溜まりを掻き、執念がアヤの神すら願い縋る。 老獪の往生際に誘われ、ひらひらと下りる蝶が一片。**]
(174) 2014/07/12(Sat) 01時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/07/12(Sat) 01時半頃
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―― 館近くの森 ――
[玉座で射抜かれた青年は雨降る森で目を開けた。 はたりと瞬きをして、空を仰ぐ。 泣き続ける空は何を哀しむか。 ゆる、と、首を振りそれを考えるを止めた。]
――…如何してこんな場所に。 私は、王宮に居たはずなのに。
[ノルドモーネのように息は白く煙らない。 故郷とは違う、遠い場所に居るのかもしれない、と思う。]
(175) 2014/07/12(Sat) 01時半頃
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[雨の音が絶え間なく続く。 耳をすまし辺りを見回す。]
……ラン。 ……ヴェス。
[意識が途切れる前まで見ていたヨーランダの愛称を呼ぶ。 続けて呼ぶは回廊に残したヴェスパタインの愛称。
雨降る森に何処からともなくあらわれるのは黒い蝶。 意識失う前、額へと触れた羽虫。 ゆるやかに瞬けばそれはひらりひらりと舞い、誘う。 ふ、とその姿が視界から消えて、 目で追い探そうとすれば、森の奥に館が見えた。 見覚えのない館ではあるが他に建物は見当たらない。 雨宿りくらいは出来るかもしれない、と其方へと歩み出す。]
(176) 2014/07/12(Sat) 01時半頃
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[ぬかるむ地面、滑らぬように注意して 館のある方へと歩んでゆくうち 思い出したように視線を下げて腹に手を宛がう。 己を射抜いた矢も、それにより受けた傷も消えていた。]
――…如何して。 夢でもみているのか。
[小さく呟き、歩み続けるトレイルの視線は*再び館へと向けられる。*]
(177) 2014/07/12(Sat) 01時半頃
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[お気に入りの服はぼろぼろです。 いつか綺麗と言われた肌は剥げ落ちています。 マスターがたまに撫でてくれる髪は焼き焦げています。 身体のあちこちでエラーが出ています。 私もそろそろ限界です。
マスター、私は何のために生まれてきたのでしょうか。 私の役割は何だったのでしょうか。 私はみなさんのお役に立てたのでしょうか。]
ミナ…ん、…ヨウなら。 い…まであり…トウござい…タ。
[上手く声が出ませんね。 きちんとお別れの挨拶が言えません、失敗です。 私だって、それくらいは知っているのに。
Good Bye world.
――…降り注ぐ雨と鉛につつまれて彼女は起動を停止した。]
(178) 2014/07/12(Sat) 01時半頃
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[術式の途中、俺はほとんどの意識を術に集中させている。 もうすぐだ。もうすぐ敵の大将のはらわたを口から引きずりだせる。
苦しいだろう、苦しいだろう。 遠く離れた合戦上の対面に位置する相手の苦しみもがく姿を想像しながら、術を練り上げる。]
……。
[その時だ。
近くで不穏な音が響いたのは。
鋭利な刃物が一瞬空を切るときの高い音を鳴らす。そしてすぐに水分を含んだものがつぶれたような音がする。
敵兵が近くに来たのか。うっすらと開けていた半目で視線を上げた時、その目を疑った。]
(179) 2014/07/12(Sat) 01時半頃
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/* 姫様、ご無理をされていないと良いのですが。 急用多忙は読めぬもの、知れぬもの。 体調不良でなければ、私めは多幸に御座います。 限りある中で、大事にしていただいているとは、 しみじみ伝わって参りますので、 余り、気にされないで下さいませね。
我等一蓮托生、不束者ではありますが、 終の先も宜しくお願い致します。(三つ指)
と、云うのを、凝縮したら、 凄まじく素っ気無いメモになりましたぞぉぉい!orz
(-122) 2014/07/12(Sat) 01時半頃
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/*>>168 犬耳だったのか…(違う)
(-123) 2014/07/12(Sat) 01時半頃
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[>>160オズワルドに向けられる言葉を、男は荒い息をつきながら青灰の目を眇めて聞いていた。 けれど、銃口がクラリッサに向けば顔色を変えて。]
(クラリス…!)
う、ぁ…、…
[紡ごうとした声は言葉にならず、呻き声にしかならなかった。
>>170その場に立ち竦む彼女の姿を、動く事の出来ぬ男は茫然と見ていた。 ――見ている事しか出来なかった。]
(180) 2014/07/12(Sat) 01時半頃
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「ジェフ・フォルクバルツは敵国と通じていた! 巫女姫達と共に行動し、アンドロイドに命じて味方を殺させたのがその証拠だ。 我らは国家の敵を排除したのだ!
あの男の頭に傷は付けずに本国に持ち帰る。 アンドロイドの情報の入ったチップが収められている筈だからな!」
[受けた傷を心配する部下に抑えられても、オズワルドは狂ったように毒を撒き散らす。 ――それはまるで、巫女姫の命を奪わんとした呪術のように。]
「撃て。 あの人形を破壊しろ!」
[オズワルドの命令でクラリッサに銃弾の雨が降り注ぐ。]
(181) 2014/07/12(Sat) 01時半頃
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[抜け殻のようになったクラリッサに銃弾が浴びせられるのを、男は呆然とその目に収める。]
…っ…!
[何故、彼女を守れない。
(それは俺が己すら守れない弱い人間だからだ。)
何故、彼女をこの地に連れてきた。
(それは他の人間に奪われたくなかったからだ)
彼女を戦地になど立たせたくなかったのに。]
(182) 2014/07/12(Sat) 02時頃
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[敵国に彼女を破壊されるのも。 心無い味方に彼女を奪われてしまうのもごめんだった。
彼女の記録は上書きが可能だから。 どんなに優れたアンドロイドであっても初期化されてしまえば、
己との事も、 彼女を考案した父の信念も、 それに共鳴し、挫折を味わいながら彼女を完成させた自分の十数年間も、 彼女と過ごした短い穏やかな日々も。
残らない。 全て、なかった事になってしまう、と。
そう思い、手元に置いたのは、男の傲慢。]
(-124) 2014/07/12(Sat) 02時頃
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[そばで倒れているのは 俺の従者]
[彼女が倒れるなど、いまだ見た事がない。 余程の武人が切りこんできたのか。いや、それもなまじ信じられない。]
…おい! 彼女を手当て…ッ…!!
[突如視界にはいってきた影に思わず腰のジャンビーヤを抜く。 “敵”である影の正体を確認する。恐らくこいつがミッシェルを。]
…っ!
[目の前に居るのは名は何と言ったか少し前に入隊した志願兵。確か大臣の口添えだったと記憶している。 いつもは己の周囲は古くから仕えるものにしか任せないのに。 手慣れなものたちを前線に駆り出したばっかりに。]
(183) 2014/07/12(Sat) 02時頃
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…、…。
[瀕死の男はクラリッサに手を伸ばそうとする。
この場から早く離れてくれと。 自分は彼女が壊されるのは見たくないのだと。 あわよくば、軍の手の及ばぬ遠い場所へ逃げて、誰かと温かな関係を築いてくれと。
――傍らにいる筈なのに。 酷く手が重くて、
……届かない。]
(184) 2014/07/12(Sat) 02時頃
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|
[身体を支えている事が出来ずに、男は床に倒れ込む。 誰のものとも分からぬ血臭がした。]
クラリス…。
…クラリッサ…。
[彼女の名を呼んだ声は、例え言葉となっていたとしても、 銃弾の飛び交う音に掻き消されてしまっただろうか。]
(185) 2014/07/12(Sat) 02時頃
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[――壊れた窓からは雨が入り込む。
その雨は床に倒れた男の身体を濡らす。]
(186) 2014/07/12(Sat) 02時頃
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――だれ、か、
[俺はいい。 けれどクラリッサを救ってくれ。
銃弾は未だ降り注ぐ中。 >>178彼女の最期の言葉も聞けぬままに。
薄れゆく意識の中、黒い蝶を見たような気がした。*]
(187) 2014/07/12(Sat) 02時頃
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/* メモ、遅かった…。 ごめんなさい。
(-125) 2014/07/12(Sat) 02時頃
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/* マスター…。 せつないです。
中の人まで泣きました。
(-126) 2014/07/12(Sat) 02時頃
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[気がつけば半分ほどの兵もミッシェル同様倒れ、後は全て寝返った兵なのか。 じりじりと俺との距離を詰めてくる。]
……残念だが。 逆賊風情に俺の命はくれてやらん…。
[もう終わりか。 こんなに早く生涯を閉じるならもっとすべきことがあったハズだ。 実にあっけない人生だった。
兵たちの足元のミッシェルと目が合う>>169
アイツ…いつもは目も合わさないくせにこんな時だけ…。
心の中で悪態をつきながら握りしめていた銀の光を勢いよくその胸に突き立てた。 彼女はその様を見ているのだろうか。確認することもかなわず膝をついて天を仰いだまま意識が遠のいた。]
(188) 2014/07/12(Sat) 02時頃
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[>>178アンドロイドは機能を完全に停止した。 オズワルドは彼女の遺した最期の言葉に心を動かされた様子もなく。]
「アンドロイドに情など生ぬるい。 所詮は親子か。
――行くぞ、まだ他に王国の者どもがいる筈だ。 これの回収は後で構わん。」
[彼女の傍らに倒れている男は、もう手を下す必要はないだろうと判断した。 オズワルドは鼻を鳴らすと、手勢を引き連れてその場から立ち去った。*]
(189) 2014/07/12(Sat) 02時頃
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/* この辺り、もっとお話したかっです。 失敗です。
(-127) 2014/07/12(Sat) 02時頃
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[どこから飛んで来たのか、一羽の蛾がのけぞった喉元に止まる。
その濡れたような冷たさだけが意識にこびりついたまま。]
(190) 2014/07/12(Sat) 02時頃
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/* 進行面、設定などなど本当にありがとうございました。本当に助かりました。(超深々) 頭が上がりません。
(-128) 2014/07/12(Sat) 02時頃
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/* いや、本当に絡みたかった…。 (まだ言ってる。)
(-129) 2014/07/12(Sat) 02時頃
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―雨降る森の中―
[揺蕩う男の意識は雨の音を拾い、覚醒する。]
ん…。
[木の下で男は目を覚ました。どうやら気に凭れ掛かっていたらしい。 雨の匂い。 濡れた草や木が目の前に広がる。]
――…此処は何処だ?
[意識を失う前とは全く違う場所の様子に男は訝しげに首を捻る。 その目の前を黒い蝶が飛んでいき、]
(191) 2014/07/12(Sat) 02時頃
|
|
…、…。
クラリッサ!
[直前の記憶を思い出し、傍にいた筈の彼女の名前を呼ぶ。 男は自分が意識を手放した後に彼女が機能停止した事を知らない。
クラリッサはその時、何処にいただろうか。**]
(192) 2014/07/12(Sat) 02時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/07/12(Sat) 02時半頃
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/* ……オズワルドを、凄い丈夫な人になってしまった。
※胸に弾丸受けてるのに立ち去らせてしまった。
(-130) 2014/07/12(Sat) 02時半頃
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/* 下腹部を撃たれたら割と重症ですしね!
以下、大暴れ?バージョン
(-131) 2014/07/12(Sat) 02時半頃
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クラリッサ…!
[オズワルドの放った銃弾は彼女の何処に当たったか。 下腹から血を流した男は彼女に手を伸ばし、絶叫する。]
「ジェフ・フォルクバルツは敵国と通じていた! 巫女姫達と共に行動し、アンドロイドに命じて味方を殺させたのがその証拠だ。 国家の敵を排除せよ! 但し頭に傷は付けるなよ。 その男の頭には、アンドロイドの情報の入ったチップが収められている筈だ!」
[受けた傷を心配する部下に抑えられても、オズワルドは狂ったように毒を撒き散らす。 それはまるで巫女姫の命を奪わんとした呪術のように。]
(-132) 2014/07/12(Sat) 02時半頃
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く、そ…っ!
[死に瀕した男は力を振り絞り、痛む右肩を奮い立たせ、取り落とした銃を拾って我武者羅に撃つ。 20発の弾は兵士らの何処に当たっただろうか。 怯ませるくらいは出来たかもしれないが、マガジンを交換する余裕はない。
弾を撃ち尽くした銃は鉛の塊となり。 男は味方の放つ銃弾に晒され、血の染み込んだ絨毯に倒れ込む。]
(-133) 2014/07/12(Sat) 02時半頃
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|
「アンドロイドに情など、生ぬるい。 所詮は親子か。 ――行くぞ、まだ他に王国の者どもがいる筈だ。 回収は後で構わん。」
[オズワルドは鼻を鳴らすと手勢を引き連れてその場から立ち去った。]
(-134) 2014/07/12(Sat) 02時半頃
|
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クラリッサ…。
[オズワルドの手勢が去った後、血に塗れた手を彼女に向かって伸ばす。
床に倒れた男の身体は、その場に縫い止められたように殆ど動く事が出来ない。 手は空しく空を切る。]
※以下、窓から雨がーに続く。**
(-135) 2014/07/12(Sat) 02時半頃
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/* 灰わかめ増やす奴で申し訳なく。
(-136) 2014/07/12(Sat) 02時半頃
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/* 私のが好き勝手してるので、クラリッサは全然気にしなくていいんですよ! むしろ私こそ好き勝手申し訳ないですと。 埋めておきましょう。(表でも言えと。エピで言います。)
暴れるバージョンは、いつもの私のPC全開ですよね…。 寝よう。**
(-137) 2014/07/12(Sat) 02時半頃
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|
─ 館が見える森 ─
[何が起きたか判らないまま、目覚めた男は愛剣を腰に携え森を歩いていた。 目覚めてすぐ見えた、黒い蛾が導くように館を目指す]
地獄にしては、穏やかな景色だ。
[ノルドモーネと比べてあたたかな空気、降る雨の水温が高く感じることから、男はそれを穏やかなものだと思えた]
レイ……?
[そうして館を目指す最中、>>177目前に見知った黒衣姿の青年を見つけて駆けた。
触れられるのか、それとも幻なのか。つい、感触を確かめるように片腕がその手首へと伸びてしまう。
妹の姿は、近くにある*だろうか*]
(193) 2014/07/12(Sat) 06時頃
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― どこか ―
[あら、私はどこにいるのでしょう。 確か私の身体は起動を停止したはず。
…私の意識はどこにあるのでしょう。 見えなくなったはずの瞳に黒い蝶々がうつっています。 私のデータベースにもありません。
綺麗です。 そんな感想を抱くうちに、黒の羽根に包まれて、私の意識は飛びました。]
(194) 2014/07/12(Sat) 08時半頃
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|
― 雨降る森の中 ―
[意識を取り戻したら、森の中でした。 ぼんやりとした視界にはさっきの黒い蝶々。 興味深く目線で追えば、その先に一つの館が現れました。
何が起きているのか、私にはさっぱり分かりません。 こんな私にも死後の世界があるのでしょうか。 しばらくその場で考え事をしていたら、私を呼ぶ声がありました。]
お呼びでしょうか、マスター。
[声の元に近づいて、隣で居住まいを整えて何時ものように微笑みました。]
(195) 2014/07/12(Sat) 09時頃
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/* クラリッサの死亡ロル眺めて涙目になりかけたin仕事場
業もあるが、うん、ジェフのアンドロイドの描き方と相乗すると思うんだ。く、考えたらダメだ。
(-138) 2014/07/12(Sat) 10時頃
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/* 蝶大人気!(
(-139) 2014/07/12(Sat) 10時頃
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/*ミッシェルたん……萌えーー
(ロルを打とうと発言見返した結論)
(-140) 2014/07/12(Sat) 10時頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2014/07/12(Sat) 10時半頃
|
[>>195傍らにいつもの微笑みを見つければ、安堵乗る声で彼女の名前を紡ぐ。]
――クラリッサ、
[けれどやはり何処かおかしい。 無意識に撃たれた場所を摩ったが、其処に痛みがなく、負傷した様子が見られない事に気付き、男は目を瞠る。 それに彼女は無数の銃弾を浴びていた筈。 あの状況で無傷であるなど在り得ない。
先刻までの出来事は、悪い夢だったとでもいうのか。 それとも今、夢を見ているのだろうか。
死後の世界に関しては自国の研究では解明出来ていない。 ここ数年、研究は軍事に関するもの一色になってしまっていた。]
(196) 2014/07/12(Sat) 10時半頃
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|
……。 すまないが、此処が何処なのか情報を集めてくれないか。
[自分も辺りを見回すが、見覚えはない。 招かれた彼女に何処までの能力が残っているかは分からないが。
付近を捜索し、直前まで持っていた筈の機材がない事を知れば、本国と連絡を取る事も出来ない事を知る。 銃器も持っていないようだ。 やがて彼女から結果を聞けば、男はネクタイを緩めながら呟く。]
――パティ達は無事だといいんだが…。
[彼女らが倒れた事もまた、男は知らなかった。]
(197) 2014/07/12(Sat) 10時半頃
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クラリス、 お前が此処に来る前の状況を教えてくれ。
[パティ達も倒れ、クラリッサが起動を停止したのを知れば、複雑そうに顔を歪め。 取り敢えず手がかりを探しに洋館へ向かう事を提案した。
道中、誰かと出会う事があれば、接触を試みるだろう。**]
(198) 2014/07/12(Sat) 10時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/07/12(Sat) 10時半頃
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―― 館が見える森 ――
[森を歩く今が夢なのか。 それとも、王を手に掛けたそれが夢なのか。 唐突に訪れた今に途惑い悩ましげに眉を寄せる。 ヴェスパタインのように、地獄、なんて言葉が出なかったのは 死にゆく記憶を持ちながらそれを認めたくなかったからだろう。 土を草を踏みしめてぬかるみを歩むうち 応える声>>193がトレイルに届く。 声した方を振り向けばヴェスパタインの姿があった。]
――――……ヴェス。
[驚いたように目を瞠る。 伸ばされた彼の手がトレイルの手首へと触れた。]
(199) 2014/07/12(Sat) 11時頃
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|
ああ。
[ヴェスパタインの体温が伝う。 夢ではなさそうだと思い あのような別れ方をした彼との再会に胸が熱くなるを感じる。]
夢じゃないんだよね。
[それでも確かめる言葉を漏らし、 トレイルは抱擁の形を求めて空の手を彼に伸ばした。*]
(200) 2014/07/12(Sat) 11時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/07/12(Sat) 13時半頃
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[こちらの無事を確認したからだろう、きゃんきゃんと喚くお嬢を見上げ。 その声は耳に突き刺さるが、しかし決して嫌なものではない。 男はふぅ、とため息を一つ着いて、ゆっくりと体を起こす。
酷く重たい体は、おそらく冷えによるものだろう。 とはいえ、全く動けないという程でもない。]
ほら…泣くな泣くな。
[お嬢は泣きそうなのか、泣いているのか。 どちらにせよ、まるで幼い少女のような有様に、少し苦笑しつつ、重たい腕を上げて頭をぽん、と撫でてやる。
怪我でもしたら…と責めるお嬢には、呆れを通り越して笑ってしまった。]
お嬢…それはあんたの言えたことじゃぁないだろう。
[返って来た返答には、少なからず後悔や反省の色が見えて、珍しい事態に、余程肝を冷やしたのだろうと思うと、胸が痛んだ。]
(201) 2014/07/12(Sat) 13時半頃
|
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[箱入り娘のお嬢には、夜の、雨の山の危険など、想像がつかなかったことだろう。 知識はあったかもしれないが、それと危機感とはまた別のものだ。 きっと、飛び出すに至った理由もある。 …それはおそらく、自分も決して無関係ではなく。
しかしそれよりも。]
…お嬢。
[呼びかけ、ちょい、と手招きをして。 躊躇ったならば、もう一度、少し強めに手招く。 それでも来ないのならば、こちらが動くしかないが…]
(202) 2014/07/12(Sat) 14時頃
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― 幕間 ―
[ヨアヒムは充足に満ちていた。 魂で編んだ五芒星は大地を侵す。
元より知恵の付いた猿と和平など結べるはずも無かったのだ。 同じ卓に着くだけでも肥溜めの中で、 生きるよりも悍ましい辱めだったと云うのに。
呪い掛けた魂が細く糸のように伸び、 やがては痩せて途切れる。
密やかに笑うヨアヒムは新しい幕開けに心騒がせた。 姦しい英雄を亡き者にすれば、最早開戦を止める術は無い。 大地が怨嗟と悲鳴に塗れ、優れた血脈を示す時。
―――もう、誰も止められはしない。]
(203) 2014/07/12(Sat) 14時頃
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|
/* !? となる昼休憩。
人からの接触弱いな、ロールでも。ただ今回によったので、なるほど好感度となりまして(
(-141) 2014/07/12(Sat) 14時頃
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|
[これよりは鉄屑と死体で山を築き、消耗と疲弊で海を濁らせる。
均衡を保っていた両国は、断罪の丘で瓦解し、 唯一輝いていた若い希望を失い、悲劇は坂を転がる石のよう。
両国が迎える死の時代は、直ぐ其処まで迫っていた。*]
(204) 2014/07/12(Sat) 14時頃
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|
[マスターが安心した声で私の名前を呼びます、嬉しいです。 続いて命令を受ければ。]
了解しました。
[周囲の様子を探ろうとします。 しかし、何故でしょうか、原因不明のエラーが発生します。 かろうじて分かったのは今ここが森であることと雨が降っていること、そして館への道。視認できることとなんら変わりません。]
ごめんなさい、マスター。 センサー系統にエラーが発生しています、視認できること以上の探索が行えません。
[本当に役に立たない私です。 それ以外に異常はないか、システムチェックを行います。]
その他、通信機能も障害されています。 また、所持していた火器も失ってしまったようです。
[今の私の状態を報告しました。 軽くその場で飛び上がりましたが、今の所は運動機能に障害はないようです。]
(205) 2014/07/12(Sat) 14時半頃
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/* 1d中にキーアイテムである鏡の破片がついた首飾りが、主側のPCへと渡される事でしょう。 追記→この時、特殊な力を持った者達(獣人、アンドロイド、呪術や魔法を使える人々)は主従問わず、その力を封じられます(役職由来の能力が辛うじて残っている状態です)。※現在力を持つ者同士に対しては使用可能にするか思案中です
ってことだから、鏡の破片が渡されるまでは元のままだと思ってるんだけど、大丈夫かな。 結構ロルにガチで影響するんだけど…
(-142) 2014/07/12(Sat) 15時頃
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[未だ、と、血を吐く思いで喘息を吐いた。
近づく死すら熾し、魂を惹かれるのは天か地か。 お傍にと告げた言葉を裏切ることなく、 祈りでなく忠義で胸と身を焦がして、息吹遠く。
重き身は命の灯火を尽かせ、雨に流される血が冷たい。 志半ば、道半ばでの退場を厭い、男は願う。
もし、本当に神が居るというのなら。
声にならず、啜った血の味。 導き給えと、冥府に向かって音にならず唱えた。]
(206) 2014/07/12(Sat) 15時頃
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ここに来る前、ですか?
[マスターの質問に、その時を思い出します。 …そうでした。私は失敗したんでした。]
申し訳ありません、マスター。 任務失敗しました。 …誰も守ることができませんでした。
[そう言ってパティや先生が倒れたこと、そして私が起動を停止したこと。そうして、一瞬途切れた意識の中で黒い蝶々をみて気がつけばここにいたことを簡単に説明しました。]
お役に立てずごめんなさい。
[ぺこりと頭を下げました。 これで許してくれる、なんて思いません。 でも、そうせざるおえませんでした。 与えられた役目さえこなせない私に価値などないのですから。]
(207) 2014/07/12(Sat) 15時頃
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―――死を司るアヤの蔓よ、下りたまえ。
余すことなく沈黙を導く先駆者よ。 貴方に捧げられる供物の数多を越え、 高き信仰、奇跡の証を。
[死を称える祝詞は、自身が嘗て信仰していた一柱の名。 人を殺めていた頃に、呪いとして仰ぐことを推奨された。 随分と忘れていた古神の詩であったが、 走馬灯のように縋る呪が唇から零れていく。
自身が護ると決めた、唯御一人の為。
蝶は人の作り出した声に誘われ、更に距離を削り、 老年が護りし、巫女の肩で翅を休めた。
―――かくて、扉は開かれる。 死の神アヤワスカが下すとされる審判のときが、やってくる。*]
(208) 2014/07/12(Sat) 15時頃
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了解しました。
[マスターが洋館を目指そう、といえば従ってその道を進みます。 途中、誰かに会うでしょうか。]
(209) 2014/07/12(Sat) 15時頃
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/* メモより… 撫でられてにんまりするクラリッサ… にこり、じゃなくて、にんまり。 にんまり。 (なんかツボったらしい
(-143) 2014/07/12(Sat) 15時頃
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― 慈雨の森 ―
―――……、……。
[最後の最後まで諦観を抱けずに、主人を包んで潰えた後。 微かに未練を滲ませ、雨の香音に誘われて、瞼が揺れた。
身体中から抜けてしまったはずの力は、再び身体に自由を返す。 緩やかに帳を持ち上げ、不思議な心地で瞬きを数度。
緩慢な所作で顎を引けば、腕には主人の姿があった。]
……姫様……?
―――ッ、姫様。 ご無事ですか、姫様。 [囀るように放つ一言目、覚醒に荒げた二言目。 無事を確かめるよう、彼女を広い胸板に迎え、膝を折曲げ擁す。 背中は聳える大木に預けられ、目先は天恵に濡れた森。]
(210) 2014/07/12(Sat) 15時半頃
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[この場が何処であるかを確かめる前に、 彼女のフェイスラインに指先回し、口元に耳朶を寄せる。 弱いながらも鼓膜に呼吸が届けば、久方ぶりの安堵を吐いた。
偶には神頼みも御利益があるらしい。 信仰心は薄く、都合の良いときばかり引き合いに出す老人だが、 この時ばかりは純然と高位の存在に感謝した。
自身の不幸は、彼女の喪失に他ならない。]
(211) 2014/07/12(Sat) 15時半頃
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[―――生きている。
彼女は気を失っては居るようだが、身体を貫いた閃光の痕は何処にも残っていない。落命誘った大穴どころか、細やかな創すらも。 怨嗟に汚染された後遺症も見えなければ、疑問の色は濃く変わったが、自身では妄想の範疇を出ない。
自身の身体も傷一つ無く、近くには二振りの剣が使い手を待って突き刺さっていた。
此処が冥府の門前とは到底思えぬものの、少なくともカルバリの丘ではないようだ。 軽く腕と肩を揺らして関節を鳴らすと、主人の膝裏と背に腕を差込み、軽々と抱え上げた。]
―――命在っての、と申しますが。 つくづく、運命が貴女を放っておきませんな。
無論、この不肖ハワード、お付き合いいたしますぞ。 ――――……何処までも。
[囁いた声は彼女に届いただろうか。
視界の隅で黒蝶が、雨を翅で弾いて悠然と舞う。 雨靄の向こうに見えるのは、閑静な洋館。]
(212) 2014/07/12(Sat) 16時頃
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/* 洋館につく前に縁故というか知り合い取っときたいよなー
といつつ くっそねむい
(-144) 2014/07/12(Sat) 16時頃
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―――ふむ、このままでは御風邪を召されますな。 姫様、少々窮屈ですが辛抱下さいませ。 門戸を叩きに参りましょう。
[片手で剣を拾い鞘に収め、残りの一振りは仕舞う前に大きく振るい、傍の巨大な一葉を断った。 大きく葉を拡げたそれを掌中で回収し、雨を凌ぐ葉傘へ変える。 彼女の腕に持たせるように差し込んで、刃を改めて封じれば、木陰より足を踏み出す。
終焉から始まった最初の一歩を。**]
(213) 2014/07/12(Sat) 16時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/07/12(Sat) 16時頃
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/* これ、従者が誰かの主人殺したりもするのかな?
(-145) 2014/07/12(Sat) 17時半頃
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な!に言ってるのよ泣いてなんかないわ!
[どうして笑っているのか分からないセシルに反論しながら頬を擦る。 ほら、なんて言いながら顔を見せれば頭を撫でられ何とも言えない顔へと変わっていった。]
…なに、どうしたの?
[手招きには少し困惑して。 もう一度、先程よりも強い手招きが見えれば、ゆっくりと近づき首を傾げた。]
(214) 2014/07/12(Sat) 19時頃
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/* やっぱりももてんさんとゆえるんさんのロールは華があるなぁ。
(-146) 2014/07/12(Sat) 19時半頃
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/* あとこの村女の子みんな可愛くてとても嬉しい(●´ω`●)
(-147) 2014/07/12(Sat) 19時半頃
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子守り パティは、メモを貼った。
2014/07/12(Sat) 20時頃
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/* 突然ですが、リンダが好きです。
(-148) 2014/07/12(Sat) 20時頃
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/* 抽出した方が早いよねきっと。 他大陸の主従すまん。余裕がない。
(-149) 2014/07/12(Sat) 20時半頃
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/* ふむ。 1dか2dに延長使います、か?
ぐ、やはりプロロ1日延ばして1dコミットのが良かったかな。自分がアンカー出来ないからやりたくなかったとか、そんな理由なんだけど。
(-150) 2014/07/12(Sat) 21時頃
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─客人を招く間の一幕─
[呪文の様なこと葉を紡ぎながら、其れは己の眷属である黒の羽虫を使って客人と目をつけた者達を招く用意をしていく>>#0。
ひらり ふわり
雨の中舞わせたそれが、一人の老将のこと葉に羽ばたきを強くさせた>>208。]
「へえ」 『久し振りに聞いたわね』
[己に対する祝詞を眷属を介して耳にしたのは、どれくらい振りだろうか。 其れは興味惹かれるままに、ハワードの映る鏡を覗き込んだ*]
(-151) 2014/07/12(Sat) 21時頃
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/* あかん、眠い
(-152) 2014/07/12(Sat) 21時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/07/12(Sat) 21時頃
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『まったく嫌になっちゃう』
[それは客人達を招き、ちょっとした遊びへの誘いをかけた後。 そう、少し先の話になる。
其れは地下へと舞い戻り、再びサイモンの拘束が弱まっているのを感じた。]
『ああもう、これ、今度はこの形で拘束しましょう!』
[焦れた少女の叫びが落ちれば、片手を動かし黒の羽虫の眷属がいくつも集まり、そうして鋼鉄の処女と呼ばれる拷問具を模した形を作り出した。]
「大丈夫、本物と違って針はないさ」
『「じゃあ、残りの作業お願いね」』
[なんて、地下室に呼びつけてそのままにしていた従者達に告げてみて。
終われば地下の広間で休んでみてもいいと、そう促すだろう。]
(*4) 2014/07/12(Sat) 21時頃
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/* あ、だめ。眠くて後ろのめりに倒れそう。 仮眠取れば良かったわ……
(-153) 2014/07/12(Sat) 21時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/07/12(Sat) 21時半頃
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[森を歩きながら、男は己の死について疑問を持っていた。 けれど身体の痛みは記憶にひどくこびりついて離れないし、リンダが落とした言葉もはっきりと脳内に残っている。
ならばこの雨降る森は地獄かとも思えたけれど、それにしては穏やかすぎる。──不気味なくらいに。
不気味なことといえば、そういえば絶命を意識した瞬間、雨の中に見た黒い蛾が肩に触れ、己の中に入り込むような感触があったと思える。
あれは、なんだったのだろう。
そんなふうに思いながら森を歩き、そうして男はトレイルを見つけたのだ>>193]
(215) 2014/07/12(Sat) 21時半頃
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─ そして現在 ─
[駆けた先、弟のように想い、そうして主と心に誓う青年がこちらの声に気づき目を瞠らせる>>199。
触れさせてくれた彼の手首から、間違いなく温度が伝わる。 子供独特の高い温度とは違う熱が]
……ここで会えたことを喜んでいいのか、どうなのか判らないな。
[己が死した筈の間違いない感覚を思い出し、同じ場所で会えたことに、もしや彼にもその時が訪れたのではないかと内心で怯えながらも。表情にそれを出すことはなかった]
夢、か。夢だとしたら、ひどく悲しくなる。
[嘘を纏わずにいられるままに会ること。それを夢だと呟くトレイル>>200にはわずかに眉尻を下げて、下ろした髪を揺らしながら首を横に振った]
確かめてみろ、好きなだけ。──夢じゃ、ないから。
[そうであってほしいという願いも込めて、伸びる手に身を預けてやる。 身体の距離が縮まれば、宥めるようにその広くなった背を撫でてやるだろう]
(216) 2014/07/12(Sat) 22時頃
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/*
仮眠取れば良かった、もう駄目……。土曜日を呪いたい少数民族。
(-154) 2014/07/12(Sat) 22時頃
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/* スージー=1 ヤニク=2 トレイル=3 パティ=4 ジェフ=5
(-155) 2014/07/12(Sat) 22時頃
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/* 仕事の電話に邪魔されて集中できぬ。 体調不良とのWパンチ酷いよ…明日までにあと2件対応しなきゃいけないんだけど、先輩とも連絡が取れぬ…
ハワードごめんなさい以外にもう何も言えない…
(-156) 2014/07/12(Sat) 22時頃
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─ 館2F、鏡の間 ─ [パトリッツィア、ジェフ、ヤニク、トレイル、そしてスージー。 彼らの終わりを映し、そうして光を失いかけている鏡の端を其れは指先で丁寧に切り取っていった。 破片で指が切れてもすぐに傷は修復するが、指先に滲んだ血が残る事に気づけばうっとりと眺めた。
ひとびとの終焉の時を映し光る鏡が無数にある部屋の中、其れは暫し切り取った鏡を加工する事に没頭する。
五つの鏡の破片は其れの手により、其れが操る羽虫の様な漆黒の紐が通った首飾りの様なものに変えられた。 鏡の破片は女性の小指くらいの長さで、形はそれぞれ違いはあれど、いびつな菱形の様に切り取られている。 五つの鏡の破片をぶら下げた黒い紐の首飾りもどきを作り終えた其れは、手元にゆらりとするそれを見下ろし、一度くすクスと笑いを落とした。
そうして用意が整った事に満足しながら、客人達が館に揃う事を、その部屋で待つ。]
(-157) 2014/07/12(Sat) 22時頃
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/* 没分←
(-158) 2014/07/12(Sat) 22時頃
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……。 そう、か。
[>>207クラリッサの説明によって、自分の知らなかった結末を知ると、男は一度瞑目する。 希望が潰えてしまった事に深く嘆息した。 両国の進む道には血と硝煙の臭いが止まず、数多の死体が山のように築かれるのだろう。 ヨアヒム公とオズワルド上級大将の望んだ結果になったわけだ。
あの状況の中、もっと早くにクラリッサの制限を解除していれば何か変わっていたのだろうか。 ――などと、絶対に選ばなかったであろう事まで考えてしまい。
謝罪の言葉と共に彼女が自分に向かって頭を下げれば]
――頭を上げろ、クラリス。 俺の判断ミスもある。
[お前だけの責ではないと言って、慰めるように彼女の肩を叩く。 その感触は、常とは変わらなかった。]
(217) 2014/07/12(Sat) 22時頃
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…此処から得られる情報はもうなさそうだな。 あの館に行ってみるか。 軒先くらいは貸してくれるかもしれない。
[>>209ちらりと洋館の方に視線を向けて、進路をそちらに定める。 屋敷の主が事情を知っているとは限らないが、此処で立ち往生しているよりも何倍も建設的に思え。
そしてクラリッサと共に洋館の方へと向かった。]
(218) 2014/07/12(Sat) 22時頃
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―道中―
[自分達がどういった状況にいるのかは分からない。
例えこれが、死に瀕した脳の見せる夢であったとしても。 ――彼女が己の側にいて、 彼女を上級大将に奪われずに済んで、ほっとしている自分がいた。 そこはオズワルドの癇癪に感謝すべきかもしれない。
つくづく、俺は業腹だな。 男は密やかに苦み混じる笑みを浮かべる。]
(219) 2014/07/12(Sat) 22時頃
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[昔は大きいと感じていたヴェスパタインの手>>216。 見上げていたはずの身長もいつの間にか追いつき追い越して その手も大きいとは感じなくなってしまったけれど 慕う心はあの時のまま変わらずある。]
――…ああ。 さいごの記憶を紐解くと、複雑、だけど。 それでもこうして言葉を交わし触れられる今が嬉しい。
[彼の懸念に気付き、その考えを肯定するに近い言葉が発せられる。 確かめてみろ、と言葉が聞こえ、伸ばした腕を彼の背へと回した。 ぎゅ、と一度強く抱きしめる。]
夢じゃない。 ――…ヴェス、迎えにゆけず済まなかった。
[背を撫でる手に、子供の頃あやしてもらった事を思い、懐かしさに目を細める。]
(220) 2014/07/12(Sat) 22時頃
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─少し先の話─
[>>133館のエントランスで客人達を全て迎えた其れは、楽しげに笑いながら告げる。]
「『ようこそ、客人。 さて、気づいていると思うけど、君達は死んでいる。 おわりを迎えたんだ。……正確には、あとほんの少しで迎えるんだけど』」
[客をもてなす館の主として、優雅に一礼する姿。 けれどそれは、子供が何かで見た仕種を真似て遊ぶ、ごっこ遊びの様な仕種であった。]
(221) 2014/07/12(Sat) 22時頃
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― 物語は、鏡の中へ ―
[意識が沈む中。 微かな羽音が聞こえた気がした。
額にふわりと何かが触れる。 でももう、瞼は上げる気力もない。]
(-159) 2014/07/12(Sat) 22時頃
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[瞼の裏の意識を掠める気配は。]
[ある時は、回廊で。] [ある時は、雨降る闇の向こうから。]
[まるで手招きするような、視線に似た――。*]
(-160) 2014/07/12(Sat) 22時頃
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/* こっそりこちらの秘話を使用させていただきます(キリッ
(-161) 2014/07/12(Sat) 22時頃
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「僕達はひとびとの終焉の記録を管理する者。いわば、死に様の記録係ってところだね」『貴方達のこと葉で言えば、神様ってところかしら』 「『名前をアヤワスカ。──信じる、信じないはどうでもいいけど』」 『でも、自分が死の淵にいた記憶くらいはまだあるでしょ』 「まぁ、ここでは怪我も痛みも一度取ってあげたけど」
[パトリツィア、ハワード ジェフにクラリッサ ヤニクにミッシェル トレイルにヴェスパタインとヨーランダの兄妹 スージーとセシル
其れの目にはほとんど同じ時刻に死ぬこととなる、呼び寄せた客人達。 俯きがちの顔でその目許は見えないようになっているが、其れはしかりと彼らの顔を覗き見て、そうして口許に慈愛を乗せた笑みを浮かべる。]
(222) 2014/07/12(Sat) 22時頃
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/* 兄様と主の抱擁に、腐ったフィルタが発生しそうになるのを抑えなければ。(しかしガン見) くっ……!二人とも…っ。(バンバンバン
(-162) 2014/07/12(Sat) 22時半頃
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「ねぇねぇ、主人と従者の絆ってどんなものなの」 [少年の声は問いかける。知らないものに触れる様な、好奇からの高揚に弾む声音で。]
『もし良かったら見せてくれないかしら。……主人と従者、それぞれ一人ずつ生かしてあげるわ』 [少女の声はそう打診する。甘える色合いに、けれども高慢な声音を混ぜて。]
「誰かの死を見続けるのは飽きんだ」『だからね、貴方達で暇潰しをしようと思うの』
「『どんな内容かは、ダンスホールでお話してあげる』」
[そう言いながら、其れは客人である貴方達をダンスホォルへと案内する。 裸足で床を駆ける様な足取りは、ひどく上機嫌な子供のもの。]
(223) 2014/07/12(Sat) 22時半頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2014/07/12(Sat) 22時半頃
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/* はっ! 鏡の中へじゃない、鏡の中から、でした。すみません。
(-163) 2014/07/12(Sat) 22時半頃
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[そうしてダンスホールに客人達を連れてくれば、終わりを迎えた筈の主人側の者達一人ひとりに鏡の破片で作って首飾りをかけていく。
嫌がり暴れる素振りや、従者側の者達がこちらに刃を向ける仕種を見せれば、どれくらい前だったか数えるのも面倒だが、サイモンにした様に己の眷属である黒い羽虫達で押さえつけるつもりだ。
そうして其れは、鏡の破片がぶら下げられた首飾りを五人の主達に贈りつけた。]
(224) 2014/07/12(Sat) 22時半頃
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[この身体にもチップは埋まっているのだろうか。 不意に脳に埋めたチップの事を思い出して、雨にしっとりと濡れた金髪に覆われた己の後頭部に触れる。
易々と奪われぬよう、チップにはトラップが仕掛けてある。 三回の回数制限の中、正しいパスワードを入力する事が出来ねば、 チップの中に入った情報は事前に用意した膨大なデータで上書きされ、全て水の泡となる。
――脳にチップが、とは言ったが、呉れてやるとは約束していない。
それは父の心をへし折り、アンドロイドの在り方を変えてしまった軍部への男の呪い。]
(225) 2014/07/12(Sat) 22時半頃
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― 森の中 ―
[音が、近づいてくる。 静かに降り注ぐそれは、雪とは違う雨音。 肌を撫ぜる風が、いつもより湿って。 そして生温く感じるのは北の空気に慣れてしまっているせい。
ゆっくりと瞼を上げ。浅縹色が、意識を持つ。
視界に移るのは、茂る緑の向こうに浮かぶ、曇り淀んだ灰色の空。 幾度か瞬き、そして。]
(226) 2014/07/12(Sat) 22時半頃
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………っ、痛くない。
[跳ね起き、身体を確認する。 背中に痛みはなく。纏う服にも、紅い染みは見当たらない。 最期に、何かが額に触れたような感触をうっすらと思い出し。 頭を押さえるように俯けば、さらりと銀糸が肩から滑り落ちた。
束ねられていた、拘束を斬り払われ失ったそれだけが。 まるで、最期の時を夢ではないと思わせるかのように。]
(227) 2014/07/12(Sat) 22時半頃
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/* うなん。 道中、さくっと飛ばした方がいいかしら。 各主従のお邪魔したら悪いような気も…。(´・ω・)
(-164) 2014/07/12(Sat) 22時半頃
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――…ここは? レイ……ヴェス兄様…?
[俗に言う、あの世というものだろうか。 ならば二人の姿はないかと、辺りを見回し。
視界を、黒い羽虫がふわりと横切った。
自然と目で追った先には。 どんよりとした空の下、佇む洋館。]
(228) 2014/07/12(Sat) 22時半頃
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[掌に触れる地面の感触は、幻とは思えないまま。 立ち上がり、雨避けの木の下から、ふらりと歩き出す。
何かに引き寄せられるかのように。*]
(229) 2014/07/12(Sat) 22時半頃
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「これは君達にとっては希望の欠片」『これを死守した主一人と、それからあと残った従者側の誰かしら』
「『二人だけ生かしてあげる。だからね、生存権を賭けたゲームをしてもらいたんだ』」
[愉しそだろうと、其れは首を傾げてダンスホォルに連れてきた者達を見つめた。 彼らの反応を一通り見終えれば、それは囁く様に落とす。]
「君達がやる事はひとつ。」 『生かしたい人がいるなら』 「『誰かの希望を割り砕いてごらん』」
「『……大切な人が、いるなら』」
(230) 2014/07/12(Sat) 22時半頃
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[其れの言葉を貴方達は信じるだろうか、信じないだろうか。
それでも何かに縋る気持ちで、やがて貴方達はアヤワスカの言う『ゲーム』に参加する意思を見せるだろう。
その様を確認すれば、其れは満足そうに単純なゲームルールを説明する。
こと葉で相手を取り込み篭絡して蹴落とすのも有り。 武力を持って相手を蹴落とすのも有り。 そんな単純なルールを。 ]
(231) 2014/07/12(Sat) 22時半頃
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「武器の使用は可能。魔法や呪術を使える者、それから獣人……へぇ、機械人形もいるのか。 剣術なんかの心得があっても、普通の人間もいるゲームだ。だから、ある程度封じさせてもらう」 『まぁ、でも人外能力保有者には全力でぶつかれる事にしておいたわ。普段の力が出せないのって、不便でしょうから』
[例えばヤニクとパトリツィアが己の呪術や魔法を相手に駆使するといった場合、二人は常通りに力を奮えるだろう。 パトリツィアがスージーに害をなそうとするならば、パトリツィアの魔法は封じられるという事になる。]
『獣人と機械人形はどうしましょうか』「そうだね、獣人は普通の人間に接する時は速度は少し早いくらい、腕力の類いは落とそうか。あとは、どれくらい戦士として訓練されているかが物を言うかな」 『じゃあ、機械人形の制限もそんな感じね』
[其れは囁き合い、ミッシェルとクラリッサを眺めた。]
(232) 2014/07/12(Sat) 22時半頃
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[声を掛けられ、振り向く>>120
どうやら探していたあいての方が先に気がついていたようで。 探す手間が省けてよかったと一安心するもすぐに]
現状を報告しろ。ここは一体どこだ。 敵の攻撃か?
[と矢継ぎ早に攻め立てる。 その相手の顔が嘲笑とも取れるうすら笑いを浮かべているのが気にいらない。獣のくせに。
「覚えてはおられませんか」
何でもわかっているかのようにこちらを諭す態度が気に入らない。下僕のくせに。]
(233) 2014/07/12(Sat) 22時半頃
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「武器は武器庫に。ああ、銃火器の類は用意していないよ。使用可能は刀剣類のみ」 『ま、目くらまし程度なら有りだけどね。まぁ、愛用品があるならそっちを使ってくれてもいいけど』
[くすクスと笑えば、其れはダンスホォルを出て右手側の廊下奥の突き当たりに武器庫がある事を説明するだろう。
武器庫にある物は、其れが言葉にした通り刀剣類と目くらまし程度に使える火薬の類い。種類は、扉をくぐった者が望む物が並んでいる筈だった。 この館のシステムがそうせてくれる。]
(234) 2014/07/12(Sat) 22時半頃
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/* パトリツィア、ハワード ヤニク、ミッシェル トレイル、ヴェスパタイン・ヨーランダ兄妹 スージー、セシル
2 ちらっと目に収めるくらいはしようか。
(-165) 2014/07/12(Sat) 22時半頃
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いえ、私が判断するべきでした。
[逃げてしまったことを思い出します。 あそこで、正確な判断をくだすことができれば結末は変わっていたのかもしれません。 そのためのわたしであったはずなのです。]
はい、マスター。
[私から言葉を発することはなく、静かに館へ向かいました。]
(235) 2014/07/12(Sat) 22時半頃
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「力を制限したと言いながら、制限しきれないものもあったけど」 『あと、そうね。この館のシステムにアテられて、何か目覚めた人もいるかもしれないわね。……どう使うかは、任せるけれど」
[客人達を眺めながら、其れはクスくすと愉しそうに告げていく。
もしかしたら、ただの人間だと思っていた者もただの人間じゃ済まない何らかの力を得たかも知れないと。
同時に、何も持つ事を望まなかった者の気配もあったけれど、それには何も触れない事にした。]
(236) 2014/07/12(Sat) 22時半頃
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貴様、主人を馬鹿にするつもりか・・・――
[続く俺の言葉は獣の従者に遮られ>>130て、そのままになった。 従者の言葉に耳を疑い、一瞬にして思考が飛んだ。
馬鹿な。 この俺が…――
敗れた…?
嘘だ…嘘だ嘘だうそだうそだ…。]
何を…。
[馬鹿なと喉まで出かかった言葉を飲んだ。 思い出したのは少し前の記憶。
照りつける日差しの下 いつもの戦場 いつもの空気 兵を囲んでいた自分。 いや、囲まれていた自分。 寝返った兵に…。 ミッシェルを。 止むに止まれず 刀を胸に 自害。]
(237) 2014/07/12(Sat) 22時半頃
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「ああ、最後に。その鏡の破片ね、割られたら」 『ここに来る前と同じ痛みが、心臓に来るから』 「『主の痛みに耐えられないって場合は、従者の誰かがそれを下げて肩代わりするのも認める。けど、先着2枠ってとこかな』」
[そんなことを酷薄に笑って落とし、其れは続ける。 鏡の破片が割れた者、もしかしたら何らかの作用でその後を追う者や、他の理由で退場者が出る場合もある。 そう告げてから、其れはゲーム参加者としての資格を失った者は自動的に地下室へと招れかると説明した。
地下には自分の従者がいるから、彼らと戯れるなり、生かしたい者がまだいたならばそれらを見守ればいい。 そこまで告げて、其れは一度口許を歪めた。]
「『まぁ、生かしたい者が同じ地下室にいたなら不本意かもしれないけどね』」
(238) 2014/07/12(Sat) 22時半頃
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[湿った土の感触。 草が土と混じり合った腐葉土の香り。 整備された道を歩く事に慣れた男にはそれらは新鮮なものだった。]
…こんな状況でなければ、楽しめるのかもしれないが。
[ぽつりと漏らす言葉は、湿気の高い空気の中に溶ける。 道中、金髪に獣の耳持つ女性と色とりどりの民俗衣装に身を包んだ男性の二人連れを目にした。 獣人は実際に見た事はないが知識では知っている。]
――申し訳ない。 貴方方は此処の住民ですか?
[彼らの間に流れる空気は芳しくなさそうだが、とにかく情報が欲しかった。 此処は獣人がいる大陸なのだろうかと思いながら声を掛ける。 けれど獣人はそう珍しくはない。男性の衣装からすると、西方のような気がするが。
彼らが応じてくれれば二、三の言葉を交わしてから、一礼して洋館へと向かっただろう。]
(239) 2014/07/12(Sat) 22時半頃
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[そんなルール説明を一方的に置けば、其れはふわりと歩き出し、ダンスホォルから出て行った。
後は君達で過ごせばいい、けれど呼ばれれば近くに来よう。
そう告げて。]
(240) 2014/07/12(Sat) 22時半頃
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/* あああああ! リロード大事ですよねぇ。
(-166) 2014/07/12(Sat) 22時半頃
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[ 後に残された貴方達は、訳の判らない存在から提案されたゲームに戸惑うだろうか。 それとも早速、生かす為に、生きる為に動きを見せるだろうか。
館はアヤワスカやサイモンいわく、システムというものの作用で今いる者達が望んだ部屋や施設を作り出す。 貴方が望む施設や部屋も、そこから出れば迷うことなくたどり着けるだろう。*]
(241) 2014/07/12(Sat) 22時半頃
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…気分が悪い。
[受け入れがたい事実に視界が歪む。 …一体何がどうなっているのか…。 確かに俺はあの時死んだ…いや、死にかけたハズだ。 それが今は傷一つない。]
…おかしい…――。
[一体どうなっていると言うんだ。 俺の周りには絶命の際に見た不気味な蛾が飛び回っていたかもしれないが、今の俺にはそれを認知する余裕もなく。
眉根を寄せ、雨がしのげる大きな樹にもたれかかるように背中を預けて、ただただ現状を整理していた。
ミッシェルが促すので>>171短く頷いて館の方へ足を向けた。 誰かと出会えば腰に差した柄に手を掛けて相手の様子を窺っただろう。]
(242) 2014/07/12(Sat) 22時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/07/12(Sat) 22時半頃
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[戸惑いながらもこちらへと近づくお嬢を、じっと観察する。 男は見ていた、お嬢の身体が地面に叩きつけられるところを。 そして、経験から知っている。 あんな落ち方をして、まともに立ったり歩いたりなどできるはずがないことを。
自分の身体でも感じた違和感を、お嬢を眺めることで、確信へと変える。 あれは、どう考えても、夢などではありえないことなのに。
男はばっと顔を上げる。 見渡す景色は明らかに見覚えのないそれ。 男は落ちたところの風景を見ているのだから、間違いない。]
…俺たちは…
[本当に、無事なのか? そんな不吉な問いを、飲み込む。 いや、死後の世界にしては、あんまりにも殺風景というか、死後であるならもっとまともな場所であってほしいとは思うのだが。 しかしならば、無傷である身体は、見知らぬ場所は、何だと説明着くというのだろう?]
(243) 2014/07/12(Sat) 23時頃
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/*今すっげー齟齬ったことに気付いた…。
俺の絶命の回想…雨ふってねえ…←
雨ふってねぇ……。
(-167) 2014/07/12(Sat) 23時頃
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/*もっと意識して雨ふらしてこ。
(-168) 2014/07/12(Sat) 23時頃
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/* >>232 獣人にカウントしてもらえなかった哀しみ。(お前が悪い
(-169) 2014/07/12(Sat) 23時頃
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[ぽつりと聞こえたつぶやき。]
マスターはこういった場所が好みですか?
[マスターの好みを把握するのも私の役目です。 というより、私が知りたかったです。 そんなことを尋ねながら歩を進めると。]
こんにちは。
[2人組に出会いました。 マスターが声をかけていますので、続いて私も挨拶をします。 ところが一人は柄に手をかけています。 警戒するようにマスターの一歩前に出ました。]
(244) 2014/07/12(Sat) 23時頃
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[>>239柔和そうな男の声に少し身を屈めて向き直る。
金髪の身なりの整った男性。容姿からするに東の国か…南の国か…。 身につけているものからして軍人のようだが、戦地に赴くものとしては危機感がまるでない。さしずめ研究員といったところか…。]
だとしたらどうする…?
[そのように問いかけるということはコイツも俺たち同様ここの人間ではない。 もしかして自分たちと同じ境遇なのかと過って、いやそれは早計すぎると否定し。 相手の様子を窺うことにした。
ポンチョの下で柄を握る手は緩めずに。]
(245) 2014/07/12(Sat) 23時頃
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/* 難しい…。 うまく動けてないです。
(-170) 2014/07/12(Sat) 23時頃
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/* >>245 気づいちゃダメでしたかね…。 ごめんなさい。
(-171) 2014/07/12(Sat) 23時頃
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[…は鋼の乙女の抱擁に抗うサイモンの悲鳴に不愉快な気持ちになった。人間であれば、眉の一つもひそめてみせたところだろう。 処女の胎にサイモンは完全に押し込められ、静寂を取り戻した地下室に主の笑い声が響く。]
残りの作業……と言われましても。 客人を招待する準備はダンスホゥルに用意致しました。 そして主はサイモン殿と私達を地下へ閉じ込められましたな。
……主、一体、何をなさるおつもりですか。
[前にも問いかけた言葉をもう一度口にして、天を仰ぐ。 視線の先にはリリンラの愛する雨雲も、どこまでも遠い青空も無く、石造りのそっけない天井が見えるだけだ。]
/*>村建て様 すみません、2d前までに地下の様子を描写してもらえませんでしょうか?もしくは勝手に描写してもよろしいでしょうか? 現時点、PCは地上の状況がみえておりませんし、分かっておりません。*/
(@8) 2014/07/12(Sat) 23時頃
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何だこのふたり。
…軍事関係者の仲睦まじい逢瀬に付き合ってる暇なんぞないのだが。
…。観光…?
こんな雨が降っているのに、傘もささず…?
[迷ったのだろうか、と思ったが]
…俺も迷ってるようなものか。
(-172) 2014/07/12(Sat) 23時頃
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しかし。この女…、なかなかに良い見た目だ。
こういう女を召抱えて侍らしたいよな。 それこそ男冥利。支配者冥利に尽きるというもの。
(-173) 2014/07/12(Sat) 23時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/07/12(Sat) 23時頃
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/* おっと、リリンラごめん。やはり週末は出力落ちすぎている、困らせてごめんね。
゚(゚´Д`゚)゚
(-174) 2014/07/12(Sat) 23時頃
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私が見落としているだけという可能性もございますが、おそらく描写はありませんな。 地下室、とだけしか分かっておりません。 地上の状況は、「館に人がくれば分かる便利システム」なので、ガンダムのピキーン!みたいな直観レベルなのかなとRPしております。 なんでもできる、なんでも理解する、そんなご都合主義満載のPCはただの中二に過ぎませぬ。 故にリリンラは分からない、を繰り返しております。 しかし明確は主従関係が存在しますので、ある程度はくみ取って動くようにしております。 しかし、その範囲を越えてしまえばいじけて雨乞いいたしまするぞ。
出来れば主に寄りそう従者でありたかったのですが、大分反旗を翻しそうな状況。
(-175) 2014/07/12(Sat) 23時頃
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「何をする、つもり、か。」 『そうね、ゲームをするつもり。ルール説明をあの人達にする時、貴方にも声を届ける様にしてあげる』
[そう言って地上に戻った其れが客人を出迎えた時の、彼らに告げた一方的なゲームと、そのルールはリリンラやサミュエルにも届いただろう。
地下室の広間。そこにゲームの参加資格を失った者が来る事になり、戯れを望む者がいたら相手をしてやってほしいと>>238。
彼らに響いた其れの声が、そう伝えるだろう。]
(*5) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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[雨音は尚も続く。 降り注ぐ雨に濡れて冷たさを帯びるはずなのに ヴェスパタインに触れた個所からはぬくもりが伝い安堵する。]
――……。
[ふ、とヨーランダの声>>228が小さく聞こえたような気がして ヴェスパタインへと視線を向けて問うように首を傾げる。]
(246) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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[館に向かい、地を踏みしめる。 そして、見つけた。
先程呟いた、主と兄の姿を。>>216>>220]
(247) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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[サイモンを閉じ込めた部屋のその隣。 地下の面積をもっとも取っている広間。
そこは蝋燭の明かりが灯り、中央のテーブルセットを囲む様に壁際に大きな鏡と対角線上に大きなうず模様の黒い扉がある不気味な部屋。
壁際にある大きな鏡は、地下室より上階の部屋の様子を、覗く者が見たい様に映し出してくれるだろう。
客人達がまるで奈落に落ちるかの様に招かれる部屋はそこだと、だからそこで出迎えの準備をしてくれないかと。 其れはリリンラに、ついでにサミュエルに告げる。]
(*6) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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/*暫定 あなたが目を覚ますその時、絨毯に横たえられた身体が敏感ならば、その下の石造りの部屋の冷たさを感じることができるかもしれない。 壁も天井も石で造られたその空間を見回せば、蝋燭で灯された薄暗い部屋の中に、穀類や酒樽等を見つけることが出来るだろう。 部屋に何故かあるアイアンメイデンを模したそびえ立つ棺(inサイモン)が時折揺れるのも、目撃するかもしれない。 中でも目立つのは、ティーテーブルと椅子の周りに奇妙に浮かぶ光を放つ割れた何かだ。 近づけば、それらが姿見程の大きさの鏡のようなものだと気付くかもしれず、さらに覗きこめば今まで自分がいた所がみえるものだと気付くだろう。 */
(-176) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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意外とちゃんとした部屋っぽくてリリンラびっくりんら
(-177) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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[>>244呟きを拾ったのか、クラリッサに問い掛けられれば。]
自然に囲まれた、こうしたなだらかな道は俺達の国にはないだろう? 居住区画には人工の自然しかないしな。 …もっとも、最近は殆ど研究所から出ていなかったが。
[ここ半月程は、調停会議の為に殆ど研究所に缶詰めになっていた。 クラリッサが誕生して間もない頃には彼女を連れて国内の各所を回ったものだが、 その後は完成した彼女への調整や実験・シミュレーションなどに追われた。 おまけに男は研究所の付近にある居住スペースにさえ足を運ばないくらいの籠り症。
傍に置いていた分、彼女も必然的に研究所で過ごす事になっただろう。 自由な時間に彼女をあちこちに連れて歩けば良かったと、今になっては思う。]
(248) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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/*遅くなってすみませんー!サイモンさんのことは地上のひとたち知らない訳ですし、どうとでもしていいのかなーと。*/
/*主様すみませんありがとうございます!!(書き起き)*/
(-178) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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[カサリ、と足元の葉が音を立てる。 二人が振り返るのが先か、駆け出すのが先か。
もう背丈も纏う服も変わったというのに。 子供のように抱き締めあうその姿は、昔のままのようで。]
―――……っ、
[今にも泣き出しそうな顔で。 手を伸ばし、銀糸が流れ落ちるその背中に触れ。 服を握りしめれば、背中に額を押し付けて温もりを確認する。
それは幼い頃。 余所見をする兄に構ってと強請る時のように。]
(249) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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セシル……?
[どうしたの?と出しかけていた声は空気を震わせ音になる事は無い。 ただ不安そうに、彼を見つめる。
……どのくらいそうして居ただろうか。未だに雨は止まない。 セシルも自分も随分と水を含んでしまっている。 動くのには問題は無いが、少し重い気がして。 彼が何を考えこんでいるのかは、何を言いかけたのかは少しくらいは分かる気がする。 セシルの反応を見る限り、私も彼も無傷でいられるような場所から落ちたのでは無いというくらいの事は簡単に想像がついた。 しかし、いつまでもこうしている訳にも行かない。 どうしようかと辺りを見渡したその時。 ふと、何かに気がつきセシルの袖を軽く引く。]
ねぇ、あれって………
[女が指した先にあるのは、二階建ての館。]
(250) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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[>>245男の自覚する以上に、今まで張りつめた糸が切れていたらしい。 向き直った男性はポンチョの下に何かを隠し持っているようだ。 >>244クラリッサはそれを警戒するように男の一歩前に出る。 己のしたのと同様に彼が男の事を見分している事は感じ取った。]
――貴方が此処の住民なら、情報が貰えると有難い。 此処は何処か、貴方は知っていますか?
[彼の言葉からは、情報は拾えない。 彼はどう答えたか。
彼らから情報を得られれば、一礼して感謝の言葉を告げ。 対価代わりに気付けば此処にいたのだと情報を落とす。詳しい事情は告げないが。
得られずとも、邪魔をした事を詫び。 クラリッサを促して洋館の方へ向かおうと。]
(251) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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レイも…、ヴェス兄様も……、 二人とも、よかった……よかった…。
[兄の背に回された、主の手にもそっと触れ。 ぎゅ、と指先を握り。安堵の息を吐き出した。
何がどうなっているのか。 ここがどこかすらわからないが。 ただ、今ここにある二人の温もりに喜びを感じるまま。]
(252) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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―洋館・1Fエントランス―
[先刻会った二人と数言、会話を交わしたが一緒に連れ立ったか。目的地は同じようなので近くにはいただろう。
扉を開けると広々としたエントランスに出た。見てくれから結構大きそうな建物だろうとは思ったが、中に入ると増してそう感じる。
入口で雫を落としていると少し先からぺたぺたと固いものと柔らかいものがぶつかる音がする。]
…?
[少し先に視線をあげると変な女がぺったりぺったり軽やかだけれども変てこなステップでこちらに近寄ってくる。>>133
ニコニコにたり。三日月よりも若い月のように、口は歪に嗤うけども深く俯いているのでその目は窺えない。 不気味な女…いや、大きく広げられた胸元は痩せこけていて、男か女かも見分けがつかない。腕や足も間接が大きく出っ張っていて見るからに貧相だ。]
この館の人間か。
[尋ねた言葉に返事はあったのか。あったとしても的を得ないものだっただろう。]
(253) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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/* 皆さん、大丈夫ですか…。
(-179) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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/* 二人の抱擁の邪魔してごめんなさい。
樹の影から二人を見つけて、 (まさか…そんな……っ) とあらぬ誤解をして、 そっと館へ走り去るというパターンを想像しましたが 踏み止まりました。
(-180) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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―現在・???―
ここは……?
[――意識を、失っていたのだろう。 いつもの夢見の如く、先程までは、狭間の場所にいた。 光とも闇ともつかぬ空間を揺蕩う中で、誰かに名を呼ばれたような気がして。>>210
その温もりに引き寄せられるよう薄らと目蓋を持ちあげれば、 そこには見慣れた執事の姿が。>>212]
ハワード……?
[何故だろう。傷一つなく、意識もこんなにも鮮明で。 死んだはずが、こうして今を迎えている不思議。
……そうして一つ、得心する。]
(254) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2014/07/12(Sat) 23時半頃
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―回想・最期の刻―
……ジェフ。良い名前ね。 ありがとう、…パティって呼んでくれて。
[自国の民は、どんなに頼み込んだとて決してそうは呼んでくれないから。>>70 愛称を口にしてくれたのは、友人となった証のような気がして。
握手ののちクラリッサへ出される指令には少し驚くも、これが彼の国の力なのだろうと。 ほどなくして彼女から声が上がれば>>80、一つ頷いてハワードを見上げた。>>95]
(255) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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魔力の消耗が激しいけど、大丈夫、動けそうよ。 ごめんなさい、力になれなくて……貴方に任せるわ。お願い。
[すっと構えられた二振りの刀はまるで十字のよう。>>97 それは恐らく、あちら側に伝わる風習の一つなのだろう。
……嗚呼、しかしここはカルバリの丘。 されこうべに刻まれる十字は不吉を呼ぶか未来を拓くか。
されど刹那過る不安も、常と変わらぬ笑顔に勇気付けられ。強く頷きを返した。]
(256) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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[クラリッサに先導され、前後を護られるようにして館内を駆ける。
元よりお淑やかとは言い難い性格、遠乗りに出たりと同世代の者より活発ではあれど。 長く走れば息も切れ、慣れぬ戦場の空気に言葉もなくす。
……いつかの夢によく似たそれ。
それは、戦地へ向かう新米兵の視点であったろうものと酷似していて。 決して知らないはずではないのに、想像以上の光景に目を背けたくなる。]
(257) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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― 少し前 道中 ―
確かにそうですね、興味は引かれます。 ですがやはり不便では、と思ってしまいますね。
[知らない場所はわくわくします。 もっと色々眺めて見たい、そうも思いますが一方で機能性も考えてしまいます。]
この状況からもどれたら、マスターも少し休まれてはどうでしょうか? 私も美味しい紅茶の入れ方勉強しておきますので。
[確かにここのところマスターはずっと忙しそうでした。 それも今回の会議が終わるまで、と思っていましたがもはやそれどころではない状況です。…先生に紅茶を習うこともできませんでした。
またマスターと何処かへ行けたらな、ちらりとそんなことが過ぎりながら提案しました。]
(258) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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[加えてかかる呪詛の圧力。 心身共に疲弊しきったところへ、遭遇したのはアシストスーツを着た集団>>86]
………っ!!
[咄嗟のことに反応もできず、ハワードがそれらを倒すのをただ見つめ>>109 促し>>110>>128を得てようやく、足を動かすことができた。]
ごめんなさい…私……
[息も切れ切れに、紡いだ一言。 されど見上げたジェフの様子がおかしいことに気付いて>>142]
(259) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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[…は悠然とした姿勢を崩さない主に奥歯を噛みしめた]
礼儀?人を閉じ込めておいて、タダで働かそうとする奴に払うもんじゃないね。 手伝ってやるもんかよ。
[…は男をみていた。助けを求めてもがく姿が棺へ押し込められるそのときまで。]
/*主様、逃がしてみるって選択肢はNGでしょうか*/
(@9) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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ジェフ……?
[天井に銃を向ける様子を訝しみ、敵集団から気がそれた。 はっと向き直るも、既に死の弾丸は放たれた後。>>145]
――自分を庇おうと腕を伸ばすハワードの姿が視界に入る。]
(260) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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――だめ。来てはだめ、このままでは貴方が……
(-181) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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[それとほぼ同時、落ちる落雷に飲まれ。
ひどくゆっくりと、白い光に黒い影がひらひらと舞うのが、視界の隅に映った。
僅かな時…心とは裏腹に、咄嗟に伸ばした腕が触れたのは――]*
(261) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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―現在・ハワードの腕の中で―
[……死後の世界とは斯くも昏いものか。 黒に近い濃灰が空を覆い、降りしきる雨は止む気配さえない。
ひどく漠然とだが、死とは穏やかなものだと思っていた。 されども冷たい世界に放り出されて――嗚呼、これが報いだというのなら。
セレソ・ヴァストークの歴史を惨劇へと導いた者への罰であろうか。 ただ、救いたかっただけなのに。切った舵は逆だったはずのに。]
(262) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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[力を持ちながらにして、その使い方を誤った。 導き手の権威は地に落ち、声はもう誰にも届くことはないだろう。
船は2つの勢力を擁しながら、雨風吹き付ける嵐の中をただ闇雲に進み続ける。 船員同士互いに傷つけあい、海へと引き摺り降ろし、命預けるはずの船すら壊す。
その終焉へ向かう苦しみを今一度呼び寄せた本人が、安穏と時を終えて良いはずがないのだ。 船が沈むまで――2国の戦火が大陸を焼き尽くすその日まで、同じように苦しむ運命でも課せられたのだろう。]
(263) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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[雨音に混じりカサリと葉が鳴る。 ゆる、と音した方に顔を向ければ 駆け寄るヨーランダの姿>>249がみえた。]
…………ラン。
[そっと彼女の名を呼んで、再会を喜ぶ声>>252にゆるく頷く。]
キミも此処に来ていたんだね。
[ヴェスパタインの背にまわした手へと触れるは彼女の繊細な手指。 ぬくもりは記憶するものと変わらずあたたかく、安堵する。]
(264) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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/*乙乙ですケロ。 墓落ちした時に地下の状況がぱっと分からないってPL視点不便だよねえ…表が優先だけれどもー と思って質問飛ばしておりました。 のんびり参りましょう。我ら見学人故!*/
(-182) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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[しかしあろうことか、 このような最果てと思しき地にまでハワードを連れてきてしまった。 自分で意識していたより強いその執着に、思わず苦笑する。
――尤も、彼がそれを拒むことはないのだろうけれど>>212。
それでも、]
(-183) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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[ここは死後の世界なのか、それならば自分は、お嬢は、死んだのか。 その考えが男の背筋を凍らせる。 ぞくりと背中を駆け上がる悪寒。
…いや、普通に寒いのだが。
止まりかける思考を呼び戻したのは、やはりお嬢だった。 促されるままに、その指さす先を見て…]
…これは…
[折しも彼らの目の前に現れた漆黒の蝶が、彼らを誘うように舞い踊る。 …どう考えても、誘われているとみるべきだろう。 怪しいなんてもんじゃぁないが。
ちらり、とお嬢を眺めやれば、まったくの濡れ鼠… 思わず、つい、と視線を逸らしたのは許してほしい。 誤魔化すように咳払いを一つして。]
…雨宿りくらいには、なるか?
(265) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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[人を疑うことを知らないのか、リスクを冒してでも現状を究明したいのか。
だが、残念ながら俺はお人よしではない。誰が好き好んで親切心で情報をひけらかすものか。
言葉を続ける男>>251に]
残念ながら俺もここがどこなのか知らない…。 …あんた、故郷<くに>はどこだい?
新婚旅行なら、もっと場所を選んだほうが良かったな。
[女を一瞥してから冗談を掛ける。 この状況で女が前に出るのは、変だ。女の方が腕っ節が強いのだろうか…。
しばらく腹の探り合いをしたかもしれないが、相手が先を急ぐなら止めないだろう。獣の従者が何か問いかけようとしたなら、必要以上に制止を掛けることもなく静観しているだろう。]
(266) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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[しかし今は、暗き物思いを払拭するように声をかけてくれる執事>>213に小さく感謝する。]
……ありがとう。ハワード。 そうね、このままここにいては風邪を引きそう。 どなたの屋敷かわからないけれど、あそこへ助けを求めましょう。
[雨を凌ぐために持たされた一葉>>213、 自分とハワードの両方がその陰に隠れるよう、なるべく身を寄せて。 不安げに洋館を見つめる。]
(267) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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/*そろそろサイモン殿は墓落ち時間ですので時間的に無理そうかなあと…*/
承知いたしました、主様。
[幾度も使った返答と、礼儀正しいお辞儀を一つ。]
(@10) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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今日墓落ちするのはサイモン殿でしたな。 デモンストレーションには良いように思われますなあ。 本番は日をまたいでからになりますが…さてはて。
(-184) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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[……疲れ果てていた。 何もかもが、徒労に終わった。
ハワードは命があったことを喜んでいたが>>212、 恐らくここはもう、現世ではないだろう。
もう、辞めてしまってもいいだろうか。 ――神託を司る神子、聖パトリツィアであることを。
…嗚呼、それならば。 幼い頃熱を出した時のように、こうして彼の腕に甘えたとて許されるだろうか。
痛い辛いと泣いたあの日と同じく、その胸に顔を埋めて一言、]
(-185) 2014/07/12(Sat) 23時半頃
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……今、貴方が一緒にいてくれて、本当によかった。
(-186) 2014/07/13(Sun) 00時頃
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[……そのくぐもった声は雨音に掻き消され、 当人にもよく聞こえないほどだったけれど。]*
(-187) 2014/07/13(Sun) 00時頃
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[それは自分のエゴでしかなくて、 ただただ尽くしてくれる彼への甘えでしかない。
彼を連れて来た先は、決して穏やかな世界ではない。 ……そう予感させるものが、目の前の屋敷にはあった。]
(-188) 2014/07/13(Sun) 00時頃
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思っていたよりもリリンラが常識人で困っている。 もう少し悪寄りの人間でよいのですよ…
ゲロロロロ。ならば誰が勝者となるか、賭けをせぬかサミュエル。 私の本命はハワード殿ですぞ。 とても、強そうです。
とか言いたいのにこのリリンラ言わない。
(-189) 2014/07/13(Sun) 00時頃
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[…はリリンラと"主"の会話(>>@8>>*5)を聞いて思考を巡らせる。こちらへ戻ってきてから妙に苛々と落ち着かないと思ったが--あれは客人が来ている所為なのか?だとしたらどんな客人が?]
[姿を消した主の声が、ゲーム宣告が、地下室にも響き渡る。 …はその内容に眉を潜めて広間の鏡に近づくことにした。 客人の顔ぶれを、確かめるために]
(@11) 2014/07/13(Sun) 00時頃
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……ねぇ、ハウィー?
[幼い頃、甘える時には決まってその名を呼んだ。]
―――………。
(-190) 2014/07/13(Sun) 00時頃
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―少し前・道中―
あぁ…雨が悔やまれるな。 地面が水気を吸って歩きにくい。
[>>258彼女が好奇心を刺激されている気配は伝わって来た。 伊達に傍近くに置いていない。 不便だという言葉には頷いてみせて。
晴天であるのならば森に住まう動物も姿を見せるのだろうか。 違和は感じているが、この地が常のものでない事には気付かぬままに。]
…そう、だな。
[休んでは、という提案には微かに苦笑浮かべて頷く。 仮にこれが現実で、首尾よく本国に戻れたとしても、巫女姫を失った状態では和平は望めない。 二国間の戦争は激化していて、帰る頃にはもう帰る場所は残っていないかもしれない。
――けれどそんな時間が訪ればいいとも願った。 彼女と二人、戦争とはかけ離れた穏やかな日々を。*]
(268) 2014/07/13(Sun) 00時頃
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[黒い羽の方へと伸ばしていた指を差し出せば、一度そこへと止まり何度かゆっくりと羽を動かす。 …珍しいものだと指先を微かに震わせれば再びそれは宙へ舞った。 ひらりひらりと飛んでいく先は館の方向。]
風邪ひいても困るものね。 中には入れてくれなくても、屋根を借りるくらいなら文句言われないんじゃないかしら?
[雨の日は嫌いでは無いのだが。水分を含んで張り付いた服も髪も鬱陶しくて。 咳払いに首を傾げながらも、セシルが視線を逸らした事にも気がつかずにもう一度袖をくいっ、と引っ張った。
…今、置かれている現状の事は考えないようにしながら。]
(269) 2014/07/13(Sun) 00時頃
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[懸念が肯定される言葉>>220が放たれれば、男は普段人には見せない心情の機微を覗かせる。 鋭い刃をかいなに抱いたように、息を詰めることで。 けれどトレイルは、今を嬉しいと聞かせてくれる。 気づけば追い抜かれた身長差のぶん、見下ろす瞳を見返して、小さく笑ってやった]
そうだな。嘘を、つかなくて良くなったんだ。ならば、今会えることは素直に喜ぶべきだろう。
……気にするな。言っただろう、盾になると。 俺のほうこそ、盾として傍らにいられなくてすまなかった。
[済まないと口にする青年の腕の力に静かに笑う吐息をこぼし、そうして宥める片手の指先は今度は細めたトレイルの目許を撫でた。 唇に浮かべる笑みは、昔、兄として振舞っていた時のまま。
けれど、視線はこちらが上げるほうになっていた]
(270) 2014/07/13(Sun) 00時頃
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[それから暫しトレイルに好きにさせて、こちらもわずかに好きにし、その温もりに心の底から安堵を覚えている中、問うような視線をトレイルから向けられる>>246。 それに静かに頷いたのは、男もまた妹の声>>228を聞いた気がしたから]
(271) 2014/07/13(Sun) 00時頃
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……気を付けて。 あの洋館。あまり良いものではなさそう。
[ここは死後の世界だと思っているけれど。 果たして本当はどんな世界なのか、あそこで知ることはできるだろうか。]
(272) 2014/07/13(Sun) 00時頃
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/* ジェフの身長は、170+13
(-191) 2014/07/13(Sun) 00時頃
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