96 【飛び入り募集】たびびとのまち
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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嗚呼、聞こえ る。やつの足音が聞こえる……。
(0) 2013/09/17(Tue) 02時頃
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[彼はそう言って、また部屋へと引き篭もる。
『死の足音が聞こえるんだ。』
そう訴えていた彼がこの町に住むようになって、どれくらいが経っただろう。
いつもの事だと、皆は言う。
変わらぬ事だと、皆は言う。
そして皆は、受け入れる。
産まれた地を遠く離れてきたのは、皆同じ。
受け入れられる地が無かった者だっている。
受け入れられない辛さを知る者だっている。
だから彼を、受け入れる。]
(#0) 2013/09/17(Tue) 02時頃
[彼の命が終わる瞬間を、皆で待とう。]
(#1) 2013/09/17(Tue) 02時頃
[彼の病は不思議な病。
幼い時は聞こえなかった足音。
成長するにつれて、その足音は、だんだん、だんだん、大きくなる。
少しずつ、少しずつ、大きくなる。
元より病弱だった彼は、その足音を死の足音だと呼んでいた。
彼の耳に、確かに届く死の足音。
けれど、健康な者には聞こえぬ足音。
気でも狂ったのだろうと、人々は彼を疎んだ。
彼の家族は、彼を疎んだ。]
(#2) 2013/09/17(Tue) 02時頃
[だから、彼は旅に出た。]
[足音と共に、流離う旅。]
[そして、彼は辿り着く。]
[二つ分の足音の終着点。]
(#3) 2013/09/17(Tue) 02時頃
[その足音は、直ぐ傍まで。]
(#4) 2013/09/17(Tue) 02時頃
/*
【この村は突発RP村です。】
【村情報ページをよく読んだ上でご参加ください】
*/
(#5) 2013/09/17(Tue) 02時頃
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[その身蝕むは、射干玉の闇]
(1) 2013/09/17(Tue) 02時頃
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[はじまりは、指先に見つけた僅かな黒い染みだった。 それはいつしか広がり、体の半ばを染め変えて。
傍目にも目立つ変色は人々から忌まれ、蔑まれ、 生まれた街には居られなくなった。 追い出されるように出た旅路の果て。]
……あぁ、ここならば。 [もう追い出されずに済むだろうか?受け入れてもらえるだろうか。
どれだけ歩いたかわからない、すり切れた靴。]
(2) 2013/09/17(Tue) 02時半頃
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[ほぼ行き倒れるようにして辿り着いたこの地。 数日は眠り続け、ようやく目覚めて、 ここに居てもいいと言われて思ったのは、 喜びよりも驚きの方がわずかに早かった。
ここは吹き溜まり。終着点。 行き場のない者たちが、最期を迎える場所。
まるで猫の墓場だと、聞かされて思った。 幼い頃に居なくなった老猫も、きっとここを目指して家を出たのだろう。]
(3) 2013/09/17(Tue) 03時頃
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ヴェスパタインは、そうして、この村で暮らし始めるようになる。**
2013/09/17(Tue) 03時頃
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[彼女は目が見えぬ。 その両目は、サファイアの色をしていた。]
(4) 2013/09/17(Tue) 04時頃
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[いや、サファイアその物だった。]
(5) 2013/09/17(Tue) 04時頃
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[目だけではない。
黒い手袋で隠した手。 ブーツとロングスカートで覆われた足。 その至る所が碧く石化している。
発症した時、驚きはしなかった。母も同じ病だったから。 だが、母は採取されて死んだ。上質な装飾品になったと聞く。]
(6) 2013/09/17(Tue) 04時頃
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[幸い、歌うのが得意だった。 明るい歌は歌えないが、静かな、曲なら。 黒い服を身に纏い、僅かな賃金を得、旅の道を歌って歩んだ。 狩人から逃れたい。ただその一心で。
やがて足も蝕まれ、旅は終わりを告げる。 動けぬ程では無かったが、もう長い道のりは歩めない。 故郷から遠く離れたこの場所ならば、もう誰も追っては来ないだろう。
杖を片手に、今日も彼女は何処かで歌う。**]
(7) 2013/09/17(Tue) 04時頃
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/* 議事初めてで緊張してます。mzsnでございます。 勢いで飛び込んでしまった!
(-0) 2013/09/17(Tue) 04時頃
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/* 年齢は25歳かな? 20代後半だといいんですけど。あまりに若かったらやり直すぞ
(-1) 2013/09/17(Tue) 04時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2013/09/17(Tue) 04時頃
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[誰が建てたとも知れない、古い家。 傾ぎかけてはいるものの、人が住むのには十分な広さがある。 屋内の広さはそこそこであれど、居住できる空間の広さといえば、本当に極僅かなのだが。
ひしめくように設えられた家財道具。 よく見ずとも、その一つ一つが、家と同じように歪で傾いていると気付くだろう。 歪で傾いでいる割に、まだまだ新しいものだと気付くだろう。
歪な寝台から身体を起こす。 残る眠気もそのままに、枕元に置いたままだった大振りのナイフを手にとった。]
(8) 2013/09/17(Tue) 10時頃
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/* 自分の村でヘクター使うの本気で名札なので謎芝。
(-2) 2013/09/17(Tue) 10時頃
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[かつて人を傷付けていた道具は、今や何かを作る為の道具に。
初めて代わりの足を作ってから、もう随分の年月が経つ。**]
(9) 2013/09/17(Tue) 10時頃
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[小さな集落を、ぱたぱたと少女が駆ける。 手にしたバスケットには、様々な種類の果物が詰まっていた]
おはようございます。 これ、向こうの果樹園からです。
はい、どうぞ。 美味しいですよ。
[出会った村人ににっこり微笑んで バスケットの中から果物を差し出す。 収穫した果物を村人達に配る、お手伝い。
差し出す手、ブラウスの隙間から覗く細い手首には 目盛りのように執拗に刻まれた、赤い線]
(10) 2013/09/17(Tue) 13時半頃
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/* 素敵に退廃的な村を見つけたので きりのさんの村は綺麗な色をしているなといつも思います
理想はあれだ、艦これの榛名 嫌味もあざとさも感じさせない純粋良い子が目標
(-3) 2013/09/17(Tue) 13時半頃
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/* 秘話あるー
(-4) 2013/09/17(Tue) 13時半頃
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マスター、今日もよろしいかしら。
[小さなバー、店内のピアノに合わせて、今日も、歌う、歌う。**]
(11) 2013/09/17(Tue) 14時半頃
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/* ちょっとファンタジー病気すぎたような気がしないでもない。宝石じゃなくて、石化位にとどめておけば…(※石化もファンタジーです) しかし、25歳って、若いな。もうちょい上でもよかった。
(-5) 2013/09/17(Tue) 14時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2013/09/17(Tue) 14時半頃
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――バー――
マスター、こんにちは。
[礼儀正しく挨拶をし、バーへと。 お使いの為に、ここへ来た]
果樹園からの、差し入れです。 どうぞ、美味しいですよ。
[にこりと笑って、マスターへ果物を差し出す]
(12) 2013/09/17(Tue) 22時頃
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パピヨンさん、こんにちは。 今日も素敵な歌声ですね。
[彼女にも、果物を差し出す]
果樹園からの、差し入れです。 どうぞ、おいしいですよ。
[マスターに掛けた言葉と、全く同じ言葉を、同じ声音で繰り返す]
パピヨンさん。 今日は、お手伝い、どうしましょうか?
[彼女の代わりに家事をするのも、手伝いの一つだった]
(13) 2013/09/17(Tue) 22時頃
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[ナイフを腰に下げれば、床板を鳴らしながら家の中を横断する。 犇めく家具は行く手を阻み、木と木の触れ合う音は高らかに。
それでも隣接する工房の扉まで辿り着けば、そっと扉を押し開ける。
もうもうと、立ち込めるのは木の粉や削り屑。 木の匂いが、鼻を突く。]
(14) 2013/09/17(Tue) 22時半頃
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[揃わぬ足音を響かせながら、部屋の中央の作業机の前まで向かう。 作業椅子、と、便宜的に呼んでいる、古びた丸椅子。 物は古いが、決して朽ちているわけではない。 誰かが持ち込んだのだろう、しっかりとした作りの椅子だった。 ちゃんとした、職人の手によるもの。
机の上に置き去りなのは、削り掛けの木材と足の折れた椅子。 鞘からナイフを抜けば、昨日も、一昨日もそうしたように、木材を削り始める。 かりかりと、かりかりと。
室内に響く音は、削る音のみ。]
(15) 2013/09/17(Tue) 22時半頃
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―バー―
[店内に舞い込む明るい声と、甘い香り。 声の主は、クラリッサ? 彼女の声は、陽だまりのように暖かい。]
いつもありがとう。
[ニコリ微笑み、張りのある果物を受け取る。 これは、何だろう。つるりとして弾力の無い固い手触り。 手の中で転がせば、少しデコボコしている箇所も感じられた。]
これは、林檎? 当たったかしら。
[声のする方に向かって少し首をかしげると、彼女からは見えぬ帽子の下で、瞬きを数回。]
(16) 2013/09/17(Tue) 22時半頃
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今日のお手伝いは、そうね、 お洗濯はもう終わってしまったし、掃除も、
――ああ、食材がもう無いの。一緒に市場に行って下さる? 私、物を選ぶのは、少し難しいから。
(17) 2013/09/17(Tue) 22時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2013/09/17(Tue) 22時半頃
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[やがて、その音も止めば、ナイフと木材とを机の上に。 椅子の折れた脚に手をかければ、少し力を込めて、折れた脚を引き抜いた。 空いた穴に、先程まで削っていた其れを、そっと差し込む。 組み合わさっていた部分も、しっかりと、組み合わせて。
再び四つ脚になった椅子の背を持ち、床に置いた。 多少脚の長さが違うのか、ぐらつきが見られるが、まぁ、合格点だろう。 また、その背を抱えれば、依頼主の元に運ぶべく、工房の出口へ向かう。
揃わない足音は常よりも遅く。 荷のせいでバランスの取りづらくなった身体で、ゆっくりと、ゆっくりと。]
(18) 2013/09/17(Tue) 23時頃
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はい、正解です。 真っ赤な林檎です。
[パピヨンの首を傾げる仕草は上品で。 つられて、上品に笑ってみる。 盲目である事が、更に彼女を神秘的なものにしているようで]
はい、分かりました。 市場に、お買物ですね。
ご一緒、させていただきますね。
[ふわりと笑った]
(19) 2013/09/17(Tue) 23時頃
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/* ヘクターは来るのかな? 迎えに行った方が良いのかな?
(-6) 2013/09/17(Tue) 23時半頃
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では、私は、残りの果物を配ってきますね。 その後に、パピヨンさんの歌が終わる頃に またここに戻ります。
では、失礼します。
[深くお辞儀をすると、バーを後にした]
(20) 2013/09/18(Wed) 00時頃
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――工房――
[幾つかの場所を巡り、果物を渡して。 そして、次に辿り着いたのが、工房]
こんにちは、ヘクターさん。 いらっしゃいますか?
[家の前から呼び掛けるが、返事は無い。 隣接した工房に足を伸ばし、ちょうど出て来たヘクターと鉢合わせる]
ああ、ヘクターさん! 大丈夫、ですか!?
[ふらついた足取りに慌てて駆け寄る]
(21) 2013/09/18(Wed) 00時頃
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大丈夫、ですか? 椅子、持ちましょうか?
[どんな状況でも、本人の希望を伺うのは、癖]
(22) 2013/09/18(Wed) 00時頃
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[扉を開き、椅子を運び出す。 木屑を撒き散らしながら外に出れば、後ろ手に戸を閉める。
ただそれだけの動作に時間がかかるのも、きっと喪われた足のせい。
日常生活は一通りこなせるくらいに、棒だけの義足は使いこなせるようになってきた。 けれどやはり、五体満足の人間と比べれば、不便な部分も多々、あるわけで。]
ん、
[上がった声>>21に顔を上げる。 丁度、義足の脚を家の外に出した頃だったか。]
(23) 2013/09/18(Wed) 00時頃
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平気平気、……すっげぇ余裕。
[後ろ手に戸を閉めれば、ようやっと想定していた行程は終了する。
椅子を引きずる様に、椅子に引きずられる様に。 ゆっくり、ゆっくり、歩きだして。]
要らん要らん、若ェ娘に荷を持たせるのも男が廃らァな。 ……ま、ちゃんと依頼主サンとこに届けてやるのも仕事だし。
[それに、依頼主の家はそこまで、遠くない。 椅子の脚も合わせれば六本足だ、下手に足りないよりはずっと心強いだろう。]
(24) 2013/09/18(Wed) 00時頃
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うれしい。私、林檎大好きなの。 …いい香り。
[両手で優しく包み顔に近づければ、林檎の甘い蜜の香りがした。 彼女>>19の微笑む気配がする。]
(25) 2013/09/18(Wed) 00時頃
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ええ。行ってらっしゃい。 待ってるわね。
[果実の香りを纏った陽だまりを見送る>>20と、カウンターの方へ。 一歩、二歩、三歩。四歩と半分。 そう、確かこの辺り。 ほらあった。
丸くて少し高い椅子に触れ、腰掛ける。 マスターが近寄る気配がするわ。]
マスター。折角だから林檎、剥いて下さらない? ふふ。ちゃんと歌も歌いますから。
[ニコリ微笑み、甘い蜜の香りを手渡した。]
(26) 2013/09/18(Wed) 00時頃
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[或る人は其れを病と言った。 或る人は其れを呪いと言った。
多くは其れを と呼んだ。]
(27) 2013/09/18(Wed) 00時半頃
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[女が物を受け付けなくなったのは何時からだろうか。
女が住んでいたのは此処ではない遠くの国。 其処で幼馴染と結婚して幸せに暮らしていた。
幸せの絶頂だった数ヶ月。 突然その幸せを奪われてしまった。
それから女は物を受け付けなくなってしまった。 幸せを取り返そうと歩いて。 歩いて。 辿りついたのはこの場所。
血色の良い頬とふくよかな体は変わらずに。 女は今日も暮らしている。**]
(28) 2013/09/18(Wed) 00時半頃
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はい、分かりました。
[棒だけの足が、ゆっくり動く。 椅子と、足と、互い違いに動く]
[後ろから、同じ速度でついて歩く。 興味深げに椅子を眺めながら]
この椅子は、作ったのですか?
[修理された部分と、区別が付かなかったから 新品だと判断した]
(29) 2013/09/18(Wed) 00時半頃
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/* >>27かとりん 鬱?
(-7) 2013/09/18(Wed) 00時半頃
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[椅子の背もたれに手をかけながら、舗装されていない道を行く。 舗装はされていないけれど、確かに人々の通った道。 小石や草に躓く事は、滅多にない。
まるで、椅子を杖の様につくように。 軍靴の足跡と、木の棒の足跡と、交互に道を、踏み固めながら行く。 足跡だけ見た人間は、どんな生物が通ったのだろうと訝しむだろうか。]
……未だ、此処まで良いもんは作れねぇよ、修理修理。
あの、酒場横の食堂の椅子なんだけど。 あそこ使う事あるんなら、気ぃつけろよ?
これ、平らなとこに置いたらすっげぇグラつくから。
[転倒する程でもないだろうが、それでも多少、バランスは揺らぐだろう。
道を越えて、三軒目。 近い距離だが、遠い距離。]
(30) 2013/09/18(Wed) 00時半頃
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[刻まれてゆく足跡は複雑怪奇で ふふっと笑った。 小さな沢山の円と、大きな靴]
修理、なのですか。 ああ、そう言えば、食堂の椅子ですね。
はい、椅子には、気を付けますね。 ご忠告、ありがとうございます。
[いつもよりもゆっくり進む。 緑のさざめく音。 風の吹き抜ける音。 虫の鳴き声。 新鮮な気持ちになれる]
(31) 2013/09/18(Wed) 00時半頃
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/* 外見の割に可愛いなこのヘクター
(-8) 2013/09/18(Wed) 00時半頃
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そ、何処ぞの酔いどれが暴れて壊したんだと。 暴れんなら酒場にしろって言ってたけどな、あの店主。
……どっちにしろ修理すんのは俺だし、……大差ねェよなぁ。
[元は丈夫な椅子とはいえ、あそこまで見事に折れるということは相当な負荷がかかったのだろう。 仕事が在るというのは嬉しいことだが、それにしたって矢張り、限度はある。]
……そういや、付いて来て貰ってるけど。 お前さん、自分の仕事はいいのかい。
[特に何かの最中というわけではないのならば構わないのだが。 自分の様に足が一本欠けているような人間は稀とはいえ、それでもやはり、若い彼女の力を借りたいという者は多い。
散歩よりも緩やかな歩みに付き合わせたせいで、彼女の仕事に支障が出なければいいのだが。]
(32) 2013/09/18(Wed) 00時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2013/09/18(Wed) 01時頃
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お酒って、凄いですね。 でも酒場で暴れたら、パピヨンさんが……。
[酒の力は凄まじい。 クラリッサが飲んだ事はほとんど無い、未知の世界。 壊れた椅子を直すヘクターの手も、未知の世界]
ああ、そうです。 果樹園から、お裾分けです。
[バスケットから、林檎を取り出して、差し出す。 しかしここで渡しては、ヘクターが苦労するだろうから 食堂まで着いて行こうかと思っていた]
(33) 2013/09/18(Wed) 01時頃
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……結局、暴れてもいい場所なんてそうそうねェんだよ。 誰かが迷惑被るのは、確かなんだから。
[それは、一人の酔っ払いに一人の店主が迷惑するように。 それは、一つの国のせいで多数の国民が迷惑するように。
それでも、足を失わなければ、きっと自分は歩かなかった。 行く宛てもない旅になんて、出なかった。 恨む気持ちは多々あれど、その感情だけでない事も、また、事実。]
……もう林檎の季節か? なァんだか、最近一年が早くって仕方ないわ、……年かね。
[差し出される赤い色は、昨年見たものよりもずっと赤く、瑞々しく見える。 それにしたって、わざわざ手渡しせずとも、などと思ってしまうのは自分の性格が悪いのだろうか。]
……別に、玄関先に置いといてくれても良いんだぜ?
[律義だな、と、苦笑い。]
(34) 2013/09/18(Wed) 01時頃
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[行き倒れていた自分を保護してくれた男は、 まるで入れ違いのように、遠い所へ旅立ってしまった。
彼の居なくなった墓地の傍らで、毎夜灯りを燈すのが今の自分の役割。 煤に汚れたランプに触れても、黒い指はもう汚れない。]
(35) 2013/09/18(Wed) 01時頃
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はい。もう、林檎の季節ですよ。
歳、ですか……。
[ヘクターが何歳なのかは、知らない。 ヘクターどころか、クラリッサは村の誰の年齢も知らない。 聞かずとも良い事だから。 自分の年齢は、聞かれれば答えるのだが]
外に置いていては 虫に食べられてしまいます。
今年の林檎は、とても美味しいですから。
[ふわりと微笑んだ**]
(36) 2013/09/18(Wed) 01時頃
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……林檎の次は、何だっけか。 そろそろ、収穫祭を始める街もあるだろうなぁ、
[隣を歩く彼女も、何処かの街で見たかもしれない。 秋の、実りを祝う祭り。 華やかで、朗らかで、賑やかで。 様々な地域で様々な形式の祭りを見てきたが、何処だって笑顔は絶やされずに。
生憎と、様々な土地からの人間が集うこの街で、そういった催しが行われることは無かったのだが。]
虫が食うほど美味いもんなら、人様だけで独り占めしちゃ悪いだろ。 それに、多少食われたところで俺の取り分が無くなるわけじゃない。
[戦場では、もっと酷いものを口にしてきたのだから。 そうは言いながらも、彼女の同行を強く拒否はしなかった。
食堂までの道を共に行けば、椅子を手渡し、林檎を受け取る。 それを片手で弄ぶようにしながら、クラリッサとは別れただろう。]
(37) 2013/09/18(Wed) 01時半頃
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/* メモ乱舞!
(-9) 2013/09/18(Wed) 01時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2013/09/18(Wed) 01時半頃
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/* 何で自傷すんのとか決めてないよ! おいおい考えよう
ヘクター可愛いなおい
(-10) 2013/09/18(Wed) 01時半頃
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[交換用のランプを手に、集落の中心部に目をやれば、それぞれ別な意味で目を惹く二人の姿。 まだ来て日が浅いから、見かけても挨拶するくらい。
今日もそんな風に、通りすがりに会釈を一つ。]
(38) 2013/09/18(Wed) 01時半頃
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[歩く最中、未だこの町に慣れぬ様子の男>>38に頭を下げられれば、軽く片手を上げる。 余所者しかいないこの町に、慣れるも何も無い気が自分はしているのだが。 そこは、ここに住まう人間の其々だろう。
彼がどんな旅路を経たのかは知らない。 けれど、彼がここに在ろうと決めたのならば、今のままでいるというのもなかなかに惜しい気がした。]
……アンタは林檎、もう食べたかぃ?
[振り向き際にそう、声をかける、]
(39) 2013/09/18(Wed) 01時半頃
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[声をかけられて、立ち止まる。 長い前髪が揺れ、剥がれ落ちた闇が風に散って溶けた。]
……いや、まだ…だけど。 [人付き合いに慣れぬような、ぎこちない返答。]
(40) 2013/09/18(Wed) 01時半頃
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そうか?……なら、ちゃんと食っとけよ? 折角の季節物だ、逃すと勿体無ェだろ?
[自分の手にあるものを流石に渡すわけにもいかないので、クラリッサがまだ近くにいれば、彼にも手渡すように促す。 赤い、艶艶とした林檎は、きっとその色に見合う程の蜜を孕んでいるだろう。 不味い筈が、無い。]
……一人が嫌でここに来たんなら、自分から歩み寄れよ? あんま萎縮されちまうと、こっちも話しかけ辛ェわ。
[それすら気にせずに話しかける町人も、いないわけではないのだが。
其々の事情を、其々は知らない。けれど、上手く町は回っている。 彼もまた、その一部に、上手く馴染めればいいのだけれど。]
(41) 2013/09/18(Wed) 02時頃
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ありがとう。
[右手で受け取ってしまったのは、利き手だった名残。 崩れて短くなった小指と薬指が、赤い果実の表皮を黒く汚した。 慌てて左に持ち替えて、服にこすりつけて林檎を磨く。]
…そう、だね。なるべく。 でもどうだろう……汚れてしまう、から。
[黒く染まりゆく身体。 消し炭のようにぽろぽろと脆く崩れていく表皮。 見た目も汚いし、伝染してしまうかもというのも負い目。
それでも、一人では生きられないからここに身を寄せている。]
(42) 2013/09/18(Wed) 02時半頃
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[林檎に付着した黒を見落とす程、鈍くはない心算だった。 それでも、彼が林檎を受け取ってくれたことに安堵した。 町の中央から大分逸れた一軒家。其処に住む男は、殆ど人と関わろうとしなかったから。 拒絶ではない反応に、安心した。]
……汚れるって、何が? 林檎?
[彼の言葉に返した言葉は、些か論点がずれていたかもしれない。 怪訝そうな顔のまま、首を傾げて。]
……まだ、何もして無いだろ。 誰かに、面と向かってその指が嫌って言われたか?
何もして無いのに既に消極的、ってのは、大分損な性格と思うけどな、俺は。
[まぁ自分のようになれと、言っているわけではないのだが。 そんなような事を付け加えて。]
(43) 2013/09/18(Wed) 10時頃
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[義足の足でとん、とん、と地面を打つ。 固定していた包帯に、緩みが見られた気がした。 一度帰って巻きなおした方が良いだろうか。 配達を終えた身体は、再び自宅の方を向く。]
……まぁ何だ、多少は頑張れよ。 そんなんじゃ、町にいるのに一人のままになっちまうよ?
[元は皆、根無し草。 望んだ経緯は其々として、それでも一人を望んで旅に出て、一人が嫌で町に来た。 きっとその根底が、皆の共通認識だから。
先程よりは確かな速度で歩み出せば、その場を後にする。**]
(44) 2013/09/18(Wed) 10時頃
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林檎の次は、苺ですよ。
[収穫祭については、笑顔を向けた]
ヘクターさんは、優しいのですね。 虫にも、別け隔てなく。
[義足の歩みのような、ゆったりとした心。 彼の過去は知らない。それで良い]
はい、では、林檎をどうぞ。
[食堂まで到達し、彼に林檎を手渡した]
(45) 2013/09/18(Wed) 14時頃
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あら……?
[並んで歩いていれば、そこには男性の姿>>38 最近、新しくここに来た人]
こんにちは。ええと…スヴェルチェルさん。 はい、どうぞ。 果樹園からの、差し入れです。
[ヘクターに促されるままに、バスケットから紅色を渡す]
美味しいですよ。
[にっこりと笑った]
(46) 2013/09/18(Wed) 14時頃
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[零れた黒が紅色を汚す。 それも、笑いながら見ていた。 赤に交じる黒は、紅をより映えさせていた]
汚れても、美味しいですよ。
[消極的な性格と言われていた。 何かを頼むのが苦手なのだろう、と判断する]
私、何でもお手伝いします。 ですから、何か用事が有れば 気軽にお申し付けくださいね。
[そう言って深くお辞儀をした**]
(47) 2013/09/18(Wed) 14時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2013/09/18(Wed) 19時半頃
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そんな聖人みたいに人を呼ぶんじゃねーよ、……元はただのチンピラだ。
[生まれた街で育ち、戦へ出て、傷を抱えながら歩んだ旅路。 ここで終わるというならば、せめて、今まで傷付けてきた分を償おうと。
それは酷く、自己満足な偽善。]
んじゃま、俺は一旦帰るから。 足が取れそうでね、
[そう言えば、とん、と最後に地面を一突きして。 歪な足跡を残しながら、自宅へと戻る。]
(48) 2013/09/18(Wed) 20時頃
|
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─ 自宅 ─
[ひしめく家具の間を抜ければ寝台側の椅子に腰掛ける。 普段は踝のあった場所までおろしてある裾を上げて、包帯で無理矢理に巻いてある結合部を晒す。
汚れた包帯を解いて、一度、義足を外す。 包帯も、塗り薬も、残りが少ない。 この巻き直しが終わったら、一度薬屋の方に向かった方が良さそうだった。
薬を塗り、包帯を巻く。 削られた義足の窪みに足を嵌めて、その上から固定するようにきつく、きつく巻き上げて。]
……善は急げ、
[こういう事を後延ばしにしても良い事はない。 また立ち上がれば、扉の外へと歩んで行く。
途中、貰った林檎を台所に、置いて。]
(49) 2013/09/18(Wed) 20時頃
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[自宅脇の小径]
……。ふう、こいつはまた旨そうな。
[人参、玉葱、ジャガイモ、キャベツ、……。牽いてきたリヤカーに載せられた数々の野菜を見て目を細めて笑った。
が、細くなった目には、別の感情があるようでもある。]
(50) 2013/09/18(Wed) 21時半頃
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百姓 ワットは、メモを貼った。
2013/09/18(Wed) 21時半頃
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[今はまだお店は準備中。
お客さんが来る前に、少し練習を済ませておくの。 日が落ちて人が入り始めたら、私の出番。 今日もお客さんは来るかしら。 奏者の方も、マスターも、とても優しい声をしている。
最近は少し肺が弱ってきた気もするけど、大丈夫。まだ歌えるわ。 もう少しの間でいいから、私から声を取り上げないでいてね。]
(51) 2013/09/18(Wed) 21時半頃
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[多少は安定のよくなった足で、通りを行く。 食堂と違い、薬屋は少しばかり遠い。 別に義足だからといって、歩行速度に難があるわけではないのだが、その場合はある程度踏み固められた道を選ぶ必要があった。
急いだところで、何かがあるわけではないので、足取りはやはり、緩やかに。
途中、仕事途中の町人から、先日修理した机が10日と保たずにまた壊れた、などと言われたりしたが。]
……まぁ、10日は使えたんだし、良かないか?
[そんな、適当な返事を返す。 修理が必要ならまた持って来いと、そう告げればまた、歩き出す。
町に漂う空気には、林檎の香が漂っているような気がした。]
(52) 2013/09/18(Wed) 22時半頃
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― 食堂 ― [食事をしなくとも、その手伝いは出来る。 料理を運び、空になった食器を洗う。]
ありがとうございました。 またいらしてくださいね。
[笑顔と共に、客を見送る。]
(53) 2013/09/18(Wed) 22時半頃
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[開店前のバーから、ピアノの音と歌声が聴こえる。]
(54) 2013/09/18(Wed) 22時半頃
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――バー――
パピヨンさん、ただ今戻りました。 今からなら、お買い物のお手伝い、出来ます。
[ほぼ、林檎は配り終えた。 バーに戻り、声を掛ける]
(55) 2013/09/18(Wed) 23時頃
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[客が切れ、一息。 再び混む前にと、食堂の前を掃く。 時折、通り行く人たちに声を掛けながら。]
(56) 2013/09/18(Wed) 23時頃
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お帰りなさい。 それじゃあ、行きましょうか。
マスター、少し失礼しますね。
[行ってらっしゃいの言葉と、マスターのブレスレットの音。 きっと手を振っているわ。カウンターの方向に笑みを送り、私も手を振り返す。
杖で地面を叩きながら、クラリッサと二人、並んで歩いた。]
(57) 2013/09/18(Wed) 23時頃
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――食堂前――
[パピヨンと連れ立って歩けば、カトリーナの姿]
カトリーナさん、こんにちは。
[先程食堂へ寄った時は、挨拶をしていなかったから。 にこりと微笑んで、近寄った]
(58) 2013/09/18(Wed) 23時半頃
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―食堂前―
[焼きたてのパン、とろりとしたトマトソース、香ばしい肉の香り。 人のざわめきと、食器の触れ合う音、椅子の音。 そして、カトリーナの声。
ここは、食堂の前ね。
クラリッサの足音を聞きとれば、その方向へ私も足を向ける。 この辺りで立ち止まればいいかしら。]
こんにちはカトリーナ。
[彼女が何処にいるか分からないから、少しきょろきょろするの。 やだ、失礼だったかしら。]
(59) 2013/09/18(Wed) 23時半頃
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[先程クラリッサが来たことは、気付いていなかった。 おそらく、洗い物をしていたからだろう。]
クラリッサ、こんにちは。 パピヨンも。 二人して、買い物かしら?
[箒で掃く手を止め、二人に向かって微笑む。]
(60) 2013/09/18(Wed) 23時半頃
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ええ。クラリッサに、買い物を手伝って貰おうと思って。
[カトリーナの声が聞こえれば、その方向に顔を向け、微笑む。 あら、箒の音、止まってしまったわ。]
お掃除の途中だったかしら。ごめんなさい。
[申し訳なさそうな表情を彼女の方に向けた。 帽子で、あまり見えなかったかもしれないけれど。]
(61) 2013/09/18(Wed) 23時半頃
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はい。 パピヨンさんの、お手伝いです。
[にっこりと微笑んで]
カトリーナさん。 林檎、いりますか? 果樹園からの、お裾分けなんです。
[渡さずに、バスケットに一つ残した林檎を示す。 彼女が欲しがるかどうかは分からないから いつも、尋ねる]
(62) 2013/09/18(Wed) 23時半頃
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/* これが女子会…!
(-11) 2013/09/19(Thu) 00時頃
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[薬屋で、痛み止めの薬と真新しい包帯とを受け取った帰り道。 揃わぬ足音と足跡を残しながら、町を歩く。 その足跡も、そのうちに他のものと紛れて消えてしまうのだろうけれど。
高かった陽は傾きかけている。 もう、あと少しすれば、空を夕焼けが染めるだろう。
日の暮れぬうちに家に戻った方がいいだろうか。 先程の机が、工房に運び込まれているかもしれない。 だが、夜の間に作業をするのも、それはそれで、面倒だ。]
………よし。
[これは、サボりではないと、自分に言い聞かせて。 帰路を歩む速度は、また、ゆったりと。]
(63) 2013/09/19(Thu) 00時頃
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そう、それは良いわね。
良いのよ。 丁度履き終えたところだったから。
[表情はよく見えずとも、申し訳なさそうな声。 パピヨンへと首を振る。
開店前にも掃除はしている。 そう汚れているわけでもない。]
(64) 2013/09/19(Thu) 00時頃
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いつもお手伝いありがとう。
あら、真っ赤な林檎。 アップルパイにしたら、美味しそうね。
[差し出された林檎に、にっこりと笑う。
得意だったお菓子作り。 いまでも、作ることはできる。 自分が食べることはないけれど。
残り一つの林檎。 他の人にあげて、と申し訳なさそうに断った。]
(65) 2013/09/19(Thu) 00時頃
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─ 食堂付近 ─
[ゴロゴロと車輪の音が響く。リヤカーを牽く男の手には、似つかわしくない黒い皮手袋が。]
野菜はどうだね。お嬢さん方。
[歩みながらそう声を上げ。]
(66) 2013/09/19(Thu) 00時半頃
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うふふ。デートみたいでしょう?
[心地よい陽だまりにエスコートされて、とっても嬉しいの。 掃除は終わったと聞けば、]
よかった。邪魔してしまったかと思って。
[再び笑みを浮かべた。]
(67) 2013/09/19(Thu) 00時半頃
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/* エンカウントを狙っての帰り道遅らせだったのだけれど。 そっちに行ってしまうか。そうか。
(-12) 2013/09/19(Thu) 00時半頃
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はい、分かりました。 他の人に、あげますね。
[断られた事に対する感慨は無い。 にこりと笑って、またバスケットへと戻した]
また、食堂のお手伝いも、しますね。
[リヤカーの音>>66 顔を向け、にこりと笑って会釈した]
こんにちは。
(68) 2013/09/19(Thu) 00時半頃
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百姓 ワットは、メモを貼った。
2013/09/19(Thu) 00時半頃
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エルデさん。 今日も綺麗なお野菜ですね。 沢山、作れそうです。
[リヤカーの中を覗き込む。 季節の野菜が、色鮮やかに並ぶ]
(69) 2013/09/19(Thu) 00時半頃
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/* 齢15にして年齢倍の人物をファーストネームで呼ぶ
というか年齢層高いな… 一番近いパピヨンが10上とか 10代来ないかなー
過去どうしようかなあ 大枠は有るけど…
(-13) 2013/09/19(Thu) 00時半頃
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─ 食堂前 ─
おや、お揃いかね。
[クラリッサに声をかけられて足を止めた。カトリーナとパピヨンも側にいる。]
今日はキャベツなんかどうだね。昨日買ってもらったジャガイモと一緒に煮込むと旨いだろうよ。
[後ろの荷台みを振り返りながら勧める。
ただし、とってはやれない。]
(70) 2013/09/19(Thu) 00時半頃
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[遠くからゴロゴロと不思議な音>>66。これは、何だったかしら。 少しして男の人の声。それと、土の香り。]
こんにちは。 よかった。野菜、丁度選びに行こうと思っていたの。 今日は何があるのかしら。
[カトリーナに会釈してから、足元に気を付けて声のする方へ。]
(71) 2013/09/19(Thu) 00時半頃
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可愛い女の子とデートだなんて、羨ましいわ。
[パピオンへと笑みを返す。
クラリッサの手元。 バスケットへと戻される林檎。]
美味しく食べて貰った方が、林檎も喜ぶわ。
ねぇ、エルデさんもそう思うわよね。
[リヤカーの音に顔を向けて。]
(72) 2013/09/19(Thu) 00時半頃
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クラリッサは、デート、と言われて、嬉しそうに笑った。
2013/09/19(Thu) 00時半頃
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そうだね。 ここでは、まだ。
[ここではまだ、疎まれてはいないけれど、 ここにたどり着くまでの旅路は、長かったから。 崩れて散る黒。次第に広がる黒。 幾ら洗っても取れず、ぽろぽろとあたりを汚して。 汚らしい。触れたら伝染る。 そんな言葉から逃げる旅路は、遠かった。 今更、わざわざ語るものでもないけれど。] ……うん。
美味しい。 [少女の笑顔に促され、赤い皮に立てる白い歯。 カリリと一口食めば、香気と共に広がるみずみずしさ。
少しだけ、幸せそうに笑む。]
(73) 2013/09/19(Thu) 00時半頃
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今日は、キャベツの他は、人参、玉葱、蕪もあるねえ。パピヨンさんはなにが食べたいね?
[盲目の婦人に向かって、品揃えを説明した。]
カトリーナさんは、どうだい?
(74) 2013/09/19(Thu) 01時頃
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[少女のふわふわ揺れる髪と、男のちぐはぐな足音を見送って、 木陰で林檎をひとり齧って。
芯だけになったそれを、老木の根元へ埋める。
もう半分くらいの枝には葉もつかぬほど枯れてしまったこの木も、きっとこの村の住人なのだ。 根元に植えた林檎の種から芽が生えるかどうかなんて期待はできないけれど。
日が傾く。その前にランプを交換して油を……]
(75) 2013/09/19(Thu) 01時頃
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……そろそろ此れも限界かもしれないね。 そもそも、最早掛ける必要も無いのだろうけれど。
[顔に掛けた眼鏡が擦れ落ちるのをぐい、と押し上げながら、「老人」は溜息を吐いて、笑った。]
(76) 2013/09/19(Thu) 01時頃
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百姓 ワットは、メモを貼った。
2013/09/19(Thu) 01時頃
クラリッサは、リヤカーの中を眺めている。**
2013/09/19(Thu) 01時頃
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まあ、キャベツ。 それじゃあ、一つ頂こうかしら。 それと蕪も。
蕪は大きい物かしら。 それとも、小さい物かしら。小さいなら、5つ程欲しいわ。
クラリッサ、選んでくれる?
[彼女が選んでくれている横で、財布の中ををゴソゴソ。 やだ、どの硬貨がどれだったかしら。細かい大きさがわからなくて困ってしまうわ。]
(77) 2013/09/19(Thu) 01時頃
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[街角へ、民家へ、店や医院や教会や。 燈して歩くのは、朝になれば燃え尽きるだけの油を入れた小さなランプ。
以前の仕事とは全く違うけれど、これはこれで嫌いじゃないかもしれないと思えていた。
一仕事終えて、食堂へ。]
…あの、
まだ何か食べれそうなものは、残ってる?
(78) 2013/09/19(Thu) 01時頃
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私が男性で無くて、クラリッサには少し申し訳ないのだけれどね。
[あら、でも私がエスコートされているから、彼女が男性側なのかしら。 それもとっても素敵だけど、クラリッサはやっぱり女性のままが好きよ。
カトリーナの声>>72が笑みを含む。
彼女からは、暖かい食事の香りがする。 食堂の香り。私の大好きな香りの一つ。 だからってわけじゃないけれど、私はカトリーナが大好き。 優しい、柔らかくて暖かい手をしてる。 視る事は叶わない彼女の笑顔は、きっと焼きたてのパンみたいにふわふわで温かいんだわ。]
(79) 2013/09/19(Thu) 01時頃
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/* 出来れば、?や!を控えめにしたいんですが、この子すごく連発しますね。 もう気にしない事にしよう。
他の方の病気は知ってていいんでしょうか。 パピヨンはちょっと頭ふわふわしてそうだから、あんまり知らなさそうですね。 取りあえず、カトリーナさんのは知らない。 クラリッサのも、知らない。と、言うか、見えないな。うん。
(-14) 2013/09/19(Thu) 01時頃
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蕪はそろそろ美味しい季節かしらね。
人参があるなら、人参のケーキも美味しいかしら?
今、新しいデザートを考えているの。 お野菜を使ったお菓子はどうかしらって、思って。
試作品、作ったら是非食べに来て頂きたいわ。
[その場にいる皆にそう声を告げて、人参を買う。]
(80) 2013/09/19(Thu) 01時頃
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[喉仏の張らない、華奢な身体から聞こえる声は、その高さに似合わず落ち着いたものである。 長年使い古した、鼈甲製の愛用の眼鏡が、とうとう自分の頭の大きさに合わなくなってきているのだ、とロビンは理解していた。 日を追う毎に丈の長くなるシャツの袖を眺め、再び苦笑する。]
此れも仕立て直さなくてはいけないね。 全く、仕立て屋をやっていてよかったよ。でないと、随分と高くつく。
[ぶつくさと文句を言いながらも、小さな老人は軽い足取りで、家の一階、彼の仕事場へと向かう。]
(81) 2013/09/19(Thu) 01時頃
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/* あんまり人を疑わない、警戒心の薄い子。 誰に対しても、好き、好印象って感じかな。
(-15) 2013/09/19(Thu) 01時頃
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[調子外れな歌を、小さく口遊みながら。 薬と包帯との入った紙袋を小脇に抱えながらの、散歩の様な帰り道。
塗り薬は包帯を取りかえる時に。 薬包紙に包まれた煎じ薬は、痛みで眠れない夜に。 包帯は一日に二度。朝起きた時と寝る前とに交換。
告げられる言葉も覚えてしまうほどに通った道。
身体に残る傷のせいで、痛みで眠れぬ夜が、毎夜毎夜と続いている事を、薬売りは既に知っている。 だから少しずつ、薬の量が増えている事を、自分は知っている。]
やっぱりか、……
[自宅の前。 工房の扉を塞ぐように立てられた其れ。 足の折れたテーブルは、工房の扉には入りきらなかったらしい。
これは、作業は外で行った方がいいだろうか。 軽く眉を寄せ、苦笑いを浮かべながら、仕事に取り掛かる為の行程を暫し、組み立てていた。]
(82) 2013/09/19(Thu) 01時頃
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あら。 パピヨンは男性でなくても、そのままでも素敵よ。 私も今度デートに誘いたいくらい。
[ころころと笑う。 帽子で隠れたパピヨンの表情は見えずとも。 彼女からは好意を感じているのは嬉しかった。]
あ、スヴェルチェルさん。 いらっしゃい。 今丁度仕込み中だけど、大丈夫よ。 何が良いかしら?
[声に気付いて、慌てて仕事に戻る。 皆にはまたね、と手を振った。]
(83) 2013/09/19(Thu) 01時頃
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完成したら是非教えてね。 急いで飛んでいくわ。
[人参のケーキ!>>80蕩けるように甘いのかしら?それとも、しっかり人参の味がするの? もしかして、両方? 想像するだけでワクワクしちゃう。 カトリーナの作るお菓子は皆美味しいの。 きっとお菓子の天才なのね。]
(84) 2013/09/19(Thu) 01時半頃
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うれしい。
[素敵>>83と言われて、たっぷりのスープを飲んだ時のように体が温かくなった。 胸に太陽が出来たみたいに温かい。 ああ、でも、お店のスポットライトを浴びている時のようにも感じるわ。]
それじゃあ、カトリーナの都合のいい時にデートしましょう?
[カトリーナの笑い声が聞こえる。 うれしい。うれしい。
仕事に戻る彼女の方向に手を振った。]
(85) 2013/09/19(Thu) 01時半頃
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/* しっとりしっとりおしとやかにしようと思ったら、どんどん無邪気になって行く。
(-16) 2013/09/19(Thu) 01時半頃
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[一階の仕事場の中央に在るのは、小さな足踏みミシン。其れの傍にある随分と底の厚いブーツに、左足のみ履き替え、ロビンはミシンの前に座った。作業途中であった仕事を、さっさと片付けようと思ったのだ。
厚底のブーツを履いて、足踏みにぎりぎり届くか、届かないか。右足は地面から浮いたままで、かたかたと慣れた手つきで布地を縫い合わせた。]
もうじき、店仕舞いになってしまうかな。 仕方ないね。老いぼれはいいかげんに引退しなければ。
[若かりし頃の視力に戻り、レンズの必要なくなった眼鏡をくい、と上げて、仕立て屋はあともう少しの仕事に手をつける。
かたかた、かたかた。 ミシンの音が、一人きりの店内に響く。]**
(86) 2013/09/19(Thu) 01時半頃
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[喜んでくれるパピヨンの声>>84。
誰かの為に作るのは嬉しいことだ。 それが、喜んでくれる相手なら尚更。]
勿論よ。 失敗しないように応援しててね。
[あんなに喜んでもらえるのなら、作り甲斐がある。
パウンドケーキにしようか、それともシフォンケーキか。 両方作って選んでもらうのも良いかもしれない。
誰かが幸せそうに食べる顔が好きだ。 だから、食堂で働かせて貰っている。]
(87) 2013/09/19(Thu) 02時頃
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[食堂に入る前に、パピヨンへと振り返る。]
パピヨンとデートできるなんて、私も嬉しいわ。 お洒落して、美味しいお弁当を作るわね。
[折角だ。 彼女には見えずとも、肌触りの良い服を選ぼう。 一緒に食べられなくとも、美味しいお弁当を用意しよう。
近くの花畑なら、彼女も疲れずに済むだろうか。 良い匂いのする花畑。
考えるだけで、楽しい。**]
(88) 2013/09/19(Thu) 02時頃
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……ええと、何か温かいものを。 誰かのついでとか、残り物でいいので。
[そう頼んで、隅の方の席へ座る。 女性たちの談笑する明るい声は、聞いているだけでもなんだか少し楽しくなった]
(89) 2013/09/19(Thu) 02時頃
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[取り合えず、机は置いたままに、作業は工房内で行うことにする。 この机を修理した時、使った木材は何だっただろうか。 手元に無い材料ならば、廃材置き場からそれを調達してくる必要があるだろう。
そして、作業している間、このまま陽の元にこの机を晒しておくわけにはいかない。 作業がどれだけかかるかわからないのだし、その間に雨でも降ってきたら大変だ。 何か、机にかけられる程の大きさの布を、と。 一度工房内を探しまわり、結局手ぶらで外に出る。]
……布もあんのかな、
[布の取り扱い。 その言葉で思いつくのは、町で唯一の仕立屋くらいだった。
別に雨風を凌げそうなものならば、どんな布でも構わないのだが。]
(90) 2013/09/19(Thu) 02時頃
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[空を見上げれば、まだ夜は遠く見える。 けれど、町に灯っていく明りは確かに夜の訪れを告げていた。
見た目は若いとはいえ、良い歳の老人だ。 早く行かなくては、店が閉まってしまうだろう。
義足の具合を軽く確かめれば、工房を離れ、仕立屋の方へ歩み出す。**]
(91) 2013/09/19(Thu) 02時頃
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ヴェスパタインは、のんびり食堂内を眺めながら、ごはんを待っている。**
2013/09/19(Thu) 02時半頃
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[エルデの手>>74に硬貨を数枚落とす。 多分、これであっているはずだけれど、少し不安だわ。 たまに間違えてしまうみたいだから。
間違っていたら、また財布をゴソゴソして硬貨を落とすの。 確か彼は、触れられるのがあまり好きじゃなかった気がするから。
野菜を受け取って彼と別れる。
キャベツと蕪と、それと人参を買ってしまえば、暫くの食事は平気。 確かベーコンがまだ残っていたから、おいしいスープが作れそう。]
(92) 2013/09/19(Thu) 03時半頃
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[その後はクラリッサと一緒に市場を回って、色んな食材を買ったわ。 卵と、少しだけどお肉も買って、これで暫くはお買物にこれなくても平気。
途中宝石の露天商に呼びとめられたけれど、丁寧にお断りして、すぐその場を失礼したの。 クラリッサは宝石、好きかしら。 そうだったら少し悪い事をしてしまったわね。
私はあまり、好きではないの。]
(93) 2013/09/19(Thu) 03時半頃
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[その後は、どうしただろうか。 彼女と別れた後、自宅へ戻り、買った食材を片づける。]
(94) 2013/09/19(Thu) 03時半頃
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[ビリッ]
!! …や、やだ…
[家具の木材で引っかけてしまったのだろう。布が裂ける音が聴こえた。
恐る恐る触れてみると、手袋が大きく裂け、手の甲が露出している。 恐らく、碧く煌めく部分も見えてしまっているのだろう。
困った事に、他の手袋は前に破いてしまった。 記憶が確かなら、これの他に予備は無いはず。]
どうしましょう。
[じんわり熱くなる目頭。少し鼻がツンとして、今にも泣いてしまいそう。
この時間、仕立屋さんはまだやっているかしら。 急いで行けば、まだ間に合うはず。 直せなくとも、新しい物を購入できれば…。]
(95) 2013/09/19(Thu) 03時半頃
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[それに、早くしないとバーの開店時間だわ。 マスターに怒られてしまう。 時計の針に触れ、時間を確認する。急がなくては。
裂けた手袋の上からハンカチーフ(色は分からないわ)をくるり巻くと、お財布と杖を持って急いで家を出る。 慌てていても、鍵をかけるのを忘れずに。]
(96) 2013/09/19(Thu) 03時半頃
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―仕立屋―
あの、まだお店は開いていますか? 手袋が裂けてしまって…
[僅かに扉を開き、遠慮がちに店内に向かって声をかける。 ミシンの音が聞こえるが、もしかしたら、もう閉まっているのかもしれない。 私には≪CLOSE≫と≪OPEN≫の看板が読めないから。**]
(97) 2013/09/19(Thu) 03時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2013/09/19(Thu) 03時半頃
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/* メモメモ・ヘクターさんに家具を見て貰おう。また引っかけると困るからね。
(-17) 2013/09/19(Thu) 03時半頃
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[仕立屋までの道は、あまり通わない自分でも覚えていた。 他の店が時折、店主の死によって場所を変える事もあったから。 店によっては、短い期間で二度も三度も移動していた。 だが、この店は、違う。
然程仕立屋には通わぬとはいえ、覚えている道を歩いて行く。 時折、落ちていた小石にバランスを崩しかけるも、直ぐに立て直せるくらいには足の扱いには慣れた。]
あ?……先客?
[その店舗が道の先に見えた頃、扉の前の姿に気付く。 利用せぬが故に、この仕立屋の普段の客入りを知らなかった。 あの黒帽子は、盲目の女か。]
(98) 2013/09/19(Thu) 13時頃
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パピヨン。
[少し離れた距離から、声をかける。 盲いた彼女を、驚かせないように。]
……ここに、用事? 俺も今来たんだが、……もう閉まっちまった?
[彼女が中に向けて声を発した際、自分の距離からは彼女が声を出した事すら気付いておらず。 尋ねながら扉の前に立てば、扉の向こうからミシンの音。]
何だ、……居るじゃねーか、 入っちまおうぜ、あいつも其処まで固くねェだろ、
[多分、と付け加えて。 看板を碌に見もせず、扉を開ける。**]
(99) 2013/09/19(Thu) 13時頃
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[急に名前を呼ばれて周囲を見回す。]
ヘクターさん?
[どこかしら。 首をかしげ、見当違いな方向へ名前を呼ぶ。 微かに漂ってくる、木の香りと薬の匂い。 ちぐはぐな足音が、こちらに向かってくるのが聞こえる。
扉の前に並んで立てば、少し高い位置から降る声。 今度こそ、しっかりと彼の方向に顔を向けた。
木の香りがさっきより強いわ。とってもいい香り。]
ええ手袋を買いに来たの。 でも、もう閉まってるかも…って、
[入っちゃった。]
(100) 2013/09/19(Thu) 15時頃
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[彼が店内に入って行く気配がすれば、おずおずと自分も後に続いた。 三つ分の靴音と、杖が一本と、義足が一本。 不思議な組み合わせが仕立屋の床を鳴らす。**]
(101) 2013/09/19(Thu) 15時頃
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[かたかたと、ミシンを踏んで仕事を続けていると、>>97微かに扉の軋む音。どうやらお客がやってきたようだ。]
……おや、パピヨンさん。まだ営業中だよ、お入りなさい。 手袋かい?どれ、見せてご覧。
[手元を眺めたままそう言いながら、きりのいいところまで縫い切ってから。片足だけの厚底ブーツを脱ぎ捨て、作業机から飛び降りて平たい革靴に履き替えた。 そうして、扉の方を振り返ると、其処に居たのはなぜだか、先程の声の主とは違う、自分より随分と背の高い男の姿。>>99]
……ヘクター君?おや、パピヨンさんは……。
[そう言い終わるか、終わらないかのうちに。後ろから彼女が続く。どうやら二人で来たらしい。]
ほほう、エスコートかい?見上げた心掛けだね。紳士たるもの、そうでなくては。
[二人が別用で来たことなどつゆ知らず、含みのある笑みを浮かべながら、ぱたぱたと軽い足音を響かせ、二人の方へと向かう。**]
(102) 2013/09/19(Thu) 16時半頃
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/* すごいことに今気づきました。議事来たの今回初めてなんですが。 > I D 誤 字 っ て る < 他国だとですね…yu「j」1n. なんですよ…なんです…よ…(顔覆い
(-18) 2013/09/19(Thu) 16時半頃
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/* というわけでおそらく皆様はじめまして。安定の誤字勢で絶賛顔真っ赤プギャー真っ最中のつじくもと申します。 こんな素敵設定で廃村なんて勿体無さすぎるぜー!と思って滑り込みさせていただきました。リアルは死んだ。よろしくお願いします。
(-19) 2013/09/19(Thu) 16時半頃
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[恐らく彼女は既に中に向けて何らかの問いかけをしていたのだろう。 そしてまず現れたのが自分であれば、怪訝そうな声にも納得する。 親指を立てて、彼女の居る方向を示せば、彼も彼女の存在に気付いただろうか。
紳士と、自分に向けて発した幼い声に、軽く肩を竦めて。]
……そいつぁ、随分と世の紳士サマに失礼な言葉じゃねェかい。 入り口で会っただけだよ。偶々だ、偶々。
[今の行いはそこそこに真っ当とはいえ、兵役に就く前はただの街のチンピラだ。 その単語はあまりにも、似合わないように思えて。]
……布、買いに来た。 適当に、外に掛けておくもんだから、別に上等である必要はないんだが。
ここって布だけでも売ってんの。
[店内をぐるり、見回しながら問う。]
(103) 2013/09/19(Thu) 21時頃
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ついでとか残り物とか、遠慮しなくて良いのよ。
暖かいものね。 ヒヨコ豆のスープとか如何かしら? あとは、揚げ芋とベーコンの炒め物があるわ。 美味しいベーコンらしいの。オススメよ。
[奥の席に座ったスヴェルチェルへメニューを渡す。]
(104) 2013/09/19(Thu) 21時半頃
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こんにちは。 よかった。もう遅い時間だから、てっきり。
[奥から聞こえる少し高い子供の声と、体重の軽い足音。 エスコート、と言われれば、]
まあ。
[嬉しそうに、木の香りの男を見上げただろう。]
(105) 2013/09/19(Thu) 22時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2013/09/19(Thu) 22時頃
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おや、違うのかい。ふふ、ヘクター君は謙虚だねえ、見かけによらず。
……それにしても珍しいね、こんなにお客が一度に来るなんて。来るなら満遍なく来て欲しいものだよ、全く。 急に幾つも仕事が増えたら、こっちもたまったもんじゃないねえ。
[偶々だ、と答えるヘクターに、そう返して、目尻を下げて笑う。言葉とは裏腹に、その表情と声色は、来客を喜んでいるらしかった。]
布、ねえ。あるにはあるけれど。 何に使うんだい?
[自分よりも随分と体格の大きな男を見上げ、問う。]
さて、パピヨンさんの方も。手袋、見せてご覧。 直せるか診てあげよう。
(106) 2013/09/19(Thu) 22時半頃
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その見た目を見た上での紳士扱いか。 ……お前さんは一体、人の何を見てんだぃ、
[行いが紳士的と評したと思えば、今度は見目に似合わぬと。 彼は何から自分を判断しているのか、返す言葉に呆れた色。]
修理品が届いたんだが、工房に運び入れられなくてね。 暫く外に置いておくから、その間に上に何か掛けておこうと思って。
色だの柄だのは気にしねェが、なるたけ頑丈なやつだと嬉しいかね。
[机にかける布と言っても、テーブルクロスと間違えられては敵わない。 そう、使用用途までを、しっかりと告げて。]
モノの大きさは、こんなもんなんだが、
[一応、身振りでテーブルの大きさを示す。]
(107) 2013/09/19(Thu) 22時半頃
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[どうしても今までの癖が抜けなくて。 それでもここの人々は、自分をちゃんと人間として扱ってくれる。
ありがたいことなのだけど、まだ少し慣れない。]
…うん、そのスープは好きだな。 それと、おすすめの炒め物と、…パンがあれば。
ちょっと硬くなったパンをスープにつけて、ふにゃふにゃになったところが、好きなんだ。
[彼女の料理は美味しいし、料理している姿を眺めているのも悪くない。
それだけに、どんなに美味しくても食べられないと聞いて、なんだか複雑な思いだった。]
(108) 2013/09/19(Thu) 22時半頃
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そんな。 パピヨンさんのような、綺麗な人と一緒に歩けて、幸せです。
[気品が有って、素敵な歌声の女性]
お野菜のデザート、素敵です。 完成したら、私も食べさせて貰って良いですか?
[暖かくて、包み込んでくれる女性]
パピヨンさんと、カトリーナさん。 素敵なデートになると、良いですね。
[にっこりと笑った]
(109) 2013/09/19(Thu) 23時頃
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[パピヨンと、市場を見て回る。 彼女が出す金額を間違えないように。 また彼女が欲しいと言ったものの中では 傷の付いていない綺麗なものを選ぶのも、お手伝いだ]
[宝石の、露天商。 綺麗な宝石が並んで居た。
パピヨンは興味が無いのか、直ぐに断っていた。 クラリッサも、ならば見る意味は無い]
[着飾ったら、大人になれるだろうか]
(110) 2013/09/19(Thu) 23時頃
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パピヨンさん、お疲れ様です。 また何か有れば、お手伝いさせてくださいね。
[パピヨンを家まで送り届け、お辞儀をする。 きっと、失敗はしなかった筈。 だからまた、お手伝いは、出来る筈]
[にっこりと笑うと、また街を駆ける。 次のお手伝いの為に]
(111) 2013/09/19(Thu) 23時頃
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[食べ物を受け付けなくなったけれど。 人が美味しく食べてくれるのを見れば、胸が一杯になる。 それで十分だ。]
あら。その食べ方は美味しそう。 ちょっと固くなっちゃったパンがあるの。 それでも良いかしら?
直ぐ持ってくるわね。
[スープは温めるだけ。 炒め物も下ごしらえをしてある為、直ぐ出せる。
皿に盛り付け、テーブルへ。]
(112) 2013/09/19(Thu) 23時頃
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ちょっとまってください。
[後ろ手に隠すようにして、手袋を取る。 ここは優しい人ばかりだから、こんな事しなくてもいいのだろうけど。 それでも、この碧はあまり人の目に触れさせたくは無かった。
高い声の仕立屋に、甲が裂けた黒い手袋を手渡す。]
直り、ますか? かなり大きく裂けてしまって。
それと、予備の手袋も数枚購入したいの。
(113) 2013/09/19(Thu) 23時頃
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うん、それでいいよ。
いつもすみません。
[配膳された、食事。 いい匂いに目を細めて、スープを一口啜る。 豆の滋味が、じんわり体に沁みるように感じた。]
うん…美味しい。 [ゆっくり温かい食事が取れる。それだけでも、とても幸せ。 浸したパンがふやけていくのをのんびり待って食べる。]
(114) 2013/09/19(Thu) 23時半頃
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ふふ。謙虚なのも、紳士の証拠だよ?……なんてね。 人は見かけだけでは判断できないってことさ。
余所の街に買い出しに行くと、よく言われるんだよ。 「ボク、ママのお遣い?一人で大丈夫?」……なんて、こんな老いぼれに向かってね。
[ヘクターの呆れた声に動じることもなく、「少年」はそう返して、自嘲気味に笑った。]
ふむ。そのくらいの大きさなら、そうだね……。 帆布が余っていたかもしれないね。 前に注文を受けたっきり、使いどころが無くて丁度困っていたところだ、持って行ってくれるとこちらも助かるよ。お代は構わないから。
[示された物のサイズに、しばらく思案し、答える。おそらく二階の隅で埃をかぶりかけているはずの、帆布の存在を思い出したのだ。]
(115) 2013/09/19(Thu) 23時半頃
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[続いて、パピヨンの方を見やり、手袋を取る姿を、じっと見つめる。隠すように外す姿に小首を傾げはしたが、詮索はしないでおいた。差し出された手袋を受け取り、まじまじと破れた様子を見る。]
ふむ、直せなくはないけれど、すぐに、とはいかないね。 綺麗に直すなら、少しかかりそうだ。 予備の手袋かい。大したものはないけれど、幾つか持ってこよう。
[手袋は店内の隅の見える所に置いてあるが、盲目の彼女の為、取りに向かった。 彼女の服に似合う、黒地のものを幾つかピックアップし、ぱたぱたと彼女の元に戻り、手渡す。]
このあたりのものかな? よければ、ヘクター君にも見てもらってくれたまえ。 私は帆布を取ってくるよ。
(116) 2013/09/20(Fri) 00時頃
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もースヴェルチェルさんってば謝らないで。 はい、おまたせ。
ゆっくりどうぞ。
[スープに口をつける様子を見て、同じように目を細める。
美味しいと声が聞こえれば、嬉しそうに口元が綻んで。 食事の邪魔にならないように、そっと離れる。]
(117) 2013/09/20(Fri) 00時頃
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帆布?
[名で言われても、どういう代物かがぱっと浮かばないあたり、そのあたりの知識に就いては疎い証拠だっただろう。 「麻布」と言われても恐らく、ぴんとはこなかった筈だ。 何にせよ、お誂え向きのものがあるのならば、此方としては万々歳なのだが。]
……あー、まぁ、お前さんが言うならそれが向いてんだろ、うん。 それで頼むわ。
……代金は払わせろよ、俺の気が済まんだろ。
[不要物とはいえ、元は相応の値がつくであろう物。 仕入れ値だって無償ではないだろうから、尚更だ。
彼がこの申し出をどう受け取ったかはさて置いて。 さて、品物はどれなのだろうかと、また店内を見回した。 店内を見回しても、帆布という名前を連想させる物は見つからず。
「取ってくる」の言葉>>116に、ようやっとこの場に無いという事を知るのだった。]
(118) 2013/09/20(Fri) 00時頃
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[しかし、なかなかに無茶な事を頼む物だと思う。 自分が衣服の類に無頓着だという事に、彼は気付かないのだろうか。 自分の衣服ですらそうだというのに、ましてや女物などと。
小さな手が持つ黒の手袋に、向ける視線は僅かに険しく。
寧ろ取りに行くのならば自分が、と申し出たかったが、 帆布が何なのか分からない以上、他人様の店を不用意に探索するのもあまり良くはないだろう。]
……見してみ、
[彼女の方に数歩歩み寄れば、そう、促す。 掌を差し出したところで、彼女には手渡す先が見えないのだと気付けば、少し悩んで。]
……俺が取れる様に、手、開いて。
[非常に分かりづらい、指示となる。]
(119) 2013/09/20(Fri) 00時頃
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ありがとうございます。
[柔らかい感触>>116が手渡されれば、礼を言って受け取る。 恐らく数枚の手袋だろう。
彼は「ほぬの」と言う物を取りに行くらしい。 声の消えて行く方向に顔を向け見送りの真似事をすると、ヘクターの声の方向を探した。
殿方に装飾品を選んでもらえるなんて、素敵。
…えっと、何処に動かせばいいのかしら。 掛けられた静かな声>>119に、困ったように握る手をゆらり動かす。 そんな自分の戸惑いを察したのだろう。次の指示が降ってきた。 手を開き、木の香りの男に差し出す。
手の高さは、これ位で大丈夫だったかしら。]
(120) 2013/09/20(Fri) 00時半頃
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[利き手ではない左手での、ぎこちない食事。 右手はもうだいぶひどい状態で、触るたびにぽろぽろと砕けてしまうから、 周りが汚れるのを気にして、なるべく使わないようになってしまった。 もう感覚は無いから、小指の先が半分欠けた時もぜんぜん痛くは無かったのだけど。
スープを吸ってふやけたパンを口に含む。 噛めば染み出る滋味を、ゆっくりと味わった。]
(121) 2013/09/20(Fri) 00時半頃
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[差し出された掌から、黒い布で作られた手袋を取る。 あぁ、ほら、予想した通りだ。 装飾の違いは分かれども、彼女への向き不向きなど全くもって見当がつかない。 渋い顔が見られない事が、まだ幸いか。]
……何組要るんだ、……一応、……四組はあるが。 拘りとか、あんの。
……色は全部、黒を取ってきてくれたみたいだが。
[たとえば手触りが一つ一つ、違っていたり。 たとえばその縁飾りにレースをあしらっていたり。 たとえば手首にあたる部分に、小さな真白の花飾りがついていたり。
違いは、わかる。だが、それだけだ。 それだけが故に、言葉が続かない。
彼女は確かに盲ている。 だが、だからといって、他人の気配に疎いわけではないだろう。 己の困惑や、当惑にも。]
(122) 2013/09/20(Fri) 00時半頃
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[誰かが食べているのを見るのは好きだ。 自分が作った物を美味しそうに食べている様子は特に。]
スヴェルチェルさん、良かったらこれも如何? オリーブのピクルス。
初めて作ったから、ちょっと自信がないの。
[ぎこちなく食べている様子に、ピクルスを差し出す。 一緒に手を拭く布巾も用意して。 彼の右手が周りを汚しても気にしない。 ただ、彼が気にするのなら、と、さり気なく。]
(123) 2013/09/20(Fri) 01時頃
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余っているから構わないのに。本当に謙虚だねえ、君は。 なら、今度君に修理を頼む時は、サービスしてもらおうかな。それじゃあ、駄目かな?
[ヘクターにそう尋ね、返事を聞いた後、二階に上がる。倉庫代わりの部屋の隅に、目当てのものは転がっていた。他の生地の下に敷かれ、完全に倉庫の肥やしである。 生地の間から引っ張り出そうと、右手で帆布を持ったところで、ロビンは当惑した。上に重なっている布が、思う以上に重くて引き出せそうにないのだ。]
……このくらい、この間まではどうってことはなかったんだけどねえ。
[溜め息を吐いて両手で引っ張ってみるが、力の弱い子供の姿では、びくともせず。 しぶしぶ、上から少しずつ荷物を退ける。その一つ一つも、以前に整理をしたときよりも、随分重く感じられた。]
……弱ったねえ、本当に。 子供も子供で、なかなか不便だよ、全く。
[なんとか帆布を発掘すると、両手で抱えて歩き始める。 本来の姿である老人の自分と、今の自分、どちらがより非力であるだろうか、なんて思いながら。]
すまない、待たせてしまったかな?
[帆布を持って降りれば、二人に尋ねる。二人は、手袋の吟味は既に終わらせただろうか。]
(124) 2013/09/20(Fri) 01時頃
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/* ヘクターさん好みでつらい。カトリーナもかわいいです。つらいです。わたしはしんだ。スイーツ。
(-20) 2013/09/20(Fri) 01時頃
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[ぽつりぽつりと、先より言葉が少なくなってしまった彼>>122に少し戸惑いを浮かべる。 困らせている? それとも、私何か粗相を。]
あの…
えっと。二組、欲しいわ。
どんな装飾が付いてますの?教えて下さいな。 ヘクターさんが素敵と思う物があれば、それを購入いたしますし。
[ゆっくり、彼の空気を感じられるように話す。 裸の片手は、未だ後ろに隠したまま。]
(125) 2013/09/20(Fri) 01時頃
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……ん?
あ、ありがとう。 おいしそう、だね。
[声をかけられて、いつも俯き気味の顔を上げる。 醜く肌を蝕む闇色は、首から頬を伝って右目にかかるところまで。 前髪で覆って隠しても、やはり何かの拍子には見えてしまう。 いつも、ぎょっとした視線とばかり目が合ったから、 あまり人と目を合わせられなくなってしまっていた。]
……ん。 ちょっと酸っぱいけど、このくらいの方が好きかな? なんか、さっぱりして。
[瑞々しく漬かったオリーブの果実を食んで、少し酸っぱそうに身を竦めた。]
(126) 2013/09/20(Fri) 01時頃
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/* ヘクターさん可愛いの可愛いの。へへへ
(-21) 2013/09/20(Fri) 01時頃
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/* パピヨン、色は分かるのかな?と。 子供の頃は見えてそう。発症してから見えなくなった。だから色とかは理解できる。 と言う感じ。 ちょっと悩んだけど。
(-22) 2013/09/20(Fri) 01時頃
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すて、
[き、とは、一体どういうものなのだろう。わからない。 困りながらも、言葉を選びながら彼女に告げる。
一つは革で作られていて、小金の金具がついている、つやつやとしたものだということを。 一つはふわりとした肌触りで、良く見なければ気付かぬほどに繊細なレースがあしられているものだと。 三つ目のものは二つ目と生地は然程変わらず。レースの代わりに白い花飾りが付いているもの。 四つ目のものは、手首を絞る様な革紐がついており、その両端に薄青の硝子玉が結わえられているもの。
装飾品を表現する言葉をあまり持たないが、それでも言葉を選びながら、四組の説明を終える。 残る課題はもう一つ、二組を選ぶ事。
また其処で、口籠り。]
……硝子の飾りは、嫌いか?
[本来ならば、こういった私生活の邪魔になりそうな飾りの付いているものは好かないのだが。 薄青の飾りは、彼女の病を連想させるが故に、気になった。 彼女からすれば、あまり心象は良くないかもしれないけれど、それでも。]
(127) 2013/09/20(Fri) 01時半頃
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嫌じゃないんなら、……悪くない選択だと思うがね、
[言葉を濁した辺りで、帆布を運んできたロビンが戻る>>124。 小さな体に、その布はあまりにも大きく見えて。
あぁ、場所はわからずとも、手伝うと申し出れば良かっただろうか。 それでも、盲の彼女を此処に置いておくわけにもいかないし。
何時だって、最善の選択肢というものは、見つけにくいものだった。
手袋選びも、そう。
残る手袋の、一つだけ手触りの違うものをを一番上にするようにひとまとめにして。 彼女に渡せば、布を受け取るべくロビンの方へと歩んでいく。]
嫌だったら、それ、……一番上の。 そういうシンプルな奴の方が、俺は好き。
[二組目について、そう言い置いて。]
(128) 2013/09/20(Fri) 01時半頃
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[合わない視線を気にすることはしない。 前髪に隠された顔を見ることもしない。
初めて見た時驚いてしまったことを、少し後悔している。]
わぁ。良かった。 これはこのままの分量にしましょう。 あと、もう一種類。もう少し酸っぱくないものも作るわ。
[両手を合わせて喜ぶ。 分量をメモしたレシピノート。 スヴェルチェルさんからの感想、と文字を添えた。]
(129) 2013/09/20(Fri) 01時半頃
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ヴェスパタインは、ささやかなしあわせのひととき。**
2013/09/20(Fri) 02時頃
カトリーナは、レシピノートへ記入して、微笑む。**
2013/09/20(Fri) 02時頃
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[彼の言葉に耳を傾け、一枚一枚丁寧に想像していく。 どれも素敵で、迷ってしまう。]
硝子の、飾り…
[帽子の下で、碧の目を瞬かせる。 幼い頃。まだ世界に光があふれていた時に見た自分の碧い指先を思い出し、少しドキリとするが、 悪くないの言葉>>128に表情を綻ばせた。]
ううん。嫌じゃない。 こういうのも、私好きよ。
[嫌厭していない訳ではない。 だが、悪くないと言われた事の方がうれしかった。 それにこれは硝子。 大丈夫、大丈夫よ。私でも、母さんでもないわ。]
(130) 2013/09/20(Fri) 02時頃
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[手渡された束、触れれば布とは違う、滑らかな感触。 最初に説明してくれた革の手袋だろうか。
すき。 彼のすきな物。
ふわり胸が温かくなる。 うれしい。 ヘクターが選んでくれたなら、とても素敵な品なのだろう。 ロバートの店の物はきっと全て美しいが、その中でも更に、更に。]
じゃあ、これと、さっきの硝子の飾りの物にするわ。 選んでくれて、ありがとう。
[離れて行った足音の方向に、笑みと礼を投げた。]
(131) 2013/09/20(Fri) 02時頃
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/* ろびんじゃなかった!!!!(すっごいいまさら
(-23) 2013/09/20(Fri) 02時頃
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[ロビンの声がする。 「ほぬの」を持って戻ってきたのだろう。 随分重い物なのか、少し声が疲れているようにも聞こえる。 ヘクターの足音はそちらへ向かったようだ。 自分も後を追う。
だが片手に手袋の束、もう片手は碧を裸にしたままで後ろ。 そんな状況で杖を使える訳もなく、いつもよりゆっくり、フラフラとおぼつかぬ足取りで二人分の声の方へ向かった。 途中、何度か店内の何かにぶつかったりもしたが、無事転ばず二人の傍に。 品物を倒したりはしていない…筈。]
(132) 2013/09/20(Fri) 02時半頃
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[自分の選択は、何とか彼女に受け入れられたらしい。 安堵の表情を見られぬのもまた、幸運だった。 とはいえ、戻ってきた店主には見えていただろうが。]
……どういたしまして。
[向けられた礼>>132に、苦味の交じる笑顔で返した。
彼の腕に抱えられた布を受け取る。 彼が両腕に抱える大きさでも、自分ならば片腕で足りてしまうあたり、彼の身体の小ささが伺えるか。 触れた感触からも厚手の布らしい事が伺え、自身の目的を考えればぴったりだと、少し笑む。]
次の修理か、…… 俺に直せるものなら良いんだがな、……とりあえず、其処のミシンは無理だ。
[使い込まれているらしい、ミシンを顎で示して告げる。 手先が少しばかり器用なだけで、専門知識などはほぼ皆無。 それでもそれくらいにしか仕事にできなかったが為、多少難しい作業も請け負っている。 その結果が、10日で破損した机だが。]
(133) 2013/09/20(Fri) 02時半頃
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[そんな風に、出された条件を考えながら受け取った為、彼の異変には直ぐには気付けず。]
……前よりも縮んだか?
[確認するように、小さく問う。 前、というのも本当に随分と前の話なのだけれど。
もう少し、目線は上にあった気がする。]
そろそろ、色々不便なんじゃねェの、 ……何かあったら直ぐ呼べよ。
[重い荷を運ぶことはできないし、持っている知識だって限られたものだけれど。 それでも多少なら、手伝えることはあるだろうから。]
……じゃ、まぁ、俺は物頂いたんで、ここらで。 助かったわ、有難うな。
[そう、店主に言い残し、扉の方へ向かおうとした最中。 一度立ち止まり、たどたどしい足音>>132の主を一度、振り向いて。]
(134) 2013/09/20(Fri) 02時半頃
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迎え、誰かに頼んでる?……送るか?
[紳士たるもの。**]
(135) 2013/09/20(Fri) 02時半頃
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/* 紳士やーーー!!かっこいい
(-24) 2013/09/20(Fri) 02時半頃
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[ヘクターに選んで貰った二枚を伝えて、財布の中身を慎重に探す。 紙幣は硬貨より分からないから、少し屈んでロバートに探して貰ったけれど。 流石に片手では財布は探せないから、観念して碧い手を出した。 見えないように覆ってはいるけれど、きっと知っている人も多いわ。
二枚分の手袋と、修理の代金を支払えば、少し悩んで、彼がすきと言った革手袋を身につけた。 もう一つは、また明日の楽しみに。
見えやしないけれど、想像に描いたデザインに自然と笑みが浮かぶ。 真新しい革の香り。 思っていたより薄手で柔らかく、動かしやすい。 開いた手を片手で撫でれば、革同士が触れ合う音が聞こえた。 少し控えめな金具も、この手袋を上品に飾りたてているに違いない。]
(136) 2013/09/20(Fri) 03時半頃
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迎えは、無いけれど… 素敵な紳士様が送って下さるなら。
[木の香りの紳士に、スカートをつまんでお辞儀を一つ。]
(137) 2013/09/20(Fri) 03時半頃
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手袋ありがとうございます。
あの、お礼と言っては何ですが、バーに寄って行かれません? リクエストがあれば、私歌いますから。
その、ヘクターさんがよろしければ、なのですけど。
[代金は私にツケて貰って、マスターにいい席を用意して頂きましょう。 でもお酒、召し上がられるのかしら。 アルコールが苦手な方もいらっしゃるから、少し心配。 困ったわ。私、ヘクターさんの事なんにも知らないのね。 これからは、自宅とバーと市場以外の場所にも頻繁に出かけるようにしましょう。
背の高い紳士様の方向に顔を向けて、窺うような表情を作る。 返事はどうだったかしら。]
(138) 2013/09/20(Fri) 04時頃
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[仕立屋で随分長い時間を過ごしてしまったらしく、気付けばもう開店間近。 自宅ではなく、そのままバーへ向かう事を所望した。
日の落ち始めた道を並んで歩く。 杖を持った女と、義足の男の歩調は緩やかだ。**]
(139) 2013/09/20(Fri) 04時頃
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/* 口調がいまいち掴めない。
(-25) 2013/09/20(Fri) 04時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2013/09/20(Fri) 04時頃
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[一寸した冗談に返される礼は、どこか、芝居めいて見える。 それに倣って自分も頭を下げるべきかと思うも、言葉を伴わない仕草は彼女には伝わるまい。]
礼も何も、……俺が金を出したわけじゃぁねェんだし。
[最終的に、それを買うと決めたのも彼女なのだし。 そう、改めて礼とされるような事をした心算はない。
けれど、それを無下に断るのも、彼女の申し出に対して悪い気がする。 口を閉じ、少し悩み、時折店主に何か意見は無いかと頼る様な目線を向けつつ。]
じゃぁ、……一曲だけ、な。 つっても、故郷出てから真面目に音楽なんて聞いちゃねーから、曲とか詳しくねェのよな。
……お前さんの好きな曲で良いよ、何でも、
[そう告げた後、バーまでの道案内を申し出を快諾する。 どちらも、あまり自宅から離れてはいない。]
(140) 2013/09/20(Fri) 16時半頃
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[そうと決まれば、仕立て屋を後にすべく、扉の方へ歩んでいく。 先に扉に向かえば扉を開き、彼女が店を出るのを待つ。 店を出る刹那、一度、荷を抱え直して。]
……助かった、有難う。 修理品、工房まで持ってきてくれりゃ、空いたときに直すから。
[店主にそう言い置けば、二人連れ立って仕立て屋を後にするだろう。 空は青から橙に染まろうとしている。 じき、夜が訪れるだろう。
それでも焦りはせずに、ゆったりと、彼女の速度に合わせて歩んでいくのだが。]
(141) 2013/09/20(Fri) 16時半頃
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― バー前 ―
[到着は、開店の札が掲げられる前。 彼女は客ではない為、開店前でも入店は認められているだろうが。]
……これ、俺は何処居ればいいの
[少し時間を潰した方が良いだろうかと、尋ねる。**]
(142) 2013/09/20(Fri) 16時半頃
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[>>133お客の元に帰れば、丁度品定めが済んだところらしかった。 手袋を選んで貰い喜ぶ淑女と、その彼女の姿に安堵する紳士。その姿があまりに微笑ましく、思わず顔が綻んだことに、男は気がついただろうか。]
はい、どうぞ。 これで十分、足りると思うのだけれど。
[ヘクターに抱えた布地を手渡し、そう伝える。ものの正確な大きさは分からないが、おそらくは余るぐらいの大きさであろう。]
ああ、こいつは恐らく、まだまだ大丈夫さ。元気なものだよ、私なんかよりもずっと。 ミシンよりも、そうだねえ、二階の揺り椅子の方が早いだろうねえ。 最近、座る度に軋みが酷くて、何時ばらばらになるか、心配ったらありゃしないよ。
[次の修理を心配する彼の言葉には、自らの寝室に置いている木製の揺り椅子を思い出してそう言った。 この街に来て以来、ずっと愛用している揺り椅子である。毎晩、それに座って本を読むのが彼の日課であり、一番の至福の時間であった。 ……尤も、その姿を端から見れば、祖父の椅子に勝手に座って遊ぶ孫にしか見えないのだろうが。]
(143) 2013/09/20(Fri) 20時半頃
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[そんなことを考えて内心苦笑していると、頭上から声が降り、ロビンは改めてヘクターを見上げた。自分よりも随分と大きな、男の姿。 この街に来た頃は、自分も彼と変わらないような体躯であったのだろうに、今や見る影もない。]
やっぱり、分かるかい? ……まあ、まだ不自由なことは無いよ。老体よりも余程身体は軽いだろうし、ね。
[勿論、その言葉は只の強がりであった。実際は先程のように、布地を探すのにも一苦労であるし、ミシンに足が届かなくなるのも、最早時間の問題である。
と、そこに杖も使わず、覚束ない足取りでやってくるパピヨン>>132。大丈夫かい、とぱたぱたと駆け寄った。決まった手袋の代金と、修理代を支払いたいようだ。]
ヘクター君は、どうやら素敵な品を見立ててくれたようだね?
[品物を手に嬉しそうに笑う彼女の口元を見て、そう笑いかけた。
彼女の財布から必要分だけ代金を受け取ると(手袋を外した彼女の碧い手がちらりと見えたが、言及はしないでおいた。)、修理の予定を伝える。]
(144) 2013/09/20(Fri) 20時半頃
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修理の方は、2日ほど掛かるよ。その頃にまた来てくださるかな? 勿論、またお二人で来て下ってもいいけれどね。
[そんな言葉で二人を茶化した後、悪戯っぽくウィンクをする。盲目のパピヨンは兎も角、ヘクターの方はどのような顔をしただろうか。]
有り難う、ヘクター君。修理はまた頼まれるよ。 パピヨンさん、お買い上げ、有り難う。
[にっこりと笑って、>>139>>141連れ添って歩く紳士と淑女の後ろ姿を見送り、仕立て屋は再び裁縫仕事に戻る。
次に彼が顔を上げた時は、日が落ちてしばらくしてからであろう。]
(145) 2013/09/20(Fri) 20時半頃
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/* 若いの二人を慈愛顔で見守るショタジジイの図
(-26) 2013/09/20(Fri) 20時半頃
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― とある村人の家 ―
[男の指先は女の冷たい唇を撫ぜた。
吐息は漏れず、音は無い。 広くはない部屋を満たすのは薔薇の香。]
(146) 2013/09/20(Fri) 21時頃
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[色を失った唇を彩る紅。
彩りを終えれば、男は瓶を持ち代える。 大きな手が、冷たい女の肌に没薬を伸ばす。 薔薇の香と没薬の香が混ざり合い、 不自然な甘さが部屋を満たした。
男の右腕には茨が纏わりつく。 幾度剪定しても次から次へと咲く紅の薔薇が、 部屋に漂う香の正体だ。]
(147) 2013/09/20(Fri) 21時頃
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[防腐処置を終えた女の遺体を棺桶の中に寝かせ、 自らの右腕から伸びる薔薇の一輪を躊躇いなく手折った。 刺で傷ついた指先をハンカチで拭いながら、 その一輪を眠る女の上に落とす。
棺桶の蓋を閉める前に、 男は胸の十字架を握り、一つ短い祈りを捧げた。]
(148) 2013/09/20(Fri) 21時頃
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[逝く者の集う街には、弔う者が必要だ。 旅の終わりを静かに飾る、 それがこの街に辿り着いてからの男の仕事である。
棺桶の蓋を閉めれば、あとは墓堀の職域だ。 男は棺桶にひとつ頭を下げて、家を出る。]
(149) 2013/09/20(Fri) 21時頃
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― 村道 ―
[仕事を終えた男は、薔薇と没薬の匂い未だ漂わせながら ゆっくりとした足取りで歩く。
少し注意して見れば、厚い毛織物に包まれた男の身体が 不自然に痩せ細っていることが分かるだろう。
茨の右腕。 他ならぬ男の生命を養分として、 茨の枝にまた、紅の薔薇が咲いた。*]
(150) 2013/09/20(Fri) 21時頃
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/* この村設定なら薔薇咲かせるホレーショーが出来ると思った。 カッとなって飛び込んでしまった。 今はちょっとだけ反省している。
(-27) 2013/09/20(Fri) 21時半頃
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百姓 ワットは、メモを貼った。
2013/09/20(Fri) 21時半頃
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─ 集落の外れ ─
[いつものように、男は商品を仕入れに他の集落へ向かう。
だが、一体何があったものか、何日経っても再び戻る事はなかった**]
(151) 2013/09/20(Fri) 21時半頃
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/* ヘクターとパピヨンが優雅に可愛くてやばい ヘクターまじへたれ紳士かわいい
(-28) 2013/09/20(Fri) 21時半頃
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/* >>151 綺麗に締めて行くとは素晴らしい
(-29) 2013/09/20(Fri) 21時半頃
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でも、私の為に選んでくれたわ。
じゃあ一曲、ね。 ふふ、ありがとう。
[席は何処がいいかしら。 ピアノのすぐ横?カウンター?
私の好きな曲を、と言われて少し考え込む。 リクエストを貰う事は多いけれど、私自身が選ぶのは久しぶり。
素っ気ない口調。でも、優しさが滲み出るのを感じる。 だってほら、私の小さな歩幅に合わせて、歩む歩調はゆっくりと。]
(152) 2013/09/20(Fri) 21時半頃
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―バー前―
大丈夫よ。 早めに入ってしまっても、誰も怒らないわ。
[開店時間には間に合ったようで、ひと安心。 彼が散歩>>142を望めば、引き止めはしないだろう。]
(153) 2013/09/20(Fri) 21時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2013/09/20(Fri) 21時半頃
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――村道――
[少女は忙しなく、村を駆ける。 ある家で掃除をし。 ある家で炊事をし。 またある店で店番をし]
[夜が来る]
[夜が来る前に]
(154) 2013/09/20(Fri) 21時半頃
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ホレーショーさん、こんばんは。
[いつもの笑顔を、向ける]
[“兄”を弔ってくれた人の香りは 否が応でも兄を思い出させる為 あまり得意ではなかったが。
最近は、慣れて来た]
(155) 2013/09/20(Fri) 21時半頃
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[始めは、少女は、一人ではなかった。 “兄”と、ここに来た。
少女の親と呼ぶには若く しかし兄と呼ぶには年上の。 血は、繋がっていない、 顔も似ていない、赤の他人]
[野犬に襲われたのか 暴漢に襲われたのか。
少女は血塗れの男を伴い、この街に来た。 男は街に着いたと同時に息を引き取った。
供養は、薔薇の香。 そして少女は、ここに住むようになった]
(156) 2013/09/20(Fri) 21時半頃
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[右腕から散り落ちる紅の花びらが 男の歩く道にぽつり、ぽつりと紅の点を作る。 どこか遠くを見るような眼差しで歩いていた男だが、 声をかけてきた少女の姿を認め、目を細めた]
こんばんは。
[そのように挨拶するには未だ少しだけ早い時間だが。]
…いま、帰りか? [常ながら、口数は少ない。 少しずつ、コップの水をこぼすように問う。]
(157) 2013/09/20(Fri) 22時頃
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/* 血縁でないのはただの趣味 年の差10ぐらい想定なのも趣味 深い意味は有りません
因みに兄に恋愛感情は有りません 純粋な旅のパートナー
旅の理由決めてないwwwまあいっかなー
(-30) 2013/09/20(Fri) 22時頃
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/* >>157ほーれんそー 反応速いなwww
(-31) 2013/09/20(Fri) 22時頃
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百姓 ワットがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(百姓 ワットは村を出ました)
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はい。帰りです。
[道に落ちる、紅の花弁。 まるで血のようだ。 歩けば歩く程、血が零れてゆく旅路のようだ]
[そう言えば、ホレーショーには 林檎はまだ配っていなかった。 カトリーナが要らないと言った一つが残っている]
これ、いかがですか? 美味しいですよ。
[林檎の紅は生命の色なのに。 花弁の紅が死の彩に見えるのは 思い込みのせいなのかもしれない]
(158) 2013/09/20(Fri) 22時頃
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……気をつけて。
[気をつけるようなことなど、きっと何もない。 けれどこの言葉が口に出てしまうのは、 半ば少女と相対した時の癖のようなものだった。
その原因に思い当たる節が無いわけでもない。 思考は記憶の中に飛びかけるが、 差し出された紅に、視線を奪われ]
くれるのか。 …ありがとう。
[小さな礼と共に受け取った林檎は口元へと運ばれ、 シャリ。と音を立てた。]
……旨い。
[広がる甘酸っぱい味に対する、素直な感想を述べた。 不作法であることは、全く恥じない。]
(159) 2013/09/20(Fri) 22時頃
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―バー―
マスター、遅くなってしまってごめんなさい。 手袋を買いに行っていたの。
[ほら素敵でしょう?と、指を広げて披露すれば、マスターの苦笑いを感じたわ。 マスターの傍に駆け寄り(店内の間取りは全部覚えているの)ヘクターさんの事を伝える。
それと、奏者の方に今日の曲目を。 彼のリクエストの、私の好きな曲。]
(160) 2013/09/20(Fri) 22時頃
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それは、良かったです。 果樹園の、なんです。 美味しかったと、伝えておきますね。
[無作法だとは、思いもしなかった]
[花の香り。 兄の死に顔が蘇る。
沢山の花に埋れ、血は拭われ まるで眠るような兄の顔]
ホレーショーさんは、お仕事ですか?
何か、お手伝いする事は、有りますか?
(161) 2013/09/20(Fri) 22時頃
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[歯形のついた林檎はしまうにしまえず、 左手の中で持て余している。]
ありがとう、…助かる。 俺は、自分では行かないから
[没薬の香を嫌うものも少なくはないが故に、 不要な外出は控え気味になっていた。
目の前の少女もまた、 自分と対峙する時どこか陰を落とすように見える。 尤も、三年前よりは随分薄れたけれど]
………手伝わせるような仕事では、ない
[ぶっきらぼうに、申し出を断る]
(162) 2013/09/20(Fri) 22時半頃
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そう?……お前さんがそう言うってんなら、……良いんだろうが、
[それならば、遠慮せずに中で待たせて貰おうか、と。 そう思いながらも、一度、動きを止める。]
……んじゃ、荷物置いたらすぐ行くわ。
[流石に、飲食店にこの布を抱えて入る訳にはいかないだろう。 未使用の布とはいえ、新品とは言い難い。 それにこちらの用途も屋外用としてなのだから、尚更だ。 布を抱え直せば、片手で戸を開く。 彼女が店に入れば、戸を閉める。 戸が閉まりゆくその最中、マスターと目が合い軽く会釈した。]
(163) 2013/09/20(Fri) 22時半頃
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[荷を抱えて辿る帰路。 家には入らず工房の前まで移動すれば、布を広げる。 舞う誇りに軽く咳き込みつつ、それでもテーブルに被せてやった。 端を足に巻きつけ、地面と接している部分は軽く持ち上げ、隙間に布を挟むように。
片足でも十分にこなせる作業だった為、時間は然程かからない。 元より、ある程度体は鍛わっているのだ。 足さえ安定していれば、力仕事だって容易にこなせる筈なのに。]
……行くか。
[一度屋内に入って手に付着した泥を洗い落とせば、自宅を出る。 空はすっかり染まっている。 今夜はきっと、月が美しく輝くだろう。
───月を静かに見上げる日が来るなんて、想像した事が無かった。]
(164) 2013/09/20(Fri) 22時半頃
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[ぶっきらぼうに言われようとも 笑顔を崩す事は無い]
そうですか。 分かりました。 何か有れば、遠慮無く呼んで下さいね。
では、失礼しますね。
[ぺこりとお辞儀をして、また、道を行く]
逝けるなんて………良いなあ。
[小さな呟きは、風に融けた]
(165) 2013/09/20(Fri) 22時半頃
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[家と食堂は離れていない。 故にバーとも、離れていない。
食堂から漂う香りとざわめきに、町の夜の訪れを改めて感じた。 パピヨンと並び歩いた時よりは早足気味に。 道を抜ければ、再びバーの扉の前に立つ。
痛みを忘れる為に酒を口にしていた時もあったが、今はすっかり離れてしまった。 そして、酒を飲むという目的以外でこのような店に訪れるのは──仕事を除いて──初めてで。]
……、
[何を告げて良いかもわからず、無言のまま戸を開く。 マスターは、自分の顔を覚えていた筈だが。]
(166) 2013/09/20(Fri) 22時半頃
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待ってるわ。 でも、気を付けてね。転ばないように。
[転ばないように、は、自分が出かけるときに良く言われる言葉なのだが、余計なお世話だっただろうか。 彼は自分と違って目が見える。 不意に歩いて来た犬や、出しっぱなしの椅子に躓いて転ぶ事は無いだろう。
戸を開けて貰えば、嬉しそうに笑った。]
(167) 2013/09/20(Fri) 23時頃
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[彼がバーに入れば、マスターが予約の席を指しただろう。]
(168) 2013/09/20(Fri) 23時頃
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[ざわめき。]
(169) 2013/09/20(Fri) 23時頃
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[お客さんは、まだ少ない。
それぞれの人の香りと、お酒の香り。 色んな物がごちゃ混ぜになった、いつものバーの香り。
今日は微かに、木と薬の香りが混ざっている。
彼は、お店に帰って来たかしら。 私のワガママに付き合ってくれてありがとう。 でも、私にできる事なんて限られているから、せめてこれ位は。]
(170) 2013/09/20(Fri) 23時頃
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[促されるまま、案内されるまま。 指定された席に、着く。
人は少なく、立ち込める囁きは酷く静かで。 自分の知る、酒場と呼ぶそれとは随分と雰囲気が違う。]
……えぇと。 何でもいいや、酒以外なら。
[マスターにそう告げれば、椅子ごと身体を傾ける。
そっと置かれた炭酸水のグラス。 柑橘の浮いた水面に、細かな泡が上って、消えた。]
(171) 2013/09/20(Fri) 23時半頃
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[席に着いた? ピアノの横に立ち、ぐるり店内を見廻す。 彼の座る場所は分からない。 でも、小さなお店だから、きっとどの席でもよく聴こえる筈ね。
ソワソワしていれば、奏者の方が彼が来ている事を教えてくれた。
ポン、 合図のようなピアノの音が一つ。
静かな伴奏。 深く息を吸い込んだ。]
(172) 2013/09/21(Sat) 00時頃
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Moon river… wider than a mile
[それは、少年が旅を止める歌。]
(173) 2013/09/21(Sat) 00時頃
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I'm crossing you in style some day
Old dream maker you heart breaker Wherever you're going,I'm going your way
[歌に自分を重ねる。
悲しい歌ではないのだけれど。]
(174) 2013/09/21(Sat) 00時頃
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……あぁ。
[頷いて、夕暮れの道を歩く彼女の背を見送る。 けれど彼女を呼ぶことはないだろう。 決してないだろう。 そのぐらいの常識なら持ち合わせている。]
…………すまない な。
[その背に向けたつぶやきもまた、 風に融けていくのだろう。]
(175) 2013/09/21(Sat) 00時頃
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Two drifters off to see the world There's such a lot of world to see
[私にとってこの街は、 虹の根っこ、世界のおしまいの場所。]
We're after the same rainbow's end Waiting round the bend
[これからも、ここで暮らして行くわ。]
My huckleberry friend
Moon river and me
[ずっと、ずっと、お終いの時が来るまで。]
(176) 2013/09/21(Sat) 00時頃
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うん、ごちそうさま。 …美味しかった。
[銀貨数枚のお代を置いて、席を立つ。 白かった布巾には点々と黒いシミが出来ていた。
こうして、あとどれだけこの時間が過ごせるだろう。 自分も、彼女も、他の誰かも、 もうゆっくりと死を待つだけだ。 ここは、そんな村だから。]
じゃ、また来るよ。
[それでも、儀式めいた祈りのように、そんな言葉を必ずドアへと残す。
通りへと出れば、漏れ聞こえる歌。]
(177) 2013/09/21(Sat) 00時頃
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|
[歌い終われば、スカートをつまんでお辞儀を。 まばらな拍手の音が聞こえた。]
(178) 2013/09/21(Sat) 00時頃
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|
[夕焼けを背にして歩く。 東の空には白く、円い月。
―――今夜は満月だ。]
(179) 2013/09/21(Sat) 00時頃
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[何処かから月の歌が聞こえて、 男の足はふと、道の真中で止められた。
遠い視線は声の在処を捜す。
その間も右腕から零れる紅の花びらは ひらり、ひらり、足元に降り積もる**]
(180) 2013/09/21(Sat) 00時頃
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/* ムーンリバーは、ピアノ伴奏よりギターの方がいい感じだと思いますけどね。
(-32) 2013/09/21(Sat) 00時頃
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[一つ、鍵盤の奏でた音に、ざわめきは静まり返る。 少し耳を澄ませば、ここにいる全ての客の呼吸の音すら聞こえそうな。 そんな錯覚に陥ったのは、瞬き一つの間。
やがて始まる穏やかな伴奏。 その口唇から紡がれる、柔らかな歌声。
流行りの歌は知らない。 好きな音楽も無い。 歌える歌は、路地裏の子供達がふざけて口にするような、下品な内容の替え歌くらい。
そんな自分が、瞬きすら忘れて聞き入る様な歌。]
[拍手の音に、我に帰る。 解けかけた氷が、グラスの縁を叩く。]
(181) 2013/09/21(Sat) 00時頃
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[ピアノの傍を離れれば、他の客に手を握られ、少し困ったような笑みを浮かべた。 一曲だけ、との約束だったから、彼はもう出て行ってしまったかしら。 もう少しお話ししたかったわ。
店内を見まわす。 そんな事をしても、見えないのだけれど。]
(182) 2013/09/21(Sat) 00時半頃
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[まばらな音に混ざるように、僅か遅れて手を叩く。 歌の名残を少しずつ、砕いていくように。
彼女や、その傍らの奏者の様に、音楽を生業にしている者は少ない。 だからこそ、彼女の歌が際立つのだろうか。 それとも、彼女の実力は飛びぬけているのだろうか。
比較する対象が無いため、其処を判断することはできなかったが、―――そも、判断する必要が或るだろうか。]
……成程。
[場の拍手は次第に消えていく。 最後の一つをぱちり、鳴らせば、小さな声で呟いた。
成程、これが、歌か。]
(183) 2013/09/21(Sat) 00時半頃
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[ノートに綴る文字は、昔と変わらない。 どことなく丸みを帯びた、子どものような文字。
故郷を出るとき。 幼馴染と過ごした、故郷を出るときに持ち出したノート。 これは何冊目にだっただろう。
自分が食べることのない料理のレシピは増える。 大好きな人に食べてもらうという目的は変わらない。]
(184) 2013/09/21(Sat) 00時半頃
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[席を立つスヴェルチェルさへと声を投げる。 笑顔と共に。]
ありがとうございました。 またいらしてくださいね。
[残された銀貨をエプロンに仕舞う。 黒くシミが出来た布巾は、食器と共に片付けた。]
(185) 2013/09/21(Sat) 00時半頃
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/* うわっ寝てた
(-33) 2013/09/21(Sat) 00時半頃
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