36 なんて素敵にピカレスク
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狼
墓
少
霊
全
この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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嗚呼、聞こえる。やつの足音が聞こえる……。
(0) 2011/08/29(Mon) 19時半頃
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◎はじめに。
・この村ではモラルハザードを推奨しております。
殺人、詐欺、強盗、麻薬、強姦、暴行その他欲望の限りを尽くしてください。
村側を主にそれらクズども。
狼側をクズに対する復讐者、ないしは搾取されるばかりの哀れな子羊、と暫定で規定しておりますが、村側にドMがいても構いません。
ドMが足りなければ、哀れなNPCを引き立て役にあなたのクズっぷりを披露して頂いて一向に構いません。
また、村の性質上参加は18歳以上推奨とさせて頂きます。
・役職は以下
村人:普通の下衆な方々
占霊妙:何らかの形で情報を取得出来る人達。方法はお任せします。
扇動者:この人が殺されてしまうと皆さん疑心暗鬼が加速して吊りが増えます。
狼側:上記の通り
(#0) 2011/08/29(Mon) 19時半頃
・キャラセットについて
数時間ごと、もしくは指定があれば変更します。
・吊り襲撃
襲撃は復讐者によるもの、吊りは疑心暗鬼による殺害、もしくは利益関係による暗躍など状況に応じて。
・更新時間
48時間ですが、コミット出来るようならコミットします。参加者の皆さんは第一発言後コミットボタンを押すことを推奨します。
・発言制限
中身発言は表ログでは原則禁止。赤ログ青ログについては非推奨とさせて頂きます。
(#1) 2011/08/29(Mon) 19時半頃
◎ダミーについて
サイモンさんは街の情報屋の一人です。
2日目に死亡するまでの間、何らかの形で『参加者各位の命が狙われている』ことを教えてくれます。
その他サイモンを通して知りたいことがあれば、ご自由に取得して構いません。
例:誰々が何をしている、とか、誰々が怪しい、とか。薬の相場、だとか。
(#2) 2011/08/29(Mon) 19時半頃
◎世界観について
○中世くらいのファンタジーをイメージしております。
ここに書かれていない辺りは言った者勝ちです。
・街は貴族階級一般階級スラム街の三層に分かれており、それぞれに門番が立っている。特に貴族階級と一般階級を隔てる区域は警備が厚い。
・階級は貴族、軍属(上下関係あり)、平民商人職人、奴隷亜人
・奴隷亜人は被差別階級。ひどい目に合わせてあげてください。
・亜人は過去の歴史から生息数が少なく、特に街の中では奴隷同然の扱いを受けています。
・奴隷や亜人が他の階級と同等の扱いを受けるには金や権力など特別な何かが必要です。
(#3) 2011/08/29(Mon) 19時半頃
終わりに。
この村は突発村ですが、見物人に関しましては枠が埋まっております。
見物人での参加はご遠慮下さい。
その他何か御座いましたらメモにてお呼び出しください。
それでは皆さん。
悪徳の街へようこそ。
己の欲望を解放し、お好きなようにお過ごしください。
(#4) 2011/08/29(Mon) 19時半頃
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― 絢爛な邸宅 ―
家具というものに対して、君はどのような見解を持っているかね?
[財宝が鏤められた一室――この内の装飾の一つでも持ち帰れば、平民は数年遊んで暮らせる――で、男は目の前の商人に言い放った。商人の視線が椅子に向かったことに唇を歪め、男は煙を吐き出す。男の重さに耐えかねて、椅子が軋みを上げた]
私のように贅沢を知るとねェ。 普通の物じゃ満足できなくなるんだよ。
[商人の返事を聞くこともなく、白磁のようにしっとりとした椅子を撫でる。『うっすらと湿った』手のひらを、男はべろりと舌で舐った]
この椅子ももう何代目か。 始めは壊してしまってばかりだったけどねェ。 この歳になると、材料がいいのか。慣れたのか。く。 なかなか頑張ってくれておるよ?
[粘ついた視線で商人を見やる。片や座したまま、片や立ったまま。二人の男の立場を明確に分けている]
私は200ポンド近いんだがね。この椅子はなかなか頑丈で。
(1) 2011/08/29(Mon) 21時頃
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[遂に椅子が震え、呻きを上げた。 男が座しているのは――まだ歳若い様相の女だった。
歯を食い縛り、柳眉な眉を悲壮に歪めて、気丈にも声を殺さんとしている]
分かるかね、君。 これはね。エルフを使用したモノなんだよ。 流石に数百年生きているコイツらは、人間に比べて"頑丈"でね。
[男の三分の一にも満たない小さな体で、エルフは必死に男の身体を支えている。 商人は『椅子』に、エルフの特徴である長い耳がないことに気がついたようだ。まるでその尊厳を断つかのごとく、真中から半分に切り裂かれている。 既に傷は塞がっており、耳が断たれてから長い時間が経っていることを伺わせる]
(2) 2011/08/29(Mon) 21時頃
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薄汚いコイツらを使ってやろうと思いついたのはいつだったか。 心臓も脳も。 これらからは"何一つ"得るものがなかったが、なかなかどうして。 面白い使い道があるじゃないか、なぁ?
[男が暗に語った内容に、椅子が震え上がる。男が鼻で嘲笑って尻を叩くと、椅子はぴたりと震えを止めた。 代わりにぼろぼろと水晶のような涙を流している]
君。
[男はにこやかな笑みで商人に語りかけた。パイプの煙がふわりと上がる]
君がここに来た理由は勿論分かっているのだろうね? なかなか評判だと言うじゃないか。なぁ?
[この街の技術レベルに見合わぬほど、煌々と灯りを焚いてあるはずなのに、その部屋はなぜかとてもくらい色をしていた]
(3) 2011/08/29(Mon) 21時頃
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[商人が退席するのを見送って、男は腰を上げた。『椅子』が荒い息吐き、汗だくの身体を絨毯に沈み込ませた。男はそれを蟲でも見るような目付きで見つめている]
(4) 2011/08/30(Tue) 01時頃
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おい。
(5) 2011/08/30(Tue) 01時頃
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["椅子"は瞬時に体勢を立て直し、体裁を取り繕う。男はにこやかな笑みを浮かべる。けれど、目は微塵足りとも笑ってなどいない]
誰が休んでいいといいましたかねェ?
["椅子"のすがるような目付きを、男は柳に風と受け流す]
まだ躾が足らないようですねぇええ?
[じりじりと歩を詰める男に、"椅子"は家具に似合わぬ立て付けを示した**]
(6) 2011/08/30(Tue) 01時頃
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[広間にて。上座で独り、男は食事をとっている。テーブルは"椅子"に合わせた特注の品で、ある程度高さの調節が利く。 広い部屋の中、ぽつりぽつりと使用人が控えている。どこにでもある貴族の食事の風景。その中で、"椅子"だけが異端を醸し出していた]
(7) 2011/08/31(Wed) 00時頃
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―とある薄暗い部屋の中で―
――ふ ふ…ふ、
[男は 骨ばった指先で金貨を摘み、そして離しては落す。 ちゃりん――重い音、澄んだ音、欲の音。 咽喉の奥を鳴らすようなわらいを零し鷹揚に足を組みかえる。 漂うのは煙。薬を焚いているのだろうか。]
やァ っぱ…“こう”で無くっちゃ
[緩やかに首を傾げて、奇妙に鋭い眼を眇め 傍に這い蹲るナニモノかの顎を爪先で上向かせる。]
……ヨアヒムの旦那も お気に召すだろうさ……
[痺れでもしているのだろう。 そのナニモノかは呻くばかりで抵抗もままなら無い様子だった。薄暗い部屋の中、浮かび上がる顔は単眼。――畸形だ。]
(@0) 2011/08/31(Wed) 18時半頃
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[男は体を折り、徐に足元の単眼畸形へ顔を近づける。]
なァ …
あんたもそう、思うだろ
[薄く笑む。返事は無い。歯軋りが聞こえた]
“潰れ”で野垂れ死にするよりは 随分マシだって さァ
[いい終わる前に、べちりと頬に掛かるもの。 抵抗のつもりか、這い蹲った相手が唾を吐きかけてきた。 男は す、と眼を細くする。]
(@1) 2011/08/31(Wed) 18時半頃
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へえ 元気だなァ 結構、結構――
[直後、ソレを思いっきり横へ蹴り飛ばす。 がたん、と派手な音を立てて机の脚にぶつかった。 男は頬を手の甲で拭いながら冷ややかに単眼畸形を見下ろした。]
(@2) 2011/08/31(Wed) 18時半頃
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…… それを旦那にやってみなよ。 芋虫みたいに 這い蹲って さ…――
きっと 楽しい ぜ?
[ギィ、と 何処からか奇妙な音。 壁を爪で引っ掻くような音。かりかり、かりかり。 幾つもの檻、畸形の住処。
部屋の――家の主、“薬売り”は くく、と*哂った*]
(@3) 2011/08/31(Wed) 18時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/08/31(Wed) 18時半頃
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― 或る屋敷 ―
……此れが今回の分、だ。
[背負っていた、商品の詰まった袋を床に落とす。 ど、と鈍い音がしたが、気に留める様子も無い。
元より、こんな事をして壊れるような商品を扱っているわけではない。 最も、客の側からすれば貴重な其れが壊れてしまうのではないか、と気が気ではないのだろう。 此れを扱い初めて長くなる。有る程度乱暴にしたって平気なことは、よくわかっていた。
不安げにする客の顔をちろりと見上げて、唇の端を吊りあげる。]
平気だっての、不備があるってんなら金は要らねェし。 それに、今日のヤツぁ、上物だしな。 ……此処で確認するか?
[袋の口に手をかけながら、笑いかける。 客が奥で、と答えると、小さく頷いて袋を抱え上げた。]
(8) 2011/08/31(Wed) 20時半頃
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[通されるのは屋敷の奥。 腰の高さほどの高さの台を手で示されると、其処に荷を置いた。 袋の口を開け、商品の足を掴み、ずるりと中から引きずり出す。 それから一歩、二歩と台から離れると、商品の点検を客に任せた。 安い紙巻煙草を一本取り出し、燐寸で火をつける。 漂う紫煙の香に、客は一度此方を訝しげに見たが、直ぐに視線を商品の方に戻した。]
別に、客がソイツを何に使うかは俺の関与するトコじゃねェけどよ ……なぁ、何に使うんだ?
[返事は無かった。そんな客の様子を別段気に留めることもなく、雑な味の煙りを灰に入れる。 薄暗い部屋の中、紙巻の先端の火が揺らめいた。]
(9) 2011/08/31(Wed) 20時半頃
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[紙巻が一本、灰になりきった頃、点検を終えた客が此方に足を進める。
彼曰く、「少々跡が残っている事が気になるが、そこを除けば問題はない。料金は、何時も通り払う」とのこと。 靴底で吸い殻を潰しながらそれを聞き、差し出された報酬の袋を受け取る。 さして重みのない其れの中を検める事はせず、無造作に外套の内に突っ込んだ。]
……で、次の予定は? 何時頃に持ってこればいい?
それと、……またこっちで絞めちまったほうが良いかィ?
[尋ねながら、台の上に横たわる商品にちらと目を向ける。]
(10) 2011/08/31(Wed) 20時半頃
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[白い肌、整った顔。手入れの行きとどいた、艶やかな長い髪から、“彼女”がかつて、どういった生活を送っていたかが窺える。 髪と同色の睫毛に縁取られた瞼は、ぴくりとも動かない。 まるで眠っているかのようにも見えるその貌に、血の色はない。 首元にくっきりと残るのは、縄の跡。]
――― はいよ、確かに、承りました、……っと。
[客からの注文を取り終わると、黒い手袋を嵌めた手をゆる、と挙げ、扉から外に出る。 空の下、さて今夜はどこで一杯呑もうかなどと考えながら。
生業は人身売買。但し、扱う其れは、生きていない事が*殆どだ。*]
(11) 2011/08/31(Wed) 20時半頃
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― 平民街 ―
[僅かな供を引き連れて、男は肩で風を切っていた。スラムに程近い雑多な部分。貧民街と平民街の境も、汚職や抜け道で要領の良い者が曖昧にしていく。 自然、スラムに近づくほど治安は悪くなり、貧民街は年々と体を拡げつつあった]
そろそろ掃除も必要ですかねえ。 上申も楽ではないんだ。
[時折物怖じしない物乞いが男の方にやってくるが、護衛は淡々と仕事を行っている。勿論、暴力には訴えない。男は穏やかな笑みを貼り付けており、傍目にはドブの臭いを感じさせない]
(12) 2011/08/31(Wed) 22時半頃
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[やがて、視察を続けるヨアヒムのもとに薄汚い男がやってくる。男に耳打ちされると、男は満足気に頷いた]
公衆便所は盛況ですか。 それはよかった。
[だが、続けられる報告に男は眉を顰めて]
……随分寿命が短いですねえ? 5番はこの間入れ替えたばかりじゃありませんか。
ははあ、薬か。 便所に金を掛けるばかもいたものだ。教養がない。 確かあ、薬漬けは価格が安かった気がしますが?
[回答に鼻を鳴らし、男は息を吐いた]
ま、いいでしょう。 引取りはお得意様にお任せしますよ。
――ボランティアの一環です。
(13) 2011/08/31(Wed) 22時半頃
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ん? ……内緒話が出来るだと!?(笑)
暫く見ないうちに仕様がだいぶ変わってますね。
にしてももっとフットワークの軽い子にすべきだったかなー。 こういうのをみせきさんに任せても良かった気もする。 スラムで気鋭の商人とかもアリだったか?
(-0) 2011/08/31(Wed) 22時半頃
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― 酒場 ―
[準備中、の札の下げられた、オークの扉。
一度、間を置いて二度、それからもう一度。 決められた回数、その扉を叩くと、鍵の解かれる音と共に扉が開いた。 昼だというのにカーテンがきっちりと引かれている店内。 営業時間ではないが、数人の人影がある。
カウンター席の一番右が、目的の人物の指定席だった。 背を丸めてちびちびと蒸留酒を舐める男の姿を確認すると、其の隣の席に着く。 外套に入れてあった小さな袋を取り出し、軽く口を緩めると中身を隣の男に見せた。]
(14) 2011/09/01(Thu) 00時頃
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[先程客から受け取ったものとは違う袋。 中には宝石の鏤められた指輪や腕輪、首飾りなどが入っている。 全て、“商品”となった者が身につけていたものだった。
換金する方法を知らぬわけではないが、此の男の事だ。 自分よりも、もっと金になる方法を使って換金するのだろう。 ――― 其の事が少々気に食わぬのも確かではある。]
足りるよな? 寧ろ何時もより多い位だと思うんだが。
[袋の口を締めると、ぼそぼそとした声で男は情報を話し始める。 新しい客の伝手、仕事の依頼、商品になり得そうな人物の情報。 そういった、雑多な情報を扱う情報屋、サイモン。 彼に会う方法は様々なのだが、自分はこの酒場で会う事を一番好んでいる。]
(15) 2011/09/01(Thu) 00時頃
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/* 年齢 25+8
身長 184cm
(-2) 2011/09/01(Thu) 00時頃
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[一通り視察を終えるとその額にはうっすらと汗が滲んでいた。いつの間にか随分と男の周りには人が集まっていた。何かを期待するような熱い視線に、鷹揚に頷くと、群衆はどよめきを上げた]
いつもの、やっておきなさい。
[タイミングを見計らったように、使用人たちが大きな鍋を持ってやってくる。
粛々と始まる炊き出し。 沸き立つ人間たち]
……。
[男は自愛の表情を持って見送った。 我こそはと炊き出しに群がる者、男に感謝の声を上げる者、神へ祈る者。 それらを他所に男は馬車に乗り込んだ]
(16) 2011/09/01(Thu) 01時頃
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―街角―
[ゆらり ゆらゆら 香り煙草の煙を燻らせて ひょろりと細長い男は斜めに立っている。 薄汚れた街の街灯の下、金色の髪は鮮やかに縁取られる]
ふ…
[ゆらり ゆらり――ふわり。白い煙は 独特の香りを漂わせる。
手には金貨。弾いて、受けとめて]
(@4) 2011/09/01(Thu) 02時頃
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[そのままポケットへと手を突っ込む。 口元を覆うように煙草を持ち、 通り過ぎていく馬車を横目で見た。]
……
[ゆっくり眼を細める。 単眼畸形の異形が窓から覗いた。 うらみがましげな眼で。
男は、唇の端を引き上げて薄く哂った。]
(@5) 2011/09/01(Thu) 03時半頃
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[或る貴族の家の息子に死体愛好癖があるだとか。 あの医学者は解剖用の身体を探しているだとか。
幾らかの貴金属と引き換えに、手に入れるのはそんな情報。
其処から、金になりそうな情報をいくつか選びながら、店を出る。
咥え煙草で行く街道は、決して美しいとは呼べない。 まだ夜には遠い時刻。夜とはまた違う賑いを見せる通り。 薄汚い恰好をした子供達が、炊き出しがある、と口にして、何処かへ駆けていく。]
……はン、偽善者が。
[小さな背が消えた先を軽く睨みつけながら、小さく吐き捨てる。]
(17) 2011/09/01(Thu) 04時頃
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[珍しい事ではない。 貧しき者に施しをする自分の姿に陶酔する者の数は少なくはない。 けれどそういった人間に好感を抱けないのも確かだった。
どんな奴が行っているのか、顔でも見に行こうと思ったが、特にそんな気分でもないので再び歩き出す。 足を向けるのは、街中に点在する隠れ家の一つ。
整理の行きとどいていない、曲がりくねった道。 角の一つを曲った時、独特の香>>@4に気付き、足を止める。]
……薬屋。
[小さく、その男の呼び名を呟く。]
(18) 2011/09/01(Thu) 04時頃
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…ン
[煙草を指にはさみ口から離す。 笑みのまま名を呼ぶ男に顔を向けて 体と首をやや傾いで覗き込むようにしながら]
やァ。
…死体屋サン?
[尻上がりに問いかけるように呼ぶのは常のことであった。]
(@6) 2011/09/01(Thu) 09時半頃
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[傾けていた体と首をゆっくり起こす。 煙草を挟んだ指を前向けて死体屋を指さす風]
今日も 辛気臭いニオイさせてるねぇ? お散歩かい?
[分かっていて問うのだ。]
(@7) 2011/09/01(Thu) 10時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/09/01(Thu) 10時頃
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散歩に見えるか?
[口角を吊り上げて問い返す。 此方に向く指、立ち上る香り煙草の紫煙。 其の独特の香は、あまり好みではない類のものだった。]
……辛気臭ェ、は余計だろ。
[仕事上、薬売りたる彼との付き合いは浅いものではない。 純粋に彼の扱う薬を“仕事”に利用するという点もあるのだが、彼と接触した理由はもう一つ。彼の集めている其れにある。
彼の収集する畸形を、欲す者は少なくない。
例え其れが亡骸であっても、変わる事はないらしい。 其れが学術的興味から来るものか、それともただの性癖から来るものか、客にさして興味を抱かぬ自身の知る所ではないが。]
(19) 2011/09/01(Thu) 12時頃
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[外套の内ポケット、客から受け取った金貨の袋。 その幾枚かを掌に握り込むと、薬屋の方へ歩み寄り、其の耳元に顔を寄せる。]
……いつものアレ、三日で用意できるか?
[低い声で、そう尋ねる。
示すのは、眠り薬の一種。 あまり身体に影響が残らないのが良いらしく、目の前で絞める事を望む客の元へ商品を運ぶ際、度々使用していた。 此の薬を扱う人間を他に知らぬ為、多少の値が張るが、その分商品の価値も上がる。
“取引”が成立すれば、薬の価格の半額を、前払いとして其のポケットに落とすだろう。]
(-3) 2011/09/01(Thu) 12時頃
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/* くれいじーさばなら秘話使えってばっちゃが言ってた
(-4) 2011/09/01(Thu) 12時頃
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見えないねぇ [青は緩やかに細くなる。 違う香りの煙を厭う訳でもない。]
は、はは。 死のにおいがするんだから仕方ない
[息零すようなわらい。 今日の天気を謂うように、死体屋に言葉をかける。]
(@8) 2011/09/01(Thu) 12時半頃
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サイラスは、歩み寄ってくる死体屋をやはり覗き込むように見る。
2011/09/01(Thu) 13時頃
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…んー?
[ちゃらり、金の音がする。 耳元の声に、横に流す視線。唇の端上げて笑い]
… 了、解。
[間延び気味に謂う、独特の緩やかな調子で 了承の意を示した]
毎度ご利用 ありがとうございまぁす…てか 。
[返すは此方も耳元で囁くように。 前払いの金を受け取り、指先で撫ぜる。]
(-5) 2011/09/01(Thu) 13時頃
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…く、ふふ ふ。
悪趣味 多くて 助かるねえ
[肩を震わせて哂うと、 煙草を深く吸い、煙を肺に送り込み 細く長く吐き出した。]
…景気 良さそうで 何よりさ
(@9) 2011/09/01(Thu) 13時頃
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|
[死のにおい、的確な其の言葉を否定する心算はない。]
生憎と、一眠りしたらまた仕事でね。
臭いを落とす暇すらねェのよ。
[どれだけ身体を洗おうとも。 どんな種類の香水を使おうとも。
長く触れてきた死の臭いを拭う事は出来ないのだろうけれど。]
(20) 2011/09/01(Thu) 14時頃
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|
助かる。 ……三日後、取りに行くわ。
[緩やかな相手とは対照的な、低い声。 けれど決して通らぬ声ではない。
用件だけの言葉と幾枚の金貨をポケットに落とす。]
……良い骸があったら、何時でも買い取る。 言い値で構わない。
[離れる間際、そんな言葉を付け加えて。]
(-6) 2011/09/01(Thu) 14時頃
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[一歩、二歩と。男から、というよりかは吐き出される煙りから距離を取る様に、後ろに下がる。]
……悪趣味、な。 俺からすりゃお前さんも大概だがね。
[とはいえ、薬や畸形を扱っている、程度の情報しか知らない。けれど、其れ以上深く知る必要も無いと思っていた。
重要なのは相手が自分にとって利となるか害となるか。それだけだった。]
――― ま、需要が在るから供給するまでよ。
[応えるように、嗤う。]
(21) 2011/09/01(Thu) 14時頃
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|
貧乏暇なし?
…なぁんて ねえ?
[入り混じる薬のにおいが最早馴染んだ薬屋は ゆるく、少しだけからかうように謂った。 死の匂いと同種の性質の悪さ。]
(@10) 2011/09/01(Thu) 14時半頃
|
|
…――お待ちしており まァす
[薬屋は薄い笑みで答えた。 ポケットの中、金貨に触れる。 覗き込むような青に黒衣の男を映して]
… あァ……
[く、と咽喉の奥を鳴らす哂い。]
薬漬けでも、いィんだっけね
[――心当たりありか。さて]
(-7) 2011/09/01(Thu) 14時半頃
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|
[死体屋はこの匂いを好まない。 されど薬屋はわかってやっている。 気にすることも無い。]
あァ、 違い ない。
どォせ“同じ穴の狢”って やつ? “おやさしい”貴族様の真ァっ黒腹の中に潜って さァ
[ゆるくゆるく、首を傾けて薬屋は哂った。]
オレとアンタの間でも、 成り立ってるソレ、なわけで…
――お薬ご用命いつでも承っております よ。
[やはり、死体屋の顔を覗き込むように見たのだった。]
(@11) 2011/09/01(Thu) 14時半頃
|
|
少しばかり働きモノなだけだっての。 此の世を回す勤勉な労働者の一人よ。
[此の世とはさて、どの世の事か。
表と裏の入り混じる街。 煙草の香に似た死の香りを、隠す事もせず。]
………
[此方を覗き込む青から、灰緑を逸らす。 そのまま踵を返し、ゆるく手を振った。 また会おう、などといった、別れの挨拶はかけぬまま。
次に会うとき、互いに生きている保障すら、ない。
吸い殻をピン、と指先で弾くと、入り組む通りの奥へ向かった。]
(22) 2011/09/01(Thu) 21時頃
|
|
勤勉、ねぇ …
[くつくつと、可笑しそうにわらう。 眼を逸らされればそのまま、覗き込むような姿勢からゆっくり背を伸ばして]
いい一日、を
[薄汚れた屑どもの掃き溜めに、皮肉げな言葉を煙にのせてゆるりと吐く。
路地の奥に消えていくのを青は見るともなしにみていた。]
(@12) 2011/09/01(Thu) 21時半頃
|
|
いー匂い
[くく、と笑ってから、 ゆぅらり、薬屋もまた歩き始めた。 どぶねずみが鼻をひくひくさせている。
見下ろしていた薬屋は、躊躇いなくそいつを踏みつけ踏み潰し]
はは
[濁った鼠の悲鳴にわらう。 それから検分の眼。 使い物にならぬと思えばそのまま血を掠れさせて路地を行く]
(@13) 2011/09/01(Thu) 21時半頃
|
|
― 邸宅 ―
して卿、今宵はいかなる御用ですかな。
[人好きのする笑みで、男は客を歓待した。客の言葉を、機嫌を引き出すように大仰に、巧みにリアクションをとって]
ほほう! また珍しいものを手に入れられたと! ははは、卿もいいご趣味をしてらっしゃいますからなああ。
[辺りには甘ったるい臭いが漂っていた。男の客に染み付いた、特殊な香り。男はそれを気にせぬ素振りで客を促す。客が手を叩くと、使用人がシルバートレイを載せたカートを押してくる。ご丁寧に何かの料理のように蓋を被せたそれを、客は勿体ぶった様子で見せつける]
――ほほう。 今回はまた小さなもののようですな?
いやいやいや、もうそうそう私も驚きませんぞ? 卿にはいつもしてやられてばかりですからなあ!
(23) 2011/09/01(Thu) 23時頃
|
|
[蓋を開けてみろという客に勿体をつけて頷く。トレイの両側に置かれたフォークとナイフが、明かりでキラリと煌めいた]
さあ、開けますぞ、開けますぞ……ほれ! ……。
これは――? ううん? なんですかな?
[皿の上には、ボール大のカタマリのようなもの。どこか生物的で、肉感煽るる代物だった。さしずめ。金貨を入れる皮袋のようなものだ]
これが珍しいものなのですかな? ふうん。寡聞にして何かよくわかりませんなあ?
(24) 2011/09/01(Thu) 23時半頃
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|
[客に促され、ナイフとフォークを取る。一瞬浮かべた嫌悪感は客に気取られた様子はなかった]
ふむ? あまり深くナイフを入れてはいけないのですね? 革を切るように……
[さくさくとナイフを入れていく。ナイフの切れ味も上等品。開かれた隙間からどろりと――]
(25) 2011/09/02(Fri) 00時半頃
|
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ひ!
[思わず食器を放り出す。落ちた食器は柔らかな絨毯に包まれて音を殺した。その姿を、こぼれ落ちた瞳が見つめている――]
(26) 2011/09/02(Fri) 00時半頃
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[慄いた男を客が面白そうに笑う。客は落ちた食器を拾い、革袋を開いてみせた。 脳、目、内臓――革袋には無数の臓器が詰まっていた]
……おお、おお、おお、また御人が悪い。 妙なものを作らせたのですか? 縫製職人もまた哀れなものです。
[絹のハンカチで汗を拭い、汚臭に耐えていると、客は首を振る]
――なんと。 成り損ないですか。
[畸形の一種。 人間の成り損ない――客に為された説明を男はひどく感心した様子で頷いた]
ははあああ。たしかに珍しい。 いやはや驚かされましたよハハハハ。 心の準備が至りませんでしたなあ!
[男の賛辞に、客は機嫌良さそうに笑った――]
(27) 2011/09/02(Fri) 00時半頃
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― 或る住居 ―
[奥まった集合住宅の一室。 三階の、一番日当たりの悪い部屋。
腰に下げた鍵束から、一つを手に取ると、扉の鍵を開く。 最低限、暮らしに必要な家具しか置かれていない、殺風景な室内だった。
外套と手袋とを脱ぎ、シャツのボタンを一つ、二つ、緩めると、寝台に倒れこむように横になる。 カーテンを引かずとも薄暗い部屋。 酒場で口にした酒と、仕事の疲れとが、丁度良い眠気を誘う。]
………―――
[眠りに落ちる間際、思い出した其の記憶に、僅か唇を歪めた。]
(28) 2011/09/02(Fri) 01時頃
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[次に目を開けた時、室内は完全な闇となっていた。
たとえどれだけ月が明るかろうと、その一片たりともこの部屋には届かない。 暗闇の中、手探りで灯りに手を伸ばし、灯を点す。]
……っと、良い時間か……
[小さく呟き身体を起こす。 眠い頭のまま、向かうのは狭いシャワールーム。 水に近い湯で頭と体を流すと、手早く着替えて外套を羽織った。
扉に鍵を掛け、夜の街を歩く。
幾度か、住処を持たぬ者を蹴ってしまうが気にも留めずに。 怪しげな売人や売春婦達の声をあしらいながら、向かう先は―――*]
(29) 2011/09/02(Fri) 01時頃
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変態がッ!
[客の消えた客間で、男は顔を歪めて吐き出した]
おい。片付けておきたまえよ。
[置き放された畸形のなれ果てを指し示し]
業者がいただろう。 "野菜くず"の。
それと。絨毯も新しいのに替えておけ。
[乱暴に"椅子"に身を投げ出すと、"椅子"は潰れたカエルのような悲鳴を上げた。死んだ魚の眼に、痛みが走るときだけ光が戻る。 潰れた椅子を乱暴に蹴飛ばし、唾を吐きかけた]
(30) 2011/09/02(Fri) 01時頃
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/* 廃村日曜日で大丈夫なのだろうか。 「見物人埋まってる」で枠があと2って事は少なくとも跡二人はアテがある んだよ ね?
いや宣伝したいけどさ…… こんなの中透けもいいとこじゃないか……
(-8) 2011/09/02(Fri) 02時頃
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しかし。食わされなくてよかったものです。 何が入っているかわかったものじゃない。
[身を震わせる"椅子"をよそに、放置された"野菜くず"を一瞥すると]
……ん?
["椅子"が落ち窪んだ瞳で急速に顔色を悪化させている。その様子を見て男は合点がいったように頷き]
ああ、ああ。
(31) 2011/09/02(Fri) 02時頃
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まさかまさか。
食え、と。 いうわけがないじゃないですか。 ねえ?
はははは。
ははははははは!
(32) 2011/09/02(Fri) 02時頃
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― エブラスカ邸 ―
……帰らせてもらう
[皿の上から零れるように、絨毯に落ちている人間の“部品”を一瞥すると、吐き捨てるように言った。 身なりの良い使用人達は、その言葉に僅か、狼狽えたような素振りを見せる。]
コイツぁ唯の塵だろうが。 ……生憎と、俺は掃除屋じゃねェんでな。
生ゴミの処理は他の業者に頼め。……俺が扱うのは骸だ。
[汚臭の中、顔色一つ変えずにそう言い切ると、踵を返す。 引き留めようと歩み寄り、声をかける使用人。 その胸倉を掴み引き寄せると、耳元で数字を囁いた。]
……払えるか?
[そう、提示したのは、仕事にかかる料金。 決して安くは無い、寧ろ高すぎるくらいのその額を聞くと、使用人は縋る様に、雇い主たる肥えた男に瞳を向ける。]
(33) 2011/09/02(Fri) 08時頃
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―路地→自宅―
[薄汚い路地を抜け、 馴染みの店で購入する得体のしれない干し肉やら 何に使うか分からない葉っぱやら。]
…どぉも
[笑む、眼の奥は笑っているのか笑っていないのか。 もう一本 香り煙草に火をつけて、 ひょろりとした影を石畳に伸ばしながら帰路につく]
(@14) 2011/09/02(Fri) 12時頃
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[部屋はいつも薄暗い。 カーテンはいつもしめてしまう。 ゆらゆら、ランプの灯りが揺れるばかり、 その陰影の奥で]
…―― 元気かい?
[檻のひとつの前に、薬屋はしゃがみこむ。 その中で倒れ付した何者か、 人間であろうが、その首は2つある。]
……そろそろ死んだ?
[濁った眼がよろりと動く。 焦点があっていないように見受けられた。]
……ああ、まだ生きてた? はは 好都合
[男は手を伸ばす。鈍色の注射器へ。]
(@15) 2011/09/02(Fri) 12時頃
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…死体っていっても やっぱり新鮮な方がいいだろう し なぁ
[一瞬、倒れ付した畸形の 焦点が合ったようであったが 薬屋には関係ない]
… ――あんまり傷がついても困るから さ 力 抜いておこう――、か ……三日後 だって さ……それまでは ねぇ
[く、とおもちゃを見るような眼で笑う。 濁った眼が見開かれたようだった。
いっそ殺せと 今すぐ殺せと そう思うたのかもしれないが
薬屋には、そんなことは――関係ない。]
(@16) 2011/09/02(Fri) 12時頃
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サイラスは、畸形の静脈に 何かの「薬」 を 差し込み流しこむ。
2011/09/02(Fri) 12時頃
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… ふ、 ふふ
まぁ
いーい実験にはなったかなぁ
[自分の膝に肘をつき、頬杖ついて唇の端を引き上げた。 痙攣する畸形を、楽しそうに*見ている*]
(@17) 2011/09/02(Fri) 13時頃
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― 邸宅 ―
貴人に対する礼を知らん奴だなあ おい。 私の機嫌ひとつの安い命、惜しくないのかね?
[悠然と膨らんだ胸を逸らし、使用人に持たせた灰皿に葉巻を押し付ける。男の態度に困惑する従者を一歩、下がらせた。丸みを帯びた指先、紅玉が分厚い金に乗っているそれを、皿の上に指し示す]
骸ならそこにあるだろう。 ほれ、その袋みたいなものだよ君。
見たら分かるだろ。 生ごみを垂らしてるそれだよ、それ。
(34) 2011/09/02(Fri) 21時半頃
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其れが骸だなんて、随分と舐めた事を仰るもんだ。 金の臭いで頭がイカれちまった貴族サマには、人とゴミとの区別がつかない、と。
……此れは覚えておかねェと、今後の仕事に差し支えるな。
[くく、と皮肉げに、喉の奥を鳴らして笑う。 使用人の胸元から手を離し、“椅子”に腰掛ける巨体を背に、扉へと歩んで行く。 毛足の長い絨毯は、足音すらも飲み込んだ。]
俺が欲しいのは金になる骸でね。 金にならない骸ってのは唯のゴミでしかねェんだよ。 ゴミってのは、当然、処理するのに金がかかる。……んなモン、こっちから願い下げだ。
……良い掃除屋を知ってるから、そいつに頼むんだな。
(35) 2011/09/02(Fri) 22時頃
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/* まぁ言って仕事選べる立場じゃないですよねー(禁句
(-9) 2011/09/02(Fri) 22時頃
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ほほー。
[脂ぎった髭を撫でつけて、男の足取りを視線で追う]
今後があるつもりなのだねえ? いやいや、随分と世間知らずもいたものだ。 なに、私が教育してあげても構わんのだよ?
そう。 本当にゴミならば―― 良いも悪いも必要ないのだ。
[足を組み替えて、突き放された使用人に微笑みかける]
(36) 2011/09/02(Fri) 22時頃
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始末しろ。
[使用人は震え上がってゴミと雇い主の顔を見比べ、何かを探すように辺りを見回す]
今すぐにだ。
[続けて投げかけられた言葉に背筋を伸ばし、絶望した表情で床に這い蹲た]
(37) 2011/09/02(Fri) 22時頃
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[扉の手前、足を止め。 さながら曲芸団の道化のような、大仰な礼を一つ。]
ご丁寧にどうも。 ご心配に及ばずとも、世間というモンはちゃァんと心得てマス。
其れに、アンタ一人が手を回した所で、俺の客は減りやしないさ ……需要がある限り、俺の仕事は無くならねェのよ。
[芝居がかった口調で言うと、顔を上げて、にィ、と嗤う。 その笑みはその巨体に向けたものか、それとも震えあがる使用人に向けたものか。
反応を待たずに扉の取っ手に手をかけると、外套の裾を翻し、廊下へ歩み出る。 誰かに引き留められなければ、そのまま屋敷を出て、次の仕事場へ向かうだろう。]
(38) 2011/09/02(Fri) 22時半頃
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―薄暗い部屋―
[薬打たれて痙攣する姿を見ていて暫し。 観察用の帳面に事細かにその様子を書き記す。
眼を細めるのはあまり視力がよろしくないからだ。 顔を向けずに手だけ伸ばして 高価な品である「眼鏡」を鼻に引っ掛ける。 レンズは少々分厚いが、見えれば構うものでもない。]
… ――いい ねぇ ふたつ 顔があるけど さぁ
…違う表情するんだ ねぇ
[口調は語りかけるようであり、 けれども答えなど求めては居ない。 万年筆の背を唇の下にあてて唇の端を引き上げた]
(@18) 2011/09/02(Fri) 22時半頃
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――死体屋に 売るんじゃなきゃあ
目玉の一つでも刳り貫いて 反応を見ても
いいんだけどなぁ
まあ
いいか
[薬漬け、例えば飲ませれば赤く眼の色が変わるものもある。 怪しげな薬といえば金髪の薬屋といわれるほどに。 無論、真っ当な薬も調合できるが――それは“お得意”のもとめるところでは、 ない]
(@19) 2011/09/02(Fri) 22時半頃
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……やはり、分かっていないな。 需要があるということは、供給者が誰でもいいということなのだよ。 亡者どもはいつでも金のなる木を狙っているものだ。
[男の姿を見送り、鼻で哂う。顔を歪めて臓物をかき集める使用人を尻目に手を叩くと、執事が歩み寄った]
さて、アヤツの商売の腕とやらを教えてもらおうじゃないか。
おい。 あれに賞金をかけろ。50枚。 罪状は――死者冒涜。神に対する罪だ。
[犯罪者にかけるには高額な値段。それを何の躊躇いもなく提示する。使用人たちもまた、それに異を挟まない。一礼し、立ち去る執事。ゴミ掃除をしていた使用人が遂にモドした。酸味ある異臭が漂う。男は哂いを押し殺し、部屋ごとの始末を命じた]
(39) 2011/09/02(Fri) 22時半頃
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―薄暗い部屋―
[薬屋は 部屋からあまり出ない。 肌は不健康に見えるような色合いをしている。 だから――賞金をかけられた死体屋のことは知らないままだろう、暫くは。]
(@20) 2011/09/02(Fri) 23時半頃
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―とある薄汚れた路地裏―
っあ…ふ…ぅんッ、ぅぐ
(ひゃくごじゅうなな、ひゃくごじゅうはち)
[――今日のお客もいつもと一緒、声や形は違うけど ゆっくり数を数えながらそのおぞましい行為が終わるのを待つ。 適当に数を数えていれば、歪んだ嬌声を上げれば、 この喉の奥や体内に吐き出される据えた匂いの液体を受け入れれば、 1日分の食糧にはなんとかありつける。 生ゴミよりはまともな食事、この男の体液を拭える程度の水。 生きるため、生きるためなんだもの。]
(ななひゃくさんじゅう、ご)
[――いつか……いつか、きっと…。 乾いた唇を自分の舌で潤し、一層艶めかしく腰を振る。 少女の身体に似つかわしくないその腰付きは今まで生きてきた証だ。 程なくして少女に跨り腰を打ちつけていた男は少女の顔めがけて精を放った。]
(40) 2011/09/02(Fri) 23時半頃
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[…そらよ。 男の言葉とともにちゃりちゃりと硬貨が石畳に落ちて音を立てる。 音のする方を頼りに硬貨を拾う。]
ありがとう、ございました。
[5枚…コイン5枚。 それが、私の値段。 ぐいと汚れた服の裾で顔を拭うとよろよろと立ち上がる。 左手で壁を伝いゆっくりと歩き出す。 色々な暴行を受けたため、ほとんど視力を失ったこの両目だが、壁を伝っていけばどこに何があるかは心得ている。 ここから壁伝いに300歩。 そこで小さなパンと僅かな水が買える。]
いこう、わたしは、生きなきゃいけない。
(いち、にぃ、さん……)
[心の中で歩数を数えながら、暗い裏通りを歩いていく]
(41) 2011/09/02(Fri) 23時半頃
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ふむ? そうですねー 3日23時になったらアナウンスしますか。
(-10) 2011/09/02(Fri) 23時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2011/09/03(Sat) 00時頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/09/03(Sat) 00時頃
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[部屋を移り男は戯れに椅子の尻を抉っていた。男の太い指も、既に二本ほど呑み込んでいる。丁度、椅子に面した壁に鏡がある。椅子は、唇を噛み締めて必死に身体から力が抜けぬよう耐えていた]
近々掃除をする。 予定を組んでおけ。
[執事が一礼し、書面を取る。流れるような羽ペンの音。伺うように視線を上げると、男は意を得たように言葉を残す]
目に見えるゴミは浚っておけ。 隅々までは必要ないなあ。 出る杭は撫でておく程度で構わんだろう。
[掃除の程度を留めて、執事は書き上げた手紙を提出する。片目を細め、ルーペで書面を確認すると、男は蝋と印で封をし、執事に返した]
(42) 2011/09/03(Sat) 00時頃
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― 孤児院 ―
[エブラスカ邸で触れた汚臭を拭う様に、新たに纏う煙草の煙。 三本目の吸い殻を通りに放った頃、目的の建物に辿りつく。
スラムに近い立地だというのに、整えられた広い庭。 汚れのない、クリーム色の外壁。
この周囲でも、評判の孤児院。]
…………
[真っ直ぐに向かうのは裏口。 細く開いた扉から、覗く瞳に小さく頷く。
此方を迎え入れるように開く扉。 ぱっと見は壁にしか見えない、隠し扉の中に招き入れられた。]
(43) 2011/09/03(Sat) 00時半頃
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[地下へ下りる階段。 頼りになるのは、男の持つ小さなカンテラの灯りだけ。
――― 優しい『先生』が一人で切り盛りしている、素晴らしい孤児院。
そんな先生を頼り、入院しようと扉を叩く孤児たちを、一人だって拒まない。 優しく、慈愛に充ち溢れた、素晴らしい人。
表向きは、そんな評価をされている。
けれど、誰も真実をしらない。 孤児院の中で、本当は何人が暮らしているか。 何人が、消えているか。
表向きの評価しか知らぬ者は、誰も、真実を知らない。]
(44) 2011/09/03(Sat) 00時半頃
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[通されるのは、石造りの地下室。 剥き出しの石の床の上、薄汚れた格好をした、裸の子供達が横たわり、眠っている。
“表”で収容しきれない子供達は、全てこの“裏”の地下室で飼われている。 名前もつけられずに、自分の末路も知らされずに。 ただ、餌たる食事のみを与えられ、“出荷”を待つばかりの生活。
今日はどのような子供を、と尋ねる『先生』には]
……人間だな、亜人は駄目だ。 年は10、行くか行かないか。 女で……嗚呼、処女の方が好ましい、そうだ。……味が違うんだとよ。
[淡々と、客からの要望を告げる。 低い声は部屋の中、さほど響かずに消えていく。]
(45) 2011/09/03(Sat) 00時半頃
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[それならあの娘が、と示されれば、足音を立てぬようにして近寄り、じいとその顔を見た。]
……金五枚ってトコだな。
[そう呟くと、外套の内から金貨を取り出す。 伸ばされた掌に五枚を落とすと、眠る娘を起こさぬようにそっと抱え上げた。
其れから、取りだすのは、小さなスキットル。 酒の代わりに、特殊な薬を混ぜた水を入れてある。 僅か残った其れを全て、小さな其の唇へと流し込む。
噎せそうになり、薄く目を開く娘の口元に手を充て、無理矢理にその薬を飲ませる。 一定量を嚥下させてしまえば、それだけで、娘は深い眠りに落ちた。少しの事ではもう、目を覚まさないだろう。]
……其れじゃ、また次も宜しく。
[眠った娘を袋に入れて、ひょいと背負うと“先生”に嗤いかける。 其れ以上の会話は交わさない。扉から出ると、真っ直ぐに、客の元へと向かう。]
(46) 2011/09/03(Sat) 01時頃
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/* 幼女おいしいです、ってお客様が仰るので。
(-11) 2011/09/03(Sat) 01時頃
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― 裏通り ―
[孤児院から、目的の屋敷までの其の道は、通い慣れたものだった。 屋敷につけば、何時も通りに厨房に通されるのだろう。
食人趣味を持つ貴族たちが定期的に開く晩餐会。 今運んでいる娘は、その狂った宴の主菜となる。
幸い、あの地下室で飼われている子供達の、栄養状態だけは悪くない。 そこらの孤児を拾うよりは、ずっと喰う場所はある、のだろうが。]
……何なんだろうな、処女のが美味いって…… 基準がわかんねェっての……
[ぶつくさと低い声で零しながら、細く、暗い通りを行く。 どこかから、身を売る若い娘の嬌声が小さく届いた。]
(47) 2011/09/03(Sat) 01時頃
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さんびゃく…。
[僅かな光と食べ物のにおい、いつもの店だ。 やっとついた。]
パンと水を…。
[光に向かい手を伸ばした。 手には先ほど稼いだばかりのコインが5枚握られている。 店の主人は何も言わずに乱暴にそのコインを手からむしり取ると、掌に乗るくらいの小さなパンを投げてよこした。]
あの、水を…
[――それしきの金で水を強請ろうというのか?淫売の分際で。 十分な料金であるはずだ、いつもなら一口分の水とパンが貰える。]
(48) 2011/09/03(Sat) 01時頃
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でも…!
[――口答えするのか?それなら… 言葉と共にこちらに手が伸びる気配を感じた、とっさに身を捩りパンを庇う様に店の主人に背を向け頭を下げる。 主人の気を損ねたらパンすら、奪われてしまう。 それは避けねばならなかった。]
ありがとうございました、失礼します…!
[思わず駆け出し闇に紛れる。 薄明かりから逃れ、目の前から光が消えるといつもの自分のテリトリーに戻ってきたのだという安堵感に包まれる。 ほっと溜息を付き、握りしめたパンの感触を確かめる。]
よかっ、た…ぶじ、だ。
(49) 2011/09/03(Sat) 01時頃
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[指を引き抜くと間抜けな音がした。使用人たちはは顔色ひとつ変えない。男は椅子を一瞥する]
…………。
[鏡に映る椅子は、ただ男の重みに耐えるばかりで、それ以上の表情を浮かべていなかった。 男は無言で立ち上がると、椅子をそのままに部屋をあとにした**]
(50) 2011/09/03(Sat) 01時半頃
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―― 表通り ――
あ…―――
[どん、と体に衝撃が走る]
ごめんなさい
[ぶつかった、平民風の男に頭を下げ 足早に、その場を走り去る
僕の生業は‘紐切り’ いわゆる、スリと言う奴だ 財布を吊るした紐を切り、盗んでいくから紐切りと言う
近くの路地に入って、確認した袋の中身 今日も、たいした稼ぎにはならなかった]
ちっ…―――
(51) 2011/09/03(Sat) 02時頃
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[舌打ちをしたからと言って、金が増えるわけじゃない 金を持ってそうな奴を狙えばいいのだけれど その分、リスクも高くなってくる 自分の能力的に、小銭を稼ぐのが限界だ]
贅沢は言わない、パンが腹いっぱい喰いたい
[仕事道具の果物ナイフを、ポケットにしまい 塒に向かって、歩き出す]
(52) 2011/09/03(Sat) 02時頃
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[冷めてやや硬くなったパンを一口頬張る。 かすかな甘みが刺激となり口腔内に唾液が溢れ、それらがパサついたパンをふやかし咀嚼を容易にしてくれる。 しかしそれも初めのうちだけで、やはり水分が足りず、けほけほと数回噎せてしまう。]
お水、ほしかったな…。
[小さなパンだ。いくら腹を満たそうと咀嚼を繰り返しても限界がある。 これ以上にパンがほしければ]
つぎ、見つけなきゃ…。
[そしてハタと気付く。]
どうしよう…さっき走っちゃったから、歩数が少しずれてるかもしれない。
[――とにかく、この壁伝いに歩こう。 誰か見知った顔がいれば道を聞けるし、それに知らない人に会ったとすれば仕事にありつけるかもしれない。]
(53) 2011/09/03(Sat) 02時半頃
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…――――
[一枚、二枚、三枚 数を数えながら、裏路地を行く こんな物、今日の食事代にもなりはしない 気を抜いたら、ゴロツキに巻き上げられて終わる金
せめて、力があれば そう思っているだけでは、何も手に入らない それが、こういう街の当たり前
いつもの風景が、見えてきた頃 壁伝いに歩く、黒い髪を見つけた]
ホリー
[声を、かけてみたけれど]
(54) 2011/09/03(Sat) 02時半頃
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(よんじゅうきゅう、ごじゅう)
[51歩目を数えようとした刹那、良く知った声が聞こえた。]
オスカー?
[声のした方へ身体を向ける。 この声の遠さからすると、歩数にして大体25歩程度だろうか。 少々離れた位置に声の主は居るようだ。 良かった、オスカーなら安心できる。]
オスカー、少し手を貸してほしいの。
[ちょいちょいと、声のした方に向かって手招きをする。 此処がどこなのか、それだけでも聞いておきたい。]
(55) 2011/09/03(Sat) 03時頃
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ん、そうだよ
[彼女は、目がほとんど見えない だから、手招きに応じて自分から近寄る]
どうしてこんな所に? いつものルートと、少し違うね
[手招きをした手を取ろうと、手を伸ばした 傍に来たよ、とホリーに伝えなくてはならない]
(56) 2011/09/03(Sat) 03時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2011/09/03(Sat) 03時頃
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[少しずつオスカーの声が近くなる。 優しいオスカーの事、私を気遣ってこちらに歩み寄ってくれているのだろう。]
いつものお店で、ちょっとね… 思わず走っちゃって、カウントが分からなくなって困っていたの。 [すぐ傍まで寄っていたオスカーの気配を感じる。 オスカーの気配や匂いはとても落ち着く。]
(57) 2011/09/03(Sat) 03時頃
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ちょっと? 何かされそうになったの?
[困っていた、と言うホリー こんな街では、怪我をみる医者すらまともではない ホリーの目も、治りはしない
紐切りで小銭を稼ぐだけじゃ、ダメなのに 自分には、どうしたらいいのか、わからないでいる]
僕に言えば、買い物くらいいくのに こう言うのは、男の方が舐められないんだよ
[彼女を、支えてあげなくてはならない そう思うだけでは、何も変わらないこの街で]
一緒に、いこ
[僕はただ、彼女を支えながら、歩く事しか出来ずにいる]
(58) 2011/09/03(Sat) 03時頃
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― 或る貴族の屋敷前 ―
……だッる……
[屋敷を出て、伸びを一つ。屋敷に到着したのは深夜だったというのに、既に朝日が見え始める時刻となっていた。
“食材”を届ければ仕事は終わりと思っていたが、どうにもそうはいかなかった。 晩餐会は明日の夜、しかし肉の下拵えが必要だ、と言われ。
結局頭を落とし、臓物と血の処理までをやらされた。 不慣れというわけではないが、やはりそれなりに体力は消耗する。]
次は絶対引き受けねェ……
[得意様だから、と安請け合いしたのが失敗だった。 想像以上だった重労働に、浮かべるのは珍しく疲弊しきった顔。]
(59) 2011/09/03(Sat) 03時半頃
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[流石に作業中は外套を脱いでいたが、シャツについた血を落とすまでの時間はなかった。 着替えも持ち合わせていないので、仕方なく外套をきっちりと着込む。 血を吸った生乾きのシャツが、肌に貼り付く感触に眉を顰めた。]
………
[夜が眠りに就こうとしている街中。
朝の賑いの中では、黒い外套は聊か目立ちすぎるだろう。 鼻の良い者だったら、漂う血の香に気付くかもしれない。
一番近い隠れ家は何処だったか、と思考を巡らせ、思い至ったその場所に足を進めた。*]
(60) 2011/09/03(Sat) 03時半頃
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/* ぐーぐる先生で「人間 血抜き 方法」とかぐぐってるあたりかなりアレである。 しかも方法出てこなかったし。ガッデム。
(-12) 2011/09/03(Sat) 03時半頃
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ちがうの、ただお水が貰えなかっただけ。
[大丈夫、と言ってから自分の無事を知らせるため、にこりと笑って見せる。 彼は私に無条件で優しい。 つい、その優しさに甘えてしまいたくなる。 けれど……。]
ありがとう、オスカー
[差し出される手を取り、壁から手を離して歩き出す。 私は、目の見えない私はもうこの街から出る事はかなわないだろうけれど、彼なら。 その為にはお金が必要だ、もっと、もっとたくさんの。 そしてその時、私はこの手を、この…手を
離さなければならない。]
(61) 2011/09/03(Sat) 03時半頃
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/* 常識人と見せかけて変態ですどうも、異常性癖っていいよね。
オートアサシノフィリアとアスファイフィリア。 首絞められて死にたいってすごい思ってるけど、死ぬ気はなかったりするので代わりに他の人の首絞めて殺してる。 で、夜とかにそれ思い出して一人で致してる。きっとそう。
わーいきもちわるうい!!
(-13) 2011/09/03(Sat) 03時半頃
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/* 生け捕りされて掘られたい(率直な感想
(-14) 2011/09/03(Sat) 03時半頃
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水? あの強欲親父が…―――
[殺気立つ、自分の気持ち しかし、ホリーの前では抑えなくてはならない 彼女は目が見えない分、敏感なのだ 僕の感情の機微を、感じ取るかもしれない]
お水ならほら、僕の分飲みな? 今日は、少し稼ぎがあったんだ 後から、また買ってくるよ
[差し出す水袋は、自分では殆ど口をつけない 喉なんて、そう乾きはしないし いざとなったら、盗みに入る だから、自分の事などいいのだ、なんとでもなる]
(62) 2011/09/03(Sat) 03時半頃
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どう致しまして、ホリー
[だから、お金が必要だ もっと、もっと、沢山の
人並みに暮らせなくたって、いい ただ、彼女が体を売らなくて良い程度の 大事な物が、傷つかなくて良い程度の その程度の、甲斐性が欲しい
僕が、出来る事で 血や泥に、いくら塗れようとも]
(63) 2011/09/03(Sat) 03時半頃
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※ 皆様へのお知らせ
廃村期限が9/4 08:00:00に迫っておりますので、9/4の0時辺りに開始したいと思います。
5:ダ狼村村占
6:ダ狼村犬占霊
7:ダ狼村村犬占霊
8:ダ狼C村村犬占霊
9:ダ狼C村村村犬占霊
10:ダ首首C妙村村犬占霊
11:ダ首首C妙煽村村犬占霊
特にご要望がない限り、以上のような編成で行わせて頂く予定です。
これから入村される方、キャラチップ変更には可能な限り対応させて頂きますので、お気軽に入村ください。
(#5) 2011/09/03(Sat) 03時半頃
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[オスカーの声に僅かな怒気が含まれ、程なくして消えた。 そしてうって変ったような柔らかな声で私に水を差しだしてくれる。 手渡された水袋はまだ十分に重さがあった。 恐らくあまり口をつけていないのだろう。 未開封同等のそれを私が飲んでいいのか少し迷ったが 正直喉が渇いて貼りつきそうだったので その申し出をありがたく受け取り、ほんの一口だけ水を喉に流し込んで水袋をオスカーに戻した。]
ありがとう、おいしかった。
[一歩一歩、歩調を合わせて歩いてくれるオスカー。 彼は今どんな顔をしているだろうか。 商売をする時には見えなくて都合の良いこの目も 彼の表情を読み取れないこの瞬間はもどかしい。]
私、迷惑かけてばっかり、だね。
[少し自虐的に微笑むと、足を止めて*俯いた*]
(64) 2011/09/03(Sat) 04時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2011/09/03(Sat) 04時半頃
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…――――
[ホリーは、一口水を飲んで、すぐに返す 彼女の為に持っているのだから、飲んだっていいのに 彼女に、自分の善意を押しつけているだけなのかもしれない だけど、僕は君に飲んで欲しいのに
思った事は、口から出る事無く 彼女から、水袋を受け取って]
喉が乾いたら、いつでも言ってね
[そう、微笑みかけるのだ 見えないと、わかっているけれど それでも、笑っていたいのだ せめて、彼女の前でだけは]
(65) 2011/09/03(Sat) 04時半頃
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迷惑? そんな事ないよ
[足をとめ、俯くホリー 僕も歩みを止めて、彼女の前に立つ]
ホリーの事、迷惑だなんて思った事ない むしろ、ホリーがいるから頑張れるんだ だから、気にしなくていいんだよ?
待ってて、いつか、すっごいお金持ちになって お腹いっぱい、パンを食べさせてあげる 暖かいベットで、眠らせてあげる 綺麗な服も、着させてあげる
それから、それから…―――
[そんな事、夢でしかないとわかっている 貧乏人が、貧乏人を食い物にする街で そんな事、一生かかっても出来やしない]
(66) 2011/09/03(Sat) 04時半頃
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[そうだ、貴族街 あそこに行ければ、もっと稼げる 稼いだ金で、ホリーを病院にもやれる
どうにかして、あそこまで…―――
そう、初めて考えたのはいつの頃だったか あの街に入り込む、手段がないまま 僕は、いくつの月日を越えたろうか
神様は、乗り越えられる試練しかお与えにならないって 言っていた牧師が、次の日裏通りで転がっている そんな街に、チャンスなんて殆どありはしないのに]
いつか、君の眼を治してみせるから
[叶わぬ夢を、口にする事しか 今の僕には、出来やしないのだ]
(67) 2011/09/03(Sat) 05時頃
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それまで待っていて、ホリー 世界中の誰もが、君を蔑んだとしても 僕だけは、君をずっと愛しているよ
[彼女の汚れた顔を、拭こうとしても 既に汚れた布切れしか、もっていない僕が 彼女に人並みの幸せなど、あげられるはずもなく
ただ、口にする事しか出来ずにいる自分が、不甲斐なくて 涙の一つも零せば、可愛げもあるだろうに そんな物、既に枯れてしまっているから 微笑みながら、手を伸ばすのだ 俯く彼女を*抱きしめようと*]
(68) 2011/09/03(Sat) 05時頃
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―ある娼館―
[日の当たらない路地に、二階建ての上品な建物がある。 扉の両脇には真っ赤なランプが灯されている。 … 玄関から二階へと直接つながる大階段を、老婆が降りてくる。 階下には、ほんの少女から初老に至るまで様々な年代の女性が整列していた。]
お早う御座います、皆さん。 まあ、マリーさん、今日は一段と華やかだこと。
[言うや否や、老婆はマリーと呼ばれた女に近づき、 徐に服の襟首を掴んだ。そして老婆のそれとは思えない力で、引き裂くように服を脱がす。 女は抵抗する風もなく、老婆の顔を見詰めている。 老婆は、女の皮膚に浮ぶ斑点を見ると、満足気に微笑んだ]
皆さんはとても幸せ者です。 私が拾って差し上げたのですからね。
(69) 2011/09/03(Sat) 06時半頃
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[老婆は女達を見回し、念を押すように言いやった。]
私の他の金持ちは、どんな甘言を紡ごうとその一切が嘘ですのよ。 彼等は貴女方を喰い物にするつもりです。 私だけが貴女方を心から愛し、正しい教育をして上げられるのです。
解ってくださるわよね? 私とて、好きで貴女方に体を売らせるわけじゃないんですのよ。 ただ、誰かが管理する必要があるでしょう。 この様な商売こそ、私の様な善人が管理するべきなのです。
…
[6つ程並んだ娼館の部屋、右端の扉を老婆が開いた。 部屋の中は、長く床に伏した病人の放つ独特の臭いが充満している]
入りますわよ。
(70) 2011/09/03(Sat) 06時半頃
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[部屋には所狭しとベッドが並べられている。 部屋の明かりは落とされ、窓には厚いカーテンが引かれている。 全てのベッドに人が寝ているようだが、皆揃ってシーツをすっぽり被ってその顔は見えない。 足元に散らばる割れた鏡を雑に足で退けながら老婆は一つのベッドに歩み寄った]
…さあ、お立ちなさい。 なんとしてでも今日 貴女はお客をとるのですよ。
[老婆の声は低く、感情が籠もっていないかのように冷たかった。 目下のシーツから、おずおずと人の頭が覗く]
貴女、恩返しをしなくては。 私に拾われてよかったでしょう?
[シーツの頭は、こくりと頷いた。]
ええそうでしょう! 街を彷徨って、強欲愚鈍のケダモノ達に はした金で蹂躙されるより、ずっとよいでしょう!
(71) 2011/09/03(Sat) 06時半頃
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[シーツの頭は二度、三度、頭を縦に振る。ブンブンブン、痙攣のように頷く。]
醜い、汚らわしい、あんなグロテスクな、肥 大したミミズの様なものに、私達の万分の一 の欠片の様な脳ミソが詰まった、能無しの阿 呆タレの、便所蟋蟀共に、小便くさい男共に 渡すもんですか、この街の女は全て私のものなのよ! 渡すもんですか渡すもんですか渡すもんですか!
[きゃああああああああああ、意味もなく老婆は叫び声を上げた。 そして側の花瓶をひっくり返し、その水を浴びるようにして飲んだ。]
…はあ、はあ。 良いですこと。 梅毒は私達からの慈愛の印。 女を買おう等という全ての臭い悪魔共に相応しい刻印を渡すのです。
[シーツの頭は、息も絶え絶えにベッドから這い出る。 青白い体全体に、薔薇の花の様な発疹が浮き出ていた。]
(72) 2011/09/03(Sat) 07時頃
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大地主 ゼルダは、メモを貼った。
2011/09/03(Sat) 07時頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/09/03(Sat) 07時頃
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― 何処かの路地裏 ―
[――朝、人々の波が行き交う喧騒は遠のいて そこは世界の闇だけを切り取ったような暗闇、狭い路地。 視界もままならないその暗がりで、怪しく光る眸は琥珀色。
ずる り
ずるり
何かを引き摺るような、音が響く。 眩暈がする程、濃厚な血の香を放つソレを連れて 漂う香りを逃がすまいと、鼻をすん、と鳴らす。]
…ああ、良い匂い。
[反射とも言えるその現象。 唾液が、口の中で量を増していく。 唇の乾きを癒すために舌を出したが、 それでも有り余る唾液は、音を立てて喉の奥へ消えた。]
(73) 2011/09/03(Sat) 10時頃
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[仕事を終えた青年が引き摺る袋の中身は、 幾重にも折りたたまれた、かつて人間であったもの。 身体を突き破って漏れ出た血液や、臓器が一緒くたに、 袋の中で混ざり合って、袋を張らしているのだった。
掃除屋と呼ばれた彼の仕事。 此度の依頼は、文字通り 清掃 する事だった。
ほんの、暇潰し程度で開かれた貴族の“余興” 紳士淑女の前で、惨殺された少女。その末路がこの袋だ。 自らの快楽の為に殺しておきながら、触るのもおぞましいと 「掃除屋」の手を借りた彼らから、金と欲を巻き上げる。
その貴族らが青年に向けるのは“異端”を見る目そのものだった。 ―――しかしそれでも、彼を必要とする声は後を絶たない。]
(74) 2011/09/03(Sat) 10時頃
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[薄暗い街の一角で、我が城と言うべき青年の自宅。 慣れた足取りで歩を進め、その扉を開けば 袋から漂う臭いが、実に可愛く思える程の強烈な異臭。悪臭。
人間の形を保った死体から、 既に一部になった赤黒い臓器の破片まで、 無造作に散らばり、或いは、敷き詰められていた。
部屋の隅、重みのある袋を降ろせば、 増えたコレクションでも眺めるように、そっと開けて中を覗く。 口元を僅か緩めた後、再び袋の口を閉じて]
…さって、と。
[手に付着した血液をねっとりと舌で舐め上げて 自宅から軽快に一歩を踏み出した。]
(75) 2011/09/03(Sat) 10時半頃
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[家を出て暫くした時、何らかの気配に反応し 虚空を仰ぐように見上げ、再び、すん、と鼻を鳴らせば]
あ、れー…
[喧騒に紛れて鼻腔を擽る、馴染んだ臭い。 それでも、一目惚れの初恋のごとく鼓動は高鳴り わざとらしく間の伸びた声が、呟かれる。]
こりゃだーれの、 だ。
[首を緩く傾げた後、街中を彷徨えば 雑踏の中>>60目立ち過ぎる黒い外套を見つけた。 そちらへ近づいて、躊躇う事無く手を伸ばす。
勿論、その外套を掴み、こちらへ振り向かせる為に**]
(76) 2011/09/03(Sat) 10時半頃
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/* ごふぁ
どうも、ぴゅあじんえい(笑)のよつばと申します。 自分の限界に挑戦しに来ましたが、もう底が見えている。 皆さん素敵すぎてついてけそうにない予感がひしひしと。
自分の使うラルフは可哀想な子が多いので、 今回どうなるかとどきどきです。
まあどうせ残念になるだろうけどな!
(-16) 2011/09/03(Sat) 10時半頃
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/* 大体気合入れて入村文とか設定考え始めたのが2時で、 こんな時間にまでなるとかありえない。
つうかト書きが読みにくいったらありゃしない。
あああああ<ドンドンガンガン
(-17) 2011/09/03(Sat) 10時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2011/09/03(Sat) 10時半頃
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/* サイラスメモの
今:いつもねむい
に吹いてしまったwwwwww
しかし俺もそろそろ眠い…
(-18) 2011/09/03(Sat) 10時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2011/09/03(Sat) 10時半頃
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/* ちなみに霊能者希望しまんた。
何かこう、死体食って味分かるぜ☆的な。…的な。
(-19) 2011/09/03(Sat) 11時頃
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―ある部屋で―
[ ――ぎ ィィ
引き攣れるような声 か 声でないか 薬屋は気にする風でもなく机に向かっている]
…――ァ ん?
[顔を上げた。 薬屋に一般の時間感覚は無きに等しい。 薄暗い部屋に居ることがほとんどだ、 怪しげな鉢植えやらイキモノの入った籠やらが 所狭しと本と並んで天井まで届くようなこの魔境に。
薬屋はかけっぱなしだった眼鏡をずらす。]
(@21) 2011/09/03(Sat) 12時頃
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あァ … どちら様で
[扉を叩く音がする。 ぎぎぃ ぎ、 と 引き攣れた声は尚続く。 涎をたらしながら香の匂いにのたうつ小人の悲鳴。 開いた扉の隙間から、独特のにおいと 悲鳴が漏れでて、顔を隠すようにした客人は眉を顰めたようだった。
薬屋は気にしない。]
はァ。 …使いの。あァ…商売のお話ならァ ええ…お聞きしましょう とも。
[ゆるり かくり、と首を傾ぐ癖がある。 薬を所望するとの話であるらしい。]
(@22) 2011/09/03(Sat) 12時頃
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[眉唾の伝承でも 縋りたがるものはいる。 ]
[例えば、そう、 薔薇疹治療のために水銀を吸い込んだり、と、か。]
[薬屋は、それを売る。]
(@23) 2011/09/03(Sat) 12時頃
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[それで死のうが、知ったことではないのだ。]
(@24) 2011/09/03(Sat) 12時頃
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/* 書くの忘れてた…! 初日にご挨拶書くの忘れるのが癖になってきているputideviと申すものです、初めましての方が多いかとは存じますがよろしくお願いします。 モラルハザードの村に入るのは初めてでかなり生ぬるいかとは思いますが、頑張りたいと思います!! そして双子片割れ来たーーーー!! ありがとうございます、ありがとうございます!!
これからは目が赤いのを理由にサイラスに絡んだり 身体売ってる女の子としてゼルダさんと絡んだり お掃除するっていうヨアヒムに絡んだり 闇の中で賞金首になってるヘクターに絡んだり 路地裏とかでばったり掃除してるラルフに絡んだり 色々したいなぁと妄想。 妄想はあくまで妄想。 好きにいじめてやってください。 オスカー愛してるよ、オスカー
*/
(-20) 2011/09/03(Sat) 13時半頃
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…… 承りまし た、
[薬屋は、わらった。 金貨の音がする。ちゃらり。前金だ。 金貨の音は生きるための音であり 遊戯のためのチップである。]
……はァ い。 確かに 。
(@25) 2011/09/03(Sat) 14時頃
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[朝日が顔を覗かせれば、表の街は目を覚ます。 明るい世界しかしらない、平民階級の人間達。
そんな者達からすれば、裏の香を纏った自分の姿はさぞかし異様だろう。 眠る浮浪者の身体を跨ぎ、薄暗い通りを選びながら。
それでもやむを得ず、幾度か表通りへ足を向けて――― ]
―――……な、ッ
[ぐ、と。
後ろから、伸ばされる手>>76。掴まれる外套。 疲れた体は其の手を振り切る事ができず、一歩、二歩とよろめく様に、後ろに下がる。]
(77) 2011/09/03(Sat) 16時頃
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何だ、……お前か。
[視界に入る顔は、見た事のある顔だった。]
お前さんに頼むような仕事はねェぞ、掃除屋。
[幾度か“塵”の処理を依頼した事のある、掃除屋の男。
掴まれたせいで、乱れた外套の襟を正す。
一瞬、襟元から、黒い血に染まったシャツが覗いた。*]
(78) 2011/09/03(Sat) 16時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2011/09/03(Sat) 18時半頃
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―薄暗い部屋― [薬屋は取り敢えずの“薬”を渡す。 その折、奇妙に取って付けたような話をきいた]
は、ァ? …賞金?
[指して興味なさげに繰り返して首を傾ぐ]
酒場にでも―――持っていけばイイ、 話じゃあ、 ないですか …ねぇ
[笑いもせずに謂った。 領主のかけた賞金のこと、触れ回れとの仰せらしいが、薬屋は無論、そんなことは知らない]
(@26) 2011/09/03(Sat) 18時半頃
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[酒場には、その筋にはお馴染みのサイモンがいる。 薬屋は情報屋とだけ呼ぶ。
貴人の使いとやらが辞したあと、 薬屋は香り煙草をくわえて、しばらく火をつけず考えるように首を緩やかに傾けた。]
(@27) 2011/09/03(Sat) 18時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/09/03(Sat) 18時半頃
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[見覚えのある後姿、街中で浮き立つその外套を掴んで>>77 後ろに下がって来る身体を、身体で受け止めつつ 肩口から顔を覗かせて、表情を見やった。]
よ、良い匂い連れて何処行くんだよ。 ヘクターちゃん。
[依頼を何度か受けたことのある彼を、気軽にそう呼ぶ。]
別に頼まれなくても、仕事にゃ困っちゃないさ。 んなことより…
[死体屋たる彼には、近々客として世話になりそうだが。 ―――それはひとまず置き]
(79) 2011/09/03(Sat) 19時半頃
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[彼が外套の襟を正すのもお構いなし。 異様に身体を近づけたまま、鼻を二度三度鳴らして。]
それ、アンタの血?
[彼の襟元から、一瞬だけ覗いた臭いの元。 しかしそれを琥珀が見逃すはずもなく。
くい、と指を差して問うた。]
(80) 2011/09/03(Sat) 19時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2011/09/03(Sat) 19時半頃
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[迷惑だろうと言った私にそんな事は無いと返すオスカーは 次々と希望の言葉>>66 を私に注いでくれる 夢物語だという事は十二分に分かっているけれど そうなったらどんなに良いか――。 そして彼は少し言い淀み、たっぷりとした間の後に 私の目を治してみせると、口にした]
オスカー……
[私も、私もいつかオスカーを オスカーだけでもこの街から逃がしてみせる だから、それまで待っていて――。
俯いた顔を上げ真っ直ぐにオスカーを見る 僅かに残った視力でなんとかオスカーの輪郭を捕える事が出来た 此方に伸ばされた手が身体を抱き締めるなら、しばらく身を委ねる 少しだけ、今この時間だけは夢を見ても許される気がして。]
(81) 2011/09/03(Sat) 19時半頃
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[緩やかな瞬きひとつ。]
……―――、
[ポケットに突っ込んだ手、金貨に触れてちゃらりと鳴らす。
机の上、調合途中の依頼物。 檻の中からの声は止んだ。]
んー…
[緩やかに首の位置を戻して、 上着ひとつ手にすると、 ひょろりと長いひとかげは薄暗い部屋から出ていった]
(@28) 2011/09/03(Sat) 19時半頃
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/* こう、なんていうか
すごく双子の仲を割きたい(ゲス発言
(-21) 2011/09/03(Sat) 19時半頃
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……気色悪ィ
[低い声で、吐き捨てるように呟く。 血の香を嗅ぐ、その仕草に、嫌悪の表情を隠す事もせず。]
可愛らしい女の子と熱い一晩を過ごして、今から帰る所。
……お前さんと楽しくお喋りしてる時間はねェの、俺ってば今お疲れだから。
[誰の血か、という問いかけへの答えはせず。
異様に距離の近い彼の身体を引き剥がそうと、掃除屋の肩に手を伸ばした。]
(82) 2011/09/03(Sat) 21時半頃
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[幸せな時間は一瞬でなければならない そうしないと次のお客を取る時に心が乱れてしまう どうして私がこんな事、そんな考えてはいけない思考が漏れてしまう オスカーの腕からするりと抜けだした]
オスカー、ここ、裏通りの5番街よね? もう、大丈夫。 ここからなら数えていける、ありがとう
[そう言ってにこりと微笑んだ――つもりだ 上手く笑えていたかどうか、あまり自信は無い 笑顔に見えていればいいけれど
ここから右の壁伝いに192歩行けば 運が良ければ誰かが私を買ってくれる たとえそれが微々たるものだとしても 1日しのげるかどうかのはした金だとしても 互いの夢を叶えるにははるか及ばない金額だとしても]
(83) 2011/09/03(Sat) 21時半頃
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― 孤児院地下 ―
[地下にずらりと横たえられた子供らは、躾けられたとおりに、冷えた石の床にも湿気た匂いにもぐずりはしない。地下に残った男は、来客を見送るように、すでに閉ざされた後の扉へと、にっこりと目を糸のように細めた。手の中には落とされた金貨が五枚。]
……愛し子のゆく先に、神の祝福があらんことを。
[両肩を横へ、額と胸へ縦に指先を動かして、 金貨五枚と引き換えにした娘へと、 にっこりと穏やかな笑みを浮かべて、 いつもと変わらぬ優しげな口調で男は祈りを捧げた。]
(84) 2011/09/03(Sat) 22時頃
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/*テンションすげぇ上がった。
(-22) 2011/09/03(Sat) 22時頃
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[吐かれた暴言や、表情に出る嫌悪感を気にもせず、 それどころか、口元が吊り上がり歪な笑みを作り出した。]
ほー…そりゃあさぞかし楽しい一晩だったろうな。 腹抉ったか?それとも喉引き裂いたか?
[曇った眼で、遠慮の無い追求を。]
おっと。
[身体を引き剥がされ、血の香が少し遠ざかると 名残惜しげに眉を下げた。]
…残念。良い事教えてやろうと思ったのに。
(85) 2011/09/03(Sat) 22時頃
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/* おおおう
むっぴーきたー!
(-23) 2011/09/03(Sat) 22時頃
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―路地―
―――ぁ 、れ
[煙草をくわえたまま 空を見上げた。垂れ込める雲]
雨 ――――かぁ
[珍しくもやや不機嫌そうな色が声に乗る。 粒を受けるように天へ向けた手のひらそのままに]
(@29) 2011/09/03(Sat) 22時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/09/03(Sat) 22時頃
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めんどくさ い、 なァ
[くわえた煙草の端を噛む。 天へ向けていた手のひらを額に翳した。]
(@30) 2011/09/03(Sat) 22時頃
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/* そうだ、ここに雨を降らそう。
ですね、さすがサイラス神
(-24) 2011/09/03(Sat) 22時頃
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[雨、ぽつりぽつり 石畳に染みを作りやがて広がる。
なまぐさい土煙が 上がり始める]
ゃぁ だ ねぇ
[雨やりすごす場所を探す人々とは対照的に男はしばらくそこから動かなかった。]
(@31) 2011/09/03(Sat) 22時頃
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― 邸宅 ―
[男は尻を温めていた。椅子には深々と張型のオプションが埋まっているが、鏡に映る表情には何も浮かんでいなかった。男は書物を繰る手を止め、不意に言葉を繰り出した]
――私が初めに椅子にしたのはね。 婚約者の女だった。
[男以外の誰もいない部屋。執事すらも席を外している。男の独り言は淡々と宙に浮く]
当時私の家は資金繰りに困っていてね。 公爵家に借りを作る代わり、厄介払いの女を貰い受けたのだよ。 高慢が祟って、どこの家にも嫁げん女さ。 頭の悪い大年増、公爵家の娘というプライドだけが自慢の女だったよ。 顔は悪くはなかったがね。
[外はぽつりぽつりと雨が降り出している。男の昔語りに反応するような者は、ない]
(86) 2011/09/03(Sat) 22時頃
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/* 誰に向かって話してんだオッサン
って、すごく言いたい…
(-25) 2011/09/03(Sat) 22時半頃
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魚の下処理と変わんねェだろ、あんなの。
……嗚呼、内臓は喰わねェらしいから、もしかしたらまだ置いてあるかもな。 後で見に言ったらどうだ?お零れくらいなら貰えるかもな。
[歪な笑みから目を反らし、紙巻を咥える。
正直言って、仕事以外の場で会いたいとは全く思えない男だった。 死体を商品としてしか見ない自分と、死体を愛好する掃除屋。 似た者の様に扱われる事が稀にあるが、全くもって納得がいかない。]
お前さんの持ってくる良い話ってのは碌なモンじゃねェだろ。
どうした?良い骸でも手に入ったか? 悪いがお前さんから買い取る気は一切ねェぞ。
(87) 2011/09/03(Sat) 22時半頃
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あれはひどく頭が悪くてね。 私も慣れぬものだからひどく苦労した。 立場上晩餐会にも連れ出さねばならぬしねえ。 やり過ぎて傷を作ってしまうこともままあったなあ。 若気の至りだよ、君。
[葉巻がくゆる。鈍色の空、灯りを点けないと夜のように暗くなる]
あれが椅子だったのは1年もなかったのではないかな。 試行錯誤でもたせてみようと思ってみたものだが。 ふん。
[鼻で哂い、使用人を特に呼ぶでもなく語りを止めた。湿気た臭いが漂い始めた]
(88) 2011/09/03(Sat) 22時半頃
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わたしたちは、生きなきゃいけない。
[そう言ってオスカーの頬を撫でる 私の赤い眼にはもう彼を映す事はできないけれど 彼の眼には私はどう映っているだろうか しばらくそうして彼の頬を撫でた後 少し名残惜しく思いながらもその手を離し 暗い裏通りへと歩みを進めた]
(いち、にい、さん、よん、ご…)
(89) 2011/09/03(Sat) 22時半頃
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続けて椅子にしたのは商家の娘だった。 領地のはじに引っかかった商家でね。 頭のいい、凛とした娘だった。 無能な親からも鷹が生まれるものだ。
あの細い糸を更に引き絞る作業には興奮したものよ。 ――ただ少し加減を間違えてね。
[椅子が、ぼんやりと頭を上げた。使用人が入室する。暖炉に火を入れ、灯りを燈し、そのまま退室した]
あの当時は私も若かった。 瑞々しい身体をしていたものよ。 まあ、最初のノウハウがあったからなあ。 二台目はそれなりにもった。
(90) 2011/09/03(Sat) 22時半頃
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―路地― [遠くを見るような青色の眼に雨粒が入り込む。 ぎゅ、と一度眼を瞑り其れを追い出した。]
…ぁーぁ
[気分は急降下、と顔に書いてある。 細く長い足を緩やかに前へ。 小さな子供がぶつかりかける。 手心一切なく、体をずらして避けると蹴り飛ばした。
近づくこどもの殆どは“紐切り”だ。]
(@32) 2011/09/03(Sat) 22時半頃
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三台目、四台目は記憶に薄いな。 当時はそれなりに愛着があったはずだったのだがねえ。 片方が琥珀色の目をしていて、片方が田舎娘だった気がするな。
――ああ、そうそう。 四台目はことに寿命が短かった。 特別乱暴にしたわけではないのになあ。 何しろ眼が死ぬのが早かった。
(91) 2011/09/03(Sat) 22時半頃
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…ッははあ、あの食わず嫌いの貴族共か。 肉だけ食うたァどうかしてるよな、アンタもそう思うだろ?
[彼が“塵”と呼ぶものも、青年にとっては愛でるべき存在。 相手が的外れな予想を繰り出すならば、指差して]
ヘクターちゃん、アンタの事だよ。
[首を緩く傾けて、親指で掻っ切る仕草をした後 口の端からだらしなく舌を出した。]
賞金、かかってんだって? お偉方が喋ってんの聞いちまった。
[けらけらと楽しそうに、嘲笑う。]
(92) 2011/09/03(Sat) 22時半頃
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/* ヘクターちゃんやめwwwwww
(-26) 2011/09/03(Sat) 22時半頃
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[男は鏡に目を向ける。椅子は鏡に顔を向けているものの、男の視線を認識している様子はなかった]
ふん。
[男は話を区切って立ち上がる。部屋を出ようとすると、"椅子"がのろのろと刷り込まれた様子で男のあとを着こうと蠢く]
待て。
[男はそうして椅子を部屋に留めると、重厚な扉を閉めた。取り残された椅子は、呆然と何が起きたのか分からない様子で立ち竦んだ]
(93) 2011/09/03(Sat) 22時半頃
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なぁ に、見てんの
[煙草に火をつける。 幸い、濡れきってはいなかったようだ。]
――――…普通、だし なァ
[蹴り飛ばされて起き上がろうとする紐切りの手を体重のせて踏みつける。
悪態が聞こえたので また蹴りをひとつ入れて背を向けた]
(@33) 2011/09/03(Sat) 23時頃
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/* >>91 なんだ俺か
(琥珀色)
(-27) 2011/09/03(Sat) 23時頃
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ラルフは、ぽつり、ぽつりと雨が降れば ふと空を仰ぎ
2011/09/03(Sat) 23時頃
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どれだけ美味そうな商品だろうと、摘み食いはしねェ性質でね。
……ったく、屍肉は食いモンじゃねェっての。気色悪い。
[降りだした雨に空を見上げ、ゆるりと煙りを吐き出す。 此方を指差す様子に、目を眇めると]
賞金?……誰が?
[笑い声が耳に五月蠅い。 水と違い、血を吸ったシャツは乾くと糊の様に肌に貼りついてくる。 早くこの場を立ち去り、血と臭いとを洗い流したいというのに。
不快げな表情を隠そうともせずに、問いかける。 今更賞金の一つや二つ、どうと言う事もない。 暫く辛抱すれば、御得意様達の圧力が其れを揉み消すだろうから。]
(94) 2011/09/03(Sat) 23時頃
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/* 意外と慣れてるらしい。
(-28) 2011/09/03(Sat) 23時頃
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[道化が歩いている。 黄色と緑の服を着て、何かを片手で弄びながら。]
一番路地裏泣いてはならぬ♪ 目玉を抉って売られるぞ♪
[道化が歩いている。 不吉な歌を口ずさみながら。]
二番路地裏足を止めるな♪ 止まればアンタは良い獲物♪
[道化が歩いている。 片手のそれは、赤く染まったナイフ。]
三番路地裏道化に会うな♪ お代に命を取られるぞ♪
[道化が歩いている。 ここは三番街の路地裏。]
(95) 2011/09/03(Sat) 23時頃
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/* すげえwwwwネイサンきたwwwww
(-29) 2011/09/03(Sat) 23時頃
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/* 圧倒的、男女比率(CV:立木さん)
(-30) 2011/09/03(Sat) 23時頃
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そういえば椅子は5台目以降も暫くありました。 が、カット。
双子椅子だったり黒人椅子だったり病人だったり基本的にプライドの高いとかそういう感じの人ばかりあれこれあって紆余曲折あって今の椅子に座ってます。
(-31) 2011/09/03(Sat) 23時頃
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[道化は嗤う。 忌避される行為を行う自分を。]
ナイフ投げなら何処が好き♪ 死に方選びな何が好き♪
[道化は嗤う。 自分が殺めた死体すら金へと変える者が居る事を。]
手首は確かに綺麗だけれど♪ 悶える時間が長くなる♪
[道化は嗤う。 人殺しが居てもこの路地裏を通る人々を。]
楽に死にたきゃ首がお勧め♪ 無価値で良いなら心臓も♪
[道化は、笑う。 自分の行動で笑顔になる人間が居る事を。]
(96) 2011/09/03(Sat) 23時頃
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…勿体無い。
[吐き出される煙を掻き消すように、雨は降る。 気色が悪いと罵る様がたまらなく可笑しくて、くつくつと喉を鳴らした。]
エブラスカの禿親父に喧嘩売った、とか何とか。 金50枚って相当だろう。
[話を続けながらも、雨と混ざって届く血の香に気を取られ 鼻は常にぴくぴくと動いている。]
何やらかした?
[まだ、手はかけない。 他人事のように、問うばかり。]
(97) 2011/09/03(Sat) 23時半頃
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/* そしてさっきから血の臭いくんかくんかしすぎです。 自重してください。
(-32) 2011/09/03(Sat) 23時半頃
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手さえつけなきゃ高値で売れるってのに、喰っちまう方が勿体無ェよ。 嗚呼、馬鹿みてェにナイフで殺す奴もな。ありゃ駄目だ、傷が着いたら一気に価値が落ちちまう。
[指すのはさて、誰の事か。
煙草の火が雨で消える前に、口を離すと吸い殻を放る。 気だるげな動作で、額に張り付く濡れた前髪を掻き上げた。]
……随分と安く見られちまったもんだ。
[嗤いながら、呟くのは、自惚れにも似たそんな言葉。 金貨1枚でも、通常の金銭感覚を持った者からすればかなりの大金の筈だ。 最も、人を商品と扱う様になってから、金貨の一枚など端金にしか見えないのだが。]
ちょいと仕事を蹴ってやったらこのザマよ。
床に這いつくばって臓物掻き集める仕事。……お前サン向きすぎるっての。 んな仕事、死んでも御免だね。
(98) 2011/09/03(Sat) 23時半頃
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あァ、やだ やだ
[どこからか、歌さえも聞こえる気がするのは――――]
(@34) 2011/09/04(Sun) 00時頃
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価値だ高値だと、金になる事しか考えてねえの? もっと楽しく生きようぜー、お堅い頭のヘクターちゃん。
[へらへらと、大きく手を広げて見せて。 気紛れな、雨天決行 掃除屋の大演説。
安く、と聞けば一瞬呆気に取られ。 その後、大口を開けて愉快に笑った。]
っく、 あは は はははは!!
あー確かに安いな、安い。 ただの死体売りが金50枚、ああ安いなあ。
[高らかに紡がれる皮肉。 そして一転、喉の奥から絞り出すような低音で呟く。]
なら死ねば良かったんだ。 そしたら、俺がアンタの死骸拾いに行ったのにさァ。
(99) 2011/09/04(Sun) 00時頃
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やれやれ、確かに長持ちだったが―― 結果として躾は失敗したと言わざるを得ないな。
[使用人が用意した幅広の椅子に腰掛ける。その表情には深い落胆の色が浮かんでいた]
高潔、潔癖。 奴らが忌避する人間に敷かれる屈辱も。 どれもこれも味わい深いものだったが、いささかやりかたを間違えたらしい。
やはり長寿は長寿なりの秘訣というものがあるものだなあ。 まったくよく出来ているものよ。
[反応がなくなった"椅子"を思い返し、葉巻を押し潰す。肉の焼けるブスブスとした音、焦げ臭い臭いが漂う。執事が、椅子の始末について男に尋ねる。 男は暫くの間考えをめぐらした]
(100) 2011/09/04(Sun) 00時頃
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もしも狼なったなら♪ オイラは残酷復讐者♪
惰眠貪るその胸に♪ 鋭くナイフを突き立てろ♪
もしも村人なったなら♪ オイラは残酷殺人鬼♪
哀れな子羊その体♪ オイラのナイフで腑分けしよ♪
/* …うーん。 めっちゃ癖強いなこのキリングピエロ。 PLがかじ取り失敗しないよう気ぃつけないとなぁ… ま、キャラ的に速攻殺されそうだが。 */
(-33) 2011/09/04(Sun) 00時頃
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/* ちなみにさ。 ナイフナイフと言っちゃぁ居るが、 焼き殺すって手も偶に使うんだぜ? ピエロの芸は、ジャグに火吹きだ。 ナイフジャグだけじゃ飽きが来るだろ? …ま、焼いたらナイフ以上に価値が落ちるから滅多にやらんがね。 */
(-34) 2011/09/04(Sun) 00時頃
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/* あれ、椅子処分するんですか??
ならぼくにください!!!!!!(自重しません)
(-35) 2011/09/04(Sun) 00時頃
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