146 demi-human... 『亜人の住まう街で』
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--回想・人間の少年編--
そうだ、ワルモノだ。
オレは亜人だぞ、好物はニンゲンのコドモだ。 くっちまうぞがおー!!!!!
[>>0:@5少年のあどけない回答には、唐突にテンションを変えて牙を剥く。怖がらせるにしてもあまりにもな出来ではあるけれど。人間に擬態している故に、少年にとっては真実味も然程ないだろう。あまり効果はなさそうだ。
どうやらやはり、このマリオと名乗った少年には、亜人かもしれないからどう、とかいう概念はないらしい。 能天気なこった。それじゃいつかほんとうに誰かに攫われて食われちまうぞ。 とは、素直に警告しない天邪鬼。 この少年も他のガキどものように、亜人差別教育を植え付けられていればよかったものを。
少年を守ろうとしているガスマスクの少女を一瞥する。そのマスクの下の表情は如何様になっているのやら。 もし本当にいま少年の首根っこにかぶりついたりしたら、彼女は自分を殺すだろうか。
(ちなみにオレが口に入れる肉は調理されたものだけだ。いくら腹が減っててもそのまま噛み付くなんてお行儀の悪いコトはしない)]
(37) 2015/01/09(Fri) 12時頃
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[>>0:@6自分の腕の下でぴょんぴょん跳ねるいきものをぷーくすくすと嘲笑うも、数秒。魔法使いの意志によって、少年が望んだものは彼の手に。 まりおは わたあめを てにいれた。]
オレはてめーにやったんじゃねーぞ。 経由ルートはオレ→魔法使い→てめーだ。 勘違いすんなよ。
[人差し指をぴっと立てて屁理屈を述べる。そうも笑顔でお礼を言われると、胸がむかつく性分なのである。次いで物々交換だ、なんて差し出されたのは、少年の瞳のようにころり光る飴玉。]
別にいらねーけどもらっておいてやる。
[小さな手のひらに乗っかったそれを奪い取ると、満更でもなさそうに笑った。
後ろから少年の強がりとばいばいが聞こえれば>>@7、手をひらひらと振って、広場の人通りに消えるだろう*]
(38) 2015/01/09(Fri) 12時頃
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--回想・魔法使いの少女編--
[悪魔による意地悪は魔法によって中断されなければ、恐らく少年が泣き出してそれをいじり倒すまではやめなかっただろう。少女の英断である。]
魔法使い様には、頭あがらねーからなァ。
[魔法使いに使役されがちな悪魔という自らの種族を皮肉りながら、嫌味を言ってみせる。>>0:159得意げな少女の態度には、けっ、なんてわざとらしく毒づいてみせた。]
(39) 2015/01/09(Fri) 12時頃
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へぇ。 トクベツ、ね。
[少女の返事>>161に歩みを止めて首だけ振り返る。いわくありげな調子を含んだ言葉に、肩眉を上げる。]
トクベツは、高いぞ。 あと、パイは焼き時間がかかるから嫌だ。
[そう言いながら前回もアップルパイを焼いたんだったか。皮ごと甘く甘く煮て真っ赤に染めた林檎を、格子に閉じ込めた悪魔のアップルパイ。]
ま、大体暇だからいつでもドーゾ。
[へらりと笑えば、前を向いて再び歩みを進める。アップルパイのついでに空腹も思い出した。 さて次は何を食べようか、と大あくび。*]
(40) 2015/01/09(Fri) 12時半頃
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/* >>0:159 ご飯屋さんの腕にある米粒に空目
(-8) 2015/01/09(Fri) 12時半頃
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[ガラン。 店の出入り口のベルが鳴る音に、暗い部屋で薄らと目をあける。
眠っていたわけではない。あの祭の後ふらふらとそのあたりをうろついて、食材を調達して帰ってから一晩中、日持ちのきくピクルスやらパイ生地やら、ハーブや実を挽いてまじないをかけたスパイスを仕込んでいたのであった。
一通り気が済んで椅子にかけて佇んでいた体を起こし、キッチンからラウンジ兼ダイニングルームに顔をのぞかせる。 その狭い部屋には不釣合いな長身の、リザードマン。>>23 彼はたまにこの店に食事を採りに来る。自分も彼の作る装飾品は気に入りであり、見物に行ったり雑貨を買ったりする。]
よぉ、トカゲ屋。
探し物は見つかりましたか。 まだまだ探す気ですか。
[トカゲ男の装飾屋、略してトカゲ屋。そう気軽に使った呼称は彼の気を悪くするものだったかどうか。昨日、通りで彼を見かけたことを思い出して、ついでに問うてみる。]
で、メシ食いに来たの。
(41) 2015/01/09(Fri) 12時半頃
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--悪魔屋で昼食を--
[>>50昨日の歌のことを指されれば、再び。]
お野菜片手に〜挙動不審のトカゲ屋さん〜
[ニヤニヤと小突くように歌う。"トカゲ屋"の呼び方への苦そうな反応にも、子供のように楽しそうに。もちろんクリストフォロスという本名は知っているのだが。 様子を見るように彼の顔を眺めたあと、仕度に移る。
鼻歌をうたいつつ、作り置きのポトフを温めて、ローズマリーを散らせば木のカップにいれる。そして昨夜作った瓜類のピクルスに、デビルエッグ、ハムで無花果をまいたものを横長の皿に並べて寄越す。ここまでは突き出しだ。]
(55) 2015/01/09(Fri) 17時頃
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なんかいつもに増してしけた顔してんなァ〜。
ローズマリーをご存知ですか? 集中力の向上。それと消化促進、疲労回復、その他もろもろにも効果がある優れた薬草だ。なんと、魔除けにも最適!
最も、アンタがハーブ無理なヒトなら内臓が爛れちまうかもね。
[ニヤリとわらった。]
(-14) 2015/01/09(Fri) 17時半頃
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今日は肉だな。
[ステーキでいいだろ、焼けるの早いから。そう言いながら貯蔵庫から肉塊を取り出し、目分量で剥ぐ。 神隠しじみた事件の話題が振られれば、あまり興味なさげに、片手間に世間話に応じる。]
ア〜?影??? 何ソレ、ていのいい情報操作とかじゃねーーの? 魔法なんかなくても簡単にできる、人間様のお得意なやつじゃん
[ステーキには黒コショウと皮肉をたっぷりに鉄板に押し付けた。 店に入ってきたクリストフォロスがどことなく浮かない表情をしているように感じたのは(浮いた表情を見たことがあるわけではないが。それほどは彼のことを知らない)、この件があってなのだろうか、と考えてみたりもする。装飾屋をやっているような男だ、でかい図体に反してきっと心は繊細なのだ。たぶん。好き勝手に推察する。
ほどなくすれば分厚い肉は焼き上がり、パンと葉っぱを添えてテーブルに並べられるだろう。]
(58) 2015/01/09(Fri) 17時半頃
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/* まるでほんとうにそこにいるみたいなクリスさんの表現すきだ。 心情描写おおくなっちゃってゴメンネーーーー あとヴェスさんもはさみまくってすまない。。。
料理を考えるためにひとまず「トカゲ 好物」で検索してみたわたしをおゆるしください
(-19) 2015/01/09(Fri) 17時半頃
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[クリストフォロスに料理の給仕を済ませたところで、再び扉のベルが鳴り、そちらを向く。 入ってきたのは長い銀髪を揺らす、黒いマントの男。>>59 ひととき目を瞬かせる。]
2人目が来客とは。珍しいこともあるもんだな。 今日は13日の金曜日か?
[片眉を吊り上げて、大仰めいたリアクションをとりながら。]
まぁ、イラッシャイマセ。
[テーブルはひとつしかないが、それなりの大きさがあるから相席できる余裕はある。端に追いやられていた椅子を一脚、クリストフォロスの下家に引きずって寄せる。 野菜を、と言った客人の耳を見て、問う。]
アンタは、エルフか? メニューはない。ある食材でなら何でもつくるが、食えないモノがあるなら先に言え。残されても困るんでね。
[ここへの来訪は初めてだと踏んで、雑に説明をしながら思い出す。ああ、確か昨日、祭りの広場でみかけた3人のうちの1人だったか。黒いマントにも見覚えがある。持て余しているであろう腕のそれに、壁の洋服掛けを顎で示した。]
(60) 2015/01/09(Fri) 18時頃
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/* ぼったくり値段設定ということは説明しない。悪魔だもの。
(-20) 2015/01/09(Fri) 18時頃
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/* なんかてれるのとクリスダンディすぎてファーーなってる 結婚してほしい(まがお)
(-22) 2015/01/09(Fri) 19時半頃
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見ぃてたもんねー、けっけっけ。
[呆れた顔、困った顔は悪魔にとって何よりの馳走だ。 逸らされれば追うように、その朝霧色の目を煽るように覗き込む。 >>61苦言を漏らしてはいるものの、嫌悪はされてはいない様子。そんな距離感が全く心地よい。 物静かで腰の据わったこの蜥蜴男のことはなかなかにお気に入りだ。
そんな嫌がらせもそこそこに、一応仕事なのでキリをつけて調理場へと向かう。]
(71) 2015/01/09(Fri) 20時半頃
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別に。 アンタには、質のいい装飾品を生産してもらわなきゃなんねーからな。
[律儀に感謝されてしまえば、鼻で笑い飛ばして。言外に、新作を楽しみにしていることを伝えているようだ。それが彼のためなのか、自身のためなのかは特に意識などしていない。]
ハッ。仏頂面。
[反論を聞けば、人差し指で寄った眉間をトン、と突いた。]
(-23) 2015/01/09(Fri) 20時半頃
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[邪推を込めた返答に、静かに同意するクリストフォロスを一瞥しながら>>62もう少し突っ込んだ解釈を述べる。]
まー、魔法使いならヒトや亜人のひとりやふたり、なかったことにするくらいできんじゃねーの。 そーゆー超常的なことすんのは大体アイツらのしわざだろ。 知らねーけど。
アンタはどー思ってんの。
[聞き返す。魔法、と口にして思い出すのはガスマスク。あの魔法使いの少女は、そういった左翼的なタイプにはとても見えなかったが。
旨いな、の感想には当然だろ〜?と、満足気な笑みを浮かべながら。
クリストフォロスと談話をかわしつつ、新たな客−−−エルフの男の希望を簡単にヒアリングすれば、ひねくれた対応をしつつもそれなりの料理を提供しただろう。**]
(72) 2015/01/09(Fri) 21時頃
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ふうん。エルフの客ってのも初めてだな。 その耳は。トロールにでも齧られたか?
[どこか自嘲を含んだような微笑>>73を眺めながら。 突慳貪に、彼の欠けた片方の耳について言及すれば、嫌な顔をしただろうか。 詮索を避けたがる亜人が多いというのは、承知の上。
嫌いなものがない事を聞けば、ふむ、とひととき考えて料理の仕度に取り掛ろうとする。]
物騒な話、ねえ。
[今しがたクリストフォロスとも話していた件だろうか。 先ほど出したものと同じ、突き出しの小さなオードブルを新しい席の前に並べながら、無関心そうに反応した。]
(92) 2015/01/10(Sat) 04時頃
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[エルフが振った話に掛け合いながら、自分を向いたクリストフォロスを、横目で見る>>80>>87。]
神隠し?ふうん。神様の仕業なら、行くのは天国じゃねーの。 オレも連れていってもらうかな。
[短絡的な見解と楽観主義は、留まることを知らず。軽口な言葉になる。そもそも本心でもないのだが。 善悪の分別の観念がゆるく、守りたいものも特にない自分にはどうにも深刻に捉えられない話であり。 対して物思うようなクリストフォロスの口から卑劣、という単語が出れば>>80 真っ直ぐな奴だな、なんて思わず零したが聞こえただろうか。
ああ、でもこいつの装飾店がなくなるのはつまらないな。というのは頭の中に留めたけれど。]
(93) 2015/01/10(Sat) 04時頃
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テメーの店じゃないんですけどー。
[>>81クリストフォロスによって、自分を褒めつつで店を紹介されたのが聞こえれば、キッチンから可愛げもない突っ込みを投げた。声の調子は非難するようで笑っていただろうか。]
(94) 2015/01/10(Sat) 04時頃
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[悪魔の×分間クッキング。
昨日買った根菜類と茸は茹で、裏庭から摘んで千切った葉菜類と一緒に大皿に盛る。 その上にハーブを散らして、調味したバターソース・香油をかける。 さきほど使った肉塊は、残りを炙ってから数枚薄く剥ぎ取って並べる。 仕上げの色取りに、これも裏庭から摘んできた菫を散らす。
エルフに提供する料理は、ガルグイユ風のカルパッチョ。
特別贅沢な品ではない。これでも素材や調理に手間を加えて、工夫しているのである。 ほぼ人間に近い姿に擬態してはいるものの、自分も亜人である故に自由に買い物が出来ないことも多い。その点においては、亜人差別の風習に遺憾の意を覚えており。呟き>>90を聞けばウンウンと頷いた。 料理はほとんど趣味であるから、ある素材で遣り繰りするのは楽しくもあるのだが。
皿にパンを添えて、―ヴェスパタイン、と名乗っていたエルフに給仕し終われば、慣れない連続労働に少し疲労感を覚える。
キッチンの椅子にかけて、しばらく客人2人の様子を傍観することにしたのだったか、下らない茶々を挟んだりもしたのだったか。]
(97) 2015/01/10(Sat) 04時頃
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[談話を交えながらの食事を終えたクリストフォロス>>91が、律儀に食器を片付ける様子を眺め見る。ついでに洗ってってくれてもいいけど、とは口に出ていたかどうか。
メモに走り書いた料金を渡し、代金とともに回収する。 顔に慣れた客相手でも、いくらお行儀がよくても、優しくないからオマケなどしない。]
ハイ。ジャアネ。
[素気ない挨拶を述べると、彼の前方まで歩いて行き、出入り口の扉を押した。]
また来い。
**
(100) 2015/01/10(Sat) 05時頃
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そうしろ。星型のやつがいい。
[期待の意は、全くもって偉そうな態度で示される。 大事にしろよ、だとか楽しみにしてる、なんて具体的な感情表現は死んでも口にするつもりはない。
自分の身を案じるような言葉と、初めて見る種類の微笑には。 少し驚いたように目を見開いて。伏せ。再び彼の灰の目を見て。]
オレは貧弱な悪魔なんでね。 アンタが守ってくれよ。
冗談だ。
[仕返しだ、とばかりに目を細めて笑う。悪魔流の手土産だ。]
――また来い。
[それは、まじないを込めた言葉。
料金外だが、扉くらいは開けてやってもいい。]
(-32) 2015/01/10(Sat) 05時頃
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/* クリスときメモい
(-33) 2015/01/10(Sat) 05時頃
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--回想・悪魔とは正反対の蜥蜴--
そーだな。 天国で横暴に振舞って、神様とやらを後悔させてやる。
[>>120真面目な問いに返したそんな大言壮語は、明日は我が身であろうが大したことはない、とでも言うように。]
…どーも。
[本当に皿まで洗ってくれるとは思っていなかったから、ついていた頬杖を浮かしてわずかに狼狽した。彼がそうしてくれるなら止めようとはせず。なんてことはない事のようにそれが済まされれば一言くらいは断りを入れる。
彼が見せる反応には、たまに肩透かしを喰う。人を困らせたい側の悪魔としては複雑である。もちろん相手に非はないのだが。
客に後片付けまでさせるとは、同席していたエルフはとんでもない店だと思っただろうか。]
(140) 2015/01/10(Sat) 17時半頃
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[高い料金にも文句言わずきっちり払っていくのだから、本当に律儀で真っ直ぐなやつだ。確固たる自分がある故に、そう振舞えるのだろう。そんな感心はおくびにも出すつもりはないが。]
帰り道で挙動不審すんなよ、トカゲ屋。
[最後に余計な一言を口にして、>>121身を屈めて扉をくぐるクリストフォロスの背に微かに手を添えて送り出せば、ゆっくりと扉を閉めた。
ふたたびキッチンの椅子にもどれば、ヴェスパタインと話の続きでもしただろうか**]
(141) 2015/01/10(Sat) 17時半頃
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