人狼議事


241 The wonderful world -7days of KYRIE-

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視点:


許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2018/05/19(Sat) 01時半頃


【人】 許婚 ニコラス

──3rd day/バナナストア──

[ モニター越しに、聞こえくる言葉>>3:441
 にこりと笑った彼を見て、ニーナは笑った。

 事の顛末をテレパシーでジリヤに伝えれば、
 じきに、ヒーローも場に戻っただろう。]

 ──ありがとう
 すごく……いい試合だった

[ 改めて、称える言葉をかけたなら、
 握手のひとつでも交わして────、]
 

(47) 2018/05/19(Sat) 09時頃

【人】 許婚 ニコラス


[             …………暗転。]
 

(48) 2018/05/19(Sat) 09時頃

【人】 許婚 ニコラス

──4th day/中央エリア──

[ がばり とニーナは身体を起こした。
 何かを確かめるように、周囲、
 自分の身体をじいっと見やったが、
 ただ、また地面に座り込んでいるだけだ。]

 …………ジリヤ?

[ 結局、昨日はほとんど会わず仕舞いだった
 パートナーの名前を、ふと呟いて、

 ようやく焦点を結んだ視界に、
 1が飛び込んでくる。

 1.スクランブル交差点
 2.兄間薬品
 3.キリエ駅
 4.イザナタワー99
 5.甘味処 あん屋   ]

(49) 2018/05/19(Sat) 09時頃

【人】 許婚 ニコラス


[ 欠伸、ひとつして
 ニーナは居心地の悪い眠りから覚めた。
 ( 眠りというより気絶だ、とかはさておき! )

 ジリヤから届いたメッセージに、
 よし、と気合を入れて立ち上がる。

 ひとまずは駅の方にいるらしい。
 ……さて向かおう、と方向を確認し、
 昨日の仲間>>37の姿に気づけば、
 手くらいは、振ってみせただろう。*]
 

(59) 2018/05/19(Sat) 09時半頃

【人】 許婚 ニコラス

──4th day/キリエ駅──

[ ミッションを確認するよりも早く、
 ニーナはそこに駆けてった。

 テレパシーでやり取りしていたとはいえ、
 一連托生、のパートナーと
 こうも長く別行動を取ると思わなかった!

 ジリヤに限って、"マズい事態"というのも
 想像できやしないんだけれど、

 やはり、その顔>>55を見たとき
 安堵の思いが溢れ、ニーナは笑みをこぼす。]
 

(60) 2018/05/19(Sat) 10時頃

【人】 許婚 ニコラス


 ──ジリヤ!

 いいんだ、気にしないでくれ
 君にも何か考えがあったんだろう?

 幸い、こっちは他の参加者に
 協力してもらって──、この通り

[ 私たちがここにいるのが証拠さ、と
 ニーナは怪我ひとつない腕を広げた。]

 それより──ホーリーバッジだって?
 ありがとう、本当に君ってば頼りになるなあ
 

(61) 2018/05/19(Sat) 10時頃

【人】 許婚 ニコラス


 お姉様……に、会ったのか
 私もこの間お見かけしたけれど
 声をかけ損ねてしまって

 ……イタリア旅行かあ、いいね

[ パスポートなんて、
 高校の修学旅行前に慌てて取得したニーナは、
 相手が死神ということも忘れて内心羨んだ。
 ついでに言ってしまえば、
 自分が死者ってこともイタリアの前には霞んで。]
 

(62) 2018/05/19(Sat) 10時頃

【人】 許婚 ニコラス


 それでホーリーバッジをくれただなんて、
 セノオ……お姉様も、嬉しかったんだろうね

[ 喜色満面に、ニーナは頷く。

 正直なところ、"お姉様"という呼称だけは
 3年という月日を以ってしても、
 運動部出身のニーナに馴染みやしなかった。
 ……呼ばれる分には、それなりに慣れたけれど。]
 

(63) 2018/05/19(Sat) 10時頃

【人】 許婚 ニコラス


[ そして、告げられるのは忠告>>57
 その名に聞き覚えがあって、
 ニーナは( あれ? )と首を傾げた。]

 それって、シュンタロさん……
 あの、いちご横丁で会った
 気さくなひとの、パートナーだろう

[ ニーナの知っているのは、
 そのパートナーのシュンタロだけだ。

 どこにいるんだろう、なんて
 パートナーを案じている姿を思い出し、
 ジリヤの声との温度差に、違和感。]
 

(64) 2018/05/19(Sat) 10時頃

【人】 許婚 ニコラス


 ……君が言うんなら、覚えておくよ
 何故かまでは、聞かないほうがいいかな?

[ ジリヤは、昨日までよりも
 警戒を強めた>>58ような素振り。

 ……けれどニーナは、
 ジリヤのその言葉がうれしくって、
 思わず、ふふっと笑ってしまう。]

 ──ああ、勿論!

 どうしてだろう、命懸けのはずなのに
 時折、君とならなんだってできるって
 そう思うんだ、不思議とね
 

(65) 2018/05/19(Sat) 10時頃

【人】 許婚 ニコラス


 てっきり、君は
 このゲームの勝敗にも
 さして興味がないのかと思ってた

 ……でも、
 とてつもなく大きなものを奪われるのって、
 幸福に生きてきた証だって、私は思ってる
 君はきっと、誰より幸福な女の子だったんだ

 ……だから、
 君にも、君が生きることを
 諦めずにいてほしいんだ

 ──勝とう、絶対に
 

(66) 2018/05/19(Sat) 10時頃

【人】 許婚 ニコラス


[ 真面目な顔で頷いた。

 不自然なほどの喧騒>>#1に、
 ニーナも視線をそちらに向けた。

 それから、携帯電話を取り出して
 本日のミッションを確認する。]

 ──運がいいな
 どうやら、ここがひとつのポイント
 "霧"らしいね……けど、何が起こってるんだ?

[ 首を傾げて、駅へとさらに歩み寄れば
 "岩"なんて不可解な言葉が飛び交って──**]
 

(67) 2018/05/19(Sat) 10時頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2018/05/19(Sat) 10時頃


【人】 許婚 ニコラス

──3rd day/バナナストア──

[ そう、それはつかの間の平穏。
 バッジの入った缶を掲げて戻った翔也>>79に、
 ニーナはぱちぱちと拍手を送り、
 提案通り、ホーリーバッジをひとつ受け取った。

 けれど、手元に戻りかけた鎧龍王Xをちらと見て、
 それをそうっと翔也の手元に落とす。]

 ……ああ、でも
 これは、君が持っていてくれないかな

 だって君、
 本当は”女の子”なんかじゃないんだろう?

 もしも私たちが揃って生き返れたとして、
 ……それを持っていてくれたら、
 向こうの世界でも、君だとすぐに分かる
 

(123) 2018/05/19(Sat) 19時半頃

【人】 許婚 ニコラス


 ……代わりに、と言っちゃあなんだけど
 その改造バッジ、もらえないかな?

[ ”記念”に、と。
 命がけらしかぬことをニーナは言った。
 圭の手元に戻っていたであろう
 改造済みバッジを指で指し示して。

 それらの提案が受け入れられたかは、さておき。
 ニーナは「 また会おう 」と笑って、
 死神のゲーム、3日目を終えた。*}
 

(124) 2018/05/19(Sat) 19時半頃

【人】 許婚 ニコラス

──4th day/キリエ駅→──

 ……延々と文句を聞いていても
 埒が明かないな、気分も良くないし

[ 駅では人々が嘆いたり、
 駅員に文句をぶつけたりと騒がしい。

 ( 内ひとつが参加者のもの>>119だなど、
   ニーナは想像だにしなかったのだ!)

 聞いているだけでも気が滅入ると、
 ニーナはパートナーに声をかけた。]
 

(125) 2018/05/19(Sat) 19時半頃

【人】 許婚 ニコラス


 ジリヤ、蕗ってのは
 フキノハラ駅のことだろう
 線路沿いを歩いてみよう

 岩も見れるだろうし、
 他に何か見つかるかもしれない

[ 人の間を縫うように駅をあとにして、
 ふたり、線路沿いを西へと歩いてゆく。]
 

(126) 2018/05/19(Sat) 19時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ しかし、実物を見に行けども、
 岩は岩、RGに死者は干渉できない。

 ──となると、早速手詰まりで。]

 ……ひとまず、
 ゴールの方の様子も見ておこうか

[ 更に足をフキノハラ駅の方向へ向けた。]
 

(127) 2018/05/19(Sat) 19時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ その、道中のことだ。]

 死神さん、かな
 …………御機嫌よう?

[ ばったり。
 道で偶然出会った、みたいな遭遇で、
 急襲も怒号もないとなれば拍子抜け。

 なんともとぼけた挨拶を、
 金髪をなびかせて歩く女>>@37に向ける。

 ( しかし、キリエ区だっていうのに、
   金髪と銀髪が揃って、何とも奇妙な空間! )

 念の為、武器を握る手は下ろしたまんま、
 動き出す心の準備だけは整えて、問う。]
 

(128) 2018/05/19(Sat) 19時半頃

【人】 許婚 ニコラス


 ……こちらで、何をしているのかな
 ここ、ミッションに関係があるって?

[ 口ぶりから、何の見当もついてないってことは
 手に取るようにわかったことだろうけれど。*]
 

(129) 2018/05/19(Sat) 19時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ まじまじと、視線を浴びている気がした。

 ニーナ自身も、そしてそれ以上にジリヤが
 目立つ風貌ではあるし、珍しいことではない。
 ……珍しいことでは、なかった。

 ──が、どうにも彼女が見ている>>@44のは、
 ニーナ達というより────、

 ここまで考えて、ニーナはピンときた。]
 

(147) 2018/05/19(Sat) 21時頃

【人】 許婚 ニコラス


 はじめまして、で間違いないと思うよ
 君みたいなひとに会っていたら
 忘れるはずがないから

 私はニーナ、
 こちらはパートナーのジリヤ

 この制服を見ていたよね
 セノオお姉様には、よくしていただいて──、
 よろしく伝えておいてもらえるかな
 

(148) 2018/05/19(Sat) 21時頃

【人】 許婚 ニコラス


[ にっこりと微笑んで、
 ニーナは先輩を立てることを忘れなかった。

 事実、彼女には大変よくしていただいている。
 ニーナ達のバッジの半分は、
 セノオ先輩にいただいたものである。]

 ……改めてよろしく、スージー
 君こそ、どこかのスクリーンから
 抜け出してきたみたいだ!
 見た目も、立ち振る舞いもね

 ……その髪色、すごくいいね

[ 温かみのある金髪の色味が、
 向日葵みたいでいいなあと
 内心、羨ましくさえ思って。
 自身も”金”ではあるがゆえに。]
 

(149) 2018/05/19(Sat) 21時頃

【人】 許婚 ニコラス


[ 彼女の申し出を、断る理由はない。
 ……断れない。ミッション攻略の方法を、
 ニーナはこれっぽっちも知らないんだから。]

 ヒントがもらえるというなら、是非
 ……お手柔らかに頼むよ

[ ひとつ頷いて、
 ニーナはちらりと傍らのジリヤを見やった。
 糸口さえも見つからない以上、
 自分ひとりになったとて、
 スージーと”遊ぶ”つもりではあったけど。*]
 

(150) 2018/05/19(Sat) 21時頃

【人】 許婚 ニコラス


 とけ……時計?

[ ニーナは復唱した。時計?]

 主観的な言葉で、ってことは
 定義じゃあなくて、自分にとって
 ……ってことだよね?

[ 確認をしながら、考えることはふたつ。

 ひとつは素直に、その問いへの答え。
 時計に対しての思いなど、
 18年生きてきて鑑みることもなかった。

 もうひとつ、死神って一体何なんだろう……

 アオイにレディの秘訣を問われたことを思い出し、
 ”命懸けのゲーム”その言葉を再度噛みしめる。]
 

(169) 2018/05/19(Sat) 22時頃

【人】 許婚 ニコラス


[ ともかく、問われたからには答えねば。

 ジリヤの様子を伺うように視線を送ったら、
 不意に、目が合った気がした。
 それがなんだか
 ”お先にどうぞ”と促されているようで、
 ニーナは考えながらといった風に口を開く。]

 ……時計、か
 ご覧の通り、腕時計をつける習慣もないし
 あまり印象という印象もないんだけど……

 ああ、でも
 これも考えように依っては”時計”か

[ ひたり、目を止めたのは自身の掌。
 刻一刻と移り変わる数字を見据えて、
 だとすれば、とニーナは口を開いた。]
 

(170) 2018/05/19(Sat) 22時頃

【人】 許婚 ニコラス


 ……あれば安心できるもの、かな?

 あとは──、
 そうだな、”憧れ”?
 ほら、どうにも大人の持ち物って
 そういう印象があるくらい
 

(171) 2018/05/19(Sat) 22時頃

【人】 許婚 ニコラス


[ 要は、今のニーナの生活には
 あまり関わりのないものであると、

 そんな語調で答えを締めくくれば、
 「 ──君は? 」と、
 当然のように、傍らのパートナーを促して。*]
 

(172) 2018/05/19(Sat) 22時頃

【独】 許婚 ニコラス

/*
偶然にも心理テストのタネを知っていたPL「ニーナの心は小学生男児と文学少女のハイブリッドだから恋愛観とか盲点……」

(-59) 2018/05/19(Sat) 22時頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2018/05/20(Sun) 00時頃


【人】 許婚 ニコラス


[ ニーナはぽかんと口を開けた。]

 こ、こいびと…………

[ 答えるよう促したジリヤが
 あっさりとそれを回避したことも、
 心理テストの答えそのものにも、
 ニーナは不意をつかれて硬直した。

 かわいいと言われるタイプでもないし、
 どうにも居心地が悪くて頬をかいた。

 視線は宙を彷徨う。]
 

(251) 2018/05/20(Sun) 12時半頃

【人】 許婚 ニコラス


 ……ああ、いや、うん
 そうだな、……や、当分はいいかなあ

[ だって、ニーナの毎日は充実していたのだ!

 ……というのも理由のひとつではあるが、
 まあなんとも居た堪れなかったのだ。

 眉を下げて、ニーナは気弱そうに笑った。
 そんな顔をするのも久しぶりだった。

 曖昧に笑ったまま、礼を言った。]
 

(252) 2018/05/20(Sun) 12時半頃

【人】 許婚 ニコラス


 ……いなり寿司?
 呪いをとくアイテムが?

 ……分かった、ありがとう
 ジリヤ、スーパーかどこかを探してみる?

[ ともあれ、ミッションはクリアしなければ。
 時間のことを考えると急がなければ。

 ……俄に、歩いてきた方向から
 騒がしい物音も聞こえてきて
 もしかすると、事が進展したのかもしれない。

 さて、どう動こうか。
 パートナーに向けて問いかけて。*]
 

(253) 2018/05/20(Sun) 12時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ ジリヤにまで言われて>>257
 ニーナは顔を赤くしないので精一杯だ!

 「 ああ、うん 」と気のない返事をして、
 明後日の方向を見つめていた。

 ジリヤからの至極真面目な提案>263に、
 慌てて視線を戻して──、]

 ……ああ、うん!
 そうだね、私が買い物に行くほうがはやい
 こっちのことは頼める?

 何か、他に必要そうなものがあれば
 いつでも”言って”くれ

[ ニーナはこのあたりの地理には自信があって、
 一方、数をこなす戦闘には向かない自負がある。]
 

(280) 2018/05/20(Sun) 17時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ ジリヤの提案に頷くなり、
 たたっと地面を蹴って駆け出した。]

 ……とは、言ったけど
 確か『 泥梨寿司 』には、
 入れないんだよなあ、この身体じゃ

[ 泥梨寿司──、
 そう、名をナイリズシというだけに、
 特製稲荷がめちゃくちゃにおいしいのだ。

 ……などと、生前訪れた店に思いを馳せ、
 そういえば、あれも死にまつわる名だ。

 常連には縁起の悪い名前などと言われていたが、
 もしかするとこの土地じゃあ、
 その方がかえって繁盛するのかも、などと考えて。]
 

(281) 2018/05/20(Sun) 18時頃

【人】 許婚 ニコラス


 ……スーパーのお惣菜とかでも、いいのか?

[ なぜいなり寿司、と首を傾げながら、
 一旦線路沿いを離れて飲食店もぽつぽつとある
 北エリアから日継塚公園を抜け、
 最悪、蕗之原モールで入手を目指すことに決めた。

 ────その、道中のことだ。]
 

(282) 2018/05/20(Sun) 18時頃

【人】 許婚 ニコラス

──北エリア/日継塚公園──

[ 駆け足でそこを駆け抜けようとして、
 ( 流石に公園屋台の寿司屋などあるまい )
 ニーナはふと、その足を止めた。

 通り過ぎようとしたベンチに
 腰かけている後ろ姿>>265

 それに、見覚えがあったためだ。

 そう、後ろからだったがゆえに、
 ニーナが目を留めたのは、
 ”餌”たるお菓子のパッケージではなく、
 ゲームマスター、その人であった。]
 

(286) 2018/05/20(Sun) 18時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ 何がしたかったのか、と問われたら
 きっとニーナはよくわからないと言う。

 目を合わすことも敬遠して、
 挨拶も碌に返さなかったくせ、
 ニーナは背後から距離を詰めるように
 静かに一歩を踏み出した。

 ( ”静かに”なんて意味がないなど
   あいにく、知らなかったものだから! )

 その背に生えた漆黒の翼──を、
 あんまり凝視していたものだから、
 足元の影>>265に気が付いたときには
 それはもう随分とニーナの近くにあった。]
 

(287) 2018/05/20(Sun) 18時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ ────それは深く、暗い影である。]
 

(288) 2018/05/20(Sun) 18時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ ”刺さった”感触を手で確かめて、
 ニーナはそれを支えに、今度は全身で跳んだ。

 えいっとその影の進行方向から退くように、
 ベンチめがけて、地を蹴った。

 なんせ地面から一段高いそこが
 広い海原を漂う流木めいていたもんだから。

 ( しかし、ゲームマスターが、
   果てしなく邪魔だ! )

 身体を捻り、死神の隣に着地を決めたなら、
 今度は慌てて、一度突き立てた刃を”縮め”、
 手元に戻し、改めてそいつと対峙する。]
 

(289) 2018/05/20(Sun) 18時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ はじめ、その影に気が付いたとき、
 思わずあげた「 うわあっ! 」などという
 ”らしかぬ”素っ頓狂な声であるとか、
 そういうものを恥ずかしいと思う余裕も、

 ”敵”たる死神の側に構えることの
 リスクであるとか、警戒心の類も

 そのときのニーナには、きっとなかったんだろう。

 なんせ咄嗟に、一歩飛び退き、
 逆手に握っていた剣を地面に向けて、
 大きく伸ばし、思い切り突き立てただけ。
 …………であったから、その後のことなど!]
 

(290) 2018/05/20(Sun) 18時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ ──或いは、
 ”敵”とはノイズのことを指すと
 無意識のうちに刷り込まれていたのかもしれない。

 これまで、ニーナたちに向かって
 ノイズを差し向ける死神はあれど、
 直接攻撃を加える者などなかったのだから。]
 

(291) 2018/05/20(Sun) 18時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ それが鮫である──ということは、
 その影の形から推測をして、

 ホオジロザメじゃなければいい。
 あの、グレイト・ホワイトなどという
 ニーナにとってふざけた名の持ち主でなければ。

 ……と願ったが、
 世に出回る鮫映画のほとんどでは
 ホオジロザメが大活躍しているということも
 ニーナは知っていて、少し悲しい。

 とにかく、腹以外にしっかりと狙いを定めること。
 それから、確りと刃を通すつもりで臨むこと。

 ──と、自分に課して、ニーナは剣を構えた。
 刃が上滑りしてしまわないように、と
 斬るというよりは、突く心持ちで。]
 

(292) 2018/05/20(Sun) 19時頃

【人】 許婚 ニコラス


[ 例えば、雑音などと呼ばれても
 それが生き物であるというならば。

 その皮を剥いだ下には、
 臓器の類が詰まっているのだろうか。

 ニーナはそんなことを知りやしないけれど、
 鴉の形をしたノイズが光り物に反応するなら、
 急所だって本物とおんなじじゃないかと思った。

 だから、飛び出してきたその影の
 鼻っ面めがけて、全身を使うように
 思い切り刃を突き立てて────、]
 

(293) 2018/05/20(Sun) 19時頃

【人】 許婚 ニコラス


[ それも、他のノイズと同じように、
 致命傷に至ればさらりと崩れて消えただろうか。]
 

(294) 2018/05/20(Sun) 19時頃

【人】 許婚 ニコラス


 ……びっっくりしたあ

[ 本当は目玉かエラでも狙ってやりたかったが、
 自分に向かって飛びかかってくるんだから困る。

 ……鮫映画を見た際に、
 念の為、弱点を調べておいてよかった。

 さすがに、使うことはない知識と思っていたが、
 まさかこんな形で役に立つとは。
 
 ( なんせ、鮫映画の鮫というのは
   スーパーマーケットの中までやって来るのだ!
   ”万が一”を考えるにこしたことはない。 )

 とにかく、一旦ノイズを退けてようやく、
 ニーナはふと、自分が立っている場所について
 冷静に考えることになる。]
 

(295) 2018/05/20(Sun) 19時頃

【人】 許婚 ニコラス


[ ベンチの上に突っ立ったまま、
 ニーナはそのとき、じいっと男を見下ろした。

 『 お行儀が悪い! 』と、
 シスターの叱責を思い出したけれど、
 ……動かない、というより動けなかったのかも。

 同様に、目も逸らせないまんま、
 ニーナはその男の傍らのお菓子>>265に気付いた。

 ──ヒントのつもりですか。
 と、問おうとして、やはり口を噤んだ。

 剣をその手に握りしめ、
 硬い表情のまま、ニーナは
 ”どうしても聞きたいこと”を
 ひとつに絞って、声を発した。]
 

(296) 2018/05/20(Sun) 19時頃

【人】 許婚 ニコラス


 ……何処にあるんですか、貴方の身体 *
 

(298) 2018/05/20(Sun) 19時頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2018/05/20(Sun) 19時頃


【人】 許婚 ニコラス


[ 男が少しの間の後に顔を上げた>>306
 どことなく、億劫そうにさえ見える振る舞いに、
 ニーナはひくりと眉を顰めた。
 剣を握る手に、いっそう力がこもる。

 じいっと答えを待ってみれば、
 返ってきたのはてんで繋がりのない言葉>>306で。]

 …………?

[ 怪訝そうな顔をしていたのだろう。
 差し出されたメモとペン>>307を、
 ニーナは恐る恐る、空いている左手で受け取った。

 ……指名手配犯の黒牧は
 耳が聞こえない、なんて。
 ニーナは一度も聞いたことがなかった。]
 

(315) 2018/05/20(Sun) 20時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ 疑問はあるけれど、
 聞きたいことは、確かにあったから。

 視線を長時間男から離さない。
 そんな警戒心を持ちながらも
 ニーナはさらさらと紙切れに文字を書きつける。

 細長くなりがちな文字が、
 小さく、メモの半分に満たないスペースに並ぶ。

 それを差し出せば、またじいっと答えを待って。]
 

(316) 2018/05/20(Sun) 20時半頃

【人】 許婚 ニコラス


 『 貴方の死体は何処にありますか 』 *
 

(317) 2018/05/20(Sun) 20時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ 流暢に”答える”男を見て>>331
 ニーナの違和感はさらに増した。
 ふつうの、聞き取りやすい声だった。

 返ってきた答えは、
 ニーナを落胆させるものであったけれど
 ”知らない”というなら仕方がない。
 ただ、ひとつだけ気に食わないことがあって、

 ……あったから、
 ニーナは手を伸ばして、
 男の手を掴んで、再度メモをもぎ取った。

 ……ポケットに手帳のひとつでもあれば
 こんなことをせずに済んだのだけれど。]
 

(354) 2018/05/20(Sun) 21時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ 先程のメモの裏に文字を書きつける。

 書き上がっていく文字は、
 先のものよりも少し斜めに走り、
 形が崩れはしたけれど、読めない程ではない。

 今度は顔も上げずに書き上げた文章を
 ニーナは男の顔にびしりと突きつけ、

 また暫し、じいっと男の顔を見ていた。

 ……返事がないようなら、
 足元のスナック菓子を拾い上げ、
 ベンチから飛び降りて、
 元来た道を走っただろうけど。]
 

(356) 2018/05/20(Sun) 21時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ 突きつけた紙切れに、
 思いをすべて記すことなどできなかったが、
 そこには、こう書き記してある。]
 

(357) 2018/05/20(Sun) 21時半頃

【人】 許婚 ニコラス


 『 ”どうして”なんてどうでもいい

   生きてれば、辛いことはたくさんあって
   だからこそ、それでも生きてたら
   辛い日があればあるほど
   すごく辛かった日のことも
   どうでもよくなる日がくるはずなのに

   あなたがどこにもいないせいで
   残されたひとたちはきっと
   まだ、その日から動けてないから

   本当の世界で、あなたが死んだ事実がほしい 』
 

(358) 2018/05/20(Sun) 21時半頃

【人】 許婚 ニコラス

──回想として、最期の記憶──

[ 硬い何かで頭を打ったせいか、
 意識が遠のき、朦朧としていた。

 目は悪くないはずなのに、
 視界にピントを合わせることが困難で、
 すぐ近くにある男の顔がボケていた。

 浅い呼吸を繰り返しながら、
 代わりに、青い空に一本線を引くように
 黒々とした鴉が飛んでゆくのがよく見えた。

 吐きそう、と仁衣奈は思って、
 それが頭を打ち付けたせいなのか、
 或いは男の手が這う感触のせいなのか
 もうとんと判断がつかなくなっていた。]
 

(359) 2018/05/20(Sun) 21時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ その時、何かを考えていたと思うのだけれど
 それさえも、ニーナには思いなせないまんま
 ただ、不愉快な記憶だけがずっと渦巻いている。]
 

(360) 2018/05/20(Sun) 21時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ ──ニーナは思った。

 きっと、家族のことを考えていたのだ。
 助けてほしいとか、今までありがとうとか、
 最期に浮かぶのは、家族のことだったんだろう。

 盗られてしまうくらい、
 ニーナにとって大切なものだったんだもの。
 きっと、ニーナもまた、
 家族に愛されていたんだろう。幸せだったんだろう。

 そう、信じている。]
 

(361) 2018/05/20(Sun) 21時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ ……だからこそ、心配で仕方がない。
 この男の顔を見るとそればかり思う。

 未だ本当の世界じゃ探され続けている男のように
 仁衣奈を殺した犯人がもし、捕まらなかったら。
 死んだとして、その事実がどこかに沈んだままなら。

 残してきた家族は、きっと先に進めない。
 荒み、無謀なことをしでかさないだろうか。

 そんなことを想像しては、堪らなくなる。
 ニーナの、顔も見えない大切なひとたち。]
 

(362) 2018/05/20(Sun) 21時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ ……きっとそれは、
 この男が殺した子の家族にもおんなじことだ。

 ── と、鈴池仁衣奈は考えた。だから、]

 ……こちらの世界で貴方が死ねば
 あばら骨のひとつでも残らないかなあ

[ それは、伝わらなくていい、ほんの小さな囁き。*]
 

(363) 2018/05/20(Sun) 21時半頃

【独】 許婚 ニコラス

/*
正直、ニーナの死因、事故を予定していた
(猫の恩返しよろしく、道路にいる猫を助けようとして、死ぬ)
んだけど、事故かぶり多そうだったんで、
急遽軽い気持ちで殺されてもらったのが、
なんだかんだ動かしやすくなってて、楽しい

ちなみに、鮫がスーパーマーケットにやって来る映画は、
「パニック・マーケット」です、どうぞよろしく

(-121) 2018/05/20(Sun) 22時頃

【独】 許婚 ニコラス

/*
あと、生きてれば辛いことが〜の下りは
木下半太さんの「悪夢のエレベーター」から

(-122) 2018/05/20(Sun) 22時頃

【人】 許婚 ニコラス


[ その時>>397、義憤かと問われたとて、
 ニーナには答えられなかったんだろう。

 問われなかったから、
 どこから来たる思いなのかも、
 被害者に直接の知り合いなどいないというのも
 説明する必要がなかっただけだ。

 ポスターとだって目を合わせなかったくせ、
 ニーナは淡々と告げる男>>397
 聞こえもしないんだろう、声を紡いだ。]
 

(401) 2018/05/20(Sun) 23時頃

【人】 許婚 ニコラス


 ……それでも、
 馬鹿らしいくらい辛いことばっかりでも
 この先、辛いことのほうがずっと多くっても、
 たまにしかない”いいこと”を楽しみにして、
 ……生きたいから、勝ち抜くよ、七日間 *
 

(403) 2018/05/20(Sun) 23時頃

【人】 許婚 ニコラス


[ 小さな呟きを残して、
 ニーナはまた駆け出した。

 掌の時間を確認しながら、
 どこかにいるはずのパートナーに
 「 どこにいる? 」と
 とっても便利なテレパシーで問いかけて。

 片手にはスナック菓子。
 じきに、”兄間薬品の屋上”と
 些か不思議な答えを聞いて、

 方向転換をしたり──と、
 そんな些細な経緯を経て、

 便利な翼もなにもないニーナは、
 たたたっと軽やかに階段を駆け上った。]
 

(405) 2018/05/20(Sun) 23時頃

【人】 許婚 ニコラス

──中央エリア/兄間薬品 屋上──

[ それはきっと、
 ”お姉様”とパートナーとが
 少しばかりやり取りを終えた頃。

 片手にスナック菓子、
 片手に剣と奇妙な格好をして、
 ニーナは屋上に続く扉を開いた。

 その直前、何か小さいものを蹴飛ばして、
 ……なにかと思ったら、小さな錠>>330だ。

 なんとなく、中学生の頃
 リュックサックに南京錠をぶら下げていた
 クラスメートの男の子を思い出した。

 落とし物? と、疑問に思いながら、
 ニーナはゆっくりと、肩で扉を押し開いた。]
 

(415) 2018/05/20(Sun) 23時頃

【人】 許婚 ニコラス


[ ──空が、近い。

 と、ニーナは緊張感のないことを思った。

 青い空が、ニーナは好きで、
 中でも穏やかな気候の季節、
 よく晴れた日のやわらかい青空が一際。

 ……例えば、”花屋の王子様”と
 おんなじ色と言われたって、ニーナには、]
 

(416) 2018/05/20(Sun) 23時頃

【人】 許婚 ニコラス


[ ジリヤの瞳の色が溶けて滲んだ。みたいな空だ。]
 

(417) 2018/05/20(Sun) 23時頃

【人】 許婚 ニコラス


[ ──と、ニーナは思って、
 屋上の端にいたジリヤのもとに駆け寄る。

 ……何故か、同じ制服がふたり並んでいるもんで、
 なんだか、休み時間に学校の屋上を訪れたみたいだ。]

 ──ジリヤ! ……お姉様も
 こんなところで、どうかした?

[ ちょうどその頃、掌のタイマーが消えて。
 ニーナは小さく「 あっ 」と呟いた。

 ほっとしていいのか、どうなのか。
 曖昧な面持ちで、ニーナは笑う。]
 

(418) 2018/05/20(Sun) 23時頃

【人】 許婚 ニコラス


 ミッション、無事終わったみたいだ
 ……なら、これはもう必要ないね
 食べてしまおうか、三人で

[ 片手に握ったままだったスナック菓子を、
 シャカシャカと軽く振るようにして、二人に示す。*]
 

(419) 2018/05/20(Sun) 23時頃

【人】 許婚 ニコラス


 いえ、邪魔だなんてとんでもない

[ ニーナは笑みをセノオ先輩>>@117に向け、
 指摘>>@118にもさして動じず、
 相変わらず、手元の菓子を掲げていた。]

 ──ええ、困りました
 今日、私達は何も貢献していません
 バッジのひとつも獲得していません

 手に入れたものといえば、
 この変わり種のお菓子だけ

[ すこぅし、眉を下げたのは
 今度こそ意図的なものだった。]
 

(490) 2018/05/21(Mon) 00時半頃

【人】 許婚 ニコラス


 けれど、せっかくなので
 食べずにおくのは勿体無いし

 ──お姉様には、
 お世話になっていますから

 よければ一緒に
 ……と思ったんですが、残念です

[ 去るというのなら>>@120
 強く引き留めることもせず。
 ニーナはその背を見送った。]
 

(491) 2018/05/21(Mon) 00時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ ──見送って、

 ニーナの気を引いたのは、
 地上の喧騒ではなく、視界の隅で
 するりと動く何かの影であった。]

 ──サソリ、だよね
 スナック菓子はお気に召さなかったみたいだ

[ と、ニーナは呟いた。

 毒を持っている生き物ならば
 ジリヤの力のほうが適しているか、
 或いは思ったよりも動きが素早いから
 ニーナが斬るほうが易いか。
 そんなことも考えた。]
 

(493) 2018/05/21(Mon) 00時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ とにかく、気づきさえしたなら
 大きな問題にはなるまい。その時は。

 気づけた理由というのが、
 警戒心というより、目がいいって
 たったそれだけの理由だったとしても。

 ショックや怒りがあるわけでもない。
 仕方がないと、ニーナは思った。]

 ……残念だけど、
 あのひとも死神、だからなあ

[ 緊張感がない、という言葉を反芻して、
 ニーナはまた、少し眉を下げて笑っていた。]
 

(495) 2018/05/21(Mon) 00時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ ──このゲームはパイの奪い合い。

 そのくらい、ニーナははじめから知っている。
 死神は当然として、他の参加者もまた敵になり得る。
 奇しくも、与えられた力は端的に言って武力で、
 きっと、きっとだけれど、
 この力は、”UGの存在”にならば、届く。

 ……例えば、
 私たちの制服なんて、
 どんなによく刃の通ることだろう。

 それはいつかの自分が紡いだ言葉>>1:106だが、
 ”理解できる”と”実行する”は別物である。

 ……本当に、厭なことばかり
 死神は思い出させてくれるもんだ! と、
 ニーナはスナック菓子をひとつ口に放り込む。]
 

(496) 2018/05/21(Mon) 00時半頃

【人】 許婚 ニコラス


 ──ところで、ジリヤ
 こんなところで一体何を?

[ のんびりとした口ぶり>>481で、
 菓子に手を伸ばすジリヤに再度問いかけたが、
 ( 余談、庶民の味にも臆せず挑むところが、
   彼女のよいところのひとつでもあるのだ! )

 さて、遠のく意識のその中で、
 答えがもらえたかは、明日に持ち越そう。

 ──中盤の今頃が一番恐ろしい と、
 ジリヤの言葉を甘酢っぱい味と一緒に噛みしめる。

 気を抜かず、けれども
 協力できる相手ならばうまくやろうと、
 ニーナは胸の裡で固く誓った。]
 

(497) 2018/05/21(Mon) 00時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ ──だって、ひとを殺すのは悪いことである。**]
 

(499) 2018/05/21(Mon) 00時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2018/05/21(Mon) 00時半頃


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