255 【ヤンストP村】private eye+Violine
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[これまでも、薄いながらに関心はあった──と自分では思うのだが、セイルズにとって細かな所はよく分からないのも当たり前で、それらは殆ど、訊いて確かめたりせずに済ませてしまっていた。無に近い所からの出発と言える。 そして、いきなりが難しいのなら、少しづつ、一歩づつでいいという>>2]
そうか。 ……では宜しく頼む。
[落ち着いて埋めていけば、店の帳簿同様、難しそうな書類>>1もきちんと仕上がるように。今度はセイルズが、穏やかに笑う彼女へ世話になる番>>3だ]
[──きっと。]
(92) 2018/12/02(Sun) 22時頃
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パニーニは貴女のものが一番だから。 私の腕では到底こうはいかない。
[鶏の照り焼きも、たまごサラダも。自分も料理をする身ではあるが、やはり専門職の──ココアの味には到底叶わない。見かける度に買うだけの価値を、セイルズはこのパニーニに見出している]
[けれど今日心を動かすのは、好物があったという事だけでなく]
嬉しいな。 ──私のことを考えて、作ってくれたのか。
[それはこんなにも、嬉しいことなのか]
[──全く、ココアには教えられてばかりだ。ありがとうの一言に添える表情は自然と、彼女の笑顔に見合うだけの、柔らかい微笑になっていた]*
(93) 2018/12/02(Sun) 22時頃
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[レジ前を退き、後続の客へ場所を譲る。 次の客は、細かい経緯を知らなかったのだろう。店を譲るのかと問うていた。まだ暫くは、ココアの味を食べられるのかとも。この客は孤児院経由で知ったのだろうかと、何気なく耳を傾ける]
[──続くココアの説明に、気になる言葉>>1:56を聞きとった]
[違和感を抱いたと、そう自覚するのに一拍。言語化はまだ出来ない。セイルズが振り返る動作はどことなく軋むのに、じつと見つめてみても、彼女は自然体にしか見えない姿。客との会話は滑らかに続いていく]
[店内には、まだ会計を待つ客が居た。 セイルズには、ただ店を出るしか道はない]*
(94) 2018/12/02(Sun) 22時頃
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[店を出た男は、珍しくふらりと、彷徨うような足取りで道を折れる]
[今は、業務ではないものの、頼まれ事が残っている。 身体は、染み付いた習性に従って、恙なく用事を済ませようとした──頭蓋の中とは裏腹に]
(……ああ、そうだ)
(*3) 2018/12/02(Sun) 22時頃
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(仕事場にギロチンがあるような>>0:582、と言った。 大半の人にとって、それは不安なものだと。 貴女に向いた仕事であっても、こことは違う)
(なのに、夫の所へ行けるのだと、屈託無く貴女は笑う)
[迷走する思考が、頭蓋の外へと流れ出ていくような乖離感。 動き続けること自体が次第に逃避となっていく。 自らの疑問だというのに、今のセイルズには手に余る]
(*4) 2018/12/02(Sun) 22時頃
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(──何故。どうして。 私は、貴女へ訊かないと解らない。 けれど、貴女の答えが解らない)
[なら、どうすれば良いのだろう──]*
(*5) 2018/12/02(Sun) 22時頃
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── 薬局 ──
[考え事に結論の出ないまま、区職員からの頼まれ事を薬局へ。店主の姿>>115を見かけ次第用件を告げたのは、今ばかりはあまり頭に余裕がない故だった]
──届け物、だ。
[そう言って差し出したのは、ココアに渡したのと同じ書類。登記変更・相続・寄付辺りの申請書類が入っていると言い添えれば、別にセイルズ自身の頼み事>>0:365を急かしに来たのではない事も、恐らく伝わるだろう]
[さて他に言い添えるべきことはあるだろうか。あるならば口にしておかねば、そこまでが依頼だ。ココアの場合であれば孤児院の子が継ぐのだから、優先すべき書類もすぐ思い浮かんだのだが……]
(122) 2018/12/02(Sun) 23時頃
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[そして、今日見た赤子のことを思い出す。>>181>。182 セイルズが今日初めて認識した、店主と同じ名字を持つ別人──彼の親族であろう子供]
……そうだ、後。 兄弟への相続を考えているならば、 いっそ甥への相続を勧める。
[故に、告げる助言は“甥”の存在が前提となった。 セイルズは今まで一度も、店主に家族のことを尋ねたことはない。それでも、年齢と名字、およびこれまで店主から伴侶の話題を聞いたことがない事を鑑みれば、あれは甥であるとしか導き出せない]
(123) 2018/12/02(Sun) 23時頃
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[イワイの一族が持つ“子を成せる男児”への執心>>0:15>>0:781>>0:782。それが如何に人を歪めるものなのか>>1:333、見ていたはずなのに気づけない。まだ理解するには足りない。 男はただ、己の経験でものを喋る]
[──そしてそれ以外、補足すべきことは思い浮かばなかった。 店主に呼び止められない限り、そのまま店を辞そうとする]*
(125) 2018/12/02(Sun) 23時頃
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/* さて せっかくのパニーニを昼飯にしそこねている男は、そろそろ秘話を考えねばならぬ…
フラグはあるんですが はい これ夜まで行動しないよなって考えたら、とりあえずセイルズが頭整理するためにも、きのう考えてた通りタツミさんのところ行こうかと…
あとは雑貨屋で便利道具を買わせて貰おうかな… ココアさん真剣に怖がらせるものってなんだろうな…
(-60) 2018/12/02(Sun) 23時頃
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[少々の食い違いどころか、まさか思考の前提を根底から否定されるとは>>134。束の間セイルズは顔を上げた。沈黙を挟み、息を吸うその姿を、じいと見つめている。 そこにあるものは、恐らく動揺。 先程、セイルズ自身も取った行動だから]
[年頃からすれば、甥だろうに。けれど居ないと言い切られる。 息子であるとは言われなかった。こちらは予測の通りだろう。 なら後は、全くの無関係なのか──“店主の知らない”兄弟か]
[これまで家族の話はなく、噂話にも疎い質であり、知ったのは只の偶然>>1:181。そこから転び出た結論はセイルズにとって順当な予測であった筈なのだけれど、どうやら予想外の言葉となって、店主の声を震わせるのに至っているらしい]
[動揺とは、こうして内心を露わにさせるものなのか]
(149) 2018/12/03(Mon) 00時頃
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……そう、か。
寄付の書類は、匿名か否か、 換金作業を区に任せるかで 記入内容が変わってくる。
説明書類も入っているから、確認してくれ。
[店主が元のトーンを取り戻したなら、追求はしない。 それに恐らく尋ねたところで、彼の回答は変わらないだろう]
サービスが良いのは、私ではない 礼は市民課のアイリスに。
[後伝えるべきは、礼を正しく伝えるべき先だけ。見送りを受けながら、薬局を辞した]*
(150) 2018/12/03(Mon) 00時頃
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/* すみませんちょっとストーカー実行為にまで持っていくのに手間取っておりました…! 今書いてるのは内容的に赤窓かなあと思ってたんですが、秘話にしますね。今晩中には落とせるかと。 お手煩わせて恐縮です…
(-66) 2018/12/03(Mon) 00時半頃
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[買ってきたパンは、もう冷え切ってしまっていた。食事時自体パン工房を出た時点で過ぎていたのだ。そう遠くないうちに日没が来る]
[頼まれ事を済ませた。 目的地を失った。 思考に残り続ける混迷を写して、往く当てもなく進んでいく]
(165) 2018/12/03(Mon) 01時頃
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(恐怖に鈍いのだろうか。 私も、どうにも鈍いらしいから。 あれだけ穏やかな人だけれど、 貴女も同じなのだろうか)
[──動揺を、どうすれば貴女にもたらせるだろう。 どんな出来事が、私に貴女を教えてくれるだろう]
(-69) 2018/12/03(Mon) 01時頃
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“──ねえ聞いた。山羊頭>>23の話。 あれ、結局落とし物だったらしいわよ>>128” “……そうなの? 私だって肉は捌くけど、それにしたって 血の滴ったまま、あんな箱には入れないけど……” “でも、自警団がそう言ってたわよ……?”
[──多数にとっては日常へと組み込まれた“異常”が、世間話の中に片鱗を残している。 道行く他人の会話であるはずなのに、どうしてか耳についた]*
(166) 2018/12/03(Mon) 01時頃
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/* ハイパー雰囲気になっちゃいましたが取り急ぎ秘話差し上げてきました。 アドバイスも有難うございます。実行前内容・心情もありでという所で、大分範囲広がりました。
もし今後も行き詰まったりした場合は頼りにさせて頂きます…
(-71) 2018/12/03(Mon) 01時頃
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/* 24hをフルに使おうとしていて申し訳無い…
秘話、結構がっつり行為中心だった気がしたんですが(つきまといし出してからの内容というか) これもしかするとあれですね *年前の記憶補正でストーカー激化してからの印象が強くなってるやつですね… 直近の分はプロ〜1d中心に見てたしなあ これは何なら過去村も見た方がいいかな…
(-73) 2018/12/03(Mon) 01時頃
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/* なお何やるかの結論は出ていない すみません… …まずは毎日届くであろう荷物に何か混ぜようか…カメラその後なんですよね…
今「お店に忍び込むなりで小麦粉に劇物混ぜる」とかいう広範囲被害案が出て来たけど 違うそうじゃない ココアさん自身へ身の危険を覚えさせるやつ…こう…
(-74) 2018/12/03(Mon) 01時頃
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/* !!
一段階目の天啓を受けた気がする ちょっとココアさんの荷受けを見返しに行こう
(-75) 2018/12/03(Mon) 01時頃
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/* いや待て、小麦粉袋に細工するの結構難易度高くない????(倉庫の潜入方法を考えようとして行き詰まった)
手紙からかなあ…
(-76) 2018/12/03(Mon) 01時半頃
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── 自宅 ──
[外気が冷える頃合いに、一旦自宅へと戻ってきた。 世間話>>166の内容を問いかけたところ、話し好きな女性達だったのだろう、随分と時間を取られてしまったが──それでも頭は少し片付いたし、インク瓶>>0:860の補充含めて買い物も出来た。肉屋からは手配が出来次第連絡が来る手筈]
[机の上に拡げられる、レターセット、インク瓶、剃刀、マジックペン、手袋、定規──]
[手袋を嵌め、マジックペンのキャップを外す。 少女趣味な便箋の裏に方眼紙を差し込んで、定規を手にする]**
(171) 2018/12/03(Mon) 02時頃
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“どうして笑っていられるの この店を捨てて行った先で 化け物に食べられて死ぬのに”
[直線と直角で構成された、人格を伺わせない文字。濃色の封筒に差し込んだ剃刀の刃。確実に彼女の指を傷つけるべく、いくつかは封筒の裏に貼り付け、いくつかは砕いて流し込んだ]
[これは前触れ。 彼女に、異常を異常と思わせるための]
(-77) 2018/12/03(Mon) 02時頃
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[かたんとポストが鳴ったのは、パン屋が無人になる時分>>167]*
(-78) 2018/12/03(Mon) 02時頃
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/* ブラッドソーセージ作るんだ(血液を集める言い訳)のために材料を調べていたんだけども ハクビシンのような小動物で作ってもおいしいらしいので、たぶん鶏(骨折済み)か狐(骨折済み)辺りが手に入ることでしょう…
と調べていたらおなかすいてきた あしたもがんばろう ココアさんよろしくおねがいします…
(-79) 2018/12/03(Mon) 02時半頃
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/* こちらの喜ぶことを考えて行動してくれたらうれしい、って認識あるのに、いかに恐怖させるかばかり大真面目に考えてるの、ひどい男である…
さて、帰るまでに次を詰めよう。 夜半はカメラ仕掛けてると思うんだけど、その前だからお買い物かなー
(-80) 2018/12/03(Mon) 09時頃
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── 雑貨屋 ──
[薄手のコートを羽織り、再び買い物へ。空が端から群青色に染まっていても、その雑貨屋にはまだ黄金の灯りが残っていた。 きいと扉を軋ませて、店主の姿を探し求める]
[出迎えの声が、注文を告げる合図]
腸詰め機をひとつ。 ああ、あまり高いものでなくていいので。
防犯カメラをふたつ。 無線で、遠隔でも映像が見られるものを。
それと──そうだな、 グラスをよっつ。 これも、安い物で構わない。
(268) 2018/12/03(Mon) 22時半頃
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[大抵のことは相談が出来て、大抵のものは揃えられる。>>0:224 今回は比較的珍しい品を口にした自覚があり、流石に在庫は無かろうと思っていたのだが──またしても丁度良く揃っているらしい。大人しい店主と店構えの割に、どこまで伝手を伸ばしているのだろうかと思う事がある]
[けれど、何でも揃えられる店主は、驚くほどに用途を問わない。 どうしてそんなものを、という回答をセイルズが予測する場面ですら何も言わず、勿論、これまで必要なものしか買わなかったセイルズがこうして“変わったもの”を買い求めても、平時のように会計は済まされた]*
(269) 2018/12/03(Mon) 22時半頃
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/* ココアさんのおててが…魔法のパンを生むおててが…!!!! (どう考えても剃刀量に本気出しすぎたのでは)(確実に指を切るようにと思って……)(自分基準にするとほんとだめだなこの男………)
そしてまさかのおててオーバーキルで心が痛くなる程ココアさん震わせてしまったので えっ どうしよう 見てたらやることかわりそうではある カメラのタイミング一歩遅かったな…?!
(-134) 2018/12/03(Mon) 22時半頃
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/* いやでもほんと あの 普通に剃刀の刃一枚入ってても手切らないことない?便箋の間に挟まっててあとからスコーンと落ちたりしてノーヒットになったりするんでは?と考えた結果がヤイバハリツケハヘンマシマシだったので…傷は必ず(一条でいい)出来るように、確実に動揺を生めるだけのほどの悪意(演出)が伝わるように、だったので… ずたずたにしたいんだ!で伝わってたら相当申し訳無い奴だなあ…ううっ過ぎ去った今となっては何も出来ないが…
(-140) 2018/12/03(Mon) 23時頃
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/* ココアさんの支えを折るルートには向いているので、大丈夫だったと信じて…信じよう… そして考えよう…この後どうするかを…
なお今後は直接危害は与えない つもりなんだけど割と自分でもド外道!!!!!って言いたい。
(-141) 2018/12/03(Mon) 23時頃
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[山羊の頭は、日常として片付けられてしまっていた]
[確かに、肉屋に言えば取り寄せは利く品だ。 けれど、紙箱に滴る血が染みる>>17ような扱いをするなど、配送中に転がり落ちたと仮定するにしたって、セイルズにはにわかには信じられない。水物はビニール等で包むものだ、勿論、肉屋でもそうしているだろうに]
[──なのに街では、その説が通用してしまっている>>231。 護られた街には恐怖すべきものなど無いと、皆が信じている]
(289) 2018/12/03(Mon) 23時半頃
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[だから貴女を知るには、揺らすには、恐怖の有無を教えて貰う為には──これが悪意の塊であると>>259伝えた上で、単なる事故ではないことを、貴女の傍に起こさないといけない]
[そうしてその時の貴女を──離れながらにして知り得なければ、私はきっと解らない]
(-146) 2018/12/03(Mon) 23時半頃
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[買い物袋を片手にして、パン工房前の道を進む]
[彼女が戻っていった>>257のは知っている。ポストの中を覗きこみ、濃色の封筒を取り上げたのも。買い物が済んでからというもの、通りの反対側にある細道で、携帯端末を眺めて待っていたから]
[彼女は外へと出てこない。 閉店した店>>110の中で、他の灯りは点らない。 ──他の部屋に、行っても良い時分だろうに]
[そうしてちらりと、通りすがりに店内を覗く──灯りの漏れる唯一の窓なのに、屋内に彼女の姿を見出せない>>263。 閉店の看板を見、もう一度店内へと視線を戻す。 動きはない]
(291) 2018/12/03(Mon) 23時半頃
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[他人>>274が訪れる前にぐるり首を巡らせて、道の向こうに探すのは──セイルズの“目”を預かってくれる表示灯]*
(-148) 2018/12/03(Mon) 23時半頃
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/* ………自推〆時間?!?!(はやい)(すみませんまだ監禁にはかかります…
ココアさんの支えをちくちくするようにしておきたい気持ちがあるものの、この男まさかそこが支えになってると思ってないので、やっぱりちくちくが無自覚になってしまう… …でも内容踏まえるとけっこうちくちくできそうだからいいかなあ がんばろう どうぞよろしくココアさん…!
(-152) 2018/12/03(Mon) 23時半頃
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[一時工房前で足を止めていた男は、何事もなかったかのように歩き出す。少女とすれ違う>>*19のは平静通りの顔をした男。山羊頭のように丸め込まれたものでなく、常と何一つ変わらない平穏な光景]
[扉が鳴る>>274──男は、振り返りたいのを堪えている]
[まだ己の“目”はあそこにないし、繋ぐのは人通りが無くなってからでないと難しい。でも知りたいのだと気が逸る。 悪意を向けられた彼女は、どんな姿を見せているのだろう──]*
(*20) 2018/12/04(Tue) 00時頃
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/* ぜったいこんなとこふわふわで良い というところを詰めている気がしてきた。私は何故電気工事に足を突っ込まないよう気を付ける事態になっているんだ。
(-178) 2018/12/04(Tue) 01時頃
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── 自宅 ──
[二人暮らしでも広い家には、表通り側に書斎がある。隣家との間には元叔父の寝室。台所の側には小道。そうして音の殆どを内に溜め込んでしまう]
[がしゃん、硝子の割れる音]
[がりり、硝子を砕く音]
[4度続いたそれらの音は、しばらくの間を空けて更に4度繰り返される。そうしてその後十数分も、砂利同士を擦り合わせるかのような音が響いていたが──しかしどれも、隣家には届かない]
(354) 2018/12/04(Tue) 02時半頃
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── 夜半 ──
[道から人通りの絶える頃、ある表示灯の前に人影があった。古くさいコートとハンチング帽に身を包んだ姿。その正面にあるのは、街灯と並んで立てられた、自警団の詰所を示す素朴な案内板で、日が暮れると判り辛いからと、近頃新たに表示灯として据えられたもの]
[元々はここの街灯に、外部作業用のコンセントがあったのだ。 そして経費を削減すべく、新たな電線を引かずに済ませてしまった。 鍵の掛かっていた電源口を開け放つことになるが、表示灯を隣接して立ててしまえば隠れる位置。雨風は避けられるし、存在に気付くものも、悪戯をする者もいないだろうと]
[──皆、ひとを脅かすものは壁の外にいると、思い込んでいたから]
(355) 2018/12/04(Tue) 02時半頃
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[その晩、表示灯の雨避けが少し歪められていた。 街灯との狭間、かつひとの目線より少し高い位置に、隙間が出来て──じいとパン工房を見つめる無機質な“目”が、見たものを通信に乗せて送っている]
[所変わって裏通り、パン工房の調理場と竈が見える明かり取りの窓、その傍に在る隣家の庇だって、一夜のうちに、ひっそりと店主の姿を覗き込む“目”の棲み家になった]
(-190) 2018/12/04(Tue) 02時半頃
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[そして──大丈夫だと囁き続け>>320、迷惑を掛けてはいけないと>>321、出来る限り負ったを傷を隠そうと>>324気丈に振る舞った、娘の復路を心配して>>326一人でいる事を選んだ──その思いやりを踏み躙って]
[甲高い音]
[調理場傍の窓が割れる。 突入の勢いそのままに転がった石は、調理場の入り口脇へ。更に後を追うようにして投げ込まれた袋が調理台に叩き付けられると、先の剃刀にも似て執拗に丁寧に砕かれた大量の硝子片が、辺り一面に飛散した。 いつも生地を受け止めている調理台も、綿棒も、秤も、ボウルも、竈も、全てがざらつき、月の光を受けて輝いている]
[──ココアがパン屋としてこの区に居られる、数日限りの少ない時間を、更に削ろうとするように]*
(-191) 2018/12/04(Tue) 02時半頃
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[硝子の割れる音の後、すぐに人影はパン屋から離れていった。 少し俯き、手元へと視線を落としながらも、足早に来た道を戻っていく]**
(356) 2018/12/04(Tue) 02時半頃
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