207 愛しの貴方を逃がさない。
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―朝の話―
[おはようございます、と頭を下げれば、 その部屋の視線がこちらへと向いた。
自分の母より少々若い程度、だろうか。 妙齢の女性たちが、矢継ぎ早に口を開く。
元気だった?とか、彼女さんは元気そう?とか、 心配から、身に覚えのない冷やかしまで、 様々な声に、曖昧な返事を返して、]
(18) 2017/01/19(Thu) 23時頃
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[向かった先は、そのうちの一人。 この場所――小さな料理教室の“先生”に、頭を下げた。]
遅くなって申し訳ありません。 今日も、よろしくお願いします。 ――八重瀬先生。
[白い、赤い目のウサギとは似ても似つかない、 黒い髪と目をした母親は、 ウサギによく似た、優しい笑みを浮かべた。*]
(19) 2017/01/19(Thu) 23時頃
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―現在:昼過ぎ―
[少しばかりの遠出を終えた青年は、伸びを一つ。 思い返すのは、少し前の、充実した時間のこと。
今日のメニューは肉じゃがだった。 牛肉と人参、玉ねぎ、ジャガイモに糸こんにゃく。 色々な素材がマッチした、おふくろの味。
何だか元気がない時でも、きっと、懐かしい味は、 笑顔を取り戻してくれるもの。そう思う。
ああ、レストランはどうしたって?今日はお休みです。 何せ、シェフは気まぐれなものだからね。]
(20) 2017/01/19(Thu) 23時頃
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[そんなことより。 視線を落とした先は、タッパーにつまった料理と、それが入った紙袋。 少しだけ冷めてしまったけれど、 温めれば何の問題もなく食べられるはずだ。 これなら、きっと――。
童謡を口ずさみながら、昼下がりの街を歩く。 たまには、日の光の下も、悪くない。**]
(21) 2017/01/19(Thu) 23時頃
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[今日は、少しだけ待ってみようか。 昨日と同じように、彼女の家のドアノブに、紙袋をひっかける。
今日は、君のお母さんに習った、美味しい肉じゃがだよ。 きっと、君も喜んでくれるはずだ。
シチューの時も言っていたね。 懐かしい味が、君は好きなんだろう?
目立つプラチナブロンドを、黒いフードで隠して、 遠くの物陰からウサギを待つ姿は、王子には程遠い。**]
(-9) 2017/01/19(Thu) 23時頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2017/01/19(Thu) 23時半頃
測量士 ティソは、メモを貼った。
2017/01/20(Fri) 00時半頃
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[そうだよ。そういうことなんだよ。 重いものが落ちたような音を背に、そう思う。
少し作ってから時間は経ってしまったけれど、 懐かしい料理に、母の味に、きっと元気になってくれるだろう。 その為に、その為だけに、 俺は、あの場所に足を運んでいるのだから。
プラチナブロンドの髪を隠す、黒いジャンバーの下。 吐き出した息は、白い。]
(59) 2017/01/20(Fri) 22時頃
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[明日の朝は、何がいいかなぁ。 暗い夜道で、自分の家に足を向けながら、 考えるのは、数時間後のこと。
親の仇だとか、 そういうわけではない。 けれど、コンビニの食事は嫌いだ。 インスタント食品も同様に、好きではない。
料理人としての嫉妬とか、 そういった、ちっぽけなものもあるけれど、 何より――*]
(60) 2017/01/20(Fri) 22時頃
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[なにより、彼女がそれを好んでいることが
一番、腹立たしい。]
(*7) 2017/01/20(Fri) 22時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2017/01/20(Fri) 22時半頃
測量士 ティソは、メモを貼った。
2017/01/20(Fri) 23時半頃
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―早朝―
[冬の朝日が、未だ顔を見せることのない時間。 目立つ様相を、黒いコートで隠して、 人気の無い道を歩いていく。 片手に、白い紙袋を下げて。
今日の朝ごはんは、サンドイッチだ。 たまごと、レタスと、玉ねぎ。オリーブとトマト。
それを、昨日までと同じように、 彼女の部屋の扉へ下げて帰ろうと、そう思っていたのだ。
ゴミ捨て場に、よく見覚えのある紙袋>>66が、 置かれてさえ居なければ。]
(73) 2017/01/21(Sat) 00時頃
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[喉元に、指が伸びた。
がり、がり、と、短く切った爪が、喉の皮膚を裂いていく。 何本もの蚯蚓脹れから、血が滲んだ。 やけに、目頭が熱い。
きっと、傍から見たら 今の俺は、相当滑稽なんだろうね。 けれど、こればかりはどうしようもない。
喉が、渇いた。]
(*9) 2017/01/21(Sat) 00時頃
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[ぴた、と、手が止まる。 触れられた痕跡すらない、ごみ捨て場の紙袋を一瞥して、 男は、くる、と、踵を返した。
家はそう遠くない。 必要なものを持ってさえ来れば、 あとは、扉を叩くだけ。*]
(74) 2017/01/21(Sat) 00時頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2017/01/21(Sat) 00時頃
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[コンビニの料理には、あたたかみがない。 呪いにも似たその思想は、親から与えられた数少ないものだった。
思い出すのは、いつぞやに渡された トマトベースのスープ。 料理を捨てるわけにもいかないので、口をつけた。
美味しくないわけじゃない。 むしろ、万人受けする味付けなのだろう。
けれど、やっぱり、作った人間の顔が見えない。 君を喜ばせる為に、なんて、 作った人間は、これっぽっちも考えていないでしょう。
そんな料理で、君の血肉が作られていく。 そう考えると、俺は、 無性に泣きたい気持ちになってしまうんだ。]
(*11) 2017/01/21(Sat) 00時半頃
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/* 熱いコンビニdis(すみません) 今日の中身の昼飯は□ーソンのきつねうどんだった。
(-29) 2017/01/21(Sat) 00時半頃
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おはよう、卯月ちゃん。
[扉の向こうから、ひょこりと顔を出した、 うさぎの赤い瞳が、真ん丸に見開かれる。 口元に白い布を押し当てたのは、それとほぼ同時。
おはよう、おやすみなさい。 起きたら、まずは朝食にしようか。 サンドイッチとスープ。 飲み物はコーヒーと紅茶、どちらが良い?
あぁ、けれど。 それより前に、俺に食事をさせてください。 さっきから、喉が渇いて仕方ないんだ。**]
(-30) 2017/01/21(Sat) 00時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2017/01/21(Sat) 00時半頃
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