241 The wonderful world -7days of KYRIE-
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── それじゃあ、きっと 僕は其れが無かったら、死んでいたんだろうな
(9) 2018/05/19(Sat) 01時半頃
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[ 頷く>>@1。 現に今、命をかけて戦うとか、 そういう気持ちが全くないのだ。
すべてを投げ打つ覚悟も無い。
あおい。と名乗ったちぃさな死神。 奇しくも自分の眼と同じ色をした名に、 特に何の感情とも言えない碧は細められた。 ]
(10) 2018/05/19(Sat) 01時半頃
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[ 僕の魂なんて、ちっともセンスが無いだろう。 ]
(11) 2018/05/19(Sat) 01時半頃
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[ ── 一番、大事なものを、なくした 状態で、 それでも 世界は素晴らしいと、 感じることは 出来るか。
足元の氷を、ちらと見やる。 ばらばらになった欠片のような声を拾い、集め、 文章にして組み替えて、思案。
きみのとられた其れは、 きみの世界にとって一等大切で、 世界がきみを、あいしてくれないから、 だからきみは此処に居る。 ]
(12) 2018/05/19(Sat) 01時半頃
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── 世界 が、 欠片でも、僕を 愛してくれたのなら、 母さん、を、
生かしてくれても、良かったのに。
(13) 2018/05/19(Sat) 02時頃
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[ ……"今"の自分には此しか言えなかった。 なあ僕、なんで二十五年も生きてるの?
笑みは全く変わらない。変えられない。 感情の灯らない碧は、まさに氷のようだった。 闇を見つめたところで、怯むこともなく、 唯々、冷えた空気だけを生みだしていて。 ]
(14) 2018/05/19(Sat) 02時頃
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── 、 あおいちゃん。
[ 真白なゆびを ひとつ、立てた。
きみが世界に愛されていても、愛されていなくても、 もうどうにもならない"現実"が此処にあるのだから、 其れを今更討論する気も、 否定する気もないけれど、 ]
(15) 2018/05/19(Sat) 02時頃
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── 世界で"まともに愛されている"奴って、 いったい、どの程度いるんだろう?
[ ── 先生、どう思いますか。 まるで生徒のような質問を投げる。 ]
(16) 2018/05/19(Sat) 02時頃
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[ ── 此処で、パートナーを見た。 幾分か下がった鋭い眼と合わせれば、
冷たい息一つ、零して、── ]
(17) 2018/05/19(Sat) 02時頃
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── 怒ってないよ、悲しいだけ、
きっと
(-10) 2018/05/19(Sat) 02時頃
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[ ……"まともな声"にならない、口の動き。 ]
[ 暫く、碧はパートナーを見上げていたけれど、 死神の返答も、彼の返答も聞けずに、
冷たい空気だけ感じて、
意識は 落ちる* ]
(18) 2018/05/19(Sat) 02時頃
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─── いつかのはなし ───
[ 森の中に、僕は居た。
土の下に居る母さんに花を送って、 ── そっちはどう?元気?って、言う、数十分。
返事なんて返ってこないのは承知の上で、 もう話せないことだって頭では分かった上で、 それでも僕はずぅっと墓石の前に居たし、 頑なに帰ろうとしなかった。
……ずっとこどもだった時の話だ。 ]
(19) 2018/05/19(Sat) 02時頃
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[ 帰ろう、と言ったのは父さんだったのか。
──…が、母さんと僕に対して攻めあぐねていたように、 父さんも僕に対して、接し方に悩んでいたらしい。 こどもというのは立ち位置に酷く過敏で、 しかも当時の僕は気性が荒かったことも多かったものだから、
…反抗期宜しく、森に逃げて。 ひとつの物音も上げずに木陰に隠れていた。
見つけたのは?そりゃあ、── だよ。 こどもどうしのカン、ってあるのかもしれない。 ]
(20) 2018/05/19(Sat) 02時頃
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[ 手を引かれたことは、覚えている。
── どうして帰らないといけないの。 ── どうしてあのひとは、あんなことを言うの、って、 僕がそりゃあ吠えたことだって。
……多分、吠えた空気もあったんだろうな。 怒ってるのか、とか、聞かれた気がする。 詳細はもう"盗られた"こともあってごっそり抜けているけれど、 辿るとしたら、きっと、声はそんな意味。 ]
(21) 2018/05/19(Sat) 02時頃
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[ 僕はと言えば はッ、として、 自分の顔を、ぺたぺた、触って、暫く考えた。
怒っている?そうかもしれない、けれど、 ]
(22) 2018/05/19(Sat) 02時頃
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「 怒ってないよ、…悲しいだけ、きっと、… 」
(23) 2018/05/19(Sat) 02時頃
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[ もういないひとが居ることが、 自分だって、新しい家族に慣れずにいることが、 母さんが死んでしまったあの時から、 "全"て、色あせて見えたことが、
……なにもかも、きっと、悲しかった。 どうしようもないと、どうにもならないと、 諦めていたことも、あって* ]
(24) 2018/05/19(Sat) 02時頃
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[ ─── 浮上。 ]
(26) 2018/05/19(Sat) 02時頃
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── 四度目の ──
[ 碧色が開いて、頭上。 見上げた先に海月と死神の姿はもう無かった。
ぱち、ぱち、 緩やかに瞬きを繰り返し、 意欲でも無い、ただのルーチンとして、 携帯を開く>>#0。 ]
(27) 2018/05/19(Sat) 02時頃
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………呪われた?
[ ホラーゲームでも始まったのだろうか。 否、そういう話では無いだろうけれども。
思わず零れた独り言に、 さて、と辺りを見回せば、……成程。 ( ところで見回す先、パートナーは、 近くに居たのかどうなのか。 ) 此処は運が良いのか悪いのか、 キリエ駅前だったらしい、 混乱>>#1がはっきりと見えてしまった。
干渉できない人の波から、 岩、とか 聞こえたけれど、 ── 落石なんてこの地域にあったっけ?なんて 少々、嫌な気配が、しなくもない** ]
(28) 2018/05/19(Sat) 02時頃
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/*
どうしよう かなー
(-17) 2018/05/19(Sat) 10時半頃
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/*
まぶすらできるほどのあれが。 んー。
(-18) 2018/05/19(Sat) 10時半頃
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[ "リアル"の駅で待っていたとして、 よく分からないまま死んだおとこのこと、 得られるものがあるかも分からない。
なので直ぐ離れた。 遠くの方、似たような白い子と、 こどもらしい命がけのおんなのこを視界に収めつつ、 特に気にすることも無くその場を離れる。
向かうのはタワーの方>>@18。 …反対の色、黒い翼はよく目立つから。 ]
(70) 2018/05/19(Sat) 10時半頃
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── 無理はしないって。
[ 向かう途中。
表すならそのまま、緋色の声、だろう。 頭に灯った声に、ぽつ、独り言* ]
(71) 2018/05/19(Sat) 10時半頃
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── イザナタワー付近 ──
── くらげちゃん。
[ 慣れた方で呼んでしまった。思わず。 大事にするべきのパートナーは隣に居ないので、 今はしろいおとこひとりだけ。 挨拶代わりの花は止めよう。胡散臭い。
やあ。 駅が大変なことになっているというのに、 とりあえず知ってそうな人を探しに向かった、 薄情な おにーさんです。 ]
(72) 2018/05/19(Sat) 10時半頃
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マブスラ以外で何か無いかな? ヒントはたいしたもので無くてもいいから。
[ …このおとこ、営業スマイルのまんま、 全く悪びれずに問いかけた。
だめならだめ。それだけの話。 ……なのだけれど、ちょっと諦めたく、ないと、 思った気もして、 ]
(73) 2018/05/19(Sat) 11時頃
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[ 理由。 昨日の、おはなし。
パートナーがいるから命をかけるって、 それは、…とても綺麗な理由であるし、 決して、ヒイロが嫌いだとか、 そういう訳じゃあ無いけれど、
( むしろ"初対面"の こんなおとこを気にかけてくれる辺り、 優しすぎるんじゃあ無いのか、彼は。 )
……やっぱり上手く言えなかった。 少年漫画にのめり込めない冷えた何かを抱えたまま、 結局答えられずに意識が落ちたので、 ]
(74) 2018/05/19(Sat) 11時頃
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…ヒイロは、 死んで良い奴じゃあ無いとは、其れは思うよ。 初対面に彼処まで出来る人間って、珍しい。
[ たいせつ、とか、 よく分からない、冷えた男の曖昧な呟きが、
その言葉が、 多分ちょっと素直に引き下がれない、 吹けば飛ばされてしまう、曖昧な 理由。 マブスラの熱気に包まれた彼女に届いたかは、 ……それこそ、分からない。 ]
(75) 2018/05/19(Sat) 11時頃
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── 花?
[ "くらげちゃん"に、 "めだー"、なんて言われて、 突っ返されると思っていたおとこは、 まぁるく碧色を開いて、鸚鵡返し>>@25。
…確かにくらげちゃんと呼んではいたけれど、 生き物以外、花にするなら?とは この時聞かれると思っていなかった。 ( …聞かれたこと自体は、何度もあった。 ) ]
(107) 2018/05/19(Sat) 15時頃
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……… そうだなあ。
[ 宙を、指先がなぞる。
足元、土で無い地面から 氷の花が、ひとつ ふたつ 咲いてゆく。 知っている花だったり、 名も知らぬ、ただ作り上げた花だったり、
手元を碧はじぃっと見つめ、 うたうように 呟く。 つい昨日触れた彼女のことを、思い出しながら。 ]
(108) 2018/05/19(Sat) 15時頃
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……君は、── "愛らしい"見目で、
[ ユキヤナギの 花、 ]
言葉は拙くともきっと"お喋り"で、
[ ── が、散らされた、 アマリリスと、キンギョソウ。 ]
(109) 2018/05/19(Sat) 15時頃
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勝手な想像だけれど、
── それは"無視して欲しくない"故で、 ── "もう一度、愛されたい"、とか
もしかしたら、…あるのかな。どうだろう。
[ ガマズミとスイセンを隣に添え、
……スイセンが黄色にならないのは、 氷だからしょうがないんだ。ご愛敬。 ]
(110) 2018/05/19(Sat) 15時頃
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…… きみがどういう過去を持っているのか、 僕はきっと、聞くことも知ることもないけれど、…
それはきっと きみが、
たとえどうしようもない世界を見ていようとも、 ── いや、どうしようもない世界を見たからこそ、
"あどけない"、 "純真な心"を持つから、だろうか。
(111) 2018/05/19(Sat) 15時頃
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[ 最後、フリージアと、 ( …氷だから白にも出来ない! ) ジャスミンも足して、 全てを氷のリボンでくるんでしまおう。
"花屋の王子様"、お手製のブーケ。 聞かれたらひとつひとつ、花の名前も伝えて。 …然し見た目とか諸々のセンスは気にしない。 何せ、珍しく、 思うままに作る方を優先してしまった。 ── うん、なかなか楽しい。 ]
(112) 2018/05/19(Sat) 15時頃
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[ そうして、 まさに、"王子様"といった様子で、 おとこは片膝立ちでおんなのこと視線を合わせた。 ]
(113) 2018/05/19(Sat) 15時頃
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この、全ての花だと言ったら、 ── きみは、お気に召してくれるだろうか。
[ 碧は、闇色を 真っ直ぐ見ている。 ]
(114) 2018/05/19(Sat) 15時頃
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/*
センスとか気にしたらなんもできないけれど かといって一輪は表現しきれないってことに 中身が気付きました
花知識ゼロ(花言葉サイトをぐぐっているすがた)
(-34) 2018/05/19(Sat) 15時頃
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[ じ、と見つめた彼女の色>>@58は、 その瞬間、柔らかいものに映った気がした。 ]
(175) 2018/05/19(Sat) 22時半頃
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[ ブーケが彼女の手に渡る。
ひとつひとつ、名前と"ことば"を教えて、 ── 氷だから、どうしたって 何時かは"死んで"しまうけれど、それでも。 確かに存在した意味があったんだと、 残すみたいに。 ]
(176) 2018/05/19(Sat) 22時半頃
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[ 礼の言葉を言われても、なお、 暫くは片膝立ちのままだった。 なあに?と、耳を傾けてヒントを聞く。 花を作ることに夢中になって、 すこぅしばかり頭から抜けていたなんてことは、 ……無いです、きっと。
あの、線路を 塞ぐ岩。 本当は 岩じゃなくて……?
── 碧はもう少し下、 雄弁な彼女の言葉>>@61へ。 ]
(177) 2018/05/19(Sat) 22時半頃
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……… ノイズ?
[ ぱち。碧は瞬き。 成程言われてみれば納得する内容で。 …… 好きなもの、とは。
黄色い顔と黄色い耳と黄色い尻尾の何か。 ── と、眼を合わせて数秒、 疑問符を頭に浮かべたところで、 ]
(178) 2018/05/19(Sat) 22時半頃
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[ ── 嗚呼、ヒーロー! なんと良いタイミング!>>156 ]
(179) 2018/05/19(Sat) 22時半頃
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── 了解。
[ おんなのこと、パートナーと。 二人に対しての声だ。
口元、緩く弧を描く。 "くらげちゃん"に礼を告げ、去る時だって、 嗚呼 きっと、……
楽しいって思えているよな、僕。 駅に向かう足取りは、軽いものの筈だから。 ]
(180) 2018/05/19(Sat) 22時半頃
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─── "またね"、くらげちゃん。*
(181) 2018/05/19(Sat) 22時半頃
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── キリエ駅:線路 ──
[ 動かない電車、 しかも"リアル"のものとくれば、 恐れる理由はなにも無く。
柵を乗り越えて、 線路内お客様立ち入りと相成った。 ]
(182) 2018/05/19(Sat) 22時半頃
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── この岩というか、ノイズ。 どうも黄色いなにからしいんだけど、 好きなものをあげれば良いらしいよ?
僕今キリエ駅の線路の上。岩もある。
[ 謎の岩を目前に、 電話でもするみたいにヒイロにお話。
待ち合わせはこの辺りらしいので、 大人しくパートナーを待つことにする。 …然し、戦闘になるかも知れない、とのことなので、 当社比、警戒はしておこう。
おとこの周りを、冷えた空気が包む* ]
(185) 2018/05/19(Sat) 22時半頃
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[ ウシコ、とは。 牛子?漢字変換は合っているのだろうか。
疑問符を浮かべながらパートナーの到着を待ち、 …声が確り聞こえるまで そう時間はかからなかった。
── けもののおまけ付きではあるけれど! ]
(211) 2018/05/19(Sat) 23時半頃
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── ………その中身を、 あっちに放ったらどうなのさ!
[ まったくきみって奴は!
入れ違うみたいに駆けたおとこは、 線路を凍結させ、 やはり先ず狐どもの足元を取る作戦。
─── これも大分事故な気がするが、 そんなこと気にもせず、狐一匹の頭を片手で掴み、 ── ばきん、!と、凍らせた。
あと四匹。ちょろちょろ素早いと面倒だ。 ]
(212) 2018/05/19(Sat) 23時半頃
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…取り敢えず、 倒すだけ倒さないと駄目だろう。
[ 果してパートナーは、どう出たか。 …そしてなにより、 "好物"だけでは終わらないことを、 このおとこは 知らない。 ]
(213) 2018/05/19(Sat) 23時半頃
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[ ……まさか、 そんな風になるとは思っていなかった>>225。
転がっていくパートナーを横目に、 懐に飛びかかってくるもう一匹を抱いて、 そのまま凍らせてしまい。
もしかしたら焦ったのかも知れない、 距離を取ろうとしたもう一匹を、 ── ふッ、と吐いた息で追いかけて 尾から凍らせた。 ]
(227) 2018/05/20(Sun) 01時頃
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[ "全て"を凍らせる 雪女、とは。 よく言ったものだと思う。
……生憎自分はおとこではあるのだが。
もう一匹はパートナーの元へ行った様なので、 任せてしまって、 ラスト一匹は、──…、>>222 ]
(228) 2018/05/20(Sun) 01時頃
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── ちょっと、そこのひと!
[ これも自分が言えた話じゃあないけれど、 ぼぅっとしているように見えたから! 反射的に駆ける、駆ける。 もしかしたら海月を見つめていた自分も、 こう見えていたのかも知れない と、 後々自覚しつつ、
狐とおとこの間に滑り込んだ。
── 頬を爪が掠める感覚。 視界の端に赤が散り、然しお構いなしに、 ]
(229) 2018/05/20(Sun) 01時頃
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[ 自分の眼前に飛び込ませた狐の頭を、 両手で挟むかたちで引っつかみ、
押し潰すように凍らせて、── 砕いた。
その時の表情は、きっと、 必死と言って差し支えなかっただろう。
命を、かけているかは、…分からないけれど。 ]
(230) 2018/05/20(Sun) 01時半頃
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[ 手の甲で白い頬を擦って、
おとこ、に、 ( ── がいじんのひとだ。 ) 碧色の照準を合わせた。
きっとパートナーも倒しきっている頃。 "岩"は、どうにかなったけれど、 ]
(231) 2018/05/20(Sun) 01時半頃
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……ミッション、此でいいんですか?
[ 倒したけれど、この先は? 確認するみたいに、何かを得ようとするみたいに、 はじめましての"がいじんさん"に問いかける。
……未だ止まらないだけか、 未だ何かがあるのか、
進むカウントに、僅かな不安が滲む** ]
(232) 2018/05/20(Sun) 01時半頃
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── ……、 大事にして無さそうに見えます?
[ 苦笑で返した。 当社比、結構注意していたつもり>>240。 ……では、あるのだけど。 傷ひとつつかない方が良いのだろうか。
この白いおとこは軍人ではなく、花屋だし、 ……実父が、ほんのすこぅし、 硝煙と縁があっただけで、 特に荒事に向いてないから、難しい話な気がした。 ]
(318) 2018/05/20(Sun) 20時半頃
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[ そうしてどうやら、 不安を加速させるようなお返事が来たようで。 成程、そう言われてみれば、 呪われているのは"電車"だった。 岩はまた別の話なのだろう。 目の前の彼に口を開きかけた時、──>>#4>>#5 ]
(319) 2018/05/20(Sun) 20時半頃
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……… 成程な。 すみません、数が多いから、
貴方にも、…お願いしたいです。
[ 自分と異なる"がいじん"の色を見つめながら、 ややあって 言えたこと。
命にとんと執着しないこのおとこが、 果して何をもってこんなことを!──、と、 自分で少し、笑ってしまうが。
……ひーろー、の、真似事だ。きっと。 ]
(320) 2018/05/20(Sun) 20時半頃
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── ヒイロ! ……と、外人さん? 大群を凍らせるなら僕が出来る。 こういうのって、まとめてやった方が、早いから。
……というかキリが無さそうなんだけど、 これって、何か、…親?とかあるもの?
[ 早速足元に飛びかかってきた イタチとヤドカリを数体一気に凍結させながら、問う。 返答は、どうだったか。
その間にも おとこの周りを真白の空気が包み込み、 敵を見据える碧は、── 相応に、冷たく。
いっそ電車ごと凍らせれば手っ取り早いのに! ── リアルのものに干渉できないのは、 酷いルールだ。こっそり舌打ちした。 ]
(321) 2018/05/20(Sun) 20時半頃
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[ …そういえば、線路の凍結は、 リアルだとどうなるのだろうか。
溶けたり凍ったままだったり、 リンクスケートにはほど遠いなァ、と、 見境無く雑音を凍らせながら思う。 駆け抜けるパートナーと、 ( …どうやら人助けのようだ>>340。 ) 線路の上に立並ぶ数多のオブジェをちらと見て、
続いて、物音>>348。 電車の先頭にはパートナーと、 それから颯爽と現れた女の子が通っていったので。 後ろの方、その場所に。 ]
(371) 2018/05/20(Sun) 22時頃
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── ぅわ、
[ 成程黄色い耳と尻尾! ── くらげちゃんが言っていたのは、 もしかしたら此方の方だったかも知れない!
なんて思うも遅く、 べちゃっ! ── 顔面に胴をぶつけてきた狐の尻尾を掴んで、 ( ぐぅ、なんて声が生まれて初めて出た。 ) そのまま冷凍。 生け捕りみたいに手からぶら下げた。
…これが切り離せるいきものじゃあなくて良かった。 少しでも触ってしまえば、 案外どうにかなるのがこの力。らしい。 ]
(372) 2018/05/20(Sun) 22時頃
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[ もしかしたら、この力は、 白い地方に、きっと生きていたのだろう、 そんな父とも繋がっているかも知れない、と、思うと、 まさに血の凍る感覚がする。 ]
(373) 2018/05/20(Sun) 22時頃
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── ……あとは、向こう? ヒイロとあの子達…、
[ 凍った狐を持ったまま、前方へ碧を向け、
ようとして、>>337 ]
(375) 2018/05/20(Sun) 22時頃
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……、 いけないこだなぁ。
[ 口元は弧を描き、 碧にはこれ以上無く、穏やかな色を乗せて、呟いた。 これからデートでもどうだろう、と。 そう言っても可笑しくないような空気ですらあった。
線路の上、灰色の都会で煌めく銀と、"何か"。 ( …スコープとまでは読めないけれど、 )
碧色は、眼が良かった。 何もされずにいようとも、する気が無くとも、 そういう"態度"ってきっと、警戒されるきっかけ。 おとこが警戒心なんてまるでもたないみたいに。 ]
(376) 2018/05/20(Sun) 22時頃
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…… そういえば、外人さん。 この都会には沢山"似た"人が居るんだね。 貴方も、僕も、もうひとり
── ちょっと危ない、白い子も。
[ 暗に、気をつけて、と言いたげに。
……嗚呼、でも、自分の方が異質なのかも知れない。 よぅく考えてしまえば、そうだな、 生き残りたい奴は"そう"することが自然なことだ。
一旦指先を唇に添える。 思案の格好。 ]
(377) 2018/05/20(Sun) 22時頃
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…… 例えば。 エントリー料を取られた理由も分からない、 そもそも、取られたエントリー料すら 知らなかった、…忘れてしまったとして、
貴方は生き返りたいと、思いますか?
[ 手元の狐が砕けてゆく。
無感情な顔を、穏やかな碧が見つめた。 集う雑音を凍らせていく音だけが響いて、 ……知らぬ"故郷"は、 こうなのだろうか、と、思いながら。 ]
(380) 2018/05/20(Sun) 22時頃
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|
…… 僕も充分かなって、思ってたし、
多分今でも、必死で生きようとは、 他の参加者と比べると思っていないです。
例えば覚悟を問われたとして、 死んだ人間は、どれだけ求められたとしても、 そのまま死ぬのが道理だし、
……勝手にゲームに突っ込んでおいて、 勝手にそんなの求められても。
[ 碧は。 それでも、笑ったままだった。
此もある種感情が無いと、 誰かは言うのだろうか。 ]
(399) 2018/05/20(Sun) 23時頃
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|
── でも パートナーは、 生きた方が良いと思うんです。
生きるためには、結局 ── 、…
ああするのが正解だと、言うのでしょうか。
(400) 2018/05/20(Sun) 23時頃
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|
[ ── 白い手が、おとこの首に伸びた。
冷たい其れは 包むように触れ、て、
空よりずぅっと冷たい碧色は、 おとこの瞳を、じっと見つめたまま、で、 ]
(402) 2018/05/20(Sun) 23時頃
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|
[ ─── ぱきん、 ]
(404) 2018/05/20(Sun) 23時頃
|
|
……… 、なんて。冗談です。
[ 直ぐに、ぱっ、!と 手を離した。
離した手は自分の力で凍り付いている>>404。 …未遂の誠意?というのも可笑しな話。
どうしてしたかと言われれば、…何故? ふと思い立ったから、などと言ったら、 自分も犯罪者の仲間入りだろうか。 ]
(408) 2018/05/20(Sun) 23時頃
|
|
[ 少しの、沈黙。
笑みの変わらない白いおとこは、 なんにも無かったかのように 溶けかけの掌を見た>>#9。
ミッションは無事終わったらしい。 ゆるりと辺りを見回せば、 今度は地に光るもの>>#10。 ぐずぐずの線路の上を歩いてふたつ拾い上げ、 そのうち一つをおとこに手渡した。
首を凍らせかけた相手から 素直に受け取るかはさておき、 ]
(409) 2018/05/20(Sun) 23時頃
|
|
…… 僕ですらやれそうだったのだから、 貴方、きっと、僕と似てますね。
[ 結果はどうあれ、バッジは一つ受け取って、 そのまま線路を去って行く。
…気をつけてくださいね。 ── とまでは、言えなかった。
何せ自分は、血とも硝煙ともほど遠い、 生きていた理由も死んでいる理由も、 生き返る為の理由すら曖昧な、 花屋のしがない店員だったのだから* ]
(410) 2018/05/20(Sun) 23時頃
|
|
/*
やりたいことが ぱっとでず ロル直接いただいたのでよければというのが とても…
(-136) 2018/05/20(Sun) 23時頃
|
|
[ おとこには覚悟も無ければ理由も無かった。 否、あったのかも、知れない、けれど、 其れは全て取られてしまって、だから、
……全て取られた死人に何故理由を求める?
求めた先にパートナーが居たけれど、 結局其れも、 他者に何かを擦り付けただけに過ぎない。 ]
(444) 2018/05/20(Sun) 23時半頃
|
|
[ 理由の無いおとこが脱落する、 そう、まさに"理由"があるとしたら、 他ならない自分自身の所為。 ]
(445) 2018/05/20(Sun) 23時半頃
|
|
─── 、
[ 真白の頬と、髪に 赤色が飛んだ>>428。 ]
(446) 2018/05/20(Sun) 23時半頃
|
|
[ 咄嗟に振り向く。
── 本能、というやつだろうか。 痛みの走る傷口がたちまち凍っていくが、 ナイフまで巻き込めたかは定かでは無く。
…避けるなんて、 このおとこに出来るわけが無かった! ]
(447) 2018/05/20(Sun) 23時半頃
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[ 前言撤回だ、貴方も、誰も、 このどうしようもない世界の何もかも、 僕なんかにちっとも似てない! ]
(448) 2018/05/20(Sun) 23時半頃
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[ 線路から道路に転がり落ちた身体。 …体勢を立て直すのも一苦労で、
赤色の氷を纏い、 同時に隙間から赤色を垂らし、 堪えるみたいに歯を食いしばった表情。
このとき初めて碧に敵意が灯り、 ( …嗚呼、何時かの父と同じ様だ、 ) 鈍痛を抱えたまま周囲を凍らせて、── ]
(449) 2018/05/20(Sun) 23時半頃
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[ ─── 遠く、>>431 ]
(450) 2018/05/20(Sun) 23時半頃
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[ ── ヒイロ、
と 叫ぼうとした。 その続きは?逃げろ?危ない?何を言おうとした?
パートナー、と、して 何か声をかけられることはしていたのか? 生きようともしなかった奴の声は何処へ届く?
その瞬間のおとこの 嗚呼、── ]
(452) 2018/05/20(Sun) 23時半頃
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[ 警戒心、の、無さか、 或いは隙と、言ったら>>@0、
命を取られたって、 ── 全く文句は言えなかったのだ* ]
(453) 2018/05/20(Sun) 23時半頃
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「 そういう顔は、おやめなさいな。 」
(467) 2018/05/21(Mon) 00時頃
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[ ── 赤色の飛んだ冷たい掌が、 おとこを見据える碧>>456を隠した。 クールになれよと言うのも無理な話だが、 あんな顔を、してしまっては、 自分が赦せなくなりそうで、
── ひどいひとだなあ。 まったく人を実験台みたいに!
人のことは言えないうえに、 たとえ思えど、声になるのは白い息のみで、 歩んだ。正面まで、 首から赤色を垂らしながら、ふらふら。 …狙い所は全く良かったようで! ]
(468) 2018/05/21(Mon) 00時頃
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── そう、……だね。
僕は貴方を殺すべきだった、 …一度は、思った。殺したらどうなるかって。
だけど、 其れをしたら悲しむ人がいるから、出来ない。 其れをしたら"同じ"になる野郎がいるから、 ……やっぱり出来ない。
たとえそのひとたちが、死人でも。 僕は僕が可愛いからやりたくない、たったそれだけ。 殺す選択肢はとれない、けど、
(470) 2018/05/21(Mon) 00時半頃
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[ ……一気に喋りすぎた。咳き込む。 傷口を凍らせると、 体温まで下がるから洒落にならない。
自慢の顔と髪はすっかり赤の斑模様、 花屋の王子はほど遠く。 ぱき、地面に張った薄氷が割れる。 ]
(474) 2018/05/21(Mon) 00時半頃
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── ちょっとは刺されてくれない?
[ 氷柱をひとつ、首元へ。 そう、喰らった場所と全く同じ所へ投擲した。
最期の笑みぐらい通じてくれよ、と、 思ったのだけれど、 ]
(475) 2018/05/21(Mon) 00時半頃
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[ 投げた反動かどうなのか、 ── そのまま ぺしゃ 、っ と、 空を見上げるように 倒れ、て。
すっかり殺意の消えた碧は空を見上げる。 ]
(476) 2018/05/21(Mon) 00時半頃
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[ ── 嗚呼、僕の碧と、違ういろ、 ]
(477) 2018/05/21(Mon) 00時半頃
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[ ─── また、しぬらしい ]
(478) 2018/05/21(Mon) 00時半頃
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[ 二度目の死は何処へ行くのだろうか。 そんなことを考える間も無く、 あおい、蒼い空を見上げたまま、 ── 何処か憐れむようなその色を見上げたまま、 眠るように、息は静かなものへと変わってゆく。 ]
(479) 2018/05/21(Mon) 00時半頃
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── 間際で ──
[ 途切れる間際、 誰かの声が聞こえた気がした>>459。 其処に、何時かの既視感を覚えたのだけど、
── と、言うより、ほんとうに初めましてなのかな。 …違うな、僕がそう言っているのだから、 きみと僕は初めましての関係に違いなくて、
…違いないんだ、本当に、 ]
(482) 2018/05/21(Mon) 00時半頃
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[ ……嗚呼、うん、此を未練と人は言うのだろうな。 僕は忘れたなにかも、取られた何かも、 思い出せること無く死んでゆくというのに。
今更、受け入れられないなんて。
きみの、名前は、何だったのだろう。 どうしてあなたが生きる理由になったのか、 思い出せないことを、嘆かれるだろうか、
……どうだろう か。 ]
(484) 2018/05/21(Mon) 00時半頃
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[ ── 碧を伏せた、真白なおとこの傍らに、 勿忘草が一輪在った。
赤に染まった其れが砕けるころ、 きっとおとこは 二度目の死を迎える。 ]
(486) 2018/05/21(Mon) 00時半頃
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[ 僕は、氷の彫刻で。 売ったらそりゃァ金になる。 うんと綺麗で、冷たい色をして、
……まさに今、キリエ区には 絶命しかけた そんなおとこが転がっているけれど、 ]
(487) 2018/05/21(Mon) 00時半頃
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[ …… こんなおとこ、に、 声をかけるなよ、きみってやつは。 ばかだなあ。 ]
(494) 2018/05/21(Mon) 00時半頃
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─── なんだよ、きみ、 かわいいなまえ してるじゃないか、
(498) 2018/05/21(Mon) 00時半頃
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[ 緩慢に開いた碧が 力なく細められる。 氷のおとこのその最期は、きっと、 笑えていたんじゃ、…ない かな、
嗚呼、最期 言わなきゃ
ぼくからも、 ]
(501) 2018/05/21(Mon) 00時半頃
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………でも きみは、
ぼくの *ヒーローだった*
(506) 2018/05/21(Mon) 00時半頃
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先生しんだ…
(-156) 2018/05/21(Mon) 01時頃
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