241 The wonderful world -7days of KYRIE-
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[ 勢いよく跳ね、蛙を凍らせた手は、 ぷらんと力なく、落ちた。
母譲りの顔は、経験上、 ──…"良い"自覚はあるが、 果して見せたものがどうだったかは、分からない。 何せ自分からじゃあ見えないもので。
碧い瞳で映した"緋色"は、 …にんげんらしく、わらっていた>>0:159。 ]
(5) 2018/05/13(Sun) 01時半頃
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[ 嗚呼、この、無気力な白い男にとって、 なんだかそれが面白くって、!
くつくつ 笑い返してみたりして、 蛙の大群を睨むパートナーに向け、 ] ── ねえ、それじゃあ、 殴ってみるとかするかい?
[ 地面に転がった氷漬けの蛙を放り投げてみた。 さてどうなること、やら。 ]
(6) 2018/05/13(Sun) 01時半頃
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[ ── と、着信音。 同時、投げた白い掌へ、赤色が走り、 ]
(7) 2018/05/13(Sun) 01時半頃
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── …… ろくじゅう?
[ 氷漬けの蛙の顛末を見る前に、そんな反応。
片手、携帯を流れるように開いて、 これまたスムーズにメールの内容を追った。 ]
(8) 2018/05/13(Sun) 01時半頃
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…… ヒイロ、ほら、これ見なよ。 僕たち処刑されちゃうかもね。
[ 蛙を避けたか、 あるいは"サイキック"とやらで倒したか。 そんなパートナーに問いかけよう。
"ねえ、どうしようか"。
生憎この男にヒーロー願望は無いので、 理由を緋色に作って貰うしか、無かった。 ]
(9) 2018/05/13(Sun) 01時半頃
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[ 返答を待つ間、 空。を、見る。 蛙の雨はもう無いらしいけれど、 空に男が現れるのは 果してどの天気なのやら。>>0:143 しかもそいつときたら指名手配犯ときた!>>3
口笛でも鳴らしてやろうか。 ─── 世の中には、父親以上の、 ××野郎が沢山いるんだなァって。 ]
(10) 2018/05/13(Sun) 01時半頃
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── 一瞬だけまき戻って、 ──
[ 五年前の話だ。大学生の頃。
連続殺人事件が起こった。 なんでもこどもを誘拐して殺したとかで、 人数も相まってニュースで長く話題になっていた。
銀の髪はその時、若干伸びていた気もして。 指先で弄りながら、─── とか、"父さん"に、 こんなことを思わず言っていた気がする。 ]
(11) 2018/05/13(Sun) 01時半頃
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「 ……僕がこどもだったら狙われていたのかな 」
(12) 2018/05/13(Sun) 01時半頃
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[ 今だって充分こどもだ、とか。 そういう話では無くて。
自由性をうたうような都会で銀髪なんて、 探せば幾らでも居る世の中だけれど、 小学生時代ともなれば周りには全く居なかった。
"母"は外の国のおんなで、 "父親"と血が繋がっていない、 " "とはまるで似ていない容姿のこどもなんて、 当時、そりゃあ目立ったものだ。 良くも悪くも。 ]
(13) 2018/05/13(Sun) 01時半頃
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[ 死ねば良い、と思ったことは無いが、 言ってしまえば生きる理由を見つけられずにいたのだ。
当時、もっとこどもの分際で。 ]
(14) 2018/05/13(Sun) 01時半頃
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[ 碧色は多分、何処か遠くを見ていた。 テレビの向こう、あったのだろう凄惨な状況を。 五年前、ともなれば母さんはもう居なくて。 父さんからは、怒られた。 ─── …、は どうだったのだろう。
少なくとも、ふたりに本気で謝った程には、 あの場所で、逝きたくないと 思った。 ]
(15) 2018/05/13(Sun) 01時半頃
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[ ……もう忘れてしまった話だ* ]
(16) 2018/05/13(Sun) 01時半頃
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[ ── ふッ、と、
男から目線を逸らすよう、 真下へ息を吐いてみれば、すこぅしだけ地面も凍る。 成程これは便利かも知れない。
とおく、とおくの黒い狼も、 ある程度は滑ってくれるだろうか。そんな期待のもと。
忘れてしまった、 取られてしまった何かを辿るみたいに、 どうしようか。反対の君へ理由を求めている** ]
(17) 2018/05/13(Sun) 01時半頃
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[ 投げた蛙の顛末。その間三分。
片手、拳を炎に変えたパートナーは、 ( …此も反対なんだなあ。焔の色。 )
そう、まさに"ヒーロー"っぽい。 日曜朝に居そう。夕方でも良いかな。 ……嗚呼でも、その顔は、 こどもたちが泣いてしまう気もする>>80。 つるんと狼を滑らせた>>77おとこは 肩を竦めて見せて、 ]
(85) 2018/05/13(Sun) 13時半頃
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── 蹴散らすのも良いけれど、 ほら、"楽園"に行かないと。
こっち。 ヒイロ、行ったことある? "エデン"。写真館。
[ つ、と。 道筋を作るよう、指先を宙で滑らせる。 スクランブル交差点から西エリアへ、氷の一本道。
君が死にたくないのならば、道を作ろう。 そう言うと、ヒーローの相方みたいにも、 聞こえるかも知れない。
道中の黒い雑音を滑らせ、固めて、 西エリアまで駆ける。 ]
(86) 2018/05/13(Sun) 13時半頃
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── "らくえん" ──
「 家族写真を撮りましょう! 」
[ そう言ったのは、 まだ生きていた頃の母さんだった。 新しい父さんと" "と僕と、それから母さん。 平和で、血など全て繋がっていなくとも、 確かに幸せの欠片を感じられた或る日に、 思い立ったように提案したのだ。
母さんは好奇心旺盛だった。 ( …だからこそ、 前の父と会ったのかも知れないが。 )
そして、新しい父さんも、 口数こそ少なかったけれど、 ……其れを咎める人じゃあ無かった。 ]
(87) 2018/05/13(Sun) 13時半頃
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[ キリエ区のスタジオエデン。 車でたどり着いたのは其処だった。
外の血が混ざっていようが 日本生まれ日本育ちの僕は、 エデンが何を指すか全く分かっちゃいなくて、 ぼんやり、建物を見ながら、
── エデンってなに?
手を繋ぐ母さんに、問う。 碧色の、穏やかな瞳。
僕と同じ色。だけれど、優しい。 ]
(88) 2018/05/13(Sun) 13時半頃
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「 楽園 の、ことよ 」
「 苦しみの無い、幸せなところ 」
(89) 2018/05/13(Sun) 13時半頃
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[ 母さんは、 ── 私も、漸く見つけたの、と。
最後にちぃさく 呟いた* ]
(90) 2018/05/13(Sun) 13時半頃
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んー。 早く行きすぎてもな。
あおいちゃんをもぶで拾うか…
(-18) 2018/05/13(Sun) 18時頃
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/*
明日考えると夜中にはエデンたどり着きたいが。
(-19) 2018/05/13(Sun) 18時頃
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/*
・あおいちゃん ・すざんなさん ・回想
(-20) 2018/05/13(Sun) 18時頃
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/*
ん、すざんなさんは見えない かな…?
(-23) 2018/05/13(Sun) 18時頃
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── →西エリア ──
[ 障害物、こと、雑音の隙間を縫うには、 思った以上に時間がかかるらしい。勉強になった。
…こんな場所の勉強なんてしたくないけれども。
本当に生きている人間と、 自分たちのように死んでいる人間と。 境界なぞ曖昧なもので、見える分には変わらない。 わかるとすれば、きっと、 ]
(116) 2018/05/13(Sun) 18時頃
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「 ── なんだったんだアレ…! 」 「 俺見てねえんだよ、でも音ヤバイだろ 」 「 ばらばらだったんだよ、 コドモがタワーから落下して…… 」
(117) 2018/05/13(Sun) 18時頃
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[ …リアルとするには、あまりにも。 物騒すぎる話題が聞こえたからだろう。
ちら、と、 自分たち以外の"参加者"の存在を確かめながら、 ]
(118) 2018/05/13(Sun) 18時頃
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…… 何かあったみたいだね? タワーの方だって。反対だから行けないけれど。
[ こどもと言えば、 此処で目覚めたばかりの頃、 不思議な声をかけてきたあの子だけれど。
何があったんだろうなァ。ばらばらって。 生憎グロテスクとはご縁が無いもので、 ちょっと見たくない。
でこぴん、ってやつ。 そんな要領で指先を弾いて、氷の礫を狼にぶつけ。 自分より背の高いヒイロに声をかける。 ]
(119) 2018/05/13(Sun) 18時頃
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あっちも。ほら。 僕たち以外の参加者じゃない?
…と、向こう側の奴、かな。
[ おんな>>@7がひとり、 おとこがふたり>>96>>115。 おんなの方には黒い翼のおまけつき。
おとこのひとりは外人が"入っている"ようで、 ほんのすこぅし、……なんだろう、親近感? 生憎外の血なんて、 容姿にしか出ていない自分だけれど。 ]
(120) 2018/05/13(Sun) 18時頃
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あのふたりも、僕たちみたいに初対面なのかな。 だとしたら不思議だよね、
……初めましてで何処まで行けるんだろう?
[ ぱきん、 氷の砕ける音が遠くに聞こえた。 ]
(121) 2018/05/13(Sun) 18時頃
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── 夫婦のはなし ──
[ 一目惚れなのよ、母さんは言う。 メルヘンな椅子に座って、僕の銀髪を指で梳いて。 ]
「 はじめてのひとも、そうね。 言ってしまえば、一目惚れだったのかしら。 一度目は…駄目だったけれど、 でも、貴方に会えたのは、とても良かったわ。 」
[ 僕より大きな母さんと、父さん。 まだ僕より小さかった、" "。
多分、それこそ。言ってしまえば。 貴女の顔は、でれでれと蕩けていたのだろう。 …それでも良いかと、僕は思った。
だからきっと、" "とは反対に、 こどもらしい、顔を、していたのだと、─── ** ]
(122) 2018/05/13(Sun) 18時頃
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── こども、苦手なんだ。 僕はまぁまぁ会うから、 慣れた、って程じゃあ無いけれど、普通かな。
…母の日、とか。カーネーションくださいって、 ちぃさい子が結構来たりする。
[ チェーンの花屋で、働いていたから。 そう続けて。 ]
(154) 2018/05/13(Sun) 22時頃
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[ キリエ区の蕗之原モール内にあるその店舗は、 季節限定の庭園をウリにしていることもあってか、 庭園と同じ花を!── なんて意味合いで、 そこそこ広く場所が取れたとか。
カップルも親子連れも、よく、見かける。 外の血混じりは目を惹くらしく、 顔を覚えられることも、あったと思う。
困らない程度に働くには、丁度良かった。 彼処もある種の"楽園"だったのかも知れない。 ]
(156) 2018/05/13(Sun) 22時頃
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[ 生きていたらしい時代を、思い出し。 ふ、と、 伏した瞳を見やる。── 其れもそうだ。 何で落下したかも知らないけれど、 ばらばらなら、無理だなあ。それがフツウだ。
殺意が無さそうな参加者たちの様子を見て、 やっぱりゆるゆる、同意の頷きを返しながら、 ]
(159) 2018/05/13(Sun) 22時頃
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── はじめましてだよ?
[ 首を傾げて、 すこぅし目つきの悪いおとこを見上げ、 碧は変わらず、穏やか"風"を装って。
ナンパの対応は、未経験じゃあなかった。 返事だって間を置かずに直ぐ出した。
でも、ねえ、君。 ── 僕って奴は女の子じゃあないぜ!* ]
(162) 2018/05/13(Sun) 22時頃
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── 西エリア:盟海珈琲店前 ──
[ "楽園"へたどり着くために通らねばならない場所。 其れがこの盟海珈琲店だった。
珈琲は好きでも嫌いでも無いし、 目的地は別の場所にあるのだからスルーすべき。 ── と、思っていたし、 思っている、…のだけれど、 氷の道が途切れたところで、翼の人影>>152。 ]
(163) 2018/05/13(Sun) 22時頃
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ヒイロ。
[ ほら、彼処。って。
白い指先は彼の指名手配犯サマと、 それから それから、狼四つを指して。 だけどすこぅしストップ。と言いたげに手を動かした。
( 聞こえただろうけど、 あいつ、偉い奴以前に指名手配犯 )
こっそり呟いた言葉は、つまり、 一般人とは"色々"違うんだよなって、 恐れの意味を含めている。 ]
(165) 2018/05/13(Sun) 22時頃
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── ねえ、黒牧さん、通してくれない?
[ 黒牧ことゲームマスターが聞こえないとか、 興味が無かった以前に知らないので。 ( …そもそも世の中、 だいたい"聞こえる"前提なのだ。 ) これも、フツウに、 聞いてしまうわけである。
お返事はあったかどうか。 代わりに狼が飛んできてもおかしくないので、 眼鏡と狼の瞳を、碧は行ったり来たりしていた。 ]
(166) 2018/05/13(Sun) 22時頃
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おかあさんが おはなずき
(-32) 2018/05/13(Sun) 22時頃
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黒牧さんは うしさんかな
(-33) 2018/05/13(Sun) 22時頃
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[ 返事があった>>171。 自分の声と噛み合っていない…訳では、無いけれど。 後ろからかかるヒイロの声>>173は、 言う通り届いていない様で。
── だから、ある意味予想通り、 狼たちとご対面ときた!>>172 ]
(182) 2018/05/13(Sun) 23時頃
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…紙と鉛筆ぐらい用意してくれてもいいのにな。
[ 割と此方の返事も呑気だった気がするけれど。
慣れたのか、慣れてしまったのか、 或いはまだ、境界が曖昧なまま此処に立っているのか。 ( ─── 答えは未だ、 )
考えもつかの間、 口元に手のひらを添え、 先程道を凍らせたみたいに、
── ふッ と 氷の一息。 ]
(183) 2018/05/13(Sun) 23時頃
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[ 冷気は辺りを包み、 形となって飛び掛かる狼たちに纏いゆく。
蛙のようにそのものを凍らせるには 触るのが手っ取り早そうだけれど、 …身体的なスペックとリスクを考えると厳しい。 体力と器用さはあれど、戦闘と運動とはまた別だ。
なので、 ]
(185) 2018/05/13(Sun) 23時頃
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ヒイロ。 ── 今のうちに、殴れる?
[ 君、きっと後ろで拳を構えているのだろう。 ── そういう予想か、何故か確信があった。 ]
(187) 2018/05/13(Sun) 23時頃
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[ だって ─── がそうだったから! ]
(188) 2018/05/13(Sun) 23時頃
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危なかったら凍らせるから 言いなよ。 ── 君、諦めないんだろう。
[ 脚に氷の重石が張り付いた狼が、 冷たさか、そのまま重さ故か、リズムを乱す。
その隙に、やってくれ、と。 真白の世界を作り上げながら、 拳に灯るだろう焔を、緋色を、 ヒーローに憧れる少年のように、待っていた。 ]
(189) 2018/05/13(Sun) 23時頃
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ジリヤちゃんきゃわいい わーーこれ拾いたいなーー
(-37) 2018/05/13(Sun) 23時半頃
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[ ヒュウ!── 今度こそ口笛。 こればかりは"外人"らしかったかもしれない。
灯った"緋色"は 狼の鼻っ柱にぶつかって>>198>>199、 それはひとつだけに留まらなかった。 次々に氷で足元を捉えていけば、 同じようにすべて殴られるのも、時間の問題。
白の世界に、緋色が舞う。 都会では見られない光景を、 このセカイの主たる男がどう思ったかは、知らないが。
白いおとこは極悪スマイルの後ろで、 ── きっと、にっこり。碧を細めて、… 自分で言ってしまおうか、 王子様の笑顔を浮かべていた。 ]
(203) 2018/05/13(Sun) 23時半頃
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[ 楽しい、と思える僕が居る。 ]
(204) 2018/05/13(Sun) 23時半頃
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── 撫でるにはちょっと焦げすぎてない? でも上々。…もうちょっと凍らせても良かったか。 あと、ヒーロー、 顔。優しい笑顔でいきなよ。 …こどもが泣いちゃうよ?
[ 優しすぎる笑顔で言いながら、 一歩、二歩、進んで。
冷気の中、珈琲よりずぅっと強い、 焦げた臭いが鼻へと届く。
倒し切ったことを確認して、 再びヒイロの前に立ち。 威嚇もかねて地面から氷柱を生やそう。 ( …効くとも思っていないけれど。 ) ]
(206) 2018/05/13(Sun) 23時半頃
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『ねえ、行っていい?』
『あと、楽園を脅かす獣、って、 まさかこの狼たちじゃあないんでしょう。 特徴とか教えてくれない?』
[ 紙も鉛筆もないけれど、 思い出した。文明の利器があった。
携帯のメモ帳、冷えた指先を器用に滑らせて、 男に画面を見せ、再び問いかける。
笑顔の消えた碧は、眼鏡の向こうを、睨んで。 ]
(209) 2018/05/13(Sun) 23時半頃
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[ 倒したんだから、 其れくらい教えてくれても良いものを。
写真を見たら直ぐに分かるものなのか。 ── なんてことすら聞きたくなるけれど、 今は辿り着く方が先決か。時間も、あるのだし。
氷柱を放置して、 ……悪役よろしく笑っていた>>239おとこと、 さて行こうかと思った瞬間、 ( ── 向こうは、警戒していたようだけれど、 こちとら全く予測していなかった。 ) ]
(262) 2018/05/14(Mon) 01時頃
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[ がくん、!
肩を引っ張られる感覚と、それと、同時、 名前を叫ばれた、そう 音。
…耳に届いたのか、届いたんだ な。 そう自覚するのは結構遅かった、と 思う。
鼻先に届いた鋭い冷気>>232、も、 碧で捉えて、白い肌で感じて、 ── 嗚呼僕のものだ、と"分かってしまった"。 ]
(263) 2018/05/14(Mon) 01時頃
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[ 僕の世界を盗っていくなよ。 ]
[ ……一瞬 碧に反抗が灯ったのは内緒の話さ。 ]
[ こういう、ところは、 ほんとうのちちおやに、にたのだろう か、 ]
(264) 2018/05/14(Mon) 01時頃
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…… 、吃驚した。
[ 貴方、そういうことなんですね。 そういう力、ということか。
手を振る男を、 まぁるく、…だけれど、 確かに焦りの含んだ碧で、追い。 ]
(265) 2018/05/14(Mon) 01時頃
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…ヒイロ、有難う、…平気。 多分、もう何もないから。
[ 肩を一時貸してもらい、バランスを取り直す。 碧の瞳は、もう、 目的地の方角へと向いていた。
然し、去り際、冷たい息を吐く。 …威嚇じゃあないさ、きっと、これは。 指先を躍らせ、記憶を手繰り、形作って、
白の世界に、花を咲かせよう。 たった其れだけ。 ]
(266) 2018/05/14(Mon) 01時頃
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[ 母の墓石に花を添えるのと、同じことだ。
── 氷の、ミヤコワスレ。 暫しの慰めと別れを、雑音の狼へ* ]
(267) 2018/05/14(Mon) 01時頃
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── 西エリア:スタジオエデン ──
[ 氷の世界から、灰色の街並みへと景色は戻り、 そうしてふたり並んで辿り着く。
何時かの忘れた、 ── 忘れたことすら曖昧な、"楽園"。
写真、とは、なんだろうか。 取り敢えずは其れを探そうと、足を踏み入れた** ]
(268) 2018/05/14(Mon) 01時頃
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すれちがいくまーーーー
(-53) 2018/05/14(Mon) 01時頃
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/*
到着 くまエンカはじめ(ひいろに気づかせる)
帰り鳩でいけるかな………昼は時間が微妙な
(-75) 2018/05/14(Mon) 12時半頃
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/*
ひいろ考えると0時目処に片付けたい
(-76) 2018/05/14(Mon) 12時半頃
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[ 花が好きだと、貴女は言った。 ]
(361) 2018/05/14(Mon) 21時半頃
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「 はじめての人は、 花よりお酒が好きだったの。 」
[ 出会ったのも白い地方の酒場だったという。 "わるいおとな"に憧れたかつての母さん、 ……否、真白な少女。
男を見る目は"だまされたおとな"になって 漸く養われたのだと思う。 或るこどもの感想だ。
酷い話で、花を立派に贈れる頃には、 もう貴女は骨になっていた。 墓石に添える花は、どれも、僕の選んだもので、 そんなちぃさなプライドを、 貴女が知ったらどう思うのだろう。
── 実父の面影など、要らなかった。 ]
(362) 2018/05/14(Mon) 21時半頃
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[ 僕は花が好きで、酒が一等嫌いだ。 ]
(363) 2018/05/14(Mon) 21時半頃
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── 西エリア:スタジオエデン ──
[ …気をつけていた>>317、と、思う。
見た目から既に力強さ、頼りがいなんてものとは、 真逆の道を歩んでいたので。 気をつけていないように見えていても、 それはもう、仕方の無いことだろう。
並んでいたヒイロが今度は先導>>331。 冷気を纏って、その背を追う。 一歩踏み出した周りに、 花のよう、ちぃさな氷を咲かせて。 ]
(364) 2018/05/14(Mon) 21時半頃
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[ 楽園ことスタジオエデンの入り口には、 サンプルだろう、写真が数点飾られている。
成程、写真とは此だろう。 すこぅし不思議な動きをするパートナー>>331に、 ── 見つかった?とか、 探しながらも軽口を叩く余裕はあったのだ。
このときまでは>>332。 ]
(365) 2018/05/14(Mon) 21時半頃
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[ ── 獣とばっちり、眼が合った。
神様、非日常とやらは、 こうしてあっさりと、 僕らの境界を飛び越えるのかも知れない! ]
(366) 2018/05/14(Mon) 21時半頃
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[ パートナーと、おんなじだ。 多分、此方も咄嗟の行動だった。 叫び声と同時、転がるヒイロの襟を引っ張って、 ─── 開きっぱなしの扉の向こう、 外の世界に放り投げた、! ]
(367) 2018/05/14(Mon) 21時半頃
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……こいつだけじゃない?
[ 熊と出会ったらまず死を覚悟しろとか、 そもそも戦おうと思うなとか、逃げられるのかとか、
ネットの海に数多転がる情報を浚おうとしてやめた。 恐らく此処だと当てにならない。
…しかも合致したところで、ほら、またその奥から、 招かれるみたいにもうふたつ、 おおきなお仲間が出てきたものだから。 只でさえ低い体温が 冷や汗で更に低くなるという話である。 ]
(368) 2018/05/14(Mon) 21時半頃
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[ 床の氷を踏まれる音に、 …壊されちゃあ堪らないな、と、 早鐘を打つ心臓を感じながら、ある種冷静な感想。
そのまま熊と向き合いながら、 生まれて初めて飛び退いた。
写真館なる密室で、 熊に囲まれでもしたら逃げ場が無い。 それ故に外、放り投げたパートナーの隣に再び立ち、 ( …我ながらよく投げられたと思う。 ) ]
(369) 2018/05/14(Mon) 21時半頃
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……ヒイロ、熊って刺せる? あと熊取り囲むぐらいなら出来るけれど、
[ 大きな氷柱を作りながら、問う。
── これ、 下っ腹から刺すとか、串刺しみたいにしたら、 どうにかいけないかな。って、 両手で支えるみたいに持ち、示した。
氷柱の先は、そりゃあもう、鋭く光る。
残念、熊と出会わないおとこにとって、 頭の良い方法など思い浮かばなかったのだ。
猟銃でもあればなァと思ってしまうが、 持てる能力が此である以上、 氷か、あるいは炎でどうにかするしか無い。 ]
(370) 2018/05/14(Mon) 21時半頃
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頭の悪い方法で良いなら、どうにかするよ。 ── 君を刺さないことは約束しよう。僕は器用だ。
[ 遠く、足音を捉えながら、 碧が 急かすように答えを求めた。 ]
(371) 2018/05/14(Mon) 21時半頃
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/*
さんたいともやっちゃっていいのかなー…
(-93) 2018/05/14(Mon) 22時頃
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[ 熊の次。 がばっと起き上がったヒイロと眼が合った。 我ながら良いところまで投げられたらしい。 四捨五入すれば三十路に到達した年齢、 細腕にしては結構頑張った方だ。自画自賛。 火事場のなんとやら、かもしれない。
まったく怒られるつもりはありません。
とは置きつつ。 ]
(385) 2018/05/14(Mon) 22時半頃
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そっか。 重力ならいけるかもしれない。
[ 作った氷柱を真っ直ぐ地面に突き落とす。 ── こんな風、と言いたげに。
勢いよく砕けた氷が辺りに散るけれど、 サイコキネシスまでは出来ない自分にとって、 結局此そのもので倒すには、 近づかないといけないわけで。
…其れは些か難しい問題だった。
だからつまりは、ぴんと閃く。 ]
(386) 2018/05/14(Mon) 22時半頃
|
|
── 頭悪いって言ったけれど、 よくよく考えたら、多分、馬鹿ってキャラは 僕と合わない気がするなあ…。
[ ── 指揮者さながら。 指先を宙に躍らせ、都会の空気を白に変え、 前方、顔の捉えられた熊の頭上から、 多めに作って五本の氷柱。狙うはでかいその図体。
にィっと、笑う。 分厚かろうが関係無かった。 どうせ 増やせば良いだけだ。消すまで。 ]
(387) 2018/05/14(Mon) 22時半頃
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── ヒイロ。 動いたら死ぬから、気をつけて。
[ 殺さないけれど。 ]
(388) 2018/05/14(Mon) 22時半頃
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[ 指先が 閃く。
"作り上げた"感覚が一気に消失した。 ぶつん、指先と繋がる糸が切れたような軽さを覚え、 そのまま重力を利用して、
── 氷柱を熊の胴体に突き刺した。
想像する血は出てこず、 死の間際、まさに雑音、 叫び声を上げて霧散するだけ。
視界の端、銀の毛先から、汗が散る。 ]
(389) 2018/05/14(Mon) 22時半頃
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[ ─── は、ッ と、 白い息が漏れた。
碧色はやって来るだろう残り二つを探し、 捉える前に声を発する。
降ろした手は再度掲げられ、 ]
(390) 2018/05/14(Mon) 22時半頃
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── ねえ。次は君、やれる?
[ ふたつめ。
スタジオエデンから 待ってましたとばかりに飛び出す熊の周りを、 数多の氷柱で取り囲んだ。 硬い地面に突き刺すのはなかなか難しい、などと、 学んで意味があるかも分からないことを"覚え"。
氷柱の隙間は、丁度人ひとり分入れるぐらいで、 熊が通るには壊すしか無い。 ── 壊そうとするその間を狙えれば、充分だろうか。
そう、言いたげに 背を見送る。 ]
(391) 2018/05/14(Mon) 22時半頃
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フランクチップにおじさま印象つきすぎたせいもあるのだけれど、 黒牧さんよりゼンの方が年上なんだな…という気持ち
死神としてを考えると あちら側がずっと歳重ねているのだろうけれど。
(-100) 2018/05/14(Mon) 23時半頃
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[ ふたつめと戦って、 ── くれている、と 言うべきだろう、間。
みっつめの熊が待機しているだけかと言えば、 そうは甘くいかないのが現実らしい。 …此処は死人の国なのに、現実なんて!
白に混ざる焔色を碧で捉えながら、 指先を 踊らせる。
炎を殺さないように、雑音を消滅させるように。 念じてしまおう、自分のちからに。 ]
(429) 2018/05/15(Tue) 00時半頃
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[ 雪の日に出会って、 雪の日に棄てられたと、貴女は言った。
この力は、母さん、 死んだ貴女との繋がりなのでしょうか。
銀の髪、碧の瞳。 世界でただひとりと信じて疑わなかった、 僕と"おなじ"ひと。 ]
(430) 2018/05/15(Tue) 00時半頃
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── お見事。
[ 冷気の、向こう、 消えた雑音と決して倒れない背と、炎。
それから みっつめを捉える。
自分だって汗を垂らして、 ( ── "大丈夫"。すこぅし疲れただけさ。 )
にんまり笑って、 …飛んでいった熊にぶち当たった>>420最後の熊に、 そのまま 氷柱を振り下ろした。 ]
(431) 2018/05/15(Tue) 00時半頃
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[ ── "楽園"に、氷が舞う。 ]
(432) 2018/05/15(Tue) 00時半頃
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[ 字面と光景だけならば、さぞ幻想的だろう。 消滅寸前、熊の声が五月蝿く響かなければ、 それはとても。
すっかり冷え切った空気と肌を感じながら、 ふ、と消えゆくみっつめへ碧を向け、
それから、 ]
(433) 2018/05/15(Tue) 00時半頃
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君の背中、傷一つないよ。
[ 地面に張り付いた氷が溶けた場所、 …炎を纏うパートナーの隣へ 静かに向かい、
笑ってみせた。 ]
(434) 2018/05/15(Tue) 00時半頃
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ロシアかなーとは思っていたので Хорошоではらしょー!とか言うのも考えたが
さすがにやめた
(-106) 2018/05/15(Tue) 00時半頃
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フェルゼそのものはドイツらしい
(-107) 2018/05/15(Tue) 00時半頃
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[ ヒイロ、は。
相変わらず、…相変わらず、と言って良いのか、 "ああいう"笑顔だったのだろうか。
自分はと言えば、少しばかりの疲れはあれど、 見せた笑顔はそりゃあ王子たるものだった。 ちら、ちら。 キリエ区に氷が光って、落ち行く、 ]
(444) 2018/05/15(Tue) 01時頃
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[ …氷で無いものが、落ちた>>#4。 ]
(445) 2018/05/15(Tue) 01時頃
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……何だろう、あれ。 [ 母譲りの碧色は"良い目"をしていたので、 きっとパートナーより先に、 其処へ向かって行ったと思う。
吐く息はまだ白かった。
自分の氷に脚を取られることも無く、 落ちた二つのバッジを拾い上げ、暫し。
── 嗚呼、これが。ホーリーバッジか。 ]
(447) 2018/05/15(Tue) 01時頃
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── ヒイロ。一つ持って行きなよ。 僕らが貰って良いんじゃ無いかな。
[ ぽぉんと一度掌で跳ねさせてから、 ふたつのうちの一つを、 コントロール良く投げて渡した。
狙いは良いんだ、キャッチしてくれよ! …暗にそう言って。
キャッチボール、結構得意だったんだ。 ずっと前から、───…、 ]
(448) 2018/05/15(Tue) 01時頃
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[ ……誰と、やっていたっけ。 ]
(449) 2018/05/15(Tue) 01時頃
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[ ぱち、 氷の反射に欠けた何かが刺激された。
手繰ることも出来ず、 投げた掌、赤色の時間が消えるのを認めた、 其れが、初日の記憶の 最後。
─── 冷気、浮遊感、眠気。 ………嗚呼 此は、
まるで何時かの様な、気も、して、 ]
(450) 2018/05/15(Tue) 01時頃
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[ ───、ぱりん !
氷の砕ける音が、意識の遠くで、聞こえた** ]
(452) 2018/05/15(Tue) 01時頃
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