人狼議事


266 冷たい校舎村7

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視点:


【人】 カミナリ族 フウタ

──体育館──

[ 嘔吐く様子からは目を逸らす。>>23
  優しく手を差し伸べるのは俺の役目じゃない。

  せめてできることと言えば、
  体育館脇から予備の暗幕を探し出して
  マネキンを覆うように被せることくらいだった。 ]


  せめて、水分だけでもとっておけよ


[ 食事ができそうにないという七月の疲れた様子。
  こんなものを見慣れている方がおかしいだろう。
  案ずると共に、七月へ一言添える。 ]
 

(35) 2019/06/14(Fri) 11時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ



  はー……仕方ないな、
  一人で行けそうか?


[ 保健室の使用を確認されれば、溜息を吐く。>>24
  病人って姿のやつを叩き出すほど無情じゃない。
  許可もなく横たわっている誰かのことだって同じく。
  だから、俺はやむを得ないと大袈裟に示しながらも
  許可、ってもんを出していた。 ]


  そういえば、探しものは──……


[ 職員室でのことを思い出し、
  まだなら手を貸そうかと問いかけるのもつかの間。
  七月は既に体育館を離れ出していた。>>33 ]*
 

(36) 2019/06/14(Fri) 11時半頃

【独】 カミナリ族 フウタ


[ そうして、体育館は静まり返る。

  自分の呼吸音、床を叩く上靴の音、衣擦れの音、
  そういったいつもなら意識もしない音が、
  ひどく大きく聞こえてくるようだった。

  横たわる三つのマネキンを見下ろすように、
  俺はステージの縁へと胡坐をかくように座す。

  空腹は依然続いているものの、
  休憩を挟みたかったのは自分自身もだった。 ]


  あー、もー、


[ こてん、とステージ上に寝転んで
  ぐしゃぐしゃに自分の髪をかき乱した。 ]
 

(-12) 2019/06/14(Fri) 13時頃

【独】 カミナリ族 フウタ



  空腹で死ぬ、


[ どれだけ空腹を満たしても、育ち盛りは
  すぐに腹が減る。どんな状況でもだ。
  ぶっちゃけ、動きたくない。
  あいつがいたら、持ってきてくれんのに。
  なんて、考えたりも、する。 ]
 

(-13) 2019/06/14(Fri) 13時頃

【独】 カミナリ族 フウタ


[ 文化祭の日、あいつ何してたんだろうな。>>3:191
  クラスで何するっつってたかすら覚えていない。
  そもそも、あいつが話したがらなかった。 
  クラスで打ち上げっつってケーキを食べた後
  京輔に協力でもしてもらって化粧を落とせば、
  みんなと別れてさっさと帰ることにした。

  律儀に校門で待ってるから、仕方ない。
  帰りくらいは、一緒に帰ってやった。

  普段から褒められなれていなかった俺は、>>2:184
  すこし上機嫌で鼻歌でも歌っていたんだろう。
  だから、あいつのお願いってのも聞いてやった。 ]
 

(-14) 2019/06/14(Fri) 13時頃

【独】 カミナリ族 フウタ



[ 吃りながら話すあいつの声は聞き取りにくい。
 

(-15) 2019/06/14(Fri) 13時頃

【人】 カミナリ族 フウタ


[ そうして、体育館は静まり返る。

  自分の呼吸音、床を叩く上靴の音、衣擦れの音、
  そういったいつもなら意識もしない音が、
  ひどく大きく聞こえてくるようだった。

  横たわる三つのマネキンを見下ろすように、
  俺はステージの縁へと胡坐をかくように座す。

  空腹は依然続いているものの、
  休憩を挟みたかったのは自分自身もだった。 ]


  あー、もー、


[ こてん、とステージ上に寝転んで
  ぐしゃぐしゃに自分の髪をかき乱した。 ]
 

(37) 2019/06/14(Fri) 13時頃

【人】 カミナリ族 フウタ



  空腹で死ぬ、


[ どれだけ空腹を満たしても、育ち盛りは
  すぐに腹が減る。どんな状況でもだ。
  ぶっちゃけ、動きたくない。
  あいつがいたら、持ってきてくれんのに。
  なんて、考えたりも、する。 ]
 

(38) 2019/06/14(Fri) 13時頃

【人】 カミナリ族 フウタ


[ 文化祭の日、あいつ何してたっけな。>>3:191
  クラスで何するっつってたかすら覚えていない。
  そもそも、あいつが話したがらなかった。 
  打ち上げっつってケーキを食べた後
  京輔に協力でもしてもらって化粧を落とせば、
  みんなと別れてさっさと帰ることにした。

  律儀に校門で待ってるから、仕方ない。
  帰りくらいは、一緒に帰ってやった。

  普段から褒められなれていなかった俺は、>>2:184
  すこし上機嫌で鼻歌でも歌っていたんだろう。
  だから、あいつのお願いってのも聞いてやった。 ]
 

(39) 2019/06/14(Fri) 13時頃

【人】 カミナリ族 フウタ


[ 吃りながら話すあいつの声は聞き取りにくい。 ]**
 

(40) 2019/06/14(Fri) 13時頃

カミナリ族 フウタは、メモを貼った。

2019/06/14(Fri) 13時頃


【人】 カミナリ族 フウタ



  [ きんこんかんこん、の合図が鳴る。>>#0 ]

 

(76) 2019/06/14(Fri) 21時頃

【人】 カミナリ族 フウタ


[ あの後は空腹を見兼ねて、教室へ戻っていた。
  まだ残されていた柊の調達したパンを
  いくつか手にとって抱えながら食べ歩きを終え、
  さあ、これからどうしたものかと
  4階へ続く階段を見上げていた。
  そんな折だったろう、定刻を示す鐘が鳴る。

  京輔の言葉を思い返して、
  新たな犠牲者の存在を想定した。 ]


  犠牲者は俺じゃない、ってことか


[ よっこいしょ、っと。
  4階へ続く階段へと踏み出していた。 ]*
 

(77) 2019/06/14(Fri) 21時頃

カミナリ族 フウタは、メモを貼った。

2019/06/14(Fri) 21時頃


【独】 カミナリ族 フウタ

/*
すげ〜多角で、文字うつの遅いので入ってくの怖い……
ひとりあそびしてる……

(-30) 2019/06/14(Fri) 21時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ

──現在:4階──


[ 階下からの賑わう声は、
  軽快なリズムを刻む音にかき消されていた。

  好奇心を抱いた時から未だ足を運んでいない
  本来ならばあり得ない場所へと進む。 ]


  ……?


[ その異変は、4階に上った時からだった。 ]
 

(103) 2019/06/14(Fri) 22時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ


[ ───ひたり、ひたり
  歩けば追いかけてくるような足音と、
  息を飲む俺とは異なる唾液混じりの音。
  そして、金属が引きずられるような音が。>>11

  立ち止まり、振り返る。
  けれどもそこには何にもいない。

  前を向き、歩き出す。
  音は再び聞こえてくる。 ]


  クソッ


[ やっぱり、ゾンビ映画みたいな展開なんだろうか
  ペットを飼ったことのない轟木楓太にとっては、
  ただのゾンビの音としてしか認識されない。
  音から逃げるように走って、走って、走って ]

(104) 2019/06/14(Fri) 22時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ


[ バン、と音を立ててひとつの教室へ逃げ込んだ。

  そして、音は消えただろうか。
  安心したようにずるずると座り込んで、
  天井を見上げれば──人形が吊るされている。>>3:11
  赤い縄が妙に目立ってみえて、瞬きが増える。

  無数に吊られる人形のある光景から、
  これまでチャイムのたびに現れたマネキンを思い
  消えてしまった誰かなのだろうか?と思案する。 ]


  ……だれだ、これ


[ けれど、男と思われる人形も女と思われる人形も
  思い当たる人物は俺の記憶の中にはなかった。 ]
 

(105) 2019/06/14(Fri) 22時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ


[ ホラーゲームやってた時に、
  こんな光景を見た覚えある。気がする。 ]


  ここのホストってやつの頭ん中は、
  どうなってんだよ、……ったく


[ 悪態を吐いた後、外の様子をゆっくりと伺って
  誰もいないことを、何もいないことを、
  入念に確認する羽目になっていた。 ]*
 

(106) 2019/06/14(Fri) 22時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ

──現在:4階──

[ 扉から少しだけ隙間を開けて、
  外の様子を窺うように顔を少し覗かせた時。
  静かな廊下に響く靴音がして、どきりとする。
  先ほどとは明らかに違う、音だった。

  どちら側から来るのか、それを見定めようと
  瞳を、すぅと細めて遠くを見ると─── ]


  ……拓海か?


[ 紫煙を昇らせながら歩く、彼の姿を見た。>>129 ]
 

(134) 2019/06/15(Sat) 00時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ


[ 何を呑気に歩いているんだ、と思えば、
  周囲に気配がないものかと改めて逡巡する。

  大丈夫だろう。問題ない。
  そう判断をして、廊下へ出ては彼へと近づいた。 ]


  おい。何しにきたお前、


[ 此処は危ない。って告げたいだけなのに、
  そんな言葉しか出てこない。昇る煙を見て
  眉と眉の間は深く刻まれることとなった。 ]**
 

(135) 2019/06/15(Sat) 00時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ

──現在:4階──


  ……、よおじゃねえだろ。
  何かいるぞ、ここ。獣だかゾンビだか。
  お前、何も聞こえなかったのか?

  吸ってる場合じゃねえし、


[ 砕けた様子で呑気に煙を纏まり歩くものだから、
  怒ってなくとも怒ったみたいな顔になる。>>173 ]
 

(228) 2019/06/15(Sat) 20時頃

【人】 カミナリ族 フウタ



  どうしたもこうしたも、
  ……って、さわんな


[ 伸びてくる手を軽く叩き落とす。>>174 ]


  ただの、散歩だよ
  この世界がどうなってんのか見とこうと思って


[ 煤けた灰でも落とすように両手を叩き合わせ、
  在る筈のない4階の廊下の奥を見渡していた。
  もちろん、驚く音はもう響いてこない。>>202 ]
 

(229) 2019/06/15(Sat) 20時頃

【人】 カミナリ族 フウタ


[ そして、天井の防炎装置の存在を探して
  上へと向けた視線は、近くの教室の扉を捉える。
  伸ばした手は、がらりと扉を開放し、
  入れ──と言わんばかりの視線を向けた。

  自らもまたポケットから箱から一本を伸ばして
  まだ煙立つ前のそれを咥えながら、
  教室の窓を開け放とうとするだろう。 ]


  ま、なにも出てこねえんなら、
  ……俺も休憩でもするか


[ 炎の灯された拓海のそれとは異なり、
  自分の火は、まだ灯されてはいなかった。 ]*
 

(230) 2019/06/15(Sat) 20時頃

カミナリ族 フウタは、メモを貼った。

2019/06/15(Sat) 20時頃


【人】 カミナリ族 フウタ

──現在:4階──


[ 先ほどまで聞こえていた音はない。>>231
  まさか俺の幻聴だったか?と思うほど、
  何かがいる気配もなくって、皺皺の皺は細まる。

  ……言っておくが、断じて猫ではない。
  強いていうなら凛々しい虎だろう。そうだ。 ]


  ……人形がやたら吊るされてんのは俺もみた
  何あれ、ただのホラーだろ


[ 肉球なんて存在はしない掌で、
  開けた扉の先へと足を踏み出しながら感想を。 ]
 

(244) 2019/06/15(Sat) 21時頃

【人】 カミナリ族 フウタ



  まだ、なにも。
  ……つうか、何かがいたから
  それどころじゃなかったんだよ。追われた
  絶対どっかにまだいる


[ 薄暗い教室の中に光るのは、
  拓海の咥える煙草の先に灯る炎ぐらい。

  廊下に突っ立ってるのが怖かったわけでもない。
  スプリンクラーに降られるのを避けたいだけ。
  決して他意はないから注意するように。 ]
 

(245) 2019/06/15(Sat) 21時頃

【人】 カミナリ族 フウタ


[ カチッ、カチッと小刻みよく鳴る
  ライターの音は安心する。>>241
  青い炎がゆらりと揺らめいて、
  口許の煙草も合わせて揺らした。 ]


  ん。


[ 火を譲り受けるように先端を近づけて
  じゅ、と音を立ててから煙が肺を満たして。

  軽く唇を開けば、口端から漏れた煙が
  ふたりの間を揺蕩うよう昇ってゆく。 ]
 

(246) 2019/06/15(Sat) 21時頃

【人】 カミナリ族 フウタ



  永遠の休息、ってか?


[ 指でとん、と煙草を弾けば灰が落ちる。
  くだらないように言う拓海の言葉に、
  俺自信も、くだらないことを言うように告げ。

  寂しげに告げられた事実に、ゆっくり瞬いた。 ]


  柊と宮古、がな。

  ───あと何人のこってる?
  のこされた候補者がだれか、分かるか?

 

(247) 2019/06/15(Sat) 21時頃

【人】 カミナリ族 フウタ


[ どうなっていたのか、までは問わなかった。
  ただ、精神世界の主ってやつの候補が
  限りなく絞られてきている頃だろうと思う。
  何せ人数が少ない、もので。 ]


  ほっとした、っていうけどお前、
  ここから帰る方法がマネキンになるっつうなら、
  いいだろ、それで。はやく帰った。だけ。
  ……なんで?


[ 喜ぶべき、ことだろう。
  ……それとも、なんだ。 ]


  取り残されていくのが怖いのか?*

 

(248) 2019/06/15(Sat) 21時頃

【独】 カミナリ族 フウタ

/*
おちろる、昨日書き上げたつもりだったんですけど
手直しを始めたら、永遠に伸びていくんですが怖い。
短く纏める能力がない。

(-76) 2019/06/15(Sat) 22時頃

【人】 カミナリ族 フウタ

──現在:4階──


  ……モビール、へんなの
  俺たちの知る文化祭とは違う景色が見えんの
  一体なんでなんだろうな。
  青空は、ちょっとうらやましい

  だから、そんな呑気にしてんな


[ 凛々しい虎は凛々しい虎なので、
  異論を認めるつもりはない。>>252

  そして、追いかけっこの話についても
  愛ゆえの問いかけであっても答えるつもりはない。
  拓海の行動についてを指摘だけして逃げる。 ]
 

(258) 2019/06/15(Sat) 22時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ



  だれか、は永遠の休息になるかもだろ
  殺してはねえけど


[ ひい、ふう、みい、と数えられる人数を聞き>>255
  推測の限りを耳にしながら、息を吐く。 ]


  京輔は、断言してた。違うって。
  ……七月は、出口の鍵探してたからなあ


[ 違うかもしれない。とまでは言葉にしなかった。
  どれもこれも、俺の推測でしかないもので。

  輪っかを作る煙を目で追いかけて
  問いかけの答えに耳を傾けた。 ]
 

(259) 2019/06/15(Sat) 22時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ



  ああ、逆パターンもあり得るか。
  ……たったひとりを覗いて全員死んでる、とか

  でもまあ、な……
  俺以外がこの校舎からいなくなって
  ひとりだけ取り残されたら?
  ───……怖くない、つったら嘘にはなる


[ 窓枠に肘をついて、真っ暗な外を見るが
  吹きすさぶ風に煙草の火が消えてしまいそうで
  すぐに壁に寄りかかるような姿勢に戻る。 ]
 

(260) 2019/06/15(Sat) 22時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ



  でも、お前が追いかけてくんじゃねえの?
  うぜえくらいに付き纏ってたくせに。
  ……飽きたら、ぽいか?


[ 煙を拓海の顔に吹きかけるように、
  息をふわっと吐きだした。 ]
 

(261) 2019/06/15(Sat) 22時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ



  それに、もしも俺がお前を置いて消えても
  どうせ追いかけてくんだろ?地の果てまで

 

(262) 2019/06/15(Sat) 22時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ


[ 違った?なんて言いたげに、轟木にしては
  極稀な口角をあげる瞬間が見れるだろう。

  とん、と灰を落とせば、
  短くなりきった筒は息の根が止まりそうになる。
  あと、もうひと蒸かしってところだろう。 ]


  ま、んなことがあったら、
  っつー話だけど。


[ すん、と鼻を鳴らし横目に拓海の方を見ていた。 ]*
 

(263) 2019/06/15(Sat) 22時半頃

【独】 カミナリ族 フウタ

/*
はなたれ小僧しつつ。
おなかいたくなってきた……ふぉあ……
23時までには戻ればいいかな。いいよな。うん。

(-82) 2019/06/15(Sat) 22時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ

──現実:4階──


  誰かの思い出にしちゃ、
  あんまりにもほの暗すぎだろ。

  ……一発、文句いってやんねえとな
  犯人さまには、な。


[ 相変わらず、暢気だった。養拓海ってやつは。>>266
  思い出たる世界の持ち主とは、到底思えぬほどに。
  犯人捜しもほどほどに、凡ゆる想定の話へ飛躍する。

  末恐ろしい妄想が膨らみ、
  窓の外の闇にまでのまれそうなほどだった。 ]
 

(303) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ


[ 晒すまぬけ面に吹きかけた煙は、>>268
  どうやら拓海の肺まで沁みただろうか。
  しばらくせき込む様子を、鼻で笑いながら見ては
  言葉が出てくるのを、待っていた。 ]


  俺に可愛げ求めるなんて、阿呆だろ
  それに、心中するとは一言もいってねえし


[ だから、少し調子に乗っていた俺は、
  近づいてくる拓海のその先の行動の予測ができず
  反抗するような煙に巻かれて、息を止めた。>>271

  危ない、吸い込んじまうとこだった。
  二の舞になるのは、ごめんだぞ。 ]
 

(304) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ


[ つっても、完全に避けるのは無理で。
  軽くせき込み、耐えるように息を止めれば
  顔の熱が上がるのが分かる。

  子犬みたいにじゃれる拓海の笑い声と、
  外に飛んでいくちびた煙草の行方を目で追えば
  真似っこするみたいに、自分自身も炎の消えた煙草を
  暗闇の中へと放り投げていた。 ]


  うるせえ、気持ち悪いこと言ってんな
  

[ 立ち去るその背に、ひとつ言葉を向けて ]*
 

(305) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ

──チャイムの鳴る前に──

[ ───人間なので、トイレに入った。

  みんながまだ寝静まる頃、教室から静かに出た。
  やっぱり縄張りの保健室で寝る、……じゃなく
  教室へ俺は向かったんだ。なんとなく。
  連れション、なんてするタイプじゃないもので、
  3階の通い慣れた男子トイレへひとりで行ったんだ。

  用を済ませて、いざ教室へ戻らんとする。
  そんな時だったろう。 ]
 

(306) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ


[ 目の前に、あいつ≠ェ現れたんだ。 ]


  ……なんで、おまえ
  どこいたんだよ、腹減るだろ


[ 校舎に紛れて、隠れていたのだろうか?
  我ながら、らしくないとは思うものの
  嬉しくなって、表情が綻んでいたように思う。
  近づいて、いつもみたいに腕を掴んだ。
  瞬間。 ]
 

(309) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ



  ───ッ!?


[ どろり、と崩れ落ちた。
  デブの身体は形を失い、どろんこ塗れになる。
  ひとまわりもふたまわりも小さくなった塊は、
  俺を見上げて、わんわんと泣き始めたのだ。 ]
 

(311) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ



     [ まるで、あの雨の日のように ]

 

(312) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ



  ……なん、なんだよッ


[ うるさい、と思った。
  少年のようなソプラノは耳障りで、
  どろんこまみれで人の形をしたソレを、
  思わず、蹴り飛ばさざるを得なかったのだ。

  だって、もう捨てたんだ。 ]
 

(313) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ



     強者に、なりたかったんだ

 

(315) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ


[ 捨てたのに、現れる方が悪い。
  あの日の自分はもう捨てたんだ。
  弱い自分はどこにもいない筈なのに。
  どうして、なんども、なんども、

  こうも抉り返してくるんだ ]
 

(316) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ

──文化祭のあった日──

[ ───あの日、おねがいを聞いたんだ。

  ついてきて欲しい場所があるっていう。>>39
  学校から離れた繁華街の裏通りに何の用だ?
  暗いな、って思った。思ったけど、まあ、
  あいつの言うことだし、と思ってついてった。

  ここだよ、って到着地点を示された、
  どっかの廃ビルの扉を促されるまま開いた。

  評判のよくない学校の制服を着崩して身に纏う
  ガラの悪い男たちの視線を一斉に浴びる。 ]
 

(317) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ



  ……おまえら、


[ 遠い昔の記憶が、脳裏に蘇る。

  高みの見物、とは違う。
  直接的に手を施してきたいじめっ子たちだった。
  俺が、あいつを見ると、生まれたばかりの小鹿……
  もとい、子豚のようにぷるぷると震えながら
  リーダー格っぽい男にへこへこ頭を下げていた。

  胸の奥が、熱くなった。
  それからのことなんて覚えちゃいない。
  真っ先に飛び出るのは拳だったけど。 ]
 

(318) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ



  革命、なんて笑わせる

 

(319) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ


[ 気づけば視界は薄汚れた天井を映し出していて、
  集団の腕やら足やら、たまに赤い血やらが、
  ちらちらと視界の端に映っていた。

  ああ、自分の血かって気づくには
  なかなか時間がかかったけれど。
  こんなのは致命傷になんかにゃなりゃしない。

  視線を横に流してみると、
  あのデブは俺から目を逸らして、
  逃げるようにその場を立ち去っていく。

  ほらな、結局こうだ。
  誰も、助けちゃくれないんだ。 ]
 

(320) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ


  痛かった。すごく。
  殴られるのも、蹴られるのも、
  痛かったけど、それ以上に

  昔のいじめっ子に会ったのも、
  昔みたいに扱われているのも、
  辛かったけど、それ以上に
 

(321) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ


[ その頃には力なんか入らなくって、
  ぼんやりと意識が薄れていったんだっけ。 ]
 

(322) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ


  勝手に、まもってやってるつもりだった
  ともだち、になれると思ってたやつに
  裏切られたってことが哀しかったんだ
  ただの、上っ面の嘘っぱちだったんだ
 

(323) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ


[ 強者になれればいいと思ってた。……いいや、
  羨ましかったんだ、みんなが、純粋に。

  つよく上にいる立場の人間は、
  いっつも人に囲まれて楽しそうにしていた。
  ともだち、だってたくさんいて、
  笑いたいときも、泣きたいときも、
  共有できる仲間ってやつを持っている。

  そんなものは、俺の世界から見える
  主観であり夢物語的な世界なのかもしれないし、
  ただの、妬みと嫉みでしかないけれど。 ]
 

(324) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ


  力があるだけじゃともだちなんか作れない
  みんなに従うだけでもともだちなんか作れない
  ともだちの作り方なんか分からない
 

(325) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ


[ ───あんなことがあったのに。
  それでも、あいつの作った飯を待つなんて
  本当に馬鹿だよな、って自分が笑えて来る。

  封印したつもりになってた記憶だってそうだ。
  またあえる、なんて期待したって仕方ないのに。

  俺はいつまでたっても、変われない ]
 

(326) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ



  思い出に縋ってばかりの人生もやめたかった

 

(327) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ

──現在──

[ どろんこ塗れの怪物を殴っていた、と思ってた。
  あいつに自分を重ね合わせてみてるなんて、
  おこがましくってたまらねえなと思う。

  逃げたくて、怖くて堪らなくって、
  殴り続けていたのは、自分の中心だった。

  痛い、と思う暇もないと良い。
  ただひたすらに傷をつけていた。
  叩いて、殴って、押し潰して、抉り取って、

  次第に視界がぼやけて、呼吸もしにくくなる。

  無我夢中になって、ゴロン、と落ちた。 ]
 

(328) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ



  消せない傷を負った
  目には見えない心の傷を

 

(329) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ



[ 分かち合う火も、大まじめな言葉も、
  向けてくれる優しさすべてを、
  正面から素直に受け取れないくらいに。 ]

 

(330) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ



  [ そのマネキンは、3階男子トイレにある。 ]

 

(331) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ


[ ぽっかり空いた身体の中心部。
  いわゆる、心臓があるであろう辺りに穴がある。
  探れども、鼓動を刻む筈の心臓はそこにはない。
  空いた穴からは真っ赤な血が滴り続けており、
  制服下の真っ赤なパーカーと同化している。

  傍らには、真っ赤なハートのぬいぐるみ。
  ちょうど猫が抱えるのに程よい大きさだ。
  継ぎ接ぎにある縫い目を隠すようにと、
  紺のリボンで覆うように結ばれている。
 
  しあわせの象徴は、どこにも見当たらない。 ]
 

(332) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ



  肺に煙がゆき渡るように、満たされたかっただけ

 

(333) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 カミナリ族 フウタ



 [ そして、幾度目かの合図が示す意味は── ]**

 

(334) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

カミナリ族 フウタは、メモを貼った。

2019/06/15(Sat) 23時半頃


【独】 カミナリ族 フウタ

/*
なにか読み飛ばしてそうで心配になってきた。……いまさら。
まあいいか。ってする。

(-99) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

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