270 「 」に至る病
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── お使いの日 ──
[明日はお使いに行く日だからと 早めに寝床に入ったのに、なかなか寝付けなかった。 結局、廊下をうろうろして主人の部屋の扉を叩き 中へ入れてもらったのは夜が遅くなってから。 そんな調子で、お使い当日の朝はまだ寝ぼけ半分。
起きてたらまずはお風呂に浸かり たっぷりの泡で髪や体を洗い身支度を整えて 髪を乾かしたらまずは部屋着で朝の食事を。
食事が終われば、前に買ったワンピースに着替え 椅子に腰掛け、髪を丁寧に梳ってもらい>>0 サイドに作った細い三つ編みには白いリボンを。
そして最後に頭に帽子を乗せ、ふわふわのブーツを履き]
(38) 2019/10/10(Thu) 15時半頃
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[そして出かける間際 渡された品々になんとも言えない顔]
行ってきま…… え、えっと。これは……防犯ブザー
[小さい子を送り出す親のよう 大人なのだから防犯ブザーはいらないのでは そう思いはしたけれど、首を振って誤魔化す。
何よりも彼の眷属になる前 昔を思い出せば、平和ボケしていると気が付いたから]
(39) 2019/10/10(Thu) 15時半頃
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ICカードには余分に入ってますか? 念のため、お財布もあった方が……
[洋服にぶら下げられたICカード バスや電車の運賃をこれで払えるのは便利 買い物もできるのは経験済みではあるけれど 薄っぺらいカードに不安を感じる部分もある。
鞄の中にお土産と地図を入れ、お財布も突っ込んで 防犯ブザーは使いやすいように鞄にぶら下げ]
いってきます
[今度こそ、手をひらひら 主人から離れ、街の中へと歩き出し]
(40) 2019/10/10(Thu) 15時半頃
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[そして、一時間後──]
迷い……ました
[ぬくぬくと暮らすうちに勘が鈍っていたよう 半泣きで電話をかけ地図の読み方を尋ねる。 地図を回さない方が良いらしいと知ってからは 間違えても戻れるようになり、道行く人に尋ねながら]
多分、この辺
[リンディン郊外へたどり着けば 一軒一軒、表札を確認しながら歩いていき]
(41) 2019/10/10(Thu) 15時半頃
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── お使い先 ──
[辿り着いたのは大きな屋敷>>22 花の咲く庭の向こうに古い屋敷が佇む。
門を入れば足元には天鵞絨のが敷かれ それを踏んで入れば良いのかまだ悩んでしまう。 ジャーディンへ電話で訊こうかと思ったけれど 間違いなく住所はあっているから──]
他に入り口は…… 塀を乗り越えれば
[昔ならそうしていたけれど それはいけないことだと知っている。
門を開け、できるだけ端っこの方を 絨毯を汚さないようにと玄関まで進み]
(42) 2019/10/10(Thu) 15時半頃
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[大きな家 花の咲く庭。
自分が壊した光景を 本物の"メルヤ"を思い出したのは内緒]
(43) 2019/10/10(Thu) 15時半頃
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[コンコンと、ドアをノックして 張り紙>>23通りに扉を開けたら]
こんにちは ヴェルヌイユ様のお宅でしょうか?
メルヤです。お使いに来ました
[中へと、そんな呼びかけを**]
(44) 2019/10/10(Thu) 15時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2019/10/10(Thu) 15時半頃
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/* ミルフィさんのこの女子大生感可愛い 友達に欲しい
(-2) 2019/10/10(Thu) 15時半頃
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/* スラムから孤児院へ行った子はいるかな(多分いる
(-3) 2019/10/10(Thu) 16時頃
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/* ヴェルヌイユさん、パンツ履いてるかな…? めっちゃ心配
(-10) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
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[絨毯の敷かれた玄関ホールは そこだけで自分の部屋が入るくらいには広い。
声が反響しそう、なんて考えていると 答える声があった>>69
それに何かを打ち鳴らす硬い音も]
────……?
[なんの音だろう 帽子を胸に抱き、耳を澄ませていれば 現れた夜色の女性の姿に一目で理解する。
瞳を覆う仮面と、白く長い杖 同じような杖を使うヒトは 昔の仲間の中にも、いたから]
(85) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
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[とはいえ、件の仲間は
通りで空き缶の前に座る時以外 杖を必要とはしていなかったけれど──]
(86) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
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[この女性の着る衣装では 通りに座るには、不向き
綺麗に編まれた髪もまた 排気ガスで汚れては勿体ない
だからきっと、この人には 杖も仮面も、本当に必要なもの]
(87) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
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[艶のある月明かり色の髪が 女性が動くたびに揺れる
一歩、一歩 彼女が歩くたびに 衣擦れの音が聞こえる気がする
赤い唇から溢れる言葉を聞けば>>70 恐怖心は薄く、微かに]
はじめまして メルヤとおよびください
[ファミリーネーム忘れてしまったから そう呼んでもらえれば、それで良い。 滑るように歩み寄る彼女へ>>71 後ずさることもなく、ぺこりと頭を下げ]
(88) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
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[息の音がかかるほどの距離へ来てもそのまま こちらを覗き込む瞳に、瞬きだけを繰り返し>>72]
(89) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
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────…… 。
[漏らされた言葉に緩く息を吐く。
褒め言葉だと、知っているから]
(90) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
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いえ、大丈夫です 杖を使う人は、会ったことがありますから。
熊みたいな人が来たら…… それは、私でも少し怖いです
[必要そうならば指先を貸してもらえれば 鼻や口の輪郭を確認するくらいは厭わない。
ただ、彼女の眷属が それを受け入れるかはわからないから
提案はせず、そのままの距離で]
(91) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
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ありがとうございます
服も帽子も、お使い用に ご主人様が用意してくれたので……
[衣装のことと受け止め、口元を綻ばせる。 ふわふわとした肌触りの帽子を 子ウサギでも抱くように撫でながら
案内されるまま、奥へと進み>>76]
(92) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
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[応接間へ入れば テーブルを彩る品々へ息を飲む>>22
ガラス瓶に詰められた飴玉のよう 色とりどりで、輝いて見えて
ジャーディンのことが 心配になったのは、今は内緒]
珈琲は苦いので…… クランベリージュースを 試してみても良いですか?
[赤い果実のジュース。
主人の好みそうなものを頼み 恐る恐る、ソファーへと腰を下ろし]
(93) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
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あの、これを
カレーが嫌いな人はいない。と ご主人様が言っていたので
[鞄から取り出したのはお土産の ちょっと変わったカレーの詰め合わせ>>1:288
この屋敷に相応しいかというと 首をかしげる他にないけれど
テーブルの上の品々を見れば たしかに、焼き菓子にしなくてよかった。と
ここには居ない主人に感謝し また、ぎゅっと帽子を抱いた**]
(94) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
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/* 凶暴化はせずにひしひしと依存してく
(-11) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2019/10/10(Thu) 21時頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2019/10/10(Thu) 21時頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2019/10/10(Thu) 23時半頃
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[とく、とく。と赤い雫がグラスに注がれる>>166
目が不自由ならば自分が代わりに そう言いかけ止めたのはここが彼女の家だから
手を出すべきか、出さないべきか 悩んでいるうちにグラスは満たされて]
綺麗なグラスですね 細かい細工が ジュースを入れるとキラキラして
[テーブルに置かれた片方を自分の方へ 音を立てないよう置くのはなかなか難しい。
ゆらりとジュースが揺れるたび 飲み口に反射する赤がいっそう赤く 滑らかに光って見え]
(187) 2019/10/11(Fri) 00時半頃
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[いただきます。と断りを入れて、一口
お土産のカレーは 手触りだけでは詳細までは確認できないもの。
説明をした方がいいかも知れないと 果実の味が残る唇を開き]
(188) 2019/10/11(Fri) 00時半頃
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多分、同じものかと 細かく言えば違うのかも知れませんが 箱を見た感じでは、似て見えたので……
えっと、少し変わったものもありますが 普通のものも、きちんと入っています
……変わっているのは 熊やクジラのお肉が入ってるらしい、ですが
[目の前の女性の好みなど知らないのだから このお土産で大丈夫だろうかというのが正直な気持ち。
普通のものも"きちんと"入っていると 個人的にはフォローのつもりで言い添え]
(189) 2019/10/11(Fri) 00時半頃
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[彼の名に迷っている様子に ふ、と口元が綻んでいき>>169]
ご主人様は、ジャーディンといいます
はい。本を書くお仕事をしているので 資料集めも兼ねて変わったものはよく……
きちんとしたお料理は 私はまだ、出来ないので……
[習う気はあるものの 気がつくと締め切りに追われている。と
嫋やかに首をかしげる女性へ言い訳して グラスの中身をもう一口*]
(190) 2019/10/11(Fri) 00時半頃
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[口に運んだ赤い液体は 強い酸味の中に、仄かな甘みのある味。
合成甘味料のような強い甘みではなく じっくりと染み入るように喉を潤してくれる。
どれでも好きなものを>>196と云われたなら また小さく頭を下げ、スコーンを手に取り 半分に割ってストロベリーのジャムを]
はい、おいしいです
この用意は ヴェルヌイユ様の家の方が──?
[彼女の眷属が用意をしたのだろうか。 自分はと言えば身支度さえも 主人にして貰ったのだから情けない 子供そのもののようだと、くすりと笑って]
(223) 2019/10/11(Fri) 01時半頃
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[箱の香りを嗅ぐ姿には>>199 可愛らしい。なんて感想を
見目も、おそらくは実年齢も 自分より上の女性に抱くのは失礼に思うけど]
(224) 2019/10/11(Fri) 01時半頃
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[主人の話になれば>>201唇は滑らかに動き出す。
とはいっても裏のお仕事に関しては 言って良いものか迷うから──]
小説と、随筆。ですね
あとは趣味で自費出版?ですね そちらはファンタジー系の漫画、ですが
[曖昧にぼやかし、スコーンをぱくり。
これだけ大きなお屋敷なのだから 小説の方ならばどこかにあるかも知れない、と 最近出版したはずの随筆のタイトルを伝え
薄い本の方はというと とても曖昧な表現で、ぼやかしておこう]
(226) 2019/10/11(Fri) 01時半頃
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[そして、次の問いには>>203 指を折り、一つ二つと数え]
えっと……10年くらい、でしょうか 最初の頃は文字も読めなかったので 正確に、とは言えないのですが
文字を読んだり 計算ができるようになるまで だいぶかかってしまいました
[無知を伝えるのは恥ずかしい。 膝においた帽子をぎゅっと握り]
(227) 2019/10/11(Fri) 02時頃
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ヴェルヌイユ様のお家の方は どれほど──……?
[辿々しく、こちらからも問いを**]
(228) 2019/10/11(Fri) 02時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2019/10/11(Fri) 02時頃
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/* まだ10年だから(といういいわけ じっさいはあれね、メルヤの症状の場合 離れるだけなら大丈夫。離れたあと近づくのが怖い 受け入れてもらえるかがわからなくてパニックになる
(-26) 2019/10/11(Fri) 02時頃
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/* 相手のそばにいたい。離れたくない よりも 必要とされているうちに終わらせたい。 が、先に来るタイプの依存
一度全部失っているし そもそも大事なものなんて持っていなかったから 失うということそのものに恐怖を感じる 結果、依存していないと見せるために距離をとるし そうすることで今度は近づくのが怖くなる(悪循環
(-27) 2019/10/11(Fri) 02時頃
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はい、とても
この胡瓜のサンドイッチも 切り口が綺麗で、もったいないぐらい
[ティー・スタンドの品々は>>245 どれも精巧なミニチュアのよう。
食べて無くなるのが惜しい程
主人がここに居たならば きっとカメラを構えていただろう。と そんなことを思いながらも手に取るのは
やっぱり────赤い、もの]
(253) 2019/10/11(Fri) 11時半頃
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[好きな色は白
だけど赤は血のようだから 彼の好むものに似た色を]
(254) 2019/10/11(Fri) 11時半頃
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[彼のことを褒められれば>>247 自分のことのように嬉しい ──ううん、嬉しさはそれ以上。
自分が褒められたら?それはそれ そもそも今の"メルヤ"を作ったのは彼だから やっぱり彼が褒められたのと同じ、そんな理屈]
はい、多才で──
だからお手伝いできることが とても嬉しいんです
[手伝うことができる限り そこにいて良いと思えるから。
夢見るように、恋するようにうっとり伝え]
(255) 2019/10/11(Fri) 11時半頃
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[10年という言葉には、女性は少し驚いたよう>>248
それに、その言い回しからは もっと短いと思われていたのが推測できるから]
はい、計算や文字はご主人様に
と言ってもその…… 通信教育を使って、ですけれど
[依存していない そう見えたのだとしたらよかった
自分のことを話すのはやっぱり擽ったくて くすり、くすり、言葉の合間に照れて笑い]
(256) 2019/10/11(Fri) 11時半頃
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ヴェルヌイユ様もですか? でもほら、ヴェルヌイユ様は おうちの方がそばにいれば、問題ないかと
眷属さん、メイドさんならば お仕事がない方が嫌かな、とおもうので
[少なくとも自分はそう 存在理由がなくなるようで、不安になる 足元が崩れるような気がしてしまう]
(257) 2019/10/11(Fri) 11時半頃
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[そう。だから、このお使いも大丈夫
主人に命じられた そう思えば保っていられる
本当に耐え難いのは 手を離されてしまうことだから]
(258) 2019/10/11(Fri) 11時半頃
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頑張り屋さんというか……その ご主人様は滅多に血を吸われないので
他に役立つには、これしか
[存在意義を見つけるための学習
手伝いもそのため。と 柔らかい笑み>>250に緩く首を振り]
(259) 2019/10/11(Fri) 11時半頃
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[四半世紀という時間は>>251 自分にとっては考えられないほど長い
普通のヒトであれば 生まれたばかりの赤ん坊が大人になる それほどまでには長い時間
けれど、ジャーディンや彼女にとっては 一瞬のことなのかもしれない、なんて思うのは 彼と過ごしたこれまでを短く思うから
先を見れば長く思えるけれど 主人と同じほどの寿命があると言っても 実際、どれだけ一緒に居られるのかわからない そんな思いがあるからで──]
(260) 2019/10/11(Fri) 11時半頃
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ふふっ、でも楽しそうです
慣れてしまうより 変化がある方がきっと、飽きないですから
[口答えできる関係>>252 そんな風に受け取って、グラスを空に。
彼女のグラスがもしも空になっていれば 一緒に注ぎましょうか?と**]
(261) 2019/10/11(Fri) 11時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2019/10/11(Fri) 11時半頃
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[今の自分は彼でできている ──それは、確かなこと。
あの日の彼の言葉があって>>0:518 今の自分が存在する、だから]
──はい ご主人様に拾われてから "私"は始まりましたから
それ以前がないので
[盲目的とも捉えられておかしくない言葉。
万一、症状を怪しまれたとして 記憶がないからと誤魔化すことができる。
本当は、記憶喪失ではないけれど]
(299) 2019/10/11(Fri) 15時頃
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[合間に挟まれた彼女の眷属の話>>294
仕事が増えて怒るなんて 想像するだけでも羨ましくて
思わず笑い声を漏らした拍子に肩が揺れ 注ぎ途中のジュースから赤い飛沫が飛んだ。
幸い手の甲を汚しただけ テーブルクロスが無事なのを確認し 指の端で飛沫をぬぐい、そっと唇へ]
(300) 2019/10/11(Fri) 15時頃
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[自分の分が終われば次は彼女の分 気を付けながらグラスへ赤を注ぎ>>295]
はい、もちろん 大切なご主人様ですから
[臆面もなく"好き"を認める。
自分自身、その"好き"を疑うことはない 好きは好き、それでいい
──飼い犬が飼い主へ抱く愛情なのか 少女が青年へ抱く愛情なのか 幼子が親へ抱く愛情なのか その区別をしないだけ]
(301) 2019/10/11(Fri) 15時頃
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──────…… ?
(302) 2019/10/11(Fri) 15時頃
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[そして少し意地悪な"質問"に ほんの少しだけ悩んでから、こたえを]
そう、ですね まずは出来るだけ、長く伴に でもきっと、終わりは来るから
その時は夢が悪夢に変わる前に 出来るだけ早く……
[自分は彼のものだと認識している
持ち物が主人を傷つけることなど あってはならないから。
持ち物が壊れても 主人の生は続いて欲しいと伝え]
(303) 2019/10/11(Fri) 15時頃
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ヴェルヌイユ様は?
[彼女は物語にどんな結末を願うのか。と**]
(304) 2019/10/11(Fri) 15時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2019/10/11(Fri) 15時半頃
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["羨ましい">>305 その言葉に束の間、瞳が丸くなる。
自分から見れば 彼女達の関係の方が羨ましい 欲しいものに手を伸ばせる関係 そんな風に見えるから ──実際を知る由はないけれど]
(317) 2019/10/11(Fri) 21時頃
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[自分の描く終わりは 彼女にはどう映ったのか>>306>>307
貰った言葉からも 微笑みをたたえたままの唇からも 推し量ることは難しくて]
美しい、でしょうか?
でもそれはきっと ご主人様がジャーディン様だから、かと
理想の吸血鬼像を描く そういう方ですから……
[壊れた家具に傷つけられるのは きっと、彼の理想とは違うだろう。と]
(318) 2019/10/11(Fri) 21時頃
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[そうしてこちらへ向けられた応えには>>308
仮面の下で見つめられている。 そんな風に思い、ゆっくりと頷いて]
ズルイ、ですね でも、羨ましいです
[それでは前提が崩れてしまう。と ほんの少し拗ねた口調でジュースを口に]
(319) 2019/10/11(Fri) 21時頃
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──いつまでも終わらない 幸せな二人の物語
(320) 2019/10/11(Fri) 21時頃
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[ぽつんと口にすれば クランベリーの赤が目の端に揺れる]
(321) 2019/10/11(Fri) 21時頃
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二人で、と望めるならば ううん。それを口にできるのなら
ヴェルヌエル様のお家の方は きっと、幸せですね
[必要とされ、必要とする。
それを口にできるほど 互いに不可欠な存在なのだろう、と]
(322) 2019/10/11(Fri) 21時頃
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[幾度となく情を交わしても 彼の仕事を手伝えるようになっても
眷属として、血を与えれば それは彼の誇りを傷つけることになる
だからこそ、本当の意味で 役立っていると胸を張ることは出来なくて]
(323) 2019/10/11(Fri) 21時頃
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──ヴェルヌイユ様とおうちの方が どうか、願う道を行けますように
[瞳を伏せ、カシスのマカロンを一つ 甘酸っぱく、微かに苦い味がした*]
(324) 2019/10/11(Fri) 21時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2019/10/11(Fri) 21時半頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2019/10/11(Fri) 22時半頃
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[彼女に語った終焉が、美しいものだと言うなら>>349 それはきっと、主人のために描いた夢だから。
生きることを望んだ 生き続けたいと、あの日縋った
そこから貰った"今"は 誰のためでもなく、彼のもの
でもそれを願ったのは 紛れもなく自分]
(388) 2019/10/12(Sat) 00時頃
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[だからこれは"自己満足" 彼のためという題名の、自分のための物語]
(389) 2019/10/12(Sat) 00時頃
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[そしてカシスの苦味が口から消える頃 貰った言葉>>352へ、同じ言葉を重ね]
ありがとうございます
[あくまでも自分の望み 彼の望みはといえば、知らない
この場で当たり前のように発した 好きと言う言葉すら、伝えたことはない。
執着を知られることが 夢の終わりを迎えることが怖くて]
(390) 2019/10/12(Sat) 00時頃
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[そのくせ、この状態は>>353>>356
不幸というにはあまりにも甘く 幸せというには苦すぎるから]
はい、──きっと
後になって"幸せだった"と 思うくらいには幸せ、です。
私は我儘ですから 叶えば叶うほど、次が欲しくなるので 今はまだ、わからないんだと思います
[今が過ぎ去り、過去になったとき 苦さも甘さの一部として見えるはず
そんな"幸せ"だと答えて、グラスを置き]
(391) 2019/10/12(Sat) 00時頃
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[時計を見れば、そろそろ帰る時間。 ぺこりと頭を下げ、姿勢を正して]
あぁ、そろそろですね
──ごちそうさまでした お話できて、とても楽しかったです
[カレー、食べてくださいね。と付け加え 終わりが近づいたことを伝えるのだった**]
(392) 2019/10/12(Sat) 00時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2019/10/12(Sat) 00時頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2019/10/12(Sat) 00時頃
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/* 早くも外がヤバい感じ(直撃の可能性 寝られるうちに寝なきゃ……
(-50) 2019/10/12(Sat) 00時頃
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/* ヴェルヌイユ様、めっちゃ好きだし もっとはなしてたかったぁぁ。ってジタバタしてるけど 停電した時に備えて充電しとかないといけないし ツヅラさんが帰ってきて平気なように〆とかなきゃという悲しみ 台風さえなければ、あと1往復くらいはできたかもしれないのに(・・、
(-51) 2019/10/12(Sat) 00時頃
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