191 The wonderful world -7 days of MORI-
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[ ── ぐにゃり って。 肉を打つような、鈍い手応えが掌に伝わる。**] .
(323) 2016/06/10(Fri) 17時半頃
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── 1F・ボウリング場 ──
[ 考え無しだな。
とは、多分、生まれてこの方、 死にゆくそのときまで、言われたことはなかった。
なので、たぶん、おれにその言葉を贈るのは、 今この瞬間、おれ自身によって、がはじめてだ。]
── っ!
[ 爆風って、こういうことを言うんだろう。 いや、まさに、実際、爆風だったわけだけれど。
まるで、殴られるみたいな勢いに、 おれは、目も開けられないまま、きみを探した。]
(404) 2016/06/10(Fri) 23時半頃
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[ きみは無事だろうか。 怪我をしていないだろうか。 もっとうまくできなかったか? なんだか、ひどく不甲斐ない。]
── ネル、
[ かすれた声できみを呼ぶ。 なんだか泣きたかった。 悲しそうな、今にも泣きそうな顔をして、 兵隊のマスコットを眺めているきみ>>349に、 おれはひどく胸が苦しくなる。]
(405) 2016/06/10(Fri) 23時半頃
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[ ほんとのところ、きみにはおれの助けなんて、 必要ないのかもしれない。
── なんて、まるで気づいていないわけではないのだ。] .
(406) 2016/06/10(Fri) 23時半頃
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── ネル、ごめん、おれのせいで。 大丈夫? 怪我はない? ごめんな、
[ おれはよいしょと立ち上がり、きみの元に歩み寄る。]
おれは平気だよ。このくらい。
[ はじめにやられた足とか、他にも、あちこち、 うまくよけきれなかったときの切り傷とか、 間近で爆発を感じたからか、 皮膚に赤みやヒリヒリとした痛みはあれど、 手足がくっついていて、動く以上、特に問題はない。
おれはきみのためにまだまだ動けるよ。
と言わんばかりに、おれも、手をひらひらと振って見せて、]
(407) 2016/06/10(Fri) 23時半頃
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── でも、タイマー、消えてない。
[ 行かなきゃ。って言うおれは、 なにかに、追い立てられるみたいに。
── だって、この世界に、きみ以外、信じられるものなど。]
……ミッション、クリアしなきゃいけないから。
[ ネルは休んでていいよ、って、おれは言った。 ほんとうは一緒に来て欲しいけれど、 きみはとても疲れて見える。
だけど、タイマーが動き続けている以上、 おれに立ち止まる理由は、ない。*]
(408) 2016/06/10(Fri) 23時半頃
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/* 相方寝てる気がするーーーーーーーーー
(-151) 2016/06/11(Sat) 00時頃
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/* 警報が鳴って逃げるところをやりたいからがんばって起きてるぞ……!
(-160) 2016/06/11(Sat) 00時半頃
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── 13'sスクエア・1Fボウリング場 ──
[ ── 結局のところ、おれの足止めをしたのは、 突如鳴り響いた警報音>>397であった。 警報音というのは、得てして危険を告げるものである。
きみを取り戻すためのミッションがあって、 けれど、きみを危険な目に合わせるのでは元も子もなくて、
だから、おれはこどもみたいに駄々をこねる。
きみは外に逃げる。おれはミッションに行く。
おれは、もちろん死ねない。 きみを道連れにするわけにはいかないから。 だけど、きみを守るためには、ミッションが──、
とまあ、諦められないおれの強欲さを、 きみは、おれのちょっとした怪我を理由に、 うなずけないでいるようであった。]
(442) 2016/06/11(Sat) 01時頃
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[ ── 気にしなくていいのに。
って思うけれど、それは、 きみを蔑ろにするようでもあって、 おれはやっぱり、きみはやさしいなと思う。
だけど、その間にも刻一刻と、 掌に刻まれた数字は減ってゆき、 おれは、いよいよ焦る。
ほんとうのことを言えば、 きみには一緒にきてほしいとさえ思うのに。 あれも、これも、どれも、全部、全部。 って考えるのは、なんだか、
……ひどく、なじまなくて、
優先順位、という言葉は、たぶん、 今のおれの辞書では、塗りつぶされてしまっていて、]
(444) 2016/06/11(Sat) 01時頃
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[ ……そうこうしているうちに、 掌のタイマーが消えたことに、おれは気づく。*] .
(447) 2016/06/11(Sat) 01時頃
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/* ぼかしてるけど、明日とかに自分たちがランダム落ち引くことも考えたら、ここまで言ってて誰にも手をかけてないのあんまりだなーって思ったので、 せめてモブを殺したいです
(-163) 2016/06/11(Sat) 01時頃
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/* あと絵本返してください(おこ)
(-165) 2016/06/11(Sat) 01時頃
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/* もうむり確認漏れまくるむり眠い…… #寝ろ
(-167) 2016/06/11(Sat) 01時頃
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/* モブKILLしたいからあ……
(-168) 2016/06/11(Sat) 01時頃
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── 1F・ボウリング場 ──
[ そして、再びブザーが鳴り響く。>>#7
おれは、何事なんだろうとか、 一体この音はどこから響くのだろうとか、 考えるよりも先に、叫んでいた。]
── タイマー消えてる!ネル、逃げよう!
[ なにより大切なのはきみの身の安全であり、 ミッションがクリアできたなら、 ここにいる理由も、なにひとつない。
おれは、きみに走って出入り口に向かうよう促す。 おれも、きみを追いかけるように、動き出す。
バタバタとその場をあとにしながら、なんとなく、 ── 父さんと母さんはどうしたのかな、って思った。]
(464) 2016/06/11(Sat) 01時半頃
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[ ── あの夜。あの夜の、さらに次の日。
結局のところ、両親が、なにをしたのか。 あるいは、なにもしなかったのか。
誰かを傷つけたかもしれない。 誰かを殺したのかもしれない。 それとも、儀式めいた自死、とか。
いくらでも、考えられることはあって、 ほんとうに、なにも起こってない可能性もあって、 ただ、ひとつだけいえるのは、 どんな末路を辿ろうとも、彼らはきっと幸せ。 ってこと。]
(465) 2016/06/11(Sat) 01時半頃
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[ 警察につかまってるなら、 神様の言葉を信じない人びとの愚かさを、 ひどく嘆いてはいるかもしれないけど、
それでも、正しさを完遂した彼らは幸せ。
盲目的だなあ、と、十年もの間、 幼いなりに、おれはいつも思ってた。
── 思っていた、はずなのだ。]
(466) 2016/06/11(Sat) 01時半頃
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── 13'sスクエア・1Fロビー ──
[ ボウリング場を出たその先、 出口に繋がるロビーに、 まるで、今さっきここにたどり着いた、って顔で、 鳴り響くブザーに戸惑うひとがいた。
── たぶん、参加者だ。 営業停止中の施設にやってくる物好きなんて、 ふつうのひとには、多分いない。
見覚えのない顔。若い男だ。 そばにパートナーの姿はなく、 フロアマップの前で、立ち尽くしている。]
(467) 2016/06/11(Sat) 01時半頃
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[ ── ”あと”の時間の使い方が、大事なんじゃないかな。
今朝、確かにそう思った。 今、掌から、タイマーは消えている。 きみは少し先を、出口に向かっていて、 それを確認したおれは、
足を早めて、彼に近づいて、
ほのかに光る紋様の浮いた右腕を、 そっと、男の首筋に向かって、伸ばした。
── 掌が触れる。]
(468) 2016/06/11(Sat) 01時半頃
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[ ばちん。と、音でもしそうな感覚。
男が、振り返ろうとしたのがわかった。
たぶんそれ、むりだと思う。] .
(469) 2016/06/11(Sat) 01時半頃
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[ パイを奪い合うゲームなら、敵を減らせばいいのだ。]
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(470) 2016/06/11(Sat) 01時半頃
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[ 相変わらず、建物には、警報音が鳴り響いていて、 男はなんだか、動きづらそうな、 立っていられない、みたいな、 奇妙な感じで、 ずるり と、崩れ落ちて、
何が起こったんだろう、みたいな表情で、 目玉だけ、しきりに動かしていた。
カエルみたいだな、って思った。 この世界で目覚めたその日に見たソレ>>0:516みたい。 『どうしてオレの身体は動かないんだ』 とでも、言いたげな。
── だって、おれがこの手で触れたんだもの。]
(471) 2016/06/11(Sat) 01時半頃
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[ このけたたましい音の意味は知らない。 けど、この行いに、意味があればいいと思った。
── すくなくとも、ひとつの収穫。
手足じゃだめでも、油断してるとき、 首や、心臓の近くや、 要は、一般的に”危ない”って言われるところ、 きちんと狙えば、たぶん、おれの力も、 正しい使いみちがある、というか。
……ノイズを”倒す”のには向かなくたって、 おれにはおれの、与えられた役割が、きっと。
── そうだといいな、って、思った。]
(472) 2016/06/11(Sat) 01時半頃
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── 1F・ロビー ──
[ ブザーの響き渡る中、ひっそりと、 ロビーの片隅、フロアマップの前に、 壁に背を預けるようにして、 男がひとり、いるだろう。
その、せわしなく動く目玉にはもう目もくれず、 おれは、先を行ったきみを追いかけようと、 また、出入り口に向かって、歩き出す。
いくらかの高揚感を抱えて、 足の甲から流れる血がつくる、 途切れとぎれのあしあとを残して。*]
(473) 2016/06/11(Sat) 01時半頃
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── そして、屋外 ──
……ごめん、待たせて。時間、まだあるかな。 何か、修理できるようなもの、買わないと。
[ きみに追いついたおれは、さっき見た、 傷ついた兵隊を思いだして、そう言う。
きみはあのとき、とても悲しそうな顔をしていたし、 それがきみの力にも影響するのであれば、 それは、とっても不安なことだろう。]
……電気屋? ちょっと、遠いけど。 それか、ドラッグストアか、百貨店か──、
[ おれは、立ち入れる場所を挙げつつ、 意見をうかがうように、きみの顔を見やる。
目が合うなら、微笑もうか。]
(475) 2016/06/11(Sat) 01時半頃
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[ ── 大丈夫だよ、なにも心配しないで。
心優しいきみは、心配したり、悔やんだり、 きみが気にしなくたっていいことで、 きっと、気を病んでしまうから、
やっぱり、おれにまかせていてほしい。 きみを、必ず取り戻してみせるから。 おれにもきっと、 きみのためにできることがあると思う。
ほんとうに、心配しないでおくれ。 だって、それが正しいんだから 最後には、それがわかるよ。 それまでは、おれに、全部まかせて。
きみはまだ、なにも知らなくていい。]
(476) 2016/06/11(Sat) 01時半頃
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[ ── そして、世界は暗転する。**]
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(477) 2016/06/11(Sat) 01時半頃
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/* 言い訳させてください ・なんとなくそろそろ落ちランダムくる気がした ・これだけ殺意振りまいて無害な人で死んだらかえって恥ずかしいと思った ・サイキック腕の使い道を見せておきたかった みんな背後に気をつけろよ!!
(-175) 2016/06/11(Sat) 02時頃
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/* 元同級生めっちゃ胸キュンしてんのにネルくんごめんな……きみの幼馴染の頭はとっくに壊れています 関係ないけど桐原くんたちが自殺って知る機会があったらめちゃくちゃ責めにいきたい
(-177) 2016/06/11(Sat) 02時頃
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