14 学校であった怖い話 1夜目
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たいしょーじゃだめ? だったら、なんてよんだらいいかな。
[今更のように、“大将”にはそんな言葉を]
……さみしくは、ないよ。 なかまがふえたら、うれしいけど。
[独り言のように、無邪気な声は呟いた]
(*26) 2010/07/18(Sun) 23時半頃
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―部室―
霊が?
[パティの言葉>>74に対して、未だその存在を信じ切れない現実主義者は訝しげな顔をする。 程無く廊下から足音が近づいてきて、駆けこんできた2人の姿に目を瞬かせた]
何があったんですか?
[とりあえずまずは問うてから、二人が誰かを確認するかのように目を細め]
副会長、と……あら、あなた確か、
[少女の方に目を止める。 確か兄のクラスメイトではなかったかと、彼女に問おうと開いた口は]
……え、何よあれ?
[けれど扉の窓につけられた手形によって、別の言葉を発することとなった]
(81) 2010/07/19(Mon) 00時頃
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[廊下からひた、ひた、と微かな足音が聞こえた。気がした]
……外、誰かいるの?
[そちらに気を取られて、その前に佇む少女の腕の赤には気がつかなかったらしい。 立ち上がって、閉まった扉に恐る恐る近づく]
(86) 2010/07/19(Mon) 00時頃
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きいたよ。 “むこうがわかるこ”、なのかな。
[パティに関しての肯定はうたうよう]
“いじわるするこ”、いないといいね。
[仲間の表情は見なかったけれど、そう呟いた]
(*30) 2010/07/19(Mon) 00時頃
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[扉の前まで歩み、まさに今手を掛けようとした、ところで。 鳴り響くチャイムの音]
…え?
[思わず手を引いて、部屋を振り返った。 聞こえてきた声は、聞き覚えのないもの]
誰の声?
[部屋に欠けている人がいないか見渡してみるけれど、サイモン以外の参加者はそこに揃っている]
(93) 2010/07/19(Mon) 00時半頃
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赤い手?
[要領を得ない説明>>94には、眉根を寄せたか。 それ以上を問う前に放送に遮られて]
……何の冗談よ、これ。 悪趣味にも程があるわ。 どうせあれも仕掛けでしょ?
[少女の声が途絶えれば苛立つように言い、けれど廊下からは確かに音が絶えている]
開けるわよ。
[メアリーが未だ扉に背をつけていたなら、そう断って。 扉に手を掛けて、一気に開け放ち――絶句した]
(99) 2010/07/19(Mon) 00時半頃
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うん、きをつける。
[仲間の忠告には素直な反応を返した]
……ともだち、いなくなっちゃった。
[消えてしまった外の気配に、残念そうにつぶやいて]
(*36) 2010/07/19(Mon) 00時半頃
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……ころしあい? なかま、ふえるの?
[一転、嬉しそうなこえに変わり、けれど]
わたしは、しらないよ?
[セッティングの言葉には否定を返した]
(*37) 2010/07/19(Mon) 00時半頃
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[廊下にはびっしりと赤い手形が付いていた。 床も、壁も、天井も、普通なら届かない高さのところまで。 ここに来る前に見た廊下は、勿論こんな色はしていなかった]
……な、何よ……。 こ、んな演出、今時、流行らないって……。
[引き攣った笑みで、言い放ったつもりの声は掠れてしまった]
(106) 2010/07/19(Mon) 01時頃
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おともだち? あんなこ、いたかな。
[不思議そうな気配]
……でも、しってるきはする。 なんでかな。
(*39) 2010/07/19(Mon) 01時頃
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[常にはない様子の妹を兄は心配しただろうか。 気遣われたとしても、血の気の引いた顔で尚大丈夫だと言い張るけれど。 無理やり廊下から背けた視界に、抱き合う男女――というより抱きつかれる男子――が入っても笑えなかった]
……とにかく、 出口、探しに行かなきゃ。 その、放送室も、気になるけど。
[何とか呼吸を落ちつけてから、オスカーに言う。 ホリーの中で2人で行動するのは既に決定しているような、そんな口振りだった]
(120) 2010/07/19(Mon) 01時半頃
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あ、 ……アイリス先輩も、行きます?
[絶句している間に聞こえた、つんざくような悲鳴>>117を思い出しながら、オスカーとも知り合いらしい先輩にそう聞いてみる。 平静を取り戻したように振舞ってはいるけれど、足は少し震えていた**]
(121) 2010/07/19(Mon) 01時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/19(Mon) 01時半頃
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……まぁ、いっかぁ。
[長考の末、思い出すのは諦めたよう]
あのこ、こわがったの? よかったね、たいしょー。
[そんな風に、すっかり思考を放棄していたから]
どうしたの?
[何かに気付いたような“狐”に、不思議そうに問いかけた**]
(*42) 2010/07/19(Mon) 02時半頃
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―部室―
……そう、ね。そうだった。
[オスカーに言われて初めて気がついたように、何も握られていない手を見る。 竦みそうな足を何とか棚の傍まで動かして、中にある懐中電灯を一つ掴んだ]
あ、じゃあ何かあったら連絡ください。 そっちも。
[放送室に行くというノックスのグループや、テッド達にもそう声を掛けておく。 合流の申し出を断ったマリアンヌがセシルの名を発した時には、訝しげに眉根を寄せはすれど、それだけ]
(149) 2010/07/19(Mon) 22時半頃
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―部室―
……あの子? ああ、セシルって人のことですか? 多分なかった、……と思いますけど。
[アイリスの言葉>>136には、同じようにマリアンヌのほうを伺ったか。 言葉が何処か自信なさげなのは、退屈のあまり後半部分は聞き流していた為]
そうしましょ。
[非常階段を、というオスカーの提案には特に異論もなく、首肯した。 彼らに続いて廊下に出る時、一瞬だけ躊躇ったのに他は気がついたか]
(152) 2010/07/19(Mon) 23時頃
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―4階廊下―
[赤い色をできるだけ踏まないように注意しながら、それでも踏んでしまえば引き攣った顔になる。 いつもより長く感じる廊下を進むにつれ、手形はその数を減らし疎らになって、小さく息を吐く]
そうね。 万一のことがあるから、交代で使ったほうがいいかも。
[平静に聞こえるオスカーの言葉には、ホリーも比較的落ち着いた声を返せた、はず。 2人の承諾を得られたなら、自分の持つ懐中電灯を消して、オスカーに寄り添うように近づいた]
(156) 2010/07/19(Mon) 23時頃
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―4階廊下―
[オスカーの呟き>>139は、耳に届くことはなく]
マリアンヌさん、大丈夫かしら。 なんだか、いつもと様子が違ったけれど……。
[こんな状況なら仕方ないのかもしれないけど、とぽつり零す。 霊感のないホリーに背後からの足音は聞こえないのか、振り返ることもしない]
鬼……、まさか、ね。
[続く言葉は独り言めいて小さいけれど、近くにいれば十分に聞こえる音量だった]
大体あんなの、悪戯に決まってるし。
(159) 2010/07/19(Mon) 23時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/19(Mon) 23時頃
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おいで、 おいで。
[背後の足音に気づいていない筈もない。 懐中電灯を消したなら、一瞬だけにまりと笑んだ]
(*50) 2010/07/19(Mon) 23時半頃
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せしる? ……ああ、いたね、そんなこ。
[興味は薄そうで、淡白なこえを零す]
だいじょうぶだよ。 ころされたって、むこうにかえるだけ。 なかまは、つれてこれなくなるけど。
[仲間の焦りに幼子は言う。 “浄化”の知識はないのか、それ自体ないと思っているのか]
(*51) 2010/07/19(Mon) 23時半頃
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めんどうなこ?
[“狐”の息に、そんな問い。 嬉しそうな気配は伝わるから、あまり心配はしていないけれど]
てまをかけてそだてたら、そのぶんおいしくなるんだよ。 にんげんだって、きっといっしょ。
[励ますように、そうも紡いだ]
(*54) 2010/07/20(Tue) 00時頃
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―4階廊下―
え、 何ですか、アイリス先ぱ……。
[不意に袖を引かれて>>166、肩が跳ねた。 後ろを歩いていたアイリスを、その微妙な距離には気付かずに振り返り、けれど視線が捉えたのはその奥の]
……え、え。 何、誰かいるの?
[次々と開いて行く扉は、霊感がなくても見える。 目はそちらに釘づけのまま、無意識にオスカーの腕を求め、手を伸ばした]
(168) 2010/07/20(Tue) 00時頃
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うん、そうでしょ。
[「手間をかける」ことへの同意が2人から返れば、嬉しそうに頷く気配]
わたしも、はなれるのいやだよ。 たいしょーとも、きーちゃんとも。
[破裂音と笑い声には不思議そうに、当たり前の事のようにいった。 「きーちゃん」は“狐”の呼称らしい]
だいじょうぶだよ、きーちゃん。 みつけられっこ、ないもの。 きっとすぐに、みんなつれていける。
[“大将”の約束に言葉を添えた]
(*60) 2010/07/20(Tue) 00時半頃
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―4階廊下―
[「何か」がいる。 その言葉を聞きながら、オスカーの腕に抱きつくことは叶うだろうか。 のろのろと引き剥がした目が捉えたのは、握りしめられた懐中電灯]
待って、そんな、 アイリス先輩も一緒に、
[発破をかけておきながらその場に留まりそうなアイリスに、すぐに駆け出すことを躊躇う。 その耳に]
[けたけたけた][げたげた]
[子供とも、老人とも、男とも女ともつかない、 けたたましい笑い声が届いた、気がした]
(173) 2010/07/20(Tue) 00時半頃
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うん、きーちゃんかわいい。
[“大将”には、何の意図もなく同意を返した。 ネーミングセンスを褒められて、嬉しそうですらある。 声を張り上げる“狐”に、くすくすと楽しそうに笑って]
ううん、まだみてないよ。
[サイモンの居場所については否定を返す]
そうだね、 さがして、つかまえておこうか?
[“ホリー”の背後、広がる暗闇に、小さな気配が蠢く。 目の前の現象のほうが大きくて、オスカーとアイリスはきっと気付くまい]
(*63) 2010/07/20(Tue) 01時頃
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―4階廊下―
[アイリスの言葉を聞いても尚、置き去ることを躊躇うけれど。 開く扉はすぐそこまで迫っていて、声もだんだんと大きくなり。 霊感のない者ですら異常に気がつく程に、「何か」の気配は濃くなっていた]
……本当、ですね? 絶対に、後から来てくださいね。
[念を押すようにアイリスに言って、一歩後ずさり]
逃げきれたら、連絡ください。 場所教えますから。
[携帯の番号は彼女にも教えてあるはずだ。 後でまた合流しましょうとアイリスに伝えてから、踵を返し、この先にある筈の非常口に向けて走り出す。 手を引くのはホリーの方だったか、オスカーだったか]
(178) 2010/07/20(Tue) 01時頃
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だって、かわいいもん、ねぇ。 ……ふふ、わたしもたいしょーすきだよ。
[ダメ押しのように、“大将”に同意を求めて。 大好きという言葉は単純に捉えて喜んだ]
んぅ? わたしは、ふたりがやりやすいように、つかまえるだけでもいいけど。
[振り返る直前、闇の中の気配はす、と溶ける]
でも、きょうそうするの、たのしそう。
[“狐”から提案されたゲームには乗り気なようで、弾んだこえを上げた]
(*66) 2010/07/20(Tue) 01時半頃
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ころしちゃ、だめだよ。 そっちのこは、あとまわし。
[アイリスに対峙する気配にはそんな風に囁いてから、駆け出した。 それから仲間のほうに意識は向いて]
ありがと、たいしょー。
[可愛い、という言葉に対する反応はやはり素直で]
はぁい。 じゃあ、“くぎり”まで、まってるね。
[くすくすくす、と笑いごえを残して、それきり沈黙した]
(*69) 2010/07/20(Tue) 02時頃
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―4階廊下→渡り廊下入口―
その言葉、信じてます。
[間際に見えたアイリスの笑みに、一つ頷き、口を引き結んだ。 それからは一度も振り返らず、あまり周りを見ないように、懐中電灯の灯す先だけを見つめて駆け抜ける。 常より長い距離と思ったのは気のせいか否か、息が切れた頃に見えてきたのは、渡り廊下に続くスライド式の扉]
……っは、 しまって、る?
[非常口は渡り廊下を越えた先にあるとホリーは記憶しているのだが、外と接するその場所は、闇が広がっていてよく見えない。 息を整えながら、固く締め切られた扉に手を添えて、動かそうとする。 びくともしなかった]
(191) 2010/07/20(Tue) 02時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/20(Tue) 02時頃
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―渡り廊下入口―
……どうしよ。 他の階に回ったほうが……。
[何度かがたがたと扉を揺らして、オスカーの方を見たその時。 例のチャイムが鳴り響いて、びくりと肩を揺らした]
また、悪戯……?
[不快そうに眉を顰めた、けれど]
――っ!?
[手を掛けたままだった扉から、不意に違和感を感じ、飛び退く。 そうして映し出される映像に、はたり、目は瞬いて――ゆっくりと、見開かれた]
(197) 2010/07/20(Tue) 02時半頃
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[それを成したのは、三人のうち誰だったろう。 いずれにせよチャイムが鳴り響いた時、ゲームは始まった。 サイモンを探すべく、それの足許から闇を渡るのは“忘れられた子供たち”。 目的を果たせたにせよ、先を越されたにせよ、彼らを統べる幼子は楽しそうな笑い声をたてた]
……ばいばい、“なんにもないこ”。
[サイモンが事切れる間際に、そんな言葉を囁いて]
(*71) 2010/07/20(Tue) 03時頃
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