人狼議事


255 【ヤンストP村】private eye+Violine

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視点:


【独】 奴隷運び ヌヴィル

/*
あれ、もしかすると自警団に嫌がらせ被害は
後報もなかった感じかな・・読み違えたか。

(-0) 2018/12/06(Thu) 07時半頃

【独】 奴隷運び ヌヴィル

/*
(>>3:299 ワカナ)
(>>3:314 タツミ)

(>>3:43 タツミ)

(-1) 2018/12/06(Thu) 08時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

  ―薬屋前―

 [花屋に直行する前に、寄っておきたい場所がある。
 こうも気が滅入っていると
 何を言い出すか解ったものではない。

 かといって処方要の薬を求める為に
 治療院で診てもらって更年期と始まりだとか
 診断されたら余計に不機嫌になりそうだ。

 睡眠補助剤には安定剤作用のあるものもあるし
 処方無しで購入できるものもあるから、
 栄養ドリンクのついでに在庫があるのなら
 購入しようと考え、訪ねることにした。

 必要ならメールをしろとあったが>>3:43
 今は細かい作業をなるべく避けていた為
 丁度出ていてついでに立ち寄ったとでも言い訳しようと] 

(0) 2018/12/06(Thu) 08時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [薬屋の中でどんな会話が為されているかは、
 店外まで聞こえるものでは無かった>>3:299>>3:314

 薬屋は閉店札が出たままか>>3:36
 そうでなくとも一応、ノックをして
 物音が聞こえるようなら外から声をかける。]

  おーい、居るかぁ?
  栄養ドリンクと、あれば睡眠導入剤を…

  メールでも聞いたがなんかあったらしいな。

 [声をかけて反応が無ければ
 取り込み中だと諦めてそのまま辞すつもり]**

(1) 2018/12/06(Thu) 08時半頃

奴隷運び ヌヴィルは、メモを貼った。

2018/12/06(Thu) 08時半頃


【独】 奴隷運び ヌヴィル

/*
さては天メモをあまりみないなユーたち!
早起きしてはってるのにっひどい!wwww
でもいつもおそくなる…。

(-3) 2018/12/06(Thu) 14時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

  悪いな、
  ―――丁度近くを通る用事があったんだ。
  

 [ノックの後、中から近づく足音が微かに聞こえ>>5
 扉越しに声をかければ小言が降ってきた>>6

 先ほどまでの怖気も日常の一部―――
 競りに出した絵画と
 “似たような”タツミの姿を見れば
 なんだか少し、現実に戻ってきた実感が湧く。
 
 愛想が薄いのはどうにかならないかと
 サイラスは気にしていたようだが
 案外こうしてアポロの役には立ってくれた。
 安定剤より効き目があったかもしれない]
 

(8) 2018/12/06(Thu) 21時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル


  文句垂れるくらいなら、
  思ったよか元気そうで何よりだ。
  
 [箱の用法を確かめる。

 想像していた通り、
 生薬成分が神経を落ち着けると謳い文句がある。
 食後というのが難点だが、此処はのむとしよう

 タツミの方に視線を向けている為、
 店隅の休憩ソファの方に居るらしい>>3:287
 ワカナの姿は中に入っていないので見えていない。
 声が掛かれば挨拶くらいはするだろうが――]

(9) 2018/12/06(Thu) 21時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

  盗みに……
  そりゃ、…………。

 [自警団が寄っているのを見たと聞いたが、
 不法侵入と盗難にあっていたとは知らなかった。>>7
 栄養ドリンクやこの睡眠導入剤が
 無事だったのは救いだが]

  換気ってぇと、窓から、だよな。
  そうか……
  その、ウチも今日の昼間に空き巣にやられて。
  今聞いて、てっきり同じ犯人かと思ったんだがよ。
  こっちと手口が全然違うな。

  出入りに目撃証言があったんだが
  業者に変装してたらしくてよ。

 [困ったように頭を掻き、目を伏せる。
 盗難が目的というよりは怨恨の線が高いとか
 ――心当たりはあるが、]

(10) 2018/12/06(Thu) 21時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

  こっちは玄関の鍵穴を歪めて入ったらしい。

 [実際はスペアキーを作られていたとは知らず
 鍵穴の傷が無理やり外から
 こじ開けた形跡である、と
 異なる見解で落ち着いてしまった。]  

  パン屋の窓が割られたとか聞いたからよ。
  てっきり召集に掛かってる店を
  同じ奴があちこち狙ってるのかと思いもしたんだ。
 
 [ただ―――

 それは手口が異なる事で、……違う気もしてきた。] 
  

(11) 2018/12/06(Thu) 21時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

  ……サイラスなあ。

 [店をまるごと失った訳ではなければ
 不義だと咎める事も無かろうと
 慰めを口にしても良かったけれど。]

  ただ――不穏だな。

  盗まれたのは、その。
  どんなもんだった?

 [店内の物品という事は薬品などの物資が思い当たるが
 アポロが盗られて一番動揺したのは
 金にならないものだっただけに。
 どうにも気になってしまった

 代金を支払うべく財布を取り出して、
 自然と顔を強ばらせながら問う]* 

(12) 2018/12/06(Thu) 21時半頃

奴隷運び ヌヴィルは、メモを貼った。

2018/12/06(Thu) 21時半頃


【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [店奥で過ごすワカナの存在を気がつかないまま>>20
 窓からの侵入であり手口の異なることから>>21
 この時期に悪辣な住人が 
 推定でも二人、いや三人>>22
 ――存在する事に、深い溜息をつく。]

  そうだなあ……。
  薬屋やウチに入った泥棒は別人。

  ウチとお前さんとこが物取り目的だと仮定すると
  パン屋はそれとは違う目的っぽいよな。

  わからねえ。
  窓を割るってこたぁ嫌がらせの類だろうが
  ココアが恨みを買うとはあんま思えねえな。

 [恨みを買うような人物ではない、
 それで連想したのは――ロイエだった。]

(28) 2018/12/06(Thu) 22時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [随分前に雑貨屋で何かあったのではという噂は
 あくまで噂とロイエに視線で制されたが>>3:327
 追い返される際、明らかに粗暴な連中が
 店に入ってきた事を思い出す。>>3:330

 大丈夫なのかと食い下がろうとしたものの
 足のないアポロに出来ることは数少なく
 店の主に送り出されるなら帰る以外の選択肢はなくて
 渋々と、彼女の身を案じる声を一つかけた程度だった。

 ああいう、―――輩しか想像ができない。 
 虫も殺さなそうなココアが悪質行為に遭うとしたら]

(29) 2018/12/06(Thu) 22時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [けれど、物取りの犯行に関しては別だ。

 手口は違えど似たように私物を狙われるなら
 同一犯が別件犯罪を装った可能性はある。
 これでも元自警団の一人だった訳で
 検証が完全なるズブでもない。

 もし似たような個人的な何かを盗られていたら
 そうであれば―――、そうだったら。

 タツミに、愚痴を零したかった。
 家族を受け入れることが出来ず
 怒りや恨みを飲み込んだ愚かしい過去を。]

  ……盗まれたのは?

 [当の相手が何を考えているかは知らず>>23 
 固い声で聞き返すも。
 落ちてきたのは、備品程度の損害。]

(30) 2018/12/06(Thu) 22時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル


  ………そっか。
  怪我した猫でも治療してやりたかったのかね。

 [薬屋が閉まっていたか
 緊急だと、こっそり侵入しただとか。
 そんな風に考えれば
 まるきりの別人だと決め打ててしまった。

 ―――物騒なモノが消えたと分かれば
 もっと違う感想を漏らしたかもしれないけれど。]

(31) 2018/12/06(Thu) 22時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

  また負けられちまったなあ。
  昨日は面倒かけちまったてぇのによ。

 [多く持たせても昨日と似た問答になりそうで、
 言い値の通りに支払いをしてから。>>24]

  お前さんがナルシストなら
  死ぬ前に一枚描いて渡すんだがな。
  
 [金以外の報酬を思いついたところで、
 自分の絵を描いてもらって喜ぶタツミが想像できない。
 “エロ本” 
 セミヌードデッサンを押し付けても
 ピスティオのような反応が見れるどころか
 おまけの溜息を増やすだけになりそうだ。]

(32) 2018/12/06(Thu) 22時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル


  っと、長話したな。
  閉めてる時にありがとよ。

 [薬と栄養剤を車椅子の網籠に入れ、
 挨拶を短く告げ、店の前から離れていく]*

(33) 2018/12/06(Thu) 22時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [車椅子を店とは逆側に動かせば――
 若い声がいくつか、耳に届く。
 
 薬屋は大学に近い。
 サークル帰りか、夕方まで過ごして生徒らが
 連れ立って大学から出てくる姿を眺めながら
 その様子に――

  イアンと共に大学で過ごした時代を思い返して。
  帰りがけに出会ったパピヨンに
  デッサンモデルを頼んだ
  いつかの思い出を頭に過ぎらせる。]

(38) 2018/12/06(Thu) 22時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル


  ……ん。

 [その時。
 メールの通知をする無機質な電子音が届いた。
 ポケットから宛名を見て
 強ばっていた顔が、余計に固まる


  パピヨンだったから、だ。

 
 財布を握る片手に無意識に力を篭らせ
 もう一方の手で携帯端末を弄り
 恐る恐る内容を確かめれば、]

(39) 2018/12/06(Thu) 22時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [『朝はごめん。
  彼とのこと、昼に行った時にでも
  ちゃんと話すつもりだったのに
  あんたが妙な事言い出すから
  怒鳴りつけてビンタしちまったけどさ。

  あんたの事ちゃんと見送りたいんだ。

  あの人、何も知らせずに行っちまったから
  せめて、親友のあんたを見送らせてよ。
  わがままで身勝手なババアの望み、
  最後に、最後だから、聞いて欲しい。』]

  …………。

 [ほっと息をつく。
 虫が良いと分かっているのに、
 和解の機会を貰えたことを。]

(40) 2018/12/06(Thu) 22時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 『こっちこそ当たっちまってすまねえな。
  柄になく気が立っちまった。

  今夜は用事があってな、明日の朝なんてどうだ。
  あの男との祝いに花でも買っておくから
  アトリエに来いよ。
  俺とイアンが揃って惚れたいい女だ、
  幸せになってくれなきゃ困る。』

 [営業時間まであと数時間はあるだろうが、
 こうして合間を縫って連絡をくれたのは
 素直に嬉しかった。
  
 それに、呪いなんて無かったと。
 パピヨンらしいメールから証明された事に
 バカバカしい話だが、安堵している。 


  けれど―――そのメールを送った時。]

(41) 2018/12/06(Thu) 22時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [幸せを手に入れたというのに沈んだ面差しの女。
 いつもより苦く感じる煙草を吸いながら
 返ってきたメールに注意を注いで
 よかった、と独り言を小さく呟いた。

 
 化粧では誤魔化せない
 血管がいくらか浮き出た
 中年女の首が―――何者かに絞められ

 仲違いしてしまった男の許しを得た
 安堵の息を最後に、
 二度と呼吸を許されなくなったことを。



         アポロは、知らない。]

(45) 2018/12/06(Thu) 22時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [五十年と少し。 
 ―――五十年と少しだ。

 ひとりの女が歩んできたいのちの蝋燭は、
 下手人よりずっと長くて。


 小さな種火がすべてを燃やすまでは
 きっと、時間がかかる。

 酒に、油に、火の手が移るまで
 きっと、何時間も掛かるのだろう。]

(46) 2018/12/06(Thu) 23時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル


  [―――分からなかった、


   何も、知ろうとしなかったせいで。]

 

(47) 2018/12/06(Thu) 23時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [高校や中学と違い、私服の学生らの人波。


 車椅子で移動するアポロとすれ違うさなか。

 『せんせーこんばんは。』

 『明日講義でねー』 

 そのうちの数人が挨拶を非常勤の講師にかけて、
 そのうちひとりは、アポロに声をかけた。

 
   『            』と。   ]

(48) 2018/12/06(Thu) 23時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル


  …………!?

 [車椅子の向きを返るのは、
 早足で帰路を目指す彼らには間に合わない。
 上半身を捻り、振り返る。

 けれど、どの学生が告げたかは分からない。
 見覚えある顔は居た。
 明日の実技を取っている生徒。
 けれど、そうでない生徒の顔を
 常勤でないアポロが、全て覚えている訳じゃない。]


  ……空耳、か……?

 [そうでなければ、困る。
 だって、願いなんて、もう抱いていない。
 あるとすれば明日、パピヨンに花を渡すくらい。]

(50) 2018/12/06(Thu) 23時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル




  [死神は、呪いしか叶えてくれないのに。]*


 

(51) 2018/12/06(Thu) 23時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [大丈夫だ、
 飯を食って、薬飲めば。
 ―――― 幻聴もなくなるのだから。
 幻聴ではない事を、“知らない”。
 いいや。
 分かろうとしていないのだ。

 パピヨンから返信が無くてもおかしいとは思わない。
 夜に開ける店だから、今頃準備で手が離せないだろう。]

  ……お。

 [買い物を終えたところで花屋に行こうとするも
 短い電子音に>>14携帯を見る。
 パピヨンではなくて、フローラからだった。>>14]

(52) 2018/12/06(Thu) 23時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

  だから持って出ろって言ったのに。

 [水筒と氷嚢を押し付けて花屋に向かう彼女は
 着替えなどの手荷物を持ってはいなかった。
 添付された店のアドレスを開いてみれば]

  ……こんな店でいつも買ってんのか?
  
 [少女趣味なセンスとは少し外れている。
 新作の衣服の写真を見る限りでは
 いまいちピンと来ず、大人びたものばかりだ。]

(55) 2018/12/06(Thu) 23時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [可愛い服をこの中からどう探せば良いのだろう。
 店員に流されるまま選べばいいか―― 
 
 というか、着替えには下着まで含まれるのか。
 着替えを何も持って行っていないと思えば
 そういう事なのだろうけれど。
 送りつけられた店では下着の取り扱いもある。
 益々フローラに似合わない、奔放なデザイン。]

  『サイズはMで良かったか?Sか?
   靴下くらいならともかく
   下着はカップだとかあるんだろう。
   俺には分からねえし
   自分で選ぶ方がいいんじゃないか。』

 [遠まわしに衣服だけなら買って帰るが
 下着のサイズなんて
 流石に把握も想像もしていないし
 無理だろうと言いたげな内容で返信する。]

(57) 2018/12/06(Thu) 23時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [此処から一番近い通り沿いの 
 ブティックを目指して車輪に運ばれていく。
 嫌だな、と感じたのは
 男が下着まで扱っている女物の服飾店に
 ひとりで入るのがどうにもむず痒い、
        ――と、いうだけではなくて。

 表に見えるように展示されている華やかなワンピースは
 朝に出会った時のパピヨンが着衣していたものと
 同じデザインであったからだ。
 白いマネキンの隣に写真家の男などいないけれど。

 着いた後にメールを打ったが>>57
 返信を待つ間、背後から声をかけられた。]

(66) 2018/12/06(Thu) 23時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル


  あ…?


 [それが店員――とは思わなかった。

 女性物だけを取り扱う店だから
 店員は、女だと思ったのもある。]  


  な。

 [気色の悪い雰囲気を纏う男が
 フローラの下着のセンスを朗々と語るのを
 呆気に取られ、口が塞がらない。]

(70) 2018/12/06(Thu) 23時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [なんで?
 なんでこの男がどんな下着を選ぶか把握しているのか。
 サイズまで語るのだから余計に意味が分からない。
 フローラちゃんの彼氏です
 とでも自己紹介があったとして、
 理解できない、無理だ。

 フローラとこの男とでは年齢に開きがあり過ぎて。]

(71) 2018/12/06(Thu) 23時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [―――顔も声も覚えのない男は去っていく。
 茫然自失から返ってきたのが今。]

  お前、っな。
  なん……なんなんだよ……

 [ブティックを出て行く男を追うにも、
 距離はとっくに開いていて。
 店を慌てて出ても、通りは人気が無かった。]

(73) 2018/12/06(Thu) 23時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

  あ、あいつに付け回されてんのか?
  あいつが犯人だったのか……?
  いや、
   だが……

 [配達の商会を装った男とは別人だと思う。
 声すら聞き覚えが無いだけに
 山羊の頭を押し付けられた異常事態は
 アポロの耳にも、記憶が刻まれていて。]

  ――――っ

 [直後、届いたメール。>>63
 服の採寸や靴下のことよりも目が向くのは
 やらしい意味ではなく、
 今しがた口添えられたブラジャーのサイズと
 メールに書かれているサイズの一致。

 ……だけではなくて。
 好むデザインまでも。]

(74) 2018/12/06(Thu) 23時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [いや、気持ち悪い。
 無理だ。
 何が嬉しいのかにたついて、
 訳のわからない人物から
 勧められたデザインなんか。

 フローラの要望であっても
 生理的に、嫌だ。

 それに、花に―――蝶。
 
 幼い頃、蝶にもみじみたいな手を伸ばす
 幼い妹の姿は知っているけれど
 アトリエで抱いたパピヨンの着用していた
 下着に、デザインが似ていて。]

(81) 2018/12/07(Fri) 00時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル


  『服のサイズは解った。
   靴下もお前の言うとおりのやつが
   置いてあるらしい。

   だけどその下着、売れ筋らしいな。
   俺の前に来た客が
   買って帰っちまったよ。

   だから、別の同じサイズのやつを
   見繕ってもらうよ。』


 [嘘を――ついた。]

(83) 2018/12/07(Fri) 00時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル


  パピヨンみたいな下着を
  あいつが着けてるなんて、

 [服だって、少女の域を超えない格好を
 している印象が男の――アポロの脳内では強く。
 だから。
 もっと、子供っぽい下着を付けるのだろうと
 そう、思っていたのだ。

 ガキっぽくクマがプリントされているだとか。
 少女らしい小花柄であったりだとか。

 アポロがフローラという少女を
 妹と“認めようと”していた頃の印象から
 大きく掛け離れないものでないと―――]

(85) 2018/12/07(Fri) 00時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル


        気持ち悪い………。

 

(86) 2018/12/07(Fri) 00時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル


 [その声を。
 その想いを。

     車椅子の一部に取り付けられた“何か”が
     拾っているなんて思わなくて。

 ――――誰に届くのかも、当然、知らない。]

(87) 2018/12/07(Fri) 00時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [不快感を隠せない顔を一度手で覆う。
 
 ブティックへと引き返し、
 華やかな柄物のサテンワンピースや
 肩が出る色気を誇張するカットソーや
 ジッパーでスリットの開閉が出来る
 妖しいスカートなどには目も呉れず。

 型落ちで安くなっていたが
 値段が質に比例しているのではなくて
 この店では流行らないから値引の末路を辿った
 丸襟で、何処か少女らしさを主張している
 水色のニットのワンピースを選ぶ。

 膝下丈――

 きっとこの店に通う客から見て、
 一番“センスがない”地味な服。]

(88) 2018/12/07(Fri) 00時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [だがきっと、花屋の薄桃色のエプロンに映えるだろう。


 どぎつい原色ではなくて。
 水彩で描いた空のように、優しい水色だから。]

(89) 2018/12/07(Fri) 00時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [下着展示の場所に差し掛かれば、
 正直、人目がどうにも気になって落ち着かない
 靴下はメールにあった通り取り置いて貰うが

 下着は店員が強くお勧めをする
 贔屓のメーカーではなくて
 白地にラベンダー色の小花の刺繍が入った
 ごく、清楚なものを上下組で。

 もう絶対に、一生買いたくない。
 こんな買い物は、生理用品の次くらいに困る。
 だが、そもそも、そんな機会は
 あと数日経てば訪れないことを思い出す。

 それが嬉しい筈なのに――――

    大好きだから分からないと
    訴える顔を思い返すと、
    肌を引き攣るような寂しさを
    ほんの微かに、感じてしまう]

(90) 2018/12/07(Fri) 00時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [……それでもやっぱり下着の買い物はない。
 
 独特のチョイスから、
 同年代の女房や愛人に対する
 贈り物ではないのだろうなあ……と
 言いたげな店員の目が刺さるから。]
 
  早いとこ会計を済ませてくれ。

 [下着はいの一番で包んで欲しい。
 買った事実を隠してほしいから。

 非常に気まずい顔で会計を終え
 ラッピングの有無に絡むのか
 プレゼント用か否かの問答には是を返す。

 まさかCカップトップ80の
 どちらかといえば小振りな表示を見て
 ――そもそも女物の品を買っているのに――
 自分用ですかと確かめたい訳ではないと思うが……]**

(91) 2018/12/07(Fri) 00時半頃

奴隷運び ヌヴィルは、メモを貼った。

2018/12/07(Fri) 00時半頃


【独】 奴隷運び ヌヴィル

/*
めちゃくちゃかわいい女の子にきもちわるい・・
って言わなきゃならない俺のきもち、考えたことある?
ゲスクズすぎて*ねばいいのにってアイリスちゃんもゆってる

(-46) 2018/12/07(Fri) 00時半頃

【独】 奴隷運び ヌヴィル

/*
ふーむ、時間ないだろうしこのまま直行でいいな。
んで挙手ないのか。

(-68) 2018/12/07(Fri) 21時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

  ― 花屋 ―

 [2階建ての構造を見る限り、>>62
 1階の通り沿いの店の間口から先は
 表に出していない鉢植えもあるのだろうが…
 キッチンや風呂があるのかもしれない。]

  1階に借りれる部屋が無いと
  泊まるのは難しいだろうな。

 [夫妻の他に年老いた存在がないだけ、
 ホームエレベータの類は着いていないだろう。

 既にシャッターは降りているようなので
 ショップの紙袋を抱えるまま、
 車椅子を裏路地に向かわせる。

 花屋側にしかこれまで用は無かったが
 そちらに回れば住居の玄関に出た。]

(111) 2018/12/07(Fri) 21時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [こちら側からも台車で花を運び入れることがあるのか
 幸いなことに、玄関には段差は無さそうだ。
 靴を玄関で脱ぐ習慣の家もあれば
 そうではなくそのまま入る家もあるだろう。
 ヌヴィル家が後者であるように。
 
 いかんせん靴を脱ぐ風習を重んじる家は
 車椅子を持ち上げて貰う必要があるので
 後者であって欲しいところだが……。

 車椅子を進め、ドアの前まで行こうか。

 窓の一箇所には電気が灯っている。
 窓の厚さでそこがキッチンだとは分からないものの
 既に夕飯の支度でもしているのか
 微かに―――“いい匂い”がした。
 ただ、香辛料の香りは鍋を彷彿とさせる。
 焼肉では無かったのかと、首をすこぅし傾げ]

(112) 2018/12/07(Fri) 21時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

  ……あ、しまっ……

 [座っていると――否、座る移動しか出来ないと
 色々と不便な事があるが。
 インターホンに手が届かない事に気づいた。

 仕方なくノックを数度と。]

  『今玄関側に居るんだけど
   インターホンが高くて押せない』
 
 [フローラから返信は無かったから立て続けだが
 ノックが聞こえなかった際の保険に、メールを送信。
 
 もっとも、この携帯のGPSを
 掌握されているだけに――
 無用な心配ではあるのだが]* 

(115) 2018/12/07(Fri) 21時半頃

奴隷運び ヌヴィルは、メモを貼った。

2018/12/07(Fri) 21時半頃


【独】 奴隷運び ヌヴィル

/*
さて、今日の挙手どうなるもんかなあ・・?

(-72) 2018/12/07(Fri) 22時頃

【独】 奴隷運び ヌヴィル

/*
酒場を火事に発展させるのは食事の後じゃないと
飛び出してしまいそうなんだよね。
なので、まだ回収はしない。
火事となるだろうの前兆は立てたが。

(-78) 2018/12/07(Fri) 22時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [ブティックに寄っている間に、
 贔屓の酒場の中を灼熱が舐め回している事を。

 騒ぎになる前に花屋に着いてしまったアポロは
    ――――――知らない。]

  ……ん。

 [頼まれた下着は無かったと送っただけに
 不機嫌なメールが返ってくるかと思えば
 到着を知らせた返答だけの短いものだった。>>135

 些細な違和感はドアが開けば>>136
 別の違和感にすり替えられる。]

(141) 2018/12/07(Fri) 23時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

  お…前……?大丈夫か

 [一瞬、唖然としたが。
 フローラが“痛がっていない”事に気づいて。]

  鶏肉か何かか?
  血抜きからするとなると。

 [乱暴に打ち付けた包丁で切られた肉。
 解体をしたのだと解るくらいに
 エプロンには少し血が飛び散っている。]

(143) 2018/12/07(Fri) 23時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [その染みの香りまでは――――
 湯気の熱気で乾いており、解らなかったけれど。
 花屋の店主の手伝いはあったのだろうが
 フローラが血抜きや解体作業を行えても
 おかしいとは思わない。]

  びっくりした、怪我じゃなくてよかったが…。
  そうなると服を買ってきて正解だったな。

 [ヌヴィル兄妹の家はもともと、農園で。

 食用となった羊は肉屋に流す際、
 父や義母が解体をしていたし
 自身は自警団で働いていたものの
 家の手伝いをフローラはしていただけに。

 エプロンの下までしみているのなら
 衣服を調達しておいたのは正解といえる。
 プレゼント用に包まれた衣類が入った
 紙袋をまず手渡し、中へと進む。]

(145) 2018/12/07(Fri) 23時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [目立った段差は中には無かった。

 それでもつっかえそうな所があれば
 背面にあるハンドルで前輪だけを持ち上げて貰えば
 きっと乗り越えられる程度だろう。]

  ああ、どう―――

 [挨拶を口にしかけ、]

        『…ぅあ、ワットさん、いらっしゃい。
          懐かしいなあ……ウチに来るのは…』

 [愛想笑いは、固まる。]

(148) 2018/12/07(Fri) 23時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル


  ………は?

 [何故、―――父親と間違えられる。>>137
 釣り目であるし、父親も短髪ではあったが
 車椅子の世話になる前に死んでいる。
 声にどうしても険が乗るのは否めない。



 強い、不快感―――――
 
 嫌なことが立て続けにあり、
 仮面は、とっくに罅割れている。]

(149) 2018/12/07(Fri) 23時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

  …………あ。
  そうでしたか。

  それより、フローラを預かっていただいて
  本当にありがとうございます。

  僕まで一泊させていただくことになりまして
  急なお願いを聞いて下さり、
  なんとお礼をしたものやら。
 
 [酔っているからだとフローラは言うし、 
 確かに何処か、ぼんやりしているようで。
 ただ、顔色は平常だから
 顔には出ない体質なのだろうと。
 
 奥方は愛想よく笑顔を向けており
 以前挨拶した際と変わらぬ態度にもみえたが。]

(152) 2018/12/07(Fri) 23時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

  すみません、こちらつまらないものですが。
  
 [店主ではなく奥方に渡す方が良いのだろうか。
 ブティックの帰りに店じまい直前で購入した
 菓子折りの箱を奥方へと手渡そうと。

 確か店主には弟が居たと聞いているが、
 その姿は見えず、一先ず夫妻に挨拶は済ませ。

 食事の出来るテーブルが設置された
 台所へと通されれば、高さは問題無さそうだ。]

  ああ、ありがとう。
  薬を飲むから酒じゃない方がいいな。
  お茶か水で。
  
 [ノンアルコールであれば正直なんでも良かった。]

(153) 2018/12/08(Sat) 00時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

  確かに……。

  でも、鍋物の方が助かるなあ。
  あんまり今日食欲がないんだ。

 [テーブルの上には鍋敷きの上に
 鍋物の用意がされている。

 とりわけ皿やアク取りの準備も整っているし
 野菜や豆腐、香辛料と共に煮込まれていて
 メインの“食材”の原型は全く分からない。
 
 胃がやられている訳ではなく、
 気疲れする事ばかりで食欲が薄かっただけで
 香辛料の香りは、食欲を誘うものだった。]

(156) 2018/12/08(Sat) 00時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

  それで、フローラ。
  御夫妻には何処まで事情を話してあるんだ。
  …………?

 [水は不純物を混ぜれば目立つ、
 であれば水か茶で用意してくれるのは
 必然的に茶となろう。

 フローラを音沙汰が冷めるまでは
 今後も預かって貰う頼みをするのに
 口を開き、後ろ姿を一度振り返る。

 何かを―――入れるように見えたのは
 気のせいだろうか。
 テレビで放送している利口犬の鳴き声に釣られ
 深く気に留めないまま、視線を流してしまったが]*

(157) 2018/12/08(Sat) 00時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

  や、ぎ………?


 [てっきり、鶏程度と思っていた。>>175
 家庭で裁く程度を考えて。
 ただ、花屋なれば切花を揃えたりするのに
 広い流しは必要で、その設備はあるといえる。
 
 解体に不可能ではない――でも。]


  っああ、……言って、なかったな……。
  その、嫌がらせをされたって言ったろう。
  山羊の頭を知らない男に押し付けられて。

  だからあまり………


 [いくら美味しいと言われても、
 フローラには悪いが食欲は更に下回った。]

(190) 2018/12/08(Sat) 01時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

  そりゃいいが……

  楽しみな割に、浮かない感じするな。
  そんなに欲しかったのか?あのメーカーの下着

 [贈り物を喜ぶ声色だった。
 表情も―――
 相手が芸術家でなければ言葉通りに受け取っただろうが。

 顔色や挙動から見て、
 何処か、気落ちしたそぶりも感じられ
 メールを返信できないくらいに
 落胆していたのだろうかと。]

(198) 2018/12/08(Sat) 01時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル


  たかが下着だろう?
  隠して付けるもんがどうだとか
  そんなに気にするもんか?

  見せる相手が出来たなら紹介してくれ。
  発つ前に挨拶はするさ。

 [まさか、あの薄気味悪い男とは思いたくないが
 大学の同期生、先輩後輩――そのあたりなら。
 なにせ、顔を見ておかねば迎えが来てしまう。]

(199) 2018/12/08(Sat) 01時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [父親を殴りつけるような衝突は、
 フローラが生まれる前の話だ、
 嫌悪感を表情にも声にも隠せていないのを
 指摘する声と笑い声に思わず頬を硬くした。>>176
 何かを告げる代わりに一度、奥歯を噛み締め、
 続く言葉にだけ、ちいさく溜息をつく。]

  いや、敬語は使うだろうよ。
  今日の今日でお世話になってんだから…。
  お前を一日二日居候させて貰うとは限らねえんだ。
  礼金を払うくらいのが筋だしな。
  態々食事まで、その…奮発して貰ってよ。

 [近所付き合いだから、バイト先だからと
 まだ二十歳を過ぎたばかりの小娘には、
 世間体は解らないのだろうけれど。>>179

 花屋の店主が父親より少し若い程度だから
 年上相手に頼みごとをするなら
 改まらない訳にはいかない、というのもあるけれど。]

(200) 2018/12/08(Sat) 01時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

  ……………。

 [だから――
 楽しくなくたって愛想笑いも浮かべなければ
                 なのに。
 この夫婦は揃って泥酔しているのか、
 義母の名前を口に出す。>>180
 花屋が父親と後妻の出会いの場となったことは
 フローラの名づけに由来している事から既知だが…

 あまりにも不愉快で、
 強引に目皺を歪め
 口角を引き攣らせてつくった笑みも
 浮かべた端から消えていく。]

(201) 2018/12/08(Sat) 01時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [此処まで酷い間違いはされずとも、
 似てきたんじゃない、なんて話は
 井戸端でもごくたまにあった。 
 その度に、不快感を隠す為
 イアンの仮面を被り、やり過ごしたのだ。
 今日ばかりはそれも上手くいかない。
           、、
        女房と再会できたからなのか、
           しらないけど。

 苛立ちが口数を少なくさせ。
 不快感が表情を仏頂面にさせ。
 冷静さを欠如に導く。
 アポロを―――自分自身を、誤魔化せない。]

  やめろ。
  余計に酔いを深くしてどうする。

 [フローラが楽しげに告げた言葉を鋭く絶たんと。
 胸中穏やかといかず、切れ長の目で睥睨してしまった。]

(202) 2018/12/08(Sat) 02時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [お茶の事よりも鍋の中身が山羊肉と聞いたせいで
 一口二口いただいて勘弁して貰おうと
 そんな思考に呑まれていた。

 だのに、取り分けられた量は多いし>>182
 今日は嫌な方に気が利く―――
 即ち、余計なお節介を弾むものだと
 口にまではしなくとも、内心で悪態をつく。]

  そうだな……。
  なんにせよ毎日着るものを買う訳にいかねえだろ。
  お前の衣服は持ってこないとならないだろうな。

 [ただ、――警戒がある。

 山羊頭を押し付けたのも不法侵入したのも
 どちらも共通して変装した“男”であるという事。
 犯人は男と考えるのが妥当。] 

(203) 2018/12/08(Sat) 02時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル


  あ?そうなのか?
  ……なら、付き添いを頼もうかな。

 [さっきから口を開く度閉じさせたくなる彼女に 
 はじめて、まともな提案を聞いた。>>183
 屈強といわずとも体格が良ければ
 同行して貰う分でいくらか安心出来そうで。]

  すみません、それじゃあ。
  話をしておいて貰ってもいいですか。

 [フローラではなく兄にあたる店主に窺うが
 この状態で頼んでも聞いているかどうかはっきりしない。
 明日覚えて無かったらもう一度頼めばいいか。]
  

(204) 2018/12/08(Sat) 02時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [何を、何に、乾杯するのだろう。
 一応、アポロは召集が決まっていて、
 この鍋の肉のようにされるとも限らないのに。

 自身が此処に一泊させて貰うのは
 不法侵入に遭ったり盗難被害を受けた所為で
 乾杯を交わす気分はひとつも無いのだが。
 
 ……酔っ払い相手だ。
 まして厚意でフローラを預かってくれている。
 仏頂面を継続させる以外に噛み付くまではせず。]

  では、いただきます。

 [グラスを合わせてからお茶に口をつける。>>184
 煮込まれた野菜を口に運んでから。
 肉を掬い、

  ――― 一口、いただく。]

(205) 2018/12/08(Sat) 02時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル


  …………ん?

 [農園暮らしだった頃から羊は食したことはある。
 山羊もあの頃の農園では飼育していなかったが
 渡した農家は山羊も飼っているだけに
 山羊肉も食卓に上がったことは、あった。


 ただ―――

 
 過去口にした山羊とは、一致しない。
 やわらかく煮込まれていて、
 赤身はしっかりと歯ごたえを感じるし
 脂肪分は柔らかく溶けていて]

(206) 2018/12/08(Sat) 02時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [牛――いや、豚。
 肉質の味わいとしては、それらに近い。

 よく噛むと香辛料の味付けが唾液で薄まり
 少しだけえぐみが感じられるだけ、
 猪が近いようにも思えて

 初めの食感と咀嚼してからの印象が変わるなんて。
 でも――――――]

(207) 2018/12/08(Sat) 02時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

  これ、………や、ぎ…じゃ

 [これは、山羊じゃないだろう。


 そう告げようとしたのに、なんだか。
 頭がぼうっとしてくる。

 
 食感、風味、後味。
 抱いていた感想の一部が抜け落ちて。
 
 味わった時に感じたもう一つの感想だけ
 囁くフローラの声と共に、鮮明になる。]

(208) 2018/12/08(Sat) 02時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [赤身は筋肉。
 この“ ”は“メス”だから硬すぎない。
 脂肪が剥離していないのは
 “メス”特有で、柔らかくって。]


   ああ、……とても。
   こんなに美味しい肉――たべたことがない……


 [ほう、と息が出る。
 あんなに薄かった食欲が、込み上げてくる。
 取り皿に多く分けてもらった肉を掬い、
 胃が喜ぶ幸せに目を細めさせる。]

(209) 2018/12/08(Sat) 02時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [これが“そう”とは知らないけれど。
 知らないまま、知らないから、
  喜んで食べているのだけれど。




  キングスが獣ではなく人間を主食とするのは
    きっと、   当然だ。






    ―――だって、こんなに美味しい。]

(210) 2018/12/08(Sat) 02時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [花に止まった蝶は。


( 柱が崩れ落ち )
( 熱線に割れる硝子窓 )『虫かご』
( 溶け崩れる天井 )
               の
               中にはいない。

 だって、鍋のメインディッシュになってしまった。
 アポロの口から入り、一つになってしまう。

 愛した女を煮込んだスープは、
 骨で出汁まで取られて、
 ただ一つの部位は
 玄関に置かれた鉢植えの肥料となる。]

(211) 2018/12/08(Sat) 02時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル


[
 ああ、――美味しい。
 こんなに美味しいなら。


      なんの肉だって、良いじゃないか……


 思考力が薄められている今、
 違和感なんて、どうでもいい。
 うまいものを食い、
 幸せを得ること。

 生きているって、こんなにも。
 尊いものだったのか………]

(212) 2018/12/08(Sat) 02時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

  ………ああ、いいのか?
  お前もちゃんと食べないと。
  大きくなれないだろ……

 [なんだろう。
 傍にいるフローラはずっと年下なのに。
 ラベンダーの花弁を差し出したあの時のように
 幼く、愛らしく、
 “心を隠さない”姿で見えていたのに。]

(213) 2018/12/08(Sat) 02時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル


   かあさん……?

 [ アポロ、と。
  そう呼ぶ声がしたから。

 母親――義母ではなく
 アポロと呼んだ実母を重ねる。
 似ているのは義母なのだけれど
 あの人、他人だから。]

  ん。たべる……。

 [子供にするように差し出されて>>186
 普段なら照れて断るのだが。

 取り皿は犬食いしていたアポロが
 掴んだままであったから。 
 躊躇は長く続かず、口を開いて
 そのまま、匙に噛み付くようにして、いただこう。]

(214) 2018/12/08(Sat) 02時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [血管だろうか、筋肉の繊維か。
 ああ、違う、どちらでもない。


 ころころして、歯ごたえがある。
 死後硬直そのまま茹だって
 なかなか噛み切れないけれど
  

 母親が行ってしまった日は
 まだ、アポロは乳離れして
 一年しか経ってなかった。

 
 赤子がだいすきなもの――恋しいもの。
   歯でぐにぐに噛んで飲み込んだのは、
   凝固した脂肪――乳房の一部
   それに、乳首だ。]

(215) 2018/12/08(Sat) 02時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

  かあさん………かぁ、さん
  またみんなで、暮らせるのか……?

 [飲み込んで――、
 ああ、涙が、溢れた。


 美味しいから、
 いや。
 それだけじゃなくて。
 
 ずっと、母親に会いたかったのだ。
 ひとり寂しく去っていった母親に。]

  俺と、かあさんと、親父と

 [幼子の頃、再婚前、記憶はぐちゃぐちゃで。]

(216) 2018/12/08(Sat) 03時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [―――――――]


  ……ふろー……


 [かあさんの中から出てきてはいないが。
 ラベンダー畑で兄と呼ぶ、妹が、
  ――――アポロには、  ]

(217) 2018/12/08(Sat) 03時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [叫び声>>187




 そして、食器の割れる音。]

(218) 2018/12/08(Sat) 03時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [目元の涙、乾ききらぬ今。
 “牽牛子の呪縛”が溶け、


 過去の幻覚が薄れて。
 現実が、目の前に広がる。]


  ……っぁ、・・・・・あ?


 [今、口にしているのが何の肉だと
 実感は未だ沸かないが。
 ぐずぐずになっていた理性が
 ぼやけていた輪郭線を強固にする。]

(219) 2018/12/08(Sat) 03時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル


  火事……?
  火事が?
   
  ――っ、表、見てくる。
  
 [周囲を見渡す。
 台所が燃えているなんてことはない。

 ならば隣宅か。
 それとももう少し離れているのか。
 此処は商店街の一部。
 なら、何処かの店が燃えているのか。
 孤児院>>188は花屋の並びには遠く。

 なんにせよ、状況を確認しなければいけないと
 車椅子を動かして、外に出ようとする。
 車椅子を動かし、戸口まで―――――、]

(220) 2018/12/08(Sat) 03時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

  『酒場が燃えてるってよ!』

  『消防隊が動いたが、勢いからして
   半焼じゃ済まねえかもな』

  『あそこは燃えるものばかりですものねえ』

  『でも、隣との距離はあるから…
   二次災害にならないのは不幸中の―――』

(221) 2018/12/08(Sat) 03時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [幸い、だって?

 そんな“幸せ”があるか―――]

(222) 2018/12/08(Sat) 03時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル


  パピヨン……?

  いや、いや。 
  いや、はは……馬鹿な、嘘だろ。

 [防火服を着込んだ火消しが駆け巡るさなか、
 薄ぼけた頭を何度も横に振るう。

 車椅子を進め、路なりに進む。
 消防隊には自警団員も加わっており、
 人足の行き交う中、車椅子を蛇行させ。]

  そんな訳がねえんだ、そんな―――

 [自動で動くものだが車輪を手回しし、
 少しでも速度を足そうとする。]

(223) 2018/12/08(Sat) 03時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [これ以上は踏み込めないところから、見上げる。
 放水を受けている店を。
 しみったれた場末の店だと笑ってやった一軒を。]


  あ、っ………ぅぅ…ぁ
  そんな、そんな……パピヨン……?
  なあ、中にあいつはいるのか?
  た、助けてやらねえと、っ……

  退け!退いてくれ、あいつが中に居たら―――

 [更に進もうとしても、若い団員に止められる。


 驚愕に包まれた目で先を。
 黒い煙を上げる酒場“だったもの”を見ながら

――思い出す。]
 

(224) 2018/12/08(Sat) 03時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [願いは叶ったと――>>48]



  嫌だ、違う…ちがうんだ……。


 [呪ったから、死んでしまった。
  燃えてしまった、――そうなのか?]

(225) 2018/12/08(Sat) 03時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

 [そう―――違う。


 店は燃えてしまったけれど。


 愛した女は骨すらもあの虫籠の中にはいない]**

(226) 2018/12/08(Sat) 03時頃

奴隷運び ヌヴィルは、メモを貼った。

2018/12/08(Sat) 03時頃


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