35 星降る海岸に纏わるエトセトラ
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―朝・海辺の船大工小屋―
んー……昨日は、結局先生んとこ行けなかったなあ。
[自分の布団の上に身を起こし、汗ばんだ全身を掻く。 昨日、日向たちと焼き野菜を食べた後、家に戻ったら、急な修繕の客が来ていた。 最初に見積もったよりも大がかりな仕事になり、終わる頃には日が落ちていた]
(49) 2011/08/16(Tue) 21時半頃
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ま、無事直ってよかった。 船が使えねえんじゃ、大変だからな。
[裏の井戸で水浴びをして、身支度をする]
……ったく、寝てるだけでべたべたになっていけねえや。 お志乃の傘も、早いとこ仕上げて、返してやらねえとなあ。
[今日こそはと、持って行く物を用意する。 預かった日傘、それを見て自分で書いた図面。
風呂敷に包んで、向かうは鳩渓堂]
(50) 2011/08/16(Tue) 21時半頃
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―鳩渓堂近くの空き地―
……あれ。今日も、勉強は休みか?
[志乃の姿が見えない。 訝しく思いながら、空き地にいた子供たちに尋ねてみる]
え。 祭りの役員になった?お志乃が? そうなのか、ありがとよ。
……仁右衛門に、お志乃か…… 今年の祭りは、どんな風になるんだろうな。
[やや不安げに、呟く。 しばしそこへ佇んでいたが、頭を振って、屋敷の玄関へ向かった]
(52) 2011/08/16(Tue) 22時頃
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―鳩渓堂―
おうい、朝からすまねえ。 源蔵先生はいるかい?
[入り口で、声を掛ける。 いつもならすぐに一平太が出てくるところなのだが、今日は静まりかえっている]
……? 朝餉の支度中かね。 ちっと、早すぎたか。
[もう少しゆっくり出てくればよかったと思いながら、少し待ってみる]
(53) 2011/08/16(Tue) 22時頃
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>>51 先生合わせてもらってすまねえ><
(-14) 2011/08/16(Tue) 22時頃
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おっと先生、すまねえ。
[源蔵本人が出迎えに来たのには、少しだけ慌てたが、さほど遠慮もせず]
ああ、昨日言ってた件だ。 こっちからお願いすることなんで、出向いて貰うのは申し訳ねえ。
実はなあ、これ、お志乃から預かった傘なんだが……
[風呂敷を広げ、日傘を取り出す]
どうも、開くときに変な感じがしてな。 寸法がおかしいのかと思って、見てみたんだが。
[玄関先で、図面まで広げようとする]
(55) 2011/08/16(Tue) 22時頃
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何つったらいいもんかね…… 上下が逆さ、みたいに思えてならねえんだ。
[片手で図面を指さしながら、もう片方の手で源蔵に傘を差し出す。 いわゆる和傘ではなく洋傘の造り、なのだが、 船大工にその知識は無い]
お志乃が自分でこしらえたのかね。 詳しい話を聞いてみたかったが、あいつ、祭りの役員に選ばれちまったって? しばらくは、あっちで手が離せねえだろうなあ。
(59) 2011/08/16(Tue) 22時半頃
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船大工 団十郎は、メモを貼った。
2011/08/16(Tue) 22時半頃
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洋傘……ってえと、異国の傘かね。 へえ、そんな風になってんのか。
[感心した声を漏らし、源蔵の書き込みをじっと目で追う]
紙よりは、布の方がいいんだな。
[軽く丈夫な布となれば、仕事柄いくらか手持ちがあるのを思い出しながら頷いた]
ああ、それだけ詳しく書いて貰やあ、こっちで仕上げられるだろ。 そしたら、役員の誰かにことづけて、届けてもらうくらいはできそうだ。 あちこち話し合いに回ったりしなきゃならねえかもだから、日傘はあった方がいいだろ。
(70) 2011/08/16(Tue) 23時頃
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[まだ乾かぬ線に触れないように、図面の少し上空を指でなぞる。 しばし考える様子を見せた後]
……お志乃のやつ、仁右衛門の言ってた海岸の見張り、行きたそうにしてたが。 祭りの準備があるんじゃ、無理そうだなあ。
まさか、見張りなんかされちゃたまらねえってご先祖様が、神通力でお志乃を役員に……なんてな。はは。
[苦笑して首を振る]
(71) 2011/08/16(Tue) 23時頃
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>>72 朧どんだけ茄子好きなんだよwwwwwww
(-18) 2011/08/16(Tue) 23時頃
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そうだなあ、水に強い布ってのもあるが、重くなっちまってもいけねえからな。
[図面を見ながら、布の広さをざっと計算しつつ]
いやあ、先生の図面はわかりやすくて助かる。 たまに、もの凄いのを持ってくる客もいるからなあ。
って……おいおい脅かすなよ、先生。 長老がご先祖様に取り憑かれて……ってなあ、洒落にならねえや。
[源蔵の思惑通り、でかい図体で身震いする船大工である]
(74) 2011/08/16(Tue) 23時半頃
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神通力っていやあ……いや、あんまり関係ねえ話だが。 先生は、なあ、一平太の小さい頃のことって、覚えてるか?
[唐突に、そんなことを切り出す]
いや、まあ、朧と昔の話なんざしてるうちに、ふと懐かしくなって、思い出そうとしてみたんだが、どうにもぼんやりとしててな。 まるで、誰かに邪魔されてるみてえで、いまひとつすっきりしねえ。 ……俺も年かねえ。
[頭を振った]
(75) 2011/08/16(Tue) 23時半頃
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何言ってんだ俺、まあいいや。そのうちまた、朧に酒でも飲ませて、話を聞かせてもらうさ。 今日のところは帰って、傘仕上げてみよう。 ほんとに助かったよ、ありがとな。 またこっちから手伝えることがあったら、何でも言ってくれ。 じゃあ、邪魔したな。
[玄関先に広げたあれこれをしまうと、鳩渓堂を後にした]
(76) 2011/08/16(Tue) 23時半頃
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[屋敷の外に出ると、空を見上げる]
んー……
[数歩歩いて立ち止まり、屋敷を振り返る]
肝心なことは、聞けなかったが…… 聞いてどうする、って話だしなあ。
[風呂敷包みを抱え直して、また歩き出す]
源蔵先生が何者だろうと、何が変わるわけでもねえやな。 何かと頼りになる先生で、気持ちのいい飲み仲間だ。
[笑みを浮かべてそう呟いた後は、もう振り返らない**]
(77) 2011/08/16(Tue) 23時半頃
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船大工 団十郎は、メモを貼った。
2011/08/16(Tue) 23時半頃
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>>78 おお、日向の役職そこか。
(-22) 2011/08/16(Tue) 23時半頃
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―村の通り―
[鳩渓堂から出て、自宅へ向かう途中。 籠を手に、何やら書き付けを見ながら歩いている少女を見かけた]
ありゃあ、神楽の、ええっと。
[見える姿はひとり。もうひとりは店の中にでもいるのか、そもそも一緒では無いのか]
ええっと……朝顔?
[いかにも当てずっぽうな調子で声を掛ける]
買い物か。おつかれさん。……何だ、スイカ探してんのか? そうだなあ……。最近、あそこの角に売りに来てるぜ。
[少し先の四つ辻を指さした]
ああ悪い、甘いかどうかはわかんねえんだ。 ひとりじゃ、そうそうスイカも買って食わねえしな。
(126) 2011/08/17(Wed) 20時半頃
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何か、楽しそうだな。 いいことあったか?
[少女へと、にこり笑いかけ]
ああ、気をつけてな。坊ちゃんにも、よろしく伝えといてくれ。
[手を振って、店の前で別れた]
…………。
[少女の明るい表情に、自分の記憶にまつわるもやもやが、少しだけ晴れるような気がした。 理由が同じところにあるだなんて、思いもしない]
(127) 2011/08/17(Wed) 21時頃
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―海岸―
おお、誰か泳いでんのか。
[自宅へと戻る途中。陽光に光る波の眩しさに目を細めながら、 傘と図面の入った風呂敷包みを抱え、ざくざくと砂を踏んで歩いていく。 と、泳いでいた人影が、丁度海から上がってきた]
おう、勝じゃねえか。涼しくなったかい。 ああ、俺か?ちょいと、源蔵先生んとこへな。
[傘の柄がはみ出した風呂敷包みを、持ち上げて見せる]
はは、日傘がねえと大変だろうからな、早めに仕上げてやるつもりだぜ。 ……っと、お志乃が役員になった話、もう知ってんのか。さすが耳ざといな。 ん、他にもネタが?……へえ、博史も選ばれたのか。 ああ、あの人は真面目にやってくれそうだ。いや、お志乃が真面目じゃねえってわけじゃねえぞ。けっして。
(128) 2011/08/17(Wed) 21時頃
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んじゃあ、お志乃を連れて行く長のじいさんの目が、 何かに取り憑かれてるみてえに虚ろだったって話は知ってるか?
[最新情報に対抗するように、冗談のようなネタを切り出す]
あー、そうだよなあ。やっぱ単なる人手不足だよなあ。 勝丸も、小回りが利いて、いい役員になりそうなんだが……ダメか? 遊ぶのと畑仕事で忙しい、か。は、勝らしいや。
[楽しげに笑った後、ふと首を傾げ]
ああ、そうだ。情報通の勝を見込んで聞くんだが、おめえ、「伊綱」って人を知ってるかい。 ……何?おみつの?本名?
うお、何でえ、知らなかったのは俺くれえなのかよ。そうかよ。 じゃあついでに、「真昼」が兎の名前だっつーのも、みんな知って……そうかよそうかよ。
[軽く頭を抱える仕草]
(129) 2011/08/17(Wed) 21時頃
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ああいや、お志乃がな、傘は伊綱にも直してもらおうか、なんて言ってたのを思い出したもんでな。 なるほど、おみつに頼んで、頭んとこへ綺麗な布でも縫い付けてもらやあ、確かに上等な傘んなるなあ。
[傘の「頭」の部分を、ちょいちょいとつつく]
伊綱、真昼……知ってたのに忘れてた、わけじゃねえよな、うん。 真昼は昨日、伊綱は今日、初めて聞いた。
[確かめるように頷いていると、勝丸の訝しげな視線が刺さる]
いや……そのな、こないだふと、一平太の子供の頃どんなだったっけ、って思い出そうとしたんだが、はっきりしなくてな。 酔ってねえよ、祭りの当日じゃあるめえし、朝から飲むかよ。 やっぱ歳か……ってジジイとか言うなコラ、この悪ガキめ!
[わざと怒った振りをして、拳を振り上げる。 逃げていく勝丸へ向けるのは、苦いもの混じりの笑顔]
(130) 2011/08/17(Wed) 21時半頃
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さて……。
[まさか本当に追いかけるつもりなどありはしない。 勝丸の姿が見えなくなると、自分もまた歩き出し、自宅へ入る。 図面を広げて確かめると、日傘を一度丁寧に分解する。
源蔵の書き足した文字も、線も、筆で書かれたのとは異なる細いもの。 『万年筆』その名の通り、墨をつけずとも書き続けられる西洋の筆だと、以前教えられた。 実際には、細い筆の中に墨液のようなものが入っていて、それを時折足してやらねばならないのだそうだが]
……妖術みてえな不思議な筆かと思ってたが、仕掛けが違うだけで同じもん、だ。 どっかで墨をつけてやらなきゃ、字は書けねえ。
未来人、ってのもきっと…… もしかしたら船で空飛んでやがるのかも知れねえが、俺らとそう変わりゃしねえだろ。
[手の中にあるのは、自分が知っているのとは違う『洋傘』。 図面を見ながら分解し、寸法を測って部品を切りそろえれば、また同じ仕組みのものができあがっていく]
(133) 2011/08/17(Wed) 21時半頃
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[傘の修繕に集中するうち、雑念も消えていく。 正確に、軽く、丈夫に、見栄え良く仕上げる。思うのは、そんなこと。 時間が経つのも忘れ、作業に打ち込む]
これで……よし、っと。 後は、ちょっと乾かさねえとな。
[いつもの仕事の後のように、大きく伸びをする。 作業場の隅に日傘を広げて置き、自分はぶらりと外へ出た。 額の汗を拭いながら、座りっぱなしだった体をほぐすために、海岸へ出る]
……お。
[視線の先には、何かを空へ翳しながら、佇む人影]
(134) 2011/08/17(Wed) 21時半頃
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……一平太。
[何となく気まずいような気がして、口にする名は呼びかけではなく、呟き。 まだ距離がある相手には、まず聞こえないであろうもの]
いや、何も避けるこたあねえんだ、俺がちっとばかり物忘れしちまってるだけで。
[それでも、なぜか、自分が『探ろうとした』という、後ろめたい感覚がある]
……別に。やましいこたあねえじゃねえかよ、お互い。
[がしがしと頭を掻いて、ざくざくと砂を踏んで歩み寄る]
おうい、一平太。 今日も暑いなあ。
[少年の周りに広がる、空の青、海の青が、やけに眩しかった**]
(137) 2011/08/17(Wed) 22時頃
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船大工 団十郎は、メモを貼った。
2011/08/17(Wed) 22時頃
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村人(4)…仁右衛門 占い師(1) 信仰占師(1)…団十郎 降霊者(1)…日向 賞金稼(1) 邪魔之民(1)…源蔵 首無騎士(2)…朝顔 黙狼(1) 栗鼠妖精(1)
明之進(赤)、一平太(赤)、志乃(白) 博史、夕顔、おみつ、朧、勝丸
(-36) 2011/08/17(Wed) 22時頃
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pt無限なので自分がどのくらい喋ったかわからんw ……と思ったら回数は参照できた。 ここまでで20発言、割と多い。
(-37) 2011/08/17(Wed) 22時頃
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あなたは信仰占師です。 毎夜ひとりを占い、その人が持つ陣営(勝利条件)がわかります。多くは役職を思わせるものです。 また、妖精を占うと呪殺します。
Σわあ栗鼠妖精逃げてー
(-38) 2011/08/17(Wed) 22時頃
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朧未来人じゃなさそうだから占っとこうと思ったけど危ないかなあ。 まず村陣営なのは日向嬢ちゃんか。
(-39) 2011/08/17(Wed) 22時半頃
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あれ 星降る海岸って、普段は別に入っていいんだと思ってた っていうか今いるのがそこのつもりだった
(-41) 2011/08/17(Wed) 22時半頃
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え、あ、おおい!?
[急に声を掛けたのがいけなかったか、一平太はよろけて浅瀬で尻餅をついてしまったようだ]
大丈夫かよ、おい。
[駆け寄るよりも、一平太が自分で立ち上がる方が早く]
……あいかわらずだなあ。
[いつも通りの真顔へ、苦笑を見せた]
お騒がせってこたあねえが…… ま、この陽気なら、着物の方はすぐに乾くだろ。
(157) 2011/08/17(Wed) 22時半頃
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ああ、傘はあらかた仕上がったよ。 源蔵先生のおかげだな。 ちょっと見ただけで、こう、図面へさらさらーっと。
[書き込みをする源蔵の手つきと、真面目な顔つきを真似てみせ]
ところで、ずいぶん大事そうなもんだな、そりゃ何だい。
[転ぶ自分の身よりも庇っていた、張り子らしきものへ視線をやった]
(158) 2011/08/17(Wed) 22時半頃
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子供みたい、かあ。 いいんだよ、俺らに比べりゃあ、まだまだ子供だ。 だあれも、馬鹿にしたりはしねえよ。
[指を立てた、内緒、の仕草に目を細める]
源蔵先生も、朧も、おめえのこと本当に可愛がってる。 ずっと前から、そりゃあもう……
[ずっと前から、自分はそれを、確かに見てきた筈なのだ。 弱くなる語尾を、咳払いでごまかした]
ほんとにな、先生は凄いお人だよ。 俺もだいぶ助けてもらったし、面白い仕事、たくさんさせて貰った。
[一平太の肩が僅かに揺れる。源蔵の真似は、どうやら伝わったらしい]
(169) 2011/08/17(Wed) 23時頃
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んで、そりゃあ……うちゅう、せん……? 星まで届く、船え?
[あからさまに怪訝な表情で、張り子をじろじろ眺める]
これが、船だって? ……この中に人が乗るんだとすりゃあ、牛車だとか、駕籠に近いのか。 空を飛ぶってなあ、どうやって飛ぶんだ。 俺あ仁右衛門から空飛ぶ船って話を聞いたときにゃあ、羽でもついてて、羽ばたかせるのかと思ってたぜ。 ……いや、まあ、詳しいこたあ、後で先生に聞くかね。図面もそっちにあるんだし。
[ついつい構造を解明しようとして、我に返る。 それから一平太をじっと見つめて、尋ねた]
一平太、おめえは……先生に習って、学者になる気はねえのかい。
(172) 2011/08/17(Wed) 23時半頃
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今日はスイカ祭り
(-42) 2011/08/17(Wed) 23時半頃
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そりゃあ、な。 もっと子供らしく、甘えたり泣いたりすりゃあいいのに、って思うことは、何度もあったけどよ。
[目を伏せる一平太へ、軽い調子で]
でもなあ、真面目で、兄貴思いで、やっぱり可愛い奴だよ。 親父さんとお袋さんがいねえ分、早く大人にならなきゃならねえ部分もあるんだろうが……ゆっくりでいいんだよ、ゆっくりで。 朧もきっと、そう思ってる。
[それから空飛ぶ船の話になれば、とたんに少年の声が弾む。 それでいいんだ、とばかりに頷いて。
いい歳をした船大工にも、 想像の空へ、共に翼ある船を浮かべてみるくらいの童心は、残っている。 技術者としての好奇心と、綯い交ぜのものではあるけれど]
(192) 2011/08/18(Thu) 00時頃
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……そう、学者だ。 学問は好きなんだろ? 向いてると思うんだがなあ。
[もしも、と問われれば、目を輝かせ、しっかりと首を縦に振る]
そりゃあ、応援するさ。 試作品だって何だって、手伝ってやるぜ。 おめえがずっとこの村にいてくれりゃあ、俺だって嬉しいしな。
……なあ。 俺あ、いつかおめえとも、一緒に酒を飲めるの、楽しみにしてるんだぜ。
[ふと目に宿るのは、寂しげな色]
(194) 2011/08/18(Thu) 00時頃
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源蔵先生と朧と一平太のこと好きすぎるね団十郎さん
(-48) 2011/08/18(Thu) 00時頃
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ああ、そうだな、それがいい。
[学問が好きだと、この村にずっといると、そう口にする一平太へ、何度も頷く]
そりゃあ、稼業にしちまえば、必ずしも楽しいことばかりじゃねえが……。 それでもやっぱり、好きなことして食ってけるのが、一番幸せだ。 俺にできることなら、いくらでも手伝うからよ。
だから、ああ、そうだな。 いつか朧も、この村へ落ち着くんだろう。 源蔵先生と、朧と、一平太と、一緒に飲める日を、楽しみにしてる。 本当に、楽しみにしてるからな。
[いつもと変わらぬ、穏やかな少年の表情を見つめた後。 彼の手の中の、飛ぶことのない張り子へ、視線を落とす]
(212) 2011/08/18(Thu) 00時半頃
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[やがて、ゆっくりと頭を振って]
……ああ、すっかり長話になっちまったな。 用事の途中じゃ無かったかい?
もし休みなら……神楽の、朝顔んとこへスイカを食べに来ねえかって誘われたんだが、一緒に来ねえかい。
[そう声を掛けてから、歩き出した**]
(213) 2011/08/18(Thu) 00時半頃
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船大工 団十郎は、メモを貼った。
2011/08/18(Thu) 01時頃
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