45 哀染桜 〜届かなかったこの想い〜
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[綻ぶ花に、瞳を奪われていた。 何て綺麗なのだろうと、魅入られ、小さく唇が開いた。]
……、
[そして、聞こえた声に目を見開いた。 自分の哀しみとは、何を言っているのだろう。
そっと、立ち上がる。 本を手に持ったまま、桜の気へと近付いた。]
(39) 2012/03/13(Tue) 22時半頃
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[陳腐な言葉では、表せない思いをしたと言われれば、確かにその様に思う。 どう表現していいのか。 言葉には、上手く表せない。
彼の様に、音やメロディとして表現する事が出来たのなら、少しは伝える事はできたのだろうか。 それでも、彼女が其れをできたとして。
奏でられる音色、旋律はきっと彼のものとは違うもの。]
(42) 2012/03/13(Tue) 22時半頃
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[元々、女性にしてはかなりの長身。 低めの黒のパンプスを履いた脚は、土の上、足音もほぼ無く桜へと近付いてゆく。
長く、艶やかな銀が揺れた。]
(43) 2012/03/13(Tue) 22時半頃
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[海へ写真を撮りにゆくからと、誘われた。 初めて、図書館の外で逢った時に、驚いた顔をした彼の顔はよく覚えている。
図書館では、コンタクトレンズを着用し、前髪を全てあげて、髪を結っている。 服装は、シャツにタイトスカート。 日々の変化といえば、シャツの色や、柄や、襟元に控え目なストライプが入るかどうかという位で。
厚く長い前髪、後ろ髪を下ろし、眼鏡をかけて。 ラフな服装に加え、煙草迄吸う彼女に驚いたのは無理も無かったかもしれない。
髪が、長いんだなと。 大きな手で、そっと彼女の髪に触れた。]
(47) 2012/03/13(Tue) 23時頃
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[『少しは、笑えよ。』 カメラを手に、苦笑がちに彼はよくそう言った。
写真を撮られるのは、好きでは無くて。 そう言われ、向けた表情はひどく曖昧で。
撮られた写真の中、彼女の眉は何時も寄っていた。]
(51) 2012/03/13(Tue) 23時頃
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[自分は、哀しいのだろうか。 手を伸ばせば、桜の幹に届く程にまで近寄れば、触れる事はせずに拡げられた太い枝を見上げた。
数年も前に、彼との未来は自分の手で断ち切った。 だから、彼が死んだと聞いても、それは遠い話に思えて。 自分の中で、その事実を受け止めることもできていないのに。
だからこそ、なのか。 何を感じているのか、自分でもわからない。]
(57) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[自分の感情を、掬い上げようとして手を伸ばしても。 其れは砂の様に手から零れて、落ちる。
風が、彼女のもとに月光色の花を運ぶ。
嘘つきを直すという、桜の花。 それが書かれた本は、彼女の手の中に。]
(65) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[彼女がついた、嘘は。
そう、本当は……、
それに、どんな感情が浮かぶのか。 きっと、その答えを知ることは出来ないのだろうけれど。]
(71) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[本当は―― ]
一緒に、居たかったよ。
(72) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[夜風が、彼女の髪を揺らし、月光色の花びらを空へと運ぶ。
この言葉が、あの花びらと共に彼のもとへと届けば良いのに、と。
薄いレンズ越しに、氷の瞳は花びらの向こう、静かに輝く月を見上げて。 そっと、閉じられた。**]
(75) 2012/03/14(Wed) 00時頃
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ヨーランダは、聞こえた小さな囁きに、微かに笑った。
2012/03/14(Wed) 00時頃
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