241 The wonderful world -7days of KYRIE-
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― いつか、死神の仕事の記憶1 ―
私の名前はスザンナ・マイヤーズ。 スージーと呼んでちょうだい。
[挨拶と共に笑みをひとつ。 危害を加える気がない旨を説明する事も忘れずに行えば 目の前の参加者は多少警戒体勢を緩めたでしょうか。
後は簡単なゲームと称しバッジを与えれば 第一段階は完了する。]
(@15) 2018/05/15(Tue) 22時頃
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[Q,あなたは天国への道を進んでいました。
途中分かれ道があり、そこには醜い老婆と美しい美女の二人がいます。 二人の正体は天使と悪魔であり、天使は天国へ、悪魔は地獄へ導こうとします。 だけどあなたには二人のうちどちらが天使なのかわかりません。
さて、あなたはどちらの言葉を信じる?]
(@16) 2018/05/15(Tue) 22時頃
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/* あ、あ、あ、良心の呵責音…
悪い女を演じきるのって案外難しいのね。。
(-38) 2018/05/15(Tue) 22時頃
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― 2nd day/中央エリア:キリエ駅付近 ―
それは…
[こちらを見つめる視線>>115に、女は一瞬言い淀んだでしょう。
酷な言葉を向ける代わりに。 彼の言う、優しい人を演じる為。
自問自答を行えば、そんな打算的行動のはずだったと女は思うでしょう。 今好意的に接している彼もまた、いつかその魂を収穫する対象にすぎないのだから。
だけど他のパンもある中、ひとつしか買っていないメロンパンを差し出したのは?]
(@24) 2018/05/15(Tue) 22時半頃
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シュンタロが、苺大福の事をとても嬉しそうに語っていたから。
[デリシャスゲームと称されたバッジの受け渡しは過去にも行われた。 けれど挑戦した参加者は、当時の流行りだから等 上辺だけの説明で済ませるのが大半だったでしょう。
そんな説明でも、女が合格と言えば参加者はバッジを与えられる。 目的がバッジによる餌付けである以上、余程の事がない限り最初から結果の決まった出来レースだったのだから。
…そう、だったのだから。 少なくとも、今までは。]
(@25) 2018/05/15(Tue) 23時頃
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あんなに情熱的に魅力を説明してくれる人なんて、初めてだったんだもの。 食を楽しめる、こだわりのある人なんて。
…だからシュンタロにならメロンパンをあげる事だって惜しくないわ。 それだけ、それだけなのよ。
[死神になって以降、心のどこかでずっと求めていた相手。 その条件に彼が当てはまったから、きっと、それだけの話。*]
(@26) 2018/05/15(Tue) 23時頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2018/05/15(Tue) 23時頃
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/* もっと打算的に、捕食者思考だったはずなのにほんと浄化されちゃう。
価値観の一致は大事な要素。 味覚を失ったスージーにとって、食感以外で楽しむにはかかせない要素だから。
(-49) 2018/05/15(Tue) 23時頃
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[あ…、と思った時にはすでに遅く
言うつもりのなかった胸の内まで語っていた事に気づいたのはシュンタロがゆでだこ状態>>136になった後の話だったでしょう。
魂を収穫するにあたり、 今まで容姿や演技を武器にした事がない訳ではない。 むしろ異性の油断を誘うのに都合が良かった以上積極的に利用をしてきたのは自身が一番よく知っていて。 その際に相手から好意を向けられる事だってありはした。
ありはしたのに、シュンタロの反応を見てどこか調子が狂っている自分がいる理由は何故なのか。]
…え、いいの?
[そんな状態だったから、媚を売る為に愛らしく喜ぶ素振りを見せる余裕もなく、素直に差し出された苺大福>>137を受け取ってしまったのは不可抗力だったのでしょう。]
(@35) 2018/05/16(Wed) 00時頃
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そう、それはよかったわ。
[感謝の言葉>>46を述べられればまるで自分の事のように喜んでみせて。 こうした反応を見せるのもまた、彼の言う優しい人を演じる為でもあったけれど 心のどこかでは違う理由もあったのかもしれない。]
[ま、また会える?!>>47
食い気味に再会を乞われれば、]
(―あぁ、いらっしゃい…)
[かかった、とばかりに心の中で口角が上がるのを感じた。]
(-59) 2018/05/16(Wed) 00時頃
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/*
捕食者成分多目なルートを取った際の没ロル埋葬。 このままいくと愛に死にそう、だけど食に生きるのがまだ優先度として勝っている。
(-60) 2018/05/16(Wed) 00時頃
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[とっさに100%の反応を返せなかった事に内心焦りもしたけれど、どうやらシュンタロはそろそろこの場を去るようだ。
本気で生き返りたいのなら、いつまでもここで油を売っている暇はない。 それは当然のお話だから。]
―えぇ、また会いましょうね!
[今はただ、ベンチから立ち上がりミッションへ向かう背中>>138>>139を見送る事にしましょう。 彼がこの先も生き残るというなら、また会える時を待って。]
(@36) 2018/05/16(Wed) 00時頃
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[再会を待つ理由が捕食者としてなのか それとも彼への好意からなのか
今の女に理由はわからない。
それでもいづれ時がくれば、きっとわかる事でしょう。]
(@37) 2018/05/16(Wed) 00時頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2018/05/16(Wed) 00時頃
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/* 羅生門かしら、Msナツミの問題の解答は。
(-66) 2018/05/16(Wed) 00時頃
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― 中央エリア:スクランブル交差点 ―
[調子の狂った原因が不明とはいえ、死神として仕事をさぼる訳にはいかない。 スクランブル交差点に行けば、先程と違い左手に白い箱をさげる女の姿が目撃できたでしょう。
箱の中身が何なのか。 それはサブミッションを持ちかけられればわかる事。]
(@52) 2018/05/16(Wed) 00時半頃
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さぁ、運試しをしたい子はいないかしら?
[人混みの中でもこちらの立場をわかりやすくするように漆黒の羽を広げ、いまだ顔も見ぬ誰かへ問いかけたでしょう。*]
(@53) 2018/05/16(Wed) 01時頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2018/05/16(Wed) 01時頃
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/* シリアスとギャグが混在しているミラクル…っ!
(-79) 2018/05/16(Wed) 01時頃
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[運試しって、何をするんだ?
声の方>>209へ顔へ向けてみれば そこにいたのはどこか>>1:326で見た気がする書店員姿のお兄さん。
そう、参加者だったのね。]
御機嫌よう、素敵なお兄さん。
ごらんの通り私は死神よ。 名前はスザンナ・マイヤーズ…スージーと呼んでちょうだい。
[よろしくね、と小首を傾げ微笑も忘れずに。 向こうからすれば恐らく初対面なんだから、第一印象は大事にしましょう。]
(@55) 2018/05/16(Wed) 04時頃
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そうね、文字通りおいしい運試しのゲームよ。 お兄さんはガレット・デ・ロワって知ってるかしら?
[ここは実際に見てもらった方が話が早いでしょう。
左手に持っていた白い箱を開封された瞬間、 辺りに甘ったるいアーモンドクリームの香りが漂った事でしょう。 そして出てきたのは六等分されたパイ。]
(@56) 2018/05/16(Wed) 04時頃
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[ガレット・デ・ロワ。
当たり入りのパイを家族で切り分けて食べ、 見事当たりを引き当てた人はその一年幸福が継続されるというものだ。]
ルールは簡単。 このパイの中に当たりとして2つのホーリーバッジが入っているわ。 お兄さんと私、順番に一切れずつパイを選んで食べていくの。
運がよければ最大で2つバッジが手に入るけど運が悪ければ1つも手に入らない…まさに運試しなゲームね。
[さて、彼の返事はいかがかしら。 もし彼のパートナーがゲームに加わるとしても女は同様にゲーム開始を告げたでしょう。*]
(@57) 2018/05/16(Wed) 04時半頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2018/05/16(Wed) 04時半頃
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/*
ガレット・デ・ロワは中の人がやるネタでたまに登場するお菓子だけど面白くておいしいと思うの。 一年の幸運をあなたに。
カロリーが怖いけどアーモンドクリームはおいしいわよね。
(-81) 2018/05/16(Wed) 04時半頃
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あら、これは峰麗しい御嬢さんね。 御機嫌よう。
[ビルの影からこちらへ向かってきた少女>>218が 彼と並び立てばもちろん歓迎よ、と言ってみたでしょう。 せっかく馴染みのケーキ屋さんに頼んでこの為だけに焼いてもらったんだもの。 多くの人に味わってもらった方があのご主人も喜ぶでしょう。]
それなら3人でチャンスはひとり2回ずつね。 お先に一切れずつ選んでもらっていいわ。
…一応言っておくけど、もしうっかり当たりを飲み込んでしまった場合代わりのバッジを渡す事はできないから気を付けてね。
[それでは、幸運をかけたガレット・デ・ロアゲームの 始まりといきましょうか。 勝負の行方はどうなる事でしょう。*]
(@58) 2018/05/16(Wed) 13時頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2018/05/16(Wed) 13時頃
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[感想>>231を聞けば満足げに頷いて。]
でしょう? なんていっても今回の為特別に用意してもらったものなんだから。
バナナストアの近くにあるマルグリートってお店なんだけど パイの他に季節の果物を使用したケーキの種類も豊富なの。 甘い物が好きならぜひ立ち寄ってみてちょうだい。
[無論、今の彼女が立ち寄る事が無理なのは わかっているけれど。
もし生き返る事ができたらのお話として宣伝しておくのは別にいいでしょう。 日頃からお世話になっているお店なのだから。]
(@59) 2018/05/16(Wed) 21時頃
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[お兄さんもパイを選んだのなら、 女も最初の一切れを選んだでしょう。
尚、肝心の当たりの位置に関しては全て店主にお任せしたので女も知らないと断っておくわ。 勝負は公平に行ってこそだから。]
…そうね、私はこれにするわ。
[サクリという音を立て、食感を楽しむように 当たりを見落とさないように食べ進めてみたけれど どうやらこのパイには入っていないようだった。*]
(@65) 2018/05/16(Wed) 21時半頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2018/05/16(Wed) 21時半頃
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あらら…仲良く全員ハズレね。
[お兄さんは残念そうな様子>>279>>280を見せて、 それでも女の視点では、この時点で最低1つバッジを渡す事が確定した状況だった。
相手の方が人数が多い以上、 ここは二番手に選んで最低50%…もしくは100%になる当たりを引きに行くのが賢い方法でしょうけど…
ここはお二人の出方をうかがわせてもらいましょうか。*]
(@67) 2018/05/16(Wed) 22時半頃
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/*
ふぉ…ふぉーちゅーん…!?>>290
(-97) 2018/05/16(Wed) 23時頃
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[様子を見る中、先に動いたのは御嬢さんの方だった。 口調の印象からも感じていた事だけれど、志のある方なんでしょうね。
…それでも、今回ばかりは どうにもできなかったみたいだけど。>>290]
これで残ったパイに1つずつね。 おめでとう、素敵なお兄さん。
これからの1年、あなたに幸運がありますように。
[残された内の一切れに手を伸ばし、 中身に気を付けて食すとしましょうか。*]
(@72) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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― 幼少期、幸せのお菓子の記憶 ―
[少女たちが占いやまじないといった遊びをを好むのに 国は関係ないのでしょう。
目の前で切り分けられているのは焼き立てのパイ菓子、 ガレット・デ・ロアでした。
一年の幸福を占う、幸せのお菓子。 その甘美な響きはまだ幼かった女にとって、 とても魅力的なものだったと今でも憶えている。]
(@73) 2018/05/17(Thu) 00時頃
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スージーね、これがいいな。 いちばん大きいの!
[等分に切り分けられたそれは、 実際どれも大差がなかったのだろうけど より大きく見える物を選ぼうとする程度には当時から食い意地も張っていました。
こういうのを日本では“三つ子の魂百まで”と言うのかしら? だってママの焼いてくれるパイは絶品だったんだもの。]
(@74) 2018/05/17(Thu) 00時頃
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[アーモンドクリームのたっぷり詰まったそれを 一生懸命頬張り続けると、やがてガリッ!という感触に当たったでしょう。
慌てて取り出してみればその正体は 赤ん坊を模した陶器のお人形。]
「おめでとう、スージー」
[―これからの1年、あなたに幸運がありますように。
幼いスージーを祝福するママの目はとても優しくて、 まだ幼い私は何の根拠もなく、いつまでもこんな日々が続くんだろうと信じていました。]
(@75) 2018/05/17(Thu) 00時頃
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[光があれば影があるように
当たりがあればハズレがあるように
そして、手持ちのカードの表裏のように
幸と不幸は存在して すぐに裏返るものなんて知らなかったから。**]
(@77) 2018/05/17(Thu) 00時頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2018/05/17(Thu) 00時半頃
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