270 「 」に至る病
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/* おいしそう
お疲れ様でしたー。相方さんはありがとう、むらたてさんはお疲れ様です
朝御飯をたべよう……
(-6) さねきち 2019/10/14(Mon) 08時頃
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/* チトフ君……( ˘ω˘ ) 無理せずゆっくり寝るんだよ……[おふとんぱさぁ]
灰を読んだ。 2dはフェルゼ君ありがとうございました! お遣い先、フェルゼ君だったの本当にどんぴしゃだなーってひとりではしゃいでました。やりとりも楽しかったです。ありがたや…
(-21) さねきち 2019/10/14(Mon) 09時半頃
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/* >>-24 チトフ君 よかったよかった... ありがとうございます。チトフ君との育児談義(なおどちらも歪んだ親の模様)楽しかったです。 あと、おねしょたはいいですね。おねしょた…狂気に落ちていくチトフ君とケイトちゃん最高(固い握手)
(-30) さねきち 2019/10/14(Mon) 10時半頃
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/*たなごころ……
>>-57みさくらじゃん??? 疑似親子でおせっせはやばかったね。背徳極まってた お疲れ様でーす
(-62) さねきち 2019/10/14(Mon) 14時頃
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/* 娘ちゃん不穏なこといってて笑っている
(-73) さねきち 2019/10/14(Mon) 14時頃
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/* かわいいなあ…かわいなあ娘ちゃん (なお中の人はセイルズを許していない
お返事ありがとう、かく
(-75) さねきち 2019/10/14(Mon) 14時頃
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[蕩けるような甘さが口の中に溢れる。 どんな美酒より馨しく美味な眷属の血。 口にするのはもう何年ぶりだろう。
……全てを飲み干してしまいそうになるのを そっとこらえて、一口飲み込む。
そうして顔を上げれば、 絶頂を繰り返すミルフィの淫らな姿が目に映る。 ――穢した。 そういう意識は後からやってきた。
罪悪感で歪みそうになる表情は、 ミルフィからの甘い呼びかけと ぽろぽろと零れ落ちる涙で融け落ちる。]
(-80) さねきち 2019/10/14(Mon) 15時頃
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……ミルフィ。
[――――死ぬはずだった命を長らえさせ 狂いの病に突き落として 親としては最悪の行為に及んだセイルズに 彼女は「ありがとう」と言う。
胸に押し寄せる感情を何と呼べばいいのか解らない。 やってしまった。申し訳ない。愛している。 どこにもいかないでほしい。苦しい。……幸せだ。
色んなものが麻痺してしまいそうだ。 かける言葉がみつからないまま引き寄せられ 暖かな彼女の中に留められる。]
(-81) さねきち 2019/10/14(Mon) 15時頃
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……、あたたかい、な……
[そこから逃れる術を、持たない。
細い体を優しく抱きしめて、 赤く染まったシーツの上で、 いとしい人に唇を重ねた。]
僕も、愛している。 ……君のことを。ずっと。 たぶん、君を裏路地で見つけた日から。
[その色合いは恋慕ではなかったけれど いまやたいした事ではない。
親としての愛着から色を変えつつある感情に惑い 執着も狂気も腹に抱えたまま、 幸せを喜ぶミルフィの頭を、男はいつまでも撫でていた。]*
(-82) さねきち 2019/10/14(Mon) 15時頃
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( ”――――約束を果たして” )
( ”……約束を” )
[――……]
(7) さねきち 2019/10/14(Mon) 15時頃
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[つきん、と頭が痛んで目が覚めた。 そろりと目を開ける。精と汗、甘い血の匂いがして くらくらと眩暈がする。
少し呻きながらセイルズは時計を確認し 朝餉を作るより前の時間であることを悟ると 抱きしめていたミルフィからそっと体を離し
少し迷って、その頬を 軽く抓った。]
…………ミルフィ。 起きなさい。 ミルフィ。
[今日が休日であれ平日であれ はやめに風呂に入っておかねばならない
……ベッドを見下ろしてそう思う。]
(8) さねきち 2019/10/14(Mon) 15時頃
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[セイルズは何度か、彼女に呼びかけたが 疲れのせいか、それとも起こし方が下手なのか ミルフィの目は開かないまま
呼吸をしていることはわかっていたので セイルズは少し眉を顰めて 彼女の寝顔に顔を近づけた。]
起きないと………
[唇と唇が触れ合いそうな距離で呟く。 そのまま彼女がおきてくれるなら、 おや、と片眉をあげて意地悪そうに笑うだろうし
起きなければ、その形のいい鼻が抓まれるだけだ**]
(9) さねきち 2019/10/14(Mon) 15時頃
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/* ちょっとギャグに走った。ちょっとだけ。
>>-76 土下座したらやらせてくれる、みたいで笑ってしまうわ… 娘の頼みだろうと全面アウトだと思うよ…!私はね…! まあ楽しいからいいんですけどね
次夜承知、こちらもゆっくりします。ありがとう
(-83) さねきち 2019/10/14(Mon) 15時頃
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/* 勘当したら合法……なるほど……なるほど……??
>>-88 大きい気がします。 というか、この村で一番体が大きい感じで動かしてはいました。数値化してないですが。
おっぱい小さい女の子はジャスティス ツヅラちゃんみたいな女性も好き(おむねのサイズ把握していないが
(-92) さねきち 2019/10/14(Mon) 16時半頃
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/* 娘ちゃんのお胸の大きさがわからず誤魔化したのが記憶に新しい
(-93) さねきち 2019/10/14(Mon) 16時半頃
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/* >>-94 あっ、いい感じの体つきだ。素敵。 スタイルのいい大人の女性はいいぞ…
(-98) さねきち 2019/10/14(Mon) 17時頃
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/* >>-123 フェルゼ君 この男地雷たぶんないですので、お話してくださって嬉しかったです〜 キャンドルも可愛くて素敵でした。
現行の情緒のジェットコースターもめちゃくちゃ応援しています。実際になるかどうかはおいといて幸せになってくれフェルゼ君……て気持ちしかない(祈る)
そうなんですよ、あんなこと言っといて手篭めに。汚い大人です。 なんだかんだ娘ちゃんには勝てなかったですね…。にこにこしています。
(-127) さねきち 2019/10/14(Mon) 18時半頃
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/* さわやかな汗の匂いとガラス細工のなんやかんやの匂いがまざったそーすけくん、かっこよくないですか?? 教授は本の匂いがすると思いますが
>>-125 ツヅラちゃん それは私も見たいですね
「一緒に洗濯しないで」って 言われているのか謎なんですが、 言ってるのかな…この娘ちゃん… すごい心配になってくる…
(-128) さねきち 2019/10/14(Mon) 18時半頃
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/* >>-131 フェルゼ君 そういえば人生相談してましたね…!懐かしい。 運とはいえ遊んでいただけて楽しや嬉やです。
激情に突き動かされたり揺れたりしてるグスタフ先生も、一生懸命なフェルゼ君も可愛いよ…… [応援旗をそっと振る]
>>-132 ツヅラちゃん それメンタルに来るやつだわ… なんであんなところに、て考えて3秒くらい固まるやつだわ… いいですね、思春期の娘はいいものです。
(-147) さねきち 2019/10/14(Mon) 20時半頃
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/* >>-141 蒼佑くん さわやかですよ…!!なんかロールからさわやかなにおいがするので、きっとそう。 ゆとりがあったらガラス細工の何かを家におきたかったんですが、そこまで手が届かなくて。無念です。
はじめましてー!お名前よく聞いております。 えろはなんかもうノリで書いてるんですが、ちゃんとえっちだったらいいな……て思います。有難うございます。 蒼佑くんは飄々としてるのに依存症に落ちてくギャップがたまらなく萌えますね…3d、ほんと好き。よき。
(-148) さねきち 2019/10/14(Mon) 20時半頃
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/* ちょっとまって、今!?!?てなってるから待って
(-170) さねきち 2019/10/14(Mon) 22時頃
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/* アッ、お胸…お胸は、セイルズは一般的な男性らしい好みだと思うので(偏見)おおきいお胸すきだとおもう よ!大丈夫
(-172) さねきち 2019/10/14(Mon) 22時頃
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/* >ミルフィ 状況がセイルズ視点めっちゃホラーで、中の人が笑い転げてNDK?NDK?しつつキャラが噎せてるので、ちょっとお返事まってね
(-177) さねきち 2019/10/14(Mon) 22時半頃
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[ふる、と震える瞼が、開く。
紅茶色の瞳に亜麻色の髪。 唇は春の色めいて赤く
そこにいるのは、確かに”娘”であるはずなのに 浮かべようとした笑みが違和感に消えうせる。]
……、君、は……
[誰だ、というかすれた声はカーテンの揺れる音に消えた。 朝を迎えて間もない薄暗い部屋の中。 一人の女を見下ろす男の表情は、固まっている。]
(34) さねきち 2019/10/14(Mon) 23時頃
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………… ……………どうして、
[窓に結露が張り付く時のような肌寒さに セイルズはぶるりと背を震わせた。
狂ってしまった娘が生み出した二人目の人格か、 それとも本当に――本当に、”彼女”なのか、
冷静に分析しようとする頭が追いつかない。 ただ、聞き覚えのある甘い声、見覚えのある妖艶な微笑みに 激しく痛む心臓を押さえ、拳を握る。]
(35) さねきち 2019/10/14(Mon) 23時頃
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(僕が君を呼び戻してしまったのか? ――今更化けて出るならどうして死んだんだ、 ……違う、……どうしてこんな、 おかしいとは思っていた、思っていたんだ、けれど
――…………嗚呼、)
(36) さねきち 2019/10/14(Mon) 23時頃
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僕を…………
…………許さないでくれ、クラリッサ。
(37) さねきち 2019/10/14(Mon) 23時頃
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[震える男の手指が、小さな女の指を掴んだ。 繋ぎとめておきたいのはどちらか。 ――わからないまま、ただ祈りと恐怖に身を震わせて、]
(38) さねきち 2019/10/14(Mon) 23時頃
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[――…………、]
…………5分といって15分は経ったよ。ミルフィ。
[結局、風呂にも行かず、 さりとて彼女の体を抱きしめて寝なおすこともできず ただ体液でべたついた体でベッドサイドに座った男は 少しげっそりした表情でミルフィを一瞥した。
ああ、良かった。元に戻った。
そう思ってしまう自分が憎らしかった。 かつて愛した妻が戻ってくるのを素直に喜ばず 愛しい娘が娘のままでいる様子にほっとする。]
(39) さねきち 2019/10/14(Mon) 23時頃
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[――……それでも、不気味に思う気持ちはあったが 首元の噛み跡を確認して、>>23 まるで子犬のように飛びついてくる>>24娘を見て 何もかもが吹き飛んでしまった。
ぺたり、と合わせる肌の感触が心地よく はあ、とため息をついて、その頭を少々雑に撫でる。
それから、たどたどしい口調でおねだりする娘の その表情を覗き込んで]
まったく、遊びのように言う。 僕からすれば大変なことだったんだが?
[つん、と額を人差し指で押してから、 肩を竦めて笑った。 ……愛らしい子。そう思いながら]
(40) さねきち 2019/10/14(Mon) 23時頃
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……また、今度、な。
…………さて、 レディなんだから、ちゃんと体は綺麗にしないと。
[そのまま形のいい唇にキスをすると、 娘が抱きついてきているのをいいことに、 そのまま抱き上げて風呂に向かう。]
(41) さねきち 2019/10/14(Mon) 23時頃
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[その最中。]
ミルフィ。 ……さっき、寝ぼけて起きてなかったかい?
[セイルズはじっとミルフィの顔を見つめて ぽそりと問いかけた。*]
(42) さねきち 2019/10/14(Mon) 23時頃
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/* チトフ君えろくない? えろい
(-220) さねきち 2019/10/14(Mon) 23時頃
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/* あとほんとアオ君そーすけ君かわいくって 推し
あ、延長はあれば嬉しい(特に予定はないです
(-223) さねきち 2019/10/14(Mon) 23時頃
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/* いやあ お返事書いて冷静になって思うけど 20年前に死んだ妻と入れ違いに拾った子を抱いて 愛してる、って言い合った後の朝に 死んだはずの妻が子供の口をかりてやってくるってやべーな あやうくSANチェック失敗するところだった
>>-225 もしかしたらクラリッサの愛ゆえなのかもしれないなって思うんだ。 でもなんかすごいセイルズ視点ホラーだったんだ……(拝
(-227) さねきち 2019/10/14(Mon) 23時頃
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/* でもなんかなんか「またしよ」っていうミルフィは ほんと女子大生してて かわいい ベリーキュート
語彙がありませんね…
(-228) さねきち 2019/10/14(Mon) 23時頃
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/* >>-229 チトフくん 全部盛りいいと思います 胃薬もきっといらない やっぱり社長は器が違った……!
>>-232 アオくん 推してます!!!!!!もう二人の関係SUKI
教授はクチキさんは一体どんな話をしたんだ…とは思ってるんですが、多分そのうち「この子がこうなるのは必定だったな…」てあきらめるので大丈夫ですよ。アオくん悪くない。
(-235) さねきち 2019/10/14(Mon) 23時半頃
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/* >ミルフィ 30分ほど席を外すね。また戻ってきたら確認するよ
(-236) さねきち 2019/10/14(Mon) 23時半頃
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/* 戻ったのでかきます
延長有難うございます!
(-277) さねきち 2019/10/15(Tue) 00時頃
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…………、ばかな事を聞くんじゃない。 …………………気持ちよかったよ。
[頭を撫で見下ろす娘は、 いつもどおり子供らしい彼女なのに
その小さく愛らしい唇から情事の事がこぼれ出るので セイルズは100年ほど感じていなかった照れを思い出し 少し顔を背け、ぼそりと答えた。>>46
昨日は―― ちらつく妻の影を振り払って思い出してみれば 相当獣のような振る舞いをしたはずで
その記憶を娘に賞味される前に 恥をかくすように彼女を抱き上げた。 ミルフィの乱れる姿はしっかり思い出しながら。]
(50) さねきち 2019/10/15(Tue) 00時半頃
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……おはよう、クラリッサ。
[問いかけても「何の話?」と問われるので セイルズは「なんでもない」と返す。
ママ、と挨拶したミルフィの視線の先を一瞥し、 クラリッサの写真と目が合って、 セイルズは一瞬、表情を翳らせたが]
ああ、一緒に入ろう。 服を着なおして入れ替わりで入るのは きっと無理だろうしね……
[全く、無茶をしたものだと昨日の自分に思う。
せめて風呂に入ってから事に及べば 無駄に服にまで汗が染みなかっただろうに、と。
どうせシーツも服も洗濯するのはセイルズ自身なのに 馬鹿なことをした、と。]
(51) さねきち 2019/10/15(Tue) 00時半頃
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[じめじめした思考は 上機嫌なミルフィの表情で消し飛んでしまう。 風呂場の入り口に彼女を下ろすと、 扉をあけて、「おいで」と手を引き彼女を導いた。]
さすがに大人二人は狭いね。
……ほら。背中、きれいきれいしますよ。
(52) さねきち 2019/10/15(Tue) 00時半頃
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[けだるげに呼びかける。 投げかけるのは、彼女が六歳だった頃 たまに親子感で交わされた幼児語であった。
何の事はない。 伴侶として共に風呂に入るのが気恥ずかしいので 相手を子ども扱いしているだけである。
あの頃よりきっと増えた洗顔料や、 シャンプーの類を見下ろして 結局昔から使っている洗剤を手に取ると 娘用のボディスポンジを泡たてて、彼女の背中を流した。]
(53) さねきち 2019/10/15(Tue) 00時半頃
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…………、
[首裏や背中をひとしきり洗ったところで セイルズは彼女の体を見下ろして何かを言いかけ ――……口を閉ざし、咳払いを1つ。]
……前とか、足の間は、ちゃんと自分で洗うんだよ。 見てない。見てないから。
[はい、とボディスポンジを手渡して目をそらす。]
(54) さねきち 2019/10/15(Tue) 00時半頃
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[柔らかな腿の間を、静かに白濁が滑り落ちていった。**]
(-285) さねきち 2019/10/15(Tue) 00時半頃
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/* >>-274 そーすけくん 英語ができる方のなんかこうあれだ…!(尊敬のまなざし)(語彙0)
セイルズと娘ちゃんで言い回しが微妙に違ったりして、楽しかったなあ、というのを思い出しました。
>>-281 グスタフ先生 お遣いイベント、本当によいものでした…。ペア相手ではない人に対する顔が見れる・言えない本音が言える・意見がぶつけられる…っていうのが フェルゼ君のくれるボールがよかったというのもありますが。感謝。
(-287) さねきち 2019/10/15(Tue) 00時半頃
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/* お風呂に入れたところで、今日は寝ます
明日は多分夜出現な気がするなあ。昼これたら一撃。 みるふぃは引き続きよろしくお願いいたします…**
(-288) さねきち 2019/10/15(Tue) 00時半頃
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/*娘ちゃんめっちゃいじわるしてくるので、中の人がにこにこしている! 間に合わなかったのでたぶん昼におとしにきますー あいはばぺん
(-317) さねきち 2019/10/15(Tue) 08時半頃
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……、
[白い指先が白濁を掬い取る。 そのままぺろりと舐めとる姿を視界の端に収め 目をそらすことも、凝視することもままならず セイルズはただ娘と己の変化に当惑していた。]
な、―― 確かに汚したのは僕だが……
[綺麗にして、と咎めるようにいわれ 困ったように言いよどむ。
恥じらいながら、咎めたりねだったり忙しい娘の姿を 愛らしいと思いながら、 それとこれとは別だろう、と更に困惑した。 小さい頃は共にお風呂に入ることもあったが]
(-323) さねきち 2019/10/15(Tue) 13時半頃
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…………仕方のない子だなぁ。
[真っ赤に染まった頬をひとさし指の背で 少し押してやってから、 スポンジを持った手を彼女の鎖骨に押し当てる。]
こういうのは上からだよ。 ……教えただろう。
[当時は「汚れは上から下に落とすんだよー」と そういう言い方をしていた気がするが、
何はともあれ、泡をまとったスポンジが 白い肢体の首から、肩、腕へと這い]
(-324) さねきち 2019/10/15(Tue) 13時半頃
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ほら、腕あげて。
[脇の下、豊かな胸を洗う。 赤い蕾がスポンジにひっかかりふるりと果実が震えた。 そのまま腹へ。――欲望をぶつけた腹へ、 セイルズの手は伸びていく。
それは焦らすようでもあったか]
……足を少し開いて。
[自分は何をやっているんだろう、と そんな気持ちにもなりながら、 茂みを泡だらけにしていた手指を赤い花へと進入させる。
小さな陰核をぴん、と指ではじいたのはただのいたずらだ。 そのまま中指がひだとひだの間を這い、 それだけでも吸い付いてくるような感触に目を細めてから いまだに白濁を垂らす花の内部へ。]
(-325) さねきち 2019/10/15(Tue) 13時半頃
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水場であってもあからさまな水音が跳ねる。 指先で傷つけぬように、とは建前。 柔らかな内側を、捏ねるよう指を這わせて洗う。]
…………なかなか、取れないね。
[一旦スポンジを置いてシャワーを手に取り、湯を出した。
再び花へ指をあてがうと、奥深くまで侵入させ しとどに濡れるそこを指先で円を描くように刺激してやると そのまま何度も優しく掻き出しては挿入を繰り返す。 暖かなシャワーを当てながら――愛撫のように]
(-326) さねきち 2019/10/15(Tue) 13時半頃
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綺麗になったよ。
[指を離してやるのは、 白濁が伝わなくなってしばらくしてからのこと。 ふやけそうだと思いながら彼女の中から指を引き抜いて 少し熱い吐息をこぼし耳もとで囁くのは、 やはりただのいたずらだ。]
――ほら、
[ひとしきり洗い終わると シャワーヘッドを娘の頭にかざして、 笑いながら体の泡を落としてやった。 子供時代の延長のように**]
(-328) さねきち 2019/10/15(Tue) 13時半頃
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/*いじわるしてるんだかされてるんだか… はじらいながらおねだりする娘ちゃんキュートね…
また夜に
(-327) さねきち 2019/10/15(Tue) 13時半頃
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/* 我慢できない娘ちゃん可愛いね……てしてます
>>-351 うちの娘は可愛いでしょう。と謎のアピをしつつ そちらのえっちも好きです
(-356) さねきち 2019/10/15(Tue) 19時半頃
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意地悪?
[こてり、とセイルズは小首を傾げてみせた。 赤く赤く、熱が巡り春の香を纏う肢体を見下ろす。 すっかり”感じて”しまって、 収穫を待ち望む果実が恥ずかしげに隠されていく。]
……まだまだ子供だなあ
[よしよし、と寄りかかってくる頭を優しく撫でて 娘と愛でてきた少女の変化と>>-349 それを受け入れてしまう自分に戸惑いながら 伏せていた顔を、顎に指を添えてあげさせた。]
何が我慢できないんだい? 昨日はちゃんと言えただろう?
(-357) さねきち 2019/10/15(Tue) 20時半頃
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…… …………冗談だよ。
おいで。
[沈黙をはさんでから少し笑い、 セイルズはミルフィの体を引き寄せた。
赤く染まった頬にシャワーより優しくキスの雨を降らせて 後ろ頭を優しく撫でていれば 再び張りつめだした性器が彼女の腹に当たる。
……元気なものだ、というため息はよそに、]
(-358) さねきち 2019/10/15(Tue) 20時半頃
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さ。ちゃんと僕の首に腕を回して。
[遠い昔、よく抱き上げて町を歩いたときのように そんな事をいうが 実際は暖かな親子の思い出からは遠い行為に及ぶ。
娘の返答を待つ前に片腕で片足をあげさせ、 震え濡れる花の中へ杭をねじ込んだ。 そうしながら、何度もミルフィの唇を奪う。]
……抱っこが好きだっただろう?
[最初のうちこそ、 立位で馴染むようにゆるゆると腰を動かしていたが 律動が本格的になる前にくすくすと笑って、
一気にもう片足も持ち上げると、 両膝の裏に腕を通し腰を掴んで、 しっかり自分の体に凭れかからせた。]
(-359) さねきち 2019/10/15(Tue) 20時半頃
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[ミルフィからすれば、 セイルズの首に腕を回したまま持ち上げられ 脚が地につかない状態になるだろうか。
男の穏やかな表情とは反対に 彼女の体を襲う衝撃はきっと大きい。]
ミルフィ ……ああ、大きく、なったな、……ぁ
[彼女の重さをきちんと感じながら、 冗談半分、本気半分でそんな事を呟き その間にも男は容赦なく、 彼女の熱い奥深くへ入り込んでいく。]
(-360) さねきち 2019/10/15(Tue) 20時半頃
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[体を密着させて彼女が生きていると実感する。
――倫理観に縛られた脳みそは少しの間休ませておけ。 そう、自嘲した。 どうせ堕ちきった後なのだから*]
(-361) さねきち 2019/10/15(Tue) 20時半頃
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/* ご飯を食べてきます**
(-362) さねきち 2019/10/15(Tue) 20時半頃
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/* >>-375 がツボに入ってつらい ジャーディンさん本当に面白い…
>>-378 娘ちゃん以外はだめだから誤解をまねくような発言はよしなさい
(-382) さねきち 2019/10/15(Tue) 23時頃
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/* 体格差ないとできなくない?と思いまして。
わーい書こう書こう!
(-396) さねきち 2019/10/15(Tue) 23時頃
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……気持ちいい?
[穏やかな低い声で問いかけながら 抱き上げた娘の体を見下ろした。
柔らかで白い肢体につうと湯が滑り落ちる。 綺麗だな、と、自分とは異なる女性の体に思い パパのおかげだよ、という言葉に思わず微笑む。]
沢山食べて沢山眠って、 もう立派なレディだ。
……そう、だなぁ……
[ちら、と首筋の赤い痕を見る。 昨日二口食べたから、それ以上は少し食べすぎだろうか。 そんな事を考えながら”こちら”は問題ないだろうと、 彼女の深いところへ、律動を重ねた]
(-450) さねきち 2019/10/16(Wed) 00時頃
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おいしいよ、ミルフィ。 とても……っ、
[ふっくらと丸みを帯びた臀部が、 ちょうど腰に当たってすいつき、跳ねる。 本当に果物のようだと思いながら 何度も、隘路の上側から最奥までを貫いた。
さっき掻きだしたはずなのに また蜜を溢れさせる花。 その震えに男が甘く息をつけば 熱い吐息は彼女の耳朶を擽る。]
(-451) さねきち 2019/10/16(Wed) 00時頃
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…………ああ、やっぱり。
[無理だ、といううめき声と共に、 男はまた1つ、白い肌に噛み痕を作ってしまう。
血が滲むくらいの傷を作って 甘露を大事そうに舐め取ってから 蠱惑的な匂いにくらくらと眩暈がして
我慢ができなかった、と また自己嫌悪に囚われていく。
――――……仕方ない事だ、と 男はまた、自分に嘘をついた。]
(-452) さねきち 2019/10/16(Wed) 00時頃
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……おいしい。火が、つきそうだ……
少し、激しくするが… いいね、
[そういいながら 男は彼女の体を持つ腕に力をこめると、 拓いたばかりの隘路を激しく突き上げた。
亜麻色の髪。紅茶色の瞳。 紅く染まる白い肌。 何もかもが昔に戻ってしまったようで 快楽の最中、くらくらと男の視界が揺れる。]
( 愛している。――だれ、よりも )
(-453) さねきち 2019/10/16(Wed) 00時頃
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[ 私 より? ――と、頭の中で” ”が首を傾げる。 アタシより? ]
(-454) さねきち 2019/10/16(Wed) 00時頃
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[それを振り払うように、激しく律動を重ねた。]
…………ほら、もっと声を聞かせておくれ。
[抱いているのは一体どちらだ。妻か、娘か。 血の味も快楽も何もかもが感覚を狂わせる。 確かに悦楽に酔いしれながら、 残った理性でセイルズは笑い、”娘”に呼びかけた。]
ミルフィ。……愛しているよ。
[たとえ、育ちきったその体を まるで物のように貫き蹂躙していたとしても 抱えた愛情は変わらないのだと自分に嘘をつきながら 果実を貪った。
育ちきった欲望は、 きっと何度も何度も花を甚振り 初夜を迎えたばかりの娘の胎に ”かたち”を覚えさせていくだろう。――歪な愛のかたちを**]
(-458) さねきち 2019/10/16(Wed) 00時頃
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/* あの時のフェルゼ君は完全に新婚さんでした。 「夫が…」て相談しにくる奥さんでした。かわいかった。
(-459) さねきち 2019/10/16(Wed) 00時頃
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/* 娘よ。パパは噛み癖があるっぽいので、ほどほどに自衛するのよ。
よそのペアのお話読むの楽しいな…てしてます。
私が眷属だったら「吸血鬼なんて知らねぇわ親父のばーーか!」っていってグレてるので、こっちでよかったな…。とつくづく。思う。
(-465) さねきち 2019/10/16(Wed) 00時頃
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/* >>-464 グスタフさん あれは旦那さん目線めちゃくちゃ可愛いと思いますよ…! かわいかった。よいものを拝ませていただきました。
>>-468 ミルフィ それはめちゃくちゃよかったー。 薔薇はやってるけどNL男で女の子抱くの初めてなので 色々たのしいね。いろいろね。
パパはちょっとSANチェックの後遺症引きずってるだけだから大丈夫だよ
>>-470 フェルゼ君 この村の吸血鬼さん割とおおらかそうな方多いので よその眷属と吸血鬼の話も皆にこにこしてきいてくれるよ…多分…
(-472) さねきち 2019/10/16(Wed) 00時半頃
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/*>>-475エロを知り尽くしてないです(真顔
パパは娘ちゃんが幸せならはっぴーーなので甘えるのだよ…
と、今日は眠ります おやすみなさい
(-482) さねきち 2019/10/16(Wed) 01時頃
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/* >>-492 パパは童貞じゃないからさ…… 普段そういう匂い全然しない人が慣れてたらいいなという気持ちで動かしてはいるけども。 とりあえず楽しんでくれてるのでよかった(説明を放棄した
娘ちゃん教えてないのにおせっせ大好きになってていけない子ね^^ってにこにこしつつ、昼にこれたらおとします!もしかしたら間に合わんかも
また**
(-496) さねきち 2019/10/16(Wed) 08時半頃
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[震える肢体を抱きしめて うねり、すがりついてくるような 肉壷の動きに熱く吐息をこぼした。
舌足らずな声は愛を叫んでいる。 可愛い。という呟きが 男の唇から律動の狭間に溶けた。
何度もリップ音を響かせて彼女の唇を奪う。 息を奪う。 蕩け落ちた理性では 娘が抱える狂気に似た想いにも 子種を、とねだられて確かに上がった 己が体温にも警鐘を鳴らせない。]
(-502) さねきち 2019/10/16(Wed) 14時頃
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ミルフィ、……… どこでそんな言葉を? はしたないレディだね……
[ぐい、と彼女の子宮を押し上げる。 熱くて熱くてたまらない。 この華奢な体の中に印をつけてしまいたい。 ――――神様に拐われてしまわないように]
…ミルフィ、……さぁ、受け止めておくれ 今いっぱいにするから、……!
(-503) さねきち 2019/10/16(Wed) 14時頃
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[――孕め、と耳もとで囁く。
そして彼女の名前を呼び掛けながら、 強く内側を擦りあげた。 きっと一度目よりも深いところで 彼女の胎に種をつける。 逃さないよう強く強く抱き締めて]
っ…、溢さず全部飲むんだよ ……いい子だ
[切れ切れの息を整えながら 彼女の体を落としてしまわないように ぎゅ、と抱き締める
いくらか鼻筋にキスの雨を降らせて 大きくなった彼女の重みを感じながら――――
零れ落ちる粘液を一瞥して それでも、とセイルズは自分に嘘をつく。]
(-504) さねきち 2019/10/16(Wed) 14時頃
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..."I'm so happy being your daddy."**
(-506) さねきち 2019/10/16(Wed) 14時頃
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/*何もかも間に合ってなくて泣いている。 娘ちゃんかわいいなぁ
また夜に**
(-505) さねきち 2019/10/16(Wed) 14時頃
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/* さすがに体力の限界だと思うんだ たぶん
(-508) さねきち 2019/10/16(Wed) 16時半頃
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/* 告白素敵やなあ…ときゃーきゃーしています
>>-512 娘ちゃんめちゃくちゃ可愛くて癒されてるけど >家族とのえっちって、こんなに素敵なことなんだ ここ倫理感ぶっこわれてて 可愛いのに娘ちゃん…てなった。なったよ
お返事してきます!
(-528) さねきち 2019/10/16(Wed) 20時半頃
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……っ、 …………そう、だね。
[駄目なのになあ、と思う気持ちはそぞろに 降り積もる感情を愛とも罪悪感とも形容できないまま 甘く、自分を呼ぶ彼女にほだされる。>>-513
亜麻色の長い髪に唇を寄せて しばらく、彼女の重さと暖かさを感じていたが 娘が放った言葉に熱でぼやけた思考が一瞬固まった。]
また綺麗にしてほしいならするが…… …………、
えっ?
(-532) さねきち 2019/10/16(Wed) 21時半頃
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……っ、 …………そう、だね。
[駄目なのになあ、と思う気持ちはそぞろに 降り積もる感情を愛とも罪悪感とも形容できないまま 甘く、自分を呼ぶ彼女にほだされる。>>-513
亜麻色の長い髪に唇を寄せて しばらく、彼女の重さと暖かさを感じていたが 娘が放った言葉に熱でぼやけた思考が一瞬固まった。]
また綺麗にしてほしいならするが…… …………、
えっ?
(-533) さねきち 2019/10/16(Wed) 21時半頃
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[瞬きをいくつかして真意を問う前に ミルフィの唇が大きく開く。 抱えているのも少し辛くなってきたので 彼女をそっと風呂の床に降ろしながら セイルズは「……いや、」とうろたえたように呟いた。]
気持ちは嬉しい……(……嬉しいのか……?)けど、 汚いしまずいから、……な? 僕は、ミルフィにいやな思いはしてほしくないんだが……
……ん……
[ずるり、と彼女の中から性器が抜ける。 暖かな内壁が離れていく。 白濁が伝う感触に男はぴくりと肩を跳ねさせた。]
(-534) さねきち 2019/10/16(Wed) 21時半頃
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[先ほどまで娘を貪っていた男は―― 蠱惑的な紅茶色の瞳と赤い舌を 見ないように視線を彷徨わせた。
彼女の頭にぽんぽんと手を置いて撫でる頃には、 きっと娘が見たこともない表情を浮かべている。
いたたまれなさと、羞恥とがない交ぜになった顔で]
(-535) さねきち 2019/10/16(Wed) 21時半頃
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…………君の、好きに、しなさい。
(-536) さねきち 2019/10/16(Wed) 21時半頃
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[ぽつり、と”許可”をだしたのは、その後すぐの事。
駄目だ、というべきタイミングを二度ほど逃している男は やはりそのときも「駄目」とは言い切れないままだ。
どうせ二度もない人生なのだからと 娘を襲っている怪現象には目を背けて、 男は現実逃避のようにシャワーヘッドを握った。
もし彼女があきらめるようならさっさと洗い流したい。**]
(-537) さねきち 2019/10/16(Wed) 21時半頃
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/* 二重投稿いつかやると思ったけど!マウスのオンボロー!><
といいつつ、どっちでもいいのだよ。おねだりありがとね娘ちゃん…!
>>-529 450歳は精根尽きないか心配ですね
(-538) さねきち 2019/10/16(Wed) 21時半頃
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…………。どういたしまして。
[無邪気な笑顔を見て観念した。 これは諦めそうもないと肩の力を抜いて 近づいてくる娘に押し負けるような形で バスチェアに座った。
羞恥と困惑の混ざり合った表情で 己の性器に顔を近づける娘を見つめる。
……絶対嫌だろう。僕が君の立場なら絶対嫌だ。 そう思いながら、 次の瞬間には「パパくさい!」と言われる未来を想像して 「やっぱりよさないか、」と言いかけたところで 桃色の唇が赤い亀頭に触れた。]
(-566) さねきち 2019/10/16(Wed) 23時頃
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|
――…………、 ミルフィ……
[言葉にならない声が漏れる。 ぺろぺろと性器を舐める姿は 舐めているものを除けば可愛いとは思うが 何せ状況が状況だ。
じっと見ていていいものか、悪いものか、 迷う間にも彼女の行動はエスカレートしていく。]
や、……待ってくれ、そんなところまで…… しなくて、い…から……
……う゛……ぁ……
[亜麻色の髪を撫でる手つきは けっしてミルフィの頭を抑えつけたりはしないが セイルズが快感を感じるたび震える。]
(-567) さねきち 2019/10/16(Wed) 23時頃
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ミル……フィ、…………っ、…ぁ……?!
[止しなさい、なのか、やめてくれ、なのか もっと欲しい、……なのか わからないまま、娘が軽く腰を揺する姿を見た。>>-544
――まだ欲しいのか、という感想は あいにく言葉として出ない。 狂った現状を受け入れきれず 頭を小さく横に振る。
――直後、びくん、と娘をなでていた手が小さく跳ねた。 精管に残った白濁まで全て啜り上げられて 体を走り抜けた感覚に目を見開くと 咄嗟に、声を押さえ込んだ。
わなわなと震える手を、ぎゅうと握りこんで]
(-568) さねきち 2019/10/16(Wed) 23時頃
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|
誰も……ここまでやれとは…… …………よく、できました。
[荒い呼吸を整えて、 セイルズは物言いたげに彼女の頬を指の背でつつく。 それから、上目遣いにこちらを見てくる彼女を褒めると]
一体どこでそんな事覚えてきたんだい? 僕は教えてないぞ……
[思わず皮肉が口をついた。 じっと咎めるように娘を見つめて 人差し指を立て、「こっちおいで」のジェスチャーのように 指一本だけくいくいと動かした。]
(-569) さねきち 2019/10/16(Wed) 23時頃
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[片手にはシャワーヘッド。 少しむっとしたような父親 (正確には照れた顰め面だ、)を添えて]
さ。その犬のような姿勢で後ろを向くんだ。
……散らかしっぱなしの事が多いくせに…… 掃除する側に回るなんて100年早い。
[浴室に子犬の啼き声が響き渡ったかは、さて。
あらかた掃除がおわれば、 しれっと暖めなおした湯へ、 彼女を伴い入るのだろうけれど]*
(-570) さねきち 2019/10/16(Wed) 23時頃
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/* お掃除もういっかい、になっちゃうので省略しましたが 省略してもやってもどっちでもいいのよ。 わりにノープランだった。
娘ちゃんはいったいどこでお掃除おぼえてきたんだろうねえ、けしからん……
(-571) さねきち 2019/10/16(Wed) 23時頃
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/* アオ君のロルにすごくコロンビアした。かわいい。 そーすけくん頑張って!
>>-551 二人目を迎えた身としては身につまされる話ですね…
(-573) さねきち 2019/10/16(Wed) 23時頃
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/* 眷属がみんなお掃除フェラ覚えてたまるかい。ってせいるずがいってる。
(-575) さねきち 2019/10/16(Wed) 23時頃
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/* その新説がマジだった場合血を穢すどころの話じゃなくなるので、あくまでうちの娘がおかしいんだと 思う かわいいけどね
(-584) さねきち 2019/10/16(Wed) 23時頃
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/* かわいいのがサンドイッチできた…(ゲンドウポーズ
>>-587 どんな学会だ・・・ ミルフィ。いいかい、パパの部屋のエロ本は100年前くらいにママに全部捨てられてるんだよ。ウォルフォード家エロ本0だから。あとはわかるね?
と、いいつつ、いってらっしゃい〜 書こう
(-604) さねきち 2019/10/16(Wed) 23時半頃
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はじめて……?
[嘘だろう、といいたげにじっと娘を見下ろした男は 意趣返しとばかりに娘の臀部に触れる。]
やれやれ。 一体どこで教育を間違えたんだろう……
[途方に暮れた男の声が、子犬の声に紛れ 湯煙の中に融けていった。>>-593>>594]
(-636) さねきち 2019/10/17(Thu) 00時頃
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………、
……そうだなあ。 僕が入るとちょっと体が浮くから 君はよく笑ったものだった。
[倦怠感に目を細めながら 暖めなおした湯の中へ二人で入る。 こういう時だけ、13年前を思い出して セイルズは微笑を一層穏やかなものにした。
肩にもたれかかってくる娘は 昔より少し、重くなったけれど。]
(-637) さねきち 2019/10/17(Thu) 00時頃
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…………ミルフィ。
[ずっとふたりで暮らしていこう。 そう、彼女は言う。>>-598 セイルズは瞬きをして、 続く言葉を待ち、 湯に煙る視界を見上げた。]
……ああ。約束だ 君がおばあさんになっても…… 僕は、君の家族だ。
ミルフィ。
[彼女の頭に頬を寄せる。 それはまるで身を寄せ合うように。
暖かな湯の中で、セイルズはミルフィの手を探すと、 指と指を絡めて、握った。]
(-639) さねきち 2019/10/17(Thu) 00時頃
|
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僕とも、約束をしておくれ。
……死が僕らを引き裂くまでは 一緒にいてくれると。
(-640) さねきち 2019/10/17(Thu) 00時頃
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(…… パパとママは昔約束をしたんだ。 ”ずっと一緒にいる”と。
丁度、君と同じ約束をした。)
( 今君と同じ約束をして それを果たせるかわからないのを 僕はよく、知っている。
……知りながら約束をする僕を、 とてもとても弱い僕を、 )
(-642) さねきち 2019/10/17(Thu) 00時頃
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…………
君を愛してる、どうしようもなく。 (許さないでほしい。)
(-644) さねきち 2019/10/17(Thu) 00時頃
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[白い手を離すことができなかった。 セイルズは祈るように愛を口にして、 しばらく、目を瞑っていた。*]
(-645) さねきち 2019/10/17(Thu) 00時頃
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―― 朝餉 ――
…………近いうちに、ママの命日が来るんだ。
[そういう話を切り出したのは、 きっと風呂から出て、 休日である事を確認してから洗濯機を回して 昨日冷蔵庫にしまったパスタを温めていた頃合だった。
”いつもどおり”きっちりと服を着込んだセイルズは 娘を前に獣に成り果てた男とは遠く
紅茶を淹れながらおもむろにその話題を切り出して 娘をちらりと一瞥し、再びカップに視線を戻した。] 例年通り僕は会いにいってくるから 帰りは夕方になるけど――……
[君も来るか、と言いかけて、口を噤む。 静寂が食卓に落ちた**]
(60) さねきち 2019/10/17(Thu) 00時頃
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/* フェルゼくんあまりにもきゅーーーとでは…不意打ちキス…かわゆ…
(-646) さねきち 2019/10/17(Thu) 00時頃
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/* 今日はこのあたりでふわっとお風呂に入り眠ります… 土曜まであるのありがたみしかないな…ありがたみ…
では**
(-649) さねきち 2019/10/17(Thu) 00時半頃
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はは。 ……神父役や父親役にはなりそびれたみたいだよ。
[軽く肩を竦めて首を横に振った。 あいしてる。唇に降る感触に微笑んで お返しのように小さな唇にキスをした。
――君が幸せであればいい。
娘の決意を知らない男は、 ただ、彼女の手を強く握って*]
(-677) さねきち 2019/10/17(Thu) 08時半頃
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―― 朝餉 ――
そう…………
[落ちた呟きを拾って>>61 セイルズはこくりと頷いた。 自分自身のコップに珈琲を淹れようとして 娘から出た言葉に、少しだけ手の動きを止める。]
……かまわないよ。
[数秒の沈黙を挟んでから、再び頷いた。 半ば望んでいたことなのに、 彼女の口から行きたい、と切り出されると 少しだけ不安になってくる。]
(64) さねきち 2019/10/17(Thu) 08時半頃
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[――――二人を混同しないであげて。と 白い眷属に言われたことを思い出す。
妻と娘にとって自分はどう映るのだろう。 二人目の眷属を迎えたことは。 ……妻はきっと怨んでいるだろう。
そんな事を考えながら、セイルズは食卓についた。]
優しい子だね、君は。 彼女を……家族だと思ってくれるなら、 祈ってあげてほしい。
[微笑みながら、そうしてほしいと添える。
食前の祈りは相変わらず捧げない。 捧げどころを失った想いだけが燻っている。*]
(65) さねきち 2019/10/17(Thu) 08時半頃
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―― 命日 ――
……けっこう古い墓地でね。 彼女が眠るのは、新しく敷地が増やされた場所だが
[十字架の墓が立ち並ぶ墓地へ 娘を伴って出かけたのは、それから少し経った日の事だった。
蒼い草原の上にいくつも灰色の十字架が立っている。 誰かが誰かの墓に花を供えているのが見える。
セイルズは墓地の入り口から少し歩いた場所 立ち並んだ墓の一角へ向かうと]
(66) さねきち 2019/10/17(Thu) 08時半頃
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会いに来たよ、クラリッサ。
[本来悼まれるべき家族に悼まれず 一人の男に添って、100年を生きた女性の名を呼ぶ。]
今日は娘も一緒なんだ…… ずいぶんと、君に会わせていなかったけれど
[呼びかける間も、十字を切ることはなく 乾いた風が、墓地を駆け抜ける**]
(67) さねきち 2019/10/17(Thu) 08時半頃
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/* 娘ちゃんの独白がかなしく、ぐすぐすしながら仕事にむかうのでした・・・ また昼に〜**
(-678) さねきち 2019/10/17(Thu) 08時半頃
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――命日――
……ありがとう。
[乾いた指先を、娘の小さな頭に伸ばした。 そのままいくらか撫でて 白い薔薇と墓石に目を落とし思考をめぐらせる。
生まれた年と、死んだ年。 それから名前だけを刻んだ小さな墓がそこにある。
クラリッサ・ローズブレイド。 きっと順風満帆な人生を送っていれば 一人の令嬢として生を終え、 もっと”家族”に囲まれて弔われていたはずの女。
殺したのは、他ならぬセイルズだ。 愛を言い訳にして何度も何度も毒を盛り 気を狂わせて殺してしまった。]
(79) さねきち 2019/10/17(Thu) 21時半頃
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[かわいそうに。という嘆きと、 いまだ燻る「あいしている」のやり場がないまま ここに祈ることもなく通って約三十年。
愚かにもセイルズは同じ轍を踏もうとしている。
長年添い遂げた妻の後を追うこともできずに ただ生を長らえて 幼い少女を生かすといいながら 自由に生きる尊厳を奪った。
…………いとし子には 反抗期も成長に伴う別離も存在しなかった。 彼女の意思が芽生える前に殺したようなものだ。]
(80) さねきち 2019/10/17(Thu) 21時半頃
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[二人も殺したセイルズに、よもや祈る神などなかった。 残り100年か200年の命を抱えて きっと行くなら地獄だ。
――――けれども、その前に]
(81) さねきち 2019/10/17(Thu) 21時半頃
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馬鹿な僕の独り言として聞いてほしいんだが… ……1つだけ、聞きたいことがあったんだ。 ここに君を連れてきたときに。
[優しく呼びかける声は、 父が娘に呼びかけるようであり あるいは夫が妻に呼びかけるようでもあった。
セイルズは亜麻色の髪から手を離す。 ”彼女”から視線をそらし、 灰色の空を見上げた。]
(82) さねきち 2019/10/17(Thu) 21時半頃
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初めての夜にね。 目覚めた君を起こそうとして 君は、いつもどおり起きなかった。 あと5分、って…………いつもどおりに。
けれどその時の君は目を開けて、 僕を夫のように呼んだんだ。 『――呼んで、』って、……30年前みたいに。
(83) さねきち 2019/10/17(Thu) 21時半頃
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|
[視線を落とす。 紅茶色の目を見た。
風にさらさらと流れる髪も、揺れる瞳も なにもかもが似ていて見分けがつかなくなりそうになる。
吐息ばかりの笑いがこぼれた。 惑いながら、 きっと知らなくてもいいことを知ろうとしているのに 伸ばす手をやめられないのは職業柄か]
僕が言っていることがわからないならいいんだ。 いいんだが……
(84) さねきち 2019/10/17(Thu) 21時半頃
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…………君は一体誰なんだ。 ミルフィ? それとも、クラリッサ?
(85) さねきち 2019/10/17(Thu) 21時半頃
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[問いかけながら、セイルズはどこかで 「何をいっているの」と笑う娘の声を求めている。
その都合のよさを内心でせせら笑う間にも、 墓地には湿気た風が吹き込んだ。*]
(86) さねきち 2019/10/17(Thu) 21時半頃
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/* 娘ちゃんの内心がしんどすぎ……ってうめきながら。ながら。 ゆーれいの件は掘り下げねばと思い投げた次第。どーなるかな…
増えたログがどこもこう、美しくてよいな…素敵…と思いながらごはんたべます
テセウスの船はたぶん同一ですよ。たぶん。
(-721) さねきち 2019/10/17(Thu) 21時半頃
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/* 輪廻転生 だと いただきますで手をあわせるし、ここは案外仏教の世界なのかもしれないな????????ておもいます
(-725) さねきち 2019/10/17(Thu) 21時半頃
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/* 長春色を検索し、とてもにこにこしました…(今ログさかのぼっている
(-726) さねきち 2019/10/17(Thu) 22時頃
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/* 病娘ちゃんなるほどなるほど…不穏でぞくぞくしていいかんじだね ありがとうー! お返事します!
(-742) さねきち 2019/10/18(Fri) 00時頃
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/* 娘ちゃん可愛いなホンマ…(唐突に出る関西弁)
(-743) さねきち 2019/10/18(Fri) 00時頃
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[色の失せた枯れ草を、風が撫でていった。]
(117) さねきち 2019/10/18(Fri) 01時頃
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[振り向いた彼女は、 セイルズが見たこともない表情を浮かべていた。
大人びた妖艶な微笑に一瞬見蕩れ、 それから、不穏に震える心臓を押さえ込むよう、 ぎゅ、と己の手を握り締める。]
どちらでいてほしい……?
[瞬き、鸚鵡返しに呟く間にも、 彼女は自分の可能性について語る。 曰く、二重人格。曰く、幽霊。
持ち札に触れてから「どちらでもいい」とカードを捨てて セイルズに近づき、その唇を奪ってみせた。]
(118) さねきち 2019/10/18(Fri) 01時頃
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……、っ、――――、
[セイルズは或る名を呼ぼうとしてそれを留め、 諾々と接吻を受け入れた。 意図しないのに慣れたように体温を上げさせられるのが 少しばかり恐ろしく、軽く肩を掴んだが
銀糸が伝う。荒い呼吸を吐き出す。 二人の間にまた風が入り込む頃には セイルズは少し紅くなった己の頬を煩わしそうに拭い 「彼女」が語ることを、やはり黙して聞いていた。>>104]
(119) さねきち 2019/10/18(Fri) 01時頃
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|
[彼女は自分を病の具現化だ、と語る。 お前が血を啜る度に 私はこの娘の表面に出てくるのだ、と。
そして”どこで見たのか”、”誰かに似た”微笑を浮かべて セイルズをじっと見据える。
セイルズはそこでやっと、 少し皮肉げに、……寂しげに笑った。]
(120) さねきち 2019/10/18(Fri) 01時頃
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|
……そうか。 よかった。
信じてもいない神がいたら ……。妻を追い出す羽目になったら どうしてくれようかと思ったが
[目を伏せる。それから腕を伸ばし――]
待ちなさい。
[「さよならね」と告げた「女」の腕を掴んだ。 そうして身近に引き寄せる。 紅茶色の瞳を覗き込んだ。]
(121) さねきち 2019/10/18(Fri) 01時頃
|
|
どちら、と聞くなら答えを聞いていけ。 君は、怯えた、ただの女の子だ。
ひとりになる事を怖れて 愛されるものに擬態して それでも足りなくて怖いから狂っていく
……たったひとり、僕の娘だ。
[あたし、もう、ひとりでいなくていいの?>>0:200
思い出の中の少女が不安そうに首を傾げて 抱きついてくる姿を思い出しながら セイルズはそう語る。
愛しているわ、といいながら愛して、と強請る姿は 依存症末期の患者にもよく似ているが どちらかといえば、一人ぼっちの頃の娘に似ていた。]
(122) さねきち 2019/10/18(Fri) 01時頃
|
|
[……馬鹿な子。内心でひとりごち もっと馬鹿なのは僕か、と自嘲する。 いまだ神の国は遠く死者を蘇らせはしない。 わかっていた。わかっている。
終わってしまった物語の続きを 夢見ることは望んでいないのに その可能性を考えた自分を、嫌悪しながら 繋ぎとめるのはあくまで「娘」の方だ。]
(123) さねきち 2019/10/18(Fri) 01時頃
|
|
この考えが間違っていてもいいさ
……君がその通り「病の具現化」だというなら 僕は君ごと―― ミルフィ、君ごと 全て受け止め、愛して……償うまで。
君がその通り、「病の具現化」だというなら…… 本当に昔を知っているなら 僕を死で縛れないのは知っているはず 繋ぎとめておけ。ちゃんと。 ……僕が君を愛せるように。
(124) さねきち 2019/10/18(Fri) 01時頃
|
|
[セイルズはそこまで言うと、 彼女の頬に触れ強引に上を向かせた。
こんなものはただのあがきであって 何の救いにもならないことはよく知っている。
それでも、衝動は体を突き動かし
――――――彼女の呼吸を奪う。深く。熱く。]
[ ――……暗転。 ]
(125) さねきち 2019/10/18(Fri) 01時頃
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|
…………。 なんでもないよ、ミルフィ。
[呼びかけられ、セイルズは穏やかに微笑み、 彼女の頭を撫でた。]
雨が降りそうだね。 今日はもう帰ろうか。 また、来年ここにくればいい。
[そういいながらも、白い薔薇を一瞥する。 揺れる花弁に目を細め そこに妻の姿を幻視し、苦笑した。]
(126) さねきち 2019/10/18(Fri) 01時頃
|
|
( …………馬鹿だよなあ、 笑ってくれ。クラリッサ。
君の代わりも、彼女の代わりも、 どちらも居はしないのに )
(127) さねきち 2019/10/18(Fri) 01時頃
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|
[踵を返し歩きだす。 湿った風が墓地を吹きぬけた。 灰色の空からはそろそろ雨の気配がしてくる。
セイルズは空を仰いで、 そこにありもしない天国を見ると そっと、娘の手をとった。]
……ミルフィ。 また今度天気のいい日に、一緒に出かけようか。 随分一緒に買い物してないだろう?
「君」が好きなものを、教えてほしいんだ。
(128) さねきち 2019/10/18(Fri) 01時頃
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|
( 君ごと愛して全て背負おう。 僕は吸血鬼である前に、君の父親なのだから ) **
(129) さねきち 2019/10/18(Fri) 01時頃
|
|
/* >相方さんゑ だめだ ねむい だいぶポエムです 雰囲気で差をつけてくれ
病娘ちゃんかわいいよってだけのロルでした
また明日昼来れるか謎ですが、夜はがんばる、がんばりたい。
おやすみなさい…
(-760) さねきち 2019/10/18(Fri) 01時頃
|
|
/* わーい!お返事ありがとうー 実は病気ちゃんはがちで違う人格なのかなあと思ったりもしながら 娘ちゃんを盲信するしかない父親だった。
土日不在承知してるので ゆるりしてます。
(-781) さねきち 2019/10/18(Fri) 17時頃
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そうだね。
[灰色の空を見上げてセイルズは小さく頷いた。
季節は巡り、望まないのに はじまりと終わりを連れてくる。
自分の生に自分で幕を下ろせたなら、 きっとこの手を握ることもなかっただろう。 そう思えばこそ、 セイルズはミルフィの手を握ったまま歩く。]
(143) さねきち 2019/10/18(Fri) 20時頃
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……ははは。 遊園地に水族館に、動物園か。 ああ、全部行こう。
[彼女が挙げた場所のなんと子供らしく愛らしいことか。 洒落たレストランでも美しい場所でもなく 家族の思い出がつきものの場所に行きたがる。
そのことにセイルズはどこか安堵して 笑い声をあげた。
それから唇に触れた感触に瞬き、 ……片眉をあげて照れたように頭を掻くが]
(144) さねきち 2019/10/18(Fri) 20時頃
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残念だが知っている。だからパパ以外で。
[意地悪をするようにそんな事を尋ねる。
――そうはいっても、 彼女は明け渡してはくれないかもしれないが。
少し考えてから、ため息をつき、再び口を開いた。]
ミルフィが好きなもの…… 好きなこと、あるいは嫌いなもの。
……食べ物の好き嫌いは知ってるし 僕の授業に来ると眠そうだから 歴史が好きじゃないのも知ってる。
そういう ママの真似じゃないところ……
(145) さねきち 2019/10/18(Fri) 20時頃
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僕は、やはり好きだと思ったから
(146) さねきち 2019/10/18(Fri) 20時頃
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[誰かの代わりだと思わせて、 彼女の心を殺した回数よりも多く 彼女のことを知りたいと思う。
指先を伸ばすと、 セイルズは指の背でミルフィの頬をつついた。]
墓参りで確認したかったんだ。 最近あんまり似てきたから…… ……でも、
ママはママで、君は君だ 君は、ママじゃない。
……だけども君はやっぱり、何があっても僕の家族だ。
[何か吹っ切れたようにセイルズは微笑み ミルフィの手を握る。――留めるように強く]
(147) さねきち 2019/10/18(Fri) 20時頃
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……愛しているよ、ミルフィ。
(148) さねきち 2019/10/18(Fri) 20時頃
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(例えば君が狂気に負けたとしても 小さな祈りも届かないとしても 君の最期まで全てを
……いずれ地獄に落ちるまで )**
(149) さねきち 2019/10/18(Fri) 20時頃
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/* >相方さんへ 蛇足なのでお返事なくてよい感じ。むりせず パパはよく喋る…
(-783) さねきち 2019/10/18(Fri) 20時頃
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/* 見た来た読んだ。 娘ちゃん……(天を仰ぐ) 誕生日祝ってくれるの天使すぎるけど不穏な影がみえる そんな娘ちゃんも好きです
遅い時間にありがとう!! お返事は、もしかしたら昼かもしれないので 気長にお待ちいただければ幸いです。 (夜しかこれないことはきいているけど
(-855) さねきち 2019/10/19(Sat) 03時頃
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/* グスタフ先生がひじょうにえっちでよい
>>-860 了解〜 誕生日を祝う娘ちゃんにうるっときてしまったので 自分の体調と相談しながらガンバリマス
(-863) さねきち 2019/10/19(Sat) 03時頃
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/* にこぉ〜
ありがとうございます!素敵な更新時間に素敵な村、 最後まで楽しませていただきます〜!
(-865) さねきち 2019/10/19(Sat) 03時半頃
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ああ、全部……全部だよ。
[彼女の手を繋ぎなおす。 思うことを打ち明けて 黙ってしまった娘と、家に向かって歩いていく。
こつりこつりと革靴の底が地面を叩く。
頬につめたい感触が走った。 見上げれば、きら、と 糸がきらめくように雨が降ってくる。]
(178) さねきち 2019/10/19(Sat) 16時半頃
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……そうだね。 傘がないから、急いで帰ろうか。
体が冷えてしまう前に。
[雨に降られながらセイルズは手を伸ばす。 ミルフィの頭をそっとなでて、 彼女の目じりから頬までを一度だけ、 指の背でなぞった。
"泣かないで”と言おうとして 何も出ない、不器用な父親めいて。
頭に、顔に、広い背に、雨は降りしきる。]
(179) さねきち 2019/10/19(Sat) 16時半頃
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"I'm so happy to be your daddy, my love."
[浮かべるのは穏やかな微笑。 返した言葉は、いつもの決まり文句。
それ以上を語らずに二人だけの帰路を歩く。 大切に娘の手を握ったまま*]
(180) さねきち 2019/10/19(Sat) 16時半頃
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―― 独白 ――
[永遠のようで一瞬な 愛しい年月の中で、日に日に、娘を病が蝕んだ。 二重人格、あるいは依存症そのものが ミルフィを支配し、彼女の生活を塗り替えていく。
妻と同じ年嵩で見た目の年齢が止まり 大学の研究を手伝うようになって いつも、隣にいてくれるミルフィ。
僕は何をしてやれるだろう。 父親として、家族として、 そしてこんな僕の生に巻き込んでしまった償いとして どうしてあげられるだろう。
……考えて考えて、考えたあげくに、 僕はやはり、最初に出した結論しか選べなかった。]
(181) さねきち 2019/10/19(Sat) 16時半頃
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[起こる全てを、彼女の全てとして受け入れ、愛すること。]
(182) さねきち 2019/10/19(Sat) 16時半頃
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[蠱惑的に誘って、「愛して」と両手を広げてくる>>162 そんな彼女――依存症を愛しながら思う。 依存症に乗っ取られている時の娘は、 妻に似た表情を浮かべながら、いつも寂しそうにしている。
"You'll never ever, never ever, never be happy without me."
そういう言葉が彼女の口からこぼれるたびに、 「もちろん」と笑ってその唇を塞いだ。 彼女の望むまま愛して、血を啜った。 それは例えるなら、死ぬ前の晩餐に似ていた。
気を失うまで抱いて愛しているうちに、時々、 僕は自分が誰を愛して抱いているのか解らなくなってくる。 そういう時必ず、「ミルフィ」と彼女の名を呼んで、 頭を優しく撫でた。
僕自身が誰のためにそう在るのか、 そうすれば思い出せたから。]
(183) さねきち 2019/10/19(Sat) 16時半頃
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……ミルフィ。
[気絶してしまった彼女の髪を撫で梳いていると 時折、依存症が抜けた娘が目を覚ますことがあった。 そんなとき決まって、彼女は『あたしも』>>163と 僕にすがり付いてきた。]
ミルフィ。おかえり。 ……しょうがない子だ。
[僕は彼女を抱きしめて、その肌に鼻筋を寄せた。 心が少し入れ替わってしまっているだけで 同じ彼女。同じ体なのに 僕はそんなとき決まって、「おかえり」と口にする]
(184) さねきち 2019/10/19(Sat) 16時半頃
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[恋しさと苦さ、娘を失いたくないと叫ぶ心を 「しょうがない子だ」と 彼女を受け入れるふりをして誤魔化して、 怖がる娘に微笑みかける。
そういう時の僕がうまく笑えていたか、自信がない。
たぶん、読み聞かせするときのように 声を穏やかに繕っていても 彼女を抱きしめる腕の震えと強引さは、 誤魔化せなかっただろうが。]
(185) さねきち 2019/10/19(Sat) 16時半頃
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[カレンダーについた赤い丸を見る。 季節は巡る。今年も、あの日がやってくる。]
(186) さねきち 2019/10/19(Sat) 16時半頃
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―― 夢 ――
[最近、頻繁に夢を見る。
僕と君は、手を繋いで歩いている。 灰色の空の下を。
君の体には随分と噛み痕が増えて 君を彩る服も化粧も、随分君が好まないものになった。 『ママ』に寄せた格好で、ぎこちなく笑っている。
もう何日も、君は君ではなかったから 久々の外出になる。]
(187) さねきち 2019/10/19(Sat) 16時半頃
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今日は、好きなところに連れて行ってあげる。
[僕は笑ってそういう。――動物園、水族館、遊園地。 研究ばかりしていては息が詰まるから 史跡や図書館、博物館以外の場所を どこでもいいよ、と選択肢を示して 君の興味がある場所へ赴く。
少し大きくなりすぎた君を抱き上げることだって 甘いデザートがある店にも行って 弱ってきた胃腸に鞭を打つことだってする。]
沢山遊んだなあ、ミルフィ。
[そうしていくつも思い出を積み上げた後に、 夕暮れを見上げて帰路につく。 僕が作った夕食に、甘すぎる君のデザートを添えて 二人で食卓を囲んだら、 月が窓から覗く頃、僕らは眠る準備をする。]
(188) さねきち 2019/10/19(Sat) 16時半頃
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[夢の中の僕は、まだ君を抱かない。
ただ古びたアルバムを持ち出して 全てがデジタル化されたこの時代に わざわざ現像して、色の褪せた古い写真を―― 半透明のページに綴じられたそれらを、 君と一緒にたどっていく。 あんな事があったね。こんな事もあった。
そうしてアルバムが最後のページに差し掛かる頃 僕は君の服に手をかけて]
[初めての時のように愛して、]
[――首筋に、深く牙をつきたてた。]
(189) さねきち 2019/10/19(Sat) 16時半頃
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[真っ白だったシーツが真っ赤に染まっていく。 僕は止めずに尚君を腹に収める。
君の血。君の涙。君の全てを。 君が君でなくなってしまう前に。
君の体はどんどん冷たくなっていく。 かつて抱きかかえて町を歩いた体が 弛緩して、重くなっていく。
僕はずっと君の名前を呼んでいる。 口の中に広がる幸せの味に嗚咽しながら 君を最後まで食べつくして
その瞳を、優しく閉じてあげる。 その髪や頭を撫でてあげる。
愛している、と言いながら。 ――――……………君が狂う前に、]
(190) さねきち 2019/10/19(Sat) 16時半頃
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『お目出度い人ね。 ――そんな夢物語、あるわけないじゃない』
(191) さねきち 2019/10/19(Sat) 16時半頃
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[声が降る。
ざあざあと雨が降っている。 妻が死んだ日と同じ服を着て、 僕は夜のリンディンに立っている。
目の前には、白い幽霊が居る。 真っ白な顔をした妻が僕を見つめ、 妖艶に、そして恨めしげに微笑んでいる。 化けて出て尚、美しくも恐ろしい、白薔薇に似た僕の妻。
降る長雨の中、シャツが体に張り付く。髪が体に張り付く。 ……体が冷えていく。
彼女は雨に打たれながら僕を見据えると、 すっと暗闇の中に姿を消した。 僕は思わず手を伸ばして、一歩、二歩と石畳を踏む。]
(192) さねきち 2019/10/19(Sat) 16時半頃
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[雨が降っている。
濡れた革靴が黒い水溜りを踏んだ。
雨が降っている。
遠く、サイレンの音を聞いた。
雨が降っている。
散らばり、ひしゃげた、――の体を覗き込んだ。]
(193) さねきち 2019/10/19(Sat) 16時半頃
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[膝をついて君の名を呼ぶ。 答えは返らない。誰も応えない。 ただ、雨の音だけが聞こえている。
僕はただただ首を横に振って、 眠り姫のように目を瞑る君の赤くなった髪を撫でる。]
…………ねぼすけな子だなあ……
[白く冷たい頬に手を伸ばす。 目覚めのキスになんかならなくとも 笑いながら泣いて君の体を抱き上げた。]
(194) さねきち 2019/10/19(Sat) 16時半頃
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解って、いるよ。 許されないことだと。 救いなどないほうが自然だと。
けれど、どうあっても…… 僕は、この子の最期までを
…………すまない
[妻か、君か、誰に謝りたいのかわからなかった。 解らないまま、もう息をしない君の唇を塞ぐ。
――――甘い匂いが鼻をついて、]
(195) さねきち 2019/10/19(Sat) 16時半頃
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"... I'm so happy to be your ... ."
(196) さねきち 2019/10/19(Sat) 16時半頃
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―― ある誕生日に ――
[――――……]
[今日は仕事がない日だからと、 ベッドに埋もれて惰眠を貪っていると 隣で起き上がる気配がして、少しだけ手を伸ばした。
さらり、流れる髪の柔らかさだけを感じてまた眠る。
なんだか酷い夢>>187をみて再び目を覚ます頃合には、 甘い匂いが階下から立ち込めていて、 僕は例年、行われたそれにひどく安堵しながら、 一定のリズムで階段を降りていった。
投げかけられる言葉に僕は目を見開いて>>169
笑顔を咲かせた愛しい娘と、 精一杯の努力の証が見えるケーキを見て 本当に嬉しくなってしまって、微笑む。]
(197) さねきち 2019/10/19(Sat) 16時半頃
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お祝いしてくれるのかい? はは……ありがとう、僕の可愛い娘。
[神に感謝など捧げないが、 いつもどおりの砂糖の多いケーキを 僕は大層喜んで
共に過ごした年だけ増えたロウソクが ケーキを埋め尽くしていくのを 圧巻だな、と思い見つめていた。
覚悟を決めてブラック珈琲を淹れる。 それから、切り分けられたケーキを食べる前に 彼女の名を呼んだ。
顎に指先を添えて、 唇を寄せるのは首元……ではなく、頬。 ついたクリームを思わず舐めたのは さっき見た酷い夢のせいだろう。]
(198) さねきち 2019/10/19(Sat) 16時半頃
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クリームがついているから間違えたよ。 [笑って冗談を吐き肩をすくめた。 それから食卓につく。]
……ミルフィ。 今回は砂糖をどれくらい使ったんだい?
[僕は律儀にそんな事を聞く。 もちろん、その後の言葉に繋げるために。]
食べ終わったら、買出しに行こう。 君の紅茶にいれる砂糖がないだろう?
[言いながらちらりと窓の外を見た。 蒼い空。きらきらと差し込む朝日に目を細める。]
(199) さねきち 2019/10/19(Sat) 16時半頃
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|
[いずれ終わりがくるとしても いずれ地獄に落ちるとしても……
君がいるなら、きっといつまでも僕は幸せだ。
だから――どうか、 限りある生で、君の命がはじまりから終わりまで 「しあわせでした」と言えますように。
最早祈る神も何もないけれど それだけを願って、甘すぎるケーキを咀嚼した。**]
(200) さねきち 2019/10/19(Sat) 16時半頃
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/* 遅筆きわまってて泣いた。とりあえず誕生日祝われてめっちゃハッピーなパパです。娘ちゃんありがとう!
そーすけくんとあおくんが非常にえっちでよいですね、よい…… お医者さんとこも素敵 さかのぼって読むのだ……**
(-906) さねきち 2019/10/19(Sat) 16時半頃
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/* ゆるゆる見ています
アオくんとそーすけくんの、 ちょっと寒い春が近づいてくるような少し寂しい空気感が すごく素敵………よい
(-943) さねきち 2019/10/19(Sat) 21時半頃
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/* 待ってるよ〜(手をふりふり
(-946) さねきち 2019/10/19(Sat) 22時頃
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/* ちっちゃい娘ちゃんあまりにも可愛いな…とてとて歩いてるの…可愛いな……
えっち中毒とても良いと思います。 お返事しばらくおまちを〜
(-969) さねきち 2019/10/19(Sat) 23時半頃
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/* >娘ちゃん 大丈夫だよ!ありがとう むしろパパ、さっきのロールが4時間かかってるから 先寝てたほうがいいかもしれないね……(おふとんをかぶせながら
(-972) さねきち 2019/10/19(Sat) 23時半頃
|
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……ははは
[肩を竦めて笑った。>>229 仕方のない人ね、と言われてほっとした。
いつもどおり君は 砂糖を全部使ってしまったというから>>230 僕は先んじて買出しに行くことを提案する。
使い古したデートプランだが、 君は喜んでくれるようだ。
無邪気に苺も買おう、という様子に目を細めて それから2人だけで誕生日を祝う。
もう何回目かもわからない誕生日に 君のケーキを食べられる事を喜びながら 珈琲片手に、君の話を聞いていた。]
(259) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃
|
|
ああ、そうだね。 行こうか。
おいで、ミルフィ。
[僕はそういって彼女に呼びかけると 昔のようにとはいかないが、 彼女の手をとって歩き出した。
風にさやさやと街路樹の葉が揺れて 石畳には蒼い影が落ちている。 晴れ渡った空の下、僕と君は歩いていく。]
(260) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃
|
|
―― 遠い日の思い出 ――
……ミルフィ、疲れちゃったのかい?
[僕は買い物袋を片手に下げて、 とぼとぼと歩みが遅くなってきた君を見下ろした。
無理もない。 積まれた食材を見ただけで目を輝かせはしゃいだし 嬉しそうに砂糖や苺を買い物カゴにつんでは 「あたしが!」と一生懸命お手伝いをしていたから 体力も持たなかったんだろう。]
(261) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃
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|
[君が買い物カゴを持っていた関係で あんまり重くない買い物袋を 僕は、手から肘に吊り下げる形にして 「おいで」と君に声をかけた。
君の体を抱き上げれば 暮れた空をカラスが飛んでいく。 ぎゅ、と力がこもるのを感じて 胸いっぱい広がる愛しさに、僕は笑った。]
……帰ろう、ミルフィ。 僕らの家へ。
………………眠ってしまったのかい?
(262) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃
|
|
[穏やかな笑い声が聞こえなくなって 君の体温がぽかぽかと暖かくなった頃 僕は静かに、そう尋ねた。
返る答えは、沈黙のYes。
僕はくすくすと笑って、君を抱えたまま家に戻る。 鍵をあけるのに苦労しながら君を落とさないように 寝室のベッドまで運ぶと その丸い額をなでて、口づけた。]
おやすみ、可愛い子。
(263) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃
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―― 夕 ――
[ベッドに寝かせた君の髪をなでて、 夕食の用意のために 自室から出ようとしていた頃のことだった。]
……おかえり、ミルフィ。
[僕はうまく笑えていただろうか。
泣きながら抱きついてくる君を 優しく抱きしめ返す。]
(264) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃
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いいんだ、……いいんだよ。 君がケーキを作ってお祝いしてくれた。 僕には、それだけでも十分。
[ぽん、ぽん、と背中をなでた。 どうにか泣き止んでおくれ、と優しく呼びかけた。
君は夢の内容を話す。 遠い遠い昔の、六歳の頃の夢を見た、と。
――……ああ、それは、もしかしたら 僕らが、……もしかしたらだけれど 一番幸せな時期の、思い出かもしれないな。
壁にかけられた古い似顔絵を見て 僕はそう思って苦い味を飲み込むのだけれど>>243 次の瞬間には、君の呼びかけに呼び戻されている。]
(265) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃
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|
ミルフィ。 ……僕も、僕もね 君が僕の娘で、とても幸せだ。
だから……………
[繋ぎとめて、と言われて僕は少しだけ言いよどむ。 セックスをして、吸血してしまえば きっとまた君の病は進行する。
君を失うのが恐ろしくて、 僕は「駄目だ」といいそうになる。 「どこにもいかせたくないんだ」と縋りそうになる。]
(266) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃
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|
[……でも、君はそれを望んでいないから。]
(267) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃
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|
…………
[僕は君の体を強く抱きしめる。 そうして優しくベッドに押し倒した。]
……繋ぎとめるよ。
君がもしも……もしも…… ”あの子”に負けて消えてしまいそうになったら
その前に、パパのお腹に隠してあげる。 大丈夫だよ、ミルフィ。泣かないでおくれ。
(268) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃
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|
[僕は、ちゃんといつもどおり笑えていたかい? ……そうだね、やっぱり、自信がないな。
唇の震えまで抑えて、人差し指の背で君の涙を拭う。 そして君に読み聞かせをするときのように 優しく笑って、唇にキスをする。]
(269) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃
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|
"I'm so happy to be your daddy, my love."
(270) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃
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|
[いつか眠りにつく君が、 穏やかに笑えていますように。
願いながら、僕は君を愛すだろう。 愛によって全てが終わる日まで。
……その血も。涙も。笑顔も、]
( ”You are mine, my love." )
[――――いずれは、そう胸を張って言おう。
孤独に至る病を抱えながら 僕らは本当の家族になる。*]
(271) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃
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――-…………、
机に瓶を分けて飾られた五本の白薔薇、赤薔薇からはらりと花びらが落ちた。
『何故後を追わなかったのですか』
静かに投げかけられたその問いに教授は答えを返さなかった。非難するような色を持つその言葉を発した相手を一瞥し、手元のPCに視線を戻す。沈黙。 やがて窓の結露が流れ落ちる頃、椅子に腰掛けていた教授は、若い吸血鬼の研究員に笑いかけた。ひどく自嘲的に。ひどく寂しげに。
『……神の国に入る資格がない。死んでも会えはしない。 意識を失えば苦しみから逃れ得るかもしれないが 同時に大事にしていた思い出も消え去る。
それとも…………、 君は大事な家族の思い出を失うリスクを負ってまで、 死後の世界に夢を?』
(-1029) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃
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砂糖を溶かしすぎるほど溶かした紅茶を一口啜った。 PCに移していた視線を、添削中の論文へ。 そして赤く印をつけて研究員に渡した。――ああ、彼は、自分の「家族」のひとりに懸想をしていたな、と思い出しながら、
『先ほど指摘した場所について……。 来週までに直しておいてくれ。
…………。 彼女らがいない世界に私の幸せがないだけだよ。 どこに居ても同じだ』
微笑み、それから再びPCに視線を戻す。 また、淹れた紅茶に角砂糖を落とした。 痛みを和らげるように。 *
(-1030) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃
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|
『序 本書は長年提起されてきた吸血鬼と眷属の関係、依存症、外界との関わり方について記されたある吸血鬼(以降、A氏)の遺稿を編集したものである。■■■■年、リンディン内のある住宅地にてA氏の遺体は見つかった。ベッドで安らかに眠るA氏の周囲には眷属が映った古いアルバムや似顔絵が並べられ、……(中略)……』
(-1031) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃
|
|
―― ――
[曇天に黒いカラスが舞っていた。
クリスマスが近づく町はどこもかしこも飾り立てられている。にも関わらず、天気のせいか、降り始めた雨のせいか、どこか灰色だった。
町を歩く人間たちは皆家族や恋人を連れている。 冷たい空気を、互いの微笑みで暖めて灰色の町並みを歩いていく。
その人ごみの中で、黒いコートを羽織った男があたりを見渡した。 足しげく通った店にも、友人が住んでいた家にも、知った顔の1つもないことを理解すると、納得するように歩いていく。]
(272) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃
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「ママ、パパ、サンタクロースが来たら ぼくあれが欲しいなあ」
「いい子にしてたらきっとくれるわ」
「おいおい、いつもいい子にしてるじゃないか、なあ? クリスマスを待ちなさい」
「え――、僕待ちきれ……、わ、ごめんなさい!」
(273) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃
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|
[町を歩く親子連れがプレゼントについて語り合っている。
はしゃいだ少年が父親に振り返ろうとして、前方を歩いていた男にぶつかり、咄嗟に謝罪を口にした。
男は黙って微笑むと、彼の頭からずり落ちた帽子を被せなおして、何かを呼びかけた。聞き取れなかった少年がぱちくりと瞬きをする。 ――直後。]
「……、誰と喋ってるの?」
「ほら、そんなにふらふらしてたら危ないぞ」
「えっ、――うん、……」
[両親の声が聞こえ、少年は不思議そうに首をかしげた。 そうする間にも、黒いコートの男は雑踏に消えていく。広い背を雨に濡らしながら、家族連れの中をひとりで。]
(274) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃
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「雨が降ってきたわ。――さあ、帰りましょう。 私達の家へ」
「うん!」
[微笑を交わし、人間たちはそれぞれの帰路につく。
結露に曇った窓の向こう。 クリスマスツリーを室内に飾り、 暖かな料理がテーブルに並ぶ場所へ。
それら全てを祝うように、 あるいは厳かに祈るように
柔らかな雨の中で、リンディンの鐘が鳴っていた。]**
(275) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃
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/* ご挨拶。 さねきちと申します。 今回は素敵な村に参加させていただき、有難うございました。 狂気に陥っていく吸血鬼と眷属、ほんとうに楽しかったです。 村たてのももてんさんに感謝を。
そして、一緒に村に入って遊んでくださった相方さん、ありがとうございました。 娘ちゃんがけなげで可愛く、「なぜこの男は娘を抱いているのだ(怒りの枕パンチ)」「でもエッチな娘ちゃんはかわいい」と中の人が煩悶する日々でした。依存症になるあたりもとっても怖くてすきです。 長々と書きましたが、ありがとうございました。
お使いイベでお話させていただいたフェルゼ君や、育児談義させていただいたチトフ君にも全力で感謝を。あんまり綺麗な大人ではなかったので、お話していていろいろ浄化されました。ありがたや…
そのほか、同村してくださった方へ最大の感謝を。 それでは、また。
(-1032) さねきち 2019/10/20(Sun) 03時頃
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