255 【ヤンストP村】private eye+Violine
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[白衣は脱いで、カウンターの椅子に掛けてきた。 さすがに街を歩く時に着ていては目立ってしまう。 少し多めの塗り薬を持ったまま、先に向かうのは花屋。 ハーブの取り引きがある、フローラのアルバイト先だ。]
先代の頃から取り引きをありがとうございました。 俺に召集が掛かり閉店する事になったのでご挨拶に伺いました。
[この店で仕入れたハーブで作った紅茶を手土産として渡し、 出てきた店主に頭を下げる。]
うちの常連で、ここのハーブを気に入った方がいて、 ハーブを卸して紅茶にしている店や、 ハーブティーを取り扱っている店は知っていますか。
[セイルズに頼まれた要件も伝える。 答えが得られても得られなくとも、礼は告げて、 失礼のない程度に言葉を交わしたあと、花屋を辞した。**]
(154) 2018/12/03(Mon) 00時頃
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―少し前、薬屋―
[セイルズが何処で何を見たのか、 男にはわからなかったが、それ以上の深追いはなかった。>>149 納得はしていないだろうとは思う。 間、は確かにあった。>>150]
……ありがとう。 記入ミスで処理出来なかったら意味ないからな。 ちゃんと確認する。
市民課の言いつけでも、届けたのはセイルズだろ。 会ったらそっちにも言っとくけど。
[彼の背が雑踏に消えた後、ピンと指先で書類を弾く。 持ってきて貰えたが、提出のため役所には出向かねばならず、 厄介はなくなったわけではないと、口をへの字に曲げた。*]
(208) 2018/12/03(Mon) 20時半頃
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―現在―
[花屋の店主は今まで、 ハーブの効能を知るから薬屋に卸し、 時折、別種の紹介もしてくれていた。 挨拶に訪れた今もそうだ。言葉に淀みはない。
対して、ソウスケに紹介された商社は、少々覚束ない、 そんな印象を持った。 恐らく薬品名を発音し慣れていない。>>146 彼は専門家ではなさそうだ。 だが、店長が専門家でなくとも、薬剤師や資格保持者を雇えば問題はないはずだ。 別段不思議ではないが、その辺りの確認は必要か。
あの毒類が問題を起こしたなら、 提供した薬屋として、最後の最後で泥を塗りかねない。*]
(209) 2018/12/03(Mon) 20時半頃
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[挨拶を終え、花屋を辞したところで、話し掛けられた。 ココアだ。>>168]
いやに店の外で会うな。 召集前だからってのもあるか。 俺が行くのは取り引きあった数軒だけだけど。
[どちらかの店に行けば会える存在だが、2日も店の外で会ったとなると珍しい。 そう、口角を上げる。 ココアのように律儀に挨拶をする発想はない。>>167 その辺りも"向いていない"証左ではある。]
ラスクか、ありがとう。 夜食にでも食べるよ。
[お裾分けはありがたくいただこう。 彼女が持っているとより美味しそうに見えるから不思議だ。 笑顔が移るというのはこう言う事を言うのだろう。]
(210) 2018/12/03(Mon) 20時半頃
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[ラスクの包みを上着のポケットに入れ、ふと訊ねる。 何故か、商店街が騒がしい。 見かける自警団の人数が多いのだ。>>128]
何かあったのか… ココアは何か知ってる?
[酔っ払いの喧嘩にしては、時間帯は早い。 そう、首を傾げながら。*]
(211) 2018/12/03(Mon) 20時半頃
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―アトリエ"三番街の蝶"―
[ココアと別れた後、男はもう一つの目的地へと向かう。 彼女と少し話はしていたものの、寄った店は一軒だ。 然程遅くなってはいまい。]
ヌヴィル、いるか。 薬持って来たぞ。
[アトリエの入り口で来訪を告げる。 声が届かないなら、もう一度、声量を上げて。**]
(212) 2018/12/03(Mon) 20時半頃
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/* 中ヤバいから突入すべきだろうけど、タツミが「取り込み中みたいだから出直したい」って思考回路に
(-104) 2018/12/03(Mon) 21時頃
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[アトリエは本屋の斜向かい。 夕方、定時に閉めているのか、シャッターは半分だけ降りていた。>>160 だが、今日用があるのはアトリエの方だ。 その前に留まることなく、通り過ぎる。
声を掛けると返事があった。>>220 頼みたい事は出来れば内容を聞いてから返事をしたいが、 肝心のその先が聞こえない。 玄関に向かい通そうとする声でなく、喚くような声。>>221
そして、物が落ちる音、コップが割れる音。>>226]
……何かに引っ掛けたか?
[中の、取り分けパソコンの中の凶事等考えもせず、 呑気に呟いて、アトリエの中へと入った。]
(232) 2018/12/03(Mon) 21時半頃
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[段ボールが積まれている。>>220 召集を受けたとなれば違和感は覚えない。 男も今、薬品を詰めている途中だ。
進んでいくと、散乱した部屋に>>228 見た事もないような顔をしたヌヴィル。>>226 その手には携帯を握りしめて。 さすがに驚きは隠せず、目を見開く。]
どうした?大丈夫か?
[携帯を取ろうとして色々倒したらしい。 だがその割に顔色が悪く、気になった。職業柄、だ。]
(233) 2018/12/03(Mon) 21時半頃
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片付けくらいなら手伝うよ。 箒と塵取りは何処だ?
[塗り薬の入った袋を、広くなってしまった机に一度置いて、道具の場所を問う。 何があったのかはだいたいわかるが、 何故こうなったのかははっきりしない。
ノートパソコンの通知音は、どうだったろうか。>>221 鳴っていれば「あれはいいのか」とさすがに指摘したろう。*]
(234) 2018/12/03(Mon) 21時半頃
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―少し前、花屋―
[花屋の店主の話は長かった。 味が気に入ったと言ったため、"飲める場所"を教えてくれる。>>213 しかも聞いてないパンの味まで。 ちゃんと買える場所を問うべきだったと思っても後の祭りで、 相槌を打ちながら話を聞くと、 何とかその味を家でも楽しめるように、と販売している事はわかった。 これで目的は達成した。
それでも話は続いたので、ココアが来たのは幸いだ。>>230 「客が来たみたいなんで」と、申し訳なさそうな顔を作って道を開けるだけだ。
来た人物は花を求めに来たわけではないし、 そのまま少し男と話す訳だが。]
(250) 2018/12/03(Mon) 22時頃
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道に山羊の頭? 剥製って訳でもないのか。 それは驚くというか怖いというか。
[ココアから聞けたのはそんな気味の悪い噂話。 想像だけで怖くなるのも、別段大袈裟ではない。>>231 男とて、さすがに突然遭遇したらと思うと寒気がする。]
配送中の事故と言っても、 商会はすごい物配達してるんだな。
…それを自警団が回収したのか。 相変わらず仕事が早いな。 教えてくれてありがとう。
[礼を述べると別れようか。 挨拶回りの邪魔をしてはいけない。*]
(251) 2018/12/03(Mon) 22時頃
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/* ストーキングがフルオープンスタイルで、何か恥ずかしい、ぞ!
(-109) 2018/12/03(Mon) 22時頃
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/* えっとこれ、いいのかな… このタイプは今のところ見たことない、けども。
(-112) 2018/12/03(Mon) 22時半頃
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/* wikiには白ログでストーカーしてはいけないとは書いてない、のか。 「ストーキングの秘話ができる」と。 俺の感覚は白ログなら見られる可能性がある、になるのだよね。
メモ見た限り、ちょっと触れない方が良さそうかな。
(-115) 2018/12/03(Mon) 22時半頃
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―現在―
[男が声を掛けても、ヌヴィルは暫く携帯を見たままだった。 顔色だけじゃなく、様子がおかしい。 "何故"は結局わからなかった。>>240]
じゃあ借りるぞ。
[一度机に置いた包みから塗り薬を取り出し、 その中に大きめの破片を入れていく。 尖端で指を切らないように、慎重に摘んで。 残りは宣言通り、ロッカーから箒を借りる。>>246 塵取りで破片を集めては包みの中へ。]
(276) 2018/12/03(Mon) 23時頃
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[その最中に、問われる。>>246 前後の会話に脈絡はない。 一度顔を上げてヌヴィルを見たが、相変わらず顔は青いままだ。]
何だ、唐突に。
その本によるけど。 論文の着眼点が似てるとか、 発想が面白いだとかで、興味を持つ、 って事なら理解はできる。 フィクションの事はわからないが。
[芸術分野に興味はない上、質問の趣旨が掴めず、答えるのはそんな事。 話しながら、視線は手元に戻し、 あとは箒でも取れない破片を雑巾で拭き取るくらいだ。*]
(279) 2018/12/03(Mon) 23時頃
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/* 頭が寝てて言葉がうまく出て来ない… 僕は気にしてない、と伝えたいのに、こう……
しかし、もっと愛することが〜と言われると途端にデレてしまう。 とはいえ、さすがに盗難は自警団案件ですよね。つうほう
(-143) 2018/12/03(Mon) 23時頃
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[大きい破片を拾うまではヌヴィルにも手伝ってもらったが、>>277 掃き掃除や拭き掃除となると勝手は違う。 一手に引き受ける事も仕方がない。 下手に手伝われて転ばれるより被害も少ない。 だから、何やら携帯を操作していても、特に文句を言う事もない。 顔の青みが引いているのなら、尚。>>284]
常連の頼みだ、 最後くらいいい格好して終わってもいいだろ。
[それに感謝に悪い気はしない。]
(298) 2018/12/03(Mon) 23時半頃
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[男の返答はやはり的外れだった。>>286 順を追ってされる説明を聞く。 "何故"の原因はメールらしい。>>287 そして先の質問の作者はどうやら、ヌヴィル自身。]
それはまず、メールの送り主が 一体ヌヴィルの何を知ってんのかって話だろ。 質の悪い悪戯じゃないか?
[奇妙な事を言って気を引きたいだけ。 驚かせたいだけ。 絵や文はその人物の一部しか切り取られないんだから、 本気にすることはない。
忘れろと言われたが、それだけは伝える。>>288]
(299) 2018/12/04(Tue) 00時頃
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疲れてるとは思うなら、早く寝ろよ。 それでも体調が優れないなら店に―― ……ああ、栄養剤なんかは残ってれば出す。
[提示した代金はいつもの塗り薬一つ分だが、 渡されたのはその倍額か、それ以上。>>288 かろうじて二つ分の額は素直に受け取れても、 それ以上貰うのも気が引けると、 掃除作業にも値段を付けるようなら一度は首を横に降る。 お代は貰っているので。>>298]
[更に粘るのなら折れるだろうけど。]
(302) 2018/12/04(Tue) 00時頃
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じゃあ気をつけろよ。 無理すると山羊が配達されるかも知れないからな。
[男にとっては噂話を絡めた冗談を告げて、 アトリエを後にする。 まさかここが配達場所だったとは聞いていない。
何かを言われても振り返らずに、店へと戻っていく。*]
(304) 2018/12/04(Tue) 00時頃
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/* 地下室……!何がある、のだ…!
祝福されてる娘だなぁ。 僕も祝福されてたんだけどなぁ。 そして、金庫の中身は特に考えてないんだなぁ。
(-160) 2018/12/04(Tue) 00時頃
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[花屋の長話とアトリエの片付けで、思いの外時間が掛かった。 店に帰り見ると、張り紙に詳細な時間を書き忘れていたことに気付いた。 …来た人に失礼な事をしていないと信じたい。 はぁ、と長い息を吐きながら、鍵を開け、店の中へと入って行った。
――違和感は、少し。 まず、薬がいくつか、棚から落ちていた。 出掛けに倒したのか、あるいは窓からの風で落ちたのかと、 その時はまだ楽観していたが。
そして、薬品の匂いが消えたのを確認し、換気は終わりと窓を締めに行く。 その隣の窓に、小さな罅を見つけた。 出掛ける前には無かったものだ。 鳥がぶつかってできるようなものではなく、 細い何かで殴りつけたような。]
(327) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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[――嫌な予感がした。 窓枠こそは綺麗だったものの、 恐らく、"窓が開いていると気付いた者がいる"。
店内を見回すと、危険物を扱う棚には鍵が掛かっていたからか異変はない。>>144 だが、先程見た棚の付近、 消毒液と包帯の数が明らかに減っている。]
……泥棒、窃盗?
[血の気が引いた。 今まで大丈夫だったから、 大通りに面しない窓だから、 そんな油断はあった。 店のレジスターを見、急いで2階への階段を駆け上がる。 自室の金庫、店の権利書や判子の貴重品が入ったそれも開けた。 金目のもの、貴重品、そして鍵は無事だった。]
(328) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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[男は自室の机の前でしゃがみ込む。 深く深く息を吐いた。 どうやら犯人は店に用があったらしい。 住居側は特に目立った荒らされ方はない。
いや、それでも良くはないが。]
自警団に連絡… いや、これは俺の不注意か。
[戸締まりをしなかったから。 …だが、窓を割って入ろうとしたのだから、 きっとそこに意味はない。]
(329) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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[悩んだ末、夜の営業を終える前に自警団の本部へと連絡を入れる。 店の評判を落としたくはないが、 何も男の過失だけが原因でないと判断した。 見回りを強化した方がいいだろうと。
だが、盗まれた物は消毒液と包帯数点。 窓が割れてはいたが報告した被害はそこまでで、 どれだけ強化してもらえるか。 それはわからないが、しないよりはマシだろう。 周囲の店への注意喚起にもなる。
割れた窓はどうしようもなく、 ただガムテープで補強するだけ。 だが、何もしないよりはマシだ。 もう換気に窓は使うまい。]
(330) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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[山羊の頭とヌヴィルへの悪質なメール、 それに薬屋への窃盗と、変な事が重なった日だった。
夜の営業を終え、中断していた毒物を詰める作業を再開する。 一つ、二つと容器を数え、漸く次の盗難に気付いた。
薬品を落とした際に、横へ置いた二つの薬品、 それだけしまい忘れていた事に。 そして、その二つも窃盗にあっていた事に。]
……これ、は
[こればかりは明確な男の失態だと、顔を顰める。 薬品の量は商社に伝えてある上、 危険物をいい加減に取り扱っていたとなれば、 信用問題にも関わるのだから。]
(333) 2018/12/04(Tue) 01時頃
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[彼の顔に、泥を塗って終わりたくはない。]
―――はぁ。
[落ち着くために深呼吸をする。 跳ね上がる脈が落ち着く気配はないけれど。 とりあえず、箱詰めだけでも終わらせ、 シャワーを浴びて、そのまま眠りにつく。 セイルズに貰った書類は自室の机に置いたまま。 細かい字を読み、理解する気力は蒸発していた。
その眠りについた部屋にも、忍び込まれた形跡があった事は、 結局その晩には気付けなかった。**]
(334) 2018/12/04(Tue) 01時頃
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/* 眠すぎてロールとっ散らかるこの……整合性取れてないのにあとから気付くやつ…… あと、エビの名前覚えられなかったのでエビでいいや……
(-179) 2018/12/04(Tue) 01時頃
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