207 愛しの貴方を逃がさない。
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― その夜 ―
[大切そうに持ち帰ったマスコット人形。 研究室の前に落ちていたのを見かけ、 その先に彼女の背が見えれば彼女のものだと理解した。
拾ったものは本来、すぐさま背を追いかけ声を掛けるものも、 今回は何も言わずそれを夢幻の二階の移住区へ持ち込んだ。
向かうのは誰も通したことの無い己だけの自室。 ドアノブに手を掛け、 片手に携えたマスコット人形をゆっくりと口元へ持ち上げる。]
(-0) 2017/01/17(Tue) 00時半頃
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[すう、と鼻から空気を吸い込むと、 どこか彼女の匂いが胸一杯に拡がった。
彼女の存在を傍に感じて、神経が伸びるように落ち着いていく。 双眸が穏やかに撓み、口角が自然と持ち上がる。]
―――…ただいま、愛莉。
[扉を開くと、そこには寝台と机、本棚にクローゼット。 そんなシンプルな室内全体に存在する、 ―――須藤愛莉のポートレート。
彼女が初めてこの夢幻に来て撮影した一枚を始め、 小学校の入学、そして成長過程、卒業式。 初めて中学の制服を着て迎えた入学式、そして卒業式
天井に貼っている物凄く大きな一枚は、 彼女が初めて独り暮らしを始めた日のもの。
いつも見ている彼女に囲まれて、寛ぐように息を吐き出す。]
(-1) 2017/01/17(Tue) 00時半頃
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[その一枚一枚は各々違う表情をしている。 笑っている顔、困っている顔、驚いている顔、怒っている顔。 この街に存在する彼女の全て手に入れた気になれる。 本物だけは手に入らないが、それでも今までは我慢が出来た。
彼女の傍に男と言うものの存在を感じていなかったから。
彼女が入っているサークルに男など存在しないと思っていた。 否、己の予想は大幅に外れてしまい、男の存在を知った。
大切そうに人形に唇を寄せ、口付けを贈る。 きっと大丈夫だと思っていたのに、当てが外れてしまった。
やはり、幸せは自分の手で捕まえなければいけないのだ。*]
(-2) 2017/01/17(Tue) 00時半頃
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[彼女を初めて知ったのはまだ十七歳の時だった。 彼女はまだ五歳、初めて来た写真館に燥ぎながら、 着飾れたドレスを嬉しそうに纏い、笑みを浮かべていた。
幼げな少女はカメラマンの父ではなく、 アシスタントの己を見て、 にこり、と満面の笑みを零した。 十七の己に、初めて訪れた初恋の気持ち。
その家族は幾度となく来る常連らしく、 容易く彼女の名前、住所を知る事が出来てしまった。 この日から、己の少女を見守るという“夢”が出来た。]
(-3) 2017/01/17(Tue) 00時半頃
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[外で撮影をしてくる、そう何度も父へと告げ、 外へ出ては彼女の家の近くへ行き、幾度となく盗み撮りをした。
どの表情も可愛らしく写真を撮るにつれ彼女への想いは増す。 大人になった彼女は一体どんなに美しい身体付きになるのか。 どんな声を発し、どんな服を身に纏うのか。
そんな彼女の傍にはいつだって“兄”という存在が居た。 いつも彼女の横にいて、抱っこをしたり頬へキスをしたり。
その存在が憎たらしかった。 その居場所を変わって欲しかった。 近くで彼女を感じたい、触れたい、抱きしめたい。
彼女を想い続けた十六年間。 費やした愛情はとっくの昔にあふれ出していた。]
(-4) 2017/01/17(Tue) 00時半頃
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[彼女の下着を盗んだ。 彼女の服を盗んだ。 彼女の靴下を盗んだ。
彼女の生理の周期すらも把握している己は、 彼女が講義のギリギリになってトイレに入る習性すらも知り、 講義が始まって人目を盗み入り込んだトイレ。 サニタリーボックスから盗んだ、 使用済みの生理用品すらをも持ち帰る。
彼女の全てが欲しい。 彼女の全てを知り尽くしたい。 その声から髪の毛一本や身体の爪先まで全て。
彼女の全ては夢幻二階の移住区に終い込んでいる。 足りないのは彼女そのものだ。]
(-5) 2017/01/17(Tue) 00時半頃
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[故に、己は決意をする。 彼女を迎え入れる準備を着々と、そう静かに。
もう直ぐ彼女をこの手に入れられる。 入れられるように己が努力を惜しまなければ夢は叶う。 そう信じて、明日も己は彼女を視線に捕え、追いかける。**]
(-6) 2017/01/17(Tue) 00時半頃
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/* 悲報:俺気持ち悪い(まがお)
サニタリーはね、おにゃのこstkする時にやってみたかったものなのだよね!!
今回NLだし、遠慮なくやってみたけど大丈夫だっただろうか(滝汗
(-7) 2017/01/17(Tue) 00時半頃
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― いつかのサークル室 ―
[どの時間帯に、どれだけの人がいて、 どれ位で居なくなるかを周到に調べ上げた。
故に、昼前の時間は彼女が一人部屋に居て、 なおかつうたた寝をするという習慣までも熟知していた。
今日はその彼女が一人になりうたた寝をする日でもある。 己は息をひそめながらサークル室へと忍び込み、 狙うは彼女の独り暮らし用の家の鍵。
それだけさらりと引き抜けば、とっとと後にする。 それを持ち、己は自らの出入りする研究室へ。
工学を学んだ己は、合鍵を作るなんざ朝飯前の出来事。 ものの数分で作り上げれば急いで彼女のサークル室へと戻る。 何事も無かったかのようにそのカギを鞄へと戻し、 己は研究室へと戻っていった。]
(-12) 2017/01/17(Tue) 10時頃
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[以来、彼女の部屋へ頻繁的に出入りできるようになったのは、 勿論云うまでも無く。*]
(-13) 2017/01/17(Tue) 10時頃
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― 翌朝 ―
[夢幻二階も移住区で目を覚ました男。 やはり時間は適当故、すでに昼前になっていただろうか。
ふあぁ、と欠伸をしながら一階へと降りれば、 今日は仕方なくopenの札を上げる…訳ではなく、 ジャケットを羽織れば裏口から己は外へ出た。
向かう先は大学でもレストランでもない。 否、その足取りは軽く、口許は緩んでいただろう。**]
(13) 2017/01/17(Tue) 10時半頃
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[カツ、カツ、と足音を鳴らしながら、 歩きたばこすらをも忘れるように軽かった足取りは、 徐々に早歩きになり目的地へと辿り着けば、
―――――そこは。**]
(*4) 2017/01/17(Tue) 10時半頃
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― 彼女の部屋 ―
[漸くその足取りが辿り着いたのは既に彼女が居ない部屋。 ガチャリ、と合鍵で部屋へと侵入すれば、 鼻腔を犯すのは彼女の匂い。
肺いっぱいに吸い込めば、ハ、と小さな呼気を零す。 己が向かう先は洗濯機の前の籠。
彼女が洗濯をする前の衣服、下着が入っている籠へ手をかけ、 取り出すのは昨日履いていただろうショーツ。 鼻元へ持ってくればスン、と大きく嗅ぎこむ。
この匂いがまた堪らなく興奮させる材料となるが、 長居は無用、ましてや他の住人に見られるのもマズイ。 さ、とポケットへとショーツ一枚だけを突っ込み、 また何事も無いように夢幻へと戻っていった。*]
(-18) 2017/01/17(Tue) 21時半頃
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― 写真館・夢幻 ―
[時刻はすでに夕刻時をさしていた。 二代目主人は相変わらず煙草をふかし、窓の外を見ている。
そんな男が取りだしたのはいつものスマートフォンではなく、 少し大きめのタブレット。
そこへ映し出された動画を見れば、 思わず口許を緩ませた。]
食べちゃいたいぐらい可愛い、 …か。
[昨日そんな事を聞いていた友人を思い出す。>>1:115 己はただその画面に指を添わせて愛でた。 まるで大切なものを扱うように。]
(82) 2017/01/18(Wed) 16時半頃
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[男がタブレットからみている動画には、 勿論彼女が映っていた。
彼女の部屋に複数仕掛けている超小型カメラからの映像。 パジャマ姿から勿論裸体まで。
想像してしまうだけで―――男と言うのは熱慾が募る。]
(-32) 2017/01/18(Wed) 16時半頃
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[そうしてさらにポケットから取り出すのは、 これまたいつものではないスマートフォン。 ピピピ、とまるで指を高速に動かし文を打てば、 またそのスマフォはポケットへと帰って行った。**]
(83) 2017/01/18(Wed) 16時半頃
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― 同時刻 ―
[彼女のスマフォがメールの着信を告げただろう。 己は工学部出身。 故に機械には専門職顔負けと言わんばかりに強い。 彼女の実家の住所等が分かるからこそできる事。
スマフォを改造し、彼女の兄になり済ます。
己が彼女に送った文は、兄からの受信と表示がされただろう。]
(-33) 2017/01/18(Wed) 16時半頃
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『あーいり、元気か! なんか明日からおふくろ達が旅行に行くらしい。
俺も忙しかったりで家に居る事がないから、 何かあったら写真館・夢幻の南方さんを頼りなさい。
俺も親父達も昔から知ってる人で、信頼できる人だから。 携帯の電波も通じない所にちょっといかなきゃいけねぇし、 何もないとは思うけど、南方さんには宜しく言ってあるから!』
(-34) 2017/01/18(Wed) 16時半頃
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[そんな文面が≪兄≫と表示された己からのメール内容だ。 何もある訳がない、彼女はそう笑うかもしれないが、 一週間で一日、講義が夜遅くまである日が彼女に存在した。
―――それが、丁度明日。
大学から彼女の一人暮らしの住まいまでの道は暗く、 所々街頭も消えている。 それでもいつもの道だと、彼女は明日も通るだろう。
……不審者に襲われるとも知らずに。**]
(-36) 2017/01/18(Wed) 16時半頃
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/* 昨日来れなかったのと、まだ餌撒きだけしてstk行為してないから到底俺おちれないわ
(-35) 2017/01/18(Wed) 16時半頃
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