278 冷たい校舎村8
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……あーあー、 ありがと。照れるからそのへんで。
[ 続けられた解説に、 ストップ、と手を突き出して制止をかける。
嘘じゃないのはわかってるよ。 わかってるから、それ以上言うなよ。 礼一郎が調子に乗るだろ。なんてね。
別の友人に話題が移ろったことを、>>+114 これ幸いと、大きくうなずいておいた。 本当に連城はいいやつだよ。ほんとに。]
(+130) 2020/06/23(Tue) 00時半頃
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[ 福住がむずかゆかろうが、 礼一郎の知ったことではない。
当たり前じゃん。と福住が言い切るそれが、 あいつにとってはそうじゃないって、 礼一郎は知ってる。付き合い長い特権でね。]
福住にとってはあたりまえでも、 あいつにとってどうかはさ、 本人に聞かなきゃわかんねえだろ。
[ それ以上は、 礼一郎の口から言うことでもないなって、 いきり立つ福住を応援するだけに留めておく。]
(+131) 2020/06/23(Tue) 00時半頃
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言ってやれ言ってやれ。 ……泣かさない程度にな。
……何があったか知らねえけど、 あいつ、計算づくです〜って顔して、 勢い任せだし、強情っぱりだし、 ……たまに大事なとこ抜けてるし。
一回がつんと言ってやってくれ。 ……屍を拾う覚悟はしておく。
[ 捨て身特攻そろそろやめてくれません? って礼一郎は思ったりしてるんだけど、どうかな。 あ、もう泣かせちゃった? お互い罪深いね。
他人事じゃないことくらいわかってるって、 礼一郎は「 わかってるよ 」って静かに笑った。]
(+132) 2020/06/23(Tue) 00時半頃
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[ 福住は打って変わって、 ばつの悪そうな顔をする。>>+117
おにーちゃん。という言葉が流れてきて、 今度は礼一郎がなんともいえない気分だ。]
……そっか。 辛いこと思い出させてごめんな。 仲良かったきょうだいに似てるってのは、 なんかちょっと褒め言葉な気もするけど。 ……良いお兄さんだったんだな。 [ そっか。って礼一郎はつぶやいたけど、 似てた。なんて、気のせいじゃないかなあ。 あるいは、もしかすると、]
(+133) 2020/06/23(Tue) 00時半頃
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ま、勘違いかもしれねえし、 ……似てなくなったのかもな?
[ はは。礼一郎は笑った。いろいろあってね。 なんのことかなんてわからなくていいです。]
(+134) 2020/06/23(Tue) 00時半頃
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わはは、よくわかってらっしゃる。 ついでに友達思いで後先考えない。
[ 流れるようなけなし文句である。>>+119 リズミカルにいくつか付け足して、 礼一郎はひらりと手を振ってその場を去った。*]
(+135) 2020/06/23(Tue) 00時半頃
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──現在/病院──
[ 見上げられて、目が合う。>>+121
礼一郎はおつかれさまも考えたよ。 結局どれもこの空気に馴染む気がせず、 単純に名前を呼んだりしたけどさ。
手持無沙汰みたいにいじられてる、 手の中の缶に気が付いて、 ロビーは飲食大丈夫なのかなとか、 何か買ってきたらよかったとか、
礼一郎はそういうことを考えたので、 呑気でも生きられていいですね、現実世界。]
(+147) 2020/06/23(Tue) 01時頃
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……落ち着かねえよなあ、そりゃ。
[ ごくふつうの同意を返した。>>+122
ちらりと時計を見る。 もう夜はとっくに更けていて、 良い子の出歩く時間じゃないのにな。]
俺もいいかなあ。 落ち着かねえし、 なんか気兼ねしちゃって。
[ 同じように問い返されて、>>+124 礼一郎の返す答えも、 そんなにおもしろくはないでしょうが。]
(+148) 2020/06/23(Tue) 01時頃
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[ あちら側ではいろいろありまして、 なんかもうほんとにいろいろあってさ、
あんなの苦労とか全然思ってないから、 気にしなくっていいんですよ。とは、
スマホの電波が回復したって、 礼一郎にアンテナが備え付けられてないから、 こちら側でも一向に伝わらないですね。
ま、重要な話ってわけでもないから大丈夫です。]
(+149) 2020/06/23(Tue) 01時頃
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[ 非難の意図のない言葉を、 礼一郎は黙って、最後までお利口に聞いている。]
(+150) 2020/06/23(Tue) 01時頃
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……ま、俺。 自分のことで手一杯だしなあ。
[ いいんちょはそんな大した人間じゃないですよ。 というか、人間じゃない説も浮上してたっけ。
なんでもないことのように礼一郎は言う。
責められてるって、 もっとちゃんとやんなきゃって、 ちょっと前なら思ったかもしれないけどさ、
今、こうして現実に立っていること。 が、答えなんだよね、たぶん。]
(+151) 2020/06/23(Tue) 01時頃
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自分のことと──、 あと、ほんのちょっとくらい?
そんくらいしか抱えきれないの、 向こうもわかってたんじゃねえかな。
……ふつうに余裕のない人間なもんで。
[ 向こうって誰だか知らないけどさ。 冗談めかして、礼一郎は言う。
残らせてはもらえませんでしたね。 でも、礼一郎は正しい選択だと思う。
連れ戻すとかできない、と言う綿津見に、 礼一郎は「 俺だって無理だよ 」と笑った。]
(+152) 2020/06/23(Tue) 01時頃
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……つーか、 そんなのできる人なんて、 実際いないんじゃねえかな。
葉野が帰ってこない、とかじゃなくて。 [ 伝わる? って礼一郎は首を傾げたけど、 たぶん、これじゃ無理ですね。さて。 うーん、と唸りながら礼一郎は言葉を捻りだす。]
(+153) 2020/06/23(Tue) 01時頃
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無理やり連れ戻したってさ、 ハッピーエンドにはならねえし、
かといって、人の考え方とか行動とか、 他人が変えようと思って、 どうこうできるようなもんでもないしさ。
結局、こっちの勝手な思いをぶつけて、 あとは本人を信じるしかないじゃん。
[ 全部、礼一郎の憶測であり持論だけどね。 綿津見の隣に並んで、じっと前を向いている。 それこそ、信じて待つしかできないからさ。]
(+154) 2020/06/23(Tue) 01時頃
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……綿津見も、 言いたいこととか、 聞いてほしい話くらいはあるだろ。
[ 礼一郎は結構たくさんある。
葉野と綿津見。 礼一郎よりよっぽど仲良しに見えます。 ほら、女子同士だし。……また偏見。 だから少しくらい……と言わず、 何かしらあるだろうってあたりまえに思って。
今度こそ言えたらいいよなって、 ぽつり、つぶやきをひとつ落とした。**]
(+155) 2020/06/23(Tue) 01時頃
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/* 一応本人の帰る宣言がまだなので村建て発言保留してますが大丈夫? ですかね?
(-105) 2020/06/23(Tue) 01時頃
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/* 愛宮ちゃんやっぱり女神だなって思いながら寝ます
(-106) 2020/06/23(Tue) 01時頃
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/* がんばれ地上ーーー!! すごい良いシーンで何気なくこのクラスの男子でハンカチ持ってないのイクトだけで確定してて笑った
(-108) 2020/06/23(Tue) 07時半頃
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/* あとは葉野ちゃんが帰るって言うかだなぁってのんびり地上を眺めている
礼一郎が冷たい校舎で得たもの、諦めなんじゃないかなって思うけどそのへんはエピのロルで言語化できるといいね
(-115) 2020/06/23(Tue) 18時半頃
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──現在/病院──
俺にとっては。
[ そういうもの? って音とともに、 綿津見の首が傾いてった。>>+175
それは礼一郎にとっての答えでしかないので、 そういうものかはわかりません。
あの世界の目的も、仕組みも、 正解が存在するとしたら、 あの世界の主の主観に基づくことになるでしょ。
そりゃあ礼一郎にはわかんないよね。 なかなか意見の合わない相手だったよ、あいつ。]
(+192) 2020/06/23(Tue) 22時頃
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……だろうな。
だから最後はさ、 本人が決めるしかないんじゃん。
[ 帰ってきたら万事解決とはいかない。 礼一郎もそう思う。
礼一郎もつくづく思うんだけどさ、 死ぬのにはある種の勇気がいる。]
死ぬのに勇気がいるんだから、 一回、その一線を越えちゃったのに、 もう一度こっちに戻るのにも、 同じくらい勇気がいるんじゃねえかな。
だから、本人を信じるしかない。 ……って、俺は思うけど。
(+193) 2020/06/23(Tue) 22時頃
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……別にいいんじゃない? 怒るのも、さみしがるのも、 個人の感じ方にまで正解はない。 ……らしいよ。たぶんさ。
[ 礼一郎は、遺書にクレームをつけたけど、 この状況がどちらに転んだとしたって、 怒る、に行き着くことにない気がするし。]
……もし帰ってきてくれるなら、 うれしいよって、笑って迎えたい、けど。
[ どうなるかなんて、その瞬間の感情なんて、 そのときが訪れるまで自分にもわかんないな。]
(+194) 2020/06/23(Tue) 22時頃
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じゃ、それを聞いてみれば?
……いざ。 また本人と話せます! ってなったらさ、 案外ないってことも、 ないんじゃないかと思うけど。
[ 礼一郎はそう思います。>>+180 そればっかりなんだけどね(笑)
友だちでしょ? なら、あるはず。って、 自分の友だち観みたいなものに則ってしか、 口をきけないんだから許してほしい。]
(+195) 2020/06/23(Tue) 22時頃
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[ 突然、ぽんと出てきた名前に、>>+183 礼一郎は一瞬驚いてそっちを見た。
大騒ぎしといてなんだけど、 お互い秘密って話だったんだけどなー。 もしや何かご存じ? って内心思いつつ、 礼一郎はもう一度前を向いて、小さく微笑む。]
……まーね。
[ 付き合い、長いんです。良い友だちでね。 ……とは言わないけど、 礼一郎はその友人の存在が誇らしい。]
(+196) 2020/06/23(Tue) 22時頃
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[ でもね、礼一郎の視界には、 綿津見のまわりにだって、 たくさんの友だちがいるように見えてたよ。
そう、例えば──、]
そういえばさ、 黒板のアレ、書き換えたの綿津見だろ。
[ いろんなひとが書き足してって、 最終的に辰美が写真に撮ってたアレね。 並んでいた文言を思い出しながら言う。]
(+197) 2020/06/23(Tue) 22時頃
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「 まなっちと映画館に行きたいです 」 …………だって。
綿津見いなくなったあとも、 残ったやつらで好き勝手書いててさあ……
ほら、たぶん。ああ書くほうがさ、 ちゃんと帰ったんだって信じられるから。
……ありがとな。あれ、残してくれて。
[ 福住も帰ってきてるよって、礼一郎は言った。*]
(+198) 2020/06/23(Tue) 22時頃
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/* 無事帰ってきてくれるようでなにより。おかえり葉野。
(-140) 2020/06/23(Tue) 22時頃
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/* イクトにも帰ってこれててよかったよ心配したぞ〜〜〜したいし、 愛宮ちゃんにも迫りたいんですけど(何を?)、 エピローグ駆け抜けられるんですかね? わかりません。
(-141) 2020/06/23(Tue) 22時頃
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/* レイのことはべらべら喋るのに、ユキのことは「まーね」で済ます男 というか福住との会話が、レイのことが好きすぎるふたりで笑けます。
(-144) 2020/06/23(Tue) 22時半頃
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/* うさぎが二匹のくだりでにっこり
(-150) 2020/06/23(Tue) 22時半頃
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