253 緋桜奇譚・滅
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― 八坂神社 ―
あーあ。 随分と荒れちゃってまあ。
仕方ないわねえ。
[唐傘を掲げたままで。 八坂へとやってきていた。
そこに居た面々は此方を見るや、襲いかかってきたが。]
……甘いわね。
[唐傘をくるりと回すと、下駄が撃ちだされ。 下駄の一撃を受けて目の前の連中は昏倒してしまうのだった。]
(78) 2018/11/13(Tue) 01時頃
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― へいも屋・>>79 ―
そうねえ、じゃあおゆきさん。 ついて行ってあげて?
[その言葉に雪女は頷いて。 同行すると告げていた。]
妖術なら、いちばん上手いから。 きっと力になってくれるわ。
[他の面々が、どっちかっていうと。 力押しだったり。
搦め手で戦ったりと言う中で。 珍しく正統?派の妖術遣いだった。]
(84) 2018/11/13(Tue) 07時頃
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― 八坂神社 ―
[とはいえ、殭屍は昏倒したぐらいならば。 また起き上がって来るのだったが。
唐傘を開くと。 薄く笑って、そちらに向き直り。]
へいも!
[吐き出される炎。 そう、正義の味方と言いつつも。
殭屍相手に容赦はしない。]
(85) 2018/11/13(Tue) 07時頃
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― 八坂神社 ―
いいえ、気にしないで。 私も今来たばかりだから。
[そう言って笑うと。 唐傘を一度畳み。
にっこりと微笑んでから。 いえに問いかけていく。]
この異変を解決するのか。 それとも門を開くのに協力するのか。
貴女はどうするのかしら?
[そう問いかけて。 まずは返答を待つのだった**]
(89) 2018/11/13(Tue) 08時頃
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― 八坂神社 ―
魂ねえ……もしも残っていたとしても。 そんな状態になってしまったならば。
殺してあげるのが情けってものでしょう?
[緋の櫻が散り始め。 花弁は八坂にも届き始めていた。
その光景の中で、凜は。目の前の相手と対峙していた。]
だから同じではない……とまあ。 これ以上は野暮ってものかしらね?
(125) 2018/11/13(Tue) 19時半頃
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弱き者は強き者の餌食になると言うのならば。
貴女が強ければ、私を緋桜に捧げる事が出来る。 私が強ければ、貴女を倒して。 むしろ、封じる為に使ってあげる。
[ああ、なんというか。 お互いの利害がどうしても合わないなら。
とてもシンプルな結論になったのだった。]
(126) 2018/11/13(Tue) 19時半頃
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遠慮はしないわ。 貴女、とっても強そうだもの。
[我が子の声が聞こえた>>115 その言葉が合図だったろうか。
唐傘を広げると、一度飛び上がり。]
(127) 2018/11/13(Tue) 19時半頃
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へいも!
[その言葉に応じる様に。 天から降り注ぐのは大量の下駄。
とは言え、一つ一つが十分な威力を持っており。 それらは顎や鳩尾と。 身体の急所を狙って放たれていく。
尤も、鬼にその辺の急所が効くのかは。 なんともいえないところだったけれども。*]
(128) 2018/11/13(Tue) 20時頃
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― 一方その頃>>115 ―
「すまねえな、大天狗の。」
[助太刀に入られながら。 互いの情報を交換して。
そして、提灯娘と聞けば>>119]
「ああ、任せろ」
[髑髏は自らの道を塞ぐモノへと骨など投げつつ。 京の町を走り出していた。
まずは、凜に伝えるのを優先と考えていたが。 この辺りは仕方ないだろうと。]
(129) 2018/11/13(Tue) 20時頃
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まったく、大したものだわね。
[鬼の力。
並みの妖を昏倒させる下駄を平然と受け止めていた。 それだけではなく、生み出される餓鬼の腕が下駄を払いのけ。 或いは木を薙ぎ倒していく。
そして、次々と生み出されていく腕に目を奪われた刹那。 飛んでくるのは一振りの刀。]
(135) 2018/11/13(Tue) 20時半頃
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――ッ
[直撃こそ避けたが。 頬からは鮮血が伝う。
ああ、なんだか久しぶりだった。 久しぶりに血を流す事になろうなんて。]
ああ、まったく。 なんて夜なのかしら。
[どこか、愉しんでいる。 そんな風にも聞こえただろう。
いや、明らかに。 血を流しながらも、この妖は笑っていた。 楽しくて仕方ないと言う様に。]
(136) 2018/11/13(Tue) 20時半頃
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往くわよ、へいも。
この地形も、ちょうど良いわ。
[薙ぎ倒された以外にも樹はたくさんあるのだから。 撹乱する様に木の中を飛び回り。
先ほどまでと同様に下駄を放つ。 ただしそれは今までとは違い。 焔を纏って撃ちだされていたが。]
(137) 2018/11/13(Tue) 20時半頃
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――はっ!
[そうして、樹の合間を飛び回り。 いえが少しでもそちらに気をとられるのならば。
高速で接近し、唐傘に仕込んだ短刀での一撃を狙っていく。 当たっても当たらなくとも、深追いはせず。 再び、高速移動しながら飛び道具を繰り出して。]
(138) 2018/11/13(Tue) 20時半頃
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「どっちが悪だか。」
分からないわね!
[下駄で潰されていく手と。 吹き飛んでは再生するいえの顔。
子供に酷い事をしないでと叫ぶ様は。 この場に駆け付けた誰かが居たならば。 明らかに凜を悪人と認識したであろう。
いえも妖としての姿を見せているとはいえ。 腹を庇う様子などはまさに母のそれだったのだから。]
(145) 2018/11/13(Tue) 21時頃
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[たとえ、木で払いのけられたとしても。
それは目くらましにはちょうど良かった。 死角から短刀を片手に拘束で向かって行くも。
『たすけて』
その言葉に切っ先は鈍る。 それは鬼を相手にする際には十分な隙となってしまうだろうと。]
(146) 2018/11/13(Tue) 21時頃
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なっ……
[捕まえられ。 そのまま、潰しにかかってくる。
その力は、強く。 捕まった凜の力では振りほどく事叶わぬか。 そうして、その力に潰されかけて……]
(153) 2018/11/13(Tue) 21時半頃
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「――させねえよ!」
[すんでのところで。割って入る声。 へいもの唐傘。
唐傘の骨組が無数に飛び出していて。 それはまるで何本もの千枚通しのよう。
それらがいえから出ている腕を切り裂くようにすると。 凜も腕の拘束から逃れていた。]
助かったわ、へいも。
「まったく、昔の俺らだったら。 笑いながら子供を切り裂いてただろうに。」
[その言葉には頷いていて。 いや、頷いて良い話なのかはさておき。]
“私たち”も、そろそろ本気を出しましょうか。
(154) 2018/11/13(Tue) 22時頃
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この姿で戦うなんて。 随分と久しぶりだわね。
[骨組はへいもの唐傘からだけではなく。 凜の腕からも出ていた。
唐傘お化け“へりんへいも” その本来の姿。
唐傘と少女の姿に分かれて動いているが。 元々は1つの妖だったのだ。]
(155) 2018/11/13(Tue) 22時頃
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――。
[唐傘と少女の1人芝居を止めたが故に。 言葉はかけなくても、以心伝心。 いや、元々意識は1つなのだ。
縦横無尽に飛び回る唐傘と少女。 降り注ぐのは焔下駄と。
それから、千枚通しのように鋭く切り裂く。 唐傘の骨が飛び交っていた。 その合間にも、交互に高速で接近しては。 短刀の一撃か、もしくは身体からはみ出る骨組で相手を削って行こうと。]
(156) 2018/11/13(Tue) 22時頃
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削りきれないとは。 流石は鬼って所かしらね。
[その耐久力に呆れたように笑うと。 赤黒い肌に変わっていく彼女の姿を見て。
また笑いかけるように。]
随分と強そうじゃないの。
[そう言っている合間にも八坂の舞台ごと。 此方の方へ向かって来ていた。]
(169) 2018/11/13(Tue) 22時半頃
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[飛ぶのでも、打ち破るのでも無い。 そう、先ほど木の合間を飛び回ったように。
少女と唐傘は空に舞う舞台に飛び乗ると。 いえを目がけて次々と焔下駄を打ち込んで。]
削りきってやろうじゃないの。 ねえ?
美しい鬼さん。
[最後の言葉は本音だった。 彼女が自身をどう思っているかはさておき。
舞台ごと持ち上げるその力。 それはまさしく、妖の華であった。 こんな状況でなければ仲間に引き入れたい程度には。]
(170) 2018/11/13(Tue) 22時半頃
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[餓鬼の腕が来ようが。 それとも赤黒い腕が襲い掛かってこようが。
自分達の機動力ならば避けきれる。 そして、相手に連続打撃を叩きこむ。
それがずっと変わらない。 へりんへいもの戦い方だったから。]
(171) 2018/11/13(Tue) 22時半頃
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/* あー、楽しい
チップがそもそも私好みでな それでいて、異形化して襲ってくるとか 好きすぎる
私もいえさんの子供になりたい
(-51) 2018/11/13(Tue) 22時半頃
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[連撃は順調にいえを削っていた。 一撃で相手を葬る事は出来なくても。
機動力と手数で圧倒していく。 それが自身のスタイルだったのだが。]
――!?
[鬼の咆哮>>186
無論、この程度で失神するような妖では無いのだが。 だが、それでも。 機動力は確実に失われてしまう。 それは明らかに隙となってしまい。
目の前のいえには十分な好機だろうと。]
(194) 2018/11/13(Tue) 23時半頃
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― 一方その頃>>187 ―
「問題ないわ。あまり強い妖はこちらには居なそうねえ。」
[雪女のおゆき。 広範囲に冷風を放ち。
次々と凍らせていく彼女だった。 普段はへいも屋でお運びをしたり。 すぐに揚げ物だの、火を使って何かを作る面々に閉口していたが。
こうして妖術の類を使わせると、十分な強さであった。]
「それにしても……“へりんへいも”も無茶をしていないと良いけれど。」
[本来の呼び方になっていた。 そう、へいも屋の面々は当然知って居た事だから。]
(203) 2018/11/13(Tue) 23時半頃
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……門の、向こう。
[そうして、握りつぶそうとする腕を回避できるか。 その刹那。
声が聞こえてきたきがした。 その声>>206は届いたけれども。 それでも、今のへりんへいもにそれを受け入れるほどの甘さは無く。]
ええ、助けてあげましょうか。 そんな風に、鬼と一緒に居ても苦しいでしょう?
[伸びてくる腕。 それに向けて。
こちらも、可能な限りの攻撃をそれに合わせんと。]
(214) 2018/11/14(Wed) 00時頃
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/* あー、そっちかあ。
なるほど。 読み違えた。
(-55) 2018/11/14(Wed) 00時頃
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ああ。 そうか……。
[ちょっとまあ、意識が修羅道に行きかけていたのか。 助けを呼ぶ声>>206に最初は気がつかず。
改めて呼ぶ声>>217を聞けば。]
助けて欲しかったのね。 なら……へいも屋の「特製団子5人前」
届けてあげようじゃないの!
(226) 2018/11/14(Wed) 00時半頃
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ねえ、貴女。
もう良いのよ。 もう眠りなさい――
[彼女の言葉を聞き。 その悲しみを……受け入れる事は出来ないけれど。 共感も出来ないけれど。
せめて、この筋者に出来る事があるとするならば――
いえを狙って、無数の斬撃を繰りだしていく。]
(231) 2018/11/14(Wed) 00時半頃
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/* ……見えてる死亡フラグ
吊り枠1つじゃ足りない件について
(-59) 2018/11/14(Wed) 01時頃
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