146 demi-human... 『亜人の住まう街で』
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―回想:ふたりぼっちの帰り道―
[無機質なフィルター越しに、返ってきたのは望んだとおりの言葉>>0:176。 顔を見合わせて、笑い合って、小さなふたりは歩き出します。 空が暗くなるにつれて、代わりに灯るのは窓の明かり。そのなかのひとつ、マリオのお家が近くなったところで、不意に繋いだ手が離れました>>0:177。]
もー、心配しすぎ。大丈夫だよ! …モモねーちゃんは?平気?
[少女はいつも、お家の側まで一緒に帰ってくれます。でも、お家の前まで来ることはありません。少し離れた街灯の下で、さよならするのがいつものパターンです。 思い出してみると、マリオが彼女をお家まで送って行ったこともないのでした。 本格的に夜に包まれ始めた路地は、ひとりで歩くには心細いんじゃないかと心配になって。そう尋ねてみるけれど、きっと彼女は大丈夫だと微笑むのでしょう。]
うんっ!また明日ね!
[モスキートの方から差し出してくれた約束>>0:178に答えようと、小指をちょこんと立てて、指切りのポーズ。 背中を押してくれた優しい力に送り出されて、後は振り返らずに走り出します。明日も明後日も変わらず、また仲良く遊べると信じて。]
(@0) 2015/01/09(Fri) 00時半頃
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[今日はふたり、友達が増えました。 明日はどんな人と出会えるでしょうか。 ちょっとの寂しさと楽しみを抱えて、少年はお家を目指します。 忍び寄る不穏な噂なんて、まだ知る由もありませんでした。**]
(@1) 2015/01/09(Fri) 00時半頃
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−街の真ん中・内緒話は大きな声で−
影のお化け?なぁに、それ?
[丸い目を更に大きく見開いたマリオは、友達のトニーに問いかけます。 ひとつ年上のトニーは、とってもおしゃべり。どこからか面白い話を聞きつけては、みんなに教えてくれます。いわゆる「じょーほーつー」というやつ、です。 でも、今回の話は、あまりいいことではないみたい。]
"しっそーじけん"…
[秘密だぞ、と前置きして話し始めたトニーいわく。近くの街に「影のお化け」が出たのだそうです。 「捕まると"しっそー"しちゃうんだ」と言う彼の顔がちょっぴり怖かったので、たぶん良くないことなのでしょう。 けれど小さなマリオは、その言葉の意味を知りません。なので、素直に尋ねました。]
ねぇトニー、"しっそー"って、なぁに?
[さて、これに困ったのはトニーです。 いい耳と記憶力は持っていても、彼だってまだ8歳児。自慢げに話してみたものの、難しい言葉の意味は勉強中なのですから。 白々しく視線を泳がせて、その先にたまたまもう少し年上の少女を見つければ、ちょうどいいとばかりに飛びつきました。]
(@2) 2015/01/10(Sat) 11時頃
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[「あんたたち、そんな難しい言葉どこで覚えたの?」 少女−−面倒見のいいパティは、そう言って頭を撫でてから、わかりやすく教えてくれました。]
−−…いなくなっちゃうこと、よ。 誰にも言わずに、どこかに消えちゃうこと。
[彼女の顔を見上げていたふたりの男の子は、顔を見合わせます。 お化けが出たのは他所の街ですけれど、いつかこの街にも来るでしょうか。 マリオやトニー、パパやママやお友達も、捕まってしまうことは、あるでしょうか。]
…いなくなったら、遊べないよ。会えないよ ぼく、そんなの、いやだぁ
[大好きな人たちが、すっかり消えてしまった街なんて、想像したくもありません。 涙を溜めて、小さな声で呟きます。 そんなマリオの隣で、トニーは「そうだ!」と声をあげました。何かいいことを思いついたようです。]
(@3) 2015/01/10(Sat) 11時頃
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ぱとろーる?
[「おれたちが、街を守るんだ!」 そんな前置きをしてから、トニーが語り始めたのはパトロールの計画。影のお化けが出ないか、友達みんなで街を見張ろうと言うのです。 お前もやるだろ?と問いかけられれば、迷うことなく何度も頷きます。]
やる!ぼくもやる! みんながいなくならないように、守るんだ!
[そうと決まれば、じっとしてはいられません。 ぱとろーる隊は、たくさんいた方がいいに決まっています。友達みんなに知らせて、協力してもらわなくちゃ。 またねの挨拶もそこそこに、マリオは走り出しました。 まず向かう先は、1(1.北、2.東、3.南、4.西)**]
(@4) 2015/01/10(Sat) 11時頃
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−街の北・大きなお屋敷を臨みつつ−
[思いつく限りの友達の元を訪ねながら、忙しなく足を運び続けて。 いつしかマリオは、領主様の住まいの近くまで来ていました。街のどんな建物よりも立派なお屋敷を目の前に、ぱたりと革靴が止まります。]
おーっきい…!
[そのまんまの感想を零してから、少年は我に戻ってちょっぴり後ずさり。 用もないのにこんなところをウロウロしていては、警備のおじさんたちに怒られてしまうかもしれませんから。 ところで領主様は、影のお化けの噂を知っているのでしょうか。小さく唸って考えてみますが、ひとりの子供にそれを確認するすべはありません。]
リョーシュ様が、なんとかしてくれたらいいのになぁ
[ぽつんと独り言を落として、難しい顔。 直接お話はできなくても、お手紙でも書けば、読んでもらえるでしょうか。家に帰ったら、パパのレターセットを分けてもらってみよう…そんなことを考えながら、少し離れたところから、立派な門をじーっと見つめます。*]
(@5) 2015/01/10(Sat) 23時半頃
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[はっと気づいた時には、辺りはもう暗くなっていました。そろそろ帰らないと、ご飯の時間に間に合いません。 それに夜が近づくと、街角から"影のお化け"が躍り出てくるような気がして、本当はちょっぴり怖いのです。 これからひとりで帰らなくてはならないとなれば、尚のこと。]
…おばけなんてなーいさっ おばけなんてうーそさっ
[不安そうに、きょろきょろ周りを見渡して。ぷくっとした唇から紡がれたのは、聞きなれた童謡。 お家まで黙ったまま帰るのは、やっぱり心細いので。歌を歌って自分を励ましながら、頑張って早足で帰るとしましょうか。]
……だけどちょっと、だけどちょっと ぼーくだって怖いなっ**
(@6) 2015/01/10(Sat) 23時半頃
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