193 ―星崩祭の手紙―
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エフ[[who]]
(-0) 2016/07/16(Sat) 12時半頃
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- 空白 -
[一足先に部屋に入っていった彼女の後を追うように扉をくぐる。 部屋の隅、沢山のディスプレイに囲まれた”マスター”を一瞥する]
マグナ、戻りました。
[続けて帰還の言葉を紡げば、机の上のカプセルに気付いても表情を変えることは無い。 静かに睨む。俺はこいつが嫌いだ。いけ好かないしきな臭い。
それでも、彼女が慕っているから]
(-1) 2016/07/16(Sat) 12時半頃
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入れ違いにソファに腰掛ければ、訪れる沈黙。 俺も”マスター”も、決して言葉を紡がない。
マスターは代々、最初に彼女を創ったヒトの子孫が勤めている。 最初の奴は、彼女の実の父親だったらしい。 その次は妹。そうして甥が。 そこまでして、何を為したいのか]
[機械音だけが部屋の中に響いている。 俺は紅いガラス玉を指先で転がした *]
(-2) 2016/07/16(Sat) 12時半頃
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空の向こうのあなたへ
おはよう。 こんにちは。 こんばんは。
空の向こうのお天気はどうですか。
空の向こうのあなたのご機嫌はいかがですか。
私の空はいつも灰色。 だけれどきっとあの灰色の分厚い雲の向こうには綺麗な星空が広がっているのね。
私の心は時々曇りになるけれど大体晴れよ。 お祭りには素敵なドレスを着て踊るから、あなたにも見てほしいな。
私の知っている人はほとんどが空の向こうに行ってしまったの。
だけれどどれだけ待っても、誰も戻ってきたことはないから、そちらはきっと素敵な場所なのね。
(-3) 2016/07/16(Sat) 13時頃
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私ね、みんながそっちにいくお手伝いもたくさん、たくさんしたのよ。 でもなぜかしら、その度にパパは悲しそうな顔をしたわ。
だからかな、パパも空の向こうに行ってしまった。 私も行ってみたいな。でも行き方がわからないの。 行き方も、送り方も、知っていたはずなのに、もう、思い出せないの。 でもね、私の居場所も昔よりずっとずうっと素敵になったのよ。 昔ほど頻繁に空の向こうへ行く人はいなくなったもの。
だから、だから■■■■■ [文字は一部塗りつぶされている]
あなたもいつか私の星に来て!
鉄クズヤードの端 BAR Alpha Centauriでは 華麗な踊りと美味しいお酒であなたをお待ちしているわ。
ミツボシ [ちいさな星の絵が三つ添えられている]
(-4) 2016/07/16(Sat) 13時頃
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[カプセルには一枚のフィルムが同封されている。
色褪せたフィルムには、幸せそうに笑う人間の少女が一人と中年の男が一人。
少女の横にはme!、中年の男の横にはpapa、と書かれている。]
(-5) 2016/07/16(Sat) 13時頃
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[わたしが認めた手紙は、遠く遠く。 見知らぬクリスマス[[who]]へと辿り着く]
(-6) 2016/07/16(Sat) 14時半頃
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Du lieblicher Stern, Du leuchtest so fern, Doch hab ich dich denoch Von Herzen so gern.
[掌サイズの淡青色をした、僅かに光を放つガラス玉。 あなたがそれを開いた時、 オルゴールのようにわたしの声が鳴った。
中には、小さく折りたたまれた便箋]
(-7) 2016/07/16(Sat) 14時半頃
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誰かに、この声は届いているのかな。 違う星のヒト?それとも、お星さまかな。
昨日は誰かに文字を綴った? 今日はわたしの声を聴いてくれた? あなたは大切なヒトと星空を眺めるのでしょうか。
星が崩れる日 あなたとあなたが大切にしているひとにとって 素敵な日でありますように
Paula
(-8) 2016/07/16(Sat) 14時半頃
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/* 今日はポーラ[[who]]にお手紙送付!
(-9) 2016/07/16(Sat) 21時頃
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/*
とう
ライジ[[who]]
(-10) 2016/07/16(Sat) 21時半頃
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[銀色の、楕円形の宇宙カプセル。中に入っている説明書によると、指先で幾度か所定通りに外装を叩くと、再生モードになるらしい。
ホログラムの中、健康そうに焼けた褐色肌の、少年から青年に変わる中間くらいのひとりの、―あなたの星に性別があれば、だが―男性の姿が、簡素な椅子に慌てて座る様子から動画は始まる。
咳払いをひとつ、ふたつ。思い直した様に、にっと笑うと、カメラに向けて手を振った。]
えーっと、届いてるかなー、届いてるからこれ見てくれてんだと思うけど。 俺はピート。西方t856の航路開拓の先行調査隊のひとりだ。t856ってのは、俺っちの母星から西に向かって856個めの星ってこと。星の名前はまだない。この任務がうまくいけば、おれっちの名前がつけられっかもね。
[そこでひとつ、キシシ、と笑う。]
(-11) 2016/07/16(Sat) 21時半頃
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あんたの星では星崩祭の準備は始まってる?俺っちは残念ながら任務中だから、パレードに参加したりぱーっと騒いで…ってのはできそうにないけど、母星から宇宙カプセルは送ってくれたからさ。こうやって手紙書いてる。書いてる?いや、映してるかな。ま、どっちでもいーや。
宇宙ん中には2回目や3回目の星崩祭だってやつもいんだろ?あんたはどーだい?俺はモチ、初めてさ。こんな宇宙の端っこで、あんたと同じ、宇宙プランクトンの波が見れるなんてすげーよなあ。ま、この手紙が何処に届くかはわかんねーから、案外ご近所さんかもしれねーけどな。
もしこの手紙が届いたら、あんたんとこの祭りの様子も教えてよ。 じゃー、またな。ばいばーい。
[ばいばーい、と此方に向けてもう一度手を振ると、がたがたと椅子を下りて、カメラへ近寄る。彼の隊服の胸元がアップになったかと思うと、暗転。動画レターの終了だった。
返信用のカプセルにも、使おうと思えば動画機能は付随しているようだった。]
(-12) 2016/07/16(Sat) 21時半頃
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/* めっっっちゃかわいい。ピートめっちゃかわいいどうしよう。 村の設定的にお手紙一通も来ないまま2d落ちかなー、を覚悟してたからもうとても嬉しい。 頑張って灰自重してたけどこれは無理だわ。可愛すぎ。
この手紙村、リアルに優しくてとっても素敵だなあ、と思っております。 無理してロル書かなきゃー!っていうのかなくって、嬉しい。
(-13) 2016/07/16(Sat) 22時頃
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/* 女の子みんな可愛くてしあわせ。
(-14) 2016/07/16(Sat) 22時頃
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ふわり、ゆらり、幾つもの軌道を変えて、星たちに流されたカプセルはライジ[[who]]の手元へと
(-15) 2016/07/16(Sat) 22時頃
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[貴方の元に届いたカプセルは、金色に水色で縁取りされたクリスマス色のカプセル。
中を開ければ、まず目に入るのはケースに入った銀のコイン。 さらに鼻を掠めるその日の夕食のたっぷり野菜のシチューの香り。
コインの表には翼を広げた鷹の彫刻、裏には流星の彫刻が刻まれている。
最後にケースを取り出すと、その下に見つかる羊皮紙に綴られた手紙。]
(-16) 2016/07/16(Sat) 22時頃
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アナタは今、どこにいますか? これを受け取ったアナタは、今……何をしているのかな。
アナタが旅人なら、アナタの故郷が知りたいな。 アナタが旅人でないのなら、 アナタの星に来た旅人に…伝えて欲しい。
『まってるよ』って。
そのコインは、少しでもいいことがありますように、 そう願って作ったから。気に入ってくれると嬉しいな。
Christmas
(-17) 2016/07/16(Sat) 22時頃
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/* むんずんかしいいいいい なんだこれ!?設定何も考えてない自分の馬鹿!
(-18) 2016/07/16(Sat) 22時頃
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/* それにしても手紙が来なくて悲しいきもちでいっぱい。
(-19) 2016/07/16(Sat) 22時半頃
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[ 男の 願いか。 ]
(-20) 2016/07/16(Sat) 23時頃
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[ 無地の白い紙に、 きっちりと並んでいる、細く黒い、文字。 ]
やあ。 遠い星か近い星か、 場所も名も知らぬ、何処かの誰か。 そっちの宙は、どうだい。 星が輝いているか あるいは真っ暗かい。
それか、 声を届かせ、歌を歌う誰かはいるかい。 愛する人 なんて、気障な表現でなくても良いが、 君の隣に立つ、人間はいるかい。
(-21) 2016/07/16(Sat) 23時頃
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俺は。 随分と、きっと、長いこと。 暗く、光らしい光も、 君の想像するような声も無いこの星を生きていたよ。 俺はそれで不満はなかったが、 どうにも この星は。知人曰く 暗くて狭いらしい。 外の、たとえば君の住んでいる星のことを、 知りたいと言っているのが、常だった。
(-22) 2016/07/16(Sat) 23時頃
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知人は 一寸、手が離せなくてね。 この祭りに参加できそうに無いから。 代わりになってしまうが。
折角の、縁だ。 君の世界を、君の好きな誰かや何かを、 知りたいと願うよ。 F.
(-23) 2016/07/16(Sat) 23時頃
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[ カプセルの中。 手紙に同封されているのは、 真新しい写真立て。 ]
贈るものは。 知人とは、関係ないものだよ。 もし君に誰かや何かがあったのならば、 その思い出を、残せられるよう。
[ そうして、 男の手紙は締めくくられている。 ]
(-24) 2016/07/16(Sat) 23時頃
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- 空白 -
書かないよ。
[星崩祭の時期になると毎度のように繰り返される問い。 俺はいつもと同じように答えるだけ。 祭りが馬鹿馬鹿しいとか、こんなモノ届くはずがないとか思ってはいない。 単純に書くことが浮かばないのだ。
俺が創られて最初の星崩祭。 彼女にとっては二度目のそれの時。 楽しそうに文を綴る彼女に倣って筆を執ったが、 その紙がに文字が躍ることは無かった]
(-25) 2016/07/16(Sat) 23時半頃
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……毀れてしまっているんだろうな、俺は。
[肩にかかる重みが心地いい。 藍色の髪をひと撫ですれば、淡青色の瞳が眠たげに持ち上げられた。 二三度瞬きすれば再び閉じた。そうして、微かな寝息が聴こえてくる]
[ココロが欠落している。 関心も、興味も。 心が動くのは全て彼女に関係のあることだけ *]
(-26) 2016/07/16(Sat) 23時半頃
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[文は、キカ[[who]]のいる星へと流れゆく。]
(-27) 2016/07/17(Sun) 00時頃
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[おっと、送ろうとしたものがエラーで 返ってきてしまったようだ。
えい。今度こそ。 文は、ピート[[who]]のいる星へと流れてゆく。]
(-28) 2016/07/17(Sun) 00時頃
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[C6H2(OH)3COOHにFeSO4を加えて、 生成された古典的と呼ばれるインク。 生成りの、これもまた古典的な羊皮紙に刻む。
丸みを帯びた、小ぶりの文字列。 一文字一文字、丁寧に刻まれているが、 成形のバランスは取れてはいないもの。]
(-29) 2016/07/17(Sun) 00時頃
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星暦***年 / **月 / **日
昨日植えた星が、星らしくなってきました。 隕石の衝突を繰り返し、形を成したんです。 すごくって、僕は感動してしまいました。 どんな名前をつけてあげたらいいでしょうか? La Belle Terre は、すこし仰々しいかな?
僕は、いま、この手紙を空に送ろうとしています。 見知らぬ星の、あなた。 はじめまして。 僕は、キカ。
あなたの住む星は、どんなところですか? 僕の住む星は、まだ発展途上です。 白い箱に、世界を支配されています。 宇宙も、滅多に見上げることはできません。 本当は、このように言葉を書き連ねることも することはほとんどないのです。
(-30) 2016/07/17(Sun) 00時頃
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でも。 星崩祭の日だけは、僕らは赦される。 だから、こうして言葉を綴っています。
あなたは、しあわせですか? 僕は、…………わかりません。 でも、星を創り出すことに没頭することで、 僕は僕なりに、 ココロ を保てている。 そう、感じています。
あなたの星では、星崩祭はどんなお祭りですか? 僕の星では、みんな無邪気にはしゃいでいます。 子供も大人も、みんなです。 きっと、赦される日々が嬉しいのでしょう。
(-31) 2016/07/17(Sun) 00時頃
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あなたは、いつも何をしていますか? 僕は、星を創っています。 あなたにもひとつ、お裾分け。 まだ、臨床実験を重ねている最中ですが、 7日後に、惑星の爆発が生じて無くなる、 民衆向けへと試作中のものです。 良ければ、試してみてください。 試した結果をいつか教えてもらえたならば、 僕の次なる研究に繋げたいです。
……僕の取り留めのない話を、 読んでくれてありがとう。 また、あなたに出会えることがあるのなら、 あなたの星のことを、教えてもらいたいな。 あなたの星に、幸多かれと。
───……キカ
(-32) 2016/07/17(Sun) 00時頃
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[共に添えられているものは、
< らくらく惑星育成キット >
1、水槽、もしくは大きめの入れ物を用意します。 2、同封されている袋をすべて、いれます。 3、指で軽くくるくると混ぜてください。 4、愛情を持って、毎日話しかけてあげてください。
と、小型チップから浮き上がる映像のお姉さんが 懇切丁寧に説明してくれる。 同封されている袋のひとつは、種。 もうひとつは、さらりとした砂。 さらにひとつは、一滴分だけの秘密の液体。]
(-33) 2016/07/17(Sun) 00時頃
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/* 碧も翠も一緒じゃないかなあという気持ちは書いた当初からあったのだけど、違和感がここにきて仕事をし始めた……はうあ。
みんな裏で宛先振ってるのかあ。 とう。あなたにきーめた。 ライジ[[who]]
(-34) 2016/07/17(Sun) 00時頃
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[映像では、すべてを入れ物へと移すと、 自然と無重力空間を創り出しては、 引力により周りの砂を引き寄せたり、 惑星同士の衝突、大気圏などの発生。 さまざまなイベントをこなすことで、 ひとつの種が小さな惑星へと育っていくもの。 寿命は、たった7日間。
愛情のかけかたで、育ち方も変わるらしい。 星が創られてゆく様は、割と綺麗だそうだ。]
(-36) 2016/07/17(Sun) 00時頃
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/* おとうさん! ちょうどイースターRは折り紙同封予定だったので、なんかいいかんじする。
(-35) 2016/07/17(Sun) 00時頃
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宛先は、宇宙のどこかのポーラ[[who]]様
(-37) 2016/07/17(Sun) 00時半頃
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[届いたのは、透明な筒に、銀の蓋、 金の装飾が施された宇宙カプセル。
中に入っていたのは、ガラスを思わせる半透明な便箋。 見た目に反して紙のような柔らかさを持つそれに 夜の色をしたインクで文字が綴られている。 並ぶ文字はやや大きく、流れるような字体で]
(-39) 2016/07/17(Sun) 00時半頃
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1日目 お手紙が届くのは、エフ[[who]]
(-38) 2016/07/17(Sun) 00時半頃
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どこかの星のだれかへ
この手紙は、本当にどこかへ届くのだろうか。 いまだに半信半疑だけれど、 無事に受け取ってもらえたなら、嬉しい。
これを読むあんたは、どんな世界を見ている? 空は何色だ? 食い物は美味いか? ハナ、というものは 咲いているか?
俺たちは、外の世界を知らない。 きっと、これから知る機会もないだろう。 だから、もしよければ教えてほしい。 あんたの住む星のことを。
そして、覚えていてほしい。 遠いどこかの星に住む俺が あんたに手紙を書いたことを。 俺たちが、生きていたことを。
(-40) 2016/07/17(Sun) 00時半頃
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追伸
息子がどうしても入れてくれとせがんだので、 紙飛行機を一緒にカプセルに入れておく。 息子は最近、折り紙にハマっているらしい。
ライジ
[カプセルに入っていたのは、 便箋と同じ、半透明な紙で折られた飛行機。 紙の端には、“シン”と書いてあるようにみえる]
(-41) 2016/07/17(Sun) 00時半頃
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[透明な、水草で編まれたその籠を開けたのなら、中から水が溢れるだろう。 中にあるのは、真っ黒な紙。 綴るのは、真っ白な文字。 幼い文調とは裏腹に、流れるように書かれた文字は、見る者によっては雑に映ることもあるだろう。 水中で扱うことを前提とされたその手紙は、空気に晒されたのなら徐々に劣化し、数日と経たないうちにひび割れ始めるかもしれない。]
(-42) 2016/07/17(Sun) 00時半頃
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どこか遠いところのあなたへ。
こんにちは。 わたしの名前はステラと言います。
あなたの星は、どんなところですか? 楽しい、ところですか? わたしの星は、ずっと昔に沈んでしまったから、お外のことはあまり知らないの。 お水がないところでは、息ができないから。 お外に行ってみたいなぁって思うけど、ちゃんとした服を着て、息ができるような機械を背負わなきゃいけないから、わたしにはダメなんだ。
だから、お外の世界のこと、いろいろ知りたいの。 他の星には、わたしの知らないものや知らないこと、いろいろあるって聞きました。 私の考えられないような生き物とか、いっぱいいるのかな。 ちょっとだけでもいいから、教えてくれると嬉しいです。
ステラ 代筆 ステラの姉、アマルテア
(-43) 2016/07/17(Sun) 00時半頃
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/*やり方合ってるんだよなああああ と、確認すること数回。 うん、あの、間違ってたら、エピで教えてもらえるよね(白目
(-44) 2016/07/17(Sun) 00時半頃
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/* 0時更新じゃなくてよかったと咽び泣く。 明日はもっと早くから行動しよう。 そして様子見してたのに、サンドしてしまった。
あ、ヒトがたべていたのはハンバーガーです。>>49
(-45) 2016/07/17(Sun) 01時頃
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/* お手紙2通もきてたやっほい! クリスマスちゃんとエフさん! お父さんを探すクリスマスちゃんと、恋人をなくした…?っぽいエフさんに、一児の父であり愛する妻のいるライジがお返事って!なかなか!あれですね!(どれ
明日一日中おでかけなので、 送る分の新規の手紙とお返事二通は用意してから寝たい… あと、あれですね。 自分が二通もらってるということは、少なくとも一人はお手紙もらえてない人いるよね……悲しい………
(-46) 2016/07/17(Sun) 01時半頃
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/*
じかんがないぞー。
アシモフ[[who]]
(-47) 2016/07/17(Sun) 02時頃
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/*
諦めて今日は送るなってことか!?
ライジ[[who]]
(-48) 2016/07/17(Sun) 02時頃
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こんにちは おげんきですか?
わたしはげんきです だいたいげんきです このまえ おりがみをおしえてもらいました おったので もらってください
あなたのところのおまつりは どんなものなのでしょうか わたしは おまつり はじめてです とっても たのしみ
(-50) 2016/07/17(Sun) 02時頃
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[空より舞い降りたカプセルは銀色。 つるりとした触り心地はいいはず。
開けば、書かれた習いたてのような文字が躍る手紙。 それから、鶴の折り紙。
黒のくれおんで書かれた文字はところどころ手で擦ったような跡が残る。 三羽の鶴は赤いのと、青いのと、緑の。 折り目はお世辞にも綺麗とは言えないが、きっちりとした折り目が付いた鶴だ。]
(-51) 2016/07/17(Sun) 02時頃
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/* 土下座。そしておやすみなさい。
(-49) 2016/07/17(Sun) 02時頃
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/* あ、これしょんぼりするやつだ…。 おてまみこない…
(-52) 2016/07/17(Sun) 02時頃
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こんにちは……で通じんのかな。 俺は、湖の星のナユタ。
文流しってのを今日知って、手紙を送ることにしたんだ。
俺の星は大きい湖に囲まれていて、みんな舟で暮らしてる。 他の星には湖じゃなくて、『海』って塩っ辛い水の溜まった場所があるって聞いたことがあるけど、アンタのとこにはあるのかな。
文流しでは贈り物をするらしいけど、急で何も用意出来なかったから、俺の好きな果物を送ります。 湖に生える巨木なんだけど、根っこにたくさん成る実なんだ。
成熟具合で色が変わるんだけど、宝石みたいでキレイだろ? 赤いのは熟しているから早く食べてくれ。 潰して甘露煮にしてもうまい。 緑のはまだ青い味がするから、ちょっと待って黄色になってから食うか、しょっぱい料理に使ってもいい。 黒は硬化して乾燥しているから、保存も利く。焼き菓子に入れるとうまい。
(-53) 2016/07/17(Sun) 02時頃
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アンタの星はどんなところなんだろう。 うまいものがあるのかな。 楽しいことがあるのかな。
よければ教えてくれると嬉しい。
――湖の星より ナユタ
(-54) 2016/07/17(Sun) 02時頃
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