229 観用少年
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[どうやらその人が新たな主らしい。 何故、この人と一緒に居る事になったのかは 教えて貰えはしなかったけれども。 扱いは決して悪くなかったし、可愛がられた方だと思う。
不満はなかった。その筈だった。 けれどある日、花冠の苗を手にした彼は言う。]
『ただの人形みたいなお前が いっとう綺麗になる所を見たいんだよ』
[漸くそこで気が付いた。 ああ、思ったよりも自分は傷付いてるんだなって。 ―――そんな夢。*]
(66) nitro 2017/10/18(Wed) 21時頃
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[カーテンの隙間から零れ落ちる朝の光が ひどく眩しくて、でも心地よい。 起き上がろうと少し動こうとした所で、 酷く身動きのとり辛い事に気が付いた。 柔らかくていい匂いがする。]
………。
[ご機嫌な環境とは裏腹に、夢見は大層悪くって。 きっと、眠るときに久々に彼女が居なかったせいだろう。
何度も何度もふとしたきっかけで 思い出す夢はいつも暖かさと寂しさだけを残していく。 シーツの上を軽くまさぐれば、 二つほど小さな欠片が転がっていた。]
(67) nitro 2017/10/18(Wed) 21時頃
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……グロリアー。おきてー。 おーきーてー。
[きっと芙蓉が喜ぶに違いない。 そんな事を意識の片隅に、 寝る時までも黒衣に包まれたその身を軽くゆする。
昨晩は結局ミルクを口にしていないし、 この時間なら流石にグロリアも空腹を感じる頃だろう。 彼女が目を覚ます頃には、泣いた事すら 微塵も感じさせないような、そんな笑顔で挨拶をして**]
(68) nitro 2017/10/18(Wed) 21時頃
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/* すみません普通に挟まったー!
(-153) oikw 2017/10/18(Wed) 21時頃
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あ?まぁ、いつもこんな感じだよ。 忙しいのが普通だ。
[彼の小さなつぶやきを拾って答える。 働く現場など見たことがないであろう彼にとって こういった場所は物珍しいだろうなと思いつつ、 それを口には出さなかった。
歩けば誰もがオスカーを見るが、その視線は無視をする。 気にするだけ無駄というやつだ。 問いかけられても、まぁちょっとな……なんて 言葉で済ます。 そういう時は決まって後ろに隠れる彼を、 貴重な姿だと思っていたのを彼は知らないだろう]
(69) oikw 2017/10/18(Wed) 21時頃
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/* ナナオさんちっすちっす >>-152オッサン 飽きたんだもん
(-154) 古都 2017/10/18(Wed) 21時頃
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こいつは俺がお世話してやってる時もあるから お互い様だっつーの。 つーか…………あー、いや、なんでもねぇわ。
[そんな他人行儀に礼儀正しく出来るのかと言いかけたが、 それで彼の機嫌を損ねるのは嫌だから尋ねるのはやめた。 ただし、若干呆れ顔になってしまったのは否めないだろう。 ……人形とは、そんなものなのだろうか。 ふとそんな考えが浮かんではさっと消した。
不意に、同僚がこちらに近付く。 一体何かと思えば、耳打ちされたことは下世話な頼み。 それには流石に不快な表情を浮かべた]
(70) oikw 2017/10/18(Wed) 21時頃
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こいつはそういうのじゃねーの。 人に貸すとか、そんなのねぇだろ。
[アホなこと言ってんじゃねぇ、と手を振る。 独占欲を抜きにしたって、彼に誰かと そういう関係にさせる気は無いし、そんな趣味もない。 ……第一、オスカーは誰かに抱かれるようなタマではないだろう。 すっかり抱く気で頼む同僚に 無理だときっぱり断りを入れた。
けれど、それで引き下がらないのが この同僚であった。 少しくらいだの、30分だけだの、何故か食い下がってくる。 そんな同僚にどれだけ抱きたいんだとか、 欲求不満なんだとかそんな風に苦笑をしていたけれど。
――――どうせ人形なんだし、いいじゃないか。 その言葉が彼の口から滑り出た瞬間に笑みが消えた]
(71) oikw 2017/10/18(Wed) 21時頃
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……お前、いい加減にしろよ。 オスカーをモノみたいに扱うんじゃねぇよ。 こいつは俺の同居人で、モノじゃねぇんだわ。 次そんなこと言ったら、許さない。
[怒るのは苦手だ。 人に自分の怒りを向けるのは、 こちらの感情を押し付けているようなもので。 そこから拗れると、面倒極まりない。 だから普段はなんと言われようともへらへらと笑っていた。 自分のことだから、笑っていた。
けれどその言葉はオスカーを侮辱するもので。 気がつけば、思ったよりも低い声が口から零れ出していた。
同僚も流石に怒ると思わなかったのか、そこまでマジにならなくてもと言いながら自分の元を去っていく。 ……怒りはすぐに、消えた。 後に残るのは嫌な気分だけだった]
(72) oikw 2017/10/18(Wed) 21時頃
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……さて、仕事するか。 オスカー、お前はどうすっかな。 俺の近くにいたら人の邪魔になるかもしんねーし、 休憩所とかいるか?
[ふ、と息を吐いて気分を変える。 いつまでもこんな風にいるのは 精神衛生上にもよろしくない。 彼にいつも通りの笑みを向けて、 わしゃわしゃと頭を撫でながら うーんと悩むように考える。 そして、思考の先に辿りついたのは 少し離れた場所にある休憩所。 あそこならば、自分の姿も見えるし近いけど、と彼に告げて。 どうする?と問いかけた]*
(73) oikw 2017/10/18(Wed) 21時頃
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/* 誰挟んだと思ったらことさんだったからいいや() なんか何も考えないで書いたら長くなったわ。 (謝る必要性は感じていない)
(-155) oikw 2017/10/18(Wed) 21時頃
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/* おうもっと挟めや( ・´ー・`)
(-156) 古都 2017/10/18(Wed) 21時半頃
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[彼が小さく零した感想に口端が歪む。自分よりずっと幼い、穢らわしさとは無縁に見える生き物も。……確かに情欲を抱けるのだ。
──その事実が堪らなく愉快で。嬉しくて。
おそらく嫌だと続けたい吐息を、唇を重ねて塞ぐ。育てた欲望を保持するのに手指は取られていて、だからキスのようなもの≠返したって仕方ない。そう自分を納得させる]
……ごめん、何?
[恐怖を宥めるように、額にももう一つ口付ける。とはいえ手を緩めるつもりはなく]
大丈夫。皆知ってることだから。 知らないのはジョージだけだよ。
[恥ずかしがる彼と対象的に、平然とした表情で言ってみせる。掌に内在する熱に生を感じながら、汲み上げるには少し細いそれを握り、擦り上げる。柔らかい強弱は煽るのに適切だと習った気がするが──、今はただ彼を崖の縁まで追い立てる]*
(-158) yowa 2017/10/18(Wed) 21時半頃
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/*やっべえおっさんかっこいいーーー! 惚れ直す!!!好き(素直)
(-157) 古都 2017/10/18(Wed) 21時半頃
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/* もう方向性めちゃめちゃだけど、 ジョージが可愛いから仕方ない……かわい゛ シメオンのデレターンまで追い付く気がしな……い……
(-159) yowa 2017/10/18(Wed) 21時半頃
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/* ちゅーされたっ!? ひゃーーーありがとう!シメオンのデレがみ隊!
(-160) choro4946 2017/10/18(Wed) 21時半頃
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/* オスカーそのチップでデレるのやめてくれる????
(-161) oikw 2017/10/18(Wed) 21時半頃
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んっ……。
[ガーディの手が唇が熱に触れる。 それだけで、鼻にかかったような声が漏れた。
導かれた口内が、いつもより熱く感じた。 ただの勘違いかもしれない。 ただ、「そう思った」というだけで ケイイチの熱は殊更大きく育ってゆく。]
っ、かわい……。
[見下ろせば、熱で潤んだ瞳がこちらを見ている。 言葉はなかった。 必要なかったからだ。 は、と吐き出すは熱い吐息。 頬を撫でると、柔らかく微笑んだ。]
ん……ガーディの中でイきたい、から、 もう、大丈夫。
(-162) きんとん 2017/10/18(Wed) 21時半頃
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[そのまま両脇の下に手を差し入れると 胡坐をかいた膝の上に小さな体を導いて、 抱えるような体制をとる。 まだ達したばかりの幼い茎が 育てられた狂暴な熱と対峙して、 ケイイチはその光景に自然笑みをこぼした。]
腰、上げられる?
[力が入らないようならば片方の腕で支えてやり、 解しやすい体制を促す。 ベッドに常備されることが当たり前になった軟膏をとり、 入口まわりに塗りつけるようにしながら―― つぷり、と、指を埋めて]
(-164) きんとん 2017/10/18(Wed) 21時半頃
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薬のおかげかな…… いつもより、やわらかい。
[常時と異なる内側を楽しむように指を擦りこみ、解す。 ガーディの反応を確かめながら、更にもう一本。 二本の指をやわやわと動かし解し―― 準備、ができたと思ったのなら、 指を引き抜き身体をそっと押し倒す。]
ガーディ、いれる、よ……!
[後孔に熱を宛がって、 言うが早いか先端を埋め込んだ。 そうして、直に擦れ合う粘膜に、その熱に―― はあ、と、熱い息を吐き出した。]*
(-165) きんとん 2017/10/18(Wed) 21時半頃
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/* あっちもこっちもいいぞーもっとやれーしつつ拝んでいます は〜〜〜〜〜〜〜ショタ尊・・・・・・ ショタとスケベできる村が定期的に建ちますように さんたさんおねがい・・・・
(-163) きんとん 2017/10/18(Wed) 21時半頃
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/*チップは悪くねえよ>>-161
オスカーチップ好きなんだよ!! だってかっこいいし青鳥で言うより良かろ┏( .-. ┏ ) ┓
(-166) 古都 2017/10/18(Wed) 22時頃
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ふぅん、そんなもんか。
[資産家の元持ち主はほとんど家に居た。 家に居ても稼げていたのだろう。 どんな事業かオスカーには与り知らぬことだが。
黒曜石のような瞳が好奇心に彩られて物珍しそうに好奇心の色を覗かせる。
注目を集めるのは何も今に始まったことではない。 ショッピングモールでも、もさい30代と美少年の組み合わせは異質だ。 似ても似つかないから良くて親戚と思われたとこだろう。
おとなしくするように言われたので人見知りの振りして後ろに隠れる。 南方の見えないところで知らない人がさも怖いと言わんばかりに 眉を下げればを向ければ大体は去っていった。
心の中でちょろいな、と舌を出していたのは内緒だ。]
(74) 古都 2017/10/18(Wed) 22時頃
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南方”さん”、挨拶は基本だから。 お世話になってる人にはきちんと挨拶するものです。
[物言いたげな様子にちらりと一瞥する。言いたいことはすぐに透けたので黙ってろ、と言う視線だった。 立場が悪くなるのはそちらだろう、と。
人形というよりは持ち主は嗜好が変わっていることをきちんと弁えていた。 他人行儀もきちんと覚えさせていただけの話だ。
自分がどんな人形なのか知っているならそう来るだろうな、とオスカーは平然としている。 南方が貸すというなら、否やはない。そういうものだ。]
(75) 古都 2017/10/18(Wed) 22時頃
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[むしろ南方の不快な反応の方が珍しそうに見上げていた。 抱かれる趣味はあるかと言われれば全く無い。
そういうことを教え込まれていないが南方が我慢しろと言われればそうしたかもしれない。
堪えられなくなって蹴り飛ばすのがオチだろうが。
物珍しいのか。見目が良いせいか。同僚とやらの好みだったのか。
少々南方が困っているようなので本性を出すか、やや悩んだ。
手か口ぐらいなら全く構わないしついでにその後思い知らせるのも構わないが。]
(76) 古都 2017/10/18(Wed) 22時頃
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[――――どうせ人形なんだし、いいじゃないか。
南方の周囲の空気が変わって、見上げたその顔はいつものだらしない表情とは異なっていた。]
(77) 古都 2017/10/18(Wed) 22時頃
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[聞き覚えもない低い声に目を瞬く。
オスカーはあくまでも”愛玩人形”。その自負がある。 人間のように成長するわけでない。
永遠に少年姿のまま観賞されることが美点だ。 それは所詮”モノ”だ。
だが南方が語る自分は”モノ”では無いという。 ――――おかしいのは南方の方だろう。
自分がどういう人形か未だに理解しようともしないで。 侮辱というより同僚は正当で。
( ああ、そうだ。前は色んなヤツの”相手”してた)
悦ばせて喘がせて組み敷いてやり方は違うが。
あの同僚の方が普通で 利用しない南方の方がおかしいのに。]
(78) 古都 2017/10/18(Wed) 22時頃
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……………? [なんだかよくわからない気分になった。 おそらくそれが幸せという感情にとても近いのだろうと気づいたのは後のこと。]
てめえは変なヤツだな。
[知ってたが改めて口にする。 同僚に少し金貰って好きにさせるなりすれば後腐れないだろうに。 抱かれるのは勘弁だが。抱けないぐらい奉仕すればいいだけで。 それでも、ぎゅっと白衣の袖を掴んだ。]
……休憩所 行く、けど、コースケは?
[先程の剣幕は忘れたかのように いつも通りの鷹揚とした笑みを浮かべて。
無遠慮に頭を撫でてくる手が好きだった。 南方は仕事に行くのだろう。
離れがたいのを堪えてぱっと白衣を離す。]
(79) 古都 2017/10/18(Wed) 22時頃
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見てるからしっかりやれよ、オッサン。
[俯いてどうにか送り出す。 これなら毎朝送り出す時の方がまだまともに見送れただろう。
南方がもう少し自分に構ってくれたらいいのに。 そう思ったのを堪えたが小さな囁きを零す。*]
(80) 古都 2017/10/18(Wed) 22時頃
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……俺はさ、コースケ。 てめえがよぼよぼの爺になるまで少年のままだけど。
出来れば一緒に枯れたいな。
[ぽそり。年の差だとか下らないこと考えているのわかってる。
枯れたいというのは一緒に死ねたらと思う。 南方を忘れられることもなく当て処もなくまたさ迷うのは嫌だなとふとそんなことが過ぎった。*]
(-167) 古都 2017/10/18(Wed) 22時頃
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