196 水面に映る影より遠く
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どうして、って、 ……嬉しかったからに決まってんだろ。
[その時聞こえた声>>2:-133に、俺は瞳を丸くした。 驚いたからではない。 心のどこかで解っていたんだ。 転校するのが、八竹だということ。
俺に教えてくれるなんて、思ってなかったから]
(24) かの 2016/08/23(Tue) 22時半頃
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……どうして、俺に教えてくれたの?
(-200) かの 2016/08/23(Tue) 22時半頃
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[そうして浮かんだ笑顔>>2:453は綺麗で、美しくて。 そして、消えてしまいそうなくらい、儚くて。 浴衣の袂を掴むなんて無作法なことはしない。
同じように立ち上がって、 手を掴もうと、自分のそれを伸ばした。 そうしないと、どこか遠くへ行ってしまいそうだったから *]
(25) かの 2016/08/23(Tue) 22時半頃
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/* エピで誰か相関図(感情の)作ってくれると信じよう。
(-201) helmut 2016/08/23(Tue) 23時頃
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― 花火のあと ―
[リビングのソファーでごろごろする。
浴衣じゃ流石に自転車は乗れなくて、ひいて帰ってきた。 家が近くて、助かった!
うとうと。 瞼を閉じれば、花火の光が焼き付かれたまま浮かび上がる。 皆の声が耳に残っていて、聞こえるような気がする。 はやくお風呂入りなさいー!ってママの声は、遠い。
携帯がメッセージの受信>>4を知らせて、あたしはぼやっとしたままそれを開く。 瞬間、一気に目が覚めた!]
(26) sa13ichi 2016/08/23(Tue) 23時頃
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/* いいだしっぺの法則って知ってます?[首コテ]
(-202) ryusei_s 2016/08/23(Tue) 23時頃
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/* >>-201 ヒナちゃん ほしい(頷き ねえ、それは恋なの?って聞きたいようなあれそれが散見されてた、気が、する… この村の男子は天然たらしが多いと思うんだ…
(-203) takicchi 2016/08/23(Tue) 23時頃
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(わ、わ、ワカナだ…。 お祭り、い、行きませんかって…)
[ドキドキ、起き上がってはソファの上に正座。
そうして、続きを読んで気が付いた。 あれ、“彰人”…?…これ、これグループトークだ!!]
ば、ば、バカーっ!!
[夏姉うるせーって弟にどやされる。 そっちこそうるさいし!
ワカナは悪くない、あたしが勝手に―個人チャットだって、ふ、2人きりだって勘違いしただけ。 分かってる…けど! このやり場のない恥をどこにぶつければいいの!]
(27) sa13ichi 2016/08/23(Tue) 23時頃
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[とりあえず行くって返信しようかな。 メッセージを打ち込もうとして、思い出すのは。 (浴衣、似合ってる! めっちゃかわいい!)
そんな、彼の声。>>2:469 あの時の熱が時間を超えて、ぶわり、簡単によみがえる。
…もー!チャラい!ばか!! またソファに倒れ込んで、高速でごろごろ。
あの時はちょっと照れてるように見えたのに、文面上はなんでもないみたい。 悩んでるのはあたしだけ?なんて。 悶々もーどは、お姉ちゃんにお風呂入ってきなって言われるまで続いた。]
(28) sa13ichi 2016/08/23(Tue) 23時頃
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[結局返信は、]
〈 たこ焼き良いなー! 〉
〈 花火楽しかった! 〉
[そして、キャラクターがおやすみって言ってるスタンプ、だけ。 あたしにしては珍しい、行くか行かないか分からないような曖昧な態度。
行きたい、けどお…。 多分、きっと、いや恐らく行くんだろうけど!!
絶対行く!みたいな態度は、なんか負けた気がする!もん!!]*
(29) sa13ichi 2016/08/23(Tue) 23時頃
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/* こなっちゃんが可愛くて抱きしめたい。
(-204) takicchi 2016/08/23(Tue) 23時頃
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/*
むしろもう抱きしめてる
(-205) ryusei_s 2016/08/23(Tue) 23時頃
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/* (撃沈)
(-206) choro 2016/08/23(Tue) 23時頃
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[みんなの元に向かった頃には、きっと線香花火も終わってる事だろう。 しんみりした空気が、楽しい時間の終わりを表しているように見えて、僕は無性に寂しい気持ちになる]
あっと言う間だったなー。 補講、何だかんだ楽しかったよ。単位もバッチリだったし。
[神先生ありがとう、と職員室の方に向かって恭しくお辞儀をして。 終わるなら後片付けだなー、と。寂しさを紛らわす為にみんなを現実に引き戻してやった]
また来年の夏も補講メンバーで花火出来たらいいな。 あ、神山は次やる時打ち上げ花火持って来いよ!
[絶対怒られるだろうなーと思うけど、打ち上げ花火も一回やってみたい。 だから、来年も。]
この友情が長く続きますように。
[なんて。ちょっとクサいかな。さあ、現実に戻ろう。僕は花火の燃えかすを袋にまとめはじめた]
(30) アサギ 2016/08/23(Tue) 23時頃
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[それから、どんなことを話しただろう。 なにか、話せたのだろうか。 願わくばそれが全部 褪せない記憶となってこの胸に留まりますよう]
(31) かの 2016/08/23(Tue) 23時頃
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[沢山の写真を撮った。 ひとつひとつを、忘れないように。 そうしたら、もしかしたら俺も撮られたのかな>>2:471
へび花火を結局することは無かったんだと思う。 あれは明るいうちにやるもんだから、来年までお預けかな。 付き合ってくれるなら、また来年。 嗚呼、でも。 受験とか、甘酸っぱい何かで優は忙しいのかな]
(32) かの 2016/08/23(Tue) 23時頃
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ゆたか、
[名を呼ばれれば>>2:472、いつもと同じように。 呼び返して、花火から視線を上げた]
そーだな。
[お前が楽しいって思ってくれてるなら、俺も。 花が咲いたように輝くその笑顔は、 散ることも、褪せる事もない。
もうすぐ散る花火の光で照らされた表情に 口元を綻ばせて微笑んだ *]
(33) かの 2016/08/23(Tue) 23時頃
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/* もうだめ、かわいい 心を落ち着けるために何度も読み返して何度もしんだ。 おれが鈴宮さんを抱きしめます。みんな下がって。
(-207) choro 2016/08/23(Tue) 23時頃
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[家に帰って制服を脱いで、シャワーでも浴びようかなーと思っていると、グループチャットの方にメッセージが届いた>>4。 若菜から祭りの誘いだ。千島がたこ焼き奢ってくれるらしい]
『行く! 焼きそばも追加でよろしく〜☺』
[送信。きっと優しい千島君は僕たち全員にたこ焼きと焼きそばを奢ってくれるに違いない! 明日が楽しみだ。色んな意味で]
あぁ、シャワー浴びないと。
[携帯をベッドの上にぽいっと放り投げて、僕は風呂場へ。
誰も居なくなった部屋に、ピロリン、と軽快な電子音。携帯のロック画面にはメッセージの通知。 その携帯の壁紙は、みんなで撮った記念写真]
(34) アサギ 2016/08/23(Tue) 23時頃
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/*
残念なことにヒナのひとはフラグをよめません……
(-208) helmut 2016/08/23(Tue) 23時頃
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/* (撃沈)(二度目)
はあ、律の追撃… すき。名前呼ばれるだけで嬉しい
なんか、もう、二人ともありがとう… おれは海に還ります……(?)
(-209) choro 2016/08/23(Tue) 23時頃
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/* 何か気がついたら俺の財布が生贄に差し出されてるんだけど、どーいうことなの。
(-210) aki_nano 2016/08/23(Tue) 23時頃
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/* 大樹も返事くれてた!わーい!ありがとう! 彰人の財布の軽量化に成功しそうだ!やったぜ。
>>-192 大樹 ど、どこまでって、どこまで……?(ごくり 大樹は葵とどこまでいったの…?(詰め寄り
>>-193 葵 ダブルデート! それは男子的に恥ずかしそうだがどうなんだろう…!いやでも普通に楽しみそうな気もする…?
みんなのフラグ、乱立してるように見えたのはおれだけでしょうか。
(-211) choro 2016/08/23(Tue) 23時頃
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/* >>-211 そりゃ、若菜お前、あれだよ、あれ。分かる? あれ。 ていうか、まだ久水さんの事名前で呼んでないからやめない?(嫉妬)
……あれ?
(-212) アサギ 2016/08/23(Tue) 23時半頃
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- 朝 -
ヒナ、おはよう。
[にゃー、とかなーお、ではない。 お嬢さん、と呼んでいたもの昨日まで。 飼い主さんに見つかったら、きっと怒られてしまう。
今日もまた、ここできみに会えた]
(35) かの 2016/08/23(Tue) 23時半頃
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ありがとう、
[昨日と同じ、校章の入った紙を開いた。 丁寧に折られたそれは、 一目で自分が括り付けたものでは無いと分かる。
同じ学校、ヒナという名前。 女の子らしい可愛い字。 少し考えればわかる事。 けれどまだ、知らない振りをしていたい。
しらない誰かと、細いいとで繋がっていたい]
(36) かの 2016/08/23(Tue) 23時半頃
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[校章の入った紙に、 お世辞にも綺麗とは言えない文字が並ぶ]
ちいさな奇跡を、起こしてみたくて。 起こしてくれたのは、ヒナだけど。
……俺はひとりじゃないって、 俺でも小さな糸を繋げられるって、信じてたくて。
[今日も、きみは受け取ってくれるのだろうか。 ヒナは、届けてくれるのだろうか]
(-213) かの 2016/08/23(Tue) 23時半頃
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[どうか、どうか。 届きますように。 願いをかけて、今日も学校への道を辿る]
ヒナ、じゃーな!
[水着も、花火も入っていない鞄をさげて。 ポケットの中に突っ込んである携帯。 優への返信>>4はしないまま。 いわゆる既読スルー。 だって昨日返事したし、いいかなって。
欠伸を噛み殺せば、大きく伸びをした。 昨日よりも、一昨日よりもひとの少ない通学路。 補講が終わった今日、 昨日のメンバーとすれ違う事は無かっただろう **]
(37) かの 2016/08/23(Tue) 23時半頃
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― 花火のあと ―
[浴衣の返却はいつでもいいと伝えました。そういう葵も、雛子ちゃんに髪飾りを返すのは今度でいいかと尋ねて了解をもらいました。家族に見せびらかしたかったのです。 結果「へえー、上手に着付けてもろたやないの。あんたもちょっと練習したら?」なんて言われてしまいました。とんだ墓穴だったようです。 でも、雛子ちゃんも小夏ちゃんも来年は自力で着付けをしそうです。まだ晶ちゃんという仲間がいるとはいえ、そろそろ葵も覚えた方がいいのかもしれません。 部屋着に着替えて、浴衣をたたむのに悪戦苦闘しながらそんなことを考えていたら、スマホが鳴りました]
お祭り! たこ焼き!
[グループチャットの新着メッセージは、お祭りのお誘いです。>>4 それへの他のメンバーの返信たち。>>29>>34 葵は、そっと画面を撫でました]
こなっちゃん、と……切原、君。
[呟いた途端、花火の時の一幕がぶわっとよみがえってきました。 うわああああ、と意味不明な叫びを上げながら、手近にあったものを振り回します。四苦八苦してようやくたためそうになっていた浴衣はぐちゃぐちゃになり、再び振り出しに戻りました。はっと我に返ります]
……あー。
(38) takicchi 2016/08/23(Tue) 23時半頃
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[頭が冷えました。気を取り直して葵は返信することにします。 浴衣は今日着たんやし、明日は動きやすさ重視でええかなーなんて思いながら文面を考えて]
"ウチはわたあめがええな!"
[そんな文面なのに、添えられたスタンプがわたあめではなくてリンゴ飴なのは、わざとですよもちろん]
(39) takicchi 2016/08/23(Tue) 23時半頃
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