181 アイスソード伝記
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[西暦1350年、冬の頃の事]
[小高い丘の小さな小屋の中に数匹の鼠と、少女が居た。 外は冬の冷たい風が吹き、澄んだ空気は 遠く、アルビオンの白まではっきりと見える]
"今日も交渉、だめだったねえ" "むしろ最近、人間の様子がおかしくない?" "なんかイライラしちゃってねえ" "子供抱えてるとか?" "威嚇威嚇?" "今日行ったとこ、子供なんていなかったのになあ"
"喧嘩とかもよくみるよね〜" "縄張り争いじゃないやつ" "仲間同士で殴り合ってたよね" "取っ組み合いの狩りごっこは子供までだよね〜"
"おっくれてるよなあ〜 人間は"
[僅かな小麦を頬張りながら、数匹の鼠たちがそろって頷く。]
(142) 2016/01/24(Sun) 16時半頃
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"そんな喧嘩より討論の方がずっとずっと ずっとずっと有意義だよねえ"
"議題は?" "もちろん!"
(143) 2016/01/24(Sun) 16時半頃
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"「より良い生を送る為にどうしたらいいか」!"
(144) 2016/01/24(Sun) 16時半頃
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"色々情報を得てきたけど、 人間の文化 っていうものは不思議だよね!" "必要性に疑問点は沢山あるけど、 あれらには特異を感じるよ!" "千年続いてるんでしょ? あれらが!"
"あれらにも 頂点の為の何かしらの 大きな力があるのかなあ!"
"僕らもきみに聞いてとりあえず歌は作ってみたけど、 もっと研究すべきかもしれないなあ!"
(145) 2016/01/24(Sun) 16時半頃
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[音のない賑やかな声はいつものように やいやいと議論を進めていたが、その日は赤い目が 少女の方を向いた]
"そういやきみ、いつもは誰から聞いたとか、 見たとかそういう話ばかりだよね"
"きみとしての意見はどうなんだい?"
(146) 2016/01/24(Sun) 16時半頃
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"もしかしてきみ、考えるのをさぼってるんじゃなかろうね?"
"時間は有限!" "限りある時の中で 最高の答えにたどり着くには 一秒たりとも無駄はできないよ!"
"怠惰は限りあるものに対しての冒涜だ!"
"冒涜だ!" "冒涜だ!"
(147) 2016/01/24(Sun) 16時半頃
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[数匹の鼠達が、少女の青い目をじいっと見たまま じりじりと距離を詰める]
"ほらほら議題ー!"
"「どうすれば時間の無駄無く、 道具としての最高の生を全うできるか!」"
(148) 2016/01/24(Sun) 16時半頃
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"適当に使い手を待つっていうだけじゃだめだよね" "何年待った先で 相手がどうしようもない怠け者だったらどうする!" "埃被ってお蔵入り〜"
"適当っていうのがよくない。 むしろ相手を選ぶくらいの全力さがないとじゃない?"
(149) 2016/01/24(Sun) 16時半頃
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"さ! きみの考えはどうなんだい?"
"つまらない意見は即刻却下ー!" "だめです!" "だめです!"
"きみは、最高に使われるために どうしたらいいと思う?" **
(150) 2016/01/24(Sun) 16時半頃
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/* ちょっと ランダム出させてね
44(0..100)x1
(-33) 2016/01/24(Sun) 17時頃
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/* んん
[[mdn]][[mdn]][[mdn]]
(-34) 2016/01/24(Sun) 17時頃
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/* あっくそうww
[[1d20]
(-35) 2016/01/24(Sun) 17時頃
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/* みすみす 1
あとこっちってほんとにだめなの? [[mdn]] [[mdn]] [[mdn]]
(-36) 2016/01/24(Sun) 17時頃
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/* ん? こうか? 3636034
(-37) 2016/01/24(Sun) 17時頃
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/* なるほどなあ
じゃあーーええと。 485037
これでそこそこ妥当になるかな
(-38) 2016/01/24(Sun) 17時頃
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/* んんーーーーーーーーーーーーーーーーーー不安だな まあいい か?
5997264
(-39) 2016/01/24(Sun) 17時頃
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/* よし いいことにしよう 目汚しすまんかった!!
(-40) 2016/01/24(Sun) 17時頃
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とんたたたん 足音響くよ とんたたたん 戸棚の向こうに
お気をつけなさい うっかりすれば 戸棚の奥は いつの間にやら足跡だらけ!
消えたチーズとクッキーの 向こうにちょろりと尻尾が覗く
とんたたたん そら! 追いかけろ とんたたたん そら! 追い詰めた とんたたたん そら! とぷんと落ちた川の中
とんたたたん ねずみが走るよ とんたたたん もうすっかり静かになった
(151) 2016/01/24(Sun) 20時頃
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これは14世紀ごろ流行した童歌である。 こうした歌にも見られるように、 鼠は庶民にとって身近で厄介な存在であった。
こうした事情はやがて、『鼠取り』の伝承といった形で、 人々の間に広く受け継がれていくことになる。 当時の小説の挿絵に、子どもが歌いながら駆け回る描写がある。 恐らくは、こうした歌を口ずさみながら遊んだのであろう。
─── レオナルド・アッシュ「歌と庶民の生活」より
(152) 2016/01/24(Sun) 20時頃
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[夏が過ぎ、秋がきて、冬になり、また春が来る。
西暦1348年、ねずみと行動を共にするようになった剣は"通訳"として「あるじ」と共に農園に出かけ交渉を失敗して帰ってきていた。
ねずみたちが失敗だった。と言うとおりに、交渉の状況はおもわしくない。]
農場主さん、半分、といったら、 領主がふたりんなっちまった、と いっていらっしゃいました
[領主がそんなにももっていくのか。とは思ったが、しかしそれでは確かに農家の人々の食べる分がない。やはり取り分がだめなのかもしれない。とは思えど、一万以上ののねずみらにせめて十粒づつと思えば、それだけで十万粒以上の麦が必要になる。]
(153) 2016/01/24(Sun) 23時半頃
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[ひとところとの契約ではだめなのかもしれない。失敗の原因についてねずみらはかしましく話し合い、あちらこちらへ興味を飛ばす。会話の中身はそのうちにてんてんと転がって、歌の話になった。]
人が歌う理由ですか?
[教えてよ!と赤い目に催促されて、 首が傾げられ、白金の髪が肩に流れる。]
(154) 2016/01/24(Sun) 23時半頃
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歌ならきいたことはありました。 ウィリデの収穫時にも、村からはよく 麦の歌が聞こえていました。
東西の街道を旅する途中で、ウィリディスに立ち寄った旅芸人の一団が歌姫の美しい声をきかせてくれることもありました。
(*62) 2016/01/24(Sun) 23時半頃
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けれど、どうして。なぜ、と、 あらためてきかれると──
ちゃんとした答えを、 私は持ってはいませんでした。
(*63) 2016/01/24(Sun) 23時半頃
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(……みなさんは「人間の情報」を、 必要としているのだから)
私の見方を交えるのは違うようにも思われて、 そうですねえ。と思い返したあとに、 私はいつもどおりに聞いたお話をします。
(*64) 2016/01/24(Sun) 23時半頃
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[まだー!と急かす声に、首をかしげた少女は、ええと。とすっかり古びた記憶をひっぱりあげる。この間の酒場でみかけた赤ら顔のおひげさんは、気分がいいから とおっしゃっていましたし、と、いくつかの聞いた例を挙げる。 それは、韻を踏んで覚えやすくするためだとか、かがめた腰がつらいのをまぎらわせるためだとか、これと統一されてはおらず、]
ウィリディスにわたってきた、 旅芸人さんは、 明日のために歌うのだ と おっしゃっていました
[決められきらないまま、伝聞の形をもって答えられるのが常だった。]
(155) 2016/01/24(Sun) 23時半頃
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*
(156) 2016/01/24(Sun) 23時半頃
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[西暦1349年、夏。背中に陽を浴びながら、荒れ果てた畑でねずみと少女が地面を覗き込んでいた。]
うそではないです。
麦をうえたら麦がふえるのです
[そのはずだった。しかし、結果は芳しくなく、毎日見にきても、麦に変化はないままだった。]
(157) 2016/01/24(Sun) 23時半頃
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[普段無表情がちの顔は、むう。と眉をよせた真剣な顔で麦粒をみつめている。]
………………… …………… ………
……
…… ふえませんね
[そのまましばらくそうしていたが、 やはり変化はなかった。]
(158) 2016/01/24(Sun) 23時半頃
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おかしいですね。……、
このかっこうのときに噛まれると、 刃がかけてしまいます
[原因がわからずに、やいのやいのとねずみにはやされながら、膝をはらって立ち上がる。肩で歯をみせるねずみには、首をちいさく横にふる。]
帰るまえに、 丘によってもいいですか
[断りをいれるのは癖のようなものだ。 丘の上にはいまも石があり、その隣にはそれよりちいさな石と枝が増えた。 最初に「あるじ」になったねずみの墓だった。]
(159) 2016/01/24(Sun) 23時半頃
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[── 剣で前歯を研ごうとしたねずみは、どんぐりをひとつ 選別にもたせて、丘に埋めた。
あっちの具合はどうかなー。と肩で声がある。
最初の「あるじ」とは別の、それでいて最初の「あるじ」と同じ声と思考と記憶をもったねずみは、ふんふんと鼻を空に向けた。]
(160) 2016/01/24(Sun) 23時半頃
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