169 きみがおとなになるまえに
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藤、もう、ひとりで苦しまなくていいんだよ。 ひとりで抱えるには、重すぎるでしょう?
[ 誰にも言えない、けれど、自分だけは彼をわかってあげられる。 だからもう、ひとりじゃなくていいんだ] だからね藤。タリンにいこう。 そこではきっと、こどもはこどもで、おとなはおとなで。 両方がきっと、あるがままで。
(186) 2015/09/18(Fri) 21時頃
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[ だってそこは、ちゃんと実在する夢の楽園だもの。 世界で一番愛されている、彼女だって、歌っていたじゃないか] 『 はるか遠くに緑の土地がある いつの日か、あの場所に行こう 』 [ 無色透明な声で、楽園の歌をうたう。誰よりもきっと、あなたが欲しているんだ。楽園の存在を。 外の世界へ行こう。僕があなたを、楽園へ連れて行ってあげる]
(187) 2015/09/18(Fri) 21時頃
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タリンに行こう、藤。
[ もう一度そう言って、少しだけ笑って見せる。 ステージでは見せたことのない、彼だけに見せる、特別な笑顔。 きっとそれは見逃すくらいささやかで、けれど、花が綻ぶような華やかさもあって。 …はもう一度、藤の両手を握ってみせた。*]
(188) 2015/09/18(Fri) 21時頃
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あっよかった ほんとよかった 旅立てる…! 変に予想して申し訳ない…(いつかの私の灰)
(-50) 2015/09/18(Fri) 21時半頃
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――ヴェス、お前はどうだった? 俺と離れて、大人になって、 楽しいことはあったか?辛いことはあったか? そうそう、恋はしたのか?
[返答はあったか。あったとしてもきっと此方のこたえはなく。 代わりに、また唐突に話し出す。 一転して、ウキウキと楽しそうに問い詰めるは 大人になったヴェスパタインのことについて。 あの日分かたれた自分と彼。 片割れが歩んだ道の先は、一体どうなっていたのか。 それを聞くことが、自分の中の何かを慰めるであろうを期待していた。]
(189) 2015/09/18(Fri) 21時半頃
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俺たちのマドンナは、今も舞台で歌ってるよ 世界一可愛いまま、ずっと
でも、ヴェス、お前はどうだ お前だけの人とは出会えたか?
[恋、恋、恋。あまい響き。 マリオの精神は歳月を重ねても 身体と共に心の一部はあの日止まったままだった。 だから自分が知る恋とは、いつの日か彼と共に見た淡い憧れのようなそれだけ。
だから、聞きたい。自分の知らないそれを、彼から。 理解はできなくても、 実感も納得も出来なくたって、むしろ 諦めはきっと、平穏を与えてくれるから。**]
(190) 2015/09/18(Fri) 21時半頃
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[ 内線へと向かう男>>174の背中を追いかけて、 わたしが、と叫ぶ。]
わたしがかける!
[ ひょい、と手を伸ばして、 受話器を取り上げて、 あとは、指示を待つように、 見上げて、まばたき。
常と変わらぬ、いたずらっ子の笑みで。*]
(191) 2015/09/18(Fri) 21時半頃
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[呟いたすぐ後にゆきが起き上がり、びくりと身体が揺れる。>>185 呟きは聞かれてしまっていただろうか。
今までになく表情を強張らせる藤乃に、ゆきが不思議そうな表情を見せることはなかった。 代わりに、アイスブルーが真っ直ぐに藤乃を射抜く。 動じることの少ない、感情をあまり表に出さぬこども。だけれど、こんなにもはっきりとした意志の強い瞳をしていただろうか。 昨日の、不思議な一日がゆきの何かを動かしたのかもしれないと、そこまで頭が回ることはなく。 ただ、戸惑って見つめ返す。目は、逸らすことが出来なかった。]
……ゆき、
[喉がからからと乾いてゆくような、心地。]
──知ってたの。
[ああ、それならば、この子どもは。 自分が、ただの甘やかしたがりの保護者、それだけの優しい存在ではないのだと。 胸に巣食うものを笑みで覆い隠す臆病者と知りながら、手を繋いでいたのか。]
(192) 2015/09/18(Fri) 21時半頃
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[タリンに行こう。言って、ゆきが歌い始める。>>186
──この声が、好きだった。
色を持たぬ子どもの、色を持たぬ歌声。 それは、楽園をも信じられるような錯覚を覚えるほどに。 だからこそ自分は、その手を引いて自分の側へ置きたいと、望んだのだと。]
(193) 2015/09/18(Fri) 21時半頃
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[けれど、歌い終えた彼は笑う。>>188 ステージの上では決して見せない、色づいた表情で。
楽園より何より、その表情ならば信じられる、ような気がして。 躊躇いは一瞬だった。藤乃は、ゆきへと頷き返す。
そうして、世界でただひとり信じた、白い子どもの手を握り返した*]
(194) 2015/09/18(Fri) 21時半頃
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[──そんな、誓いのような朝から始まる一日は、藤乃とゆきがこの街で暮らす最後の一日だ。
とりわけ特別なことをするわけではない。 朝ごはんを食べながら、藤乃がゆきに向かって話しかける。 今日は、何処へ行こうか。 ただひとついつもと違ったのは、食事の後片付けをしながら、ふと、藤乃が呟いた一言。それだけだ。
「──昼から、最後の礼拝に行こうか」
街に出れば、いつものように藤乃はゆきを甘やかして、美味しいものを買い与えて。 そうして日が暮れて、家に帰れば、ふたり、並んで眠るのだ*]
(195) 2015/09/18(Fri) 21時半頃
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/* 読み返すと死にそうだななんか
(-51) 2015/09/18(Fri) 22時頃
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―そして、昼の礼拝へ―
『 冬枯れのさまより 百合しろき花野に いとし子を御神は 覚したもう今なお 』
[ 自分と同じ色の、白百合を片手に。今日も、…は讃美歌を歌う。 見知った顔が、ちらほらと。そして、見かけない顔も、ちらほらと。 ゾーイとジェフのように、旅人だろうか?本当に、昨日から珍しいことばかりだ。 いつもよりこどもの人数が多い気がする。 ステンドグラスの光に包まれて、百合の香りを音にして。 神さまよりも、不幸と感じる子供たちへ、きっと今日が最後の讃美歌だから、気持ちが届くように]
(196) 2015/09/18(Fri) 22時頃
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[ …の白い髪に、色鮮やかなステンドグラスの光は綺麗に色を写した。 きらきらと輝きながら、光を浴びながら、…は歌を終える。そして、一度だけ瞬きをゆっくりと。 その後、口を開いた。出てきたのは歌ではなく、まぎれもない、…自身の言葉。 静かなその声は、礼拝堂へと響き渡った] あなたは、神さまを信じる?
[ それはきっと、礼拝で聞くべきではない言葉。けれど、…は言葉をつづけた]
(197) 2015/09/18(Fri) 22時頃
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僕は、考えた事がない。 でも、いつだって、どうしておとなとこどもは対等になれないんだろうって、考えてた。 こどもは守るべきもの、貴重な”もの”。 それを守るために、おとなは損な役回りばかり。 こどもはすごい。きれい。だからおとなはきたない。 でも、それってきっと、違う。
だってどっちも、生きてるんだ。
(198) 2015/09/18(Fri) 22時頃
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[ そう、だからこそ、…にとってこの世界は窮屈に見える。きっとここに居る限り、自分はずっと、籠の中の鳥のままだ。 だから――]
楽園を、見つけにいこう。
[ まるで友を誘うように、…は手を差し出した。 しとやかな、いつもと何ら変わらぬ声で。 物語の中にある、夢の楽園。きっと誰もが、あるがままで居られる世界。 背中に柔らかい光を浴びながら、きらきら輝く白髪の…は、まるで本当に群集を天の国に誘う御使いのようで。 もう一度、静かな声で、呟く]
(199) 2015/09/18(Fri) 22時頃
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神さまに愛された場所に行こう。 楽園はきっと、どこかにあるから。
[ 楽園に礼拝はあるだろうか。あったら、またこうやって讃美歌を歌いたい。なかったら、野原の真ん中でもいい。誰も聞いていなくてもいい。 それでもきっと、幸せなのだ。 歌さえ、うたえれば。*]
(200) 2015/09/18(Fri) 22時頃
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[ それが、許されたか、どうか。
食事を取って、シャワーを浴びれば、 もう、良い子は寝る時間。
眠気に負けそうな瞼をこすりながら、 少女は、寝支度をととのえて、 大きなベッドに、その小さなからだを埋めた。
ちっぽけな体重に、浅くマットレスが沈む感覚。]
── ジェフ
[ まんまるの目を細めて、その名を呼んで。 ゆるく、手を伸ばした。 男に向かって。或いは、天井に。]
(201) 2015/09/18(Fri) 22時頃
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そっか。
[肯定はまさに、自分の望む答えだった>>163 抱き上げられ、何時もより近くまで顔を寄せても、この暗闇で彼の真意まで見ることはできない。 ただ、腕の中の安心に浸り、笑うだけ]
はい、せんせい。 礼拝も楽しみです。
[明日の予定が一つ決まった。 明日も先生は離れない。一緒だ。 左目と右目、近くで見ないと分からない違い。両の眼を横から窺い、同じように頭を預け。 目を閉じれば、宿まではそう遠くなかっただろう*]
(202) 2015/09/18(Fri) 22時頃
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ほんとうにいたね、こども……
[ "せんせい"のお手伝いをするこども。 歌をうたうこども。
そうして、ぽつん、と芽生えた疑問。 "旅をしている"と言ったけれど、 果たして、それは正しいのか。 "わたし"は、なにをしているのか。
こどもの一挙一動が"産業"として成り立つ世界で、 あまりにも、こどもだった。 少女は、歌わないし、踊らない。 人びとのために微笑むこともない。
なにもしていなかった。 あまりにも、ただ、こどもだった。]
(203) 2015/09/18(Fri) 22時頃
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[こどものメロンパンが半分くらいに>>172、 おとなのメロンパンがもうすぐなくなるとき。 食べる速度の違い、 それは仕方のない事、だけれど。すこし寂しくなるのは何故だろう。
ショーへ迎えに行くとき、たまに衣装を一緒にとりにいくとき。 シルクへ向けていた眩しいものを見るような憧憬しているようなその横顔の意味はこれだったのか。 独り言のように呟いた問い>>175に小さく口をひらく]
なるさ、きっと。 ……、
[それから、何か言おうと口を開いては、閉じた。 ごめん、もほかの言葉も。きっと的外れだ。 言いきれないのがかなしいところ。このご時世、おとなになるのは決して当たり前ではない。 なぜ、ひとの寿命が長くなった対価を、なにも知らない無垢なこどもが払わなくてはならないのだろう。 それは、答えの出ることのない問い]
(204) 2015/09/18(Fri) 22時頃
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[ 少女は、自分が何者であるかも知らない。 故郷を知らない。家族を知らない。 この世界で、多くのこどもが、そうであるように。
きっと、なにか珍しいものがあるとすれば、 自分に求められているものさえ、知らなかったこと。]
……ジェフ?
[ 手を、伸ばす。何か探すように。 まあるい瞳を向けて、囁く。]
なにか聞かせて、お話、
[ 幼い少女には掴みきれなかった、 ぷかぷかとした気持ちを、そんな言葉に変えて。 また、ぱちん。弾けるような、まばたき。*]
(205) 2015/09/18(Fri) 22時頃
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―そして、旅立ちの朝―
[ 次の日。旅立ちは、空が少し白けてきたくらい。 楽園への旅立ちの朝に、別離の言葉は必要でしょうか。 ゆっくりと、街を見渡して。一つ一つの光景を、胸にしまった。 例え楽園がみつからなくても、きっとここへ戻ってくる事はない] [ 歩き出したのは、…からだった。外の世界の道は街程整備されていなくて、踏みしめた足元からじゃり、と砂の音がした。 きっと、たどり着くまでにたくさんの苦難がある。けれど、神父さま。 あなたが言ったように、きっと、楽園は苦難の末に見つかるものだから。 今は、横にいる藤乃と二人。 ただ、歩いて行こう]
(206) 2015/09/18(Fri) 22時頃
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──>>195翌日:朝──
[──部屋も、作りかけの衣装もそのままに、ゆきと共に家を出る。
家を出る寸前、ヴェスパタインとの約束がちらりと脳裏を過った。 約束は、叶えられずに終わってしまうだろうか。 二度と再会の叶わない別離と決まったわけではないけれど、少なくとも、このキネーンという街へ戻ることはないのだろう。 そう思えば、申し訳なさが胸の内に膨らむ。 ユウガオやマリオ、キネーンで出会った者たちの顔が、脳裏に浮かぶ。 偶然に会えば会話を交わす、その程度の付き合いであったはずなのだけれど。 それでも、彼らと話すことを楽しむ、そんなひと時も確かにあった。
キネーンという街で、決して、何もなかったわけでもない。 それに何より、この街で、自分はゆきと出会ったのだから。
そんなことを思うのは、旅立ちの前の感傷だろうか。]
(207) 2015/09/18(Fri) 22時頃
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[けれど今は、その感傷に素直に従って、繋いだゆきの手を引く。 気負いのない声は、どこか柔らかく。]
……ねえ、ゆき。 歌を、歌ってくれる?
[旅立ちの朝に、君の歌があれば、嬉しい。 そう告げれば、ゆきは了承の返事をくれただろうか*]
(208) 2015/09/18(Fri) 22時頃
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[ 藤乃の声に小さくうなずいて、すうと息を吸った。 町の空気より、少しだけ、自然の香りがした]
(209) 2015/09/18(Fri) 22時半頃
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『 親愛なる人 汝が仕事を終えたとき パセリ、セージ、ローズマリーにタイム 私のもとへきて 私の手を求めなさい そのときこそ汝が私の真実の恋人 』
(210) 2015/09/18(Fri) 22時半頃
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[ 気付くと、陽が大分のぼっている。青く光る空に、…の歌声は風のように舞い上がった。 今日もきっと、晴れるだろう。それは多分、神さまからの祝福に、違いなかった**]
(211) 2015/09/18(Fri) 22時半頃
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[馬車の中。 降りてからの、夜道。
ずっと、片手を費やして、聖女の手を取り、此処まで。
何時も通り、静かな時間だった。 只、何故だろう。 ほんの少しの寂しさを感じるのは。 微笑を湛える、子の表情を時折見てはくるりくるりと色を変え、驚いた顔を見せた昼を思い出して。 空を見上げて転び出る度少しだけ腕を張って、 前を見て歩きなさい、と、夕刻の聖女の祈りを思い出し乍諌める。
こどもらしく、それでいて聖女であった、彼女は。 生きて、見えた。]
(212) 2015/09/18(Fri) 22時半頃
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─ キネーン郊外・屋敷前 ─
[懐に手を突っ込み、鍵束を探る。]
──…ん、
[夜道に静かに響いたこどもの声。 おとなは、ただ素っ気なく一音の返事。 極、馴れた手付きで施錠を解く。 此処と、此処。そして其処の錠を外して─…、]
──今日、
[厳重な其を、手癖で解きながら、ぽつりと。]
(213) 2015/09/18(Fri) 22時半頃
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