276 【素桃村7】四月と、春に焦がるる白い羽根
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[とかネガティブな想像に頭を抱えていると、 >>112のんびりとした声が 随分下の方から聞こえてきた。
お陰でなんとか現実に引き戻された俺がそっちを見ると 受付を終えたてらしい女の子が立っていた]
あ、ども。 参加者さん、だよね?
[>>106幸いお姉さんの説明も 尻にまつわる本当にあった怖い話から 恋の矢の形という一般受けするものに変わってて。
渡りに船とばかりに 脳内から尻矢を追い出す事にする]
(154) 2020/03/24(Tue) 23時頃
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[ボーイッシュな印象もあるけど、 柔らかい表情とか女性のそれだと思うけどな]
スカート履いてないと間違えられるの? むしろ、スカート履いてるの気づいてなかったよ。
[言われてみれば、 白いワンピースとそれに合う薄い羽根
綺麗だと見惚れてしまう──]
(155) 2020/03/24(Tue) 23時頃
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伸ばす音か、 にーちゃんって感じ?
[自信がないので首をこてり]
うん、名前で大丈夫。
[同じ学生ということ、 少しほっとして話せる。 始めに話したのが彼女でよかった。
緊張で硬くなった体が緩む感じがする]
(156) 2020/03/24(Tue) 23時頃
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話して、お互いを知るとか……? じゃあ、にーちゃんの好きな男性のタイプとかは?
[ちょっとストレートすぎたかな。 好きなタイプに当てはまったら、俺 好きになっちゃうかも。
だめだ、悪い癖が……──。
恋天使なのに惚れやすいなんて*]
(157) 2020/03/24(Tue) 23時頃
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[ヤンと芽亜を見送った後。 望は中庭の散策を続けていた。
中庭はお見合い会場として合わせたかのように桃や薄桃が広がっていた。 桃園であると言われれば納得しそうである。 この日のために用意され別の催しの際にはまた別の様相の中庭になるのだろう]
それもまた見てみたいですね。 確かガーデンウェディングもされているそうですし。 資料には丁度良いですね。
[中庭の地図を見ながらスマホを片手に歩いていく]
此処の構図は良いですね。 今度使わせてもらいましょう。
[ぶつくさと呟きながら中庭の写真を撮り続けている男が一人いた*]
(158) 2020/03/24(Tue) 23時半頃
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―― 会場
[ 「白羽町ガーデンホテル春風の間」
招待状に記載されていた場所を訪れれば、 何よりまず、羽を背負ったスタッフの数に 思わず目を見張った。
ああ、恋天使ってこんなにいるんだなあ って 普段は羽をしまって生活をしているひとも多く こんな、一堂に会するなんてことは、ないから ]
すご……
[ お見合い、だから気合は入れてきた というと、なんだか複雑な気分になるけれど パーティー会場らしい、 黒のワンピースが、ふわり、揺れる ]
(159) 2020/03/24(Tue) 23時半頃
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[ 説明を聞いて、 受け取ったタブレット端末に必要事項を入力して
そしたら、そうだな
まずは何か、腹ごしらえでもしましょうか 腹が減っては戦はできぬと言いますし……? *]
(160) 2020/03/24(Tue) 23時半頃
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はい。 参加者です。
[>>154男性の問いかけに、うなずいて。 まさかお尻に矢を刺す話をしていたなんて知らなかったから、わたしは灰色の瞳を少し細めてにこりと笑う。]
あなたも、そうですよね? よろしくおねがいします。
[こういう場所の作法なんてわからないので、もう一回頭を下げる。]
(161) 2020/03/24(Tue) 23時半頃
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んー、見た事無いなぁ。 念じるだけってのは、 命中精度高そうで羨ましい。
俺の場合はこのカメラで 対象の二人をファインダーに入れて そんでシュート!って形なんすよ。
[悪戯げに笑うお姉さんに礼を言って >>111来たばかりらしい女の子の プロフィールを探そうとタブレットを操作する。
……途端>>113シャイニングで >>108地雷臭ぷんぷんな俺の写真が見えて そっ閉じした]
(162) 2020/03/24(Tue) 23時半頃
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あ、やっぱそうか。 俺は諸葛ヤンなー。 君の名前は?
[>>161灰色の目を細め、 頷く彼女は随分と育ちが良さそうに見えた。 慌ててこっちもぺこぺことお辞儀して]
んと、よろしく。 そうそう、恋矢。
どんな形してるのか、聞いても良い?
[なんて、ジャパニーズビジネスマンよろしく 受付前で頭を下げまくる二人なのだった*]
(163) 2020/03/24(Tue) 23時半頃
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/* すももで出遅れるのは辛いと承知しているのですが ちょっと こう 事故が多発しており 構成に時間がかかりすぎてしまいました 申し訳ありません よろしくお願いします
そもそも女子を選んだのがまちがいでは? それでもオーレリアがやりたかったんだ
(-66) 2020/03/24(Tue) 23時半頃
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諸葛……ヤンさんですね。 わたしは沙羅です。韮田、沙羅。
[>>163下げた頭を戻せば、背中の羽も大きく上下する。 一対の翼は、ぱっと見はほぼ白っぽいが、よく目を凝らせば、見頃の桜のようなかすかな色がついている。]
恋矢? というと……天使としての、ということですよね?
[それ以外どんな物があるのかと言われれば答えは持たないけれど、こんなふうに恋天使の話を他の人とするなんてそうそうない経験だもの、ちょっと変な感じ。]
(164) 2020/03/24(Tue) 23時半頃
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公安部 カガは、メモを貼った。
2020/03/24(Tue) 23時半頃
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[向けられた苦笑にはっと気が付く。>>147 いえ、この遠慮は 職業柄お客様の手を煩わせてはならないというアレソレで、 声を掛けられるのが嫌だったとか、 警戒したとか、決してそういう事ではないのです…!!
です、が そう弁解できるチャンスがあるわけでもなく。 お礼の一言を添えて飲み物を受け取った。]
炭酸林檎ジュースっていうと アップルタイザーとか有名ですけど、それかな?
[アルコールじゃないけど、なんて口にして 乾杯とばかりにグラスを差し向けたら 彼は乗ってくれたでしょうか。
一口つけると しゅわしゅわ弾ける炭酸と 爽やかな林檎の甘みと酸味が口の中で踊ります。]
(165) 2020/03/25(Wed) 00時頃
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/* もうちょっと年齢引き上げたかったんですけど 中の人が自分の墓を掘りはじめそうになったので ほどほどのところにおさえてしまいました うう
(-67) 2020/03/25(Wed) 00時頃
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楠田さん、ですね。 …えーと……あった。
[自分も同じようにタブレット端末を操作する。 相手のプロフィールを見つけるが早いか、 若いな>>149とつぶやきが耳に届く。]
ふふ。心配なさらなくても、 渋カッコイイオジサマとお話しできるだけで嬉しいです。
[ちょっとリップサービス気味なセリフかなあ、 そうは思うけれど頭にぱっと浮かんだ返しが それだったんだから仕方がない。 まあ、バイトに毒されてないとは言い切れない。]
短大を出て今は気楽なフリーターの身分です。 それと、お店は…
「お帰りなさいませ、ご主人様」
(166) 2020/03/25(Wed) 00時頃
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[先ほどまで話していた声よりもワントーン高く、 いつものように、営業スマイル☆で答えます。 ついでに、 「ご主人様はどのような所にお勤めでしょうか?」 って悪乗りも添えてにかっと笑ってみせました。]*
(167) 2020/03/25(Wed) 00時頃
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[ 服装から性別を推理したわけではないらしい>>155 スカート履いてることに気がつかなかった その言葉に、きょとんと目が丸くなりかける。
いつもショートパンツかスキニーパンツ そんな格好が当たり前のわたしにとって ズボン以外の服装は違和感だらけだったから ]
え、ぇぇ?スカートなの気がついてなかったの?
いつもズボンだから、なんか慣れなくて 違和感が伝わってるかと思ってた
[ 自分で感じた違和感は どうやら他の人には伝わらなかったよう。
気が付かれないぐらいには 馴染んで見えたなら嬉しいとにっこり笑い ]
(168) 2020/03/25(Wed) 00時頃
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ええと……わたしのは矢というよりも、何でしょう、恋文、のような。 そっと忍ばせるのです。ふたりの懐に、わたしの思念を秘めたカード、のようなものを。
ふたりに通じるものがあれば、溶け込むように消えてなじんで、恋心が生まれます。 そうでなければ、ほろほろと黒ずんで崩れてしまいます。
[>>164それは、矢というには少し変わった形でしょうか。 わたしの想いをのせた、人の目には見えないカード。
ところで、わたしの恋矢の形を知ってどうするのかしら。 もしかして、わたしの恋矢がほしくて……!?]
(169) 2020/03/25(Wed) 00時頃
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ええと……わたしのは矢というよりも、何でしょう、恋文、のような。 そっと忍ばせるのです。ふたりの懐に、わたしの思念を秘めたカード、のようなものを。
ふたりに通じるものがあれば、溶け込むように消えてなじんで、恋心が生まれます。 そうでなければ、ほろほろと黒ずんで崩れてしまいます。
[>>164それは、矢というには少し変わった形でしょうか。 わたしの想いをのせた、人の目には見えないカード。
ところで、わたしの恋矢の形を知ってどうするのかしら。 もしかして、わたしの恋矢がほしくて……!?]
(170) 2020/03/25(Wed) 00時頃
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うん、そう にーちゃんでも、にーでも良いよ
[ その発音で大丈夫>>156 ただし上に『お』はつけちゃダメ
冗談まじりに言い足しながら お勧めされたカナッペを一口 そして質問には>>157少し悩んだフリ ]
(171) 2020/03/25(Wed) 00時頃
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んー。好きなタイプ そう言われると難しいよね
子供の頃は男の子も一緒に遊ぶの当たり前だったから そういう好きならわかるけど ほら、みんなどんどん変わっていっちゃうし
一緒に笑って遊べたらいいなって思うけど
[ 恋という形の好きはわからない 自分の知る一番身近なものを伝えてから ]
そういうなぎさ君は?
[ どうなのかな。って首を傾げて 彼の悪い癖についてはもちろん知らない** ]
(172) 2020/03/25(Wed) 00時頃
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[直前までお尻に刺す話をしていたなんて本当に知らなかったから、このお見合い会場というのは、こんなにも話の展開が早い場所だったのかと、わたしは心臓が高鳴ってしまう。 恋にじゃなくて、緊張に。]
(173) 2020/03/25(Wed) 00時頃
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─会場入口付近─
韮田沙羅さんかー。 綺麗な名前っすね。
植物性ってか。
[>>164満開の桜みたいな羽根が 目の前でぴこぴこ動くもんだからさ。
ついそんな事を口にしてみたりして。
我ながら上手い事言ったか!?って 思ったんだが──]
(174) 2020/03/25(Wed) 00時頃
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あ、いや、韮だからじゃないから。 笹の葉サラサラっつーか。
[怒らせたらどうしようと、 慌てて余計な一言を追加するのであった。 上手く誤魔化せたか!?と、 彼女の墨染の瞳をチラ見しつつ]
そうそう。 なんか色々人に寄るらしくってさ。 俺、恋矢に種類があるとか 知らなかったから聞いてみたいなって。
[そう、白状すれば]
(175) 2020/03/25(Wed) 00時半頃
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[ 昔は少し、華道をやっていて その頃に知り合った同族の「先生」には せっかくだし振袖、なんて言われたけれど さすがに、さすがに恥ずかしくって かたくなに固辞した というのはここだけの話。
随分昔にもらった銀のネックレスがきらり、 きらきらした照明を反射して輝くのを もらったグラス越しに見ながら、思索する。 ]
(176) 2020/03/25(Wed) 00時半頃
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( ワイン……
いやいや、さすがにこんな時間からは さすがにちょっとだめじゃない の? )
[ 柄にもなくぶんぶん首を振って、 めいっぱいの自制を働かせてお茶を注ぐと、
さて、どんなひとが参加しているのだろうと タブレットと周囲、交互に視線を巡らせて
硝子の向こう、一面の花景色に目を奪われた。 ]
(177) 2020/03/25(Wed) 00時半頃
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―― 中庭
[ グラスを持ったまま、なんて お行儀が悪いのかもしれないけれど この時の私にはそんなこと考えられなくって
ひかれるように中庭へ出ていたのは、 やっぱり私が、 きれいな花が好きだから なの、かもしれない ]
きれい …
[ 普段だったら絶対、スマホを取り出して この景色を写真に収めていたような場面だ。 けれど今、この手は塞がっているので ただ景色を目に焼き付け、道なりに進んでいく ]
(178) 2020/03/25(Wed) 00時半頃
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[ その中で ふと、シャッター音を耳に捉えて>>158 見ればその先にはひとりの男性がいた。
スタッフの制服ではないから、参加者のひと。 タブレットで見た、ええと、たぶん、蒼月さん。 ]
あの、 こんにちは、ええと、 … いい写真撮れてますか?
[ 第一村人、ならぬ第一参加者だというのに いやだからこそ? 盛大に言葉を詰まらせて ああ、穴があったら埋まりたいなあ、なんて 気が遠くなりそうなのは堪えた。えらい。
いや、けして無策なわけじゃなくって その写真を少し見てみたいな、なんて そう思ってはいたのです。 *]
(179) 2020/03/25(Wed) 00時半頃
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/* 地味に行数制限を食らう
(-68) 2020/03/25(Wed) 00時半頃
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へー、恋文カードか。 誰も不幸にならないし 雅な感じで良いなぁそれ。
俺さ、恋の矢って 押し付けがましく無いかなって それがちょいビビり案件だったからさ。 ……やらかした事もしばしばあるし。
[>>169片や彼女の方は、 のんびりとした雰囲気にも関わらず もしやエリート中のエリートってか やり手の恋天使だったりするのだろうか。
人は見かけによらないとはこの事だ]
(180) 2020/03/25(Wed) 00時半頃
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