278 冷たい校舎村8
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[ 掃除、やらないと思われてたなんて心外だ。]
やるっつったじゃん。 そりゃやるよ……つっても、 1階から離れられずに終わったけど。
[ 偉そうに言ったわりに、 あまり進捗状況はよろしくなかったので。 ちょっと、胸を張れそうにはないな。
少し離れたところで、 愛宮がそさくさとスペースを開けていて、>>535]
……あー、うん。
[ スペースがないから離れたんじゃないよ、断じて! いいよって言われたからには、少し距離を詰めて。]
(568) nabe 2020/06/27(Sat) 12時頃
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[ まあでも、こんな話をするなら、>>536 距離は近いほうがきっとよかったよね。
近くなった分、あんまりじっと見るのもって、 斜め前くらいを向いて、それを聞いている。]
……うん、そっか。
[ 心の中、って表現に、 あの校舎の様子を思い出していた。
色とりどりに散ったインク。ひずんだ校舎。 片づけたって、探検したって、 際限なく膨らんでいくあの冷たい校舎を。]
(569) nabe 2020/06/27(Sat) 12時頃
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[ 他人の心になんて、手を加えられるわけがない。 ──と、礼一郎はやっぱり思うわけだけど、]
……葉野のことはさ、 葉野にしか、たぶんわかんないけど、
友だちが、取っ散らかった自分の心の中、 どうにか片づけてやろうって思ってくれたら、 その気持ちがうれしいって思うよ、俺なら。
……葉野も、そうかもよ。
[ 自己満足かもしれない。けど、 違うかもしれないよってだけの話。]
(570) nabe 2020/06/27(Sat) 12時頃
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[ ひとつ、ふたつと愛宮が言うとき、>>539 斜め前向いてた頭をもうちょっと捻って、 礼一郎はちゃんと目を見て聞こうとして、 ……それで、]
……うん。 愛宮がそう思うんなら、よかった。
[ 愛宮も葉野もほかのみんなも、 みんなが生きてて、帰ってきてよかったなって、 礼一郎もね、そういうこと考えてるよ。
心の中、頭の中までは干渉できなくたって、 あの校舎に行って、帰って、 なにかと向き合う機会をもらえたんなら、 みんながそう思えてるといいなって礼一郎は思う。]
(571) nabe 2020/06/27(Sat) 12時頃
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[ ゆるりと話題が自分に移ろって、 礼一郎は「 俺? 」って首を傾けた。>>541]
俺は──、 愛宮がいなくなった次の朝? ……に、帰ってきた、はず。
痛いことも怖いこともなく、 ごらんの通り、無傷で。
[ ほら、みたいに、手をぐーぱーしてみるけど、 そんなの、言われなくたってわかるよね。 ま、そうだなあ。ほかにいうとすれば、]
(572) nabe 2020/06/27(Sat) 12時頃
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……なんかさ、 自分のことは自分で、 背負ってくしかないんだろな、みたいな。 葉野も、俺らも? ま、そんな感じ。
だからせめて、 葉野が何も考えずに笑って、 帰ってこられる場所がさ、 あの校舎にいたみんなのとこにあるといいよな。
[ お帰りの会、の話があるんですけど、 副委員長、音頭取ってもらえませんかね。 ……いや、押し付けるんじゃないけどさ。
迎えがやってくるまでは、 そんな話をのんびりしていようか。*]
(573) nabe 2020/06/27(Sat) 12時頃
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/* おそおその実と一緒にながながの実を食べてしまったのかな ロルが短くまとまらない者です
あと日和ってたらゲーム会に礼一郎が乗り込んでいた(ありがとうございます) それも、あとで、書く……!
(-691) nabe 2020/06/27(Sat) 12時頃
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──ある日の放課後──
[ ふん、みたいな。 相槌とはちょっと違う音に、>>548 礼一郎はゆっくりと振り返る。 振り向いた先で、暮れなずむ空が見える。
礼一郎よりもよっぽど、 納得のいかない顔の友人がそこにいて、
礼一郎の散々考えたようなことを言い、>>549 お願いというか命令口調の言葉を聞く。>>551]
(575) nabe 2020/06/27(Sat) 13時頃
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……そう言ってくれるやつが、 ひとりでもここにいるんだから、 俺はだいじょーぶなんだよ、ユキ。
[ 穏やかな声でそう言っては、 辛うじて歪に落ちる影を見つめている。]
(576) nabe 2020/06/27(Sat) 13時頃
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……バカはバカだろ。 変な気ぃ遣ってんじゃねえわ。 余計に心配すんだろが。
[ 先ほどまでよりも滑らかに、 すらすらとこみ上げる言葉を吐く。>>553]
……や、それはほんと、 こっちの問題なんだけど、 なんとかなってほしいわ、ほんと。
(578) nabe 2020/06/27(Sat) 13時頃
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……まろやかなユキ。 イクトあたり、超喜びそー。
[ スマホ持って突進してくると思う。 ……じゃなくて、まあそんなもんか。 頭ン中のぞき込んだわけでもないし。
礼一郎は、そうだなあ。 ……レモンティーは嫌いじゃなかった。 なんてね。寒い時期は飲むものに困る。]
(579) nabe 2020/06/27(Sat) 13時頃
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……どーにかなればいいんだけどな。 魔法みたいに全部。うまくいかねえな。
[ 仕方ないよね。人間なんてそんなもんだ。 ──って、礼一郎は思ったりもするけど、
礼一郎が隣でこんな顔してんだから、 そっちはゆっくり折り合いつけなよ。
だいじょーぶ、と声が降るのを、>>556 礼一郎は、ならいーけど、って聞いている。]
(580) nabe 2020/06/27(Sat) 13時頃
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過ぎ過ぎうるせえ。 安心しとけ。今くらい。 ……そのためにここにいんだろ。
[ お返しもお駄賃もいらないんだけど、 少なくとも今日の分はもらっちゃったな。
──ってふうに、 礼一郎は手にしてたボトルに口をつける。
くすくすと笑い声が降ってくる。>>556 目元に動いた腕を横目で見なかったフリして、
空いているほうの手、うんと伸ばして、 慣れないなりに不器用に、 撫ぜようとして──、その髪をなぞった。*]
(581) nabe 2020/06/27(Sat) 13時頃
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/* 全然ちびになるつもりなかったのに、 2回連続で1d10で1を突き付けてきたラ神が憎いよ。
ゲーム会はちょっとあとになるかも! 見てるけどロル書きが怪しい感じに少々なります。 夕方までには〜〜
(-692) nabe 2020/06/27(Sat) 13時頃
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/* 挟んでんの気づかなかったすみません
ちょっとだけお外に出てきます ロル書き続きは、村中常にロル書いてたい人種なのでお気になさらず……
(-694) nabe 2020/06/27(Sat) 13時頃
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/* 戻りました! えーーーーーん愛宮ほんとかわいいですね そういえば序盤ずっと愛宮ちゃんかわいいけどこわいよおって言ってたの、 蓋開けてみたら2回目ですごい笑っちゃいました ゆらさん女子におびえる委員長たち
(-697) nabe 2020/06/27(Sat) 14時半頃
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── /辰美家──
[ ゆらん。と傍らの頭が揺れて、>>561 だらりと垂れた長い髪にぎょっとする。
人の家で胡坐をかいて、 人の持ち物たるコントローラーを握っていた。
対戦ゲームとかするの久々で、 いや、だから一人でゲームとか、 そこまでやり込んでないって(笑)
でも案外、体? 指? が、 覚えているもんだなあって礼一郎は思う。]
(595) nabe 2020/06/27(Sat) 14時半頃
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[ あいにく暇じゃなくって、とか。 一斉送信で受け取ったメールは、>>410 そうっとしておこうとも思ったんだけど。
……そう、約束したんだっけ。>>5:+218 なんやかんやあって、 阿東礼一郎、ここにいます。ふつうに。]
(596) nabe 2020/06/27(Sat) 14時半頃
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……やり込んでねえわ。 んなしょうもない嘘つくか。
ま、こんなん慣れなんだから、 帰るまでには一勝くらいできんじゃねえの。
[ 短い2,3文の中で矛盾している? 聞き違いか気のせいじゃないかな。
いかにも辛いですって色をしたお菓子に、>562 礼一郎は他人事みたく、うわあって顔を顰めてる。]
(597) nabe 2020/06/27(Sat) 14時半頃
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ほら、ユキにでも鍛えてもらえ。 リベンジならいつでもどーぞ。
[ 順番待ちをしているやつに、 コントローラーをぽいっと渡して、 さらなる高みへ綿津見を押し出そう。
スパルタなんかじゃないよ。 あいつに勝てれば打倒・礼一郎は余裕だろうし。
敗北を知って成長するんだろ? ……あ、逆だっけ。まあいいや。
部屋の後ろのほうで飲み物を口にしながら、 礼一郎はゆるりと騒がしい空間を眺めている。*]
(598) nabe 2020/06/27(Sat) 14時半頃
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/* 見た。ゆるゆるとお返事を書きます。
>>-698 愛宮 怖くなかったー! です!! 愛宮ちゃんかわいいね。 ボランティアしてたあたりの警戒度がMAXでした。 愛宮ちゃんにはおいしいもの食べてにこにこしててほしい。
(-700) nabe 2020/06/27(Sat) 14時半頃
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──ある日の放課後──
[ まろやかじゃない礼一郎は、 喜多仲には喜ばれなさそうだな。
滑らかとは言い難い言葉を聞いていた。>>589 どうやら礼一郎は無自覚にぶっきらぼうだが、
いつもニコニコしていられるほど、 よくできた人間じゃないから仕方がないね。
なんでこうなったんだろうね。>>592 この世にはとにかくそういうことが多いもんだ。]
(599) nabe 2020/06/27(Sat) 15時頃
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[ 礼一郎の動きに素直に頭が傾けられるのを、>>593 「 ん 」って、目を細めて見ていた。
足りないったって、>>594 やり方がよくわからないんだからさ。 礼一郎はややぎこちなく、 やさしい手付きのつもりで、その髪に指を通す。]
(600) nabe 2020/06/27(Sat) 15時頃
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[ 奢りとか何もなくたって、 こうしてあたりまえに隣にいてくれることで、 充分なくらい返されてるよって、礼一郎は思う。]
(601) nabe 2020/06/27(Sat) 15時頃
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……ありがとな。
[ そいつが目を閉じている隙に、>>594 礼一郎は穏やかにそう呟いた。
少しの間、そう、隣にいて。 「 足りた? 」なんて、茶化すでもなく。
ずいぶん日の落ちた屋上じゃ、 昼間ほど表情も見えないんだろうし、 照れててくれても、別にいいよ。*]
(602) nabe 2020/06/27(Sat) 15時頃
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──病院内──
[ 何にしようかな。の行き着く先が、>>605 巨大パフェだなんて礼一郎は知らないし、
あのさ、聞きたいんだけど、 女子の目にはあれ、うまそうに見えるの? 委員長はたぶん、ちょっと遠巻きに見てますが、 いいんじゃないでしょうか。みんなで。
みんなが揃うくらい先の話。 ……になるなんて思っていなくて、 礼一郎は簡単に未来の話をしてしまう。
自分の首絞めるの、そろそろやめましょうか。 でも、みんながパフェを食らいつくすとこ、 想像しただけでも、結構楽しそうだった。]
(619) nabe 2020/06/27(Sat) 18時頃
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……どうかな。 俺のすること、そんななかったよ。 働き者ばっかだったしなあ。
[ 文化祭の中心メンバーなんだから、 ある意味あたりまえかもしれない。
礼一郎がやること。 そんなにあったかな? と思って、 冗談みたいに笑っている。
奉仕活動も楽しかったですよ。 これはほんとに、嘘じゃないです。]
(620) nabe 2020/06/27(Sat) 18時頃
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[ 礼一郎よりもう少しやさしく、 愛宮はもうちょっとだけ、と言う。>>608
礼一郎はそれが、やっぱり、 愛宮らしいなあって思って、
……バカにしてるんじゃないよ。 逸らされた視線を追って、少し笑っている。>>609]
(621) nabe 2020/06/27(Sat) 18時頃
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……欲張り、だけど。 そーだな。もうちょっとくらい。 なんか、力になれるといいよなあ。
[ 同意を込めて礼一郎は言ったんだけどさ、 そのみんな≠ノ礼一郎も含まれてるなら、
もう少し先の話。 クラスのみんなからのお花。 代表として持ってってくれたのは、>>584 もうちょっと、の一環だったり、……しない?
そうだといいなあって、 礼一郎はたぶん、ちょっとだけ思ったりもする。*]
(622) nabe 2020/06/27(Sat) 18時頃
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/* ※ふつうにPLが礼一郎のお見舞い描写で、 クラスからの〜の描写をしなかったからな気はしている。
でもクラス代表面あんまりしたくなかったので、 ここぞとばかりに乗っからせてもらったという話。
ユキもありがとう〜読んで返す。
(-705) nabe 2020/06/27(Sat) 18時頃
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