169 きみがおとなになるまえに
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……私も、ショコラといるのが何よりも幸せですよ。
[流石に、往来で彼女を抱きしめるような真似はしないけれど。]
貴方がこどもでも、そうじゃなくても。 せんせいは、貴方の――ショコラのことが、大好きなんですから。
[ね、と悪戯っぽく笑う様に、少女はどんな顔をしたか。 何にせよ、その反応が拒絶でない限りは、その小さな手を引いて、再び街を歩き始めるだろう。]
(164) 2015/09/20(Sun) 23時頃
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[その手が握り返されること。 彼女の笑顔が、此方を向いていること。 彼女の幸せに、自分が居るということ。
他者から見れば、些細と思えるであろうこと。 その事実に、紛れもない安堵と満足感を感じている自分は、 ああ、やはり、どこかおかしいのかもしれない。
それでも、この手を、 “ショコラ”の手を離すつもりはない。 今も、そして、これからも。*]
(165) 2015/09/20(Sun) 23時頃
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…ご招待はよろこんで。
[ショーを見たかったのは仕事の一環だ。 貴重なこどもの歌って踊る姿を書きとめろ、との上司の仰しつけ。
金を稼げるのなら注文通りに書いただろう。 だが、今はどうだろうか。 この旧き友の苦しそうな生活をみて、「楽しそうな」記録は書ける気がしない。
尚更、確かめたくなった。 ついでに、嫌いなのはショーではなく、 ショーで働くあの男よ、と告げながら。
やがて、少女は答えではなく、まどろみに彷徨うだろうか。>>114]
(166) 2015/09/20(Sun) 23時頃
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――問いたいのは、アナタの本音。 ショーが終わった後、休みが取れた時。 いつでもいいから、どうしたいか、答えをお聞かせくださいな。
[軽い少女の体を姫の如く抱きあげて、 マスターには、ツケといて、といいながら、店を去る。
黎明の空を歩きながら、こっそり宿へと戻り、 自分の部屋のベッドにゆっくりと寝かせるだろうか。
少女が帰ってこない言いわけなんか、後から考えればいい。 悪い事なんかすこしもしちゃあいないのだから。なんて。
女はそんな夜明けであっても、いくら友人にそれを告げられても、 変わらぬ、いけすかない女だった。]*
(167) 2015/09/20(Sun) 23時頃
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[紅茶の香りが届くまで。 少しだけ姿勢を正して、膝を叩いて、
ぴたりとあった灰色から、少しだけ眼を反らし。
──此まで押し込めてきたものが、多すぎて。何から聞かせれば良いものやら。 一番、彼女に大切なこと。これからを、語るには。]
───、オーレリア。 君は、おとなになりたいかね。
[教えて、という言葉には、似わない質問返し。]
君は、もうすぐ、12歳に成る。 12歳になれば、もう、 こどもでは、無いのだよ。
[おとなでも、無いのだけれどね、と。 曖昧な其の間を、曖昧に濁して。 其処で、一度言葉を切った。続く言葉を、少し、選んで?]
(168) 2015/09/20(Sun) 23時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/09/20(Sun) 23時頃
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[手を引きながらたどり着いた席は、随分と見晴らしの良いもので。 ますます、レオナルドの正体が謎に包まれた。
が、今はそれは置いておいていい。
ブザーが鳴って、客席の照明が落ちた。
スポットライトの中央に、一人の少女が圧倒的な存在感を伴って佇む。
そして、ショーが始まった。]
(169) 2015/09/20(Sun) 23時頃
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[はあ、と感嘆の息をそっと漏らす。 きっと、あの子は養殖の子だ。
でも、いやだからこそなのかもしれない。 純粋で無垢な声は、シアター中を魅了していた。*]
(170) 2015/09/20(Sun) 23時頃
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― 翌日・早朝 ―
[小さな劇場のガラス扉、 何日か前から”CLOSED”の看板がぶら下がったまま。 ぺたり、と内側から新しい紙を貼りつける。
閉店のおしらせと、簡素な文だけが添えられていた。 借りていたこどもたちには、手切れ金としは多すぎるお金を渡した。 今働いているところをやめてもおつりが返ってくるくらいの。 金で全てが丸く収まるなんて思っていない。けれど、今自分に出来る事なんてこれくらいしかない。
どうか、あの子達がきちんとおとなになれますように。 優しいおとなと、出逢えますように。
閉じられたカーテンが、もう開くことはなかった]
(171) 2015/09/20(Sun) 23時頃
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さようなら
[誰もいない店内に、お別れを。 一度だけ振り返ると、ガチャリ、と鍵をかけて。 誰かが、そう。身寄りのないこども達がいればここを使えるようにと、ポストの中に仕舞った]
(172) 2015/09/20(Sun) 23時頃
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── キネーン:シアター ──
[ その幕が再び降りたとき、 周りのおとなたちは、わあっと、 惜しみない拍手を、歓声を、少女に送った。 少女も、同じ。懸命に手を叩く。
ときおり、どこかから、 鼻をすするような声が混ざる。
ねえ、ハンカチを、 目頭に当てている人がいるのは、なぜでしょう。]
(173) 2015/09/20(Sun) 23時頃
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[鞄の中には、旅に必要なものと。 およそ30年分のくすり。 あの地にこれがあるか分からないから。沢山詰め込んで。 無ければこれが無くなった時、自分は生涯を終えるのだろう。 それも悪くない。心残りはないのだから]
お待たせ、マリオ じゃあ行こうか
[あたたかい手をぎゅう、と握りしめた *]
(174) 2015/09/20(Sun) 23時半頃
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/* うーん、うん。 マリオごめん。無理やり締めくくったごめん。
(-26) 2015/09/20(Sun) 23時半頃
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おとなに、成るということは。 ──柵に捕らえてしまうことだと、此まで、ずっと、考えていた。
[家を、継がせる。若しくは。 嫁がせる、ことと。 ファミリーネームの、呪いに近い重みに負けて、境界から踏み出せない思考の上で。]
君に、そんなものは似合わないと、 こどもである君には、未だ早いと、
[選びながら、ぽつり、ぽつり。]
de Torres、…ファミリーネーム位は伝えていたかね? 君に与えていない此の名には、面倒くさい諸々が付いて回る。 要らないものが、沢山。
──もし、君が おとなになることを望むなら。 聖女に此の名を継がせるくらいなら、二人で、
(175) 2015/09/20(Sun) 23時半頃
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──出ていってしまおうか、このちいさなせかいから 。
(-27) 2015/09/20(Sun) 23時半頃
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[震える声は、ばさり、切り捨てられるように返されて。 それとは裏腹な、とても優しい動作で頬を包まれる。 震えも、恐れも、彼に伝わってしまうだろう。 それがひきつるほど怖くて、 泣きたいほど 安心した。
絞り出すような声に、諦めないそのつよさに ぎゅぅと、目を瞑って。 そうしないと涙と共に抑えが聞かない気持ちが溢れそうで。]
逃げたなんて、思ってない……
だって お前は知らなかったじゃないか あの日に手術があったことも 俺も気持ちだって、全部、全部 だから ――おまえは、ヴェスは 何も悪くないじゃないか
[零さないようにと押しとどめた気持ちは、それでも 唇から じわ じわ と、濡れだすように溢れていく。]
(176) 2015/09/20(Sun) 23時半頃
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[ぽつり、まるで駆け落ちのやくそく。 嗚呼これも、ずっと前、過去の聖女に語ったような。]
(177) 2015/09/20(Sun) 23時半頃
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[───さぁ、帰ろう。俺たちの家に。]
.
(+0) 2015/09/20(Sun) 23時半頃
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ほんとは、ずっと前から気づいてた 恨んでなんかない、 だけど…
…もういいよって 言ったら ヴェスは、手を放して行ってしまう そう思ったら、許してるなんて いえなかった
[それは懺悔。 諦めたはずの彼が戻ってきて、曖昧なまま縁は再び結ばれた。 それが千切れるくらいなら、そう身勝手に思って。 こころを隠したまま、罪悪感だけが膨らんでいった。 ]
(178) 2015/09/20(Sun) 23時半頃
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──キネーンシアターにて:とある、始まり──
──君はもう、舞台に立たなくて良い。
[舞台と、客席。 ずっと、その距離感でしか出会うことのなかった白い子どもを目の前に。 藤色の大人は、一方的ともいえる傲慢さで、言葉を告げる。
その物言いはまるで、許しを与える言葉のようだったけれど。 実のところは、どこまでも、藤乃の欲でしかなかったのだろう。 "シルク"は、確かに表情の少ない子どもだったけど、決して、ショーで歌い踊る日々を疎んじていたわけでもなかっただろうから。 彼が──彼の歌が、"商品"として消費されゆくだけの未来を嫌悪してしまったのは藤乃の方で、それを回避するために、"商品"として彼を買ったのもまた、藤乃だった。]
(+1) 2015/09/20(Sun) 23時半頃
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[けれど、取り繕うことを覚えた、こんな時ばかりずるい大人の顔をして。 藤乃は、子どもへと笑いかける。
歌うことを禁ずるわけではない、自由に歌っても良い。 行きたいところがあるならば、何処へだって連れていってあげる。 だけど、舞台にはもう立つことはないだろう。 そんな幾つかの条件をさらさらと伝えて、最後に"名前"を呼んだ。]
ゆき、
["シルク"ではない呼び名に、込めたのは欲だ。 ステージを降りて、俺と共に来てほしい、と。 どう上手く取り繕ってみたって、子どもにとってみれば"見知らぬ大人に、突然買われた"だけの話。 殆ど逃げ道なんてないようなものなのに、まるで、選択肢を与える優しさを誇示するように。]
(+2) 2015/09/20(Sun) 23時半頃
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[終わらない舞台はない。
幕が下り、照明が戻る。 それを合図に、拍手の音がシアターを埋め尽くした。 勿論、自分も手を叩く。
彼女はどれほどの時を、ここで過ごしたのだろう。*]
(179) 2015/09/20(Sun) 23時半頃
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──帰ろう、ゆき。俺たちの家に。
[そんな言葉で誘いかけて、子どもが手を取るのを待ったのだ。 そうして"ゆき"が手を取ってくれた、その内心で何を思っていたのか。
ずっと、ずっと、知ることはなく。 ──聞くことも、なかった*]
(+3) 2015/09/20(Sun) 23時半頃
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[ すばらしかった。なにもかも。 歌や、踊りや、それを彩る演出、衣装。
ホールを後にしながら、少女は上機嫌に、 聞いたばかりの曲を口ずさむ。]
── こんぺいとうのお舟 良い旅になるわ、
[ どこか調子外れな自らの歌声に、 少し歌ってから、すぐにやめた。 肩をすくめる。]
(180) 2015/09/20(Sun) 23時半頃
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ステージに立つには──きっと、時間が必要ね 練習するために、うんと時間が
[ きっと、気が遠くなるくらい練習したのね、と、 少女は軽い調子で囀る。 だって、彼女は、どれほど同じ舞台を、 同じ日を繰り返したのだろう。 想像もできないこどもは、軽い調子で口ずさむ。]
── ねえ、ジェフ ずっとこどもでいるって、どんな気持ちなのかしら
*
(181) 2015/09/20(Sun) 23時半頃
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/* マリオ……(´;ω;`)
(-28) 2015/09/20(Sun) 23時半頃
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/* 画面がにじむ……
(-29) 2015/09/20(Sun) 23時半頃
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君がこどもでいる、という選択も、 ───私は否定しない。
[セカンドバッグの奥、数年前に押し付けられたとある"紹介状"。 ちいさなこどもを持つ親へ、と書かれた目を閉じられた手術の話。 後継ぎが確実に居なくなる、その方法を家はけして認めはしないだろうが、もしかしたら、何時か必要に成るかもしれないと、忘れた頃に思い出すように仕舞ってある一枚の紙切れ。 瞼の裏に、紙切れの細かい部分までを再現して、]
──ショーに立つ、等といったら流石に止めるが、ね。 こどもがこどものまま、謳歌できるのなら、それは、
[微かな羨望、胸の奥に有り続ける其。]
──其れもそれで、良いのではないかな。
[家の柵からは解放されて、保護者と共にこどもとして謳歌する。 其は、けして叶うことの無かった学者の、小さな憧れでもあり。]
(182) 2015/09/20(Sun) 23時半頃
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[──そして、嗚呼その時は。 保護者足り続けようと、思う。紙切れと共に仕舞われた小瓶、此まで使われてこなかったくすりの一部が、其処に有る。]
(183) 2015/09/20(Sun) 23時半頃
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ばか、ヴェス… お前には、もっと別の未来だってあるんだ それを始めるには、今ならまだ間に合う お前に見合った誰かが この世界には きっといるから
……それでも、さ 繋ぐべき手が、今目の前にあるっていうならさ
[つっかかる声を、丁寧にほぐしていくように ひとつずつ、ひとつずつ、言葉を紡いで。 一呼吸の後、大きな瞳が彼を見据えた。]
(184) 2015/09/20(Sun) 23時半頃
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今度は、お前が選んでくれよ
一緒にいたいかなんて、聞くまでもない 今も昔も、俺がねがうのは一つだけだよ
[大粒の涙が、ぽろぽろと頬をすべっていく。 それでも、浮かべたのは――]
今度こそ、連れ出して きっと 今なら、一緒なら 楽園だってどこだって、行ってやるさ
そのために、待ってたんだ 何もかも受け入れたなんていいながら それでも、ずっと、ここで ――ヴェスのことを、待ってたんだ
[鼻も頬も真っ赤に染めて、包む彼の指さえ濡らして それでも告げた言葉は、むけた笑顔は 一つだって偽らない、ホントのじぶん。**]
(185) 2015/09/20(Sun) 23時半頃
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