159 戦国 BATTLE ROYAL
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ほら、とっておきの僧坊酒だ。 景気付けにくれてやる。
[山芭に投げ渡す徳利の中身は、所謂清酒。 湧水と米の旨さに定評のある土下の地は、酒もまた好い物が造られる。]
お前等も、どうだ一杯。
[山芭以外にも、無論、誘いをかける。 それから、どこぞの木の上に潜むもうひとりに。]
………どうだ、そこのお前も。 一杯やって、酔って、ついでに軍勢暴露していかねぇか?
[にやりと、木の上を振り返る。 長らく影として生きてきた身、別業ではあるが潜む影の気配を察する程度のことはできる。 さて、他にも気付いていた者はいたろうか**]
(138) 2015/05/17(Sun) 03時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 03時半頃
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―回想・頭痛の種―
[関ノ原へ向かう前から領内に起きている異変] [おとなしかった農民の蜂起が起こるようになっていた>>106]
また蜂起なの? 変ね、今までこんなことなかったのに。
[民の要求は何かと耳を向けて驚いたのは] [年貢軽減と異教の排除]
何を信じるか、好きにさせたのがいかんがちや?
[それとも他の何かが……?]
(139) 2015/05/17(Sun) 05時頃
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[蜂起の裏に赤嵐寺の影があるのに気付いたのは] [関ノ原へ出陣する直前の事だった]
坊主ごときがまぜこい事を。
[当主たる碧如が西軍に連なると知れば] [たっぷり礼をしなければと思うのだろう]
[この時はまだ] [領地に残してきた民の一部が赤嵐寺の手勢となる>>100など] [知りようもなかった*]
(140) 2015/05/17(Sun) 05時頃
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―回想・花柳藤との邂逅―
[あれは数年前] [縁ある大名の戦に援軍として出向いた時の事]
[味方の陣を盾に、敵将の命を狙って待ち構えていた] [不意打ちでも構わぬから、必ず首を取れと] [そういう役割を任されていたからだ]
[そのような真似は隅慈の恥だと断ったが] [当時はまだ未熟なれば断ることもできず―渋々受けた]
[今はそんな卑怯な真似、しろと言われても【絶対に】やりはしない] [後世に至るまで、武士としての恥だと今も思っている]
(141) 2015/05/17(Sun) 05時頃
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[死角から放った数発の弾は、すんでのところで防がれて>>105] [ち、と舌打ちをし―] [不意打ちに不満げな子供に銃口を向けたまま]
なんとしても首を落とせって言われたからさァ、 どんな猛者のかと思ったけど…… こーんなガキじゃ面白くもないねェ。
[言い終わると共に、両手の銃の引き金を引く] [火種に弾かれて、また数発の弾が、若く白い将の肌を掠めていった]
今はアタシが面白くないから、お預けにしてやるよ。 機嫌も悪いし。 次に会ったら――、愉しみましょう?
[言い放って、銃を納めた] [相手が引かぬようならもう一度銃を手にしただろうが] [はたしてどうだったか*]
(142) 2015/05/17(Sun) 05時頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 05時半頃
愛人 スージーは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 05時半頃
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/* 撃っといてお預けにしてやるって結構勝手だったなこれ。 深夜テンションと機嫌の悪さが原因かな。
鉄砲隊なんだから待ち伏せ&死角から射撃は十分あることだし、 ちょっと頭固いかなーと思ったんだけど、 さすがに卑怯な真似はしないなあって。
接点を作ってもらえるのはとてもありがたいんです。 ですが、うーんちがうなと思っちゃうものには 合わせながらも違和感は残るのでそこはやっぱり、ね。 これから続けるモチベーションの為とか、落ちた後の事とか。
(-46) 2015/05/17(Sun) 09時頃
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/* ……やばい、スージーで方言喋るとなんともハマってやばい。
もっと訛らせたい。 なに言ってるかわからないくらい訛らせたい!!!
(-47) 2015/05/17(Sun) 09時半頃
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……ちっ、気付かれたか。
[>>138あの家紋。土下家の当主と思われた。 唐突に話しかけられ、顔を歪ませる。 仕方ない、と木々の隙間より姿を現した]
酒を飲みたいのは山々だが。 生憎、風間は金以外のことでは転ばないのでね。
[カザマ、とわざわざ名乗ったのは。自らの里の宣伝のため。 金さえ積めば、いつでもあなた方の味方になりますよ。と]
おお、怖い怖い。足軽の皆さんがすごい形相で見つめていらっしゃる。言われずとも、そろそろお暇させてもらいますよ。
[当主たちに混じった、見知った顔に軽く目配せして。 何の気紛れか、文を結んだ苦無を投げた]
それでは。
[どろん、と煙玉が炸裂して。忍びの姿は掻き消えるだろう**]
(143) 2015/05/17(Sun) 09時半頃
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沙魅助様
お久しゅうございます。 ますます当主たる面構えになられて、 ご健勝の事とお慶び申し上げます。
残念ながら、今回は敵同士でございます。 ご容赦はいたしません。
しかし、あなた様もご存知の通り。 金子さえ積んでいただければ、 いつでも風間は馳せ参じますゆえ。
(-48) 2015/05/17(Sun) 09時半頃
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風間は任せよう。 なあに、憂慮はねえさ。オマエは強い狗だ。
[露蝶の冷ややかに見える白肌(>>133)を眺め、 次いだ話には暫しの間を置き――頷いた。 李家を、忍に任せた奇襲で“今”落とすつもりはない、と。]
……姉上の身、甥の明日を潰すのは気が進まん が、李の考え次第ってところではある。 それと、伸睦殿は共に茶を飲むには良い男でな。
[この戦、鷹船は東に勝機を見ていた。
取り潰しの憂き目に遭うくらいならばと西の要請を斬り、 山芭や土下に同盟関係を乞う文を飛ばした。 勝軍側に付かねば“その先の天下”は狙えん。]
(144) 2015/05/17(Sun) 12時頃
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土産、期待してんよ。
[露蝶が溶けた闇から目を逸らせて、 表情、背筋を正す事もなく馬の腹を蹴り。 咥えた干し芋しゃぶりながら山を登った。
山頂は、もうすぐだ。
辺りを探った兵からの報告によると 山には山芭をはじめ土下や黒根も在るらしい。
今日の盟友は明日の敵と成り得る乱世。 どういった猛者たちで有ろうかと胸を鳴らせ、 にんまり緩んだ笑みを作ったまま、頂へ。]
(145) 2015/05/17(Sun) 12時頃
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―山頂―
こりゃ、驚いたね。 まさか黒根の殿様が猫の仔とはな!
[頂での茶会、鷹羽をあしらった兜を取ってすぐの事。 黒根の黒猫と「ミケ」なる大猫を見るなりはしゃいだ。 触っても構わねえか?触るぞ?触るぞ? ……「ミケ」の背に触れようとにじり寄ったりもした。
八重姫への挨拶は、その後。]
噂に違わぬ麗しき八重姫よ ……って挨拶口上用意してたが、やめときますわ。 お元気そうで何より。
――富楽殿も、……いいねえ、土下の酒か。
[そして挨拶もそこそこに、酒に食いつく。 酒の肴に羊羹……案外合いそうで結構。]
(146) 2015/05/17(Sun) 12時頃
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ほう、あれが風間。ほう。
[土下に暴かれた顔を覗かせる風間の忍は、 姿と声を記憶する程度に見ておく。 露蝶が言っていたのは、あの男の事だろうか。
金で動く風間の忍。 煙に紛れて消えた男を見ながら思う事はひとつ。 (露蝶に渡す報酬も もう少し増やした方が良いのだろうか……)
やや場違いな思考は、羊羹を*噛み締めながら*。]
(147) 2015/05/17(Sun) 12時頃
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/* 隅慈さんごめんなさい(土下座)
うん、隅慈に向けた過去ロルは確かに確定でやらかしてた…。 どうしてこう、無駄に細かく描写を入れて人の嫌なところを踏み抜くかな…orz せっかく受けてくださったのに。
(-49) 2015/05/17(Sun) 12時半頃
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[>>142ガキじゃ面白くもない。言い終わると共に放たれた弾丸が数発、露出した肌を掠めて筆ではいたような朱い跡をいくつか残す。]
あはっ おねーさんが遊んでくれるの?
[新しいおもちゃを見付けた子供のように無邪気に笑って、肌の血を指先で拭いぺろりと舌先で舐める。 目の前の敵をねめつけるその目はまさに戦狂い。
ジャラ…と、その手に持つ関節剣から太刀が奏でるには不自然な音が鳴った。 銃を収める相手にやらないの?と首をかしげるが、背後から一度引くことを伝える伝令の声が聞こえれば不満そうに唇を尖らせた。]
もぉー。 ねぇ、おねーさんは強い?
[目の前の相手が誰かも知らず、無邪気にも見える様子で問いかける。 関節剣をひとつ振れば、百足の足のようにいくつもの刃を持つ鞭はジャラリとうねり一本の太刀へ。そのまま鞘へ納めれば、こちらも今は争う気なしと相手へ伝わっただろうか*]
(148) 2015/05/17(Sun) 13時頃
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[山を登り続ければ、ようやく何処かの殿が見えた。 木々の隙間、高みに見えるのは花柳藤と祭文が掲げる旗と認めれば、黒鎧の近くに咲く白牡丹へと距離を詰める。]
お久しぶりね景虎様。 いつものとおり、綺麗な誂えだわ。 [儚げな顔だが、戦場では虎を抱く名にふさわしい活躍をする御仁だ。 戦場に出た数はともかく、兄の亡き後当主として戦場に立った数は景虎よりも少ない。 己の歳の半分に満たない彼だが将としては先達である景虎への接し方にまだ多少の戸惑いを感じつつ、戦場では明らかに目をひく振袖へと視線を向けた。]
(149) 2015/05/17(Sun) 14時頃
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そういえば。景虎様は、西の動向を何かご存知かしら?
[諜報兵は送っているが今のところ報せはなく、あちらの勢力には明るくない。 何か知っていることがあれば、同軍の好で教えてはもらえないだろうか。]
(150) 2015/05/17(Sun) 14時頃
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―回想:数年前―
[それはまだ、沙魅助が家督を譲られる前にして、ミケも幼く、普通の猫と大きさが然程変わらなかった時期の出来事である。]
へええー?君がカザマの忍者にゃ?分身出来るかにゃ? 水の上歩いたり大ガマガエル呼べるかにゃ? 目から光線は出せるのかにゃー?
[沙魅助は、初めて遭遇した忍の者に、やや偏った知識を押し付けてはしゃいでいた。風間小太郎。彼との初の出会いであった。]
あ、お仕事のお話忘れてたにゃ。 ボクん家、少し父上の調子が悪くてにゃ。後継ぎのボクが若いからって、この機会にある大名が攻め込もうとしてるって噂があるのにゃ。本当かどうか、探ってほしいんにゃよ。忍びは諜報活動得意にゃ?
[当時、黒根家の当主であった沙魅助の父は、病に伏せっていた。隠してはいたのだが、長らく公に姿を見せなければ様々な憶測が飛びかう。不安要素を取り除く為、諜報員として沙魅助は風間へと依頼をしたのだった。]
はい支度金にゃ。足りるかにゃ?本当の報酬は後払いにゃー。
[ボクのお小遣いにゃ!と沙魅助は銀が入った布袋を小太郎に手渡した。布袋はずしりと重く、鈍器になりそうな様相であった。]
(151) 2015/05/17(Sun) 14時頃
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[その後、黒根家には他に黒根を狙う大名がいないかの情報も齎され、沙魅助は「猫に小判にゃ」と小判を幾枚か渡して、彼の任務終了と同時に風間小太郎と袂を分かつ事になったが。]
君、腕のいい忍びだったにゃ。 あんまり敵に回したくはにゃーね。 ま、もしも戦場で敵として会ったらそん時はよろしくにゃ!
また困り事があったら、依頼するからにゃー。
バイニャン☆
[沙魅助はからっと晴れた日のような笑いと共に、抱きかかえたミケの前足を振らせて、小太郎を見送った*]
(152) 2015/05/17(Sun) 14時頃
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/* 昨日から結構困惑しているのだけれど、東西軍の認識がごっちゃ…?
あれ? 自分は西軍だよね?東軍じゃない…よね? あれ?あれ??
(-50) 2015/05/17(Sun) 14時半頃
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/* よし死のう(まがお)
あほだ!あほすぎる!! 西です西。私は西。うぇすと。
(-51) 2015/05/17(Sun) 14時半頃
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[小太郎を見送って暫く。 戦場となる関ノ原を目指して山の中を進んでいると、こちらへ向かってくる軍勢に気付いた。
声をかけて来たのは李家の当主>>149]
あー、のぶちゃんだぁ! ふふっ、ありがとぉ。のぶちゃんも、今日も綺麗だね。
[久しぶりに会った伸睦に、景虎は子供らしくきゃっきゃと笑って親しげに駆け寄る。 李家との婚姻関係や同盟関係はないものの、両家の関係は至って良好。 平時には何度か顔を合わせたこともあっただろうか。 女の子のような景虎と、女性のような口調の伸睦。 元服したとはいえ子供の年齢から抜け切らない景虎が、戦抜きにして誰かに懐くのはそういった妙な親近感からかもしれない。]
(153) 2015/05/17(Sun) 14時半頃
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[>>150敵方の情報を求める伸睦に、景虎は小さく首をかしげる。]
んーとねぇ 雪も、それを待ってるんだぁ。
[取って来いをした犬が、お土産を持って戻って来るのを。 とは言わずに。 愛らしい顔で無邪気に笑う。 こうしてのんびりと帰りを待っていられるのは、知らず風間小太郎という忍びを信頼しているからなのだが。
同軍だし、伸睦にであれば敵軍の情報を教えない理由はない。*]
(154) 2015/05/17(Sun) 14時半頃
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あら嬉しい。 綺麗な子にそう言ってもらえるのは誉だわ。>>153
[馬を降りて手綱を臣に任せ、景虎と並んで歩く。 銀の花模様を織り込んだ陣羽織は将になった時に仕立てた気に入りのものだ。 へらと相好を崩して笑いかけた。
李家を訪れる際の暇潰し相手としてよく伸睦と顔を合わせていたからか、戦時でなくとも親しくできるのは嬉しいものだ。茶が嫌いなのか趣味としている茶席への誘いは断られたけども。]
(155) 2015/05/17(Sun) 15時頃
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―山頂―
こんにちはだにゃ。 ボク、黒根家の現当主、黒根沙魅助にゃ! 気持ちは大猫にゃよ!そちらは鷹船殿だにゃ?
[沙魅助は羊羹を食べる手を一旦置いて、背を伸ばして鷹船悠仁を迎えた。>>146 鷹船の家紋を見て察知し、当主へと確認した。]
ミケー、その人は襲っちゃダメにゃー。 鷹船殿、ミケはちょっぴり酔ってるから、気をつけてにゃ。
[またたびの実に魅了されているミケは、喉をごろごろと鳴らしており、大人しい。ただ、じゃれつくとうっかり人間に怪我をさせる恐れがある。
ミケ自身は、沙魅助の命令もあり、近づいてくる鷹船に、尾を揺らして歓迎してみせた。]
(156) 2015/05/17(Sun) 15時頃
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土下殿もお久しぶりにゃね! ご壮健そうで何よりにゃ。
[戦場で活躍する彼が影武者であるという事実を、本物にも面会したことのある沙魅助は薄々感づいていたが、周囲に漏らしはしなかった。確信までは行っていなかったし、それを知ったからとて有益に利用する方法を特に思いつかなかったからである。>>137]
おさけ?お酒は好きにゃ!でも、程々にしとくにゃー。
[戦の前に酔って使いものにならなくなるのは本末転倒である。 けれど士気は確かにあがるので、盃を一杯、受けることにした。]
(157) 2015/05/17(Sun) 15時頃
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あらそうなの。 なら一緒に待たせてもらおうかしら。 うちも何人か出してはいるのだけどねぇ。
[花柳藤が忍を抱えているとは知らないので、どちらが早いかとのんびり考え、背に負う長刀の位置を整える。
李家は忍とは縁遠く、契約を結んだ事はない。 だが、数年前に黒根の当主が伏せっていると耳に挟み、他の大名と攻めこもうかと画策していた際。先んじて計画を潰された原因に忍が一枚噛んでいたとは知っている。 密かに進められていた計画なのに、一体どこで掴んだのか。 興味故、一度お目にかかりたいものだとは思っているのだ。]
(158) 2015/05/17(Sun) 15時頃
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ふにゃん? ありゃりゃ、気付かなかったにゃー。
[木の上に客が居たことに、土下に指摘されるまで気づかなかった沙魅助は、少々悔しい思いをした。ミケならば察知出来たかもしれないが、大猫はまたたびに夢中だったのである。>>138]
おや、君は…… 久しぶりにゃー!
[姿を現した風間小太郎に大きく手を振っていれば、文の結ばれた苦無を飛ばされて。>>143]
あやや、危ないにゃ。この苦無、もらっちゃうにゃ。
[沙魅助は、苦無は穴掘りにいいにゃ、などと言いながら、結ばれた文を解いて、中身に目を通した。]
ほうほう。あの子、今回は西軍に雇われたんだにゃ。
[文で口元を隠し、小太郎のいた木を見ながらにんまり笑った。]
(159) 2015/05/17(Sun) 15時頃
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――容赦なし、か。
ならば、私も全力で相手させてもらおう。
(-52) 2015/05/17(Sun) 15時頃
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[くふくふ笑って、独り言を呟いた。 長い前髪の下から僅かに覗く瞳は、猫のように細められて木を見据えていた。 やがて、ふいと視線を外し。]
お手紙もらっちゃったにゃー。 しまっておいてほしいにゃ!
[座する席を少し外して、沙魅助は自身の臣下へと文を渡しにいった。**]
(160) 2015/05/17(Sun) 15時頃
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