250 ─ 大病院の手紙村 ─
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…………もしかして、
[ この前折った、緑の葉……。 あとから子どもたちが「なくなった!」と はしゃいでいたのを思い出す。 あれは、本当は…… ]
(36) choro 2018/09/29(Sat) 23時頃
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[ 『 わたる 』と僕を呼ぶ柔らかい声がする。 ]
(37) choro 2018/09/29(Sat) 23時頃
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……母さん、おはよう
[ 扉を開けたのは、母だ。 仕事に行く前に寄った、と 少し急いだ様子で話す母さんから 着替えやらなにやらを受け取りながら 思わずじろじろとその顔を見つめてしまった。 ]
えっ、いや、………なんでもない
[ 僕が折った言の葉は、母さんに向けたものだった。 ]
(38) choro 2018/09/29(Sat) 23時頃
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あの、さ かあさん 最近、変な手紙とか…届いてない?
[ 恐る恐る問いかければ、 母はきょとんと目を丸くする。 それから「なにそれ」と首を振り
「そういえば昔にもそんなこと聞かれたね」
……そう、 少し疲れたように、けれど優しく笑った。 ]
(39) choro 2018/09/29(Sat) 23時頃
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……そっか。ううん、それならいいんだ
[ 母にはきっと、あの手紙は届いていない。 元から届くとは思ってなかった。 けど、それなら僕は、もしかしたら 誰かを悲しませてしまっただろうか。
震える文字を思い出す。 ]
(40) choro 2018/09/29(Sat) 23時頃
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[ 可哀想な少年。 そう思われることもあるかもしれないけれど 僕は、不幸ではない。 幸せな人生はきっとこの手で掴めるから
だから、 ]
…………あなたもね
[ 射し込む光に翳すように星空を持ち上げて どうか届きますようにと願いながら 小さく小さく呟いた。
誰かの幸せを祈るあなたへ。 僕より。 ]
(41) choro 2018/09/29(Sat) 23時頃
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[ それから、母さんと少しだけ言葉を交わした。 検査の結果次第で退院が少し早まるかもしれない そんな話もしたりした。 母さんはとても喜んでくれた。 ]
もう帰るの? ………玄関まで送るよ
[ いつもは部屋で見送るのに 仕事だからと帰ろうとする母に 僕はつい、そんな言葉をかけてしまった。
母さんはまた、嬉しそうに笑った。 ]
(42) choro 2018/09/29(Sat) 23時半頃
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[ 一階まで降り一歩後ろを歩きながらロビーへ向かう。 こんなに小さかったっけ。 少し痩せたようにも見える母を横目に見ながら 途中、何度か口を開いては閉じる僕。 伝えたい言葉があるのに どうしても、うまく声にならなかった。 ]
お……かあ さん、
[ ようやく絞り出した声は少し掠れていて けど、病院を出ようとした母を呼び止めるには 十分な大きさだった。 ]
(43) choro 2018/09/29(Sat) 23時半頃
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………いつも、ありがとう 心配ばっかかけて、ごめん
来てくれてうれしかった
(44) choro 2018/09/29(Sat) 23時半頃
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寂しいときには寂しいって 痛いときには痛いって 会いたいときには会いたいって ちゃんと伝えられるような そんな人になりたいって、思います
(-138) choro 2018/09/29(Sat) 23時半頃
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[ 昨日、手紙に書いた言葉。
僕はなりたい僕になるために せめて一番近くにいる 大切な家族には 直接言葉で伝えなきゃ、って。 ]
父さんとも、ゆっくり話したい ……なりたいものがあるんだ
[ 母を真っ直ぐに見つめそう告げれば うん、と大きく頷いてくれた。 光が映りこんだのか瞳が潤んでいるように見えた。]
(45) choro 2018/09/29(Sat) 23時半頃
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急いでるのに呼び止めてごめん
…………いってらっしゃい
[ 片手を上げながら笑みをみせれば 母も同じ顔をした。
……ああ、いま、思い出した。 僕の幼い頃の願いは ]
(46) choro 2018/09/29(Sat) 23時半頃
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[ みんなに笑ってほしい ]
[ そんな、単純なもの。 笑顔を向けられることが一番の望みだったんだ。]
(47) choro 2018/09/29(Sat) 23時半頃
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「 ぼくのねがいは かなっていますか? 」
[ 問われたなら、イエスと答えていいだろうか。 母の笑顔を見送りながら そんなことを考えていた。 ]
(48) choro 2018/09/29(Sat) 23時半頃
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/* (これからケーキを食べに行く)
(-139) choro 2018/09/29(Sat) 23時半頃
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[八国メイ
その名前に、等号で結べる肩書を一つ、つけてみよう。 とびっきり、ステキだけど とびっきり、わかりやすいのが良い。
考えてみる時に、何処を見たら、いいのでしょう。 ぐるぐる見回すメイの世界は
していた どんな色を、しているんだっけ?]
(49) ほるむ 2018/09/30(Sun) 00時頃
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[広くて綺麗なおうちには お花がたくさんのお庭がありました。 リビングには、娘が大好きのお父様がいて キッチンには、ニコニコ素敵なお母様がいて。
ソファーに座って、おいでって、してくれる 綺麗で優しいお姉ちゃんがいました。
周りの子よりも小さなメイと おてて繋いでくれる、二つ上の男の子がいました。 男の子は、劇団の稽古先に連れて行ってくれる子で メイはちょっぴり、気になってたりもしてたの。]
(50) ほるむ 2018/09/30(Sun) 00時頃
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[そうそう、小さい時からね。 メイは、舞台が大好きでした。 お稽古、大変な時もたくさんあったけど メイはやっぱり、にこにこ、楽しくって。
学校に行ったら、お勉強いっぱい。 新しいことを知るのは、楽しくって。
そして、そして、そして────]
(51) ほるむ 2018/09/30(Sun) 00時頃
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[ぜんぶ、あつい光の中。]
(52) ほるむ 2018/09/30(Sun) 00時頃
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[朝起きたら、白い天井。知らないセカイ。 傍には、綺麗で優しいお姉さんがいて お外に出る時に、おいでって、してくれる。
お外には、たくさんのものがあって 音があって お見舞い客さんに、先生たちに、挨拶して それから、喫茶店で美味しいものを食べるの。
“同じくらいの”女の子とおしゃべりして “同じくらいの”男の子にも、こんにちはして。]
(53) ほるむ 2018/09/30(Sun) 00時頃
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[毎日おんなじ一日を 毎日新しい気持ちで過ごしてく。 昨日の無いオンナノコは、毎日誰かをおいてっちゃう。
見えない昨日にさようなら。 過ぎてしまったらそれっきり。 そんな、おんなじ一日に。]
[おんなじじゃないものが来た。]
(54) ほるむ 2018/09/30(Sun) 00時頃
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[ぐらぐらするのは、しがみついているせいみたい。 真っ暗真っ白になるのは、ずっと、おなじものばっかだったから。
アタマ痛い、も、もうないし セナカ熱い、も、もうないの。
カラダはなにも、ないはずなのに たまに、ぷっつん、しちゃったり。
それでも、ペンを手離さなかったのは。 たぶん、こういうことでしょう。]
(55) ほるむ 2018/09/30(Sun) 00時頃
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[たくさんの時間を、重ねたかったの。 お手紙の中に見るメイは たくさんのステキなものに、囲まれていた。 たくさんの優しさをくれた人たちとの たくさんの昨日を、知りたくて。
きっと 何年かぶりに 忘れたくない、って。自分にワガママ、言いました。
形に残るお手紙は とってもとっても嬉しくて でも、もっともっとって欲張っちゃうみたい。]
(56) ほるむ 2018/09/30(Sun) 00時頃
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[八国メイ=幸せな女の子]
(57) ほるむ 2018/09/30(Sun) 00時頃
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[止まった針は埃を被って。 新しい明日も見えなくて。 環状線はくるくる回って。 毎日おんなじが繰り返し。 大事な■も、かくれんぼ。]
[かちりと針が揺れ出して。 昨日のヒカリにオハヨウ。 新しい道が小さく見えて。 毎日楽しいが増えて行く。 大事な■に、コンニチハ。]
(58) ほるむ 2018/09/30(Sun) 00時頃
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[そうしてまた、朝は来る。]
(59) ほるむ 2018/09/30(Sun) 00時頃
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[オハヨウ、知らないお部屋。 オハヨウ、四角の空。
それから 白い服のお姉さん。 朝、起きたアタシはね あれれ、ここ、どこだろう? って 怖いのもなんだか、なくって。
なんだか 困ったみたいに笑うお姉さんに ここどこ? よりも、 だぁれ? よりも。]
(60) ほるむ 2018/09/30(Sun) 00時頃
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わ、わ、 “オハヨウ” お姉さん!
あのね、アタシね、メイです。 メイ。えっと、八国メイ。
メイね、ガッコ、 あれれ きょー、なんよーび?
(61) ほるむ 2018/09/30(Sun) 00時頃
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[ベッドの上 小さな宝箱を抱きしめたオンナノコ。 たぶん、それを開いたら 前とは違うなんてことも わかりっこない、アタシ。
お姉さんが教えてくれた バッテンのいっぱいなカレンダー 日付だけのカレンダー バッテンついてないのが今日だって 学校はお休みになったんだって。]
(62) ほるむ 2018/09/30(Sun) 00時頃
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えへへ、アリガト! ガッコ、おやすみなんだ。 そと、いーてんき。
[そして、あの、テーブル って まるで、癖になってるみたいに 其処にあるものを見つけたの。 筆箱の、みつばちさんにも オハヨウ して あれれ? って、其処に在るものを手にとったら─]
(63) ほるむ 2018/09/30(Sun) 00時頃
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