169 きみがおとなになるまえに
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― キネーン中心部・ある建物の前 ―
[ ――煉瓦造りの、大きな施設でした。
オーレリアの灰に収まり切らない程のそれを、 先生の手を取ったまま、見上げます。 それは綺麗、とか。美しいとか。荘厳、とか。 きっとそういう表現が合うのでしょう。 キネーンの多くの建物の中、決して埋もれることなく。 その"正教会"と書かれた建物は、存在していました。 本丸、ならば。 オーレリアの訪れた教会よりも、何処よりも。 ずっと、聖なる場所で。 ずっと、ずっと。神に近いのかもしれません。
でも、オーレリアはそんなこと思わなくて。 ]
(121) 2015/09/22(Tue) 14時頃
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お屋敷の方が、ずっと素敵よ。先生。
[ 視線を合わせて、真面目な顔で。 先生の紳士らしからぬ行動は、見て見ぬふりです。 柵も枷も知らない。 神様より願いを叶えてくれる人を知っている。 おとなになりたい"かわりもの"のこどもは、 そんなこと、気にしない。 ]
(122) 2015/09/22(Tue) 14時頃
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― 裏庭 ―
[ おとなとこども、ふたりで路地へと消えて行きます。 オーレリアのプラチナブロンドは、 雑踏の中でも良く映えたことでしょう。
そうしてふたり、踏み入れた、 良く手入れされているのでしょう。 それこそ"綺麗"な裏庭を、 先生の瞳とは異なる緑を、暫し、眺めて。 ]
……お花、持って来れば良かった。
[ ぽつん。 礼儀もしらないけれど、ただ、単純に。 何が好きなんだろうって。そんなふとした疑問。 そういえば、この人だけじゃない。 先生のことすら、あまり知りません。 今更感じたその事実に、なんとなく、寂しくなって。 ]
(123) 2015/09/22(Tue) 14時頃
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[ ようやくぐるりと見渡して、 いくつかある墓碑の中、ひとつ――、見つけた。 死者へ向けたもの故か、 決して派手なものでは無かったけれど。 細かな装飾の施された、それ。
これだ、と。言われた訳ではないというのに。 何故でしょう、ここだ、と、分かって。 オーレリアから先生の手を引いて、 "彼女"の目の前まで歩みます。 ]
名前――、何て、いうの?
[ 挨拶として、お辞儀をひとつして。 そっと、彫られた名前を指先でなぞりながら。 目の前の人と、先生。 どちらに対しても、静かに問いかけました。 ]
(124) 2015/09/22(Tue) 14時半頃
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メモ二連して しまった・・・
(-27) 2015/09/22(Tue) 14時半頃
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墓参りしたら動けるだろか……… こもってしまってる…
(-28) 2015/09/22(Tue) 14時半頃
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――道別れて――
[零れる、とりどりの光の中、そのガラス細工を見上げていた。 聖母を象る、鮮やかなステンドグラスは、このキネーンの教会のシンボルだった。 聖歌うたいでもなく、敬虔な信徒でもないわたしは、ずいぶんと久しぶりに、この光の中にいる。 わずかに朱の交じる光。しばらく前に聖歌うたいとその保護者が、最後の祈りを捧げていたことなど知る由もないまま、静かな教会でひとり膝を折った。
苦悩の助けをもらおうなどと、都合よく神を縋るつもりもないけれど。 せめて親代わりの男とショーを捨てるかもしれない、というのなら、その罪を悔いることくらい許されればいいとここを訪れていた。]
(125) 2015/09/22(Tue) 15時頃
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[目を伏せる。そうでもしないと、なぜだか泣きそうだった。 未だに、芙蓉の言葉は幻影を見せる悪魔の甘言なのではないかと、思いたがる自分がいる。 そうでなければ、あまりに都合が良すぎて、信じられない。 けれどそうであっても、その先にあるものがたとえ楽園でなく破滅であったとしても、彼女の隣を歩きたいと願う自分も、間違いなくいた。
心ははじめから、決まっていたのだと思う。 結論を躊躇わせる重い枷が、少し多すぎただけだ。]
(126) 2015/09/22(Tue) 15時頃
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[ただ、祈っていた。どれほどの時間がたったのか、わからなくなるくらいに祈っていた。 結局、苦悩に神を縋りながら、懺悔も交え、みちゆきの祈念すらも織り込んだ、複雑な祈りになっていた。 誰かが訪れるのならば、はっと弾かれたように組み手を解いたろうが、そうでなければ、すっかり街が夕陽の色に染まるまで、ずっとそうしていた*]
(127) 2015/09/22(Tue) 15時頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2015/09/22(Tue) 15時頃
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[大人の抱く歪な願望が、生み出した場所。 そんな印象はぬぐえない。
だが、ここがあることで、子供の価値を高めている事も事実だと思う。
全てが、善か悪か、白か黒かで分けられるわけがない。 この世は灰に満ちている。]
(128) 2015/09/22(Tue) 15時半頃
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良い点は、良いものですからね。 楽しかった、と感じたなら、それもまたシアターの存在理由になるでしょう。
[彼女などこからともなく手帳を取り出し、何やら書き留めた。
そしてまた、彼女の視線がこちらに向く。]
気ままに、自分勝手に歌うことは多いですが。 音程に難あり、ということろでしょうか。
……それでは。
[背を向け、履物を鳴らして行く彼女の背を少しの間見留め、少女二人を見やった。 柔らかな歌声>>105が流れてくる。 ユウガオ、それが、赤い少女の名だろう。]
(129) 2015/09/22(Tue) 15時半頃
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[ショーへの誘い文句をかけられるゾーイを、ただ見守る。 それも、一つの選択肢。 短い期間の栄光を手にできるかもしれない、そんな選択肢。
ゾーイが望むのなら、それもまた、未来への選択肢だった。*]
(130) 2015/09/22(Tue) 15時半頃
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[煉瓦造りを見上げながら、聖女の言葉>>122に、正ににやりと、機嫌良く─否、外面しか知らなければ、単に珍しく"性格が悪そう"に映るだろう─口角を吊り上げて、]
あの屋敷は私の趣味で出来ているからね。
[あんまり趣味を褒められることも少ない──何故かと言えば、ほんのり成金趣味だからなのだけれど、──此の男、喩え居心地や、馴染みなんかも含めての話としても、上機嫌にも為るもので。 もしかしたら、オーレリアにも珍しい光景だったかも、知れず。]
(131) 2015/09/22(Tue) 16時半頃
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─ 裏庭 ─ [緑の墓所。]
[水と、木と、都会の中心部にしては長閑な、開けた空間。 其の一画に、ぽつん、ぽつんと疎らに墓石が埋まっている。恐らくは、墓を探して来なければ、単に"庭"と認識するだろう位には、景色に溶け込みつつあった。
──此の敷地の中で、唯一、好きなところだった。 過去の聖女は、生ある間一度も立ち入ったことの無い、そんな場所。
彼女を此処へ葬ったのは、学者の、意地が掛かっている。 認められたものでは、無かったから。最後の最後此のくらいは、疵を遺してやりたくて。
少女の落とした呟きに、ふと、]
良いんだ、彼女は── 彼女には、育ちのいい花は、似合わなかったから。
[参り方があるんだ、と、少し悪戯に、こどもの様に、]
(132) 2015/09/22(Tue) 17時頃
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―図書館―
[本を読むようになったとはいえ、所詮子どもの成長。 先生が読むような本>>116はまだ自分には早く、だから自分は児童書などの低い棚から本を漁っていたところ。
子ども向けに読みやすくされた本の中、言い伝えを記された本を見つけた。 あまり読まれていないのか埃を被ったその本に書かれていたのは、子どもと大人が共に生き、平穏な暮らしを送る村。]
……タリン。
[頭の中で、市場で聞いた大人の声が響く。 先生はどこで、どんな暮らしをしたいのだろう。このまま旅を続けるのだろうか。 ページを捲る手を止めて。 背後からかかる声>>117に、慌てて近くに置いてあった絵本を手に取り]
(133) 2015/09/22(Tue) 17時半頃
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はい、あの、わたし達は本を借りられるか分からないけれど… もう少し、ここで読んでいても、いいですか?
[宿まで借りて持っていけるならそれはそれ。 腕に抱いた絵本の姫は、きらびやかな白のドレスを纏い、微笑んでいた。 少しだけここで時間を費やし、図書館を後にする**]
(134) 2015/09/22(Tue) 17時半頃
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[聖女が躊躇いもなく歩いていくのを、何だか不思議な心持ちで、引かれるまま、付いていく。 嗚呼確かに此処だ、と挨拶代わりの御辞儀をする聖女の──勘?なのだろうか。何か不思議な引力を感じて、暫し茫然と。
聖女が名を指先で辿る。読みにくい、装飾された筆記体。 ──María,San]
マリア、と言う。 ──彼女はマグダレナのマリアなんだ。 神を信じていなかった癖に、罪の女と呼ばれるのは喜んだ。 ──だから、聖母ではない。
[聖女なんだ、と。 墓碑の隣、中腰にしゃがみながら、言う。]
(135) 2015/09/22(Tue) 17時半頃
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[然して、唐突に、 紳士足る筈の男は、墓碑に並ぶように、 墓碑の隣に、腰を下ろした。墓碑をなぞる小さな聖女に向かい合うように。 足を伸ばして、そう、まるで少年がするように、伸び伸びと。]
──少し、早いな。
[正面の空に向かって、ぽつり、 太陽が眩しく、其処に有る。]
(136) 2015/09/22(Tue) 17時半頃
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/* 夕顔さんめんどくさい場所増やしてすまないね…>めも
(-29) 2015/09/22(Tue) 17時半頃
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[数日滞在して、わかったこと。 流通している物はキネーンは近くの街と変わらないものが多い。 こどもはこどものまま、おとなも見目が歳と違うものはいない。 お伽噺だ、と思っていたが本当にこんな所が存在しているのだ。
この村の長に聞くと、ここに永住することは可能らしい。 僕みたいな中身と身体が釣り合っていないものも、マリオみたいに身体の時を止めてしまったものも。望めば等しく受け入れてくれるのだそう。 少量だが老化防止剤もあるらしい。 煙草や、酒と言った嗜好品も]
(+16) 2015/09/22(Tue) 18時頃
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[併設している酒場>>+11へ赴けば、そこは大層賑わっていた。 ふたり分の酒と、料理を頼めば正面に腰掛けている彼に尋ねた]
なあ、マリオはこれからどうしたい? ここにはいろんなものがある。 キネーンにはないものも、たくさん。 僕はもう少し滞在してみて、合わないようなら出ていけばいいと思っているけれど。
返事は急いでないから、ゆっくり答えを出してくれればいいよ。 時間もまだ、飽きる程残ってるし。
―― でもまあ、取りあえずは宴といこうか
[運ばれてきた酒を受け取り、 乾杯、とグラスを合わせた **]
(+17) 2015/09/22(Tue) 18時頃
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[ ひとつ、ひとつ、文字をなぞって。 墓碑の隣、視界に映った先生を見つめます。 ]
………Maria、
[ 聖なる名前の、それを復唱し。 あの教会で聞く様な、聖母の?と。 そう問いかけようとして、続く言葉に、黙ります。 オーレリアと同じく、聖女の名を持ったおんな。 だけど、純潔の聖女ではない、――罪の女。 でも、そう言われて喜ぶなんて、 なんだか少し、"かわってる"なあと。ふと思って。 先生と似ているのかも、とも、感じたのは秘密です。 ]
(137) 2015/09/22(Tue) 19時頃
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[ オーレリアは、暫く。もうひとりの"聖女"を見て。 何か言うべきか考えたけれど、やめました。
――また来るのを、赦してくれるかな、と。 それだけ、聖女にそっと思って。
そうして再び、Mariaの名をなぞれば。 手を離して、太陽を背に立ち上がります。 …まるで、少年の様。脚を伸ばして座る先生を、 くすり、笑って見下ろして。素直じゃない言葉。 ]
……先生、紳士じゃなかったの?
[ 灰を細め、笑みは崩れず。 上機嫌なのは、きっと先生だけでは、 ないのかもしれません。 ]
(138) 2015/09/22(Tue) 19時頃
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[ 早い?との言葉には、首を傾げながらも。 戻ることを急かそうとは、せず。
ああもしかしたら、これが"参り方"なんだろうかと、 今の聖女は想像して、ただ、座る先生を見続けて。
柔く吹く風に、ブロンドを靡かせ。 かつて、オーレリアが生まれる、ずっと前。 ―――聖女に焦がれた少年が、満足するまで。 其処に、立っていました** ]
(139) 2015/09/22(Tue) 19時頃
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――自宅――
[教会を離れるころには、ひどく胸の内は静まっていた。 澄み切ったような、想い。これが祈りの力というのなら、あながち神も侮れないと思うほどに涼やかだった。
路地を行き、古いドアを開ける。 断りは入れていたとはいえ、丸一日近く家に帰らなかったこどもを迎えたのは、『おかえり』と『帰ってきたのか』だけだった。 ただショーを終えて帰るだけよりもずっと遅いことを叱咤するような言葉は、三十年で尽きた。 心配と不安に男が落ち着かずに部屋中をむやみにぐるぐる歩き回るようなのも、随分見ていない。 帰り来るのが当たり前だと言わんばかりに、テーブルには買い足したのだろうハムと野菜をたっぷり使ったサラダボウルと、オムレツとパンの夕食が二人分用意されていた。 まるでそれは、おとなが二人で暮らしているのと変わらないような。]
(140) 2015/09/22(Tue) 20時半頃
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ねえ。
[部屋着に着替えながら、男を呼ぶ。]
――本当にわたしがいなくなったら、新しい子を、探すの。
[そんな風に、確かめるように聞いたのは、今までの生活ではじめてだった。 男は迷ったように言葉に詰まり――そしてワインボトルを掴んだ手を、止めた。]
(141) 2015/09/22(Tue) 20時半頃
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[『どうして』男の声は神妙だった。]
ショーをやめて、旅にでも出てみたい気分になったの。 やめ方なんて知らないけど、やめている子はいくらでもいるのだし、やめられないわけじゃないでしょ。
それがいつになるかわからないけど――わたしを、連れて行きたいっておとながいるのよ。
[嘘をいうのは、やめた。はじめて自分の選んだ道をたどるからこそ、嘘やごまかしで、世界を切り開きたくはなかった。 『ははっ、そりゃいい』男は笑う。いつも、軽口を言い合う時と同じその音で、笑う。 『で、いくら出すって?』すぐに金の話になる男は、交渉の場に立てば優位だと、思っていたのだろう。 ただ、自分は芙蓉という女を、この数日で、よぅく知った。]
(142) 2015/09/22(Tue) 20時半頃
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さあ。いけ好かない、性格の悪い女なものだから、ビタ一出さないんじゃないかしら。 いいでしょう? 充分、とうの昔に、次のひとりくらいどうとでもなるくらい、わたしは稼いだのだから。
……ああ、その時、契約の方も打ち切ってくれるって、言っていたわね。 有り難い話。
[ねえ、そのワイン飲まないの、と動きを止めたままの男を煽る。 その”おとな”は、金のなる木がほしいのではなく。愛らしい価値あるこどもがほしいのではなく。 夕顔という、ひとりの人間を求めているのだと、男はそれでようやく悟ったようだった。 男の声が震えていたのと、動きがぎこちなく惑っていたのを見て、はじめて自分は、この男にきちんと愛されていたのだと、実感する。 でも、もう、遅い。]
(143) 2015/09/22(Tue) 20時半頃
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もし、どうしても手切れ金が足りないというのなら、わたしがあとひと月でも、半年でも、ショーで働いて稼ぐわ。 だから、考えておいてね。
[それを最後に、その晩の食卓――否、ベッドで眠りにつくまで、一切の会話は生まれなかった。]
(144) 2015/09/22(Tue) 20時半頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2015/09/22(Tue) 20時半頃
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/*
養殖こどもの夕顔とマリオ(あとクラリッサも)、 読んでいて、こう、 諦めてるけど希望が欲しい感じ、というか。
そういう描写がじんわり染みてきて、いいなあ。
(-30) 2015/09/22(Tue) 20時半頃
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