248 冷たい校舎村6
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[ ──あいつ、空気だから。
って、誰だって一度くらいは、 言ったこと、言われたこと、 或いは耳に挟んだこと。 あるんじゃないだろうか。
子どもなんて単純なもので、 ブーと言われりゃ豚かと笑うし、 神保さんには品のない渾名がつくのが常だ。 ブスの可憐ちゃんはたぶん幸せになれない。
だから、空気みたいな空木への、 子どもたちの気まぐれな意地悪は、 おおよそ十割、視えないフリ。に行き着く。]
(152) 2018/08/26(Sun) 10時半頃
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[ 奇特な少年は、自分から売った喧嘩を、 こちらが買えば獣みたいに小さく唸る>>76。
おもしろいな。と思って空木は笑った。 憎まれ口をたたくくせ、 空木の手元に、青いボールが飛んできた。
両手でそれを捕まえて、 空木はなんどか、それを地面について遊ぶ。]
……友だちいないだろ、おまえ。
[ えい、と投げ返したボールは、 緩やかな弧を描いて、空を飛んだ。
敵意もなにもない軌道を描いて、 相手の元までぽおんと飛んでいく。]
(153) 2018/08/26(Sun) 10時半頃
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知らないけど。 ごっこ遊びでしょ、ただの。
[ 事実、昨日はくうきだった空木が、 翌日はさとしだった。なんてこと、 当たり前みたいにある。とてもよくある。
身体がついてたって視えないこともあるし、 たぶん、空木がひとよりちょっと、 視えづらいだけなのだ。って、空木は思う。
母さんも、空木のことばかり忘れるが、 期待を背負った長男と、まだ赤んぼうの妹と、 比べれば、真ん中が抜け落ちることもあるだろう。
もう、うすうす気が付いている。]
(154) 2018/08/26(Sun) 10時半頃
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……たぶん、おまえも。 視えてないんだよ。ひとからは。
わかってるくせに。 だから、そんな意地悪する。
[ ふん、と空木は笑ってやった。 空木はよい子なので、そんなことはしない。
数度、ボールが行き来して、 空木は尋ねた。どこから来たのか。
少年は言う。”空の向こう”。
空木は数度瞬きを繰り返して、 細い目をさらに細めて空を見た。]
(155) 2018/08/26(Sun) 10時半頃
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[ 夕暮れ時のあたたかみのある朱色から、 夜の深い色に変わりつつある空を背負って、 青いボールを抱えて立っている少年がいる。]
(156) 2018/08/26(Sun) 10時半頃
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[ 少年はひとの形をしている。
空木でさえ、視えなくなることがあるのだから、 べつに、空からやってくるいきものがいたって、 なんら不思議なことではない。……と、空木は思う。]
……ふう、 ぐっ!
[ ふうん。と訳知り顔で頷こうとして、 飛んできたボールが腹にぶち当たった。
やっぱり、空木の周りにこんなやつはいないし、 こいつはひとじゃあないのかもしれない。と思って、
空木は恨めしそうな目をして、 思い切り、一直線に青いボールを投げ返す。]
(157) 2018/08/26(Sun) 10時半頃
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[ ──その後、 逢魔が時の冒険譚、ともいえる、 空気みたいなよい子の書いた作文は、
『 とても すてきな おはなしだけど、 さく文には 本とうのことを かきましょう 』
というコメントと、形ばかりの丸がつけられ、 朗読をする。ということを、誰にも許してもらえない。*]
(158) 2018/08/26(Sun) 10時半頃
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―朝・購買―
[チャイムの音>>#0が聞こえてから、 幾らか経った頃に、乃歌は漸く廊下へと足を踏み出した。
結局、昨日は碌に食事もとれなかった。 未だ重い瞼を擦りつつ、乃歌は購買のパンを手に取る。 イチゴジャムパンと、チョコスナックパン。 それから野菜ジュースを袋に入れて、 代わりにワンコインを置いておく。
釣りはいらねぇ、なんてかっこいい真似をしたわけではなく 単純に、アナログなレジの使い方が分からなかっただけだけど まぁ、それはさておいて。]
(159) 2018/08/26(Sun) 11時頃
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[再び保健室に戻ろうとして、遠くの人影が目に入る。 こちら側に歩いてくる影>>144を認めて、 乃歌の表情はみるみるうちにひきつった。
弾かれたように踵を返して、乃歌は階段を上る。 誰も、何も、悪いことはしていないというのに。 分かっていても、足は勝手に動く。 逃げなきゃ、と脳が警鐘を鳴らす。
ぱたぱたと軽い足音を響かせて、 逃げ込んだのは、最初に足を踏み入れた場所と同じ、 静かな、誰もいない家庭科室だった。**]
(160) 2018/08/26(Sun) 11時頃
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──現在/上階へ──
[ 荒っぽい足取りで、空木はその場を離れた。
行く当てなど考えていなかったが、 無意識のうちに、たぶん、 上階を目指していたのだ。
現れた人形は幻などではなく、 瞬きを繰り返したって消えやしない。
そのことをもう充分空木は知っているが、 非現実的な世界なら、或いは。と、 現実から逃避するようなことを考えるのも、 なんだかずいぶんと、滑稽な話だ。]
(161) 2018/08/26(Sun) 11時半頃
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[ 握り締めたたばこをそのままに、 ずんずんと廊下を歩いていた空木は、 もう、視界の翳みなど気にならなかった。
遠く、廊下の向こう側>>160に、 見知った人影があるのに気づいて、 空木は、声をかけようと思ったのだ。
──彼女の現状について、
空木は、一色が異性を悉く避けている。 ということくらいは知っているが、 別の言い方をすれば、それだけだ。
みるみるうちに表情を変える一色に、 なにも思うことがなかった。と言えば嘘になる。]
(162) 2018/08/26(Sun) 11時半頃
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[ ──ちょうど、空木だって上階を目指していた。
ついで。というのも、厳密にいえば正確でなく、 明らかに後を追う意思を持って、 空木は一色の駆けてったほうに歩いた。
駆け上る──或いは、踏み鳴らすように。 階段を上り、一色の駆け込んだ教室の前に立つ。
握り締めた白くもろい箱が、 握力にぐしゃりと負けて、いびつになる。]
──弓木も、いなくなったから!
[ 空木は言う。 扉越しでも聞こえないフリができないように、 空木は、大きな声で言う。不機嫌である。 耳を塞ぐんじゃねえぞ。と、思っている。]
(163) 2018/08/26(Sun) 11時半頃
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[ 安藤がいなくなり、弓木が消えた。
空木はそのことにひどく苛立ったけれど、 彼女にとっては、どうだか知らない。
直接聞いたわけでもないのに、空木は、 そりゃあ息がしやすかろう。と思う。]
(164) 2018/08/26(Sun) 11時半頃
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──次は、だれだろうな! そのうち、出てこれるようになるんじゃねえの!
[ 喚けば喚くほど、脳が膿みでもするように、 むかつく。ということばかりが占めるのだ。
感情に任せて、扉を蹴りつけようとして、 ──一度振り上げた足を、そのまま床に下ろす。
むかつく。と思って、頬の内側の肉を噛む。 むかつく。と思いながら、 空木に保てる自制心など、その程度のものである。]
(165) 2018/08/26(Sun) 11時半頃
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[ はあ、と大きく吐いた息は震えていた。
ろくに回っちゃあいない頭で、 咄嗟に「 ごめん 」という言葉は浮かばなかった。
空木は腹を立てているのに、 廊下では、陽気な音楽ばかりが流れている。
空木は、無言のまま踵を返す。 どこかに行こう。と思って、 足音を立て、扉の前から立ち去った。 どこかの廊下の隅にでも潜ろう。
八つ当たりならばいくらでもできそうで、 一方、空木は正しくひとのフリをしたかった。*]
(166) 2018/08/26(Sun) 11時半頃
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/* こんな最低なホストがこれまでいたか? という顔をしながら動かしている。
(-9) 2018/08/26(Sun) 11時半頃
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/* 理おこんないで;; 英司はその5倍現実でキレてっけど
(-10) 2018/08/26(Sun) 12時頃
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―― 幼少の頃>>151 ――
あだ名ァ?
[空気があだ名って何だよ。と思った。 ”へんなやつ”って目で見つめ返す。
――ちょっとした意地悪を 「みんな」でやるやつの事なんか、 少年はその時も、それからも、 これっぽっちも理解できない。>>151>>152]
[異星人と異星人みたいだ。 どこか似ているのに。 ハロー、ハロー。こっちの言葉は通じてますか。 その笑顔にはどんな意味がありますか。>>153]
(167) 2018/08/26(Sun) 12時半頃
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[とん、とん、と蒼いボールが跳ねる。 ――友達がいない、といわれて、 ぎくっ、と音がするようだった。]
うっせぇ。いなくてもいーんだよ
[言い返す。ぽーんとボールが飛んでくる。>>154 ごっこ遊びといわれて更に意味がわからなくなった。]
ごっご遊びでやるのはヒーローか 悪のかいじんにきまってる くーきとか、ひまじゃん てか親とかいたらくーきじゃないじゃん
[へんなの。ってやっぱり思った。 兄弟なんかいないから、家庭という箱庭の中で 優劣や区別をつけられるという感覚を知らない。]
(168) 2018/08/26(Sun) 12時半頃
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[施設の中でそういうものはあったけれど 明らかに母数が違うから、 受ける印象はやっぱり違う、のだと思う。
目の前の少年よりも、 少年はガキで、悪い子だった。]
…………、
[わかってるくせに、と見透かしたように言われる。 なんだこいつ賢い。 ひとから見えていない―― そうなのかも、と 追いかけてこない大人を思い、考えて ……フンッ、と鼻を鳴らした。]
(169) 2018/08/26(Sun) 12時半頃
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今はおまえに見えてるから別にいーよ
[明日は? あさっては? その先は? ――――そんなの、関係ない。 ボールを投げて、落ちるまでのたった一瞬が 永遠になりえる子供なのだから。 そんな先のことは知らない。 今は、別に遊べているからいい。 そんな滅茶苦茶なことを思った。
……帰ればまた誰からも見えなくなると すぐに認めたくなかっただけ。]
[空の向こうから来たと騙る。 夜はすぐそこに足音を響かせていた。 普通のこどもは家に帰らなきゃいけない、 そんな時刻は近づいてきている。]
(170) 2018/08/26(Sun) 12時半頃
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少女 Aは、メモを貼った。
2018/08/26(Sun) 12時半頃
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[相対するおとなしそうな子供は、 ふわと沈んできた夜に馴染んで見えて だから、なんとなく、仲間だ、と思った。 施設の外にいるくせに。>>157]
(171) 2018/08/26(Sun) 12時半頃
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[――蒼いボールがその子の腹にぶちあたる。 ははっ、と性格悪く笑って 嬉しそうに笑顔をほころばせる、ひとでなし。]
――みたか! なかなかいー球……ちょ、 ……っでぇ!
[一直線に投げ返されたボールが顔面に当たった。 ぽーん、と飛んでいきそうなボールを慌てて拾う。]
おっまえやっぱくーきじゃねえじゃん!!!
[こんな自己主張の激しい空気はいない。 ぎゃんぎゃん吠えて、子供らしくげらげら笑って まっとうな子供の、親が心配する前に、 (自分は心配されると思っていない) 少年は公園を去ることにする。]
(172) 2018/08/26(Sun) 12時半頃
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たのしかったー。じゃあなー
[言い合ったこともさっき怒っていた事も けろりと忘れるように、少年はその場を立ち去る。 施設に帰ってから 「空気に会った」と、ぼそりと施設の大人に言ったが いつもどおり鼻で笑われ忘れられたので、 その奇妙な冒険譚は、 少年の記憶の中でしか綴られていない。]*
(173) 2018/08/26(Sun) 12時半頃
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[蒼いボールを持って、ただただあの公園へ赴く。 けれどあの日のように空気に出会うことはない。]
「……つまんね」
[少年は蒼いボールを跳ねさせて、 そのまま星を見て、どこかにいってしまう。
空気のごっこ遊びをしているうちに いつか溶けてしまったのかもしれない。 溶けてしまったやつってどう探せばいいんだろ? ――わからないまま、 公園にいくこともやめて、小学生の時は過ぎる*]
(174) 2018/08/26(Sun) 12時半頃
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──回想/夜の公園>>128──
[ 仁鳥は、ちろり。と小さく舌を出した。 唇に指をあて、示すような仕草に、 空木は、無性にうれしくなる。
舌を出した、だらしない顔のままで、 目を細めたのは、笑みのつもりだった。
ようやく、傷だってすぐに塞がる粘膜を、 口の中に戻して、機嫌よく言う。]
(175) 2018/08/26(Sun) 12時半頃
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仁花さんは、変。って顔しないで、 聞いてくれっから、うれし。
[ 好きなものを認めてもらえるのはうれしい。と、 ごく単純なことを、空木はしきりに感じる。
さっきちらりと見た舌は、 気のせいか、体格の差か知らないが、 空木のそれより薄っぺらそうに見えて、
ぶすり。と、 簡単に穴が開きそうだ。って空木は思う。]
……仁花さんも、やればいーのに。
[ と、それを良いものとしている空木は、 なんの他意もなく言って、屈託なく笑う。]
(176) 2018/08/26(Sun) 12時半頃
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[ 夜に会うとうれしい。ことの、 理由を仁鳥は簡単に言葉にする。
なるほど。と空木は思った。 夜に約束をする。ということを、 空木はしたことがないので、 偶然と必然に違いがあるのかは知らない。
ブランコから上手に飛び降りれただけでも、 あと数年でおとなになる空木は、 こんなにも単純に喜べる。
いえーい。と、こぶしをぶつけて>>130、 空木は、ばかみたいだ。と思って、 大きく口を開けて笑う。たのしい。]
(177) 2018/08/26(Sun) 12時半頃
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[ 兄ちゃんとは違う。と、仁鳥は言う。 そうだね。と、空木は言う。
何度寝起きしても、兄は兄のままで、 妹は妹のまんまだった。]
仁花さんは、仁花さん。 ……でも、偽物も本物も、大差ねえよ。
[ 肩に乗せられた頭>>132にどきっとしたのを、 柄にもなく。というのはおこがましい。
空木は、平凡な男なりに緊張し、 大差ねえよ。なんて、ちょっと尻すぼみになる。]
(178) 2018/08/26(Sun) 12時半頃
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[ ……家族なんて所詮、 複数の人間の集まりに過ぎないんだから、
本物も偽物も、嘘も真も、 ごっこ遊びも血のつながりも、 そこに、大して違いなんかない。
──って、空木は思っている。]
(179) 2018/08/26(Sun) 12時半頃
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