248 冷たい校舎村6
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
夜笑国 メイは、メモを貼った。
2018/08/19(Sun) 12時半頃
|
[男って奴は、どいつもこいつも ロクデナシばっかりだ。]
(128) 2018/08/19(Sun) 12時半頃
|
|
―自宅―
[ワンルームは家主の巣だと言ったのは誰だろう。 言い得て妙だと一色乃歌(いっしきのか)は思う。
一人暮らしを始めて数ヶ月、 家事を担ってくれていた母の偉大さを 痛感し始めた今日この頃。 未だに自炊は数える程しかしていない。
この巣も、綺麗な場所とは言い難い。 抜け殻のように脱ぎ捨てたパジャマや カバンの中でくしゃくしゃになっていた レシートやクーポン券を踏んで 卓袱台の前にぺたんと座り込んだ。
菓子パンを貪るように口に入れる。 イチゴ味の蒸しパンは 一分と経たず胃の中に収まった。]
(129) 2018/08/19(Sun) 12時半頃
|
|
[食後のデザートの代わりに そわそわと開いたおまけのシールには 大好きな黄色いネズミが貼られていた。 自然と頬が緩む。
キャラクターだらけのコルクボードに 新しい仲間を貼り付けて。 そうしてから、ようやっと乃歌は ご機嫌な表情を能面のように削ぎ落として 身支度を始めたのだった。]
(130) 2018/08/19(Sun) 12時半頃
|
|
[暗い部屋で煌々と光るテレビの中、 女性アナウンサーがニュースを読み上げている。
やれ政治家がどうの、不倫がどうの 日がな一日繰り返される画面を黙らせて、 申し訳程度にアイロンをかけた制服を纏う。]
……クリーニング出さなきゃかなぁ。 まぁ、いっか。
[外の雪景色と部屋の冷え込みに 一年ぶりに引っ張り出した橙のパーカーは クローゼットの袋の中で少し皺になっていた。 悩むこと数秒、制服の上に羽織る。 ウインドブレーカーや防水のスニーカーを しっかりと装備して 玄関の鏡の前でくるりとターンを決めた。
我ながら可愛い。そう思う。]
(131) 2018/08/19(Sun) 12時半頃
|
|
[サヨナラ逆転満塁ホームランだとか アイドルだかバンドマンだかの自殺>>59だとか 蝉の鳴き声と共に繰り返された話は、 乃歌の頭の中からもう薄れつつあった。]
(132) 2018/08/19(Sun) 13時頃
|
|
いってきまぁす。
[出かける時は、誰かが居るように振る舞え。 幼い頃に父に言われた防犯の知識を 乃歌は未だに守っている。
誰もいない、居心地の良い巣に 後ろ髪を引かれつつ家を出る。 深い深い、ため息を吐いた。
男が蠢く場所に行かねばならないことは あの日以来、苦痛だった。]
(133) 2018/08/19(Sun) 13時頃
|
|
[平成最後の文化祭で、 一色乃歌は、男性が嫌いになった。
憎悪とすら呼べる眼差しを向けるようになった。 男性という存在を、心の底から嫌悪するようになった。
それは、親しくしていたクラスメイトや 幼馴染とて例外ではない。
顔を見るだけで胃のあたりがむかむかする。 声を聞くだけで鳥肌が立つ。 話すだけで吐き気がこみ上げる。 触れられるだけで―――いや、考えたくもない。]
(134) 2018/08/19(Sun) 13時頃
|
|
[けれども、世界が変わってしまったとて、 家族に迷惑をかける訳にはいかない。
叫び出したい気持ちと 逃げ出したくなる足を叱咤して 我らが学び舎へと向かい始めた。
家が恋しい。そう思う度に過ぎる白昼夢に 吐き気を堪えるように俯いた。]
(135) 2018/08/19(Sun) 13時頃
|
|
[少し口うるさいお母さんも、 休みの日は寝てばかりいるお父さんも 口うるさい兄貴も、至って普通の人間だ。 変わった所は何も無い。幸せな場所だった。
あの文化祭の日までは。
何か言いたげだった兄貴の言葉の その続きを聞くつもりは無い。 送られてきた手紙は埃を被り続けている。 もう一生、読まれることは無いだろう。 兄が、兄である限りは。]
(136) 2018/08/19(Sun) 13時頃
|
|
[そうして、今。
平成最後の冬に、一色乃歌は さくさくと足跡を残している。 こちらは、雪か、或いは他の足跡で すぐにでも消えてしまうんだろう。
それでも、どうしようもない傷跡だけを残した 茹だるように熱くて、長い 平成最後の夏より、ずっといい。**]
(137) 2018/08/19(Sun) 13時頃
|
|
/* 44(0..100)x1
(-39) 2018/08/19(Sun) 13時頃
|
|
―― コンビニ:イートインコーナー ――
[熱いコーヒーを冷ますために、 私の紙コップの蓋は開けっ放しだったので、 真っ黒なコーヒーがきっと日夏君にも よく見えたと思います。
白い世界に、黒い飲み物。 白と黒。光と闇。
一寸先は闇なんて言いますね。 受験生にとって、未来はそんなものかもしれません。 けれど、日夏君はきっと違うのでしょう。 一寸先も、きっと光なのだと思います。]
(138) 2018/08/19(Sun) 13時頃
|
|
[そんな取り止めのない思考は、 日夏君の返事が耳に届くと、>>64 あっさりと霧散しました。
そんなこと、あるわけありません。 私は曖昧な笑みを浮かべて、 日夏君に向かって首を横に振ってみせます。]
万に一つも、ないよ。 ……でも、もしもそんなことがあったら、 日夏君には連絡しないかも。
だって、日夏君に連絡しないで、 私に連絡が来たなんて思わないしね。
(139) 2018/08/19(Sun) 13時頃
|
|
[当然、日夏君にも連絡が行ったものと思って、 私は、男子への連絡を日夏君に任せた気になって、 女子にしか連絡をしないでしょう。
大雪で休校になった学校に、 3年5組の男子だけが集まる光景を想像すると、 ちょっぴり愉快な気持ちになりました。]
(140) 2018/08/19(Sun) 13時頃
|
|
[実のところ、私はそういう人間です。 真面目なんかじゃありません。 与えられた役割しか果たせない、モブなだけです。
自分というものがなく、求められたことを 淡々とこなしていることしかできないのです。 それを“真面目”と言われるのは、 分不相応な評価を頂戴しているとしか思えません。
だから、真面目だと言われるたびに、 私はこっそり居心地が悪いのでした。]
(141) 2018/08/19(Sun) 13時頃
|
|
[雪道を自転車。>>64 雪道を全力疾走。
日夏君の言葉に、 私はクラスメイトたちを思い浮かべます。
自転車通学の似鳥さん。>>60 いつもにぎやかな桜ヶ台さん。>>117 ……確かに、少し心配です。]
あ。
[そんな時でした。スマートフォンに メールが届いたのは。 送信者名に私は軽く目を瞠ります。 なんというタイミング。 日夏君に軽く断って、私は文面に目を通して、 そうして返信文を打ちました。]
(142) 2018/08/19(Sun) 13時頃
|
|
差出人:庄司 夜子 宛先:桜ヶ台 あかね
おはよう。 休校の連絡は来てないよ。 コンビニで日夏君に会ったけど、 日夏君にも連絡ないって。 ありがとう。桜ヶ台さんも気をつけてね。
(-40) 2018/08/19(Sun) 13時頃
|
|
[送信完了を確認すると、 私はテーブルにスマートフォンを置きました。
手に取った紙コップは大分ぬるくなっていて、 もう蓋を外している必要もなさそうですが、 今更蓋をする気にもなれません。 コーヒーを一口飲んで、その間に返事を考えます。]
なんだったっけ。そうだ、進路だったね。 私が受けるのは、
[そうして、私は比較的近隣の、 公立の看護大学の名前を挙げました。
別に、献身の精神があるとか、 そういう立派な理由ではありません。 看護師なら就職に困らないだろう、なんて それだけの動機でした。]
(143) 2018/08/19(Sun) 13時頃
|
|
[独り言のような日夏君の呟きには、 思わず目を瞠りました。>>67]
……私には、恐れ多いな。
[きっと、日夏君のその言葉に、 深い意味などなかったでしょう。 そんなことは重々わかっていたのですが、 私の返事は少しばかり間が空きました。]
(144) 2018/08/19(Sun) 13時頃
|
|
[私は、主人公ではありません。 主人公の友人ポジションですらないでしょう。 私に似合うのは、せいぜい、 主人公の噂話をする、少女A役です。
いかにも主人公然とした、 学級委員長の日夏君。 そんな日夏君と2人で宇宙船に乗って、隣にいるのが 私なんていうのは恐れ多い。 そんな風に思ってしまったのでした。*]
(145) 2018/08/19(Sun) 13時頃
|
|
── 回想 日夏と>>94 ──
映画、ありそー。 高校生がわちゃわちゃしてるようなやつ。 おれら平成最後の高3? すげーね。
[ 日夏との会話は、異なる言語をもってして、 コミュニケーションを図っているみたいだ。 と、空木は思う。空木の会話コマンドは貧弱だ。
そのときはまだ、その家に住んでるのは、 空木ひとりじゃあなくって、 昼間、空木が散らかしたって、 少なくともリビングなんかは母が片付けていた。 ばかみたいにものを買うことを始める前だった。
だから、ごく普通の部屋>>94だ。 どうぞおくつろぎください。]
(146) 2018/08/19(Sun) 13時頃
|
|
日夏がぱしり? 似合わねえ。 ひと、顎で使ってるほうが、似合いそ。
[ 日夏の何を知っていると言われれば、 人づてに聞く噂と、その尊大な口調くらい。
空木は、どうにも会話の中で、 ぱっと言葉を選ぶのが下手であったから、 演劇の真似事、と言った日夏>>96を、 すこし、羨ましくも思う。そのくらい口が回れば。
……なにも変わらなかったような、気もするけど。]
(147) 2018/08/19(Sun) 13時頃
|
|
[ 日夏が相変わらず言葉を紡いでく>>96のを、 空木はぼうっと見ていた。フォローが居た堪れない。
それだけ喋ってくれればのども乾くだろう。 カップに伸びた指をちらりと見やれば、 出した物を褒められれば、そりゃ悪い気はしない。]
マジ? コーエイです。つか、照れんね。
[ へへ、と笑ってもそもそと告げる。]
料理は、なんかやること多くてややこいけど、 飲み物って混ぜたりするだけで、 いろんな名前になるから、おもしれーじゃん。
[ 調理担当に就くにしては荒っぽいことを言って、 空木は簡単に気を良くする。]
(148) 2018/08/19(Sun) 13時頃
|
|
おれがいれるよりうまい、っつったくせ、 日夏、料理も飲み物もだめなのかよ、ウケる。
[ けらけらと、久々に声を上げて笑う。 舌の真ん中へんに、銀色の球体が突き刺さっている。
空木はお気楽だ。と、自分でも思っている。 品行方正な高校生の姿の日夏が、 空気のこもった我が根城にいることさえ、笑える。
ワンセット、というのはちょっと申し訳ないが。]
うん、連太郎にも、よろしく言っといて。 ありがと、たのしかった。また遊びにきてよ。
[ へらりと笑って、応えるように手を振る>>99。 御足労おかけしました、と言った時の居た堪れなさは、 もうほとんど薄れて、忘れかけていた。*]
(149) 2018/08/19(Sun) 13時頃
|
|
/* 空木、べつにおばかになる予定じゃなかったんだけど、 どんどんすごいばかになっていますね。 もっとこう、物静かで淡々と会話ができる男のはずでは?
(-41) 2018/08/19(Sun) 13時半頃
|
|
―― 回想:書記のお仕事 ――
[モブである私が、3年5組という世界において、 書記という立場を得ているのはおかしい。 そんな説もあるのかもしれませんが、 そもそも、私が書記になったのは、 立候補したからではありませんでした。
委員長が決まって、副委員長が決まって、 庶務が決まって、 最後まで決まらなかったのが、書記でした。
たまたまその時、担任と目が合ったのが私で、 「やってくれないか」と言われたのが私でした。 それだけのお話です。
与えられた役割しか果たせない。 求められたことをこなすことしかできない。 そんなモブは、与えられた“書記”という役割を ありがたく頂戴したのでした。]
(150) 2018/08/19(Sun) 13時半頃
|
|
[そして、実際のところ書記という役職は、 これ以上なくモブ向きと言えました。
書記に与えられた役割とは、記録すること。 交わされた議論を、 話し合われた内容を、 その結果、決定された物事を、 黒板に、議事録に、記録することです。
意見を求めることはあっても、 意見を求められることはないのです。]
(151) 2018/08/19(Sun) 13時半頃
|
|
[文化祭もそうでした。 ホームルームで、企画を何にするか 話し合いがもたれた時も。
“演劇” “喫茶店” “展示企画”
あげられたそんな提案を、 私は黒板に書いていきます。 話し合いの結果、喫茶店に決まると、 私は黒板の“喫茶店”の上に、 ピンクのチョークで花丸を書きました。
指先に残ったチョークのピンク色を、 なぜかよく覚えています。*]
(152) 2018/08/19(Sun) 13時半頃
|
|
/* 一色 乃歌:44 桜ヶ台 あかね:63 阿蘇 連太郎:34 日夏ヨスガ:77 空木 理:80 仁鳥 仁花:82 弓木 英司:91 庄司 夜子:69
91>82>80>77>69>63>44>34 初回落ちどころか今のところ最終日組になるのでは(真顔
(-42) 2018/08/19(Sun) 13時半頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る