208 【突発百合RP】10年目のラブレター
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……じゃあ、そろそろ行ってくるね。 いない間のご飯は……知ってる、私より作るのうまいに決まってるでしょ、プロなんだから。
うん、帰ったら、一緒に頑張ろうね。
[あの頃からずっと、胸の奥深くに、 ほんの少しだけ残る、甘いような、痛痒いような、 優しい後悔。
この機会に、それを融かすことが出来るんだろうか。 そうしたら、私はこの人との日常がもっと穏やかになるのだろうか]
じゃあ行ってきます、着いたら一応連絡するね。 [この、ほんの触れるだけのキスのように、穏やかな日常が]
[あの頃夢見ていたような日々から、 夢ばかり見ていたあの頃の日々から、 ただただ、遠ざかりながら]
(138) 2017/01/28(Sat) 23時頃
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/* わああ、アイリスうううあああああ ご参加ありがとうございます(深々
やばい(やばい うれしい(うれしい
(-22) 2017/01/28(Sat) 23時頃
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もし良ければ、在校生達が冬休みの間に来てみませんか、だって。 あたしは行こうと、思ってるけど。 エリ、行く?
[問いを向けた相手はあたしと同じ字を書く同級生。 愛梨。あたしはアイリで、彼女はエリだ。 数秒の間――エリはゆるく、首を振った。]
ん。そっか。 じゃあ、誰か伝言しとく? もし逢ったら、だけど。
[その問いにも同じように、淡く微笑してエリは首を振る。それはそうかもしれない。あれから十年――卒業してからでも六年になるのだから。]
ん、じゃあ、そゆことで。 お土産くらいは、買ってくるよ。
(139) 2017/01/28(Sat) 23時頃
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― 懐かしい頃のこと ―
[バレンタインのチョコレート。 その話題は、私にはまるで遠い物だった。 「イケメン二人組」にさえ、「王子様」にさえ、遠い客席から見詰めることはあっても、贈り物をしたことなんて、私にはなかったのだから。
「そんな恥ずかしいこと、できない」 「皆こぞって、バカみたい」 ――とまで口には出さない程度に空気は読んでいたけれど、あの頃の私は、そんな堅物というか潔癖な少女だった。
そんな私にも、どういう訳だったか10年前、後輩の子からチョコレートが来たことはある。 その時、受け取って感謝の言葉は紡げても、笑みもせずにすぐにそっぽを向いて立ち去ってしまったのを、私は覚えている。 その子との関係は、果たしてその後どうなったことやら――。]
(140) 2017/01/28(Sat) 23時頃
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百合村に見切り発車かつ人妻で入るという暴挙。
(-23) 2017/01/28(Sat) 23時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2017/01/28(Sat) 23時頃
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[率直に言ってあの頃、三船さんのようなタイプとは殆ど仲良くしなかったどころか、嫌悪していた。 見た目の派手さだけでなく、中学の頃から為されていた数々の噂>>74を、私は大して疑いもしなかったから。 そして……そんな噂が耳に入ることすら、嫌だった。
とにかく、こうした意識と態度の所為で、教室の中で微妙な疎外感を得続けていた。 尤もひとりならひとりで、手元にはいつも編み物の楽しさがあったから良かったのだけれど――。 そんな私だったけれど、とりあえず程度に級友との人付き合いは怠らなかったし、流れに乗る形でメアド交換はしていたりもした。
そしてそんなアドレスの数々を、私はなんだかんだで持ち続けている。 話すか話さないかは兎も角、繋がる術を、なんとなく持ち続けているのだ。*]
(141) 2017/01/28(Sat) 23時頃
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/* ふー。うっかり入っちゃった。
とりあえずこの村に入った目的はイメージソングの二曲で8割占めてるので! あとはどう使うかだけです!
(-24) 2017/01/28(Sat) 23時頃
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―食堂―
[席について早速食べ始める真輝に>>133 ワンテンポ遅れて、箸を持つ。真輝の食べっぷりに感心しながら、これは食べ終わるのもあたしがだいぶ後だなぁ、なんて。]
うん?
[もぐもぐしながら言葉を聞いて>>135、嬉しいと言われれば、咀嚼し終えたタイミングで、にっと笑みを浮かべる。]
そうね、メールしてたけど なんだかんだ会う機会はなかったしさ。 あの頃も、別に仲良かったわけじゃないし。
[不思議という言葉に、深々と頷いて。今木先輩とのやりとりでも、手紙の謎は深まるばかりだったから、そのことは言及しない。]
4年前にメールくれたのも、嬉しかった。 あたしは、この学校を確かに卒業してたんだなって、 思い出せた気がしてさ。
[懐かしむように目を細め、しみじみと紡いだあとで、あたしらしくないなと頬を掻いて誤魔化した。]
(142) 2017/01/28(Sat) 23時頃
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[ズレているかと問われれば>>136]
まぁズレてるかも? オシャレは嬉しいけど、番長て。
[堅物だと思っていた子が、そういう面白い表現をするのがツボだった。いや、意外とそれはあたしの思い込みなのかもしれない。]
そっか。 あたしはあの頃も今も、真輝のことを知らないんだねぇ。 接点が少なくても、長い時間、同じ教室で、 セーシュンしたのにね。
[関わろうとしなかったのは、彼女なのか、あたしの方か、あるいはお互いなのか、それはもう遠い記憶だけれど。*]
(143) 2017/01/28(Sat) 23時頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2017/01/28(Sat) 23時頃
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―学園への移動中―
……結構かかるんだなあ、時間。
[郊外の古民家に決めた以上、どこに行くにも時間はかかる。 そして、その時間は色々なことを思い出すには十分で。]
……そっか、なくなるのか……
[きっとあの日々は夢だった。 「昨日のことのよう」なんてありがちすぎる言葉だけど、 夢でもなければ、こんなに昨日のことみたいに次々に溢れてきたりしない。]
[何の取り柄もない、お菓子と漫画が好きで、同じように地味な子たちと普通に日々を過ごすだけの日々。 目立ったことがあったとすれば、自分が部長だった年の料理部の模擬店で、出したお菓子がその年一番の売れ行きだった時くらいのもの。 ……当たり前だけど、料理部が一番なのはほぼ毎年だから胸を張るほどでもないし]
(144) 2017/01/28(Sat) 23時頃
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―― 10年前 メイドリフレクセラピー キャット ――
[今木は短時間で高収入が得られるアルバイトを探していた。 勉強と両立させるためにそこまでがっつりとアルバイトしているわけにはいかないけれど、月に数日だけやはり歳相応の生活を送るにはお金はどうしても必要になる。 そんな中で見つけた驚くような好待遇の仕事。 悩みや迷いもあったけれどその単純さ、そして高収入に惹かれた私はそこで働いてみようと決意する。
選んだアルバイトは普通にマッサージするだけの簡単なお仕事だった。
ただ一つだけ通常と違うのはメイド服、そして喋り方を変えなければいけないと言うだけ。
基本はご主人様、これが絶対の接客言葉だった。
当然そんなこと学校には言えず友人にも知らせずあくまで隠れてしていたのだが、ある日のこと・・・同じ学校の生徒がお客として来たことが一度だけあった。*]
(145) 2017/01/28(Sat) 23時半頃
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─ 寮の裏口にて ─
[緊張しながらも、呼び鈴を鳴らすと 突然の訪問にも関わらず 寮母のマリアンヌはあの頃と変わらぬ 包み込むような温かい笑顔で迎え入れてくれた。
「瑠璃、ちゃん? 瑠璃ちゃんだよね? まぁったく、久しぶりじゃないか。元気にしてたのかい? 誰からも、何処からも、噂を聞かないから、心配してたんだよ。 ああ。けど近況は後で聞こうかね。 お腹すいただろ? ハンバーグできてるよ。食べないかい?」
相槌を挟む暇もないほど、捲し立てられて こんなところまで昔と変わらないんだなぁ…、なんて 懐かしさに口元が緩んでしまう。]
(146) 2017/01/28(Sat) 23時半頃
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[食事は、朝から取っていない。 たぶんお腹は空いているんだと思う。
けれど、肉汁がじゅわっと溢れ出しそうな この香ばしく美味しそうな匂いにさえ、 今は食指が動かなかった。
懐かしさで、なんだか胸がいっぱいになりすぎて とても喉を通りそうにない。
だから、そのありがたい提案には 後でいただく旨を伝え、とりあえず辞退して、 先に、寮の部屋が見られないだろうか?と尋ねてみた。
可能なら、高2の時の…、あの部屋を。]
(147) 2017/01/28(Sat) 23時半頃
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[思い出の部屋は、今は空き室になっているらしい。
「見るだけなんて遠慮しないで、泊まってきな。 懐かしいシーツに包まれば、昔の夢も見れるかもしれないよ。 それが、いい夢かどうかは分からないけどさ。 ま、瑠璃ちゃんなら、さ。 追試がー赤点がーなんてことはないだろ。」
部屋のカギを手渡してくれながら 寮母のマリアンヌは、明るい声で笑った。]
(148) 2017/01/28(Sat) 23時半頃
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……すきだった、んだよね、あれ、きっと。
[恋のようなものは、していたと思う。 あのときは、あれが恋でなければ何もかも嘘だと思っていた。 そして、自分の中で燃え上がって、ぐるぐる悩んで、勝手に消し炭にして。
「庇護欲」「友情」「憧れ」そんな真っ当な言葉に無理やりくるんで。
そして、なんとなく男の人と知り合って、結婚なんてものもして、 よくある感じの思い出話みたいにして、よくある日常がこれからも続いて、 それでいいんだろうなって気持ちをどんどんどんどん重しにして]
すきだったから、それでいいかな。
[ちょっとだけ苦笑いみたいな顔をして、 中学生でも高校生でもない、思い出話を楽しむ大人の顔をつくった」
(149) 2017/01/28(Sat) 23時半頃
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[冬休みの帰省で、寮生の居ない廊下は しんと静まり返っていて 足音がやけに気になってしまう。
あの部屋に入れるというのは嬉しいけれど それだけ、生徒数が減っているということなのだろう。]
廃校…か……
[漏れ出た言葉までもが虚ろに響いた気がして 少し怖くなった私は 両手できゅっと自分を掻き抱いた。
ホラーはあまり得意ではない。 文化祭のお化け屋敷ですら、 こっそり泣いてしまったのは誰にも内緒だ。]*
(150) 2017/01/28(Sat) 23時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2017/01/28(Sat) 23時半頃
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/* あれ、絡みに行けないぞ、この設定。
やっちゃっ、た、かな?
(目泳ぎ)
(-25) 2017/01/28(Sat) 23時半頃
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