105 CLUB【_Ground】
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[迷い子の手を離すかたちで 自らの気持ちに封をしておきながら、 ティーは規則を破り、ひとつだけわがままを通した。
主人への愛を知ったチアキは、 後にこの触れ合いを 嫌悪と悔恨と共に思い出すかもしれない。
──けれど、 愛に塗り替えられる想いの中に、 たった一欠片でもいいから 自分(ティー)という存在を残したかった──。]
(-605) 2013/12/21(Sat) 01時頃
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[触れるだけ触れて、 すぐに離れるつもりだったくちづけは、 応えてくれるチアキの唇のやわらかさに、歯止めを失う。
深くあわせて舌を絡め、 くぐもった音を立てて唾液を啜る。
まるみを帯びた頬を想いのこもった指先でたどり──]
…────、 ッ
[呼吸の限界を感じて、 ようやく引き剥がすように唇を離した。]
(-610) 2013/12/21(Sat) 01時頃
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/* シメオンに焼き土下座しながらカタカタターン!
(-617) 2013/12/21(Sat) 01時半頃
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[狭く薄暗い毛布の中で、 チアキは目隠しで封じられているのに、 どうしてこんなにも目を惹きつけるのか。
上気した頬も、蜂蜜を塗ったように濡れて光る唇も、 ティーの心を捕えて離さない。
だから──、 切ない笑みの刻まれた唇を親指の腹でぬぐい、 今度こそ、触れるだけのキスを唇の端へ落とし、 チアキの背に腕を差し入れながら、毛布の海を割った。]
(-631) 2013/12/21(Sat) 01時半頃
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[毛布の海が割れ、チアキの背を抱き起こすように 腕でチアキの体重を支えたティーが顔を出す。
さらけ出された白い肌に、ティーの舌が這う。
自由になる方の手で尾の付け根をくすぐり、 先端へと指先で撫で上げた。]
(@203) 2013/12/21(Sat) 01時半頃
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