107 情報欄参照/いにしえの魔都と封印の輝石
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[斬られる。そう覚悟した危機は変転した。
右へ傾く身体。ヤウズの脇腹を掠め、こちらにまで赤色の雫を飛ばすナイフの鋭利な刃。 本来、これ以上無く正確無比に頚部を捉え、一撃で赤の海に沈められたろう刃は、がきん、と。
額を浅く割り、肩を掠める刃。 赤の線が、片目を閉じた視界で細やかに舞い、床面に突き刺さるは古めかしいも美しく映える戦槍の神器]
(115) 2014/01/12(Sun) 01時頃
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…ちっ
[飛んできた神器に右手のクルチが弾かれて吹っ飛ぶ。 残念なことに、脇腹と右足の傷で握る力が弱っていたようだ。]
『ヤウズ、すまない。大丈夫か?』
…大丈夫に見えるか?
[ヤウズの元に戻り、そう声を掛けるが、飛んできた問いに押し黙る。 ──はっきり言って、見えない。 脇腹が避けたロングコートの裂け目からは血が止め処なく溢れ出して身体を黒いロングコートに見辛い染みを作っていく。]
(116) 2014/01/12(Sun) 01時頃
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[ちらりとコバルトブルーの瞳がヤウズを映す。 ──無理だ。この状態で無理してオスカーの相手を出来たとしても、騎兵刀を握る彼女の相手を同時には。
そう判断すれば、はやかった。 ヤウズの普段より低い位置にある肩を踏み台にして、ミッシェルの方へと突き進む。
弾かれたように視線を翼竜に向ける。 あれ、この軌道…。 一瞬、目の前が弾けた。この先を見たくないとでも言うように。]
(117) 2014/01/12(Sun) 01時頃
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[そうか、僕の命は既にこの人に予約されている。 この人の命が僕の物なら――僕もこの人の物な、ワケで]
……………あっ……。
[戦闘に集中しなければ成らないのに、ほんのりと朱が混じ入る。 今漸く気づいたのだ。あの時叫んだ言葉は聞き取り次第で。 恐ろしく恥ずかしい事を口にしていたのだと。恥ずかしくて、むず痒いが。
必要以上に、意識して聖刃を握る両腕の力で、叱咤していた]
(118) 2014/01/12(Sun) 01時頃
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[鬱陶しいほど知識が流れてくる。無念という意識を従えて。 神託を受けた羊飼い。聖者や聖女。彼らの神器は月輝石を封印するために力をおいていた。
裏切り者の神器は、月輝石への執念を縛とし、だが利用しようとする欲に反応し、新しき時代にて力を求める手がくれば目覚めるスイッチとした。
では、隠者の神器はといえば…魔が強くなり目覚めるときに神器としての役割を思い出させる仕掛け。月輝石の目覚めにすぐに反応できるように封印という形で置かれていた]
(119) 2014/01/12(Sun) 01時頃
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[ひとりでは、到底敵う人では無かった。 だけど後少し。銀と青と、そして黒色の魔力に溢れるその人へ向けて]
――はぁ、あああっ!!
[斜め下から、斜めへ上に、腕と身体の両方を振るう様に。 聖刃はひと息に、ヤウズの胸元を狙うように、鋭く振り上げた]
(120) 2014/01/12(Sun) 01時頃
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――悪いね、オスカー。 背中を預かるには、少し心許なくなった。
[利き手に騎兵刀を握り、息を整えながら、半瞬だけ笑う。
シーシャの魔法で痛みは消えていても、体力まで戻ったわけではない。 数合の打ち合いで、間が必要になった。やはり、どうにも情けない]
(121) 2014/01/12(Sun) 01時頃
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[最後に台座に置かれた。隠者の経験と知識が積まれた神器は、次何かあった時の布石。]
"聖陣"
[意識に反して声が漏れる。 地下聖堂の天井付近に陣が描かれ光の玉が四つくるくると輪を描く。それはヤウズに落ちていくわけではなく。ただこの空間の争いを見守るように]
(122) 2014/01/12(Sun) 01時頃
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[おそらく、その半瞬が隙になった]
なッ――、
[身体それ自体を弾丸のようにして、突っ込んでくる翼竜。 槍があれば、刺し貫けたろう。隙がなければ、余裕をもって避けれただろう]
――づッ!?
[咄嗟、振るった騎兵刀は竜鱗に喰い込み、手からもぎ取られ。 そのまま、翼竜ともつれあうようにして、後ろに吹き飛んだ]
(123) 2014/01/12(Sun) 01時頃
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大切な家族が居るのに……
[...は飛刀がヤウズの身体を掠めた時、追撃の姿勢に移れなかった。 戦場に出るのであれば死も覚悟する。 自分はする必要はなかったが、それでも死ねば其れは自己の責任だと思っていた]
他人の家族を、どうして奪えるの……
[しかし、戦に関係のない者も奪われてしまう。 彼は今、家族を奪われることを悲しんでいるのだろうか]
(124) 2014/01/12(Sun) 01時頃
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[聖刃の切っ先が胸元に向く。咄嗟に神器を左手に持ったまま構えるが、それで保つかと言われれば、至極怪しい。
貫かれてもおかしくなかった。 しかも、意識は未だに翼竜の方へと向いている。]
ぁ…、
[血だらけで鉄の味がする口の中を恥ずかしげもなく晒すハメになったのは、目の前の出来事だった。
懐から飛び出したのは木で出来た荒削りの大きな杖。 それが聖刃とクルチの間に割ってはいるように宙を舞い、うっすらと銀色を帯びた何かを展開する。
昔、よく目にしたそれは必ず自分を護ってくれた。 ──障壁。そう呼ぶのが正しいのだろうか。 懐かしい魔力は愛しい義母のもので、自然とオリーブ色の瞳からは血涙が零れ出す。 銀色を帯びたコバルトブルーの瞳は優しげな色を灯したままで。]
(125) 2014/01/12(Sun) 01時頃
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ミッシェルッ!
[後方へと吹き飛んだミッシェルへと駆け出した。 横から割り込めるものならば割り込むべきだった。 しかし、一瞬呆けたが故に其れを見逃してしまった]
死んでない? 生きてる?
[創だらけの身体にあんなに強い衝撃が加われば傷口がまた開いてしまうかもしれない。 空を舞う埃が一人と一匹の姿を覆い隠していた。 ...は手で扇ぎながら近寄っていく]
(126) 2014/01/12(Sun) 01時半頃
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[でも、何故だろう。 ふと視界に入った己が手にする神器は淡く黒いの光を放っている。 ──呼んだ?呼んだのか?この神器が。
だが、考える暇はすぐになくなる。視界の隅で捉えたのは赤い液体。 そうだ、あの子が飛んで行ったではないか。 飛んで…行って……]
エンプレス!!!
[吹き飛んだ。女と一緒に。赤いナニカを撒き散らして。]
あ゛ぁあ゛ああああッ!?
[意味を成さない声が叫びになって漏れた。 ちがうんだ、ぼくがしてほしいのはそうじゃなくって。 チガウンダ、ボクガシテホシイノハソウジャナクッテ。
チガウンダ、ズット傍ニイテッテ。 ソンナフウニシテホシインジャナインダ。]
(127) 2014/01/12(Sun) 01時半頃
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[死ンデタラドウシヨウ。 今度コソ、独リニナッチャウ。 息ヲシテナカッタラドウシヨウ。 確カニ強クナッタハズナノニ。]
エンプレスニ近寄ラナイデェェエエッ!
[訳が分からなくなって、気が動転して、昔の言葉が覚束ない頃に返っていた。
咄嗟に右足に刺さったナイフを引き抜いて、翼竜の方へと近づく女に向かって投げていた。投げることに関しては、あまり上手くない。 使用する飛び具は銃なのだから、手から武器が離れていくことはない。 だから、掠りすらしないかもしれなかった。 それでも、歩みを止められればと]
(128) 2014/01/12(Sun) 01時半頃
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/*やば、必死に巻いてたけど更新時間が過ぎてから気が付いた。 コミットしたから時間延びてる
(-19) 2014/01/12(Sun) 01時半頃
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ッ……、
[どこかの傷が開いたらしいのは、濡れる感覚で判った。 だというのに痛みがないというのが、怖ろしい。 開いた傷がどれだけ重いのか、よく判らない。 痛みというのは、危険から遠ざかる人の本能みたいなもの。 それを麻痺させる魔法というのも良し悪しだな――そこまで考えて。 ああ、シーシャは闇属性遣いだったなと、妙に納得することになった]
――お生憎だが、まだ生きてるよ……、
[こちらに歩み寄るパティに、埃で咳き込みながら応じる。 生きているかどうかといえば――翼竜はどうなった。 ある程度の手応えはあったが、舞い上がった千年分の埃のせいで、確たるところは判らない]
(129) 2014/01/12(Sun) 01時半頃
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[愚かなれば自らの業に従って魔に滅ぼされる道を望み。
戦う意志があればこの力を託すものの意思に任せ
新しい路をゆくときは―――]
(130) 2014/01/12(Sun) 01時半頃
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[胸元を貫けるか、そろそろ此方の身もボロボロになりながら振るった剣で]
……アイギスの障壁……?
[違う、確実に違うが、何故だろう、どこか暖かい? 黒色をした物と質のどこか違う魔力?銀の奥に見える、少し無骨な木造りの。 オリーブの瞳から、赤い涙が流れるのを視て]
(131) 2014/01/12(Sun) 01時半頃
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『…………。』
[結構、深く刺さった。 勢い良く突っ込んだのだから当たり前か、と自嘲する。 ヤウズは守れただろうか。いや、守れたはずだ、大丈夫だ。
ヤウズが居るであろう場所に懐かしい魔力を感じて、嗤えてくる。 自分がこんなことしなくてもヤウズは守れたんじゃないかと。
気を抜けば意識が飛んで逝きそうだった。 だけど、意識を飛ばせば最後には返って来れないような気がして必死に耐え続ける。 聞こえた覚束ないカタコトの言葉を懐かしく感じながら、大丈夫、生きてると伝えたかったのに、口からはひゅうっと息が漏れただけだった。]
(132) 2014/01/12(Sun) 01時半頃
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[ヤウズと共に、視界の端で捕らえた赤色の雫]
ミッシェルさんッ!!
[吹飛ぶ金髪、翼竜の赤。眼の前からは意味を成さない叫び。
翼竜を。家族を奪われる痛みに悲しみ。 声に出しても尚足りない、魔力よりも鮮烈に迸る感情。 知っている。僕はその痛みを。だから瞳を伏せる]
(133) 2014/01/12(Sun) 01時半頃
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[正気を失くしている、そんな悲痛な叫びにも似た声で、ナイフが煌く。
家族を失くし、仲間を失くす悲しみは、誰に対しても理不尽に訪れる。 何度も何度も、どこかで誰かが何かを失くす。 何時は何処か、それが自分に悲しみが降りかかる番になる。
――長く、生き続ければ、そんな悲しみは、生き続けた分、降り注ぐ]
(134) 2014/01/12(Sun) 01時半頃
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[ふと意識の裏側で、茶と蒼の瞳を浮かべる娘が通り過ぎた。 そう、彼女は最期の時を、仲間の傍でと、強い意志で悲しみの中でも、穏やかに眠りを迎えた。
竜族の楽園。少数民族の悲哀、そう告げていた銀髪の竜騎士が過ぎる。 そして眼の前で、唯一翼の翼竜に、気を動転させて悲鳴する男を見る。
…………微かに、銀髪の竜騎士が告げていた、悲哀の意味を掴めた気が、その時、した]
(135) 2014/01/12(Sun) 01時半頃
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[少しぐらい落ち着けと頭の中で魔が喚く。 目の前が赤く弾けて、それからわけがわからなくなったままだ。
──知ってる。 俺は…ぼくは、この感覚をしっている。]
(*1) 2014/01/12(Sun) 01時半頃
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[だけど。否、だからと云うしか無いのだろうか]
――――ごめん…。
[唯その時、ひとつ呟いた。それだけで。 その行為はまたひとつ、家族を、仲間を、引きちぎる行為である事を、また強く自覚してその上から。
ぐうっ、とヤウズへ向けて神器の刃は突き出された]
(136) 2014/01/12(Sun) 01時半頃
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え、なっ!?
[奇声にも似た声色とともに飛んできたナイフ。 ナイフはくるりくるりと回転し、明らかに素人の投げ方だと分かるものだった。 ただそれは竜族が投げたものであり、潜在的な肉体能力に優れる彼らの投げる其れは自分のものよりも圧倒的に早かった。
何時もの様に、剣の腹で受け流す―― そう考え右手に持つものを振り上げたが、其れは剣ではなく杖だった。
飛んできたナイフはくるりくるりと空中で軌道を変えて落下し、杖をすり抜け――]
ぐっ!?
[...の太ももに深く突き刺さった。 着けている革鎧は要所を護るものであり太ももはガードされていない。 ...は久しぶりに感じた激痛に、床へと倒れ伏した。
最大の武器である、機動力を殺がれて]
(137) 2014/01/12(Sun) 01時半頃
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……力…貸せや。
[ミッシェルが体を動かすたび、傷を負うたびに、己に痛みが生じるのに、感覚は冴えていた。
哀れなまでに叫ぶ男がいた。そうだ、敵だった。長く長い間飛んでいた意識は、時間にしては一瞬だったようにも思える]
(138) 2014/01/12(Sun) 01時半頃
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は――……、
[己を案ずる、オスカーの声。 命のやり取りの只中で、そんな甘さを示されたことが嬉しくないといえば嘘にはなるが]
――阿呆! 女を気にしてる暇があったら、剣を振れッ!!
[そんな甘さに甘えたら、同じ場所に立っていられない!]
(139) 2014/01/12(Sun) 02時頃
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[魔だろうが、竜族だろうが、相容れないとなったならば、戦わねばならない。]
踏み躙る
[戦う意志さえなくしたら、望む心さえなくしたら、それはただのガラクタだ 輪を描くように漂っていた光の玉を一つにまとめ剣と化して落とす。
欲を背負い、裏切り者と叩かれながらも、繁栄を願った男の神器へと]
(140) 2014/01/12(Sun) 02時頃
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[オスカーの呟きに反応して其方を見る。 真っ赤なナニカを見たその時から、視界が赤く染まって全てが翼竜に─エンプレスに手を出すあの頃の人間に見える。
あの頃より遥かに力があるはずだから、だからちゃんと護れるはずだ。 エンプレスに傷1つ負わすことなく護れるはずだ。
目の前に展開された銀色を帯びる障壁越しにオスカーを見る。 オリーブ色の瞳に正気の光は灯っていない。ただ、再び深い闇を映し出す。 しかし、銀色を帯びたコバルトブルーの瞳は何でもないかのように優しげな光を保ったまま。]
(141) 2014/01/12(Sun) 02時頃
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[聖刃の切っ先を目の前の障壁が阻む。 慣れ親しんクルチへと姿を変えて見せた神器は、義母(ハハ)の杖を呼び出し、籠められた魔力を引き出した。
その為に淡く黒い光を放つ神器が酷く魅力的に見える。最初に手にした魔銃よりもずっと。
─欲する者の手助けとなるものを呼び起こす。呼び寄せる。 それがこの神器の能力だったが、そんなことをヤウズが知るはずもなく。]
(142) 2014/01/12(Sun) 02時頃
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